JP2004010320A - 粘着テープ切断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘着テープ切断装置において、粘着テープのテープ切断手段への付着を防止する
【解決手段】テープ保持手段10から引き出された台紙の無い粘着テープ1がテープ切断手段20によって切断されたことを溝型光電スイッチ30によって検出し、この検出により溝型光電スイッチ30から出力された切断検出信号に基づいて、テープ保持手段10の側に残った粘着テープ1を、上記粘着テープ1が引き出された方向とは反対の方向に逆走させて粘着テープ1をテープ切断手段20から引き離す。
【選択図】 図6
【解決手段】テープ保持手段10から引き出された台紙の無い粘着テープ1がテープ切断手段20によって切断されたことを溝型光電スイッチ30によって検出し、この検出により溝型光電スイッチ30から出力された切断検出信号に基づいて、テープ保持手段10の側に残った粘着テープ1を、上記粘着テープ1が引き出された方向とは反対の方向に逆走させて粘着テープ1をテープ切断手段20から引き離す。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着テープ切断装置に関し、詳しくは、台紙の無い粘着テープを切断する粘着テープ切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール状に巻かれた台紙付きの粘着テープを使用してこの粘着テープに直接印字を施し、印字が施された粘着テープの部位を装置外に送り出して切り離し任意の長さの表示用ラベルを作成する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記表示用ラベルを作成する装置には、台紙が付いていない粘着テープを用いて表示用ラベルを作成することにより粘着テープのコストを安価にするとともに、台紙の屑が残らないようにしたいという要請がある。
【0004】
しかしながら、台紙が付いていない粘着テープを用いる場合には、この粘着テープを切断したときに、ロール状に巻かれている側に続く粘着テープの先端(切断部の端部)等がテープ切断手段に付着することがあり、次に表示用ラベルを作成しようとするときに、テープ切断手段に粘着テープが付着したままこの粘着テープに印字が施されて搬送され、表示用ラベルとして使用される部分が装置外に送り出されることなく装置内に滞留してしまい装置の正常な動作が阻害されることがある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、粘着テープのテープ切断手段への付着を防止することができる粘着テープ切断装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の粘着テープ切断装置は、台紙の無い粘着テープを保持するテープ保持手段と、このテープ保持手段から引き出された粘着テープを切断するテープ切断手段と、粘着テープが切断されたことを検知する検知手段と、粘着テープがテープ切断手段で切断されたことを示す検知手段からの信号に基づいて、テープ保持手段の側に残った粘着テープをこの粘着テープがテープ保持手段から引き出された方向とは反対の方向に逆走させて、上記テープ保持手段の側に残った粘着テープをテープ切断手段から引き離すテープ逆走手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】
前記粘着テープ切断装置は、粘着テープに印字を施す印字手段を備えるようにすることができる。
【0008】
【発明の効果】
本発明の粘着テープ切断装置によれば、粘着テープが切断された後に、テープ保持手段の側に残った粘着テープを逆走させてこの粘着テープをテープ切断手段から引き離すようにしたので、切断されてテープ保持手段の側に残った粘着テープのテープ切断手段への付着を防止することができ、これにより、粘着テープのテープ切断手段への付着に起因する動作不良の発生を防止することができる。
【0009】
また、粘着テープに印字を施す印字手段を備えるようにした場合には、上記テープ切断手段への粘着テープの付着を防止する効果とともに、切断されてテープ保持手段の側に残った粘着テープの先端部がこの粘着テープの逆走により上記印字手段に近づく方向に引き戻されて、上記粘着テープの先端部の近傍に印刷されることなく残る余白を少なくすることができるので、粘着テープの無駄な消費を抑制する効果をも得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の粘着テープ切断装置を適用したラベル作成装置の内部構造を示す側面図、図2はテープ搬送手段の一部分を拡大した拡大図、図3は粘着テープが開口部を通して外部に送り出された様子を示す図、図4はテープ押え部とストッパとの間に粘着テープを挟んで粘着テープの位置を固定した様子を示す図、図5はカッターナイフによって粘着テープが切断された様子を示す図、図6は粘着テープを逆走させて粘着テープをテープ切断手段から引き離した様子を示す図、図7はラベルの作成が終了し装置が初期状態に戻った様子を示す図である。
【0011】
本発明の実施の形態によるラベル作成装置は、台紙の無いロール状に巻かれた粘着テープ1を保持するテープ保持手段10と、テープ保持手段10から引き出された粘着テープ1を切断するテープ切断手段20と、粘着テープ1が切断されたことを検知する検知手段である溝型光電スイッチ30と、テープ保持手段10から粘着テープを引き出したり、あるいは、引き出された粘着テープを逆走させたりするテープ搬送手段40と、粘着テープ1に印字を施す印字手段50と、上記各部を収容する筐体60とを備えている。
【0012】
テープ保持手段10は、ロール状に巻かれた粘着テープ1を回転可能に保持するテープ保持軸11と粘着テープ1の側面の位置を規制するテープガイド12とからなる。なお、ロール状に巻かれた粘着テープ1の内側が粘着テープ1の粘着面Fとなっている。
【0013】
テープ切断手段20は、カッターナイフ21と、カッターナイフ21を保持するナイフ保持部22と、ナイフ保持部22に連結されているスライド軸23Aを備えこのスライド軸23Aを介してナイフ保持部22を図中矢印+Z方向および−Z方向に上昇および下降させるスライドアクチュエータ23と、ナイフ保持部22に形成されたアリ溝24に嵌合するアリ部25を有しアリ溝24に沿って図中矢印+Z方向および−Z方向に上昇および下降可能なテープ押え部26と、一端がナイフ保持部22の底部22Aに支持され図中矢印+Z方向に向けてテープ押え部26を付勢する付勢力を発生するコイルバネ27と、後述するストッパ28とを備えている。
【0014】
スライドアクチュエータ23は筐体60に固定されており、スライドアクチュエータ23の駆動によるナイフ保持部22の上昇によって、このナイフ保持部22とともにテープ押え部26が上昇され、このテープ押え部26は筐体60に固定されたストッパ28に当て付けられる。その後、スライドアクチュエータ23の駆動によるナイフ保持部22のさらなる上昇によって、コイルバネ27が圧縮されて弾性変形した反力によりテープ押え部26がストッパ28を押圧する。その後、さらにスライドアクチュエータ23によってナイフ保持部22が上昇され、ナイフ保持部22に保持されているカッターナイフ21が溝型光電スイッチ30の溝部31内に挿入される。
【0015】
なお、カッターナイフ21で粘着テープ1を切断するときには、スライドアクチュエータ23の駆動によるナイフ保持部22の上昇により、テープ押え部26が粘着テープ1を間に挟んでストッパ28を押圧しこの粘着テープ1の位置を固定する。その後、ナイフ保持部22がさらに上昇されてカッターナイフ21によって粘着テープ1が切断される。
【0016】
溝型光電スイッチ30は光を利用したセンサであり、溝部31内を図中矢印X方向に横断する検出光の光路が遮断されたことを検出して信号を出力するものである。カッターナイフ21が上昇し溝部31に挿入され上記検出光の光路が遮断されるとこの溝型光電スイッチ30から切断検出信号が出力される。
【0017】
テープ搬送手段40は、テープ保持手段10から粘着テープを引出して図中+X方向に搬送するとともに、粘着テープ1がテープ切断手段20で切断されたことを示す溝型光電スイッチ30からの切断検出信号に基づいて、テープ保持手段10の側に残った粘着テープを粘着テープがテープ保持手段10から引き出された方向である図中+X方向とは反対の図中−X方向に逆走させ、上記テープ保持手段10の側に残った粘着テープをテープ切断手段20から引き離す。すなわち、テープ搬送手段40は、テープを引出す手段とテープを逆走させる手段とを兼ねるものである。このテープ搬送手段40は、図2に示すように、回転軸方向に大径部41Aと小径部41Bとが交互に配置され、回転モータ(図示は省略)によって回転される駆動ローラ41と、この駆動ローラ41の大径部41Aと小径部41Bとに噛み合うように、回転軸方向に小径部42Bと大径部42Aとが交互に配置された嵌合ローラ42とからなる。
【0018】
このテープ搬送手段40は、テープ保持手段10から粘着テープ1を引き出すときに、この粘着テープ1を回転軸方向(粘着テープの幅方向、図中矢印Y方向)に凹凸を有する波板状に変形させ、いわゆる腰を強くして、テープ押え部26とストッパ28との間の開口部29の方向(+X方向)に送り出したり、開口部29の方向に送り出された粘着テープ1を上記送り出した方向(+X方向)と反対の方向(―X方向)に逆走させたりする。
【0019】
印字手段50は、筐体に固定されたピン51Aによって回動可能に支持され、粘着テープ1に印字を施すサーマルヘッド51と、粘着テープ1を間に挟んでサーマルヘッド51を支持するプラテンローラ52と、筐体に固定されたバネ受け54で一端が支持されサーマルヘッド51をプラテンローラ52に向けて付勢する力を発生させるバネ53とを有する。サーマルヘッド51によって印字される印字情報は印字情報入力部を兼ねる印字制御部65から入力される。
【0020】
なお、上記装置の全体の動作はコントローラ80によって制御される。
【0021】
次に上記実施の形態における作用について説明する。
【0022】
上記ラベル作成装置を使用する際の初期状態では、粘着テープ1はテープ保持手段10から引き出されて、印字手段50のサーマルヘッド51とプラテンローラ52との間、およびテープ搬送手段40の駆動ローラ41と嵌合ローラ42との間を通して、この粘着テープ1の先端1Kがテープ搬送手段40とテープ切断手段20との間の位置X1に位置されている。また、スライドアクチュエータ23のスライド軸23Aは下降されナイフ保持部22が最下点に位置されている。
【0023】
ラベルを作成するには、まず始めに印字させたい印字情報を印字制御部65から入力し、次に、コントローラ80に上記印字情報に基づいてラベルを作成させる指令を与える。
【0024】
ラベルを作成する指令が与えられたコントローラ80からの指令基づいて、テープ搬送手段40は、テープ保持手段10から粘着テープ1を引き出して、この粘着テープ1を開口部29に向かう方向(+X方向)に一定の速度で送り出す。
【0025】
印字手段50は、印字制御部65から入力した印字情報に基づいて、上記一定の速度で送り出される粘着テープ1の表面に印字を施す。
【0026】
図3に示すように、粘着テープ1は、テープ搬送手段40によって開口部29を通して外部に送り出され、印字手段50による粘着テープ1の表面への印字終了後、粘着テープ1は所定長だけさらに送り出されてテープ搬送手段40による粘着テープ1の搬送が停止される。このとき、粘着テープの先端1Kは位置X2に位置している。
【0027】
次に、図4に示すように、テープ切断手段20のスライドアクチュエータ23の駆動によりナイフ保持部22が上昇され、テープ押え部26が粘着テープ1をストッパ28との間に挟んでこの粘着テープ1の位置が固定される。
【0028】
つづいて、図5に示すように、コイルバネ27の付勢力によりテープ押え部26とストッパ28との間に粘着テープ1を挟んでこの粘着テープ1の位置を固定した状態で、ナイフ保持部22がさらに上昇されてカッターナイフ21によって粘着テープ1が切断され、その後、このカッターナイフ21が溝型光電スイッチ30の溝部31に挿入されてスライドアクチュエータ23の駆動が停止される。
【0029】
カッターナイフ21が溝部31へ挿入されると溝型光電スイッチ30から切断検出信号がコントローラ80へ出力される。
【0030】
その後、図6に示すように、上記切断検出信号を入力したコントローラ80は、テープ搬送手段40により粘着テープ1をテープ切断手段20から離れる方向(―X方向)に逆走させて、テープ保持手段10の側に残った粘着テープ1をテープ切断手段20から引き離し、切断された粘着テープ1の先端2Kをテープ搬送手段40とテープ切断手段20との間の位置X1に位置させる。
【0031】
ここで、上記切断された粘着テープ1の先端2Kを印字手段50のより近くに位置させることにより、上記粘着テープ1の先端2Kの近傍に印刷されることなく残る余白をより少なくすることができ、粘着テープの無駄な消費を抑制することができる。
【0032】
つづいて、図7に示すように、スライドアクチュエータ23の駆動によりナイフ保持部22が下降され、カッターナイフ21が溝部31から離れ、さらにテープ押え部26がストッパ28から離れ、ナイフ保持部22が再び最下点に位置されて初期状態に戻る。このとき、外部に送り出されてから切断されたラベルとなる印字済み粘着テープ部1Bが、粘着面Fを介してテープ押え部26に付着したまま上記初期状態となり、この初期状態において、上記印字済み粘着テープ部1Bがテープ押え部26から外されてラベルとして使用される。
【0033】
上記のように本発明による上記実施の形態によれば、切断されてテープ保持手段の側に残った粘着テープの先端2Kがテープ切断手段へ付着することを防止することができる。しかしながら、例えば、カッターナイフで粘着テープが切断された後に、テープ保持手段10の側に残った粘着テープが逆走されない場合には、初期状態に戻ってもカッターナイフに粘着テープの先端2Kが付着したままとなることがある。このような場合に次のラベルを作成しようとすると、図8に示すように、テープ搬送手段40によってテープ保持手段10から粘着テープ1が引き出されて開口部29の方向(図中矢印+X方向)に送るときに、粘着テープ1が開口部29を通して装置外へ送り出されずに装置内に粘着テープが滞留してしまい、ラベルを作成する正常な動作が妨げられることになる。
【0034】
なお、上記実施の形態においては、スライドアクチュエータの駆動によりナイフ保持部が上昇および下降される例を示したが、手動によりナイフ保持部が上昇および下降されるようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施の形態においては、印字手段を備えた装置の例を示したが、印字手段を備えなくても、上記切断されテープ保持手段の側に残った粘着テープのテープ切断手段への付着を防止する効果が得られることは言うまでもない。
【0036】
また、粘着テープは必ずしもテープ搬送手段によって逆走される場合に限らず、テープ保持手段によりロール状に巻かれた粘着テープを巻き取って逆走させる等、他の方式によって逆走させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるラベル作成装置の内部構造を示す側面図
【図2】テープ搬送手段の一部を拡大した拡大図
【図3】粘着テープが開口部を通して外部に送り出された様子を示す図
【図4】テープ押え部とストッパとの間に粘着テープを挟んで粘着テープの位置を固定した様子を示す図
【図5】カッターナイフによって粘着テープが切断された様子を示す図
【図6】粘着テープを逆走させて粘着テープをテープ切断手段から引き離した様子を示す図
【図7】ラベルの作成が終了し装置が初期状態に戻った様子を示す図
【図8】粘着テープが逆走されずに装置内に粘着テープが滞留した様子を示す図
【符号の説明】
1 粘着テープ
10 テープ保持手段
20 テープ切断手段
21 カッターナイフ
30 溝型光電スイッチ
40 テープ搬送手段
50 印字手段
60 筐体
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着テープ切断装置に関し、詳しくは、台紙の無い粘着テープを切断する粘着テープ切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール状に巻かれた台紙付きの粘着テープを使用してこの粘着テープに直接印字を施し、印字が施された粘着テープの部位を装置外に送り出して切り離し任意の長さの表示用ラベルを作成する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記表示用ラベルを作成する装置には、台紙が付いていない粘着テープを用いて表示用ラベルを作成することにより粘着テープのコストを安価にするとともに、台紙の屑が残らないようにしたいという要請がある。
【0004】
しかしながら、台紙が付いていない粘着テープを用いる場合には、この粘着テープを切断したときに、ロール状に巻かれている側に続く粘着テープの先端(切断部の端部)等がテープ切断手段に付着することがあり、次に表示用ラベルを作成しようとするときに、テープ切断手段に粘着テープが付着したままこの粘着テープに印字が施されて搬送され、表示用ラベルとして使用される部分が装置外に送り出されることなく装置内に滞留してしまい装置の正常な動作が阻害されることがある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、粘着テープのテープ切断手段への付着を防止することができる粘着テープ切断装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の粘着テープ切断装置は、台紙の無い粘着テープを保持するテープ保持手段と、このテープ保持手段から引き出された粘着テープを切断するテープ切断手段と、粘着テープが切断されたことを検知する検知手段と、粘着テープがテープ切断手段で切断されたことを示す検知手段からの信号に基づいて、テープ保持手段の側に残った粘着テープをこの粘着テープがテープ保持手段から引き出された方向とは反対の方向に逆走させて、上記テープ保持手段の側に残った粘着テープをテープ切断手段から引き離すテープ逆走手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】
前記粘着テープ切断装置は、粘着テープに印字を施す印字手段を備えるようにすることができる。
【0008】
【発明の効果】
本発明の粘着テープ切断装置によれば、粘着テープが切断された後に、テープ保持手段の側に残った粘着テープを逆走させてこの粘着テープをテープ切断手段から引き離すようにしたので、切断されてテープ保持手段の側に残った粘着テープのテープ切断手段への付着を防止することができ、これにより、粘着テープのテープ切断手段への付着に起因する動作不良の発生を防止することができる。
【0009】
また、粘着テープに印字を施す印字手段を備えるようにした場合には、上記テープ切断手段への粘着テープの付着を防止する効果とともに、切断されてテープ保持手段の側に残った粘着テープの先端部がこの粘着テープの逆走により上記印字手段に近づく方向に引き戻されて、上記粘着テープの先端部の近傍に印刷されることなく残る余白を少なくすることができるので、粘着テープの無駄な消費を抑制する効果をも得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の粘着テープ切断装置を適用したラベル作成装置の内部構造を示す側面図、図2はテープ搬送手段の一部分を拡大した拡大図、図3は粘着テープが開口部を通して外部に送り出された様子を示す図、図4はテープ押え部とストッパとの間に粘着テープを挟んで粘着テープの位置を固定した様子を示す図、図5はカッターナイフによって粘着テープが切断された様子を示す図、図6は粘着テープを逆走させて粘着テープをテープ切断手段から引き離した様子を示す図、図7はラベルの作成が終了し装置が初期状態に戻った様子を示す図である。
【0011】
本発明の実施の形態によるラベル作成装置は、台紙の無いロール状に巻かれた粘着テープ1を保持するテープ保持手段10と、テープ保持手段10から引き出された粘着テープ1を切断するテープ切断手段20と、粘着テープ1が切断されたことを検知する検知手段である溝型光電スイッチ30と、テープ保持手段10から粘着テープを引き出したり、あるいは、引き出された粘着テープを逆走させたりするテープ搬送手段40と、粘着テープ1に印字を施す印字手段50と、上記各部を収容する筐体60とを備えている。
【0012】
テープ保持手段10は、ロール状に巻かれた粘着テープ1を回転可能に保持するテープ保持軸11と粘着テープ1の側面の位置を規制するテープガイド12とからなる。なお、ロール状に巻かれた粘着テープ1の内側が粘着テープ1の粘着面Fとなっている。
【0013】
テープ切断手段20は、カッターナイフ21と、カッターナイフ21を保持するナイフ保持部22と、ナイフ保持部22に連結されているスライド軸23Aを備えこのスライド軸23Aを介してナイフ保持部22を図中矢印+Z方向および−Z方向に上昇および下降させるスライドアクチュエータ23と、ナイフ保持部22に形成されたアリ溝24に嵌合するアリ部25を有しアリ溝24に沿って図中矢印+Z方向および−Z方向に上昇および下降可能なテープ押え部26と、一端がナイフ保持部22の底部22Aに支持され図中矢印+Z方向に向けてテープ押え部26を付勢する付勢力を発生するコイルバネ27と、後述するストッパ28とを備えている。
【0014】
スライドアクチュエータ23は筐体60に固定されており、スライドアクチュエータ23の駆動によるナイフ保持部22の上昇によって、このナイフ保持部22とともにテープ押え部26が上昇され、このテープ押え部26は筐体60に固定されたストッパ28に当て付けられる。その後、スライドアクチュエータ23の駆動によるナイフ保持部22のさらなる上昇によって、コイルバネ27が圧縮されて弾性変形した反力によりテープ押え部26がストッパ28を押圧する。その後、さらにスライドアクチュエータ23によってナイフ保持部22が上昇され、ナイフ保持部22に保持されているカッターナイフ21が溝型光電スイッチ30の溝部31内に挿入される。
【0015】
なお、カッターナイフ21で粘着テープ1を切断するときには、スライドアクチュエータ23の駆動によるナイフ保持部22の上昇により、テープ押え部26が粘着テープ1を間に挟んでストッパ28を押圧しこの粘着テープ1の位置を固定する。その後、ナイフ保持部22がさらに上昇されてカッターナイフ21によって粘着テープ1が切断される。
【0016】
溝型光電スイッチ30は光を利用したセンサであり、溝部31内を図中矢印X方向に横断する検出光の光路が遮断されたことを検出して信号を出力するものである。カッターナイフ21が上昇し溝部31に挿入され上記検出光の光路が遮断されるとこの溝型光電スイッチ30から切断検出信号が出力される。
【0017】
テープ搬送手段40は、テープ保持手段10から粘着テープを引出して図中+X方向に搬送するとともに、粘着テープ1がテープ切断手段20で切断されたことを示す溝型光電スイッチ30からの切断検出信号に基づいて、テープ保持手段10の側に残った粘着テープを粘着テープがテープ保持手段10から引き出された方向である図中+X方向とは反対の図中−X方向に逆走させ、上記テープ保持手段10の側に残った粘着テープをテープ切断手段20から引き離す。すなわち、テープ搬送手段40は、テープを引出す手段とテープを逆走させる手段とを兼ねるものである。このテープ搬送手段40は、図2に示すように、回転軸方向に大径部41Aと小径部41Bとが交互に配置され、回転モータ(図示は省略)によって回転される駆動ローラ41と、この駆動ローラ41の大径部41Aと小径部41Bとに噛み合うように、回転軸方向に小径部42Bと大径部42Aとが交互に配置された嵌合ローラ42とからなる。
【0018】
このテープ搬送手段40は、テープ保持手段10から粘着テープ1を引き出すときに、この粘着テープ1を回転軸方向(粘着テープの幅方向、図中矢印Y方向)に凹凸を有する波板状に変形させ、いわゆる腰を強くして、テープ押え部26とストッパ28との間の開口部29の方向(+X方向)に送り出したり、開口部29の方向に送り出された粘着テープ1を上記送り出した方向(+X方向)と反対の方向(―X方向)に逆走させたりする。
【0019】
印字手段50は、筐体に固定されたピン51Aによって回動可能に支持され、粘着テープ1に印字を施すサーマルヘッド51と、粘着テープ1を間に挟んでサーマルヘッド51を支持するプラテンローラ52と、筐体に固定されたバネ受け54で一端が支持されサーマルヘッド51をプラテンローラ52に向けて付勢する力を発生させるバネ53とを有する。サーマルヘッド51によって印字される印字情報は印字情報入力部を兼ねる印字制御部65から入力される。
【0020】
なお、上記装置の全体の動作はコントローラ80によって制御される。
【0021】
次に上記実施の形態における作用について説明する。
【0022】
上記ラベル作成装置を使用する際の初期状態では、粘着テープ1はテープ保持手段10から引き出されて、印字手段50のサーマルヘッド51とプラテンローラ52との間、およびテープ搬送手段40の駆動ローラ41と嵌合ローラ42との間を通して、この粘着テープ1の先端1Kがテープ搬送手段40とテープ切断手段20との間の位置X1に位置されている。また、スライドアクチュエータ23のスライド軸23Aは下降されナイフ保持部22が最下点に位置されている。
【0023】
ラベルを作成するには、まず始めに印字させたい印字情報を印字制御部65から入力し、次に、コントローラ80に上記印字情報に基づいてラベルを作成させる指令を与える。
【0024】
ラベルを作成する指令が与えられたコントローラ80からの指令基づいて、テープ搬送手段40は、テープ保持手段10から粘着テープ1を引き出して、この粘着テープ1を開口部29に向かう方向(+X方向)に一定の速度で送り出す。
【0025】
印字手段50は、印字制御部65から入力した印字情報に基づいて、上記一定の速度で送り出される粘着テープ1の表面に印字を施す。
【0026】
図3に示すように、粘着テープ1は、テープ搬送手段40によって開口部29を通して外部に送り出され、印字手段50による粘着テープ1の表面への印字終了後、粘着テープ1は所定長だけさらに送り出されてテープ搬送手段40による粘着テープ1の搬送が停止される。このとき、粘着テープの先端1Kは位置X2に位置している。
【0027】
次に、図4に示すように、テープ切断手段20のスライドアクチュエータ23の駆動によりナイフ保持部22が上昇され、テープ押え部26が粘着テープ1をストッパ28との間に挟んでこの粘着テープ1の位置が固定される。
【0028】
つづいて、図5に示すように、コイルバネ27の付勢力によりテープ押え部26とストッパ28との間に粘着テープ1を挟んでこの粘着テープ1の位置を固定した状態で、ナイフ保持部22がさらに上昇されてカッターナイフ21によって粘着テープ1が切断され、その後、このカッターナイフ21が溝型光電スイッチ30の溝部31に挿入されてスライドアクチュエータ23の駆動が停止される。
【0029】
カッターナイフ21が溝部31へ挿入されると溝型光電スイッチ30から切断検出信号がコントローラ80へ出力される。
【0030】
その後、図6に示すように、上記切断検出信号を入力したコントローラ80は、テープ搬送手段40により粘着テープ1をテープ切断手段20から離れる方向(―X方向)に逆走させて、テープ保持手段10の側に残った粘着テープ1をテープ切断手段20から引き離し、切断された粘着テープ1の先端2Kをテープ搬送手段40とテープ切断手段20との間の位置X1に位置させる。
【0031】
ここで、上記切断された粘着テープ1の先端2Kを印字手段50のより近くに位置させることにより、上記粘着テープ1の先端2Kの近傍に印刷されることなく残る余白をより少なくすることができ、粘着テープの無駄な消費を抑制することができる。
【0032】
つづいて、図7に示すように、スライドアクチュエータ23の駆動によりナイフ保持部22が下降され、カッターナイフ21が溝部31から離れ、さらにテープ押え部26がストッパ28から離れ、ナイフ保持部22が再び最下点に位置されて初期状態に戻る。このとき、外部に送り出されてから切断されたラベルとなる印字済み粘着テープ部1Bが、粘着面Fを介してテープ押え部26に付着したまま上記初期状態となり、この初期状態において、上記印字済み粘着テープ部1Bがテープ押え部26から外されてラベルとして使用される。
【0033】
上記のように本発明による上記実施の形態によれば、切断されてテープ保持手段の側に残った粘着テープの先端2Kがテープ切断手段へ付着することを防止することができる。しかしながら、例えば、カッターナイフで粘着テープが切断された後に、テープ保持手段10の側に残った粘着テープが逆走されない場合には、初期状態に戻ってもカッターナイフに粘着テープの先端2Kが付着したままとなることがある。このような場合に次のラベルを作成しようとすると、図8に示すように、テープ搬送手段40によってテープ保持手段10から粘着テープ1が引き出されて開口部29の方向(図中矢印+X方向)に送るときに、粘着テープ1が開口部29を通して装置外へ送り出されずに装置内に粘着テープが滞留してしまい、ラベルを作成する正常な動作が妨げられることになる。
【0034】
なお、上記実施の形態においては、スライドアクチュエータの駆動によりナイフ保持部が上昇および下降される例を示したが、手動によりナイフ保持部が上昇および下降されるようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施の形態においては、印字手段を備えた装置の例を示したが、印字手段を備えなくても、上記切断されテープ保持手段の側に残った粘着テープのテープ切断手段への付着を防止する効果が得られることは言うまでもない。
【0036】
また、粘着テープは必ずしもテープ搬送手段によって逆走される場合に限らず、テープ保持手段によりロール状に巻かれた粘着テープを巻き取って逆走させる等、他の方式によって逆走させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるラベル作成装置の内部構造を示す側面図
【図2】テープ搬送手段の一部を拡大した拡大図
【図3】粘着テープが開口部を通して外部に送り出された様子を示す図
【図4】テープ押え部とストッパとの間に粘着テープを挟んで粘着テープの位置を固定した様子を示す図
【図5】カッターナイフによって粘着テープが切断された様子を示す図
【図6】粘着テープを逆走させて粘着テープをテープ切断手段から引き離した様子を示す図
【図7】ラベルの作成が終了し装置が初期状態に戻った様子を示す図
【図8】粘着テープが逆走されずに装置内に粘着テープが滞留した様子を示す図
【符号の説明】
1 粘着テープ
10 テープ保持手段
20 テープ切断手段
21 カッターナイフ
30 溝型光電スイッチ
40 テープ搬送手段
50 印字手段
60 筐体
Claims (2)
- 台紙の無い粘着テープを保持するテープ保持手段と、該テープ保持手段から引き出された粘着テープを切断するテープ切断手段と、前記粘着テープが切断されたことを検知する検知手段と、前記粘着テープが前記テープ切断手段で切断されたことを示す前記検知手段からの信号に基づいて、前記テープ保持手段の側に残った粘着テープを該粘着テープが前記テープ保持手段から引き出された方向とは反対の方向に逆走させて、前記テープ保持手段の側に残った粘着テープを前記テープ切断手段から引き離すテープ逆走手段とを備えていることを特徴とする粘着テープ切断装置。
- 前記粘着テープに印字を施す印字手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002169590A JP2004010320A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 粘着テープ切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002169590A JP2004010320A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 粘着テープ切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004010320A true JP2004010320A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30436105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002169590A Withdrawn JP2004010320A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 粘着テープ切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004010320A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101330429B1 (ko) * | 2011-09-08 | 2013-11-15 | 안종원 | 라벨 커팅장치 |
| JP2016147362A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 大日本印刷株式会社 | 粘着層付積層シートの切断方法及び切断装置 |
| JP2017210362A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社豊田自動織機 | テープの製造方法 |
| CN107414921A (zh) * | 2017-09-25 | 2017-12-01 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 一种标签感应剪切装置 |
| CN108000582A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-05-08 | 天津成理能顺科技有限公司 | 一种高效商标分条剪折机 |
| JP2023064328A (ja) * | 2021-10-26 | 2023-05-11 | 富士通コンポーネント株式会社 | 印刷装置 |
-
2002
- 2002-06-11 JP JP2002169590A patent/JP2004010320A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |