JP2003293601A - 住戸構造 - Google Patents
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Abstract
ドに乗ったまま、乗り換えるなどの不自由なく住戸内外
を行き来できるような住戸構造を提供する。 【解決手段】 集合住宅を構成する各住戸10で、共用
廊下13に面する側に玄関14と、玄関14とは別に多
目的空間15を設ける。多目的空間15は、例えば、多
目的室15aに構成して、共用廊下13および住戸10
内の住宅内廊下18などに出入り可能に通じておく。ま
た、共用廊下13、多目的室15a、住宅内廊下18と
の床仕上レベルを略同等に設定する。
Description
造に関し、特に、従来構成の玄関からの出入りが困難な
場合を想定して、玄関以外の出入り構造を設けた住戸構
造に関する。
口では、開口の有効幅が800〜900mm程度であ
り、開き戸形式が一般的である。所定空間に複数の住戸
を設けるという集合住宅特有の制約もあり、かかる玄関
スペースは、戸建住宅に比べると比較的に狭く、まとま
った広いスペースを有している場合は少ない。
外、共用部、開放廊下などの外部から住戸に入る際、一
般的には、玄関を経由して住戸内の廊下、あるいは居
室、あるいは納戸などへアクセスしている。
時などを除いた通常の生活においては、住戸外の外部に
通ずる主要な出入口は、上記構成の玄関が唯一である場
合が殆どである。勿論、一階部分では、植栽などの半屋
外的な活動や、趣味的な活動を行うスペースとしてのバ
ルコニー、あるいはテラス、あるいはサンルームなどを
通して直接住戸内に入ることはできる。しかし、2階以
上となれば、かかるスペースを使用して直接住戸内に入
ることはできない。
どの場合が、各住戸に設けた玄関を通して住戸内に入る
しか途がないのが現状である。避難時などの緊急自体の
場合を除いては、共用廊下を利用することなく、直接住
戸外へ外出する途は設けられていない。
線を考えると、被介護者の居室を出て玄関ホールまで住
戸内を通り、玄関出入口を介して共用廊下に出るという
経路が一般的な動線となる。
の玄関では、有効間口が狭く、車椅子やシニアカーなど
の移動装置(キャスター類)での出入りは難しい。かか
る移動装置以外にも、大きな家具などの搬入時の問題も
ある。因みに、シニアカーとは、近年使用されている高
齢者などが気軽に外出できるように開発された免許の不
要な小型電動車のことを指す。
えるような住戸構造が必要である。簡単には、玄関の有
効開口幅を広げる対策が考えつくが、しかし、かかる対
応は、それに伴って、高齢者、障害者のための空間へ至
る経路を全て広くとる必要が生じ、限られた室内空間の
有効利用を図る上で現実的ではない。
る場合も考えられるが、しかし、かかる構成は1階に居
住する場合に原則限られる。大型家具などの搬入に際し
ては、2階以上の場合でもかかるバルコニーなどを利用
する場合が見られるが、車椅子などの移動装置でのアク
セスは1階に居住する者だけができるに過ぎず、一般的
な解決とはならない。
身体が不自由な高齢者を対象としたデイサービスや移動
式の入浴サービスがある。かかる福祉サービスにおいて
は移動ベッドなどの移動装置がアクセスし易いことが望
まれる。
い玄関を通過する必要がある。玄関をなんとか通過した
としても、例えば、玄関に通じる廊下を通って居室に入
る際に、移動ベッドの進行方向を曲げるのが簡単に行え
ないという問題も起きる。このように、現状の住戸構造
を前提としている限りは、移動ベッドなどの移動装置に
よるアクセスの困難性を解決することはできないと考え
られる。
応えるには、従来の玄関の間口を広くするなどの小手先
の対応ではなく、住戸構造そのものの構成を変える必要
があると考えた。
とともに、求められる機能は変化する。そのため、居住
する人に合わせて機能変化がある程度可能な構成を採用
しておくことが必要と本発明者は考えた。若い年代で
は、日常的な生活で車椅子や移動ベッドなどの使用を想
定する場合は殆どないが、加齢とともに、あるいは、病
気などのために、かかる車椅子などが必要となる場合も
十分に想定される。
分に応えることができる住戸構造が望ましい。
乗り換えるなどの不自由なく住戸内外を行き来できるよ
うな住戸構造を提供することにある。
戸内に、住戸外に通じる玄関と、前記玄関とは別に前記
住戸外に出入り可能に通じる多目的空間とを有し、前記
多目的空間は前記住戸内の他の空間に出入り可能に通じ
ていることを特徴とする。
口は、前記玄関より間口が広く形成され、車椅子、シニ
アカーなどの移動装置が通過できることを特徴とする。
外とを隔てる壁に、必要に際して後付けで設けられるこ
とを特徴とする。
空間内の床には、前記屋外に向けて下がる勾配が設けら
れていることを特徴とする。前記多目的空間の床には、
防水仕上、耐候仕上、防滑仕上、耐衝撃仕上、衝撃吸収
仕上のいずれかが少なくとも施されていることを特徴と
する。
要とする被介護者の居室に設定され、前記多目的空間と
出入り可能に隣接する住戸内空間は介護者の居住可能に
形成されていることを特徴とする。
とは別に多目的空間が設けられ、かかる多目的空間は、
住戸外へ出入り可能に通じ、且つ住戸内の居室などの空
間に出入り可能に通じているため、玄関を通ることなく
集合住宅の共用廊下などの共用部分と住戸内との出入り
が確保される。
り幅広く設定しておけば、車椅子、シニアカーなどの移
動装置に乗ったままで、あるいは移動ベットに乗ったま
までも、多目的空間を通って、住戸内と住戸外との行き
来が自在に行える。アクセスし難かった従来構成の玄関
を通ることなく、住戸内に入ることができる。
物などは、多目的空間内にコンセントなどの電源を設け
ておき、これにより充電すればよい。
多目的空間を玄関とは別に設ける構成を採用しているの
で、玄関の開口の有効開口を広げる必要はなく、従来構
成の玄関に見合った間口をそのまま踏襲することができ
る。
収納、作業、介護といった目的で利用することができ
る。すなわち、多目的空間を設けることにより、健常
者、子供、高齢者、障害者などあらゆる世代、年代の居
住者にとって使い易く、利便性が高い空間を住戸内に確
保することができる。
外に次のような利用形態を考えることもできる。例え
ば、車椅子などの乗り換えスペース、収納のスペースと
して利用することが考えられる。
ペースとして、趣味的活動のできる空間としての利用も
考えられる。収納空間としては、屋外で使用する機器、
例えば、自転車、レジャー用品、スポーツ用品などの収
納空間としての利用が考えられる。
のでもあり、室内の押し入れに入れるには大き過ぎる場
合もある。また、日常的に使用するものではないため、
ベランダに置いてシートを被せるなどする対処が見られ
る。そのためベランダスペースが物置代わりになり、且
つ見た目にも雑然として好ましくなく、かかる点の解決
が望まれていた。
には、狭い玄関に置いたり、玄関の中に置けない場合に
は、玄関前の共用廊下に沿って置いたりなどして対処し
ており、場合によっては通行の邪魔ともなり、かかる点
の解決も求められていた。
正に、かかる点の問題点の解決を図ることができるもの
である。
子供の遊び場などに利用することが考えられる。集合住
宅では、スペース的な制限もあり、各階に子供の遊び場
を確保することは難しい。そのため、小さな子供達は、
例えば、母親同伴で一階まで降りて、屋外の公園などで
遊ぶケースが多い。しかし、雨の日などのように、日常
的にかかる時間を設けることができない場合も十分にあ
る。
ベランダで遊ぶこととなる。しかし、新聞などでも報道
されるように、上階のベランダから身を乗り出して落下
するという不測の事態も考えられ、安心して遊ばせる空
間がないのが現状である。
供達の遊び声が反響して近所の迷惑となる。母親は、目
の届くところで、安心して子供を一人遊びさせることの
できる空間を求めている。
住戸内に設けられており、十分に母親の目の届く範囲内
で、正に、安心して子供を遊ばせておける空間として利
用することができる。
使用することも考えられる。多目的空間を、高齢者や身
体障害者用の居室とすることで、高齢者や身体障害者の
外出時の利便性が図れる。従来構成の住戸構造では、居
室から例えば廊下などを通って玄関ホールに至るルート
を通る必要があったが、かかる多目的空間を使用すれ
ば、戸一つあければ共用廊下、あるいは屋外に直接出ら
れるため、手軽に外出することができる。
障害者にとっては、健常者からでは想像できない程の神
経と、体力を使うものである。従来、かかる視点からの
住戸構造の設計はなされておらず、健常者にとっての間
取りを前提として、かかる前提の下に段差を無くした
り、手摺を設けたりなどする改善がその主流であった。
しかし、かかる改善程度では、体力、筋力が弱った高齢
者、身体障害者への配慮は十分とは言えない。
どの介添人の介護を必要とする被介護者の居室として、
多目的空間を使用することも考えられる。本発明の住戸
構造における多目的空間は住戸内の空間と出入り可能に
通じているため、かかる多目的空間に隣接して介護者の
居室を設定しておけば、介護者の動線を効率化すること
ができ、利便性を高めることができる。
スを受ける際に、多目的室を介護室とすることで、移動
ベッドのまま乗り換えることなく住戸内外を行き来でき
て、介護者の負担を軽減することができる。また、移動
のための動線も短くなるため、移動中の事故の危険性も
少なくすることができる。
に基づいて詳細に説明する。
造を示す平面図である。図2(A)は、図1のa−a断
面の様子を示す要部断面図であり、(B)は図1のb−
b断面の様子を示す要部断面図である。図3(A)、
(B)は、図2(A)、(B)に示す構成で多目的室を
含む住宅内側を二重床に構成したそれぞれの場合を示す
要部断面図である。
る住戸のうちの一つを例示したものである。住戸10
は、両隣とは戸境壁11で隔てられ、略矩形の空間に形
成されている。かかる略矩形空間の一方がベランダ12
に面し、他方が住戸外の共用廊下13に面している。な
お、図1では、奥行き方向をDで、幅方向をWで示して
いる。
に、屋外に面して手摺13aを設けた共用廊下13に面
して玄関14と、玄関14に隣接して多目的空間15と
しての多目的室15aが設けられている。玄関14は、
片開き戸16を介して共用廊下13と玄関ホール17と
を行き来できるように形成されている。
のまま住宅内廊下18につながり、住宅内廊下18の先
がダイニング19に通じている。住宅内廊下18の一方
の側には、出入口21を介して洗面室22に通じ、洗面
室22は浴室23、トイレ24にそれぞれ通じている。
を介して、前記多目的室15aに通じている。ダイニン
グ19には居室26が隣接して設けられ、出入口19a
を介して行き来できるようになっている。また、居室2
6は、図1に示すように、多目的室15aに対して、押
し入れ26a、収納15bを介して隣接して設けられて
いる。
では、住宅内廊下18に出入口25を介して通じてい
る。一方、住戸外には、多目的室15aは、出入口15
cを介して共用廊下13に通じている。
下13とは、図2(A)に示すように、床仕上面のレベ
ルを同一にして段差を設けないように構成されている。
同様に、図2(B)に示すように、住戸10内でも、多
目的室15aと出入口25を介して通じている住宅内廊
下とは、床仕上面のレベルが同一レベルに設定されてい
る。すなわち、共用廊下13、多目的室15a、住宅内
廊下18が同一レベルになるように設定されることとな
る。
クリート上に仕上材27、28、29を直張り施工した
構成を示した。
による乗り入れなど種々の用途に柔軟に対応できるよう
に、例えば、汚れ、水濡れに対応可能なプラスチック系
長尺シートの使用が考えられる。また、お年寄りなどが
滑ったりしないように防滑加工を施しておいてもよい。
さらには、転倒時の怪我の発生を抑えるために、クッシ
ョン性や衝撃吸収性を持たせるようにしても構わない。
の間に設けた出入口15cには、図2(A)に示すよう
に、例えば、戸締りができる両引き戸31を設けておけ
ばよい。引き戸31は、図1に示すように、出入口15
cの両側に戸袋32を設けておき、出入りに際して引き
戸31を格納できるようにしておけばよい。引き戸31
の下枠は、段差が最小になるようにして設けられてい
る。
が連動して動く掃き出し型の3枚引き戸を用いれば、有
効開口寸法を大きく確保することができる。有効開口寸
法を大きくとる構成としては、かかる引き戸形式とは異
なり、親子扉、シャッター、オーバースライダー、また
は折れ戸を用いる構成も考えられる。
ときは、2枚引き戸、あるいは片引き戸に構成しておけ
ばよい。
るに際しては、ガラス戸などに構成することで、共用廊
下13側からの外光を積極的に取り入れる構成とするこ
とができる。上記シャッターを用いた構成でも、積極的
にガラスを使用して採光するようにすればよい。かかる
構成としては、例えば、簾状のものなど光を透過するも
のが開発されている。
の間に設ける出入口15cの防犯対策としては、上記構
成の引き戸などの施錠を、ピッキングされにくい構成の
錠にすることは勿論のこと、引き戸に使用するガラスを
複層ガラスに構成したり、網入りガラスに構成したり、
格子または桟付きのガラス戸にするなど従来構成を適宜
選択して使用すればよい。
いう観点からは、すりガラス、型ガラスなどの使用を考
慮すればよい。さらには、カーテンなどの取付けを行う
ようにしても構わない。
出入口25にも、図2(B)に示すように、ガラス戸あ
るいは障子などのような引き戸33を設けておけばよ
い。勿論、かかる引き戸33を設けずに、カーテンなど
で仕切るようにしても、あるいは仕切を設けない構成に
しても一向に構わない。
は、共用廊下13、住宅内廊下18と同一レベルに設定
できるのが好ましいが、多少レベルに差があっても、車
椅子などの移動装置の走行が円滑に行える範囲内での多
少の段差は許容するものとする。
過できるためには、段差を大きくとも20mm以内に抑
えておく必要がある。また、段差がない状態と同様に、
特段強い力を入れることなく円滑に通過できるために
は、かかる段差は5mm以内に抑えておくことが好まし
い。
移動装置としては、本発明では、上記車椅子は勿論、前
述のシニアカー、移動ベッドなどの他に、ストレッチャ
ー、ベビーカー、自転車、介護ロボット、機器物品運搬
用台車、歩行器、歩行補助車、ショッピングカーなどが
想定される。
下13と住宅内とが多目的室15aを介して、段差フリ
ーに繋がれているため、玄関14だけで共用廊下13に
通じている住戸構造とは異なり、車椅子に乗った状態で
共用廊下13から、出入口15cを介して多目的室15
aに入り、多目的室15aを経由して住宅内廊下18、
住宅内廊下18から洗面室22、あるいはダイニング1
9、あるいはダイニング19を経由して居室26に自在
に移動することができる。
しか設けられていない住戸構造では、玄関ホール17と
住宅内廊下18との境、玄関ホール17と共用廊下13
との間の境などで段差があり、且つ狭いため、往々にし
て車椅子に乗った状態で簡単に住戸内外を行き来するこ
とは殆ど不可能であった。しかし、上記構成の本発明の
住戸構造であれば、かかる車椅子に乗った状態での住戸
内外の移動が円滑に行える。
間であるため、車椅子を通ることを前提とすると、自転
車や、あるいは傘立てなどを置くこともままならない場
合が多い。車椅子使用者にとっては、自分の為に他の人
がこのようにして気づかっているのかと意識するのは、
他人に迷惑をかけているのではないかとの精神的負い目
となり易い。しかし、かかる多目的室15aが設けてあ
れば、健常者は玄関14を使って出入りを行い、車椅子
使用者は多目的室15aを使って出入りが行え、互いに
気兼ねなく上手な使い分けが行え、車椅子使用者にとっ
ての精神的負担を軽減することができる。
(A)、(B)とは異なり、多目的室15a側、すなわ
ち多目的室を含む住宅内側の床を二重床構造とした場合
を示している。かかる構成では、例えば、図3(A)に
示すように、躯体施工段階で、予め共用廊下13側より
多目的室15a側を低くした段差を設けて施工し、床仕
上完了後に床仕上レベルが合うように施工してもよい。
下14、住宅内廊下18側とで車椅子の通行が難しくな
る程の段差を設けない場合を示したが、かかる段差フリ
ーの構成は、図4(A)に示すように多目的室15aと
共用廊下13との間に設け、多目的室15aと住宅内廊
下18との間には、図4(B)に示すように段差を残す
ように施工しても一向に構わない。
必要がない場合には、多目的室15aは、例えば収納
や、趣味の空間として利用することができる。この場合
には、図2、3に示すように、多目的室15aと共用廊
下13との床仕上レベルを特段同一レベルに合わせてお
く必要はない。勿論、車椅子の使用が発生した場合に備
えて、床仕上レベルを合わせておくことは一向に構わな
い。
との床仕上レベルとを合わせておかずに、その後、車椅
子による住戸内外の行き来が必要となった場合には、例
えば、図5に示すような、移動可能なスロープ34を、
共用廊下13と多目的室15aとの段差部位に設けて、
車椅子の通行ができるようにすればよい。さらに必要に
応じて、平らな補助板35を用いるようにしても構わな
い。
段差解消の一例であり、当然にこれ以外の方法で段差部
を車椅子で通行し易いようにしても構わない。
2、3に示すように、共用廊下13と多目的室15aと
の床仕上レベルを同一とすることができない場合には、
上記のようにスロープを用いる方法が考えられるが、当
初から、多目的室15aの床面を共用廊下13側から住
宅内廊下18側に向けて緩やかな勾配を設けておく方法
も考えられる。
内廊下18に向けて漸次緩やかな勾配を一様に設けてお
くことも考えられるが、一部に平坦部分を設けるように
して、車止めが行えるようにしておいても構わない。
内に給排水設備やコンセント照明を設けることで、多様
な使用に十分に耐えることができるように考慮すること
もできる。室内に排水口を設けた場合には、かかる排水
口に向けて水勾配を設けるようにしても構わない。
から吹き込み易い構造となっている場合には、台風など
の強風、大雨などの場合には、多目的室15a内に雨な
どの一部が吹き込む虞れがないとも言えない。かかる虞
れがある場合には、例えば、共用廊下13に多目的室1
5aとは反対方向に向けて水勾配を設けるようにして吹
き込み防止を図ればよい。
3側にグレーチング13bを設けるようにして、積極的
な床排水が行える構成を採用しても構わない。
実施の形態1の住戸構造とは異なる構成について説明す
る。すなわち、図7に示す本実施の形態の住戸構造で
は、共用廊下13に面した玄関14は、玄関ホール17
を介してダイニング19に直接通じている。図1に示す
場合とは異なり、住宅内廊下18が玄関ホール17に通
じていない。
けられ、出入口15cを介して共用廊下13に通じてい
る。かかる構成の多目的室15aは、住戸内では住宅内
廊下18を介さずに、直接ダイニング19に通じてい
る。
玄関ホール14から直接通じたダイニング19に出入口
25を介して通じるようにした場合を示したが、図示は
しないが、ダイニング19の代わりに居室26に直接通
じるようにしても一向に構わない。
は図1に示す構成と略同様である。異なる構成は、多目
的室15aが、奥行き方向Dに向けて隣接している居室
26と、出入口36を介して直接出入り可能に通じてい
る点である。すなわち、図1に示す構成とは異なり、住
宅内廊下18を用いることなく、居室26内に車椅子で
入ることができるのである。多目的室15aと、居室2
6との床仕上レベルは前記の場合と同様に同等レベルに
設定しておけばよい。
10が、集合住宅の端に設けられた場合を示している。
すなわち、住戸10は戸境壁11と外壁37とで挟まれ
た空間に構成されている。かかる構成では、多目的室1
5aは外壁37を介して屋外に接しているため、外壁3
7に腰窓38を設けて、積極的に外光の採光、換気が行
えるようにしても構わない。
には、外壁37に屋外と多目的室15aとを行き来でき
る出入口を設けるようにしても構わない。また、住戸1
0が最上階に設けられる場合には、トップライトを設け
る構成を採用しても構わない。さらには、太陽光を人工
的に取り入れることができる設備を採用しても構わな
い。
したように、集合住宅の共用廊下13に面して、玄関1
4とは別に多目的室15aを設け、多目的室15aを共
用廊下13、居室などの住戸内空間に通じさせているた
め、従来構成とは異なり、居住者の多様なライフスタイ
ルに合わせた種々の以下のような利便性が得られる。
支障なくできる身体状態のとき、多目的室は趣味の空間
などに利用すればよい。植物の栽培、陶芸、工芸などの
半屋外的な活用ができる。若齢者は勿論のこと、高齢者
も多様な趣味をもつことで、周囲に興味を持って積極的
な参加意欲を起こし、精神衛生にとって好ましい。ま
た、積極的な参加により運動量も増え、健康を維持でき
ることは望ましい。
なことを行うスペースとして、バルコニー、テラス、サ
ンルームといった場所が考えられるが、しかし、かかる
スペースは共用廊下からは直接入ることができない場所
に設けられていた。
しにくい物を、バルコニーなどを通して住戸内に搬入す
ることはできないという難点があった。
害時の避難経路に設定される場合が多く、そのため避難
の妨げになる物品を置くことは禁じられている。また、
バルコニーは集合住宅の共用部としての位置づけが強
く、居住者が自由に利用するのには制約がある。また、
まとまったスペースでないことが殆どであり、多様性の
ある利用をすることが難しい。
従来構成に基づく問題点が解消される。資材、器材の搬
入は、多目的室から行うことができ、狭い玄関などを通
す場合に比べて極めて容易に行える。屋外で使用する自
転車、スポーツ用品、園芸用品などの収納スペースとし
ても使用できる。
け、場合によっては、車椅子、シニアカー、電動椅子な
どの利用を余儀なくされた場合でも、本発明の住戸構造
における多目的室があれば、前述の如く、車椅子などで
の住戸外と住戸内との行き来が何の気兼ねもなく容易に
行える。
常の開き戸を設けた玄関にアクセスすることは難しい
が、本発明の住戸構造を採用することで、玄関を介する
ことなく共用廊下から多目的室に入ることができる。特
に、段差フリーの構成を採用し、多目的室に通じる出入
口には引き戸を積極的に採用することで、車椅子などで
の移動を行い易くすることができる。
あるいは寝室として利用すれば、居室から直接共用廊下
へ容易に出ることができるため、おっくうに成りがちな
高齢者、障害者の外出意欲を増進させることができる。
目的室を被介護者の居室に設定することで、ホームヘル
パーなどの介護者が住宅内の他の部屋などを介すること
なく多目的室に入ることができ、極めて利便性が高い。
深夜に被介護者の介護を請け負う場合がある。指定され
た時間に、預かった鍵で被介護者の居室に入り介護を行
うこととなるが、従来のように住宅内廊下、あるいはそ
の他の居室を通過する間取りでは、寝ている家族の者を
起こす気遣いがあり、介護者が必要以上に気をつかうこ
ととなる。しかし、多目的室を被介護者の居室に設定で
きれば、かかる心配をせずに、気兼ねなく深夜の介護を
行うことができる。
で、デイサービスや移動入浴サービスなどが普及してお
り、被介護者の居室と外部との出入りが必要となる場合
も多々見られる。このようなときに、共用廊下から被介
護者の居室である多目的室に直接出入りできることは、
移動のための動線が短く、その分事故の危険性も少な
い。
ば、被介護者が移動用ベッドに寝かされた状態のままで
も出入りすることができる。
のように、被介護者の居室を多目的室に設定し、介護者
の居室を多目的室に隣接した居室に設定することによ
り、介護者の動線を短くすることができる。日常的に、
長期間に亙って、夜昼なく介護する場合を考えると、か
かる介護者の動線を短くすることは、極めて意義のある
ことである。
例えば、子供の遊び場としての利用が考えられる。さら
には、家具などを搬入するための動線の効率化も期待で
き、かかる点における利便性も高めることができる。ま
た、物を仮置きするスペースとしても有効利用すること
ができる。
することにおける利便性を説明したが、本発明の住戸構
造をより有効に活かすためには、かかる住戸構造を有す
る集合住宅全体のあり方をも含めたトータル的な考え方
が求められる。例えば、集合住宅へのアクセスの容易
性、エレベータまでの動線、共用廊下に面した当該住戸
に至るまでの動線についても、段差フリーの構成と共
に、その効率化が強く求められる。バリアフリーに配慮
したトータル設計が必要である。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で必要に応じて
変更してもよい。
的空間が設けられているため、玄関を使用することな
く、かかる多目的空間を使用して、車椅子などの利用者
が自在に住戸内外を行き来できる。
考慮しない場合には、収納スペース、趣味のスペース、
子供の遊び場、居室などとその時々のライフスタイルに
応じた利用形態で使用することができる極めて適用範囲
の広い自由空間として使用することができる。
面図である。
断面図であり、(B)は図1のb−b断面の様子を示す
要部断面図である。
構成で多目的室を含む住宅内側を二重床に構成したそれ
ぞれの場合を示す要部断面図である。
断面図であり、(B)は多目的室と住宅内廊下との間に
段差を残した構成を示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 住戸内に、住戸外に通じる玄関と、 前記玄関とは別に前記住戸外に出入り可能に通じる多目
的空間とを有し、 前記多目的空間は前記住戸内の他の空間に出入り可能に
通じていることを特徴とする住戸構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の住戸構造において、 前記多目的空間の前記住戸外へ通じる出入口は、前記玄
関より間口が広く形成され、車椅子、シニアカーなどの
移動装置が通過できることを特徴とする住戸構造。 - 【請求項3】 請求項2記載の住戸構造において、 前記出入口は、前記多目的空間と前記住戸外とを隔てる
壁に、必要に際して後付けで設けられることを特徴とす
る住戸構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の住戸構造において、 前記多目的空間内の床には、前記屋外に向けて下がる勾
配が設けられていることを特徴とする住戸構造。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の住戸構造において、 前記多目的空間の床には、防水仕上、耐候仕上、防滑仕
上、耐衝撃仕上、衝撃吸収仕上のいずれかが少なくとも
施されていることを特徴とする住戸構造。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
の住戸構造において、 前記多目的空間は、生活に他者の介護を必要とする被介
護者の居室に設定され、前記多目的空間と出入り可能に
隣接する住戸内空間は介護者の居住可能に形成されてい
ることを特徴とする住戸構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094549A JP2003293601A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 住戸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094549A JP2003293601A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 住戸構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003293601A true JP2003293601A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29238484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002094549A Pending JP2003293601A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 住戸構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003293601A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014009441A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Anabuki Kosan Inc | 介護施設用集合住宅の住戸構造 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094549A patent/JP2003293601A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014009441A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Anabuki Kosan Inc | 介護施設用集合住宅の住戸構造 |
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