JP2003294064A - ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
装置を提供すること。 【解決手段】 回転軸に連動して回転するように該回転
軸に結合される入力軸3と、出力軸4と、粘性流体Oを
密封収納したオイル室1と、前記オイル室内に収納され
たカプラ手段であって、前記入力軸に結合する第1のカ
プラ部材5Bと、前記出力軸に結合する第2のカプラ部
材4Bとを含み、前記第1および第2のカプラ部材の少
なくとも一方がスプライン式羽根部材5からなるもの
と、前記第1および第2のカプラ部材を結合させる方向
に付勢力を与える付勢手段6とを備える。スプライン式
羽根部材は回転に応じて所定方向に粘性流体を送り出
す。回転軸の過回転時において所定方向に過剰に送り出
された粘性流体の圧力によりスプライン式羽根部材が付
勢手段の付勢力に抗して軸方向に移動することで第1お
よび第2のカプラ部材の結合が解かれ、出力軸が制動さ
れる。
Description
上の過回転が生じたときに自動的に制動作用を発揮する
ことのできるブレーキ装置に係り、例えば、風車の回転
軸の過回転を抑止するための装置として適用できるもの
に関する。
備える垂直軸型風車や、回転軸を水平方向に備えるプロ
ペラ型の水平軸型風車などが知られている。この種の風
車は、例えば、風力発電機を駆動するための動力源とし
て利用されている。また、冷凍機や冷凍倉庫などに適用
される冷凍システムにおける冷媒圧縮用の圧縮機を駆動
するための動力源として利用することも考えられてい
る。このような風車では、自然の風力をエネルギー源と
して利用するので、使用環境下での予測し得ない強風や
突風などにより回転軸が過回転することがある。この場
合、回転軸の回転出力が上記風力発電機あるいは圧縮機
などの駆動対象装置の定格出力を超えることがあるの
で、その対策として回転軸にブレーキ装置を設ける必要
がある。この種のブレーキ装置は、風車等が無人環境で
運用されることに鑑み、所定以上の過回転に応じて自動
的にブレーキ作用が働くものであることが望ましい。
は、従来、風車の回転軸から必要設定回転以上の過回転
が入力軸側に発生した時、該回転軸の回転を止めずに必
要設定回転トルクを出力軸を介して駆動対象装置の駆動
軸に機械的に伝達する装置が知られている。この装置
は、入力軸を備える摩擦盤と出力軸を備える摩擦盤との
間にスプリング若しくは磁性材料からなるパウダーを具
備させ、通常の風力による回転軸の回転時には、両摩擦
盤にスプリングの反力、若しくはパウダーを磁気的に固
化させて圧力を加えることで発生する摩擦力によってト
ルク伝達を行う。回転軸の過回転トルクの発生時には、
両摩擦盤をスリップさせ、所定の設定トルク(スリップ
トルク)を取り出して回転軸に伝達するようにしてい
る。
は、回転軸の過回転トルク発生時に両摩擦盤をスリップ
させるので、摩擦盤同士のスリップによる発熱と摩耗な
どの問題がある。このため、例えば上記ブレーキ装置を
風力発電機に適用した場合、強風時などに必要な長時間
にわたるスリップトルクの伝達に適していないという問
題があった。また、摩擦盤の摩耗などにより定期的なメ
ンテナンスを必要とするという問題があった。
で、発熱や摩耗などの不都合を生じることなく、回転軸
に所定以上の過回転が生じたときに自動的に制動作用を
発揮することのできるブレーキ装置を提供しようとする
ものである。
置は、回転軸の過回転に応じて制動を行うブレーキ装置
であって、前記回転軸に連動して回転するように該回転
軸に結合される入力軸と、出力軸と、粘性流体を密封収
納したオイル室と、前記オイル室内に収納されたカプラ
手段であって、前記入力軸に結合する第1のカプラ部材
と、前記出力軸に結合する第2のカプラ部材とを含み、
前記第1および第2のカプラ部材の少なくとも一方がス
プライン式羽根部材からなるものと、前記第1および第
2のカプラ部材を結合させる方向に付勢力を与える付勢
手段とを備え、前記スプライン式羽根部材は回転に応じ
て所定方向に前記粘性流体を送り出し、通常時は送り出
された前記粘性流体の圧力よりも勝る前記付勢手段の付
勢力により前記第1および第2のカプラ部材が前記粘性
流体を介して結合されることで前記入力軸の回転が前記
出力軸に伝達され、過回転時において過剰に送り出され
た前記粘性流体の圧力により前記スプライン式羽根部材
が前記付勢力に抗して軸方向に移動することで前記第1
および第2のカプラ部材の結合が解かれ、前記出力軸が
制動されることを特徴とするものである。これによれ
ば、回転軸の過回転時に、スプライン式羽根部材が過剰
に送り出す粘性流体の圧力により付勢手段の付勢力に抗
して軸方向に移動することにより、粘性流体による第1
および第2のカプラ部材の結合が解かれる。これによっ
て、入力軸の回転を粘性流体を介して出力軸に伝達する
回転トルクが減少し、出力軸を制動できる。
軸の過回転に応じて制動を行うブレーキ装置であって、
前記回転軸に連動して回転するように該回転軸に結合さ
れる入力軸と、粘性流体を密封収納したオイル室と、前
記オイル室内に収納されたカプラ手段であって、前記入
力軸に結合して回転する羽根部材からなる第1のカプラ
部材と、回転不能な第2のカプラ部材とを含み、前記第
1および第2のカプラ部材の少なくとも一方が軸方向に
移動可能であるものと、前記第1および第2のカプラ部
材を離す方向に付勢力を与える付勢手段とを備え、前記
第1のカプラ部材の羽根部材は回転に応じて所定方向に
前記粘性流体を送り出し、通常時は送り出された前記粘
性流体の圧力よりも勝る前記付勢手段の付勢力により前
記第1および第2のカプラ部材が離されていることで前
記入力軸に制動がかからず、過回転時において過剰に送
り出された前記粘性流体の圧力により前記第1および第
2のカプラ部材の前記少なくとも一方が前記付勢力に抗
して軸方向に移動することで前記第1および第2のカプ
ラ部材が近接結合し、前記入力軸が制動されることを特
徴とするものである。これによれば、回転軸の過回転時
に、第1のカプラ部材が過剰に送り出す粘性流体の圧力
により第1および第2のカプラ部材の少なくとも一方が
付勢手段の付勢力に抗して軸方向に移動することによ
り、第1および第2のカプラ部材が粘性流体を介して近
接結合する。これによって、第1のカプラ部材による粘
性流体の攪拌抵抗が増大し、入力軸を制動できる。
軸の過回転に応じて制動を行うブレーキ装置であって、
前記回転軸に連動して回転するように該回転軸に結合さ
れる入力軸と、粘性流体を密封収納したオイル室と、前
記オイル室内に収納されたカプラ手段であって、前記入
力軸に結合して回転する第1のカプラ部材と、前記第1
のカプラ部材とは逆向きに回転するよう前記入力軸に結
合した第2のカプラ部材とを含み、前記第1および第2
のカプラ部材の少なくとも一方がスプライン式羽根部材
からなるものと、前記第1および第2のカプラ部材を離
す方向に付勢力を与える付勢手段とを備え、前記スプラ
イン式羽根部材は回転に応じて所定方向に前記粘性流体
を送り出し、通常時は送り出された前記粘性流体の圧力
よりも勝る前記付勢手段の付勢力により前記第1および
第2のカプラ部材が離されていることで前記入力軸に制
動がかからず、過回転時において過剰に送り出された前
記粘性流体の圧力により前記第1および第2のカプラ部
材の前記少なくとも一方が前記付勢力に抗して軸方向に
移動することで前記第1および第2のカプラ部材が近接
結合し、前記入力軸が制動されることを特徴とするもの
である。これによれば、回転軸の過回転時に、スプライ
ン式羽根部材が過剰に送り出す粘性流体の圧力により、
入力軸と同方向に回転する第1のカプラ部材および該カ
プラ部材とは逆向きに回転する第2のカプラ部材の少な
くとも一方が付勢手段の付勢力に抗して軸方向に移動す
ることにより、第1および第2のカプラ部材が粘性流体
を介して近接結合する。これによって、第1のカプラ部
材による粘性流体の攪拌抵抗が増大し、入力軸を制動で
きる。この装置では、第1のカプラ部材が第2のカプラ
部材の回転方向とは逆向きに回転して粘性流体を攪拌す
るので、上述の装置に比べより大きな攪拌抵抗を得るこ
とができ、入力軸の制動能力をより向上できる。
どを生じることなく、回転軸に所定以上の過回転が生じ
たときに自動的に制動作用を発揮する。
の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、本発明に
係るブレーキ装置を風車に適用した例を説明する。図1
は、本発明に係るブレーキ装置の一実施例の概略構成を
示す略断面図である。図1において、ブレーキ装置は、
円筒状に形成されたオイル室1を具備し、該オイル室1
の上面に軸受2Aを介して入力軸3を回転可能に保持
し、該オイル室1の下面に軸受2Bを介して出力軸4を
回動可能に保持してなる。オイル室1内にはオイルOが
密封して収納されており、入力軸3と出力軸4が液密に
入り込んでいる。入力軸3には、プーリP1が固定取り
付けされ、該プーリP1に巻回されたベルトV1を介し
て図示しない風車の回転軸の回転が伝達される。出力軸
4には、プーリP2が固定取り付けされており、該プー
リP2に巻回されたベルトV2を介して駆動対象装置の
駆動軸、例えば風力発電機の駆動軸あるいは冷凍システ
ムにおける冷媒圧縮用の圧縮機の駆動軸等に該出力軸4
の回転が伝達される。
が出力軸4に対して軸受2Cを介して回転可能に保持さ
れており、該入力軸3には、スプライン外筒5Aと羽根
部材5Bとを備えた回転体5がスプライン結合されてい
る。回転体5の上部とオイル室1の天井面との間にはス
プリング(コイルばね)6が設けられている。スプライ
ン外筒5Aの内周には、入力軸3の外周のスプライン係
合部3Aにスプライン結合するスプライン係合部5A1
が設けられている。羽根部材5Bは、スプライン外筒5
Aの径方向に放射状に配置された複数の羽根からなり、
オイルOを攪拌して出力軸4側に送り出せるような任意
の傾斜角度をもって配設されている。風車の回転軸の一
定方向の回転に応じて入力軸3が一定方向(時計方向C
Wとする)に回転し、これに応じて回転体5が回転して
羽根部材5BでオイルOを攪拌しオイル渦を発生させて
出力軸4側に送り出す。このとき、回転体5には、オイ
ル渦の送り出し力(圧力)に応じた浮力が発生する。
を具備する。羽根部材4Bは、軸保持部4Aの径方向に
放射状に配置された複数の羽根からなり、オイル渦を受
けて回転トルクを生成できるような任意の傾斜角度をも
って配設されている。各羽根部は、オイル渦を大きな面
域で受けることができるように、回転体5の羽根よりも
オイル室1の内周側面に向けて延出している。なお、オ
イル室1内における入力軸3側の羽根部材5B、出力軸
4側の羽根部材4BおよびオイルOは流体カプラとして
機能し、羽根部材5Bは第1のカプラ部材に相当し、羽
根部材4Bは第2のカプラ部材に相当する。
定まる所定の付勢力Sfをもって回転体5を出力軸4側
に付勢している。このスプリング6の付勢力Sfは、風
車の回転軸が突風又は強風以外の通常の風力で回転する
通常回転時において回転体5に発生する浮力F1よりも
大きく、同回転軸が突風又は強風などにより過回転する
過回転時において回転体5に発生する浮上F2よりも小
さくなるように設定されている(F1<Sf<F2)。
したがって、スプリング6は、回転軸の通常回転時にお
いて、回転体5を出力軸4側に付勢力Sfで付勢して入
力軸3の所定位置(スプライン溝部3Aの下端位置)に
位置させる。しかし、回転軸の過回転時においては、入
力軸3の軸方向への回転体5の上昇を可能にする。
の動作を説明する。回転軸の通常回転時では、回転体5
は、入力軸3と共に時計方向CWに回転してオイルOを
攪拌することによりオイル渦を出力軸4側に送り出す。
このとき、回転体5に発生する浮力F1はスプリング6
の付勢力Sfよりも小さいので、回転体5は、上記入力
軸3の所定位置に位置し、その位置で羽根部材5Aが出
力軸4の羽根部材4AにオイルOを介して結合してい
る。出力軸4では、回転体5から送り出されたオイル渦
を羽根部材4Bで受けることにより回転軸の通常回転に
応じた回転トルクT1を得る。これにより、出力軸4が
回転され、該出力軸4の回転がベルトV2を介して駆動
軸に伝達される。回転軸の過回転時では、回転体5は、
回転軸の通常回転時よりも高速に回転してオイルOを攪
拌する。このとき、出力軸4側に通常回転時よりもオイ
ルOが過剰に送り出され、これによって、回転体5には
スプリング6の付勢力Sfよりも大きい浮力F2が発生
する。回転体5は、その浮力F2で入力軸3の軸方向に
上昇する。これにより、回転体5と出力軸4との間の空
間が広がり、オイルOによる回転体5の羽根部材5Aと
出力軸4の羽根部材4Aとの結合が解かれる。これによ
って、出力軸4の羽根部材4Bでオイル渦を受ける受け
圧力が小さくなり、これに応じて出力軸4の回転トルク
が減少し、出力軸4が制動される。これにより、出力軸
4の回転が減速され、該出力軸4の回転がベルトV2を
介して駆動軸に伝達される。
実施例の概略構成を示す略断面図である。図2におい
て、ブレーキ装置は、オイル室1の上面に軸受11Aを
介して入力軸12を回転可能に保持し、該オイル室1の
下面に軸保持部13を固定保持してなる。オイル室1内
には密封して収納されており、入力軸12が液密に入り
込んでいる。入力軸12には、風車の回転軸Sに連動し
て回転するよう直結されている。また、入力軸12に
は、出力プーリP11が固定取り付けされており、該プ
ーリP11に巻回されたベルトV11を介して駆動対象
装置の駆動軸に該入力軸12の回転が伝達される。
部が軸保持部13に軸受11Bを介して回転可能に保持
されてなり、該入力軸12には、スプライン外筒5Aと
羽根部材5Bとを備えた回転体5がスプライン結合され
ている。回転体5と軸保持部13との間にはスプリング
(コイルばね)14が設けられている。スプライン外筒
5Aの内周には、入力軸12の外周のスプライン係合部
12Aにスプライン結合するスプライン係合部5A1が
設けられている。本例に示す羽根部材5Bは、図1に示
す羽根部材5Bと同じ構成であるので、その説明を援用
する。風車の回転軸の一定方向の回転に応じて入力軸1
2が一定方向(反時計方向CCWとする)に回転し、こ
れに応じて回転体5が回転して羽根部材5BでオイルO
を攪拌しオイル渦を発生させてオイル室1内の天井面側
に送り出す。このとき、回転体5には、天井面からオイ
ル渦の送り出し力(圧力)応じた下向きの押圧力が作用
する。
る。羽根部材4Bは、軸保持部13の径方向に放射状に
配置された複数の羽根からなる。各羽根は、オイル室1
の下面に固定取り付けされており、オイル室1内の発生
するオイル渦を受けてオイルOに乱流を発生させること
により回転体5によるオイルOの攪拌抵抗を増大させ
る。この各羽根は、オイル渦を大きな面域で受けること
ができるように、回転体5の羽根よりもオイル室1の内
周側面に向けて延出している。
て定まる所定の付勢力Sf1をもって回転体5を羽根部
材4Bから離す方向に付勢している。このスプリング1
4の付勢力Sf1は、風車の回転軸が突風又は強風以外
の通常の風力で回転する通常回転時において回転体5に
作用する押圧力F11よりも小さく、同回転軸が突風又
は強風などにより過回転する過回転時において回転体5
に作用する押圧力F12よりも大きい(F12<Sf1
<F11)。したがって、スプリング14は、回転軸の
通常回転時において、回転体5を天井面側に付勢力Sf
1で付勢して入力軸12の所定位置(スプライン結合部
12Aの上端位置)に位置させる。しかし、回転軸の過
回転時においては、入力軸12の軸方向への回転体5の
下降を可能にする。
の動作を説明する。回転軸の通常回転時では、回転体5
は、入力軸12と共に反時計方向CCWに回転してオイ
ルOを攪拌することによりオイル渦を軸保持部13側に
送り出す。このとき、回転体5に作用する押圧力F11
はスプリング6の付勢力Sf1よりも小さいので、回転
体5は、上記入力軸3の所定位置で回転することにな
る。すなわち、回転体5の羽根部材5Bと羽根部材4B
とはスプリング6の付勢力Sf1によって離されている
ので入力軸12が制動されず、該入力軸12の回転がベ
ルトV11を介して駆動軸に伝達される。回転軸の過回
転時では、回転体5は、回転軸の通常回転時よりも高速
に回転してオイルOを攪拌する。このとき、軸保持部1
3側に通常回転時よりもオイルOが過剰に送り出され、
これによって、回転体5にはスプリング6の付勢力Sf
1よりも大きい押圧力F12が作用する。回転体5は、
その押圧力F12で入力軸12の軸方向に下降する。こ
れにより、回転体5の羽根部材5Aと羽根部材4Bとの
間の空間が狭まり、該羽根部材5Aと羽根部材4Bとが
オイルOを介して近接結合する。このとき、回転体5
は、羽根部材5Aで羽根部材4B側にオイル渦を勢いよ
く送り出すので、該羽根部材4Bがそのオイル渦を受け
てオイルOに乱流を発生させる。そのオイルOを羽根部
材5Aが攪拌することにより該羽根部材5Aの攪拌抵抗
が増大し、入力軸12が制動される。これにより、入力
軸12の回転が減速され、該入力軸12の回転がベルト
V11を介して駆動軸に伝達される。
実施例の概略構成を示す略断面図である。図3におい
て、ブレーキ装置は、オイル室1の上方で軸受21Aを
介して入力軸22を回転可能に保持し、入力軸22に回
転自在に貫入された筒状の反転軸23をオイル室1の上
面で軸受21Cを介して回転可能に保持する。オイル室
1内にはオイルOが密封して収納されており、入力軸2
2と反転軸23が液密に入り込んでいる。入力軸22に
は、風車の回転軸Sに連動して回転するよう直結されて
いる。また、入力軸22には、出力プーリP11が固定
取り付けされており、該プーリP11に巻回されたベル
トV11を介して駆動対象装置の駆動軸に該入力軸22
の回転が伝達される。また、入力軸22には、回転変換
機構を構成する3つの傘歯車24A,24B,24Cの
うち、1つの傘歯車24Aがキーなどにより固定取り付
けされている。他の1つの傘歯車24Cは、反転軸23
にキーなどにより固定取り付けされている。残りの1つ
の傘歯車24Bは、歯車24A及び24Cにそれぞれ結
合されている。回転変換機構において、例えば傘歯車2
4Aが入力軸22と共に時計回り方向CWに回転する
と、該傘歯車24Aは傘歯車24Bを支軸に対して反時
計回り方向に回転し、該傘歯車24Bは傘歯車24Cを
入力軸22に対して反時計回り方向CCWに回転する。
したがって、傘歯車24Cは反転軸23を入力軸22に
対して反時計回り方向CCWに回転する。
部がオイル室1内の下面に軸受21Bを介して回転可能
に保持されおり、該入力軸22の軸保持部22Aには、
反転軸23の先端部が軸受21Dを介して回転可能に保
持されている。反転軸23には、スプライン外筒5Aと
羽根部材5Bとを備えた回転体5がスプライン結合され
ている。回転体5と軸保持部22Aとの間にはスプリン
グ(コイルばね)25が設けられている。スプライン外
筒5Aの内周には、反転軸23の外周のスプライン係合
部23Aにスプライン結合するスプライン係合部5A1
が設けられている。本例に示す羽根部材5Bは、図1に
示す羽根部材5Bと同じ構成であるので、その説明を援
用する。風車の回転軸の一定方向の回転に応じて入力軸
22が一定方向(時計方向CWとする)に回転し、これ
応じて軸保持部22Aの羽根部材22Bが回転してオイ
ルOを攪拌する。入力軸22の一定方向の回転に応じて
反転軸23が逆向き方向(反時計方向CCWとする)に
回転し、これに応じて回転体5が回転して羽根部材5B
でオイルOを攪拌しオイル渦を発生させてオイル室1内
の天井面側に送り出す。このとき、回転体5には、天井
面からオイル渦の送り出し力(圧力)応じた下向きの押
圧力が作用する。
4Bを具備する。羽根部材4Bは、軸保持部22Aの径
方向に放射状に配置された複数の羽根からなり、オイル
渦を確実に受けることのできる任意の傾斜角度をもって
配設されている。各羽根は、オイル渦を大きな面域で受
けることができるように、回転体5の羽根よりもオイル
室1の内周側面に向けて延出している。
て定まる所定の付勢力Sf2をもって回転体5を軸保持
部22Aから離す方向に付勢している。このスプリング
25の付勢力Sf2は、風車の回転軸が突風又は強風以
外の通常の風力で回転する通常回転時において回転体5
に作用する押圧力F21よりも小さく、同回転軸が突風
又は強風などにより過回転する過回転時において回転体
5に作用する押圧力F22よりも大きい(F22<Sf
2<F21)。したがって、スプリング25は、回転軸
の通常回転時において、回転体5を天井面側に付勢力S
f2で付勢して反転軸23の所定位置(スプライン結合
部23Aの上端位置)に位置させる。しかし、回転軸の
過回転時においては、反転軸22の軸方向への回転体5
の下降を可能にする。
の動作を説明する。回転軸の通常回転時では、回転体5
は、反転軸23と共に反時計方向CCWに回転してオイ
ルOを攪拌することによりオイル渦を入力軸22の軸保
持部22A側に送り出す。このとき、回転体5に作用す
る押圧力F21はスプリング25の付勢力Sf2よりも
小さいので、回転体5は、上記反転軸23の所定位置で
回転することになる。すなわち、回転体5の羽根部材5
Bと入力軸22の羽根部材4Bとはスプリング25の付
勢力Sfによって離されているので入力軸22が制動さ
れず、該入力軸22の回転がベルトV11を介して駆動
軸に伝達される。回転軸の過回転時では、回転体5は、
回転軸の通常回転時よりも高速に回転してオイルOを攪
拌する。このとき、軸保持部22A側に通常回転時より
もオイルOが過剰に送り出され、これによって、回転体
5にはスプリング25の付勢力Sf2よりも大きい押圧
力F22が作用する。回転体5は、その押圧力F22で
入反転軸23の軸方向に下降する。これにより、回転体
5の羽根部材5Aと入力軸22の羽根部材4Bとの間の
空間が狭まり、該羽根部材5Aと羽根部材4Bとがオイ
ルOを介して結合する。このとき、回転体5は、羽根部
材5Aで羽根部材4B側にオイル渦を勢いよく送り出す
ので、該羽根部材4Bがそのオイル渦を受けて攪拌す
る。回転体5の回転方向とは逆向きに回転する入力軸2
2の羽根部材4BでそのオイルOを攪拌することにより
該羽根部材4Bの攪拌抵抗が増大し、入力軸22が制動
される。この場合、羽根部材4Bは回転体5とは逆向き
に回転してオイルOを攪拌するので、図2に示される装
置に比べより大きな攪拌抵抗を得ることができ、入力軸
22の制動能力をより向上できる。したがって、本例に
示すブレーキ装置は、特に、大型の風車に適用できる。
キ装置では、羽根部材5Bを入力軸3の軸方向に移動可
能な回転体5に具備させ、羽根部材4Bを出力軸4に固
定して具備させたが、同図に係わる本発明のブレーキ装
置は、これに限られるものでなく、一変形例として、出
力軸に羽根部材を具備させた回転体を移動可能に取り付
けると共に、入力軸に羽根部材を固定して具備させるよ
うに構成しても同様な効果を得ることができる。また、
他の変形例として、出力軸と入力軸との双方に羽根部材
を具備させた回転体を移動可能に取り付けるように構成
しても同様な効果を得ることができる。また、図2に示
すブレーキ装置では、羽根部材5Bを入力軸12の軸方
向に移動可能な回転体5に具備させ、羽根部材4Bを軸
保持部13に固定して具備させたが、同図に係わる本発
明のブレーキ装置は、これに限られるものでなく、一変
形例として、軸保持部に羽根部材を具備させた回転体を
移動可能に取り付けると共に、入力軸に羽根部材を固定
して具備させるように構成しても同様な効果を得ること
ができる。また、他の変形例として、入力軸と軸保持部
との双方に羽根部材を具備させた回転体を移動可能に取
り付けるように構成しても同様を効果を得ることができ
る。また、図3に示すブレーキ装置では、羽根部材5B
を反転軸23の軸方向に移動可能な回転体5に具備さ
せ、羽根部材4Bを入力軸22に固定して具備させた
が、同図に係わる本発明のブレーキ装置は、これに限ら
れるものでなく、一変形例として、入力軸に羽根部材を
具備させた回転体を移動可能に取り付けると共に、反転
軸に羽根部材を固定して具備させるように構成しても同
様な効果を得ることができる。また、他の変形例とし
て、反転軸と入力軸との双方に羽根部材を具備させた回
転体を移動可能に取り付けるように構成しても同様な効
果を得ることができる。また、各実施例において、スプ
リング6,14,25は、必要に応じてオイル室1の外
部に配置してよい。また、本発明に係るブレーキ装置
は、風車だけに適用されるものでなく、回転軸の過回転
に応じて制動を必要とする各種装置、機械等にも適用で
きるものである。
ーキ装置は、発熱や摩耗などを生じることなく、回転軸
に所定以上の過回転が生じたときに自動的に制動作用を
発揮する、という優れた効果を奏する。
構成を示す略断面図。
す略断面図。
す略断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 回転軸の過回転に応じて制動を行うブレ
ーキ装置であって、 前記回転軸に連動して回転するように該回転軸に結合さ
れる入力軸と、 出力軸と、 粘性流体を密封収納したオイル室と、 前記オイル室内に収納されたカプラ手段であって、前記
入力軸に結合する第1のカプラ部材と、前記出力軸に結
合する第2のカプラ部材とを含み、前記第1および第2
のカプラ部材の少なくとも一方がスプライン式羽根部材
からなるものと、 前記第1および第2のカプラ部材を結合させる方向に付
勢力を与える付勢手段とを備え、前記スプライン式羽根
部材は回転に応じて所定方向に前記粘性流体を送り出
し、通常時は送り出された前記粘性流体の圧力よりも勝
る前記付勢手段の付勢力により前記第1および第2のカ
プラ部材が前記粘性流体を介して結合されることで前記
入力軸の回転が前記出力軸に伝達され、過回転時におい
て過剰に送り出された前記粘性流体の圧力により前記ス
プライン式羽根部材が前記付勢力に抗して軸方向に移動
することで前記第1および第2のカプラ部材の結合が解
かれ、前記出力軸が制動されることを特徴とするブレー
キ装置。 - 【請求項2】 回転軸の過回転に応じて制動を行うブレ
ーキ装置であって、 前記回転軸に連動して回転するように該回転軸に結合さ
れる入力軸と、 粘性流体を密封収納したオイル室と、 前記オイル室内に収納されたカプラ手段であって、前記
入力軸に結合して回転する羽根部材からなる第1のカプ
ラ部材と、回転不能な第2のカプラ部材とを含み、前記
第1および第2のカプラ部材の少なくとも一方が軸方向
に移動可能であるものと、 前記第1および第2のカプラ部材を離す方向に付勢力を
与える付勢手段とを備え、前記第1のカプラ部材の羽根
部材は回転に応じて所定方向に前記粘性流体を送り出
し、通常時は送り出された前記粘性流体の圧力よりも勝
る前記付勢手段の付勢力により前記第1および第2のカ
プラ部材が離されていることで前記入力軸に制動がかか
らず、過回転時において過剰に送り出された前記粘性流
体の圧力により前記第1および第2のカプラ部材の前記
少なくとも一方が前記付勢力に抗して軸方向に移動する
ことで前記第1および第2のカプラ部材が近接結合し、
前記入力軸が制動されることを特徴とするブレーキ装
置。 - 【請求項3】 回転軸の過回転に応じて制動を行うブレ
ーキ装置であって、 前記回転軸に連動して回転するように該回転軸に結合さ
れる入力軸と、 粘性流体を密封収納したオイル室と、 前記オイル室内に収納されたカプラ手段であって、前記
入力軸に結合して回転する第1のカプラ部材と、前記第
1のカプラ部材とは逆向きに回転するよう前記入力軸に
結合した第2のカプラ部材とを含み、前記第1および第
2のカプラ部材の少なくとも一方がスプライン式羽根部
材からなるものと、 前記第1および第2のカプラ部材を離す方向に付勢力を
与える付勢手段とを備え、前記スプライン式羽根部材は
回転に応じて所定方向に前記粘性流体を送り出し、通常
時は送り出された前記粘性流体の圧力よりも勝る前記付
勢手段の付勢力により前記第1および第2のカプラ部材
が離されていることで前記入力軸に制動がかからず、過
回転時において過剰に送り出された前記粘性流体の圧力
により前記第1および第2のカプラ部材の前記少なくと
も一方が前記付勢力に抗して軸方向に移動することで前
記第1および第2のカプラ部材が近接結合し、前記入力
軸が制動されることを特徴とするブレーキ装置。 - 【請求項4】 前記付勢手段は、所定のバネ定数からな
るスプリングである請求項1乃至3のいずれかに記載の
ブレーキ装置。 - 【請求項5】 前記回転軸は、風車の回転軸である請求
項1乃至4のいずれかに記載のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002101458A JP4093785B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002101458A JP4093785B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | ブレーキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003294064A true JP2003294064A (ja) | 2003-10-15 |
| JP4093785B2 JP4093785B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
ID=29241823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002101458A Expired - Fee Related JP4093785B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | ブレーキ装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4093785B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019023412A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置、制動装置 |
| EP3284543B1 (en) * | 2016-08-17 | 2021-12-08 | Nelson Irrigation Corporation | Viscous rotational speed control device with fluid circuit |
-
2002
- 2002-04-03 JP JP2002101458A patent/JP4093785B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2019023412A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置、制動装置 |
| JP7018721B2 (ja) | 2017-07-24 | 2022-02-14 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置、制動装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4093785B2 (ja) | 2008-06-04 |
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