JP2003292911A - 着色粘着テープ - Google Patents
着色粘着テープInfo
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Abstract
離する際に、粘着剤が被着体に残留しない着色粘着テー
プを提供する。 【解決手段】 特定の水酸基価を有する樹脂成分を有す
るインキをコートしたフィルムに、イソシアネート系架
橋剤又はエポキシ系架橋剤を含有し、特定のゲル分率を
有する粘着剤を組み合わせる。また、粘着剤層とフィル
ムとの間にインキ層を有する粘着テープにおいて、前記
粘着剤がイソシアネート系架橋剤またはエポキシ系架橋
剤の少なくとも一方を含有し、ゲル分率が30〜80%であ
る粘着剤であり、且つ前記インキの樹脂成分が1〜10の
水酸基価を有する着色粘着テープを提供する。
Description
ープに関する。詳しくは、耐スクラッチ性に優れ、一度
貼付した金属やプラスチック等の被着面から剥離する際
の剥離性に優れた着色された粘着テープに関する。
テープという。)は、装飾、表示、隠蔽、遮光等の目的
で、各種産業分野にて利用されている。特にディスプレ
イ用電子機器において、黒く着色された粘着テープが、
隠蔽、遮光の点から好まれて使用されている。
ープとして、フィルムと粘着剤層の間にインキ層を設け
た着色粘着テープが使用されている。
のケーシング後エージングを行い、その後出荷検査を行
い、検査の結果不良品となった液晶表示素子は、テープ
を剥がしリワークされ、再使用される。
と粘着剤の密着性が悪く、剥離する際にインキ層と粘着
剤との間で界面破壊し、被着体に粘着剤残りが発生して
いた。
ところは、耐スクラッチ性に優れ、且つ被着体から再剥
離する際に、粘着剤が被着体に残留しない着色粘着テー
プを提供するものである。
た結果、特定の水酸基価を有する樹脂成分を有するイン
キをコートしたフィルムに、イソシアネート系架橋剤ま
たはエポキシ系架橋剤を含有し、特定のゲル分率を有す
る粘着剤を組み合わせることにより、本発明の課題が解
決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
する粘着テープにおいて、前記粘着剤がイソシアネート
系架橋剤またはエポキシ系架橋剤の少なくとも一方を含
有し、ゲル分率が30〜80%である粘着剤であり、且つ前
記インキの樹脂成分が1〜10の水酸基価を有する着色粘
着テープを提供する。
を、その構成要素に基づいて、更に詳しく説明する。
粘着テープの構成は、図1、図2、図3のようにフィルム
と粘着剤層の間にインキ層を有する粘着テープの形態で
ある。図1は片面粘着テープの形態であり、図2、図3は
両面粘着テープの形態である。両面粘着テープの形態を
とる場合は、インキ層が片面のみの図2の形態、インキ
層が両面に存在する図3の形態をとる。
がフィルムと粘着剤層の間に存在するため、耐スクラッ
チに優れる。
色粘着テープに使用するインキ層の樹脂成分の水酸基価
が1未満の場合は、インキと粘着剤の充分な密着性が得
られない。水酸基価が10を超える場合は、インキの架橋
密度の調整が困難になる。好ましくは、水酸基価は1〜5
である。
プに使用するインキは、フィルムとインキ層の密着性を
向上させるために、イソシアネート系架橋剤を含有する
ことが好ましい。その中でも、ヘキサメチレンジイソシ
アネートのアダクト体が、フィルム−インキ層、及びイ
ンキ層−粘着剤層の密着性を両立し易く、好ましい。
着色粘着テープのインキ層のインキ親和性パラメーター
γは、50以下が好ましい。より好ましくは、10以下であ
る。50を超える場合は、インキ層が硬くなり過ぎ、イン
キ層に粘着剤が進入しにくく、インキと粘着剤の密着が
充分得られない。
をしみこませた綿棒で、PETに設けた1μmのインキコー
ト層をラビングし、インキがかすれ始める回数を測定し
た。γの値が小さい程インキとの親和性が高いと評価す
ることができる。
の組成としては、特に限定はないが、水酸基又はカルボ
キシル基を有する塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ア
クリル樹脂、ポリウレタン、ニトロセルロースが好まし
い。これらの樹脂は単独で使用しても良く、また併用し
ても良い。
を共重合した塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体と、ウレ
タン樹脂との混合物をあげることができる。
する場合には、ビニルアルコールを共重合した水酸基価
が2以上の塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体と、アミン
価が0.2以上の軟質ポリウレタンを混合したものがさら
に好ましい。アミン価が0.2未満の場合は、インキのフ
ィルムへの濡れ性が低下する。
ものではないが、公知慣用の顔料・染料を用いることが
できる。その中でも、黒の場合はカーボンブラック、白
の場合は酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、
黄色の場合は黄色酸化鉄、赤の場合はべんがら、青の場
合は群青、紺青、銀の場合はアルミニウム粉、パールの
場合は雲母チタン粉が、耐候性・耐熱性・インキ樹脂に
対する分散性から好ましい。
クが好ましい。カーボンブラックの添加量としては、イ
ンキドライ成分に対して10〜70%が好ましい。より好ま
しくは、40〜50%である。10%未満では、充分な遮光性が
得られず、70%を超える場合は、カーボンの分散性が低
下する。
合、インキ層の厚みとしては、2〜4μmが好ましい。2μ
m未満では、充分な遮光性を得にくい。4μmを超える場
合は、テープ打ち抜き加工時の加工性が低下する。
長200〜1100nmにわたるの光線の透過率が0.1%以下であ
れば、高度な遮光性があると評価できるため好ましい。
公知慣用の方式で印刷できる。例えば、凸版印刷、フレ
キソ印刷、ドライオフセット印刷、グラビア印刷、グラ
ビアオフセット印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷
等が採用できる。その中でも、遮光用途では、グラビア
印刷方式で、2〜4回重ねてコーティングするのが、ピン
ホールが少なく、好ましい。
用されるフィルムは、特に限定されるものではないが、
公知慣用のフィルムを用いることができる。例えば、セ
ロファン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、
ポリスチレン、ポリイミド、塩ビ、ポリエステル等が挙
げられる。その中でも、強度や絶縁性に優れるポリエス
テルが好ましい。フィルムの厚みとしては、6〜100μm
が好ましい。6μm未満の場合は、剥離時にフィルムのキ
レが発生しやすく、100μmを超える場合は、局面貼付時
にハガレが発生し易い。さらに好ましくは、12〜50μm
である。また、これらの樹脂に顔料を練り込んでも良
い。
性向上のために種々の易接着処理を施すことが好まし
い。易接着処理としては、コロナ処理やプラズマ処理が
インキの種類を選ばないため、好ましい。処理のレベル
としては、フィルム表面の濡れ性が42dyn/cm以上になる
ように処理することが好ましい。より好ましくは、48dy
n/cm以上、さらに好ましくは、54dyn/cm以上である。
ープに使用される粘着剤は、イソシアネート系架橋剤又
はエポキシ系架橋剤の少なくとも一方を含有する。イソ
シアネート系架橋剤又はエポキシ系架橋剤は、粘着剤中
の水酸基又はカルボキシル基と反応し、粘着剤の凝集力
を向上させる。さらにインキ樹脂成分の水酸基、カルボ
キシル基と反応し、インキと粘着剤の密着性を向上させ
る。
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
及びそのアダクト体が挙げられる。その中でも、トリレ
ンジイソシアネートのアダクト体が、特にインキと粘着
剤の密着性に優れる。
ニリン、グリセリンジグリシジルエーテル等のエポキシ
化合物等が用いられる。これらの架橋剤は、単独で用い
てもよく2種以上を併用してもよい。
ル分率は、30〜80%である。さらに好ましくは、35〜70%
である。ゲル分率が30%未満の場合は、粘着剤の凝集力
が不足し、剥離する際に粘着剤層間で破壊し、糊残りす
る。ゲル分率が80%を超える場合は、接着性が低下す
る。
特に限定するものではないが、耐候性に優れることか
ら、アクリル系粘着剤が好ましい。
(メタ)アルキルアクリレートで、これに水酸基又はカル
ボキシル基を含有するモノマー共重合し、これを溶液重
合、乳化重合、塊状重合等の公知のラジカル重合法によ
り重合することで得られる。
シエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、4-ヒドロキシブチルアクリレート等が挙げられ
る。カルボキシル基含有モノマーとしては、アクリル
酸、イタコン酸、カルボキシプロピルアクリレートが挙
げられる。
を添加することができる。例えば、可塑剤、軟化剤、充
填剤、顔料、難燃剤等が添加できる。
発明はこれに限定されるものではない。尚、以下に表示
する「部」は、「質量部」である。
製スミインキ「パナシアCVL-SPR805スミ」100部、大日本
インキ化学工業社製「CVLハードナーNo.10」を4部、大日
本インキ化学工業社製「ダイレジューサーV No.20」を35
部添加してインキAを調整した。同様にして表1の配合に
従い、インキB〜Dを調製した。
社製ポリエステルフィルム「エンブレットS-25」を濡れ張
力が、50dyn/cmとなるようにコロナ処理し、コロナ処理
面にインキAを乾燥厚みが2μmになるよう2回グラビアコ
ートした。さらに40℃で2日間養生し、インキコートフ
ィルム(a)を得た。
同様にしてインキコートフィルム(b)〜(d)を調製した。
攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn-ブチル
アクリレート92.8部、酢酸ビニル5部、アクリル酸2部、
β-ヒドロキシーエチルアクリレート0.2部と、重合開始
剤として2,2'-アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢
酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間重合
して重量平均分子量60万のアクリル系共重合体1を得
た。
アクリル系共重合体1に荒川化学社製「スーパーエステル
A100」を15部、「ペンセルD135」を5部添加し、トルエンで
希釈し、固形分45%のアクリル系粘着剤組成物1を得た。
攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn-ブチル
アクリレート92部、アクリル酸8部と、重合開始剤とし
て2,2'-アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチ
ル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間重合して重
量平均分子量60万のアクリル系共重合体2を得た。
アクリル系共重合体1をトルエンで希釈し、固形分40%の
アクリル系粘着剤組成物2を得た。
ポリウレタン工業社製「コロネートL-45」(イソシアネー
ト系架橋剤)を1.5部配合し、充分に撹拌した後、離型処
理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後
の厚さが25μmとなるよう塗工して、100℃で2分間乾燥
して粘着剤層1を得た。これをインキコートフィルム(a)
のインキコート面に転写し、80℃の熱ロールで4kgf/cm
の圧力でラミネートし、さらに、40℃で2日間養生し
て、片面粘着テープを得た。
代わりにインキコートフィルム(b)を用いた以外は、実
施例1と同様にして片面粘着テープを得た。
代わりにインキコートフィルム(c)を用いた以外は、実
施例1と同様にして片面粘着テープを得た。
綜研化学社製「E05X」(エポキシ系架橋剤)を2.5部配合
し、充分に撹拌した後、離型処理した厚さ75μmのポリ
エステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmとなるよ
う塗工して、100℃で2分間乾燥して粘着剤層2を得た。
これをインキコートフィルム(a)のインキコート面に転
写し、80℃の熱ロールで4kgf/cmの圧力でラミネート
し、さらに、40℃で2日間養生して、片面粘着テープを
得た。
代わりにインキコートフィルム(d)を用いた以外は、実
施例1と同様にして片面粘着テープを得た。
日本ポリウレタン工業社製「コロネートL-45」(イソシア
ネート系架橋剤)を0.5部配合し、充分に撹拌した後、離
型処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾
燥後の厚さが25μmとなるよう塗工して、100℃で2分間
乾燥して粘着剤層3を得た。これをインキコートフィル
ム(a)のインキコート面に転写し、80℃の熱ロールで4kg
f/cmの圧力でラミネートし、さらに、40℃で2日間養生
して、片面粘着テープを得た。
について、以下に示す方法により、接着力、再剥離性、
定荷重剥離性、遮光性を評価した。評価結果は、表2、3
に記載した。
ープを、23℃,50%RHの下2kgローラーで1往復加圧貼付し
1時間放置後、23℃,50%Rで300mm/minの速度で引っ張っ
て、180°ピール接着力を測定した。
テープを、23℃,50%RHの下2kgローラーで1往復加圧貼付
し1時間放置後、さらに80℃で12時間放置した。これを2
3℃,50%RHで1時間放置後、引っ張り速度1、5、10m/min
で180°方向に剥離し、再剥離性(粘着剤がステンレス板
に残るか否か)を観察した。評価基準を以下のとおり。 ◎:1、5、10m/minで再剥離可能。 ○:1、5m/minで再剥離可能。 △:1m/minで再剥離可能。 ×:全ての速度で粘着剤残り。
0mm長さの粘着テープをステンレス板に貼付し、2kgロー
ラーで1往復加圧し、40℃で1時間放置する。次に23℃で
15分放置し、剥離フィルムの一端に100gの荷重をかけ
て、90°方向に剥離させる。3時間後の剥離距離を測定
した。評価基準は以下のとおり。 ○:5mm未満 △:5mm以上10mm未満 ×:10mm以上
の粘着テープの透過率を、日本分光工業社製分光光度計
「V520-SR」で測定した。透過率が最も高い波長の透過率
を表2、3に示した。透過率の0.1%以下であれば、高度な
遮光性があると評価した。
エン中に浸漬し、24時間放置後に残った不溶分の乾燥後
の重量を測定し、元の重量に対する百分率で表した。
ラメーターγは、トルエンをしみこませた綿棒で、PET
に設けた1μmのインキコート層をラビングし、インキが
かすれ始める回数を測定した。
施例の着色粘着テープは、1以上の水酸基価を有する樹
脂を用いたインキを使用したフィルムと、30〜80%のゲ
ル分率及びイソシアネート系の架橋剤を含有する粘着剤
を組み合わせているため、いずれも高い接着性、再剥離
性、定荷重剥離性、遮光性を示している。その中でも、
実施例1、2、4は、ヘキサメチレンジイソイシアネート
アダクト体を架橋剤として使用し、50以下のインキ親和
性パラメーターγを有するインキを使用しているため、
特に優れた再剥離性を示している。
に、比較例1の着色粘着テープは、接着性、定荷重剥離
性、遮光性には優れるものの、インキ層と粘着剤層の密
着性が悪く、再剥離性に劣る。また比較例2の着色粘着
テープは、接着性、遮光性に優れるものの、粘着剤層の
凝集力が低く、再剥離性、定荷重剥離性に劣る。
着体から再剥離する際に粘着剤の被着体への残留が起こ
らない着色テープを提供する。
表した模式図
態を表した模式図
Claims (11)
- 【請求項1】 粘着剤層とフィルムとの間にインキ層を
有する粘着テープにおいて、前記粘着剤がイソシアネー
ト系架橋剤又はエポキシ系架橋剤の少なくとも一方を含
有し、ゲル分率が30〜80%である粘着剤であり、且つ前
記インキの樹脂成分が1〜10の水酸基価を有することを
特徴とする着色粘着テープ。 - 【請求項2】 前記インキの樹脂成分が、ビニルアルコ
ールを共重合した塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体と、
ウレタン樹脂との混合物である請求項1記載の着色粘着
テープ。 - 【請求項3】 前記インキがイソシアネート系架橋剤を
含有する請求項1又は2記載の着色粘着テープ。 - 【請求項4】 インキ親和性パラメーターγが、50以下
である請求項1〜3のいずれかに記載の着色粘着テープ。 - 【請求項5】 請求項3記載のイソシアネート系架橋剤
が、ヘキサメチレンジイソシアネート系架橋剤である請
求項3記載の着色粘着テープ。 - 【請求項6】 前記フィルムの厚みが6〜100μmのポリ
エチレンテレフタレートである請求項1〜5のいずれかに
記載の着色粘着テープ。 - 【請求項7】 前記インキ層をコートするフィルム面
が、コロナ処理及びプラズマ処理から選ばれる易接着処
理を施されている請求項1〜6のいずれかに記載の着色粘
着テープ。 - 【請求項8】 前記インキの色料がカーボンブラックで
ある請求項1〜7記載の着色粘着テープ。 - 【請求項9】 前記インキ層の厚みが2〜4μmであり、
波長200〜1100nmにわたるの光線の粘着テープの透過率
が0.1%以下である請求項1〜8のいずれかに記載の着色粘
着テープ。 - 【請求項10】 インキ層が2〜4回重ねてコーティング
されている請求項1〜9のいずれかに記載の着色粘着テー
プ。 - 【請求項11】 フィルムの両面に粘着剤層が存在する
請求項1〜10のいずれかに記載の着色粘着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094769A JP4247655B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 着色粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094769A JP4247655B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 着色粘着テープ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003292911A true JP2003292911A (ja) | 2003-10-15 |
| JP4247655B2 JP4247655B2 (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=29238597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002094769A Expired - Lifetime JP4247655B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 着色粘着テープ |
Country Status (1)
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