JP2003295220A - 液晶用マトリクス基板、ならびに液晶用マトリクス基板の製造方法および電子回路基板の接続部形成方法 - Google Patents

液晶用マトリクス基板、ならびに液晶用マトリクス基板の製造方法および電子回路基板の接続部形成方法

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JP2003295220A
JP2003295220A JP2002096874A JP2002096874A JP2003295220A JP 2003295220 A JP2003295220 A JP 2003295220A JP 2002096874 A JP2002096874 A JP 2002096874A JP 2002096874 A JP2002096874 A JP 2002096874A JP 2003295220 A JP2003295220 A JP 2003295220A
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Masafumi Daito
征文 大東
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトマスクの使用枚数を削減して製造する
ことができる液晶用マトリクス基板の製造方法および液
晶用マトリクス基板を提供する。 【解決手段】 ガラス基板11上に、ゲート電極膜12
とゲート絶縁膜14と第1半導体層15と第2半導体層
16とソース・ドレイン電極膜17とパッシベーション
膜19とを積層したTFT素子部31を形成し、TFT
素子部31の予め定められる位置に突起部40を形成
し、突起部40と突起部40の形成されていないTFT
素子部31とを覆うようにアクリル系樹脂膜20を形成
し、アクリル系樹脂膜20をエッチングし、突起部40
を露出させ、突起部40およびアクリル系樹脂膜20の
表面に画素電極21aを形成し、突起部40と画素電極
21aとを接続させ、TFTアクティブマトリクス基板
1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶用マトリクス
基板、ならびに液晶用マトリクス基板の製造方法および
電子回路基板の接続部形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶表示装置としては、薄膜
トランジスタ(Thin Film Transistor;略称:TFT)
をスイッチング素子に用いるアクティブマトリクス型液
晶表示装置が広く用いられている。TFTをスイッチン
グ素子に用いるTFTアクティブマトリクス型液晶表示
装置では、透光性を有するガラス基板の表面に、複数の
TFT素子を含むTFTアクティブマトリクス回路を形
成したTFTアクティブマトリクス基板を使用する。T
FTアクティブマトリクス基板は、複数枚のフォトマス
クを用い、フォトリソグラフィプロセスによる微細パタ
ーニングを繰返すことによって製造される。液晶表示装
置の生産性および製造歩留を向上させるという観点、ま
た原価を低く抑えるという観点から、TFTアクティブ
マトリクス基板の製造工程におけるフォトマスクの使用
枚数の削減、すなわちフォトリソグラフィプロセスの削
減が検討されている。
【0003】また、TFTアクティブマトリクス型液晶
表示装置の低消費電力化および高輝度化を図る観点か
ら、液晶セルの光透過率を高めることが求められる。液
晶セルの光透過率を高めるためには、TFTアクティブ
マトリクス基板の開口率を向上させることが必要であ
る。開口率とは、液晶セルに電界を与えるための画素電
極の全画素に対する面積比を百分率で表すものである。
開口率を向上させる技術としては、TFT素子部を覆う
平坦な絶縁性の保護膜上に画素電極を形成し、保護膜を
介することによってTFT素子部と画素電極とを立体的
に分離して積み重ねて配置し、積み重ね方向から見た平
面図上ではTFT素子部と画素電極とをオーバーラップ
させて画素領域を広くする技術が知られている。このよ
うにTFT素子部と画素電極とが立体的に分離して積み
重ねられ平面的にはオーバーラップしている状態を、以
後、立体的にオーバーラップしている状態と称する。こ
の従来技術によって80%を越える高開口率が実現され
ている。図18は、従来技術によって得られる高開口率
のTFTアクティブマトリクス基板の一例を示す図であ
る。図18(a)は、高開口率のTFTアクティブマト
リクス基板5の構成の一部を示す平面図である。図18
(b)は、図18(a)に示すTFTアクティブマトリ
クス基板5の切断面線II−II′における断面構成を
示す断面図である。図18(b)では、ゲート電極膜5
2で形成される走査用のゲート電極配線74とソース・
ドレイン電極膜58で形成されるデータ用のソース電極
配線75とが交差するG−S交差部70、スイッチング
素子であるTFT素子部71、表示領域である画素部7
2およびTFTアクティブマトリクス基板5の周辺に設
けられる端子部73の断面構成を、説明の便宜上連なっ
て構成されるものと仮定し並べて示す。TFTアクティ
ブマトリクス基板5には、ガラス基板51上にゲート電
極膜52、ゲート絶縁膜54、チャネル領域を有する第
1半導体層55、第2半導体層56、ソース・ドレイン
電極膜58およびパッシベーション膜60が積層され、
これらの層を覆うように形成される平坦な感光性アクリ
ル系樹脂膜61上に、画素電極64aが形成される。図
18(a)および図18(b)に示すように、TFTア
クティブマトリクス基板5では、感光性アクリル系樹脂
膜61を介することによって、ゲート電極膜52と画素
電極64aとを積み重ねて形成し、TFT素子部71と
画素電極64aとを立体的にオーバーラップさせること
ができるので、高い開口率を得ることができる。
【0004】図18に示す高開口率のTFTアクティブ
マトリクス基板5の製造工程を説明する。図19〜図3
4は、TFTアクティブマトリクス基板5の製造工程の
各工程における状態を模式的に示す断面図である。図1
9〜図34では、図18(b)と同様に、図18(a)
の切断面線II−II′における断面構成のうちのG−
S交差部70、TFT素子部71、画素部72および端
子部73の断面構成を、説明の便宜上連なって構成され
るものと仮定し並べて示す。
【0005】まず、ガラス基板51の一方の表面51a
全体に、スパッタリング法などによって、クロム(C
r)、アルミニウム(Al)およびタンタル(Ta)な
どのうちから選ばれる少なくとも1つのゲート電極材料
で成膜し、金属膜としてゲート電極膜52を形成する。
図19は、ガラス基板51の一方の表面51a全体にゲ
ート電極膜52を形成した状態を示す図である。
【0006】ゲート電極膜52の表面にフォトレジスト
を均一に塗布した後、1枚目のフォトマスクを用いてパ
ターニングすることによって、レジストパターン53を
形成する。レジストパターン53は、G−S交差部7
0、TFT素子部71および端子部73に形成され、画
素部72には形成されない。図20は、ゲート電極膜5
2上にレジストパターン53を形成した状態を示す図で
ある。
【0007】レジストパターン53をマスクとしてエッ
チングを行い、ゲート電極膜52をパターニングする。
図21は、ゲート電極膜52をパターニングした状態を
示す図である。
【0008】レジストパターン53を除去した後、ゲー
ト絶縁膜54、第1半導体層55および第2半導体層5
6の3層を、プラズマ化学気相成長(chemical vapordep
osition; 略称:CVD)法またはスパッタリング法な
どによって順次積層する。ゲート絶縁膜54、第1半導
体層55および第2半導体層56の3層は連続して形成
される。ゲート絶縁膜54は、たとえば窒化シリコン
(SiNx)膜などで形成される。第1半導体層55
は、たとえばアモルファスシリコン(以下、「a−S
i」と略記する)膜で形成される。第2半導体層56
は、n型不純物、たとえばリン、ヒ素およびアンチモン
などの5価の元素を高濃度で混入させたシリコン(以
下、「n+−Si」と略記する)膜で形成される。図2
2は、ゲート絶縁膜54、第1半導体層55および第2
半導体層56の3層を形成した状態を示す図である。
【0009】第2半導体層56の表面全体にフォトレジ
ストを塗布した後、2枚目のフォトマスクを用いてレジ
ストパターン57を形成する。レジストパターン57
は、G−S交差部70およびTFT素子部71に形成さ
れ、画素部72および端子部73には形成されない。図
23は、第2半導体層56上にレジストパターン57を
形成した状態を示す図である。
【0010】レジストパターン57をマスクとしてエッ
チングを行い、TFT素子部71の第1半導体層55お
よび第2半導体層56の2層を島状にパターニングす
る。このときG−S交差部70およびソース電極配線7
5の位置の第1半導体層55および第2半導体層56の
2層も残される。図24は、TFT素子部71の第1半
導体層55および第2半導体層56の2層を島状にパタ
ーニングした状態を示す図である。
【0011】レジストパターン57を除去した後、全面
にスパッタリング法などによって、クロム(Cr)、ア
ルミニウム(Al)およびタンタル(Ta)などのうち
から選ばれる少なくとも1つの金属材料で成膜し、金属
膜としてソース・ドレイン電極膜58を形成する。図2
5は、ソース・ドレイン電極膜58を形成した状態を示
す図である。
【0012】ソース・ドレイン電極膜58の表面全体に
フォトレジストを塗布した後、3枚目のフォトマスクを
用いてレジストパターン59を形成する。レジストパタ
ーン59は、G−S交差部70とTFT素子部71とに
形成されるけれども、TFT素子部71のチャネル部形
成位置59aには形成されない。図26は、ソース・ド
レイン電極膜58上にレジストパターン59を形成した
状態を示す図である。
【0013】レジストパターン59をマスクとしてエッ
チングを行う。チャネル部形成位置59aではレジスト
パターン59が形成されていないので、このエッチング
によってソース・ドレイン電極膜58および第2半導体
層56が除去され、ソース電極とドレイン電極との分離
のためのソース・ドレイン電極膜58のパターニングが
行われる。さらに第1半導体層55も部分的にエッチン
グされ、チャネル部形成位置59aの第1半導体層55
の厚みを調整するチャネルエッチングが行われ、第1半
導体層55にチャネル部55aが形成される。図27
は、レジストパターン59をマスクとしてエッチングを
施した状態を示す図である。
【0014】次いで、レジストパターン59を除去す
る。図28は、レジストパターン59を除去した状態を
示す図である。
【0015】レジストパターン59を除去した後の基板
の表面全体にスパッタリング法などによって窒化シリコ
ン(SiNx)膜などを成膜し、保護膜であるパッシベ
ーション膜60を形成する。図29は、パッシベーショ
ン膜60を形成した状態を示す図である。
【0016】パッシベーション膜60上に、感光性を有
するアクリル系樹脂を塗布し、表面が平坦な感光性アク
リル系樹脂膜61を形成する。図30は、感光性アクリ
ル系樹脂膜61を形成した状態を示す図である。
【0017】感光性アクリル系樹脂膜61を4枚目のフ
ォトマスクを用いてパターニングし、感光性アクリル系
樹脂膜61の表面からパッシベーション膜60に達する
貫通孔62a,62bを形成する。図31は、感光性ア
クリル系樹脂膜61をパターニングした状態を示す図で
ある。
【0018】パターニングした感光性アクリル系樹脂膜
61をマスクとしてパッシベーション膜60をエッチン
グし、感光性アクリル系樹脂膜61の表面からソース・
ドレイン電極膜58のうちでソース電極と分離されたド
レイン電極に達するコンタクトホール63aを形成す
る。このとき同時に端子部73では、パッシベーション
膜60およびゲート絶縁膜54がエッチングされ、感光
性アクリル系樹脂膜61の表面からゲート電極膜52に
達するコンタクトホール63bが形成される。図32
は、コンタクトホール63a,63bを形成した状態を
示す図である。
【0019】感光性アクリル系樹脂膜61の表面全体
と、コンタクトホール63aの表面、すなわちコンタク
トホール63aに臨むソース・ドレイン電極膜58、パ
ッシベーション膜60および感光性アクリル系樹脂膜6
1の表面と、コンタクトホール63bの表面、すなわち
コンタクトホール63bに臨むゲート電極膜52、ゲー
ト絶縁膜54、パッシベーション膜60および感光性ア
クリル系樹脂膜61の表面とに、スパッタリング法など
によって、インジウム−錫酸化物(Indium-TinOxide;略
称:ITO)および酸化錫(SnO2)などのうちから
選ばれる少なくとも1つの電極材料で成膜し、透光性導
電膜64を形成する。図33は、透光性導電膜64を形
成した状態を示す図である。
【0020】透光性導電膜64を5枚目のフォトマスク
を用いてパターニングし、画素電極64aを形成する。
以上のようにしてTFTアクティブマトリクス基板5を
得る。図34は、画素電極64aを形成した状態を示す
図である。図34に示すように、画素電極64aは、感
光性アクリル系樹脂膜61を介することによって、TF
T素子部71と立体的にオーバーラップさせて形成する
ことができるので、TFTアクティブマトリクス基板5
では高い開口率を実現することができる。
【0021】以上に述べたTFTアクティブマトリクス
基板5の製造工程では、図20、図23、図26、図3
1および図34に示す5つの工程でそれぞれ1枚のフォ
トマスクを使用し、合計5枚のフォトマスクを使用す
る。このことはプロセス時間の長時間化および製造歩留
の低下の要因となっている。
【0022】TFTアクティブマトリクス基板の製造工
程においてフォトマスクの使用枚数を削減することに関
する先行技術が特開平5−303111号公報に開示さ
れている。この先行技術では、まず基板上に透光性導電
膜を成膜し、画素電極およびゲート電極の下地層として
パターニングする。得られたゲート電極の下地層の上に
選択的に電解めっきを施してゲート電極を形成する。こ
のように、画素電極のパターニングとゲート電極のパタ
ーニングとを同時に行うことができるので、製造工程で
用いるフォトマスクの使用枚数を削減することができ
る。
【0023】また別の先行技術が特開2000−206
571号公報に開示されている。この先行技術では、厚
みが異なるレジストパターンを形成し、前述の製造工程
の図23〜図27に相当するTFT素子部の形成工程を
1枚のフォトマスクで行う考え方が示されている。すな
わち、レジストパターンの厚みが異なる部分を利用して
2段階のエッチングを行い、フォトマスクの使用枚数を
1枚削減することに成功している。厚みが異なるレジス
トパターンは、特開昭61−181130号公報に開示
されているように、露光量を変えることによって形成す
ることができる。特開昭61−181130号公報で
は、段差がある部分でも高精度なパターンを形成するた
めに露光量を変えてレジストパターンを形成している。
【0024】特開2000−206571号公報に開示
の技術と同様の技術は、C.W.Kimらによる「A Novel Fou
r-Mask-Count Process Architecture for TFT-LCDs」
(SID 2000 Digest 第1006頁〜第1009
頁)、および「三国電子 IPSTFT−LCDを2P
EPで製造するプロセスを考案−TFTチャネル部分を
ハーフトーン露光」(月刊FPD intelligence 1999
年5月号 第31頁〜第35頁)にも開示されている。
【0025】また、このようなフォトリソグラフィプロ
セスは、TFTアクティブマトリクス基板の製造工程だ
けでなく、電子回路を形成する配線基板の製造工程、た
とえば、基板の多層配線間の接続部および基板と外部配
線との接続部を形成する工程においても広く用いられて
いる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、高開口
率を示すTFTアクティブマトリクス基板5の製造工程
では、合計5枚のフォトマスクが必要であり、プロセス
時間の長時間化および製造歩留の低下の要因となってい
る。特開平5−303111号公報に開示されている先
行技術では、基板上に成膜した透光性導電膜を画素電極
およびゲート電極の下地層として用い、ゲート電極を電
解めっきで形成し、フォトプロセスを用いることなくゲ
ート電極膜のパターニングを行い、TFTアクティブマ
トリクス基板の製造工程におけるフォトマスクの使用枚
数を削減している。しかしながら、この先行技術におい
ても前述の高開口率のTFTアクティブマトリクス基板
5の製造工程と同じ5枚のフォトマスクが必要であり、
プロセス時間の長時間化および製造歩留の低下の要因と
なる。また、基板上に成膜した透光性導電膜を画素電極
およびゲート電極の下地層として用いるので、ゲート電
極と画素電極とをオーバーラップさせることができず、
高い開口率を得ることはできない。さらに、ゲート電極
を電解めっきで作製するので、作製時の電位降下によっ
て膜厚の不均一性が非常に大きくなりやすく、特に大型
基板の場合には膜厚の均一性を保つことが難しい。
【0027】また、前述の特開2000−206571
号公報に開示の厚みを変えたレジストパターンを用いる
技術では、TFT素子部を形成する工程においてフォト
マスクの使用枚数を1枚削減することが可能となるだけ
である。またこの先行技術では主として面内スイッチン
グ(In Plane Switching;略称:IPS)型のTFTア
クティブマトリクス型液晶表示装置について説明してい
るだけである。TFT素子部と画素電極とを立体的にオ
ーバーラップさせ、開口率を高めたTFTアクティブマ
トリクス基板の製造工程において、TFT素子部を形成
する工程以外でフォトマスクの使用枚数をさらに削減す
る可能性については示されていない。
【0028】本発明の目的は、TFTアクティブマトリ
クス基板などの電子回路を形成する配線基板の製造工程
におけるフォトマスクの使用枚数を削減することができ
る液晶用マトリクス基板の製造方法および電子回路基板
の接続部形成方法、ならびに液晶用マトリクス基板を提
供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶セルを形
成するためのマトリクス回路が電気絶縁性基板上に形成
される液晶用マトリクス基板であって、前記マトリクス
回路を覆うように形成される電気絶縁層と、前記マトリ
クス回路の予め定められる位置から突出するように形成
され、前記電気絶縁層を貫通する突起部と、前記突起部
および前記電気絶縁層の表面に形成され、前記突起部に
よってマトリクス回路と電気的に接続される画素電極と
を含むことを特徴とする液晶用マトリクス基板である。
【0030】本発明に従えば、液晶用マトリクス基板
は、液晶セルを形成するためのマトリクス回路が電気絶
縁性基板上に形成され、電気絶縁層と突起部と画素電極
とを含む。前記電気絶縁層は、前記マトリクス回路を覆
うように形成される。前記突起部は、前記マトリクス回
路の予め定められる位置から突出するように形成され、
前記電気絶縁層を貫通する。前記画素電極は、前記突起
部および前記電気絶縁層の表面に形成され、前記突起部
によってマトリクス回路と電気的に接続される。このこ
とによって、製造時のフォトマスクの使用枚数を削減
し、画素電極とマトリクス回路とを電気絶縁層を介して
立体的にオーバーラップさせ、開口率を高めた液晶用マ
トリクス基板を得ることができる。
【0031】また本発明は、前記マトリクス回路は、複
数の薄膜トランジスタを含む薄膜トランジスタアクティ
ブマトリクス回路であり、前記薄膜トランジスタアクテ
ィブマトリクス回路は、ゲート電極層と、ゲート絶縁層
と、チャネル領域を有する第1の半導体層と、オーミッ
クコンタクト層である第2の半導体層と、ソース電極お
よびゲート電極となる金属層と、パッシベーション膜と
を含むことを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、複数の薄膜トランジスタ
を含む薄膜トランジスタアクティブマトリクス回路は、
ゲート電極層と、ゲート絶縁層と、チャネル領域を有す
る第1の半導体層と、オーミックコンタクト層である第
2の半導体層と、ソース電極およびゲート電極となる金
属層と、パッシベーション膜とを含む。このことによっ
て、画素電極と薄膜トランジスタアクティブマトリクス
回路とを電気絶縁層を介して立体的にオーバーラップさ
せ、開口率を高めたTFTアクティブマトリクス基板を
得ることができる。
【0033】また本発明は、前記突起部は、前記ゲート
電極層、前記ゲート絶縁層、前記第1の半導体層、前記
第2の半導体層、前記金属層および前記パッシベーショ
ン膜のうちから選ばれる少なくとも1つの層と、レジス
ト層との積層構造を有することを特徴とする。
【0034】本発明に従えば、前記突起部は、前記ゲー
ト電極層、前記ゲート絶縁層、前記第1の半導体層、前
記第2の半導体層、前記金属層および前記パッシベーシ
ョン膜のうちから選ばれる少なくとも1つの層と、レジ
スト層との積層構造を有する。このことによって、前記
薄膜トランジスタアクティブマトリクス回路と同時に形
成される前記突起部によって画素電極と薄膜トランジス
タアクティブマトリクス回路とを電気的に接続すること
ができる。
【0035】また本発明は、電気絶縁性基板上に液晶セ
ルを形成するためのマトリクス回路を形成する工程と、
前記マトリクス回路の予め定められる位置に突起部を形
成する工程と、前記突起部と突起部の形成されていない
マトリクス回路とを覆うように電気絶縁層を形成する工
程と、前記電気絶縁層をエッチングし、前記突起部を露
出させる工程と、前記突起部および前記電気絶縁層の表
面に画素電極を形成し、前記突起部と前記画素電極とを
接続させる工程とを含むことを特徴とする液晶用マトリ
クス基板の製造方法である。
【0036】本発明に従えば、液晶用マトリクス基板
は、電気絶縁性基板上に液晶セルを形成するためのマト
リクス回路を形成する工程と、前記マトリクス回路の予
め定められる位置に突起部を形成する工程と、前記突起
部と突起部の形成されていないマトリクス回路とを覆う
ように電気絶縁層を形成する工程と、前記電気絶縁層を
エッチングし、前記突起部を露出させる工程と、前記突
起部および前記電気絶縁層の表面に画素電極を形成し、
前記突起部と前記画素電極とを接続させる工程とを経て
製造される。このことによって、画素電極とマトリクス
回路とを電気的に接続する接続部は、マトリクス回路に
形成される突起部が露出するまで電気絶縁層をエッチン
グすることによって形成されるので、接続部を形成する
ためにフォトマスクを用いる必要はない。したがって、
画素電極とマトリクス回路との接続部および画素電極を
形成する際には、画素電極を形成する際に1枚のフォト
マスクを使用するだけでよいので、液晶用マトリクス基
板の製造工程におけるフォトマスクの使用枚数を削減す
ることができる。
【0037】また本発明は、前記突起部と突起部の形成
されていないマトリクス回路とを覆うように電気絶縁層
を形成する工程は、前記電気絶縁層を、表面が平坦にな
るように形成し、前記電気絶縁層をエッチングし、前記
突起部を露出させる工程は、前記電気絶縁層を、前記突
起部が露出するまで、全面エッチングすることを特徴と
する。
【0038】本発明に従えば、前記突起部と突起部の形
成されていないマトリクス回路とを覆うように電気絶縁
層を形成する工程では、前記電気絶縁層を、表面が平坦
になるように形成し、前記電気絶縁層をエッチングし、
前記突起部を露出させる工程では、前記電気絶縁層を、
前記突起部が露出するまで、全面エッチングする。この
ことによって、画素電極は接続孔などのない表面が平坦
な電気絶縁層上に形成され、また画素電極とマトリクス
回路とを電気的に接続する接続部は電気絶縁層に凹凸を
形成することなく形成されるので、表面の平坦性の高い
液晶用マトリクス基板を得ることができる。このように
表面の平坦性の高い液晶用マトリクス基板を用いて液晶
表示装置を製造すれば、製造時に行う基板表面の配向処
理を均一に行うことができるので、配向処理の信頼性を
向上させることができる。
【0039】また本発明は、前記マトリクス回路は、複
数の薄膜トランジスタを含む薄膜トランジスタアクティ
ブマトリクス回路であり、前記薄膜トランジスタアクテ
ィブマトリクス回路を形成する工程は、前記電気絶縁性
基板上にゲート電極材料で成膜してゲート電極層を形成
する工程と、前記ゲート電極層の表面にレジスト層を形
成し、該レジスト層に露光量を調整することによってハ
ーフトーン露光を施し、ゲート電極層をパターニングす
る工程と、ゲート絶縁層、チャネル領域となる第1の半
導体層、オーミックコンタクト層となる第2の半導体
層、ならびにソース電極およびドレイン電極となる金属
層を順次積層する工程と、前記金属層の表面にレジスト
層を形成し、該レジスト層に露光量を調整することによ
ってハーフトーン露光を施す工程と、前記第1の半導体
層および第2の半導体層をエッチングによって島状に形
成する工程と、前記金属層をパターニングするととも
に、前記第1の半導体層にチャネル領域を形成する工程
と、パッシベーション膜を成膜して覆う工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0040】本発明に従えば、複数の薄膜トランジスタ
を含む薄膜トランジスタアクティブマトリクス回路は、
前記電気絶縁性基板上にゲート電極材料で成膜してゲー
ト電極層を形成する工程と、前記ゲート電極層の表面に
レジスト層を形成し、該レジスト層に露光量を調整する
ことによってハーフトーン露光を施し、ゲート電極層を
パターニングする工程と、ゲート絶縁層、チャネル領域
となる第1の半導体層、オーミックコンタクト層となる
第2の半導体層、ならびにソース電極およびドレイン電
極となる金属層を順次積層する工程と、前記金属層の表
面にレジスト層を形成し、該レジスト層に露光量を調整
することによってハーフトーン露光を施す工程と、前記
第1の半導体層および第2の半導体層をエッチングによ
って島状に形成する工程と、前記金属層をパターニング
するとともに、前記第1の半導体層にチャネル領域を形
成する工程と、パッシベーション膜を成膜して覆う工程
とを経て形成される。このことによって、前記ゲート電
極層をパターニングするために1枚のフォトマスクを使
用し、前記第1の半導体層および第2の半導体層を島状
に形成するためと、前記金属層をパターニングするとと
もに、前記第1の半導体層にチャネル領域を形成するた
めとに1枚のフォトマスクを使用するだけで薄膜トラン
ジスタアクティブマトリクス回路を形成することができ
る。また画素電極と薄膜トランジスタアクティブマトリ
クス回路との接続部および画素電極を形成する際には、
画素電極を形成する際に1枚のフォトマスクを使用する
だけでよい。したがって、合計で3枚のフォトマスクを
使用するだけで、画素電極と薄膜トランジスタアクティ
ブマトリクス回路とを立体的にオーバーラップさせて高
開口率を有するTFTアクティブマトリクス基板を製造
することができる。
【0041】また本発明は、前記突起部は、前記ゲート
電極層、前記ゲート絶縁層、前記第1の半導体層、前記
第2の半導体層、前記金属層および前記パッシベーショ
ン膜のうちから選ばれる少なくとも1つの層と、前記レ
ジスト層との積層によって形成されることを特徴とす
る。
【0042】本発明に従えば、前記突起部は、前記ゲー
ト電極層、前記ゲート絶縁層、前記第1の半導体層、前
記第2の半導体層、前記金属層および前記パッシベーシ
ョン膜のうちから選ばれる少なくとも1つの層と、前記
レジスト層との積層によって形成される。このことによ
って、前記突起部を前記薄膜トランジスタアクティブマ
トリクス回路と同時に形成することができる。
【0043】また本発明は、基板上に第1の導電部分を
形成する工程と、前記第1の導電部分の予め定められる
位置に突起部を形成する工程と、前記突起部と突起部の
形成されていない第1の導電部分とを覆うように電気絶
縁層を形成する工程と、前記電気絶縁層をエッチング
し、前記突起部を露出させる工程と、前記突起部および
前記電気絶縁層の表面に第2の導電部分を形成し、前記
突起部と前記第2の導電部分とを接続させる工程とを含
むことを特徴とする電子回路基板の接続部形成方法であ
る。
【0044】本発明に従えば、電子回路基板の接続部
は、基板上に第1の導電部分を形成する工程と、前記第
1の導電部分の予め定められる位置に突起部を形成する
工程と、前記突起部と突起部の形成されていない第1の
導電部分とを覆うように電気絶縁層を形成する工程と、
前記電気絶縁層をエッチングし、前記突起部を露出させ
る工程と、前記突起部および前記電気絶縁層の表面に第
2の導電部分を形成し、前記突起部と前記第2の導電部
分とを接続させる工程とを経て形成される。このことに
よって、フォトマスクを用いることなく、電気絶縁層で
覆われる第1の導電部分と電気絶縁層の表面の第2の導
電部分とを導通させるための接続部を形成することがで
きるので、電子回路を形成する配線基板の製造工程にお
けるフォトマスクの使用枚数を削減することができる。
【0045】また本発明は、前記突起部と突起部の形成
されていない第1の導電部分とを覆うように電気絶縁層
を形成する工程は、前記電気絶縁層を、表面が平坦にな
るように形成し、前記電気絶縁層をエッチングし、前記
突起部を露出させる工程は、前記電気絶縁層を、前記突
起部が露出するまで、全面エッチングすることを特徴と
する。
【0046】本発明に従えば、前記突起部と突起部の形
成されていない第1の導電部分とを覆うように電気絶縁
層を形成する工程では、前記電気絶縁層を、表面が平坦
になるように形成し、前記電気絶縁層をエッチングし、
前記突起部を露出させる工程では、前記電気絶縁層を、
前記突起部が露出するまで、全面エッチングする。この
ことによって、前記第2の導電部分は接続孔などのない
表面が平坦な電気絶縁層上に形成され、また電気絶縁層
で覆われる第1の導電部分と電気絶縁層の表面の第2の
導電部分とを導通させるための接続部は前記電気絶縁層
に凹凸を形成することなく形成されるので、基板の表面
の平坦性を高くすることができる。したがって、前記電
気絶縁層上に形成される第2の導電部分の断線を防ぐと
ともに、第2の導電部分の形成後の基板の処理を精度よ
く行うことができるので、電子回路基板の製造歩留を向
上させることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態である液晶
用マトリクス基板として、以下ではTFTアクティブマ
トリクス基板1を例示する。図1は、TFTアクティブ
マトリクス基板1の概略構成を示す図である。図1
(a)は、TFTアクティブマトリクス基板1の構成の
一部を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)に
示すTFTアクティブマトリクス基板1の切断面線I−
I′における断面構成を示す断面図である。図1(b)
では、ゲート電極膜12で形成される走査用のゲート電
極配線34とソース・ドレイン電極膜17で形成される
データ用のソース電極配線35とが交差するG−S交差
部30、スイッチング素子であるTFT素子部31、表
示領域である画素部32およびTFTアクティブマトリ
クス基板1の周辺に設けられる端子部33の断面構成
を、説明の便宜上連なって構成されるものと仮定し並べ
て示す。
【0048】TFTアクティブマトリクス基板1には、
ガラス基板11上に、ゲート電極膜12と、ゲート絶縁
膜14と、チャネル領域を有する第1半導体層15と、
オーミックコンタクト層である第2半導体層16と、ソ
ース電極およびドレイン電極となるソース・ドレイン電
極膜17と、パッシベーション膜19とを積層すること
によってTFT素子部31が形成され、TFT素子部3
1を覆うアクリル系樹脂膜20の平坦な表面と、TFT
素子部31の予め定められる位置から突出しアクリル系
樹脂膜20を貫通する突起部40の表面とに、画素電極
21aが形成される。画素電極21aは、突起部40に
よってTFT素子部31と電気的に接続されている。図
1(a)および図1(b)に示すように、TFTアクテ
ィブマトリクス基板1では、アクリル系樹脂膜20を介
することによって、ゲート電極膜12と画素電極21a
とを積み重ねて形成し、画素電極21aとTFT素子部
31とを立体的にオーバーラップさせることができるの
で、高い開口率を得ることができる。このように高い開
口率を有するTFTアクティブマトリクス基板1を用い
れば、高輝度の液晶表示装置を得ることができる。
【0049】図1に示すTFTアクティブマトリクス基
板1の製造方法を説明する。図2〜図15は、TFTア
クティブマトリクス基板1の製造における各工程の状態
を模式的に示す断面図である。図2〜図15では、図1
(b)と同様に、図1(a)の切断面線I−I′におけ
る断面構成のうちのG−S交差部30、TFT素子部3
1、画素部32および端子部33の断面構成を、説明の
便宜上連なって構成されるものと仮定し並べて示す。
【0050】まず、電気絶縁性基板であるガラス基板1
1の一方の表面11aに、スパッタリング法などによっ
て、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)およびタン
タル(Ta)などのうちから選ばれる少なくとも1つの
ゲート電極材料で成膜し、金属膜としてゲート電極膜1
2を形成する。図2は、ガラス基板11の一方の表面1
1aにゲート電極膜12を形成した状態を示す図であ
る。
【0051】ゲート電極膜12の表面にフォトレジスト
を均一に塗布しレジスト層を形成する。レジスト層に、
1枚目のフォトマスクとしてスリットマスクなどを用い
て露光量を調整することによってハーフトーン露光を施
し、各部で異なる厚みを有するレジストパターン13を
形成する。このように、ハーフトーン露光を施すことに
よって、1回のフォトレジスト塗布で各部で異なる厚み
を有するレジストパターンを形成することができる。図
3は、ゲート電極膜12の表面に各部で異なる厚みを有
するレジストパターン13を形成した状態を示す図であ
る。図3に示すように、レジストパターン13は、突起
部形成位置41では厚みAになるように形成され、G−
S交差部30およびTFT素子部31では厚みAより薄
い厚みB(B<A)になるように形成され、端子部33
では厚みAより厚い厚みC(C>A)になるように形成
される。
【0052】レジストパターン13をマスクとしてエッ
チングを行い、ゲート電極膜12をパターニングした
後、レジストパターン13全体をアッシングすることに
よって、G−S交差部30およびTFT素子部31のレ
ジストパターン13を除去する。このとき、突起部形成
位置41および端子部33では、レジストパターン13
は前述のようにG−S交差部30およびTFT素子部3
1よりも厚く形成されているので、図3に示すG−S交
差部30およびTFT素子部31のレジストパターン1
3の厚みBに相当する厚みが減少したレジストパターン
13が残る。すなわち、突起部形成位置41では厚みA
から厚みBを差し引いた厚みA′(=A−B)のレジス
トパターン13が残り、端子部33では厚みCから厚み
Bを差し引いた厚みC′(=C−B)のレジストパター
ン13が残る。図4は、ゲート電極膜12をパターニン
グした後、レジストパターン13にアッシングを施した
状態を示す図である。
【0053】次いで、ゲート絶縁膜14、第1半導体層
15および第2半導体層16の3層、ならびにソース・
ドレイン電極膜17を、プラズマCVD法またはスパッ
タリング法などによって順次積層する。ゲート絶縁膜1
4、第1半導体層15および第2半導体層16の3層、
ならびにソース・ドレイン電極膜17は連続して形成さ
れる。ゲート絶縁膜14は、たとえば窒化シリコン(S
iNx)膜などで形成される。第1半導体層15は、た
とえばアモルファスシリコン(a−Si)膜で形成され
る。第2半導体層16は、n型不純物、たとえばリン、
ヒ素およびアンチモンなどの5価の元素を高濃度で混入
させたシリコン(n+−Si)膜で形成される。第2半
導体層16は、第1半導体層15とソース・ドレイン電
極膜17との良好なオーミック接触を得るためのオーミ
ックコンタクト層として形成される。ソース・ドレイン
電極膜17は、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)
およびタンタル(Ta)などのうちから選ばれる少なく
とも1つの金属材料で形成される。図5は、ゲート絶縁
膜14、第1半導体層15および第2半導体層16の3
層、ならびにソース・ドレイン電極膜17を形成した状
態を示す図である。
【0054】ソース・ドレイン電極膜17の表面全体に
フォトレジストを均一に塗布しレジスト層を形成した
後、2枚目のフォトマスクとしてスリットマスクなどを
用いて露光量を調整することによってハーフトーン露光
を施し、1回のフォトレジスト塗布で各部で異なる厚み
を有するレジストパターン18を形成する。レジストパ
ターン18は、G−S交差部30およびTFT素子部3
1に形成され、画素部32および端子部33には形成さ
れない。TFT素子部31に形成されるレジストパター
ン18のうち、後述するチャネル部15aの位置に相当
する部分のレジストパターン18は、その他の部分のレ
ジストパターン18の厚みよりも薄い薄肉部18aとし
て形成される。図6は、レジストパターン18を形成し
た状態を示す図である。
【0055】レジストパターン18をマスクとしてエッ
チングを行い、レジストパターン18に覆われていない
ゲート絶縁膜14、第1半導体層15および第2半導体
層16の3層、ならびにソース・ドレイン電極膜17を
除去し、TFT素子部31の第1半導体層15および第
2半導体層16を島状にパターニングする。図7は、T
FT素子部31の第1半導体層15および第2半導体層
16を島状にパターニングした状態を示す図である。
【0056】アッシングによってレジストパターン18
の全体の厚みを減少させ、チャネル部15aの位置に相
当するレジストパターン18の薄肉部18aを除去し、
ソース・ドレイン電極膜17を露出させる。図8は、ア
ッシングによって薄肉部18aを除去し、ソース・ドレ
イン電極膜17を露出させた状態を示す図である。
【0057】残存するレジストパターン18をマスクと
してエッチングを行う。薄肉部18aの除去された位置
では、ソース・ドレイン電極膜17および第2半導体層
16が除去され、ソース電極とドレイン電極との分離の
ためのソース・ドレイン電極膜17のパターニングが行
われる。さらに第1半導体層15も部分的にエッチング
され、薄肉部18aの除去された位置の第1半導体層1
5の厚みを調整するチャネルエッチングが行われ、第1
半導体層15にチャネル部15aが形成される。図9
は、残存するレジストパターン18をマスクとしてエッ
チングを施した状態を示す図である。
【0058】次いで、レジストパターン18を除去す
る。図10は、レジストパターン18を除去した状態を
示す図である。
【0059】レジストパターン18を除去した後の基板
の表面全体にスパッタリング法などによって窒化シリコ
ン(SiNx)膜などを成膜して覆い、保護膜であるパ
ッシベーション膜19を形成する。以上のようにして、
TFT素子部31と、TFT素子部31から突出する突
起部40とを形成する。突起部40は、ゲート電極膜1
2、ゲート絶縁膜14、第1半導体層15、第2半導体
層16、ソース・ドレイン電極膜17およびパッシベー
ション膜19と、レジストパターン13との積層によっ
て形成されるので、TFT素子部31と同時に形成する
ことができる。図11は、パッシベーション膜19を形
成した状態を示す図である。
【0060】パッシベーション膜19上に、アクリル系
樹脂を塗布し、TFT素子部31とTFT素子部31か
ら突出する突起部40とを覆う表面が平坦なアクリル系
樹脂膜20を形成し、80〜100℃の温度でプリベー
クした後、200〜250℃の温度で焼成する。図12
は、アクリル系樹脂膜20を形成した状態を示す図であ
る。
【0061】アクリル系樹脂膜20の全面を、突起部4
0のソース・ドレイン電極膜17が露出するまでエッチ
ングした後、剥離液などを用いて端子部33のレジスト
パターン13を除去し、凹部45を形成する。図13
は、アクリル系樹脂膜20を全面エッチングした後、端
子部33のレジストパターン13を除去した状態を示す
図である。
【0062】突起部40およびアクリル系樹脂膜20の
表面全体、ならびに端子部33の凹部45の表面、すな
わち凹部45に臨むゲート電極膜12およびゲート絶縁
膜14の表面に、スパッタリング法などによって、イン
ジウム−錫酸化物(ITO)などの透光性導電材料で成
膜し、透光性導電膜21を形成する。図14は、透光性
導電膜21を形成した状態を示す図である。
【0063】透光性導電膜21を3枚目のフォトマスク
を用いてパターニングし、突起部40の表面と、TFT
素子部31および画素部32のアクリル系樹脂膜20の
表面とに画素電極21aを形成し、突起部40と画素電
極21aとを接続させる。このとき同時に端子部33で
は、ゲート電極膜12と外部とを電気的に接続するコン
タクトホール46が形成される。以上のようにしてTF
Tアクティブマトリクス基板1を得る。図15は、画素
電極21aを形成した状態を示す図である。
【0064】以上のように、本実施形態によるTFTア
クティブマトリクス基板1の製造方法では、図3、図6
および図15に示す3つの工程において合計3枚のフォ
トマスクを使用するだけでTFTアクティブマトリクス
基板1を製造することができる。
【0065】図16は、本実施形態によるアクティブマ
トリクス基板1の製造において、1枚目および2枚目の
フォトマスクとして使用するハーフトーン露光が可能な
フォトマスク100の断面形状と、対応する透過光量お
よび形成されるレジストパターンの形状とを示す図であ
る。フォトマスク100は、透光性基板101上に遮光
膜102が形成された構成であり、透過部100a、遮
光部100bおよびメッシュ部100cを備える。通常
用いられるフォトマスクは、光の透過量、すなわち透過
光量が100%となることを目標に形成される透過部
と、透過光量が0%となることを目標に形成される遮光
部とを備える。本実施形態において使用するフォトマス
ク100は、通常用いられるフォトマスクと同様の透過
部100aと遮光部100bとに加えて、透過光量が透
過部100aと遮光部100bとの中間となることを目
標に形成されるメッシュ部100cを備える。メッシュ
部100cは、たとえば露光に使用する光の分解能より
も間隔の小さいメッシュパターンまたはスリットパター
ンで形成される。このようなフォトマスク100を用い
ることによって、各部で厚みの異なるレジストパターン
を形成することができる。たとえば、ポジ型のフォトレ
ジストに対してフォトマスク100を用いて露光する
と、透過部100aに対応する部分ではレジスト厚みが
零のレジストパターン200aとなり、遮光部100b
に対応する部分ではレジスト厚みが最大のレジストパタ
ーン200bとなり、メッシュ部100cに対応する部
分では透過光量に比例したレジスト厚みのレジストパタ
ーン200c,200dとなり、各部で異なる厚みを有
するレジストパターン200が形成される。
【0066】図17は、TFTアクティブマトリクス基
板を5枚のフォトマスクを用いて製造する方法と、3枚
のフォトマスクを用いて製造する方法とを対比して説明
するフローチャートである。図17では、フローチャー
トの各ステップを、用いるフォトマスク毎のステップと
して表す。なお、5枚のフォトマスクを用いて製造する
方法を5枚マスクプロセスと呼び、3枚のフォトマスク
を用いて製造する方法を3枚マスクプロセスと呼ぶ。
【0067】まず、3枚マスクプロセスおよび5枚マス
クプロセスともに、1枚目のフォトマスクによってゲー
ト電極膜のパターニングのためのレジストパターンを形
成する。ただし、3枚マスクプロセスでは、前述のハー
フトーン露光が可能なフォトマスクを使用する。
【0068】次に、5枚マスクプロセスでは2枚目のフ
ォトマスクによってTFT素子部を島状にパターニング
するためのレジストパターンを形成し、3枚目のフォト
マスクによってソース電極とドレイン電極との分離およ
びチャネルエッチングのためのレジストパターンを形成
する。一方、3枚マスクプロセスでは、この2枚目およ
び3枚目のフォトマスクによるレジストパターンの形成
をハーフトーン露光を利用して1枚のフォトマスクで行
う。すなわち、本実施形態である3枚マスクプロセスで
は、2枚目のフォトマスク1枚によって、TFT素子部
の島状パターニング、ソース電極とドレイン電極との分
離およびチャネルエッチングのためのレジストパターン
を形成するので、フォトマスクの使用枚数を削減するこ
とができる。
【0069】また5枚マスクプロセスでは、4枚目のフ
ォトマスクによってコンタクトホールの形成のための感
光性アクリル系樹脂膜61のパターニングを行う。3枚
マスクプロセスでは、突起部40を露出させることによ
って、コンタクトホールを形成することなくTFT素子
部31と画素電極21aとを電気的に接続する接続部を
形成するので、コンタクトホールの形成のためにフォト
マスクを使用することがなく、フォトマスクの使用枚数
を削減することができる。
【0070】最後の画素電極膜のパターニングは、5枚
マスクプロセスでは5枚目のフォトマスク、3枚マスク
プロセスでは3枚目のフォトマスクを用いて行う。
【0071】以上のように、本実施形態である3枚マス
クプロセスでは、高開口率のTFTアクティブマトリク
ス基板を3枚のフォトマスクを使用するだけで製造する
ことができ、TFTアクティブマトリクス基板の製造工
程におけるフォトマスクの使用枚数を削減することがで
きる。
【0072】以上に述べたように、本実施形態では、ア
クリル系樹脂膜20を表面が平坦になるように形成し、
突起部40のソース・ドレイン電極膜17が露出するま
で全面エッチングするけれども、必ずしも表面が平坦に
なるように形成し、全面エッチングする必要はない。た
だし、アクリル系樹脂膜20を表面が平坦になるように
形成し、全面エッチングすれば、画素電極21aを接続
孔などのない表面が平坦なアクリル系樹脂膜20上に形
成することができる。また画素電極21aとTFT素子
部31とを電気的に接続する接続部はアクリル系樹脂膜
20に凹凸を形成することなく形成されるので、表面の
平坦性の高いTFTアクティブマトリクス基板1を得る
ことができる。このように表面の平坦性の高いTFTア
クティブマトリクス基板を用いて液晶表示装置を製造す
れば、製造時に行う基板表面の配向処理を均一に行うこ
とができるので、配向処理の信頼性を向上させることが
できる。
【0073】また本実施形態では突起部40のソース・
ドレイン電極膜17を露出させているけれども、これに
限定されることなく、突起部に含まれる層の中で、TF
T素子部などのマトリクス回路と画素電極とを電気的に
接続することができる層を接続層として露出させるよう
にしてもよい。
【0074】また、本実施形態では、図12〜図15に
示すように、アクリル系樹脂膜20によってTFT素子
部31とTFT素子部31から突出する突起部40とを
覆い、アクリル系樹脂膜20をエッチングして突起部4
0を露出させ、突起部40およびアクリル系樹脂膜20
の表面に画素電極21aを形成し、突起部40と画素電
極21aとを接続させることによって、フォトマスクを
用いることなくTFT素子部31と画素電極21aとを
電気的に接続する接続部を形成している。
【0075】このような接続部の形成方法は、TFTア
クティブマトリクス基板に限定されることなく、種々の
電子回路基板の製造にも用いることができ、これによっ
て電子回路を形成する配線基板の製造工程におけるフォ
トマスクの使用枚数を削減することができる。また、基
板上に形成される電子回路を覆う電気絶縁層は、表面が
平坦になるように形成し、全面エッチングすることが好
ましい。これによって、配線形成後の基板の表面の平坦
性を高くし、電気絶縁層上に形成される配線の断線を防
ぐとともに、配線形成後の基板の処理を精度よく行うこ
とができるので、電子回路基板の製造歩留を向上させる
ことができる。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、製造時の
フォトマスクの使用枚数を削減し、画素電極とマトリク
ス回路とを電気絶縁層を介して立体的にオーバーラップ
させ、開口率を高めた液晶用マトリクス基板を得ること
ができる。
【0077】また本発明によれば、画素電極と薄膜トラ
ンジスタアクティブマトリクス回路とを電気絶縁層を介
して立体的にオーバーラップさせ、開口率を高めたTF
Tアクティブマトリクス基板を得ることができる。
【0078】また本発明によれば、薄膜トランジスタア
クティブマトリクス回路と同時に形成される突起部によ
って画素電極と薄膜トランジスタアクティブマトリクス
回路とを電気的に接続することができる。
【0079】また本発明によれば、画素電極とマトリク
ス回路とを電気的に接続する接続部を形成するためにフ
ォトマスクを用いる必要はないので、液晶用マトリクス
基板の製造工程におけるフォトマスクの使用枚数を削減
することができる。
【0080】また本発明によれば、画素電極は接続孔な
どのない平坦な電気絶縁層上に形成され、また画素電極
とマトリクス回路とを電気的に接続する接続部は電気絶
縁層に凹凸を形成することなく形成されるので、表面の
平坦性の高い液晶用マトリクス基板を得ることができ、
液晶表示装置の製造時に行う基板表面の配向処理の信頼
性を向上させることができる。
【0081】また本発明によれば、3枚のフォトマスク
を使用するだけで、画素電極と薄膜トランジスタアクテ
ィブマトリクス回路とを立体的にオーバーラップさせて
高開口率を有するTFTアクティブマトリクス基板を製
造することができる。
【0082】また本発明によれば、突起部を薄膜トラン
ジスタアクティブマトリクス回路と同時に形成すること
ができる。
【0083】また本発明によれば、フォトマスクを用い
ることなく、電気絶縁層で覆われる第1の導電部分と電
気絶縁層の表面の第2の導電部分とを導通させるための
接続部を形成することができるので、電子回路を形成す
る配線基板の製造工程におけるフォトマスクの使用枚数
を削減することができる。
【0084】また本発明によれば、電気絶縁層上に形成
される第2の導電部分の断線を防ぐとともに、第2の導
電部分の形成後の基板の処理を精度よく行うことができ
るので、電子回路基板の製造歩留を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TFTアクティブマトリクス基板1の概略構成
を示す図である。
【図2】ガラス基板11の一方の表面11aにゲート電
極膜12を形成した状態を示す図である。
【図3】ゲート電極膜12の表面に各部で異なる厚みを
有するレジストパターン13を形成した状態を示す図で
ある。
【図4】ゲート電極膜12をパターニングした後、レジ
ストパターン13にアッシングを施した状態を示す図で
ある。
【図5】ゲート絶縁膜14、第1半導体層15および第
2半導体層16の3層、ならびにソース・ドレイン電極
膜17を形成した状態を示す図である。
【図6】レジストパターン18を形成した状態を示す図
である。
【図7】TFT素子部31の第1半導体層15および第
2半導体層16を島状にパターニングした状態を示す図
である。
【図8】アッシングによって薄肉部18aを除去し、ソ
ース・ドレイン電極膜17を露出させた状態を示す図で
ある。
【図9】残存するレジストパターン18をマスクとして
エッチングを施した状態を示す図である。
【図10】レジストパターン18を除去した状態を示す
図である。
【図11】パッシベーション膜19を形成した状態を示
す図である。
【図12】アクリル系樹脂膜20を形成した状態を示す
図である。
【図13】アクリル系樹脂膜20を全面エッチングした
後、端子部33のレジストパターン13を除去した状態
を示す図である。
【図14】透光性導電膜21を形成した状態を示す図で
ある。
【図15】画素電極21aを形成した状態を示す図であ
る。
【図16】本実施形態によるアクティブマトリクス基板
1の製造において、1枚目および2枚目のフォトマスク
として使用するハーフトーン露光が可能なフォトマスク
100の断面形状と、対応する透過光量および形成され
るレジストパターンの形状とを示す図である。
【図17】TFTアクティブマトリクス基板を5枚のフ
ォトマスクを用いて製造する方法と、3枚のフォトマス
クを用いて製造する方法とを対比して説明するフローチ
ャートである。
【図18】従来技術によって得られる高開口率のTFT
アクティブマトリクス基板の一例を示す図である。
【図19】ガラス基板51の一方の表面51a全体にゲ
ート電極膜52を形成した状態を示す図である。
【図20】ゲート電極膜52上にレジストパターン53
を形成した状態を示す図である。
【図21】ゲート電極膜52をパターニングした状態を
示す図である。
【図22】ゲート絶縁膜54、第1半導体層55および
第2半導体層56の3層を形成した状態を示す図であ
る。
【図23】第2半導体層56上にレジストパターン57
を形成した状態を示す図である。
【図24】TFT素子部71の第1半導体層55および
第2半導体層56の2層を島状にパターニングした状態
を示す図である。
【図25】ソース・ドレイン電極膜58を形成した状態
を示す図である。
【図26】ソース・ドレイン電極膜58上にレジストパ
ターン59を形成した状態を示す図である。
【図27】レジストパターン59をマスクとしてエッチ
ングを施した状態を示す図である。
【図28】レジストパターン59を除去した状態を示す
図である。
【図29】パッシベーション膜60を形成した状態を示
す図である。
【図30】感光性アクリル系樹脂膜61を形成した状態
を示す図である。
【図31】感光性アクリル系樹脂膜61をパターニング
した状態を示す図である。
【図32】コンタクトホール63a,63bを形成した
状態を示す図である。
【図33】透光性導電膜64を形成した状態を示す図で
ある。
【図34】画素電極64aを形成した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 TFTアクティブマトリクス基板 11 ガラス基板 12 ゲート電極膜 13,18 レジストパターン 14 ゲート絶縁膜 15 第1半導体層 15a チャネル部 16 第2半導体層 17 ソース・ドレイン電極膜 18a 薄肉部 19 パッシベーション膜 20 アクリル系樹脂膜 21 透光性導電膜 21a 画素電極 30 G−S交差部 31 TFT素子部 32 画素部 33 端子部 34 ゲート電極配線 35 ソース電極配線 40 突起部 41 突起部形成位置 45 凹部 46 コンタクトホール 100 フォトマスク 100a 透過部 100b 遮光部 100c メッシュ部 101 透光性基板 102 遮光膜 200,200a,200b,200c,200d レ
ジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 HA04 JA26 JA46 KB04 KB14 KB22 KB24 MA05 MA17 NA07 NA15 NA27 5F110 AA16 AA30 BB01 CC07 DD02 EE03 EE04 EE44 FF03 FF28 FF30 GG02 GG15 GG43 GG45 GG58 HK03 HK04 HK09 HK14 HK21 HK25 HK33 HK35 HL07 NN03 NN24 NN27 NN34 NN72 QQ02 QQ09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルを形成するためのマトリクス回
    路が電気絶縁性基板上に形成される液晶用マトリクス基
    板であって、 前記マトリクス回路を覆うように形成される電気絶縁層
    と、 前記マトリクス回路の予め定められる位置から突出する
    ように形成され、前記電気絶縁層を貫通する突起部と、 前記突起部および前記電気絶縁層の表面に形成され、前
    記突起部によってマトリクス回路と電気的に接続される
    画素電極とを含むことを特徴とする液晶用マトリクス基
    板。
  2. 【請求項2】 前記マトリクス回路は、複数の薄膜トラ
    ンジスタを含む薄膜トランジスタアクティブマトリクス
    回路であり、 前記薄膜トランジスタアクティブマトリクス回路は、ゲ
    ート電極層と、ゲート絶縁層と、チャネル領域を有する
    第1の半導体層と、オーミックコンタクト層である第2
    の半導体層と、ソース電極およびゲート電極となる金属
    層と、パッシベーション膜とを含むことを特徴とする請
    求項1記載の液晶用マトリクス基板。
  3. 【請求項3】 前記突起部は、前記ゲート電極層、前記
    ゲート絶縁層、前記第1の半導体層、前記第2の半導体
    層、前記金属層および前記パッシベーション膜のうちか
    ら選ばれる少なくとも1つの層と、レジスト層との積層
    構造を有することを特徴とする請求項2記載の液晶用マ
    トリクス基板。
  4. 【請求項4】 電気絶縁性基板上に液晶セルを形成する
    ためのマトリクス回路を形成する工程と、 前記マトリクス回路の予め定められる位置に突起部を形
    成する工程と、 前記突起部と突起部の形成されていないマトリクス回路
    とを覆うように電気絶縁層を形成する工程と、 前記電気絶縁層をエッチングし、前記突起部を露出させ
    る工程と、 前記突起部および前記電気絶縁層の表面に画素電極を形
    成し、前記突起部と前記画素電極とを接続させる工程と
    を含むことを特徴とする液晶用マトリクス基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記突起部と突起部の形成されていない
    マトリクス回路とを覆うように電気絶縁層を形成する工
    程は、 前記電気絶縁層を、表面が平坦になるように形成し、 前記電気絶縁層をエッチングし、前記突起部を露出させ
    る工程は、 前記電気絶縁層を、前記突起部が露出するまで、全面エ
    ッチングすることを特徴とする請求項4記載の液晶用マ
    トリクス基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記マトリクス回路は、複数の薄膜トラ
    ンジスタを含む薄膜トランジスタアクティブマトリクス
    回路であり、 前記薄膜トランジスタアクティブマトリクス回路を形成
    する工程は、 前記電気絶縁性基板上にゲート電極材料で成膜してゲー
    ト電極層を形成する工程と、 前記ゲート電極層の表面にレジスト層を形成し、該レジ
    スト層に露光量を調整することによってハーフトーン露
    光を施し、ゲート電極層をパターニングする工程と、 ゲート絶縁層、チャネル領域となる第1の半導体層、オ
    ーミックコンタクト層となる第2の半導体層、ならびに
    ソース電極およびドレイン電極となる金属層を順次積層
    する工程と、 前記金属層の表面にレジスト層を形成し、該レジスト層
    に露光量を調整することによってハーフトーン露光を施
    す工程と、 前記第1の半導体層および第2の半導体層をエッチング
    によって島状に形成する工程と、 前記金属層をパターニングするとともに、前記第1の半
    導体層にチャネル領域を形成する工程と、 パッシベーション膜を成膜して覆う工程とを含むことを
    特徴とする請求項4または5記載の液晶用マトリクス基
    板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記突起部は、前記ゲート電極層、前記
    ゲート絶縁層、前記第1の半導体層、前記第2の半導体
    層、前記金属層および前記パッシベーション膜のうちか
    ら選ばれる少なくとも1つの層と、前記レジスト層との
    積層によって形成されることを特徴とする請求項6記載
    の液晶用マトリクス基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上に第1の導電部分を形成する工程
    と、 前記第1の導電部分の予め定められる位置に突起部を形
    成する工程と、 前記突起部と突起部の形成されていない第1の導電部分
    とを覆うように電気絶縁層を形成する工程と、 前記電気絶縁層をエッチングし、前記突起部を露出させ
    る工程と、 前記突起部および前記電気絶縁層の表面に第2の導電部
    分を形成し、前記突起部と前記第2の導電部分とを接続
    させる工程とを含むことを特徴とする電子回路基板の接
    続部形成方法。
  9. 【請求項9】 前記突起部と突起部の形成されていない
    第1の導電部分とを覆うように電気絶縁層を形成する工
    程は、 前記電気絶縁層を、表面が平坦になるように形成し、 前記電気絶縁層をエッチングし、前記突起部を露出させ
    る工程は、 前記電気絶縁層を、前記突起部が露出するまで、全面エ
    ッチングすることを特徴とする請求項8記載の電子回路
    基板の接続部形成方法。
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