JP2003290832A - 曲げ加工用ブランク材加工方法及びその装置 - Google Patents

曲げ加工用ブランク材加工方法及びその装置

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JP2003290832A JP2002100856A JP2002100856A JP2003290832A JP 2003290832 A JP2003290832 A JP 2003290832A JP 2002100856 A JP2002100856 A JP 2002100856A JP 2002100856 A JP2002100856 A JP 2002100856A JP 2003290832 A JP2003290832 A JP 2003290832A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ワークの材質と板厚の均一化を図ることによ
り、所定の曲げ角度を得ることにある。 【解決手段】 ブランキング工程において、ワークWの
曲げ線部分を加熱・冷却し、叩く。この曲げ加工用ブラ
ンク材加工方法を実施する装置は、製品情報に基づい
て、ワークWの曲げ線部分を加熱・冷却する熱加工手段
IIを駆動制御する熱加工制御部31Bと、製品情報に
基づいて、ワークWの曲げ線部分を叩く打圧加工手段I
を駆動制御する打圧加工制御部31Cを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの材質と板
厚の均一化を図り所定の曲げ角度を得るようにした曲げ
加工用ブランク材加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プレスブレーキのような曲げ
加工機で、製品を作る場合には、次のような動作が行わ
れる。
【0003】先ず、平坦なワークWに(図9(A))、
例えばタレットパンチプレスで穴を開けると共に、レー
ザ加工機で切断加工を施すことにより、ブランク材BL
を形成する(図9(B))。
【0004】このブランク材BLとしてのワークWをプ
レスブレーキに搬入し(図9(C))、上記曲げ線m
1、m2、m3、m4部分をパンチPとダイDで所定の
曲げ角度θで折り曲げる。
【0005】これにより,図9(D)に示すような箱状
製品が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ワークWの
曲げ線m1、m2、m3、m4の長手方向には、材質と
板厚のバラツキがある。
【0007】これは、材質のバラツキについては、製品
情報から得られる公称の抗張力と、実際の抗張力とが異
なり、また、板厚のバラツキについては、製品情報から
得られる公称の板厚と、実際の板厚とが異なることが、
それぞれ主な原因となっている。
【0008】このため、曲げ加工時において(図9
(C))、曲げ線m1、m2、m3、m4の各部分につ
いて、曲げ角度θにバラツキが発生し、通り、繰り返し
などの精度が出ない。
【0009】その結果、出来上がった製品の加工精度が
低下し、製品としての価値が無くなるなど種々の弊害が
ある。
【0010】本発明の目的は、ワークの材質と板厚の均
一化を図ることにより、所定の曲げ角度を得ることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、ブランキング工程において、ワー
クWの曲げ線m1、m2、 m3、m4部分を加熱・冷
却し、叩くことを特徴とする曲げ加工用ブランク材加工
方法、及び上記曲げ加工用ブランク材加工方法の実施に
直接使用する装置であって、製品情報に基づいて、ワー
クWの曲げ線m1、m2、m3、m4部分を加熱・冷却
する熱加工手段IIを駆動制御する熱加工制御部31B
と、製品情報に基づいて、ワークWの曲げ線m1、m
2、m3、m4部分を叩く打圧加工手段Iを駆動制御す
る打圧加工制御部31Cを有することを特徴とする曲げ
加工用ブランク材加工装置という技術的手段が講じられ
た。
【0012】従って、本発明の構成によれば、曲げ加工
用ブランク材加工装置32を(図1)例えばパンチ・レ
ーザ複合機で(図2、図3)構成し、該パンチ・レーザ
複合機32を用いてブランク材BLを(図4)形成し、
ブランク材BLとしてのワークWの曲げ線m1、m2、
m3、m4部分に対して、加工ヘッド20(図2)から
レーザビームを照射することにより、該曲げ線m1、m
2、m3、m4部分を加熱・冷却し(図5)、これによ
り、焼きなましの原理に基づいて、内部の歪みが除去さ
れて加工性が改善されることにより、結晶組織の調整が
行われ、該ワークWの材質の均一化が図れる。
【0013】また、パンチ・レーザ複合機32のパンチ
Pと(図2)ダイDにより、ワークWの曲げ線m1、m
2、m3、m4部分を叩き(図6)、これにより、該ワ
ークWの板厚の均一化が図れる。
【0014】このため、本発明によれば、ワークWの材
質と板厚の均一化を図ることにより、該ワークWを曲げ
加工した場合に(図7)、所定の曲げ角度θを得ること
が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
形態を示す全体図である。
【0016】図1において、曲げ加工用ブランク材加工
装置32は、打圧加工手段I(例えばパンチ加工機)と
熱加工手段II(例えばレーザ加工機)を有し、両手段
は、単体機でもよく、図2、図3に示すように、複合機
を構成してもよい。
【0017】上記打圧加工手段Iと熱加工手段IIが、
パンチ・レーザ複合機32を構成する場合は、該パンチ
・レーザ複合機32にワークWを搬入してブランク材B
L(図1)を形成し、このブランク材BLを加熱・冷却
し、叩打し、その後ブランク材BLを曲げ加工機33で
曲げ加工する。
【0018】上記パンチ・レーザ複合機32は(図2、
図3)、前記したように、パンチ加工機のような打圧加
工手段Iと、レーザ加工機のような熱加工手段IIを有
する。
【0019】このうち、打圧加工手段Iは、例えばタレ
ットパンチプレスにより構成されている。
【0020】このタレットパンチプレスは、図示するよ
うに、上部タレット6と下部タレット7を有し、該上部
タレット6と下部タレット7には、パンチPとダイDが
同心円状に配置されている。
【0021】上部タレット6(図2)の回転軸8と下部
タレット7の回転軸9には、チェーン4と5が巻回さ
れ、該チェーン4と5は、駆動軸3に巻回されている。
【0022】また、パンチセンタPCにおけるパンチP
の直上方であって、上部フレーム1には、パンチPを打
圧するラムシリンダ2が設けられている。
【0023】この構成により、モータMで駆動軸3を回
転させチェーン4と5を循環させれば、上部タレット6
と下部タレット7が、タレットセンタTCを中心として
同期回転し、所定のパンチPとダイDから金型をパンチ
センタPCにおいて選択できる。
【0024】これにより、後述するように、パンチセン
タPCにおいて、例えば穴開け用金型を選択することに
より、ワークWに穴開け加工を行って(図4(A))ブ
ランク材BLを(図1)形成し、又は例えば叩打用金型
を選択することにより、ブランク材BLとしてのワーク
Wの曲げ線m1部分(図6(A)、図6(B)))など
を叩き、板厚の均一化を図ることができる(図6
(C))。この場合、下死点精度の高い油圧プレスで均
一にワークWを叩くことが望ましい。
【0025】また、上記パンチセンタPCを(図3)中
心としたX軸方向とY軸方向には、後述する板厚センサ
18A、18Bが取り付けられ、前記パンチセンタPC
において(図6(A))叩いた曲げ線m1、m2、m
3、m4部分の板厚tを(図6(A))、検知するよう
になっている。
【0026】上記打圧加工手段Iに(図2)隣接して、
熱加工手段IIが設置され、該熱加工手段IIは、加工
ヘッド20を有している。
【0027】上記加工ヘッド20は、上部フレーム1に
内蔵されたレーザ発振器23に連通し、ワークWにレー
ザビームを照射することにより、該ワークWに所定のレ
ーザ加工を施す。
【0028】また、加工ヘッド20は、レーザセンタL
Cに沿って上下方向に移動自在に取り付けられている。
【0029】これにより、後述するように、レーザセン
タLCにおいて、例えば穴開け加工が終了したワークW
(図4(B))に対して、その4隅に加工ヘッド20か
らレーザビームを照射して切断加工を行い、ブランク材
BLを形成し、又はブランク材BLとしてのワークWの
曲げ線m1部分(図5(A)、図5(B)))などを加
熱・冷却し(図5(C))、材質の均一化を図ることが
できる。
【0030】更に、上記加工ヘッド20の(図2)先端
には、後述する温度センサ22が取り付けられ、前記レ
ーザセンタLCにおいて(図5(A))、加熱・冷却し
た曲げ線m1、m2、m3、m4部分の温度Tを(図6
(C))検知するようになっている。
【0031】一方、下部フレーム21(図2)には、Y
軸ガイドレール17が敷設され、該Y軸ガイドレール1
7には、サポートブラケット16A、16Bを介してキ
ャリッジべース11がY軸方向に移動自在に取り付けら
れ、該キャリッジべース11には、Y軸モータMyで回
転するボールねじ14が螺合している。
【0032】また、上記キャリッジべース11には、キ
ャリッジ12がX軸ガイドレール19を介してX軸方向
に移動自在に取り付けられ、該キャリッジ12には、ワ
ークWを把持するクランプ13が取り付けられていると
共に、X軸モータMxで(図3)回転するボールねじ1
5が螺合している。
【0033】更に、タレットパンチプレスの中央には、
テーブル10が固定され、該固定テーブル10の一部を
切り欠いてワークシュータ34が傾斜自在に取り付けら
れている。
【0034】また、上記固定テーブル10を跨がって前
記キャリッジべース11が配置され、固定テーブル10
の両側の移動テーブル10A、10Bが前記サポートブ
ラケット16A、16Bと一体的に設けられている。
【0035】この構成により、X軸モータMxを回転さ
せると、キャリッジ12がキャリッジべース11上をX
軸方向に移動すると共に、Y軸モータMyを回転させる
とキャリッジべース11が移動テーブル10A、10B
を伴ってY軸方向に移動する。
【0036】これにより、クランプ13に把持されたワ
ークWをパンチセンタPCに位置決めし、ラムシリンダ
2を作動することにより、パンチPを打圧しダイDと協
働してワークWに所定のパンチ加工、例えば前記したよ
うに(図4(A))穴開け加工を施したり、曲げ線m1
(図6(A))、m2、m3、m4部分を叩くことがで
きる。
【0037】又は、クランプ13に把持されたワークW
をレーザセンタLCに位置決めし、レーザ発振器23
(図2)を作動することにより、加工ヘッド20からレ
ーザビームを照射してワークWに所定のレーザ加工、例
えば前記したように(図4(B))切断加工を施した
り、曲げ線m1(図5(A))、m2、m3、m4部分
を加熱・冷却することができる。
【0038】上記曲げ加工用ブランク材加工装置32
(図1)においては、先ず、ブランク材BLが形成され
る(図8のステップ104)。
【0039】即ち、既述したように、クランプ13で
(図4(A))把持されたワークWを、パンチセンタP
Cに位置決めした後、例えば穴開け用金型を選択するこ
とにより、ラムシリンダ2を作動すれば、該ワークWに
穴開け加工が行われ、該穴開け加工が終了したワークW
を(図4(B))、レーザセンタLCに位置決めした
後、例えばその4隅に加工ヘッド20からレーザビーム
を照射して切断加工を行うことにより、ブランク材BL
が形成される。
【0040】次に、曲げ加工用ブランク材加工装置32
(図1)においては、ワークWの曲げ線m1、m2、m
3、m4部分が加熱・冷却される(図8のステップ10
5〜107)。
【0041】即ち、上記ブランク材BL(図5(A))
としてのワークWの例えば曲げ線m1部分を、レーザセ
ンタLCに位置決めした後、該ワークWをX軸方向に移
動させながら加工ヘッド20からレーザビームを照射す
れば、該曲げ線m1部分が加熱される。
【0042】この場合、曲げ線m1部分の加熱される幅
Lは(図5(B)の左図)、ワークWの(図5(B)の
右図)irを得るのに必要なR部分の長さQに等しい。
【0043】そして、曲げ線m1部分が、その長さM1
(図5(C))全体にわたって所定の温度TH まで加熱
されるように、後述する熱加工制御部31Bを(図1)
介してレーザ発振器23から発射されるレーザビームの
出力を制御する。
【0044】このようにして、全ての曲げ線m1、m
2、m3、m4部分の長さM1 、M2、M3 、M4 全体
が加熱された後は(図8のステップ106のYES)、
上記レーザ発振器23の作動を停止させ、該曲げ線m
1、m2、m3、m4部分を空冷することにより、所定
の温度TC (常温)まで冷却する(図5(C)、図8の
ステップ107のYES)。
【0045】また、上記曲げ線m1部分などの温度Tは
(図5(C))、加工ヘッド20の先端に取り付けられ
た温度センサ22(図1〜図3)により検出され、該温
度センサ22は後述する温度・板厚検出部31Eに(図
1)接続され、熱加工制御部31Bは、この温度・板厚
検出部31Eを介して曲げ線m1部分などの温度Tを検
出する。
【0046】更に、曲げ加工用ブランク材加工装置32
(図1)においては、ワークWの曲げ線m1、m2、m
3、m4部分が叩かれる(図8のステップ108〜10
9)。
【0047】即ち、上記ブランク材BL(図6(A))
としてのワークWの例えば曲げ線m1部分を、パンチセ
ンタPCに位置決めした後、叩打用の金型を選択し、該
ワークWをX軸方向に移動させながらラムシリンダ2を
作動すれば、該曲げ線m1部分がX軸方向に沿って連続
して打たれることにより、叩かれる。
【0048】この場合、曲げ線m1部分の叩かれる幅N
は(図6(B)の左図)、ワークWが(図6(B)の右
図)曲げられたときにダイDの肩に接触している部分の
長さ√2×V(VはV幅の大きさ)に等しい。
【0049】従って、叩打工程においては(図8のステ
ップ108)、上記叩打幅N=√2×Vが(図6(B)
の左図)得られるように、後述する打圧加工制御部31
C(図1)により、打圧加工手段Iを構成する所定の叩
打用金型P、Dが(図2)、パンチセンタPCにおいて
選択される。
【0050】そして、全ての曲げ線m1、m2、m3、
m4部分が、その長さM1 、M2 、M3 、M4 (図6
(C))全体にわたって所定の板厚t、例えば板厚tC
−1(mm)(tC は、後述する製品情報(図1、例え
ばCAD情報)により得られる公称板厚)となるまで叩
かれるように、打圧加工制御部31C(図1)を介し
て、打圧加工手段Iを構成するラムシリンダ2の圧力を
制御する。
【0051】また、上記曲げ線m1部分などの板厚tは
(図6(C))、パンチセンタPCを(図6(A))を
中心としてX軸方向とY軸方向に取り付けられた板厚セ
ンサ18A、18Bにより検出され、該板厚センサ18
A、18Bは温度・板厚検出部31Eに(図1)接続さ
れ、打圧加工制御部31Cは、この温度・板厚検出部3
1Eを介して曲げ線m1部分などの板厚tを検出する。
【0052】一方、本発明の曲げ加工機33(図1)と
しては、例えば図7に示すプレスブレーキがある。
【0053】このプレスブレーキ33は、よく知られて
いるように、X軸方向の両側に側板24を有し、該側板
24の上部には、油圧シリンダ25が取り付けられ、該
油圧シリンダ25のピストンロッドには、パンチPを装
着した上部テーブル26が取り付けられている。
【0054】また、上記上部テーブル26の直下は、ダ
イDが装着された下部テーブル27が配置され、該下部
テーブル27の後方には、ワークWを突き当てて位置決
めする突当28が設けられている。
【0055】この構成により、前記曲げ線m1、m2、
m3、m4部分が加熱・冷却され(図5)、叩かれた
(図6)ブランク材BLとしてのワークWを、突当28
に突き当てて位置決めした後、油圧シリンダ25を作動
すれば、下部テーブル26が下降し、パンチPとダイD
の協働により、該ワークWに所定の曲げ加工が施され
る。
【0056】上記構成を有する曲げ加工用ブランク材加
工装置32と(図1)曲げ加工機33の制御装置として
は、上位NC装置30と下位NC装置31があり、上位
NC装置30から下位NC装置31へ入力された製品情
報に基づいて、後述する制御動作が(図8)行われる。
【0057】上記下位NC装置31は(図1)、CPU
31Aと、熱加工制御部31Bと、打圧加工制御部31
Cと、ワーク位置決め制御部31Dと、温度・板厚検出
部31Eと、入出力部31Fと、記憶部31Gと、製品
情報解析部31Hと、曲げ加工制御部31Jにより構成
されている。
【0058】このうち、CPU31Aは、本発明の動作
手順(図8に相当)に従って各装置に指示を与え、図1
に示す装置全体を制御する。
【0059】熱加工制御部31Bは、製品情報に基づい
て、ワークWの曲げ線m1、m2、m3、m4部分を加
熱・冷却する熱加工手段II(図2)、例えばレーザ加
工機を駆動制御する。
【0060】例えば、製品情報に基づいて、ワークWの
曲げ線m1、m2、m3、m4部分の長さが、M1 、M
2 、M3 、M4 であり、加熱温度がTH 、冷却温度がT
C であることがそれぞれ検出されたとする。
【0061】その場合、熱加工制御部31Bは、例えば
曲げ線m1部分が(図5(B))、その長さM1 (図5
(C))全体にわたって所定の温度TH まで加熱される
ように、レーザ発振器23(図2、図3)から発射され
るレーザビームの出力を制御する。
【0062】そして、熱加工制御部31Bは、全ての曲
げ線m1、m2、m3、m4部分について、長さM1 、
M2 、M3 、M4 (図5(C))全体が加熱された後
は、上記レーザ発振器23の(図2、図3)作動を停止
させ、該曲げ線m1部分などを空冷することにより、所
定の温度TC (常温)まで冷却する(図5(C))。
【0063】その他、熱加工制御部31Bは、加工ヘッ
ド20の上下動制御や、ブランク材BL形成時において
(図4(B))、レーザ発振器23の出力を制御するこ
とにより、ワークWの4隅を切断加工するなど、レーザ
加工機全体を駆動制御する。
【0064】打圧加工制御部31Cは、製品情報に基づ
いて、ワークWの曲げ線m1、m2、m3、m4部分を
叩く打圧加工手段I(図2)、例えばパンチ加工機を駆
動制御する。
【0065】例えば、製品情報に基づいて、ワークWの
曲げ線m1、m2、m3、m4部分の長さが、M1 、M
2 、M3 、M4 であり、公称板厚がtC であることがそ
れぞれ検出されたとする。
【0066】その場合、打圧加工制御部31Cは、例え
ば曲げ線m1部分が(図6(B))、長さM1 (図6
(C))全体にわたって所定の板厚tC −1となるまで
叩かれるように、ラムシリンダ2の圧力を制御する。
【0067】その他、打圧加工制御部31Cは、モータ
Mを(図2)駆動制御し、上部タレット6と下部タレッ
ト7を同期回転させることにより、所定の金型をパンチ
センタPCにおいて選択したり、ブランク材BL形成時
において(図4(A))、ラムシリンダ2の出力を制御
することにより、ワークWの穴開け加工を行うなど、パ
ンチ加工機全体を駆動制御する。
【0068】ワーク位置決め制御部31Dは、X軸モー
タMxとY軸モータMyを駆動制御することにより、ワ
ークWを所定位置に位置決めする。
【0069】温度・板厚検出部31Eは、温度センサ2
2と板厚センサ18A、18Bを駆動制御し、ワークW
の温度T(図5(C))と板厚t(図6(C))を検出
する。
【0070】入出力部31Fは、上位NC装置30との
インターフエース機能を有して製品情報を入力し、該入
力された製品情報は、後述する記憶部31Gに記憶さ
れ、製品情報解析部31Hで解析される。
【0071】また、入出力部31Fは、キーボード、マ
ウスなどの入力手段と、液晶などの画面からなる出力手
段により構成され、作業者が加工プログラムやデータな
どを入力し、その結果を画面を見て確認できるようにな
っている。
【0072】記憶部31Gは、前記したように、入出力
部31Fを介して入力された製品情報を記憶し、その
他、加工プログラムなどを記憶する。
【0073】製品情報解析部31Hは、前記したよう
に、入出力部31Fを介して入力され記憶部31Gに記
憶された製品情報を解析し、例えばワークWの曲げ線m
1、m2、m3、m4の長さなど、本発明による加熱・
冷却工程と叩打工程、及び曲げ工程に必要なデータを検
出する。
【0074】曲げ加工制御部31Jは、前記曲げ加工機
33(図7)の油圧シリンダ25や突当28などの駆動
制御を行い、加熱・冷却され、叩打されたブランク材B
LとしてのワークWを所定の曲げ角度θまで折り曲げ
る。
【0075】以下、上記構成を有する本発明の動作を説
明する。
【0076】(1)製品情報の入力とデータの検出動
作。
【0077】先ず、図8のステップ101において、製
品情報を入力し、ステップ102において、曲げ線の長
さなどを検出する。
【0078】即ち、入出力部31F(図1)を介して上
位NC装置30から下位NC装置31へ製品情報が入力
されると、CPU31Aは、製品情報解析部31Hを制
御してその製品情報を解析させ、ワークWの曲げ線の長
さ、所定の加熱温度TH (図5(C))、冷却温度
TC 、板厚tC (図6(C))など、ブランキング工
程、加熱・冷却工程、叩打工程、曲げ工程に必要なデー
タを全て検出させる。
【0079】(2)ブランキング工程の動作。
【0080】次いで、図8のステップ103において、
ワークWを搬入し、ステップ104において、ブランキ
ング加工が行われる。
【0081】即ち、CPU31Aは(図1)、製品情報
解析部31Hに必要なデータの検出をさせた後、外部の
ワーク搬入装置などに指令を出すことにより、パンチ・
レーザ複合機32に(図2、図3)ワークWを搬入させ
ると共に、ワーク位置決め制御部31Dを介して、クラ
ンプ13にそのワークWを把持させる。
【0082】その後、CPU31Aは(図1)、ワーク
位置決め制御部31Dと、熱加工制御部31Bと、打圧
加工制御部31Cを制御することにより、例えば位置決
めされたワークWの穴開け加工を行い(図4(A))、
次いで、該ワークWの切断加工を行い(図4(B))、
所定のブランク材BLを形成する。
【0083】(3)加熱・冷却工程の動作。
【0084】図8のステップ105において、曲げ線部
分を加熱し、ステップ106において、加熱終了か否か
を判断し、終了しない場合には(NO)、ステップ10
5に戻って同じ動作を繰り返し、終了した場合には(Y
ES)、次段のステップ107に進む。
【0085】即ち、CPU31Aは(図1)、ブランキ
ング工程が終了すると、ワーク位置決め制御部31Dを
介して、ブランク材BL(図5(A))としてのワーク
Wの例えば曲げ線m1部分を、レーザセンタLCに位置
決めする。
【0086】ワークWが位置決めされると、CPU31
Aは(図1)、熱加工制御部31Bを介して、熱加工手
段IIの(図2)レーザ発振器23を作動し、該ワーク
Wを(図5(A))X軸方向に移動させながら加工ヘッ
ド20からレーザビームを照射することにより、該曲げ
線m1部分を加熱する。
【0087】この場合、曲げ線m1部分の加熱される幅
Lが所定の値Q(図5(B)の左図)となるように、レ
ーザビームの出力が制御されると共に、レーザビームの
径が制御される。
【0088】このようにして、上記曲げ線m1部分の長
さM1 全体が(図5(C))、温度センサ22が接続さ
れた温度・板厚検出部31Eを介して所定の温度T
H (図5(C))まで加熱されたと判断された場合に
は、同様にして、曲げ線m2(図5(A))、m3、m
4部分を加熱する。
【0089】そして、全ての曲げ線m1、m2、m3、
m4部分について加熱が終了した場合には、CPU31
Aは(図1)、熱加工制御部31Bを介してレーザ発振
器23(図2)の作動を停止させ、該曲げ線m1、m
2、m3、m4部分を空冷する。
【0090】この間、図8のステップ107において、
CPU31Aは、温度・板厚検出部31Eを介して、上
記加熱した曲げ線m1、m2、m3、m4部分が所定の
温度TC (常温)(図5(C))まで冷却したか否かを
判断し、冷却した場合には(YES)、次段のステップ
108に進む。
【0091】これにより、曲げ線m1、m2、m3、m
4部分が長さM1 、M2 、M3 、M 4 全体にわたって加
熱・冷却されて(図5(C)の温度曲線がAからBに低
下)ワークWの焼き入れが行われ、内部の歪みが除去さ
れて加工性が改善されることにより、結晶組織の調整が
行われ、該ワークWの材質の均一化が図れる。
【0092】(4)叩打工程の動作。
【0093】図8のステップ108において、曲げ線部
分を叩き、ステップ109において、叩打終了か否かを
判断し、終了しない場合には(NO)、ステップ108
に戻って同じ動作を繰り返し、終了した場合には(YE
S)、次段のステップ110に進む。
【0094】即ち、CPU31Aは(図1)、加熱・冷
却工程が終了すると、ワーク位置決め制御部31Dを介
して、ブランク材BL(図6(A))としてのワークW
の例えば曲げ線m1部分を、パンチセンタPCに位置決
めする。
【0095】ワークWが位置決めされると、CPU31
Aは(図1)、打圧加工制御部31Cを介して、打圧加
工手段Iの(図2)タレット6、7を同期回転させるこ
とにより、曲げ線m1部分の叩かれる幅Nが所定の値√
2×V(図6(B)の左図)となるように、叩打用の金
型を選択した後、ラムシリンダ2を作動し、該ワークW
を(図6(A))X軸方向に移動させながら曲げ線m1
部分を叩く。
【0096】この場合、曲げ線m1部分が、その長さM
1 (図6(C))全体にわたって所定の板厚tC −1と
なるように、ラムシリンダ2の出力が制御される。
【0097】このようにして、上記曲げ線m1部分の長
さM1 全体が(図6(C))、板厚センサ18A、18
Bが接続された温度・板厚検出部31Eを介して所定の
板厚tC −1まで叩かれたたと判断された場合には、同
様にして、曲げ線m2(図6(A))、m3、m4部分
を叩く。
【0098】そして、全ての曲げ線m1、m2、m3、
m4部分について叩打が終了した場合には、CPU31
Aは(図1)、打圧加工制御部31Cを介してラムシリ
ンダ2(図2)の作動を停止させる。
【0099】これにより、曲げ線m1、m2、m3、m
4部分が長さM1 、M2 、M3 、M 4 全体にわたって叩
打されて(図6(C)の板厚曲線が、叩く前のCから、
叩いた後のDに変更)ワークWの板厚の均一化が図れ
る。
【0100】(5)曲げ工程の動作。 上記叩打が終了すると(図8のステップ109のYE
S)、ステップ110において、曲げ加工が行われる。
【0101】即ち、CPU31Aは(図1)、叩打工程
が終了したことを打圧加工制御部31Cを介して検知す
ると、曲げ加工制御部31Jを介して、ワークWの(図
7)大きさに応じて突当28を所定位置に位置決めし、
該ワークWが突当28に突き当てられると、油圧シリン
ダ25を作動することにより、下部テーブル26を下降
させ、パンチPとダイDの協働により、該ワークWに所
定の曲げ加工を施す。
【0102】この場合、既述したように、ワークWは、
加熱・冷却工程と(図5)、叩打工程を(図6)経過し
ており、そのため、該ワークWの材質と板厚の均一化が
図られ、所定の曲げ角度θが(図7)得られるようにな
る。
【0103】尚、前記した実施形態においては、ブラン
キング工程の後は(図4、図8のステップ104)、本
発明が、加熱・冷却工程(図5、図8のステップ105
〜107)→叩打工程(図6、図8のステップ108〜
109)に適用された場合について詳述したが、本発明
はこれに限定されず、叩打工程→加熱・冷却工程の場合
にも適用され、同様の効果を奏することは勿論である。
【0104】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、ワーク
の材質と板厚の均一化を図ることにより、所定の曲げ角
度を得るという効果を奏することとなった。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明によるパンチ・レーザ複合機の側面図で
ある。
【図3】本発明によるパンチ・レーザ複合機の平面図で
ある。
【図4】本発明によるブランキング工程の説明図であ
る。
【図5】本発明による加熱・冷却工程の説明図である。
【図6】本発明による叩打工程の説明図である。
【図7】本発明によるプレスブレーキの側面図である。
【図8】本発明の動作を説明するためのフローチャート
を示す図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 上部フレーム 2 ラムシリンダ 3 駆動軸 4、5 チェーン 6 上部タレット 7 下部タレット 8、9 回転軸 10 固定テーブル 10A、10b 移動テーブル 11 キャリッジべース 12 キャリッジ 13 クランプ 14、15 ボールねじ 16A、16B サポートブラケット 17 Y軸ガイドレール 18A、18B 板厚検出センサ 19 X軸ガイドレール 20 加工ヘッド 21 下部フレーム 22 温度センサ 23 レーザ発振器 24 側板 25 油圧シリンダ 26 上部テーブル 27 下部テーブル 28 突当 30 上位NC装置 31 下位NC装置 31A CPU 31B 熱加工制御部 31C 打圧加工制御部 31D ワーク位置決め制御部 31E 温度・板厚検出部 31F 入出力部 31G 時計部 31H 製品情報解析部 31J 曲げ加工制御部 32 パンチ・レーザ複合機 33 曲げ加工機 34 ワークシュータ LC レーザセンタ PC パンチセンタ TC タレットセンタ P パンチ D ダイ M モータ Mx X軸モータ My Y軸モータ W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランキング工程において、ワークの曲
    げ線部分を加熱・冷却し、叩くことを特徴とする曲げ加
    工用ブランク材加工方法。
  2. 【請求項2】 上記ワークの曲げ線部分を加熱・冷却
    し、その後、叩く、又はワークの曲げ線部分を叩き、そ
    の後、加熱・冷却する請求項1記載の曲げ加工用ブラン
    ク材加工方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載の曲げ加工用ブランク
    材加工方法の実施に直接使用する装置であって、 製品情報に基づいて、ワークの曲げ線部分を加熱・冷却
    する熱加工手段を駆動制御する熱加工制御部と、 製品情報に基づいて、ワークの曲げ線部分を叩く打圧加
    工手段を駆動制御する打圧加工制御部を有することを特
    徴とする曲げ加工用ブランク材加工装置。
  4. 【請求項4】 上記熱加工手段がレーザ加工機により、
    打圧加工手段がパンチ加工機によりそれぞれ構成され、
    該レーザ加工機が温度センサを、パンチ加工機が板厚セ
    ンサを有し、熱加工制御部と打圧加工制御部は、温度セ
    ンサと板厚センサに接続した温度・板厚検出部を介し
    て、ワークの温度と板厚を検出する請求項3記載の曲げ
    加工用ブランク材加工装置。
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