JP2003291377A - インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2003291377A
JP2003291377A JP2002097127A JP2002097127A JP2003291377A JP 2003291377 A JP2003291377 A JP 2003291377A JP 2002097127 A JP2002097127 A JP 2002097127A JP 2002097127 A JP2002097127 A JP 2002097127A JP 2003291377 A JP2003291377 A JP 2003291377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
clear
inks
cartridge
special color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002097127A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Kubota
和英 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002097127A priority Critical patent/JP2003291377A/ja
Publication of JP2003291377A publication Critical patent/JP2003291377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、クリアーインクを含む一体型イン
クカートリッジを用い、色再現性を保持しつつ、インク
使用後のカートリッジ交換時に残存する各インク間の残
存量の差を殆ど生じないようにすることで、インクの無
駄を防止するとともに、光沢ムラを防止したインクジェ
ット記録方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びクリアー(Cl1)の各インク
を含む一体型の第1インクカートリッジと、このYMC
インクのうち2種を用いた混合色によって表される色相
角を有する複数の特色及びクリアー(Cl2)の各インク
を含む一体型の第2インクカートリッジとを使用し、前
記YMCインク及びクリアーインク(Cl1)の残存量に
応じて、前記特色インク及びクリアーインク(Cl2)の
使用量を調整するインクジェット記録方法を提供するこ
とにより、前記課題を解決したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリアーインクを
含む一体型インクカートリッジを用いるインクジェット
記録方法において、インク使用後のカートリッジ交換時
に残存する各色インク及びクリアーインクの全てのイン
ク間の残存量の差を殆ど生じないようにすることで、イ
ンクの無駄を防止したインクジェット記録方法及び記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、ユーザーにとっての利便性や製造者にとっては生産
コスト等の面で有用であることから、シアンインク、マ
ゼンタインク及びイエローインク等の複数色のインクを
一体的に収容してなる一体型インクカートリッジを用い
た種々のインクジェット記録方法が利用されている(特
開2000−52572号公報等)。
【0003】しかし、従来の一体型インクカートリッジ
を使用したインクジェット記録方法では、カートリッジ
中の何れか一のインクがなくなればカラープリンタが不
可能となるため、他のインクの残存量に関係なく廃棄、
交換せざるを得ない状況にあった。特に、他のインクが
まだ多く残存するときでも一体型インクカートリッジを
一のインクの消費と同時に廃棄、交換することになるた
め、残存するインクの無駄が生じていた。
【0004】一方、色再現性等に優れたインクジェット
記録方法として、シアンインク、マゼンタインク及びイ
エローインクとともに、他のインクを備えたインクセッ
トを使用した種々の記録方法が利用されている。
【0005】例えば、特開平6−246909号公報で
は、紙へのフルカラー記録を行う場合に使用される通常
4色の基準色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラッ
ク)とともに、これら以外の色のインクとして、特色イ
ンク(グリーン、ブルーインク等)等を併用し、該特色
インク用記録ヘッドを設けた場合でも、記録速度の低下
をもたらさないインクジェット記録装置及び記録方法の
提供を目的として、特定の手段を設けたインクジェット
記録装置及び記録方法が提案されている。
【0006】しかし、通常インク以外の他のインクを備
えたこれらの記録方法では、前述の一体型インクカート
リッジを用いる場合の問題を解決し得ないというのが現
状であった。
【0007】また最近では、画像に光沢性を付与するた
めに、インクジェット記録方法によって写真用紙等の専
用記録媒体に画像を形成することが行われているが、従
来の方法では得られる記録物において光沢ムラが生じる
ことがあった。このため、この光沢ムラの解決手段とし
て、通常のインクジェット記録用のインク組成から色材
を除いたクリアーインクを使用した記録方法が提案され
ている。
【0008】従って、本発明は、クリアーインクを含む
一体型インクカートリッジを用いるインクジェット記録
方法において、色再現性を保持しつつ、インク使用後の
カートリッジ交換時に残存する各色インク及びクリアー
インクを含む全インク間の残存量の差を殆ど生じないよ
うにすることで、インクの無駄を防止するとともに、光
沢ムラの発生を防止したインクジェット記録方法を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、通常色の複数のインクとクリアーインクとを
含む一体型インクカートリッジとともに、特別な色の複
数のインクとクリアーインクとを含む一体型インクカー
トリッジを使用し、特定の手段により両カートリッジ間
におけるインク使用量の関係を調整したインクジェット
記録方法が、前記課題を解決し得ることの知見を得た。
【0010】本発明は、前記知見に基づきなされたもの
で、イエローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シ
アンインク(C)及びクリアーインク(Cl1)を含む一
体型の第1インクカートリッジと、該第1インクカート
リッジ中のYMCインクのうち2種を用いた混合色によ
って表される色相角(JIS Z 8729に規定のC
IE1976(L*a*b*)表示系において定義され
る)を有する複数の特色インク及びクリアーインク(Cl
2)を含む一体型の第2インクカートリッジとを少なく
とも使用し、前記第1インクカートリッジにおけるYM
Cインク及びクリアーインク(Cl1)それぞれの残存量
に応じて、前記第2インクカートリッジにおける特色イ
ンク及びクリアーインク(Cl2)それぞれの使用量を調
整するインクジェット記録方法を提供することにより、
前記課題を解決したものである。
【0011】また、本発明は、前記インクジェット記録
方法を使用して画像を形成するインクジェット記録装置
であって、イエローインク(Y)、マゼンタインク
(M)、シアンインク(C)及びクリアーインク(Cl
1)を含む一体型の第1インクカートリッジと、該第1
インクカートリッジ中のYMCインクのうち2種を用い
た混合色によって表される色相角(JIS Z 872
9に規定のCIE1976(L*a*b*)表示系におい
て定義される)を有する複数の特色インク及びクリアー
インク(Cl2)を含む一体型の第2インクカートリッジ
とを少なくとも具備するインクジェット記録装置を提供
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて詳細に説明する。
【0013】(インクジェット記録方法)本発明のイン
クジェット記録方法は、イエローインク(Y)、マゼン
タインク(M)、シアンインク(C)及びクリアーイン
ク(Cl1)を含む一体型の第1インクカートリッジと、
該第1インクカートリッジ中のイエローインク(Y)、
マゼンタインク(M)及びシアンインク(C)(この3
つのインクを総称して本明細書では「YMCインク」と
いうこともある。)のうち2種を用いた混合色(二次
色)によって表される色相角を有する複数の特色インク
(以下、本発明において単に「特色インク」というとき
はこの特色インクをいう。)及びクリアーインク(Cl
2)を含む一体型の第2インクカートリッジとを少なく
とも使用し、前記第1インクカートリッジにおけるYM
Cインク及びクリアーインク(Cl1)それぞれの残存量
に応じて、前記特色インク及びクリアーインク(Cl2)
それぞれの使用量を調整することを特徴とする。ここ
で、「色相角」とは、JIS Z 8729に規定のC
IE1976(L*a*b*)表示系において定義される
色相角をいう(以下、本発明において、単に「色相角」
というときは、この定義による色相角をいう)。
【0014】本発明によれば、このように第1インクカ
ートリッジにおけるYMCインク及びクリアーインクと
ともに、第2インクカートリッジにおける特色インク及
びクリアーインクを該第1インクカートリッジ中のイン
ク残存量に応じて調整した使用量で使用するという手段
をとるため、第1インクカートリッジのカートリッジ交
換時に残存するクリアーインクを含む各インク間の残存
量の差を殆ど生じないようにすることができ、インクの
無駄を防止することが可能となる。本発明の記録方法に
よるインクカートリッジ交換時における各色インク間の
残存量の差〔(インクカートリッジ中の複数のインクの
うち残存量が最大値であるインクの残存量−残存量が最
小値であるインクの残存量)/残存量が最小値であるイ
ンクの残存量〕(重量割合)は、20%以下まで低減す
ることが可能となる。また、本発明は、かかる特色イン
クを使用するため色再現性にも優れたものであり、更に
クリアーインクを使用するため特に写真用紙等の専用記
録媒体への画像形成における光沢ムラを抑制したもので
ある。
【0015】本発明の好ましい態様によれば、第1イン
クカートリッジにおける全てのインクの残存量が50%
以上のときには、前記第2インクカートリッジ中のクリ
アーインク(Cl2)を使用せず且つ複数の前記特色イン
クを全て同一の印字duty領域で使用し、前記第1イ
ンクカートリッジにおけるYMCインクのうち少なくと
も一のインク及びクリアーインク(Cl1)の残存量が5
0%未満のときには、当該一のインクが他の一のインク
と形成し得る混合色によって表される色相角を有する二
の特色インクを、その他の特色インクよりも広い範囲の
印字duty領域で、クリアーインク(Cl2)とともに
使用する。この態様によれば、第1インクカートリッジ
においてクリアーインクを含む各インク間の残存量の差
をより僅少化するとともに、本発明の記録方法により画
像を形成する際の記録画像における単位面積当たりのイ
ンクの打ち込み量を減らすことができ、また記録媒体と
して紙を用いた場合に紙しわをより抑制させることがで
きる。
【0016】ここで、「duty」とは、下記の式
(1)で定義され、算出される値Dの単位を示すもので
ある。 D={実印字ドット数/(縦解像度×横解像度)}×100(Duty) (1) (式中、「実印字ドット数」は、単位面積当たりの実印
字ドット数であり、「縦解像度」及び「横解像度」は、
それぞれ単位面積当たりの解像度である。)
【0017】また、「少なくとも一のインク」とは、あ
る一のインクが最初に50重量%未満の残存量になった
場合にはその一のインクそのもののことをいい、また、
インクの残存量が50重量%未満のものが二以上になっ
た場合には残存量が50重量%未満になったそれぞれの
インクのことをいう。従って、インクの残存量が50%
未満のインクが二以上となったときには、それぞれのイ
ンクが形成し得る混合色によって表される色相角を有す
るそれぞれの二の特色インクを、その他の特色インクよ
りも広い範囲の印字duty領域で使用することにな
る。
【0018】本発明の更に好ましい態様によれば、前記
二の特色インクを印字duty40%以上の領域で使用
し、前記その他の特色インクを印字duty60%以上
の領域で使用する。この態様によれば、各色インク間の
残存量の差を更に僅少化でき、インクの打ち込み量の低
減化及び紙しわの抑制をより向上させることができる。
【0019】尚、YMCインクのうち2つとも50%以
上のものを使用する場合において、クリアーインク(Cl
1)の残存量が50%未満となれば、クリアーインクの
使用については、クリアーインク(Cl2)を印字dut
yが低い領域(好ましくは40%未満)で使用し且つク
リアーインク(Cl2)について特色インクを用いる印字
dutyの範囲で特色インク及びクリアーインクの打ち
込み量が一定量(好ましくは40%)となるように使用
するのが望ましい。
【0020】第1インクカートリッジ中のインクのうち
のイエローインク(Y)とマゼンタインク(M)の2種
を用いた混合色によって表される色相角を有する特色イ
ンクとしては、レッドインク(R)が好ましい。また、
第1インクカートリッジ中のインクのうちのマゼンタイ
ンク(M)とシアンインク(C)の2種を用いた混合色
によって表される色相角を有する特色インクとしては、
ブルーインク(B)又はバイオレットインク(Vi)が好
ましい。また、第1インクカートリッジ中のインクのう
ちのシアンインク(C)とイエローインク(Y)の2種
を用いた混合色によって表される色相角を有する特色イ
ンクとしては、グリーンインク(G)が好ましい。
【0021】従って、前記の好ましい態様において、前
記一のインクがイエローインク(Y)のときには、前記
二の特色インクとして、レッドインク(R)及びグリー
ンインク(G)を用いるのがよい。また、前記一のイン
クがマゼンタインク(M)のときには、前記二の特色イ
ンクとして、レッドインク(R)とブルーインク(B)
又はバイオレットインク(Vi)との組合せを用いるのが
よい。また、前記一のインクがシアンインク(C)のと
きには、前記二の特色インクとして、グリーンインク
(G)とブルーインク(B)又はバイオレットインク
(Vi)との組合せを用いるのがよい。
【0022】本発明の記録方法に使用する第1インクカ
ートリッジに含まれるイエローインク(Y)、マゼンタ
インク(M)及びシアンインク(C)は、それぞれイン
クジェット記録方法において用いられる通常の配合組成
からなるインクを用いることができる。具体的には、各
インクは、色材としての顔料、分散剤、湿潤剤、水(好
ましくはイオン交換水)等からなる配合組成のものが用
いられる。
【0023】イエローインク(Y)は、その色相角が8
0〜110°の範囲内にあるものが好ましく用いられ
る。このため、色相角がかかる範囲内になるように色材
としての顔料等によって調整することが好ましい。
【0024】イエローインク(Y)に用いられる顔料と
しては、C.I.ピグメントイエロー74、81、8
3、93、109、110、120、128、138、
139、150、151、154、155、173、1
80、185、195等のイエロー顔料が挙げられ、特
にC.I.ピグメントイエロー74が好ましい。
【0025】また、マゼンタインク(M)は、その色相
角が330〜360°の範囲内にあるものが好ましく用
いられる。このため、色相角がかかる範囲内になるよう
に色材としての顔料等によって調整することが好まし
い。
【0026】マゼンタインク(M)に用いられる顔料と
しては、C.I.ピグメントレッド122、202、2
09、112、123、168、184、5、7、1
2、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、5
7:1及びC.I.ピグメントバイオレット19等のマ
ゼンタ顔料が挙げられ、特にC.I.ピグメントレッド
122、202が好ましい。
【0027】また、シアンインク(C)は、その色相角
が230〜260°の範囲内にあるものが好ましく用い
られる。このため、色相角がかかる範囲内になるように
色材としての顔料等によって調整することが好ましい。
【0028】シアンインク(C)に用いられる顔料とし
ては、C.I.ピグメントブルー15:3、15:4、
1、2、3、16、22、15:34等のシアン顔料が
挙げられ、特にC.I.ピグメントブルー15:3が好
ましい。
【0029】顔料の配合量は、各インク中、好ましくは
0.1〜20重量%、更に好ましくは0.5〜10重量
%である。尚、この顔料の配合量は、インクの所望の色
相角に応じて適宜調整される。
【0030】また、第1インクカートリッジに含まれる
YMCインクに配合できる分散剤の好ましい例としては
合成高分子が挙げられ、ポリビニルアルコール類、ポリ
ビニルピロリドン類、ポリアクリル酸、アクリル酸−ア
クリルニトリル共重合体、アクリル酸カリウム−アクリ
ルニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル
共重合体、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体な
どのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体、
スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリ
ル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−メ
チルスチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−α−メ
チルスチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合
体などのスチレン−アクリル樹脂、スチレン−マレイン
酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ビニ
ルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン
−マレイン酸共重合体、及び酢酸ビニル−エチレン共重
合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢
酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−
クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体
などの酢酸ビニル系共重合体及びそれらの塩が挙げられ
る。これらは、使用に際して単独か又は二種以上を混合
して用いることができる。
【0031】特に好ましい分散剤は、分散安定性等の点
で、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体の塩であ
る。かかるスチレン−(メタ)アクリル酸共重合体の塩
は、基本的にはその構造中に少なくともスチレン骨格と
(メタ)アクリル酸の塩の骨格を含んでなるものを示
し、構造中に(メタ)アクリル酸エステル骨格等の他の
不飽和基を有するモノマー由来の骨格を有していても構
わない。
【0032】分散剤の配合量は、顔料100重量部に対
して1〜100重量部であることが好ましく、より好ま
しくは2〜70重量部である。
【0033】また、色材としての顔料としては、分散剤
なしに分散可能な表面処理顔料(自己分散型顔料)を使
用することもできる。この表面処理顔料を使用する場合
にも、インクの所望の色相角に応じてその種類や配合量
等が適宜設定される。この表面処理顔料を使用する場合
には、前述した分散剤を配合する必要はない。表面処理
顔料は、顔料の表面にカルボキシル基、カルボニル基、
ヒドロキシル基、スルホン基、及びこれらの塩等からな
る群より選ばれる1種又は2種以上等の官能基(分散性
付与基)を有するように処理された顔料であって、分散
剤を別途配合せずとも、水系インク組成物中で均一に分
散し得るものである。尚、ここでいう「分散」とは、表
面処理顔料が分散剤なしに水中に安定に存在している状
態をいい、分散している状態のもののみならず、溶解し
ている状態のものも含むものとする。
【0034】表面処理顔料を調製するには、真空プラズ
マ等の物理的処理や化学的処理により、官能基又は官能
基を含んだ分子を顔料の表面に配位、グラフト等の化学
的結合をさせること等によって得ることができる。例え
ば、特開平8−3498号公報に記載の方法によって得
ることができる。
【0035】また、表面処理顔料は、市販品を利用する
ことも可能であり、好ましい例としては、オリエント化
学工業(株)製の「マイクロジェットCW1」、「マイ
クロジェットCW2」、キャボット社製の「CAB−O
−JET 200」、「CAB−O−JET 300」等
が挙げられる。
【0036】また、色材としての顔料としては、樹脂被
覆タイプのマイクロカプセル化顔料を使用することもで
きる。このマイクロカプセル化顔料を使用する場合に
も、インクの所望の色相角に応じてその種類や配合量等
が適宜設定される。マイクロカプセル化顔料は、公知の
物理的機械的手法または化学的手法で製造される。さら
に詳しくは、相分離法(コアセルベーション)、液中乾
燥法(界面沈殿法)、スプレードライング法、パンコー
ティング法、液中硬化被覆法、界面重合法、in situ
法、超音波法等、その製法に特に制限されずに用いるこ
とができる。マイクロカプセル化顔料としては、例え
ば、特開平9−151342号公報に記載のアニオン性
マイクロカプセル化顔料や、特開平10−316909
号公報に記載の方法で得られるもの等が挙げられる。
【0037】マイクロカプセル化顔料における顔料を被
覆する樹脂(高分子化合物)としては、例えば、ビニ
ル系重合体、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、スチレ
ン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリウレタン、アミノ系重合体、
含珪素ポリマー、含硫黄ポリマー、含フッ素ポリマー及
びエポキシ樹脂等の一種以上を主成分とするもの、前
記重合体として、架橋反応基及び親水性基を有する高分
子化合物と架橋剤とを少なくとも含む有機相で顔料を包
含した後に、架橋反応を行うことにより得られた架橋構
造を有する高分子化合物、重合性基、疎水性基及び親
水性基を有する重合性界面活性剤とモノマーとを重合し
て得られた高分子化合物等が好ましく挙げられる。
【0038】第1インクカートリッジに含まれるクリア
ーインク(Cl1)は、顔料等の色材及びその分散剤が含
まれず且つポリマー微粒子を必須構成成分とするもので
あり、それ以外については、通常のインクジェット記録
用のインクに含まれる成分を同様に含むものである。具
体的には、クリアーインクは、ポリマー微粒子の他、湿
潤剤、水(好ましくはイオン交換水)等からなる配合組
成のものが用いられる。
【0039】ポリマー微粒子の含有量は、クリアーイン
ク中、好ましくは0.1〜10重量%、更に好ましくは
0.3〜5重量%である。
【0040】本発明において、ポリマー微粒子は、樹脂
エマルジョンとしてクリアインクに添加されるのが好ま
しい。このように樹脂エマルジョンとしてインク中に添
加することで、クリアインクの造膜性が向上するととも
に、得られる画像の耐擦性及び発色性が向上する。
【0041】樹脂エマルジョンは、公知の乳化重合によ
り製造できる。例えば、不飽和ビニルモノマーを、界面
活性剤(乳化剤)、重合触媒、重合開始剤、分子量調整
剤および中和剤等の存在下、水中で乳化重合させること
により、ポリマー微粒子の樹脂エマルジョンが製造され
る。
【0042】樹脂エマルジョンとしては、樹脂成分(ポ
リマー微粒子)が好ましくは5〜70重量%、更に好ま
しくは10〜50重量%となるように水性媒体に分散さ
せて形成したものがよい。
【0043】ポリマー微粒子の最低造膜温度(MFT)
は、好ましくは0〜30℃、更に好ましくは5〜20℃
である。尚、このMFTは、「造膜温度試験装置」
((株)井元製作所製)、「TP−801 MFTテス
ター」(テスター産業(株)製)等のMFT測定装置で
測定される値である。
【0044】また、第1インクカートリッジに含まれる
各インクに配合できる湿潤剤は、インクジェットプリン
タにおけるノズルの目詰まりを防止するために用いら
れ、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、分子量20
00以下のポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール、イソプロピレン
グリコール、イソブチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、メソエリスリト
ール、ペンタエリスリトール等が挙げられる。これらの
湿潤剤は、単独か又は二種以上を混合して用いることが
できる。
【0045】湿潤剤の配合量は、各インク中、好ましく
は0.05〜30重量であり、更に好ましくは3〜25
重量%である。
【0046】その他、第1インクカートリッジに含まれ
る各インクには、界面活性剤、浸透剤、他の水性媒体、
pH調整剤、防腐剤、防かび剤、溶解助剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等を必要に応じて適宜配合することも
できる。
【0047】本発明の記録方法に使用する第2インクカ
ートリッジに含まれる複数の特色インクは、それぞれ所
定の色相角を有する以外はインクジェット記録方法にお
いて用いられる通常の配合組成からなるインクと同様で
ある。即ち、各特色インクは、例えば、色材としての顔
料、分散剤、湿潤剤、水(好ましくはイオン交換水)等
からなり且つ前記色相角となるように調整された配合組
成のものが用いられる。尚、色材としての顔料として
は、分散剤なしに分散可能な前記の表面処理顔料や、前
記のマイクロカプセル化顔料を用いることもできる。
【0048】特色インクのうち、レッドインク(R)
は、前述したように、イエローインク(Y)とマゼンタ
インク(M)の2種を用いた混合色によって表される色
相角を有する特色インクとして好ましいものである。こ
のため、色相角がこのようになるように色材としての顔
料等によって調整することが好ましい。
【0049】レッドインク(R)に用いられる顔料とし
ては、C.I.ピグメントレッド17、49:2、11
2、177、178、188、255、264、149
等が挙げられ、特にC.I.ピグメントレッド178が
好ましい。
【0050】また、特色インクのうち、ブルーインク
(B)又はバイオレットインク(Vi)は、前述したよう
に、マゼンタインク(M)とシアンインク(C)の2種
を用いた混合色によって表される色相角を有する特色イ
ンクとして好ましいものである。このため、色相角がこ
のようになるように色材としての顔料等によって調整す
ることが好ましい。
【0051】ブルーインク(B)に用いられる顔料とし
ては、C.I.ピグメントブルー21、22、60、6
4等が挙げられ、特にC.I.ピグメントブルー60が
好ましい。
【0052】バイオレットインク(Vi)に用いられる顔
料としては、C.I.ピグメントバイオレット3、1
9、23、32、36、38等が挙げられ、特にC.
I.ピグメントバイオレット23が好ましい。
【0053】また、特色インクのうち、グリーンインク
(G)は、前述したように、シアンインク(C)とイエ
ローインク(Y)の2種を用いた混合色によって表され
る色相角を有する特色インクとして好ましいものであ
る。このため、色相角がこのようになるように色材とし
ての顔料等によって調整することが好ましい
【0054】グリーンインク(G)に用いられる顔料と
しては、C.I.ピグメントグリーン7、36等が挙げ
られ、特にC.I.ピグメントグリーン7が好ましい。
【0055】各特色インク中の顔料の配合量は、インク
量に対して、好ましくは0.1〜20重量%、更に好ま
しくは0.5〜10重量%である。尚、この顔料の配合
量は、特色インクの所定の色相角に応じて適宜調整され
る。
【0056】特色インクに含まれる顔料以外の配合組成
(各成分の種類及び配合量)については、前述した第1
インクカートリッジにおける各インクと同様であるた
め、第1インクカートリッジの項で説明した事項が適宜
適用される。
【0057】第2インクカートリッジに含まれるクリア
ーインク(Cl2)は、前記の第1インクカートリッジに
含まれるクリアーインク(Cl1)と同様のものである。
従って、クリアーインク(Cl2)についての詳細は、前
述したはクリアーインク(Cl1)について説明した事項
が適宜適用される。
【0058】本発明の記録方法においては、クリアーイ
ンク以外のインクに関し、色材が顔料のインクを含む第
1及び第2インクカートリッジを用いたものについて詳
述したが、色材が染料のインクを含む第1及び第2イン
クカートリッジも使用可能である。色材が染料のインク
を含む第1及び第2インクカートリッジを使用した本発
明のインクジェット記録方法によっても、顔料インクを
用いた場合と同様に、本発明の効果、即ちインクカート
リッジ交換時の各色インク間における残存量差の低減
化、インクの無駄防止及び光沢ムラ防止を達成すること
ができる。尚、色材として染料を含むインクを用いる場
合には、前述の顔料インクに配合される分散剤を除く以
外は、同様の配合組成からなるインクが用いられる。
【0059】色材として染料を含む各インクを用いる場
合の染料としては、インクジェット記録用インクに通常
用いられる染料が全て使用可能であり、かつ前記の各色
相角に該当する染料ないし前記の各色相角に調整できる
染料であれば第1インクカートリッジ及び第2インクカ
ートリッジ中の各々のインクの色材として使用可能であ
る。
【0060】また、この場合、染料の配合量は、各イン
ク中、好ましくは0.1〜15重量%、更に好ましくは
0.3〜10重量%である。
【0061】本発明の記録方法においては、第1インク
カートリッジについてのインクエンドの検出、交換すべ
き信号等に基づいて第1インクカートリッジを交換した
後、第1インクカートリッジにおける全てのインクの残
存量が50%以上の場合であって、第2インクカートリ
ッジにおける複数の特色インクのうち少なくとも一の特
色インク及びクリアーインク(Cl2)の残存量が50%
未満のときには、当該一の特色インクを、当該一の特色
インクをその他の特色インクよりも狭い範囲の印字du
ty領域で、クリアーインク(Cl1)とともに使用し、
当該一の特色インクの色相角を表す混合色を形成し得る
第1インクカートリッジ中の二のインクをその他のイン
クよりも広い範囲の印字duty領域で使用することが
好ましい。
【0062】上記のようにすることで、第1インクカー
トリッジを交換した後において、第1インクカートリッ
ジ及び第2インクカートリッジそれぞれの各インク間の
残存量の差を抑制させることができる。即ち、この記録
方法によって、両インクカートリッジにおける各インク
間の残存量の差を共に20%以下まで低減することが可
能となる。
【0063】本発明の記録方法において、第1インクカ
ートリッジにおけるYMCインク及びクリアーインク
(Cl1)それぞれの残存量に応じて第2インクカートリ
ッジにおける所定の特色インク及びクリアーインク(Cl
2)それぞれの使用量を調整する際の、インクの切り替
えを行う印字dutyは可変であり、任意に設定可能で
ある。
【0064】(インクジェット記録装置)本発明のイン
クジェット記録装置は、前述したインクジェット記録方
法を使用して画像を形成するものであって、イエローイ
ンク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンインク
(C)及びクリアーインク(Cl1)を含む一体型の第1
インクカートリッジと、該第1インクカートリッジ中の
YMCインクのうち2種を用いた混合色によって表され
る色相角を有する複数の特色インク及びクリアーインク
(Cl2)を含む一体型の第2インクカートリッジとを少
なくとも具備するものである。即ち、本発明の記録装置
は、その第1インクカートリッジ及び第2インクカート
リッジを使用し、該第1インクカートリッジにおける各
インクの残存量に応じて、前記第2インクカートリッジ
における特色インク及びクリアーインクの使用量を調整
するものである。
【0065】本発明の記録装置においては、複数の前記
特色インクとして、レッドインク(R)、グリーンイン
ク(G)、ブルーインク(B)及びバイオレットインク
(Vi)からなる群より選択されるインクを使用すること
により、広い色再現範囲とインクの打ち込み量の低減が
実現できる。
【0066】本発明の記録装置の好ましい実施態様とし
ては、第1インクカートリッジと、第2インクカートリ
ッジと、第1インクカートリッジ中のYMCインクの残
存量及びクリアーインク(Cl1)の残存量を検知するた
めの残量検知手段と、該検知手段に基づく信号により第
1インクカートリッジのインクエンドを検出する交換時
検出手段と、前記検知手段に基づく信号により第2イン
クカートリッジ中の各特色インク及びクリアーインク
(Cl2)の使用量を制御する制御手段と、を少なくとも
具備するものである。かかる実施態様の記録装置によっ
て、記録媒体等に画像を形成すると、色再現性を保持し
つつ、インク使用後の第1インクカートリッジ交換時に
残存する各色インク間の残存量の差が殆ど生ずることが
なく、インクの無駄を防止できるとともに、光沢ムラの
発生を防止することができる。
【0067】即ち、本実施形態の記録装置は、各色のイ
ンク残量を検知する基板等の残量検知手段によって、第
1インクカートリッジ中のインク残存量を検知する。そ
の際、全てのインクの残存量が50%以上のときには、
残量検知手段に基づく信号により制御手段が、第2イン
クカートリッジ中のクリアーインク(Cl2)を使用せず
且つ複数の特色インクを全て同一の印字duty領域で
使用するように制御する。一方、第1インクカートリッ
ジ中のインクのうち少なくとも一のインクの残存量及び
クリアーインク(Cl1)の残存量がそれぞれ50%未満
のときには、残量検知手段に基づく信号により制御手段
が、当該一のインクが他の一のインクと形成し得る混合
色によって表される色相角を有する二の特色インクを、
その他の特色インクよりも広い範囲の印字duty領域
で、クリアーインク(Cl2)とともに使用するように制
御する。また、残量検知手段に基づく信号により交換時
検出手段は、同一インクカートリッジ内の任意の1のイ
ンク残存量が初期値に対して3%以下となった時に、イ
ンクカートリッジの交換時であることを知らせる信号を
出すよう制御する。
【0068】また、本発明の記録装置として、上記実施
態様に加え、第2インクカートリッジ中の各特色インク
の残存量及びクリアーインク(Cl2)を検知するための
第2の残量検知手段と、該検知手段に基づく信号により
第2インクカートリッジのインクエンドを検出する第2
の交換時検出手段と、前記検知手段に基づく信号により
第1インクカートリッジ中のYMCインク及びクリアー
インク(Cl1)の使用量を制御する制御手段と、を具備
するものがよい。かかる実施態様の記録装置によって、
記録媒体等に画像を形成すると、色再現性及び耐光沢ム
ラを保持しつつ、第1インクカートリッジ交換後、更に
特色インク使用後の第2インクカートリッジの交換時に
残存する各特色インク間の残存量の差も殆ど生ずること
がなく、第1及び第2インクカートリッジ中のそれぞれ
のインクの無駄を防止することができる。
【0069】即ち、本実施形態の記録装置は、第1イン
クカートリッジを交換した後、第1及び第2インクカー
トリッジ中各色のインク残量を検知する基板等の残量検
知手段及び第2の残量検知手段によって、第1及び第2
インクカートリッジ中のインク残存量を検知する。その
際、第1インクカートリッジ中の全てのインクの残存量
が50%以上で且つ第2インクカートリッジ中のインク
のうち少なくとも一の特色インクの残存量及びクリアー
インク(Cl2)の残存量がそれぞれ50%未満のときに
は、残量検知手段に基づく信号により制御手段が、当該
一の特色インクをその他の特色インクよりも狭い範囲の
印字duty領域で(好ましくは高印字duty側にシ
フトさせて)、クリアーインク(Cl1)とともに使用
し、また、第2の残量検知手段に基づく信号により第2
の制御手段が、当該一の特色インクの色相角を表す混合
色を形成し得る第1インクカートリッジ中の二のインク
をその他のインクよりも広い範囲の印字duty領域で
使用するするように制御する。また、第2の残量検知手
段に基づく信号により第2の交換時検出手段は、第2イ
ンクカートリッジ内の任意の1のインク残存量が初期値
に対して3%以下となった時に、インクカートリッジの
交換時であることを知らせる信号を出すよう制御する。
【0070】尚、本発明の記録装置において前述した記
録方法に使用されるものと同一のものについては、前述
の記録方法について説明した事項が適宜適用される。
【0071】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって
何等限定されるものではない。
【0072】〔実施例1〕 カラーインクAの調製:シアンインク、マゼンタインク
及びイエローインクをそれぞれ次の配合組成となるよう
に調製し、これら3色からなるインクセットをカラーイ
ンクAとした。
【0073】 (シアンインク) C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー 15:3 2重量%スチレン -アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量%トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%シ゛エチレンク゛リコール 10重量% イオン交換水 残量
【0074】 (マゼンタインク) C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛ 122 3重量%スチレン -アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量%トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%ク゛リセリン 5重量%シ゛エチレンク゛リコール 5重量% イオン交換水 残量
【0075】 (イエローインク) C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー 74 3.5重量 %スチレン -アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量%トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%ク゛リセリン 8重量% イオン交換水 残量
【0076】カラーインクBの調製:レッドインク、グ
リーンインク及びブルーインクをそれぞれ次の配合組成
となるように調製し、これら3色からなるインクセット
をカラーインクBとした。
【0077】 (レッドインク) C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛ 178 2重量%スチレン -アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量%トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%シ゛エチレンク゛リコール 10重量% イオン交換水 残量
【0078】 (グリーンインク) C.I.ヒ゜ク゛メントク゛リーン 7 3重量%スチレン -アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量%トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%ク゛リセリン 5重量%シ゛エチレンク゛リコール 5重量% イオン交換水 残量
【0079】 (ブルーインク) C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー 60 2重量%スチレン -アクリル酸共重合体(分散剤) 1重量 %トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%ク゛リセリン 8重量% イオン交換水 残量
【0080】クリアーインクの調製:クリアーインクを
次の配合組成となるように調製した。 (クリアーインク) ボンコート4001 2重量% (アクリル系樹脂エマルシ゛ョン、樹脂成分50%、MFT=5℃、 大日本インキ化学工業株式会社製)トリエチレンク゛リコールモノフ゛チルエーテル 10重量%ク゛リセリン 10重量% イオン交換水 残量
【0081】記録装置の作製:上記カラーインクA及び
上記クリアーインクを4色一体型インクカートリッジに
充填してインクカートリッジAを作製し、同様に上記カ
ラーインクB及び上記クリアーインクを4色一体型イン
クカートリッジに充填してインクカートリッジBを作製
した。次いで、インクカートリッジA及びBをインクジ
ェットプリンターMC−2000(セイコーエプソン
(株)製)に装着した。このインクカートリッジA及び
Bには、各色のインク残量を検知する基板が取り付けら
れており、この基板によりインクの残量を検知する。
【0082】記録方法:上記プリンターにより、記録画
像として、グリーンを比較的多用する「森林の画像」、
レッドを比較的多用する「夕日の画像」及びブルー領域
の色を比較的多用する「深海の画像」のそれぞれを、P
M写真用紙(セイコーエプソン(株)製)に10枚単位
で交互に印字を行った。この際、混合色(二次色)(レ
ッド;R、グリーン;G、ブルー;B)を表現する場合
には、下記方法Aを用いて行った。
【0083】(方法A)二次色を表現するのに用いるイ
ンクカートリッジA中の2色のインク残存量及びクリア
ーインク(Cl1)の残存量がそれぞれ50重量%以上の
場合、印字duty60%になるまではインクカートリ
ッジA中の2色を混合することで二次色を表現し、印字
duty60%以上の領域ではインクカートリッジB中
の該当色の特色インクを用いた。この際、クリアーイン
ク(Cl1)は、duty40%以下の領域に、該クリア
ーインク(Cl1)と前記2色のインクとの打ち込み量の
合計が40%になるように印字するとともに、duty
60%以上の領域に、該クリアーインク(Cl1)と前記
特色インクとの打ち込み量の合計が40%になるように
印字した。
【0084】また、二次色を表現するのに用いるインク
カートリッジA中の2色のうち少なくとも一方の残存量
及びクリアーインク(Cl1)の残存量がそれぞれ50%
未満の場合、印字duty40%になるまではインクカ
ートリッジA中の2色を混合することで二次色を表現
し、印字duty40%以上の領域ではインクカートリ
ッジB中の該当色のインクを用いた。この際、クリアー
インク(Cl1)は、duty40%以下の領域に、クリ
アーインク(Cl1)と前記2色のインクとの打ち込み量
の合計が40%になるように印字するとともに、インク
カートリッジBのインクに切り替えた部分から、インク
カートリッジB中の該当インクとクリアーインク(Cl
2)との打ち込み量の合計が40%となるまで印字し
た。
【0085】なお、上記方法Aは、本発明の記録方法に
用いることのできる一例であり、本発明はかかる方法に
よって限定されるものではない。すなわち、インクカー
トリッジAの残存量に応じてインクカートリッジBの該
当色に切り替える印字dutyは可変であり、任意に設
定可能である。
【0086】〔比較例〕実施例1の記録方法における二
次色の表現方法をAに変えて下記方法Bを用いた以外
は、実施例1と同様の操作を行なった。 方法B:二次色を表現する場合はインクカートリッジA
中のインク残存量によらず常に印字duty60%にな
るまではインクカートリッジA中の2色を混合すること
で二次色を表現し、印字duty60%以上の領域では
インクカートリッジB中の該当色のインクを用いた。こ
の際、クリアーインク(Cl1)は、duty40%以下
の領域のみに使用し、該クリアーインクと前記2色のイ
ンクとの打ち込み量の合計が40%になるように印字し
た。また、クリアーインク(Cl2)は、特色インクを用
いる領域において、特色インクとクリアーインクとの打
ち込み量の合計が40%となるように印字した。
【0087】インク残量のバラツキ及び印字品質の評
価:インクカートリッジAのインクエンドが検出された
時点でプリンターからカートリッジを取り出し、インク
カートリッジA中に残った各インクの量をそれぞれ調査
するとともに、写真用紙上に形成された印字画像の品質
を評価した。その結果、実施例1の記録方法を用いた場
合(二次色の表現方法Aを使用)には、印字画像におい
て光沢ムラの発生がなく、且つ各色インク間の残存量の
差が10重量%であることが判り、各色間での残量のバ
ラツキが抑制されていた。一方、比較例の記録方法を用
いた場合(二次色の表現方法Bを使用)には、印字画像
において光沢ムラが発生するとともに、各色インク間の
残存量の差が40重量%であることが判り、各色間での
残量のバラツキが大きかった。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、クリアーインクを含む
一体型インクカートリッジを用いるインクジェット記録
方法において、色再現性を保持しつつ、インク使用後の
カートリッジ交換時に残存する各インク間の残存量の差
を殆ど生じないようにすることで、インクの無駄を防止
するとともに、光沢ムラを防止したインクジェット記録
方法及び記録装置が提供される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエローインク(Y)、マゼンタインク
    (M)、シアンインク(C)及びクリアーインク(Cl
    1)を含む一体型の第1インクカートリッジと、該第1
    インクカートリッジ中のYMCインクのうち2種を用い
    た混合色によって表される色相角を有する複数の特色イ
    ンク及びクリアーインク(Cl2)を含む一体型の第2イ
    ンクカートリッジとを少なくとも使用し、前記第1イン
    クカートリッジにおけるYMCインク及びクリアーイン
    ク(Cl1)それぞれの残存量に応じて、前記第2インク
    カートリッジにおける特色インク及びクリアーインク
    (Cl2)それぞれの使用量を調整するインクジェット記
    録方法。
  2. 【請求項2】 前記第1インクカートリッジにおける全
    てのインクの残存量が50%以上のときには、前記第2
    インクカートリッジ中のクリアーインク(Cl2)を使用
    せず且つ複数の前記特色インクを全て同一の印字dut
    y領域で使用し、前記第1インクカートリッジにおける
    YMCインクのうち少なくとも一のインク及びクリアー
    インク(Cl1)の残存量が50%未満のときには、当該
    一のインクが他の一のインクと形成し得る混合色によっ
    て表される色相角を有する二の特色インクを、その他の
    特色インクよりも広い範囲の印字duty領域で、クリ
    アーインク(Cl2)とともに使用する、請求項1載のイ
    ンクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 前記一のインクがイエローインク(Y)
    のときには前記二の特色インクがレッドインク(R)及
    びグリーンインク(G)であり、前記一のインクがマゼ
    ンタインク(M)のときには前記二の特色インクがレッ
    ドインク(R)とブルーインク(B)又はバイオレット
    インク(Vi)との組合せであり、前記一のインクがシア
    ンインク(C)のときには前記二の特色インクがグリー
    ンインク(G)とブルーインク(B)又はバイオレット
    インク(Vi)との組合せである、請求項2記載のインク
    ジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 第1インクカートリッジを交換した後、
    前記第1インクカートリッジにおける全てのインクの残
    存量が50%以上の場合であって、前記第2インクカー
    トリッジにおける複数の前記特色インクのうち少なくと
    も一の特色インク及びクリアーインク(Cl2)の残存量
    が50%未満のときには、当該一の特色インクを、当該
    一の特色インクをその他の特色インクよりも狭い範囲の
    印字duty領域で、クリアーインク(Cl1)とともに
    使用し、当該一の特色インクの色相角を表す混合色を形
    成し得る第1インクカートリッジ中の二のインクをその
    他のインクよりも広い範囲の印字duty領域で使用す
    る、請求項1記載のインクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載のインクジ
    ェット記録方法を使用して画像を形成するインクジェッ
    ト記録装置であって、イエローインク(Y)、マゼンタ
    インク(M)、シアンインク(C)及びクリアーインク
    (Cl1)を含む一体型の第1インクカートリッジと、該
    第1インクカートリッジ中のYMCインクのうち2種を
    用いた混合色によって表される色相角を有する複数の特
    色インク及びクリアーインク(Cl2)を含む一体型の第
    2インクカートリッジとを少なくとも具備するインクジ
    ェット記録装置。
  6. 【請求項6】 複数の前記特色インクは、レッドインク
    (R)、グリーンインク(G)、ブルーインク(B)及
    びバイオレットインク(Vi)からなる群より選択され
    る、請求項5記載のインクジェット記録装置。
JP2002097127A 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 Pending JP2003291377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097127A JP2003291377A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097127A JP2003291377A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003291377A true JP2003291377A (ja) 2003-10-14

Family

ID=29239837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097127A Pending JP2003291377A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003291377A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6877850B2 (en) Ink jet recording method, ink set, and recorded matter using them
CN101120065B (zh) 水性墨液组合物及水性墨液组合物用聚氨酯树脂组合物
JP2007276482A (ja) インクジェット記録方法、インクセット、及びこれらを用いた記録物
JP3912212B2 (ja) 記録材料セット
KR20080095783A (ko) 잉크젯용 안료 잉크 및 잉크 세트
US6988795B2 (en) Inkjet ink and inkjet recording method
EP0608429B1 (en) Color ink jet recording method
JP2005074655A (ja) 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法
US7654662B2 (en) Ink jet printing method and ink jet printing apparatus
JP2019183063A (ja) 水性インクジェットインキ、および、印刷物の製造方法
JP4154899B2 (ja) インクジェット画像記録方法
JP4111103B2 (ja) 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法
JP2011162620A (ja) インクセット、インクジェット記録方法、及び記録物
JP2024071961A (ja) インクジェット記録用水性インク
JP4066338B2 (ja) インクジェット記録方法、記録システム、及び記録物
JP2003291324A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP3915472B2 (ja) インクジェット用インクとそれを用いたインクジェットカートリッジ、インクジェット画像記録方法及びインクジェット記録画像
CN113490601B (zh) 油墨组合物、油墨组及图像形成方法
JP2010184428A (ja) 画像記録方法及び画像記録装置
JP5091103B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JPH11314449A (ja) 画像形成方法
JP6031827B2 (ja) インクジェット記録用水性インクセット
JP2000272220A (ja) 二液を用いたインクジェット記録方法
JP2004106204A (ja) インクジェット記録方法
JP2005262775A (ja) インクジェット記録装置、およびインクジェット記録用インクセット