JP2003297068A - 磁気記録再生装置カートリッジおよびそれを用いる情報処理装置 - Google Patents
磁気記録再生装置カートリッジおよびそれを用いる情報処理装置Info
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Abstract
て、耐衝撃性能と耐振性能の双方を満足できるようにす
る。 【解決手段】 磁気記録再生装置カートリッジ1を構成
する際に、上蓋3と下蓋4の内面に弾性衝撃吸収体5を
配置し、上下の弾性衝撃吸収体5の間にハードディスク
装置6を配置して、情報処理装置の本体の収納部に脱着
自在な函状に形成し、前記収納部の内壁などに押圧され
て互いに接近離間する上蓋3と下蓋4とによって、弾性
衝撃吸収体5の圧縮率を変更し支持剛性を変更可能とす
る。これによれば、硬度の低い材料よりなる弾性衝撃吸
収体5を用いることにより、ハードディスク装置6の非
動作時に求められる耐衝撃性能を満足させ、耐振性能が
求められる動作時には、弾性衝撃吸収体を圧縮すること
で、見かけ上の硬度を高くして、耐振性能を向上させる
ことができる。
Description
置に代表される磁気記録再生装置を内部に収納した磁気
記録再生装置カートリッジおよびそれを用いる情報処理
装置に関し、特に耐振および耐衝撃性能の双方を満足す
る支持構造に関する。
価格化が加速される中、ハードディスク装置(Hard Dis
k Drive /HDD)は、ノートPCに代表される携帯型
情報処理装置ばかりでなく、デジタルテレビやカメラレ
コーダなどの多くの製品への適用が検討されている。こ
れらの製品にハードディスク装置を適用する上での課題
は、耐振性と耐衝撃性の双方を満足する構造の開発であ
る。
した磁気記録再生装置カートリッジの構成を示す(a) 外
観斜視図、(b) 内部斜視図、(c) 縦断面図である。この
磁気記録再生装置カートリッジ1(以下、カートリッジ
1という)において、収納ケース2は、例えば厚み0.
5mmのSUS303よりなる板金を用いて、断面がコ
の字状をなす上蓋3,下蓋4を形成し、上蓋3,下蓋4
の内面四隅に、シリコン、ウレタン等の熱硬化性樹脂を
ゲル状とした弾性衝撃吸収体5を両面テープにより接着
したものであり、ハードディスク装置6は上下の弾性衝
撃吸収体5の間に挟み込むように収納されている。
に内蔵される場合もあれば、リムーバブル記録再製装置
として情報処理装置のスロットに装着して用いられる場
合もあるが、落下等によって上蓋3,下蓋4に加わる衝
撃は弾性衝撃吸収体5で減衰されてハードディスク装置
6に伝達されるので、ハードディスク装置6の破壊を回
避することが可能である。弾性衝撃吸収体5は特に高周
波を減衰させる能力が高いので、耐振構造としても有効
である。
たような弾性衝撃吸収体5によっては、耐振および耐衝
撃性能の双方を満足させることは困難である。図10お
よび図11を用いて詳細を説明する。
上記したような磁気記録再生装置カートリッジを底面落
下させたときにハードディスク装置に発生する衝撃のピ
ーク値を、HDD加速度(G)として、落下高さ(m)
との関係で示している。曲線91,92はそれぞれ、弾
性衝撃吸収体に硬度の高い材料,低い材料を用いた際の
結果である。H1,H2は、それぞれの材料を用いた際
の許容落下高さを、同一種のハードディスク(HDD許
容G値=500G)について算出したものである。この
図10が表わすように、硬度の低い材料を用いる方が耐
衝撃性能が向上する。
記したような磁気記録再生装置カートリッジに正弦波形
の加速度を印加して、ハードディスク装置のリード・ラ
イト可能な限界G値を計測した結果を示している。横軸
は加振周波数(Hz)、縦軸は耐振衝撃(G)を示す。
線93,94はそれぞれ、弾性衝撃吸収体に硬度の高い
材料,低い材料を用いた際の結果である。この図11が
表わすように、硬度の高い材料を用いる方が耐振性能が
向上し、特に低周波領域での効果が高い。
衝撃性能の向上と耐振性能の向上とはカットアンドトラ
イの関係にあり、耐衝撃性能をアップすれば、耐振性能
が犠牲になり、逆に耐振性能をアップすれば、耐衝撃性
能が犠牲になってしまうので、耐衝撃と耐振の双方の最
高性能を実現するのは困難である。そのため双方を考慮
した弾性衝撃吸収体の設計が必要となり、性能アップの
ための最適化に多くの時間を要しているのが現状であ
る。よって、耐衝撃性能と耐振性能の双方を満足できる
構造がなお課題になっている。
するもので、硬度の低い材料よりなる弾性衝撃吸収体、
あるいは硬度の低い弾性衝撃吸収材料を密閉した弾性衝
撃吸収パックを用いることにより、磁気記録再生装置の
非動作時に求められる耐衝撃性能を満足させ、耐振性能
が求められる動作時には、弾性衝撃吸収体を圧縮するこ
とで、あるいは弾性衝撃吸収パックの内部圧力を高める
ことで、見かけ上の硬度を高くして、耐振性能を向上さ
せるようにしたものである。
再生装置カートリッジを、上蓋と下蓋の内面に弾性衝撃
吸収体を配置し、上下の弾性衝撃吸収体の間に磁気記録
再生装置を配置して、情報処理装置の本体の収納部に脱
着自在な函状に形成し、前記収納部に備わる押圧手段に
より互いに接近離間する前記上蓋と下蓋とによって、弾
性衝撃吸収体の圧縮率を変更し支持剛性を変更するよう
に構成したことを特徴とするもので、磁気記録再生装置
の非動作時に耐衝撃性能を満足させ、動作時に耐振性能
を向上させることができる。押圧手段は上蓋・下蓋が圧
接する収納部の内壁面であってもよいし、収納部に別途
に設けた部材であってもよい。
気記録再生装置カートリッジにおいて、上蓋と下蓋とに
接触する形状記憶合金製の支持部材を配置し、磁気記録
再生装置の動作時と非動作時とで前記支持部材に生じる
剛性変化に基き、上蓋と下蓋とによる弾性衝撃吸収体の
圧縮率を変更するように構成したことを特徴とするもの
で、耐振性能の求められる磁気記録再生装置の動作時
に、弾性衝撃吸収体の圧縮率を高め、見かけ上の硬度を
高くして、耐振性能を向上させることができる。
気記録再生装置カートリッジにおいて、形状記憶合金製
の支持部材は、磁気記録再生装置の発熱により剛性変化
することを特徴とするもので、装置動作時の発熱に伴っ
て支持部材の弾性が向上することで、弾性衝撃吸収体の
圧縮率を高める。
気記録再生装置カートリッジにおいて、形状記憶合金製
の支持部材は、磁気記録再生装置の動作に同期して通電
されることで剛性変化することを特徴とするもので、装
置動作時の電圧印加で支持部材の弾性が向上すること
で、弾性衝撃吸収体の圧縮率を高める。この場合、電圧
制御によって支持部材の弾性、つまり硬度を調節できる
ので、より耐振性能の高い構造を実現することが可能で
ある。
4のいずれかに記載の磁気記録再生装置カートリッジに
おいて、上蓋と下蓋の少なくとも一方に通風孔を形成
し、情報処理装置の収納部への脱着に伴って前記通風孔
を開閉する開閉機構を設けたことを特徴とするもので、
情報処理装置への取付け時の放熱効率、および取外し時
の防水・防塵性能を向上させることができる。
カートリッジを、弾性衝撃吸収材料を袋体に密閉した弾
性衝撃吸収体に磁気記録再生装置を内包して、情報処理
装置の本体の収納部に設置可能に形成し、前記収納部に
備わる押圧手段により押圧あるいは押圧解除されたとき
に、内部圧力が変更され支持剛性が変更されるように構
成したことを特徴とするもので、磁気記録再生装置の非
動作時に耐衝撃性能を満足させ、動作時に耐振性能を向
上させることができる。
を弾性衝撃吸収体により緩衝保持した磁気記録再生装置
カートリッジを本体の収納部に装着する情報処理装置で
あって、前記収納部に装着された磁気記録再生装置カー
トリッジの弾性衝撃吸収体を押圧可能な押圧手段を有
し、磁気記録再生装置の動作時と非動作時とで前記押圧
手段による押圧力を変更して、弾性衝撃吸収体の支持剛
性を変更するように構成したことを特徴とするもので、
磁気記録再生装置の非動作時に耐衝撃性能を満足させ、
動作時に耐振性能を向上させることができる。
報処理装置において、磁気記録再生装置カートリッジ
が、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の磁気記録再
生装置カートリッジであり、押圧手段が、本体の外部と
収納部内とにわたって配置された出退自在なスライドピ
ンと、このスライドピンに連結連動されて前記磁気記録
再生装置カートリッジの上蓋あるいは下蓋を互いに接近
離間する方向に押圧あるいは押圧解除する押圧部材とを
有したことを特徴とするもので、スライドピンを出退さ
せることで、耐衝撃性能を優先する構造、あるいは、耐
振性能を優先する構造を実現できる。
報処理装置において、磁気記録再生装置カートリッジ
が、請求項6記載の磁気記録再生装置カートリッジであ
り、押圧手段が、本体の外部と収納部内とにわたって配
置された出退自在なスライドピンと、このスライドピン
に連結連動されて前記磁気記録再生装置カートリッジの
弾性衝撃吸収体の端部を押圧あるいは押圧解除する押圧
部材とを有したことを特徴とするもので、スライドピン
を出退させることで、耐衝撃性能を優先する構造、ある
いは、耐振性能を優先する構造を実現できる。
請求項9のいずれかに記載の情報処理装置において、ス
ライドピンが、本体に取り付けられた画像表示装置の開
閉動作に伴われて出退するように構成されたことを特徴
とするもので、画像表示装置の閉時(磁気記録再生装置
の非動作時)に耐衝撃性能を優先する構造を実現し、画
像表示装置の開時(磁気記録再生装置の動作時)に優先
する構造を実現できる。
て、図面を参照しつつ説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
磁気記録再生装置カートリッジの(a) 外観斜視図、(b)
内部斜視図、(c) 縦断面図、図2は同磁気記録再生装置
カートリッジを情報処理装置に脱着する状態を示す。
生装置カートリッジ1(以下、カートリッジ1)は、先
に図10を用いて説明した従来のものとほぼ同様の構成
を有しており、収納ケース2は、例えば厚み0.5mm
のSUS303よりなる板金を用いて、断面がコの字状
をなす上蓋3,下蓋4にて函状に形成し、上蓋3,下蓋
4のそれぞれの内面四隅に、シリコン、ウレタン等の熱
硬化性樹脂をゲル状とした弾性衝撃吸収体5を両面テー
プにより接着したものであり、ハードディスク装置6は
上下の弾性衝撃吸収体5の間に挟み込むように収納され
ている。
が、磁気記録媒体(ハードディスク)、磁気記録媒体を
回転させる回転手段、磁気記録媒体に対して情報を記録
し再生するヘッド、前記回転手段やヘッドのための制御
回路等を函体の内部に収納したものであり、情報処理装
置に電気的に接続するためのコネクタ部を有している。
るのは、情報処理装置のハードディスク収納部内の奥部
に配置される上蓋3に、その上面および側面と交わる方
向の傾斜部7が形成されている点である。また、カート
リッジ1の全体の厚みがハードディスク収納部の高さよ
り幾分大きくなるように、かつハードディスク収納部内
に配置されない状態で下蓋4の上端が上蓋3の内面に当
接しないように、上蓋3,下蓋4,弾性衝撃吸収体5の
高さが設定されている点である。弾性衝撃吸収体5に
は、比較的硬度の低いもの(例えばKGゲル:KG5
5、北川工業(株))が用いられている。
理装置(ここではデスクトップPC)の本体8の前面に
開口するハードディスク収納部9にカートリッジ1を装
着する際に、図2(b) に示すように傾斜部7を先行させ
ることによって、スムーズに挿入することができる。続
いて図3(c) に示すように進入させると、カートリッジ
1の上蓋3,下蓋4がハードディスク収納部9の天面お
よび底面によって押圧され、カートリッジ1は最終的に
ハードディスク収納部9と同じ高さまで圧縮される。こ
のカートリッジ1の圧縮は弾性衝撃吸収体14の圧縮に
よる。
装着時)には、上記したように弾性衝撃吸収体5の硬度
が比較的低いため、携帯時に求められる耐衝撃性能を満
足させることができる。その一方で、カートリッジ1の
使用時(装着時)には、弾性衝撃吸収体5が圧縮されて
見かけ上硬度の高いものとして作用するので、耐振性能
を満足させることができる。(上述した図10および図
11参照)よって、耐衝撃構造と耐振構造の設計を分離
することが可能であり、設計容易性が向上し、開発リー
ドタイムを短縮できる。 (実施の形態2)図3は本発明の実施の形態2における
磁気記録再生装置カートリッジの(a) 外願斜視図、(b)
内部斜視図、(c) 縦断面図である。
録再生装置カートリッジ1(以下、カートリッジ1)
は、先に図1を用いて説明した実施の形態1のものとほ
ぼ同様の構成を有しているが、上蓋3と下蓋4とに接触
する形状記憶合金(たとえばNi−Ti合金)製の支持
部材10が配置されている点が相違している。この支持
部材10は形状変化が抑止されないようにジグザグ状に
折り畳まれていて、両端部において上蓋3の下面と下蓋
4の上面とにスポット溶接等により固定されている。ま
たこの支持部材10は、例えば30℃以下でハードディ
スク装置6と弾性衝撃吸収体5(上下)との厚みを加え
た長さであり、温度30℃を越えると2〜3mm短くな
るように設計される。
着時)には、支持部材10は通常30℃以下の雰囲気中
にあって、元の形状・長さを保ち、したがって上蓋3・
下蓋4が弾性衝撃吸収体5を圧縮することはなく、硬度
が比較的低い弾性衝撃吸収体5は、携帯時に求められる
耐衝撃性能を満足させる。
着時、かつハードディスク装置6の動作時)には、ハー
ドディスク装置6の発熱が支持部材18に伝達されるた
め、支持部材18が短くなり、上蓋3・下蓋4を互いに
接近する方向に引っ張り、上蓋3・下蓋4が弾性衝撃吸
収耐5を圧縮し、それにより弾性衝撃吸収耐5は見かけ
上硬度の高いものとして作用し、耐振性能を満足させ
る。
度上昇に伴って短くなるように設計するのでなく、ハー
ドディスク装置6の動作時に通電され、それによって短
くなるように設計しておいてもよく、これによっても上
記と同様の効果を得ることができる。 (実施の形態3)図4は本発明の実施の形態3における
磁気記録再生装置カートリッジを設置した情報処理装置
の(a) 斜視図、(b) 一部切り欠き斜視図、図5は同情報
処理装置の(a) 使用時の断面図、(b) 非使用時の断面図
である。
置は携帯型情報処理装置であり、磁気記録再生装置カー
トリッジ1(以下、カートリッジ1)を収納するハード
ディスク収納部9を有した本体8と、本体8に取り付け
られた画像表示装置11とを有している。
は、先に図1を用いて説明した実施の形態1のものとほ
ぼ同様の構成を有しているが、下蓋4の底面に、高さ2
〜3mm、先端幅2mm程度の突起12が設けられてい
る点が異なる。この突起12は、カートリッジ1の脱着
方向(この紙面と交わる方向)に沿って長く、同脱着方
向と交わる方向(この紙面に沿って左右方向)に沿って
間隔をおいて少なくとも2本、設けられている。そして
カートリッジ1は、突起12がハードディスク収納部9
の底面に接触し、上蓋3の上面がハードディスク収納部
9の天面に接触する状態で、下蓋4の上端が上蓋3の内
面に当接しないように、上蓋3,下蓋4,弾性衝撃吸収
体5の高さが設定されている。
8の上面と交わる上下方向に出退自在なスライドピン1
3の下部が配置されている。このスライドピン13は、
上端部が本体8の上面より突出するように付勢されてい
て(付勢手段は図示せず)、画像表示装置11の閉時に
上端部が押圧されることで、下端がハードディスク収納
部9の底面に接触する位置まで下降する。
ドピン13の出退に伴われてハードディスク収納部9の
底面に沿ってスライドするスライダー14が取り付けら
れている。このスライダー14は、SUS304等より
なる厚み0.5mm程度の板金構造であり、一端部のス
トッパー15において、スライドピン13から離れたハ
ードディスク収納部9の端部(この図では左端部)の底
面にビス等を用いて固定されている。またストッパー1
5の近傍にジグザグ状のバネ部16を有し、他端部に、
ハードディスク収納部9の底面に対して45〜60度程
度の傾斜をなすように折り曲げられ、バネ部16の付勢
力(圧縮状態からの復元力)でスライドピン13に圧接
される傾斜部17を有している。スライダー14の上面
の所定位置には、下蓋4の突起12と同じ形状の突起1
8が突起12と同一ピッチで形成されている。
画像表示装置11の開時(情報処理装置を使用中であ
り、ハードディスク装置6も駆動状態にある)には、ス
ライドピン13は上方へスライドしていて、その下端と
ハードディスク収納部9の底面との間には隙間が形成さ
れている。したがって、スライダー14はバネ部16の
付勢力によりスライドピン13側に押しやられて、傾斜
部17がスライドピン13の下端に圧接した状態にあ
り、スライダー14の上面の突起18が下蓋4の底面の
突起12の下に進入して先端どうしが一致している。こ
のため、下蓋4が突起18の高さの分だけ2mm上方へ
持上げられ、カートリッジ1は厚み方向に圧縮されてい
る。これは弾性衝撃吸収体5の圧縮によるものであり、
弾性衝撃吸収体5は見かけ上、硬度の高い材料となる。
よって、ハードディスク装置6の使用時に求められる耐
振性能を満足させることができる。
報処理装置を停止中であり、ハードディスク装置6も停
止状態にある)には、画像表示装置11によってスライ
ドピン13が押し下げられ、その下端が傾斜部17を下
方へ押圧し、それによりスライダー14がバネ部16の
圧縮力で左方向へとスライドする。それに伴って、スラ
イダー14の上面の突起18が下蓋4の底面の突起12
の下から抜け出て噛み合う位置に戻り、下蓋4は元の位
置に戻る。その結果、弾性衝撃吸収体5の圧縮は開放さ
れ、弾性衝撃吸収体5は元の硬度の低い材料として作用
する。よって、携帯時に求められる耐衝撃性能を満足さ
せることができる。 (実施の形態4)図6は本発明の実施の形態4における
磁気記録再生装置カートリッジ、およびそれを設置した
情報処理装置のハードディスク収納部を示す。
カートリッジ1(以下、カートリッジ1)は、ナイロ
ン、ゴム等の軟質材料で所定形状に作成された袋体19
にゲル(例えばKGゲル:北川工業(株))などの粘性
流体20を密閉した弾性衝撃吸収パック21に、ハード
ディスク装置6を緩衝保持したものであり、弾性衝撃吸
収パック21の内部圧力をコントロールする圧力調節部
材22がハードディスク収納部9に設けられている。弾
性衝撃吸収パック21は請求項6に記載した弾性衝撃吸
収体に相応する。
ク装置6を下面から上面の周縁部にわたって覆うほぼ直
方体のケーシング部21aと、このケーシング部21a
に下部で連通する調圧部21bとからなり、この調圧部
21bの上部に、上記した圧力調節部材22の一部を構
成するピストン23が結合されている。
収納部9の支柱24に中央部において軸支されたガイド
ピン25の一端に軸支されており、ガイドピン25の他
端には、上述したスライドピン13の下端が結合される
とともに、ハードディスク収納部9の底面に一端部が結
合された圧縮バネ26の他端部が結合されている。そし
てそれにより、スライドピン13の上昇時に、ピストン
23が下降して調圧部21bを押圧し、弾性衝撃吸収パ
ック21の内部圧力を高め、逆にスライドピン13の下
降時に、弾性衝撃吸収パック21の内部圧力を低下させ
るようになっている。
画像表示装置11の開時(情報処理装置を使用中であ
り、ハードディスク装置6も駆動状態にある)には、ス
ライドピン13は圧縮バネ26の復元力により上方へス
ライドし、それによりピストン23は下降していて、こ
のピストン23によって内部圧力が高められた弾性衝撃
吸収パック21は見かけ上、硬度の高い材料となる。よ
って、ハードディスク装置6の使用時に求められる耐振
性能を満足させることができる。
報処理装置を停止中であり、ハードディスク装置6も停
止状態にある)には、画像表示装置11によってスライ
ドピン13が押し下げられ、それによりピストン23が
上昇し、弾性衝撃吸収パック21の内部圧力は低下し、
弾性衝撃吸収パック21は硬度の低い材料として作用す
る。よって、携帯時に求められる耐衝撃性能を満足させ
ることができる。
ドディスク装置6の側方部分の剛性(硬度)も変更でき
るので、横方向からの衝撃、振動への対応も容易とな
る。なお、このカートリッジ1はハードディスク収納部
9に据付けることになるが、ピストン23の上端部とガ
イドピン25との結合を解除することで、ハードディス
ク収納部9から取り出すことも可能である。 (実施の形態5)図7は本発明の実施の形態5における
磁気記録再生装置カートリッジの(a) 外観斜視図、(b)
(c)はそれぞれ一部斜視図、図8(a)(b)(c)(d)は同磁気
記録再生装置カートリッジを情報処理装置に脱着する際
の動作を示す。
装置カートリッジ1(以下、カートリッジ1)は、先に
図1を用いて説明した実施の形態1のものとほぼ同様の
構成を有しているが、上蓋3に通気構造を有する点で相
違している。
トリッジ1の脱着方向と交わる方向の複数本のスリット
27(幅2〜3mm)が並列に形成されており、これら
複数本のスリット27の外側であって傾斜部7に背反す
る位置に四角穴28が形成されている。上蓋3の内面に
は、スリット板30を移動自在に保持するガイドレール
29が、カートリッジ1の脱着方向に沿って、スリット
板30の横幅より0.5〜1mm長い幅にて一対設けら
れている。
は、上蓋3のスリット27と同一幅,同一長さのスリッ
ト31が、前記スリット27と同一方向、同一ピッチ、
同数にて形成されるとともに、上蓋3の四角穴28内に
配置されて、このスリット板30の移動に伴って四角穴
28内でスライドするノッチ32が形成されている。
(a)に示すように、ノッチ32が四角穴28内の中央部
に位置する状態で、スリット31が上蓋3のスリット2
7に重ならず、図8(b)に示すように、ノッチ32が四
角穴28内の端部(傾斜部7から遠い端部)に移動した
状態で、スリット31が上蓋3のスリット27に重なる
ように設計されている。
(たとえば携帯型情報処理装置)のハードディスク収納
部9の開口端には、上蓋3の四角穴28から突出したノ
ッチ32を係止可能な凹部9aが形成されている。
ドディスク装置の非動作時)には、上記した図8(a) に
示すように、ノッチ32は四角穴28内の中央部に位置
し、スリット板30のスリット31と上蓋3のスリット
27とは重ならない位置関係にあり、スリット27から
の水滴、塵の侵入は回避される。
ッジ1をハードディスク収納部9に挿入設置する時に
は、ノッチ32が凹部9aに引っ掛り、それにより上記
した図8(b) に示すように、ノッチ32が四角穴28内
の端部に当たるまでスリット板30が移動し、スリット
板30のスリット31が上蓋3のスリット27に重な
る。よって、ハードディスク装置6の発熱はスリット2
7,31を通してカートリッジ1の外部へ放出されるこ
とになり、ハードディスク装置6の温度上昇は回避され
る。
ができるのは、実施の形態1のカートリッジと同様であ
る。なお、図示を省略するが、カートリッジ1の非装着
時にノッチ32が四角穴28内の中央部に位置するよう
にスリット板30を付勢する付勢手段が設けられてい
て、カートリッジ1をハードディスク収納部9から取り
出した時には自動的に、スリット板30のスリット31
と上蓋3のスリット27とが重ならないように、スリッ
ト板30が移動する。
定し、ノッチ32にて手動でスリット板30を移動させ
移動後の位置に保持できるように構成しておけば、上記
したような凹部9aを持たないハードディスク収納部9
にも、このカートリッジ1を使用できる。
態2または実施の形態3のカートリッジに適用してもよ
い。さらには、実施の形態1から実施の形態5の耐振、
耐衝撃構造、通気構造を光ディスク装置に適用すること
も可能である。
再生装置を緩衝保持する弾性衝撃吸収体の圧縮率あるい
は内部圧力を変更することで、耐振・耐衝撃の双方の性
能を向上することが可能になる。そしてそれにより耐振
設計、耐衝撃設計を分離することが可能になり、設計容
易性が向上する。
置カートリッジの構成図
理装置に脱着する状態を示す説明図
置カートリッジの構成図
置カートリッジおよびそれを設置した情報処理装置の構
成図
の断面図
置カートリッジ、およびそれを設置した情報処理装置の
ハードディスク収納部の構成図
置カートリッジの構成図
理装置に脱着する際の動作を示す説明図
内のハードディスク装置の耐衝撃性能を説明するグラフ
内のハードディスク装置の耐振性能を説明するグラフ
Claims (10)
- 【請求項1】 上蓋と下蓋の内面に弾性衝撃吸収体を配
置し、上下の弾性衝撃吸収体の間に磁気記録再生装置を
配置して、情報処理装置の本体の収納部に脱着自在な函
状に形成し、前記収納部に備わる押圧手段により互いに
接近離間する前記上蓋と下蓋とによって、弾性衝撃吸収
体の圧縮率を変更し支持剛性を変更するように構成した
磁気記録再生装置カートリッジ。 - 【請求項2】 上蓋と下蓋とに接触する形状記憶合金製
の支持部材を配置し、磁気記録再生装置の動作時と非動
作時とで前記支持部材に生じる剛性変化に基き、上蓋と
下蓋とによる弾性衝撃吸収体の圧縮率を変更するように
構成した請求項1記載の磁気記録再生装置カートリッ
ジ。 - 【請求項3】 形状記憶合金製の支持部材は、磁気記録
再生装置の発熱により剛性変化する請求項2記載の磁気
記録再生装置カートリッジ。 - 【請求項4】 形状記憶合金製の支持部材は、磁気記録
再生装置の動作に同期して通電されることで剛性変化す
る請求項2記載の磁気記録再生装置カートリッジ。 - 【請求項5】 上蓋と下蓋の少なくとも一方に通風孔を
形成し、情報処理装置の収納部への脱着に伴って前記通
風孔を開閉する開閉機構を設けた請求項1記載の磁気記
録再生装置カートリッジ。 - 【請求項6】 弾性衝撃吸収材料を袋体に密閉した弾性
衝撃吸収体に磁気記録再生装置を内包して、情報処理装
置の本体の収納部に設置可能に構成し、前記収納部に備
わる押圧手段により押圧あるいは押圧解除されたとき
に、内部圧力が変更され支持剛性が変更されるように構
成した磁気記録再生装置カートリッジ。 - 【請求項7】 磁気記録再生装置を弾性衝撃吸収体によ
り緩衝保持した磁気記録再生装置カートリッジを本体の
収納部に装着する情報処理装置であって、前記収納部に
装着された磁気記録再生装置カートリッジの弾性衝撃吸
収体を押圧可能な押圧手段を有し、磁気記録再生装置の
動作時と非動作時とで前記押圧手段による押圧力を変更
して、弾性衝撃吸収体の支持剛性を変更するように構成
した情報処理装置。 - 【請求項8】 磁気記録再生装置カートリッジが、請求
項1〜請求項5のいずれかに記載の磁気記録再生装置カ
ートリッジであり、押圧手段が、本体の外部と収納部内
とにわたって配置された出退自在なスライドピンと、こ
のスライドピンに連結連動されて前記磁気記録再生装置
カートリッジの上蓋あるいは下蓋を互いに接近離間する
方向に押圧あるいは押圧解除する押圧部材とを有した請
求項7記載の情報処理装置。 - 【請求項9】 磁気記録再生装置カートリッジが、請求
項6記載の磁気記録再生装置カートリッジであり、押圧
手段が、本体の外部と収納部内とにわたって配置された
出退自在なスライドピンと、このスライドピンに連結連
動されて前記磁気記録再生装置カートリッジの弾性衝撃
吸収体の端部を押圧あるいは押圧解除する押圧部材とを
有した請求項7記載の情報処理装置。 - 【請求項10】 スライドピンが、本体に取り付けられ
た画像表示装置の開閉動作に伴われて出退するように構
成された請求項8または請求項9のいずれかに記載の情
報処理装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002100680A JP3922957B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 磁気記録再生装置カートリッジおよびそれを用いる情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2002100680A JP3922957B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 磁気記録再生装置カートリッジおよびそれを用いる情報処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003297068A true JP2003297068A (ja) | 2003-10-17 |
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|---|---|---|---|
| JP2002100680A Expired - Fee Related JP3922957B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 磁気記録再生装置カートリッジおよびそれを用いる情報処理装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3922957B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005215014A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Pentax Corp | カメラ |
| JP2005267842A (ja) * | 2004-03-20 | 2005-09-29 | Zi Imaging Ltd | 記憶媒体を保持する装置 |
| US7502224B2 (en) | 2004-12-20 | 2009-03-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus having a connector connecting a disk drive |
| JP2014063970A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-04-10 | Panasonic Corp | 電子機器および電子部品収納ケース |
| CN113096696A (zh) * | 2021-03-02 | 2021-07-09 | 江西理工大学南昌校区 | 一种计算机用外接式存储器 |
-
2002
- 2002-04-03 JP JP2002100680A patent/JP3922957B2/ja not_active Expired - Fee Related
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