JP2004016607A - 電気掃除機 - Google Patents

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Koichi Umezawa
梅澤 功一
Takanori Nishiyama
西山 高徳
Hiroshi Takeuchi
竹内 洋
Wataru Yamamoto
山本 亘
Koji Iwase
岩瀬 幸司
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Abstract

【課題】集塵効率を向上しつつ小型化が図れるサイクロン方式電気掃除機を提供する。
【解決手段】円筒形の集塵室を備えた掃除機本体と、ホースと、吸口体を備えた電気掃除機において、前記集塵室を横姿勢で配置し、送風機と電源供給部を前記集塵室の円筒の中心軸方向に並設するようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒形の集塵室に渦巻流を発生させることで吸気流から塵埃を除去するサイクロン方式の電気掃除機に関するものであり、特に集塵効率を向上しつつコンパクトな形態を備えた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は使い捨て集塵袋を備えた電気掃除機が主流であったが、近年はサイクロン方式と呼ばれる電気掃除機が注目されている。
【0003】
このサイクロン方式の電気掃除機は、円筒形の集塵室を備え、この集塵室の上部側面に円周方向から空気を取り込む吸気口を設けるとともに、前記円筒形の集塵室の中心軸下方に排気口を設け、この排気口に前記集塵室の空気を排出する送風機を取り付ける構造を備えている。
【0004】
このサイクロン方式の電気掃除機によれば、前記吸気口から吸い込まれた塵埃を含んだ空気流は円筒形の内壁面に沿って渦巻流を形成して、円筒形の内壁面の上部から下部に流れて前記排出口から集塵室の外に排出される。この際、渦巻流に含まれる塵埃は、集塵室の内壁面に沿って移動して集塵室の底面に集められ、空気流は集塵室に塵埃を残して排出されるので、電気掃除機としての機能を果たすことができる。このようなサイクロン方式の電気掃除機は、例えば、特開2002−17636号などに開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記サイクロン方式の電気掃除機は、円筒形の集塵室を採用するために、本体の小型化が大きな課題となる。例えば、前記従来例は、集塵室を本体の前部に縦姿勢で配置することで小型化を図っているが、円筒形の集塵室を縦姿勢で配置するため、全高が高くなり、未だ、全体のボリューム感が大きくなっている。更に、サイクロン方式では、大きな塵埃は除去できるものの、小さな塵埃は除去でき難い課題を備えているため、集塵室と送風機の間に小さな塵埃を採取するフイルタを備えている。このため、このサイクロン方式では、このフイルタに付着した塵埃の除去も必要である。したがって、このフイルタの清掃回数を減らすことも重要となっている。即ち、このフイルタの前での集塵効率をあげることが課題となっている。更には、これら集塵室とフイルタのメンテナンスの向上も課題である。
【0006】
そこで、この発明の目的は、集塵効率を向上しつつ小型化が図れる電気掃除機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電気掃除機は、前記目的を達成するために、円筒形の集塵室を備えた掃除機本体と、ホースと、吸口体を備えた電気掃除機において、
前記集塵室を横姿勢で配置し、送風機と電源供給部を前記集塵室の円筒の中心軸方向に並設するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図22を参照して詳細に説明する。図1から図10はこの発明に係る電気掃除機の第1の実施の形態、図11、図12は第2の実施の形態、図13と図14が第3の実施の形態、図15と図16が第4の実施の形態、図17から図20が第5の実施の形態、図21と図22が第6の実施の形態を示している。なお、以下の説明において、同一部位や機能、箇所などは同一符号を持って示し重複した説明を省略する。
(第1の実施の形態)
先ず、図1を参照して、この実施の形態である電気掃除機1の概略構造を説明する。図1は使用状態の外観斜視図である。この実施の形態に係る電気掃除機1は、サイクロン方式の集塵機構を備えた掃除機本体100と、吸込ホース200と、手元ハンドル部300と、延長管400と、吸口体500を備えている。
【0009】
この電気掃除機1によれば、使用者は前記手元ハンドル部300を保持して前記延長管400を介して吸口体500の動作を操作し、この吸口体500を介して床面Gの塵埃を吸い取って、前記延長管400、前記吸込ホース200を介して前記掃除機本体100に吸引することができる。更に、前記吸込ホース200を介して前記手元ハンドル部300に接続される前記掃除機本体100は、一対の主車輪101と自在車輪102を備えて、使用者が前記手元ハンドル部300を保持して移動する動作に追随する動きをとることができる。
【0010】
前記掃除機本体100は、その後方の両側に大きな前記主車輪101が配置され、底面前部には1個の前記自在車輪102が配置されている。また前記掃除機本体100の前側には、ホース接続部103が配置され、このホース接続部103に前記吸込ホース200を取り付けることにより、前記手元ハンドル部300を介して床面Gを移動させることができる。
【0011】
更に、この掃除機本体100は、前記ホース接続部103に本体ハンドル部104を備えており、この本体ハンドル部104を保持して搬送を行うこともできる。
【0012】
また、この実施の形態では、前記掃除機本体100の前後にショルダベルト取付部105を備え、このショルダベルト取付部105にショルダベルト106を取り付けることにより、肩に掛けて搬送または、この搬送姿勢で清掃作業を行うことができる。
【0013】
そして、この掃除機本体100の大きな特徴は、内部に配置した機構部の配置を工夫することにより、集塵効率を向上しつつ小型化を図ったことにある。即ち、図1の下部枠内に表した掃除機本体100の水平断面図に示すように、この実施の形態に係る掃除機本体100は、横姿勢に配置されるほぼ円筒形の主集塵室107の長手方向と平設する位置に送風機108と電源供給部109を並べて配置した点である。なお、この実施の形態では前記電源供給部109を充電パック109aとしている。
【0014】
これにより、内部機構を偏平な筐体内に収めたコンパクトな掃除機本体100とすることができる。更に、この実施の形態では、重量のある前記送風機108と電源供給部109の両側に前記大車輪101を配置し、比較的軽量な主集塵室107の下部に前記自在車輪102を配置したので、走行性や旋回性に優れた低重心の掃除機本体100を提供することができる。しかも、この実施の形態では、前記主集塵室107に副集塵室110を備えることにより、主集塵室107に滞留する塵埃を減少させて集塵効率を向上させている。
【0015】
更に、掃除機本体100はこのような薄型の偏平な形態を備えているので、ショルダベルト106での清掃や搬送姿勢では、掃除機本体100の上面を使用者に密着させた横姿勢で搬送できるので、この搬送姿勢で掃除機本体100が邪魔になることがなく、更に携帯しやすい掃除機本体100を提供できる。
【0016】
以下、図2から図10を参照して、この特徴ある掃除機本体1を更に詳細に説明する。
【0017】
先ず、図2を参照してこの実施の形態に係る掃除機本体100の部品構成を説明する。図2は、この掃除機本体100の部品展開図である。図2において、この実施の形態に係る掃除機本体100は、この掃除機本体100の下部を構成する基台ケース111と、この基台ケース111の後方上部を構成する上ケース112と、この基台ケース111の前方上部に着脱可能に取り付けられる主集塵室107と、この基台ケース111の前部を構成する前ケース113と、この前ケース113の前方に取り付けられるホース接続部103と、前記基台ケース111の両側を保持するサイドパネル114などから構成される。
【0018】
前記基台ケース111は、この掃除機本体100の基台となるものであり、底面前部には前記自在車輪102が設けられ、後方の両側には前記主車輪101が設けられている。前記主車輪101は、両側に取り付けられるサイドパネル114によってその大部分が隠蔽され、掃除機本体100の下部からその一部が露出して車輪としての機能を果たすようになっている。また、基台ケース111の前部には、前ケース113が取り付けられる。この前ケース113およびサイドパネル114は基台ケース111との間に空間をもって取り付けられる。これによって、衝撃に対するバンパー機能を備えるようにするとともに、基板115などの配置空間を構成し、更に意匠性をも向上させている。
【0019】
また、前記ホース接続部103は、前記前ケース113を介して、あるいは直接的に基台ケース111に取り付けられる。このホース接続部103は前方に張り出して形成されることで、前記吸引ホース200を取り付けるホース取付部116の強度を維持させている。また、この実施の形態では、この強度を利用して、このホース接続部103に本体ハンドル部104を設けている。この本体ハンドル部104は、掃除機本体100の前側上部に取り付けられているので、この掃除機本体100を縦姿勢で保持することができる。
【0020】
前記基台ケース111は、前部、両側面、後部に連続して立ちあがった壁面が形成され、その内空間117は、この内空間117のほぼ中央に形成される仕切壁118を介して、前部内空間119と、後部内空間120とに前後2分割される。
【0021】
図3において、前記前部内空間119は、前部通路仕切壁121を介して、左右幅が広い集塵ケース収納室122と、左右幅が狭い前部通路123とに左右分割される。一方、後部内空間120は、2枚の仕切壁124,125により左右3分割される。1つは、前記前部通路123と連通する後部通路126、他の2つは、中央の送風機室127と、片側の電源室128である。
【0022】
図2に戻り、送風機室127は、図示しないリブが形成され、送風機108が取り付けられる。また、電源室128は、底面(基台ケース111)に設けた開閉蓋129を介して開放可能な充電池取出口130(図7参照)が設けられ、この充電池取出口130を介して、充電パック109aが着脱可能に取り付けられる。
【0023】
そして、図3に示すように、前記仕切壁121、124,125には、前記集塵ケース収納室122と前部通風路123と後部通風路126と送風機室127と電源室128を連通する通風穴131(131a、131b、131c)がそれぞれ形成される。更に、前記後部通路126と送風機室127を連通する通風穴131bには第2フイルタ142が取り付けられる。また、図2に示すように、前記前部通路123には前部通風路カバー132がネジを介して取り付けられ、後部内空間120は上ケース112がネジを介して取り付けられる。これによって、前記集塵ケース収納室122から電源室128に至る密閉された空気流の通風路が形成される。
【0024】
また、前記集塵ケース収納室122には、横姿勢の円柱形状の前記主集塵室107が着脱可能に取り付けられる。この主集塵室107は、透明な樹脂材料で形成されるほぼ円柱形状の集塵ケース133と、この集塵ケース133の長手方向の一方に形成される開口部140を覆う集塵カバー134等から構成される。前記集塵ケース133は、前記集塵ケース収納室122に横姿勢で配置され、長手方向の一方が開口したカップ形状を備えており、前方位置となる周側面の開口側に前記ホース取付部116と連通する空気取入口135が形成される。
【0025】
また、この集塵ケース133には周側面に隣接して副集塵室110が形成される。この副集塵室110は、集塵ケース133と連通口136(図3参照)を介して連通され、主集塵室107で空気流から取得された塵埃を前記連通口136から取り込んで蓄積することができる。
【0026】
前記集塵カバー134は、円板状の保持部材137と、この保持部材137の内面中央に内方に張り出した筒体139とから構成され、前記保持部材137を介して前記集塵ケース133の開口部140に着脱可能に取り付けて密閉された空間を構成する。前記筒体139は、集塵ケース133に集塵カバー134が取り付けられた状態において、その先端を主集塵室107の中央部分に位置させ、他端は前記保持部材137に開口して形成され、この開口した開口部143にネット状の第1フイルタ141が取り付けられている。
【0027】
この主集塵室107は、前記空気取入口135を前記ホース取付部116に連通させ、かつ前記集塵カバー134を前記前部通路123側に位置する姿勢で集塵ケース収納室122に取り付けられる。これにより、吸引ホース200から吸い込んだ塵埃を含んだ空気流を前記主集塵室107に取り込んで、塵埃を取り除き、この塵埃が取り除かれた空気流を前部通路123、後部通路126、送風機室127、電源室128、そして外部に排出する空気流の通風路を構成している。
【0028】
なお、この実施の形態では、一方が開放したカップ状の副集塵室110の内部に、一方が開放したコップ状の主集塵室107を配置し、副集塵室110及び主集塵室107の開放部分を前記集塵カバー134で覆う構成とすることで、部品点数を少なくしてゴミ捨てを容易にしている。
【0029】
次に、図3から図5を参照して、この発明に係る掃除機本体100の内部構造をさらに説明する。図3は掃除機本体100の水平断面図、図4は掃除機本体100の送風機室127を含む縦断面図、図5は掃除機本体100の電源室128を含む縦断面図である。
【0030】
先ず、図3において、この実施の形態では、ホース接続部103(図面左側)からみて、長手方向を左右とする集塵ケース収納室122の後方に前記送風機室127と電源室128を並べて配置している。そして、この集塵ケース収納室122と前記送風機室127の右側に、この集塵ケース収納室122の右側から直線的に後方に伸びて前記送風機室127と隣接する通風路(前部通風路123と後部通風路126)を並べて設けている。この集塵ケース収納室122には、副集塵室110を一体に備えた主集塵室107が着脱可能に取り付けられる。そして、前記前部通路123には、通風穴131aを介して、主集塵室107の前記開口部143が密着して取り付けられる。
【0031】
一方、前記後部通路126には送風機室127に設けた送風機108が前記通風穴131bを介して密着して取り付けられる。この実施の形態では、この送風機108を、フアンを内蔵した送風部108aを後部通路126に隣接させる横姿勢、即ち、前記送風部108aの左側に配置される駆動部108bの回転軸が横位置となる姿勢で送風機室127に配置している。これにより、主集塵室107と送風機108を直線的に連通することができるので、吸引効率を向上させることができる。
【0032】
更に、横配置の主集塵室107と送風機108を、これと直交する直線的な通風路(前部通風路123と後部通風路126)で連通しているので、前部通風路123には十分な大きさを備えた第1のフイルタ141を、後部通風路126には十分な大きさを備えた第2のフイルタ142を配置するスペースを確保することができる。
【0033】
また、前記電源室128は、送風機室127の左側、即ち前記駆動部108b側に隣接して配置されるので、送風部108aから駆動部108bを経て(冷却して)送風機室127内に排出される空気流を電源室128内に簡単に導くことができる。
【0034】
前記電源室128には、複数の充電池からなる充電パック109aが収納される。この充電パック109aを構成する充電池は各種の充電池が使用可能であるが、この実施の形態では、円柱状の充電池(セル)を16セル組み合わせて19.2ボルト、重量870グラムのものを採用している。そして、この実施の形態では、前記円柱状の充電池を、その長手方向を掃除機本体100の上下方向と一致させて、上下に2個配列し、これを前後方向に4列、左右方向に2列とする略直方体の形状を備えた充電パック109aとしている。また、この電源室128には、掃除機本体100の背面に露出する充電端子部144が形成される。
【0035】
前記掃除機本体100の両側には、基台ケース111とサイドパネル114とで形成される偏平な側方空間145が形成され、この側方空間145に大車輪101が収められるとともに、この空間を利用して基板115が配置されている。また、この側方空間145には、前記電源室128に送り込まれた空気流が供給されて、この側方空間145に形成される排気口146から外部に排出される。この際、外部に排気される空気流の一部は側方空間145内に流入するので、前記基板115を冷却することができる。
【0036】
図3、4、5において、この実施の形態では、前記副集塵室110を前記円柱形状の主集塵室107に隣接して設けている。例えば、この実施の形態では、集塵ケース133を断面形状をほぼトラック状に形成し、これを仕切壁147を設けることにより、主集塵室107の断面形状が円形となるように形成している。この主集塵室107と副集塵室110は、カップ形状の底部分に近い前記仕切壁147に形成される連通口136(図3参照)によって連通される。この主集塵室107で分離された塵埃は連通口136を介して副集塵室110に集められ、主集塵室107に塵埃が堆積するのを減少させている。なお、この実施の形態では、前記副集塵室110を前記主集塵室107と同様に一方が開口した形状としており、この開口部を前記集塵カバー134で塞ぐ構造としている。
【0037】
また、この実施の形態では、この主集塵室107を集塵ケース収納室122に取り付けた状態で、前記副集塵室110が下方に位置するように取り付けられる。この実施の形態では、前記主集塵室107の直径を前記送風機108の送風部108aの直径より小さくし、かつ、トラック形状の前記集塵ケース133の長い径(上下の高さ)を前記送風機108の送風部108aの直径とほぼ同じ長さに設定している。これにより、掃除機本体100の前後の長さを小さく、かつ偏平な掃除機本体100を実現しつつ、副集塵室110の配置スペースを確保した実相効率が良好なコンパクトな掃除機本体100を実現している。
【0038】
また、サイクロン方式の集塵室の場合、塵埃を含んだ空気流を、この集塵室に取り込むためには、前記空気取入口135が円周方向となるようにしなければ良好な渦巻流を作ることができない。この実施の形態では、前記主集塵室107を横配置としているために、この横配置の主集塵室107に円周方向の空気取入口135を設けようとした場合、吸引ホース200のホース取付部116を掃除機本体100の上方位置か、下方位置に設けなければならない。上方位置に取り付けた場合、このホース取付部116の上方に設けられる本体ハンドル部104が上方に大きく飛び出すこととなる。また、下方位置に設けた場合は、吸引ホース200が床面に近い位置に取り付けられることとなり、走行性に課題が残る。もちろん、前記ホース取付部116を斜めに設けてもよいが、この場合、吸引ホース200を斜めに取り付けることとなり、吸引ホース200による引っ張り走行や収納時の吸引ホース200の収納性に課題が残る。
【0039】
この実施の形態では、前記ホース取付部116を掃除機本体100のほぼ中央(上下方向)に設け、前記主集塵室107を掃除機本体100の中央から上方位置に取り付けられるようにする。そして、この主集塵室107の下部空間に副集塵室110を設けるようにすることで、前記吸引ホース200の取り付け性を向上しつつ、掃除機本体100の実相効率を向上させている。
【0040】
次に、図3から図5を参照して、吸気流の流れについて説明する。先ず、この実施の形態では、図1に示す手元ハンドル300に設けた操作スイッチ301を操作することで、この操作信号が吸引ホース200内に配線した信号線を介してホース取付部116に伝達され、この信号が掃除機本体100内に配線される図示しない信号線を介して前記基板115に伝達され、この基板115が前記送風機108を駆動させる。
【0041】
この送風機108が駆動すると、前記吸引ホース200からこの掃除機本体100内に取り込まれる塵埃を含んだ空気流は以下の経路を経て掃除機本体100外に排気さされる。
【0042】
先ずホース取付部116に引き込まれた空気流は、前記円周方向に斜めに形成される空気取入口135に直線的(図4参照)に抵抗なく(低く押さえられて)引き込まれ、主集塵室107に取り込まれる。この取り込まれた空気流は塵埃とともに主集塵室107の円周内面に沿って主集塵室107の底(図3中の上方)、即ち、渦を描いて右側から左側に向かって移動し、円柱の軸中心付近から左側から右側に移動して前記主集塵カバー134の筒体139の先端に導かれる。ここで、空気流は前記左方向から右方向に転じる際に塵埃と分離され、分離されてもまだ空気流に含まれる塵埃は前記主集塵カバー134に設けた筒体139の他端に設けたネット状の第1フィルタ141で取り除かれる。一方、前記主集塵室107で分離された塵埃は、この主集塵室107の底付近に形成される連通口136から副集塵室110に移動して、この副集塵室110に蓄積される。
【0043】
また、この実施の形態では、主集塵室107を横姿勢としているため、送風機108の始動時に主集塵室107内に残った塵埃が第1フイルタ141に直接吸い取られて、塵埃の分離効率を落とすことが懸念される。しかし、この実施の形態では、円柱形状の主集塵室107の中心に設けた筒体139の先端から空気流が引き出されるので、渦流はこの筒体139と主集塵室107の内壁面の間を渦を描いて回転しながら移動することとなる。したがって、電源が切られて送風機108が停止した場合、塵埃は筒体139の下部、即ち、筒体139と集塵ケース133の内面壁との間に落下し、再び送風機108が始動しても、前記筒体139の下部に落下した塵埃は、円柱形状の内壁面を移動して、筒体139の先端から吸引されるため、塵埃が直接第1フイルタ141に導かれることを軽減することができる。
【0044】
前記第1フイルタ141で塵埃を取り除かれた空気流は、直線的に形成された前部通路123から後部通路126を経て、通風穴131bに設けた第2フイルタを通過して、更に塵埃が取り除かれて送風部108aに取り込まれる。したがって、この実施の形態では、送風部108aまでの通風路の屈曲が少ないため吸引力の損失が少ない。
【0045】
送風部108aに取り込まれた空気流は、駆動部108bに吹きつけられることで、駆動部108bを冷却して駆動部108bの周囲の送風機室127に送り込まれる。この送風機室127には消音材148が配置されており、この消音材148で形成された図示しない通風路を介して仕切壁125に設けた通風穴131cを介して電源室128に導かれる。この電源室128では、前記空気流を充電パック109aの周囲を通過させることで、これを冷却させている。
【0046】
そして、空気流は、この電源室128からこの電源室128に隣接する側方空間145に送り込まれ、さらに、この電源室128に隣接するサイドパネル114に形成した排気口146から外部に排気される。この際、側方空間145に送り込まれた空気流の一部は、この側方空間に設けられる基板115に送られる。これにより、基板115を冷却することができる。
【0047】
なお、この実施の形態では、側方空間145を介して、電源室128に隣接する排気口146から空気流を排出する構造としたが、これに限定されるものではない。例えば、電源室128の空気流を両側の側方空間145に連通する図示しない通路を形成し、さらに、この側方空間145に、所定の間隔で開口する排気口146を備えるようにしてもよい。この実施の形態によれば、掃除機本体100の両側面全体から空気流を分散排気するので、排気流の勢いを減少させて、ほこりの舞いあがりを軽減したり、更には騒音あるいはこれら空気流が足などに当たって使用者に不快感を与えることを軽減することができる。さらに、サイドパネル114に配置される基板115の冷却効率も向上させることができる。
【0048】
次に、図6、図7を参照して、この実施の形態の掃除機本体100の外観を説明する。図6は掃除機本体の外観斜視図であり、(a)図が正面側からみた斜視図、(b)図は他の応用例を示す斜視図である。図7は掃除機本体の外観図で、(a)図が平面図(b)図が正面図(c)図が底面図(d)図が左側面図(e)図が右側面図(f)図が背面図である。
【0049】
図6、図7において、この実施の形態に係る前記掃除機本体100は、内部の装置構成に合わせた全体の高さが低くい偏平な外観を備えている。この実施の形態では、使用者がショルダベルト106(図10(c)図参照)を介して肩に担いで使用した際に大車輪101が使用者の衣服に触れない構造を備えている。
【0050】
先ず、この実施の形態では、内部の横姿勢の主集塵室107と、これに並設される送風機室127と電源室128をサイドパネル114で挟んだ構成としている。そして、側面からみて、このサイドパネル114の前後端部を集塵ケース133と送風機108の外形に合わせて丸み形状とすることで、前後が大きな丸みを備え、両側面が偏平な外観を備えた偏平な外観形状としている。これにより、デッドスペースが少ない、低重心の掃除機本体100を実現している。
【0051】
更に、この掃除機本体100の前部に丸味を持たせることにより、走行時の障害物の乗りあげ走行が向上する。更に、掃除機本体100の後部の丸味は、この丸味形状に合わせて大車輪101を設けることで、自在車輪102を床面に接触させた横姿勢から、背面部を床面に隣接するような縦姿勢(収納姿勢)を容易に取らせることができる。
【0052】
また、この実施の形態では、掃除機本体100の右側面を構成するサイドパネルの両端部(前後部)にショルダベルト取付部105を備えている。このショルダベルト取付部105にショルダベルト106を取り付けることにより、本体の上面を使用者側とする図10(c)図に示す搬送姿勢をとることができる。
【0053】
図10(c)図において、この搬送姿勢では、偏平な掃除機本体100を横姿勢で搬送できるので、掃除機本体100を使用者に密着させることができる。これにより、掃除機本体100がドアや柱などに当たるのを軽減できる。また、掃除機本体100の広い面を使用者に密着させることができるので、使用者の肩にかかる負担を軽減できるとともに、搬送中の掃除機本体100のふらつきを軽減できるので、搬送性を向上できる。
【0054】
また、この実施の形態では、大車輪101をサイドパネル114で覆っているので、大車輪101(自在車輪102含む)が使用者に触れて衣服を汚すことを軽減することができる。また、搬送姿勢で上面となる右側面を平滑面とすることで、この平滑面に肘をおいて、この肘と、ショルダベルト106を保持する肩と、ショルダベルト106を握る手とで、掃除機本体100を片手で安定支持できるので、一方の手で掃除機本体100を保持して、他の手で手元ハンドル部300を保持する搬送姿勢での清掃性を向上することができる。また、この際、この実施の形態では、左側面に排気口146を備えているので、前記搬送姿勢においては、排気が下方に排気されるので、清掃中に排気が周囲に向かって排気されることがない。
【0055】
図6、7に戻り、この実施の形態では、集塵ケース収納室122が上部に開放しているので、この集塵ケース収納室122に収納される透明な集塵ケース133を上方より確認することができる。したがって、使用者は、この集塵ケース収納室122の上部が覗き窓の機能を備えているので、集塵ケース133の塵埃のたまり具合を把握することができる。仮に、塵埃がいっぱいであれば、この集塵ケース収納122室の上部開放を利用して集塵ケース133を簡単に着脱することができる。
【0056】
また、この実施の形態では、偏平な掃除機本体100の前部中央にホース接続部103が前方に張り出して設けられている。このホース接続部103の上部には本体ハンドル部104が設けられ、下部には障壁乗り超え用のガイド部149が張り出して設けられる。前記本体ハンドル部104は、正面((b)図)からみて環状をなすように形成されることで、この本体ハンドル部104の上部に形成される握部104aを保持する使用者は、掃除機本体100を横姿勢でも縦姿勢でも、あるいは、この握部104aを持って引きあげることで横姿勢から縦姿勢に変化させて掃除機本体100を持つことができる。
【0057】
前記ガイド部149は、ホース接続部103の下部中央に形成され、前方が高位置で、後方が低い位置となる傾斜面で形成され、敷居などの障害物を乗り超えやすい形状としている。
【0058】
また、この実施の形態では、前記ホース接続部103に本体ハンドル部104を設けた形状としているが、例えば、図6(b)図に示すように、吸引ホース200の取付部201に本体ハンドル部104aを設ける構造としても同様な作用効果を得ることができる。更に、この本体ハンドル部104aは、吸引ホース200と一体のものに限定されるものではなく、例えば、継ぎ手に本体ハンドル部104aを形成し、この継ぎ手の一方を前記掃除機本体100に接続し、他の一方に吸引ホース200を取り付ける構造としてもよい。
【0059】
図7において、(a)図において、前記上ケース112には、第2フイルタ142を着脱するための開閉蓋150a付のフイルタ取出口150が取り付けられている。また、(c)図において、この実施の形態では、掃除機本体100の底面に充電パック109aを着脱するための開閉蓋129を備えた充電池取出口130を備えている。しかし、これに限定されるものではなく、掃除機本体100の上面に充電池取出口130を設けるようにしてもい。更に、(f)図において、この実施の形態では、掃除機本体100の背面は、充電端子部144以外の機能構成がないすっきりした形状としている。
【0060】
なお、この実施の形態では、掃除機本体100の前後の長さを270mm、横幅を240mm、高さを136mmに設定している。
【0061】
次に、図8から図10を参照して、この実施の形態に係る掃除機1の使い勝手を説明する。図8は、充電姿勢を示す掃除機の側面図で、(a)図が充電台600に装着する状態の側面図、(b)図が主集塵室107の着脱状態を示す側面図である。図9は充電台600に電気掃除機1を装着する状態図であり(a)図が装着しようとする状態の斜視図、(b)図が充電台600に電気掃除機1を装着した斜視図である。図10は清掃状態の斜視図であり(a)図が掃除機本体100を床面Gに設置した状態での清掃姿勢を示す斜視図、(b)図は片手で掃除機1を保持した状態での清掃姿勢を示す斜視図、(c)図はショルダベルト106で掃除機本体100を保持した状態での清掃姿勢の斜視図である。
【0062】
先ず、図8、図9において、この実施の形態では、充電台600に取り付けることで前記充電パック109に充電することができる。この充電台600には掃除機本体100に吸引ホース200を接続した状態で取り付けることができる。例えば、使用者がこの充電台600に取り付ける際には、前記本体ハンドル部104を保持する。本体ハンドル部104は正面上部に設けられているので、この本体ハンドル部104が把持されることで、掃除機本体100は自在車輪102が外側に張り出して傾いた縦姿勢となる。
【0063】
一方、充電台600は、上方に張り出した支柱601を備え、この支柱601の一方に、前記掃除機本体100を取り付けるためのL型(側面からみて)の本体取付部602を備え、支柱601の他方に延長管400を接続するための延長管取付部603を備えている。この本体取付部602は、前記掃除機本体100の傾きにあった傾斜面と、充電端子受部604を備えたほぼ水平な支持面を備えている。
【0064】
この実施の形態によれば、使用者は、本体ハンドル部104を把持して前記本体取付部602の傾斜面に大車輪101を備えた底面を接触させながら下方に降ろすと、この傾斜面がガイド面となって、掃除機本体100の充電端子部144と、前記充電端子受部604とを連結させ、かつ、この掃除機本体100を安定支持することができる。一方、延長管400は前記延長管取付部603によって支持される。更に、前記充電台600は、吸引ホース200を接続した掃除機本体100を前記本体取付部602に連結した状態で安定支持可能なように、床面に対して十分な広い接触面を備えている。また、この充電台600には、内部に交流直流変換器を備え、外部に充電時に点灯し充電が終了すると消灯する図示しない充電ランプを備えている。
【0065】
また、図8(b)図に示すように、この実施の形態によれば、掃除機本体100は、その上面部を上方に向ける傾斜姿勢で充電台に収納・支持される。したがって、使用者は、掃除機本体100の上面に露出する主集塵室107を高い位置で、しかも見易い角度で観察することができる。また、この観察しやすい角度であれば、主集塵室107や第2フイルタ142の着脱も、この収納姿勢で容易に行うことができる。更に、この実施の形態では、充電池取出口130を底面に設けたが、上面に設ければ、前記充電パック109aを容易に着脱することができる。
【0066】
次に、図10(a)図において、この実施の形態では、偏平な掃除機本体100を、床面に対してほぼ平行となる姿勢で床面Gに設置させることができる。これにより、手元ハンドル部300を介しての引っ張り走行を行っても重心が低いために転倒しにくく、かつ安定走行が可能である。また、この実施の形態では、掃除機本体100の両側に配置される大車輪101の間に、重量のある送風機108と充電パック109aを配置し、掃除機本体100の前方に設けた自在車輪102の上部に比較的軽量な主集塵室107を配置したので、旋回性能や乗り超え性能を向上させることができる。
【0067】
また、この実施の形態では、掃除機本体100の上面前部に張り出した本体ハンドル部104を備えているので、使用者は、前記本体ハンドル部104を無理な姿勢を強いることなく(a)図の清掃姿勢から、(b)図に示す片手で掃除機本体100を保持する姿勢を取ることができる。また、この片手で保持する姿勢では、他の手で手元ハンドル部103を保持して清掃することもできる。この清掃姿勢では、本体ハンドル部104を保持することで、掃除機本体100を縦長の姿勢で保持することができる。しかも、大車輪101はサイドパネル114で保護されているので、大車輪101で使用者の衣類を汚すことを軽減することができる。また、掃除機本体100の上面を使用者に密着させる姿勢で保持することで、掃除機本体100や吸引ホース200が周囲の壁面や柱などに触れることを軽減しながら、清掃作業や搬送を行うことができる。
【0068】
更に、ショルダベルト106を装着すれば、(c)図に示すような取り扱いが容易な清掃作業や搬送姿勢をとることができる。なお、(c)図の詳細な説明はすでに説明したので重複した説明を省略する。
(第2の実施の形態)
次に、図11、図12を参照して、第2の実施の形態を説明する。図11は第2の実施の形態に係る掃除機本体100aの水平断面図、図12は掃除機本体100aの縦断面図である。この実施の形態は、送風機108の配置を駆動部108bの軸方向を掃除機本体100aの前後方向と一致させたものである。
【0069】
図11、12において、この実施の形態では、後部通路126を前部通路123に対して直角に屈曲させて、主集塵室107と送風機室127との間に配置している。そして、掃除機本体100aの前後方向のほぼ中央に配置される後部通路126に対して、送風部108aの吸引部を接するように送風機108を配置している。この実施の形態によれば、前部通路123に引き込まれた空気流は、前記後部通路126に導かれ、前記送風部108aに取り込まれ、駆動部108bを冷却して送風機室127内に排出される。そして、第1の実施の形態と同様に、送風機室127から電源室128、更に側方空間145を介して排気口146から外部に排気される。
【0070】
また、この実施の形態では、前記後部通路126に着脱可能な第2フイルタ142を配置している。この第2フイルタ142は、後部通路126と送風機室127とを前後に仕切る仕切壁124の後部通路126側に配置され、例えば、掃除機本体100の底面に設けたフイルタ取出口150から着脱することができる。
【0071】
この実施の形態によれば、掃除機本体100の両側に重量のある前記送風機108と電源供給部109(この実施の形態では充電パック109a)を左右に振り分けて配置することができるので、左右の重量バランスを向上させて、直進走行性などの走行性や旋回性を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に、図13、図14参照して、第3の実施の形態を説明する。図13は第3の実施の形態に係る掃除機本体100bの水平断面図、図14は掃除機本体100bの縦断面図である。この実施の形態は、電源室128に配置される電源供給部109を、家庭内配線から電源をコードを介して入手するためのコードリール装置109bとした事例である。
【0072】
この実施の形態では、前記コードリール装置109bをコンパクトに配置するために、掃除機本体の左右方向と回転軸を一致するように、コードリール装置109bの円形状のリールを配置する。即ち、前記大車輪101と隣接するように配置する。また、この実施の形態では、前記リールの回転軸と駆動部108bの回転軸をほぼ一致させることで、外観を円形を基調とする送風機108とコードリール装置109bをコンパクトに掃除機本体を内蔵することができる。
【0073】
また、電源供給部109をコードリース装置109bに置きかえることは、図11、図2に示す第2の実施の形態でも可能である。
(第4の実施の形態)
次に、図15と図16を参照して、第4の実施の形態を説明する。図15は第4の実施の形態に係る掃除機本体100cの外観斜視図、図16は掃除機本体100cの部品展開図である。この実施の形態は、集塵ケース133に引き起こし可能な可動ハンドル部151を設け、掃除機本体100cに取り付けた状態では、ホース接続部103に設けた本体ハンドル部104と連結して、把持することで、搬送性を向上するとともに、主集塵室107の取り扱い性を向上させることができる。
【0074】
図15、16において、この実施の形態100cは、この掃除機本体100cの下部を構成する基台ケース111と、この基台ケース111の後方上部を構成する上ケース112と、この基台ケース111の前方上部に着脱可能に取り付けられる主集塵室107aと、この基台ケース111の前部を構成する前ケース113と、この前ケース113の前方に取り付けられるホース接続部103と、前記基台ケース111の両側を保持するサイドパネル114などから構成される。この実施の形態は、前記第2の実施の形態と同様な構成を備えているので、相違点を中心に説明する。
【0075】
先ず、この実施の形態の主集塵室107は、円柱形状の長手方向に沿って可動ハンドル部151を備えている。この可動ハンドル部151は、握保部151aの両端が主集塵室107の長手方向の両端側の周側面に設けられるヒンジ部152を介して引き起こし可能に取り付けられている。この可動ハンドル部151は、図示しないバネなどを介して、常に、主集塵室107の周側面に接触する方向に作用するようになっている。そして、主集塵室107を集塵ケース収納部122に装着した状態で、この可動ハンドル部151がホース接続部103の上部に設けられる本体ハンドル部104の上端に位置するように構成する。一方、ホース接続部103の上部に設けられる本体ハンドル部104は、その上端が平坦面となっているため、前記主集塵室107を取り付けた状態でこの可動ハンドル部151と本体ハンドル部104が一体化したハンドル部を構成する。
【0076】
したがって、使用者は、主集塵室107が集塵ケース収納部122に取り付けられた状態では、一体化したハンドルを保持して掃除機本体100を搬送することができる。一方、主集塵室107を外す場合は、この可動ハンドル部151を保持して取り扱うことができる。他方、主集塵室107が取り外された掃除機本体100cは、前記本体ハンドル部104を介して搬送することができる。
【0077】
この可動ハンドル部151によれば、主集塵室107と掃除機本体100cにそれぞれ設けた2つのハンドルが主集塵室107を取り付けた状態では一体化されるので、それぞれの状態の取り扱い性を損なうことなく装置のコンパクトが図れる。
(第5の実施の形態)
次に、図17から図20を参照して、第5の実施の形態を説明する。図17は第5の実施の形態に係る掃除機本体100dの主集塵室107を取り出した状態の外観図、図18は掃除機本体100dの部品展開図、図19は掃除機本体100dの水平断面図、図20は掃除機本体100dの縦断面図である。
【0078】
この第5の実施の形態に係る掃除機本体100dは、この掃除機本体100dの後方に主集塵室107を配置し、その前部に送風機108と電源供給部109を配置したものである。更に、この実施の形態では、第3フイルタ170として空気清浄能力の高い清浄フィルタを備えている。
【0079】
図17、図18において、この実施の形態では、この掃除機本体100dの下部を構成する基台ケース160と、この基台ケース160の前方上部を構成する上ケース161と、この基台ケース160の後方上部に着脱可能に取り付けられる主集塵室107と、この基台ケース160の前部を構成する前ケース113と、この前ケース113の前方に取り付けられるホース接続部103と、前記基台ケース160の両側を保持するサイドパネル162と、このサイドパネル162の後方両側に配置される車軸窓163などから構成される。
【0080】
前記基台ケース160は、この掃除機本体100の基台となるものであり、底面前部には前記自在車輪102が設けられ、後方の両側には、円形状の前記車軸窓163を回転軸受部とするリング状の主車輪101aが設けられている。前記主車輪101aは、両側に取り付けられるサイドパネル162によってその大部分が隠蔽され、掃除機本体100の下部からその一部が露出して車輪としての機能を果たすようになっている。また、基台ケース160の前部には、前ケース113が取り付けられる。この前ケース113およびサイドパネル162は基台ケース160との間に空間をもって取り付けられる。これによって、衝撃に対するバンパー機能を備えるようにするとともに、意匠性をも向上させている。
【0081】
また、前記ホース接続部103は、前記前ケース113を介して、あるいは直接的に基台ケース160に取り付けられる。このホース接続部103は前記ホース取付部116や本体ハンドル部104及びガイド部149を備えている。
【0082】
前記基台ケース160は、前部、両側面、後部に連続して立ちあがった壁面が形成され、その内空間164は、この内空間164のほぼ中央に形成される仕切壁165を介して、前部内空間166と、後部内空間167とに前後2分割される。
【0083】
図19、図20において、前記前部内空間166は、2つの仕切壁168,169を介して左右に分割される。中央には送風機108と第3フイルタ170が配置される横幅の広い送風機室171が配置され、その両側には基板115が配置される基板配置室172と前部通路173が配置される。
【0084】
一方、後部内空間167は、仕切壁178を介して、左右に分割され、一方に前記前部通路173と連通する後部通路179が配置され、他方は前後に2分割され、前方には充電パック109aが配置される電源室174が配置され、後方には上方が開放した集塵ケース収納室175が形成される。
【0085】
前記電源室174は、図20に示すように、前後に隣接する断面が円形の送風機108と集塵ケース収納室175の間の変形空間(下方が広く上方が狭い)を利用して形成される。そして、この変形空間に、セルの長手方向を左右方向として、下段が前後2列で中断及び上段が1列で上下方向に積み重ね、左右方向に各段4個直列に並べて配置される充電パック109aを配置している。この充電パック109aは、基台ケース160の底面に形成した開閉蓋129を有する充電池取出口130から着脱可能に取り付けられる。
【0086】
また、前記集塵ケース収納室175には、前記第1の実施の形態と同様な前記主集塵室107が取り付けられる。ここで、第1の実施の形態と違うのは、空気取入口135が上部に取り付けられている点である。この空気取入口135は、継ぎ手ダクト176が取り付けられ、連通ダクト177を介して前記ホース取付部116と連通される。
【0087】
前記連通ダクト177は、送風機108の上部を迂回するように配置される。この実施の形態では、送風機108の駆動部108bが中央部に位置するように配置される。この駆動部108bの直径は、前部通路173に隣接する送風部108aの直径に比べて小さいので、この直径の段差の空間を利用して前記連通ダクト177を配置している。また、主集塵室107に取り付けられる継ぎ手ダクト176は、連通ダクト177と分離して取り外せるので、図17に示すように、主集塵室107を簡単に取り外すことができる。
【0088】
前記前部内空間166は、前記上ケース161によって密閉された空間が構成され、更に前記電源室174及び後部通路179もまた上方が封鎖されて密閉された空間とされる。更に、前記仕切壁などには図示しない通気穴が形成される。これによって、前記集塵ケース収納室175、後部通路179、前部通路173、送風機室171、基板配置室172、電源室174と連通する通風路が形成される。
【0089】
また、前記集塵ケース収納室175の両側に位置する前記基台ケース160の壁面には円形の透明窓180が形成される。この透明窓180に前記車軸窓163が取り付けられる。そして、この車軸窓163の周囲にリング状の主車輪101aが取り付けられ、これをサイドパネル162で覆う構造としている、サイドパネル162には前記車軸窓163が露出する開口部181が形成されているので、リング状の主車輪101aが隠蔽されながらも、その中央の窓から内部を除くことができる。
【0090】
次に、図19、図20を介して、この実施の形態に係る掃除機本体100dの空気流の経路を説明する。先ず、ホース取付部116から引き込まれた塵埃を含んだ空気流は、連通ダクト177と継ぎ手ダクト176を介して空気取入口135から主集塵室107に取り込まれる。主集塵室107に取り込まれた空気流は塵埃が分離され、更に集塵カバー134に設けた第1フイルタ141で塵埃が取り除かれた空気流は、前記後部通路179に導かれ、更に前部通路173に取り込まれて、第2フイルタ142を通過させて更に塵埃を取り除かれて送風機室171に取り込まれる。送風機室171では、駆動部108bを冷却した後、第3フイルタ170を通過させることで、更に空気流から細かな粉塵や臭いが取り除かれて、基板配置室172に送り込まれる。
【0091】
ここで、この実施の形態で採用する第3フイルタ170は、抗菌防臭を含む3段階のフィルタからなるものである。即ち、ダニや花粉、カビの胞子はもちろんダニのフンなどの微細なチリもとれる超極細帯電層(例えばメトルブロー不織布を採用)を抗菌防臭繊維層と特殊強化層で挟んで積層したHEPAクリーンフイルターを採用している。この第3フイルタ170は空気清浄機などで採用されるものを採用しているので、この第3フイルタ170を通過させることで、室内の空気清浄をも行うことができる。例えば、この実施の形態の第3フイルタ170によれば、0.3マイクロメートル以上の微細なホコリを99.9パーセント取り除いてきれいな空気を排出することができる。
【0092】
基板配置室172に取り込まれた空気流は、基板115を冷却した後、電源室174に送り込まれる。電源室174では充電パック109aを冷却した後、両側の側方空間145に送り込まれる。側方空間145には、その長手方向に沿って排気口146が設けてあり、この側方空間145に送り込まれた空気流は前記排気口146から分散排気される。
【0093】
この実施の形態によれば、透明な主集塵室107の内部を、集塵ケース収納室175の上方の開口部からの確認だけでなく、両側面に設けた車軸窓163を介しても確認することができる。
(第6の実施の形態)
次に、図21と図22を参照して、第6の実施の形態を説明する。図21は第6の実施の形態に係る掃除機本体100eの主集塵室107を取り出した状態の外観図、図22は掃除機本体100eの水平断面図である。
【0094】
この第6の実施の形態に係る掃除機本体100eは、掃除機本体100eの側面から大容量の主集塵室107を着脱可能にしたものである。なお、この掃除機本体100eは、基本的な構造を前記掃除機本体100dと共通にしている。ここでは、相違点を中心に説明し、重複した説明を省略する。
【0095】
図21、22において、この実施の形態では、電源室174を介して、前部内空間166と、後方の集塵ケース収納室175を前後に分割する。そして、一方のリング状の大車輪101aの中央から側方に引く抜くように主集塵室107を着脱することができる。また、他方のリング状の大車輪101aの中央には、前記前部通路173と連通する透明な連通ダクト182を取り付ける。この実施の形態では、前記電源室174のスペースを確保するために掃除機本体100eの横幅一杯まで前記電源室174を配置している。このため、主集塵室107と送風機室171とを連通するために、前記連通ダクト182を設けている。この構造によれば、主集塵室107の長手方向の長さを確保できるので、主集塵室107の直径を大きくすることなく、大容量化を図ることができる。もちろん、図19に示すように、前部通路173と連通する前記後部通路179を形成すれば、前記連通ダクト182を設ける必要はない。しかし、透明な連通ダクト182を取り付けることにより、視覚的に空気流の清浄度を認識することができる。
【0096】
【発明の効果】
この発明によれば、集塵効率を向上しつつ小型化が図れる電気掃除機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る掃除機本体の部品展開図である。
【図3】第1の実施の形態に係る掃除機本体の水平断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る掃除機本体の縦断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る掃除機本体の縦断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る掃除機本体の外観図である。
【図7】第1の実施の形態に係る掃除機本体の外観図である。
【図8】第1の実施の形態に係る充電姿勢を示す掃除機の側面図である。
【図9】第1の実施の形態に係る充電台に電気掃除機を装着する状態図である。
【図10】第1の実施の形態に係る電気掃除機の清掃状態の斜視図である。
【図11】第2の実施の形態に係る掃除機本体の水平断面図である。
【図12】第2の実施の形態に係る掃除機本体の縦断面図である。
【図13】第3の実施の形態に係る掃除機本体の水平断面図である。
【図14】第3の実施の形態に係る掃除機本体の縦断面図である。
【図15】第4の実施の形態に係る掃除機本体の外観図である。
【図16】第4の実施の形態に係る掃除機本体の部品展開図である。
【図17】第5の実施の形態に係る掃除機本体の主集塵室を取り出した状態の外観図である。
【図18】第5の実施の形態に係る掃除機本体の部品展開図である。
【図19】第5の実施の形態に係る掃除機本体の水平断面図である。
【図20】第5の実施の形態に係る掃除機本体の縦断面図である。
【図21】第6の実施の形態に係る掃除機本体の主集塵室を取り出した状態の外観図である。
【図22】第6の実施の形態に係る掃除機本体の水平断面図である。
【符号の説明】
1…電気掃除機、100…掃除機本体、101…主車輪、102…自在車輪、103…ホース接続部、104…本体ハンドル部、105…ショルダベルト取付部、106…ショルダベルト、107…主集塵室、108…送風機、109…電源供給部、109a…充電パック、109b…コードリール装置、110…副集塵室、111…基台ケース、112…上ケース、114…サイドパネル、115…基板、116…ホース取付部、117…内空間、119…前部内空間、120…後部内空間、121…前部通路仕切壁、122…集塵ケース収納室、123…前部通路、126…後部通路、127…送風機室、128…電源室、130…充電池取出口、132…前部通風路カバー、133…集塵ケース、134…集塵カバー、135…空気取入口、137…保持部材、139…筒体、141…第1フイルタ、142…第2フイルタ、145…側方空間、146…排気口、150…フイルタ取出口、151…可動ハンドル部、200…吸込ホース、300…手元ハンドル部、301…操作スイッチ、400…延長管、500…吸口体、600…充電台。

Claims (3)

  1. ほぼ円筒形の集塵室を備えた掃除機本体と、ホースと、吸口体を備えた電気掃除機であって、
    前記掃除機本体の前部に配置された吸い込み口と、前記吸い込み口の後方に円筒の中心軸が前記掃除機本体の左右方向にほぼ水平となる姿勢で配置された前記集塵室と、前記集塵室の円筒の中心軸方向に並設された送風機および電源供給部とを備えることを特徴とする電気掃除機。
  2. ほぼ円筒形の集塵室を備えた掃除機本体と、ホースと、吸口体を備えた電気掃除機であって  、
    前記掃除機本体の前部に配置された吸い込み口と、前記掃除機本体の後方に円筒の中心軸が前記掃除機本体の左右方向にほぼ水平となる姿勢で配置された前記集塵室と、前記集塵室の前方に配置された送風機および電源供給部とを備えることを特徴とする電気掃除機。
  3. ほぼ円筒形の集塵室を備えた掃除機本体と、ホースと、吸口体を備えた電気掃除機であって、
    前記集塵室は前記掃除機本体内部に円筒の中心軸が前記掃除機本体の左右方向にほぼ水平となる姿勢で配置され、その下方に前記集塵室と連通した副集塵室を有することを特徴とする電気掃除機。
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