JP2003291096A - プラスチックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法 - Google Patents
プラスチックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 プラスチックシートを主な構成部材とするセ
ルを分割加工する方法において、割れ、欠けや層間剥離
を発生させない分割加工方法を提供し、この方法を用い
た表示素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 片刃刃物1を埋込んだ打ち抜き型に、切
断後にセルとなるプラスチックを主成分とするシートを
構成部材とする貼り合せ基板を支持すると同時に切断時
にはプレスによってその高さを減少させることにより片
刃刃物を突出させることが可能な支持手段3を配設し、
支持手段に貼り合せ基板を乗せた後、貼り合せ基板全体
を均一に押さえると共に切断時に刃先を保護するクッシ
ョン部材5を介して上下可動板部によりプレスすること
でセルを分割加工する方法であって、前記支持手段と片
刃刃物のクリアランスbが0.003〜0.6mmであ
るプラスチックを主成分とするシートを構成部材とする
セルの分割加工方法および、これを製造工程として含む
表示素子の製造方法。
ルを分割加工する方法において、割れ、欠けや層間剥離
を発生させない分割加工方法を提供し、この方法を用い
た表示素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 片刃刃物1を埋込んだ打ち抜き型に、切
断後にセルとなるプラスチックを主成分とするシートを
構成部材とする貼り合せ基板を支持すると同時に切断時
にはプレスによってその高さを減少させることにより片
刃刃物を突出させることが可能な支持手段3を配設し、
支持手段に貼り合せ基板を乗せた後、貼り合せ基板全体
を均一に押さえると共に切断時に刃先を保護するクッシ
ョン部材5を介して上下可動板部によりプレスすること
でセルを分割加工する方法であって、前記支持手段と片
刃刃物のクリアランスbが0.003〜0.6mmであ
るプラスチックを主成分とするシートを構成部材とする
セルの分割加工方法および、これを製造工程として含む
表示素子の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてプラスチ
ックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割
加工方法および、表示装置に用いられるプラスチック基
板ならびに表示素子の製造方法に関するものである。
ックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割
加工方法および、表示装置に用いられるプラスチック基
板ならびに表示素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックシートを構成部材としてこ
れらを貼り合せてセルとして用いられる製品としては、
液晶表示素子用基板が挙げられる。プラスチック基板
は、その低比重、耐衝撃性、曲げ性等を活かして、近年
では徐々に従来のガラス基板代替品としての地位を確立
してきている。しかし、ガラスに比べ吸水率が高く、吸
水による寸法変化も大きいため、高精細表示素子用基板
では表示ムラや表示抜け等の表示欠陥が出易い。したが
って、これらの用途では、プラスチックシートを水と接
触させることはできるだけ避ける必要があった。プラス
チック液晶表示素子は、2枚のプラスチック基板を、ス
ペーサを介して貼り合わせることで表示パネルを作製
し、スペーサが作る空間に液晶を注入するもので、貼り
合わせ部分には液晶注入口が開口している。多数個の液
晶表示素子を得るために、上記2枚のプラスチック基板
が貼り合わされた表示パネルを、一部液晶注入口が開口
している貼り合わせ部分で分割加工する。この分割加工
には、例えば特開平9−127472号公報に示すよう
に、自らは回転しないで切断時の抵抗によって連れ回り
するロータリーカッター(スリッターナイフ)による方
法、金型あるいはトムソン刃による打ち抜き方式、超音
波振動する刃による超音波方式等が提案されている。一
般にプラスチックシートの分割加工方法としては、スリ
ッターナイフによる方法等が多く用いられているが、2
枚のプラスチック基板を貼り合せて作製された液晶表示
パネルのような場合には、切断時に注入口を塞ぐバリの
発生が少ないことと、量産性や設備コストの点で安価に
加工できることからトムソン方式による分割加工が適し
ている。
れらを貼り合せてセルとして用いられる製品としては、
液晶表示素子用基板が挙げられる。プラスチック基板
は、その低比重、耐衝撃性、曲げ性等を活かして、近年
では徐々に従来のガラス基板代替品としての地位を確立
してきている。しかし、ガラスに比べ吸水率が高く、吸
水による寸法変化も大きいため、高精細表示素子用基板
では表示ムラや表示抜け等の表示欠陥が出易い。したが
って、これらの用途では、プラスチックシートを水と接
触させることはできるだけ避ける必要があった。プラス
チック液晶表示素子は、2枚のプラスチック基板を、ス
ペーサを介して貼り合わせることで表示パネルを作製
し、スペーサが作る空間に液晶を注入するもので、貼り
合わせ部分には液晶注入口が開口している。多数個の液
晶表示素子を得るために、上記2枚のプラスチック基板
が貼り合わされた表示パネルを、一部液晶注入口が開口
している貼り合わせ部分で分割加工する。この分割加工
には、例えば特開平9−127472号公報に示すよう
に、自らは回転しないで切断時の抵抗によって連れ回り
するロータリーカッター(スリッターナイフ)による方
法、金型あるいはトムソン刃による打ち抜き方式、超音
波振動する刃による超音波方式等が提案されている。一
般にプラスチックシートの分割加工方法としては、スリ
ッターナイフによる方法等が多く用いられているが、2
枚のプラスチック基板を貼り合せて作製された液晶表示
パネルのような場合には、切断時に注入口を塞ぐバリの
発生が少ないことと、量産性や設備コストの点で安価に
加工できることからトムソン方式による分割加工が適し
ている。
【0003】加工速度、加工コストにおいてトムソン打
ち抜き方式は優れた方式であるが、厚みが厚いシートま
たは貯蔵弾性率が1GPa以上の材料を用いたシート
や、これらを構成部材として貼り合せたセルの分割加工
においては、割れや欠けが発生し易く、層間剥離も起こ
り易かった。
ち抜き方式は優れた方式であるが、厚みが厚いシートま
たは貯蔵弾性率が1GPa以上の材料を用いたシート
や、これらを構成部材として貼り合せたセルの分割加工
においては、割れや欠けが発生し易く、層間剥離も起こ
り易かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大型化、高
細精化により剛性の高くなった表示素子用プラスチック
パネルを構成する、プラスチックシートを主な構成部材
とするセルをトムソン方式により分割加工する方法にお
いて、割れ、欠けや層間剥離を発生させない分割加工方
法を提供し、この方法を用いた表示素子の製造方法を提
供するものである。
細精化により剛性の高くなった表示素子用プラスチック
パネルを構成する、プラスチックシートを主な構成部材
とするセルをトムソン方式により分割加工する方法にお
いて、割れ、欠けや層間剥離を発生させない分割加工方
法を提供し、この方法を用いた表示素子の製造方法を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1) 片刃刃物を板状の枠型に埋込んだ打ち抜き型
に、片刃刃物先端が当たらない程度に片刃刃物よりも高
さが高く、切断後にセルとなるプラスチックを主成分と
するシートを構成部材とする貼り合せ基板の少なくとも
セルとなる部分を支持すると同時に切断時にはプレスに
よってその高さを減少させることにより片刃刃物を突出
させることが可能な支持手段を配設し、支持手段に貼り
合せ基板を乗せた後、貼り合せ基板全体を均一に押さえ
ると共に切断時に刃先を保護するクッション部材を介し
て上下可動板部によりプレスすることでセルを分割加工
する方法であって、前記支持手段と片刃刃物のクリアラ
ンスが0.003〜0.6mmであるプラスチックを主
成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方
法。 (2) 前記片刃刃物は、その刃先位置がセルとなる側
に偏っており、且つ、セル側側面から刃先位置までの刃
物厚み方向距離(a)が0〜0.5mmである(1)の
プラスチックを主成分とするシートまたはこれを構成部
材とするセルの分割加工方法。 (3) 前記支持手段が、可動手段を有する(1)、
(2)のプラスチックを主成分とするシートを構成部材
とするセルの分割加工方法。 (4) 前記貼り合わせ基板の表裏両面から(1)〜
(3)の分割加工を行なうプラスチックを主成分とする
シートを構成部材とするセルの分割加工方法。 (5) (4)の分割加工方法であって片刃刃物によっ
て全厚みを分割せずに切り残し部分を残し、該切り残し
部分を曲げることによって分割するプラスチックを主成
分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法。 (6) 前記切り残し部分が0.005〜0.1mmで
ある(5)のプラスチックを主成分とするシートを構成
部材とするセルの分割加工方法。 (7) (1)〜(6)の分割加工方法を製造工程とし
て含む表示素子の製造方法。 である。
に、片刃刃物先端が当たらない程度に片刃刃物よりも高
さが高く、切断後にセルとなるプラスチックを主成分と
するシートを構成部材とする貼り合せ基板の少なくとも
セルとなる部分を支持すると同時に切断時にはプレスに
よってその高さを減少させることにより片刃刃物を突出
させることが可能な支持手段を配設し、支持手段に貼り
合せ基板を乗せた後、貼り合せ基板全体を均一に押さえ
ると共に切断時に刃先を保護するクッション部材を介し
て上下可動板部によりプレスすることでセルを分割加工
する方法であって、前記支持手段と片刃刃物のクリアラ
ンスが0.003〜0.6mmであるプラスチックを主
成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方
法。 (2) 前記片刃刃物は、その刃先位置がセルとなる側
に偏っており、且つ、セル側側面から刃先位置までの刃
物厚み方向距離(a)が0〜0.5mmである(1)の
プラスチックを主成分とするシートまたはこれを構成部
材とするセルの分割加工方法。 (3) 前記支持手段が、可動手段を有する(1)、
(2)のプラスチックを主成分とするシートを構成部材
とするセルの分割加工方法。 (4) 前記貼り合わせ基板の表裏両面から(1)〜
(3)の分割加工を行なうプラスチックを主成分とする
シートを構成部材とするセルの分割加工方法。 (5) (4)の分割加工方法であって片刃刃物によっ
て全厚みを分割せずに切り残し部分を残し、該切り残し
部分を曲げることによって分割するプラスチックを主成
分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法。 (6) 前記切り残し部分が0.005〜0.1mmで
ある(5)のプラスチックを主成分とするシートを構成
部材とするセルの分割加工方法。 (7) (1)〜(6)の分割加工方法を製造工程とし
て含む表示素子の製造方法。 である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のセルの分割加工方法に用
いられるプラスチックを主成分とするシートは、特に限
定しないが、厚みがある程度厚く、貯蔵弾性率が1GP
a以上の材料が好適である。これらのシートは、プラス
チックの他にセラミック、金属等の材料が混入・分散・
複合されていても良い。例えば液晶表示パネル等に用い
られるセルの場合、これらのシートを構成部材として、
さらにガス・水蒸気バリア層、透明電極層、カラーフィ
ルター層、配向膜層等が積層され、2枚のプラスチック
を主成分とするシートが接着等の方法によりスペ−サを
介して貼りあわされてセルが組み立てられる。
いられるプラスチックを主成分とするシートは、特に限
定しないが、厚みがある程度厚く、貯蔵弾性率が1GP
a以上の材料が好適である。これらのシートは、プラス
チックの他にセラミック、金属等の材料が混入・分散・
複合されていても良い。例えば液晶表示パネル等に用い
られるセルの場合、これらのシートを構成部材として、
さらにガス・水蒸気バリア層、透明電極層、カラーフィ
ルター層、配向膜層等が積層され、2枚のプラスチック
を主成分とするシートが接着等の方法によりスペ−サを
介して貼りあわされてセルが組み立てられる。
【0007】このセルを打ち抜く場合、一般に刃物をセ
ルの形状に組んで打ち抜き型を作る。本発明の打ち抜き
型は、片刃刃物を板状の枠型に埋込んだものであり、特
に枠型の材質等は問わないが、一例としては木板型、樹
脂板型、アルミ板型などを挙げることができる。本発明
では、片側だけに刃がついている片刃刃物を用い、セル
となる部分を支持手段とクッション部材によって押さえ
て分割加工を行なうものであり、支持手段の端から前記
片刃刃物の刃先までの距離すなわちクリアランスを0.
003〜0.6mmとするものである。クリアランスが
0.003mm未満であると支持手段と刃物側面との擦
れを起こし易く、切断位置不良を起こす恐れがあり、ク
リアランスが0.6mmを越えると、切断時のセルの押
さえが十分に効かなくなることから、セルの層間剥離が
起こりやすくなる。本発明では、片刃の刃先を、切断後
にセルとなる側に偏らせて配置して切断時の変形ストレ
スを緩和しするのが好ましい。したがって、刃はセルの
外側に設けられるのが好ましく、上記クリアランスの関
係上、セル側側面から刃先位置までの刃物厚み方向距離
(a)が0〜0.5mmであることが好ましい。また、
刃物厚みについては、枠型への埋め込みが可能で実用上
の耐久性があれば特に限定はしないが、一般には、0.
4mm〜3mmの範囲が好ましい。
ルの形状に組んで打ち抜き型を作る。本発明の打ち抜き
型は、片刃刃物を板状の枠型に埋込んだものであり、特
に枠型の材質等は問わないが、一例としては木板型、樹
脂板型、アルミ板型などを挙げることができる。本発明
では、片側だけに刃がついている片刃刃物を用い、セル
となる部分を支持手段とクッション部材によって押さえ
て分割加工を行なうものであり、支持手段の端から前記
片刃刃物の刃先までの距離すなわちクリアランスを0.
003〜0.6mmとするものである。クリアランスが
0.003mm未満であると支持手段と刃物側面との擦
れを起こし易く、切断位置不良を起こす恐れがあり、ク
リアランスが0.6mmを越えると、切断時のセルの押
さえが十分に効かなくなることから、セルの層間剥離が
起こりやすくなる。本発明では、片刃の刃先を、切断後
にセルとなる側に偏らせて配置して切断時の変形ストレ
スを緩和しするのが好ましい。したがって、刃はセルの
外側に設けられるのが好ましく、上記クリアランスの関
係上、セル側側面から刃先位置までの刃物厚み方向距離
(a)が0〜0.5mmであることが好ましい。また、
刃物厚みについては、枠型への埋め込みが可能で実用上
の耐久性があれば特に限定はしないが、一般には、0.
4mm〜3mmの範囲が好ましい。
【0008】また、支持手段の材質としては、特に限定
はしないが、貼り合せ基板を置いた時には片刃刃物の先
端が基板に当たらないように、片刃刃物よりも高さが高
く、少なくとも分割加工時に刃が貼り合せ基板に接触す
る時から最も深く切り込んだ時まで常に安定した押さえ
効果を発揮する必要がある為、切断時にはセルの厚み方
向に対して可動式であり、プレスによってその高さを減
少させることによって刃物を突出させ切りこんでいくこ
とが重要である。したがって、支持手段は、ゴム材、ス
ポンジ材等のそれ自体が可動手段となり得る可とう性の
材料であるか、貼り合せ基板に接触する部分が金属板や
比較的硬質のプラスチック板などのように可とう性の少
ない場合には、打ち抜き型との間にスプリングや前記の
ゴム材、スポンジ材等の可動手段を設けることが望まし
い。
はしないが、貼り合せ基板を置いた時には片刃刃物の先
端が基板に当たらないように、片刃刃物よりも高さが高
く、少なくとも分割加工時に刃が貼り合せ基板に接触す
る時から最も深く切り込んだ時まで常に安定した押さえ
効果を発揮する必要がある為、切断時にはセルの厚み方
向に対して可動式であり、プレスによってその高さを減
少させることによって刃物を突出させ切りこんでいくこ
とが重要である。したがって、支持手段は、ゴム材、ス
ポンジ材等のそれ自体が可動手段となり得る可とう性の
材料であるか、貼り合せ基板に接触する部分が金属板や
比較的硬質のプラスチック板などのように可とう性の少
ない場合には、打ち抜き型との間にスプリングや前記の
ゴム材、スポンジ材等の可動手段を設けることが望まし
い。
【0009】本発明では、プラスチックフィルム側から
一度に切断する方法は勿論、対象物を反転させ、貼り合
せ基板の表裏両側から分割する方法、全厚みを分割せず
に、切れ目を入れるように、切り残し部分を残し、後に
対象物を折り曲げる等の方法によって分割しても良い。
切り残し部分の厚みについては、特に限定はしないが、
0.005〜0.1mmが好ましく、0.005〜0.
05mmがより好ましい。
一度に切断する方法は勿論、対象物を反転させ、貼り合
せ基板の表裏両側から分割する方法、全厚みを分割せず
に、切れ目を入れるように、切り残し部分を残し、後に
対象物を折り曲げる等の方法によって分割しても良い。
切り残し部分の厚みについては、特に限定はしないが、
0.005〜0.1mmが好ましく、0.005〜0.
05mmがより好ましい。
【0010】本発明の分割加工方法は、表示素子の製造
に好適に用いることができる。2枚貼り合せて貼り合せ
基板とする表示素子用基板としては、厚みが0.1mm
〜1.0mmで、且つ全光線透過率が70%以上のプラ
スチックシートを用いることが望ましい。厚みが薄いと
剛性が無くなり、セルギャップの不均一性による表示ム
ラが生じる恐れがあり、また厚くなると、光線透過率や
リタデーション等の光学特性が悪くなる恐れがある。ま
た、基板を通して見る透過型の表示素子用基板として
は、全光線透過率が70%以上であることが望ましい。
に好適に用いることができる。2枚貼り合せて貼り合せ
基板とする表示素子用基板としては、厚みが0.1mm
〜1.0mmで、且つ全光線透過率が70%以上のプラ
スチックシートを用いることが望ましい。厚みが薄いと
剛性が無くなり、セルギャップの不均一性による表示ム
ラが生じる恐れがあり、また厚くなると、光線透過率や
リタデーション等の光学特性が悪くなる恐れがある。ま
た、基板を通して見る透過型の表示素子用基板として
は、全光線透過率が70%以上であることが望ましい。
【0011】上記プラスチックシートを用いて表示パネ
ルを製造するには、本発明と同様の分割加工方法により
表示パネルの大きさにプラスチックシートをあらかじめ
分割加工して、貼り合わせても良いが、生産性を向上さ
せるためには、多数個取りできる大きさのプラスチック
シートから作られた表示素子用基板を用い、スペーサを
介してエポキシ系接着剤等のシール剤で貼り合わせて作
製した貼り合せ基板を液晶注入口の開口している方向で
まず分割加工し、短冊状となったパネルに液晶を注入
し、注入口を封止後さらに個々の液晶素子とする方法が
一般的である。
ルを製造するには、本発明と同様の分割加工方法により
表示パネルの大きさにプラスチックシートをあらかじめ
分割加工して、貼り合わせても良いが、生産性を向上さ
せるためには、多数個取りできる大きさのプラスチック
シートから作られた表示素子用基板を用い、スペーサを
介してエポキシ系接着剤等のシール剤で貼り合わせて作
製した貼り合せ基板を液晶注入口の開口している方向で
まず分割加工し、短冊状となったパネルに液晶を注入
し、注入口を封止後さらに個々の液晶素子とする方法が
一般的である。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について記載するが、
本発明は、実施例に限定されるものではない。 実施例1 厚さ0.3mmのPESシート(サイス゛=300×300mm)から作
られた表示素子用基板をエポキシ系接着剤を用いて、接
着層の厚みが約5μmとなるようにスペ−サを介して貼
り合せ、150℃の熱風乾燥機にて1時間硬化させて、
貼り合せ基板を得た。この貼り合せ基板を、トムソン刃
(30°片刃、a=0mm、厚み=0.7mm)を長方形(サイス
゛=50×250mm)のパターンにセットした打ち抜き型で、
且つ、刃先とのクリアランスが0.2mmとなるようにクッ
ションゴムからなる支持手段をセットした打ち抜き型に
設置し、その上から1mmのゴムシート(サイス゛=400×4
00mm)をクッション部材として設置した。これを打ち抜
きプレス装置により、刃の進入速度約50mm/secの条件で
貼り合せ部分を切断した。
本発明は、実施例に限定されるものではない。 実施例1 厚さ0.3mmのPESシート(サイス゛=300×300mm)から作
られた表示素子用基板をエポキシ系接着剤を用いて、接
着層の厚みが約5μmとなるようにスペ−サを介して貼
り合せ、150℃の熱風乾燥機にて1時間硬化させて、
貼り合せ基板を得た。この貼り合せ基板を、トムソン刃
(30°片刃、a=0mm、厚み=0.7mm)を長方形(サイス
゛=50×250mm)のパターンにセットした打ち抜き型で、
且つ、刃先とのクリアランスが0.2mmとなるようにクッ
ションゴムからなる支持手段をセットした打ち抜き型に
設置し、その上から1mmのゴムシート(サイス゛=400×4
00mm)をクッション部材として設置した。これを打ち抜
きプレス装置により、刃の進入速度約50mm/secの条件で
貼り合せ部分を切断した。
【0013】切断部を目視および顕微鏡で観察した結
果、クラックの発生及び層間剥離は見られなかった。
果、クラックの発生及び層間剥離は見られなかった。
【0014】実施例2
支持手段として、SUS板の裏側にクッションゴムを貼
り合せて打ち抜き型に設置した他は実施例1と同様に切
断した。
り合せて打ち抜き型に設置した他は実施例1と同様に切
断した。
【0015】切断部を目視および顕微鏡で観察した結
果、クラックの発生及び層間剥離は見られなかった。
果、クラックの発生及び層間剥離は見られなかった。
【0016】実施例3
貼り合せ部分を0.25mmの深さ分だけ切断した後、
表示パネルの表裏を反転させて反対面についても同位置
を同条件で0.25mmの深さ分を切断した他は、実施
例1の条件と同様とした。切り残し部分が残る場合と、
残らない場合があったが、残った場合の切り残し部分は
約0.01〜0.08mmであった。
表示パネルの表裏を反転させて反対面についても同位置
を同条件で0.25mmの深さ分を切断した他は、実施
例1の条件と同様とした。切り残し部分が残る場合と、
残らない場合があったが、残った場合の切り残し部分は
約0.01〜0.08mmであった。
【0017】切り残しがあった場合には、この部分を曲
げることによって分割を行い、切断部を目視および顕微
鏡で観察した結果、切り残し部分の有無に関わらずクラ
ックの発生及び層間剥離は見られなかった。
げることによって分割を行い、切断部を目視および顕微
鏡で観察した結果、切り残し部分の有無に関わらずクラ
ックの発生及び層間剥離は見られなかった。
【0018】比較例1
トムソン刃を両刃(30°、厚み=0.7mm)とした他は、
実施例1と同様に切断した。切断部を目視および顕微鏡
で観察した結果、長方形に打ち抜かれたサンプルのコー
ナー部周辺にクラックの発生が見られた。また、長方形
に打ち抜かれたサンプルの各辺において接着層の層間剥
離が多数確認された。
実施例1と同様に切断した。切断部を目視および顕微鏡
で観察した結果、長方形に打ち抜かれたサンプルのコー
ナー部周辺にクラックの発生が見られた。また、長方形
に打ち抜かれたサンプルの各辺において接着層の層間剥
離が多数確認された。
【0019】比較例2
セルとなる長方形の部分を押さえる支持手段を持たない
打ち抜き型を用いた他は、実施例1と同様に切断した。
打ち抜き型を用いた他は、実施例1と同様に切断した。
【0020】切断部を目視および顕微鏡で観察した結
果、クラックの発生は見られなかった。しかしながら、
長方形に打ち抜かれたサンプルの各辺において接着層の
層間剥離が多数確認された。
果、クラックの発生は見られなかった。しかしながら、
長方形に打ち抜かれたサンプルの各辺において接着層の
層間剥離が多数確認された。
【0021】比較例3
刃先とのクリアランスが1.0mmとなるようにセットした
他は実施例2と同様に切断した。
他は実施例2と同様に切断した。
【0022】切断部を目視および顕微鏡で観察した結
果、クラックの発生は見られなかった。しかしながら、
長方形に打ち抜かれたサンプルの各辺において接着層の
層間剥離が多数確認された。
果、クラックの発生は見られなかった。しかしながら、
長方形に打ち抜かれたサンプルの各辺において接着層の
層間剥離が多数確認された。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明は、表示素子用プラスチックパネ
ルの乾式分割加工においてクラック及び層間剥離の発生
がなく分割加工できるものであり、この方法により製造
されたプラスチック表示素子は分割加工時の吸湿の影響
を受けることなく、ガラス基板を用いた表示素子に劣ら
ない良好な表示性能を示す素子であった。本発明は、大
型化、高細精化により剛性の高くなった表示素子用プラ
スチックパネルの分割加工に好適であり、プラスチック
表示素子の製造方法として極めて有効である。
ルの乾式分割加工においてクラック及び層間剥離の発生
がなく分割加工できるものであり、この方法により製造
されたプラスチック表示素子は分割加工時の吸湿の影響
を受けることなく、ガラス基板を用いた表示素子に劣ら
ない良好な表示性能を示す素子であった。本発明は、大
型化、高細精化により剛性の高くなった表示素子用プラ
スチックパネルの分割加工に好適であり、プラスチック
表示素子の製造方法として極めて有効である。
【図1】本発明の分割加工方法の一実施例である分割パ
ターンと支持手段、刃物の位置関係を示す図
ターンと支持手段、刃物の位置関係を示す図
【図2】本発明の分割加工方法の一実施例を示す簡単な
断面図
断面図
【図3】本発明に用いる片刃刃物の簡単な断面図
1:片刃刃物
2:型枠
3:支持手段
4:貼り合せ手段
5:クッション部材
6:刃先
a:セル側側面から刃先までの距離
b:クリアランス
Claims (7)
- 【請求項1】 片刃刃物を板状の枠型に埋込んだ打ち抜
き型に、片刃刃物先端が当たらない程度に片刃刃物より
も高さが高く、切断後にセルとなるプラスチックを主成
分とするシートを構成部材とする貼り合せ基板の少なく
ともセルとなる部分を支持すると同時に切断時にはプレ
スによってその高さを減少させることにより片刃刃物を
突出させることが可能な支持手段を配設し、支持手段に
貼り合せ基板を乗せた後、貼り合せ基板全体を均一に押
さえると共に切断時に刃先を保護するクッション部材を
介して上下可動板部によりプレスすることでセルを分割
加工する方法であって、前記支持手段と片刃刃物のクリ
アランスが0.003〜0.6mmであるプラスチック
を主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工
方法。 - 【請求項2】 前記片刃刃物は、その刃先位置がセルと
なる側に偏っており、且つ、セル側側面から刃先位置ま
での刃物厚み方向距離(a)が0〜0.5mmである請
求項1記載のプラスチックを主成分とするシートまたは
これを構成部材とするセルの分割加工方法。 - 【請求項3】 前記支持手段が、可動手段を有する請求
項1または2記載のプラスチックを主成分とするシート
を構成部材とするセルの分割加工方法。 - 【請求項4】 前記貼り合わせ基板の表裏両面から請求
項1〜3何れか一項記載の分割加工を行なうプラスチッ
クを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加
工方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の分割加工方法であって片
刃刃物によって全厚みを分割せずに切り残し部分を残
し、該切り残し部分を曲げることによってセルに分割す
るプラスチックを主成分とするシートを構成部材とする
セルの分割加工方法。 - 【請求項6】 前記切り残し部分が0.005〜0.1
mmである請求項5記載のプラスチックを主成分とする
シートを構成部材とするセルの分割加工方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6何れか一項記載の分割加工
方法を製造工程として含む表示素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094279A JP2003291096A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | プラスチックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094279A JP2003291096A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | プラスチックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003291096A true JP2003291096A (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=29238335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002094279A Pending JP2003291096A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | プラスチックを主成分とするシートを構成部材とするセルの分割加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003291096A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008018524A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-31 | Sandvik Intellectual Property Ab | カッタードラム及び回転切断装置 |
| WO2014104226A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | 旭硝子株式会社 | 粘着層付き透明面材の製造方法 |
| JP2015080823A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 株式会社蔵持 | 樹脂板のプレス切断装置及びプレス切断方法 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094279A patent/JP2003291096A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008018524A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-31 | Sandvik Intellectual Property Ab | カッタードラム及び回転切断装置 |
| WO2014104226A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | 旭硝子株式会社 | 粘着層付き透明面材の製造方法 |
| JP2015080823A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 株式会社蔵持 | 樹脂板のプレス切断装置及びプレス切断方法 |
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