JP2003287720A - 保持ブロックを半完成オフサルミックレンズブランクに装着する方法 - Google Patents
保持ブロックを半完成オフサルミックレンズブランクに装着する方法Info
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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- Lens Barrels (AREA)
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Abstract
を迅速且つ安価に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 所定のプリズムを有する半完成オフサル
ミックレンズブランク(1)に保持ブロックを装着する方
法であってブランク(1)を固定ベース(19)上に位
置決めしてブランク(1)の仕上がりフェースがベース
の複数の支承点(S1,S2,S3)に一緒に当接するよ
うにする段階と、保持ブロックの向きを定める段階と保
持ブロックを定めたように配向させる段階と、保持ブロ
ックを仕上がりフェースに固定する段階とを有し、保持
ブロックの向きを定める上記段階は仕上がりフェースの
3次元形状及び上記支承点(S1,S2,S3)の位置を
考慮する段階と上記位置から仕上がりフェースの向きを
推論する段階と、所定のプリズムを考慮する段階と、仕
上がりフェースの向き及び所定のプリズムから保持ブロ
ックの向きを推論する段階とから成ることを特徴とする
方法。
Description
を半完成オフサルミックレンズブランクに装着する方法
に関する。
ルミックレンズの製造にあたり、完成した状態のレンズ
を、円筒形エッジを備えたブランクから形成し、その未
加工のフェース(これらは、成形又は機械加工により得
られる)を次々にバフ磨きして研磨する(これは、表面
仕上げと呼ばれている)。一方が全体として凹状であ
り、他方が凸状のフェースを次々に表面仕上げする。実
用上の理由で、一般に、凸状フェースを凹状フェースの
前に表面仕上げする。フェースのうち一方だけが仕上げ
られ、即ち、表面仕上げされたレンズブランク(素材)
は半完成ブランクと呼ばれる。
い精度を必要とする困難な作業である。というのは、こ
の第2のフェースに所要の表面状態及び曲率を与えるだ
けでなく、これを極めて正確に配向させて仕上がり状態
のレンズが所望の光学的性質を備えるようにする必要が
あるからである。この配向には、1回又は2回の所定の
調整が必要な場合があり、かかる調整作業のうち1つ
は、プリズム調整(prism adjustment)と呼ばれ、他方
は、軸調整(axis adjustment )と呼ばれる。一般にジ
オプター単位で測定され、眼科医によって決定された処
方プリズムであるプリズム調整では、第2のフェースを
第1のフェースに対して傾けることが必要であり、他
方、軸調整では、第2のフェースを第1のフェースに対
しレンズの光学軸の回りに回転させることが必要であ
る。
いる半完成オフサルミックレンズブランクに保持ブロッ
クを装着する方法は、一般に、ブランクを固定ベース上
に位置決めしてブランクの仕上がりフェースがベースの
複数の支承点に一緒に当接するようにする段階と、保持
ブロックの向きをブランクに対して定める段階と、保持
ブロックを定めたように配向させる段階と、上記向きを
維持しながら保持ブロックを仕上がりフェースに固定す
る段階とを有する。本出願人名義の米国特許第4,71
4,232号明細書は、上述のタイプの方法を記載して
いる。
は通常、仕上がった状態のフェースに印を付けた状態で
調達される。一般に、ドットは、光学軸を通るプリズム
基準点(PRP)を標記し、1本の線又は互いに整列し
た線の連続体は、レンズを眼鏡フレーム内に嵌め込む位
置決め軸線を示している。実際には、位置決め軸線は、
水平鼻−耳軸線に相当し、眼科医は一般に軸調整をこの
軸線に対して指示する。
ブランクの心出しは、PRPをベースに対して定められ
た固定心出し軸線上に配置する段階から成り、ブランク
の角度配向は、位置決め軸線を、ベースに対して定めら
れ、心出し軸線を含む固定平面内に配置する段階から成
る。仕上がり状態のフェースの曲率に鑑みて、仕上がり
状態のフェースは、支承点の全てと接触状態にあり、そ
の心出し及び角度配向状態が保存されている場合、ブラ
ンクを傾け、即ち、レンズの光学軸を心出し軸線に対し
て回動させる。
置決めするとき、制御下にないプリズムが生じ、かかる
プリズムは、保持ブロックを配向させるときに補償され
なければならない。漸変する曲率を備えた仕上がり状態
のフェースは、本来的に、恐らくは制御下にないプリズ
ムが見えるようにすると共にベース上におけるブランク
の位置をランダム化する。
仕上がり状態のフェースの各タイプについてそれぞれ異
なるベースを提供することにある。この種の解決策は、
明らかに極めてコスト高であり、漸変曲率を備えた多様
なフェースが与えられていれば、必然的に非常に幅の広
い範囲からベースの各々を選択するためだけでなくベー
スをその支持体上に位置決めするのに多くの取扱い作業
を必要とする。さらに、仕上がり状態のフェースの曲率
とは無関係に、PRPが常時心出し軸線上に実質的に位
置してPRPからの保持ブロックの距離のばらつきが一
レンズと他のレンズとでもしあったとしても僅かである
ようにすることが必要である。
らないように保持ブロックから十分遠くに離さなければ
ならないが、このレンズは又、ブロックとレンズの組合
せが十分に剛性であるようにするために、保持ブロック
に十分近接して位置しなければならないことにある。フ
ロントフェースの曲率はレンズ毎にばらつきがあるの
で、心出し軸線に沿うPRPの変位を補償するよう種々
の高さのリングを提供するのが通例であり、これによ
り、多量の互いに異なるリングが必要になる。
細書に記載された別の解決策は、軸線の回りに円周方向
に且つ2等辺3角形の頂点のところに配置された半完成
ブランクと接触可能であって、各々が一緒になると全体
として凸状の組合せを形成する複数のフェーセットを備
えた3つの支承領域を備えた支承リングの形態のベース
を製造することを提案している。上述の米国特許の出願
時点において、この種の構造は、従来技術と比較して特
に有利であり、そのリングは、全ての種類の半完成ブラ
ンクを加工するのに利用可能である。
仕上がりフェースの遠用視部分と接触し、第3の領域が
近用視部分と接触するように角度的に分布している。し
たがって、漸変曲率を備えた種々の仕上がりフェースを
タイプにより、同一リングがこれらに適合するようにす
るためにこれらの類似したトポグラフィーの関数として
分類することが明らかに必要である。したがって、漸変
曲率を備えた互いに異なるタイプの仕上がりフェースの
数に等しい多数のリングを提供することが必要である。
かくして、同一リングを製造したレンズの種類の全体に
使用することはできない。
位置決め中、プリズムの外観と関連したリスクを最小限
に抑えるが、このリスクは、完全に無くなるわけではな
い。それはともかく、オフサルミックレンズ用の半完成
ブランクへの装着が得られるようにするために利用され
る技術にもかかわらず、レンズの最終的な光学的性質は
眼科医の処方に非常に正確に一致するものでは決してな
い。ただし、この不正確さは、一般に許容される。
れている技術の上述の決定を、位置決めプリズムの発生
と関連したリスクを制御することにより、光学的品質の
向上したオフサルミックレンズを迅速且つ安価に製造で
きる解決策を提案することにより解決することにある。
の第1の特徴は、所定のプリズムを有することが意図さ
れている半完成オフサルミックレンズブランクに保持ブ
ロックを装着する方法であって、ブランクを固定ベース
上に位置決めしてブランクの仕上がりフェースがベース
の複数の支承点に一緒に当接するようにする段階と、保
持ブロックの向きをブランクに対して定める段階と、保
持ブロックを定めたように配向させる段階と、上記向き
を維持しながら保持ブロックを仕上がりフェースに固定
する段階とを有する方法において、保持ブロックの向き
を定める上記段階は、上記仕上がりフェースの3次元形
状及び上記支承点の位置を考慮する段階と、ブランクを
ベース上に位置決めした状態で、上記仕上がりフェース
の3次元形状及び上記支承点の位置から上記位置から仕
上がりフェースの向きを推論する段階と、所定のプリズ
ムを考慮する段階と、仕上がりフェースの向き及び所定
のプリズムから仕上がりフェースに対する保持ブロック
の向きを推論する段階とから成ることを特徴とする方法
にある。
たときに、ブランクの傾きを非常に正確に補償して保持
ブロックを位置決めしたときにブランクに与えられた真
のプリズムが実際に所定のプリズムに一致するようにす
ることが可能である。例えば、ブランクをベース上に位
置決めした状態で仕上がりフェースを配向させるため、
ブランクをベース上に位置決めした状態でブランクを傾
けることにより結果的に得られる位置決めプリズムを計
算する。
定めるため、次の方程式、即ち、
て、AngH,AngVは、次のようにして、即ち、
て固定された軸線系XYZで仕上がりフェースの形状を
定める形式fN(x,y)の関数であり、x,y,z
は、上記固定軸線系の軸線X,Y,Zに対してそれぞれ
関連付けられたデカルト座標であり、Lは、次の公式、
即ち、
ち、
フサルミックレンズの屈折力加入度数であり、Kは、好
ましくは2/3に等しい比例指数である。ベース上には
3つの支承点が設けられ、関数fNは、次の順序の段階
を繰り返すことにより得られ、かかる段階は、固定軸線
系XYZで仕上がりフェースの3次元形状を定める関数
fpを計算する段階、
た、軸線Zの方向における仕上がりフェース上への支承
点の投影点の深さziを次の公式、即ち、zi=f
p(xi,y i)により計算する段階、なお、各支承点
(Si)について、xi,yiは、固定軸線系XYZの軸
線X及び軸線Yにそれぞれ関連付けられたその座標であ
り、深さzi相互の最大差εを計算する段階、差εと所
定値ε0を比較する段階、次の方程式、即ち、
式において、a及びbは、仕上がりフェース上への支承
点の投影点を通る平面Apのディレクター係数であり、
平面X,Z内で角度αpの第1の回転と平面Y,Z内で
角度βpの第2の回転から成る2回の回転で仕上がりフ
ェースを傾ける段階、差εが所定値ε0よりも大きい限
りにおいて、次式、即ち、
て、iは、1,2,3の整数、pは、最初は1に等しい
整数であり、fは、仕上がりフェースに関連付けられた
直交軸線系X′Y′Z′で仕上がりフェースの3次元形
状を定める形式Z′=f(x′,y′)の所定の関数で
あり、x′,y′,z′は、関連付けられた直交軸線系
X′Y′Z′の軸線X′,Y′,Z′にそれぞれ関連付
けられたデカルト座標であり、Nは、差εが所定値ε 0
よりも小さくなったときのpの値である。
即ち、
のようにして、即ち、
の軸線Z″と固定軸線系XYZの軸線Zとのなす角度
が、角度γに等しく、固定軸線系XYZの軸線X,Yに
より形成される平面内へのその軸線Z″の投影像とその
固定軸線系の軸線Xとのなす角度が、角度φに等しいよ
うに配向している。
ェースと保持ブロックの間に形成されたキャビティに流
し込み、上記金属を放冷することにより仕上がりフェー
スに固定されるのがよい。第2の特徴として、本発明
は、保持ブロックを半完成オフサルミックレンズブラン
クに装着するブロッキング装置であって、半完成ブラン
クを位置決めする固定ベースと、ブランクをベースに対
して心出しして配向させる手段と、ブランクをベース上
に保持する手段と、保持ブロックを仕上がりフェースに
固定する手段とを有するブロッキング装置において、保
持ブロックの向きを仕上がりフェースの3次元形状の関
数として定める手段と、ベースに対する保持ブロックの
向きを定めた上記向きの関数として変化させる手段とを
更に有していることを特徴とするブロッキング装置を提
供する。保持ブロックの向きを定める手段は、例えば、
計算器から成る。
クを半完成オフサルミックレンズブランクの仕上がりフ
ェースに装着することを目的として、半完成オフサルミ
ックレンズブランクをブロッキング装置上に位置決めす
る支承リングであって、ブランクの仕上がりフェースが
圧接するようになった複数の支承点を有するリングにお
いて、支承点はそれぞれ、直径がブランクの仕上がりフ
ェースの曲率半径と比較して小さい球面上に位置してい
ることを特徴とするリングを提供する。
3mmであり、好ましくは、2mmに等しい。一実施形
態では、各球面は、突出ペグ上に位置するのがよく、突
出ペグは、アドオン(add-on)であるのがよい。一実施
形態では、リングは、3つの突出ペグを有する。リング
は、軸線Zの回りに全体として円対称であり、ペグの頂
上部は、軸線Zに垂直な共通平面内に位置し、例えば、
外接円の中心が軸線Zと一致した三角形の3つの頂点の
ところに位置する。
がよく、好ましくは、55mmに等しい。一実施形態で
は、三角形の3つの頂点のところの角度はそれぞれ、6
0°〜80°、50°〜70°、40°〜60°であ
る。リングは、低融点金属の鋳造のために半径方向軸線
に沿って延びる凹みチャネルを更に有するのがよい。一
実施形態では、ペグのうちの1つは、チャネルの近くに
位置する。例えば、このペグは、5°〜〜15°、好ま
しくは10°の角度だけ、チャネルに対して角度的にず
れているのがよい。
ネルの直径方向反対側でその軸線上に位置する。本発明
の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して本発明の
非限定的な例としての一実施形態についての以下の詳細
な説明を読むと、明らかになろう。
ンク1は、円筒形エッジ4によって互いに連結された凸
状フロントフェース2と凹状リヤフェース3を有してい
る。一般に実際行われている場合と同様、フロントフェ
ース2が仕上げられていることを前提とし、換言する
と、フロントフェースは既に表面仕上げされ、これに対
し、リヤフェース3は成形されたまま又は機械加工され
たままの状態の未加工(表面仕上げ前)のフェースであ
ることを前提としている。
する仕上げ機(図示せず)のスピンドルに取り付けられ
るようになった保持ブロック6をブランク1に固定する
ブロッキング装置5を示している。フロントフェース2
は、任意の3次元形状(球面、非球面、トーリック、非
トーリックなど)のものであってよいが、この実施形態
は、進行性レンズを製造する漸変曲率に関している。と
いうのは、これが複雑なためである。
直径方向反対側の近見領域VPを有している。図2に示
すように、近見領域VPは、水平方向支承位置では遠見
領域VLと垂直方向に整列しておらず、その垂直方向整
列状態に対して僅かにずれており、ブランク1はこの場
合、右目向けである。ブランク1のフロントフェース2
の3次元形状の理解のため、等高度線が図2において、
遠見領域VL/近見領域VP軸線の各側でフロントフェ
ース2の領域に引かれている。
ーク、即ち、光学軸の通るブランクのPRPに対応する
ドット及びPRPの各側でユーザによる装用時、通常の
位置において水平方向鼻−耳軸線に一致した位置決め軸
線Aを形成する互いに整列した線の連続体を担持してい
る。
それぞれブランク1をブロッキング装置5上に位置決め
したときに、ブランク1を心出しし、角度的に配向させ
ることを目的としている。
は、ディスプレイスクリーン9の下に位置する傾斜コン
ソール8を構成するフレーム7を有している。装置5
は、フレーム7の内側に設けられていて、2つの互いに
間隔を置いた実質的に円形の互いに平行なプレート、即
ち、コンソール8に固定された上側プレート11及びシ
ース13を備えた浮動下側プレート12を有する位置決
め装置10を更に有しており、このシース13内には、
保持ブロック6を受け入れるようになったハウジング1
5を形成する上方端部を備えた支持シャフト14が導入
される。
に剛性的に固定されている。シースは、玉継手(図示せ
ず)によって上側プレート11に連結されている。さら
に、下側プレート12は、3つの互いに平行なロッド1
6a,16b,16cによって上側プレート11に連結
され、これらロッドは各々、下側プレート12に剛性的
に固定されると共に玉継手17によって上側プレート1
1に連結されている。
あり、他の2つのロッド16b,16cは、モータ駆動
式ねじ/ナット調節システム18によって変化する長さ
を有するのがよい。位置決め装置10の構造に関する詳
細については、本出願人名義の米国特許第4,372,
368号明細書を参照されたい。明らかなこととして、
ロッド16a,16b,16cにより、支持シャフト1
4及びしたがって保持ブロック6を上側プレート11に
対し、3つの垂直軸線に関して配向させることが可能で
ある。
に位置決めするベース19が、シース13の軸線上で上
側プレート11に固定されている。特に、図3〜図5で
理解できるように、このベース19は、軸線Zの回りに
全体として円対称の環状支承リングである。
きる外側リム20を有している。軸線Zに平行な軸線Z
1,Z2を備えた2つの直径方向反対側の穴21a,2
1bがリム20を貫通して形成されていて、リング19
を正確に位置決めして配向させるためにプレート11に
設けられた2つのペグ21′上に位置するようになって
いる。
2を有し、これにより、リングは上側プレート11上に
載る。リム20の内側で、支承フェース22と反対側の
側部に、リング19は、切頭円錐形表面を備えた受座2
3を有し、この受座は、ボア24によりリング19の中
心に向かって延長されている。受座23及びボア24
は、リング19の軸線Z上に心出しされている。
切頭されており、リングの軸線Z及び穴21a,21b
の軸線Z1,Z2を含む平面に平行な平らな支承フェー
ス25を有している。リング19には開放チャネル26
が更に設けられている。このチャネル26は、実質的に
円弧の形の断面を有しており、支承フェース25に垂直
な半径方向に延び、リング19の厚さの一部を占める凹
部を構成し、外部から内部に向かう方向でリング20、
受座23及び場合によってはボア24と次々に交差して
いる。
近くでリム20に設けられた溝27が、チャネル26の
各側でこの近くで途切れている。リム20から突出した
切頭円錐形リップ29を備えたシール28が、一体成
形、接着などによって溝27内へ固定されている。軸線
Zに平行な軸線を備えた断面が円形の3つの穴30が受
座23に設けられている。円筒形本体32を備えたペグ
31a,31b,31cが穴30の各々にそれぞれ圧力
嵌めされており、この円筒形本体32は、受座23から
突出していて、上端部に頂上部S1,S2,S3を有する
球面のヘッド33によって延長されている。
ング19の他の寸法よりも非常に小さく、したがって、
妥当な近似値をとれば、各ヘッド33及びその頂上部S
1,S2,S3を同一のものと見なすことができる。ペグ
31a,31b,31c又はより正確には、それぞれの
頂上部S1,S2,S3は、一緒になって三角形の頂点を
なし、この三角形の外接円は、リング19の軸線Z上に
心出しされている。
で且つその軸線Zに垂直なただ一つの基準平面は、3つ
の頂上部S1,S2,S3を通る。軸線Z上で互いに交差
する2本の垂直な軸線、即ち、穴21a,21bの軸線
Z1,Z2を通る軸線X及び通路26の軸線と一致した
軸線Yが、この基準平面内に定められている。
系XYZが定められており、この直交軸線系は、リング
を上側プレート11に固定すると、ブロッキング装置5
に対して固定される。Oは、固定軸線直交系の中心であ
り、かかる中心に対して、ブランク1の位置及び保持ブ
ロック6の位置が、以下の説明において定められる。ブ
ランク1は、ブロッキング装置5上に非常に正確に位置
決めされなければならない。 この理由は、仕上げ状態
のレンズの光学的性質が、眼科医の処方に非常に正確に
一致するうえで必要だからである。
ス3のためのプリズム及び軸調整は、処方により定めら
れたそれぞれのプリズム及び軸調整に非常に正確に一致
しなければならない。 この目的のため、ブランク1
は、支承リング19上に、心出し状態で、即ち、PRP
がリング19の軸線Z上に位置するように、角度的に定
められた仕方で、即ち、位置決め軸線Aが軸線X,Zに
よって作られた平面XOZ内に位置するように、しか
も、仕上がりフェース2が3つのペグ31a,31b,
31cに同時に当接し、仕上がりフェース2がペグ31
a,31b,31cに当接する接触点が実際にこれらそ
れぞれの頂上部S1,S2,S3と一致するように位置決
めされる。
容易にするため、装置5は、コンソール8に固定された
ブーム35によって支持されたビデオカメラ34を有
し、カメラ34は、支承リング19の軸線Zと垂直方向
に整列した状態でこの軸線上に位置するようになってい
る。カメラ34によって形成されるリング19の画像
は、スクリーン9上に表示される。
は、2点鎖線で示された2本の互いに垂直な軸線、即
ち、スクリーン9上に表示され、固定直交軸線系XYZ
の軸線Xを表す水平軸線X1及びスクリーン9上に表示
されていて、その軸線Yを表す垂直軸線Y1で形成され
た軸線から成る直交系を更に表示する。したがって、ブ
ランク1を上述したように支承リング19上に正確に位
置決めするためには、オペレータがディスプレイスクリ
ーン9上の画像に関し、PRPが軸線X1,Y1の交差
点と一致し、位置決め軸線Aが軸線X1と一致している
ことをチェックすれば十分である。
37を備えた保持アーム36を更に有し、この保持アー
ムは、その自由端部37が支承リング19から距離をお
いたところに位置する開放位置(図1に2点鎖線の外形
線で示されている)とその自由端部37がブランク1の
未加工フェース4に当接し、ブランクを支承リング19
に圧接する閉鎖位置(図1に実線で示されている)との
間で動くようフレーム7に関節連結されている。
すると、オペレータは、保持アーム36をその閉鎖位置
に向かって揺動させて次に行う仕上がりフェース2への
保持ブロック6の固定作業中、ブランク1の位置を保持
する。以下に説明するように、これら作業は、保持ブロ
ック6を配向させる作業及び保持ブロック6とブランク
1の仕上がりフェース2との間に低融点金属を鋳造する
作業を含む。これら作業の連係は、保持ブロック6の向
きが考慮しなければならない処方プリズム及び(又は)
軸調整が入力される計算器39を含む制御ユニット38
によって行われる。
合、ブランク1を支承リング19上に位置決めすると、
ブランク1の支承点を形成する頂上部S1,S2,S
3は、同一の等高度線上には存在せず、それにより、ブ
ランク1の傾斜及びその後における以下に説明する位置
決めプリズムの出現を引き起こし、この位置決めプリズ
ムのジオプターで表された値は、仕上がりフェース2の
3次元形状及び支承点S1,S2,S3の位置で決まる。
向きの定義は、保持ブロック6を実際に位置決めする
際、位置決めプリズムを補償して完成レンズの最終プリ
ズムが処方プリズムに実際に等しくなるようにするため
に(たとえ処方プリズムがゼロであっても、特にそのよ
うになるよう)位置決めプリズムを非常に正確に考慮し
ている。
れる局所直交軸線系X′Y′Z′が定義され、その軸線
Z′は、ブランク1の光学軸と一致し、軸線X′,Y′
はそれぞれ、PRPのところでの仕上がりフェースに対
して接線方向の平面(接平面)上への位置決め軸線A及
び通常の装用位置でのPRPを通る鉛直子午線の投影像
に一致する。
交軸線系X′Y′Z′の中心であるPRPは、リング1
9の軸線Z上に位置し、これはブランク1をリング19
上に心出しすることに相当し、軸線X′は、軸線X,Z
により形成される平面XOZ内に位置し、軸線Xに対し
てその平面内に含まれ、軸線Y′は、軸線Y,Zにより
形成される平面YOZ内に位置し、軸線Yに対してその
平面内に含まれ、これは、リング19上でのブランク1
の選択された角度の向きの結果である。平面XOZ内に
おいて軸線X,X′のなす角度は、αであり、平面YO
Z内で軸線Y,Y′のなす角度は、βである。角度α,
βは、固定直交軸線系XYZに対する仕上がりフェース
2の向きを定め、これらは、上述の位置決めプリズムの
特性である。
の3次元形状及び支承点S1,S2,S3の位置から角度
α,βの値を得るために反復計算法が利用される。慣例
により、x,y,zは、固定直交軸線系XYZの空間中
の任意の点のデカルト座標(横座標、縦座標、高さ座
標)であり、x′,y′,z′は、これらに関連付けら
れた軸線系(以下、「関連付け軸線系」という場合があ
る)X′Y′Z′におけるそのデカルト座標である。
軸線Zを中心とする円上に位置する。Rをその円の半径
とする。固定直交軸線系XYZの任意の点Pの位置は、
円柱座標ρ,θ,zで表すことができ、ρは、その点か
ら中心Oまでの距離、θは、ベクトルOPと軸線Xのな
す角度である。かくして、支承点S1,S2,S3の円柱
座標を以下のように表すことができ、ここで、i=1〜
3である。
カルト座標が導き出される。即ち、
は、仕上がりフェース2の3次元形状が既知であり、こ
れは、仕上がりフェース上の点(x′,y′,z′)に
ついて、次式が成り立つように特定の関数fによって定
義される。
は、仕上がりフェース上の点(x,y,z)につき、p
が反復指数(整数)である場合、次式が成り立つように
別の関数fpによって定義される。
Y′Z′を固定軸線系XYZ上に重畳する。それと同時
に、指数pには値1が割り当てられ、これは計算の1回
目の反復であることを示している。
場合、便宜上、2つの直径方向反対側の支承点S2,S3
だけが示されており、これら両方は軸線X上に位置して
いる。計算の第2ステップE2では、関数fpを定めて
いる。第1反復(i=1)に関し、固定軸線系XYZと
関連付け軸線系は互いに一致しており、関数f1は、関
数fと同一であり、即ち、f1=fである。S1 p,
S2 p,S3 pは支承点S1,S2,S3を軸線Zに平行な方
向に仕上がりフェース2上に投影することによって得ら
れる仕上がりフェース2上の点であるとする。この投影
により、横座標及び縦座標が保存され、したがって、点
S1 p,S 2 p,S3 pの座標は次式となる。
S2 p,S3 pの高さ座標を計算する。第4ステップE4で
は、次式を用いて投影点の高さzi相互間の最大差εを
計算する。
ンに等しい所定の値ε 0と比較する。
うに続く。単一の平面Apが、投影点S1 p,S2 p,S3 p
を通過し、固定軸線系XYZではその方程式は以下のよ
うに表せる。
以下の系を解くことによって得ることができる。
で書き表される。
れる。
Yまでそれぞれ角度αp,βpのところに位置している。
定義上、次式が成り立つ。
計算する。第7ステップE7では、関連付け軸線系X′
Y′Z′(それ故に、及び仕上がりフェース2)を固定
軸線系XYZに対して傾斜させて軸線X′が平面XOZ
内において軸線Xに対して角度αp回動し、軸線Y′
が、平面YOZ内において軸線Yに対して角度βp回動
するようにする。したがって、固定軸線系における2つ
の回転のそれぞれの行列が定義上、以下のようになるか
どうかは2つの回転の合成の問題である。
て定義される。この合成回転の結果として、平面A
pは、支承点S1,S2,S3が位置する平面XOYに平行
である(図12)。
支承点S1,S2,S3の投影点S1 p,S2 p,S3 pはもは
や正確にはこれら支承点と垂直方向には整列しない。し
たがって、第8ステップE8では、指数pを1単位だけ
増分して新しい反復を開始させ、即ち、pがp+1とな
るようにする。この新しい反復においては、固定軸線系
XYZにおいて傾斜仕上がりフェースの3次元形状を定
める新しい関数fp+1は、計算により再び定義される。
この場合、単に行列Rについて軸線を変えるだけで十分
である。
p+1を用いて繰り返す。多くの反復が必要に応じて行わ
れ、即ち、ステップE2〜E8が、ステップE4で得ら
れた差εがステップE5において所定値ε0よりも小さ
いことが判明するまで繰り返される。Nが対応した反復
指数を示しているものとする。ε<ε0であれば直ぐ
に、仕上がりフェース2の向きは、仕上がりフェースが
支承リング19上に位置決めされているときのその向き
に一致するものと考えられる。この近似に従って、投影
点S1 p,S2 p,S3 pを通る単一の平面ANは、支承点
S1,S2,S3を通る平面XOZに平行であると断言さ
れる。
Y′Z′は、それぞれ連続した傾斜角αp,βpの合計に
等しい角度α,β傾斜され、即ち、次式が成り立つ。
である。しかしながら、処方されたプリズムはジオプタ
ーで表されているので、角度α,βの値を直接用いるこ
とはできない。
ぞれ平面XOZ,YOZ内の2つのプリズム偏差Pr
H,PrVによって定義することができる。プリズム偏
差PrH,PrVは次のように定義される。
ngH,AngVはそれぞれ、PRPへの仕上がりフェ
ースに対する垂線を平面XOZ,YOZ上に投影した場
合に得られる投影線が軸線X,Yとなす角度である。
うに定義される。
x=0,y=0は、最後の反復において仕上がりフェース2を
定める関数fNのPRPのところでの偏導関数であるこ
とは理解されよう。
の角度AngH,AngVを計算する。処方プリズム
は、以下のように定義されるプリズム偏差PrH0,P
rV0によって定義される。
なオフサルミックレンズの屈折力(パワー)加入度数で
あり、Kは、一般に2/3に等しい比例指数である。上
記方程式(1),(2)を用いると、以下のように定義
される角度AngH 0,AngV0により処方プリズムを
特徴付けることが可能である。
を上述の検討事項から導き出すことができる。
つの角度γ,φによって定義される。
4の向き(又は、結局のところ、保持ブロック6の向
き)を定め、位置決めプリズムを補償することができ、
γは、支持シャフト14の軸線Z″相互間の角度として
定義され、軸線Z,φは、平面XOY上への支持シャフ
ト14の軸線Z″の投影の軸線Xに対する角度として定
義される。
計算する。図14の流れ図に組み合わされた保持ブロッ
ク6の向きを定めるための上述したステップE1〜E1
0を、制御ユニット38の計算器39内に計算アルゴリ
ズムの形態でプログラムすることができる。保持ブロッ
ク6をブランク1上に配置するのに用いられる方法の全
体を説明する前に、支承リング19の製造に関して幾つ
かの追加の詳細を説明する。リング19は、支承フェー
ス25が上方に差し向けられた状態で軸線Xが水平であ
るようにコンソール80に位置決めされる。
は、保持ブロック6が左目用のブランク上に配置される
か、右目用のブランク上に配置されるかどうかに応じ
て、2つの支承リング19.1,19.2が存在する。
リング19.1,19.2は、これらのペグ31a,3
1b,31cの配置場所によって互いに識別される。シ
ール28を除き、リング19.1,19.2はそれぞ
れ、全体が鋼で作られている。ペグ31a,31b,3
1cは好ましくは、焼入れ鋼で作られている。各ヘッド
33の直径は、約1.5〜3mmである。実際には、こ
の直径は好ましくは2mmである。
0mmの仕上がりフェース2の平均曲率半径よりも非常
に小さく、これにより上記近似が正しいものとなり、そ
れにより、ペグ31a,31b,31cに対する仕上が
りフェース2の支承点は、頂上部S1,S2,S3と多少
なりとも一致していると考えられる。半完成オフサルミ
ックレンズブランクのエッジ4の直径は、従来通り65
mmである。
の頂上部S1,S2,S3によって定められる三角形の外
接円の直径は、65mm未満であり、例えば、50〜6
0mmに作られる。外接円の直径は好ましくは、ブラン
ク1の完全な安定性を保証するようブランク1の直径に
対して十分大きな値である55mmに等しいが、1ブラ
ンクから別のブランクに移動する際、PRPの深さのば
らつきの影響を無くすほど小さい。
は、支持シャフト14からのその距離は、ブランク毎に
ほぼ一定のままであり、何れの場合においても、この深
さは、ブランクが支持体14に当たらないようにすると
共にブランクへの支持シャフト14の固定が未加工フェ
ース3を仕上げする際、モータトルク及び機械加工トル
クを吸収するのに十分剛性である値の範囲に収まったま
まである。
のうち、右目用のブランク1を位置決めするリング1
9.1を示している。保持ブロック6の向きを計算する
処方において上述したように、リング19上の頂上部S
1,S2,S3の配置場所を、これらの円柱座標により、
固定軸線系に対して定めることができる。これらの深さ
はゼロである。というのは、固定軸線系の定義により、
これら頂上部は、平面XOY内に位置し、これらの座標
がi=1〜3の場合、ρi,θiに減少する。iの値がな
んであれ、ρiは、頂上部によって形成される三角形に
ついての外接円の半径、即ち、上記のように与えられた
値の範囲に等しい。したがって、iの値とは無関係に、
ρiは、約25〜30mmであり、好ましくは、22.
5mmに等しい。
近くに位置し、第2のペグ31b及び第3のペグ31c
は、これから比較的大きな角度間隔を有する。ただし、
これらは、第1のペグと直径方向反対側に位置するもの
ではない。さらに、これらの配置場所は、ペグ31a,
31b,31cのうちの任意の2つ相互間の角度が常時
90゜よりも大きいようなものである。かくして、第1
の頂上部S1の角座標θ1は、95゜〜105゜、好まし
くは、100゜に等しい。換言すると、ベクトルOS1
と軸線Yとの間の角度は、5゜〜15゜であり、好まし
くは、10゜に等しい(図5)。
〜205゜であり、好ましくは、205゜に等しい。換
言すると、ベクトルOS2と軸線Xとの間の角度は、1
5゜〜25゜、好ましくは、20゜に等しい(図5)。
最後に、第3の頂上部S3の角座標θ3(その絶対値は、
ベクトルOS3と軸線Xとの角度に等しい)は、−15
゜〜−25゜、好ましくは、−20゜に等しい(図
5)。
ところの角度、即ち、角度(S1S2,S1S3),(S2
S1,S2S3),(S3S2,S3S1)がそれぞれ、60
゜〜80゜、50゜〜70゜、40゜〜60゜であるこ
とを意味している。リング19.1をコンソール8上に
位置決めした状態でのオペレータの視点からは(これは
図5に示す向きに相当している)、第1のペグ31a
は、チャネル26の左側に位置する。
ための他方の支承リング19.2を示している。リング
19.2を今説明したリング19.1から、平面YOZ
に対して面対称であることを考慮して演繹することがで
きる。したがって、先のリング19.1と比較して、第
1の頂上部S1の角座標θ1だけが変化し、この場合、7
5゜〜85゜、好ましくは、80゜である。ベクトルO
S1と軸線Yとの間の角度は依然として5゜〜15゜で
あり、好ましくは10゜に等しい。
をコンソール8上に位置決めすると、第1のペグ31a
は、チャネル26の右側に位置する。第2の実施形態で
は、図4に示す単一のリング19.3は、同様に、左目
用のブランク又は右目用のブランクを受け入れるように
なっている。リング19.3は、ペグ31a,31b,
31cの頂上部S1,S2,S3の位置を除き、上述のリ
ング19.1,19.2の特徴の全てを有している。こ
れら共通の要素には、当然のことながら同一符号が付け
られている。
チャネル26と直径方向反対側に位置し、したがって、
その軸線上に位置している。このために、頂上部S
1は、図4に示すように軸線Y上に位置している。かく
して、第1の頂上部S1の角座標θ1は、270゜に等し
く、又は実質的にこれに等しい。頂上部S2,S3、即
ち、2つのペグ31b,31cは、第1のペグ31aに
関して軸線Xの反対側に位置している。
間の角度はゼロであり、又は事実上ゼロである(即ち、
5゜未満)。角座標θ2,θ3は好ましくはそれぞれ、1
60゜及び20゜に等しいが、それぞれ、155゜〜1
65゜及び15゜〜25゜であってもよい。換言する
と、ベクトルOS2と軸線Xとの間の角度は、−15゜
〜−25゜であり、好ましくは、−20゜に等しく、ベ
クトルOS3と軸線Xとの間の角度は、15゜〜25
゜、好ましくは、20゜に等しい。
を用いようとも、ブランク1を正確にリング状に位置決
めすると、第1のペグ31aの頂上部S1は、近見領域
VP内で仕上がりフェース2上の一点と接触し、第2及
び第3のペグ31b,31cのそれぞれの頂上部S2,
S3は、仕上がりフェース2上の点と接触し、これらの
点は各々、遠見領域VLと近見領域VPとの間の移行領
域内に位置するが、遠見領域VLにより近い。
置するため、以下の手順を用いる。保持ブロック6が支
持シャフト14のハウジング15内に正しく配置され、
保持ブロック6が装着されるブランクのタイプ(左目用
又は右目用)に応じて選択された支承リング19が正確
に上側プレート11上に位置決めされてこれに固定され
ているものと仮定する。
フェース2の3次元形状を定める所定の関数fを計算器
39に入力する。第2作業F2では、頂上部S1,S2,
S3の円柱座標又はデカルト座標を制御ユニット38、
即ち、その計算器39に入力する。この作業は、これら
座標が前もって十分記憶されていてこれらを再び用いる
ことができるので、この段階では実施するかどうかは任
意である。図13の流れ図は、この可能性を考慮に入れ
ている。
きを定める。この作業は、10のステップE1〜E10
から成る上述の方法を用いて計算器39によって実施さ
れる。第4作業F4では、第3作業F3の実施中、支持
シャフト14を上述したように定めた向きに位置決めす
る。これは、制御ユニット39によって制御される。第
5作業F5では、上述の心出し及び角度の向きと一致し
てブランク1を支承リング19上に位置決めしてこれに
固定する。ブランク1は、保持アーム36によって支承
リング19上に保持される。この位置では、仕上がりフ
ェース2は、図7に示すようにシール28のリップ29
と接触しており、したがって、当然のことながらチャネ
ル26の配置場所のところを除き、シール28と仕上が
りフェース2との間にはシールが形成されるようにな
る。
28のリップ29、受座23、ボア24及び保持ブロッ
ク6で境界付けられた成形キャビティが、仕上がりフェ
ース2とこれに向かい合った保持ブロック6との間に形
成される。第6作業F6では、保持ブロック6をブラン
ク1の仕上がりフェース2に固定する。この作業におい
て、低融点金属をチャネル26を経てキャビティ40内
へ注ぎ込む。チャネル26はキャビティ40の上に位置
しているので、支承リング19の向き及びコンソール8
の傾斜の結果として、これは重力の作用で容易になる。
ってキャビティ40に連結されたリザーバ41を有して
いる。制御ユニット39は、リザーバ41からキャビテ
ィ40への金属の供給を制御する。
金属が自然に放冷するようにしてもよい。ただし、これ
は時間が長くかかる。上述したような作業F1〜F6の
順序は、例示である。これら作業のうち幾つかをシフト
させることができる。特に、ブランク1を位置決めする
作業F5を最初に行ってもよい。保持アーム36をその
開放位置に動かした後、残っていることは、装置5か
ら、ブランク1、保持ブロック6及び低融点金属インタ
フェース44から成る今や剛性の組立体43を取り外す
ことだけである。この取外しを容易にするため、リング
19のボア24を図7に示すように僅かに後退させるの
がよい。リング19のチャネル26のため、金属スプル
ーが組立体43上に付着したままである。
ることにより、チャネル26の長さ、及びかくしてこの
スプルーの長さは最小限に抑えらえると共に高価な消費
材である低融点金属について節約がなされる。保持ブロ
ック6の向きの定義は、仕上がりフェース2の3次元形
状そのものを考慮しているので、同一のリング19は、
仕上がりフェースのタイプとは無関係に、作られた半完
成ブランクの範囲の全てを受け入れるようになっている
ことは明らかである。
ース2に当てはまるが、同一のリング19は球面、非球
面、トーリック及び非トーリックの仕上がりフェースを
含む他の全てのタイプの仕上がりフェースに適してい
る。
ランクに装着する本発明の装置の部分切除側面図であ
る。
ズブランクの漸変曲率を備えた仕上がりフェースの正面
図である。
ズブランクを受け入れるようになった第1の実施形態の
支承リングの斜視図である。
ズブランクを受け入れるようになった第1の実施形態の
支承リングの別の角度から見た図3aと類似した図であ
る。
様に受け入れるようになった第2の実施形態の支承リン
グの平面図である。
VI矢視断面図である。
り、半完成オフサルミックレンズブランクが2点鎖線で
部分的にリング状に配置された状態で示す図である。
ックレンズブランクが配置された本発明の支承リング及
び保持ブロックをリングと同軸の位置で保持ブロックを
レンズに対して位置決めする可動シャフトを示す断面側
面図である。
態の図8と類似した図である。
成ブランクの仕上がりフェースを示す単純化された幾何
学的線図である。
の支承点を示すと共にレンズを断面で示し、ブランクの
向きを計算する際の一段階を示す単純化された幾何学的
線図である。
す図11と類似した線図である。
れた半完成オフサルミックレンズブランクを含む組合せ
を示す斜視図である。
Claims (25)
- 【請求項1】 所定のプリズムを有することが意図され
ている半完成オフサルミックレンズブランク(1)に保
持ブロックを装着する方法であって、 ブランク(1)を固定ベース(19)上に位置決めして
ブランク(1)の仕上がりフェース(2)がベース(1
9)の複数の支承点(S1 ,S2 ,S3 )に一緒に
当接するようにする段階と、 保持ブロック(6)の向きをブランク(1)に対して定
める段階と、 保持ブロック(6)を定めたように配向させる段階と、 前記向きを維持しながら保持ブロック(6)を仕上がり
フェース(2)に固定する段階とを有する方法におい
て、 保持ブロック(6)の向きを定める前記段階は、 前記仕上がりフェース(2)の3次元形状及び前記支承
点(S1 ,S2 ,S 3 )の位置を考慮する段階と、 ブランク(1)をベース(19)上に位置決めした状態
で、前記仕上がりフェース(2)の3次元形状及び前記
支承点(S1 ,S2 ,S3 )の位置から前記位置か
ら仕上がりフェース(2)の向きを推論する段階と、 所定のプリズムを考慮する段階と、 仕上がりフェース(2)の向き及び所定のプリズムから
仕上がりフェースに対する保持ブロックの向きを推論す
る段階とから成ることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 ブランク(1)をベース(19)上に位
置決めした状態で仕上がりフェース(2)を配向させる
ため、ブランク(1)をベース(19)上に位置決めし
た状態でブランク(1)を傾けることにより結果的に得
られる位置決めプリズムを計算することを特徴とする請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 保持ブロック(6)の向きを定めるた
め、次の方程式、即ち、 【数1】 により定められる2つ角度γ,φを計算し、 上式において、AngH,AngVは、次のようにし
て、即ち、 【数2】 により定められ、 上式において、fNは、ベース(19)に対して固定さ
れた軸線系XYZで仕上がりフェース(2)の形状を定
める形式fN(x,y)の関数であり、x,y,zは、
前記固定軸線系の軸線X,Y,Zに対してそれぞれ関連
付けられたデカルト座標であり、Lは、次の公式、即
ち、 【数3】 により定められ、 AngV0は、次のようにして、即ち、 【数4】 で定められ、 PrV0は、次のようにして、即ち、 【数5】 で定められ、 上式において、addは、得られるべきオフサルミック
レンズの屈折力加入度数であり、Kは、好ましくは2/
3に等しい比例指数であることを特徴とする請求項2記
載の方法。 - 【請求項4】 ベース(19)上には3つの支承点(S
1 ,S2 ,S3)が設けられ、関数fNは、次の順序の
段階を繰り返すことにより得られ、かかる段階は、 固定軸線系XYZで仕上がりフェース(2)の3次元形
状を定める関数fpを計算する段階、 固定軸線系XYZの軸線Zに関連付けられた、軸線Zの
方向における仕上がりフェース(2)上への支承点(S
1 ,S2 ,S3 )の投影点の深さziを次の公式、即
ち、zi=fp(xi,yi)により計算する段階、なお、
各支承点(Si)について、xi,yiは、固定軸線系X
YZの軸線X及び軸線Yにそれぞれ関連付けられたその
座標であり、 深さzi相互の最大差εを計算する段階、 差εと所定値ε0を比較する段階、 次の方程式、即ち、 【数6】 により定められるαp及びβpを計算する段階、なお、上
式において、a及びbは、仕上がりフェース(2)上へ
の支承点(S1 ,S2 ,S3 )の投影点を通る平面
Apのディレクター係数であり、 平面X,Z内で角度αpの第1の回転と平面Y,Z内で
角度βpの第2の回転から成る2回の回転で仕上がりフ
ェース(2)を傾ける段階、 差εが所定値ε0よりも大きい限りにおいて、次式、即
ち、 【数7】 によりpを一単位ずつ増分する段階であり、 上式において、iは、1,2,3の整数、pは、最初は
1に等しい整数であり、fは、仕上がりフェース(2)
に関連付けられた直交軸線系X′Y′Z′で仕上がりフ
ェース(2)の3次元形状を定める形式Z′=f
(x′,y′)の所定の関数であり、x′,y′,z′
は、関連付けられた直交軸線系X′Y′Z′の軸線
X′,Y′,Z′にそれぞれ関連付けられたデカルト座
標であり、Nは、差εが所定値ε0よりも小さくなった
ときのpの値であることを特徴とする請求項3記載の方
法。 - 【請求項5】 差εは次のようにして、即ち、 【数8】 により定められることを特徴とする請求項4記載の方
法。 - 【請求項6】 平面Apは、次の方程式、即ち、 【数9】 により固定軸線系XYZで定められ、係数a,bは、次
のようにして、即ち、 【数10】 により定められることを特徴とする請求項4又は5記載
の方法。 - 【請求項7】 軸線Z″をもつ保持ブロック(6)は、 その軸線Z″と固定軸線系XYZの軸線Zとのなす角度
が、角度γに等しく、 固定軸線系XYZの軸線X,Yにより形成される平面内
へのその軸線Z″の投影像とその固定軸線系の軸線Xと
のなす角度が、角度φに等しいように配向していること
を特徴とする請求項3〜6のうち何れか一に記載の方
法。 - 【請求項8】 保持ブロック(6)は、低融点金属を仕
上がりフェース(2)と保持ブロック(6)の間に形成
されたキャビティ(40)に流し込み、前記金属を放冷
することにより仕上がりフェース(2)に固定されるこ
とを特徴とする請求項1〜7のうち何れか一に記載の方
法。 - 【請求項9】 保持ブロック(6)を半完成オフサルミ
ックレンズブランク(1)に装着するブロッキング装置
(5)であって、 半完成ブランク(1)を位置決めする固定ベース(1
9)と、 ブランク(1)をベース(19)に対して心出しして配
向させる手段(34,9)と、 ブランク(1)をベース(19)上に保持する手段(3
6)と、 保持ブロック(6)を仕上がりフェース(2)に固定す
る手段(41,42,44)とを有するブロッキング装
置において、 保持ブロック(6)の向きを仕上がりフェース(2)の
3次元形状の関数として定める手段(39)と、 ベース(19)に対する保持ブロックの向きを定めた前
記向きの関数として変化させる手段(10)とを更に有
していることを特徴とするブロッキング装置。 - 【請求項10】 保持ブロックの向きを定める手段(3
9)は、計算器から成ることを特徴とするブロッキング
装置。 - 【請求項11】 保持ブロック(6)を半完成オフサル
ミックレンズブランク(1)の仕上がりフェース(2)
に装着することを目的として、半完成オフサルミックレ
ンズブランク(1)をブロッキング装置(5)上に位置
決めする支承リングであって、ブランク(1)の仕上が
りフェース(2)が圧接するようになった複数の支承点
(S1 ,S2 ,S3 )を有するリングにおいて、支
承点(S1 ,S2 ,S3 )はそれぞれ、直径がブラ
ンク(1)の仕上がりフェース(2)の曲率半径と比較
して小さい球面(33)上に位置していることを特徴と
するリング。 - 【請求項12】 前記球面(33)の直径は、1.5m
m〜3mmであることを特徴とする請求項11記載のリ
ング。 - 【請求項13】 前記球面(33)の直径は、2mmに
等しいことを特徴とする請求項12記載のリング。 - 【請求項14】 各球面(33)は、突出ペグ(31
a,31b,31c)の一部であることを特徴とする請
求項11〜13のうち何れか一に記載のリング。 - 【請求項15】 突出ペグ(31a,31b,31c)
は、アドオン(add-on)であることを特徴とする請求項
14記載のリング。 - 【請求項16】 3つの突出ペグ(31a,31b,3
1c)を有していることを特徴とする請求項14又は1
5記載のリング。 - 【請求項17】 リングは、軸線Zの回りに全体として
円対称であり、ペグの頂上部は、軸線Zに垂直な共通平
面内に位置していることを特徴とする請求項16記載の
リング。 - 【請求項18】 ペグは、外接円の中心が軸線Zと一致
した三角形の3つの頂点のところに位置していることを
特徴とする請求項17記載のリング。 - 【請求項19】 前記外接円の直径は、50〜60mm
であることを特徴とする請求項18記載のリング。 - 【請求項20】 前記外接円の直径は、55mmに等し
いことを特徴とする請求項19記載のリング。 - 【請求項21】 前記三角形の3つの頂点のところの角
度はそれぞれ、60°〜80°、50°〜70°、40
°〜60°であることを特徴とする請求項18〜20の
うち何れか一に記載のリング。 - 【請求項22】 半径方向軸線に沿って延びる凹みチャ
ネル(26)を有していることを特徴とする請求項16
〜21のうち何れか一に記載のリング。 - 【請求項23】 ペグのうちの1つ(31a)は、チャ
ネル(26)の近くに位置していることを特徴とする請
求項22記載のリング。 - 【請求項24】 チャネル(26)の近くに位置したペ
グ(31a)は、5°〜15°、好ましくは10°の角
度だけ、チャネル(26)に対して角度的にずれている
ことを特徴とする請求項22記載のリング。 - 【請求項25】 ペグのうちの1つ(31a)は、チャ
ネル(26)の直径方向反対側でその軸線上に位置して
いることを特徴とする請求項22記載のリング。
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