JP2004013155A - シングルモード光スイッチ、薄膜光スイッチ、光スイッチ、及びシングルモード光スイッチの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薄層強誘電体酸化膜を有し、シングルモードの光を伝播するシングルモード光導波路212と、シングルモード光導波路212に隣接し、シングルモードの光の一部分を光ファイバからシングルモード光導波路に結合する結合器214と、シングルモード光導波路212内に電気的に形成され、結合器214からのシングルモードの光を平行にするレンズ220と、シングルモード光導波路212内に、シングルモードの光を切り替えるもう1つの電気的に形成されたレンズを含むスイッチング・モジュール224とを含む。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、光スイッチング装置の分野に関し、詳細には、薄形強誘電体酸化物導波路を有し、かつシングルモード光信号に作用する電気光学(EO:electro−optical)スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴って、より高いデータ転送速度及びより広い帯域幅が要求されている。この要求を満たす1つの解決策は、光スイッチによって経路制御される光信号の形でデータを搬送する光ファイバ・ケーブルを有する全光ネットワーク(all optical network)を使用することである。本明細書において使用されているように、光スイッチは、最初に光信号を電気信号に変換し、従来の電子ネットワーク・スイッチを使用して信号を経路制御し、次に切り替えられた電気信号を光信号に戻すのではなく、切り替えの際に光信号に直接作用する。
【0003】
光ネットワークには、シングルモードとマルチモードの2種類の光ファイバ・ケーブルがある。シングルモード・ファイバは、1つの伝送モードを有する8〜10ミクロン下の直径のガラス・ファイバであり、すなわちファイバ内に1つの光信号だけが伝播される。シングルモード・ファイバでは、最も低い次数のモードだけが、一般に1300〜1320ナノメートル(nm)あるいは1550nm帯域の対象波長で伝播する。シングルモード・ファイバは、例えば10ギガバイト/秒(Gb/s)を超える高いデータ伝送速度と、より長い伝送距離を考慮しており、信号の歪みと減衰は、マルチモード・ファイバよりも小さい。
【0004】
シングルモード光ファイバ・ケーブルは、容易に入手可能であるが、全光シングルモード・スイッチは、まだ開発中である。1つのタイプの全光シングルモード・スイッチは、スラブ型導波路を有するプレーナ電気光学(EO:electro−optical)スイッチである。導波路の両側に配置され、電圧差を有する電極によって電界が生成されるとき、導波路内を進む光を屈折させることができる。スラブ型導波路として使用するために研究された1つの材料は、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)、ニオブ酸ストロンチウム・バリウム(SBN)などの透明な強誘電体酸化物である。透明な強誘電体酸化物に電界を印加すると、電界の強さによって屈折率が変化し、これにより、強誘電体酸化物材料中を伝播する光信号を屈折させることができる。
【0005】
シングルモード光ファイバ・ケーブルのコアの直径(例えば、8〜10μm)とほぼ同じ厚さを有する薄層強誘電体酸化物導波路コアを備えたEOスイッチは、全光ネットワークにおける光スイッチの要求を満たさなければならないが、この厚さを実現するには問題がある。これまで、有機金属気相成長(MOCVD)法、パルスレーザ蒸着(PLD)及びゾルゲル法の3つのプロセスが研究されてきた。ゾルゲル法はかなり安価なので、薄膜コアをゾルゲル法で作成することが好ましい。従って、強誘電体材料にゾルゲル法を使用して厚さ約8〜10μmの導波路コアを作成する研究が多く行われてきた。しかしながら、ゾルゲル薄膜は、その臨界厚さに達すると薄膜にクラックが発生するので、大きいサイズの基板に厚さ約1ミクロンを超える薄形強誘電体酸化物導波路スラブを作成するのは困難である。
【0006】
厚さが約1ミクロンを超える薄層強誘電体酸化物導波路コアを作成することができる場合でも、スイッチ内に薄いコアを使用するにはさらに他の問題がある。これは、光ファイバ・ケーブルとそれよりも薄い導波路との結合問題である。さらに、コリメーティング・レンズは、一般に導波路の外側に配置されるので、光信号のかなりの反射と結合損失とが生じる。
【0007】
従って、高速光スイッチの要求が大きくなるにつれて、比較的安価なゾルゲル法によって作成された薄膜強誘電体酸化物導波路を有すると共に、従来の全光スイッチと関連した問題が少なく、かつシングルモード光信号を使用する高いデータ伝送速度用の切り替えを実現することができる電気光学スイッチが必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、薄層強誘電体酸化膜導波路を有する電気光学スイッチを提供する。強誘電体酸化膜導波路のコアの厚さは、シングルモード光信号の伝搬を可能にし、かつ処理を容易にするように選択される。
【0009】
本発明の実施形態はシングルモード光スイッチを含む。この光スイッチは、薄層強誘電体酸化膜を含み、シングルモードの光を伝播するシングルモード・プレーナ光導波路と、シングルモード・プレーナ光導波路に隣接し、シングルモードの光の一部分を光ファイバからシングルモード光導波路に結合する結合器、例えば格子、プリズムと、シングルモード・プレーナ光導波路内にあり、結合器からのシングルモードの光を平行にする電気的に形成されたレンズと、シングルモード・プレーナ光導波路内にあり、シングルモードの光を切り替える電気的に形成されたプリズムを含むスイッチング・モジュールとを有する。
【0010】
本発明の態様は薄膜光スイッチを含む。この光スイッチは、導波路と、導波路に設けられた第1の電極と、導波路に設けられ、第1の電極の反対側に位置決めされた第2の電極であって、第1と第2の電極が薄膜コア内の電気光学レンズを形成するために使用される前記第2の電極と、第2の電極に設けられた基板とを有する。導波路は、第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を有し、1ミクロンから9ミクロンまでの厚さを有し、シングルモードの光を伝播する薄膜コアと、コアに付着され、第2のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を含むクラッドとを含む。
【0011】
本発明の他の実施形態は、ゾルゲル法を使用してシングルモード光スイッチを製造する方法を含む。下部電極の表面に、第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を繰り返しスピン・コーティングし、ラピッド・サーマル・アニーリングすることによって、下部クラッド層が形成される。次に、下部クラッド層上に第2のPLZT材料を繰り返しスピン・コーティングし、ラピッド・サーマル・アニーリングすることによって、厚さが約1ミクロンから10ミクロンのコア層が形成される。最後に、コア層上に上部クラッド層が形成される。
【0012】
本発明のもう1つの態様は、光スイッチを含む。光スイッチは、薄層強誘電体酸化膜を有し、シングルモードの光を伝播するシングルモード光導波路と、シングルモードの光の一部分を光ファイバからシングルモード光導波路に移す手段と、1対の電極を使用してシングルモード光導波路内のシングルモードの光を平行にする手段と、1対の電極の上部電極を外部電圧源に接続する手段とを含む。
【0013】
本発明における以上の又はその他の実施形態、特徴、態様及び効果は、以下の説明、併記の特許請求の範囲、及び添付図面を参照してより良く理解される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下の説明では、本発明の具体的な実施形態をより完全に説明するために、多数の具体的な詳細を示す。しかしながら、以下に示す全ての具体的な詳細なしに本発明を実施することができることは、当業者には明らかである。他の例においては、本発明を不明瞭にしないように、周知の特徴は詳細に説明されていない。
【0015】
図1は、本発明の実施形態の薄膜電気光学スイッチの一部分の簡略化した側面図である。上部クラッド112、薄層強誘電体酸化物コア114及び下部クラッド116を有する光導波路が、アルミン酸ランタン(LaAIO3)、酸化マグネシウム(MgO)、又はチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)の基板118の上に形成される。薄層強誘電体酸化物コア114の一端の上に格子結合器120が配置されている。
【0016】
格子結合器120は、光ファイバ(図示せず)からシングルモード光信号122を受け取り、そのシングルモード光信号122を薄層強誘電体酸化物コア114に送る。上部クラッド層112上の上部電極125、127及び129は、必要に応じて、下部クラッド層116の下にある対向するブランク下部電極130と共に働いて、薄層強誘電体酸化物コア114内の光信号を屈折させる。もう1つの実施形態においては、基板118としてシリコン(Si)が使用される。
【0017】
図1のシングルモード導波路のコア114は、コア114の屈折率、すなわちn1)と、クラッド(112,116)の屈折率、すなわちn2に依存する厚さを有する。シングルモード伝送のコアの理論的な最大厚さ、すなわち「d」は、式1で与えられる。
【0018】
【数1】
【0019】
ここで、λは光源の波長である。厚さがdと等しいかそれよりも大きい場合、導波路は、1つ又は複数のモードを搬送することができる。従って、シングルモードの光の伝送の場合は、コアの厚さが「d」よりも大きくてもよいが、複数のモードの伝播を最小にするために、コアの厚さは、「d」又はそれに近い値でなければならない。例えば、1310nmの光源が、コアとしてチタン酸バリウム(屈折率2.4)と、クラッドとしてシリカ(屈折率1.5)と共に使用される場合、シングルモード波を伝播するチタン酸バリウムの最大厚さ「d」は、約350nmである。
【0020】
これは、ゾルゲル法によって容易に製造することができる厚さである。しかしながら、この極めて薄いコアは薄すぎて使用できない。より実際的な厚さは、約1ミクロン以上の厚さのコアである。前述の数式1は、コアが厚くなるほど、コアとクラッドの屈折率の差が小さくなることを示す。従って、1ミクロンの厚さのコアの場合、コアとクラッドの屈折率の差は約0.1である。
【0021】
表1は、クラッド(n2)とコア(n1=2.4とn1=2.5)との異なる屈折率の強誘電体酸化膜の厚さ(第3列と第4列)を示す。示したコア材料(すなわち、チタン酸バリウムとPLZT)は、それぞれ屈折率n1=2.4とn1=2.5を有する材料の例に過ぎず、そのような屈折率を有する他の材料も使用することができる。第1列は、第2列のクラッドの屈折率(n2)を有するクラッドとして使用することができる材料の例を示す。例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)は、n2=2.3の場合に使用することができるクラッドの例である。この場合も、第1列内の例は、例示に過ぎず、n2の同じ屈折率を有する他の材料を使用することができる。
【0022】
【表1】
【0023】
表1は、クラッドとコアの屈折率の差が小さいほど、強誘電体薄膜が厚くなることを示す。クラッドとコアの屈折率の差(すなわち、n1−n2)が0.1のとき、シングルモード対称スラブ型導波路のコアの厚さは、チタン酸バリウム・コアとPLZTコアの両方とも、約1μm(すなわち1ミクロン)である。コアとクラッドとの屈折率の差(すなわち、n1−n2)が、わずか0.01の場合、コアの厚さは3μmである。9μmのコアの場合、屈折率の差(すなわち、n1−n2)は、約0.001である。9ミクロンのコアが望ましいが、屈折率の差が0.001の点で製造上の問題がある。
【0024】
この小さい差を得るためには、コアとクラッドに不純物をドープする必要がある。しかしながら、スラブ型導波路の場合は、導波路材料を付着させる前に不純物濃度を慎重に制御しない限り、上部クラッドと下部クラッドが同じ屈折率を有する必要のあるサンドイッチ構成で材料に不純物を拡散させることはきわめて困難である。従って、本発明の1つの実施形態において、スラブの厚さが約1ミクロンから約9ミクロンであることが好ましい。
【0025】
好ましい実施形態においては、コア114は、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)(8/65/35)であり、上部クラッド112と下部クラッド116とは、PLZT(12/65/35)である。もう1つの実施形態において、コア114は、PLZT(12/40/60)であり、上部クラッド112と下部クラッド116は、PLZT(15/40/60)である。さらにもう1つの実施形態において、コア114は、PLZT(8/40/60)であり、上部クラッド112と下部クラッド116とは、PLZT(12/40/60)である。PLZT(x/y/1−y)の式は、次の通りである。
【0026】
【数2】
【0027】
例えば、PLZT(12/65/35)は、x=0.12、y=0.65(ここで、1−y=0.35)という意味である。同じ式は、PLZT(8/65/35)、(12/40/60)、及び(15/40/60)などにも当てはまる。
【0028】
下の表2に、2つの光波長の場合のPLZT(8/65/35)及び(12/65/35)の屈折率を示す。1550nmの光源の場合、コアとクラッドとの屈折率の差は、(2.05−2.04)=0.01であり、前述の式1により、コアの厚さは、約3.8ミクロンになる。635nmの光源の場合は、コアとクラッドとの屈折率の差は、(2.1548−2.1478)=0.007であり、前述の数式1により、コアの厚さは、約1.8ミクロンになる。
【0029】
【表2】
【0030】
好ましい実施形態において、導波路のコアとクラッドとにPLZTが使用されているが、他の実施形態では、コア又はクラッド若しくはその両方に、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、ニオブ酸ストロンチウム・バリウム、又はジルコン酸チタン酸鉛(PZT)を含むことができる。
【0031】
光信号は、直径約8〜10ミクロンの光ファイバ・ケーブルから、例えば波長約1310nm又は1550nmで入るので、導波路が光ファイバ・ケーブルよりも細いとき、例えば導波路が厚い約1〜7ミクロンのときに、格子結合器120は、光ファイバ・ケーブルを薄膜誘電体酸化物導波路に結合する。格子結合器は、約80%の効率を持つが、スイッチの他端のレーザ・ポンプを使用して、切り替えられた光信号を再生することによって、かなりの結合損失を補償することができる。
【0032】
図1において、シングルモード光信号122は、シングルモード光ファイバ(図示せず)から来て、格子結合器120を介して、シングルモード薄膜強誘電体酸化物導波路に入る。電極125及び130に電圧が印加され、電界によるコリメーティング・レンズが形成され、このコリメーティング・レンズは、格子結合器120から来る光信号を導波路内で平行にする。もう1つの実施形態において、電極対のうちの1つ、2つ又は3つ、すなわち(125,130)、(127,130)又は(129,130)あるいはこれらの任意の組み合わせを使用して、光を平行にすることができる。平行にされた光信号は、次に、薄膜強誘電体酸化物導波路内の他の電気光学プリズム(図示せず)を使用して、スイッチ・サブモジュール(図示せず)内で切り替えられる。代替の実施形態において、電極対(125,130)が、コリメーティング・レンズを構成するために使用され、他の2つの電極対(127,130)及び(129,130)が、平行にされた光信号をスイッチ・サブモジュール内で切り替えるために使用される。
【0033】
図2は、本発明の実施形態の薄膜電気光学スイッチ210を簡略化した平面図である。第1のシングルモード光ファイバ・ケーブル(図示せず)からの第1の光信号は、格子結合器214を介して薄膜強誘電体酸化物導波路212に入る。次に、第1の光信号は、電気光学コリメーティング・レンズによって平行にされ、平行にされた光信号は、次にスイッチング・サブモジュール224に伝わる。第1の光信号は、スイッチング・サブモジュール224から出て、次に電気光学発散(凹)レンズ230又は232に進む。光信号が発散レンズ230に進む場合、光信号は、薄膜電気光学スイッチ210を出て、第2の光ファイバ・ケーブル(図示せず)に入る。
【0034】
光信号が、発散レンズ232に進む場合は、光信号は、薄膜電気光学スイッチ210から出て、第3の光ファイバ・ケーブル(図示せず)に入る。格子結合器214は、図1の格子結合器120の平面図に示される。コリメーティング・レンズ220は、図1の電極対(125,130)によって構成することができる。スイッチング・サブモジュールは、平行にした光をコリメーティング・レンズ220から発散レンズ230又は232に切り替えることができる複数の電気的に構成されたレンズを有する。
【0035】
これと同様に、第4のシングルモード光ファイバ・ケーブル(図示せず)が、格子結合器216を介して薄膜強誘電体酸化物導波路212に接続される。格子結合器216を介して導波路212に入る第2の光信号は、電気光学コリメーティング・レンズ222によって平行にされ、平行にされた光信号は、次に、スイッチング・モジュール224に伝わる。第2の光信号は、スイッチング・サブモジュール224から出て、次に発散(凹)レンズ230又は232に進む。光信号は、発散レンズ、例えばレンズ230又は232から、薄膜電気光学スイッチ210を出て、第2又は第3の光ファイバ・ケーブル(図示せず)に入る。
【0036】
図3は本発明のもう1つの実施形態の薄層強誘電体酸化膜スイッチの構造的な側面図である。図3のスイッチには、図1と類似の部分がいくつかあり、それらの部分は、図1の表示と同じ番号が付けられている。コア352とクラッド350を有する光ファイバ・ケーブルは、スイッチの一部分ではないことに注意されたい。基板118の上にブランク下部電極314が形成されている。下部電極314の上に下部クラッド116が形成されている。下部クラッド116上に強誘電体酸化膜114が設けられて導波路のコア114が形成される。
【0037】
次に、上部クラッド112がコア114上に形成され、格子結合器120が、コア114上に作成される。上部電極326−1〜326−5がクラッド112上に形成される。フレキシブル基板332には、複数のスルーホールが形成されている。各スルーホール内には、ビア、例えば340がある。このビア(例えば340)と上部金属コンタクト(例えば344)と下部金属コンタクト(例えば342)とを使用して、スルーホールコンタクトが形成される。ビアと金属コンタクトを有するフレキシブル基板332は、z接続はんだ接合(z−connection solder joint)、例えば346によって、上部電極326−1〜326−5に接続される。例えば、ビア340の下部コンタクト342は、z接続はんだ接合346を使用して上部電極326−1にはんだ付けされる。上部金属コンタクト344は、外部電圧源に接続されて、上部電極326−1と同じ外部電圧源に接続された下部電極314との間に電界が生成される。上部金属コンタクト344、ビア340、下部接点342、z接続はんだ接合346、及び上部電極326−1を有する構造330は、残りの上部電極326−2〜326−5のそれぞれに同様に再現されている。
【0038】
図3において、シングルモード光信号360は、第1の円筒状シングルモード光ファイバ・ケーブル(図示せず)から入って、格子結合器120によって強誘電体酸化膜114に結合される。格子結合器120からの光信号は、例えば電極対(326−1と314)の電圧により生成される電気的に形成されたコリメータ・レンズ内を通る。平行にされた光信号362は、電極対、例えば、(326−2と314)、(326−3と314)、及び(326−4と314)を有するスイッチング・サブモジュールによって生成される強誘電体酸化膜114内の電界によって切り替えられる。平行にされた光信号362は、切り替えられた後で、電極対(例えば326−5,314)によって形成された集光レンズ、例えば図2のレンズ230内を通る。代替として、平行にされた光信号362は、切り替えられた後で、もう1つの電極対(図示せず)によって形成された集光レンズ、例えば図2の集光レンズ232内を通る。
【0039】
次に、光信号364は、強誘電体酸化膜114から出て、コア352とクラッド350を有する第2の円筒状シングルモード光ファイバ・ケーブルに入る。光信号364が、薄いコア薄膜114から厚いコア薄膜352に進むので、光損失がほとんどない直接エッジ結合を使用することができる。
【0040】
図3の薄膜電気光学スイッチのいくつかの効果としては、まず、格子結合器120を使用するので、中間レンズを介して第1の光ファイバ・ケーブルの太いコア(図示せず)をスイッチの薄い導波路コア114に位置合わせする複雑で厳密なプロセスが不要である。第2の効果としては、導波路コア114の内部に埋め込まれたコリメーティング・レンズによって、内部コリメーティング・レンズの代わりに外部コリメーティング・レンズが使用されるとき生じる反射と結合損失が大幅に減少することである。さらに、電気光学スイッチにシングルモード薄層強誘電体酸化物材料を使用することにより、1ギガビット/秒以上の光ネットワーク用の高速な応答時間を実現することができる。
【0041】
図4(a)〜図5(d)は、本発明の実施形態の図3と類似の光スイッチを作成するプロセスを示す。必要に応じて、図3の表示を使用する。ゾルゲル法が使用され、ゾルゲル法は、微粒子の懸濁液、すなわち「ゾル」を形成する工程と、例えばスピン・コーティングにより基板上に液体を付着させてゲルを形成する工程と、焼成して所望の薄膜を形成する工程との3つの基本的な工程がある。
【0042】
プロセスは、3インチのアルミン酸ランタン基板118から始まる。他の実施形態では、基板118として、酸化マグネシウム(MgO)やチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)などの他の基板を使用することができる。図4(a)は、基板118上にランタン・ニッケル酸化物のゾルゲル前駆体をスピン・コーティングし、次にその薄膜を赤外線(IR)炉内で加熱、すなわちラピッド・サーマル・アニーリング(RTA)することにより形成されたランタン・ニッケル酸化物のブランク下部電極層314を示す。
【0043】
下部電極314を作成した後で、下部クラッド116、コア114及び上部クラッド112を有する光導波路を作成する。コアの屈折率は、例えば前述した表2のように、クラッド層の屈折率よりも少し大きい。図4(b)は、ブランク下部電極層314上にスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングを繰り返し使用することによって形成されたPLZT(12/65/35)の下部クラッド層116を示す。下部クラッド116の厚さが約1〜4ミクロンになるまで、スピン・アニーリング及びラピッド・サーマル・アニーリングの各サイクルによって、約0.35〜0.5ミクロンの層が形成される。
【0044】
図4(c)は、下部クラッド層116の上にスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングを繰り返し使用して形成された約2〜7ミクロンのPLZT(8/65/35)コア層114を示す。次に、コア層114の上に、タングステン(W)又は金(Au)の金属層が形成される。フォトリソグラフィを使用して、領域412から金属をエッチングする。図4(d)は、エッチングされた金属領域412と、残っている金属層部分410−1及び410−2を示す。
【0045】
これらの金属層部分410−1及び410−2は、格子結合器(又は、プリズム結合器)の領域を覆う。図4(e)では、コア114上のエッチングした金属領域412にスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングを繰り返し使用して形成された上部クラッド層112を示す。他の実施形態においては、コアは、1ミクロンと等しいか又はそれよりも大きい任意の厚さ、例えば約1ミクロンから約9ミクロンある。さらに、クラッドは、1ミクロン以上の任意の値でよく、1〜4ミクロンの範囲に限定されない。
【0046】
図5(a)は、金属領域410−1及び410−2をエッチングによって除去した後の図4(e)の構造を示す。次に、シード金属の形成、フォトリソグラフィ及び金属電解めっきにより、上部クラッド層112の上に、上部電極(例えば326−1、326−2、326−3、326−4)が形成される。上部電極と下部ブランク電極は、電界によって、例えば偏向器(プリズムなど)、コリメータ、電気光学的な他のレンズを形成するために使用される。
【0047】
好ましい実施形態においては、コア/クラッド対は、コア114用のPLZT(8/65/35)とクラッド層112及び116用のPLZT(12/65/35)とを含む。もう1つの実施形態においては、コア/クラッド対は、コア用のPLZT(12/40/60)とクラッド層用のPLZT(15/40/60)とを含む。さらにもう1つの実施形態においては、コア/クラッド対は、コア用のPLZT(8/40/60)とクラッド層用のPLZT(12/40/60)を含む。さらに他の実施形態において、コアにPLZT(7/62/38)が使用される。
【0048】
図5(c)は、コア114上のそれぞれ領域414−1と414−2内の格子結合器420と422を示す。格子結合器は、領域414−1及び414−2の上にフォトエポキシなどの誘電体を被覆し結像することによって形成される。
【0049】
図5(d)は、z接続はんだ接合(例えば346)、又は液相接合法(transient liquid bonding)(図示せず)により、上部電極(例えば326−1、326−4)に接合されたフレキシブル回路430を示す。フレキシブル回路430は、フレキシブル基板332と、上部金属コンタクト(例えば344)と、スルーホール・ビア(例えば340)と、下部コンタクト(例えば342)とを含む。
【0050】
図5(e)は、格子結合器420及び422の代わりにそれぞれプリズム結合器424及び426を備えた図5(d)の薄膜スイッチを示す。プリズムは、基板からさいの目に切り出され、次に領域414−1及び414−2に外部固定具によって固定される。
【0051】
もう1つの実施形態において、構造430は、上部電極(例えば326−1、326−2、326−3及び326−4)上に直に積層されてもよい。このプロセスは、図5(b)から始まる。図6(a)〜図6(d)は、積層回路で薄膜スイッチを構築するプロセスの残りを示す。
【0052】
図6(a)は、上部電極(例えば326−1、326−2、326−3、326−4)の上に誘電体構造332を形成する工程を示す。誘電体は、例えば写真処理が可能なエポキシ又はポリイミドであり、フォトリソグラフィ・プロセスによって上部電極上に形成される。通常の誘電体を使用するとき、上部電極(例えば326−1、326−2、326−3、326−4)の上に配置されるスルーホール(例えば438−1、438−2、438−3、438−4)は、それぞれ、リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)プラズマ・プロセスによって形成される。図6(b)は、金属が充填されたスルーホール(例えばビア340)と、誘電体332に追加された上部コンタクト(例えば344)を示す。従って、上部コンタクト344とビア340によって、外部電圧が上部電極(例えば326−1)に接続される。
【0053】
図6(c)は、コア114上のそれぞれ領域414−1及び414−2内の格子結合器440及び442を示す。格子結合器は、領域414−1及び414−2の上に、フォトエポキシなどの誘電体を被覆し結像することによって形成される。図6(d)は、格子結合器440及び442の代わりに、プリズム結合器444及び446をそれぞれ備えた図6(c)の薄膜スイッチを示す。プリズムは、基板からさいの目に切り出され、次に、領域414−1及び414−2の上に外部固定具によって固定される。
【0054】
明細書及び図面は例示のために示されている。特許請求の範囲に示しているように、本発明のより広義な趣旨及び範囲から逸脱することなく、追加、除去、削除、他の修正及び変更を行うことができることは明らかである。
【0055】
(付記1) 薄層強誘電体酸化膜を含み、シングルモードの光を伝播するシングルモード光プレーナ導波路と、
前記シングルモード光導波路に隣接しており、光ファイバからの前記シングルモードの光の一部分を、前記シングルモード光プレーナ導波路に結合する結合器と、
前記シングルモード光プレーナ導波路内にあり、前記結合器からの前記シングルモードの光を平行にする第1の電気的に形成されたレンズと、
前記シングルモード光プレーナ導波路内に、前記シングルモードの光を切り替える第2の電気的に形成されたプリズムを含むスイッチング・モジュールとを有することを特徴とするシングルモード光スイッチ。
【0056】
(付記2) 前記結合器が、格子結合器又はプリズム結合器を含むことを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0057】
(付記3) 前記切り替えられたシングルモードの光を集束する第3の電気的に形成されたレンズをさらに有することを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0058】
(付記4) 前記シングルモード光プレーナ導波路と直接位置合せされ、前記切り替えられたシングルモードの光を受け取るもう1つの光ファイバをさらに有することを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0059】
(付記5) 前記薄層強誘電体酸化膜が、コアとクラッドとを含み、前記コアの屈折率と前記クラッドの屈折率との差が約0.1以下であることを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0060】
(付記6) 前記薄層強誘電体酸化物が、約1ミクロン(μm)以上の厚さを有し、ゾルゲル法によって作成されたことを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0061】
(付記7) 前記シングルモード・プレーナ光導波路と隣接し、外部電圧源に電気的に接続された下部電極を含む基板と、
前記第1の電気的に形成されたレンズの一部分を作成するために、前記シングルモード・プレーナ光導波路に設けられ、前記下部電極と反対側に配置された上部電極とをさらに有することを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0062】
(付記8) 前記シングルモード・プレーナ光導波路に設けられ、前記第1の電気的に形成されたレンズの電極と、
スルーホールコンタクトを含むフレキシブル基板と、
前記スルーホールコンタクトに設けられた上端と、前記電極に設けられた下端とを含むz接続はんだ接合とをさらに有することを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0063】
(付記9) 前記シングルモード光導波路に設けられ、前記第1の電気的に形成されたレンズの電極と、
前記電極に設けられたビアを含む積層基板とをさらに有することを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0064】
(付記10) 前記薄層強誘電体酸化物が、約1乃至9μmの厚さを有することを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0065】
(付記11) 前記薄層強誘電体酸化膜が、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、ニオブ酸ストロンチウム・バリウム(SBN)、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、及びジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)からなるグループから選択されることを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0066】
(付記12) 前記基板が、シリコン(Si)、アルミン酸ランタン(LaAlO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、及び酸化マグネシウム(MgO)からなるグループから選択されることを特徴とする付記1に記載のシングルモード光スイッチ。
【0067】
(付記13) 第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を含み、シングルモードの光を伝播する厚さが約1乃至9μmの薄膜コアと、前記コアに設けられ、第2のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を含むクラッドとを備えた導波路と、
前記導波路に設けられた第1の電極と、
前記導波路に設けられ、前記第1の電極と反対側に位置決めされた第2の電極であって、前記第1と第2の電極とが、前記薄膜コア内に電気光学レンズを形成するために使用される前記第2の電極と、
前記第2の電極に設けられた基板とを有することを特徴とする薄膜光スイッチ。
【0068】
(付記14) 前記第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料が、PLZT(8/65/35)、PLZT(7/62/38)、PLZT(12/40/60)、及びPLZT(8/40/60)から選択されることを特徴とする付記13に記載の薄膜光スイッチ。
【0069】
(付記15) 前記第1のPLZT材料がPLZT(8/65/35)のときに、前記第2のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料がPLZT(12/65/35)であり、前記第1のPLZT材料がPLZT(12/40/60)のときに、前記第2のPLZT材料がPLZT(15/40/60)であり、前記第1のPLZT材料がPLZT(8/40/60)のときに、前記第2のPLZT材料が、PLZT(12/40/60)であることを特徴とする付記14に記載の薄膜光スイッチ。
【0070】
(付記16) 前記第2のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料が、PLZT(12/65/35)、PLZT(15/40/60)、及びPLZT(12/40/60)から選択されることを特徴とする付記13に記載の薄膜光スイッチ。
【0071】
(付記17) 前記基板が、アルミン酸ランタン(LAO)、チタン酸ストロンチウム(STO)及び酸化マグネシウム(MgO)からなるグループから選択されることを特徴とする付記13に記載の薄膜光スイッチ。
【0072】
(付記18) 表面に第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料のスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングとを繰り返し行って、下部クラッド層を形成する工程と、
前記下部クラッド層上に第2のPLZT材料のスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングとを繰り返し行って、厚さが約1乃至9ミクロン(μm)のコア層を形成する工程と、
前記コア層上に上部クラッド層を作成する工程とを有することを特徴とする、ゾルゲル法を使用するシングルモード光スイッチの製造方法。
【0073】
(付記19) 前記表面が、アルミン酸ランタン(LAO)、チタン酸ストロンチウム(STO)、又は酸化マグネシウム(MgO)を含む基板上に形成されたブランク下部電極の表面を含むことを特徴とする付記18に記載の方法。
【0074】
(付記20) 前記第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料が、PLZT(8/65/35)、PLZT(12/40/60)及びPLZT(8/40/60)からなるグループから選択されることを特徴とする付記18に記載の方法。
【0075】
(付記21) 前記上部クラッド層上に金属膜を成膜して上部電極を形成する工程と、
フレキシブル基板内のビアを前記上部電極に接続する工程と、
前記コア層上に結合器を作成する工程とをさらに有することを特徴とする付記18に記載の方法。
【0076】
(付記22) 薄層強誘電体酸化膜を含み、シングルモードの光を伝播するシングルモード光導波路と、
前記シングルモードの光の一部分を、光ファイバから前記シングルモード光導波路に移す手段と、
1対の電極を使用して、前記シングルモード光導波路内の前記シングルモードの光を平行にする手段と、
前記1対の電極の上部電極を外部電圧源に接続する手段とを有することを特徴とする光スイッチ。
【0077】
(付記23) 前記シングルモード光導波路内の前記シングルモードの光を切り替える手段をさらに有することを特徴とする付記22に記載の光スイッチ。
【0078】
(付記24)前記薄層強誘電体酸化膜は、厚さが約2乃至7ミクロン(μm)であることを特徴とする付記22に記載の光スイッチ。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態の薄膜電気光学スイッチの一部分の簡略化された側面図である。
【図2】図2は本発明の実施形態の薄膜電気光学スイッチの簡略化された平面図である。
【図3】図3は本発明のもう1つの実施形態の薄形強誘電体酸化膜スイッチの構造的な側面図である。
【図4】図4(a)〜図4(e)は本発明の実施形態の図3と類似した光スイッチを作成するプロセスを示す図(その1)である。
【図5】図5(a)〜図5(e)は本発明の実施形態の図3と類似した光スイッチを作成するプロセスを示す図(その2)である。
【図6】図6(a)〜図6(d)は本発明のもう1つの実施形態の積層回路により薄膜スイッチを作成するプロセスの一部分を示す図である。
Claims (10)
- 薄層強誘電体酸化膜を含み、シングルモードの光を伝播するシングルモード光プレーナ導波路と、
前記シングルモード光導波路に隣接しており、光ファイバからの前記シングルモードの光の一部分を、前記シングルモード光プレーナ導波路に結合する結合器と、
前記シングルモード光プレーナ導波路内にあり、前記結合器からの前記シングルモードの光を平行にする第1の電気的に形成されたレンズと、
前記シングルモード光プレーナ導波路内に、前記シングルモードの光を切り替える第2の電気的に形成されたプリズムを含むスイッチング・モジュールとを有することを特徴とするシングルモード光スイッチ。 - 前記結合器が、格子結合器又はプリズム結合器を含むことを特徴とする請求項1に記載のシングルモード光スイッチ。
- 前記切り替えられたシングルモードの光を集束する第3の電気的に形成されたレンズをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のシングルモード光スイッチ。
- 前記シングルモード光プレーナ導波路と直接位置合せされ、前記切り替えられたシングルモードの光を受け取るもう1つの光ファイバをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のシングルモード光スイッチ。
- 第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を含み、シングルモードの光を伝播する薄膜コアと、前記コアに設けられ、第2のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料を含むクラッドとを備えた導波路と、
前記導波路に設けられた第1の電極と、
前記導波路に設けられ、前記第1の電極と反対側に位置決めされた第2の電極であって、前記第1と第2の電極とが、前記薄膜コア内に電気光学レンズを形成するために使用される前記第2の電極と、
前記第2の電極に設けられた基板とを有することを特徴とする薄膜光スイッチ。 - 前記第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料が、PLZT(8/65/35)、PLZT(7/62/38)、PLZT(12/40/60)、及びPLZT(8/40/60)から選択されることを特徴とする請求項5に記載の薄膜光スイッチ。
- 前記第2のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料が、PLZT(12/65/35)、PLZT(15/40/60)、及びPLZT(12/40/60)から選択されることを特徴とする請求項5に記載の薄膜光スイッチ。
- 表面に第1のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)材料のスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングとを繰り返し行って、下部クラッド層を形成する工程と、
前記下部クラッド層上に第2のPLZT材料のスピン・コーティングとラピッド・サーマル・アニーリングとを繰り返し行ってコア層を形成する工程と、
前記コア層上に上部クラッド層を作成する工程とを有することを特徴とする、ゾルゲル法を使用するシングルモード光スイッチの製造方法。 - 前記上部クラッド層上に金属膜を成膜して上部電極を形成する工程と、
フレキシブル基板内のビアを前記上部電極に接続する工程と、
前記コア層上に結合器を作成する工程とをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の方法。 - 薄層強誘電体酸化膜を含み、シングルモードの光を伝播するシングルモード光導波路と、
前記シングルモードの光の一部分を、光ファイバから前記シングルモード光導波路に移す手段と、
1対の電極を使用して、前記シングルモード光導波路内の前記シングルモードの光を平行にする手段と、
前記1対の電極の上部電極を外部電圧源に接続する手段とを有することを特徴とする光スイッチ。
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