JP2003306069A - フロアマット - Google Patents

フロアマット

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JP2003306069A
JP2003306069A JP2002112853A JP2002112853A JP2003306069A JP 2003306069 A JP2003306069 A JP 2003306069A JP 2002112853 A JP2002112853 A JP 2002112853A JP 2002112853 A JP2002112853 A JP 2002112853A JP 2003306069 A JP2003306069 A JP 2003306069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム等から形成される裏打ち材を備えること
で置敷安定性に優れるのはもちろんのこと、吸音特性に
著しく優れるフロアマットを得る。 【解決手段】 起毛2aを有するカーペット2とカーペ
ット2の裏面2cの裏打ち材3とを備え、カーペット2
が裏打ち材3に固定されているフロアマット1を提供す
る。フロアマット1では、裏打ち材3がゴム及び熱可塑
性エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも1種
の材料からなり、裏打ち材3がカーペット2と接する接
触部3aとカーペット2と接しない非接触部3bとを有
しており、非接触部3bがカーペット2の裏面2cの2
5〜75%の面積を占めており、カーペット2と裏打ち
材3との間に、カーペット2と非接触部3bとに囲まれ
る中空部3cが設けられており、中空部3cが吸音す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車室内
の床面が泥砂、塵埃等により汚れるのを防止するため
に、室外に取り出して掃除、洗濯や交換等が容易なよう
に置敷して用いられるフロアマットに関し、近時、特に
要望されるようになった車室内での騒音防止能を高めた
フロアマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来品(1)としては、カーペットなし
で、ゴム又は熱可塑性エラストマーよりなるマットの表
面に各種の飾り彫刻模様を有し、裏面には滑り止め用の
彫刻模様や滑り止め用突起を設けた所要形状のフロアマ
ットが広く用いられている。
【0003】従来品(2)としては、表層カーペットの
裏面にゴム又は熱可塑性エラストマーよりなる裏打ち材
を各種の接着法、又は積層と成形とを同時に行なった積
層物を所要形状に裁断し、この裁断物の周縁部をミシン
縫製等で加飾周縁としたフロアマットが広く用いられて
いる。図20は従来品(2)の一例のフロアマットの一
部分の断面図である。
【0004】前記従来品(2)によるフロアマット51
は、表層がカーペット52の起毛52aであるため外観
が美しく、足触りがよく、泥砂、塵埃等がカーペット5
2の起毛52a内に捕捉されて汚れが目立たず、加飾周
縁54によって粉塵等がフロアマット51外に更にこぼ
れ落ち難い長所がある。また、このフロアマット51
は、裏打ち材53の本体53aの裏面に多くの滑り止め
用突起53bが成形されており、車製造時から装着され
ている車室内の内装カーペットの床面上で滑ることが少
なく、置敷安定性がよいことより、最も実用されている
フロアマットである。図20中、カーペット52の基布
52bは裏打ち材の本体53aに接着している。
【0005】従来品(3)としては、図21〜23に示
すフロアマット61があり、これは所要形状のカーペッ
ト62とそれを載置するゴム台63との組合せよりな
る。図21は従来品(3)の一例のフロアマットに用い
るゴム台の一部分の形態をその上面方向から見た斜視図
である。図22は図21に示すゴム台の一部分の断面図
である。図23は図21及び22に示すゴム台上にカー
ペットを載置した状態で示すフロアマットの一部分の断
面図である。
【0006】ゴム台63には、所要形状のカーペット6
2の周辺62aを囲んではめ込む嵌合用周縁部63aと
そのゴム台63の裏面には多数の滑り止め用突起63b
を有する(特許第2804432号公報明細書参照)。
図21〜23中、カーペット62は起毛62a及び基布
62bを有し、ゴム台63は底面63c、滑り止め用突
起63d、及び嵌合用周縁部63fを有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
品(1)〜(3)のフロアマットはともに、車室内に泥
砂等がこぼれ落ちるのを防止したり、車製造時よりの車
内床面を泥水等による汚染から防ぐ機能があり、また、
車外に持ち出して洗濯、乾燥等の掃除が容易なこと、コ
ストが適当であることより、今後も需要があると思われ
る。
【0008】しかし、近時において、フロアマットに対
して、従来の諸機能を損なうことなく、車室内での騒音
を少しでも軽減させることが課題として浮上している。
【0009】前記従来品(1)のフロアマットは、その
材質がゴム又は熱可塑性エラストマー単体であるため
に、床下からの振動や騒音に対する防振効果や遮音効果
が多少の期待はできるものの、車室内に侵入した騒音を
吸音して騒音を軽減させる効果は非常に小さい。
【0010】これに対して、図20に見られるように、
従来品(2)のフロアマット51に用いられる表層のカ
ーペット52は、後述するように、カーペット単体では
非常に優れた吸音率を示すことが判明したが、このカー
ペット52の裏面にゴム又は熱可塑性エラストマーより
なる裏打ち材53を従来の方法で積層すると、吸音率が
著しく低下する問題が見出された。
【0011】また、同様に、図21〜23に見られる従
来品(3)のフロアマット61に用いられるカーペット
62は、カーペット単体では非常に優れた吸音率を示す
が、このカーペットを図23に示すようにゴム台63の
表面上に載置すると、吸音率が大きく低下する問題があ
る。
【0012】裏打ち材53,63なしで、カーペット単
体52,62をフロアマットとして用いると、カーペッ
ト52,62の繊維間に容易に汚水が浸透して、車製造
時に固定して設けられている内装カーペットの床面を汚
染する問題がある。
【0013】また、カーペット単体のフロアマットで
は、腰が弱くて、めくれたり、皺になったりし易く、軽
くてかつ滑り止めする機構を設けることが難しいため
に、車室内でのフロアマットの置敷安定性が悪く、アク
セルやブレーキペダルの操作を邪魔し、安全運転の確保
という面で著しい欠点がある。
【0014】さらに、カーペットの吸音率を向上させる
案も種々浮上しているが、このうちでカーペットの裏面
にフェルト、グラスウール、ロックウール等の多孔質の
吸音材を積層させる方法も考えられるが、これらのもの
はカーペット単体と同様に汚水を浸透させて床面を汚染
し易く、また、軽くて滑り止め機構が設けられないため
に、置敷安定性等が悪い問題がある。
【0015】前記の問題点や欠点をなくして吸音性の優
れたフロアマットを得るためには、カーペット等の裏面
にゴム又は熱可塑性エラストマーよりなる裏打ち材を必
要とするが、従来と同様に裏打ち材を用いたものでは、
前記のように吸音率の低下という問題が残る。
【0016】本発明の課題は、ゴム等から形成される裏
打ち材を備えることで置敷安定性に優れるのはもちろん
のこと、吸音特性に著しく優れるフロアマットを得るこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、起毛を有する
カーペットと前記カーペットの裏面の裏打ち材とを備え
ており、前記カーペットが前記裏打ち材に固定されてい
るフロアマットにおいて、前記裏打ち材がゴム及び熱可
塑性エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも1
種の材料からなり、前記裏打ち材が前記カーペットと接
する接触部と前記カーペットと接しない非接触部とを有
しており、前記非接触部が前記カーペットの裏面の25
〜75%の面積を占めており、前記カーペットと前記裏
打ち材との間に、前記カーペットと前記非接触部とに囲
まれる中空部が設けられており、前記中空部が吸音する
ことを特徴とするフロアマットに係るものである。
【0018】本発明者は、ゴム製の裏打ち材を備えるこ
とで置敷安定性に優れるのはもちろんのこと、吸音特性
に優れるフロアマットを得るため、種々の検討を行なっ
た。
【0019】その結果、本発明者は、ゴム製の裏打ち材
がフロアマットの裏面からの騒音を遮断する能力に優れ
るものの、フロアマットの表面からの音を反射してしま
い、フロアマットの吸音率を低下させることを見出し
た。
【0020】かかる知見の下、本発明者は、ゴム製の裏
打ち材によるフロアマットの遮音性を確保しながら、フ
ロアマットの吸音率の低下を少なくして、車室内の騒音
を少しでも軽減させるため、種々のフロアマットを試作
し検討した。
【0021】その結果、本発明者は、表層カーペットと
裏打ち材との間に所定の中空部を有するフロアマットが
遮音特性及び吸音特性に著しく優れることを見出し、本
発明に至った。
【0022】本発明のフロアマットは、起毛を有するカ
ーペットとこのカーペットの裏面の裏打ち材とを備えて
おり、カーペットが裏打ち材に固定されている。裏打ち
材はゴム及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ば
れる少なくとも1種の材料からなる。
【0023】本発明では、裏打ち材はカーペットと接す
る接触部とカーペットと接しない非接触部とを有してお
り、非接触部はカーペットの裏面の25〜75%の面積
を占めている。
【0024】本発明にかかる裏打ち材は、従来と同様
に、フロアマットの優れた遮音特性を発揮すると共に、
フロアマットの置敷安定性に著しく寄与し、滑り止め突
起等を形成することにより、より一層の置敷安定性の向
上に役立つものである。
【0025】かかる裏打ち材が従来の裏打ち材と異なる
点は、本発明では、裏打ち材がカーペットとの間の非接
触部で中空部を形成することである。
【0026】かかる中空部は、カーペットと裏打ち材と
の間の非接触部でカーペットと裏打ち材とに囲まれてお
り、カーペットを通過してくる音を吸音する働きをす
る。
【0027】本発明のフロアマットが吸音特性に優れる
のは、完全に解明されているわけではないが、本発明者
の研究によれば、カーペットを通過してくる音が中空部
で反射を繰り返すことによって減衰し、フロアマットの
吸音率が向上するためと考えられる。
【0028】本発明によれば、カーペットの裏面の非接
触部でカーペットと裏打ち材とに囲まれる中空部が形成
され、かかる中空部がカーペットを通過した音を吸音す
るので、優れた表面側の吸音特性を発揮し、裏面側の裏
打ち材による優れた遮音特性を発揮するフロアマットを
得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。図1は本発明の1例のフロアマットの
形態を示す平面の斜視図である。図2は図1のフロアマ
ットの一部分の断面図である。
【0030】図3は図2のフロアマットの裏打ち材の裏
面の形態を示す一部分の斜視図である。図4は図2のフ
ロアマットの裏打ち材のカーペットへの接着面の形態を
示す一部分の斜視図である。図5は図3及び4に示す裏
打ち材の一部分の断面図である。
【0031】図6は本発明の他の例のフロアマットの吸
音率を示すグラフである。図7は本発明の更に他の例の
フロアマットの吸音率を示すグラフである。
【0032】図8は本発明の他の例のフロアマットの一
部分の断面図である。図9は図8のフロアマットの裏打
ち材の裏面の形態を示す一部分の斜視図である。図10
は図8のフロアマットの裏打ち材のカーペットへの接着
面の形態を示す一部分の斜視図である。図11は図9及
び10に示す裏打ち材の一部分の断面図である。
【0033】図12は本発明の更に他の例のフロアマッ
トの形態を示す平面の一部分の斜視図である。図13は
図12のフロアマットの一部分の断面図である。図14
は図13のフロアマットに用いられるゴム台の形態を示
す平面の一部分の斜視図である。図15は図14のゴム
台の一部分の断面図である。
【0034】図16は本発明の更に他の例のフロアマッ
トの吸音率を示すグラフである。図17は本発明の更に
他の例のフロアマットの吸音率を示すグラフである。
【0035】図18は本発明の更に他の例のフロアマッ
トに用いられるゴム台の形態を示す平面の一部分の斜視
図である。図19は本発明の更に他の例のフロアマット
に用いられるゴム台の形態を示す平面の一部分の斜視図
である。
【0036】(1)フロアマット 本発明のフロアマットは、起毛を有するカーペットとこ
のカーペットの裏面の所定の裏打ち材とを備えており、
遮音特性及び吸音特性の双方に優れている。
【0037】図1〜5に示すように、本発明の1例のフ
ロアマット1は、起毛2aを基布2b上に有するカーペ
ット2とカーペット2の裏面の裏打ち材3とを備えてお
り、カーペット2は裏打ち材3に固定されている。裏打
ち材3はゴム及び熱可塑性エラストマーからなる群より
選ばれる少なくとも1種の材料からなる。
【0038】フロアマット1では、カーペット2の裏面
2cと裏打ち材3の平面とがほぼ同じ面積を有してい
る。裏打ち材3はカーペット2と接する接触部3aとカ
ーペット2と接しない非接触部3bとを有しており、非
接触部3bの面積はカーペット2の裏面2cの面積の2
5〜75%の面積を占める。
【0039】本発明では、カーペット2と裏打ち材3と
の間に、カーペット2と非接触部3bとに囲まれる中空
部3cが設けられる。中空部3cは、裏打ち材に設けら
れている凹部からなる空間が互いに連通し形成されてお
り、中空部3cは吸音作用を示す。なお、フロアマット
1では、裏打ち材3の接触部3aはカーペット2の裏面
2cと接着固定されている。フロアマット1には、従来
と同様な加飾周縁5を設けることができる。
【0040】このように、本発明のフロアマットは、従
来と同様に裏面側の遮音特性に優れると共に、カーペッ
トと裏打ち材との間に中空部が形成されているので、フ
ロアマットの吸音特性に著しく優れる。
【0041】図6及び7に示すように、本発明のフロア
マットは、図20で示す従来品のようにカーペット裏面
の全面に裏打ち材を接着させて積層したフロアマットと
比べて、著しく吸音率が向上する。
【0042】本発明のフロアマットを車室内に置敷した
場合の体感試験による騒音の軽減感覚の結果は、図6及
び7の吸音率の測定結果とほぼ同様であり、著しい相関
が認められる。
【0043】本発明の前提(手懸り1)は、垂直入射法
による吸音率をフロアマット単体で測定した図6に示す
結果も、また、車製造時に予め設けられているアンダー
カーペットの上にフロアマットを設置したときを想定し
て、フェルト3枚の上にフロアマットを設置して測定し
た図7の結果も共に、カーペットの原反が単体では優れ
た吸音率を示すという知見である。
【0044】本発明の前提(手懸り2)は、従来品のよ
うにカーペットの裏面の全面にわたり、ゴム又は熱可塑
性エラストマーよりなる裏打ち材を接着積層させたフロ
アマットが図6及び7の測定結果に見られるように吸音
率を大きく低下させることである。
【0045】本発明の前提(手懸り3)は、カーペット
単体、又はカーペットとフエルトとを積層した物をフロ
アマットとして用いると優れた吸音率を示すが、この物
は、前記したように汚水が繊維間を滲透して車本体の内
装カーペット床面を汚染する欠点と、更に、この物は軽
くて腰が弱く、また滑り止め用の機構がないために置敷
安定性が悪く、安全運転性の問題が生じることである。
【0046】本発明では、本発明の前提(手懸り1、2
及び3)に示す長所は取り入れ、欠点や問題点等を改善
すべく検討を重ねた結果、カーペットの裏面の25〜7
5%の面積でカーペットと裏打ち材とを接触させて、カ
ーペットの裏面の25〜75%の面積でカーペットを裏
打ち材に接触させずに、この非接触部でカーペットと裏
打ち材との間に中空部を形成することで、この中空部が
フロアマットの優れた遮音性及び吸音性に著しく寄与
し、前記の欠点や問題点が改善されたフロアマットが得
られたことである。
【0047】本発明では、図8〜11に示すようなフロ
アマット11を作製することができる。フロアマット1
1は、図9〜11に示すように、接触部13a、非接触
部13bを有し、中空部13cが形成される裏打ち材1
3が用いられている点が、フロアマット1と大きく異な
る。
【0048】フロアマット11では、中空部13cは、
裏打ち材13に設けられた凹部からなる空間が互いに独
立した状態でカーぺット12によって仕切られ、複数設
けられている。フロアマット11には、滑り止め用突起
を設けることも可能である。カーペット12、加飾周縁
15等は、フロアマット1のものと同様である。
【0049】本発明では、図12〜15に示すようなフ
ロアマット21を作製することができる。フロアマット
21は、図13〜15に示すように、カーペット22の
周縁部22dが嵌め込まれて固定される裏打ち材23を
備えており、裏打ち材23には嵌合用周縁部23fが設
けられている。
【0050】フロアマット21では、裏打ち材23は、
図2に示す裏打ち材3と同様に、裏打ち材23に設けら
れる空間が互いに連通する状態で中空部23cが形成さ
れている。
【0051】フロアマット21のカーペット22、起毛
22a、基布22b、カーペットの裏面22c、接触部
23a、非接触部23b、中空部23c、滑り止め用突
起23d等は、フロアマット1のものと同様である。フ
ロアマット21では、嵌合用周縁部23fにフロアマッ
ト1等の加飾周縁と同様の働きをさせることが可能であ
る。
【0052】この種のフロアマットは、車室内床の良好
な汚染防止能力を有すると共に、カーペットを機能別に
品揃えしておくと、希望により簡単に交換して使用で
き、また、裏打ち材を単独でもマットとして充分に満足
できる性能を有することにより、近時、好評の従来品
(3)のフロアマットを吸音率が高くなるように改善す
るものである。
【0053】図16に示す垂直入射法での吸音率測定結
果から、この種のフロアマットのカーペットは、単体で
は、吸音材料である綿材(グラスウール、ロックウール
等)等と同じように優れた吸音率を示すことがわかる。
特に、綿材(フェルト)を3枚重ねた上にカーペット単
体を載せたものは図17に見られるように、優れた吸音
効果を示すが、図23に示す従来品(3)のフロアマッ
トは、カーペットの裏面に音の反射率の大きいゴム等の
裏打ち材が嵌め込まれているため、図16及び17に示
すように吸音率が大きく低下する問題がある。
【0054】本発明では、前記したように裏打ち材上に
カーペットを載置した時に、カーペットの裏面と裏打ち
材の表面の非接触部との間に中空部を生じる構成にする
ことにより、図16及び17に示すように、音の反射を
押さえて優れた吸音率を有するフロアマットが得られ
る。
【0055】文献〔日本ゴム協会誌(1984年)、5
7巻、[特集号・騒音とその対策]、第276〜284
頁、日本ゴム協会発行〕には、各種のJIS製品の使用
状態別の吸音率の周波数特性が示されている。それらの
一般的な状況を概括すれば、「綿材」は、密度の高いも
のを厚く用いると中高音域で大きな吸音率が期待でき
る。綿材と壁との間に空気層を設けると吸音領域が低音
域まで拡がるという説があると記載されている。
【0056】本発明のフロアマットにおいて、カーペッ
トを綿材とし、裏打ち材の中空部を空気層とすると、上
記の理論にあてはまると考えられる。図16及び17に
示す吸音率の結果から、本発明においても、理論的に
は、裏打ち材の中空部が吸音領域を低音域にまで拡げ、
吸音率を向上させていると見ることができる。
【0057】本発明では、カーペットを嵌め込み固定す
る裏打ち材として、図18及び19に示す裏打ち材3
3,43を用いることができる。裏打ち材33は、接触
部33a、非接触部33b、及び嵌合用周縁部33fを
備えており、裏打ち材43は、接触部43a、非接触部
43b、及び嵌合用周縁部43fを備えている。
【0058】裏打ち材33では、非接触部33bに設け
られる空間が互いに独立する状態でカーペットに仕切ら
れて中空部を形成し、裏打ち材43では、非接触部43
bに設けられる空間が互いに連通する状態でカーペット
に仕切られて中空部を形成する。
【0059】(2)裏打ち材 本発明にかかる裏打ち材は、上述した接触部及び非接触
部の大きさ、非接触部に形成される吸音性能を有する中
空部が設けられれば、種々の形状、大きさからなること
ができ、また材質、製法等、特に制限されるものではな
い。
【0060】本発明では、かかる裏打ち材はカーペット
を固定するが、固定手段としては種々の手段を採用する
ことができる。従来と同様に、接着剤等で裏打ち材とカ
ーペットとを固定することができる。
【0061】また、例えば、裏打ち材には、カーペット
の周縁部を嵌め込んで固定するための嵌合用周縁部を有
することができる。かかる嵌合用周縁部としては、図2
3〜25に示すような従来のゴム台で用いられる形態を
使用することができる。
【0062】かかる裏打ち材はゴム及び熱可塑性エラス
トマーからなる群より選ばれる少なくとも1種の材料か
らなる。ゴムとしては、天然ゴム、合成ゴム、及びこれ
等の再生ゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種の
ゴムを用いることができる。もちろん、これらの材料の
何れをも単独で用いることができ、またこれ等を併用し
て用いることもできる。
【0063】本発明にかかる裏打ち材は、これ等の原料
ゴムに、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止
剤、補強剤、充填剤、軟化材やその他のゴム用薬剤等
を、要求される機能に合わせて調合したゴム組成物を混
練し、シート状に圧延してこれを所要形状に裁断等して
作製することができる。
【0064】本発明では、熱可塑性エラストマーとして
は、スチレン系、オレフィン系、1,2−ポリブタジェ
ン系、PVC(塩化ビニル)系等の熱可塑性エラストマ
ーの比較的安値で柔軟で弾性のあるものからなる群より
選ばれる少なくとも1種の材料が主体として選定され、
単体、もしくは、併用して用いられる。
【0065】また、本発明では、これらの熱可塑性エラ
ストマーに、更に、充填剤、軟化材、老化防止剤、着色
剤等を要求される機能に合わせて混合した組成物を用い
ることができる。
【0066】(3)中空部 本発明において、裏打ち材が形成する中空部は、図8〜
11及び図18に示すように、それぞれが独立した形態
の2以上の複数の空間として成形されているか、又は図
2〜5、図13〜15及び図19に示すように、それぞ
れが独立した形態ではなく、独立した複数の空間が相互
に連通したり、中空部が全体として一体の形態に成形さ
れていてもよい。
【0067】かかる中空部の容積は、フロアマットに要
求される吸音特性を達成できるならば、特に制限はな
い。吸音特性のためにはなるべく大きい方が好ましい
が、フロアマットの強度、踏んだ場合の感触等、種々の
条件から任意に決定することができる。
【0068】(4)裏打ち材裏面の凹部 また、本発明においては、裏打ち材の裏面に、例えば、
図2〜5、図8〜11、図13〜15、図18及び19
に示すような接触部の突出に対応する凹部3e、13
e、23e、33e、43eを接触部の裏面に設けるこ
とができる。かかる凹部は、裏打ち材による遮音性能の
発揮と共に、車製造時に予め設けられているアンダーカ
ーペット面からの騒音を効率的に吸音し車室内の騒音を
更に低減するのに役立つ。かかる裏打ち材の裏面の凹部
も、アンダーカーペット等と接触して互いに独立する空
間を形成してもよいし、互いが連通する空間を形成して
もよい。
【0069】(5)滑り止め処理 本発明では、フロアマットの裏打ち材の裏面に滑り止め
処理をすることができる。かかる滑り止め処理として
は、滑り止め用彫刻模様を設ける処理、又は多数の滑り
止め用突起を設ける処理等を挙げることができる。
【0070】(6)カーペット 本発明に用いられるカーペットは、裏打ち材に固定され
て、中空部を形成できるものであれば、特に制限され
ず、種々のものを用いることができる。
【0071】本発明では、カーペットとして、天然繊維
及び合成繊維からなる群より選ばれる少なくとも1種の
繊維よりなる何れによる物も用いられる。これ等は各種
の織方の物が用いられるが、最も多く用いられるもの
は、合成繊維よりなるタフテッドカーペットとニードル
パンチカーペットである。
【0072】本発明では、かかるカーペットの裏面に薄
く合成ゴムラテックス等によるバッキング処理をされた
原反が好適に用いられる。かかるバッキングは通気性が
十分に確保される程度に処理されたものが好ましい。
【0073】前記バッキングは、カーペットにおいて、
起毛が基布より抜糸するのを防止するためと、その風合
いを固くして腰を強くする目的で用いられる。例えば、
バッキングはカーペットの裏面に合成ゴムラテックス又
は発泡する合成ゴムラテックスを塗布し乾燥させる処理
によって形成される。
【0074】また、カーペット又は前記バッキング処理
したカーペットを更に強化するために、これに熱融着フ
ィルム等を融着させることがあるが、この時はフィルム
状態を融着により破壊させてカーペットと裏打ち材との
間の通気性を確保して吸音率の低下を防ぐことが必要で
ある。
【0075】本発明において用いられるカーペットは、
その起毛の材質がナイロン、ポリエステル、ポリプロピ
レン等と広範囲にわたるものを用いることができ、ま
た、密度や厚み等が吸音率や外観、コストに大きな影響
を及ぼす。
【0076】本発明では、前記バッキング処理したカー
ペットの特性や意匠性、外観の好み、また価格等を考慮
して選定したカーペットを所要の形状に裁断して用いる
ことができる。
【0077】(6)吸音材 本発明では、カーペットの裏面と裏打ち材との間に吸音
材を介在させることができる。吸音材としては、特に制
限されないが、綿材(グラスウール、ロックウール、フ
ェルト等)等を挙げることができる。かかる吸音材は、
積層させて用いるとフロアマットの吸音率を更に向上さ
せることができる。
【0078】(7)フロアマットの製造方法 フロアマットの製造方法としては、特に制限されること
なく、種々の方法を用いることができる。
【0079】フロアマットを製造するには、裏打ち材と
カーペットとを固定して、所定形状の中空部を形成すれ
ばよい。例えば、かかる方法の一例(i)では、裏打ち
材を予め成形し、この裏打ち材をカーペットの裏面と所
定の範囲で接着して、非接着部に中空部を形成する方法
がある。
【0080】かかる方法では、予め、前記の形態の裏打
ち材が成形できる成形用金型又は加硫成形用金型を用い
て裏打ち材を加硫成形する。その後、得られた裏打ち材
の接着部とカーペット裏面とを接着剤等を用いて積層し
貼り合わせて一体に成形する。なお、かかる場合の接着
には、一般的な接着剤や加熱等の公知の手段を用いるこ
とができる。
【0081】本発明にかかる裏打ち材がカーペットの裏
面の25%未満の面積でしかカーペットに接着しない場
合、裏打ち材とカーペットとの接着力が不足し、カーペ
ットがめくれる等の危険性がある。裏打ち材がカーペッ
トの裏面の75%を超える面積で接着する場合、中空部
が十分な大きさで形成されないため、フロアマットの吸
音率が低下してしまう傾向がある。
【0082】また、フロアマットの製造方法の他の例と
しては、接着剤のような化学的手段ではなく、嵌め込
み、引っ掛け、網かけ、等の物理的手段によってカーペ
ットを裏打ち材に固定する方法を用いることができる。
かかる物理的固定手段は、カーペットのめくれ等の安全
性の問題がない限り、単独又は併用することにより、中
空部を確保しながら、部分的又は全体的にカーペットを
固定することが可能である。
【0083】かかるカーペットの物理的固定手段を用い
るフロアマットの製法としては、安全性等の確保の面か
ら、裏打ち材に嵌合用周縁部を設けてカーペットの周縁
部を嵌め込む方法(ii)を用いるのが好ましい。この
製法により得られるフロアマットは、裏打ち材がその上
に載置する所要形状のカーペットの周縁部を囲んで、こ
れを嵌め込み、位置を安定させるため、安全性に極めて
優れている。
【0084】本発明では、カーペットと裏打ち材とを接
着せずに、カーペットを裏打ち材に嵌め込んで固定する
場合等では、1つの裏打ち材に対して、種々の形態の異
なる複数のセットのカーペットマットを用意しておき、
交互に交換しながら使用できる楽しみも可能である。
【0085】さらに、フロアマットの製造方法の他の例
(iii)としては、裏打ち材となる未加硫ゴムを加硫
成形すると同時にカーペットを裏打ち材と積層し接着す
る方法がある。
【0086】本発明では、カーペットの裏面と裏打ち材
との非接触部に形成される中空部の形状にかかわらず、
種々の形状の裏打ち材を有するフロアマットを形成する
ことができる。
【0087】上述した(i)及び(ii)の接着剤等に
よる方法では、中空部が全体的に連通した形態のフロア
マットを得ることができ、更に各種の形状の中空部を製
造でき、かかる中空部によって所望の吸音性能が得られ
る長所がある。
【0088】上述した(iii)の同時加硫成形接着等
による一体成形方法では、比較的簡単に、中空部がそれ
ぞれ独立した空間を形成するフロアマットを得ることが
できる。なお、かかる一体成形による場合には、金型の
気体導入口や気体吸引口を設け、カーペットと裏打ち材
との間に中空部を形成することができる。
【0089】
【実施例】本発明を、図面を参照して、実施例に基づき
より一層詳細に説明する。 (実施例1)前記のゴム組成物を、1.6mm厚みの未
加硫ゴムシートに圧延して、これを所要形状に裁断して
予備支度しておく。
【0090】図3〜5に示すような裏打ち材3を加硫成
形することができる加硫成形用金型内に予備支度した未
加硫ゴムシートを配置して仕込み、加圧、加熱して加硫
成形を行ない、図3〜5に見られる、裏打ち材3を作製
する。裏打ち材3の接着部3aは、カーペットの裏面の
面積に対し、約40%の面積を占めるようにする。
【0091】このゴムの裏打ち材の接着部3aにゴムの
接着力を向上させるために、1種類か2種類のプライマ
ーを塗布し乾燥する。
【0092】カーペットの原反を所要形状に裁断したカ
ーペット2の裏面にネオプレン系の接着剤を塗布機と乾
燥装置を用いて、塗布及び乾燥を行う。
【0093】次に、前記のプライマー塗布乾燥させた裏
打ち材の接着部3aと接着剤を塗布及び乾燥させたカー
ペットの裏面2cとを重ね合せて圧着機で圧着して、両
者を積層及び接着させる。
【0094】これを再度所要形状に裁断した後に、その
周縁部をオーバーロックミシン縫製により、加飾周縁4
を設けると、裏打ち材の接着部3aの面積が約40%
と、裏打ち材の60%の面積を占める非接着部に中空部
3bが形成された図1及び2に示されるフロアマット1
が製造される。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、カーペットの裏面と裏
打ち材の非接触部でカーペットと裏打ち材とに囲まれる
中空部が形成され、かかる中空部がカーペットを通過し
た音を吸音するので、優れた表面側の吸音特性を発揮
し、裏面側の裏打ち材による優れた遮音特性を発揮する
フロアマットを得ることができる。
【0096】本発明のフロアマットは、所定の中空部を
有し優れた吸音率を示すので、フェルト、グラスウー
ル、ロックウール等の吸音材料を使用しなくても、これ
を車室内で置敷した体感試験等において騒音の防止効果
が認められる。
【0097】また、本発明のフロアマットは、フェル
ト、グラスウール、ロックウール等のような多孔質の吸
音材料でなく、所定の中空部を有するゴム等の裏打ち材
を積層して優れた吸音率のフロアマットとしたものであ
るために、汚水等が浸透して車本体の内装カーペット床
面を汚染することがない。
【0098】さらに、本発明のフロアマットは、吸音率
を高めるために、吸音率の優れたフェルト、グラスウー
ル、ロックウール等の吸音材料を追加して使用する必要
がないことから、これ等の材料費や積層のための工数及
び設備を必要とせず、従来の費用、設備、工数等で安価
に製造することができる。なお、本発明のフロアマット
に更に吸音特性の優れたフェルト等を重ねて用いること
によって、吸音率のより一層の向上が図れる。
【0099】本発明のフロアマットでは、嵌合用周縁部
等を有する裏打ち材を用いることによって、カーペット
を裏打ち材とを接着することなく交換可能な状態で固定
し中空部を形成できるので、カーペットの汚れや環境の
雰囲気等に応じてカーペットだけを交換すれば、様々な
状況に応じて吸音性能の高い状態で長期間の使用が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1例のフロアマットの形態を示す平
面の斜視図である。
【図2】 図1のフロアマットの一部分の断面図であ
る。
【図3】 図2のフロアマットの裏打ち材の裏面の形態
を示す一部分の斜視図である。
【図4】 図2のフロアマットの裏打ち材のカーペット
への接着面の形態を示す一部分の斜視図である。
【図5】 図3及び4に示す裏打ち材の一部分の断面図
である。
【図6】 本発明の他の例のフロアマットの吸音率を示
すグラフである。
【図7】 図7は本発明の更に他の例のフロアマットの
吸音率を示すグラフである。
【図8】 本発明の他の例のフロアマットの一部分の断
面図である。
【図9】 図8のフロアマットの裏打ち材の裏面の形態
を示す一部分の斜視図である。
【図10】 図8のフロアマットの裏打ち材のカーペッ
トへの接着面の形態を示す一部分の斜視図である。
【図11】 図9及び10に示す裏打ち材の一部分の断
面図である。
【図12】 本発明の更に他の例のフロアマットの形態
を示す平面の一部分の斜視図である。
【図13】 図12のフロアマットの一部分の断面図で
ある。
【図14】 図13のフロアマットに用いられるゴム台
の形態を示す平面の一部分の斜視図である。
【図15】 図14のゴム台の一部分の断面図である。
【図16】 本発明の更に他の例のフロアマットの吸音
率を示すグラフである。
【図17】 本発明の更に他の例のフロアマットの吸音
率を示すグラフである。
【図18】 本発明の更に他の例のフロアマットに用い
られるゴム台の形態を示す平面の一部分の斜視図であ
る。
【図19】 本発明の更に他の例のフロアマットに用い
られるゴム台の形態を示す平面の一部分の斜視図であ
る。
【図20】 従来品の一例のフロアマットの一部分の断
面図である。
【図21】 従来品の他の例のフロアマットに用いるゴ
ム台の一部分の形態をその上面方向から見た斜視図であ
る。
【図22】 図21に示すゴム台の一部分の断面図であ
る。
【図23】 図21及び22に示すゴム台上にカーペッ
トを載置した状態で示すフロアマットの一部分の断面図
である。
【符号の説明】
1,11,21 フロアマット 2,12,22 カーペット 2a,12a,22a カーペットの起毛 2b,12b,22b カーペットの基布 2c,12c,22c カーペットの裏面 3,13,23,33 裏打ち材 3a,13a,23a,33a,43a 裏打ち材の接
触部 3b,13b,23b,33b,43b 裏打ち材の非
接触部 3c,13c,23c 中空部 3d,23d 滑り止め用突起 3e,13e,23e,3e,43 凹部 4,14 加飾周縁 22d カーペットの周縁部 23f 嵌合用周縁部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起毛を有するカーペットと前記カーペッ
    トの裏面の裏打ち材とを備えており、前記カーペットが
    前記裏打ち材に固定されているフロアマットにおいて、 前記裏打ち材がゴム及び熱可塑性エラストマーからなる
    群より選ばれる少なくとも1種の材料からなり、前記裏
    打ち材が前記カーペットと接する接触部と前記カーペッ
    トと接しない非接触部とを有しており、前記非接触部が
    前記カーペットの裏面の25〜75%の面積を占めてお
    り、前記カーペットと前記裏打ち材との間に、前記カー
    ペットと前記非接触部とに囲まれる中空部が設けられて
    おり、前記中空部が吸音することを特徴とするフロアマ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記中空部が2以上の空間から形成され
    ている請求項1記載のフロアマット。
  3. 【請求項3】 前記各空間が互いに連通している請求項
    2記載のフロアマット。
  4. 【請求項4】 前記裏打ち材の裏面に凹部が形成されて
    いる請求項1〜3のいずれか一項記載のフロアマット。
  5. 【請求項5】 前記カーペットの裏面が通気性を有する
    バッキングによって処理されている請求項1〜4のいず
    れか一項記載のフロアマット。
  6. 【請求項6】 前記カーペットと前記裏打ち材とが接着
    剤によって貼り合わされている請求項1〜5のいずれか
    一項記載のフロアマット。
  7. 【請求項7】 前記カーペットと前記裏打ち材とが一体
    成形によって接着している請求項1〜5のいずれか一項
    記載のフロアマット。
  8. 【請求項8】 前記裏打ち材が嵌合用周縁部を有してお
    り、前記カーペットの周縁部が前記嵌合用周縁部に嵌め
    込まれて固定されている請求項1〜5のいずれか一項記
    載のフロアマット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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