JP2004018181A - エレベータの遠隔監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1台の撮影装置により複数の観測対象を撮影することにより、観測対象毎に複数の撮影装置を設置するコストの削減、設置スペースを要することのないエレベータの遠隔監視装置を得る。
【解決手段】エレベータ乗りかごの外側に支持軸により支持された撮影装置と、撮影装置の光軸を前記支持軸に対して垂直方向および水平方向に駆動させる光軸調整手段と、撮影装置により撮影された画像信号をエレベータ制御盤へ伝送する伝送手段と、監視装置側へ設置され伝送手段によりエレベータ制御盤へ伝送された画像信号を表示する表示手段とを備え、前記監視装置は光軸調整手段の動作指令を通信回線を介して光軸調整手段に出力し、前記光軸調整手段は動作指令に基づいて撮影装置を駆動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】エレベータ乗りかごの外側に支持軸により支持された撮影装置と、撮影装置の光軸を前記支持軸に対して垂直方向および水平方向に駆動させる光軸調整手段と、撮影装置により撮影された画像信号をエレベータ制御盤へ伝送する伝送手段と、監視装置側へ設置され伝送手段によりエレベータ制御盤へ伝送された画像信号を表示する表示手段とを備え、前記監視装置は光軸調整手段の動作指令を通信回線を介して光軸調整手段に出力し、前記光軸調整手段は動作指令に基づいて撮影装置を駆動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの遠隔監視装置に関し、より詳しくは、エレベータ乗りかごに設置された撮影装置を遠隔操作することにより幅広い監視を行うエレベータの遠隔監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、例えば、特開2000−335841号公報に開示された従来のエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。図において、エレベータ装置1は昇降路2内を上下動する乗りかご3と、昇降路2内を上下動するカウンタウエイト4と一端が乗りかご3に連結され、かつ、他端がカウンタウエイト4に連結された主ロープ5と、この主ロープ5を移動させる巻上機6と、巻上機6などを制御するためのエレベータ制御盤7とを備えている。なお、巻上機6及びエレベータ制御盤7は、機械室8内に設置されている。
【0003】
エレベータ制御盤7には、エレベータ監視装置9が含まれている。エレベータの遠隔監視装置は、ビデオカメラなどの撮影装置10、デジタル記憶装置11、携帯パソコン12及び机上用のパソコン13を有している。
【0004】
撮影装置10は、乗りかご3内の天井部分に設置されている。デジタル記憶装置11は、機械室8内に設置されている。デジタル記憶装置11と撮影装置10との電気的接続は、テールコードに沿わせた配線コード14によってなされている。エレベータ制御盤7とパソコン13とは電話回線などの通信回線15によって接続されている。
【0005】
パソコン13は、管制センタ16に設置されている。撮影装置10は、乗りかご3内の全体を撮影するように設置されている。また、デジタル記憶装置11は、撮影装置10によって撮影される映像に動きがあったとき(スペース映像に動きがあったときを除く)、その映像をデジタル記憶するようにしてある。スペース映像に動きがあったときとは、例えば、乗りかご3のドアが開閉したとき、乗りかご3内に乗り込んだ乗客が動いたときなどをいう。そして、撮影装置10からの画像信号は、配線コード14によってデジタル記憶装置11に送られる。
【0006】
デジタル記憶装置11に記憶されている映像は、映像データとしてエレベータ監視装置の通信回線15によってパソコン13に送信されて、そのパソコン13の記憶部に記憶される。パソコン13の記憶部に記憶された映像は、管制センタ16に設置されたパソコン13の表示画面に表示される。また、デジタル記憶装置11には、携帯パソコン12が接続されるようになっている。携帯パソコン12を操作してデジタル記憶装置11に記憶された映像を携帯パソコン12の表示画面に表示させることも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のエレベータの遠隔監視装置では、撮影装置10はエレベータの乗りかご3内に固定されているため、乗りかご内の所定の範囲しか遠隔監視することができず、場合によっては十分な観察ができないといった問題点があった。
【0008】
また、複数の昇降路2内の機器や乗りかご3上の機器を監視する場合には、監視対象毎に複数の撮影装置10を設置する必要があるため、エレベータの乗りかご3上に撮影装置10を設置する場合などにはスペース的に余裕がないといった問題点、および撮影装置10の台数が増えることによるコストアップの問題があった。
【0009】
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、1台の撮影装置により複数の観測対象を撮影することにより、観測対象毎に複数の撮影装置を設置するコストの削減、設置スペースを要することのないエレベータの遠隔監視装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの遠隔監視装置は、エレベータ制御盤と監視装置との間を通信回線を介して接続し、各種エレベータの状態を監視装置で遠隔監視するエレベータの遠隔監視装置であって、エレベータ乗りかごの外側に支持軸により支持された撮影装置と、前記撮影装置の光軸を前記支持軸に対して垂直方向および水平方向に駆動させる光軸調整手段と、前記撮影装置により撮影された画像信号を前記エレベータ制御盤へ伝送する伝送手段と、前記監視装置側へ設置され、前記伝送手段によりエレベータ制御盤へ伝送された画像信号を表示する表示手段とを備え、前記監視装置は、前記光軸調整手段の動作指令を前記通信回線を介して前記光軸調整手段に出力し、前記光軸調整手段は、前記動作指令に基づいて前記撮影装置を駆動させるものである。
【0011】
また、前記エレベータ乗りかごにガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動するとともに前記撮影装置を搭載した台車を備え、
前記監視装置から出力される動作指令は前記台車を移動させる移動指令を含むものである。
【0012】
また、前記監視装置は、前記エレベータ乗りかごの昇降および停止指令を含む前記運転指令を前記エレベータ制御盤に対して出力し、前記エレベータ制御盤は、前記運転指令に基づいて前記エレベータ乗りかごを昇降及び停止させるものである。
【0013】
また、前記監視装置は、前記動作指令の入力を行う手動式操作装置を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。
【0015】
図1において、図5と同一符号は同一箇所を示しその説明は省略する。新たな符号として、17は机上用パソコン13のモニタ、101は撮影装置10を乗りかご3上を移動させるためのガイドレールである。
【0016】
図2は、図1における乗りかご3上に設置されたガイドレール101の構成を詳しく示した概観図であり、図2(a)は乗りかご3の上面図、図2(b)は乗りかご3の側面図を示している。このように乗りかご3上に設置されたガイドレール101に沿って撮影装置10を支持軸で支持した台車100を移動させることにより撮影対象を的確に捉えることができる。
【0017】
図3は、ガイドレール101に沿って移動する台車100と支持軸により支持された撮影装置10の構成を詳しく示した概観図であり、図3(a)は台車100および撮影装置10の上面図、図3(b)は台車100および撮影装置10の側面図を示している。
【0018】
図3において、新たな符号として、103は台車100に搭載された撮影装置10を支持する支持軸、104は支持軸103と撮影装置10との間を支えているアームである。105は支持軸103を台車100上で水平方向へ回転させるカメラ支持軸駆動用モータであり、このカメラ支持軸駆動用モータ105の動作により回転する支持軸103の動作によって撮影装置10は支持軸103に対して垂直方向へ自在に光軸を移動させることができる。
【0019】
また、106は支持軸103に対して垂直に取り付けられたアーム104を支持軸103に対して水平方向へ回転させるカメラ支持アーム駆動用モータであり、このカメラ支持アーム駆動用モータ106の動作により回転するアーム104の動作によって撮影装置10は支持軸103に対して水平方向へ自在に光軸を移動させることができる。
【0020】
次に、図3(b)における108は台車100をガイドレール101に沿って移動させる台車駆動輪であり、本実施の形態1では3つの台車駆動輪108を用いて台車100をガイドレール101の上面および左右側面と接触させ、この台車駆動輪108を転動させることにより台車100を移動させている。なお、この台車駆動輪108は台車駆動用モータ109により回転動作する。また、107,110は上記カメラ支持軸駆動用モータ105、カメラ支持アーム駆動用モータ104、台車駆動用モータ109を制御するモータ制御装置である。
【0021】
図4は本実施の形態1におけるエレベータの遠隔監視装置のシステム構成図である。図において、18は通信回線15と管制センタ16のパソコン13とを接続するモデム、および通信回線15とエレベータの制御盤7、モータ制御装置107,110、デジタル変換装置111とを接続するモデムである。なお、デジタル変換装置111は撮影装置10により撮影されたアナログ映像信号を前記通信回線15により送信できるデジタル信号へ変換する。また、19はパソコン13に接続された操作入力を行うジョイスティックである。
【0022】
以上のような構成を有する本実施の形態1におけるエレベータの遠隔監視装置の動作について以下に説明する。
管制センタ16にて、保守員が撮影装置10を移動させたいときは、管制センタ16に設置されたパソコン13に、例えば、前進させたいときは「GO」、後退させたいときは「BACK」、停止させたいときは「STOP」などの動作指令を入力すると、この動作指令はモデム18、通信回線15を介してモータ制御装置107,110へ送信される。
【0023】
したがって、撮影装置10はモータ制御装置107,110の上記動作指令に基づいて出力された制御信号により台車駆動用モータ109が駆動することにより台車100が移動し、ひいては撮影装置10も移動することができる。
【0024】
また、撮影装置10の光軸の操作をしたいときには、保守員は、管制センタ16にてパソコン13に、例えば、上を向けたいときには「↑」、下を向けたいときには「↓」、右を向けたいときには「→」、左を向けたいときには「←」などの動作指令を入力すると、上記と同様にしてモータ制御装置107,110に動作指令が送信され、カメラ支持軸駆動用モータ105、カメラ支持アーム駆動用モータ106が駆動することにより、撮影装置10を自在に操作することができる。
【0025】
以上のように、遠隔操作されて撮影装置10により撮影された映像は画像信号として、デジタル変換装置111によりA/D変換されモデム18、通信回線15を介して管制センタ16に設置されているパソコン13のパソコンモニタ17に表示される。
【0026】
また、エレベータの乗りかご3を保守運転速度で上下方向へ運転させたい場合には、管制センタ20のパソコン13により、例えば、上昇させたいときは「U」、下降させたいときは「D」などの動作指令を入力し、エレベータの制御盤7は上記動作指令を受信し、上記パソコン13への入力が行われている間だけ、指定された方向へエレベータを走行させるように制御を行う。
【0027】
ここで、保守員が、所定の機器を監視する場合には、パソコンのモニタ17を見ながら、上述してきた操作入力を行うことにより所定の機器の近傍に撮影装置10を移動させ、撮影装置10の光軸を撮影対象に合わせる。このような遠隔制御により、1台の撮影装置10により複数の観測対象を撮影することができ、観測対象毎に複数の撮影装置10を設置するコストの削減、設置スペースを要することのないエレベータの遠隔監視装置が実現できる。
【0028】
さらに、例えば各階床に設置されている乗り場ドアスイッチ等の上下方向の機器を観察する場合には、乗りかごを所定の位置まで昇降させて上記と同様に観測することができる。
【0029】
また、上記パソコン13の操作入力は、パソコンにジョイスティック19等の手動式操作装置を接続することにより、遠隔保守点検の操作性を向上させることができる。
【0030】
なお、本実施の形態1では、ガイドレール101を乗りかご3の上部に設置する例について述べたがこれに限るものではなく、乗りかご3の外側で昇降路2内の撮影が可能な位置であれば他の場所でもかまわない。
【0031】
【発明の効果】
この発明に係るエレベータの遠隔監視装置によれば、監視装置は光軸調整手段の動作指令を通信回線を介して光軸調整手段に出力し、光軸調整手段は動作指令に基づいて前記撮影装置を駆動させることにより、1台の撮影装置により複数の観測対象を撮影することができ、観測対象毎に複数の撮影装置を設置するコストを削減でき、また、設置スペースを要しない。
【0032】
また、エレベータ乗りかごにガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動するとともに撮影装置を搭載した台車を備え、監視装置から出力される動作指令は前記台車を移動させる移動指令を含むことにより、観察対象毎に撮影に適する位置まで撮影装置を移動させることが可能となり、確実に観測対象を撮影範囲としておさえられる。
【0033】
また、監視装置はエレベータ乗りかごの昇降および停止指令を含む運転指令をエレベータ制御盤に対して出力し、エレベータ制御盤は運転指令に基づいてエレベータ乗りかごを昇降及び停止させることにより、昇降路内の任意の位置にある撮影対象に撮影装置を近づけることができる。
【0034】
また、監視装置は動作指令の入力を行う手動式操作装置を備えたことにより、遠隔保守点検の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置における乗りかご3上に設置されたガイドレール101の設置例を示した図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置の台車100と撮影装置10の設置例を示した図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置のシステム構成図である。
【図5】従来のエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 エレベータ装置、2 昇降路、3 乗りかご、4 カウンタウエイト、5主ロープ、6 巻上機、7 エレベータ制御盤、8 機械室、9 エレベータ監視装置、10 撮影装置、11 デジタル記憶装置、12 携帯パソコン、13 机上用パソコン(監視装置)、14 配線コード(伝送手段)、15 通信回線、16 管制センタ、17 パソコンモニタ(表示手段)、18 モデム、19 ジョイスティック(手動式操作装置)、100 台車、101 ガイドレール、103 支持軸(光軸調整手段)、104 アーム(光軸調整手段)、105 カメラ支持軸駆動用モータ、106 カメラ支持アーム駆動用モータ、108 台車駆動輪、109 台車駆動用モータ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの遠隔監視装置に関し、より詳しくは、エレベータ乗りかごに設置された撮影装置を遠隔操作することにより幅広い監視を行うエレベータの遠隔監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、例えば、特開2000−335841号公報に開示された従来のエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。図において、エレベータ装置1は昇降路2内を上下動する乗りかご3と、昇降路2内を上下動するカウンタウエイト4と一端が乗りかご3に連結され、かつ、他端がカウンタウエイト4に連結された主ロープ5と、この主ロープ5を移動させる巻上機6と、巻上機6などを制御するためのエレベータ制御盤7とを備えている。なお、巻上機6及びエレベータ制御盤7は、機械室8内に設置されている。
【0003】
エレベータ制御盤7には、エレベータ監視装置9が含まれている。エレベータの遠隔監視装置は、ビデオカメラなどの撮影装置10、デジタル記憶装置11、携帯パソコン12及び机上用のパソコン13を有している。
【0004】
撮影装置10は、乗りかご3内の天井部分に設置されている。デジタル記憶装置11は、機械室8内に設置されている。デジタル記憶装置11と撮影装置10との電気的接続は、テールコードに沿わせた配線コード14によってなされている。エレベータ制御盤7とパソコン13とは電話回線などの通信回線15によって接続されている。
【0005】
パソコン13は、管制センタ16に設置されている。撮影装置10は、乗りかご3内の全体を撮影するように設置されている。また、デジタル記憶装置11は、撮影装置10によって撮影される映像に動きがあったとき(スペース映像に動きがあったときを除く)、その映像をデジタル記憶するようにしてある。スペース映像に動きがあったときとは、例えば、乗りかご3のドアが開閉したとき、乗りかご3内に乗り込んだ乗客が動いたときなどをいう。そして、撮影装置10からの画像信号は、配線コード14によってデジタル記憶装置11に送られる。
【0006】
デジタル記憶装置11に記憶されている映像は、映像データとしてエレベータ監視装置の通信回線15によってパソコン13に送信されて、そのパソコン13の記憶部に記憶される。パソコン13の記憶部に記憶された映像は、管制センタ16に設置されたパソコン13の表示画面に表示される。また、デジタル記憶装置11には、携帯パソコン12が接続されるようになっている。携帯パソコン12を操作してデジタル記憶装置11に記憶された映像を携帯パソコン12の表示画面に表示させることも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のエレベータの遠隔監視装置では、撮影装置10はエレベータの乗りかご3内に固定されているため、乗りかご内の所定の範囲しか遠隔監視することができず、場合によっては十分な観察ができないといった問題点があった。
【0008】
また、複数の昇降路2内の機器や乗りかご3上の機器を監視する場合には、監視対象毎に複数の撮影装置10を設置する必要があるため、エレベータの乗りかご3上に撮影装置10を設置する場合などにはスペース的に余裕がないといった問題点、および撮影装置10の台数が増えることによるコストアップの問題があった。
【0009】
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、1台の撮影装置により複数の観測対象を撮影することにより、観測対象毎に複数の撮影装置を設置するコストの削減、設置スペースを要することのないエレベータの遠隔監視装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの遠隔監視装置は、エレベータ制御盤と監視装置との間を通信回線を介して接続し、各種エレベータの状態を監視装置で遠隔監視するエレベータの遠隔監視装置であって、エレベータ乗りかごの外側に支持軸により支持された撮影装置と、前記撮影装置の光軸を前記支持軸に対して垂直方向および水平方向に駆動させる光軸調整手段と、前記撮影装置により撮影された画像信号を前記エレベータ制御盤へ伝送する伝送手段と、前記監視装置側へ設置され、前記伝送手段によりエレベータ制御盤へ伝送された画像信号を表示する表示手段とを備え、前記監視装置は、前記光軸調整手段の動作指令を前記通信回線を介して前記光軸調整手段に出力し、前記光軸調整手段は、前記動作指令に基づいて前記撮影装置を駆動させるものである。
【0011】
また、前記エレベータ乗りかごにガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動するとともに前記撮影装置を搭載した台車を備え、
前記監視装置から出力される動作指令は前記台車を移動させる移動指令を含むものである。
【0012】
また、前記監視装置は、前記エレベータ乗りかごの昇降および停止指令を含む前記運転指令を前記エレベータ制御盤に対して出力し、前記エレベータ制御盤は、前記運転指令に基づいて前記エレベータ乗りかごを昇降及び停止させるものである。
【0013】
また、前記監視装置は、前記動作指令の入力を行う手動式操作装置を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。
【0015】
図1において、図5と同一符号は同一箇所を示しその説明は省略する。新たな符号として、17は机上用パソコン13のモニタ、101は撮影装置10を乗りかご3上を移動させるためのガイドレールである。
【0016】
図2は、図1における乗りかご3上に設置されたガイドレール101の構成を詳しく示した概観図であり、図2(a)は乗りかご3の上面図、図2(b)は乗りかご3の側面図を示している。このように乗りかご3上に設置されたガイドレール101に沿って撮影装置10を支持軸で支持した台車100を移動させることにより撮影対象を的確に捉えることができる。
【0017】
図3は、ガイドレール101に沿って移動する台車100と支持軸により支持された撮影装置10の構成を詳しく示した概観図であり、図3(a)は台車100および撮影装置10の上面図、図3(b)は台車100および撮影装置10の側面図を示している。
【0018】
図3において、新たな符号として、103は台車100に搭載された撮影装置10を支持する支持軸、104は支持軸103と撮影装置10との間を支えているアームである。105は支持軸103を台車100上で水平方向へ回転させるカメラ支持軸駆動用モータであり、このカメラ支持軸駆動用モータ105の動作により回転する支持軸103の動作によって撮影装置10は支持軸103に対して垂直方向へ自在に光軸を移動させることができる。
【0019】
また、106は支持軸103に対して垂直に取り付けられたアーム104を支持軸103に対して水平方向へ回転させるカメラ支持アーム駆動用モータであり、このカメラ支持アーム駆動用モータ106の動作により回転するアーム104の動作によって撮影装置10は支持軸103に対して水平方向へ自在に光軸を移動させることができる。
【0020】
次に、図3(b)における108は台車100をガイドレール101に沿って移動させる台車駆動輪であり、本実施の形態1では3つの台車駆動輪108を用いて台車100をガイドレール101の上面および左右側面と接触させ、この台車駆動輪108を転動させることにより台車100を移動させている。なお、この台車駆動輪108は台車駆動用モータ109により回転動作する。また、107,110は上記カメラ支持軸駆動用モータ105、カメラ支持アーム駆動用モータ104、台車駆動用モータ109を制御するモータ制御装置である。
【0021】
図4は本実施の形態1におけるエレベータの遠隔監視装置のシステム構成図である。図において、18は通信回線15と管制センタ16のパソコン13とを接続するモデム、および通信回線15とエレベータの制御盤7、モータ制御装置107,110、デジタル変換装置111とを接続するモデムである。なお、デジタル変換装置111は撮影装置10により撮影されたアナログ映像信号を前記通信回線15により送信できるデジタル信号へ変換する。また、19はパソコン13に接続された操作入力を行うジョイスティックである。
【0022】
以上のような構成を有する本実施の形態1におけるエレベータの遠隔監視装置の動作について以下に説明する。
管制センタ16にて、保守員が撮影装置10を移動させたいときは、管制センタ16に設置されたパソコン13に、例えば、前進させたいときは「GO」、後退させたいときは「BACK」、停止させたいときは「STOP」などの動作指令を入力すると、この動作指令はモデム18、通信回線15を介してモータ制御装置107,110へ送信される。
【0023】
したがって、撮影装置10はモータ制御装置107,110の上記動作指令に基づいて出力された制御信号により台車駆動用モータ109が駆動することにより台車100が移動し、ひいては撮影装置10も移動することができる。
【0024】
また、撮影装置10の光軸の操作をしたいときには、保守員は、管制センタ16にてパソコン13に、例えば、上を向けたいときには「↑」、下を向けたいときには「↓」、右を向けたいときには「→」、左を向けたいときには「←」などの動作指令を入力すると、上記と同様にしてモータ制御装置107,110に動作指令が送信され、カメラ支持軸駆動用モータ105、カメラ支持アーム駆動用モータ106が駆動することにより、撮影装置10を自在に操作することができる。
【0025】
以上のように、遠隔操作されて撮影装置10により撮影された映像は画像信号として、デジタル変換装置111によりA/D変換されモデム18、通信回線15を介して管制センタ16に設置されているパソコン13のパソコンモニタ17に表示される。
【0026】
また、エレベータの乗りかご3を保守運転速度で上下方向へ運転させたい場合には、管制センタ20のパソコン13により、例えば、上昇させたいときは「U」、下降させたいときは「D」などの動作指令を入力し、エレベータの制御盤7は上記動作指令を受信し、上記パソコン13への入力が行われている間だけ、指定された方向へエレベータを走行させるように制御を行う。
【0027】
ここで、保守員が、所定の機器を監視する場合には、パソコンのモニタ17を見ながら、上述してきた操作入力を行うことにより所定の機器の近傍に撮影装置10を移動させ、撮影装置10の光軸を撮影対象に合わせる。このような遠隔制御により、1台の撮影装置10により複数の観測対象を撮影することができ、観測対象毎に複数の撮影装置10を設置するコストの削減、設置スペースを要することのないエレベータの遠隔監視装置が実現できる。
【0028】
さらに、例えば各階床に設置されている乗り場ドアスイッチ等の上下方向の機器を観察する場合には、乗りかごを所定の位置まで昇降させて上記と同様に観測することができる。
【0029】
また、上記パソコン13の操作入力は、パソコンにジョイスティック19等の手動式操作装置を接続することにより、遠隔保守点検の操作性を向上させることができる。
【0030】
なお、本実施の形態1では、ガイドレール101を乗りかご3の上部に設置する例について述べたがこれに限るものではなく、乗りかご3の外側で昇降路2内の撮影が可能な位置であれば他の場所でもかまわない。
【0031】
【発明の効果】
この発明に係るエレベータの遠隔監視装置によれば、監視装置は光軸調整手段の動作指令を通信回線を介して光軸調整手段に出力し、光軸調整手段は動作指令に基づいて前記撮影装置を駆動させることにより、1台の撮影装置により複数の観測対象を撮影することができ、観測対象毎に複数の撮影装置を設置するコストを削減でき、また、設置スペースを要しない。
【0032】
また、エレベータ乗りかごにガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動するとともに撮影装置を搭載した台車を備え、監視装置から出力される動作指令は前記台車を移動させる移動指令を含むことにより、観察対象毎に撮影に適する位置まで撮影装置を移動させることが可能となり、確実に観測対象を撮影範囲としておさえられる。
【0033】
また、監視装置はエレベータ乗りかごの昇降および停止指令を含む運転指令をエレベータ制御盤に対して出力し、エレベータ制御盤は運転指令に基づいてエレベータ乗りかごを昇降及び停止させることにより、昇降路内の任意の位置にある撮影対象に撮影装置を近づけることができる。
【0034】
また、監視装置は動作指令の入力を行う手動式操作装置を備えたことにより、遠隔保守点検の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置における乗りかご3上に設置されたガイドレール101の設置例を示した図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置の台車100と撮影装置10の設置例を示した図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るエレベータの遠隔監視装置のシステム構成図である。
【図5】従来のエレベータの遠隔監視装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 エレベータ装置、2 昇降路、3 乗りかご、4 カウンタウエイト、5主ロープ、6 巻上機、7 エレベータ制御盤、8 機械室、9 エレベータ監視装置、10 撮影装置、11 デジタル記憶装置、12 携帯パソコン、13 机上用パソコン(監視装置)、14 配線コード(伝送手段)、15 通信回線、16 管制センタ、17 パソコンモニタ(表示手段)、18 モデム、19 ジョイスティック(手動式操作装置)、100 台車、101 ガイドレール、103 支持軸(光軸調整手段)、104 アーム(光軸調整手段)、105 カメラ支持軸駆動用モータ、106 カメラ支持アーム駆動用モータ、108 台車駆動輪、109 台車駆動用モータ。
Claims (4)
- エレベータ制御盤と監視装置との間を通信回線を介して接続し、各種エレベータの状態を監視装置で遠隔監視するエレベータの遠隔監視装置であって、
エレベータ乗りかごの外側に支持軸により支持された撮影装置と、
前記撮影装置の光軸を前記支持軸に対して垂直方向および水平方向に駆動させる光軸調整手段と、
前記撮影装置により撮影された画像信号を前記エレベータ制御盤へ伝送する伝送手段と、
前記監視装置側へ設置され、前記伝送手段によりエレベータ制御盤へ伝送された画像信号を表示する表示手段と
を備え、
前記監視装置は、前記光軸調整手段の動作指令を前記通信回線を介して前記光軸調整手段に出力し、
前記光軸調整手段は、前記動作指令に基づいて前記撮影装置を駆動させることを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。 - 請求項1に記載のエレベータの遠隔監視装置において、
前記エレベータ乗りかごにガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動するとともに前記撮影装置を搭載した台車を備え、
前記監視装置から出力される動作指令は前記台車を移動させる移動指令を含むことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載のエレベータの遠隔監視装置において、
前記監視装置は、前記エレベータ乗りかごの昇降および停止指令を含む前記運転指令を前記エレベータ制御盤に対して出力し、
前記エレベータ制御盤は、前記運転指令に基づいて前記エレベータ乗りかごを昇降及び停止させることを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエレベータの遠隔監視装置において、
前記監視装置は、前記動作指令の入力を行う手動式操作装置を備えたことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
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|---|---|---|---|
| JP2002175632A JP2004018181A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | エレベータの遠隔監視装置 |
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|---|---|
| JP2004018181A true JP2004018181A (ja) | 2004-01-22 |
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| JP2002175632A Withdrawn JP2004018181A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | エレベータの遠隔監視装置 |
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| JP (1) | JP2004018181A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-06-17 JP JP2002175632A patent/JP2004018181A/ja not_active Withdrawn
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