JP2004013221A - 中国漢字入力装置、中国漢字入力方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列に含まれる複数のアルファベット文字を、1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類し、この各音に対応する複数のアルファベット文字を一括して入力することができる複数の入力キー9を設ける。これにより、読み方を示すアルファベット文字の文字数が多い中国漢字の場合であっても、ユーザは、少ない操作で所望の中国漢字に対応するアルファベット文字列を入力することが可能なる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中国漢字入力装置、中国漢字入力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の中国漢字入力装置の入力手段として、図10に示すものがある。この中国漢字入力装置の入力手段1は、同図に示すように、複数の入力キー9によって構成され、各入力キー9は、アルファベット1文字に対応したものとなっている。この入力手段1を用いて中国漢字を入力する場合、ユーザは、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列を各入力キー9を操作して入力する。そして、所望のアルファベット文字列が入力された時点で、漢字変換処理を行うことにより、入力されたアルファベット文字列に対応する中国漢字が表示装置に表示される。
【0003】
このように、従来の中国漢字入力装置に用いられている入力手段1は、アルファベット1文字毎に対応した複数の入力キー9から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
中国漢字の中には、その読みに対応するアルファベット文字列の文字数が多いものがある。従って、そのような中国漢字を入力する場合には、ユーザは、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字を1文字ずつ入力する必要があっため、文字入力に多くの時間を要していた。
【0005】
本発明は、かかる従来の問題点を鑑みてなされたもので、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字入力の操作性を向上することができる中国漢字入力装置、中国漢字入力方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の中国漢字入力装置は、アルファベット文字を入力する複数の入力キーを備える入力手段と、複数の中国漢字と、この各中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列とを関連づけて記憶する記憶手段と、入力手段によって入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字を記憶手段から抽出する抽出手段とを備える中国漢字入力装置であって、入力手段は、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列に含まれる複数のアルファベット文字を一括して入力することが可能な複数の入力キーを含むことを特徴とする。
【0007】
これにより、ユーザは、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列中の複数のアルファベット文字を一括して入力することができるため、入力すべき文字数が多い中国漢字の場合であっても、ユーザは、従来よりも少ない操作で所望の中国漢字を抽出することが可能となる。
【0008】
請求項2に記載の中国漢字入力装置では、入力手段は、中国漢字の読みを1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類し、この各音に対応する複数のアルファベット文字を一括して入力することが可能な複数の入力キーを含むことを特徴とする。
【0009】
例えば、「装」という中国漢字の読みは「zhuang」という複数のアルファベット文字で示されるが、この「zhuang」は、「zh」と「uang」の2つの音の組み合わせにより形成される。従って、この「zhuang」を、2つの音「zh」と「uang」とに分類し、この分類に対応する入力キーを備えておく。すると、「装」という中国漢字は、「zh」と「uang」の2つの入力キーを操作することで抽出できる。
【0010】
上記の例のように、中国漢字の読みを1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類し、各音に対応する入力キーを備えておくことで、ユーザは、所望の中国漢字を容易に抽出することが可能となる。
【0011】
請求項3記載の中国漢字入力装置によれば、入力手段は、複数の入力キーを表示する表示画面と、その表示画面上の複数の入力キーの中から任意の入力キーを選択する選択手段とを有し、複数の入力キーは、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第1音入力キーと、第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第2音入力キーとに分類され、第1番目の音が入力される場合、第1音入力キーを第2音入力キーに比較して強調して表示する表示制御手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
中国漢字の読みを1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類すると、その分類された各音は、中国漢字を読む順序として、第1番目に読まれる音と第2番目に読まれる音とに分類することができる。従って、第1番目の音が入力される場合、第1音入力キーを第2音入力キーに比較して強調した表示とすることで、ユーザは、第1音入力キーの中から、所望の入力キーを容易に探し出すことが可能となる。
【0013】
なお、第1音入力キーを強調する表示として、例えば、第2音入力キーよりも明るい色で表示したり、濃い色で表示したり、あるいは、第1音入力キーのみを太線で囲ったりするもの等であると良い。
【0014】
請求項4に記載の中国漢字入力装置のように、選択手段は、第1番目の音が入力される場合、第1音入力キーのみの選択を可能にすることで、ユーザは、誤った操作をすることなく、所望の入力キーのみ操作することができる。なお、第1音入力キーのみの選択を可能にするために、例えば、第2音入力キーの操作があった場合でも、その操作を無効する処置を取ったりすると良い。
【0015】
請求項5に記載の中国漢字入力装置は、記憶手段は、中国漢字毎に第1番目の音とこの第1番目の音に続く第2番目の音とを関連付けて記憶し、抽出手段は、入力手段によって入力された第1番目の音に続いて入力される可能性のある第2番目の音を記憶手段から抽出し、表示制御手段は、第1音入力キーが操作されたとき、抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーを、その他の入力キーに比較して強調して表示することを特徴とする。
【0016】
これにより、ユーザがはじめに入力した第1音入力キーに続く第2音入力キーを容易探し出すことが可能となり、そのために要する操作時間も短縮できる。なお、強調する表示としては、前述のように、第1音入力キーに続く第2音入力キーを、他の入力キーよりも明るい色で表示したり、濃い色で表示したり、あるいは、この第2音入力キーのみを太線で囲ったりするもの等であると良い。
【0017】
請求項6に記載の中国漢字入力装置のように、選択手段は、第1音入力キーが操作されたとき、抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーのみの選択を可能にすることで、ユーザは、誤った操作をすることなく、所望の入力キーのみ操作することができる。
【0018】
請求項7に記載の中国漢字入力装置では、入力手段は、複数の入力キーを表示する表示画面と、その表示画面上の複数の入力キーの中から任意の入力キーを選択する選択手段とを有し、複数の入力キーは、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第1音入力キーと、第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第2音入力キーとに分類され、表示制御手段は、第1番目の音が入力される場合、第1音入力キーのみを表示することを特徴とする。
【0019】
このように、第1番目の音が入力される場合、第1音入力キーのみを表示することで、ユーザは、第1音入力キーの中から、所望の入力キーを容易に探し出すことが可能となり、その結果、操作性も向上される。
【0020】
請求項8に記載の中国漢字入力装置は、記憶手段は、中国漢字毎に第1番目の音と第1番目の音に続く第2番目の音とを関連付けて記憶し、抽出手段は、入力手段によって入力された第1番目の音に続いて入力される可能性のある第2番目の音を記憶手段から抽出し、表示制御手段は、第1音入力キーが操作されたとき、抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーのみを表示することを特徴とする。
【0021】
このように、第2音入力キーを操作する場合にも、抽出手段によって抽出された第2音入力キーのみを表示することで、ユーザは、所望の入力キーを容易に探し出すことが可能となる。
【0022】
請求項9に記載の中国漢字入力装置によれば、第1音入力キーによって入力されたアルファベット文字に対応する音のみからなる中国漢字が、記憶手段によって記憶されている場合、表示制御手段は、第1音入力キーの操作後に、その中国漢字を表示するための漢字変換キーを表示画面に表示することを特徴とする。
【0023】
このように、ユーザは、表示された漢字変換キーを確認することで、第1音入力キーを操作した時点で、中国漢字の候補が存在することを知ることができる。その結果、所望の中国漢字を見落とすことなく、入力することが可能となる。
【0024】
請求項10に記載の中国漢字入力装置では、第1音入力キーによって入力されたアルファベット文字に対応する第1番目の音のみからなる中国漢字が、記憶手段に記憶され、かつ、第2番目の音との組み合わせに対応する中国漢字が記憶手段に記憶されていない場合、表示制御手段は、第1音入力キーの操作後直ちに第1番目の音のみからなる中国漢字を表示手段に表示することを特徴とする。
【0025】
これにより、ユーザは、漢字変換キーを操作することなく、漢字表示画面から所望の漢字を探し出すことができるため、ユーザの操作負担を軽減できる。
【0026】
請求項11〜請求項20に記載した中国漢字入力方法の方法及び作用は、請求項1〜10に記載した中国漢字入力装置と同様であるため、その説明を省略する。
【0027】
請求項21及び22に記載の中国漢字入力装置では、入力手段を、a、ai、an、ang、ao、b、c、ch、d、e、ei、en、eng、er、f、g、h、i、ia、ian、iang、iao、ie、in、ing、iong、iu、j、k、l、m、n、o、ong、ou、p、q、r、s、sh、t、u、ua、uai、uan、uang、ue、ui、un、uo、v、ve、w、x、y、z、zhの57種類のアルファベット文字が各々一括して入力可能な少なくとも57個の入力スイッチを備える構成としている。
【0028】
これにより、ユーザは、殆ど全ての中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列中の複数のアルファベット文字を一括して入力することができるため、入力すべき文字数が多い中国漢字の場合であっても、ユーザは、従来よりも少ない操作で所望の中国漢字を得ることが可能となる。
【0029】
請求項23、24に記載の中国漢字入力装置によれば、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1の音に対応するアルファベット文字の入力に際し有効な入力キーの状態(入力キー自体の視認形態及び/又は入力キーの動作状態)が他の入力キーと異なる状態とされ、第1の音に続く第2の音に対応するアルファベット文字の入力に際し有効な入力キーの状態が他の入力キーと異なる状態とされる。
【0030】
これによりユーザは、第1音入力キーおよび第2音入力キーの中から、所望の入力キーを容易に探し出すことが可能となるので、誤った操作が回避でき、操作性が向上し操作時間が短縮できる。
【0031】
請求項25に記載の中国漢字入力装置によれば、1個の入力キーにより入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字が存在する場合、一回のアルファベット文字入力後に、該当する中国漢字を出力することができるので、一回の入力操作で存在する中国漢字を把握することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における中国漢字入力装置、中国漢字入力方法に関して、図面に基づいて説明する。
【0033】
図1は、本実施形態に係わる中国漢字入力装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の中国漢字入力装置は、入力手段1、及び制御部4によって構成されている。
【0034】
入力手段1は、表示手段2と検出手段3によって構成され、表示手段2はアルファベット文字に対応する複数の入力キーを含む、各種入力キーを表示するための表示画面を有している。この表示画面は、例えば、液晶ディスプレイ等によって構成される。
【0035】
検出手段3は、ユーザによる表示画面上の入力キーへの接触を検出するものであり、例えば、画面の周囲に設けられる複数の受発光器や感圧フィルム等によって構成される。このように、本実施形態では、入力手段1としてタッチパネルを採用しているが、例えば、キーボードやリモコン等を用いても良い。
【0036】
制御部4は、CPU、ROM、RAM、入出力回路、及びこれらの構成を接続するバスラインを備える通常のコンピュータから構成される。ROMには、制御部4が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。その際、制御部4は、記憶手段5、抽出手段6、及び表示制御手段7としての機能を発揮する。
【0037】
記憶手段5は、複数の中国漢字と、各中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列とを関連付けて記憶するものであり、例えば、「電」という中国漢字の場合は、「dian」という中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列を関連付けて記憶している。
【0038】
また、この記憶される各中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列は、この文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字と、この第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字とに分類され、関連付けて記憶されている。例えば、「dian」という読みは、「d」と「ian」とに分類して記憶されている。なお、記憶される中国漢字の中には、アルファベット1文字でその読みが表される中国漢字(例えば、「a」に対応する「阿」等)も含まれる。
【0039】
ここで、本発明者は、操作性の良い中国漢字の入力装置に関して検討するに際して、中国漢字の読みをアルファベット文字列で表した場合に、そのアルファベット文字列の表記方法にある規則性に着目した。
【0040】
すなわち、中国漢字を第1音もしくは第1音と第2音の組み合わせとして考えると、中国漢字の数は優に2万語を超えるにも係わらず、その第1音を表記するためのアルファベット文字(文字列)の数は、図7(a)、(b)に示すような多くても40文字(文字列)程度に収束され、その第1音と組み合わされる第2音を表記するためのアルファベット文字(文字列)の数は、図7(b)、(c)に示すような多くても40文字(文字列)程度に収束されるのである。なお、図7(b)に示すように、第1音を入力するためのアルファベット文字(文字列)と第2音を入力するためのアルファベット文字(文字列)とで共通して使用される文字(文字列)が幾つか存在する。
【0041】
そして、図7(a)〜(c)に示す各アルファベット文字(文字列)は、全体として57文字(文字列)に集約される。従って、これらに対応する入力キーを用意することにより、多くとも2回のキー入力操作によって所望の中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列を入力することが可能になるのである。
【0042】
但し、上述したように、第1音を入力するための入力キーと第2音を入力するための入力キーとはグループ分けできることを考慮し、入力キー操作者の負担を少しでも軽減すべく、第1音の入力時には、上述した多くても40文字(文字列)程度に対応する入力キーを、他の入力キーと識別できる態様で表示することが好ましい。
【0043】
従って、本実施形態においては、記憶手段5は、第1音を入力するための入力キーをカテゴリ▲1▼に属する入力キー、第1音及び第2音を入力するために共通使用される入力キーをカテゴリ▲2▼に属する入力キー、及び第2音を入力するために使用される入力キーをカテゴリ▲3▼に属する入力キーとして、それぞれ分類して記憶する。これにより、第1音入力時と第2音入力時とでそれぞれの入力キーの表示態様を変更することが可能になる。
【0044】
図8に、カテゴリ▲1▼に属する入力キーの文字(文字列)に引き続いて入力されるカテゴリ▲2▼に属する入力キーの文字(文字列)を示す。なお、同図中における空欄(例えば、カテゴリ▲1▼に属する文字「b」に続く、カテゴリ▲2▼に属する文字「e」の欄)は、対応する音が中国漢字の読みにおいて存在しないことを意味する。
【0045】
図9は、カテゴリ▲1▼に属する入力キーの文字(文字列)に引き続いて入力されるカテゴリ▲3▼に属する入力キーの文字(文字列)を示すものである。
【0046】
これら、図8及び図9に示すように、各中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1音と第2音とは、組み合わされるべき関係が記憶されており、これによって関連付けがなされているのである。
【0047】
なお、カテゴリ▲2▼に属する文字(文字列)は、第1音として入力された場合、その第1音のみによって中国漢字の読みを表し、第2音と組み合わされる場合が存在しない。このため、図8及び図9において、カテゴリ▲2▼に属する文字を第1音入力とする組み合わせが存在しないのである。
【0048】
抽出手段6は、入力キーの操作によって入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字を記憶手段5から抽出したり、また、前述の記憶手段5に記憶される図7〜図9に示した規則性を参照して、第1番目に入力された入力キーに続いて読まれる第2番目の音を抽出したりするものである。抽出された中国漢字は、例えば、後述する表示制御手段7によって、表示手段2の表示画面上に表示される。
【0049】
表示制御手段7は、表示手段2の画面表示を制御するもので、例えば、特定の入力キーのみを表示したり、或いは、特定の入力キーを強調して表示したりする。この他、後述する漢字表示画面への切り換えも行う。
【0050】
次に、本実施形態の特徴である中国漢字入力装置の入力処理について、図2のフローチャート、及び図3〜図6の表示手段2の表示画面のイメージ図を用いて説明する。
【0051】
まず、本実施形態において用いられる入力手段1について説明する。本実施形態の入力手段1の入力キーは、図3に示すように、表示手段2の画面上に表示される57個の入力キー9によって実現される。なお、表示画面上には、これらの入力キー9の他に、文字表示部8が表示される。この文字表示部8には、ユーザが操作した入力キーに対応するアルファベット文字や、抽出手段6によって抽出された中国漢字が表示される。
【0052】
同図の入力キー9の各々は、各入力キーに表示されたアルファベット文字(文字列)に対応するものであり、ユーザは、所望の入力キーを操作することで、操作した入力キーに表示されたアルファベット文字(文字列)を入力することができる。そして、この入力キー9の各々は、図7(a)〜(c)に示す各カテゴリの音に対応しており、これらの入力キー9を操作することによって、中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列を入力することができる。
【0053】
次に、図2のフローチャートを用いて、実際にアルファベット文字を入力して、中国漢字が表示されるまでの処理について説明する。先ず、同図のステップS1において、第1番目の音に対応するアルファベット文字の入力が行われる。この時の表示手段2は、表示制御手段7によって、図4に示すような表示となる。すなわち、第1番目の音に対応する入力キー10(以後、第1音入力キー)のみが太線で囲まれた表示となっており、第1音入力キー10が強調して表示される。このような強調した表示以外にも、例えば、他の入力キーよりも明るい色で表示したり、濃い色で表示したりするもの等、入力キー自体の視認形態が異なるものであっても良い。さらに、第1音入力キー10のみを表示する等、入力キーが動作可能な状態であることを示すものであっても良い。
【0054】
ステップS2では、ユーザによって操作された第1音入力キーの音に対応する中国漢字が存在するか否かを判断する。ここで、操作された第1音入力キーの音に対応する中国漢字が存在しない場合には、ステップS5へ処理を移行する。第1音入力に対応する中国漢字が存在し、かつ、第1音入力キーの音に続いて入力される可能性のある第2番目の音(以後、第2音入力キー)が存在する場合には、ステップS3に処理を進める。また、操作された第1音入力キーの音に対応する中国漢字が存在し、第1音入力キーに続いて入力される可能性のある第2音入力キーが存在しない場合には、無条件にステップS7へ処理を移行する。本実施形態では、第1音入力キー10のうち、「m」が入力されたとして説明を進める。なお、「m」は、第2音の入力キーが存在し、かつ、対応する中国漢字も存在するのでステップS3へ処理が進行する。
【0055】
ステップS3では、ステップS1においてユーザが操作した第1音入力キーに続く第2音入力キーに対応する音を、抽出手段6が記憶手段5から抽出し、この抽出された音に対応する第2音入力キーを表示する。このとき、図5に示すように、「m」に続く音に対応する第2音入力キー11を太線で囲んで強調した表示としたり、他の入力キーよりも明るい色で表示したり、濃い色で表示したりするもの等、入力キー自体の視認形態が異なるものであると良い。さらに、この第2音入力キー11のみを表示する等、入力キーが動作可能な状態であることを示すものであっても良い。なお、このとき文字表示部8には、第1音入力キーに対応するアルファベット文字「m」が表示されている。
【0056】
また、ステップS3では、ユーザによって操作された第1音入力キーの音に対応する中国漢字が存在することをユーザに知らせるために、漢字変換キー12を表示画面上に表示する。この漢字変換キー12の表示の際、第2音入力キー11と同様に、同図のような太線で囲んで強調した表示とすると良い。なお、ステップS5の処理は、漢字変換キー12の表示を除き、ステップS3の処理と同様であるため、ステップS5の説明を省略する。
【0057】
ステップS4では、ユーザによって、漢字変換キー12が操作されたか否かを判断する。ここで、漢字変換キー12が操作された場合には、ステップS7に処理を移行し、「m」の読みに対応する中国漢字を画面上に表示する。また、漢字変換キー12の操作がなく、第2音入力キー11の中から入力キーが操作された場合には、ステップS6において、第1音入力キーの音に続く第2音入力キーに対応する中国漢字を抽出する。本実施形態では、第2音入力キー11のうち、「a」がユーザによって操作されたとする。
【0058】
ステップS7では、図6に示すように、第1音入力キーである「m」と、第2音入力キーである「a」との組み合わせの音である「ma」の読みに対応する中国漢字が表示手段2の画面上に表示される。なお、1画面内に「ma」の読みに対応する中国漢字が表示できない場合には、ページ送りキー13を表示画面に表示させて、ユーザがこのページ送りキー11を操作した場合には、残りの「ma」の読みに対応する中国漢字を表示すると良い。また、ユーザは、漢字表示画面を初期画面に戻したいと考える場合も想定されるため、戻りキー14をページ送りキー13とともに表示画面に表示して、戻りキー14が操作された場合には、漢字表示画面に向けてスクロールさせる。さらに、入力済みのアルファベット文字をクリアするためのクリアキーを設けて、入力のやり直しができるようにしても良い。
【0059】
なお、図示していないが、ステップS7において、「ma」に対応する中国漢字がユーザによって選択された場合には、文字表示部8に選択された中国漢字を表示して、再びステップS1に処理を移行する。以後、同様なステップを繰り替えることで、中国漢字の入力操作が行われる。
【0060】
このように、本実施形態の入力手段1は、中国漢字の読みを1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類し、この各音に対応する複数のアルファベット文字を一括して入力することが可能な複数の入力キーを含んでいるため、読みを示すアルファベット文字の文字数が多い中国漢字を入力する場合であっても、ユーザは、少ない操作で所望の中国漢字を入力することが可能となる。
【0061】
また、第1音入力キー10が操作される場合、第1音入力キー10を第2音入力キーに比較して強調した表示等、入力キー自体の視認形態を変えた表示としたり、第1音入力キー10のみを表示する等、入力キーが動作可能な状態であることを示すことで、ユーザは、所望の入力キーを容易に探し出すことが可能となる。同様に、第1音入力キーのうち、ユーザが所望の入力キーを操作したとき、抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キー11を、その他の入力キーに比較して強調して表示したり、第2の入力キー11のみを表示したりすることで、同様な作用効果を得ることができる。
【0062】
その他、第1音入力キー11によって操作されたアルファベット文字に対応する音のみからなる中国漢字が存在するとき、その中国漢字を表示するための漢字変換キー12を表示画面に表示することで、ユーザは、第1音入力キー10の中から所望の入力キーを操作した時点で、中国漢字の候補が存在することを知ることができる。その結果、所望の中国漢字を見落とすことなく、入力することが可能となる。
【0063】
また、第1音入力キー10によって入力されたアルファベット文字に対応する第1番目の音のみからなる中国漢字に続く音がないとき、第1音入力キー10の操作後直ぐに漢字表示画面に切り換えることで、ユーザは、漢字変換キー12を操作することなく、漢字表示画面から所望の漢字を探し出すことができるため、ユーザの操作負担を軽減できる。
【0064】
なお、第1音入力キー10が操作される場合、第1音入力キー10のみの選択を可能にしたり、第1音入力キーのうち、ユーザが所望の入力キーを操作したとき、抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キー11のみの選択を可能にしても良い。すなわち、第1音入力キー10が操作されるべき時に第2音入力キーが操作されても、入力処理をキャンセルするようにする。これにより、ユーザは、誤った操作をすることなく、所望の入力キーのみ操作することができる。
【0065】
また、入力キーの配列は、図3に示されたものに限定されるものではなく、種々の配列が可能であることは言うまでもない。
【0066】
また、例えば、第1音入力キーを第1キー群として捉え、この第1キー群をまとめて表示画面に表示し、中国漢字の第1音に対するアルファベット文字をこの第1キー群より選択させるようにし、第2音入力キーを第2キー群として捉え、第1キー群の表示に替えてこの第2キー群を表示し、中国漢字の第2音に対するアルファベット文字をこの第2キー群より選択させるようにすることもできる。この場合も、上記実施の形態と同様な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる、中国漢字入力装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係わる、中国漢字の入力処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係わる、表示手段2の表示イメージ図である。
【図4】本発明の実施形態に係わる、表示手段2の第1音入力キーの強調表示のイメージ図である。
【図5】本発明の実施形態に係わる、表示手段2の第2音入力キーの強調表示のイメージ図である。
【図6】本発明の実施形態に係わる、表示手段2の漢字表示画面のイメージ図である。
【図7】本発明の実施形態に係わる、中国漢字の読みに対応する音の分類を示した図である。
【図8】本発明の実施形態に係わる、カテゴリ▲1▼に属する音とカテゴリ▲2▼に属する音との組み合わせを示した図である。
【図9】本発明の実施形態に係わる、カテゴリ▲1▼に属する音とカテゴリ▲3▼に属する音との組み合わせを示した図である。
【図10】従来技術に係わる、中国漢字入力装置の入力手段1のイメージ図である。
【符号の説明】
1 入力手段
2 表示手段
3 検出手段
4 制御部
5 記憶手段
6 抽出手段
7 表示制御手段
Claims (25)
- アルファベット文字を入力する複数の入力キーを備える入力手段と、
複数の中国漢字と、この各中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列とを関連づけて記憶する記憶手段と、
前記入力手段によって入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字を前記記憶手段から抽出する抽出手段とを備える中国漢字入力装置であって、
前記入力手段は、前記中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列に含まれる複数のアルファベット文字を一括して入力することが可能な複数の入力キーを含むことを特徴とする中国漢字入力装置。 - 前記入力手段は、前記中国漢字の読みを1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類し、前記各音に対応する複数のアルファベット文字を一括して入力することが可能な複数の入力キーを含むことを特徴とする請求項1記載の中国漢字入力装置。
- 前記入力手段は、前記複数の入力キーを表示する表示画面と、その表示画面上の複数の入力キーの中から任意の入力キーを選択する選択手段とを有し、
前記複数の入力キーは、前記中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第1音入力キーと、前記第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第2音入力キーとに分類され、
前記第1番目の音が入力される場合、前記第1音入力キーを前記第2音入力キーに比較して強調して表示する表示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の中国漢字入力装置。 - 前記選択手段は、前記第1番目の音が入力される場合、前記第1音入力キーのみの選択を可能にすることを特徴とする請求項3記載の中国漢字入力装置。
- 前記記憶手段は、前記中国漢字毎に前記第1番目の音と前記第1番目の音に続く第2番目の音とを関連付けて記憶し、
前記抽出手段は、前記入力手段によって入力された第1番目の音に続いて入力される可能性のある前記第2番目の音を前記記憶手段から抽出し、
前記表示制御手段は、前記第1音入力キーが操作されたとき、前記抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーを、その他の入力キーに比較して強調して表示することを特徴とする請求項3又は4記載の中国漢字入力装置。 - 前記選択手段は、前記第1音入力キーが操作されたとき、前記抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーのみの選択を可能にすることを特徴とする請求項5記載の中国漢字入力装置。
- 前記入力手段は、前記複数の入力キーを表示する表示画面と、その表示画面上の複数の入力キーの中から任意の入力キーを選択する選択手段とを有し、
前記複数の入力キーは、前記中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第1音入力キーと、前記第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第2音入力キーとに分類され、
前記表示制御手段は、前記第1番目の音が入力される場合、前記第1音入力キーのみを表示することを特徴とする請求項2記載の中国漢字入力装置。 - 前記記憶手段は、前記中国漢字毎に前記第1番目の音と前記第1番目の音に続く第2番目の音とを関連付けて記憶し、
前記抽出手段は、前記入力手段によって入力された第1番目の音に続いて入力される可能性のある前記第2番目の音を前記記憶手段から抽出し、
前記表示制御手段は、前記第1音入力キーが操作されたとき、前記抽出手段によって抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーのみを表示することを特徴とする請求項7記載の中国漢字入力装置。 - 前記第1音入力キーによって入力されたアルファベット文字に対応する音のみからなる中国漢字が、前記記憶手段によって記憶されている場合、前記表示制御手段は、前記第1音入力キーの操作後に、その中国漢字を表示するための漢字変換キーを前記表示画面に表示することを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の中国漢字入力装置。
- 前記第1音入力キーによって入力されたアルファベット文字に対応する第1番目の音のみからなる中国漢字が、前記記憶手段に記憶され、かつ、第2番目の音との組み合わせに対応する中国漢字が前記記憶手段に記憶されていない場合、前記表示制御手段は、前記第1音入力キーの操作後直ちに前記第1番目の音のみからなる中国漢字を表示手段に表示することを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の中国漢字入力装置。
- 複数の中国漢字と、それら中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列とを関連づけて記憶し、記憶した中国漢字の中からアルファベット文字を入力する複数の入力キーによって入力されたアルファベット文字列に対応する中国漢字を抽出する中国漢字入力方法であって、前記アルファベット文字列は、当該アルファベット文字列に含まれる複数のアルファベット文字を一括して入力することが可能な入力キーによって入力されることを特徴とする中国漢字入力方法。
- 前記中国漢字の読みを1つ若しくは2つの音の組み合わせに分類し、前記各音に対応する複数のアルファベット文字は、それを一括して入力することが可能な入力キーによって入力されることを特徴とする請求項11記載の中国漢字入力方法。
- 前記複数の入力キーは、表示画面に表示され、その表示画面上の複数の入力キーの中から任意の入力キーを選択することによって、その入力キーに対応したアルファベット文字を入力するものであり、前記表示画面において、前記中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第1音入力キーと、前記第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第2音入力キーとに分類され、前記第1番目の音が入力される場合、前記第1音入力キーが前記第2音入力キーに比較して強調して表示されることを特徴とする請求項12記載の中国漢字入力方法。
- 前記第1番目の音が入力される場合、前記第1音入力キーのみの選択を可能にすることを特徴とする請求項13記載の中国漢字入力方法。
- 前記中国漢字毎に前記第1番目の音と前記第1番目の音に続く第2番目の音とを関連付けて記憶し、前記第1音入力キーによって入力された第1番目の音と関連付けて記憶された前記第2番目の音を抽出し、前記第1音入力キーが操作された後に、前記抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーを、その他の入力キーに比較して強調して表示することを特徴とする請求項13又は14記載の中国漢字入力方法。
- 前記第1音入力キーが操作された後は、前記抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーのみの選択を可能にすることを特徴とする請求項15記載の中国漢字入力方法。
- 前記複数の入力キーは、表示画面に表示され、その表示画面上の複数の入力キーの中から任意の入力キーを選択することによって、その入力キーに対応したアルファベット文字を入力するものであり、前記表示画面において、前記中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第1音入力キーと、前記第1番目の音に続く第2番目の音に対応するアルファベット文字を入力する第2音入力キーとに分類され、前記第1番目の音が入力される場合、前記第1音入力キーのみを表示することを特徴とする請求項12記載の中国漢字入力方法。
- 前記中国漢字毎に前記第1番目の音と前記第1番目の音に続く第2番目の音とを関連付けて記憶し、前記第1音入力キーによって入力された第1番目の音と関連付けて記憶された前記第2番目の音を抽出し、前記第1音入力キーが操作された後に、抽出された第2番目の音に対応する第2音入力キーのみを表示することを特徴とする請求項17記載の中国漢字入力方法。
- 前記第1音入力キーによって入力されたアルファベット文字に対応する音のみからなる中国漢字が記憶されている場合、前記第1音入力キーの操作後に、その中国漢字を表示するための漢字変換キーを前記表示画面に表示することを特徴とする請求項13〜18のいずれかに記載の中国漢字入力方法。
- 前記第1音入力キーによって入力されたアルファベット文字に対応する第1番目の音のみからなる中国漢字が記憶され、かつ、第2番目の音との組み合わせに対応する中国漢字が記憶されていない場合、前記第1音入力キーの操作後直ちに前記第1番目の音のみからなる中国漢字を表示手段に表示することを特徴とする請求項13〜18のいずれかに記載の中国漢字入力方法。
- a、ai、an、ang、ao、b、c、ch、d、e、ei、en、eng、er、f、g、h、i、ia、ian、iang、iao、ie、in、ing、iong、iu、j、k、l、m、n、o、ong、ou、p、q、r、s、sh、t、u、ua、uai、uan、uang、ue、ui、un、uo、v、ve、w、x、y、z、zhの57種類のアルファベット文字が各々一括して入力可能な少なくとも57個の入力キーを有する入力手段と、
前記入力手段により入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字を出力する出力手段と
を有することを特徴とする中国漢字入力装置。 - アルファベット文字を入力する複数の入力キーを備える入力手段と、
複数の中国漢字と、この各中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列とを関連づけて記憶する記憶手段と、
前記入力手段によって入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された中国漢字を出力する出力手段と
を備える中国漢字入力装置であって、
前記入力手段は、a、ai、an、ang、ao、b、c、ch、d、e、ei、en、eng、er、f、g、h、i、ia、ian、iang、iao、ie、in、ing、iong、iu、j、k、l、m、n、o、ong、ou、p、q、r、s、sh、t、u、ua、uai、uan、uang、ue、ui、un、uo、v、ve、w、x、y、z、zhの57種類のアルファベット文字が各々一括して入力可能な少なくとも57個の入力キーを備えることを特徴とする中国漢字入力装置。 - 前記入力手段は、前記中国漢字の読みに対応するアルファベット文字列の第1番目の音に対応するアルファベット文字と該第1の音に続く第2の音に対応するアルファベット文字とを順に入力可能とするものであって、前記第1の音に対応するアルファベット文字の入力に際し有効な前記入力キーの状態が他の入力キーと異なる状態とされ、前記第2の音に対応するアルファベット文字の入力に際し有効な前記入力キーの状態が他の入力キーと異なる状態とされることを特徴とする請求項21又は22記載の中国漢字入力装置。
- 前記入力キーの状態とは、該入力キー自体の視認形態及び/又は入力キーの動作状態のことを指す請求項23記載の中国漢字入力装置。
- 1個の前記入力キーにより入力されたアルファベット文字に対応する中国漢字が存在する場合、出力手段は、前記入力手段による一回のアルファベット文字入力後に、該当する中国漢字を出力することを特徴とする請求項21〜24のいずれかに記載の中国漢字入力装置。
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