JP2003292575A - 熱硬化性ポリイミド樹脂組成物、ポリイミド樹脂の製造方法およびポリイミド樹脂 - Google Patents
熱硬化性ポリイミド樹脂組成物、ポリイミド樹脂の製造方法およびポリイミド樹脂Info
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Abstract
く、引張強度、引張伸度等の機械物性の良好な硬化物が
得られる熱硬化性ポリイミド樹脂組成物、および、この
ポリイミド樹脂組成物に用いるポリイミド樹脂の製造方
法を提供すること。 【解決手段】 カルボキシル基と数平均分子量300〜
6,000の線状炭化水素構造とを有するポリイミド樹
脂(X)と、エポキシ樹脂(Y)とを含有する熱硬化性
ポリイミド樹脂組成物、および、ポリイソシアネート化
合物(a1)と線状炭化水素構造を有するポリオール化
合物であって、線状炭化水素構造部分の数平均分子量が
300〜6,000のポリオール化合物(a2)とを反
応させて得られる末端にイソシアネート基を有するプレ
ポリマー(A)と、3個以上のカルボキシル基を有する
ポリカルボン酸の酸無水物(B)を有機溶剤中で反応さ
せるポリイミド樹脂の製造方法。
Description
ィング材料や電気絶縁材料、例えばプリント配線基板の
層間絶縁材料、ビルドアップ材料、半導体の絶縁材料、
耐熱性接着剤等の分野に有用な熱硬化性ポリイミド樹脂
組成物、および、これに用いるポリイミド樹脂の製造方
法に関するものである。
おいて樹脂の耐熱性や電気特性の向上が要望されてい
る。こうした中、上記要望に対して、耐熱性を有する樹
脂組成物として、イソシアヌレート環含有ポリイソシア
ネートと、芳香族イソシアネートと、ラクタムおよび酸
無水物を含有するポリカルボン酸とをクレゾール系溶媒
中で合成したポリアミドイミド樹脂並びにエポキシ樹脂
を含有するポリイミドアミド樹脂組成物が知られている
(例えば、特許文献1参照。)。
性の強い溶剤ではなく、汎用溶剤、例えばケトン系溶
剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤等の非プロトン系
極性有機溶剤に溶解可能なポリイミド樹脂、例えば、分
子中に2個以上のイソシアネート基を有する脂肪族イソ
シアネート化合物及び/又は脂環式イソシアネート化合
物とトリカルボン酸無水物及び/又はテトラカルボン酸
無水物とを反応させて得られるポリイミド樹脂の製造方
法、および、前記ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂を含有
するポリイミド樹脂組成物が知られている(例えば、特
許文献2参照。)。
文献2に記載されたポリイミド樹脂とエポキシ樹脂を含
有するポリイミド樹脂組成物を硬化させて得られる硬化
物は、耐熱性に優れるが、誘電率と誘電正接が高く、し
かも、引張強度、引張伸度等の機械物性に劣るため硬く
て脆いという課題がある。
−5頁)
3−9頁)
イミド樹脂とエポキシ樹脂を含有するポリイミド樹脂組
成物であって、耐熱性に優れ、誘電率と誘電正接が低
く、しかも、引張強度、引張伸度等の機械物性の良好な
硬化物が得られる熱硬化性ポリイミド樹脂組成物、およ
び、このポリイミド樹脂組成物に用いるポリイミド樹脂
の製造方法を提供することにある。
に鑑みて鋭意検討を重ねた結果、以下の知見(a)〜
(b)を見い出し、本発明を完成するに至った。 (a)ポリイミド樹脂としてカルボキシル基と数平均分
子量300〜6,000の線状炭化水素構造とを有する
ポリイミド樹脂(X)とエポキシ樹脂(Y)とを含有す
る熱硬化性ポリイミド樹脂組成物は、耐熱性、機械物性
に優れ、誘電率と誘電正接の低い誘電特性の良好な硬化
物が得られること。 (b)前記ポリイミド樹脂(X)は、ポリイソシアネー
ト化合物(a1)と線状炭化水素構造を有するポリオー
ル化合物であって、線状炭化水素構造部分の数平均分子
量が300〜6,000のポリオール化合物(a2)と
を反応させて得られる末端にイソシアネート基を有する
プレポリマー(A)と、3個以上のカルボキシル基を有
するポリカルボン酸の酸無水物(B)を有機溶剤中で反
応させることにより容易に製造できること。
均分子量300〜6,000の線状炭化水素構造とを有
するポリイミド樹脂(X)と、エポキシ樹脂(Y)とを
含有することを特徴とする熱硬化性ポリイミド樹脂組成
物。を提供するものである。
物(a1)と線状炭化水素構造を有するポリオール化合
物であって、線状炭化水素構造部分の数平均分子量が3
00〜6,000のポリオール化合物(a2)とを反応
させて得られる末端にイソシアネート基を有するプレポ
リマー(A)と、3個以上のカルボキシル基を有するポ
リカルボン酸の酸無水物(B)を有機溶剤中で反応させ
ることを特徴とするポリイミド樹脂の製造方法を提供す
るものである。
本発明で用いるポリイミド樹脂(X)は、カルボキシル
基と数平均分子量300〜6,000の線状炭化水素構
造とを有するポリイミド樹脂であればよいが、なかでも
汎用溶剤、例えばケトン系溶剤、エステル系溶剤、エー
テル系溶剤等の非プロトン系極性有機溶剤に対する溶解
性と耐熱性と機械物性に優れることから、カルボキシル
基と数平均分子量700〜4,500の線状炭化水素構
造とウレタン結合とイミド環とイソシアヌレート環と環
式脂肪族構造を有するポリイミド樹脂(X1)が好まし
い。前記線状炭化水素構造としては、硬化物の機械物性
と誘電特性のバランスが良好なポリイミド樹脂が得られ
ることから、数平均分子量800〜4,200の線状炭
化水素構造であることが特に好ましい。
えば、下記一般式(1)で示される構造単位と下記一般
式(2)で示される構造単位を有し、かつ、下記一般式
(3)、(4)および(5)で示される末端構造のいず
れか1種以上を有するポリイミド樹脂(X2)が挙げら
れ、なかでも、酸価が20〜250で、線状炭化水素構
造部分の数平均分子量が700〜4,500で、線状炭
化水素構造部分の含有率が20〜40重量%で、イソシ
アヌレート環の濃度が0.3〜1.2mmol/gで、
数平均分子量が2,000〜30,000で、しかも、
重量平均分子量が3,000〜100,000のポリイ
ミド樹脂がより好ましい。
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500、特に好ましくは800〜4,200の
線状炭化水素構造を示す。)
(X)の酸価、イソシアヌレート環の濃度、数平均分子
量および重量平均分子量は、以下の方法で測定したもの
である。 (1)酸価:JIS K−5601−2−1に準じて測定
する。尚、試料の希釈溶剤としては、無水酸の酸価も測
定できるようにアセトン/水(9/1体積比)の混合溶剤
で酸価0のものを使用する。 (2)イソシアヌレート環の濃度:13C−NMR分析
〔溶媒:重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO−d
6)を行い、149ppmにあるイソシアヌレート環に
起因する炭素原子のスペクトル強度から検量線を用いて
ポリイミド樹脂(X)1g当たりのイソシアヌレート環
の濃度(mmol)を求める。なお、13C−NMR分
析により169ppmにあるイミド環に起因する炭素原
子のスペクトル強度から同様にイミド環の濃度を求める
こともできる。 (3)数平均分子量と重量平均分子量:ゲルパーミネーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)によりポリスチレン
換算の数平均分子量と重量平均分子量を求める。
状炭化水素構造部分の含有率は、ポリイミド樹脂(X)
が後記する本発明の製造方法で製造したポリイミド樹脂
である場合、合成原料中におけるポリオール化合物(a
2)の使用重量割合から求めることができ、前記線状炭
化水素構造部分の数平均分子量は前記ポリオール化合物
(a2)の数平均分子量から求めることができる。
における線状炭化水素構造部分の含有率と数平均分子量
は、ポリイミド樹脂を通常の加水分解法、例えば有機ア
ミンの存在下で熱処理してウレタン結合を分解して線状
炭化水素構造部分を前記ポリイミド樹脂から切り離し、
線状炭化水素構造部分がイミド構造部分に比較して低極
性であることを利用して、ジクロロメタン等の低極性有
機溶剤で線状炭化水素構造部分を抽出し、抽出量の測定
とGPC分析とを行うことで求めることができる。
用いる前記ポリイミド樹脂の製造方法は、特に限定され
ないが、本発明のポリイミド樹脂の製造方法、即ち、ポ
リイソシアネート化合物(a1)と線状炭化水素構造を
有するポリオール化合物であって、線状炭化水素構造部
分の数平均分子量が300〜6,000のポリオール化
合物(a2)とを反応させて得られる末端にイソシアネ
ート基を有するプレポリマー(A)と、3個以上のカル
ボキシル基を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)を
有機溶剤中で反応させる方法が好ましい。
イミド樹脂(X2)を製造するには、炭素原子数が6〜
13の環式脂肪族構造を有するジイソシアネートから誘
導されるイソシアヌレート環を有するポリイソシアネー
トと線状炭化水素構造を有するポリオール化合物であっ
て、線状炭化水素構造部分の数平均分子量が700〜
4,500のポリオール化合物とを反応させて得られる
末端にイソシアネート基を有するプレポリマーと、トリ
カルボン酸の酸無水物を有機溶剤中で反応させればよ
い。
アネート化合物(a1)は、分子内に2個以上のイソシ
アネート基を有する化合物であり、例えば、芳香族ポリ
イソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート(環式脂肪
族ポリイソシアネートを含む);これらポリイソシアネ
ートのヌレート体、ビュレット体、アダクト体、アロハ
ネート体等が挙げられる。
ては、例えば、p−フェニレンジイソシアネート、m−
フェニレンジイソシアネート、p−キシレンジイソシア
ネート、m−キシレンジイソシアネート、2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(クルー
ドMDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト、3,3′−ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソ
シアネート、3,3′−ジエチルジフェニル−4,4′
−ジイソシアネート、m−キシレンジイソシアネート、
p−キシレンジイソシアネート、1,3-ビス(α,α−
ジメチルイソシアナートメチル)ベンゼン、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート、ジフェニレンエーテル
−4,4′−ジイソシアネート、ナフタレンジイソシア
ネート等が挙げられる。
ては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンメチレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
水素添加キシレンジイソシアネート、ノルボヌレンジイ
ソシアネート等が挙げられる。
しては、有機溶剤溶解性やエポキシ樹脂や有機溶剤との
相溶性が良好で、硬化物の誘電率と誘電正接が低いポリ
イミド樹脂が得られることから、脂肪族ポリイソシアネ
ートが好ましい。また、硬化物の耐熱性の良好なポリイ
ミド樹脂が得られることからイソシアヌレート型ポリイ
ソシアネートが好ましい。
1)としては、有機溶剤溶解性やエポキシ樹脂や有機溶
剤との相溶性が良好で、硬化物の誘電率と誘電正接が低
く、耐熱性が良好なポリイミド樹脂が得られることか
ら、脂肪族ポリイソシアネートから誘導されるイソシア
ヌレート環を有するポリイソシアネート化合物(a1
1)がより好ましく、環式脂肪族ポリイソシアネートか
ら誘導されるイソシアヌレート環を有するポリイソシア
ネート化合物が更に好ましい。前記環式脂肪族ポリイソ
シアネートから誘導されるイソシアヌレート環を有する
ポリイソシアネート化合物としては、イソシアヌレート
環の1モルに対して環式脂肪族構造を2〜3モル倍有す
るものが挙げられるが、該環式脂肪族構造を2.5〜3
モル倍有するものがより好ましい。
としては、例えば、1種または2種以上の脂肪族ジイソ
シアネート化合物を、第4級アンモニウム塩等のイソシ
アヌレート化触媒の存在下あるいは非存在下において、
イソシアヌレート化することにより得られるものであっ
て、3量体、5量体、7量体等のイソシアヌレートの混
合物からなるもの等が挙げられる。前記ポリイソシアネ
ート化合物(a11)の具体例としては、イソホロンジ
イソシアネートのイソシアヌレート型ポリイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレー
ト型ポリイソシアネート、水素添加キシレンジイソシア
ネートのイソシアヌレート型ポリイソシアネート、ノル
ボルナンジイソシアネートのイソシアヌレート型ポリイ
ソシアネート等が挙げられる。
としては、有機溶剤溶解性や硬化物の耐熱性が良好なポ
リイミド樹脂が得られることから、ポリイソシアネート
化合物(a1)100重量部中に3量体のイソシアヌレ
ートを30重量部以上含有するものが好ましく、50重
量部以上含有するものが特に好ましい。
11)としては、イソシアネート基の含有率が10〜3
0重量%であることも、有機溶剤溶解性や硬化物の耐熱
性が良好なポリイミド樹脂が得られることからより好ま
しい。従って、前記ポリイソシアネート化合物(a1
1)としては、環式脂肪族ポリイソシアネートから誘導
されるイソシアヌレート環を有するポリイソシアネート
化合物であって、イソシアネート基の含有率が10〜3
0重量%であるものが最も好ましい。
シアネートは、他のポリイソシアネートと併用しても良
いが、イソシアヌレート型ポリイソシアネートを単独で
使用するのが好ましい。
物(a2)は、線状炭化水素構造部分の数平均分子量が
300〜6,000のポリオール化合物であることが必
須であり、なかでも、有機溶剤溶解性やエポキシ樹脂や
有機溶剤との相溶性と機械物性が良好で、硬化物の誘電
率と誘電正接が低く、造膜性に優れるポリイミド樹脂が
得られることから、線状炭化水素構造部分の数平均分子
量が700〜4,500のポリオール化合物が好まし
く、線状炭化水素構造部分の数平均分子量が800〜
4,200のポリオール化合物が特に好ましい。線状炭
化水素構造部分の数平均分子量が300未満のポリオー
ル化合物では、硬化物の誘電率と誘電正接が高くなるた
め好ましくなく、線状炭化水素構造部分の数平均分子量
が6,000を越えるポリオール化合物では、有機溶剤
溶解性やエポキシ樹脂や有機溶剤との相溶性と機械物性
が不良となるため好ましくない。
例えば、線状炭化水素構造の末端および/または側鎖に
結合した水酸基を合計で1分子当たり平均1.5個以上
有する化合物が挙げられる。前記線状炭化水素構造は、
直鎖状でも良いし分岐状でも良い。また、前記線状炭化
水素構造は、飽和の炭化水素鎖でも良いし不飽和の炭化
水素鎖でも良いが、加熱時の物性変化や安定性の面から
飽和の炭化水素鎖がより好ましい。
ポリオレフィン構造やポリジエン構造を有するポリオー
ル化合物であって、ポリオレフィン構造やポリジエン構
造を有するポリオールの数平均分子量が300〜6,0
00のポリオール化合物およびその水素添加物が挙げら
れる。前記オレフィンとしては、例えば、エチレン、プ
ロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、メチルペ
ンテン等が挙げられ、前記ジエンとしては、例えば、ペ
ンタジエン、ヘキサジエン、ペンタジエン、イソプレ
ン、ブタジエン、プロパジエン、ジメチルブタジエン等
が挙げられる。
しては、ポリエチレン系ポリオール、ポリプロピレン系
ポリオール、ポリブタジエンポリオール、水素添加ポリ
ブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、水
素添加ポリイソプレンポリオール等であって、線状炭化
水素構造部分の数平均分子量300〜6,000のポリ
オール化合物が挙げられる。これらは、単独で用いて
も、2種以上併用しても良い。
数は、平均1.5〜3個であることが、ゲル化しにく
く、分子成長が良好で、機械物性が優れるポリイミド樹
脂が得られることから好ましい。更に水酸基の数は、平
均1.8〜2.2個のものが特に好ましい。
しては、例えば、日本曹達(株)製のNISSO PB
(Gシリーズ)、出光石油化学(株)製のPoly−bd
等の両末端に水酸基を有する液状ポリブタジエン;日本
曹達(株)製のNISSO PB(GIシリーズ)、三菱
化学(株)製のポリテールH、ポリテールHA等の両末端
に水酸基を有する水素添加ポリブタジエン;出光石油化
学(株)製のPoly−iP等の両末端に水酸基を有する
液状C5系重合体;出光石油化学(株)製のエポール、ク
ラレ(株)製のTH−1、TH−2、TH−3等の両末端
に水酸基を有する水素添加ポリイソプレンなどが挙げら
れる。
しては、前記したような線状炭化水素構造を有するポリ
オール化合物に各種多塩基酸やポリイソシアネートを反
応させて得られるエステル変性ポリオール化合物やウレ
タン変性ポリオール化合物も使用可能である。
ポリブタジエンポリオールおよび/または水素添加ポリ
ブタジエンポリオールが好ましく、なかでも、水素添加
ポリブタジエンポリオールがより好ましい。
脂中において、前記ポリオール化合物(2a)由来の線
状炭化水素構造は、イミド結合を有する剛直な骨格間に
導入される。本発明の製造方法で得られるポリイミド樹
脂が特に優れた耐熱性を有するためには、ガラス転移点
が高い必要があり、このため、原料に用いるポリオール
化合物(a2)も高いガラス転移点を有しているほうが
有利であると推定されたが、鋭意検討した結果、硬化物
のガラス転移点は、ポリイミド樹脂の分子中に導入され
るポリオール化合物(a2)のガラス転移点が低いほう
がより硬化物のガラス転移点は高くなり、さらにガラス
転移点が低いポリオール化合物を使用することで機械物
性のより優れる硬化物が得られることが明らかとなっ
た。以上の知見からポリオール化合物(a2)のガラス
転移点は、−120〜0℃であることが好ましい。
ール化合物(a2)は、本発明の効果を損ねない程度に
その他の水酸基含有化合物と併用しても良い。このとき
その他の水酸基含有化合物は、全水酸基含有化合物中の
50重量%以下で使用することが望ましい。
飽和のポリオールでも、不飽和のポリオールでも、アル
コールでも良いが、ポリオールが好ましく、例えば、低
分子のポリオールとして、エチレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオー
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、シクロヘ
キサンジメチロール、1,4−シクロヘキサンジオー
ル、トリシクロデカンジメチロール、水添ビスフェノー
ルA、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ジトリメチロールエタン、ジトリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ジグリセロール、3−メチルペンタン
−1,3,5−トリオール、ペンタエリスリトール、ジ
ペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、
2,2,6,6−テトラメチロールシクロヘキサノール
−1、マンニット、ソルビトール、イノシトール、グル
コース、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ジクロロネオペンチルグリコール、ジブロモネオペ
ンチルグリコール、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールエステル、スピログリコール、エチレンオキ
サイド付加ビスフェノールA、プロピレンオキサイド付
加ビスフェノ−ルA、ジメチロールプロピオン酸、ジメ
チロールブタン酸等の2官能ジオール;トリス2ヒドロ
キシエチルイソシアヌレート等が挙げられる。
として、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
テトラヒドロフラン、ブチレンオキサイド等の環状エー
テル化合物から重合されるポリエチレンポリオール;ポ
リプロピレンポリオール、ポリテトラメチレンポリオー
ル、ポリブチレンポリオール、等のポリエーテルポリオ
ールやこれら環状エーテルの共重合体であるポリエーテ
ルポリオール;上述の低分子ポリオールと多塩基酸から
合成されるポリエステルポリオール、;ポリカーボネー
トポリオール、ウレタンポリオール、ポリジメチルシロ
キサンポリオール等のシリコンポリオール;アクリルポ
リオール;エポキシポリオール等のオリゴマーが挙げら
れる。
を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)としては、例
えば、トリカルボン酸の酸無水物、テトラカルボン酸の
酸無水物等が挙げられる。
ば、無水トリメリット酸、ナフタレン−1,2,4−ト
リカルボン酸無水物等が挙げられる。
えば、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノン−3,
4,3′,4′−テトラカルボン酸二無水物、ジフェニ
ルエーテル−3,4,3′,4′−テトラカルボン酸二
無水物、ベンゼン−1,2,3,4−テトラカルボン酸
二無水物、ビフェニル−3,4,3′,4′−テトラカ
ルボン酸二無水物、ビフェニル−2,3,2′,3′−
テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−2,3,6,
7−テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,2,
4,5−テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,
8,4,5−テトラカルボン酸二無水物、デカヒドロナ
フタレン−1,8,4,5−テトラカルボン酸二無水
物、4,8−ジメチル−1,2,3,5,6,7−ヘキ
サヒドロナフタレン−1,2,5,6−テトラカルボン
酸二無水物、
4,5−テトラカルボン酸二無水物、2,7−ジクロロ
ナフタレン−1,8,4,5−テトラカルボン酸二無水
物、2,3,6,7−テトラクロロナフタレン−1,
8,4,5−テトラカルボン酸二無水物、フェナントレ
ン−1,2,9,10−テトラカルボン酸二無水物、ベ
リレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水
物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二
無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニ
ル)エタン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)エタン二無水物、2,2−ビス(2,3
−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,3−
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水
物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二
無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテ
ル二無水物等の分子内に芳香族有機基を有するテトラカ
ルボン酸の無水物が挙げられる。これらの1種又は2種
以上を用いることが可能である。また、トリカルボン酸
の無水物とテトラカルボン酸の無水物を混合して使用し
てもよい。
について説明する。本発明のポリイミド樹脂の製造方法
は、ポリイソシアネート化合物(a1)と線状炭化水素
構造を有するポリオール化合物であって、線状炭化水素
構造部分の数平均分子量が300〜6,000のポリオ
ール化合物(a2)とを反応させて得られる末端にイソ
シアネート基を有するプレポリマー(A)と、3個以上
のカルボキシル基を有するポリカルボン酸の酸無水物
(B)を有機溶剤中で反応させることを特徴とする方法
であり、なかでも、有機溶剤中で、ポリイソシアネート
化合物(a1)とポリオール化合物(a2)とを、前記
ポリオール化合物(a2)中の水酸基に対してポリイソ
シアネート化合物(a1)中のイソシアネート基が過剰
となる条件下で反応させて末端にイソシアネート基を有
するプレポリマーを得た後、3個以上のカルボキシル基
を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)を反応させる
方法が好ましい
ポリオール化合物(a2)の反応の際の反応温度は通常
50〜150℃、好ましくは60〜100℃であり、前
記イミド化反応の際の反応温度は通常80〜250℃、
好ましくは100〜200℃である。
中の水酸基に対するポリイソシアネート化合物(a1)
中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は通常
1.2〜20、好ましくは1.5〜10である。また、
この際には各種のウレタン化触媒を使用することができ
る。
としては、造膜性、機械物性、耐熱性が良好なポリイミ
ド樹脂が得られることから、ポリイソシアネート化合物
(a1)とポリオール化合物(a2)と3個以上のカル
ボキシル基を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)の
合計100重量部に対して、10〜50重量部が好まし
く、20〜40重量部がより好ましい。
アネート基を有するプレポリマー(A)と3個以上のカ
ルボキシル基を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)
とを有機溶剤中で反応させてポリイミド樹脂を得る際、
これらプレポリマー(A)と酸無水物(B)との重量比
を変えることによって、得られるポリイミド樹脂の分子
量および酸価を調整することができる。また、この際に
触媒を使用しても良く、さらに酸化防止剤や重合禁止剤
等を併用してもよい。
ポリマー(A)と3個以上のカルボキシル基を有するポ
リカルボン酸の酸無水物(B)の重量比(A)/(B)
は通常90/10〜50/50であるが、なかでも耐熱
性、機械物性等の各種物性に優れるポリイミド樹脂が得
られることから80/20〜60/40が好ましい。
脂の酸価としては、有機溶剤溶解性と硬化物性を良好に
するために、固形物換算で20〜250が好ましく、2
0〜150がより好ましい。また、前記ポリイミド樹脂
の分子量としては、溶媒溶解性を良好にするために、数
平均分子量が2,000〜30,000で、かつ重量平均
分子量が3,000〜100,000であることが好まし
く、数平均分子量が2,000〜10,000で、かつ
重量平均分子量が3,000〜50,000であること
がより好ましい。
る有機溶剤としては、系中にあらかじめ存在させてから
化反応を行っても、途中で導入してもよく、その使用す
るタイミングや量には制限は特にないが、末端にイソシ
アネート基を有するプレポリマー(A)と3個以上のカ
ルボキシル基を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)
の反応の開始時には存在させておくことが好ましい。ま
た、この反応に際して適切な反応速度を維持するために
系中の有機溶剤の割合は、反応系の80重量%以下が好
ましく、10〜70重量%がより好ましい。かかる有機
溶剤としては、原料成分としてイソシアネート基を含有
する化合物を使用するため、水酸基やアミノ基等の活性
プロトンを有しない非プロトン性極性溶剤が好ましい。
ば、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤等
が挙げられる。なかでもエーテル系溶剤は、弱い極性を
持ち、前記末端にイソシアネート基を有するプレポリマ
ー(A)と3個以上のカルボキシル基を有するポリカル
ボン酸の無水物(B)とのイミド化反応において優れた
反応場を提供する。
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエ
ーテル等のエチレングリコールジアルキルエーテル類;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエ
チレングリコールジブチルエーテル等のポリエチレング
リコールジアルキルエーテル類;
セテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテ
ート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセ
テート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルア
セテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルア
セテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、トリエチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート、トリエチレングリコールモノブチルエー
テルアセテート、等のポリエチレングリコールモノアル
キルエーテルアセテート類;
プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレング
リコールジブチルエーテル等のプロピレングリコールジ
アルキルエーテル類;ジプロピレングリコールジメチル
エーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、
ジプロピレングリコールジブチルエーテル、トリプロピ
レングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリ
コールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジ
ブチルエーテル等のポリプロピレングリコールジアルキ
ルエーテル類;プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエ
ーテルアセテート類;
ルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエー
テルアセテート、ジプロピレングリコールモノブチルエ
ーテルアセテート、トリプロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコール
モノブチルエーテルアセテート等のポリプロピレングリ
コールモノアルキルエーテルアセテート類;低分子のエ
チレン−プロピレン共重合体等の共重合ポリエーテルグ
リコールのジアルキルエーテル類;共重合ポリエーテル
グリコールのモノアセテートモノアルキルエーテル類;
共重合ポリエーテルグリコールのアルキルエステル類;
共重合ポリエーテルグリコールのモノアルキルエステル
モノアルキルエーテル類等が挙げられる。
チル、酢酸ブチル等が挙げられる。ケトン系溶剤として
は、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
等が挙げられる。また、これらにジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリド
ン、ジメチルスルフォキシド、スルホラン、γ−ブチロ
ラクトンなどの極性溶媒を併用することもできる。
成物について説明する。本発明の熱硬化性ポリイミド樹
脂組成物は、前記ポリイミド樹脂(X)とエポキシ樹脂
(Y)とを必須成分とし、更に必要によりフェノール性
水酸基を2個以上有する化合物(Z)を含有してなる樹
脂組成物である。
ば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
S型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等
のビスフェノール型エポキシ樹脂;フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノール型ノボラック等のノボラック型エポ
キシ樹脂;ジシクロペンタジエンと各種フェノール類と
反応させて得られる各種ジシクロペンタジエン変性フェ
ノール樹脂のエポキシ化物;2,2′,6,6′−テト
ラメチルビフェノールのエポキシ化物等のビフェニル型
エポキシ樹脂;ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂;
フルオレン骨格を有するエポキシ樹脂等の芳香族系エポ
キシ樹脂やこれら芳香族系エポキシ樹脂の水素添加物;
ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6
−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等の脂肪族エ
ポキシ樹脂;3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビ
ス−(3,4−エポキヒシクロヘキシル)アジペート等
の脂環式エポキシ樹脂;トリグリシジルイソシアヌレー
ト等のごときヘテロ環含有エポキシ樹脂等が挙げられ
る。これらのなかでも、耐熱性に優れる熱硬化性ポリイ
ミド樹脂組成物が得られることから、芳香族系エポキシ
樹脂が好ましい。
(Y)の配合比率としては、ポリイミド樹脂(X)とエ
ポキシ樹脂(Y)の重量比(X)/(Y)が1〜10と
なる範囲であることが好ましく、1〜5となる範囲であ
ることがより好ましい。また、ポリイミド樹脂(X)中
のカルボキシル基(x)とエポキシ樹脂(Y)中のエポ
キシ基(y)のモル比(x)/(y)としては、0.7
〜1.3であることが好ましい。
しては、ポリイミド樹脂(X)とエポキシ樹脂(Y)の
硬化時の架橋密度等の制御のためフェノール性水酸基を
2個以上有する化合物(Z)を併用することが好まし
い。ポリイミド樹脂(X)とエポキシ樹脂(Y)での架
橋密度をフェノール性水酸基を2個以上有する化合物
(Z)を併用することで高めることが可能であり、これ
によりガラス転移点以上の温度における線膨張係数等を
低下させることが可能である。前記架橋密度を高め、線
膨張係数等を低下させるため、熱硬化性ポリイミド樹脂
組成物中のポリイミド樹脂(X)とエポキシ樹脂(Y)
とフェノール性水酸基を2個以上有する化合物(Z)の
配合比率は、これらの合計100重量%に対して、ポリ
イミド樹脂(X)が40〜85重量%、エポキシ樹脂
(Y)が10〜40重量%、フェノール性水酸基を2個
以上有する化合物(Z)が5〜20重量%であることが
好ましい。また、ポリイミド樹脂(X)中のカルボキシ
ル基(x)とフェノール性水酸基を2個以上有する化合
物(Z)中の水酸基(z)の合計とエポキシ樹脂(Y)
中のエポキシ基(y)のモル比(x+z)/(y)とし
ては、0.7〜1.3であることが好ましい。
化合物(Z)としては、例えば、ビスフェノールA、ビ
スフェノールF、ビスフェノールS等のビスフェノール
系化合物;フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボ
ラック樹脂、ビスフェノールノボラック樹脂、フェノー
ルサリチルアルデヒドノボラック樹脂、テルペンジフェ
ノールノボラック樹脂等のノボラック系樹脂;ビフェノ
ール、ビフェノールノボラック、テトラメチルビフェノ
ール、これらの誘導体等のビフェノール系化合物;フェ
ノールフルオレン、クレゾールフルオレン等のフルオレ
ン系化合物等が挙げられる。これらのなかでも、耐熱性
に優れる熱硬化性ポリイミド樹脂組成物が得られること
から、フェノール性水酸基を3個以上有する化合物が好
ましい。
は、必要に応じて、前記以外の硬化剤や硬化促進剤を併
用することができ、例えば、メラミン、ジシアンジアミ
ド、グアナミンやその誘導体、アミン類、水酸基を1個
有するフェノール類、有機フォスフィン類、ホスホニュ
ウム塩類、4級アンモニュウム塩類、多塩基酸無水物、
光カチオン触媒、シアネート化合物、イソシアネート化
合物、ブロックイソシアネート化合物等が挙げられる。
成物は、更に必要に応じて、種々の充填材、有機顔料、
無機顔料、体質顔料、防錆剤等を添加することができ
る。これらは単独でも2種以上を併用してもよい。
ム、チタン酸バリウム、酸化けい素酸粉、微粒状酸化け
い素、シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルムニウ
ム、雲母等が挙げられる。
シアニン・ブルー、フタロシアニン・グリーンの如き銅
フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料等が挙げら
れる。
ンククロメート、モリブデート・オレンジの如きクロム
酸塩;紺青の如きフェロシアン化物、酸化チタン、亜鉛
華、ベンガラ、酸化鉄;炭化クロムグリーンの如き金属
酸化物、カドミウムイエロー、カドミウムレッド;硫化
水銀の如き金属硫化物、セレン化物;硫酸鉛の如き硫酸
塩;群青の如き珪酸塩;炭酸塩、コバルト・バイオレッ
ド;マンガン紫の如き燐酸塩;アルミニウム粉、亜鉛
末、真鍮粉、マグネシウム粉、鉄粉、銅粉、ニッケル粉
の如き金属粉;カーボンブラック等が挙げられる。
ずれも使用することができる。これらは単独でも2種以
上を併用してもよい。
は、通常、キャスト法、含浸、塗装等目的の方法で塗工
施行される。硬化温度は80〜300℃で、硬化時間は
20分間〜5時間である。
具体的に説明する。以下において、部および%は特に断
りのない限り、すべて重量基準であるものとする。
のフラスコに、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート(以下、EDGAと略記する。)4951
gと、イソホロンジイソシアネートから誘導されるイソ
シアヌレート環を有するポリイソシアネート(以下、I
PDI−Nと略記する。イソシアネート基含有率18.
2%、イソシアヌレート環含有トリイソシアネート含有
率85%)2760g(イソシアネート基として12モ
ル)と、ポリテールHA〔三菱化学(株)製の両末端に水
酸基を有する水素添加液状ポリブタジエン、数平均分子
量2,100、水酸基価51.2mgKOH/g〕21
91g(水酸基として2モル)を仕込み、攪拌を行いな
がら発熱に注意して80℃に昇温した後、3時間反応を
行った。次いで、さらにEDGA1536gと無水トリ
メリット酸(以下、TMAと略記する。)1536g
(8モル)を仕込み、160℃まで昇温した後、4時間反
応させた。反応は発泡とともに進行した。系内は薄茶色
のクリアな液体となり、ポリイミド樹脂の溶液を得た。
塗装し、溶剤を揮発させた試料の赤外線吸収スペクトル
を測定した結果、イソシアネート基の特性吸収である2
270cm−1が完全に消滅し、725cm−1と17
80cm−1と1720cm −1にイミド環の吸収、1
690cm−1と1460cm−1にイソシアヌレート
環の特性吸収、1550cm−1にウレタン結合の特性
吸収が確認された。また、ポリイミド樹脂の酸価は固形
分換算で79mgKOH/g、イソシアヌレート環の濃
度は0.66mmol/g(樹脂固形分換算)、数平均
分子量(以下、Mnと略記する。)は5,900、重量
平均分子量(以下、Mwと略記する。)は24,000
であった。以下、このポリイミド樹脂溶液を(X−1)
と略記する。
のフラスコに、EDGA4300gと、IPDI−N2
070g(イソシアネート基として9モル)と、1,6
−ヘキサンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌ
レート環を有するポリイソシアネート(イソシアネート
基の含有率22.9%、イソシアヌレート環含有トリイ
ソシアネート含有率63.3%)550g(イソシアネ
ート基として3モル)を仕込み、混合して均一とした
後、ポリテールHA2191g(水酸基として2モル)
を加えて攪拌を行いながら発熱に注意して80℃に昇温
した後、3時間反応を行った。次いで、TMA1536
g(8モル)を仕込み、160℃まで昇温した後、4時間
反応させた。この際の反応は、発泡とともに進行し、粘
度が高くなり、系内が攪拌しにくくなったときに、さら
にEDGA2000gを加えて行った。系内は薄茶色の
クリアな液体となり、ポリイミド樹脂の溶液を得た。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1690cm−1と1
460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、15
50cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認された。
さらに、また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で8
5、イソシアヌレート環の濃度は0.68mmol/
g、Mnは5,500、Mwは22,000であった。
以下、このポリイミド樹脂溶液を(X−2)と略記す
る。
のフラスコに、EDGA5310gと、IPDI−N1
380g(イソシアネート基として6モル)と、ノルボ
ヌレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレー
ト環を有するポリイソシアネート(イソシアネート基含
有率18.75%、イソシアヌレート環含有トリイソシ
アネート含有率65.5%)1344g(イソシアネー
ト基として6モル)を仕込み、80℃で加熱溶解させ、
ポリテールHA2191g(水酸基2モル)をさらに仕込
み、攪拌を行いながら80℃にて5時間反応を行った
後、TMA1536g(8モル)を仕込み、170℃ま
で昇温した後、4時間反応させた。反応は発泡とともに
進行した。系内は薄茶色のクリアな液体となり、ポリイ
ミド樹脂の溶液が得られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1690cm−1と1
460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、15
50cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認された。
また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で75、イソ
シアヌレート環の濃度は0.72mmol/g、Mnは
4,400、Mwは21.000であった。以下、この
ポリイミド樹脂溶液を(X−3)と略記する。
のフラスコに、EDGA5636gと、IPDI−N2
760g(イソシアネート基として12モル)と、NI
SSO−PB G−3000〔日本曹達(株)製の両末端
に水酸基を有する液状ポリブタジエン、数平均分子量
2,800、水酸基価39〕2876g(水酸基として
2モル)を仕込み、攪拌を行いながら発熱に注意して8
0℃に昇温した後、3時間反応を行った。次いで、さら
にEDGAを1537gとTMA1536g(8モル)を
仕込み、160℃まで昇温した後、4時間反応させた。
反応は発泡とともに進行した。系内は薄茶色のクリアな
液体となり、ポリイミド樹脂の溶液が得られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1690cm−1と1
460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、15
50cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認された。
また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で70、イソ
シアヌレート環の濃度は0.59mmol/g、Mnは
5,400、Mwは32,000であった。以下、この
ポリイミド樹脂溶液を(X−4)と略記する。
のフラスコに、EDGA5712gと、IPDI−N2
760g(イソシアネート基として12モル)と、NI
SSO−PB GI−3000〔日本曹達(株)製の両末
端に水酸基を有する水素添加液状ポリブタジエン、数平
均分子量4,000、水酸基価28〕2952g(水酸
基として1.47モル)を仕込み、攪拌を行いながら発
熱に注意して80℃に昇温した後、3時間反応を行っ
た。次いで、さらにEDGA1728gとTMA172
8g(9モル)を仕込み、160℃まで昇温した後、4時
間反応させた。反応は発泡とともに進行した。系内は薄
茶色のクリアな液体となり、ポリイミド樹脂の溶液が得
られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1690cm−1と1
460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、15
50cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認された。
また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で74、イソ
シアヌレート環の濃度は0.57mmol/g、Mnは
3,600、Mwは24,000であった。以下、この
ポリイミド樹脂溶液を(X−5)と略記する。
のフラスコに、EDGA5284gと、IPDI−N2
760g(イソシアネート基として12モル)と、4,
4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート〔水素
添加ジフェニルメタンジイソシアネート(水素添加MD
I)、以下、H12MDIと略記する。〕524g(イ
ソシアネート基として4モル)と、TH−21〔クラレ
(株)製の両末端に水酸基を有する水素添加ポリイソプレ
ン、数平均分子量2,600、水酸基価56.1〕20
00g(水酸基として2モル)を仕込み、攪拌を行いな
がら発熱に注意して80℃に昇温した後、3時間反応を
行った。次いで、さらにEDGA1536gとTMA1
536g(8モル)を仕込み、160℃まで昇温した後、
4時間反応させた。反応は発泡とともに進行した。系内
は薄茶色のクリアな液体となり、ポリイミド樹脂の溶液
が得られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1690cm−1と1
460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、15
50cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認された。
また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で72、イソ
シアヌレート環の濃度は0.64mmol/g、Mnは
5,100、Mwは23,000であった。以下、この
ポリイミド樹脂溶液を(X−6)と略記する。
のフラスコに、EDGA5451gと、IPDI−N2
760g(イソシアネート基として12モル)と、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート500g(イソシアネー
ト基として2モル)と、ポリテールHA2191g(水
酸基として2モル)を仕込み、攪拌を行いながら発熱に
注意して80℃に昇温した後、3時間反応を行った。次
いで、さらにEDGA1536gとTMA1344g
(7モル)と無水ピロメリット酸218g(1モル)を仕
込み、160℃まで昇温した後、4時間反応させた。反
応は発泡とともに進行した。系内は薄茶色のクリアな液
体となり、ポリイミド樹脂の溶液が得られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド基の特性吸収、1690cm−1
と1460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、
1550cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認され
た。また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で73、
イソシアヌレート環の濃度は0.63mmol/g、M
nは5,600、Mwは32,000であった。以下、
このポリイミド樹脂溶液を(X−7)と略記する。
のフラスコに、EDGA5020gと、イソホロンジイ
ソシアネート2220g(イソシアネート基含有率3
7.8%)と、ポリテールHA2191g(水酸基とし
て2モル)を仕込み、攪拌を行いながら発熱に注意して
80℃に昇温した後、3時間反応を行った。次いで、さ
らにTMA960g(5モル)を仕込み、160℃まで昇
温した後、4時間反応させた。反応は発泡とともに進行
した。系内は薄茶色のクリアな液体となり、ポリイミド
樹脂の溶液が得られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1550cm−1にウ
レタン結合の特性吸収が確認された。また、ポリイミド
樹脂の酸価は固形分換算で53、イソシアヌレート環の
濃度は0mmol/g、Mnは4,100、Mwは1
2,500であった。以下、このポリイミド樹脂溶液を
(X−8)と略記する。
のフラスコに、ジメチルホルムアミド1496gとイソ
ホロンジイソシアネート888g(イソシアネート基と
して8モル)とTMA960g(5モル)を仕込み、16
0℃まで昇温して反応させた後、4時間反応させた。反
応は発泡とともに進行した。系内は薄茶色のクリア液体
となり、ポリイミド樹脂の溶液を得た。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド基の吸収が確認された。また、ポ
リイミド樹脂の酸価は固形分換算で94、Mnは77
0、Mwは2,500であった。以下、このポリイミド
樹脂溶液を(X−1′)と略記する。
のフラスコに、EDGA1496gと、IPDI−N2
760g(イソシアネート基として12モル)と、TM
A1728g(水酸基として9モル)を仕込み、150
℃まで昇温した後、8時間反応させた。反応は発泡とと
もに進行した。系内は薄茶色のクリアな液体となり、ポ
リイミド樹脂の溶液が得られた。
例1と同様に赤外線吸収スペクトルを測定した結果、イ
ソシアネート基の特性吸収である2270cm−1が完
全に消滅し、725cm−1と1780cm−1と17
20cm−1にイミド環の吸収、1690cm−1と1
460cm−1にイソシアヌレート環の特性吸収、15
50cm−1にウレタン結合の特性吸収が確認された。
また、ポリイミド樹脂の酸価は固形分換算で95、イソ
シアヌレート環の濃度は0.64mmol/g、Mnは
4,100、Mwは12,000であった。以下、この
ポリイミド樹脂溶液を(X−2′)と略記する。
イミド樹脂組成物No.1〜13と、比較対照用熱硬化
性ポリイミド樹脂組成物No.1′〜2′を調製した。
尚、これらの樹脂組成物は、いずれも硬化触媒としてト
リフェニルフォスフィン1部を添加した。尚、第1表〜
第3表中の数値は、樹脂固形分の配合重量を表す。
ールノボラックエポキシ樹脂 EPICLON N−6
80、(軟化点80℃、エポキシ当量213g/eq) ・HP7200 :大日本インキ化学工業(株)製ジシク
ロペンタジエン変性エポキシ樹脂 EPICLON H
P−7200 ・EXA4700:大日本インキ化学工業(株)製多官能
ナフタレンノボラック型エポキシ樹脂 EPICLON
EXA−4700 ・TD2090 :大日本インキ化学工業(株)フェノ
ールノボラック樹脂 フェノライト TD−2090
(軟化点120℃、水酸基当量105g/eq)
13と比較対照用熱硬化性ポリイミド樹脂組成物No.
1′〜2′を用いて、下記に示す方法で、相溶性試験、
塗膜造膜性試験、ガラス転移点(Tg)測定、引っ張り
試験、プレッシャークッカー耐性試験(PCT)、ハン
ダ耐熱性試験および導電特性測定を行った。結果を第3
表〜第5表に示す。
脂組成物No.1〜13と、比較対照用熱硬化性ポリイ
ミド樹脂組成物No.1′〜2′を調製した際の相溶状
態と、さらに得られた樹脂組成物をガラス板に塗装し、
120℃で乾燥した後の塗膜の状態を、下記の評価基準
で評価した。 評価基準 ◎:攪拌により容易に均一となり、塗膜面にも異物等が
見られない。 ○:攪拌により均一となり、塗膜面にも異物等が見られ
ない。 △:攪拌により均一になりにくく、塗膜面にもやや異物
等が見られる。 ×:均一に溶解せず、塗膜面は、はじき、異物、不溶解
物が確認できる。
mになるようにブリキ板にアプリケーターにて塗布後、
110℃で30分間乾燥させて得た試験片を、室温にて
24時間放置し、塗膜外観を以下の評価基準で評価し
た。 評価基準 ○:塗膜にクラック等の異常は見られない。 △:塗膜に若干クラックが見られる。 ×:塗膜全面にクラックが発生した。
硬化後の膜厚が50μmになるようにブリキ基板上に塗
装し、120℃の乾燥機で20分間乾燥した後、150
℃と170℃でそれぞれ1時間硬化させて、2種の硬化
塗膜を作成し、室温まで冷却した後、硬化塗膜を塗装板
から切り出し、Tg測定用試料とした。 <Tg測定方法>前記Tg測定用試料を用い、下記の条件
で動的粘弾性を測定し、得られたスペクトルのTanδ
の最大の温度をTgとした。 測定機器:レオメトッリク社製RSA−II 治具:引っ張り チャック間:20mm 測定温度:25〜300℃ 測定周波数:1Hz 昇温速度:3℃/min
硬化後の膜厚が50μmになるように、ブリキ基板上に
塗装した。次いでこの塗装板を120℃の乾燥機で20
分間乾燥した後、150℃と170℃で1時間硬化させ
た2水準の硬化塗膜を作成した。室温まで冷却した後、
硬化膜を所定の大きさに切り出し、基板から単離して測
定用試料とした。 <引っ張り試験測定方法>前記Tg測定用試料と同様にし
て170℃で1時間硬化させた測定サンプルを5枚作成
し、下記の条件で引っ張り試験を行い、破断強度と破断
伸度を求めた。 測定機器:東洋ボールドウィン社製テンシロン サンプル形状:10mm×70mm チャック間:20mm 引っ張り速度:10mm/min 測定雰囲気:22℃、45%RH
CT) 熱硬化性ポリイミド樹脂組成物を、予めエッチングした
銅回路パ夕一ン形成したガラスエポキシ系プリント基板
上に硬化後の膜厚が50μmになるように塗装を行っ
た。次いでこの塗装板を120℃の乾燥機で20分間乾
燥した後、170℃で1時間硬化させてテストピースを
作成し、プレッシャークッカー試験機(株式会社平山製
作所製PC−304RIII)で121℃、100%RH
(飽和蒸気圧下)で50時間処理した後、室温状態にも
どし、外観の変化を目視にて下記評価基準で評価した。
また、前記テストピース上の塗膜に1mm間隔で碁盤目
状のクロスカットを入れ、その上にセロハンテープを貼
り付けてピーリング試験を行い、塗膜の剥離数を数え
て、下記基準で塗膜の付着性を評価した。 外観評価基準 ◎:試験前後で変化、異常が見られない。 ○:試験後、塗膜面積の5%未満の範囲でブリスター、
白化、溶解等の塗膜異常が確認できる。 △:試験後、塗膜面積の5%以上30%未満の範囲でブ
リスター、白化、溶解等の塗膜異常が確認できる。 ×:試験後、塗膜面積の30%以上の範囲でブリスタ
ー、白化、溶解等の塗膜異常が確認できる。 付着性評価基準 ◎:碁盤目状塗膜の剥離なし。 ○:碁盤目状塗膜100個に対して剥離した塗膜数が2
0個未満。 △:碁盤目状塗膜100個に対して剥離した塗膜数が2
0個以上70個未満。 ×:碁盤目状塗膜100個に対して剥離した塗膜数が7
0個以上。 (6)ハンダ耐熱性試験 前記プレッシャークッカー耐性試験と同様に作成し、2
5×25mmの大きさに切断したテストピースを、塗膜
面を下にして260℃の半田浴に10秒間浮かせるのを
1サイクルとして、3サイクル行い、塗膜の膨れ等の欠
陥と密着性を下記の評価基準で評価した。 評価基準 評価基準 ◎:試験前後で全く変化が見られない。 ○:試験後、塗膜面積の5%未満の範囲で欠陥や剥離等
が見られる。 △:試験後、塗膜面積の5%以上30%未満の範囲で欠
陥や剥離等が見られる。 ×:試験後、塗膜面積の30%以上の範囲で欠陥や剥離
等が見られる。
μmになるようにブリキ基板上に塗装し、120℃の乾
燥機で20分間乾燥した後、150℃で1時間硬化させ
冷却した後、剥離した硬化塗膜を切り出した測定用試料
を、アジレントテクノロジー社製4291Bを用いて、
周波数は1GHzの条件で誘電率(ε)と誘電損失(T
anδ)を測定した。
に、実施例の熱硬化性ポリイミド樹脂組成物からなる硬
化塗膜は、非常に高いTgを示しており、高温において
も耐熱性を発揮できうる材料と言える。さらに、こうし
た高Tgを有しながら、誘電率と誘電正接が低く誘電特
性が良好で、機械物性的にも伸度が大きいという特徴を
有している。また、PCT耐性や半田耐熱試験において
も非常に高い耐性を有している。
樹脂組成物からなる硬化塗膜は、実施例の硬化塗膜に比
較して低いTgであり、破断伸度、PCT耐性、半田耐
熱性、誘電率、誘電正接においても悪い結果であった。
また、比較試験例2の熱硬化性ポリイミド樹脂組成物か
らなる硬化塗膜は、非常に高いTgを示しているが、実
施例の硬化塗膜に比較してPCT耐性(付着性)、誘電
率、誘電正接において悪い結果であった。
は、耐熱性に優れ、誘電率と誘電正接が低く、しかも、
引張強度、引張伸度等の機械物性の良好な硬化物が得ら
れる。また、本発明の製造方法によれば、本発明の硬化
性ポリイミド樹脂組成物に用いるポリイミド樹脂が容易
に製造できる。
3)
リイミド樹脂の製造方法およびポリイミド樹脂
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。)
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。)
えば、下記一般式(1)で示される構造単位と下記一般
式(2)で示される構造単位を有し、かつ、下記一般式
(3)、(4)および(5)で示される末端構造のいず
れか1種以上を有するポリイミド樹脂(X2)が挙げら
れ、なかでも、酸価が20〜250で、線状炭化水素構
造部分の数平均分子量が700〜4,500で、線状炭
化水素構造部分の含有率が20〜40重量%で、イソシ
アヌレート環の濃度が0.3〜1.2mmol/gで、
数平均分子量が2,000〜30,000で、しかも、
重量平均分子量が3,000〜100,000のポリイ
ミド樹脂がより好ましい。なお、前記一般式(2)にお
いて、R2は数平均分子量800〜4,200の線状炭
化水素構造であることが好ましい。
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。)
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。)
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。)
えば、下記一般式(1)で示される構造単位と下記一般
式(2)で示される構造単位を有し、かつ、下記一般式
(3)、(4)および(5)で示される末端構造のいず
れか1種以上を有するポリイミド樹脂(X2)が挙げら
れ、なかでも、酸価が20〜250で、線状炭化水素構
造部分の含有率が20〜40重量%で、イソシアヌレー
ト環の濃度が0.3〜1.2mmol/gで、数平均分
子量が2,000〜30,000で、しかも、重量平均
分子量が3,000〜100,000のポリイミド樹脂
がより好ましい。なお、前記一般式(2)において、R
2は数平均分子量800〜4,200の線状炭化水素構
造であることが好ましい。
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。)
Claims (17)
- 【請求項1】 カルボキシル基と数平均分子量300〜
6,000の線状炭化水素構造とを有するポリイミド樹
脂(X)と、エポキシ樹脂(Y)とを含有することを特
徴とする熱硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリイミド樹脂(X)がカルボキシル基
と数平均分子量700〜4,500の線状炭化水素構造
とウレタン結合とイミド環とイソシアヌレート環と環式
脂肪族構造とを有するポリイミド樹脂である請求項1に
記載の熱硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項3】 ポリイミド樹脂(X)が、下記一般式
(1)で示される構造単位と下記一般式(2)で示され
る構造単位を有し、かつ、下記一般式(3)、(4)お
よび(5)で示される末端構造のいずれか1種以上を有
するポリイミド樹脂である請求項2に記載の熱硬化性ポ
リイミド樹脂組成物。 【化1】 (ただし、式中のR1は炭素数原子6〜13の環式脂肪
族構造を有する有機基を示し、R2は数平均分子量70
0〜4,500の線状炭化水素構造を示す。) 【化2】 - 【請求項4】 ポリイミド樹脂(X)が、酸価が20〜
250で、線状炭化水素構造部分の数平均分子量が70
0〜4,500で、線状炭化水素構造部分の含有率が2
0〜40重量%で、イソシアヌレート環の濃度が0.3
〜1.2mmol/gで、数平均分子量が2,000〜
30,000で、しかも、重量平均分子量が3,000
〜100,000のポリイミド樹脂である請求項3に記
載の熱硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項5】 ポリイミド樹脂(X)が、ポリイソシア
ネート化合物(a1)と線状炭化水素構造を有するポリ
オール化合物であって、線状炭化水素構造部分の数平均
分子量が300〜6,000のポリオール化合物(a
2)とを反応させて得られる末端にイソシアネート基を
有するプレポリマー(A)と、3個以上のカルボキシル
基を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)を有機溶剤
中で反応させて得られるポリイミド樹脂である請求項1
に記載の熱硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項6】 ポリイミド樹脂(X)が、ポリイソシア
ネート化合物(a1)として環式脂肪族ジイソシアネー
トから誘導されるイソシアヌレート環を有するポリイソ
シアネートを用い、かつ、前記ポリオール化合物(a
2)として線状炭化水素構造部分の数平均分子量が70
0〜4,500で水酸基を平均1.5〜3個有するポリ
オールを、ポリイソシアネート化合物(a1)とポリオ
ール化合物(a2)と3個以上のカルボキシル基を有す
るポリカルボン酸の酸無水物(B)の合計100重量部
に対して20〜40重量部用いて得られたポリイミド樹
脂である請求項5に記載の熱硬化性ポリイミド樹脂組成
物。 - 【請求項7】 ポリイミド樹脂(X)が酸価20〜25
0のポリイミド樹脂であって、かつ、ポリイミド樹脂
(X)とエポキシ樹脂(Y)との重量比(X)/(Y)
が1〜10である請求項1〜6のいずれか1項に記載の
熱硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項8】 更に、フェノール性水酸基を2個以上有
する化合物(Z)を含有する請求項1〜6のいずれか1
項に記載の熱硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項9】 ポリイミド樹脂(X)とエポキシ樹脂
(Y)とフェノール性水酸基を2個以上有する化合物
(Z)の合計100重量%に対して、ポリイミド樹脂
(X)が40〜85重量%、エポキシ樹脂(Y)が10
〜40重量%、フェノール性水酸基を2個以上有する化
合物(Z)が5〜20重量%である請求項8に記載の熱
硬化性ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項10】 ポリイソシアネート化合物(a1)と
線状炭化水素構造を有するポリオール化合物であって、
線状炭化水素構造部分の数平均分子量が300〜6,0
00のポリオール化合物(a2)とを反応させて得られ
る末端にイソシアネート基を有するプレポリマー(A)
と、3個以上のカルボキシル基を有するポリカルボン酸
の酸無水物(B)を有機溶剤中で反応させることを特徴
とするポリイミド樹脂の製造方法。 - 【請求項11】 ポリオール化合物(a2)が線状炭化
水素構造部分の数平均分子量が700〜4,500で水
酸基を平均1.5〜3個有するポリオールである請求項
10に記載のポリイミド樹脂の製造方法。 - 【請求項12】 ポリオール化合物(a2)が線状炭化
水素構造部分の数平均分子量が700〜4,500で水
酸基を平均1.5〜3個有するポリブタジエンポリオー
ルおよび/または水素添加ポリブタジエンポリオールで
ある請求項10に記載のポリイミド樹脂の製造方法。 - 【請求項13】 ポリイソシアネート化合物(a1)と
ポリオール化合物(a2)と3個以上のカルボキシル基
を有するポリカルボン酸の酸無水物(B)の合計100
重量部に対して、ポリオール化合物(a2)を20〜4
0重量部用いる請求項11に記載のポリイミド樹脂の製
造方法。 - 【請求項14】 ポリイソシアネート化合物(a1)が
脂肪族ジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレー
ト環を有するポリイソシアネートである請求項10〜1
3のいずれか1項に記載のポリイミド樹脂の製造方法。 - 【請求項15】 ポリイソシアネート化合物(a1)
が、環式脂肪族ジイソシアネートから誘導されるイソシ
アヌレート環を有するポリイソシアネートであって、か
つ、イソシアネート基の含有率が10〜30重量%のポ
リイソシアネートである請求項10〜13のいずれか1
項に記載のポリイミド樹脂の製造方法。 - 【請求項16】 有機溶剤が非プロトン性極性有機溶剤
である請求項10〜13のいずれか1項に記載のポリイ
ミド樹脂の製造方法。 - 【請求項17】 非プロトン性極性有機溶剤がエーテル
系溶剤である請求項16に記載のポリイミド樹脂の製造
方法。
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