JP2003287493A - 測定装置 - Google Patents
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Landscapes
- Optical Measuring Cells (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全反射光を利用した測定装置において、スク
リーニングのスループットを向上させる。 【解決手段】 複数の測定ユニットを光ビーム30に対し
て直列な関係とする反射光学系35を備える。ウェル51と
該ウェルの底面に形成された金属膜12および該ウェルの
下方に突出した誘電体ブロック部52からなる測定ユニッ
トが2次元状に複数配列されてなる測定プレート50のQ1
列のP方向に並んだ複数のウェル51の界面に、光源10か
ら出射された光ビーム30入射手段20により分岐し並列的
に入射させ、該Q1列のウェル51の界面で反射した光ビー
ム30を反射光学系35の凹面鏡31により反射してQ2列のウ
ェル51の界面に入射させ、さらに、該界面で反射した光
ビーム30を凹面鏡32により反射してQ3列のウェル51の界
面に入射させ、該界面で反射した光ビームを光検出手段
27a〜eにより検出する。
リーニングのスループットを向上させる。 【解決手段】 複数の測定ユニットを光ビーム30に対し
て直列な関係とする反射光学系35を備える。ウェル51と
該ウェルの底面に形成された金属膜12および該ウェルの
下方に突出した誘電体ブロック部52からなる測定ユニッ
トが2次元状に複数配列されてなる測定プレート50のQ1
列のP方向に並んだ複数のウェル51の界面に、光源10か
ら出射された光ビーム30入射手段20により分岐し並列的
に入射させ、該Q1列のウェル51の界面で反射した光ビー
ム30を反射光学系35の凹面鏡31により反射してQ2列のウ
ェル51の界面に入射させ、さらに、該界面で反射した光
ビーム30を凹面鏡32により反射してQ3列のウェル51の界
面に入射させ、該界面で反射した光ビームを光検出手段
27a〜eにより検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面プラズモンの
発生を利用して物質の特性を分析する表面プラズモン測
定装置等の全反射光によるエバネッセント波の発生を利
用した測定装置に関するものである。
発生を利用して物質の特性を分析する表面プラズモン測
定装置等の全反射光によるエバネッセント波の発生を利
用した測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属中においては、自由電子が集団的に
振動して、プラズマ波と呼ばれる粗密波が生じる。そし
て、金属表面に生じるこの粗密波を量子化したものは、
表面プラズモンと呼ばれている。
振動して、プラズマ波と呼ばれる粗密波が生じる。そし
て、金属表面に生じるこの粗密波を量子化したものは、
表面プラズモンと呼ばれている。
【0003】従来より、この表面プラズモンが光波によ
って励起される現象を利用して、被測定物質の特性を分
析する表面プラズモン測定装置が種々提案されている。
そして、それらの中で特に良く知られているものとし
て、 Kretschmann配置と称される系を用いるものが挙げ
られる(例えば特開平6−167443号参照)。
って励起される現象を利用して、被測定物質の特性を分
析する表面プラズモン測定装置が種々提案されている。
そして、それらの中で特に良く知られているものとし
て、 Kretschmann配置と称される系を用いるものが挙げ
られる(例えば特開平6−167443号参照)。
【0004】上記の系を用いる表面プラズモン測定装置
は基本的に、例えばプリズム状に形成された誘電体ブロ
ックと、この誘電体ブロックの一面に形成されて液体試
料などの被測定物質に接触させられる金属膜と、光ビー
ムを発生させる光源と、上記光ビームを誘電体ブロック
に対して、該誘電体ブロックと金属膜との界面で全反射
条件が得られるように種々の角度で入射させる光学系
と、上記界面で全反射した光ビームの強度を測定して表
面プラズモン共鳴の状態、つまり全反射減衰の状態を検
出する光検出手段とを備えてなるものである。
は基本的に、例えばプリズム状に形成された誘電体ブロ
ックと、この誘電体ブロックの一面に形成されて液体試
料などの被測定物質に接触させられる金属膜と、光ビー
ムを発生させる光源と、上記光ビームを誘電体ブロック
に対して、該誘電体ブロックと金属膜との界面で全反射
条件が得られるように種々の角度で入射させる光学系
と、上記界面で全反射した光ビームの強度を測定して表
面プラズモン共鳴の状態、つまり全反射減衰の状態を検
出する光検出手段とを備えてなるものである。
【0005】なお上述のように種々の入射角を得るため
には、比較的細い光ビームを入射角を変化させて上記界
面に入射させてもよいし、あるいは光ビームに種々の角
度で入射する成分が含まれるように、比較的太い光ビー
ムを上記界面に収束光状態であるいは発散光状態で入射
させてもよい。前者の場合は、入射した光ビームの入射
角の変化に従って、反射角が変化する光ビームを、上記
反射角の変化に同期して移動する小さな光検出器によっ
て検出したり、反射角の変化方向に沿って延びるエリア
センサによって検出することができる。一方後者の場合
は、種々の反射角で反射した各光ビームを全て受光でき
る方向に延びるエリアセンサによって検出することがで
きる。
には、比較的細い光ビームを入射角を変化させて上記界
面に入射させてもよいし、あるいは光ビームに種々の角
度で入射する成分が含まれるように、比較的太い光ビー
ムを上記界面に収束光状態であるいは発散光状態で入射
させてもよい。前者の場合は、入射した光ビームの入射
角の変化に従って、反射角が変化する光ビームを、上記
反射角の変化に同期して移動する小さな光検出器によっ
て検出したり、反射角の変化方向に沿って延びるエリア
センサによって検出することができる。一方後者の場合
は、種々の反射角で反射した各光ビームを全て受光でき
る方向に延びるエリアセンサによって検出することがで
きる。
【0006】上記構成の表面プラズモン測定装置におい
て、光ビームを金属膜に対して全反射角以上の特定入射
角で入射させると、該金属膜に接している被測定物質中
に電界分布をもつエバネッセント波が生じ、このエバネ
ッセント波によって金属膜と被測定物質との界面に表面
プラズモンが励起される。エバネッセント光の波数ベク
トルが表面プラズモンの波数と等しくて波数整合が成立
しているとき、両者は共鳴状態となり、光のエネルギー
が表面プラズモンに移行するので、誘電体ブロックと金
属膜との界面で全反射した光の強度が鋭く低下する。こ
の光強度の低下は、一般に上記光検出手段により暗線と
して検出される。なお上記の共鳴は、入射ビームがp偏
光のときにだけ生じる。したがって、光ビームがp偏光
で入射するように予め設定しておく必要がある。
て、光ビームを金属膜に対して全反射角以上の特定入射
角で入射させると、該金属膜に接している被測定物質中
に電界分布をもつエバネッセント波が生じ、このエバネ
ッセント波によって金属膜と被測定物質との界面に表面
プラズモンが励起される。エバネッセント光の波数ベク
トルが表面プラズモンの波数と等しくて波数整合が成立
しているとき、両者は共鳴状態となり、光のエネルギー
が表面プラズモンに移行するので、誘電体ブロックと金
属膜との界面で全反射した光の強度が鋭く低下する。こ
の光強度の低下は、一般に上記光検出手段により暗線と
して検出される。なお上記の共鳴は、入射ビームがp偏
光のときにだけ生じる。したがって、光ビームがp偏光
で入射するように予め設定しておく必要がある。
【0007】この全反射減衰(ATR)が生じる入射
角、すなわち全反射減衰角θspより表面プラズモンの波
数が分かると、被測定物質の誘電率が求められる。すな
わち表面プラズモンの波数をKsp、表面プラズモンの角
周波数をω、cを真空中の光速、εm とεs をそれぞ
れ金属、被測定物質の誘電率とすると、以下の関係があ
る。
角、すなわち全反射減衰角θspより表面プラズモンの波
数が分かると、被測定物質の誘電率が求められる。すな
わち表面プラズモンの波数をKsp、表面プラズモンの角
周波数をω、cを真空中の光速、εm とεs をそれぞ
れ金属、被測定物質の誘電率とすると、以下の関係があ
る。
【0008】
【数1】
すなわち、上記反射光強度が低下する入射角である全反
射減衰角θspを知ることにより、被測定物質の誘電率ε
s 、つまりは屈折率に関連する特性を求めることができ
る。
射減衰角θspを知ることにより、被測定物質の誘電率ε
s 、つまりは屈折率に関連する特性を求めることができ
る。
【0009】また、全反射減衰(ATR)を利用する類
似の測定装置として、例えば「分光研究」第47巻 第
1号(1998)の第21〜23頁および第26〜27
頁に記載がある漏洩モード測定装置も知られている。こ
の漏洩モード測定装置は基本的に、例えばプリズム状に
形成された誘電体ブロックと、この誘電体ブロックの一
面に形成されたクラッド層と、このクラッド層の上に形
成されて、試料液に接触させられる光導波層と、光ビー
ムを発生させる光源と、上記光ビームを上記誘電体ブロ
ックに対して、該誘電体ブロックとクラッド層との界面
で全反射条件が得られるように種々の角度で入射させる
光学系と、上記界面で全反射した光ビームの強度を測定
して導波モードの励起状態、つまり全反射減衰状態を検
出する光検出手段とを備えてなるものである。
似の測定装置として、例えば「分光研究」第47巻 第
1号(1998)の第21〜23頁および第26〜27
頁に記載がある漏洩モード測定装置も知られている。こ
の漏洩モード測定装置は基本的に、例えばプリズム状に
形成された誘電体ブロックと、この誘電体ブロックの一
面に形成されたクラッド層と、このクラッド層の上に形
成されて、試料液に接触させられる光導波層と、光ビー
ムを発生させる光源と、上記光ビームを上記誘電体ブロ
ックに対して、該誘電体ブロックとクラッド層との界面
で全反射条件が得られるように種々の角度で入射させる
光学系と、上記界面で全反射した光ビームの強度を測定
して導波モードの励起状態、つまり全反射減衰状態を検
出する光検出手段とを備えてなるものである。
【0010】上記構成の漏洩モード測定装置において、
光ビームを誘電体ブロックを通してクラッド層に対して
全反射角以上の入射角で入射させると、このクラッド層
を透過した後に光導波層においては、ある特定の波数を
有する特定入射角の光のみが導波モードで伝搬するよう
になる。こうして導波モードが励起されると、入射光の
ほとんどが光導波層に取り込まれるので、上記界面で全
反射する光の強度が鋭く低下する全反射減衰が生じる。
そして導波光の波数は光導波層の上の被測定物質の屈折
率に依存するので、全反射減衰が生じる上記特定入射角
を知ることによって、被測定物質の屈折率や、それに関
連する被測定物質の特性を分析することができる。
光ビームを誘電体ブロックを通してクラッド層に対して
全反射角以上の入射角で入射させると、このクラッド層
を透過した後に光導波層においては、ある特定の波数を
有する特定入射角の光のみが導波モードで伝搬するよう
になる。こうして導波モードが励起されると、入射光の
ほとんどが光導波層に取り込まれるので、上記界面で全
反射する光の強度が鋭く低下する全反射減衰が生じる。
そして導波光の波数は光導波層の上の被測定物質の屈折
率に依存するので、全反射減衰が生じる上記特定入射角
を知ることによって、被測定物質の屈折率や、それに関
連する被測定物質の特性を分析することができる。
【0011】なお、表面プラズモン共鳴測定装置もしく
は漏洩モード測定装置等の全反射を利用した測定装置と
しては、光を界面に全反射条件が得られる入射角で入射
させ、その光によるエバネッセント波の発生により、界
面で全反射した光の状態の変化を測定することにより被
測定物質の特性分析等を行うに際して、前述の全反射減
衰を生じる特定入射角の測定をする装置のほか、複数の
波長の光ビームを界面に入射させ、角波長毎の全反射減
衰の程度を検出する装置、あるいは、光ビームを界面に
入射させるとともに、この光ビームの一部を、界面入射
前に分割し、この分割した光ビームを界面で反射した光
ビームと干渉させて、該干渉の状態を測定する装置等種
々のタイプがある。
は漏洩モード測定装置等の全反射を利用した測定装置と
しては、光を界面に全反射条件が得られる入射角で入射
させ、その光によるエバネッセント波の発生により、界
面で全反射した光の状態の変化を測定することにより被
測定物質の特性分析等を行うに際して、前述の全反射減
衰を生じる特定入射角の測定をする装置のほか、複数の
波長の光ビームを界面に入射させ、角波長毎の全反射減
衰の程度を検出する装置、あるいは、光ビームを界面に
入射させるとともに、この光ビームの一部を、界面入射
前に分割し、この分割した光ビームを界面で反射した光
ビームと干渉させて、該干渉の状態を測定する装置等種
々のタイプがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来提供さ
れている上記表面プラズモン共鳴測定装置や漏洩モード
センサー等の全反射光を利用した測定装置においては、
多数の試料について測定する場合、測定に長時間を要す
るという問題が認められる。特に、例えば抗原抗体反応
や化学反応等に伴う変化を検出するために1つの試料に
ついて時間間隔をおいて何回か測定を行なう場合には、
その1つの試料に関する測定が終了しなければ新しい試
料の測定に入れず、試料全体の測定に非常に長い時間を
要してしまう。
れている上記表面プラズモン共鳴測定装置や漏洩モード
センサー等の全反射光を利用した測定装置においては、
多数の試料について測定する場合、測定に長時間を要す
るという問題が認められる。特に、例えば抗原抗体反応
や化学反応等に伴う変化を検出するために1つの試料に
ついて時間間隔をおいて何回か測定を行なう場合には、
その1つの試料に関する測定が終了しなければ新しい試
料の測定に入れず、試料全体の測定に非常に長い時間を
要してしまう。
【0013】そこで、多数の試料についての測定を短時
間で行なうことができるようにするため、複数の光ビー
ムを並列的に並べられた複数の誘電体ブロックにそれぞ
れ入射させ、各誘電体ブロックの界面で反射された互い
に平行な光路を伝播するそれぞれの反射光ビームを、各
誘電体ブロックそれぞれに対応させて、並列的に並べら
れた複数の受光手段で個別に受光して全反射光の状態を
検出する測定装置も検討されている。このような測定装
置であれば、同時に複数の検体について測定を行うこと
ができるため、スループットの向上を図ることができ
る。
間で行なうことができるようにするため、複数の光ビー
ムを並列的に並べられた複数の誘電体ブロックにそれぞ
れ入射させ、各誘電体ブロックの界面で反射された互い
に平行な光路を伝播するそれぞれの反射光ビームを、各
誘電体ブロックそれぞれに対応させて、並列的に並べら
れた複数の受光手段で個別に受光して全反射光の状態を
検出する測定装置も検討されている。このような測定装
置であれば、同時に複数の検体について測定を行うこと
ができるため、スループットの向上を図ることができ
る。
【0014】しかしながら、1回の測定でN検体同時に
測定可能な測定装置としても、1回の測定にかかる時間
が10分とし、例えば1万検体の測定に要する時間は1
0000×10/N(分)である。光検出手段の数を増
加させることにより、同時に測定する検体数を増やすこ
とはできるが装置の肥大化を伴うため限界がある。すな
わち、従来のN検体同時に測定可能な測定装置とは、N
個の光検出手段を備えたものであり、同時に測定可能な
検体数を光検出手段の数より多くすることができないた
め、スクリーニングに要する時間の短縮化には限界があ
る。
測定可能な測定装置としても、1回の測定にかかる時間
が10分とし、例えば1万検体の測定に要する時間は1
0000×10/N(分)である。光検出手段の数を増
加させることにより、同時に測定する検体数を増やすこ
とはできるが装置の肥大化を伴うため限界がある。すな
わち、従来のN検体同時に測定可能な測定装置とは、N
個の光検出手段を備えたものであり、同時に測定可能な
検体数を光検出手段の数より多くすることができないた
め、スクリーニングに要する時間の短縮化には限界があ
る。
【0015】一方、スクリーニングにおける検体のヒッ
ト数は0.01〜0.1%程度であり、同時に測定可能
なN検体中に1検体もヒットがない場合もある。したが
って、98穴のマルチタイタプレート様の測定用プレー
トについて、1枚の測定用プレートの98検体中にヒッ
トが1検体もない場合もある。したがって、このような
測定用プレートに時間をかけて高精度の測定をする必要
はない。
ト数は0.01〜0.1%程度であり、同時に測定可能
なN検体中に1検体もヒットがない場合もある。したが
って、98穴のマルチタイタプレート様の測定用プレー
トについて、1枚の測定用プレートの98検体中にヒッ
トが1検体もない場合もある。したがって、このような
測定用プレートに時間をかけて高精度の測定をする必要
はない。
【0016】本発明は上記の事情に鑑みて、より高速に
簡易なスクリーニングを行うことができる測定装置を提
供することを目的とする。
簡易なスクリーニングを行うことができる測定装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の測定装置は、光
ビームを発生させる光源と、前記光ビームに対して透明
な誘電体ブロック、この誘電体ブロックの上面に形成さ
れた薄膜層、およびこの薄膜層の表面上に試料を保持す
る試料保持機構を備えてなる複数の測定ユニットと、前
記光ビームを、前記複数の測定ユニットの第1の測定ユ
ニットの前記誘電体ブロックに対して、該誘電体ブロッ
クと前記薄膜層との界面で全反射条件が得られる入射角
で入射させる入射光学系と、前記界面で全反射した光ビ
ームを反射して、第2から第(2+n)の測定ユニット
の前記誘電体ブロックに対して、順次、該誘電体ブロッ
クと前記薄膜層との界面で全反射条件が得られる入射角
で入射させる反射光学系と、前記第(2+n)の測定ユ
ニットの前記界面で全反射した光ビームの強度を測定す
る光検出手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
ビームを発生させる光源と、前記光ビームに対して透明
な誘電体ブロック、この誘電体ブロックの上面に形成さ
れた薄膜層、およびこの薄膜層の表面上に試料を保持す
る試料保持機構を備えてなる複数の測定ユニットと、前
記光ビームを、前記複数の測定ユニットの第1の測定ユ
ニットの前記誘電体ブロックに対して、該誘電体ブロッ
クと前記薄膜層との界面で全反射条件が得られる入射角
で入射させる入射光学系と、前記界面で全反射した光ビ
ームを反射して、第2から第(2+n)の測定ユニット
の前記誘電体ブロックに対して、順次、該誘電体ブロッ
クと前記薄膜層との界面で全反射条件が得られる入射角
で入射させる反射光学系と、前記第(2+n)の測定ユ
ニットの前記界面で全反射した光ビームの強度を測定す
る光検出手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0018】すなわち、本発明の測定装置は、1つの光
検出手段において、光ビームに対して直列的に並べられ
た複数の測定ユニットにおける全反射光の状態が反映さ
れた光ビームを検出することを特徴とするものである。
検出手段において、光ビームに対して直列的に並べられ
た複数の測定ユニットにおける全反射光の状態が反映さ
れた光ビームを検出することを特徴とするものである。
【0019】なお、光検出手段を複数備え、各光検出手
段毎に複数の測定ユニットにおける全反射光の状態が反
映された光ビームを検出するようにしてもよい。
段毎に複数の測定ユニットにおける全反射光の状態が反
映された光ビームを検出するようにしてもよい。
【0020】ここで、nは自然数(0,1,2,・・
・)である。
・)である。
【0021】上記測定装置は、上記薄膜層を、金属膜か
らなるものとし、前述の表面プラズモン共鳴による効果
を利用して測定を行なうように構成されたものとしても
よい。
らなるものとし、前述の表面プラズモン共鳴による効果
を利用して測定を行なうように構成されたものとしても
よい。
【0022】また、上記測定装置は、上記薄膜層を、誘
電体ブロックの前記上面に形成されたクラッド層と該ク
ラッド層上に形成された光導波層からなるものとし、該
光導波層における導波モードの励起による効果を利用し
て測定を行なうように構成されたものとしてもよい。
電体ブロックの前記上面に形成されたクラッド層と該ク
ラッド層上に形成された光導波層からなるものとし、該
光導波層における導波モードの励起による効果を利用し
て測定を行なうように構成されたものとしてもよい。
【0023】またさらに、本発明による測定装置におい
ては、光検出手段により前記界面で全反射した光ビーム
の強度を測定して試料の分析を行うには種々の方法があ
り、例えば、光ビームを前記界面で全反射条件が得られ
る種々の入射角で入射させ、各入射角に対応した位置毎
に前記界面で全反射した光ビームの強度を測定して、全
反射減衰により発生した暗線の位置(角度)を検出する
ことにより試料分析を行ってもよいし、D.V.Noort,K.jo
hansen,C.-F.Mandenius, Porous Gold in Surface Plas
mon Resonance Measurement, EUROSENSORS XIII, 1999,
pp.585-588 に記載されているように、複数の波長の光
ビームを前記界面で全反射条件が得られる入射角で入射
させ、各波長毎に前記界面で全反射した光ビームの強度
を測定して、各波長毎の全反射減衰の程度を検出するこ
とにより試料分析を行ってもよい。
ては、光検出手段により前記界面で全反射した光ビーム
の強度を測定して試料の分析を行うには種々の方法があ
り、例えば、光ビームを前記界面で全反射条件が得られ
る種々の入射角で入射させ、各入射角に対応した位置毎
に前記界面で全反射した光ビームの強度を測定して、全
反射減衰により発生した暗線の位置(角度)を検出する
ことにより試料分析を行ってもよいし、D.V.Noort,K.jo
hansen,C.-F.Mandenius, Porous Gold in Surface Plas
mon Resonance Measurement, EUROSENSORS XIII, 1999,
pp.585-588 に記載されているように、複数の波長の光
ビームを前記界面で全反射条件が得られる入射角で入射
させ、各波長毎に前記界面で全反射した光ビームの強度
を測定して、各波長毎の全反射減衰の程度を検出するこ
とにより試料分析を行ってもよい。
【0024】また、P.I.Nikitin,A.N.Grigorenko,A.A.B
eloglazov,M.V.Valeiko,A.I.Savchuk,O.A.Savchuk, Sur
face Plasmon Resonance Interferometry for Micro-Ar
rayBiosensing, EUROSENSORS XIII, 1999, pp.235-238
に記載されているように、光ビームを前記界面で全反射
条件が得られる入射角で入射させるとともに、この光ビ
ームの一部を、この光ビームが前記界面に入射する前に
分割し、この分割した光ビームを、前記界面で全反射し
た光ビームと干渉させて、その干渉後の光ビームの強度
を測定することにより試料分析を行ってもよい。
eloglazov,M.V.Valeiko,A.I.Savchuk,O.A.Savchuk, Sur
face Plasmon Resonance Interferometry for Micro-Ar
rayBiosensing, EUROSENSORS XIII, 1999, pp.235-238
に記載されているように、光ビームを前記界面で全反射
条件が得られる入射角で入射させるとともに、この光ビ
ームの一部を、この光ビームが前記界面に入射する前に
分割し、この分割した光ビームを、前記界面で全反射し
た光ビームと干渉させて、その干渉後の光ビームの強度
を測定することにより試料分析を行ってもよい。
【0025】光ビームを前記界面で全反射条件が得られ
る種々の入射角で入射させ、全反射減衰により発生した
暗線の位置(角度)を検出する測定装置の場合、前記反
射光学系は、反射機能と光収束機能を備えた1つもしく
は複数の光学素子により構成することができる。具体的
にはそれぞれ光収束機能、反射機能を有する、凹面とミ
ラーを備えてなるものであってもよいし、反射素子とし
てミラーを、光収束素子として凸レンズを備えてなるも
のであってもよい。光収束機能を有する凹面と反射機能
を有するミラーを備えてなるものとしては、両機能を同
時に有する凹面ミラーを備えた構成であってもよいし、
また、反射機能を有する反射素子としてミラーを備え、
測定ユニットの界面を凹面とすることにより該界面に光
収束機能を備えてなる構成としてもよい。なお、反射光
学系は、測定ユニットの一部に設けてもよいし、測定ユ
ニットとは別個に設けてもよい。
る種々の入射角で入射させ、全反射減衰により発生した
暗線の位置(角度)を検出する測定装置の場合、前記反
射光学系は、反射機能と光収束機能を備えた1つもしく
は複数の光学素子により構成することができる。具体的
にはそれぞれ光収束機能、反射機能を有する、凹面とミ
ラーを備えてなるものであってもよいし、反射素子とし
てミラーを、光収束素子として凸レンズを備えてなるも
のであってもよい。光収束機能を有する凹面と反射機能
を有するミラーを備えてなるものとしては、両機能を同
時に有する凹面ミラーを備えた構成であってもよいし、
また、反射機能を有する反射素子としてミラーを備え、
測定ユニットの界面を凹面とすることにより該界面に光
収束機能を備えてなる構成としてもよい。なお、反射光
学系は、測定ユニットの一部に設けてもよいし、測定ユ
ニットとは別個に設けてもよい。
【0026】また、光ビームを一定の入射角で入射さ
せ、光ビームの波長もしくは位相を利用した測定装置の
場合、前記反射光学系は、反射素子のみで構成すること
ができ、光収束機能は必ずしも必要でない。この場合
も、反射光学系は、測定ユニットの一部に設けてもよい
し、測定ユニットとは別個に設けてもよい。
せ、光ビームの波長もしくは位相を利用した測定装置の
場合、前記反射光学系は、反射素子のみで構成すること
ができ、光収束機能は必ずしも必要でない。この場合
も、反射光学系は、測定ユニットの一部に設けてもよい
し、測定ユニットとは別個に設けてもよい。
【0027】また、誘電体ブロックは、前記光ビームの
入射面および出射面と、前記薄膜層が形成される面とを
全て有する1つのブロックとして形成されたものであっ
てもよいし、前記光ビームの入射面および出射面を有す
る部分と、前記薄膜層が形成される面を有する部分の2
つが、屈折率マッチング手段を介して接合されてなるも
のであってもよい。
入射面および出射面と、前記薄膜層が形成される面とを
全て有する1つのブロックとして形成されたものであっ
てもよいし、前記光ビームの入射面および出射面を有す
る部分と、前記薄膜層が形成される面を有する部分の2
つが、屈折率マッチング手段を介して接合されてなるも
のであってもよい。
【0028】複数の測定ユニットは、1次元配列、2次
元配列、3次元配列のいかなる配列であってもよく、反
射光学系を該配列に応じた構成とすればよい。
元配列、3次元配列のいかなる配列であってもよく、反
射光学系を該配列に応じた構成とすればよい。
【0029】複数の測定ユニットは、1個ずつ個別に形
成されたものであってもよいし、1次元もしくは二次元
に配列され一体的に形成されていてもよい。また、測定
ユニットが、薄膜層の表面上に試料を連続的に供給する
と共に、この供給された試料を連続的に排出する試料給
排手段を備えていてもよい。
成されたものであってもよいし、1次元もしくは二次元
に配列され一体的に形成されていてもよい。また、測定
ユニットが、薄膜層の表面上に試料を連続的に供給する
と共に、この供給された試料を連続的に排出する試料給
排手段を備えていてもよい。
【0030】光検出手段により反射光の強度測定を行
い、反射光の状態を確認する。時間に伴い反射光の状態
の変化により、測定対象となった複数の測定ユニット中
におけるヒットの有無を得る。測定対象となった複数の
測定ユニットのいずれかがヒットした可能性が確認され
た場合、いずれの測定ユニットの検体がヒットしたかに
ついては、個々の測定ユニットの界面へ光ビームを入射
させ該界面からの反射光を測定する測定精度の高い従来
の測定装置を用いて測定を行うことにより特定すればよ
い。なお、本発明の測定装置が、従来の測定装置の機能
を有するものであってもよい。
い、反射光の状態を確認する。時間に伴い反射光の状態
の変化により、測定対象となった複数の測定ユニット中
におけるヒットの有無を得る。測定対象となった複数の
測定ユニットのいずれかがヒットした可能性が確認され
た場合、いずれの測定ユニットの検体がヒットしたかに
ついては、個々の測定ユニットの界面へ光ビームを入射
させ該界面からの反射光を測定する測定精度の高い従来
の測定装置を用いて測定を行うことにより特定すればよ
い。なお、本発明の測定装置が、従来の測定装置の機能
を有するものであってもよい。
【0031】なお、特に、本発明の測定装置が、全反射
減衰が生じる入射角度に基づいた測定を行う測定装置で
ある場合には、前記複数の測定ユニットの薄膜層の厚み
をそれぞれ異なるものとする、誘電体ブロックの屈折率
を異なるものとする、各測定ユニットに分注するバッフ
ァーの屈折率を異なるものとする、あるいは、前記反射
光学系の、測定ユニット数に応じて配される複数の反射
素子の角度をそれぞれ異なるものとする等により、複数
の測定ユニットによって生じる暗線が分離して現れるよ
うにしてもよい。
減衰が生じる入射角度に基づいた測定を行う測定装置で
ある場合には、前記複数の測定ユニットの薄膜層の厚み
をそれぞれ異なるものとする、誘電体ブロックの屈折率
を異なるものとする、各測定ユニットに分注するバッフ
ァーの屈折率を異なるものとする、あるいは、前記反射
光学系の、測定ユニット数に応じて配される複数の反射
素子の角度をそれぞれ異なるものとする等により、複数
の測定ユニットによって生じる暗線が分離して現れるよ
うにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の測定装置は、反射光学系を備え
たことにより、複数の測定ユニットを1本の光ビームに
対して直列的に配置し、該複数の測定ユニットの界面で
入射および反射を繰り返してきた光ビームの強度を光検
出手段により測定するので、1つの光検出手段で複数の
測定ユニットにおける全反射光の状態を検出することが
できる。したがって、従来の測定装置と比較してスルー
プットを向上させることができる。
たことにより、複数の測定ユニットを1本の光ビームに
対して直列的に配置し、該複数の測定ユニットの界面で
入射および反射を繰り返してきた光ビームの強度を光検
出手段により測定するので、1つの光検出手段で複数の
測定ユニットにおける全反射光の状態を検出することが
できる。したがって、従来の測定装置と比較してスルー
プットを向上させることができる。
【0033】例えば、N個の光検出手段を備えた測定装
置の場合、従来はN個の測定ユニットのみ同時に測定す
るものであったが、本発明のように、1本の光ビームに
対して複数の測定ユニットを直列に配置することによ
り、1つの光検出手段につきM個の測定ユニットを経た
光ビームを受光するようにしたとすると、同時にN×M
個の被検体についての測定を行うことができ、従来のM
倍の速度で被検体の測定を行うことができる。これは例
えば、数万個単位の被検体について特定のセンシング物
質との結合の有無を測定するスクリーニングのような場
合には、時間短縮の効果が顕著である。
置の場合、従来はN個の測定ユニットのみ同時に測定す
るものであったが、本発明のように、1本の光ビームに
対して複数の測定ユニットを直列に配置することによ
り、1つの光検出手段につきM個の測定ユニットを経た
光ビームを受光するようにしたとすると、同時にN×M
個の被検体についての測定を行うことができ、従来のM
倍の速度で被検体の測定を行うことができる。これは例
えば、数万個単位の被検体について特定のセンシング物
質との結合の有無を測定するスクリーニングのような場
合には、時間短縮の効果が顕著である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の実施の形態の全反射光を
利用したセンサーは、創薬研究分野等において、所望の
センシング物質に結合する特定物質を見いだすランダム
スクリーニングを行うための装置であり、高速簡易スク
リーニングに用いられるものであり、複数の誘電体ブロ
ックに光ビームを並列的に入射させ、さらに直列的に並
べられた複数の測定ユニットへの入反射を経た光ビーム
の強度を光検出手段により測定して、複数の測定ユニッ
トの全反射減衰の状態を同時に検出する表面プラズモン
共鳴を利用した表面プラズモンセンサーである。図1は
本発明の第1の実施の形態の表面プラズモンセンサーの
概略構成を示す平面図であり、図2はこの表面プラズモ
ンセンサーの側面形状を示すものである。
を参照して説明する。本発明の実施の形態の全反射光を
利用したセンサーは、創薬研究分野等において、所望の
センシング物質に結合する特定物質を見いだすランダム
スクリーニングを行うための装置であり、高速簡易スク
リーニングに用いられるものであり、複数の誘電体ブロ
ックに光ビームを並列的に入射させ、さらに直列的に並
べられた複数の測定ユニットへの入反射を経た光ビーム
の強度を光検出手段により測定して、複数の測定ユニッ
トの全反射減衰の状態を同時に検出する表面プラズモン
共鳴を利用した表面プラズモンセンサーである。図1は
本発明の第1の実施の形態の表面プラズモンセンサーの
概略構成を示す平面図であり、図2はこの表面プラズモ
ンセンサーの側面形状を示すものである。
【0035】本表面プラズモンセンサー1においては、
試料15を保持する複数のウェル(液溜め)51を有する測
定用プレート50が備えられており、複数の試料15につい
ての測定を短時間で効率よく行うことができる。該測定
用プレート50は、例えば透明樹脂等からなり、図3に拡
大して示す通り、上面に円錐の一部を切り取った形状の
複数のウェル51が設けられ、ウェル51の底面上に、金属
膜12およびセンシング物質14がこの順に固定されてい
る。また上記ウェル51の各々の下方に突出した誘電体ブ
ロック部52が形成され、この誘電体ブロック部52と上記
金属膜12との界面に測定用光ビーム30が入射されるよう
になっている。すなわち、1つのウェル51、ウェル底面
の金属膜12および誘電体ブロック52により1つの測定ユ
ニットが構成されており、測定用プレート50は、複数の
測定ユニットが2次元的に配列されてなる集合体とみな
すことができる。上記ウェル51は、図2に示されるよう
に横方向(矢印P方向)、縦方向(矢印Q方向)にそれ
ぞれ複数並べて形成されており、この測定用プレート50
は、測定ユニット支持台60上にセットされた状態で測定
に供される。
試料15を保持する複数のウェル(液溜め)51を有する測
定用プレート50が備えられており、複数の試料15につい
ての測定を短時間で効率よく行うことができる。該測定
用プレート50は、例えば透明樹脂等からなり、図3に拡
大して示す通り、上面に円錐の一部を切り取った形状の
複数のウェル51が設けられ、ウェル51の底面上に、金属
膜12およびセンシング物質14がこの順に固定されてい
る。また上記ウェル51の各々の下方に突出した誘電体ブ
ロック部52が形成され、この誘電体ブロック部52と上記
金属膜12との界面に測定用光ビーム30が入射されるよう
になっている。すなわち、1つのウェル51、ウェル底面
の金属膜12および誘電体ブロック52により1つの測定ユ
ニットが構成されており、測定用プレート50は、複数の
測定ユニットが2次元的に配列されてなる集合体とみな
すことができる。上記ウェル51は、図2に示されるよう
に横方向(矢印P方向)、縦方向(矢印Q方向)にそれ
ぞれ複数並べて形成されており、この測定用プレート50
は、測定ユニット支持台60上にセットされた状態で測定
に供される。
【0036】本表面プラズモンセンサーは光ビーム30を
出射するレーザ光源10と、該光源10から出射された光ビ
ーム30をプレート50において矢印Q方向1列目(以後、
単にQ1列という)の矢印P方向に並んだ複数(本例で
は5個)のウェル51の底面に、並列的に入射させる入射
光学系20と、該Q1列のウェル51の界面で反射した光ビ
ーム30を、それぞれ同一行の矢印Q方向2列目(以後、
Q2列という)のウェル51に入射させ、さらに該Q2列のウ
ェル51の界面で反射した光ビーム30を、矢印Q方向3列
目(以後、Q3列という)のウェル51に入射させる反射光
学系35と、Q3列のウェル51の界面で反射した光ビーム30
をそれぞれ受光する矢印P方向のウェル数と同数の5個
の光検出手段27a〜eを備えてなる。
出射するレーザ光源10と、該光源10から出射された光ビ
ーム30をプレート50において矢印Q方向1列目(以後、
単にQ1列という)の矢印P方向に並んだ複数(本例で
は5個)のウェル51の底面に、並列的に入射させる入射
光学系20と、該Q1列のウェル51の界面で反射した光ビ
ーム30を、それぞれ同一行の矢印Q方向2列目(以後、
Q2列という)のウェル51に入射させ、さらに該Q2列のウ
ェル51の界面で反射した光ビーム30を、矢印Q方向3列
目(以後、Q3列という)のウェル51に入射させる反射光
学系35と、Q3列のウェル51の界面で反射した光ビーム30
をそれぞれ受光する矢印P方向のウェル数と同数の5個
の光検出手段27a〜eを備えてなる。
【0037】入射光学系20は、レーザ光源10から発散光
状態で発せられた光ビーム30を平行光とするコリメータ
レンズ21、光ビーム30を分岐するハーフミラー22a〜d
およびミラー23、分岐された光ビーム30を図2で示され
る面内のみで径を拡大するシリンドリカルビームエキス
パンダ24a〜e、光ビーム30を反射するミラー25a〜
e、該ミラー25a〜eで反射された光ビーム30を、図2
に示される面内のみで集光するシリンドリカルレンズ26
a〜eとを備えてなる。
状態で発せられた光ビーム30を平行光とするコリメータ
レンズ21、光ビーム30を分岐するハーフミラー22a〜d
およびミラー23、分岐された光ビーム30を図2で示され
る面内のみで径を拡大するシリンドリカルビームエキス
パンダ24a〜e、光ビーム30を反射するミラー25a〜
e、該ミラー25a〜eで反射された光ビーム30を、図2
に示される面内のみで集光するシリンドリカルレンズ26
a〜eとを備えてなる。
【0038】反射光学系35は、測定用プレート50を支持
する測定ユニット支持台60の一部に固設された凹面鏡3
1、32からなるものであり、図3に示すように、Q1列の
ウェル51の界面で反射した光ビーム30を、凹面鏡31によ
り反射し、Q2列のウェル51の界面でQ1列のウェル51の界
面での入射と略同一の入射角度範囲で入射するように収
束させ、さらに、Q2列のウェル51の界面で反射した光ビ
ーム30を、凹面鏡32により反射して同様にQ3列のウェル
51の界面に入射させるものである。この反射光学系35に
より、Q方向に並んだ3つのウェル51は、光ビーム30に
対して直列な関係となっている。
する測定ユニット支持台60の一部に固設された凹面鏡3
1、32からなるものであり、図3に示すように、Q1列の
ウェル51の界面で反射した光ビーム30を、凹面鏡31によ
り反射し、Q2列のウェル51の界面でQ1列のウェル51の界
面での入射と略同一の入射角度範囲で入射するように収
束させ、さらに、Q2列のウェル51の界面で反射した光ビ
ーム30を、凹面鏡32により反射して同様にQ3列のウェル
51の界面に入射させるものである。この反射光学系35に
より、Q方向に並んだ3つのウェル51は、光ビーム30に
対して直列な関係となっている。
【0039】光検出手段27a〜eの各々は、多数の受光
素子が1列に配されてなるラインセンサーから構成され
ており、受光素子の並び方向が図2中の矢印X方向とな
るように配されている。
素子が1列に配されてなるラインセンサーから構成され
ており、受光素子の並び方向が図2中の矢印X方向とな
るように配されている。
【0040】1つのレーザ光源20から発散光状態で発せ
られた光ビーム30はコリメーターレンズ21で平行光とさ
れた後、ハーフミラー22a〜dとミラー23とによって5
本に分岐され、分岐された5本の光ビーム30が各々ウェ
ル51の底面、つまり誘電体ブロック部52と金属膜12との
界面に入射する。
られた光ビーム30はコリメーターレンズ21で平行光とさ
れた後、ハーフミラー22a〜dとミラー23とによって5
本に分岐され、分岐された5本の光ビーム30が各々ウェ
ル51の底面、つまり誘電体ブロック部52と金属膜12との
界面に入射する。
【0041】このとき、分岐された各光ビーム30は、そ
れぞれシリンドリカルビームエキスパンダ24a〜eによ
り図2に示される面内のみで径が拡大され、それぞれミ
ラー25a〜eで反射して進行方向を変えた後、それぞれ
シリンドリカルレンズ26a〜eにより図2に示される面
内のみで集光される。それにより各光ビーム30は、それ
ぞれ誘電体ブロック部52と金属膜12との界面に対して、
種々の入射角成分を持った状態で入射する。なおレーザ
光源20は、直線偏光である光ビーム30がp偏光状態で上
記界面に入射するようになる向きに配設されている。そ
の他、光ビーム30を界面に対してp偏光で入射させるに
は波長板で光ビーム30の偏光の向きを制御するようにし
てもよい。
れぞれシリンドリカルビームエキスパンダ24a〜eによ
り図2に示される面内のみで径が拡大され、それぞれミ
ラー25a〜eで反射して進行方向を変えた後、それぞれ
シリンドリカルレンズ26a〜eにより図2に示される面
内のみで集光される。それにより各光ビーム30は、それ
ぞれ誘電体ブロック部52と金属膜12との界面に対して、
種々の入射角成分を持った状態で入射する。なおレーザ
光源20は、直線偏光である光ビーム30がp偏光状態で上
記界面に入射するようになる向きに配設されている。そ
の他、光ビーム30を界面に対してp偏光で入射させるに
は波長板で光ビーム30の偏光の向きを制御するようにし
てもよい。
【0042】光ビーム30は、上述のように集光されるの
で、界面に対して種々の入射角θで入射する成分を含む
ことになる。なお、この入射角θは、全反射角以上の角
度とされる。そのため、界面で全反射した反射光ビーム
30には、種々の反射角で全反射された成分が含まれるこ
とになる。なお、上記入射光学系20は、光ビーム30を界
面上に点状に集光させずにデフォーカス状態で入射させ
るように構成してもよい。そのようにすれば、界面上の
より広い領域において光ビーム30が全反射されるので、
全反射減衰の状態の検出誤差が平均化されて全反射解消
角の測定精度を高めることができる。
で、界面に対して種々の入射角θで入射する成分を含む
ことになる。なお、この入射角θは、全反射角以上の角
度とされる。そのため、界面で全反射した反射光ビーム
30には、種々の反射角で全反射された成分が含まれるこ
とになる。なお、上記入射光学系20は、光ビーム30を界
面上に点状に集光させずにデフォーカス状態で入射させ
るように構成してもよい。そのようにすれば、界面上の
より広い領域において光ビーム30が全反射されるので、
全反射減衰の状態の検出誤差が平均化されて全反射解消
角の測定精度を高めることができる。
【0043】以下、上記構成の表面プラズモンセンサー
による試料分析について説明する。
による試料分析について説明する。
【0044】図2に示す通り、レーザ光源10から射出さ
れた光ビーム30は、入射光学系20を通して、Q1列のウェ
ル51の誘電体ブロック52と金属膜12との界面上に収束さ
れる。界面上に収束され、この界面で全反射された反射
光ビーム30は、次のQ2列のウェル51の界面に入射され、
該界面で反射され、さらに次のQ3列のウェル51の界面に
入射され反射される。Q3列のウェル51の界面で反射され
た反射光ビームが光検出手段27a〜eによって検出され
る。光検出手段27a〜eは、複数の受光素子であるフォ
トダイオードが1列に並設されてなるフォトダイオード
アレイである。したがって、上記界面において種々の反
射角で全反射された反射光ビーム30の各成分を、それぞ
れ異なるフォトダイオードが受光することになる。そし
て、受光手段27a〜eは、各フォトダイオードによって
検出された上記反射光ビーム30の強度分布を示す信号を
出力する。
れた光ビーム30は、入射光学系20を通して、Q1列のウェ
ル51の誘電体ブロック52と金属膜12との界面上に収束さ
れる。界面上に収束され、この界面で全反射された反射
光ビーム30は、次のQ2列のウェル51の界面に入射され、
該界面で反射され、さらに次のQ3列のウェル51の界面に
入射され反射される。Q3列のウェル51の界面で反射され
た反射光ビームが光検出手段27a〜eによって検出され
る。光検出手段27a〜eは、複数の受光素子であるフォ
トダイオードが1列に並設されてなるフォトダイオード
アレイである。したがって、上記界面において種々の反
射角で全反射された反射光ビーム30の各成分を、それぞ
れ異なるフォトダイオードが受光することになる。そし
て、受光手段27a〜eは、各フォトダイオードによって
検出された上記反射光ビーム30の強度分布を示す信号を
出力する。
【0045】界面に特定入射角θSPで入射した上記光
ビーム30の成分は、金属膜12と液体試料15との界面に表
面プラズモンを励起させるので、この光については反射
光強度が鋭く低下する。つまり上記特定入射角θSPが
全反射解消角であり、この角度θSPにおいて反射光強
度は極小値を示す。この反射光強度が低下する領域は、
反射光ビーム30中の暗線として観察される。ウェル底面
の金属膜12に接している物質の誘電率つまりは屈折率が
変化すると、それに応じて光強度極小領域(暗線位置)
が左右方向に変動する。
ビーム30の成分は、金属膜12と液体試料15との界面に表
面プラズモンを励起させるので、この光については反射
光強度が鋭く低下する。つまり上記特定入射角θSPが
全反射解消角であり、この角度θSPにおいて反射光強
度は極小値を示す。この反射光強度が低下する領域は、
反射光ビーム30中の暗線として観察される。ウェル底面
の金属膜12に接している物質の誘電率つまりは屈折率が
変化すると、それに応じて光強度極小領域(暗線位置)
が左右方向に変動する。
【0046】本実施形態の場合、光ビーム30は、3つの
ウェル51の界面での入反射を繰返しているため、各界面
においてそれぞれ反射光に暗線が生じるはずであるが、
ここでは光ビームを各界面に同一入射角度範囲で入射さ
せているため、試料滴下前には暗線位置は略一致してお
り、光ビーム30の界面への入射角θと光検出手段で受光
した光ビームの光強度Iとの関係は、図4(a)に示す
ように、θ0のみに極小値を有するプロファイルを示し
す。試料液を滴下後、光ビームのプロファイルをモニタ
し、暗線の変化を観察する。所定時間経過後、例えば図
4(b)に示すように、極小値がθ1とθ2に分離して
現れた場合、すなわち一致していた暗線位置にずれを生
じたことを意味し、3つのウェルのうちいずれかのウェ
ル中の検体がセンシング物質14と結合した(ヒットし
た)と判断される。一方、暗線が分離することなく特異
な変化をするものがなければいずれのウェル中の検体も
ヒットしていないと判断される。したがって、いずれも
ヒットしていないと判断されたウェルのグループについ
ては従来の3倍の速度のスループットで処理を行うこと
ができる。結合が生じたもの、すなわちヒットがあった
ウェルのグループについては各ウェル毎に従来の装置を
用いて暗線位置の変化測定を行うことにより、いずれの
ウェルにおいてヒットがあったかを特定する。前述の通
り、創薬研究の分野におけるスクリーニングは、ヒット
数が0.01%〜0.1%であることから、本実施形態
のように、複数のウェルを光ビームに対して直列配置し
同時に測定することにより、精度よく測定すべきウェル
数を大幅に減少させることができるため、結果としてス
ループットを向上し高速化を図ることができる。
ウェル51の界面での入反射を繰返しているため、各界面
においてそれぞれ反射光に暗線が生じるはずであるが、
ここでは光ビームを各界面に同一入射角度範囲で入射さ
せているため、試料滴下前には暗線位置は略一致してお
り、光ビーム30の界面への入射角θと光検出手段で受光
した光ビームの光強度Iとの関係は、図4(a)に示す
ように、θ0のみに極小値を有するプロファイルを示し
す。試料液を滴下後、光ビームのプロファイルをモニタ
し、暗線の変化を観察する。所定時間経過後、例えば図
4(b)に示すように、極小値がθ1とθ2に分離して
現れた場合、すなわち一致していた暗線位置にずれを生
じたことを意味し、3つのウェルのうちいずれかのウェ
ル中の検体がセンシング物質14と結合した(ヒットし
た)と判断される。一方、暗線が分離することなく特異
な変化をするものがなければいずれのウェル中の検体も
ヒットしていないと判断される。したがって、いずれも
ヒットしていないと判断されたウェルのグループについ
ては従来の3倍の速度のスループットで処理を行うこと
ができる。結合が生じたもの、すなわちヒットがあった
ウェルのグループについては各ウェル毎に従来の装置を
用いて暗線位置の変化測定を行うことにより、いずれの
ウェルにおいてヒットがあったかを特定する。前述の通
り、創薬研究の分野におけるスクリーニングは、ヒット
数が0.01%〜0.1%であることから、本実施形態
のように、複数のウェルを光ビームに対して直列配置し
同時に測定することにより、精度よく測定すべきウェル
数を大幅に減少させることができるため、結果としてス
ループットを向上し高速化を図ることができる。
【0047】なお、上述の表面プラズモンセンサーにお
いて、測定ユニットの一部の構成を変更することにより
漏洩モードセンサーとすることができる。以下、図面を
用いて本発明の測定装置を漏洩モードセンサーとした場
合の実施形態について説明する。
いて、測定ユニットの一部の構成を変更することにより
漏洩モードセンサーとすることができる。以下、図面を
用いて本発明の測定装置を漏洩モードセンサーとした場
合の実施形態について説明する。
【0048】図5は、漏洩モードセンサーの測定ユニッ
トの一例を示す図である。なおこの図5において、図3
中の要素と同等の要素には同番号を付してあり、それら
についての説明は特に必要の無い限り省略する。
トの一例を示す図である。なおこの図5において、図3
中の要素と同等の要素には同番号を付してあり、それら
についての説明は特に必要の無い限り省略する。
【0049】漏洩モードセンサーは測定ユニットとし
て、上記と同様の複数のウェル51を備えた測定用プレー
ト50’を備えている。ただし、図5に示すようにウェル
51の底面に金属膜にかえて、クラッド層40が形成され、
さらにその上には光導波層41が形成されてなる。それ以
外の構成は上述の表面プラズモンセンサーと同一であ
る。
て、上記と同様の複数のウェル51を備えた測定用プレー
ト50’を備えている。ただし、図5に示すようにウェル
51の底面に金属膜にかえて、クラッド層40が形成され、
さらにその上には光導波層41が形成されてなる。それ以
外の構成は上述の表面プラズモンセンサーと同一であ
る。
【0050】測定用プレート50’は、例えば合成樹脂や
BK7等の光学ガラスを用いて形成されている。一方ク
ラッド層40は、該プレート50’よりも低屈折率の誘電体
や、金等の金属を用いて薄膜状に形成されている。また
光導波層41は、クラッド層40よりも高屈折率の誘電体、
例えばPMMAを用いてこれも薄膜状に形成されてい
る。クラッド層40の膜厚は、例えば金薄膜から形成する
場合で36.5nm、光導波層41の膜厚は、例えばPM
MAから形成する場合で700nm程度とされる。
BK7等の光学ガラスを用いて形成されている。一方ク
ラッド層40は、該プレート50’よりも低屈折率の誘電体
や、金等の金属を用いて薄膜状に形成されている。また
光導波層41は、クラッド層40よりも高屈折率の誘電体、
例えばPMMAを用いてこれも薄膜状に形成されてい
る。クラッド層40の膜厚は、例えば金薄膜から形成する
場合で36.5nm、光導波層41の膜厚は、例えばPM
MAから形成する場合で700nm程度とされる。
【0051】上記構成の漏洩モードセンサーにおいて、
レーザ光源10から射出された光ビーム30を誘電体ブロッ
ク部52を通してクラッド層40に対して全反射角以上の入
射角で入射させると、該光ビーム30の多くの成分が誘電
体ブロック部52とクラッド層40との界面で全反射する
が、クラッド層40を透過して光導波層41に特定入射角で
入射した特定波数の光は、該光導波層41を導波モードで
伝搬されるようになる。こうして導波モードが励起され
ると、特定入射角で入射した入射光のほとんどが光導波
層41に取り込まれるので、上記界面に特定入射角で入射
し、全反射された光の強度が鋭く低下する全反射減衰が
生じる。光導波層41における導波光の波数は、該光導波
層41上の液体試料15の屈折率に依存するので、全反射減
衰が生じる上記特定入射角である全反射解消角の変動を
知ることによって、特定物質の有無を得ることができ
る。
レーザ光源10から射出された光ビーム30を誘電体ブロッ
ク部52を通してクラッド層40に対して全反射角以上の入
射角で入射させると、該光ビーム30の多くの成分が誘電
体ブロック部52とクラッド層40との界面で全反射する
が、クラッド層40を透過して光導波層41に特定入射角で
入射した特定波数の光は、該光導波層41を導波モードで
伝搬されるようになる。こうして導波モードが励起され
ると、特定入射角で入射した入射光のほとんどが光導波
層41に取り込まれるので、上記界面に特定入射角で入射
し、全反射された光の強度が鋭く低下する全反射減衰が
生じる。光導波層41における導波光の波数は、該光導波
層41上の液体試料15の屈折率に依存するので、全反射減
衰が生じる上記特定入射角である全反射解消角の変動を
知ることによって、特定物質の有無を得ることができ
る。
【0052】漏洩モードセンサーにおいても測定ユニッ
ト支持台60に反射光学系35を備えており、複数のウェル
51の界面に順次入射させ、該界面で反射した光ビーム30
の強度を測定することにより、直列に配置した複数のウ
ェル51におけるヒットの有無を得ることができるため、
スループットの向上を図ることができる。
ト支持台60に反射光学系35を備えており、複数のウェル
51の界面に順次入射させ、該界面で反射した光ビーム30
の強度を測定することにより、直列に配置した複数のウ
ェル51におけるヒットの有無を得ることができるため、
スループットの向上を図ることができる。
【0053】上記実施形態においては、反射光学系が測
定ユニット支持台に設けられた形態としたが、図6に測
定ユニットおよび反射光学系の断面図を示すように、測
定ユニットの集合体である測定用プレートと反射光学系
が一体的に構成されていてもよい。図6に示す測定用プ
レート70は、図1で示した測定用プレート50と同様に矢
印P方向およびQ方向に2次元的に配列された複数のウ
ェル71を備えている。一方、個々のウェル毎に誘電体ブ
ロック部が突出するように形成されているのではなく、
矢印Q方向に並んだウェルの下部に該Q方向に延びて形
成された誘電体ブロック部72を備えている。なお、誘電
体ブロック部72の底面の一部が凹面73、74とされるとと
もに、該凹面73、74が鏡面とされて光収束機能と反射機
能とを備えた凹面ミラーとして機能する反射光学系75を
構成している。
定ユニット支持台に設けられた形態としたが、図6に測
定ユニットおよび反射光学系の断面図を示すように、測
定ユニットの集合体である測定用プレートと反射光学系
が一体的に構成されていてもよい。図6に示す測定用プ
レート70は、図1で示した測定用プレート50と同様に矢
印P方向およびQ方向に2次元的に配列された複数のウ
ェル71を備えている。一方、個々のウェル毎に誘電体ブ
ロック部が突出するように形成されているのではなく、
矢印Q方向に並んだウェルの下部に該Q方向に延びて形
成された誘電体ブロック部72を備えている。なお、誘電
体ブロック部72の底面の一部が凹面73、74とされるとと
もに、該凹面73、74が鏡面とされて光収束機能と反射機
能とを備えた凹面ミラーとして機能する反射光学系75を
構成している。
【0054】誘電体ブロック部72の一面72aから光ビー
ム30がQ1列のウェル71の界面に向けて入射され、該界面
で反射した光ビーム30が誘電体ブロック部72の一部に形
成された凹面73で反射され、Q2列のウェル71の界面に対
して該界面で収束するように入射され、さらに該界面で
反射された光ビーム30が凹面74で反射されてQ3列のウェ
ル71の界面に対して該界面で収束するように入射され
る。該Q3列のウェル71の界面で反射された光ビーム30は
誘電体ブロック部72の他面72bから出射され、光検出手
段で受光される。
ム30がQ1列のウェル71の界面に向けて入射され、該界面
で反射した光ビーム30が誘電体ブロック部72の一部に形
成された凹面73で反射され、Q2列のウェル71の界面に対
して該界面で収束するように入射され、さらに該界面で
反射された光ビーム30が凹面74で反射されてQ3列のウェ
ル71の界面に対して該界面で収束するように入射され
る。該Q3列のウェル71の界面で反射された光ビーム30は
誘電体ブロック部72の他面72bから出射され、光検出手
段で受光される。
【0055】図7は、さらに別の測定ユニットおよび反
射光学系の断面図を示す。図7に示す測定ユニットの集
合体である測定用プレート80は、図6で示した測定用プ
レート50と同様に矢印P方向およびQ方向に2次元的に
配列された複数のウェル81を備え、矢印Q方向に並んだ
ウェルの下部に該Q方向に延びて形成された誘電体ブロ
ック部82を備えている。ただし、誘電体ブロック部82の
底面は平面でありそのの一部に鏡面84が設けられてい
る。また、本測定用プレート80は、ウェル81の底面81a
が凹面とされており、すなわち誘電体ブロックと金属膜
12との界面が凹面であり、該凹面81aと前記鏡面82とに
より光収束機能と反射機能とを備えた凹面とミラーから
なる反射光学系が構成されている。なお、この凹面状の
界面へ光ビームを入射させる際には、界面上で点状に集
光させるのではなく、デフォーカス状態で入射させ、該
界面での反射光が鏡面82で収束するように構成する。
射光学系の断面図を示す。図7に示す測定ユニットの集
合体である測定用プレート80は、図6で示した測定用プ
レート50と同様に矢印P方向およびQ方向に2次元的に
配列された複数のウェル81を備え、矢印Q方向に並んだ
ウェルの下部に該Q方向に延びて形成された誘電体ブロ
ック部82を備えている。ただし、誘電体ブロック部82の
底面は平面でありそのの一部に鏡面84が設けられてい
る。また、本測定用プレート80は、ウェル81の底面81a
が凹面とされており、すなわち誘電体ブロックと金属膜
12との界面が凹面であり、該凹面81aと前記鏡面82とに
より光収束機能と反射機能とを備えた凹面とミラーから
なる反射光学系が構成されている。なお、この凹面状の
界面へ光ビームを入射させる際には、界面上で点状に集
光させるのではなく、デフォーカス状態で入射させ、該
界面での反射光が鏡面82で収束するように構成する。
【0056】誘電体ブロック部82の一面82aから光ビー
ム30がQ1列のウェル81の界面に向けて入射され、該界面
で反射した光ビーム30が誘電体ブロック部82の底面の一
部に形成された鏡面84で反射されQ2列のウェル81の界面
に入射され、さらに該界面で反射された光ビーム30がさ
らに鏡面84で反射されてQ3列のウェル81の界面に入射さ
れる。該Q3列のウェル81の界面で反射された光ビーム30
は誘電体ブロック部82の他面82bから出射され、光検出
手段で受光される。
ム30がQ1列のウェル81の界面に向けて入射され、該界面
で反射した光ビーム30が誘電体ブロック部82の底面の一
部に形成された鏡面84で反射されQ2列のウェル81の界面
に入射され、さらに該界面で反射された光ビーム30がさ
らに鏡面84で反射されてQ3列のウェル81の界面に入射さ
れる。該Q3列のウェル81の界面で反射された光ビーム30
は誘電体ブロック部82の他面82bから出射され、光検出
手段で受光される。
【0057】図6および図7の測定ユニットおよび反射
光学系の場合、光ビーム30は、各界面に対して略同一の
角度範囲で入射するため、試料液滴下前には、図4
(a)に示したように1本の暗線として観察され、その
後、時間の経過と共に、図4(b)のように暗線が分離
する等のプロファイルの変化を観察することにより、ヒ
ットの有無を得ることができる。
光学系の場合、光ビーム30は、各界面に対して略同一の
角度範囲で入射するため、試料液滴下前には、図4
(a)に示したように1本の暗線として観察され、その
後、時間の経過と共に、図4(b)のように暗線が分離
する等のプロファイルの変化を観察することにより、ヒ
ットの有無を得ることができる。
【0058】但し、上記の場合には、直列に並べた複数
のウェルのうちいずれのウェルがヒットしたかを特定す
ることはできず、その後、各ウェル毎の測定を行うこと
によりヒットしたウェルを特定する必要がある。
のウェルのうちいずれのウェルがヒットしたかを特定す
ることはできず、その後、各ウェル毎の測定を行うこと
によりヒットしたウェルを特定する必要がある。
【0059】図8は、さらに別の測定ユニットおよび反
射光学系の断面図を示す。図8において測定ユニットの
集合体である測定用プレート50は、図1で示した測定用
プレート50と同一のものである。一方、反射光学系95
は、測定ユニット支持台60に凹面鏡が備えられている点
では図3と同様であるが、2つの凹面鏡91、92の傾きが
互いに異なるように配置されている。
射光学系の断面図を示す。図8において測定ユニットの
集合体である測定用プレート50は、図1で示した測定用
プレート50と同一のものである。一方、反射光学系95
は、測定ユニット支持台60に凹面鏡が備えられている点
では図3と同様であるが、2つの凹面鏡91、92の傾きが
互いに異なるように配置されている。
【0060】光ビーム30がQ1列のウェル51の界面に最大
入射角θ1で入射され、該界面で反射した光ビーム30が
凹面鏡91により反射されQ2列のウェル51の界面に該界面
で収束するように入射される。このとき、光ビーム30の
最大入射角はθ2である。さらに、Q2列のウェル51の界
面で反射された光ビーム30は、凹面鏡92で反射されQ3列
のウェル51の界面で収束するように入射される。このと
きの光ビーム30の最大入射角はθ3(θ1<θ2<θ
3)である。該Q3列のウェル51の界面で反射された光ビ
ーム30が光検出手段で受光される。このように、凹面鏡
91、92により各界面に対して少しづつ異なる角度範囲で
光ビーム30が入射されるようにしておくと、試料滴下前
の光ビームプロファイルには図9(a)に示すように、
光検出手段上の異なる位置x1、x2、x3に暗線が観
測される。試料滴下後、時間経過と共に暗線位置はずれ
るが、3本の暗線の間隔の変化によりヒットの有無を得
ることができる。例えば、試料滴下前の光ビームプロフ
ァイルが図9(a)で示されるようなものであり、試料
滴下して所定時間経過後、図9(b)に示すように、3
本の暗線の間隔が変化したとする。この場合、x2から
x2’へ移動した暗線の位置変化は他の2本の暗線の変
化より大きく、このx2(x2’)で表された暗線を発
生させたウェルの検体がヒットした可能性が大きいこと
を意味する。このようにウェル毎で発生する暗線の光検
出器上における位置がずれるようにすれば、いずれのウ
ェルがヒットしたかも同時に特定することができる。但
し、より多数のウェルを直列に配置して測定を行う場合
には、互いのウェル毎で暗線位置がずれるように設定し
ておいてもウェルと暗線位置を特定することが困難な場
合もあり、その場合には、光検出手段により検出された
光ビームプロファイルの変化により、ヒットしたものが
あると判断された場合に、個々のウェルの測定を行うこ
とができる測定装置により測定すればよい。
入射角θ1で入射され、該界面で反射した光ビーム30が
凹面鏡91により反射されQ2列のウェル51の界面に該界面
で収束するように入射される。このとき、光ビーム30の
最大入射角はθ2である。さらに、Q2列のウェル51の界
面で反射された光ビーム30は、凹面鏡92で反射されQ3列
のウェル51の界面で収束するように入射される。このと
きの光ビーム30の最大入射角はθ3(θ1<θ2<θ
3)である。該Q3列のウェル51の界面で反射された光ビ
ーム30が光検出手段で受光される。このように、凹面鏡
91、92により各界面に対して少しづつ異なる角度範囲で
光ビーム30が入射されるようにしておくと、試料滴下前
の光ビームプロファイルには図9(a)に示すように、
光検出手段上の異なる位置x1、x2、x3に暗線が観
測される。試料滴下後、時間経過と共に暗線位置はずれ
るが、3本の暗線の間隔の変化によりヒットの有無を得
ることができる。例えば、試料滴下前の光ビームプロフ
ァイルが図9(a)で示されるようなものであり、試料
滴下して所定時間経過後、図9(b)に示すように、3
本の暗線の間隔が変化したとする。この場合、x2から
x2’へ移動した暗線の位置変化は他の2本の暗線の変
化より大きく、このx2(x2’)で表された暗線を発
生させたウェルの検体がヒットした可能性が大きいこと
を意味する。このようにウェル毎で発生する暗線の光検
出器上における位置がずれるようにすれば、いずれのウ
ェルがヒットしたかも同時に特定することができる。但
し、より多数のウェルを直列に配置して測定を行う場合
には、互いのウェル毎で暗線位置がずれるように設定し
ておいてもウェルと暗線位置を特定することが困難な場
合もあり、その場合には、光検出手段により検出された
光ビームプロファイルの変化により、ヒットしたものが
あると判断された場合に、個々のウェルの測定を行うこ
とができる測定装置により測定すればよい。
【0061】図10は、さらに別の測定ユニットおよび
反射光学系の断面図を示す。図10に示す測定ユニット
100は、個々にチップ状に形成されたものである。測定
ユニットとしての測定チップ100は、例えば透明樹脂等
により形成された倒立截頭四角錐形状を有し、この測定
チップ100上部に、断面円形の検体保持穴113aが形成さ
れて試料保持部113が構成されており、検体保持穴113a
の底面に金属膜12が被着されている。また、さらに金属
膜12上にはセンシング物質14が固着されている。この測
定チップ100の試料保持部113の下部が誘電体ブロック部
111であり、その4つの側面のうちの対面する2面がそ
れぞれ光入射端面111a、光出射端面111bとされてい
る。測定チップ10は測定ユニット支持台120のP方向お
よびQ方向に2次元状の配置で複数設けられたチップ保
持孔121に1個ずつ嵌合固定されている。なお、光ビー
ム30に対して直列的に(矢印Q方向に)配置される複数
の測定チップ(ここでは3つの測定チップ)の検体保持
穴113aの底面に形成されている金属膜12の厚みt1〜
t3は互いに異なるものとされている。本実施形態の反
射光学系130は、測定チップ100の下方に配置された鏡面
131と該鏡面131上に配置された2つの凸レンズ132、133
とから構成されている。
反射光学系の断面図を示す。図10に示す測定ユニット
100は、個々にチップ状に形成されたものである。測定
ユニットとしての測定チップ100は、例えば透明樹脂等
により形成された倒立截頭四角錐形状を有し、この測定
チップ100上部に、断面円形の検体保持穴113aが形成さ
れて試料保持部113が構成されており、検体保持穴113a
の底面に金属膜12が被着されている。また、さらに金属
膜12上にはセンシング物質14が固着されている。この測
定チップ100の試料保持部113の下部が誘電体ブロック部
111であり、その4つの側面のうちの対面する2面がそ
れぞれ光入射端面111a、光出射端面111bとされてい
る。測定チップ10は測定ユニット支持台120のP方向お
よびQ方向に2次元状の配置で複数設けられたチップ保
持孔121に1個ずつ嵌合固定されている。なお、光ビー
ム30に対して直列的に(矢印Q方向に)配置される複数
の測定チップ(ここでは3つの測定チップ)の検体保持
穴113aの底面に形成されている金属膜12の厚みt1〜
t3は互いに異なるものとされている。本実施形態の反
射光学系130は、測定チップ100の下方に配置された鏡面
131と該鏡面131上に配置された2つの凸レンズ132、133
とから構成されている。
【0062】Q1列の測定チップ100の界面に対して光ビ
ーム30が入射され、該界面で反射した光ビーム30が、鏡
面131で反射され、凸レンズ132の作用によりQ2列の測定
チップ100の界面で収束するように入射され、さらに該
界面で反射された光ビーム30が、再び鏡面131で反射さ
れ、凸レンズ133の作用によりQ3列の測定チップ100の界
面で収束するように入射される。該Q3列の測定チップ10
0の界面で反射された光ビーム30が光検出手段で受光さ
れる。光ビームの界面への入射角度と金属膜12上の物質
の屈折率との関係は金属膜12の厚み毎で異なるため、光
検出手段で受光された光ビームのプロファイルには3本
の暗線がずれて観測される。試料滴下前、および試料滴
下後の所定時間、光ビームのプロファイルをモニタし、
3本の暗線の間隔の変化等によりヒットの有無を得るこ
とができる。例えば、3本の暗線の間隔等に顕著な変化
があれば、いずれかの測定チップの検体がヒットしたと
判断される。
ーム30が入射され、該界面で反射した光ビーム30が、鏡
面131で反射され、凸レンズ132の作用によりQ2列の測定
チップ100の界面で収束するように入射され、さらに該
界面で反射された光ビーム30が、再び鏡面131で反射さ
れ、凸レンズ133の作用によりQ3列の測定チップ100の界
面で収束するように入射される。該Q3列の測定チップ10
0の界面で反射された光ビーム30が光検出手段で受光さ
れる。光ビームの界面への入射角度と金属膜12上の物質
の屈折率との関係は金属膜12の厚み毎で異なるため、光
検出手段で受光された光ビームのプロファイルには3本
の暗線がずれて観測される。試料滴下前、および試料滴
下後の所定時間、光ビームのプロファイルをモニタし、
3本の暗線の間隔の変化等によりヒットの有無を得るこ
とができる。例えば、3本の暗線の間隔等に顕著な変化
があれば、いずれかの測定チップの検体がヒットしたと
判断される。
【0063】なお、各界面で生じる暗線の光検出手段上
での位置をずらせる方法としては、前述のように反射光
学手段の傾きを変える、金属膜の厚みをそれぞれ異なる
ものとするほか、各試料液のバッファーの屈折率を異な
るものとする、測定ユニットをチップ状のものとして構
成し、互いに異なる屈折率の誘電体ブロックを備えたも
のとする等種々の方法が考えられる。
での位置をずらせる方法としては、前述のように反射光
学手段の傾きを変える、金属膜の厚みをそれぞれ異なる
ものとするほか、各試料液のバッファーの屈折率を異な
るものとする、測定ユニットをチップ状のものとして構
成し、互いに異なる屈折率の誘電体ブロックを備えたも
のとする等種々の方法が考えられる。
【0064】なお、上記実施形態においては、1次元に
並べられた測定ユニット(ウェル)を光ビームに対して
直列としたが、2次元、3次元的に配置された測定ユニ
ットを光ビームに対して直列とするように反射光学系を
構成してもよい。
並べられた測定ユニット(ウェル)を光ビームに対して
直列としたが、2次元、3次元的に配置された測定ユニ
ットを光ビームに対して直列とするように反射光学系を
構成してもよい。
【0065】図11は、本発明の測定装置の第2の実施
形態の表面プラズモンセンサーの概略を示す平面図であ
る。本実施形態の表面プラズモンセンサーにおいても図
1と同様の測定用プレート50を備えている。但し、測定
用プレート50に対して、入射光学系20'および光検出手
段27aをそれぞれ1組のみ備え、図示しない反射光学系
により、光ビーム30が測定用プレート50の全てのウェル
51の界面に順次入反射するように構成されている。光ビ
ーム30は図中点線矢印で示す順に全てのウェル51を経て
光検出手段27aで検出される。このように、反射光学系
により、2次元的に配列された複数の測定ユニットを光
ビーム30に対して直列なものとし、1つの光検出手段に
より、さらに多くの測定ユニットの界面での反射光の状
態を含む光ビームを検出することができ、光ビームに対
して直列的に並べられた複数の測定ユニット中における
ヒットの有無を得ることができる。
形態の表面プラズモンセンサーの概略を示す平面図であ
る。本実施形態の表面プラズモンセンサーにおいても図
1と同様の測定用プレート50を備えている。但し、測定
用プレート50に対して、入射光学系20'および光検出手
段27aをそれぞれ1組のみ備え、図示しない反射光学系
により、光ビーム30が測定用プレート50の全てのウェル
51の界面に順次入反射するように構成されている。光ビ
ーム30は図中点線矢印で示す順に全てのウェル51を経て
光検出手段27aで検出される。このように、反射光学系
により、2次元的に配列された複数の測定ユニットを光
ビーム30に対して直列なものとし、1つの光検出手段に
より、さらに多くの測定ユニットの界面での反射光の状
態を含む光ビームを検出することができ、光ビームに対
して直列的に並べられた複数の測定ユニット中における
ヒットの有無を得ることができる。
【0066】なお、上述の各実施形態の測定装置は、光
源からの光ビームを界面に対して種々の角度で入射さ
せ、該界面からの反射光を測定し暗線となる入射角度の
変化から全反射減衰の状態を測定して被検体とセンシン
グ物質との結合状態を得るものであるが、光ビームの入
射角度を界面で全反射条件を満たす所定の角度とし、種
々の波長を有する光ビームを入射させる、もしくは入射
させる光ビームの波長を変化させ、界面からの反射光を
測定し、各波長毎の全反射減衰の状態により被検体とセ
ンシング物質との結合状態を得るようにしてもよい。
源からの光ビームを界面に対して種々の角度で入射さ
せ、該界面からの反射光を測定し暗線となる入射角度の
変化から全反射減衰の状態を測定して被検体とセンシン
グ物質との結合状態を得るものであるが、光ビームの入
射角度を界面で全反射条件を満たす所定の角度とし、種
々の波長を有する光ビームを入射させる、もしくは入射
させる光ビームの波長を変化させ、界面からの反射光を
測定し、各波長毎の全反射減衰の状態により被検体とセ
ンシング物質との結合状態を得るようにしてもよい。
【0067】また、本発明の測定装置の第3の実施形態
の表面プラズモンセンサーである光の位相を利用した測
定装置を図12に示し、以下に説明する。図12は光の
位相を利用した測定装置の概略断面図である。
の表面プラズモンセンサーである光の位相を利用した測
定装置を図12に示し、以下に説明する。図12は光の
位相を利用した測定装置の概略断面図である。
【0068】本実施の形態による表面プラズモンセンサ
ーにおいては、測定ユニットの集合体である測定用プレ
ート140として、図7に示した測定用プレート80と略同
様であるが、各ウェル141の底面141aが平面であるもの
を備えている。また、上記実施形態に用いたものと同様
に、P方向に並べられた5つのウェル141に対して並行
して光ビームを入射させるよう構成されている。また、
測定用プレと140の誘電体ブロック部142の底面の一部に
鏡面145が形成された反射光学系を構成している。な
お、本実施形態においては反射光学系に収束機能を備え
ていない。
ーにおいては、測定ユニットの集合体である測定用プレ
ート140として、図7に示した測定用プレート80と略同
様であるが、各ウェル141の底面141aが平面であるもの
を備えている。また、上記実施形態に用いたものと同様
に、P方向に並べられた5つのウェル141に対して並行
して光ビームを入射させるよう構成されている。また、
測定用プレと140の誘電体ブロック部142の底面の一部に
鏡面145が形成された反射光学系を構成している。な
お、本実施形態においては反射光学系に収束機能を備え
ていない。
【0069】図12に側面形状を示すように、本実施の
形態の表面プラズモンセンサーは、測定用プレート140
の誘電体ブロック142の光ビーム入射面142a側および出
射面142b側にそれぞれ、複数の光源334a〜eとCCD3
60a〜eとが配設されており、これら光源334a〜eと
CCD360a〜eとの間には、コリメータレンズ350a〜
e、干渉光学系、集光レンズ355a〜eおよびアパーチ
ャー356a〜eが配設されている。
形態の表面プラズモンセンサーは、測定用プレート140
の誘電体ブロック142の光ビーム入射面142a側および出
射面142b側にそれぞれ、複数の光源334a〜eとCCD3
60a〜eとが配設されており、これら光源334a〜eと
CCD360a〜eとの間には、コリメータレンズ350a〜
e、干渉光学系、集光レンズ355a〜eおよびアパーチ
ャー356a〜eが配設されている。
【0070】上記干渉光学系は、偏光フィルタ351a〜
e、ハーフミラー352a〜e、ハーフミラー353a〜eお
よびミラー354a〜eにより構成されている。
e、ハーフミラー352a〜e、ハーフミラー353a〜eお
よびミラー354a〜eにより構成されている。
【0071】さらに、CCD360a〜eは信号処理部361
に接続されており、信号処理部361は表示部362に接続さ
れている。
に接続されており、信号処理部361は表示部362に接続さ
れている。
【0072】以下、本実施の形態の表面プラズモンセン
サーにおける試料の測定について説明する。なおここで
は、測定用プレート140のウェル141のうち、光源34aお
よびCCD360aに整合する状態とされたP方向1行の
ウェル141を例に取って説明を行なうが、その他のウェ
ルにおいても測定は同様になされる。
サーにおける試料の測定について説明する。なおここで
は、測定用プレート140のウェル141のうち、光源34aお
よびCCD360aに整合する状態とされたP方向1行の
ウェル141を例に取って説明を行なうが、その他のウェ
ルにおいても測定は同様になされる。
【0073】光源334aが駆動されて光ビーム330が発散
光の状態で出射される。この光ビーム330はコリメータ
レンズ350aにより平行光化されて偏光フィルタ351aに
入射する。偏光フィルタ351aを透過して界面141aに対
してp偏光で入射するようにされた光ビーム330は、ハ
ーフミラー352aにより一部がレファレンス光ビーム330
Rとして分割され、ハーフミラー352aを透過した残り
の光ビーム330SはQ1列のウェル141の界面141aに入射
する。該界面141aで全反射した光ビーム330Sは、鏡面
145で反射されてQ2列のウェル141の界面141aに入射さ
れ、さらに該界面で反射された光ビーム330Sが、再び
鏡面145で反射されてQ3列のウェル141の界面に入射され
る。該Q3列のウェルの界面で反射された光ビーム330
S、およびミラー354aで反射したレファレンス光ビー
ム330Rはハーフミラー353aに入射して合成される。合
成された光ビーム330´は集光レンズ355aにより集光さ
れ、アパーチャー356aを通過してCCD360aによって
検出される。このとき、CCD360aで検出される光ビ
ーム330´は、光ビーム330Sとレファレンス光ビーム33
0Rとの干渉の状態に応じて干渉縞を発生させる。
光の状態で出射される。この光ビーム330はコリメータ
レンズ350aにより平行光化されて偏光フィルタ351aに
入射する。偏光フィルタ351aを透過して界面141aに対
してp偏光で入射するようにされた光ビーム330は、ハ
ーフミラー352aにより一部がレファレンス光ビーム330
Rとして分割され、ハーフミラー352aを透過した残り
の光ビーム330SはQ1列のウェル141の界面141aに入射
する。該界面141aで全反射した光ビーム330Sは、鏡面
145で反射されてQ2列のウェル141の界面141aに入射さ
れ、さらに該界面で反射された光ビーム330Sが、再び
鏡面145で反射されてQ3列のウェル141の界面に入射され
る。該Q3列のウェルの界面で反射された光ビーム330
S、およびミラー354aで反射したレファレンス光ビー
ム330Rはハーフミラー353aに入射して合成される。合
成された光ビーム330´は集光レンズ355aにより集光さ
れ、アパーチャー356aを通過してCCD360aによって
検出される。このとき、CCD360aで検出される光ビ
ーム330´は、光ビーム330Sとレファレンス光ビーム33
0Rとの干渉の状態に応じて干渉縞を発生させる。
【0074】特定物質とセンシング物質との結合状態に
応じてセンシング物質14の屈折率が変化すると、界面で
全反射した光ビームとリファレンス光ビームとの干渉状
態が変化するため、干渉縞の変化に応じて結合を有無を
検出することができる。本実施形態においては、複数の
ウェル141を光ビーム330に対して直列的に配しているの
で、直列に配された複数のウェル141のいずれかのウェ
ル中の検体がセンシング物質と結合すれば、干渉縞の変
化が検出される。
応じてセンシング物質14の屈折率が変化すると、界面で
全反射した光ビームとリファレンス光ビームとの干渉状
態が変化するため、干渉縞の変化に応じて結合を有無を
検出することができる。本実施形態においては、複数の
ウェル141を光ビーム330に対して直列的に配しているの
で、直列に配された複数のウェル141のいずれかのウェ
ル中の検体がセンシング物質と結合すれば、干渉縞の変
化が検出される。
【0075】信号処理部361は、以上の原理に基づいて
上記反応の有無を検出し、その結果が表示部362に表示
される。本測定により、直列に配された複数のウェル14
1のいずれかのウェルの検体にヒットが認められた場合
には、個々のウェル毎の測定が可能な測定装置において
ヒットしたウェルの特定を行う。
上記反応の有無を検出し、その結果が表示部362に表示
される。本測定により、直列に配された複数のウェル14
1のいずれかのウェルの検体にヒットが認められた場合
には、個々のウェル毎の測定が可能な測定装置において
ヒットしたウェルの特定を行う。
【0076】以上の測定操作はP方向の他の4行のウェ
ル141に対しても並行して同様になされる。
ル141に対しても並行して同様になされる。
【0077】なお信号処理部361は、5個のCCD360a
〜eに対してそれぞれ専用のものを設けてもよいし、あ
るいは5個のCCD360a〜eに対して共用のものを1
個だけ設けて、それらのCCD360a〜eが出力した光
量検出信号Sを順次処理するようにしても構わない。
〜eに対してそれぞれ専用のものを設けてもよいし、あ
るいは5個のCCD360a〜eに対して共用のものを1
個だけ設けて、それらのCCD360a〜eが出力した光
量検出信号Sを順次処理するようにしても構わない。
【0078】なお、この表面プラズモンセンサーの構成
を上記と同様に漏洩モードセンサに利用することができ
ることは言うまでもない。
を上記と同様に漏洩モードセンサに利用することができ
ることは言うまでもない。
【図1】本発明の実施形態による表面プラズモンセンサ
ーの平面図
ーの平面図
【図2】図1の表面プラズモンセンサーの側断面図
【図3】図2の表面プラズモンセンサーの測定用プレー
トおよび反射光学系の拡大図
トおよび反射光学系の拡大図
【図4】暗線位置の変化を示す図
【図5】本発明の実施形態による漏洩モードセンサーの
一部側断面図
一部側断面図
【図6】本発明の測定装置における別の測定ユニットお
よび反射光学系を示す側断面図
よび反射光学系を示す側断面図
【図7】本発明の測定装置における別の測定ユニットお
よび反射光学系を示す側断面図
よび反射光学系を示す側断面図
【図8】本発明の測定装置における別の測定ユニットお
よび反射光学系を示す側断面図
よび反射光学系を示す側断面図
【図9】図8に示した測定ユニットおよび反射光学系を
備えた測定装置を利用した場合の暗線位置の変化を示す
図
備えた測定装置を利用した場合の暗線位置の変化を示す
図
【図10】本発明の測定装置における別の測定ユニット
および反射光学系を示す側断面図
および反射光学系を示す側断面図
【図11】本発明の第2の実施形態による表面プラズモ
ンセンサーの側面図
ンセンサーの側面図
【図12】本発明の第3の実施形態による表面プラズモ
ンセンサーの側面図
ンセンサーの側面図
10 光源
12 金属膜
14 センシング物質
20 入射光学系
27a〜e 光検出手段
30 光ビーム
31、32 凹面鏡
35 反射光学系
50 測定用プレート
51 ウェル
52 誘電体ブロック部
60 測定ユニット支持台
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2G057 AA02 AB04 AB07 AC01 BA01
BB01 BB06
2G059 AA01 BB04 BB12 CC16 DD13
DD16 EE02 EE05 EE09 GG01
GG04 JJ11 JJ13 JJ14 JJ19
JJ22 KK04 MM01 MM03 MM09
MM11 PP04
Claims (5)
- 【請求項1】 光ビームを発生させる光源と、 前記光ビームに対して透明な誘電体ブロック、この誘電
体ブロックの上面に形成された薄膜層、およびこの薄膜
層の表面上に試料を保持する試料保持機構を備えてなる
複数の測定ユニットと、 前記光ビームを、前記複数の測定ユニットの第1の測定
ユニットの前記誘電体ブロックに対して、該誘電体ブロ
ックと前記薄膜層との界面で全反射条件が得られる入射
角で入射させる入射光学系と、 前記界面で全反射した光ビームを反射して、第2から第
(2+n)の測定ユニットの界面に対して、順次、該界
面で全反射条件が得られる入射角で入射させる反射光学
系と、 前記第(2+n)の測定ユニットの前記界面で全反射し
た光ビームの強度を測定する光検出手段とを備えてなる
ことを特徴とする測定装置。 - 【請求項2】 前記反射光学系が凹面とミラーからなる
ことを特徴とする請求項1記載の測定装置。 - 【請求項3】 前記反射光学系がミラーと凸レンズから
なることを特徴とする請求項1記載の測定装置。 - 【請求項4】 前記複数の測定ユニットが一次元もしく
は二次元に配列され一体的に形成されていることを特徴
とする請求項1から3いずれか1項記載の測定装置。 - 【請求項5】 前記複数の測定ユニットの前記薄膜層の
厚みがそれぞれ異なることを特徴とする請求項1から4
いずれか1項記載の測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002088822A JP2003287493A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002088822A JP2003287493A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003287493A true JP2003287493A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29234579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002088822A Withdrawn JP2003287493A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003287493A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004163402A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-06-10 | Stiftung Fuer Diagnostische Forschung | エバネッセント場法を使用して物質を定量する読み取り装置のキュベット |
| WO2005054826A1 (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-16 | Omron Corporation | 光分析装置及び光分析デバイス |
| JP2006098286A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Yokogawa Electric Corp | スクリーニング装置 |
| WO2010007811A1 (ja) * | 2008-07-15 | 2010-01-21 | オリンパス株式会社 | 光学ユニット |
| JP2010025857A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Sharp Corp | 表面プラズモンセンサー、入射角算出装置、表面プラズモンセンサーシステム、入射角計算プログラム、及び前記入射角計算プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
| WO2010109939A1 (ja) * | 2009-03-26 | 2010-09-30 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光照射装置及び光測定装置 |
| JP2010230396A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Hamamatsu Photonics Kk | 光照射装置及び光測定装置 |
| JP2010230397A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Hamamatsu Photonics Kk | 光照射装置及び光測定装置 |
| JP2013101160A (ja) * | 2013-03-05 | 2013-05-23 | Hamamatsu Photonics Kk | 光測定装置 |
| JP2013108994A (ja) * | 2013-03-05 | 2013-06-06 | Hamamatsu Photonics Kk | 光測定装置 |
| WO2017082196A1 (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-18 | コニカミノルタ株式会社 | 検査チップおよび検査システム |
| CN115461608A (zh) * | 2020-09-21 | 2022-12-09 | 韩国标准科学研究院 | 多重反射液浸硅基微流路测定装置及测定方法 |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002088822A patent/JP2003287493A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102365544B (zh) * | 2009-03-26 | 2014-01-22 | 浜松光子学株式会社 | 光照射装置及光测定装置 |
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| KR20120000070A (ko) * | 2009-03-26 | 2012-01-03 | 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 | 광조사장치 및 광측정장치 |
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| JP2013108994A (ja) * | 2013-03-05 | 2013-06-06 | Hamamatsu Photonics Kk | 光測定装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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