JP2003293320A - 複合トラス橋における斜材の架設装置および架設方法 - Google Patents
複合トラス橋における斜材の架設装置および架設方法Info
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Abstract
橋における斜材の架設装置を提供すると共に、その施工
装置を使用して、斜材を容易に精度良く安価に架設する
ことができる複合トラス橋における斜材の架設方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 既設下床版1の上面に、先端部が新設側
に突出する下部受け梁2の基端部を固定し、既設上床版
3の下面に、先端部が新設側に突出する上部受け梁4の
基端部を固定し、前記各上下の受け梁2,4に斜材11
を保持する治具6を設けたことを特徴とする複合トラス
橋における斜材の架設装置。また、斜材11を保持する
前記治具6には、斜材11の保持位置を調整するための
保持位置調整装置7を備えている。
Description
その他の複合トラス橋等の橋梁を構築する場合の斜材の
架設装置および架設方法に関する。
設けると共に、その斜材に下床版並びに上床版を結合し
て、複合トラス橋を張り出すように築造する場合におい
て、複合トラス橋の斜材の取付方法(現場打ちコンクリ
ートの場合の斜材は除く)については、図13および
図14に示すように柱頭部上あるいは既設上床版3上に
架設されたワーゲン(移動作業用台車)10により斜材
11の上下両端部を吊下げ保持する形式をとっていた
が、この方法では、施工誤差が生じやすいという問題が
あると共に、ワーゲン10により、斜材11の両端部を
支持する形態であるので、斜材11の全荷重を支持する
ようになり、ワーゲン10が大型になるという問題があ
る。
場合、斜材同士をトラスで構成した梁を用いて固定して
いたが、この方法では、架設材が大きくなり、施工誤差
が生じやすいという問題がある。
工誤差が生じやすく、また、ワーゲンが大型になり、さ
らに、の場合は、架設材も大掛かりとなり、いずれの
場合も施工コストが高くなっていた。
らの欠点を解消すべく、研究した結果、既設の上下の一
方または両方のコンクリート床版に梁をはわせ、その梁
から斜材の上下方向の少なくとも一端側を治具により固
定すれば、斜材の架設施工誤差は生じにくく、また、梁
が軽量になること、および必要に応じ、前記梁が床版の
型枠受け梁と共用することも可能となり、工費も安価に
なること。そして、コンクリート製のトラス材だけでな
く、鋼製のトラス材あるいはその他の斜材でも可能であ
ること。また、従来の施工方法では、格点部付近で施工
目地を作っていたが、下床版施工区間をさらに伸ばすこ
とによって、前記の梁をより簡単なものにすることも可
能となる等の知見を得て本発明を完成させた。
向上する比較的簡単な複合トラス橋における斜材の架設
装置を提供すると共に、その施工装置を使用して、斜材
を容易に精度良く安価に架設することができる複合トラ
ス橋における斜材の架設方法を提供することを目的とす
る。
に、請求項1に記載の複合トラス橋における斜材の架設
装置においては、既設下床版の上面または既設上床版の
下面の何れか一方の床版に、先端部が新設側に突出する
ように配置された受け梁の基端部を固定し、前記受け梁
に斜材を保持する治具を設け、前記治具により斜材の一
端側を保持すると共に、斜材の他端側をワーゲンにより
吊り下げ支持するようにしたことを特徴とする。
ける斜材の架設装置においては、既設下床版1の上面
に、先端部が新設側に突出するように配置された下部受
け梁2の基端部を固定し、既設上床版3の下面に、先端
部が新設側に突出するように配置された上部受け梁4の
基端部を固定し、前記各上下の受け梁2,4に斜材11
を保持する治具6を設けたことを特徴とする。
1に記載の発明において、斜材11を保持する前記治具
6には、斜材11の保持位置を調整するための保持位置
調整装置7を備えていることを特徴とする。
請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、既設の
床版が、次に構築される新設の格点部付近まで突出する
ように施工されて、前記既設の床版に基端部が固定され
る前記受け梁の張り出し距離が短くされていることを特
徴とする。
における斜材の架設方法においては、既設下床版の上面
または既設上床版の下面の何れか一方の床版に、先端部
が新設側に突出するように配置された受け梁の基端部を
固定し、前記受け梁に斜材を保持する治具を設け、前記
治具により斜材の一端側を保持すると共に、斜材の他端
側をワーゲンにより吊り下げ支持して、斜材を所定の位
置に保持した後、新設の下床版または新設の上床版を前
記斜材と結合するように設けることを特徴とする。
ける斜材の架設方法においては、既設下床版1の上面の
両側に、先端部が新設側に突出するように配置された各
下部受け梁2の基端部を固定すると共に、既設上床版3
の下面の両側に、先端部が新設側に突出するように配置
された各上部受け梁4の基端部を固定し、前記各側部の
上下の受け梁2,4に、斜材11を保持する治具6をそ
れぞれ設け、各側部の上下の治具6に斜材11を保持さ
せた後、新設の下床版または新設の上床版を前記斜材1
1と結合するように設けることを特徴とする。
ける斜材の架設装置および架設方法の第1実施形態につ
いて、図1〜図7参照して説明する。
ける斜材の架設装置の第1実施形態を示すものであっ
て、先ず、図1の状態は、図示省略の柱頭部から順次築
造されてきた既設の張り出し複合トラス橋9からなる橋
体上を移動可能なワーゲン(作業移動台車)10によっ
て、新設の下床版1aを築造する直前の状態を示す側面
図である。この実施形態では、既設の張り出し複合トラ
ス橋9は、鉄筋コンクリート製下床版1とプレストレス
トコンクリート製上床版3とこれらに結合される斜材1
1とにより、順次張り出すように築造された部分であ
る。
施工手順は、以下の(1)〜(2)通りである。 (1)図示省略の柱頭部上部に、トラスを組み、起点と
なる下床版と上床版とを築造すべく、それぞれコンクリ
ートを打設して起点となる下床版および上床版を築造
し、前記下床版を既設下床版1とし、また前記上床版を
既設上床版3とする。 (2)ワーゲンを架設する。 (3)柱頭部上部の施工が完了した段階で、既設下床版
1上に斜材11を受けるための下部受け梁2を所定の位
置にセットし、既設下床版1にPC鋼棒からなるアンカ
ーボルト12で1箇所以上固定する。また、既設上床版
3の下面に、斜材11を受けるための上部受け梁4を保
持する形式で、前記と同様にPC鋼棒からなるアンカー
ボルト14を使って既設上床版3に固定する。以下、順
次、斜材11を保持して新設の下床版1aおよび上床版
3aを築造する工程を繰り返すことになるが、図1(図
2も同様)は、この繰り返す工程において、斜材11の
下部に新設の下床版1aを築造して結合するための説明
図である。
略した)から張り出すように築造された既設の複合トラ
ス橋Aにおける既設の鉄筋コンクリート製下床版1の上
面には、図3および図5(a)に示すように、橋軸直角
方向(前後方向)の両側に、左右方向(橋軸方向)に間
隔をおいて複数の鋼製スライド支持板8が載置されて、
必要に応じ固定され、その鋼製スライド支持板8を介し
て、各下部受け梁2の基端部が鉄筋コンクリート製下床
版1に、一つまたは左右方向に間隔をおいて複数のアン
カーボルト12により固定されている。前後方向に平行
に間隔をおいて対向する各下部受け梁2の内側の溝形鋼
17は、左右方向に間隔をおいて、前後方向に延長する
ように配置された繋ぎ梁2aの端部が溶接等により結合
されて一体化されている。また、外側の溝形鋼17は、
内側の溝形鋼17に溶接等により固定された鋼製連結板
2bにより一体化されている。
る下部の格点部Kを超える寸法以上に新設側に突出する
ように(片持ち式に)配置されている。なお、前記アン
カーボルト12の下端部は、下床版1に挿通されて下床
版1の下面に係合し、前記アンカーボルト12に挿通さ
れた支圧板およびナット12aが螺合されて、下床版1
に係合している(前記アンカーボルト12の上部の係合
は後記する)。また、下部受け梁2の先端部は、ワーゲ
ン10により一端部(上部)が吊り下げ支持された吊り
下げ支持金具36によりレベル調整自在に支持されてい
る。なお、ワーゲン10の後端部は、着脱自在なアンカ
ー部材46により既設の上床版3に反力をとると共にジ
ャッキ等の突っ張り支持材(図示を省略)により所定の
位置に支持されるように構成されている。
12に示すように、一対の溝形鋼17をウエブ部17a
が間隔をおいて平行に互いに背中合わせになるように配
置され、そのウエブ17a間にアンカーボルト12の中
間軸部が配置され、前記一対の溝形鋼17の上部フラン
ジ15に溝形断面の押え金具16が嵌合当接され、前記
押え金具16のボルト孔に挿通された前記アンカーボル
ト12の上部雄ねじ部12aに、ナット17bが螺合緊
締されて、押え金具16を介し下部受け梁2の基端部
は、既設下床版1に固定されている。なお、前記ウエブ
17a間の空間が、下部受け梁2をスライド移動する時
に、アンカーボルト12と干渉しないように構成されて
いる(後記の上部受け梁4とアンカーボルト14との関
係も同様である)。
のプレストレストコンクリート製上床版3の下面には、
図5(b)に示すように、橋軸直角方向(前後方向)の
両側に、左右方向に延長するように鋼製支持板13が配
置されて固定され、その鋼製支持板13を介して、各上
部受け梁4の基端部がプレストレストコンクリート製上
床版3に、一つまたは左右方向に間隔をおいて複数のア
ンカーボルト14により固定されている。前記上部受け
梁4の先端部は、次に構築する上部の格点部Kを超える
寸法以上に新設側に突出するように(片持ち式に)配置
されている。前記アンカーボルト14の上端部は、上床
版3の上面に係合し、前記アンカーボルト14に挿通さ
れた支圧板およびナット17bにより、上床版3に係止
している。また、図12(a)に示すように、前後方向
に平行に間隔をおいて対向する各上部受け梁4の内側の
溝形鋼17は、左右方向に間隔をおいて、前後方向に延
長するように配置された繋ぎ梁4aの端部が結合されて
一体化されている。また、外側の溝形鋼17は、内側の
溝形鋼17に溶接等により固定された鋼製連結板4bに
より一体化されている。
10により一端部が吊り下げ支持された吊り下げ支持金
具37によりレベル調整自在に支持されている。前記の
吊り下げ金具36,37の下端部は、図5(c)に示す
ように、吊り下げ金具36,37の螺杆36aおよび3
7aは前記ウエブ17a間に配置されると共に、前記各
溝形鋼17の下部に嵌合された断面溝形の押え部材16
に挿通されると共に、前記螺杆36a,37aに螺合さ
れたナット36c,37cにより、所定のレベルに支持
されている。
12に示すように、一対の溝形鋼17をウエブ部17a
が間隔をおいて平行に互いに背中合わせになるように配
置され、そのウエブ17a間に左右方向に間隔をおいて
複数のアンカーボルト14の中間軸部が配置され、前記
一対の溝形鋼17の下部に押え金具16が当接され、前
記アンカーボルト14の下部雄ねじ部14aに螺合され
たナット14bにより緊締されて、押え金具16を介し
て、上部受け梁4の基端部は上床版3に固定されてい
る。このように、ワーゲン10により下部受け梁2およ
び上部受け梁4の全体を支持することなく、既設床版
1,3に基端部を固定した状態で、これらの先端部のみ
を支持するので、ワーゲン10の負担が少なくなり、ワ
ーゲン10の小型化が図ることができる。
4の下部には、次に築造する格点部Kに近接した位置に
おいて、斜材11を位置調整して保持するための治具6
がボルト・ナットによりフランジ15に固定され、橋軸
方向に間隔をおいて配置されている。前記各治具6の取
付け位置は、トラスの格点部Kの位置が一定間隔である
ので、治具6の取付け位置は、橋軸方向の調整は不要で
ある。
11を所定の姿勢に保持した状態で支持するため、橋軸
方向の格点部Kから離れてこれに近接した位置において
保持すると、斜材11を安定した状態で支持させること
ができる。なお、斜材11の端部は新設の上床版3aあ
るいは下床版1aとの一体化を図るために、この部分を
外した位置で、治具6により保持される。
6について説明すると、前記各治具6は、鉛直な縦雌ね
じ孔18aを有する鋼製台座19と、鉛直方向位置調整
ジャッキ20を介して鉛直方向に上下移動可能に支持さ
れた鋼製保持部材21と、前記保持部材21に傾斜調整
装置22および横方向位置調整装置23を介して支持さ
れた鋼管製斜材11等のウエブ固定部24からなる保持
位置調整装置7を備えている。以下、各部分の構造につ
てい説明する。
は、その下面に開口する鉛直な縦雌ねじ孔18bが設け
られ、前記台座19の雌ねじ孔18aと保持部材21の
雌ねじ孔18bとは、ねじ方向の異なる雌ねじ孔18
a,18bとされ、これらに、両端部にねじ方向の異な
る螺杆18c,18dが螺合されると共に、その螺杆1
8c,18dの中央部に回動用ハンドル29を固着し
て、保持部材21の鉛直方向の位置調整が可能な鉛直方
向位置調整ジャッキ20が構成されている。また、前記
台座19には、下端部が前記台座19に固定された鉛直
なガイド杆40が固定され、前記ガイド杆40に摺動可
能に嵌挿された受け金具41が、前記保持部材21に溶
接等により固定されて、前記保持部材21が上下方向に
移動可能にかつ回転不能に構成されている。
部には、上下の各断面円弧状支承面26を有する溝27
が設けられ、前記溝27内には、橋軸直角方向の垂直面
内において、回動可能に雌ねじ部材28が支持され、前
記雌ねじ部材28には、前後方向に延長するように配置
された横ねじ杆25の基端部が螺合連結されている。前
記横ねじ杆25の中間部には回動用ハンドル30が固定
され、前記横ねじ杆25の先端部には、斜材固定用バン
ド金具31からなる斜材固定金具32の基端部が回動可
能に支持されている。したがって、前記回動用ハンドル
30を正回転または逆回転させることにより、前記ウエ
ブ固定金具32を前進移動または後退移動させることが
できる。
ンドル30との間には、前記保持部材21の前面側に係
合すると共に、前記横ねじ杆25に螺合されたナットか
らなる雌ねじ部材21aが設けられ、前記雌ねじ部材2
1を回動用ハンドル30に近づく方向に回動すると、前
記雌ねじ部材21aの下部が保持部材21に当接した状
態で、横ねじ杆25はその先端部に螺合されている前記
雌ねじ部材28を反時計方向に回動(図6参照)し、そ
の回動により反時計方向の下降回動して、斜材11のレ
ベル調整をすることができる。前記横ねじ杆25,雌ね
じ部材21a,上下の各断面円弧状支承面26を有する
溝27,雌ねじ部材28等により傾斜調整装置22が構
成され、前記横ねじ杆25,雌ねじ部材28,回動用ハ
ンドル30等により横方向調整装置23が構成されてい
る。
横ねじ杆25の中心軸線上にあり、横ねじ杆25の若干
の回動を許容するため、保持部材21の横ねじ杆25の
出口は若干大径の透孔に構成されている。なお、前記円
弧状支承面26は球状支承面とすると、左右方向にも動
いてしまうので好ましくない。
金具本体33における係止溝34には、前記横ねじ杆2
5の先端部が回動可能に嵌設され、前記金具本体33の
左右方向両側部には、それぞれ斜材把持用鋼製バンド3
5の基端部が縦軸により枢着され、前記各鋼製バンド3
5の先端部には、連結用フランジ42が設けられ、前記
連結用フランジ42相互はこれらの横透孔に渡って挿通
されたボルト43およびこれに螺合されたナットにより
緊締されて、斜材(鋼管)11の端部よりの中間部が把
持されるように構成されている。
位置において、治具6により保持された状態で、斜材1
1の端部が所定の格点部位置付近になるように構成され
ている。
受け梁2と上部受け梁4における左右方向に複数(図示
の場合は、前後両側とも同様で、上部側に2つまたは3
つ、下部側に2つまたは3つ)間隔をおいて設けられ、
例えば、図1に示すように、2つの斜材11がほぼV字
状に配置される場合には、上部側の治具6は、隣合う格
点部Kに近接した位置において広い間隔をおいて配置さ
れ、また、ほぼ斜材11の下部を保持する治具6は、一
つの格点部Kの左右両側に近接した位置においてほぼ対
称位置に配置される。
て、ワーゲン10における電動チェーンブロックにより
吊り降ろして、各治具6に取付ける。また、床版に一端
側のみを固定された斜材11の自由端側は治具6により
所定に位置に保持する。そして、図1に示すように、上
部受け梁4側の既設側に位置する治具6(6a)と、下
部受け梁2側の既設側に位置する治具6(6b)によ
り、既設側に位置する一方の斜材11(11a)が位置
調整された状態で保持されていると共に、上部受け梁4
側の新設側に位置する治具6(6c)と、下部受け梁2
側の新設側に位置する治具6(6d)により、新設側に
位置する他方の斜材11(11b)が位置調整された状
態で保持されている。
で、新設の下床版1aを築造するために、ワーゲン10
から吊り下げ支持された支持金具44により下部型枠4
3を所定の位置に吊り下げ支持して、配筋した後、前記
各斜材11の下端部を結合するように、コンクリートを
打設して新設の下床版1aを築造し、脱型される。ま
た、新設の下床版1aと下部受け梁2には、図示を省略
するが、既設側に設けたアンカーボルト12と保持部材
16と同様な保持装置を橋軸方向に間隔をおいて設け
て、緊締しない状態でおく。なお、前記斜材11(5)
の端部と床版との結合のため、斜材11の両端部には、
図示を省略するが、床版1,3に埋め込み固定するため
の連結鉄筋等を設けておく。
に、上部受け梁4と下部受け梁2の先端部付近に、それ
ぞれ治具6を固定すると共に、前記各治具6により新た
な斜材11を所定の位置に支持し、また上部型枠45を
所定の位置に吊り下げ支持した状態で、配筋した後、コ
ンクリートを打設して新設の上床版3aを築造し、型枠
45を脱型する。また、新設の上床版3aと上部受け梁
4には、図示を省略するが、既設側に設けたアンカーボ
ルト14と保持部材16と同様な保持装置を橋軸方向に
間隔をおいて設けて、緊締しない状態で仮保持する。
上床版3aを築造した後、上床版3a上にレールを敷設
し、前記吊り下げ支持金具36,37を開放した状態
で、ワーゲン10を新設側に前進移動し、ワーゲン10
の後部は、上床版3に着脱自在に係止されるアンカー部
材46により反力をとる。
止しているアンカーボルト12,14に係合しているナ
ットを緩め、また下部受け梁2と上部受け梁4に取付け
られている治具6における把持用バンド35を解放した
状態で、新設の上床版3aに保持されている上部受け梁
4を新設側に前進移動すると共に、前記アンカーボルト
14に係合しているナットを緊締して、上部受け梁4を
保持部材16を介して新設の上床版3aに固定する。ま
た同様に下部受け梁2を新設側に前進移動して、前記新
設側のアンカーボルト12に係合しているナットを緊締
して、下部受け梁2を新設の下床版1aに保持部材16
を介して新設の下床版1aに固定する。(図5a,b参
照)なお、スライド支持板8とスライド支持板13は、
新設の下床版1aおよび上床版3aに適宜取付ける。
を既設の上床版3(3a)上を搬送して、ワーゲン10
における電動チェーンブロックにより吊り降ろして、各
治具6に取付ける。また、床版に一端側のみを固定され
た斜材11の自由端側は治具6により所定の位置に保持
する。
複合トラス橋Aを築造していく。なお、新設の床版1a
または3aを築造した時点で、各床版1a,3aはその
内部または外部に配置のPCケーブルにより緊張定着さ
れる。
するが下記のようになる。 (1)柱頭部上部は、トラスを組み下床版上床版それぞ
れコンクリートを打設する。 (2)ワーゲンを架設する。 (3)柱頭部上部の施工が完了した段階で、既設下床版
1上に斜材11を受けるための下部受け梁2を所定の位
置にセットし、既設下床版1にPC鋼棒からなるアンカ
ーボルト12で1箇所以上固定する。また、既設上床版
3の下面に、斜材等の斜材11を受けるための上部受け
梁4を保持する形式で、前記と同様にPC鋼棒からなる
アンカーボルト14を使って既設上床版3に固定する。 (4)トラスの格点部Kの位置は橋軸方向に一定間隔で
決まっているので、その位置付近の各下部受け梁2およ
び上部受け梁4に斜材11を受けるための取付治具6を
取付けておく。格点部Kの間隔が決まっているので、治
具6の橋軸方向の調整は不要である。橋軸直角方向の水
平方向位置調整ジャッキなどの横方向位置調整装置2
3、鉛直方向位置調整用ジャッキ20および傾斜調整装
置22が治具6に取付けられている。横方向位置調整装
置22の先端部には、斜材11からなる斜材11を掴む
斜材固定用バンド金具31からなる斜材固定金具32が
取付けられている。斜材11の上下の先端部は上下のコ
ンクリート製床版1a,3aに埋め込まれるので、掴む
位置は先端から離れた位置とする。1本の斜材11に下
上2箇所で各治具6により支持する。このように斜材1
1を支持するので、横ねじ杆25の軸まわりに斜材11
は回動することなく、所定の位置に保持される。
れ、ワーゲン10を使って吊り下ろされ、斜材固定用バ
ンド金具31に取付ける。 (6)前記横方向位置調整装置23、鉛直方向位置調整
用ジャッキ20および傾斜調整装置22等からなる保持
位置調整装置7を使って水平、垂直方向の調整し、斜材
11を所定の位置および姿勢に保持し、所定の保持位置
に固定する。 (7)下部型枠43を組む。(この場合、この実施形態
では、格点部K位置を過ぎた位置まで下床版1を施工す
る形態を示したが、次の実施形態で説明するように、次
の格点部K位置の手前まで下部型枠43を組みコンクリ
ートを打設する方が、次に下部受け梁2が斜材11の荷
重を受ける場合、新設側に片持ち式に突出する腕長さが
短く有利となる。これらの点は、上部型枠45,上床版
3および上部受け梁4も同様である。)
る。 (10)次に、上部格点部Kに取付く斜材11を取付
け、斜材11の姿勢および位置を調整する。 (11)以下、上部型枠45を組み、上床版鉄筋を組み
立て、コンクリートを打設し、硬化後、脱型する。 (12)上床版3上にレール等を敷設して、ワーゲン1
0を所定の位置に前進させる。 (13)橋軸方向新設側の先端の斜材11を保持してい
た治具6に代えて、前記斜材11の床版に固定されてい
ない先端部を、ワーゲン10から吊り下げ支持される適
宜の保持手段によりワーゲン10に持たせ、またその他
の治具6の斜材固定金具32(斜材固定用バンド金具3
1)を開放し、アンカーボルト12,14のナットを弛
緩させて下部受け梁2および上部受け梁4を前進させた
後、各新設の床版1a,3aに下部受け梁2および上部
受け梁4を固定する。 (14)前記(5)に戻り、順次(6)以降の工程を繰
り返す。
第2実施形態を説明する。この実施形態は、新設の床版
1a,3aを築造する場合に、その次に築造する新設の
格点部位置の手前まで型枠を組み、コンクリートを打設
する方が、次に、受け梁2,4を前進して、受け梁2,
4により斜材11の荷重を受ける場合、受け梁2,4の
張り出し腕長さが短くなり、有利となる形態を示したも
のである。したがって、既設の床版1,3の先端部も格
点部Kの手前まで築造されている状態である。
設の床版1a,3a)が、次に構築される新設の格点部
K付近まで突出するように施工されて、前記既設の床版
1に基端部が固定される前記受け梁2,4の張り出し
(はね出し)距離が短くされていると、斜材11の荷重
および受け梁2,4による曲げモーメントが小さくな
り、ワーゲン10の吊り下げ支持金具36,37を介し
た負担も小さくなり、施工精度も向上する。また、受け
梁2,4の張り出し距離が短くなるので、受け梁2,4
の負担が小さくなり、受け梁2,4を軽量化できる。そ
の他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な
要素には同様な符号を付して説明を省略する。
4に上部型枠45の一部を支持させるようにしてもよ
く、また下部受け梁2に下部型枠43の一部を支持させ
るようにしてもよい。
明の第3実施形態を説明する。図10は、複合トラス橋
における斜材の架設装置および架設方法を説明するため
の説明図であり、既設上床版に固定されると共にワーゲ
ンにより先端部が支持された上部受け梁4ならびにこれ
らに取付けられた治具6により斜材の上部を保持すると
共に、斜材11の下部相互を連結挟持金具48および連
結タイロッド56等により連結した状態で新設の上床版
3aを築造する直前の状態を示す概略側面説明図であ
る。
ずれか一方に受け梁(2,4)を設けて、その受け梁に
より斜材11の一端側を保持するようにしても、斜材1
1の架設精度が向上すると共に、ワーゲン10の負担が
軽くなることを説明するための実施形態であって、図1
0の場合は、上床版3側には、前記各実施形態と同様に
上部受け梁4およびこれに固定された治具6により、斜
材11の上部が所定の位置に保持されるように構成さ
れ、前記治具6により斜材11の全荷重が保持されてい
る。
材11の下部に、斜材11の外側から包むように把持す
る連結挟持金具48を固定している。この連結挟持金具
48は、先端部に横孔を有するブラケット49の基端部
を固定した一対の把持片50を斜材11の橋軸方向両側
から挟むように配置されると共に、対向する前記各把持
片50の橋軸直角方向の側部に、上下方向に間隔をおい
て設けられたボルト挿通用透孔が設けられ、各把持片5
0の前記ボルト挿通孔に渡って挿通された複数のボルト
51およびこれに螺合されるナット52を緊締すること
により、斜材11を強固に挟持できるように構成されて
いる。
て、支軸53を有する鋼製支承板54の端部が溶接によ
り固定され、前記支軸53に、ワーゲン10に一端側を
ナット等により係止されて吊り下げ支持された鋼製支持
金具54の下部が連結されて、斜材11の下部を所定の
位置に支持するように構成されている。
いて隣接する斜材11に固定される連結挟持金具48に
おけるブラケット49相互は、直接ボルト等からなる横
ピン55により連結されるか、橋軸方向に間隔をおいて
隣合う挟持金具48におけるブラケット49相互を短尺
または長尺の鋼製タイロッド56およびボルト等からな
る横ピン57を介して連結されて構成される間隔保持装
置58により、橋軸方向に近接または間隔をおいた新設
側の各斜材11は橋軸方向に所定の間隔が保たれる。
の上下の支持形態を逆に、すなわち、下床版1側に下部
受け梁2を使用して、斜材11の下部を治具6により支
持し、上部側を前記連結挟持金具48および鋼製タイロ
ッド56を使用して、斜材11の上部をワーゲン10か
ら吊り下げ支持された支持金具54により支持するよう
にしてもよい。これらの形態では、新設の上床版3aま
たは下床版1aにおける格点部Kに埋め込み固定される
新設の斜材11の上下の一端部は治具6を介して受け梁
(2,4)側に位置保持され、前記新設の斜材11の他
端部は、既設の斜材11の位置を基準にしてこれに連結
される間隔保持装置58により所定の橋軸方向の位置に
保持される。間隔保持装置58により保持される斜材1
1の橋軸直角方向については、適宜の手段に保持しても
よいが、前記間隔保持装置58および支持金具56によ
り保持されていると共に、新設斜材11の一端部が治具
6により支持されているので、新設斜材11の他端部の
橋軸直角方向の位置もきまる。このように既設の下床版
1または上床版3の一方の床版に固定された受け梁
(2,4)に固定の治具6を使用して斜材11の一端部
を保持すると共に、ワーゲン10により斜材11の他端
部を吊り下げ支持するようにしても、比較的精度よく、
効率的に施工することができ、ワーゲンの負担を少なく
することができる。
なる斜材トラスの場合を示したが、本発明を実施する場
合、斜材としては、プレストレストコンクリート製斜材
トラスでもよく、波形鋼板あるいはFRP製の板体でも
よい。板状の斜材を保持する場合には、前記の板状斜材
11に、複数のボルト螺合用雌ねじ孔等の支持部を設け
ておき、把持用バンド35に代えて、適宜のボルト挿通
孔を有する斜材固定金具32により対応すればよい。
持位置調整装置7を使用した形態を示したが、本発明を
実施する場合、前記保持位置調整装置7としては、油圧
式ジャッキあるいはその他の適宜の保持位置調整装置と
してもよい。
の上面または既設上床版の下面の何れか一方の床版に、
先端部が新設側に突出するように配置された受け梁の基
端部を固定し、前記受け梁に斜材を保持する治具を設
け、前記治具により斜材の一端側を保持すると共に、斜
材の他端側をワーゲンにより吊り下げ支持するようにし
たので、比較的簡単な複合トラス橋における斜材の架設
装置を使用して、斜材を確実に保持して、施工誤差が生
じないように施工精度良く床版に固定することができ、
また、受け梁の一端側を床版に固定する形態であるの
で、受け梁を軽量にすることができ、ワーゲンの荷重負
担も比較的小さくすることができ、ワーゲンを小型にす
ることもでき、施工コストを低減することができる。
面に、先端部が新設側に突出するように配置された下部
受け梁の基端部を固定し、既設上床版の下面に、先端部
が新設側に突出するように配置された上部受け梁の基端
部を固定し、前記各上下の受け梁に斜材を保持する治具
を設けたので、比較的簡単な複合トラス橋における斜材
の架設装置を使用して、斜材を確実に保持して、施工誤
差が生じないように施工精度良く床版に固定することが
でき、また、受け梁の一端側を床版に固定する形態であ
るので、受け梁を軽量にすることができ、ワーゲンの負
担を小さくすることができ、ワーゲンを小型にすること
もでき、施工コストを低減することができる。
く、鋼製のトラス材その他の斜材でも治具の先端部の斜
材固定金具を代えるだけで対応することが可能である。
具には、斜材の保持位置を調整するための保持位置調整
装置を備えていると、斜材の姿勢および位置調整の微調
整をして保持することができ、斜材を精度良く保持する
ことができる。
次に構築される新設の格点部付近まで突出するように施
工されて、前記既設の床版に基端部が固定される前記受
け梁の張り出し距離が短くされていると、各受け梁をさ
らに軽量にすることができ、ワーゲンの負担を小さくし
て、ワーゲンを小型にすることができる。
面または既設上床版の下面の何れか一方の床版に、先端
部が新設側に突出するように配置された受け梁の基端部
を固定し、前記受け梁に斜材を保持する治具を設け、前
記治具により斜材の一端側を保持すると共に、斜材の他
端側をワーゲンにより吊り下げ支持して、斜材を所定の
位置に保持した後、新設の下床版または新設の上床版を
前記斜材と結合するように設けるので、治具を備えた受
け梁を使用した比較的簡単な架設装置を使用して、簡単
に斜材を所定の姿勢および位置に保持して、上床版また
は下床版に結合することができる。また、複合トラス橋
における斜材の架設方法として簡単な施工方法を提供で
き、しかも、施工コストも低減できる。
面の両側に、先端部が新設側に突出するように配置され
た各下部受け梁の基端部を固定すると共に、既設上床版
の下面の両側に、先端部が新設側に突出するように配置
された各上部受け梁の基端部を固定し、前記各側部の上
下の受け梁に、斜材を保持する治具をそれぞれ設け、各
側部の上下の治具に斜材を保持させた後、新設の下床版
または上床版を前記斜材と結合するように設けるので、
治具を備えた受け梁を使用した比較的簡単な架設装置を
使用して、簡単に斜材を所定の姿勢および位置に保持し
て、上床版または下床版に結合することができる。ま
た、複合トラス橋における斜材の架設方法として簡単な
施工方法を提供でき、しかも、施工コストも低減でき
る。
および架設方法を説明するための説明図であり、既設床
版に固定されると共にワーゲンにより先端部が支持され
た下部受け梁および上部受け梁ならびにこれらに取付け
られた治具により斜材を保持した状態で新設の下床版を
築造する直前の状態を示す概略側面説明図である。
する直前の状態を示す概略側面説明図である。
各床版との関係を示す一部縦断正面図である。
(a)は下部受け梁と下床版との取付け構造を示す正面
図、(b)は上部受け梁と上床版との取付け構造を示す
正面図、(c)は各受け梁の先端部がワーゲンから吊り
下げ支持されている吊り下げ支持金具により支持されて
いる状態を示す正面図である。
斜材の架設装置および架設方法を説明するための説明図
であり、既設床版に固定されると共にワーゲンにより先
端部が支持された下部受け梁および上部受け梁ならびに
これらに取付けられた治具により斜材を保持した状態で
新設の下床版を築造する直前の状態を示す概略側面説明
図である。
する直前の状態を示す概略側面説明図である。
置および架設方法を説明するための説明図であり、既設
上床版に固定されると共にワーゲンにより先端部が支持
された上部受け梁ならびにこれらに取付けられた治具に
より斜材の上部を保持しすると共に、斜材下部相互を連
結挟持金具および連結タイロッド等により連結した状態
で新設の上床版を築造する直前の状態を示す概略側面説
明図である。
トおよび吊り下げ支持金具との関係を示す平面図、
(b)は下部受け梁と既設側のアンカーボルトボルトお
よび吊り下げ支持金具との関係を示す平面図である。
ス橋の正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 既設下床版の上面または既設上床版の下
面の何れか一方の床版に、先端部が新設側に突出するよ
うに配置された受け梁の基端部を固定し、前記受け梁に
斜材を保持する治具を設け、前記治具により斜材の一端
側を保持すると共に、斜材の他端側をワーゲンにより吊
り下げ支持するようにしたことを特徴とする複合トラス
橋における斜材の架設装置。 - 【請求項2】 既設下床版の上面に、先端部が新設側に
突出するように配置された下部受け梁の基端部を固定
し、既設上床版の下面に、先端部が新設側に突出するよ
うに配置された上部受け梁の基端部を固定し、前記各上
下の受け梁に斜材を保持する治具を設けたことを特徴と
する複合トラス橋における斜材の架設装置。 - 【請求項3】 斜材を保持する前記治具には、斜材の保
持位置を調整するための保持位置調整装置を備えている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の複合トラス
橋における斜材の架設装置。 - 【請求項4】 既設の床版が、次に構築される新設の格
点部付近まで突出するように施工されて、前記既設の床
版に基端部が固定される前記受け梁の張り出し距離が短
くされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の複合トラス橋における複合トラス橋における斜
材の架設装置。 - 【請求項5】 既設下床版の上面または既設上床版の下
面の何れか一方の床版に、先端部が新設側に突出するよ
うに配置された受け梁の基端部を固定し、前記受け梁に
斜材を保持する治具を設け、前記治具により斜材の一端
側を保持すると共に、斜材の他端側をワーゲンにより吊
り下げ支持して、斜材を所定の位置に保持した後、新設
の下床版または新設の上床版を前記斜材と結合するよう
に設けることを特徴とする複合トラス橋における斜材の
架設方法。 - 【請求項6】 既設下床版の上面の両側に、先端部が新
設側に突出するように配置された各下部受け梁の基端部
を固定すると共に、既設上床版の下面の両側に、先端部
が新設側に突出するように配置された各上部受け梁の基
端部を固定し、前記各側部の上下の受け梁に、斜材を保
持する治具をそれぞれ設け、各側部の上下の治具に斜材
を保持させた後、新設の下床版または新設の上床版を前
記斜材と結合するように設けることを特徴とする複合ト
ラス橋における斜材の架設方法。
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|---|---|---|---|
| JP2002099731A JP3596613B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 複合トラス橋における斜材の架設装置および架設方法 |
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| WO2008114655A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Ricoh Company, Ltd. | A toner manufacturing method, a toner manufacturing apparatus, and a toner |
| CN106428983A (zh) * | 2016-09-06 | 2017-02-22 | 山东电力设备有限公司 | 一种电力变压器铁心的运输工装 |
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