JP2003288860A - ランプ用結着剤組成物、蛍光ランプおよび高輝度放電ランプ - Google Patents
ランプ用結着剤組成物、蛍光ランプおよび高輝度放電ランプInfo
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Abstract
効率を向上させる。 【解決手段】 蛍光体層12は、3波長域発光形の蛍光
体粒子12aが、結着剤12bによって結着されて形成
されている。結着剤12bは、硼酸カルシウム・バリウ
ムとピロリン酸カルシウムの混合物を基本材料としてお
り、この基本材料に、波長254nmの紫外線をより長
波長の紫外線または可視光に変換する発光物質が溶け込
んでいる。発光物質としては、ランタノイドに属するガ
ドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ユウロピウ
ム(Eu)、ネオジム(Nd)、ジスプロシウム(D
y)から選択された元素の酸化物、並びに、3B,4
B,5B族に属するタリウム(Tl)、スズ(Sn)、
鉛(Pb)、ビスマス(Bi)から選択された元素の酸
化物が挙げられる。
Description
蛍光ランプ、高輝度放電ランプ及びランプ用結着剤組成
物に関する。
ンプやHIDが広く知られている。蛍光ランプは、水銀
及び希ガスが封入され内面に蛍光体が被着された発光管
を備えており、発光管内で放電させることによって水銀
の励起放射による254nmを主体とする紫外光を発生
し、その紫外光を蛍光体層で可視光に変換することによ
って発光光束を得ている。蛍光ランプのタイプとして
は、従来から直管形や環形が一般的であるが、この他に
電球形やコンパクト形等も近年普及してきている。
ハライドランプ、高圧ナトリウムランプを総称したもの
であって、放電に伴って可視光及び紫外光を放射する発
光管と、その発光管を囲むように外管が設けられた構造
であり、外管の表面を蛍光体層で覆ったタイプもある。
これらランプの蛍光体層は、蛍光体粒子の他に結着剤を
含む分散液を、発光管あるいは外管に塗布し、乾燥・焼
成することによって形成される。この結着剤としては、
硼酸カルシウム・バリウム、硼酸カルシウム・バリウム
とピロリン酸カルシウムとの混合物、酸化アルミニウム
等が用いられている。
やHIDにおいて、基本的な性能として、消費電力が低
く且つ高光束が得られ、寿命も長いことが求められてお
り、そのための開発がなされている。例えば、蛍光ラン
プの長寿命化に関するものとして、特開平11−167
899号公報において、従来のソーダガラスを用いた場
合、蛍光ランプ製造時或は点灯時にガラスから溶出して
くるナトリウムが水銀と反応することによって蛍光ラン
プの輝度低下が生じやすいという点に着目し、従来のソ
ーダガラスよりもアルカリが溶出しにくいガラスを用い
て蛍光ランプの輝度低下を抑える技術が開示されてい
る。
光束を得るために、例えば、蛍光体の輝度をより高くす
るための研究がなされているし、発光管を細管化するこ
とによって放電長さを確保する開発もなされている。こ
のような研究開発に伴って、蛍光ランプやHIDの性能
も高まっているが、近年、これらの性能に対する要請が
一層高まっており、その要求に応えるために、更に消費
電力を低下させたり高光束を得ることを可能とする技術
が望まれている。
る結着剤の割合を減らして蛍光体粒子の割合を多くすれ
ば、発光効率を高めることができるとも考えられる。そ
れは、結着剤は紫外光の可視光への変換に直接寄与しな
いからである。しかし、結着剤の割合を減らすと、蛍光
体粒子どうしの結合力が弱くなるので蛍光体層が劣化し
やすくなる。そのため、ランプの光束維持率が低下しや
すくなってしまう。
たものであって、蛍光体層を備えるランプにおいて、そ
の発光効率を向上させることを目的とする。
め、本発明では、蛍光体層を備えた蛍光ランプやHID
において、蛍光体粒子を結着する結着剤組成物として、
Gd、Tb、Eu、Nd、Dy、Tl、Sn、Pb、B
iから選択される元素の酸化物が含有されている結着剤
を用いることとした。
生する紫外光を受けたときに当該紫外光よりも長波長の
光(紫外光あるいは可視光)を放射する発光物質であ
る。従って、上記の蛍光ランプや高輝度放電ランプによ
れば、放電に伴って発生する紫外光が、蛍光体層の蛍光
体粒子に照射されることによって可視光に変換される
が、この1次的な可視光以外に、蛍光体層の結着剤に含
まれる発光物質に照射されることによって、より長波長
の紫外光あるいは可視光に変換される。そして、変換さ
れた紫外光は蛍光体粒子に照射されることによっても可
視光に変換される。
介して2次的な可視光も放射されるので、結着剤に発光
物質が含まれない従来品と比べると、放電に伴って発生
する紫外光が可視光に変換される効率が向上される。ま
た、上記発光物質が結着剤に含有されていても、蛍光体
粒子を結着する機能は妨げられることがない。上記結着
剤組成物における発光物質の含有量としては、Tl、S
n、Pb、Biから選択される元素の酸化物の場合は、
0.01wt%〜1wt%の範囲内に設定するのが好ま
しい。
選択される元素の酸化物の場合は、0.01wt%〜1
0wt%の範囲内に設定するのが好ましい
の一実施形態に係るコンパクト形蛍光ランプの外観を示
す図である。この蛍光ランプは、蛍光管10が口金20
に固着されて構成されており、当該蛍光管10は、内面
側が蛍光体層12で被覆された6本の直管状のガラス管
(ガラスバルブ)11で形成されている。
11は、隣り合うものどうしが端部でブリッジ接合され
ることによって、内部に1本の放電空間が形成されるよ
うに連結され、当該放電空間内にアルゴンなどの希ガス
と水銀とが封入されている。また、蛍光管10におい
て、この放電空間の両端部に電極(不図示)が取り付け
られている。
ための点灯回路(不図示)が設けられている。図2は、
蛍光管10を輪切りにした断面図である。蛍光管10
は、ソーダガラスからなるガラス管11の内面に、蛍光
体層12が形成されてなる。
長域発光形の蛍光体粒子12aが、結着剤12bによっ
て結着されて形成されている。蛍光体粒子12aに対す
る結着剤12bの添加量は、0.001〜10wt%の
範囲に設定する。結着剤12bは、硼酸カルシウム・バ
リウムとピロリン酸カルシウムの混合物を基本材料とし
ており、この基本材料に、波長254nmの紫外光をよ
り長波長の紫外光または可視光に変換する発光物質が溶
け込んでいる。
・バリウムとピロリン酸カルシウムの混合物に限られる
ことはなく、例えば、硼酸カルシウム・バリウムや酸化
アルミニウムを単独で用いたり、酸化アルミニウムとピ
ロリン酸カルシウムの混合物を用いることもできる。好
ましい発光物質としては、ランタノイドに属するガドリ
ニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ユウロピウム
(Eu)、ネオジム(Nd)、ジスプロシウム(Dy)
から選択された元素の酸化物、並びに、3B,4B,5
B族に属するタリウム(Tl)、スズ(Sn)、鉛(P
b)、ビスマス(Bi)から選択された元素の酸化物が
挙げられる。
としては、タリウム(Tl)、スズ(Sn)、鉛(P
b)、ビスマス(Bi)の酸化物については、0.01
wt%〜1wt%の範囲内に設定するのが好ましく、ガ
ドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ユウロピウ
ム(Eu)、ネオジム(Nd)、ジスプロシウム(D
y)の酸化物については、0.01wt%〜10wt%
の範囲内に設定するのが好ましい。
作製することができる。上記基本材料と発光物質とを混
合し、これを溶解,成形することによって、結着剤組成
物を作製する。蛍光体粒子と上記結着剤とを、バインダ
を含む溶媒に分散させて分散液を作製する。
し、乾燥・焼成することによって蛍光体層12が形成さ
れる。 (上記結着剤組成物を用いることによる作用効果)図3
は、上記蛍光ランプの発光メカニズムを説明する図であ
る。本実施形態の蛍光ランプにおいて、発光光束が生じ
る主要なメカニズムは、従来の蛍光ランプと同様であ
る。即ち、点灯回路によって蛍光管10の電極に電圧が
印加されると、蛍光管10内部の放電空間で放電が生
じ、その放電に伴って、蛍光管10の内部では、水銀お
よび希ガスが励起されて紫外光UV1(主波長254n
m)が発生する。そして、発生した紫外光UV1が蛍光
体粒子12aに照射されると、蛍光体粒子12aが励起
されて可視光V1(波長400nm程度以上)が放射さ
れる。この可視光V1が、蛍光管10の主な発光光束と
なる。
の1次的な発光光束に加えて、以下のように2次的な発
光光束(可視光V2及び可視光V3)も生じる。蛍光管1
0内で発生した紫外光UV1は、蛍光体層12の結着剤
12bを透過して蛍光体粒子12aに照射されるが、結
着剤12bには上記発光物質が含まれているため、この
発光物質が上記紫外光UV1で励起されることによっ
て、結着剤12bから近紫外光UV2(波長は254n
mより大きい)並びに可視光V2が放射される。
光UV2の一部は、蛍光体粒子12aに照射され、蛍光
体粒子12aがこの近紫外光UV2によって励起されて
可視光V3が放射される。このように、本実施形態の蛍
光ランプにおいては、1次的な発光光束(可視光V1)
だけではなく、結着剤12bに含まれる発光物質に起因
する2次的な発光光束(可視光V2,V3)も生じる。ま
た、上記発光物質は可視光を吸収する作用もほとんどな
い。よって、発光効率が向上することになる。
在する蛍光体粒子の中でも、内部空間に面した蛍光体粒
子の表面に照射されるので、1次的な可視光V1も、主
として蛍光体層12の内部空間に面した側で発生する。
これに対して、近紫外光UV2や可視光V2は、結着剤1
2b中に存在する発光物質から放射されるので、2次的
な可視光V2,V3は、可視光V1と比べてより外部空間
に近いところで発生する。
部空間に放出されやすいので、発光効率の向上に寄与す
るところが大きいと考えられる。後述する実験結果でも
示されるように、結着剤に発光物質を適量含有させるこ
とによって、全発光光束(可視光V1,V2,V3を合せ
たもの)に対する2次的な発光光束(可視光V2,V3)
の割合を2%以上とすることができる。
酸化物の中で、発光効率の向上という点から見ると、ラ
ンタノイドに属する元素の酸化物、特に、ガドリニウム
(Gd)、テルビウム(Tb)は有望である。その理由
として、これら元素の酸化物は、その発光スペクトル
が、蛍光ランプに一般に使用される蛍光体粒子を効率よ
く励起するのに適していることが挙げられる。
き、照射する紫外光の波長によって可視光への変換効率
は異なる。ここで、これらの元素の酸化物における発光
スペクトルは、一般的な蛍光体ランプ用の蛍光体に対し
て、紫外光変換効率の良好な波長範囲260〜400n
mにおける発光量が多い。また、これらの元素の酸化物
の発光スペクトルは、人の目の比視感度(Sensibility
of the human eye)が高い波長領域(550nm
付近)における発光量が比較的多いことも、高発光効率
が得られる理由として挙げられる。 〔実施例〕 〔実験1〕
パクト形蛍光ランプであり、No.2〜7は実施例にか
かるコンパクト形蛍光ランプである。これらの蛍光ラン
プは、いずれも全長145mm、ガラス管径12.5m
m、定格電力32Wである。実施例にかかる蛍光ランプ
において、ガラス管11は、ソーダガラスからなり、そ
の組成は、SiO2が68wt%、Al2O3が1.5w
t%、Na2Oが5wt%、K2Oが7wt%、MgOが
5wt%、CaOが4.5wt%、SrOが5wt%、
BaOが6wt%、Li2Oが1wt%である。
の3波長発光形蛍光体粒子が、結着剤組成物によって結
着されて形成されている。この結着剤組成物は、硼酸カ
ルシウム・バリウム(0.3CaO・0.7BaO・
1.6B2O3)とピロリン酸カルシウム(Ca2P
2O7)とを重量比60:40で混合した混合物を基本材
料とし、これに発光物質としてTlO(酸化タリウム)
を含有量0.3wt%となるように加えている。
体粒子100gに対する結着剤組成物の混合量は、表1
に示す各値(0.0005g、0.001g、0.1
g、1g、10g、15g)に設定した。一方、比較例
にかかる蛍光ランプは、TlOを添加していない結着剤
組成物を用いて蛍光体層が形成されている点を除いて、
実施例の蛍光ランプと同様の構成である。
ランプについて、初期光束値、光束維持率、並びに膜強
度を測定した。 測定方法:初期光束値(100h,lm)は、蛍光ラン
プを、寿命試験を100時間行った時点で光束を測定し
た値である。
後15分消灯するというサイクルを繰り返す。)を40
00時間行った時点で光束を測定し、上記初期光束値に
対する比率で当該測定値を表したものである。蛍光体膜
強度MPaは、ガラス管に形成した蛍光体層に対して、
5mm離れたノズル(0.5mmφ)から、一定のレー
トで昇圧しながら高圧窒素ガスを吹き付けていき、蛍光
体層に剥離が発生したときの圧力を測定したものであ
る。
示されている。結着剤が0.0005wt%しか含まれ
ていないNo.2では、結着剤が含まれていないNo.
1と比べて、初期光束値の差がほとんど見られないが、
結着剤が0.001wt%以上含まれているNo.3〜
No.7では、No.1と比べて初期光束値がかなり高
い。また、膜強度についても、No.3〜No.7で
は、No.1と比べてかなり高い。
t%含まれているNo.3〜No.6では、初期光束値
がかなり高く、No.1と比べると初期光束値が2%以
上高い。一方、結着剤含有量が10wt%を越えるN
o.7では、No.3〜6と比べて、初期光束が低く、
膜強度も低くなっている。
7の間においてほとんど差が見られない。なお、この実
験1においては、結着剤組成物に、発光物質としてTl
Oを0.3wt%添加した場合について調べたが、Tl
Oを0.01wt%〜1wt%の範囲内で添加すること
によって、初期光束値が2%以上向上した。また、S
n、Pb、Biの酸化物についても、0.01wt%〜
1wt%の範囲内で添加することによって、初期光束値
が2%以上向上し、Gd、Tb、Eu、Nd、Dyの酸
化物については、0.01wt%〜10wt%の範囲内
に設定することによって、初期光束値が2%以上向上し
た。〔実験2〕
パクト形蛍光ランプであり、試料No.9,10は実施
例にかかるコンパクト形蛍光ランプである。これらの蛍
光ランプは、蛍光体層に用いる結着剤組成物以外につい
ては、上記No.1〜7と同様の仕様である。結着剤組
成物の基本材料も、上記No.1〜7と同様、硼酸カル
シウム・バリウム(0.3CaO・0.7BaO・1.
6B2O3)とピロリン酸カルシウム(Ca2P2O7)と
を重量比60:40で混合した混合物を用いる。
着剤組成物として用いた。No.9では、上記基本材料
に発光物質としてTb2O3(酸化テルビウム)を含有量
5wt%となるように加えたものを結着剤組成物として
用いた。No.10では、上記基本材料に発光物質とし
てGd2O3(酸化ガドリニウム)を含有量5wt%とな
るように加えたものを結着剤組成物として用いた。
の混合量は、No.8〜10のいずれも0.5gに設定
した。そして、実施例及び比較例にかかる各蛍光ランプ
について、上記実験1と同様に、初期光束値、光束維持
率、並びに膜強度を測定した。 測定結果及び考察:各測定結果は、表2に示されてい
る。
o.8〜No.10の間においてほとんど差が見られな
いが、実施例にかかるNo.9,10では、比較例にか
かるNo.8と比べて初期光束値が2%以上高いことが
わかる。以上の実験1,2より、発光物質を含ませた結
着剤を適量用いることによって、発光光束維持を低下さ
せることなく初期光束を2%以上向上させることができ
ることがわかる。
かる蛍光ランプの発光管の断面図である。本実施形態の
蛍光ランプは、上記実施形態1の蛍光ランプと同様であ
るが、蛍光管10の代りに蛍光管40が用いられてい
る。この蛍光管40は、蛍光体層42とガラス管41と
の間に保護層43が介在されている。
チタンTiO2、酸化珪素SiO2、酸化アルミニウムA
l2O3から選択された金属酸化物を母材とし、発光物質
が、母材中に溶解した状態で含有された材料からなる透
明な層である。発光物質の具体例としては、上記実施の
形態1で挙げた元素(Tl、Sn、Pb、Bi、Gd、
Tb、Eu、Nd、Dy)の酸化物から選択されたもの
が挙げられる。
0.01〜30wt%の範囲内に設置することが好まし
い。蛍光体層42は、実施の形態1の蛍光体層12と同
様のものである。保護層43は、以下の方法によって形
成することができる。保護層43の母材となる金属酸化
物の粉末原料に、発光物質の粉末原料を添加して溶融し
粉砕することによって複合酸化物の粉末を作製し、この
粉末を、分散剤と共に、水或は有機溶媒(イソプロピル
アルコール)といった溶媒に加え、これに分散させるこ
とによって塗布液を作製する。そして、この塗布液を、
ガラス管41の内面に噴霧法などの方法を用いて塗布
し、乾燥・焼成することによって保護層43を形成する
ことができる。
れることによって、母材の金属酸化物(ZnO、TiO
2、SiO2、Al2O3)と発光物質の金属酸化物とは複
合酸化物を形成することになる。なお、混合粉末をガラ
ス管41の内面に塗装する方法としては、上記のような
湿式法の他に、静電塗装法、或は金属アルコキシドを有
機溶媒に溶解した液を用いるゾルゲル法を用いることも
考えられる。
43を備えることによって、以下のように、保護層43
中の母材による光束維持率を高める効果と、発光物質に
よる発光効率向上効果と両方得ることができる。保護層
43中の母材は、ガラス中から拡散してくるナトリウム
を蛍光体層12へ透過させにくいので、蛍光体層12で
水銀がガラス中のナトリウムと反応して黒化するのを抑
制すると共に蛍光体の劣化を抑制することにより光束維
持率を高める効果を奏する。一方、発光物質は発光効率
向上効果を奏する。
の結着剤だけでなく、保護層にも発光物質を含有させて
いるので、それに起因する発光光束も生じ、その分更に
発光効率が向上する。なお、ガラス管41には発光物質
が含有されていなくてもよいが、ガラス管41にも発光
物質を含有させれば、更に発光効率の向上が期待でき
る。
intensity discharge lamp(HID)に適用する場
合について、蛍光水銀ランプを例にとって説明する。図
5は、蛍光水銀ランプの一例を示す図である。この蛍光
水銀ランプは、高圧水銀ランプの1種であって、当図に
示すように、発光管51、口金52、外管53などから
構成されている。
れ、両端に電極54を備え、内部に水銀とアルゴンガス
が封入されている。外管53は、発光管51を取り囲む
ように設けられたガラス管55の内面に、蛍光体層56
が被着されて構成されている。そして、発光管51で
は、高圧(100〜1000kPa)の水銀蒸気中で放
電することによって可視光を放射するが、これに加えて
発光管51では紫外光も放射され、外管53の蛍光体層
56がこの紫外光を受けて可視光を励起放射するように
なっている。
1で説明した蛍光体層42と同様、蛍光体粒子が、結着
剤組成物によって結着されて形成されている。そして、
その結着剤組成物は、硼酸カルシウム・バリウムとピロ
リン酸カルシウムの混合物を基本材料としており、この
基本材料に、波長254nmの紫外光をより長波長の紫
外光または可視光に変換する発光物質が溶け込んでい
る。
Tb、Eu、Nd、Dy、Tl、Sn、Pb、Biから
選択された元素の酸化物が挙げられる。本実施形態の蛍
光水銀ランプによれば、蛍光体層56では、蛍光体粒子
だけでなく、結着剤に含まれる発光物質によっても、紫
外光が可視光に変換されるので、結着剤に発光物質が添
加されていない場合と比べて優れた発光効率を得ること
ができる。
層を備えた蛍光ランプやHIDにおいて、蛍光体粒子を
結着する結着剤組成物として、Gd、Tb、Eu、N
d、Dy、Tl、Sn、Pb、Biから選択される元素
の酸化物が含有されている結着剤を用いることによっ
て、放電に伴って発生する紫外光が可視光に変換される
効率が向上されるので、ランプの発光効率を向上させる
ことができる。
観を示す図である。
である。
である。
面図である。
である。
4)
Claims (8)
- 【請求項1】 ランプの蛍光体層を形成するのに用いら
れるランプ用結着剤組成物であって、 ガドリニウム、テルビウム、ユーロピウム、ネオジウ
ム、ジスプロシウム、タリウム、スズ、鉛、ビスマスか
ら選択される元素の酸化物が含有されていることを特徴
とするランプ用結着剤組成物。 - 【請求項2】 前記ランプ用結着剤組成物には、 ガドリニウム、テルビウム、ユーロピウム、ネオジウ
ム、ジスプロシウムから選択される元素の酸化物が、 0.01wt%以上、10wt%以下含有されているこ
とを特徴とする請求項1記載のランプ用結着剤組成物。 - 【請求項3】 前記ランプ用結着剤組成物には、 タリウム、スズ、鉛、ビスマスから選択される元素の酸
化物が、 0.01wt%以上、1wt%以下含有されていること
を特徴とする請求項1記載のランプ用結着剤組成物。 - 【請求項4】 内面が蛍光体層で被覆されたガラス管内
に、水銀及び希ガスが封入された蛍光管と、当該蛍光管
内に放電を生じさせる電極とを備える蛍光ランプにおい
て、 前記蛍光体層は、 蛍光体粒子が結着剤で結着されて形成され、 当該結着剤には、 ガドリニウム、テルビウム、ユーロピウム、ネオジウ
ム、ジスプロシウム、タリウム、スズ、鉛、ビスマスか
ら選択される元素の酸化物が含有されていることを特徴
とする蛍光ランプ。 - 【請求項5】 前記酸化物は、 水銀の励起による紫外光を受けたときに当該紫外光より
も長波長の紫外光と可視光とを放射することを特徴とす
る請求項4記載の蛍光ランプ。 - 【請求項6】 前記蛍光ランプから発せられる全発光光
束の中には、 水銀の励起による紫外光を前記蛍光体粒子が受けて当該
蛍光体粒子が放射する可視光からなる第1の発光光束
と、 水銀の励起による紫外光を前記結着剤中の酸化物が受け
て放射する可視光からなる第2の発光光束と、 水銀の励起による紫外光を前記酸化物が受けて放射する
紫外光成分を、前記蛍光体粒子が受けて放射する可視光
からなる第3の発光光束とが含まれ、 前記第2の発光光束及び第3の発光光束を合せた和は、
前記全発光光束に対して2%以上を占めることを特徴と
する請求項4記載の蛍光ランプ。 - 【請求項7】 前記蛍光体層において、 前記結着剤は、 蛍光体粒子に対して、0.001wt%以上、10wt
%以下含有されていることを特徴とする請求項4〜6の
いずれか記載の蛍光ランプ。 - 【請求項8】 放電に伴って可視光及び紫外光を放射す
る発光管と、 当該発光管を囲むように設けられ表面が蛍光体層で覆わ
れた外管とを備える高輝度放電ランプにおいて、 前記蛍光体層は、 蛍光体粒子が結着剤で結着されて形成され、 当該結着剤には、 ガドリニウム、テルビウム、ユーロピウム、ネオジウ
ム、ジスプロシウム、タリウム、スズ、鉛、ビスマスか
ら選択される元素の酸化物が含有されていることを特徴
とする高輝度放電ランプ。
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002089676A Pending JP2003288860A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-27 | ランプ用結着剤組成物、蛍光ランプおよび高輝度放電ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003288860A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007524972A (ja) * | 2004-02-02 | 2007-08-30 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 低圧水銀蒸気放電ランプ及びコンパクトな蛍光灯 |
| CN107827354A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-23 | 上海应用技术大学 | 一种红色荧光玻璃及其制备方法和应用 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4999610A (ja) * | 1973-01-29 | 1974-09-20 | ||
| JPS52142710A (en) * | 1976-05-21 | 1977-11-28 | Rca Corp | Photoluminescent glass |
| JPS5310570A (en) * | 1976-07-15 | 1978-01-31 | Iwasaki Electric Co Ltd | Fluorescent lamp incorporating high-pressure mercury vapor |
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| JP2002083569A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-03-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 蛍光ランプ及び高輝度放電ランプ |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002089676A patent/JP2003288860A/ja active Pending
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