JP2003294129A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

車両用電子制御装置

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JP2003294129A JP2002097065A JP2002097065A JP2003294129A JP 2003294129 A JP2003294129 A JP 2003294129A JP 2002097065 A JP2002097065 A JP 2002097065A JP 2002097065 A JP2002097065 A JP 2002097065A JP 2003294129 A JP2003294129 A JP 2003294129A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御出力データの異常時において、他の制御へ
の影響なく通常制御への復帰を可能とすること。 【解決手段】ECU10は、自動変速制御の中枢をなす
制御マイコン11と、この制御マイコン11を監視する
ための監視マイコン12とを備える。制御マイコン11
は、自動変速制御に係わるソレノイド出力を演算し、当
該ソレノイド出力を出力用メモリ領域を介してソレノイ
ドに出力する。監視マイコン12は、制御マイコン11
から出力されるソレノイド出力を監視し、該ソレノイド
出力が異常である旨判定した時、制御マイコン11に対
して異常発生の旨通知する。制御マイコン11は、異常
発生の通知に従いソレノイド出力に関して初期化を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電子制御装
置に係り、特に制御出力データを好適に監視するための
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、車両用電子制御装置(車載E
CU)の制御機能が益々高度化、複雑化する傾向にあ
り、制御を実現するためのソフトウエアも大規模化しつ
つある。例えば自動変速機の変速制御機能を備えるトラ
ンスミッションECUでは、トランスミッション構造の
改良等に伴いリニアソレノイドの直接圧制御や多段化に
よる複雑な多重変速制御を実現するものが提案されてお
り、構造化やオブジェクト指向の手法によりソフトウェ
ア設計されている。因みに、直接圧制御とは、自動変速
機における摩擦係合装置の係合圧を制御しながら変速を
行う制御を言い、多重変速制御とは、変速制御中にスロ
ットル開度が変化して別の変速判断が成立する場合等に
おいて、既に開始された変速制御途中で新たな変速判断
を行う制御を言う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く制御ソフト
ウエアの大規模化が進む反面、開発期間短縮等が要望さ
れている。こうした実状では、品質面で完全に確認でき
ない項目や仕様上予期しない動作が生じたり、RAM破
壊等によるマイコン処理の暴走が生じたりすることが考
えられる。マイコン自体が暴走した場合は、周知のウオ
ッチドッグ監視機能等によりリセット等の処置がとられ
る。この場合、マイコンの処理は初期状態から動作する
ことにより通常制御に復帰することができる。
【0004】しかしながら、トランスミッションECU
において、RAM化け等に起因して変速出力データの固
定や予期しない変速出力が生じた場合は、ウオッチドッ
グパルス(WDパルス)は正しく出力されているため監
視機能による復帰は期待できない。また、仮にRAM化
けの異常が検出できた場合、当該マイコンにリセットを
かけることが考えられるが、かかる場合、全ての制御が
初期状態から行われることで正常動作していた他の制御
にも影響が及ぶこととなる。つまり、それまで制御して
いた内容、例えば学習等のデータが全てリセットされて
しまい、ドライバビリティや他の監視機能への悪影響が
出る可能性が生じる。
【0005】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、制御出力データ
の異常時において、他の制御への影響なく通常制御への
復帰を可能とすることができる車両用電子制御装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
電子制御装置では、車両走行制御に係わる制御出力デー
タを演算し、当該制御出力データを出力用メモリ領域を
介してアクチュエータに出力する制御部と、該制御部か
ら出力される制御出力データを監視する監視部とを備え
る。そして特に、監視部は、制御部から出力される制御
出力データが異常である旨判定した時、制御部に対して
異常発生の旨通知する。制御部は、異常発生の通知に従
い制御出力データに関して初期化を行う。本発明では、
制御出力データの異常時において、制御出力データ関連
のデータのみが初期化されるため、その他の正常部分ま
でもが初期化されることはない。故に、他の制御への影
響なく通常制御への復帰が可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明では、制御部は、異
常発生の通知を受けると先ずは出力用メモリ領域内の制
御出力データの初期化を行い、その後、所定時間経過し
ても異常の状態が継続していると、次に制御出力データ
の演算に関わる別のメモリ領域も含めて初期化を行う。
この場合、データの初期化が段階的に行われるため、初
期化の対象とするメモリ領域を必要最小限で指定し、そ
の初期化を最適に行うことができる。
【0008】請求項3に記載の発明では、制御部は、異
常発生の通知を受けた後、所定時間経過しても異常の状
態が継続していると、ウオッチドッグパルスの出力を停
止する。ウオッチドッグパルスの出力停止に伴い、ウオ
ッチドッグ監視回路により制御部がリセットされること
となる。つまり、異常発生後に制御出力データ等の初期
化を行っても異常が継続する場合、そのままでは正常復
帰が見込めないことが考えられる。かかる場合にはリセ
ットによる正常復帰を図ることとする。
【0009】請求項4に記載の発明では、前記監視部
は、前記制御部と同じ手法にてこれとは別に制御出力デ
ータ若しくはそれ相当のデータを演算し、該演算データ
との比較により制御部の制御出力データについて異常を
判定する。これにより、制御出力データの異常が容易に
判定できる。
【0010】請求項5に記載の発明では、前記監視部
を、前記制御部と同一のCPUにて構成したため、監視
部にてマップや制御処理の状態までも把握できる。従っ
て、外部監視の構成とする場合に比べてより正確に制御
出力データの異常を判定することが可能となる。
【0011】請求項6に記載の発明では、前記制御部
は、異常発生の通知を受けると、その時の制御出力デー
タを初期化すると共に、別に演算した制御出力の代替デ
ータを、前記出力用メモリ領域とは異なるメモリ領域を
介してアクチュエータに出力する。仮に出力用メモリ領
域での制御出力データが破壊された場合において、上記
の如く制御出力の代替データが別途演算されて別のメモ
リ領域を介して出力されるため、その都度の車両制御が
中断されることはない。従って、異常発生時にも好適な
車両制御が継続できるようになる。
【0012】請求項7に記載の発明では、制御部から出
力される制御出力データが異常である旨判定され、その
状態が所定時間継続した時、前記制御部は、異常発生の
通知に従い制御出力データに関して初期化を行う。この
場合、異常が継続することを判断することで、正確な異
常判定を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。本実施の形態では車両走行制御を実現するための
車両用ECUに本発明を具体化し、特に本ECUは車載
トランスミッションの変速を自動制御するための変速制
御機能を具備する。車載トランスミッションは、複数の
ソレノイド(アクチュエータ)が選択的にON又はOF
Fされ、それに伴い油圧経路が変更され変速段が自動に
切り替えられるようになっている。
【0014】図1は本制御システムの概要を示す構成図
である。図1において、ECU10は、自動変速制御の
中枢をなす制御マイコン11と、この制御マイコン11
を監視するための監視マイコン12とを備える。各マイ
コン11,12は、CPU、ROM、RAM等を有する
周知の論理演算回路からなり、本実施の形態では制御マ
イコン11が「制御部」に相当し、監視マイコン12が
「監視部」に相当する。
【0015】制御マイコン11は、自動変速制御、電子
スロットル制御、クルーズ制御等の各種制御機能やその
他に故障診断機能(ダイアグ機能)、通信機能等を具備
する。特に自動変速制御に関して、制御マイコン11
は、スロットル開度、車速等の車両運転情報(センサ検
出信号)を入力し、例えば図2の変速特性マップを用い
てその時々のスロットル開度及び車速に応じて制御変速
段(シフトギア段)を決定する。そして、その制御変速
段に応じてソレノイド出力を決定し、そのソレノイド出
力をS1,S2,S3として各々出力する。この場合、
ソレノイド出力S1〜S3が「制御出力データ」に相当
し、当該出力S1〜S3が制御マイコン11内の図示し
ない出力用メモリ領域(RAM)を介して各ソレノイド
に出力される。なお、スロットル開度及び車速の検出信
号は監視マイコン12にも入力される。
【0016】監視マイコン12は、制御マイコン11と
同じ手法にて制御変速段を演算する機能を有し、前記図
2の変速特性マップを用いてその時々のスロットル開度
及び車速に応じて制御変速段を決定する。また、監視マ
イコン12は、制御マイコン11から出力されるソレノ
イド出力S1〜S3を取り込み、当該ソレノイド出力S
1〜S3の異常を随時監視する。制御マイコン11側の
異常が検出された時、当該制御マイコン11における特
定のRAMデータを初期化すべく、監視マイコン12は
制御マイコン11に対して初期化信号を出力する。
【0017】また、ECU10には「ウオッチドッグ監
視回路」としてのWD回路13が設けられている。制御
マイコン11はWD回路13に対してWDパルスを出力
し、WD回路13は制御マイコン11からのWDパルス
が所定時間以上反転しなかった場合に制御マイコン11
に対してリセット信号を出力する。
【0018】次に、制御マイコン11による初期化手順
及び監視マイコン12による監視手順について説明す
る。ここで、図3は、監視マイコン12による出力異常
判定処理を示すフローチャートであり、図4は、制御マ
イコン11によるデータ初期化処理を示すフローチャー
トである。これら各処理は、各マイコン11,12によ
りそれぞれ所定時間周期(例えば16ms周期)で実行
される。
【0019】図3において、ステップ101では、現状
の車速とスロットル開度とを読み込み、ステップ102
では、これら車速とスロットル開度との関係により制御
変速段を算出する。その後、ステップ103では、制御
マイコン11から出力されたソレノイド出力S1〜S3
を読み込み、続くステップ104では、前記読み込んだ
ソレノイド出力S1〜S3から実際の変速段(実変速
段)を算出する。
【0020】その後、ステップ105では、制御変速段
と実変速段とが一致するか否かを判別する。外部・内部
要因におけるマイコン異常やRAM破壊等によりソレノ
イド出力S1〜S3が固定されていたり、当該出力S1
〜S3が意図しないものであったりする場合、ステップ
105がNOとなる。ステップ105がNOであればソ
レノイド出力異常とみなし、ステップ106に進む。ス
テップ106では、ソレノイド出力S1〜S3の初期化
を要求する旨の初期化信号を制御マイコン11に対して
出力する。これに対し、ステップ105がYESであれ
ばソレノイド出力正常とみなし、そのまま本処理を終了
する。
【0021】一方、図4において、ステップ201では
監視マイコン12からの初期化信号を取得し、続くステ
ップ202では、初期化信号により初期化要求がなされ
ているか否かを判別する。初期化要求有りの場合ステッ
プ203に進み、ソレノイド出力S1〜S3に関して該
当RAM領域を初期化する。上記ステップ203では、
ソレノイド出力S1〜S3のみを初期化する構成の他、
これに代えて又はこれに加えて、ソレノイド出力S1〜
S3の演算に関係する別のRAM領域、すなわち自動変
速制御で使われる別の演算データを初期化する構成であ
っても良い。
【0022】以上詳述した本実施の形態によれば、制御
マイコン11から出力されるソレノイド出力S1〜S3
が異常である場合に特定データ(ソレノイド出力S1〜
S3)だけが初期化されるため、その他の正常部分まで
もが初期化されることはない。故に、他の制御への影響
なく速やかに通常制御への復帰が可能となる。
【0023】監視マイコン12による上記図3の処理に
おいて、制御変速段≠実変速段となりその状態が所定時
間(数100ms〜数sec程度)継続した時に、初期
化要求を表す初期化信号出力(ステップ106)を実施
する構成としても良い。また、所定時間経過の判断は、
制御マイコン11側(図4の処理)で実施する構成であ
っても良い。何れにしても、ソレノイド出力異常となり
その状態で所定時間継続した時に、制御マイコン11が
ソレノイド出力S1〜S3の初期化を実施すると良い。
【0024】(第2の実施の形態)次に、本発明におけ
る第2の実施の形態について、上述した第1の実施の形
態との相違点を中心に説明する。本実施の形態では、ソ
レノイド出力S1〜S3の異常時において代替データに
よるソレノイド駆動を実施するものである。
【0025】図5は、本実施の形態におけるデータ初期
化処理を示すフローチャートであり、本処理は、前記図
4に置き換えて制御マイコン11により実施される。図
5において、ステップ301では、監視マイコン12か
らの初期化信号を取得し、続くステップ302では、初
期化信号により初期化要求がなされているか否かを判別
する。このとき、前述した通りソレノイド出力異常であ
れば初期化要求がなされることとなる。
【0026】初期化要求有りの場合、ステップ303で
は制御変速段の代替データを算出し、続くステップ30
4では、その制御変速段の代替データをSRAM(スタ
ンバイRAM)等に記憶する。その後、ステップ305
では、その時のソレノイド出力S1〜S3に関して該当
RAM領域を初期化する。続くステップ306では、前
記SRAM内の代替データをソレノイド出力S1〜S3
として出力する。
【0027】ここで、代替データを格納するメモリ領域
は、ステップ305で初期化の対象となるメモリ領域以
外であれば良く、出力用メモリ領域以外のRAM領域、
EEPROM等であっても良い。
【0028】本実施の形態によれば、出力用メモリ領域
でソレノイド出力S1〜S3が異常となる場合に、代替
データが別途演算されて別のメモリ領域を介して出力さ
れるため、その都度の自動変速制御が中断されることは
ない。従って、異常発生時にも好適な自動変速制御が継
続できるようになる。
【0029】またこの場合、不要な変速制御を起こさせ
ない構成が実現できる。例えば多重変速制御を実施する
場合において、高速ギア段でのリセット後に、変速制御
以外の制御が多重変速制御に入るのを防ぎ、通常の制御
にいち早く復帰できる。
【0030】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態では、ソレノイド出力S1〜S3及びそれに関連す
るデータについて初期化を段階的に実施する構成につい
て説明する。
【0031】図6は、本実施の形態におけるデータ初期
化処理を示すフローチャートであり、本処理は、前記図
4や図5に置き換えて制御マイコン11により実施され
る。図6において、先ずステップ401,402では前
記同様、監視マイコン12からの初期化信号を取得し、
その初期化信号により初期化要求がなされているか否か
を判別する。初期化要求無しの場合にはステップ403
に進み、初期化フラグF1をクリアする(F1=0)。
【0032】初期化要求有りの場合ステップ404に進
み、当初は初期化フラグF1がクリアされているため更
にステップ405に進む。ステップ405では、ソレノ
イド出力S1〜S3に関する該当RAM領域(出力用メ
モリ領域)を初期化し、続くステップ406では、初期
化フラグF1をセットする(F1=1)。
【0033】初期化フラグF1がセットされた後そのセ
ット状態が継続する場合、すなわちソレノイド出力が初
期化されても初期化フラグF1がクリアされない場合に
は、ステップ407で所定時間の経過が待たれる。そし
て、初期化フラグF1のセットから所定時間が経過した
時点、すなわちソレノイド出力S1〜S3が初期化され
てから所定時間が経過した時点でステップ408に進
み、ソレノイド出力S1〜S3の演算に関連するデータ
も含み該当RAM領域の初期化を行う。
【0034】以上第3の実施の形態によれば、データの
初期化が段階的に行われるため、初期化の対象とするメ
モリ領域を必要最小限で指定し、その初期化を最適に行
うことができる。
【0035】(第4の実施の形態)次に、第4の実施の
形態では、ソレノイド出力S1〜S3及びそれに関連す
るデータの初期化処理と、WD回路13によるリセット
処理とを組み合わせた構成について説明する。
【0036】図7は、本実施の形態におけるデータ初期
化処理を示すフローチャートであり、本処理は、前記図
4〜図6に置き換えて制御マイコン11により実施され
る。図7において、先ずステップ501,502では前
記同様、監視マイコン12からの初期化信号を取得し、
その初期化信号により初期化要求がなされているか否か
を判別する。初期化要求無しの場合にはステップ503
に進み、初期化フラグF1,F2をクリアする(F1=
0,F2=0)。
【0037】初期化要求有りの場合ステップ504に進
み、当初は初期化フラグF1,F2が共にクリアされて
いるため更にステップ504→505→506に進む。
ステップ506では、ソレノイド出力S1〜S3に関す
る該当RAM領域(出力用メモリ領域)を初期化し、続
くステップ507では、初期化フラグF1をセットする
(F1=1)。
【0038】初期化フラグF1がセットされた後そのセ
ット状態が継続する場合、すなわちソレノイド出力が初
期化されても初期化フラグF1がクリアされない場合に
は、ステップ508で所定時間の経過が待たれる。そし
て、初期化フラグF1のセットから所定時間が経過した
時点、すなわちソレノイド出力S1〜S3が初期化され
てから所定時間が経過した時点でステップ509に進
み、ソレノイド出力S1〜S3の演算に関連するデータ
も含み該当RAM領域の初期化を行う。更に、ステップ
510では、初期化フラグF2をセットする(F2=
1)。
【0039】初期化フラグF2がセットされた後は、ス
テップ511で所定時間の経過が待たれる。そして、初
期化フラグF2のセットから所定時間が経過した時点で
ステップ512に進み、WDパルスの出力を停止する。
このWD出力停止に伴い、WD回路13により制御マイ
コン11がリセットされることとなる。
【0040】以上第4の実施の形態によれば、異常発生
後にソレノイド出力等の初期化を行っても異常が継続
し、そのままでは正常復帰が見込めない場合において、
リセットによる正常復帰を図ることができる。
【0041】なお上記図7の処理では、ソレノイド出力
S1〜S3及びそれに関連するデータについて初期化を
段階的に実施する構成(ステップ506,509)を無
くし、何れか一方の初期化のみを行い、その初期化後、
所定時間が経過した時点でWDパルスの出力を停止する
構成であっても良い。
【0042】本発明は、上記以外に次の形態にて具体化
できる。上記実施の形態では、制御部と監視部とを個別
のマイコン(CPU)にて実現する構成としたが、これ
ら制御部と監視部とを同一のマイコン(CPU)にて実
現する構成であっても良い。この場合、監視部にてマッ
プや制御処理の状態までも把握できる。従って、外部監
視の構成とする場合に比べてより正確にソレノイド出力
(制御出力データ)の異常を判定することが可能とな
る。
【0043】また、マイコン内部で自動変速制御の監視
を行う場合においてOS(オペレーティングシステム)
を用いた構成では、自動変速制御と別タスクで行うこと
も可能となる。自動変速制御が行われているタスク自体
のロック検出も監視可能となる。この場合、マップを共
有でき、省資源での構成が可能となる。
【0044】上記実施の形態では、自動変速制御におい
てソレノイドに対する出力を「制御出力データ」とし、
ソレノイド出力に関して初期化処理を実施する事例を説
明したが、他の制御における制御出力データを想定し、
同様の初期化処理を実施するものであっても良い。例え
ば、電子スロットル制御においてスロットル駆動モータ
に対する出力を「制御出力データ」とし、そのモータ出
力に関して初期化処理を実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における車両制御システムの
概要を示す構成図。
【図2】変速特性マップを示す図。
【図3】出力異常判定処理を示すフローチャート。
【図4】データ初期化処理を示すフローチャート。
【図5】第2の実施の形態におけるデータ初期化処理を
示すフローチャート。
【図6】第3の実施の形態におけるデータ初期化処理を
示すフローチャート。
【図7】第4の実施の形態におけるデータ初期化処理を
示すフローチャート。
【符号の説明】
10…ECU、11…制御マイコン、12…監視マイコ
ン、13…WD回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J552 MA01 NA01 NB01 PA51 PB02 PB08 QB02 QC08 TB17 5H209 AA10 BB07 CC01 DD04 EE11 GG05 HH06 HH10 HH33 JJ09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両走行制御に係わる制御出力データを演
    算し、当該制御出力データを出力用メモリ領域を介して
    アクチュエータに出力する制御部と、該制御部から出力
    される制御出力データを監視する監視部とを備える車両
    用電子制御装置であって、 監視部は、制御部から出力される制御出力データが異常
    である旨判定した時、制御部に対して異常発生の旨通知
    し、制御部は、異常発生の通知に従い制御出力データに
    関して初期化を行うことを特徴とする車両用電子制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、異常発生の通知を受けると
    先ずは出力用メモリ領域内の制御出力データの初期化を
    行い、その後、所定時間経過しても異常の状態が継続し
    ていると、次に制御出力データの演算に関わる別のメモ
    リ領域も含めて初期化を行う請求項1記載の車両用電子
    制御装置。
  3. 【請求項3】所定周期で反転するウオッチドッグパルス
    を前記制御部より入力し、その周期性が崩れると当該制
    御部にリセットをかけるウオッチドッグ監視回路を備
    え、前記制御部は、異常発生の通知を受けた後、所定時
    間経過しても異常の状態が継続していると、ウオッチド
    ッグパルスの出力を停止する請求項1又は2記載の車両
    用電子制御装置。
  4. 【請求項4】前記監視部は、前記制御部と同じ手法にて
    これとは別に制御出力データ若しくはそれ相当のデータ
    を演算し、該演算データとの比較により制御部の制御出
    力データについて異常を判定する請求項1乃至3の何れ
    かに記載の車両用電子制御装置。
  5. 【請求項5】前記監視部を、前記制御部と同一のCPU
    にて構成した請求項1乃至4の何れかに記載の車両用電
    子制御装置。
  6. 【請求項6】前記制御部は、異常発生の通知を受ける
    と、その時の制御出力データを初期化すると共に、別に
    演算した制御出力の代替データを、前記出力用メモリ領
    域とは異なるメモリ領域を介してアクチュエータに出力
    する請求項1乃至5の何れかに記載の車両用電子制御装
    置。
  7. 【請求項7】制御部から出力される制御出力データが異
    常である旨判定され、その状態が所定時間継続した時、
    前記制御部は、異常発生の通知に従い制御出力データに
    関して初期化を行う請求項1乃至6の何れかに記載の車
    両用電子制御装置。
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