JP2003309090A - 銅系金属用研磨液及び研磨方法 - Google Patents
銅系金属用研磨液及び研磨方法Info
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- JP2003309090A JP2003309090A JP2002113709A JP2002113709A JP2003309090A JP 2003309090 A JP2003309090 A JP 2003309090A JP 2002113709 A JP2002113709 A JP 2002113709A JP 2002113709 A JP2002113709 A JP 2002113709A JP 2003309090 A JP2003309090 A JP 2003309090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体デバイス上に施したCu及びCu
合金を有する面を研磨する際の研磨液として、ディッシ
ング等の表面欠陥発生の要因となる砥粒を全く含有せ
ず、実用的な加工速度200nm/minが達成でき、
エッチング速度も極めて低い高加工特性を提供する。 【解決手段】 ピロリン酸、トリリン酸、ヘキサメタリ
ン酸及びそれらの塩等の縮合リン酸塩を0.2重量%以
上、過ヨウ素酸塩を0.1〜0.5重量%及びベンゾト
リアゾール等の反応抑制剤を0.01〜0.1重量%含
んでなるスラリーであって、該スラリーのpHが3をこ
え6以下である銅系金属用研磨液。
合金を有する面を研磨する際の研磨液として、ディッシ
ング等の表面欠陥発生の要因となる砥粒を全く含有せ
ず、実用的な加工速度200nm/minが達成でき、
エッチング速度も極めて低い高加工特性を提供する。 【解決手段】 ピロリン酸、トリリン酸、ヘキサメタリ
ン酸及びそれらの塩等の縮合リン酸塩を0.2重量%以
上、過ヨウ素酸塩を0.1〜0.5重量%及びベンゾト
リアゾール等の反応抑制剤を0.01〜0.1重量%含
んでなるスラリーであって、該スラリーのpHが3をこ
え6以下である銅系金属用研磨液。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅系金属用研磨液
及び研磨方法に関するものであり、更に詳しくは、半導
体集積回路の銅配線工程における化学機械研摩技術によ
るデバイス平坦化に用いられる研磨液に関するものであ
る。
及び研磨方法に関するものであり、更に詳しくは、半導
体集積回路の銅配線工程における化学機械研摩技術によ
るデバイス平坦化に用いられる研磨液に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化技術の急速な発展に伴い大
規模集積回路(LSI、ULSI、VLSI)の微細
化、高密度化、高集積化による高速化が要求され、精度
の高い配線の多層化技術の開発が鋭意行われている。配
線の多層化を達成するためには、配線ピッチ幅の縮小及
び配線間容量の低減等を行なうことが必要となり、現有
の金属配線材料等であるアルミニウムから電気抵抗率の
低い銅(Cu)への変更技術開発が精力的に行なわれて
いる。
規模集積回路(LSI、ULSI、VLSI)の微細
化、高密度化、高集積化による高速化が要求され、精度
の高い配線の多層化技術の開発が鋭意行われている。配
線の多層化を達成するためには、配線ピッチ幅の縮小及
び配線間容量の低減等を行なうことが必要となり、現有
の金属配線材料等であるアルミニウムから電気抵抗率の
低い銅(Cu)への変更技術開発が精力的に行なわれて
いる。
【0003】Cu配線は、ドライエッチング法では生成
物の蒸気圧の関係で配線形成が困難とされており、埋め
込みによるダマシンプロセスが主流となりつつある。
物の蒸気圧の関係で配線形成が困難とされており、埋め
込みによるダマシンプロセスが主流となりつつある。
【0004】また、配線材料をCuとすることにより、
ウエハ素材のシリコン(Si)及び熱酸化膜(Si
O2)への拡散速度が極めて大きくなり、トランジスタ
機能に影響を及ぼすためにCu拡散を阻止するバリアメ
タルを介在させた構造が適用される方向にある。
ウエハ素材のシリコン(Si)及び熱酸化膜(Si
O2)への拡散速度が極めて大きくなり、トランジスタ
機能に影響を及ぼすためにCu拡散を阻止するバリアメ
タルを介在させた構造が適用される方向にある。
【0005】配線の多層化における課題の一つの要素
は、各層の配線パターン及び配線層に段差欠陥のない高
平滑化、高平坦化を確立することにあり、高精度の平坦
化技術として、ダマシン法により埋め込み形成された配
線を機械的研摩及び化学的研摩の相乗作用を適用した所
謂、CMP(Chemical Mechanical
Polishing)技術が用いられる。
は、各層の配線パターン及び配線層に段差欠陥のない高
平滑化、高平坦化を確立することにあり、高精度の平坦
化技術として、ダマシン法により埋め込み形成された配
線を機械的研摩及び化学的研摩の相乗作用を適用した所
謂、CMP(Chemical Mechanical
Polishing)技術が用いられる。
【0006】Cuは柔らかく貴な金属であり、酸素の存
在下で容易に酸化被膜を形成し不働態化する特性を有す
る。Cuの電気化学的溶出を誘起するには水素イオンよ
り強い酸化力が必要であり、通常は酸化剤を添加するこ
とにより溶出を図る。また、酸化剤が存在しない系で
は、CN-やNH4 +のようなイオンを含有する薬剤を添
加することにより成される。
在下で容易に酸化被膜を形成し不働態化する特性を有す
る。Cuの電気化学的溶出を誘起するには水素イオンよ
り強い酸化力が必要であり、通常は酸化剤を添加するこ
とにより溶出を図る。また、酸化剤が存在しない系で
は、CN-やNH4 +のようなイオンを含有する薬剤を添
加することにより成される。
【0007】CMPの研磨機構は、酸化剤により表面に
形成された酸化被膜をパッド及び砥粒により機械的に除
去し、除去された面に再形成される被膜を再除去する、
繰り返し機構により研磨加工は進行するものと考えられ
る。また、Cu表面において溶出したCuイオンとの錯
体を形成する錯体形成剤は、Cu表面での反応を助長
し、表面に形成された酸化被膜を変質化させ、研磨加工
を容易にすると共に研磨により溶液中に遊離、溶出する
Cuイオンを固定化する働きを行ない、加工特性を向上
させる機能を有するものと考えられる。
形成された酸化被膜をパッド及び砥粒により機械的に除
去し、除去された面に再形成される被膜を再除去する、
繰り返し機構により研磨加工は進行するものと考えられ
る。また、Cu表面において溶出したCuイオンとの錯
体を形成する錯体形成剤は、Cu表面での反応を助長
し、表面に形成された酸化被膜を変質化させ、研磨加工
を容易にすると共に研磨により溶液中に遊離、溶出する
Cuイオンを固定化する働きを行ない、加工特性を向上
させる機能を有するものと考えられる。
【0008】酸化剤及び錯体形成剤の相乗作用により化
学反応が著しくなると、酸化被膜形成よりもCu表面の
溶解が優先し、表面の凹凸性は激しくなる。また、研磨
においては機械的作用が同伴することにより部分的研磨
の進行が顕著となり、Cu表面上の平滑性は著しく低下
する現象を生じる。
学反応が著しくなると、酸化被膜形成よりもCu表面の
溶解が優先し、表面の凹凸性は激しくなる。また、研磨
においては機械的作用が同伴することにより部分的研磨
の進行が顕著となり、Cu表面上の平滑性は著しく低下
する現象を生じる。
【0009】この対処法として、Cuとの反応を制御す
る反応抑制剤が添加されている。
る反応抑制剤が添加されている。
【0010】一般的なCMPスラリーの構成としては、
金属表面の酸化反応を促進することを目的とする酸化
剤、Cuの溶出及び錯体化を促進し、水素イオン供与体
として作用する酸、金属のオーバーエッチングを制御す
る反応抑制剤及び表面に形成された酸化被膜を機械的に
除去し、加工特性を増大させることを目的とする砥粒で
構成されている。
金属表面の酸化反応を促進することを目的とする酸化
剤、Cuの溶出及び錯体化を促進し、水素イオン供与体
として作用する酸、金属のオーバーエッチングを制御す
る反応抑制剤及び表面に形成された酸化被膜を機械的に
除去し、加工特性を増大させることを目的とする砥粒で
構成されている。
【0011】ここで砥粒は、被研磨表面とスラリー構成
剤との化学反応により形成された酸化被膜及び錯体被膜
を機械的に除去し、加工速度を増大させることを主目的
とするものであるが、一方、金属配線層の過剰研磨を誘
発し、ディッシングと称する皿状欠陥、また、スクラッ
チと称する表面傷の発生を招く要因となる。よって、砥
粒濃度を含有することなく、実用的な加工速度が得られ
るスラリーとすることが望ましい。また、平滑性を向上
させるには、Cuに対する研磨液の腐食性、所謂、エッ
チング作用が著しく低いことが重要となる。
剤との化学反応により形成された酸化被膜及び錯体被膜
を機械的に除去し、加工速度を増大させることを主目的
とするものであるが、一方、金属配線層の過剰研磨を誘
発し、ディッシングと称する皿状欠陥、また、スクラッ
チと称する表面傷の発生を招く要因となる。よって、砥
粒濃度を含有することなく、実用的な加工速度が得られ
るスラリーとすることが望ましい。また、平滑性を向上
させるには、Cuに対する研磨液の腐食性、所謂、エッ
チング作用が著しく低いことが重要となる。
【0012】砥粒を含有しない、或いは低砥粒濃度で、
Cu又はCuを主成分とする金属膜を研磨するCMPス
ラリー技術の一態様としては、例えば、特開平7−23
3485公報及び特開平11−135466号公報が開
示されている。
Cu又はCuを主成分とする金属膜を研磨するCMPス
ラリー技術の一態様としては、例えば、特開平7−23
3485公報及び特開平11−135466号公報が開
示されている。
【0013】特開平7−233485公報は、アミノ酢
酸及びアミド硫酸から選ばれる少なくとも1種の有機酸
と酸化剤と水を含有する研磨液で銅系金属を研磨する方
法であり、また、特開平11−135466号公報は、
1重量%未満の研磨砥粒と、酸化性物質と、酸化物を水
溶化する物質を含み、pH及び酸化還元電位が金属膜の
腐食域となる研磨液を用い、金属表面を機械的に摩擦す
る方法である。
酸及びアミド硫酸から選ばれる少なくとも1種の有機酸
と酸化剤と水を含有する研磨液で銅系金属を研磨する方
法であり、また、特開平11−135466号公報は、
1重量%未満の研磨砥粒と、酸化性物質と、酸化物を水
溶化する物質を含み、pH及び酸化還元電位が金属膜の
腐食域となる研磨液を用い、金属表面を機械的に摩擦す
る方法である。
【0014】しかしながら、これらの公報に記載のある
研磨速度は100nm/min以下の加工速度であり実
用的な特性を有していない。事実、本発明者等の検討に
おいても、砥粒を含有しないスラリーでは加工特性は殆
ど発現できないことを確認した。
研磨速度は100nm/min以下の加工速度であり実
用的な特性を有していない。事実、本発明者等の検討に
おいても、砥粒を含有しないスラリーでは加工特性は殆
ど発現できないことを確認した。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ディッシン
グ等の表面欠陥発生の要因となる砥粒を全く含有しない
高表面特性を発現する特性を有し、しかも、実用的な加
工速度200nm/minが達成でき、エッチング速度
も極めて低い高加工特性が発現できる、これまでにない
新規な銅系金属用研磨液及び研磨方法を提供するもので
ある。
グ等の表面欠陥発生の要因となる砥粒を全く含有しない
高表面特性を発現する特性を有し、しかも、実用的な加
工速度200nm/minが達成でき、エッチング速度
も極めて低い高加工特性が発現できる、これまでにない
新規な銅系金属用研磨液及び研磨方法を提供するもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を達成するために鋭意検討を行なった結果、本発明の構
成成分とすることにより、砥粒を含有しなくとも高加工
速度及び高表面特性を両立することが可能となる、新規
な銅系金属用研磨液及び研磨方法を完成し、上記課題を
達成したものである。
を達成するために鋭意検討を行なった結果、本発明の構
成成分とすることにより、砥粒を含有しなくとも高加工
速度及び高表面特性を両立することが可能となる、新規
な銅系金属用研磨液及び研磨方法を完成し、上記課題を
達成したものである。
【0017】すなわち、本発明は、縮合リン酸塩、過ヨ
ウ素酸塩及び反応抑制剤から構成される、pHが3をこ
え6以下のスラリーからなる銅系金属用研磨液を提供す
るものである。
ウ素酸塩及び反応抑制剤から構成される、pHが3をこ
え6以下のスラリーからなる銅系金属用研磨液を提供す
るものである。
【0018】この銅系金属用研磨液の組成割合は、縮合
リン酸塩濃度が0.2重量%以上、過ヨウ素酸塩濃度が
0.1重量%〜0.5重量%及び反応抑制剤濃度が0.0
1重量%〜0.1重量%であるのが好ましい。
リン酸塩濃度が0.2重量%以上、過ヨウ素酸塩濃度が
0.1重量%〜0.5重量%及び反応抑制剤濃度が0.0
1重量%〜0.1重量%であるのが好ましい。
【0019】本発明を更に詳述する。
【0020】本発明における縮合リン酸塩としては、縮
合リン酸及び/又はその塩であり、具体的には、オルト
リン酸を脱水縮合して合成される、鎖状に結合した二量
体のピロリン酸、三量体のトリリン酸、ヘキサメタリン
酸及び/又はそれらのカリウム塩、ナトリウム塩、カル
シウム塩等の少なくとも一種からなるものである。
合リン酸及び/又はその塩であり、具体的には、オルト
リン酸を脱水縮合して合成される、鎖状に結合した二量
体のピロリン酸、三量体のトリリン酸、ヘキサメタリン
酸及び/又はそれらのカリウム塩、ナトリウム塩、カル
シウム塩等の少なくとも一種からなるものである。
【0021】縮合リン酸塩の濃度としては、加工速度及
び表面特性の低下を生じさせることなく、また、除去物
の溶解を抑制、固定化し被研磨体上への再析出を阻止す
る効果を損なわない濃度として0.2重量%以上、10
重量%以下とすることが好ましく、0.5重量%以上、
5重量%以下とすることがより好ましい。
び表面特性の低下を生じさせることなく、また、除去物
の溶解を抑制、固定化し被研磨体上への再析出を阻止す
る効果を損なわない濃度として0.2重量%以上、10
重量%以下とすることが好ましく、0.5重量%以上、
5重量%以下とすることがより好ましい。
【0022】この範囲外の低濃度側においては、表面特
性は比較的満足できる特性を示すものの、実用的なレベ
ルの加工速度が安定的に得られにくい場合があり、ま
た、高濃度側においては、濃度の上昇に見合う加工速度
が得られず、経済的に好ましくない場合がある。
性は比較的満足できる特性を示すものの、実用的なレベ
ルの加工速度が安定的に得られにくい場合があり、ま
た、高濃度側においては、濃度の上昇に見合う加工速度
が得られず、経済的に好ましくない場合がある。
【0023】本発明における過ヨウ素酸塩とは、過ヨウ
素酸及び/又はその塩であり、具体的にはカリウム塩、
ナトリウム塩をあげることができるが、塩を用いる場
合、研磨後の洗浄工程における被研磨体上への残存不純
物の影響を考慮すると、イオン半径が大きく、洗浄除去
性が比較的容易なカリウム塩を用いることが望ましい。
素酸及び/又はその塩であり、具体的にはカリウム塩、
ナトリウム塩をあげることができるが、塩を用いる場
合、研磨後の洗浄工程における被研磨体上への残存不純
物の影響を考慮すると、イオン半径が大きく、洗浄除去
性が比較的容易なカリウム塩を用いることが望ましい。
【0024】過ヨウ素酸塩の濃度としては、加工速度及
び表面特性の両者が安定して取得できる、0.1重量%
〜0.5重量%とすることが好ましい。
び表面特性の両者が安定して取得できる、0.1重量%
〜0.5重量%とすることが好ましい。
【0025】この範囲以外の低濃度側においては、被研
磨体表面を酸化させるに十分な作用が得られず、加工速
度が低下する場合がある。また、高濃度側においては、
溶解度の面より好ましくない場合がある。
磨体表面を酸化させるに十分な作用が得られず、加工速
度が低下する場合がある。また、高濃度側においては、
溶解度の面より好ましくない場合がある。
【0026】本発明に用いられる反応抑制剤としては、
ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、メルカプトベ
ンゾチアゾール、トリルトリアゾール及びこれらの誘導
体等を用いることができるが、Cuに対する反応性より
ベンゾトリアゾール及びその誘導体であるアジミドー
ル、1−N−ベンゾイル等を用いることが好ましい。
ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、メルカプトベ
ンゾチアゾール、トリルトリアゾール及びこれらの誘導
体等を用いることができるが、Cuに対する反応性より
ベンゾトリアゾール及びその誘導体であるアジミドー
ル、1−N−ベンゾイル等を用いることが好ましい。
【0027】反応抑制剤の濃度としては、優れた加工速
度及び表面特性を発現する濃度としては、0.01重量
%〜0.1重量%が好ましい。
度及び表面特性を発現する濃度としては、0.01重量
%〜0.1重量%が好ましい。
【0028】その範囲以外においては、低濃度側では、
防食性が不充分となる場合があり、また、高濃度側で
は、防食性が十分となり過ぎ加工速度が低下する場合が
ある。
防食性が不充分となる場合があり、また、高濃度側で
は、防食性が十分となり過ぎ加工速度が低下する場合が
ある。
【0029】本発明に用いられる研磨液のpHは、3を
こえ6以下とすることが必要であり、好ましくは3.4
〜5である。
こえ6以下とすることが必要であり、好ましくは3.4
〜5である。
【0030】本発明のスラリーは、構成剤である縮合リ
ン酸塩により未調整時のpHは2.5以下を呈する。よ
って、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、炭酸カリ
ウム等のアリカリ性を呈する調整剤の添加によりスラリ
ーpHを調整することが必要である。
ン酸塩により未調整時のpHは2.5以下を呈する。よ
って、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、炭酸カリ
ウム等のアリカリ性を呈する調整剤の添加によりスラリ
ーpHを調整することが必要である。
【0031】pH調整剤は、特に限定されるものではな
いが、不純物の混入を抑制する意味で水酸化アンモニウ
ム(アンモニア水)を適用することが望ましい。
いが、不純物の混入を抑制する意味で水酸化アンモニウ
ム(アンモニア水)を適用することが望ましい。
【0032】研磨液のpHが3以下の場合、Cu2+とし
ての溶出が著しくなり、加工速度は高い値を示すものの
表面特性が著しく低下する。一方、pHが6を超える場
合、Cuの溶出特性が減少し、酸化膜の形成が優勢とな
ることより加工速度は低下し、加工速度と表面特性の両
立を達成することが困難となる。
ての溶出が著しくなり、加工速度は高い値を示すものの
表面特性が著しく低下する。一方、pHが6を超える場
合、Cuの溶出特性が減少し、酸化膜の形成が優勢とな
ることより加工速度は低下し、加工速度と表面特性の両
立を達成することが困難となる。
【0033】本発明の研磨液には、一般的な粘度調整
剤、pH安定剤及び消泡剤等を添加することができる。
剤、pH安定剤及び消泡剤等を添加することができる。
【0034】本発明の研磨液は、通常適用されるCMP
用研磨機器の付帯設備である、プラテンに装着したパッ
ド上或いはウエハ上に任意の速度で滴下し、ウエハ上に
ダマシン法で形成された銅及び銅含有配線を含む面を研
磨する方法に適用されるものである。
用研磨機器の付帯設備である、プラテンに装着したパッ
ド上或いはウエハ上に任意の速度で滴下し、ウエハ上に
ダマシン法で形成された銅及び銅含有配線を含む面を研
磨する方法に適用されるものである。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳述するが、本
発明はこれらの実施例に何ら制限されるものではない。 (実施例1)過ヨウ素カリウム(KIO4)の濃度が0.
2wt%、ベンゾトリアゾール(BTA)の濃度が0.
01wt%及び0.05wt%となるように調整した液
に、任意の濃度のピロリン酸を添加し、各研磨液のpH
をアンモニア水を用いて3.5に調整した。
発明はこれらの実施例に何ら制限されるものではない。 (実施例1)過ヨウ素カリウム(KIO4)の濃度が0.
2wt%、ベンゾトリアゾール(BTA)の濃度が0.
01wt%及び0.05wt%となるように調整した液
に、任意の濃度のピロリン酸を添加し、各研磨液のpH
をアンモニア水を用いて3.5に調整した。
【0036】次に、電解Cuメッキを施したウエハを1
5mm角にダイシングした試料を、図1に示すワークプ
レート1に装着し、修正リング2に挿入した。
5mm角にダイシングした試料を、図1に示すワークプ
レート1に装着し、修正リング2に挿入した。
【0037】先に調整した研磨液を図1のスラリー供給
ノズル4より、30ml/minの滴下速度で供給しつ
つ図1の定盤3の回転速度を30rpmとして研磨を行
った。荷重量は250g/cm2とし、パッドはロデール
・ニッタ社製、商品名「IC1000/SUBA400」
を用いた。
ノズル4より、30ml/minの滴下速度で供給しつ
つ図1の定盤3の回転速度を30rpmとして研磨を行
った。荷重量は250g/cm2とし、パッドはロデール
・ニッタ社製、商品名「IC1000/SUBA400」
を用いた。
【0038】加工速度は、四端子法によるシート抵抗器
を用いて加工前後のシート抵抗を測定し算出した。ま
た、表面特性は、微分干渉顕微鏡により観察評価した。
を用いて加工前後のシート抵抗を測定し算出した。ま
た、表面特性は、微分干渉顕微鏡により観察評価した。
【0039】結果を表1に示す。ここで、表中、表面特
性の評価記号において、○印は、鏡面で高光沢、△印
は、光沢(半光沢を含む)、×無光沢を表すものであ
る。
性の評価記号において、○印は、鏡面で高光沢、△印
は、光沢(半光沢を含む)、×無光沢を表すものであ
る。
【0040】ピロリン酸濃度を0.2wt%以上に設定
することにより、加工速度及び表面特性ともに良好な結
果が得られた。 (実施例2)ピロリン酸濃度を0.5wt%、BTA濃
度を0.01wt%とし、任意の濃度のKIO4を添加
した液のpHをアンモニア水で3.5に調整し、実施例
1と同様の評価を行なった。
することにより、加工速度及び表面特性ともに良好な結
果が得られた。 (実施例2)ピロリン酸濃度を0.5wt%、BTA濃
度を0.01wt%とし、任意の濃度のKIO4を添加
した液のpHをアンモニア水で3.5に調整し、実施例
1と同様の評価を行なった。
【0041】結果を、表1に示した。
【0042】KIO4濃度が0.1wt%以上、0.5
wt%以下の領域では良好な加工特性が得られた。 (実施例3)ピロリン酸濃度を1wt%、KIO4濃度
を0.2wt%とし、任意の濃度のBTAを添加した液
のpHをアンモニア水で3.5に調整し、実施例1と同
様の評価を行なった。また、調整した各研磨液中にCu
メッキサンプルを室温で30分間浸漬し、エッチング特
性を調べた。エッチングの腐食性は、Cuメッキサンプル
の浸漬前後のシート抵抗値より算出した。
wt%以下の領域では良好な加工特性が得られた。 (実施例3)ピロリン酸濃度を1wt%、KIO4濃度
を0.2wt%とし、任意の濃度のBTAを添加した液
のpHをアンモニア水で3.5に調整し、実施例1と同
様の評価を行なった。また、調整した各研磨液中にCu
メッキサンプルを室温で30分間浸漬し、エッチング特
性を調べた。エッチングの腐食性は、Cuメッキサンプル
の浸漬前後のシート抵抗値より算出した。
【0043】加工速度及び表面特性の結果を、表1に示
したが、BTA濃度が0.01wt%〜0.1wt%で
安定した加工特性が発現できることが確認できた。ま
た、各研磨液によるエッチング速度は、0.01wt%
BTA濃度の時、5nm/min、それ以上の濃度では
0〜2nm/minと極めて低い腐食性を示した。 (実施例4)ピロリン酸濃度を0.5wt%、KIO4
濃度を0.2wt%、BTA濃度を0.01wt%と
し、液のpHをアンモニア水により任意に変化させて、
実施例1と同様の評価を行なった。
したが、BTA濃度が0.01wt%〜0.1wt%で
安定した加工特性が発現できることが確認できた。ま
た、各研磨液によるエッチング速度は、0.01wt%
BTA濃度の時、5nm/min、それ以上の濃度では
0〜2nm/minと極めて低い腐食性を示した。 (実施例4)ピロリン酸濃度を0.5wt%、KIO4
濃度を0.2wt%、BTA濃度を0.01wt%と
し、液のpHをアンモニア水により任意に変化させて、
実施例1と同様の評価を行なった。
【0044】結果を、表1に示した。
【0045】研磨液のpHが4〜6の領域で、目標の両
特性を満足する性能を示した。 (比較例1)実施例2で、KIO4を含有しない研磨液
とした以外は、同一の条件で評価を行なった。
特性を満足する性能を示した。 (比較例1)実施例2で、KIO4を含有しない研磨液
とした以外は、同一の条件で評価を行なった。
【0046】結果を、表1に示したが、加工特性は発現
しなかった。 (比較例2)実施例3で、BTAを未添加とした以外
は、同一の条件で評価を行なった。
しなかった。 (比較例2)実施例3で、BTAを未添加とした以外
は、同一の条件で評価を行なった。
【0047】結果を、表1に示した。加工速度は十分な
特性を示したが、表面はエッチングされた無光沢面を呈
した。 (比較例3)実施例4のpHを3及び7に調整した以外
は、同一の条件で評価を行なった。
特性を示したが、表面はエッチングされた無光沢面を呈
した。 (比較例3)実施例4のpHを3及び7に調整した以外
は、同一の条件で評価を行なった。
【0048】結果を、表1に示した。pHが3のとき
は、加工速度は大きいが表面粗さが著しい特性となっ
た。また、pHが6を超える条件では、加工速度及び表
面特性とも不充分な結果を示した。
は、加工速度は大きいが表面粗さが著しい特性となっ
た。また、pHが6を超える条件では、加工速度及び表
面特性とも不充分な結果を示した。
【0049】
【表1】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明は、縮合リ
ン酸塩、過ヨウ素酸塩及び反応抑制剤の構成からなる、
砥粒を含有しない研磨液を提案するものであり、本発明
の構成成分及び組成割合とすることにより、半導体デバ
イス上に施したCu及びCu合金を有する面を、実用的
に必要な加工特性で処理することが可能となる。
ン酸塩、過ヨウ素酸塩及び反応抑制剤の構成からなる、
砥粒を含有しない研磨液を提案するものであり、本発明
の構成成分及び組成割合とすることにより、半導体デバ
イス上に施したCu及びCu合金を有する面を、実用的
に必要な加工特性で処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨液の評価に用いた研磨装置の概略
図である。
図である。
1 ワークプレート
2 修正リング
3 定盤
4 スラリー供給ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01L 21/3205 H01L 21/88 M
K
Claims (6)
- 【請求項1】 縮合リン酸塩、過ヨウ素酸塩及び反応抑
制剤からなるスラリーであって、該スラリーのpHが3
をこえ6以下である銅系金属用研磨液。 - 【請求項2】 縮合リン酸塩濃度が0.2重量%以上、
過ヨウ素酸塩濃度が0.1重量%〜0.5重量%及び反
応抑制剤濃度が0.01重量%〜0.1重量%である請
求項1記載の銅系金属用研磨液。 - 【請求項3】 縮合リン酸塩が、ピロリン酸、トリリン
酸、ヘキサメタリン酸及び/又はそれらの塩からなる群
より選ばれる少なくとも一種である請求項1又は2記載
の銅系金属研磨液用酸。 - 【請求項4】 過ヨウ素酸塩が、過ヨウ素酸及び/又は
その塩である請求項1又は2記載の銅系金属用研磨液。 - 【請求項5】 反応抑制剤が、ベンゾトリアゾール又は
その誘導体である請求項1又は2記載の銅系金属用研磨
液。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載の銅
系金属用研磨液を用いて、銅又は銅合金を含む面を研磨
する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002113709A JP2003309090A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 銅系金属用研磨液及び研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002113709A JP2003309090A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 銅系金属用研磨液及び研磨方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003309090A true JP2003309090A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29395816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002113709A Pending JP2003309090A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 銅系金属用研磨液及び研磨方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003309090A (ja) |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002113709A patent/JP2003309090A/ja active Pending
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