JP2003303626A - 組電池の異常検出装置 - Google Patents
組電池の異常検出装置Info
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Abstract
の異常を検出する。 【解決手段】充放電可能なn個(nは3以上の自然数)
のセルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出
する組電池の異常検出装置において、n個のセルごとに
設けられて、対応するセルの異常を検出する異常検出手
段と、最上位のセルに対応する第1の異常検出手段から
の出力と、最上位より1つ下位のセルに対応する第2の
異常検出手段からの出力との論理和を演算する第1の論
理和演算手段と、第(k−1)の論理和演算手段からの
出力と、最上位よりkだけ下位のセルに対応する第(k
+1)の異常検出手段からの出力との論理和を演算する
第k{kは2以上(n−1)以下の全ての自然数}の論
理和演算手段とを備える。
Description
直列に接続して構成される組電池の異常を検出する組電
池の異常検出装置に関する。
おいては、走行駆動源の一つとして、複数個の充電可能
な二次電池(単位セル)を直列に接続して構成される組
電池が用いられる。電気自動車に使用される組電池の電
圧は、一般的に300V以上にも達するため、例えば単
位セルとして正負極端子間電圧が3.5Vのリチウムイオ
ン二次電池を用いる場合には、90個前後の単位セルが
直列に接続されることになる。このような組電池におい
ては、個々のセルの状態を把握しながら充放電制御を行
うのが一般的であり、セルの正負極端子間電圧に異常が
あるか否かを検出する異常検出回路を各セルごとに設け
て、セルに異常を検出した時には充放電制御側に異常検
出信号を送出している。従来の組電池の異常を検出する
装置としては、特開2001−25173号公報に開示
されている組電池の異常判定装置がある。
置の一例を示すブロック図である。組電池1は、充電可
能な複数のセルC1〜Cnを直列に接続して構成されて
いる。異常検出回路S1〜Snは、各セルC1〜Cnご
とに設けられ、対応するセルの正負極端子間電圧が第1
の所定電圧より上昇して過充電状態になったことを検出
し、また、正負極端子間電圧が第2の所定電圧より下降
して過放電状態になったことを検出する。異常検出回路
S1〜Snにて、対応するセルC1〜Cnの異常が検出
された時は、異常検出信号が出力される。
されているアイソレータT1〜Tnは、対応する異常検
出回路S1〜Snから出力される異常検出信号を電気的
に絶縁する。電気自動車用の組電池では、上述したよう
に、最上位の異常検出回路S1の出力電圧レベルと、最
下位の異常検出回路Snの出力電圧レベルとの電圧差は
300V以上にもなるため、全ての異常検出回路S1〜
Snの出力電圧レベルを一緒に取り扱うことはできな
い。従って、異常検出回路S1〜Snの出力側にアイソ
レータT1〜Tnを設けて、異常検出回路S1〜Snか
ら出力される異常検出信号を電気的に絶縁している。
0と接続されている。オア回路U0は、アイソレータT
1〜Tnにて電気的に絶縁された異常検出信号の論理和
を演算し、演算結果を充放電制御側に出力する。少なく
とも1つの異常検出回路S1〜Snにてセルの異常が検
出された場合は、オア回路U0からセルに異常が発生し
ている旨の信号が出力される。
に対して、異常検出回路S1〜Snおよびオア回路の一
部をIC化した時のブロック図の一例を図8に示す。図
7に示すブロック図と同一の構成要素については、同一
の符号を付して動作説明は省略する。
出回路に対して1つのオア回路が設けられている。例え
ば、異常検出回路S1〜S3から出力される異常検出信
号の論理和がオア回路U1にて演算されて、演算結果が
アイソレータT1に出力される。すなわち、IC(1)
〜IC(N)は、3個の異常検出回路と1つのオア回路
とを備え、20〜30V程度の耐圧を持つ汎用的なバイ
ポーラプロセスを用いることにより、3個のセルの異常
検出部分をIC化している。
〜UNにて論理和演算が行われた結果(異常検出信号)
は、対応するアイソレータT1〜TNを介してオア回路
U0に入力される。すなわち、3個の異常検出回路から
出力される異常検出信号の論理和を演算するオア回路U
1〜UNを各IC(1)〜IC(N)に設けることによ
り、図7に示す組電池の異常検出装置に比べて、アイソ
レータT1〜Tnの数を3分の1に減らすことができ
る。
組電池の異常検出装置では、組電池を構成するセルの数
と同等もしくは、異常検出部分のIC化を行った場合で
もICの数と同程度の数(図8では、セル数の3分の
1)のアイソレータが必要となる。現状では、アイソレ
ータが非常に高価なものであるために、結果的に組電池
の異常検出装置のコストが高くなるという問題があっ
た。
組電池を構成するセルの異常を検出する組電池の異常検
出装置を提供することにある。
を参照して本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、充放電可能なn個(nは3以
上の自然数)のセルを直列に接続して構成される組電池
の異常を検出する組電池の異常検出装置において、n個
のセルごとに設けられて、対応するセルの異常を検出す
る異常検出手段と、最上位のセルに対応する第1の異常
検出手段からの出力と、最上位より1つ下位のセルに対
応する第2の異常検出手段からの出力との論理和を演算
する第1の論理和演算手段と、第(k−1)の論理和演
算手段からの出力と、最上位よりkだけ下位のセルに対
応する第kの異常検出手段からの出力との論理和を演算
する第k{kは2以上(n−1)以下の全ての自然数}
の論理和演算手段とを備えることにより、上記目的を達
成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の組電池の異常検出
装置において、第m{mは2以上(n−2)以下の自然
数}の論理和演算手段に入力される信号の電圧は、最上
位よりmだけ下位のセルの負極端子電圧を基準とし、第
mの論理和演算手段は、最上位より(m+1)だけ下位
のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルの信号を
出力することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項2の組電池の異常検出
装置において、第1の異常検出手段は、出力信号の電圧
レベルを最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電
圧を基準とする電圧レベルに変換する電圧レベル変換機
能を備えることを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項2の組電池の異常検出
装置において、第1の異常検出手段と第1の論理和演算
手段との間に設けられ、第1の異常検出手段からの出力
信号の電圧レベルを最上位のセルより1つ下位のセルの
負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換して、第1
の異常検出手段からの出力信号を第1の論理和演算手段
に出力する電圧レベル変換手段をさらに備えることを特
徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの組
電池の異常検出装置において、第(n−1)の論理和演
算手段からの出力を組電池の最終的な異常検出信号とす
ることを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの組
電池の異常検出装置において、異常検出手段は、対応す
るセルの正負極端子間電圧が第1の所定電圧以上である
状態または第2の所定電圧以下である状態を検出するこ
とにより、対応するセルが異常であると判断することを
特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの組
電池の異常検出装置において、(n−1)個の異常検出
手段および論理和演算手段の少なくとも一部をIC化す
ることを特徴とする。
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図1と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態
に限定されるものではない。
る。 (1)請求項1〜7の発明によれば、充放電可能なn個
(nは3以上の自然数)のセルを直列に接続して構成さ
れる組電池の異常を検出する組電池の異常検出装置にお
いて、n個のセルごとに設けられて、対応するセルの異
常を検出する異常検出手段と、最上位のセルに対応する
第1の異常検出手段からの出力と、最上位より1つ下位
のセルに対応する第2の異常検出手段からの出力との論
理和を演算する第1の論理和演算手段と、第(k−1)
{kは2以上(n−1)以下の自然数}の論理和演算手
段からの出力と、最上位よりkだけ下位のセルに対応す
る第kの異常検出手段からの出力との論理和を演算する
第kの論理和演算手段とを備えることにより、アイソレ
ータを用いることなく、組電池の異常を検出することが
できる。 (2)請求項2の発明によれば、第m{mは2以上(n
−2)以下の自然数}の論理和演算手段に入力される信
号の電圧は、最上位よりmだけ下位のセルの負極端子電
圧を基準とし、第mの論理和演算手段は、最上位より
(m+1)だけ下位のセルの負極端子電圧を基準とする
電圧レベルの信号を出力するので、電圧レベルを統一し
て入力信号、出力信号を扱うことができる。 (3)請求項3の発明によれば、第1の異常検出手段
は、出力信号の電圧レベルを最上位のセルより1つ下位
のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換す
る電圧レベル変換機能を備えるので、第1の異常検出手
段からの出力の電圧レベルと第1の論理和演算手段に入
力される信号の電圧レベルが相違するのを防ぐことがで
きる。 (4)請求項4の発明によれば、第1の異常検出手段と
第1の論理和演算手段との間に電圧レベル変換手段を設
けるので、第1の異常検出手段からの出力の電圧レベル
と第1の論理和演算手段に入力される信号の電圧レベル
が相違するのを防ぐことができる。 (5)請求項6の発明によれば、セルの正負極端子間電
圧が第1の所定電圧以上である状態または第2の所定電
圧以下である状態を検出することにより、確実にセルの
異常を検出することができる。
施の形態の構成を示す図である。組電池1は、充放電可
能な複数のセルC1〜Cnを直列に接続して構成されて
いる。各セルC1〜Cnごとに設けられている異常検出
回路S1〜Snは、対応するセルの正負極端子間電圧が
第1の所定電圧より上昇して過充電状態になったことを
検出し、または、正負極端子間電圧が第2の所定電圧よ
り下降して過放電状態になったことを検出する。異常検
出回路S1〜Snにて、対応するセルC1〜Cnが過充
電状態または過放電状態となる異常が検出された時は、
異常検出信号が出力される。
論理和を演算し、演算結果を出力する回路であり、セル
C1〜Cnの数よりも1個少ないn−1個設けられてい
る。本明細書では、組電池1の高電位側を上位、低電位
側を下位と呼ぶことにして、異常検出回路S1〜Snお
よびオア回路U2〜Unの関係を説明する。オア回路U
2には、最上位の異常検出回路S1の出力信号と、異常
検出回路S1に対して1つ下位の異常検出回路S2の出
力信号とが入力される。オア回路U2の出力信号は、1
つ下位のオア回路U3に入力される。
2の出力信号と、異常検出回路S3の出力信号とが入力
されて、出力信号が1つ下位のオア回路U4に出力され
る。オア回路U4以下のオア回路U4〜Un−1につい
ても同様に、1つ上位のオア回路の出力信号と、同位の
異常検出回路の出力信号とが入力されて、論理演算結果
である出力信号が1つ下位のオア回路に出力される。こ
こでの「同位の異常検出回路」とは、オア回路Uk(k
は2以上n以下の整数)に対する異常検出回路Skのこ
とである。
ア回路Un−1の出力信号と、同位の異常検出回路Sn
の出力信号とが入力される。各オア回路U2〜Unは、
入力される信号の論理和を演算するので、いずれか1つ
の異常検出回路S1〜Snが異常検出信号を出力する
と、オア回路Unは、組電池1が異常である旨の信号を
充放電制御側に出力する。
常検出装置を構成するオア回路の詳細な構成を示す図で
あり、オア回路U2〜Unのうち、オア回路Un−1お
よびUnの構成を示している。オア回路Un−1は、抵
抗R1,R2,R3,R4と、PNPトランジスタQ1
と、NPNトランジスタQ2とを備える。同様に、オア
回路Unは、抵抗R11,R12,R13,R14と、
PNPトランジスタQ11と、NPNトランジスタQ1
2とを備える。
n−1と接続されており、オア回路Un−1の入力端子
となっている。抵抗R1の他端は、抵抗R2の一端およ
びPNPトランジスタQ1のベース端子と接続されてい
る。PNPトランジスタQ1のエミッタ端子は、抵抗R
2の他端と共にセルCn−1の正極端子と接続されてお
り、コレクタ端子は、直列に接続されている抵抗R3と
抵抗R4とを介してセルCnの負極端子と接続されてい
る。
抵抗R3と抵抗R4の接続部分に接続されている。ま
た、NPNトランジスタQ2のエミッタ端子は、セルC
nの負極端子と接続されており、コレクタ端子は、オア
回路Un−1の出力端子となっている。なお、オア回路
Un−1の入力端子、すなわち、抵抗R1の一方の端子
には、オア回路Un−2の出力端子および異常検出回路
Sn−1の出力端子の両端子がワイヤードオアで接続さ
れている。
1の一方の端子は、オア回路Unの入力端子となってお
り、抵抗R11の他端は、抵抗R12の一端およびPN
PトランジスタQ11のベース端子と接続されている。
PNPトランジスタQ11のエミッタ端子は、抵抗R1
2の他端と共にセルCnの正極端子と接続されており、
コレクタ端子は、直列に接続されている抵抗R13と抵
抗R14とを介してセルCnの負極端子と接続されてい
る。
は、抵抗R13と抵抗R14の接続部分に接続されてい
る。また、NPNトランジスタQ12のエミッタ端子
は、セルCnの負極端子と接続されており、コレクタ端
子は、オア回路Unの出力端子となっている。なお、オ
ア回路Unの入力端子、すなわち、抵抗R11の一方の
端子には、オア回路Un−1の出力端子、すなわち、N
PNトランジスタQ2のコレクタ端子および異常検出回
路Snの出力端子の両端子がワイヤードオアで接続され
ている。
するための動作波形図である。以下では、単セルC1〜
Cnとして正負極端子間電圧が3.5Vであるリチウムイ
オン二次電池を用いるとともに、異常検出回路S1〜S
nとしてオア回路U2〜Unと同様のNPNトランジス
タによるオープンコレクタ出力形式を用いた場合につい
て説明する。最下位のセルCnの負極端子電圧を0Vと
すると、セルCnの正極端子電圧、すなわち、セルCn
−1の負極端子電圧は3.5Vであり、セルCn−1の正
極端子電圧は7Vとなる。
る。オア回路Un−1に信号を出力する異常検出回路S
n−1およびオア回路Un−2からの出力信号がない場
合、すなわち、オア回路Un−1の入力端子に接続され
ているNPNトランジスタ(図2のQaおよびQb)が
共にオフの場合には、抵抗R1およびR2には電流が流
れない。従って、オア回路Un−1の入力端子の電圧と
PNPトランジスタQ1のベース端子の電圧は、セルC
n−1の正極端子電圧と同電位である7Vとなる(図3
のY1)。すなわち、PNPトランジスタQ1はオフ状
態である。
から抵抗R3およびR4には電流が流れず、PNPトラ
ンジスタQ1のコレクタ端子の電圧と、NPNトランジ
スタQ2のベース端子の電圧は、セルCnの負極端子電
圧と同じ0Vとなる(図3のY3)。すなわち、NPN
トランジスタQ2もオフとなっており、オア回路Un−
1からの出力信号も無い状態である。
はオア回路Un−2のいずれか一方または双方から出力
信号がある場合、すなわち、オア回路Un−1の入力端
子に接続されているNPNトランジスタ(図2のQaお
よびQb)のいずれか一方または双方がオンしている場
合には、オンしているNPNトランジスタを介して、抵
抗R1およびR2に電流が流れる。この場合、オア回路
Un−1の入力端子は、セルCnの正極端子(セルCn
−1の負極端子)の電圧である3.5V近い電圧まで下降
するので(図3のY2)、PNPトランジスタQ1のベ
ース端子電圧もPNPトランジスタQ1がオンするに足
る電圧まで下降する。
して、抵抗R3およびR4に電流が流れるので、PNP
トランジスタQ1のコレクタ端子電圧は、セルCn−1
の正極端子電圧である7V近い電圧まで上昇する(図3
のY4)。これに伴い、NPNトランジスタQ2のベー
ス端子電圧もNPNトランジスタQ2がオンするに足る
電圧まで上昇するので、NPNトランジスタQ2もオン
する。すなわち、オア回路Un−1からオア回路Unに
出力される出力信号がある状態となる。
路Snおよびオア回路Un−1からの出力信号がない場
合、すなわち、オア回路Unの入力端子に接続されてい
るNPNトランジスタ(図2のQcおよびQ2)が共に
オフの場合には、抵抗R11およびR12には電流が流
れない。従って、オア回路Unの入力端子の電圧は、セ
ルCnの正極端子電圧と同電位である3.5Vとなる(図
3のY5)。この状態から、NPNトランジスタQcお
よびQ2のいずれか一方または双方がオンすることによ
り、異常検出回路Snおよびオア回路Cn−1のいずれ
か一方または双方から出力信号が出力される状態に遷移
すると、抵抗R11およびR12に電流が流れて、オア
回路Cnの入力端子の電圧はセルCnの負極端子電圧の
0Vに近い電圧まで下降する(図3のY6)。
力信号の論理和を演算して、演算結果を出力すると共
に、出力信号の電圧レベルを1つ下位のセルCnの負極
端子電圧を基準とする電圧レベルに変換して下位のオア
回路Cnに出力することが可能となる。従って、従来の
組電池の異常検出装置のように、アイソレータを設ける
必要がない。上述した説明では、オア回路Un−1につ
いて説明したが、他のオア回路U2〜Un−2について
も同じである。すなわち、オア回路Ukに入力される信
号の電圧は、セルCkの負極端子電圧が基準とされるの
で、オア回路Ukから出力される信号の電圧レベルをセ
ルCk+1の負極端子電圧に変換することにより、入力
信号および出力信号の電圧レベルを統一することができ
る。
る。異常検出回路Snおよびオア回路Un−1からの出
力信号がない場合、すなわち、オア回路Unの入力端子
に接続されているNPNトランジスタ(図2のQcおよ
びQ2)が共にオフの場合には、抵抗R11およびR1
2には電流が流れない。従って、オア回路Unの入力端
子の電圧およびPNPトランジスタQ11のベース端子
電圧は、セルCnの正極端子電圧と同電位である3.5V
となる(図3のY5)。すなわち、PNPトランジスタ
Q11はオフ状態である。
とから抵抗R13およびR14には電流が流れず、PN
PトランジスタQ11のコレクタ端子の電圧と、NPN
トランジスタQ12のベース端子の電圧は、セルCnの
負極端子電圧と同じ0Vとなる(図3のY7)。すなわ
ち、NPNトランジスタQ12もオフとなっており、オ
ア回路Unからの出力信号は無い状態である。
ア回路Un−1のいずれか一方または双方から出力信号
がある場合、すなわち、オア回路Unの入力端子に接続
されているNPNトランジスタ(図2のQcおよびQ
2)のいずれか一方または双方がオンしている場合に
は、オンしているNPNトランジスタを介して、抵抗R
11およびR12に電流が流れる。この場合、オア回路
Unの入力端子は、セルCnの負極端子電圧である0V
近い電圧まで下降するので(図3のY6)、PNPトラ
ンジスタQ11のベース端子電圧もPNPトランジスタ
Q11がオンするに足る電圧まで下降する。
ンして、抵抗R13およびR14に電流が流れるので、
PNPトランジスタQ11のコレクタ端子電圧は、セル
Cnの正極端子電圧である3.5V近い電圧まで上昇する
(図3のY8)。これに伴い、NPNトランジスタQ1
2のベース端子電圧もNPNトランジスタQ12がオン
するに足る電圧まで上昇するので、NPNトランジスタ
Q12もオンする。すなわち、オア回路Unから充放電
制御側に出力信号が出力される。各オア回路は、同位の
異常検出回路からの出力信号と1つ上位のオア回路から
の出力信号との論理和を演算して、1つ下位のオア回路
に出力するので、いずれか1つの異常検出回路S1〜S
nにてセルの異常が検出された時には、最下位のオア回
路Unから充放電制御側に異常検出信号が出力されるこ
とになる。
検出回路S2からの出力信号が入力されるため、異常検
出回路S1からの出力とオア回路U2の入力との間に基
準電圧レベルの違いが存在する。この問題を解決するた
めに、図4に示すように、異常検出回路S1の出力端子
とオア回路U2の入力端子との間に、図2に示したオア
回路Un−1と同一の回路U1を挿入する構成とするこ
とができる。すなわち、図2に示したオア回路Un−1
と同一構成のレベル変換回路(オア回路)を挿入するこ
とにより、異常検出回路S1の出力信号の電圧レベルを
1つ下位のセルC2の負極端子電圧の電圧レベルに変換
して、オア回路U2に入力することができる。
出装置の構成についてまとめておく。第1の実施の形態
の組電池の異常検出装置は、n個の異常検出回路S1〜
Snと、(n−1)個のオア回路U2〜Unとを備え
る。組電池1が、充放電可能なn個(nは3以上の自然
数)のセルを直列に接続して構成される場合、異常検出
回路S1〜Snは、n個のセルごとに設けられて、対応
するセルの異常を検出する。オア回路U2は、最上位の
セルC1に対応する異常検出回路S1からの出力と、最
上位より1つ下位のセルC2に対応する異常検出回路S
2からの出力との論理和を演算する。オア回路Uk{k
は3以上n以下の自然数}は、オア回路Uk−1からの
出力と、最上位よりk−1だけ下位のセルCkに対応す
る異常検出回路Skからの出力との論理和を演算する。
オア回路Ukから出力される信号の電圧レベルをセルC
k−1の負極端子電圧に変換してから信号を出力するの
で、アイソレータを設ける必要がない。
置の構成を示す図である。第2の実施の形態における組
電池の異常検出装置では、図4に示す組電池の異常検出
装置の異常検出回路S1〜Snの一部とオア回路U1〜
Unの一部をIC化している。図5において、IC
(1)〜IC(N)は、それぞれ3個の異常検出回路と
3個のオア回路とを備えたICである。例えば、IC
(N)は、異常検出回路Sn−2〜Snと、オア回路U
n−2〜Unとを備える。
構成を示す図である。各IC内の異常検出回路およびオ
ア回路の接続構成は、図4に示す異常検出回路およびオ
ア回路の接続構成と同じである。図6において、端子V
1はIC(N)内の高位のセルCn−2の正極端子と接
続されており、端子V2は高位のセルCn−2の負極端
子および中位のセルCn−1の正極端子が接続されてい
る。端子V3は中位のセルCn−1の負極端子および下
位のセルCnの正極端子が接続されており、端子V4は
下位のセルCnの負極端子が接続されている。
C(N−1)内に設けられているオア回路Un−3から
の出力信号が入力される入力端子であり、端子OUTは
下位のオア回路Unの出力端子である。IC(N)を除
く他のICのOUT端子は、1つ下位のICの入力端子
である端子INと接続されているが、IC(N)のOU
T端子には、充放電制御側に最終出力するためのインタ
フェイス回路が接続されている。
出装置と同様に、組電池1を構成するセルとして、正負
極端子間電圧が3.5Vであるリチウムイオン二次電池を
用いた場合について説明する。端子V4の電圧を基準電
圧の0Vとすると、端子V3の電圧は3.5V、端子V2
の電圧は7V、端子V1の電圧は10.5Vとなる。端子I
Nの電圧は、異常検出回路Sn−2および1つ上位のI
C(N−1)からの出力の状態に応じて、端子V2の電
圧値から端子V1よりセル1個分の電圧値だけ高い電圧
値までの値、すなわち、7V〜13.5V前後の値を取り得
る。
Snおよびオア回路Un−1の出力の状態に応じて、端
子V3の電圧値から端子V4よりセル1個分の電圧値だ
け低い電圧値までの値、すなわち、3.5V〜−3.5V前後
の値を取り得る。すなわち、IC(N)の取り得る電圧
範囲は、-3.5V〜13.5V前後となるので、20〜30V
程度の耐圧を持つ汎用的なバイポーラプロセスを用いる
ことにより、組電池1の異常検出部分を容易にIC化す
ることができる。
化した第2の実施の形態における組電池の異常検出装置
においても、コストが高いアイソレータを用いる必要が
ないため、組電池の異常検出装置のコストを低減するこ
とができる。なお、第2の実施の形態における組電池の
異常検出装置は、図4に示す組電池の異常検出装置の異
常検出回路S1〜Snの一部とオア回路U1〜Unの一
部をIC化したが、図1に示される第1の実施の形態の
組電池の異常検出装置の異常検出回路S1〜Snの一部
とオア回路U2〜Unの一部をIC化することもでき
る。すなわち、第1の実施の形態における組電池の異常
検出装置は、アイソレータを用いることなく、かつ、容
易にIC化が可能な構成となっている。
れることはない。例えば、組電池1を構成するセルとし
て、正負極端子間電圧が3.5Vであるリチウムイオン二
次電池を用いた場合について説明したが、本発明が単セ
ルの種類およびセルの端子間電圧に限定されることはな
い。また、図4に示した変形構成例では、異常検出回路
S1の出力端子とオア回路U2の入力端子との間に、電
圧レベルを調整するためのレベル回路(図2に示したオ
ア回路Un−1と同一のオア回路)を挿入したが、異常
検出回路S1に、出力信号の電圧レベルを、1つ下位の
セルC2の負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換
する機能を持たせてもよい。
形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわ
ち、異常検出回路S1〜Snが異常検出手段を、異常検
出回路S1が第1の異常検出手段を、異常検出回路S2
が第2の異常検出手段を、オア回路U2が第1の論理和
演算手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な
機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定さ
れるものではない。
施の形態の構成を示す図
置の変形例による構成を示す図
施の形態の構成を示す図
C化した時の構成を示す図
回路、U1〜Un…オア回路、Qa,Qb,Qc,Q
2,Q12…NPNトランジスタ、Q1,Q11…PN
Pトランジスタ、R1,R2,R3,R4,R11,R
12,R13,R14…抵抗、T1〜Tn…アイソレー
タ、IC(1)〜IC(N)…IC
Claims (7)
- 【請求項1】充放電可能なn個(nは3以上の自然数)
のセルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出
する組電池の異常検出装置において、 前記n個のセルごとに設けられて、対応するセルの異常
を検出する第1〜第nの異常検出手段と、 最上位のセルに対応する第1の異常検出手段からの出力
と、前記最上位より1つ下位のセルに対応する第2の異
常検出手段からの出力との論理和を演算する第1の論理
和演算手段と、 第(k−1)の論理和演算手段からの出力と、前記最上
位よりkだけ下位のセルに対応する第(k+1)の異常
検出手段からの出力との論理和を演算する第k{kは2
以上(n−1)以下の全ての自然数}の論理和演算手段
とを備えることを特徴とする組電池の異常検出装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の組電池の異常検出装置に
おいて、 第m{mは2以上(n−2)以下の自然数}の論理和演
算手段に入力される信号の電圧は、前記最上位よりmだ
け下位のセルの負極端子電圧を基準とし、 前記第mの論理和演算手段は、前記最上位より(m+
1)だけ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レ
ベルの信号を出力することを特徴とする組電池の異常検
出装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の組電池の異常検出装置に
おいて、 前記第1の異常検出手段は、出力信号の電圧レベルを前
記最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電圧を基
準とする電圧レベルに変換する電圧レベル変換機能を備
えることを特徴とする組電池の異常検出装置。 - 【請求項4】請求項2に記載の組電池の異常検出装置に
おいて、 前記第1の異常検出手段と前記第1の論理和演算手段と
の間に設けられ、前記第1の異常検出手段からの出力信
号の電圧レベルを前記最上位のセルより1つ下位のセル
の負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換して、前
記第1の異常検出手段からの出力信号を前記第1の論理
和演算手段に出力する電圧レベル変換手段をさらに備え
ることを特徴とする組電池の異常検出装置。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の組電池の
異常検出装置において、 第(n−1)の論理和演算手段からの出力を前記組電池
の最終的な異常検出信号とすることを特徴とする組電池
の異常検出装置。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の組電池の
異常検出装置において、 前記異常検出手段は、対応するセルの正負極端子間電圧
が第1の所定電圧以上である状態または第2の所定電圧
以下である状態を検出することにより、前記対応するセ
ルが異常であると判断することを特徴とする組電池の異
常検出装置。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の組電池の
異常検出装置において、 (n−1)個の前記異常検出手段および前記論理和演算
手段の少なくとも一部をIC化することを特徴とする組
電池の異常検出装置。
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