JP2003290035A - 加熱調理機 - Google Patents

加熱調理機

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JP2003290035A
JP2003290035A JP2002095726A JP2002095726A JP2003290035A JP 2003290035 A JP2003290035 A JP 2003290035A JP 2002095726 A JP2002095726 A JP 2002095726A JP 2002095726 A JP2002095726 A JP 2002095726A JP 2003290035 A JP2003290035 A JP 2003290035A
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heating
cooking
container
hot water
tank
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JP2002095726A
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Takio Sugimoto
多喜生 杉本
Toru Terada
透 寺田
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Samy KK
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Samy KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱槽不使用時の加熱出力を自動調整して、
エネルギの節約を図ることができる加熱調理機を提供す
る。 【解決手段】 食材Mを入れた調理容器2を容器載置部
材3に載置するに伴って自動的に前記調理容器2を前記
加熱槽4内の所定調理位置まで下降変移させる一方、加
熱手段5の加熱出力を増大させる。また、食材Mの調理
終了によって前記加熱槽4から所定位置まで上昇する
と、前記加熱手段5の加熱出力を自動的に減少させる。
これにより、調理者が度々加熱調整したりしなくても、
加熱のためのエネルギー浪費を抑制でき、ランニングコ
ストの低減化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば茹で調理
や蒸し調理等に利用される加熱調理機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の調理機、例えば業務用の茹麺機
として、シンクに配備された複数の加熱槽としての湯槽
のそれぞれに対応してヒータ等の加熱源を配置し、各加
熱源により対応する湯槽内の湯を加熱して沸騰させるよ
うになっているものが知られている。
【0003】このような茹麺機を用いて茹麺調理を行う
場合、調理人が食材である生麺を入れたテボと称される
麺籠を湯槽内の沸騰した湯の中に浸漬し、麺が茹で上が
った頃合いを見計らって麺籠を湯槽から引き上げて食材
を丼等に移している。また、麺を茹でる時は、加熱源の
加熱出力を略最大にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の茹麺
調理機は、加熱源による加熱出力の制御を人的操作に依
存している構成であるので、麺が茹で上がって麺籠を湯
槽から引き上げる度に、調理人が意識的にヒータの出力
調整つまみを操作して加熱源の出力を落とすことは、甚
だ面倒であり、麺を茹でていないときであっても、加熱
源を最大の加熱出力状態のまま放置しているのが通例で
ある。このため、湯槽内の湯を加熱するための電気消費
等の無駄が多く、ランニングコストが高くなっている。
【0005】とくに、複数の湯槽を有している業務用の
茹麺調理機では、複数の湯槽をお客の注文数に応じて使
い分けする状況が続くので、調理人が麺籠を湯槽から引
き上げる度に、不使用時の湯槽に対応するヒータ等を閉
成操作することはほとんどなく、前記ガス燃料の浪費は
多大なものとなっていた。
【0006】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、加熱槽不使用時の加熱出力を自動調整してラ
ンニングコストを抑制できる加熱調理機を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、調理機本体
に設置された加熱槽と、前記加熱槽内の加熱媒体を加熱
する加熱手段と、食材を収容して加熱槽内での調理に使
用される調理容器と、前記加熱槽の上方に配設されて、
前記調理容器を着脱可能に保持する容器載置部材と、前
記容器載置部材を支持するとともに、調理容器が容器載
置部材に載置されるに伴って、前記調理容器を前記加熱
槽内の所定調理位置まで下降させ、所定調理位置での食
材に対する加熱調理の終了に伴って、前記容器載置部材
を介して調理容器を前記加熱槽上の所定待機位置まで上
昇変移させる容器昇降駆動手段と、前記調理容器が前記
所定調理位置まで下降すると、前記加熱手段による加熱
出力を増大させ、前記調理容器が前記所定待機位置まで
上昇変移すると、前記加熱手段による加熱出力を減少さ
せる加熱出力調整手段と、を備えていることを特徴とす
る加熱調理機によって解決される。
【0008】この加熱調理機では、食材を入れた調理容
器を容器載置部材に載置すれば、容器昇降駆動手段によ
り前記容器保持部材を介して前記調理容器が前記加熱槽
内の所定調理位置まで自動的に下降変移されて、調理容
器が加熱槽内の加熱媒体に浸漬される一方、調理容器が
前記所定調理位置まで下降すると、前記加熱出力調整手
段により前記加熱手段による加熱出力が自動的に増大さ
れ、食材に適正な加熱調理が施される。
【0009】一方、食材の加熱調理の終了に伴って、容
器昇降駆動手段により容器載置部材と共に調理容器が前
記加熱槽から自動的に引き上げられて所定待機位置まで
上昇変移する。このとき、加熱出力調整手段により前記
加熱手段による加熱出力が自動的に減少される。したが
って、加熱に係わる熱エネルギーの節約がなされ、ラン
ニングコストの大幅な削減が可能となる。
【0010】また、前記容器昇降駆動手段は、前記調理
機本体に対して上下方向へ変移可能に支持されたスライ
ド構体と、前記容器載置部材を支持して前記スライド構
体に軸動可能に保持されるとともに、前記調理容器が容
器載置部材に載置されたのを、軸動変移で検知する検知
ロッドと、前記検知ロッドの軸変移を検出する位置検知
器の出力を受けて回転するモータと、前記モータの回転
を直線運動に変換して前記スライド構体に伝達する往復
運動機構と、を備えており、前記加熱出力調整手段は、
前記加熱手段の加熱出力操作部材と、前記スライド構体
が上下方向へスライド変移した際に、そのスライド変移
力を前記加熱出力操作部材の操作力に変換して伝達する
カム部材と、を備えている構成としてもよい。
【0011】この場合は、前記容器昇降駆動手段や加熱
出力調整手段を略機械的な部品で構成できるので、湿気
や汚れ等に起因する電気的な故障が起きにくくなる。
【0012】さらに、前記加熱手段は、前記加熱槽の下
方に配置されたガスバーナからなり、前記ガスバーナに
よる燃焼ガスを加熱槽の周壁外面に向かわせる隔壁が加
熱槽を取り囲んで配設され、前記加熱槽と隔壁との間の
燃焼ガス通路に臨んで、加熱槽の周壁外面にフィンが設
けられている構成としてもよい。
【0013】この場合には、ガスバーナによる火炎や燃
焼ガスが加熱槽の外側方向へ逃げるのが隔壁で防止され
る一方、フィンが燃焼ガスに接触するから、加熱効率が
高められる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施形態にかかる加
熱調理器としての茹麺機を示す全体の外観斜視図、図2
は同じく一部破断正面図、図3は一部破断側面図であ
る。
【0016】図1〜図3において、この茹麺機は、茹麺
機本体1と、食材としての麺Mを入れる容器である麺籠
2と、麺籠2を載置するための容器載置部材3と、加熱
媒体としての湯Wを収容する加熱槽としての湯槽4と、
加熱手段としてのガスバーナ5と、容器昇降駆動手段6
と、加熱出力調整手段8とを備えている。
【0017】前記茹麺機本体1は、SUS等の難錆金属
材からなる筐体部11、筐体部11の左右両側に配備さ
れた長箱部12,12と、筐体部11の後側に配備され
た排気筒13と、排気筒13の下部に配備された制御ボ
ックス13Aとからなり、この本体1の下面の4隅に
は、安定姿勢で設置するために高さ調整可能な支持脚1
4がそれぞれ設けられている。
【0018】前記筐体部11の上壁は、シンク部11A
として僅かに凹入されており、このシンク部11Aの底
面であるシンク面11aの上方には、僅かな間隙を存し
て天蓋11bが着脱可能に配設されている。
【0019】前記天蓋11bには、例えば前後左右に略
均等的に配列されて、麺籠2の挿通が可能な大きさの複
数の円形開口11cが形成されており、また、前記シン
ク面11aにも、図4に示すように、円形開口11cの
位置に合わせて前記湯槽4に通じる開口11dが形成さ
れている。
【0020】前記麺籠2は、例えば耐熱性の金属網材に
より長笊形に成形されており、湯槽4内への挿入を妨げ
ない把手21を有している。なお、茹で調理の他に、蒸
し調理等の加熱調理の種類に応じて、この麺籠2を他の
調理容器に代えればよい。
【0021】前記容器載置部材3は、麺籠2を抱持する
リング状部31と、このリング状部31から外側上方へ
延びるアーム部32とからなり、前記天蓋11bの各開
口11cの上方に配設されるとともに、アーム部32の
先端側が前記容器昇降駆動手段6の一部である検知ロッ
ド(後述する)に支持されている。
【0022】前記湯槽4は、図4に示すように、耐熱性
金属から有底筒形に形成されており、前記開口11cに
それぞれ対応して配設されるとともに、各上端部が前記
シンク面11aの下面に溶接等で固定されている。
【0023】前記湯槽4の周囲には、図4に示すよう
に、前記ガスバーナ5からの火炎や燃焼ガスが周辺に逃
げるのを阻止する隔壁42が近接して設けられており、
湯槽4の周壁4aと前記隔壁42との間の空間48が、
ガスバーナ5からの火炎や燃焼ガスの流通路となってい
る。また、前記シンク面11aの下部における湯槽4の
周りの空間は、図2に示すように、隔壁が存在すること
なく前記排気筒13に通じる排気路43として構成され
ている。
【0024】前記湯槽4の周壁4aの外面には、図4に
示すように、湯槽4の周壁4aと前記隔壁42との間の
燃焼ガス流通空間48に臨む態様で、多数の耐熱性のフ
ィン41が形成されている。この実施形態では、前記ガ
スバーナ5からの火炎や燃焼ガスを該周壁4a外面に沿
って旋回させながら上方へ案内するように、フィン41
は筒軸に対して傾斜して配列されるとともに、前記周壁
4aの外面に溶接等で固定されている。また、ガスバー
ナ5からの火炎や燃焼ガスの前記フィン41による旋回
を促進するために、ガスバーナ5として、火炎を炎口か
ら斜め上方に噴出し、噴出した燃焼ガスを旋回状態に進
行させる旋回流バーナが使用されている。なお、前記フ
ィン41の高さは、前記隔壁42に略近接する程度に設
定されている。
【0025】前記本体1には、前記湯槽4内への給水経
路15が設けられており、この給水経路15は、図示し
ない蛇口ハンドルにより開閉操作される。この給水経路
15の途中配管15aは、高温の排気ガスとの熱交換で
加熱されるように、図3に示すように、前記排気筒13
内で螺旋状ないしは蛇行状に配列されている。前記熱交
換により、排気ガスの熱エネルギーの有効利用が図られ
る。
【0026】前記排気筒13の前面には、シンク部11
Aの上側に位置して2個の給湯蛇口16,16が設けら
れており、これら給湯蛇口16,16には、前記給水系
路15における蛇行部15aの下流端が接続されてい
る。なお、給湯蛇口16は1個でも良い。各給湯蛇口1
6,16の下方位置において、前記天蓋11bには、給
湯孔18,18が形成されている。前記給湯蛇口16,
16からの加熱媒体としての湯Wは、前記給湯孔18,
18を通ってから前記シンク面11aと天蓋11bとの
間を経て開口11dから前記各湯槽4に供給される。
【0027】前記シンク部11Aの前端には、図3に示
すように、前記シンク面11a上に湯Wが溢れた場合
に、その湯Wを受けて垂直排水管47に流すための樋部
19が配設されている。
【0028】前記湯槽4の底壁には、別の排水管44の
上流端が接続される一方、排水管44の下流端は、集合
排水管45に接続されている。この集合排水管45に
は、排水バルブ46が設けられており、前記筐体11の
前面に設けられた操作ハンドル17を操作して排水バル
ブ46を開放すれば、湯槽4内の湯Wが前記排水管44
から集合排水管45経て所定部位に排出される。
【0029】前記ガスバーナ5は、湯槽4内の湯Wを加
熱させるものであり、ここでは、図4に示すようにC形
の旋回流ガスバーナが使用されており、前記湯槽4の下
方に配置されている。また、この環状ガスバーナ5の中
心を貫通して、前記排水管44が上下に延びている。
【0030】前記筐体11内には、図4に示すように、
前記ガスバーナ5への燃料ガスを供給するためのガス供
給用配管51が配設されており、この配管51の途中に
は、シリンダ形の開閉バルブ52が設けられている。
【0031】このバルブ52のプランジャ52aには、
図4および図5(A),(B)に示すように、円筒形の
カップリング部材55が外嵌されており、このカップリ
ング部材55には、前記プランジャ52aに対して磁気
吸引力で結合する複数の永久磁石56が管軸周りに等配
されて埋設されている。このカップリング部材55を管
軸方向へ変移させることにより、前記バルブ52のプラ
ンジャ52aを進退駆動でき、ひいてはバルブ52を開
閉できるように構成されている。
【0032】また、前記ガスバーナ5の上方には、油槽
4内の湯を予備加熱するとともに、4個のガスバーナ5
の点火を共用させるために、平面形状がU字形のパイロ
ットバーナ53が配設されている。また、前記筐体11
の前面には、パイロットバーナ53を点火させるための
点火つまみ54が装着されている。
【0033】つまり、前記点火つまみ53をONさせる
と、パイロットバーナ53が点火し、この状態で前記カ
ップリング部材54を介してバルブ52を開放させる
と、各ガスバーナ5に燃料ガスが供給され、その供給さ
れた燃料ガスが燃焼する。
【0034】なお、前記筐体11の前面には、ガスの点
火状態や燃焼状態を視認することができる窓部57が設
けられており、窓部57は、シャッター57aで閉じら
れるようになっている。
【0035】前記容器昇降駆動手段6は、図6に示すよ
うに、麺籠2が前記容器保持部材3に載置されたのを検
出する麺籠載置検出部61と、麺籠載置検出部61の検
出によって起動するモータ62と、モータ62の回転運
動を上下方向の直線運動に変換して、前記麺籠載置検出
部61におけるスライダ構体60に伝達する往復運動機
構63とを備えている。
【0036】前記麺籠載置検出部61は、管体65と、
検知ロッド66と、ロッド位置検出用のリミットスイッ
チ67等からなる。
【0037】前記管体65は、上端部65aが前記長箱
部12の上面に突出する状態で該長箱部12の上壁に対
してスラスト軸受120を介して上下方向へ変移可能に
支承されている。前記検知ロッド66は、例えばキーお
よびキー溝(図示せず)等の周知の手段により、前記管
体65に対して廻り止め、かつ上方へ軸移動可能に挿通
・保持されている。
【0038】この検知ロッド66の上端部66aの先端
側には、前記容器載置部材3のアーム部32の基端側が
取り付けられている。容器載置部材3は、前記麺籠2が
載置されると、前記管体65の上端開口端縁65cを支
点にして図7の反時計方向へ回動変移して、前記検知ロ
ッド66に対して上方への変移力を生起させる。
【0039】また、この管体65の下部には、管体65
と共にスライダ構体60を構成する板状のスライダ64
の上端部64aが連結固定されている。このスライダ6
4に前記リミットスイッチ67を取り付けてあり、前記
検知ロッド66の上方への変移を検知して前記モータ6
2を起動させるようになっている。
【0040】前記管体65の上端部65aの内部には、
図7に示すように、環状の上側ばね座101が固定され
ている。また、前記検知ロッド66の上端部66aの外
周面に形成された雄ねじ部102には、下端に下側ばね
座103を有し、内周面に雌ねじ部104が形成されて
いる有頭筒形のねじ体69が螺着されている。
【0041】68は前記検知ロッド66に常時下方向き
のばね力を付勢するコイルばね68であり、上側ばね座
101と下側ばね座103との間に配置されている。
【0042】前記ねじ体69の上端には、麺籠荷重調整
用のつまみ70が固定されており、この荷重調整用のつ
まみ70を回転操作することにより、検知ロッド66に
対してねじ体69が螺動して下側ばね座103が上下方
向へ変移し、前記コイルばね68のばね力が調整され
る。
【0043】前記容器載置部材3に麺籠2を載置するこ
とにより、容器保持部材3のアーム部32が前記管体6
5の上端開口端縁65cを支点にして図7の反時計方向
へ回動変移するので、前記アーム部32のの先端側を介
して前記検知ロッド66の先端に麺籠2の荷重に伴う引
き上げ力が作用することになる。これにより、前記リミ
ットスイッチ67が検出動作(ここでは、OFF)し、
これに応動して前記モータ62が起動される。このモー
タ62は、起動毎にその回転軸62aが180°回転す
るようになっている。
【0044】なお、前記麺籠荷重調整用のつまみ70の
回転操作により、前記麺籠2の重量に応じた麺籠載置の
検知感度を調整できる。例えば麺籠2の重量が比較的小
さい場合には、つまみ70を操作してコイルばね68の
圧縮長さを伸ばしてばね力を弱めることにより、容器載
置部材3に麺籠2が載置された時の検知ロッド66がば
ね力に抗して軸動しやすくなる。
【0045】さて、図6において、前記モータ62の回
転軸62aには、クランクレバー71の基端部が固定さ
れる一方、このクランクレバー71の先端部には、該ク
ランクレバー71とで前記往復運動機構63を構成する
連結レバー72の下端部が枢軸73を介して連結されて
いる。
【0046】また、この連結レバー72の上端部は、前
記スライダ64の下端部に枢軸74を介して連結されて
いる。前記モータ62の回転により前記往復運動機構6
3を介してスライダ64を所定量下方へ変移させること
により、前記管体65が検知ロッド66と共に下降変移
し、これに伴って前記麺籠2が油槽4内の所定調理位置
まで下降するように構成されている。
【0047】前記往復運動機構63の下方には、前記ク
ランクレバー71の先端側(枢軸73側)が下死点位置
まで180°旋回したのを検知する位置センサ75が配
置されており、この位置センサ75の検知動作に伴って
前記モータ62の回転が、麺の茹で上がりに要する一定
の時間が経過するまで停止する。この一定時間は制御ボ
ックス13aに収容されたタイマー装置90(図3)に
対するダイヤル(図1)91を操作して任意に設定され
る。
【0048】前記加熱出力調整手段8は、前記スライダ
64に固定されたカム板81と、カム板81により駆動
される加熱出力操作部材としてのバルブ駆動レバー82
とを備えている。
【0049】カム板81には、前記スライダ64の上下
方向の変移力を前記バルブ52のプランジャ52aの進
退操作方向へ変移させるカム溝83が形成されている。
このカム溝83は、全体の正面形状が図5に示すよう
に、略S字形であり、そのカム溝83の上部側83a
は、前記バルブ52のプランジャ52aが進出して開放
動作するように、駆動レバー82を図5の右方向へ引っ
張るガイド用として、また、下部側83bは、前記バル
ブ52のプランジャ52aが後退して閉成動作するよう
に、駆動レバー82を図5の左方向へ押し込むガイド用
として構成されている。
【0050】前記左右の長箱部12,12の各前面パネ
ル部には、左側の前後の一対の湯槽4,4に対応して、
前記タイマ時間の設定用ダイヤル91およびタイマ時間
表示部92が設けられている。なお、このタイマ時間表
示部92は、不用意に容器載置部材3を触って前記容器
昇降駆動手段6を動作させた場合のリセットスイッチを
兼務している。
【0051】次に、上記構成による茹麺機の動作を説明
する。
【0052】ここでは、一つの湯槽4を使う場合を代表
して説明する。
【0053】まず、排水バルブ46を閉成してから図示
しない給水ハンドルを開放操作すれば、外部から取り込
まれて給水経路15を経た湯Wが蛇口16から供給され
る。この湯Wは、給湯孔18を通してシンク面11aに
至り、このシンク面11aの開口11dから湯槽4内に
供給されるので、湯槽4内に湯Wを所定レベルまで満た
すことができる。また、タイマ操作ダイヤル91を操作
してその時の麺Mの茹で上がり時間を設定する。この
後、パイロットバーナ点火つまみ54を操作すれば、パ
イロットバーナ53が点火され、油槽4内の湯Wは所定
の温度まで予備加熱される。
【0054】そして、麺Mを入れた麺籠2を前記待機位
置にある容器載置部材3のリング部31に嵌入して載置
すると、その重量によって容器載置部材3は、アーム部
32が当接している前記管体65の上端開口端縁65c
を支点にして反時計方向へ回動変移する。
【0055】この管体65の反時計方向への回動変移に
より、アーム部32の先端が固定されている検知ロッド
66がコイルばね68の下方へのばね力に抗して上昇変
移し、これに伴って前記リミットスイッチ67がOFF
して麺籠載置を検知するので、前記モータ62が起動さ
れる。勿論、リミットスイッチ67のONでモータ62
を起動するように設定してもよい。
【0056】モータ62の回転軸62aの回転に伴っ
て、上死点位置にあるクランクレバー71の先端が図6
の鎖線で示す下死点位置まで180°旋回変移するの
で、連結レバー72を介して前記スライダ64が下降変
移する。このスライダ64の下降変移により、前記管体
65も検知ロッド66と一緒に下降するので、前記容器
載置部材3に載置された麺籠2が図2に示すように、前
記開口11c、11dを通って湯槽4内に下降変移す
る。
【0057】前記クランクレバー71がほぼ180°旋
回して下死点位置まで変移すると、位置センサ75で検
出されて、モータ62の回転が停止される一方、茹で時
間に相当するタイマ時間の計時が開始される。
【0058】このように、前記麺籠2を容器載置部材3
に載置すれば、麺籠2が自動的に湯槽4内の所定調理位
置まで下降して麺Mが湯Wに十分浸漬された状態にな
る。
【0059】一方、前記スライダ64の下降変移に伴っ
て、カム板81も下方変移するので、このカム板81の
カム溝82に係合されているバルブ駆動レバー82の先
端部82aが前記カム溝83の上部側83aでガイドさ
れて図5(B)に示すように、右方向へ引っ張られる。
このため、前記カップリング部材55を介してバルブ5
2のプランジャ52aが引っ張られ、ガスバーナ5の開
閉バルブ52が開放される。
【0060】ガスバーナ5の開閉バルブ52が開放され
ると、開閉バルブ52からガスバーナ5に供給されたガ
スにパイロットバーナ53により点火して燃焼し、前記
湯槽4内の湯Wが加熱されて沸騰するので、麺籠2内の
麺Mが茹でられる。調理人は、麺Mの茹で上がりまでの
時間に対応するタイマ時間の経過を待てばよい。
【0061】なお、ガスバーナ5による火炎や燃焼ガス
が油槽4の外方へ逃げようとしても、前記湯槽4の周囲
の隔壁42によって阻止される一方、前記フィン41に
よって周壁4aの外面に沿って旋回上昇するので、加熱
効率が良くなり、湯Wの沸騰が早く、麺Mの良好な茹で
上りが保証される。
【0062】この後、タイマ設定時間が経過すると、前
記モータ62が再び起動する。モータ62の回転軸62
aの回転に伴って、今度は下死点位置にあるクランクレ
バー71の先端が180°旋回変移して図6の実線で示
す上死点位置まで復帰するので、連結レバー72を介し
て前記スライダ64が上昇変移する。このスライダ64
の上昇変移により、前記管体65も検知ロッド66と一
緒に上昇するので、前記容器載置部材3に載置された麺
籠2も上昇変移し、前記開口11cを通って湯槽4内か
ら引き上げられる。
【0063】管体65が検知ロッド66と一緒に初期の
待機位置まで上昇した状態で、麺籠2を前記容器載置部
材3から取り出すと、検知ロッド66がコイルばね68
のばね力で下降するので、検知ロッド66の下端でリミ
ットスイッチ67がONしてモータ62の回転が停止さ
れる。なお、モータ62の停止は、リミットスイッチ6
7のONを待つことなく、クランクレバー71の先端が
上死点位置まで復帰した時に、自動的に停止する構成と
しても良い。
【0064】一方、前記スライダ64の上昇変移に伴っ
て、カム板81も上昇変移するので、このカム板81の
カム溝82の上部側83aに係合されているバルブ駆動
レバー82の先端部82aが前記カム溝83の下部側8
3bでガイドされて図5(A)に示すように、左方向へ
駆動される。このため、前記カップリング部材55を介
してバルブ52のプランジャ52aが後退し、開閉バル
ブ52が閉成され、次の茹麺までの待機状態になる。開
閉バルブ52の閉成により、ガスバーナ5の燃焼は停止
する。
【0065】このように、最適な茹で時間に対応するタ
イマ時間が経過すれば、前記麺籠2が自動的に湯槽4か
ら引き上げられるので、調理者は、麺Mの茹で加減等を
気にしなくても、良好に茹で上げられた麺Mを取り出す
ことができ、そのまま次の調理工程に移すことができ
る。
【0066】かつ、前記麺籠2が引き上げられると、自
動的に前記ガスバーナ5の開閉バルブ52が閉成される
ので、麺茹でが終わる度に調理人が前記バルブ52を操
作しなくても、燃料ガスの消費が節約されることにな
る。
【0067】ところで、前記容器昇降駆動手段6および
加熱出力調整手段8は、上記の構成に限定されるもので
はないが、前述したように、容器昇降駆動手段6を前記
スライダ64、管体65、検知ロッド66、クランクレ
バー71および連結レバー72等で機械的に構成する一
方、加熱出力調整手段8を前記カップリング部材55、
カム板81および駆動レバー82等で機械的に構成する
ことにより、蒸気等の湿気や汚れに起因する故障の発生
を極力回避できる利点がある。ただし、この発明では、
開閉バルブ52等として電磁バルブを用いることを妨げ
るものではない。
【0068】なお、前記加熱手段5としてガスバーナを
使用するものに限らず、例えばヒータを使用しても、同
様の効果を奏することができる。
【0069】また、パイロットバーナー53を常時点火
しておき、ガスバーナー5の燃焼をON・OFF制御す
ることにより、加熱出力調整を行うものとしたが、ガス
バーナー5の燃焼を停止することなく、茹で調理時には
強火にし、不使用時は弱火にする構成としても良い。ま
た、パイロットバーナー53を使用することなく、茹で
調理時にはガスバーナー5の燃焼を強火にし、不使用時
は弱火にする構成としても良い。
【0070】図8は、この発明の他の実施形態を示すも
のであり、隣り合う湯槽4の近傍部位を、湯槽外面のフ
ィン41を省略して示す斜視図である。
【0071】この実施形態では、複数個の湯槽4のう
ち、少なくとも2個の湯槽の下部同士が連通パイプ4a
で局部的に連通されるとともに、各湯槽4の底部にそれ
ぞれ排水管44が設けられるのではなく、連通された湯
槽4には、排水管44が設けられているものと設けられ
ていないものが存在している。この実施形態では、4個
の湯槽4のすべてがそれぞれ連通パイプ4aで連通され
るとともに、1個の湯槽にのみ排水管44が設けられて
いる。なお、他の構成は、図1〜7に示した実施形態と
同じである。
【0072】このような構成によって、1個の湯槽4に
給水されたお湯は、連通パイプ4aによってすべての湯
槽4にも供給され、各湯槽4内のお湯を等量に設定でき
る。しかも、お湯の排水時には、排水管44が設けられ
ていない湯槽内のお湯は連通パイプ4aを通って排水管
44が設けられている湯槽に流れ込んでいき、排水管4
4から排水される。このため、各湯槽4から排水管44
に至るまでの経路長は長くなるから、排水管44が設け
られていない湯槽内に麺の一部が残留しているような場
合には、麺が排水管44から排出されにくくなり、排水
管44に麺が流れ込んで目詰まりを生じるというような
不都合を抑制できる。しかも、排水管44が設けられて
いない湯槽4については、その下方に配置されるバーナ
ー5の位置や形状を排水管44と無関係に選択できるか
ら、もっとも加熱効率の良い位置や形状を選択でき、全
体の加熱効率が向上する。
【0073】なお、湯槽4の下部同士を連通パイプ4a
で連通するのではなく、図9に示すように、湯槽4の周
方向の一部において高さ方向の全体にわたって形成され
た連通部4bにより湯槽同士を連通しても、同様の効果
を得ることができる。
【0074】図10は、この発明のさらに他の実施形態
を示すものである。この実施形態では、各湯槽4を、大
きな矩形のシンク400の内部を例えば十字状の仕切り
401により仕切ることにより形成したものである。ま
た、前記シンク400の周囲を取り囲んで隔壁42が形
成されるとともに、シンク400の外面には、シンク4
00と隔壁42間の、燃焼ガスの流通路である空間48
に臨んで、フィン41が形成されている。なお、各湯槽
4の下方には、前述した実施形態と同様に、それぞれバ
ーナー5が配置されている。このような構成によって
も、加熱効率を増大することができる。
【0075】この場合、バーナー5の配置空間も、各湯
槽毎に仕切られるのが、隣のバーナーの燃焼ガスによる
熱的影響を防止する観点から望ましい。また、隣の湯槽
4からの熱移動を可及的に阻止して、隣の湯槽4による
熱的影響を防止し、各湯槽毎の独立した加熱制御を実現
するため、各湯槽を仕切る仕切り401、各バーナーの
配置空間を仕切る仕切りは、断熱材によって構成するの
が望ましい。さらに、図10に、1つの湯槽4について
代表的に示すように、バーナー5をシンク400の内方
寄りの位置に配置するとともに、湯槽4の裏面に、バー
ナー5からの燃焼ガスを湯槽(シンク)4の外面に向か
わせるフィン402を形成して、加熱効率を増大させる
ものとしても良い。
【0076】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、食材を入
れた調理容器を容器載置部材に載置すれば、自動的に前
記調理容器を前記湯槽内の所定調理位置まで下降変移さ
せる一方、加熱出力を増大させ、また、食材の調理の終
了に伴って上昇変移すると、加熱出力を自動的に減少さ
せる構成であるので、調理者が調理容器を取り外す度に
敢えて加熱調整したりしなくても、加熱のためのエネル
ギーの浪費を抑制でき、もって、ランニグコストを低減
することができる。
【0077】請求項2に係る発明によれば、容器の昇降
駆動手段をスライダ構体、検知ロッド、往復運動機構等
で構成し、加熱出力調整手段を、加熱出力調整部材やカ
ム部材で構成するので、この部位の部品を電気的部品を
使用する場合に比べ、湿気等に起因する故障が少なくな
る。
【0078】請求項3に係る発明によれば、前記加熱手
段としてのガスバーナを使用し、ガスバーナによる燃焼
ガスを加熱槽の周壁外面に向かわせる隔壁が加熱槽を取
り囲んで配設され、前記加熱槽と隔壁との間の燃焼ガス
通路に臨んで、加熱槽の周壁外面にフィンが設けられて
いるので、加熱効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に一実施形態にかかる加熱調理機が適
用された茹麺機の全体を示す外観斜視図である。
【図2】同じく茹麺機の一部破断正面図である。
【図3】同じく茹麺機の一部破断側面図である。
【図4】同じく茹麺機における加熱槽およびその周辺を
示す斜視図である。
【図5】(A)同じく茹麺機における加熱出力調整手段
をガス開閉バルブの開放駆動状態で示す正面図である。 (B)同じく加熱出力調整手段をガス開閉バルブの閉成
駆動状態で示す正面図である。
【図6】同じく茹麺機における調理容器の昇降駆動手段
および加熱出力調整手段を示す斜視図である。
【図7】容器昇降駆動手段における調理容器載置検知機
構の一部を示す断面図である。
【図8】この発明の他の実施形態を示すものであり、隣
り合う湯槽の近傍部位を、湯槽外面のフィンを省略して
示す斜視図である。
【図9】この発明のさらに他の実施形態を示すものであ
り、隣り合う湯槽の近傍部位を、湯槽外面のフィンを省
略して示す斜視図である。
【図10】この発明のさらに他の実施形態を示すもので
あり、湯槽の形成態様を変更した状態の断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・調理機本体 2・・・・・・・・・・・・調理容器 3・・・・・・・・・・・・容器載置部材 4・・・・・・・・・・・・湯槽(加熱槽) 4a・・・・・・・・・・・湯槽周壁 5・・・・・・・・・・・・加熱手段(ガスバーナ) 6・・・・・・・・・・・・容器昇降駆動手段 8・・・・・・・・・・・・加熱出力調整手段 41・・・・・・・・・・・フィン 42・・・・・・・・・・・隔壁 60・・・・・・・・・・・スライド構体 62・・・・・・・・・・・モータ 63・・・・・・・・・・・往復運動機構 66・・・・・・・・・・・検知ロッド 76・・・・・・・・・・・位置検知器 81・・・・・・・・・・・カム部材 82・・・・・・・・・・・加熱出力操作部材 M・・・・・・・・・・・・食材 W・・・・・・・・・・・・湯(加熱媒体)
フロントページの続き Fターム(参考) 4B046 LA01 LP43 4B054 AA02 AA16 AB02 AC13 BA12 BC02 CH00 4B055 AA31 BA01 BA14 BA22 BA62 DA02 DB08 GB14 GB45 GC18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理機本体に設置された加熱槽と、 前記加熱槽内の加熱媒体を加熱する加熱手段と、 食材を収容して加熱槽内での調理に使用される調理容器
    と、 前記加熱槽の上方に配設されて、前記調理容器を着脱可
    能に保持する容器載置部材と、 前記容器載置部材を支持するとともに、調理容器が容器
    載置部材に載置されるに伴って、前記調理容器を前記加
    熱槽内の所定調理位置まで下降させ、所定調理位置での
    食材に対する加熱調理の終了に伴って、前記容器載置部
    材を介して調理容器を前記加熱槽上の所定待機位置まで
    上昇変移させる容器昇降駆動手段と、 前記調理容器が前記所定調理位置まで下降すると、前記
    加熱手段による加熱出力を増大させ、前記調理容器が前
    記所定待機位置まで上昇変移すると、前記加熱手段によ
    る加熱出力を減少させる加熱出力調整手段と、 を備えていることを特徴とする加熱調理機。
  2. 【請求項2】 前記容器昇降駆動手段は、前記調理機本
    体に対して上下方向へ変移可能に支持されたスライド構
    体と、 前記容器載置部材を支持して前記スライド構体に軸動可
    能に保持されるとともに、前記調理容器が容器載置部材
    に載置されたのを、軸動変移で検知する検知ロッドと、 前記検知ロッドの軸変移を検出する位置検知器の出力を
    受けて回転するモータと、 前記モータの回転を直線運動に変換して前記スライド構
    体に伝達する往復運動機構と、 を備えており、 前記加熱出力調整手段は、 前記加熱手段の加熱出力操作部材と、 前記スライド構体が上下方向へスライド変移した際に、
    そのスライド変移力を前記加熱出力操作部材の操作力に
    変換して伝達するカム部材と、 を備えている請求項1に記載の加熱調理機。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、前記加熱槽の下方に配
    置されたガスバーナからなり、 前記ガスバーナによる燃焼ガスを加熱槽の周壁外面に向
    かわせる隔壁が加熱槽を取り囲んで配設され、 前記加熱槽と隔壁との間の燃焼ガス通路に臨んで、加熱
    槽の周壁外面にフィンが設けられている請求項1または
    2に記載の加熱調理機。
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