JP2003304961A - 枕 - Google Patents

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JP2003304961A
JP2003304961A JP2003038177A JP2003038177A JP2003304961A JP 2003304961 A JP2003304961 A JP 2003304961A JP 2003038177 A JP2003038177 A JP 2003038177A JP 2003038177 A JP2003038177 A JP 2003038177A JP 2003304961 A JP2003304961 A JP 2003304961A
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Yasuko Ichibagase
康子 一番ヶ瀬
Michiko Hiratsuka
儒子 平塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者の心的な活性を向上させる。例えば、子
供のストレス解消や痴呆性老人の身体活性向上のために
利用しうる枕を提供する。 【解決手段】炭素繊維を用いた芯材1の周囲に中間層3
を配置する。中間層3の内部に発声部2を配置する。中
間層3の表面には、表面部4を配置する。発声部は、母
親の心音のような音声を発生する。中間層3は、低反発
フォーム材を用いて構成される。表面部4は、人工皮革
を用いて構成される。このような枕を用いた場合には、
人間(例えば母親)の腕枕で寝ているような感覚(ヒュ
ーマン・トリートメントな感覚)を使用者に与えること
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枕に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ウレタンフォームを用いた枕としては、
下記特許文献1および2に記載されたものがある。とこ
ろで、近年は、子供へのストレスが過大になってきてい
ると言われている。また、老人の痴呆症も深刻な問題と
なっている。
【0003】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2001−299538公報
【特許文献2】特開平11−56558公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、前記の
問題を抱える使用者の心的な活性を向上させるために利
用しうる枕を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の枕は、芯
材と、中間層と、表面部とを備え、前記芯材は、長尺形
状とされており、前記中間層は、前記芯材の周囲に配置
されており、前記表面部は、前記中間層の表面を覆って
いる構成となっている。
【0006】請求項2記載の枕は、請求項1記載のもの
において、さらに発声部を備えており、前記発声部は、
前記中間層の内部に配置されており、かつ、音声を発す
るように構成されているものである。
【0007】請求項3記載の枕は、請求項2記載のもの
において、前記音声を心音としている。
【0008】請求項4記載の枕は、請求項3記載のもの
において、前記心音を、人間の女性の心音としている。
【0009】請求項5記載の枕は、請求項4記載のもの
において、前記女性を、使用者の母親としている。
【0010】請求項6記載の枕は、請求項1〜5のいず
れか1項に記載の枕において、前記芯材を、中空の管状
に構成している。
【0011】請求項7記載の枕は、請求項6記載のもの
において、前記芯材を、炭素繊維を用いて構成してい
る。
【0012】請求項8記載の枕は、請求項1〜7のいず
れか1項に記載の枕において、前記中間層を、フォーム
材を用いて構成している。
【0013】請求項9記載の枕は、請求項8記載の枕に
おいて、前記フォーム材を、低反発フォーム材としてい
る。
【0014】請求項10記載の枕は、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の枕において、前記中間層を、ゲル状
材質を用いて構成している。
【0015】請求項11記載の枕は、請求項1〜10の
いずれか1項記載のものにおいて、前記表面部を、皮革
を用いて構成している。
【0016】請求項12記載の枕は、請求項11記載の
ものにおいて、前記皮革を、人工皮革としている。
【0017】請求項13記載の枕は、請求項1〜12の
いずれか1項記載のものにおいて、前記芯材の上部に、
先端を鈍角とした凸部を形成している。
【0018】請求項14記載の枕は、請求項1記載のも
のにおいて、さらに発声部を備えており、前記発声部
は、使用者の耳の高さに位置しているものである。
【0019】請求項15記載の枕は、請求項1記載のも
のにおいて、さらにゲル部を備えており、前記ゲル部の
内部に、ゲル状材質を充填したものである。
【0020】請求項16記載の枕は、請求項1記載のも
のにおいて、請求項14記載の発声部を、請求項15記
載のゲル部の両側に配置したものである。
【0021】請求項17記載の枕は、請求項1記載のも
のにおいて、前記中間層が、枕の上下方向に積層された
複数の層を備えており、前記複数の層のうち、上部の層
を、下部の層よりも柔軟としたものである。
【0022】請求項18記載の枕は、請求項1記載のも
のにおいて、前記中間層が、上方に突出した二つの突部
を備えており、前記突部に発声部を配置したものであ
る。
【0023】請求項19記載の枕は、前記発声部を、使
用者の耳とほぼ同じ高さに配置したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る枕
を、図1および図2を参照しながら説明する。この実施
形態の枕の幅Lは、7〜12cm、より好ましくは9
cm前後とされている。枕の長さLは、20〜40c
m、より好ましくは30cm前後とされている。この枕
は、芯材1と、発声部2と、中間層3と、表面部4とを
備えている。
【0025】芯材1は、長尺形状でかつ中空の管状とさ
れている(図2参照)。芯材1の上部(使用者の頭部が
載せられる側)には、鈍角をなす凸部11が、芯材1の
長さ方向(図中前後方向)に沿って形成されている。す
なわち、本実施例においては、芯材1の断面は、頂点を
鈍角とした三角形状となっている。芯材1は、炭素繊維
を主とした材質により構成されている。具体的には、芯
材1には、例えば、PAN(ポリアクリルニトリル)系
の炭素繊維をエポキシ樹脂で接着して整形したものを材
料として用いることができる。そのような材料の一例と
しては、東レ株式会社の商品名「トレカ」がある。芯材
1の幅(図2中横幅)は、2.5cm〜3cmとなって
いる。
【0026】発声部2は、中間層3の内部に配置されて
いる。発声部2は、音声を発するように構成されてい
る。音声とは、この明細書では、単なる音を意味してお
り、人の声に限定されるものではない。音とは、通常は
可聴音であるが、可聴範囲外の音であってもよい。その
ような発声部2としては、例えば、スピーカを備えた小
型のカセットレコーダである。ただし、発声部2として
は、単なるスピーカでもよい。この場合は、そのスピー
カに音声信号を供給するアンプ等の音声機器を枕の外部
に備えておけばよい。発声部2から発せられる音声とし
ては、心音(心拍動音)であることが好ましい。特に、
子供のストレス解消の用途としては、女性、特に、その
子供の母親の心音であることが好ましい。また、枕の用
途が要介護老人用や痴呆老人用である場合には、使用者
と親しい関係の者の心音や、使用者にとって懐かしい音
楽であることが好ましい。発声部2は、芯材1の下方に
配置されることが好ましい。また、発声部2からの音声
出力は、使用者に対して65〜75dB、より好ましく
は72dB程度の音圧であることが好ましい。なお、心
音は、聴診器を用いて採取することができる。したがっ
て、聴診器と録音機器を用いることで、任意の者の心音
を録音することができる。このようにして録音した心音
を、発声部2から発することができる。
【0027】中間層3は、芯材1の周囲に配置されてい
る。中間層3は、フォーム材、好ましくは、低反発フォ
ーム材により構成されている。もちろん、フォーム材以
外の材料を混合して中間層3を構成することは可能であ
る。低反発フォーム材としては、ウレタンフォームやS
BRフォームなどの任意のものを用いることができる。
また、フォーム材の反発弾性は、この実施形態では、2
0%以下、好ましくは15%以下、より好ましくは10
%以下である。フォーム材の密度は、40kg/m
上、好ましくは50kg/m以上である。中間層3
は、ゲル状材料により構成されていてもよい。ゲル状材
料としては、例えばシリコーンゲルなどの市販のものを
用いることができる。ゲル状材料としても、低反発のも
のであることが好ましい。また、ゲル状材料を用いる場
合には、これを適宜な袋の内部に収納して用いることが
好ましい。芯材1の外面から中間層3の外面までの距離
(つまり中間層3の厚さ)は、枕の厚さ方向において
1.5〜2.5cmとなっている。
【0028】表面部4は、中間層3の表面を覆っている
ものである。表面部4の材質としては、皮革が用いられ
ている。本実施形態では、皮革として人工皮革が用いら
れている。人工皮革の好ましい例としては、例えば、東
レ株式会社の商品名「エクセーヌ」(品番F1000A
D)である。表面部4の色彩としては、肌色に近いもの
が好ましい。
【0029】つぎに、この実施形態に係る枕の使用方法
について説明する。この枕においては、図2における上
面に使用者の頭部を載せて使用する。本実施形態の枕
は、中心に芯材1が存在するので、あたかも、腕枕に寝
ているかのような感覚を使用者に与えることができる。
すると、特に子供の使用者においては、ストレスを癒す
ことができ、自立を助けることができるという効果が期
待される。また、使用者が老人である場合には、その心
的な活性(すなわち心のアクティビティー)を向上させ
て、痴呆進行の予防や感情の安定を期待することができ
る。
【0030】また、本実施形態では、発声部2を設けた
ので、この発声部2からの音声によって、前記した利点
をさらに増強することができる。この音声が、例えば母
親の心音である場合には、あたかも、実際の腕枕におけ
る動脈音を聞いている感覚となるため、さらに高い効果
が期待できる。一方、使用者が痴呆性の老人である場合
には、音楽や、子供の声を発声部2から出すことによ
り、使用者に、快の感情(幸福感や満足感など)を与え
ることが可能となる。これにより、心的な活性をさらに
向上させることができる。また、人の声が入らない音楽
(例えばバロック音楽)を発声部2から出すようにすれ
ば、不眠症の者に心身のリラックスを与えることも可能
となる。
【0031】さらに、本実施形態では、中間層3に低反
発フォーム材を用いているので、中間層3が、人間の脂
肪層のような感触を呈示する。さらに、表面部4に人工
皮革を用いているので、これは、人間の皮膚のような感
触を呈示する。これらのために、本実施形態の枕は、腕
枕にさらに近い感覚を使用者に与えることができる。
【0032】また、本実施形態では、芯材1として中空
筒状のものを用い、さらに、その素材を炭素繊維とした
ので、芯材1は、人間の骨に近い特性となっている。こ
のため、この実施形態の枕は、人間の腕枕にさらに近い
感触を使用者に与えることができる。特に、本実施形態
では、枕の大きさを、人間の二の腕に近似した大きさと
しているので、そのような感触が一層強くなるという利
点がある。
【0033】つぎに、本発明の第2実施形態に係る枕
を、図3および図4に基づいて説明する。この枕の幅L
(図3参照)は、約36cmとされている。また、こ
の枕の長さLは、約48cmとされている。
【0034】この実施形態においては、中間層3が、下
層31と中層32と上層33とから構成されている(図
4参照)。これらのうち、下層31が最も硬い材質とさ
れており、上層33が最も柔軟な材質とされている。中
層32は、下層31および上層33の中間程度の柔軟さ
とされている。これらの層31〜33の材料としては、
第1実施形態で説明した低反発フォーム材が用いられて
いる。
【0035】さらに、この実施形態では、後述するゲル
部5の両側の位置から上方(図4中右方向)に突出した
二つの突部34が形成されている。突部34の高さは、
使用者の耳の高さよりも高いものとなっている。
【0036】また、中間層3の上面には、使用者の首に
相当する位置において、次第に低い高さとなる傾斜面3
5が形成されている。
【0037】また、この第2実施形態の枕では、ゲル部
5を備えている。ゲル部5の内部には、例えばシリコー
ンゲルなどのゲル状材料が充填されている。ゲル部5
は、ゲル状材料を柔軟な袋の内部に充填して構成されて
いるものである。ゲル部5は、表面部4の収納部41
(後述)の内部に収納されている。
【0038】表面部4には、ゲル部5を収納するための
収納部41が形成されている。収納部41の一端は開口
されており、この開口からゲル部5を収納部41の内部
に収納できるようになっている。収納部41の位置は、
その内部に収納されたゲル部5を使用者の後頭部に相当
する位置に配置できるようになっている。また、ゲル部
5は、収納部41に収納された状態では、中間層3の上
部に位置する。
【0039】さらに、この第2実施形態の枕では、発声
部2が、前記した二つの突部34に収納されている。こ
れにより、発声部2は、使用者の耳の高さに位置するよ
うになっている。
【0040】また、この第2実施形態の芯材1は、使用
者の首側ではなく、頭部側の縁に近い位置に配置されて
いる。
【0041】第2実施形態の枕によれば、ゲル部5を設
けたので、使用者に対して、人の脂肪層と同様な感触を
与えることができる。このため、人の腕に抱かれている
ような感触を強めることができるという利点がある。
【0042】さらに、本実施形態の枕では、中間層3に
おける上部の層を、下部の層よりも柔軟としたので、脂
肪層と同様な感触をより強めることができるという利点
がある。
【0043】また、本実施形態の枕では、発声部2を、
使用者の耳の高さに位置させているので、発声部2は、
使用者に対して、至近距離から正確に音を伝達すること
ができる。このため、この枕は、発声部2からの音を利
用して音楽療法を行う場合に特に好適であるという利点
がある。
【0044】さらに、この枕では、中間層3に二つの突
部34を形成しているので、使用者に対して、包容感を
与えることができる。また、この枕では、二つの突部3
4にそれぞれ発声部2を配置したので、使用者に対して
ステレオ音を提供することできる。これにより、音楽療
法の効果の向上が期待できる。
【0045】第2実施形態の枕における他の構成および
利点は、前記第1実施形態と同様なので、説明を省略す
る。
【0046】なお、前記各実施形態の記載は単なる一例
に過ぎず、本発明に必須の構成を示したものではない。
各部の構成は、本発明の趣旨を達成できるものであれ
ば、上記に限らない。例えば、前記においては、使用者
の例として子供と老人を挙げたが、使用者は、これらに
限られず、幅広い年代において利用することができる。
また、前記芯材1の内部空間に、発声部2を駆動するた
めの配線や電源などの部品を収納することもできる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、使用者の心的な活性を
向上させるために利用しうる枕を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る枕の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う概略的な拡大断面図であ
る。この図では枕の上部を上方に配置している。
【図3】本発明の第2実施形態に係る枕の平面図であ
る。
【図4】図1のB−B線に沿う概略的な拡大断面図であ
る。この図では枕の上部を上方に配置している。
【符号の説明】
1 芯材 11 芯材の突部 2 発声部 3 中間層 31 下層 32 中層 33 上層 34 中間層の突部 35 傾斜面 4 表面部 41 収納部 5 ゲル部 L・L3 枕の幅 L・L4 枕の長さ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と、中間層と、表面部とを備え、前
    記芯材は、長尺形状とされており、前記中間層は、前記
    芯材の周囲に配置されており、前記表面部は、前記中間
    層の表面を覆っていることを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 さらに発声部を備えており、前記発声部
    は、前記中間層の内部に配置されており、かつ、音声を
    発するように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の枕。
  3. 【請求項3】 前記音声は心音であることを特徴とする
    請求項2記載の枕。
  4. 【請求項4】 前記心音は、人間の女性の心音であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の枕。
  5. 【請求項5】 前記女性とは、使用者の母親であること
    を特徴とする請求項4記載の枕。
  6. 【請求項6】 前記芯材は、中空の管状に構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の枕。
  7. 【請求項7】 前記芯材は、炭素繊維を用いて構成され
    ていることを特徴とする請求項6記載の枕。
  8. 【請求項8】 前記中間層は、フォーム材を用いて構成
    されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の枕。
  9. 【請求項9】 前記フォーム材は、低反発フォーム材で
    あることを特徴とする請求項8記載の枕。
  10. 【請求項10】 前記中間層は、ゲル状材質を用いて構
    成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の枕。
  11. 【請求項11】 前記表面部は、皮革を用いて構成され
    ていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    記載の枕。
  12. 【請求項12】 前記皮革は、人工皮革であることを特
    徴とする請求項11記載の枕。
  13. 【請求項13】 前記芯材の上部には、先端を鈍角とし
    た凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜1
    2のいずれか1項記載の枕。
  14. 【請求項14】 さらに発声部を備えており、前記発声
    部は、使用者の耳の高さに位置していることを特徴とす
    る請求項1記載の枕。
  15. 【請求項15】 さらにゲル部を備えており、前記ゲル
    部の内部には、ゲル状材質が充填されていることを特徴
    とする請求項1記載の枕。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の発声部は、請求項1
    5記載のゲル部の両側に配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載の枕。
  17. 【請求項17】 前記中間層は、枕の上下方向に積層さ
    れた複数の層を備えており、前記複数の層のうち、上部
    の層は、下部の層よりも柔軟とされていることを特徴と
    する請求項1記載の枕。
  18. 【請求項18】 前記中間層は、上方に突出した二つの
    突部を備えており、前記突部には、発声部が配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の枕。
  19. 【請求項19】 前記発声部は、使用者の耳とほぼ同じ
    高さに配置されていることを特徴とする請求項18記載
    の枕。
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