JP2004014470A - Icソケット - Google Patents

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Takahiro Oikawa
及川 隆宏
Tamakuni Karijuku
狩宿 玉国
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Abstract

【課題】ICパッケージの角部に当接する回動可能な位置決めガイド部材、あるいはICパッケージの側部に当接する可動可能な位置決めガイド部材によってICパッケージをセンター合わせして位置決めすることができる。
【解決手段】ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、前記ICパッケージを四隅から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着されたICパッケージの位置決めを行ってセンター合わせをするICソケットに関するもので、特に、ICパッケージのセンター合わせを行うためにICパッケージの四隅の角部か、あるいはまた四方の側辺かのいずれかを押して位置決めする位置決め機構を有するICソケットに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気部品としてのICパッケージ等が装着されるICソケットにおいては、ソケット本体上に搭載されるICパッケージのセンター合わせを行って位置決めして電気的な接続を行うICソケットが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこのようなICソケットは、ICソケットの中心、すなわちセンターに対して、ICパッケージのセンターを合せるようにICソケットの4辺のICパッケージ位置決め部の寸法を調整して製作している。そのために、ソケット位置決め部のセンターでの寸法が左右や上下で、ずれてしまって、常に同じ位置での接触が困難であり、また、測定したICパッケージ外形寸法外のものは位置決め部にかみ込み、またはがたつきが大きくICパッケージのパット部に接触しない可能性が発生する等の恐れも見られる。
【0004】
従って、本発明の目的は、このような従来における問題を解決するために、ICパッケージの角部に当接する回動可能な位置決めガイド部材か、あるいはICパッケージの側部に当接する可動可能な位置決めガイド部材によってICパッケージをセンター合わせして位置決めすることができる位置決め機構を有するICソケットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、前記ICパッケージを四隅から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明のICソケットは、前記位置決め機構が、前記ICパッケージの角部に当接する位置決めガイド部材を有することを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明のICソケットは、前記位置決めガイド部材が、ソケット本体に回動可能に枢支され、かつカバー部材の押し下げに連動して回動されることを特徴とする。
【0008】
さらにまた、本発明のICソケットは、前記カバー部材が、前記位置決めガイド部材を押し下げて回動するガイド開放部材を有することを特徴とする。
【0009】
本発明のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、前記ICパッケージを四方の側辺から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のICソケットは、前記位置決め機構が、前記ICパッケージの側部に当接する位置決めガイド部材を有することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明のICソケットは、前記位置決めガイド部材が、ソケット本体に滑動可能に設けられていてカバー部材の押し下げによって回動されるパッケージ押圧機構と連動されていることを特徴とする。
【0012】
さらにまた、本発明のICソケットは、前記パッケージ押圧機構が、前記ICパッケージの側部を押圧して保持する回動可能な押圧レバー部材に、前記位置決めガイド部材を連結バー部材を介して連結していることを特徴とする。
【0013】
本発明のICソケットは、前記位置決めガイド部材が、ばね部材によって弾性附勢されていることを特徴とする。
【0014】
また、本発明のICソケットは、前記ICパッケージがグリッド・アレイ・タイプであることを特徴とする。
【0015】
本発明のその他の目的や特徴および利点は、添付図面に示される本発明のICソケットの実施形態についての以下の詳細な説明から明らかである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1乃至図5は、本発明のICソケットの実施例1を示す図で、図1は、本発明の実施例1におけるICソケットを示す平面図、図2は、図1の本発明のICソケットの位置決め機構を初期状態で示す縦断面部分図で、図3は、図2の位置決め機構をパッケージ挿入状態で示す縦断面部分図、図4は、図3の位置決め機構をパッケージセンター合わせ状態で示す縦断面部分図で、図5は、図4の位置決め機構をパッケージ測定状態で示す縦断面部分図である。
【0017】
図示されるように、本発明の実施例1におけるICソケット1は、ICパッケージ10を装着して電気的接続を形成する複数個のコンタクト9を有するオープントップ・タイプのICソケットであって、ソケット本体2と、上下動可能なカバー部材3と、ソケット本体2に取付けられてICパッケージ10が装着されるパッケージ装着部12を有する台座4と、台座4上に配置されたICパッケージ10を保持する押圧レバー部材6を有するパッケージ押圧機構5と、台座4上のICパッケージ10の位置を調整して位置決めしてセンター合わせを行う位置決めガイド部材8を有する位置決め機構7と、ICパッケージ10の外部端子11と電気的に接続される複数個のコンタクト9とから構成されている。
【0018】
また、本実施例においては、ICパッケージ10にはグリッド・アレイ・タイプのICパッケージが用いられており、半球状または球状の半田ボール等の外部端子11を有している。なお、本発明において用いられるICパッケージ10には、グリッド・アレイ・タイプのICパッケージに限られるものではなく、他の同様なタイプのICパッケージを用いることができるのは勿論である。
【0019】
本発明のICソケット1において、ソケット本体2は、固定の基板14を周辺部分に有しており、中央部分には複数個のコンタクト9が固設されていて、コンタクト9がそれぞれ上方に延びており、ソケット本体2に取付けられた台座4にコンタクト9の上端部9aが下から差し込まれて、この上端部9aにICパッケージ10の外部端子11が係合されるように楔形やV字形または半円形状の切欠き9bが形成されている。従って、これらコンタクト9は、台座4の上面部分に位置された上端部9aの上に、ICパッケージ10のほぼ半球状または球状の、半田ボール、および金パッド等の外部端子11がそれぞれ載置されて電気的に接触されて接続できるように形成されている。
【0020】
また、上下動可能なカバー部材3は、枠形を成していて、基板14の周辺部分の上に位置するように配置されており、複数個のばね部材20によって上下動可能に弾性支持されており、内側部分にICパッケージ10を装着するための開口部13が設けられると共に、台座5に対してパッケージ装着部12を形成していて、さらに、このようなパッケージ装着部12に対応して、ICパッケージ10の4隅の角部を位置決めするために一対の位置決めガイド部材8を有する位置決め機構7が台座4の四隅にそれぞれ設けられている。
【0021】
さらにまた、カバー部材3の内側には、位置決め機構7の位置決めガイド部材8の一端部を押圧して位置決めガイド部材8を枢動するようにガイド開放部材16が設けられている。
【0022】
台座5は、コンタクト9のための多数のテーパー付の孔24が格子状に設けられていて、コンタクト9の上端部9aが挿入し易いように形成されており、さらに、ソケット本体2の基板4に対して取り外し自在に取付けられるように台座4の周辺部から下方に延びるアーム部材17の先端に係止爪部18が設けられていて、ソケット本体2の基板4に設けられた係合受け部19に対して取外し自在に係止、離脱できるようになっている。
【0023】
ソケット本体2の4つの側辺にそれぞれ設けられたパッケージ押圧機構5は、ICパッケージ10を押圧して保持できるように構成されており、台座5上に載置されたICパッケージ10を保持するための回動可能な押圧レバー部材6を有している。押圧レバー部材6は、外方側の一端部において枢支ピン21によってソケット本体2に回動可能に枢支されており、他方の内方側の端部に、ICパッケージ10を台座5に対して押圧して挟持するための挟持部22が設けられている。さらに、この押圧レバー部材6は、側面のほぼ中央部分に操作ピン23が突出して設けられており、上下動可能なカバー部材3に連動された適宜な作動部材にこの操作ピン23が嵌合されていて、カバー部材3を下方に押し下げることによって押圧レバー部材6を枢支ピン21周りに回動して挟持部22によって、台座4上に載置されたICパッケージ10の周辺部のモールド部分を押圧して台座5との間に挟持したり、あるいはまた挟持状態から開放することができるように形成されている。
【0024】
位置決め機構7は、台座4のパッケージ装着部12上に載置されたICパッケージ10の角部の位置に対応して設置されており、ソケット本体2に回動可能に枢支された一対の位置決めガイド部材8と、この位置決めガイド部材8の一端を弾性支持するばね部材15と、位置決めガイド部材8の一端を押圧して位置決めガイド部材8を回動するようにカバー部材3に設けられたガイド開放部材16とを有しており、ICパッケージ10の各角部を挟んでほぼ直交する方向に位置決めガイド部材8がそれぞれ設けられていて、各一対宛の位置決めガイド部材8によってICパッケージ10に対して四方から均一な力をもって押圧して、ソケット本体2の中央部に対してICパッケージ10を正確に位置決めすることができるように構成されている。また、このような位置決め機構7は、図1に示されるように星印の箇所に、図示の如くに8箇所に設置されるようになっており、従って、四組の位置決め機構7が設けられている。
【0025】
特に、このような本発明のICソケット1の位置決め機構7においては、図2に示されるように、各位置決めガイド部材8は、ほぼ台形状をしたガイド本体部8aと、ガイド本体部8aを台座4に対して支持ピン8dによって枢支するように下方に延びる枢支耳部8bと、ガイド本体部8aから外方に向って突出するように延びる作動端部8cとを有している。
【0026】
このように構成された本発明のICソケット1において、例えばICパッケージ10をICソケット1に挿入して測定する場合には、図2に示されるフリー状態のICソケット1において、先ず、カバー部材3を押し下げれば、このカバー部材3の押し下げによって、パッケージ押圧機構5の押圧レバー部材6が枢支ピン21周りに回動されて先端の挟持部22が上方に持ち上げられて、図3に示されるように開かれた状態になると共に、カバー部材3のガイド開放部材16によって位置決め機構7の位置決めガイド部材8の作動端部8cが下方に押されて、枢支耳部8bの支持ピン8d周りに枢動され、ガイド本体部8aの側部が外方に開かれるようになる。
【0027】
このような位置決めガイド部材8が開かれた図3の状態において、ICパッケージ10をICソケット1内に挿入して台座4上に載置させる。そして、カバー部材3の押圧を止めてカバー部材3を自由にすれば、カバー部材3は、押し上げ用のばね部材20によって上方に押し上げられて、図4の状態になって、パッケージ押圧機構5の押圧レバー部材6が内方に回動されて閉じられるようになると共に、ガイド開放部材16が位置決めガイド部材8の作動端部8cから離れるので、位置決めガイド部材8の作動端部8cがばね部材15によって上方に押し上げられ、ガイド開放部材8のガイド本体部8aがICパッケージ10の側部に当接されてICパッケージ10を内方に押してセンター合わせを行って位置決めが完了された後に、押圧レバー部材6が完全に閉じられるようになる。
【0028】
この時に、ガイド開放部材8は、ICパッケージ10の角部を間にして両側の隣接のガイド開放部材8、8がICパッケージ10にそれぞれ作用する力が合成されて、ICパッケージ10の対角線方向に作用する力として中心に向って作用するので、四隅の8つのガイド開放部材8によってICパッケージ10が四方向から均一な力で押されるために、力がバランスするICソケット1の中央部の位置においてICパッケージ10が止まってセンター合わせが行なわれ、図4に示されるパッケージセンター合わせ状態となる。
【0029】
これに続いて、カバー部材3は、さらに上方に押し上げられて、パッケージ押圧機構5の押圧レバー部材6がさらに閉じる方向に回動されて押圧レバー部材6の先端の挟持部22がICパッケージ10の側辺部に接触されて押圧するようになるので、ICパッケージ10がICソケット1にしっかりと装着されて固定され、測定可能な図5の状態になる。
【0030】
このように、本発明のICソケット1においては、ばね部材15によって弾性附勢された位置決めガイド部材8を有する位置決め機構6によって、図1に星印で示される位置においてICパッケージ10を内方側に押し付けて四方から均一な力によってICパッケージ10を中央部分に押圧された状態で、押圧レバー部材6が閉まり、ICパッケージ10の外部端子11である半田ボールがコンタクト9の上端部9aと接触して電気的に接続されるために、ICパッケージ10がセンター位置に常に正確に、かつ確実に位置決めされるので、常にセンター合わせされた正確な位置においてICパッケージ10の測定が可能となり、一定した測定を行うことができる。また、ICパッケージ10を四方から均一な力で押すために、力がバランスするICソケット1の中央部にICパッケージ10がしっかりと位置決めされて保持され、ICパッケージ10の位置決めが好適に行なわれて、位置決め時間が短縮されるようになり、作業の効率化を図ることができるようになる。
【0031】
さらに、このように構成された本発明のICソケット1においては、ICソケット1へのICパッケージ10の挿入作業がロボット等の自動機や、手作業によって好適に行うことができ、本発明のICソケット1における位置決め機構6によってICパッケージ10を正確に位置決めできて、ICパッケージ10のICソケット1への実装作業の効率を向上し、かつ改善することが出来る。
【0032】
(実施例2)
図6乃至図10は、本発明のICソケットの実施例2を示す図で、図6は、本発明の実施例2におけるICソケットを示す平面図、図7は、図6の本発明のICソケットの位置決め機構を初期状態で示す縦断面部分図で、図8は、図7の位置決め機構をパッケージ挿入状態で示す縦断面部分図、図9は、図8の本発明のICソケットの位置決め機構をパッケージセンター合わせ状態で示す縦断面部分図で、図10は、図9の位置決め機構をパッケージ測定状態で示す縦断面部分図である。
【0033】
図示されるように、本発明の実施例2におけるICソケット50は、ICパッケージ60を装着して電気的接続を形成する複数個のコンタクト59を有するオープントップ・タイプのICソケットであって、先の実施例1のICソケットと基本的な構成は実質的にほぼ同じであり、位置決め機構57の構成が幾分異なっているだけなので、同一部分についての詳細な説明を省略するものとする。
【0034】
図示されるように、本発明の実施例2におけるICソケット50は、ソケット本体52と、上下動可能なカバー部材53と、ソケット本体52に取付けられてICパッケージ60が装着されるパッケージ装着部62を有する台座54と、台座54上に配置されたICパッケージ60を保持する押圧レバー部材56を有するパッケージ押圧機構55と、台座54上のICパッケージ60の位置を調整して位置決めしてサンター合わせを行う位置決めガイド部材58を有する位置決め機構57と、ICパッケージ60の外部端子61と電気的に接続される複数個のコンタクト59とから構成されている。
【0035】
また、本発明のこの実施例2においても、ICパッケージ60にはグリッド・アレイ・タイプのICパッケージが用いられており、半球状または球状の、半田ボール、および金パッド等の外部端子61を有しているが、なお、本発明において用いられるICパッケージ60には、このようなグリッド・アレイ・タイプのICパッケージに限られるものではなく、他の同様なタイプのICパッケージを用いることができるのは勿論である。
【0036】
本発明のICソケット50において、ソケット本体52は、固定側の基板を周辺部分に有しており、中央部分には複数個のコンタクト59が固設されていて、コンタクト59がそれぞれ上方に延びており、ソケット本体52に着脱可能に取付けられた台座54の孔74に、コンタクト59の上端部59aが下から差し込まれて、この上端部59aにICパッケージ60の外部端子61が係合されるように楔形やV字形または半円形状の切欠き59bが形成されている。従って、これらコンタクト59は、台座54の孔74内に差し込まれた上面部分に位置された上端部59aの上に、ICパッケージ60のほぼ半球状または球状の半田ボール等の外部端子61がそれぞれ載置されて電気的に接触されて接続できるように形成されている。
【0037】
また、上下動可能なカバー部材53は、枠形またはフレーム形をなしていて、基板64の周辺部分の上に位置するように配置されており、複数個のばね部材70によって上下動可能に弾性支持されていて、内側部分にICパッケージ60を挿入するための開口部63が設けられると共に、台座54に対してパッケージ装着部62が形成されており、さらに、このようなパッケージ装着部62に対応して、ICパッケージ60の四方の側辺部を位置決めするために位置決めガイド部材58を有する位置決め機構57が台座54の四方の側辺部のほぼ中央に設けられている。
【0038】
さらにまた、カバー部材53の内側には、位置決め機構57の位置決めガイド部材58の一端部を押圧して位置決めガイド部材58を滑動するように押圧レバー部材56と連結する連結バー部材66が設けられている。
【0039】
ソケット本体52の4つの側辺にそれぞれ設けられたパッケージ押圧機構55は、ICパッケージ60を押圧して保持できるように構成されており、台座54上に載置されたICパッケージ60を保持するための回動可能な押圧レバー部材56を有している。この押圧レバー部材56は、外方側の一端部において枢支ピン71によってソケット本体52に回動可能に枢支されており、他方の内方側の端部に、ICパッケージ60を台座54に対して押圧して挟持するための挟持部72が設けられている。従って、この押圧レバー部材56は、上下動可能なカバー部材53に連動されていて、カバー部材53が上下動されることによって押圧レバー部材56が枢支ピン71周りに回動して挟持部72によって、台座54上に載置されたICパッケージ60の周辺部のモールド部分を押圧して台座54との間に挟持したり、あるいはまた挟持状態から開放することができるように形成されている。
【0040】
位置決め機構57は、台座54のパッケージ装着部62上に載置されたICパッケージ60の側辺部のほぼ中央の位置に対応して設置されており、台座54の側辺部に滑動可能に設けられた位置決めガイド部材58と、この位置決めガイド部材58を弾性附勢するばね部材55と、押圧レバー部材56を位置決めガイド部材58と連結するように設けられた連結レバー部材66とを有しており、ICパッケージ60の各側辺部を押して中心部に向って位置決めしてセンター合わせを行うようにそれぞれ設けられていて、位置決めガイド部材58によってICパッケージ60に対して四方から均一な力をもって押圧して、ソケット本体52の中央部に対してICパッケージ60を正確に位置決めしてセンター合わせを行うことができるように構成されている。
【0041】
パッケージ押圧機構55の押圧レバー部材56と、位置決め機構57の位置決めガイド部材58とを連結する連結バー部材66は、本実施例においては、押圧レバー部材56との連結部に切欠き68が設けられており、この切欠き68に連結ピン67が係合されて間隙Sによる遊びをもって連結されていて、押圧レバー部材56の回動が開始されても、直ちに連結バー部材66が作動されずに幾分かの遊びの後に、作動されるように空動きをもって連結されるように、図示される如く連結バー部材66が連結ピン67によって間隙Sを介して押圧レバー部材56に連結されており、この間隙Sが遊びを形成している。また、連結バー部材66の他端は、係合ピン69によって位置決めガイド部材58と係合されて連結されている。
【0042】
従って、図7の初期状態において、カバー部材53が下方に押圧されると、押圧レバー部材56は、先ず、枢支ピン71周りに、図7で反時計方向に、回動されて開放されるが、この時に、連結バー部材66は、押圧レバー部材56の回動が始まって間隙Sに相当する部分だけ連結ピン67が連結レバー部材66に対して切欠き68内を図示で左方向に空動きして間隙Sが零になった状態で、押圧レバー部材56の回動に追従して連結バー部材66が横方向に作動されて、位置決めガイド部材58が滑動されるようになり、ICパッケージ60の側辺部分から離されて図8に示される押圧レバー部材56が開放された状態になり、この開放状態においてICパッケージ60を挿入することができるようになる。また、この状態で、ばね部材65は押圧されて圧縮された状態にある。
【0043】
この図8の開放状態において、ICパッケージ60を挿入して台座54の上に載置して、カバー部材53の押し下げを止めてカバー部材53を自由にすると、カバー部材53は、カバー部材53を弾性支持しているばね部材70によって上方に押し上げられて、押圧レバー部材56が枢支ピン71周りに図示で時計方向に回動される。この時に、位置決めガイド部材58は、ばね部材65によって内方に向って押されて台座54の中央に向って滑動されて、先ず、ICパッケージ60の側辺に当接してICパッケージ60を内方に向って矢印の方向に押して台座54上を滑動させて中央の方向に向ってセンター合わせを行ってICパッケージ60を位置決めする。
【0044】
こうして、ICパッケージ60のセンター合わせを行ってICパッケージ60を正確な位置に位置決めした後は、未だ、押圧レバー部材56は、完全に閉まった状態になく、さらに回動し得るので、図9に示されるように連結ピン67が連結バー部材66に対して空動きして切欠き68内を動き、押圧レバー部材56が十分に閉じるように回動されて挟持部72がICパッケージ60の側辺部分に当接した状態になって図10に示されるように押圧するようになる。
【0045】
このように構成された本発明のICソケット50の位置決め機構57においては、パッケージ押圧機構55の押圧レバー部材56と連結バー部材66によって連結されてばね部材65によって押圧された滑動可能な位置決めガイド部材58を有する位置決め機構57によって、図6に星印によって示される位置においてICパッケージ60を内方側に押して矢印で示されるように四方から均一な力によってICパッケージ60を中央部分に向って押圧された状態で押圧レバー部材56が閉まり、ICパッケージ60の外部端子61である半田ボールがコンタクト59の上端部59aと接触して電気的に接続されるために、ICパッケージ60がセンター位置に常に位置決めされるので、常に同じ位置においてICパッケージ60の測定が可能となり、一定した測定を行うことができる。また、ICパッケージ60を四方から均一な力で押すために、力がバランスするソケット中央部にICパッケージ60がしっかりと位置決めされて保持され、ICパッケージ60の位置決めが好適に行なわれて、位置決め時間が短縮されるようになり、作業の効率化を図ることができるようになる。
【0046】
さらに、このように構成された本発明のICソケット50においては、ICソケット50へのICパッケージ60の挿入作業がロボット等の自動機や、手作業によって好適に行うことができ、本発明のICソケット50における位置決め機構6によってICパッケージ60を正確に位置決めしてセンター合わせを行うことができて、ICパッケージ60のICソケット50への実装作業の効率を向上し、かつ改善することが出来る。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、前記ICパッケージを四隅から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有するので、ICパッケージを四隅においてしっかりと押して位置決めすることができ、ICパッケージを内方側に押して四方から均一な力によって中央部分に向って押圧された状態で押圧レバー部材が閉まり、ICパッケージの外部端子がコンタクトと接触して電気的に接続され、ICパッケージがセンター位置に常に位置決めされ、常に同じ位置においてICパッケージの測定が可能となって一定した測定を行うことができ、ICパッケージを四方から均一な力で押すために、力がバランスするソケット中央部にICパッケージがしっかりと位置決めされて保持され、ICパッケージの位置決めが好適に行なわれて、位置決め時間が短縮されるようになり、作業の効率化を図ることができるようになる。
【0048】
本発明の請求項2記載のICソケットは、前記位置決め機構が、前記ICパッケージの角部に当接する位置決めガイド部材を有するので、ICパッケージを対角線方向に内方側に押して均一な力によってICパッケージを中央部分に向って押圧することができ、ICパッケージを四方から均一な力で押すために、力がバランスするソケット中央部にICパッケージがしっかりと位置決めされて保持され、位置決めが好適に行なわれるようになる。
【0049】
本発明の請求項3記載のICソケットは、前記位置決めガイド部材が、ソケット本体に回動可能に枢支され、かつカバー部材の押し下げに連動して回動されるので、ICパッケージを四方から均一な力によって中央部分に向って押圧し、ICパッケージがセンター位置に常に位置決めされる。
【0050】
本発明の請求項4記載のICソケットは、前記カバー部材が、前記位置決めガイド部材を押し下げて回動するガイド開放部材を有するので、簡単な構成に、安価に製作することができる。
【0051】
本発明の請求項5記載のICソケットは、ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、前記ICパッケージを四方の側辺から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有するので、ICパッケージを四方から均一な力によって中央部分に向って押圧し、ICパッケージの位置決めが好適に行なわれて、位置決め時間が短縮されるようになり、作業の効率化を図ることができるようになる。
【0052】
本発明の請求項6記載のICソケットは、前記位置決め機構が、前記ICパッケージの側部に当接する位置決めガイド部材を有するので、ICパッケージを好適にセンター合わせして位置決めすることができる。
【0053】
本発明の請求項7記載のICソケットは、前記位置決めガイド部材が、ソケット本体に滑動可能に設けられていてカバー部材の押し下げによって回動されるパッケージ押圧機構と連動されているので、ICパッケージを四方から均一な力によって中央部分に向って押圧し、ICパッケージの位置決めが好適に行なわれて、位置決め時間が短縮されるようになり、作業の効率化を図ることができるようになる。
【0054】
本発明の請求項8記載のICソケットは、前記パッケージ押圧機構が、前記ICパッケージの側部を押圧して保持する回動可能な押圧レバー部材に、前記位置決めガイド部材を連結バー部材を介して連結しているので、簡単な構成に、安価に製作することができる。
【0055】
本発明の請求項9記載のICソケットは、前記位置決めガイド部材が、ばね部材によって弾性附勢されているので、ICパッケージを四方から均一な力によって中央部分に向って押してセンター合わせすることができ、位置決めを好適に行うことができる。
【0056】
本発明の請求項10記載のICソケットは、前記ICパッケージがグリッド・アレイ・タイプであるので、ICパッケージを良好に装着することができ、かつ簡単な構造にICソケットを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるICソケットを示す平面図である。
【図2】図1の本発明のICソケットの位置決め機構を初期状態で示す縦断面部分図である。
【図3】図2の位置決め機構をパッケージ挿入状態で示す縦断面部分図である。
【図4】図3の位置決め機構をパッケージセンター合わせ状態で示す縦断面部分図である。
【図5】図4の位置決め機構をパッケージ測定状態で示す縦断面部分図である。
【図6】本発明の実施例2におけるICソケットを示す平面図である。
【図7】図6の本発明の実施例2におけるICソケットの位置決め機構を初期状態で示す縦断面部分図である。
【図8】図7の位置決め機構をパッケージ挿入状態で示す縦断面部分図である。
【図9】図8の位置決め機構をパッケージセンター合わせ状態で示す縦断面部分図である。
【図10】図9の位置決め機構をパッケージ測定状態で示す縦断面部分図である。
【符号の説明】
1   ICソケット
2   ソケット本体
3   カバー部材
4   台座
5   パッケージ押圧機構
6   押圧レバー部材
7   位置決め機構
8   位置決めガイド部材
9   コンタクト
10  ICパッケージ
11  外部端子
12  パッケージ装着部
13  開口部
14  基板
15  ばね部材
16  ガイド開放部材
17  アーム部材
18  係止爪部
19  係合受け部
20  ばね部材
21  枢支ピン
22  挟持部
23  操作ピン
24  孔
50  ICソケット
52  ソケット本体
53  カバー部材
54  台座
55  パッケージ押圧機構
56  押圧レバー部材
57  位置決め機構
58  位置決めガイド部材
59  コンタクト
60  ICパッケージ
61  外部端子
62  パッケージ装着部
63  開口部
64  基板
65  ばね部材
66  連結バー部材
67  連結ピン
68  切欠き
69  係合ピン
70  ばね部材
71  枢支ピン
72  挟持部
74  孔

Claims (10)

  1. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、
    前記ICパッケージを四隅から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有することを特徴とするICソケット。
  2. 前記位置決め機構は、前記ICパッケージの角部に当接する位置決めガイド部材を有することを特徴とする請求項1記載のICソケット。
  3. 前記位置決めガイド部材は、ソケット本体に回動可能に枢支され、かつカバー部材の押し下げに連動して回動されることを特徴とする請求項2記載のICソケット。
  4. 前記カバー部材は、前記位置決めガイド部材を押し下げて回動するガイド開放部材を有することを特徴とする請求項3記載のICソケット。
  5. ICパッケージを挿入して電気的接続を形成するコンタクトを有するオープントップ・タイプのICソケットにおいて、
    前記ICパッケージを四方の側辺から中心に向って押して位置決めする位置決め機構を有することを特徴とするICソケット。
  6. 前記位置決め機構は、前記ICパッケージの側部に当接する位置決めガイド部材を有することを特徴とする請求項5記載のICソケット。
  7. 前記位置決めガイド部材は、ソケット本体に滑動可能に設けられていてカバー部材の押し下げによって回動されるパッケージ押圧機構と連動されていることを特徴とする請求項6記載のICソケット。
  8. 前記パッケージ押圧機構は、前記ICパッケージの側部を押圧して保持する回動可能な押圧レバー部材に、前記位置決めガイド部材を連結バー部材を介して連結していることを特徴とする請求項7記載のICソケット。
  9. 前記位置決めガイド部材は、ばね部材によって弾性附勢されていることを特徴とする請求項4または8記載のICソケット。
  10. 前記ICパッケージがグリッド・アレイ・タイプであることを特徴とする請求項1または5記載のICソケット。
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