JP2004018641A - センサー及びアクチュエイター並びにそれらを使用した装置 - Google Patents

センサー及びアクチュエイター並びにそれらを使用した装置 Download PDF

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JP2004018641A JP2002174354A JP2002174354A JP2004018641A JP 2004018641 A JP2004018641 A JP 2004018641A JP 2002174354 A JP2002174354 A JP 2002174354A JP 2002174354 A JP2002174354 A JP 2002174354A JP 2004018641 A JP2004018641 A JP 2004018641A
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Koichi Sato
佐藤 公一
Ikuo Nakazawa
中澤 郁郎
Sakae Suda
須田 栄
Masayuki Ikegami
池上 正幸
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Abstract

【課題】鋭敏なセンシング能力を持つ高性能のセンサーおよび鋭敏なアクチュエイティング能力を持つ高性能のアクチュエイターを提供する。
【解決手段】刺激応答性のブロックポリマーを使用するセンサーにおいて、該ブロックポリマーの刺激に応答した前後の特性変化によりセンシングを行なうセンサー。刺激応答性のブロックポリマーを使用するアクチュエイターにおいて、該ブロックポリマーの刺激に応答した前後の特性変化によりアクチュエイティングを行なうアクチュエイター。前記特性変化が相変化であり、前記刺激応答前後の少なくとも一方の状態がゲルである。前記ゲルが高分子ミセルの集合体である。色材および溶媒及び前記ブロックポリマーを含有する。
【選択図】        なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種デバイス、装置に使用しえるセンサー並びにアクチュエイターに関する。さらにはそれらを使用したデバイス、装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から高分子ゲルを利用したセンサーやアクチュエイターが知られている(例えば特公昭61−7948号、特開平11−344688等)。高分子を利用した場合その柔軟な特性すなわち特徴的な粘弾性を利用した特異なデバイスが実現できる。しかしながら高分子を利用した場合、その分子量分布や副反応による分岐構造に基づくセンシング及びアクチュエイティングの鋭敏性に課題があることがわかっている。これらの課題に対してなお改善すべき点が多く残されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に鑑み、鋭敏なセンシング能力を持つ高性能のセンサーを提供しようとするものである。
また、本発明は、鋭敏なアクチュエイティング能力を持つ高性能のアクチュエイターを提供しようとするものである。
さらに、本発明は、上記のセンサーあるいはアクチュエイターを使用した装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、刺激応答性のブロックポリマーを使用するセンサーにおいて、該ブロックポリマーの刺激に応答した前後の特性変化によりセンシングを行なうことを特徴とするセンサーである。
【0005】
また、本発明は、刺激応答性のブロックポリマーを使用するアクチュエイターにおいて、該ブロックポリマーの刺激に応答した前後の特性変化によりアクチュエイティングを行なうことを特徴とするアクチュエイターである。
【0006】
本発明において、好ましくは前記特性変化が相変化であり、前記刺激応答前後の少なくとも一方の状態がゲルである。さらに好ましくは前記ゲルが高分子ミセルの集合体であることを特徴とするセンサー及びアクチュエイターである。
【0007】
さらに本発明の好ましい一形態は色材および溶媒及び前記ブロックポリマーを含有することを特徴とするセンサー及びアクチュエイターである。さらに本発明の好ましい一形態は前記色材がブロックポリマーに内包されている状態を使用することを特徴とするセンサー及びアクチュエイターである。
また、本発明は前記センサーあるいはアクチュエイターを利用した装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
本発明の第一は、刺激応答性のブロックポリマーを使用するセンサー及びアクチュエイターにおいて、該刺激に応答した前後のブロックポリマーの特性変化によりセンシングもしくはアクチュエイティングを行なうことを特徴とするセンサーおよびアクチュエイターである。
【0009】
本発明には特徴的に刺激応答性のブロックポリマーが使用される。刺激応答性とは、ある物理的もしくは化学的刺激例えば温度変化や気圧変化、濃度の変化、電磁波の照射、電界の印加あるいは添加剤の添加、pHの変化等の刺激に対して応答して、ブロックポリマーがもつ特性が変化することを言う。ブロックポリマーはニートの状態で用いても良いし、溶媒に溶解あるいは分散されている状態でも良い。好ましくは溶媒に溶解あるいは分散されている方が良い。溶媒に分散されているときにミセル状態をとっていることがその状態がより安定である点で好ましい。このためブロックポリマーは両親媒性であることが好ましい。
【0010】
また、該ブロックポリマーが形成するミセルの中に機能性物質が内包される状態が好ましい状態である。ミセルの種類としては例えば水を分散媒とする通常のミセルと有機溶媒を分散媒とするミセルがあるが、どちらの場合であっても良い。機能性物質を内包する方法としては例えば、ブロックポリマーが形成するミセルのコア部分すなわち疎媒性部に親和性があり、溶媒に不溶な機能性物質を含有する液体を分散機で分散することにより内包させることが出来る。機能性物質を含有する液体を例としてあげたが、固体であってもよく、また、固体を液体媒に分散させたものでも良い。
【0011】
なお、内包とは、ブロックポリマーの内部に包まれている状態をいう。例えば、水中ではブロックポリマーが形成するミセルの疎水コア部分に色材が存在する状態が挙げられる。
【0012】
内包状態の確認するためには、各種電子顕微鏡、X線回折等の機器分析により実施することが可能である。また、ミセル状態の内包の場合、ミセル崩壊条件で内包物が溶媒からポリマーと別々に分離することで内包を確認することが出来る。本発明で内包されている状態とは、実質的に内包されていることを言い、量的には好ましくは70%以上の機能性物質が内包されている状態であり、さらに好ましくは90%以上であり、より好ましくは95%以上である。この量比についても電子顕微鏡やX線回折等の機器分析により確認することも出来る。
【0013】
このような好ましい例はエマルジョンあるいはサスペンジョンの形態をとることが出来る。もちろん内包物のないミセル粒子の状態でも良い。さらにこれら粒子の平均粒子径が200nm以下であることが、マクロマシンとした場合、そのアクチュエイティングのミクロン単位、サブミクロン単位の精度が出る点で好ましい。この点では粒子の平均粒子径は100nm以下であることがさらに好ましい。また、そのここではストークス径の直径を平均子粒径と定義する。この直径は沈降速度法、光子相関法、超音波減衰分光法等で測定可能である。本発明は主に光子相関法である動的光散乱法による測定を用いている。粒径の均一さの指標としては一般的に、Gulariらが示した分散度指数μ/G (μ:キュムラント展開の二次の係数、G:減衰定数)が用いられる(The Journalof Chemical Physics、70巻、3965頁、1979年)。この値も動的光散乱法によって求められる。動的光散乱法による粒径測定装置としては、大塚電子(株)のDLS7000等の装置がある。この分散度指数は0.1μ/G 以下であることが粒径の均一性が高く、精度の高いアクチュエイティングを実現できるため好ましい。またセンシングの面でも、刺激に対する応答性すなわちセンシングの感度も高まるため、この点でも非常に好ましい。
【0014】
前記した好ましいブロックポリマーの一形態である両親媒性のブロックポリマーとしては、ABジブロック、ABAトリブロック、ABCトリブロック、ABCAテトラブロック、ABCDテトラブロック等のブロックポリマーが挙げられ、異なるブロックセグメントのうち少なくとも一対が親水セグメントと疎水セグメントであるものが例として挙げられる。また、それらブロックポリマーがグラフトされたポリマーであっても良い。ブロックポリマーは様々な合成方法で製造することが出来るが、例えば連鎖移動末端を有するポリマーすなわちマクロモノマーを開始剤として用い、連鎖移動末端より重合する方法(例えば 社団法人高分子学会編 “高分子科学と有機化学とのキャッチボール”等を参照)、アニオンリビング法、カチオンリビング法、ラジカルリビング法等によるリビング重合法により、リビング末端に異なるモノマー種を重合させていく方法(共立出版「新高分子実験学2」高分子の合成・反応(1)等を参照)がある。そのほか、連鎖移動法、イモ−タル重合法等様々な方法で製造することができる。
【0015】
ブロックポリマーの構造的例としては、ポリアクリル、ポリメタクリル系の主鎖、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセチレン、ポリジアセチレン等のビニル炭化水素系の主鎖、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコール系主鎖、ポリ乳酸、ポリラクトン、ポリラクタム等の主鎖、ポリビニル酢酸、ポリビニルエーテル系の主鎖が挙げられる。前記した機能性物質の内包状態を実現しやすい点、好ましい粒子サイズである平均粒径200nm以下の粒子サイズを実現しやすい点でポリビニルエーテル主鎖を有するブロックポリマーは好ましく使用されえる。より具体的には該ブロックポリマーにおけるセグメントのビニルエーテルの繰り返し単位構造が下記一般式(1)であることが好ましい。
【0016】
【化1】
Figure 2004018641
【0017】
[式中、R は炭素数1から18までの直鎖、分岐または環状のアルキル基、または−(CH(R )−CH(R )−O) −R もしくは−(CH )m−(O) −R から選ばれる。l、mはそれぞれ独立に1から12の整数から選ばれ、nは0または1である。またR 、R はそれぞれ独立に水素原子もしくはCH である。R は水素原子、炭素数1から6までの直鎖、分岐または環状のアルキル基、Ph、Pyr、Ph−Ph、Ph−Pyr、−CHO、−CH CHO、−CO−CH=CH 、−CO−C(CH )=CH 、CH COOR からなり、R が水素原子以外である場合、炭素原子上の水素原子は、炭素数1から4の直鎖または分岐のアルキル基またはF、Cl、Brと、また芳香環中の炭素原子は窒素原子とそれぞれ置換することができる。R は水素原子または炭素数1から5のアルキル基である。]
【0018】
−Phはフェニル基、−Pyrはピリジル基、−Ph−Phはビフェニル基、および−Ph−Pyrはピリジルフェニル基を表す。ピリジル基、ビフェニル基およびピリジルフェニル基については、可能な位置異性体のいずれのものであってもよい。
【0019】
ポリビニルエーテル構造を含むポリマーの合成法は多数報告されているが(例えば特開平11−080221号公報)、青島らによるカチオンリビング重合による方法(特開平11−322942号公報、特開平11−322866号公報)が代表的である。カチオンリビング重合でポリマー合成を行うことにより、ホモポリマーや2成分以上のモノマーからなる共重合体、さらにはブロックポリマー、グラフトポリマー、グラジュエーションポリマー等の様々なポリマーを、長さ(分子量)を正確に揃えて合成することができる。また、ポリビニルエーテルは、その側鎖に様々な官能基を導入することができる。カチオン重合法は、他にHI/I 系、HCl/SnCl 系等で行なうこともできる。
【0020】
次に、ブロックポリマーのポリビニルエーテル構造の繰り返し単位構造として、ビニルエーテルモノマーの構造の例をあげるが、本発明に用いられるポリビニルエーテル構造は、これらに限定されない。
【0021】
【化2】
Figure 2004018641
【0022】
なお、式中、Meはメチル基、Etはエチル基、i−Prはイソプロピル基を表す。
【0023】
以下に、これらのビニルエーテルモノマーからなる、ポリビニルエーテルの構造を例示するが、本発明に用いられるポリマーは、これらに限定されない。
【0024】
【化3】
Figure 2004018641
【0025】
以上のポリビニルエーテルにおいて、繰り返し単位数におけるu、v、wがそれぞれ独立に1以上10,000以下であることが好ましく、またその合計(u+v+w)が10以上20,000以下であることがより好ましい。本発明で用いられるブロックポリマーの分子量分布Mw(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)は、より鋭敏な刺激応答性を持つ点で2.0以下であることが好ましい。更に好ましくは1.6以下であり、更に好ましくは1.3以下である。さらに好ましくは1.2以下である。本発明で用いられるブロックポリマーの数平均分子量Mnは1000〜30万であるが好ましい。1000未満あるは30万を超えると所定の機能を奏する物質を溶媒中において良好に分散できない場合がある。
【0026】
また、本発明の好ましい一形態である、機能材料を内包したブロックポリマー粒子を含有するケースにおいて、内包性向上のためにはブロックポリマーの分子運動性がよりフレキシブルであることが機能性物質表面と物理的に絡まり親和しやすい点を有しているため好ましい。このためにはブロックポリマーの主鎖のガラス転移温度Tgは、好ましくは20℃以下であり、より好ましくは0℃以下であり、さらに好ましくは−20℃以下である。この点でもポリビニルエーテル構造を有するポリマーは、ガラス転移点が低く、フレキシブルな特性を有するため、好ましく用いられる。本発明のセンサーあるいはアクチュエイター材料中に含有される前記ブロックポリマーの好ましい含有量は、0.1〜80wt%、好ましくは0.5〜50wt%が望ましい。ブロックポリマーの量が0.1wt%未満となると、本発明のインク組成物中に含まれる色材を十分に分散したり、包接したりすることができない場合があり、80wt%を超えると粘性が大きくなりすぎる場合がある。
【0027】
本発明に含まれる溶媒は、特に限定されないが、含まれる成分を溶解、懸濁、分散できる媒体を意味する。本発明では、直鎖、分岐鎖、環状の各種脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、複素芳香族炭化水素などの有機溶媒、水性溶媒、水などが溶媒として含まれる。本発明で使用することができる水性溶媒の例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロビレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、置換ピロリドン、トリエタノールアミン等の含窒素溶媒等を挙げることができる。用途によっては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の一価アルコール類を用いることもできる。本発明における、上記溶媒の好ましい含有量は、全重量に対して、20〜99wt%の範囲で用いるのが好ましい。さらに好ましくは30〜95wt%の範囲である。
【0028】
本発明には、上記以外の成分を含有することを妨げない。
また、本発明の刺激応答性は、好ましくは前記特性変化が相変化であり、前記刺激応答前後の少なくとも一方の状態がゲルであることが好ましい。さらに好ましくは前記ゲルが高分子ミセルの集合体であることを特徴とするセンサー及びアクチュエイターである。この点でも前記ポリビニルエーテル構造を繰り返し単位として有するブロックポリマーが好ましく用いられる。さらに本発明の好ましい一形態は色材および溶媒及び前記ブロックポリマーを含有することを特徴とするセンサー及びアクチュエイターである。色材が含有されることにより、刺激に応答して色変化を発現させることができるので、透過率や反射率の変化をセンシングに利用できるようになり光学的な付加価値が付け加わる点で好ましい。
【0029】
色材としての例としては、顔料と染料があり、その例としては、以下のものが挙げられる。
【0030】
顔料は、有機顔料および無機顔料のいずれでもよく、用いられる顔料は、好ましく白色顔料、黒色顔料と、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルーの原色顔料を用いることが出来る。なお、上記に記した以外の色顔料や、無色または淡色の顔料、金属光沢顔料等を使用してもよい。また、本発明のために、新規に合成した顔料を用いてもよい。以下に、黒、シアン、マゼンタ、イエローにおいて、市販されている顔料を例示する。
【0031】
黒色の顔料としては、Raven1060、Raven1080、Raven1170、Raven1200、Raven1250、Raven1255、Raven1500、Raven2000、Raven3500、Raven5250、Raven5750、Raven7000、Raven5000  ULTRAII、Raven1190  ULTRAII(以上、コロンビアン・カーボン社製)、Black  Pearls  L、MOGUL−L、Regal400R、Regal660R、Regal330R、Monarch  800、Monarch  880、Monarch  900、Monarch  1000、Monarch  1300、Monarch  1400(以上、キャボット社製)、Color  Black  FW1、Color  Black  FW2、Color  Black  FW200、Color  Black  18、Color Black  S160、Color  Black  S170、Special Black  4、Special  Black  4A、Special  Black  6、Printex35、PrintexU、Printex140U、PrintexV、Printex140V(以上デグッサ社製)、No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上三菱化学社製)等を挙げることができるが、これらに限定されない。
【0032】
シアン色の顔料としては、C.I.Pigment  Blue−1、C.I.Pigment  Blue−2、C.I.Pigment  Blue−3、C.I.Pigment  Blue−15、C.I.Pigment  Blue−15:2、C.I.Pigment  Blue−15:3、C.I.Pigment  Blue−15:4、C.I.Pigment  Blue−16、C.I.Pigment  Blue−22、C.I.Pigment  Blue−60等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0033】
マゼンタ色の顔料としては、C.I.Pigment  Red−5、C.I.Pigment  Red−7、C.I.Pigment  Red−12、C.I.Pigment  Red−48、C.I.Pigment  Red−48:1、C.I.Pigment  Red−57、C.I.Pigment  Red−112、C.I.Pigment  Red−122、C.I.Pigment Red−123、C.I.Pigment  Red−146、C.I.Pigment  Red−168、C.I.Pigment  Red−184、C.I.Pigment  Red−202、C.I.Pigment  Red−207等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0034】
黄色の顔料としては、C.I.Pigment  Yellow−12、C.I.Pigment  Yellow−13、C.I.Pigment  Yellow−14、C.I.Pigment  Yellow−16、C.I.Pigment  Yellow−17、C.I.Pigment  Yellow−74、C.I.Pigment  Yellow−83、C.I.Pigment  Yellow−93、C.I.PigmentYellow−95、C.I.Pigment  Yellow−97、C.I.Pigment  Yellow−98、C.I.Pigment  Yellow−114、C.I.Pigment  Yellow−128、  C.I.Pigment  Yellow−129、C.I.Pigment  Yellow−151、C.I.Pigment  Yellow−154等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0035】
本発明に用いられる顔料は、全重量に対して、0.1〜80重量%が好ましい。顔料の量が、0.1重量%未満となると、十分な画像濃度が得られなくなる場合があり、80重量%を超えると刺激応答性が悪化する場合がある。さらに好ましい範囲としては0.5wt%から30wt%の範囲である。
【0036】
また、本発明で使用しうる染料は、公知のものでも新規のものでもよく、例えば以下に述べるような直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食品用色素の水溶性染料、脂溶性(油溶性)染料又は、分散染料の不溶性色素を用いることができる。
【0037】
例えば、油溶性染料としては、C.I.ソルベントブルー,−33,−38,−42,−45,−53,−65,−67,−70,−104,−114,−115,−135;
C.I.ソルベントレッド,−25,−31,−86,−92,−97,−118,−132,−160,−186,−187,−219;
C.I.ソルベントイエロー,−1,−49,−62,−74,−79,−82,−83,−89,−90,−120,−121,−151,−153,−154等が挙げられる。
【0038】
例えば、水溶性染料としては、C.I.ダイレクトブラック,−17,−19,−22,−32,−38,−51,−62,−71,−108,−146,−154;
C.I.ダイレクトイエロー,−12,−24,−26,−44,−86,−87,−98,−100,−130,−142;
C.I.ダイレクトレッド,−1,−4,−13,−17,−23,−28,−31,−62,−79,−81,−83,−89,−227,−240,−242,−243;
C.I.ダイレクトブルー,−6,−22,−25,−71,−78,−86,−90,−106,−199;
C.I.ダイレクトオレンジ,−34,−39,−44,−46,−60;
C.I.ダイレクトバイオレット,−47,−48;
C.I.ダイレクトブラウン,−109;
C.I.ダイレクトグリーン,−59等の直接染料、
C.I.アシッドブラック,−2,−7,−24,−26,−31,−52,−63,−112,−118,−168,−172,−208;
C.I.アシッドイエロー,−11,−17,−23,−25,−29,−42,−49,−61,−71;
C.I.アシッドレッド,−1,−6,−8,−32,−37,−51,−52,−80,−85,−87,−92,−94,−115,−180,−254,−256,−289,−315,−317;
C.I.アシッドブルー,−9,−22,−40,−59,−93,−102,−104,−113,−117,−120,−167,−229,−234,−254;
C.I.アシッドオレンジ,−7,−19;
C.I.アシッドバイオレット,−49等の酸性染料、
C.I.リアクティブブラック,−1,−5,−8,−13,−14,−23,−31,−34,−39;
C.I.リアクティブイエロー,−2,−3,−13,−15,−17,−18,−23,−24,−37,−42,−57,−58,−64,−75,−76,−77,−79,−81,−84,−85,−87,−88,−91,−92,−93,−95,−102,−111,−115,−116,−130,−131,−132,−133,−135,−137,−139,−140,−142,−143,−144,−145,−146,−147,−148,−151,−162,−163;
C.I.リアクティブレッド,−3,−13,−16,−21,−22,−23,−24,−29,−31,−33,−35,−45,−49,−55,−63,−85,−106,−109,−111,−112,−113,−114,−118,−126,−128,−130,−131,−141,−151,−170,−171,−174,−176,−177,−183,−184,−186,−187,−188,−190,−193,−194,−195,−196,−200,−201,−202,−204,−206,−218,−221;
C.I.リアクティブブルー,−2,−3,−5,−8,−10,−13,−14,−15,−18,−19,−21,−25,−27,−28,−38,−39,−40,−41,−49,−52,−63,−71,−72,−74,−75,−77,−78,−79,−89,−100,−101,−104,−105,−119,−122,−147,−158,−160,−162,−166,−169,−170,−171,−172,−173,−174,−176,−179,−184,−190,−191,−194,−195,−198,−204,−211,−216,−217;
C.I.リアクティブオレンジ,−5,−7,−11,−12,−13,−15,−16,−35,−45,−46,−56,−62,−70,−72,−74,−82,−84,−87,−91,−92,−93,−95,−97,−99;
C.I.リアクティブバイオレット,−1,−4,−5,−6,−22,−24,−33,−36,−38;
C.I.リアクティブグリーン,−5,−8,−12,−15,−19,−23;
C.I.リアクティブブラウン,−2,−7,−8,−9,−11,−16,−17,−18,−21,−24,−26,−31,−32,−33等の反応染料;
C.I.ベーシックブラック,−2;
C.I.ベーシックレッド,−1,−2,−9,−12,−13,−14,−27;
C.I.ベーシックブルー,−1,−3,−5,−7,−9,−24,−25,−26,−28,−29;
C.I.ベーシックバイオレット,−7,−14,−27;
C.I.フードブラック,−1,−2等が挙げられる。
【0039】
なお、これら上記の色材の例は、本発明に対して特に好ましいものであるが、本発明に使用する色材は上記色材に特に限定されるものではない。
【0040】
本発明に用いられる染料は、全重量に対して、0.1〜80重量%が好ましい。染料の量が、0.1重量%未満となると、十分な光学濃度が得られなくなり、80重量%を超えると刺激応答性が悪化する場合がある。さらに好ましい範囲としては0.5wt%から50wt%の範囲である。
【0041】
また、機能性物質として保湿剤や撥水剤、撥油剤、たんぱく質、多糖、糖タンパク、ビタミン等も含有させることが出来る。撥水剤、撥油剤としては有機溶剤、特にフッ素系、シリコン系の溶剤が好ましく用いられる。酵素、補酵素あるいはインターフェロン、コラーゲン、ビタミンA、B、C、D、E、Q等のビタミンも好ましく含有され得る。それら機能性物質の含有量は全重量に対して、0.1〜80重量%が好ましい。その量が、0.1重量%未満となると、十分な機能上の効果が得られなくなったり、80重量%を超えると刺激応答性が悪化する場合がある。さらに好ましい範囲としては0.5wt%から50wt%の範囲である。
【0042】
また、本発明の好ましい一形態は前記色材がブロックポリマーに内包されている状態を使用することを特徴とするセンサー及びアクチュエイターである。
【0043】
本発明のセンサーの一例を説明する。具体的な例としては温度センサーである。上記したような色材内包ブロックポリマーミセルを含有する水性分散物インクを調整する。それぞれ20℃、25℃をさかいに刺激応答する同色のインクである。それらはそれぞれ20℃、25℃より高温ではミセル集合体ゲルを生成する。まずインクジェットプリンターに使用するインクジェットインクとして前記水性分散物インクを調整し、基板にそれぞれ20℃、25℃をさかいに刺激応答するインクを50dpiの間隔で縦じま模様で印字する。20℃未満ではそれぞれはミセル集合体ゲルではないので模様は見えない。20℃以上25℃未満では片方のみがゲル化するため縞模様が出現して、20℃以上25℃未満であることを示す。
【0044】
本発明のセンシング材料、アクチュエイティング材料は、ゲル化するに要する温度変化幅を1℃以下あるいは0.4℃以下にすることも可能である。透過率の変化を検知することで該温度幅は観察することが可能である。このように本発明のセンサー、アクチュエイターは、インクジェット法により製造することができるので様々なパターニングを行なうことが可能である。本発明の製造方法としてインクジェット法は好適な方法である。また、インクジェット法によれば、1200dpiあるいは2400dpiでもパターニングすることが可能なため、マイクロマシンニングデバイスを作成する上でも非常に好適である。これに本発明の一例であり、本発明のセンサー、アクチュエイターはこれに限定されるものではないのはもちろんである。
【0045】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0046】
実施例1
<ブロックポリマーの合成>
2−エトキシエチルビニルエーテル(EOVE)、2−メトキシエチルビニルエーテル(MOVE)とHO(CH ) COOHとからなる、片末端カルボン酸ブロックポリマーの合成。
【0047】
ポリ[EOVE(2−エトキシエチルビニルエーテル)−b−MOVE(メトキエチルビニルエーテル)]−O(CH ) COOH(ここで、bはブロックポリマーであることを示す記号である)を、以下の手順により合成した。
【0048】
三方活栓を取り付けたガラス容器内を窒素置換した後、窒素ガス雰囲気下250℃に加熱し吸着水を除去した。系を室温に戻した後、EOVE12mmol(ミリモル)、酢酸エチル16mmol、1−イソブトキシエチルアセテート0.1mmol、及びトルエン11mlを加え、反応系を冷却した。系内温度が0℃に達したところでエチルアルミニウムセスキクロリド(ジエチルアルミニウムクロリドとエチルアルミニウムジクロリドとの等モル混合物)を0.2mmol加え重合を開始した。分子量を時分割に分子ふるいカラムクロマトグラフィー(GPC)を用いてモニタリングし、A成分(EOVE)の重合の完了を確認した。
【0049】
次いで、B成分(MOVE)を12mmol添加し、重合を行った。GPCを用いるモニタリングによって、B成分の重合の完了を確認した後、HO(CH ) COOEtを30mmol添加して、重合反応を停止した。反応混合物溶液をジクロロメタンにて希釈し、0.6M塩酸で3回、次いで蒸留水で3回洗浄した。得られた有機相をエバポレーターで濃縮・乾固して、ポリ[EOVE−b−MOVE]−O(CH ) COOEtのブロクポリマーを得た。
【0050】
合成した化合物の同定は、GPCとNMRにより行なった。特に末端に結合している部分の同定にはNMRのDOSY法による測定により、高分子量体のスペクトル中に末端部位の存在することを確認することによって行なった。Mn=2.1×10 、Mw/Mn=1.4であった。Mnは数平均分子量であり、Mwは重量平均分子量である。
【0051】
得られたポリ[EOVE−b−MOVE]−O(CH ) COOEtの末端のエステル部位を加水分解し、NMRにて同定を行ったところ、目的物であるポリ[EOVE−b−MOVE]−O(CH ) COOHが得られた。
【0052】
得たカルボン酸末端のブロックポリマー26重量部をpH11の水酸化ナトリウム水溶液200重量部ともに0℃で3日間攪拌し、完全にポリマーが溶解したカルボン酸ナトリウム塩ポリマー溶液とした。これから塩化メチレンでこのポリマーを抽出し、乾燥し、溶媒を留去してポリマーを単離した。
【0053】
このポリマーを25重量部と脂溶性染料オイルブルーN(アルドリッチ社製)10重量部を塩化メチレン80重量部に溶解したのち、これを800重量部の蒸留水に攪拌しながら滴下し、さらにエチレングリコール200重量部を加えて、センサー材料を作成した。この材料からす基板に500ミクロンのスペーサーを介して封入し、センサーを作成した。基板を地面に垂直に立てた状態で、室温から0.5℃毎分で冷却したところ、20.3℃から状態の変化が観測され、19.5℃で完全にブロックポリマーの2−エトキシエチルビニルエーテルセグメントが親水化し、ミセルが崩壊、色材が相分離し、水相は完全に脱色した。非常に鋭敏な温度センサーであることがわかった。また、このことから色材はブロックポリマーミセル中に完全に包接されていたことがわかった。
【0054】
また、前記センサー材料をポリマーの重量部は変えず、色材を黒色顔料キャボット社製モーグルL3重量部に変え、蒸留水を60重量部、エチレングリコールを5重量部に変えたものを新たに調整した。10℃から0.5℃毎分で昇温したところ、20.1℃からミセルが生成したことによる粘度増加が観測され、21.0℃でゲルになった。
【0055】
実施例2
実施例1で作成したセンサー材料である水性分散インクをキヤノン社製BJF800のインクタンクに充填し、ガラス基板に50μm間隔で0.2μm幅の縞模様を印字した。実施例1と同様に室温から徐0.5℃毎分で冷却したところ、20.1℃から状態の変化が観測され、19.7℃で完全にブロックポリマーの2−エトキシエチルビニルエーテルセグメントが親水化し、ミセルが崩壊、色材が相分離したようすが光学顕微鏡下観察できた。
【0056】
比較例1
感温性アクリルアミドを用いて色材を含有させないで温度変化による特性の変化を観察した。0.5℃毎分の温度変化速度で3.6℃幅にわたって白濁状態への相変化が観察され、実施例に比較して、温度変化に対する感度の非鋭敏さがあることがわかった。
【0057】
実施例3
アクチュエイターの実施例を示す。
実施例1で合成した、[EOVE−b−MOVE]−O(CHCOOHを20重量部と蒸留水80重量部を混合し、10℃で完全に溶解した。50mm*80mm*30mm(縦*横*高さ)のタッパーウエアに満たし、これに直径1mm、長さ130mmのポリカーボネート製棒状物を半分まで浸した。タッパーウェアの下部を40℃のぬるま湯にしたし徐々に温度を上げていったところ、下部からミセル生成に伴うゲルが生成し、これに伴いポリカーボネート製棒状物が動いた。すべてがゲル化し終わったとき、ポリカーボネート製棒状物の先端の高さが11mm変化した。
【0058】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、鋭敏なセンシング能力を持つ高性能のセンサーを提供することができる。
また、本発明は、鋭敏なアクチュエイティング能力を持つ高性能のアクチュエイターを提供することができる。
さらに、本発明は、上記のセンサーあるいはアクチュエイターを使用した装置を提供することができる。

Claims (11)

  1. 刺激応答性のブロックポリマーを使用するセンサーにおいて、該ブロックポリマーの刺激に応答した前後の特性変化によりセンシングを行なうことを特徴とするセンサー。
  2. 前記特性変化が相変化であり、前記刺激応答前後の少なくとも一方の状態がゲルであることを特徴とする請求項1記載のセンサー。
  3. 前記ゲルが高分子ミセルの集合体であることを特徴とする請求項2記載のセンサー。
  4. 色材および溶媒及び前記ブロックポリマーを含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載のセンサー。
  5. 前記色材がブロックポリマーに内包されている状態を使用することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載のセンサー。
  6. 刺激応答性のブロックポリマーを使用するアクチュエイターにおいて、該ブロックポリマーの刺激に応答した前後の特性変化によりアクチュエイティングを行なうことを特徴とするアクチュエイター。
  7. 前記特性変化が相変化であり、前記刺激応答前後の少なくとも一方の状態がゲルであることを特徴とする請求項6記載のアクチュエイター。
  8. 前記ゲルが高分子ミセルの集合体であることを特徴とする請求項7記載のアクチュエイター。
  9. 色材および溶媒及び前記ブロックポリマーを含有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかの項に記載のアクチュエイター。
  10. 前記色材がブロックポリマーに内包されている状態を使用することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかの項に記載のアクチュエイター。
  11. 請求項1または6のいずれかに記載のセンサーあるいはアクチュエイターを使用した装置。
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