JP2004032402A - 携帯電話機のデータバックアップシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機1の紛失や盗難があったときに、携帯電話機1の暗証番号及びデータバックアップの要求を有線電話機6から制御装置4を通じて携帯電話機1へと送信している。これに応答して携帯電話機1は、バックアップデータを制御装置4を通じてユーザ端末装置7に転送して保存したり、該データを暗号化して該携帯電話機1に保存している。また、携帯電話機1の通話機能や表示機能を停止させて、携帯電話機1の不当利用を防止している。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機のメモリに記憶されているデータをバックアップするための携帯電話機のデータバックアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機の機能向上に伴い、プロバイダ等から携帯電話機へと提供されるデータ、あるいはユーザの入力操作により携帯電話機に保存されるデータ等が多様化され、それらのデータ量も益々増加している。このため、携帯電話機の紛失や盗難があったときには、これと同時に重要なデータを失うことが多い。また、第三者により携帯電話機を不当に利用されたり、重要なデータを盗用される可能性がある。そこで、利用者は、その様なときに携帯電話機の事業者に連絡して、携帯電話機の利用を停止してもらったり、データの盗用を防止してもらっていた。ところが、事業者側の対応に時間を要することが多く、その間の第三者による不当利用を防止することができなかった。
【0003】
このため、例えば特開2001−230858号公報には、携帯電話機の紛失や盗難があったときに、不当使用防止機能実行コマンド及び暗証番号を網制御装置から交換機及び基地局を通じて携帯電話機へと送信し、携帯電話機側で暗証番号を確認した上で不当使用防止機能実行コマンドを実行し、携帯電話機の発信機能や表示機能を停止させるという技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の様に携帯電話機の発信機能や表示機能を停止させたとしても、携帯電話機に保存されているデータを失うことに変わりなく、またデータの盗用を確実に防止することができない。
【0005】
例えば、携帯電話機の発信機能や表示機能を停止する前に、携帯電話機のデータを事業者側の端末装置に転送して記憶すれば、データを失わずに済む。しかしながら、事業者側のメモリを無制限に利用することができるものとは考え難く、データの保存期間や費用の点で制約が当然設定されると考えられ、ユーザが利用し易いとは言い難い。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、携帯電話機の紛失や盗難があったときに、携帯電話機のデータを確実に保存することができ、ユーザが利用し易い携帯電話機のデータバックアップシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、携帯電話機と、携帯電話機と無線通信を行なう基地局と、基地局に接続される交換局と、交換局に接続される制御装置と、携帯電話機に基地局及び交換局を通じて接続されるユーザ端末装置とを備え、制御装置は、外部から交換局を通じての要求に応答して、携帯電話機の暗証番号及びデータバックアップ要求を交換局及び基地局を通じて該携帯電話機に送信し、携帯電話機は、該携帯電話機の暗証番号を予め記憶しており、制御装置からの該携帯電話機の暗証番号及びデータバックアップ要求を受信すると、この受信した暗証番号と予め記憶している暗証番号を照合し、両者の暗証番号が一致した場合に、バックアップデータを基地局及び交換局を通じてユーザ端末装置に転送し記憶させている。
【0008】
この様な構成の本発明によれば、外部からの要求に応答して、携帯電話機の暗証番号及びデータバックアップ要求が制御装置から該携帯電話機へと送受され、このデータバックアップ要求に応答して、携帯電話機側で暗証番号が確認された後に、バックアップデータが携帯電話機からユーザ端末装置へと転送されて記憶される。このため、携帯電話機の紛失や盗難があったときに、制御装置に対して要求を出せば、バックアップデータを携帯電話機からユーザ端末装置へと転送して記憶することができる。ユーザ端末装置としては、パーソナルコンピュータや携帯情報端末装置(PDA)等があり、ここにバックアップデータを記憶するならば、データの保存期間や費用の点での制約が発生せず、ユーザが利用し易い。
【0009】
また、本発明においては、携帯電話機は、バックアップデータを複数のユーザ端末装置に転送し記憶させている。
【0010】
この様にバックアップデータを複数のユーザ端末装置に転送し記憶させれば、バックアップデータを確実に保存することができる。
【0011】
更に、本発明においては、携帯電話機は、複数のユーザ端末装置のアドレス及び該各ユーザ端末装置の優先順位を対応させて記憶したメモリを有している。そして、携帯電話機は、各ユーザ端末装置の優先順位に従って、ユーザ端末装置のアドレスを選択して用いることにより、該ユーザ端末装置をアクセスして、バックアップデータを該ユーザ端末装置に転送し記憶させ、バックアップデータを該ユーザ端末装置に転送することができなければ、各ユーザ端末装置の優先順位に従って、次のユーザ端末装置のアドレスを選択して用いている。
【0012】
この様に複数のユーザ端末装置をそれらの優先順位に従って選択的にアクセスし、バックアップデータをより優先順位の高いユーザ端末装置に転送し記憶させれば、バックアップデータをユーザにとってより都合の良いユーザ端末装置に記憶させることができ、かつバックアップデータを確実に保存することができる。
【0013】
また、本発明においては、複数回のアクセスを繰り返しても、バックアップデータを該ユーザ端末装置に転送することができなければ、次のユーザ端末装置のアドレスを選択して用いている。
【0014】
ユーザ端末装置が直ちに応答するとは限らないので、複数回のアクセスを試みることが好ましい。
【0015】
更に、本発明においては、携帯電話機は、バックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、該携帯電話機の通話機能及び表示機能の少なくとも1つを停止させている。
【0016】
この様にバックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、携帯電話機の通話機能や表示機能を停止させれば、バックアップデータを失わずに、携帯電話の不当利用を防止することができる。
【0017】
また、本発明においては、携帯電話機は、バックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、該バックアップデータを暗号化して保存している。
【0018】
この様にバックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、該バックアップデータを暗号化して保存すれば、バックアップデータを消去せずとも、バックアップデータの不当利用を防止することができる。
【0019】
更に、本発明においては、バックアップデータには、暗号化の対象であるか否かを示すフラッグを予め付与している。
【0020】
この様に暗号化の対象であるか否かを示すフラッグをバックアップデータに付与しておけば、暗号化すべきデータを容易に判別することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の携帯電話機のデータバックアップシステムの一実施形態を示すブロック図である。本実施形態のシステムは、携帯電話機1と、携帯電話機1と無線通信を行なう無線基地局2と、無線基地局2に接続される交換局3と、交換局3に接続される制御装置4と、各種のデータを蓄積する記憶装置5と、交換局3に回線網を通じて接続される一般的な有線電話機6及び各ユーザ端末装置7,8とを備えている。
【0023】
携帯電話機1は、無線基地局2、交換局3、及び回線網等を通じて、他の携帯電話機、有線電話機、端末装置等との間で通信を行なうことができる。また、有線電話機5及び各ユーザ端末装置7,8は、交換局3、無線基地局2、及び回線網等を通じて他の有線電話機、携帯電話機、及び端末装置等との間で通信を行なうことができる。更に、制御装置4は、交換局3の保守サービスセンターに設けられ、交換局3、無線基地局2、及び回線網等を通じて他の有線電話機、携帯電話機、及び端末装置等との間で通信を行なうことができる。
【0024】
また、各ユーザ端末装置7,8は、携帯電話機1のユーザにより使用されるものであって、例えばインターンネット通信を行ない得る携帯情報端末装置(PDA)やパーソナルコンピュータである。
【0025】
図2は、携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図2に示す様に携帯電話機1は、無線基地局2と無線通信を行なう通信制御部11と、電話番号や各種のデータを表示する表示装置12と、各種のプログラムやデータを記憶するリードオンリーメモリ(以下ROMと称する)13と、ワークエリアとして用いられたり、各種のデータを記憶するランダムアクセスメモリ(以下RAMと称する)14と、該携帯電話機1のバックアップデータの転送先等を記憶する不揮発性メモリ15と、該携帯電話機1全体の制御を司るデータ処理部16とを備えている。
【0026】
図3は、携帯電話機1におけるデータ処理部16の詳細機能及び不揮発性メモリ15の記憶内容を示すブロック図である。図3に示す様に不揮発性メモリ15の記憶内容としては、バックアップデータ151、バックアップデータの転送先を示すインターネット上の各ユーザ端末装置7,8のアドレス152、該各アドレスの優先順位フラッグ153、暗証番号154等がある。これらのうちのアドレス152、優先順位フラッグ153、及び暗証番号154は、予め入力されて設定されたものである。
【0027】
データ処理部16は、後で述べる様に外部から受信した暗証番号と不揮発性メモリ15内の暗証番号154を照合する暗証番号確認制御部161と、バックアップデータ151をユーザ端末装置に転送するためのメールを作成するバックアップデータ転送メール作成制御部162と、バックアップデータ151及び暗証番号154を暗号化するデータ暗号化処理部163と、暗号化されたバックアップデータ151及び暗証番号154を復号化して元に戻すデータ復号化処理部164とを含んでいる。
【0028】
さて、この様な携帯電話機1においては、プロバイダ等から提供されたデータやユーザの操作により入力されたデータ等が不揮発性メモリ15に記憶される。これらのデータのうちには重要なものも含まれているため、携帯電話機1の紛失や盗難があったときには、その様な重要なデータの紛失や盗用を防止する必要がある。そこで、本実施形態のシステムでは、携帯電話機1の紛失や盗難があったときに、携帯電話機1のデータをユーザ端末装置に転送して保存したり、該データを暗号化して該携帯電話機1に保存している。また、携帯電話機1の通話機能や表示機能を停止させて、携帯電話機1の不当利用を防止している。
【0029】
次に、図4に示すフローチャートに従って、携帯電話機1の紛失や盗難があったときの処理手順を説明する。
【0030】
まず、携帯電話機1のユーザは、該携帯電話機1の紛失や盗難が発生すると、一般的な有線電話機6や他の携帯電話機等を用いて、保守サービスセンターの制御装置4にアクセスする。例えば、有線電話機6を用いて、保守サービスセンターの制御装置4を交換局3を通じて呼び出してから、データバックアップの要求を示すダイヤル番号を有線電話機6から制御装置4に送信する。これに応答して制御装置4は、携帯電話機1の電話番号と暗証番号の入力を促す音声メッセージを音声応答部4aで再生し、この音声メッセージを有線電話機6に送信する。ユーザは、この音声メッセージを聴取し、この音声メッセージに従って、携帯電話機1の電話番号と暗証番号をダイヤル操作により入力して制御装置4に送信する。制御装置4は、携帯電話機1の電話番号と暗証番号を入力すると、携帯電話機1の電話番号を用いて、携帯電話機1が通信可能な状態であるか否かを交換局3及び無線基地局2を通じて確認し、携帯電話機1が通信可能な状態であれば、データバックアップの要求と携帯電話機1の暗証番号を回線を通じて携帯電話機1に送信する。
【0031】
携帯電話機1では、データバックアップの要求と携帯電話機1の暗証番号を通信制御部11で受信してデータ処理部16に入力する。そして、データ処理部16の暗証番号確認制御部161は、制御装置4から受信した暗証番号と不揮発性メモリ15内の暗証番号154を照合する(図4のステップS101)。両者の暗証番号が一致しなければ(ステップS101で「No」)、データ処理部16は、暗証番号の不一致を制御装置4に送信してから、以降の処理を行なわずに、回線を遮断して、この通信を終了する(ステップS102)。
【0032】
また、両者の暗証番号が一致すれば(ステップS101で「Yes」)、データ処理部16は、不揮発性メモリ15内の各アドレスの優先順位フラッグ153を参照して、不揮発性メモリ15内のアドレス152のうちから最も高い優先順位のアドレスを選択し、このアドレスを宛先とするメールの作成要求をバックアップデータ転送メール作成制御部162に出す。バックアップデータ転送メール作成制御部162は、この最も高い優先順位のアドレスを宛先とするメールを作成し、暗号化フラッグを予め付与された不揮発性メモリ15内のデータをバックアップデータ151として抽出し、このメールにバックアップデータ151を添付し(ステップS103)、このメールの送信を通信制御部11に要求する(ステップS104)。通信制御部11は、このメールを保守サービスセンターの制御装置4に送信する。制御装置4は、このメールを宛先のユーザ端末装置へと送信する。そして、このメールが宛先のユーザ端末装置で受信されると(ステップS105で「Yes」)、バックアップデータ151の転送完了となる(ステップS106)。
【0033】
また、このメールが宛先のユーザ端末装置で受信されなければ、相手先転送不可信号が制御装置4から携帯電話機1へと送信され、この相手先転送不可信号が携帯電話機1のデータ処理部16に入力される(ステップS105で「No」)。データ処理部16は、この相手先転送不可信号を入力すると、予め設定された再通信回数を1つだけデクリメントして、この再通信回数が0になっていないことを確認してから(ステップS107で「No」)、同一宛先へのメールの再送信を保守サービスセンターの制御装置4に要求して(ステップS104)、このメールを制御装置4から宛先のユーザ端末装置へと送信させる。そして、このメールが宛先のユーザ端末装置で受信されると(ステップS105で「Yes」)、バックアップデータ151の転送完了となる(ステップS106)。このメールが宛先のユーザ端末装置で受信されなければ(ステップS105で「No」)、相手先転送不可信号が制御装置4から携帯電話機1へと再び送信され、再通信回数が1つだけ再びデクリメントされて、この再通信回数が0にならなければ(ステップS107で「No」)、同一宛先へのメールの再送信が保守サービスセンターの制御装置4に要求される(ステップS104)。従って、このメールが宛先のユーザ端末装置で受信されない限り、予め設定された再通信回数だけ同一宛先のユーザ端末装置への送信が繰り返されることになる。
【0034】
更に、予め設定された再通信回数だけ送信が繰り返されても、このメールが宛先のユーザ端末装置で受信されなければ、再通信回数が0となる(ステップS107で「Yes」)。このときデータ処理部16は、不揮発性メモリ15内の各アドレスの優先順位フラッグ153を再び参照して、不揮発性メモリ15内のアドレス152のうちから2番目の優先順位のアドレスを選択し、このアドレスを宛先とするメールの作成要求をバックアップデータ転送メール作成制御部162に出す。バックアップデータ転送メール作成制御部162は、この2番目の優先順位のアドレスを宛先とするメールを作成し、このメールにバックアップデータ151を添付し(ステップS103)、このメールの送信を通信制御部11に要求し(ステップS104)、このメールを制御装置4から宛先のユーザ端末装置へと送信させる。
【0035】
以降同様に、メールが宛先のユーザ端末装置で受信されなければ、各ステップS103,S104,S105,S107が繰り返される。
【0036】
例えば、アドレス152のアドレス「aaa@bbb.ccc.ddd」が優先順位フラッグ153の最も高い優先順位「1」に対応するものとすると、このアドレス「aaa@bbb.ccc.ddd」を宛先とするメールを作成し、このメールにバックアップデータ151を添付する。そして、このアドレス「aaa@bbb.ccc.ddd」がユーザ端末装置7のものであれば、このメールを携帯電話機1から制御装置4を通じてユーザ端末装置7へと送信する。更に、このメールがユーザ端末装置7で受信されなければ、このユーザ端末装置7への送信を予め設定された再通信回数だけ繰り返す。それでも、このメールがユーザ端末装置7で受信されなかった場合は、優先順位フラッグ153の2番目の優先順位「2」に対応するアドレス152のアドレス「zzz@xxx.vvv.bbb」を選択し、このアドレス「zzz@xxx.vvv.bbb」を宛先とするメールを作成して、このメールにバックアップデータ151を添付し、このアドレス「zzz@xxx.vvv.bbb」がユーザ端末装置8のものであれば、このメールを携帯電話機1から制御装置4を通じてユーザ端末装置8へと送信する。更に、このメールがユーザ端末装置8で受信されなければ、このユーザ端末装置8への送信を予め設定された再通信回数だけ繰り返す。以降同様に、このメールがユーザ端末装置8で受信されなければ、次の優先順位に対応するアドレスを選択して、メールを該アドレスのユーザ端末装置へと送信する。
【0037】
尚、1つの優先順位に対応して複数のアドレスが設定されている場合は、各アドレス別に、それぞれのメールを作成して、これらのメールを各アドレスのユーザ端末装置へと送信する。
【0038】
こうしてバックアップデータ151の転送完了となると(ステップS106)、データ処理部16は、データ暗号化処理部163を起動する。データ暗号化処理部163は、不揮発性メモリ15内のバックアップデータ151及び暗証番号154を暗号化し(ステップS108)、バックアップデータ151に付与されている暗号化フラッグをイネーブルに設定する(ステップS109)。
【0039】
更に、データ処理部16は、バックアップデータ151の転送とバックアップデータ151及び暗証番号154の暗号化を完了すると、通信制御部11の動作と表示装置12の動作を禁止する(ステップS110)。
【0040】
この様に携帯電話機1の紛失や盗難があったときには、携帯電話機1のバックアップデータをユーザ端末装置に転送して保存したり、バックアップデータを暗号化して携帯電話機1に保存している。また、携帯電話機1の通話機能や表示機能を停止させて、携帯電話機1の不当利用を防止している。
【0041】
携帯電話機1が戻って来た場合は、携帯電話機1の操作キーを操作して、携帯電話機1の暗証番号を入力する。携帯電話機1のデータ処理部16は、この暗証番号を入力すると、暗証番号確認制御部161及びデータ復号化処理部164を起動する。データ復号化処理部164は、不揮発性メモリ15内の暗号化された暗証番号を読み出し、この読み出した暗証番号を複合化し、この復号化した暗証番号を暗証番号確認制御部161に与える。暗証番号確認制御部161は、操作キーの操作により入力された暗証番号と復号化された暗証番号を照合し、両者の暗証番号が一致すると、バックアップデータ及び暗証番号の復号化をデータ復号化処理部164に指示する。これに応答してデータ復号化処理部164は、不揮発性メモリ15内のバックアップデータ及び暗証番号を復号化して元に戻す。これと同時に、データ処理部16は、通信制御部11の動作禁止と表示装置12の動作禁止を解除する。これにより、携帯電話機1を元の通りに使用することが可能になる。
【0042】
また、暗証番号の操作入力が複数回繰り返されても、入力された暗証番号と復号化された暗証番号が一致せず、この操作入力の回数が暗証番号確認制御部161のカウンタ161aにより計数され、この計数値が予め設定された回数に達すると、データ処理部16は、バックアップデータ及び暗証番号の復号化を不可能にすると共に、通信制御部11の動作禁止と表示装置12の動作禁止の解除を不可能にする。これにより、第三者による携帯電話機1の不当利用を完全に禁止する。
【0043】
また、携帯電話機1が戻らなかった場合は、例えばバックアップデータをユーザ端末装置からフレキシブルディスクや磁気カード等の記録媒体に記憶させ、更にバックアップデータを記録媒体から新規に契約した別の携帯電話機のメモリに書き込めば良い。
【0044】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限りは、多様に変形することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、携帯電話機の紛失や盗難があったときに、制御装置に対して要求を出せば、バックアップデータを携帯電話機からユーザ端末装置へと簡単かつ速やかに転送して記憶することができる。また、ユーザ端末装置がユーザの所有物であるため、ここにバックアップデータを記憶する限りは、データの保存期間や費用の点での制約が発生せず、更にユーザの都合により、バックアップデータをフレキシブルディスクや磁気カード等に記憶させて持ち出すことができ、ユーザが利用し易い。
【0046】
また、バックアップデータをより優先順位の高いユーザ端末装置に転送し記憶しているので、バックアップデータをユーザにとってより都合の良いユーザ端末装置に記憶させることができる。
【0047】
また、バックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、携帯電話機の通話機能や表示機能を停止させているので、バックアップデータを失わずに、携帯電話の不当利用を防止することができる。
【0048】
また、バックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、該バックアップデータを暗号化して保存しているので、バックアップデータの不当利用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機のデータバックアップシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムにおける携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の携帯電話機におけるデータ処理部の詳細機能及び不揮発性メモリの記憶内容を示すブロック図である。
【図4】図2の携帯電話機による処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 無線基地局
3 交換局
4 制御装置
5 記憶装置
6 有線電話機
7,8 ユーザ端末装置
11 通信制御部
12 表示装置
13 リードオンリーメモリ(ROM)
14 ランダムアクセスメモリ(RAM)
15 不揮発性メモリ
16 データ処理部
Claims (8)
- 携帯電話機と、携帯電話機と無線通信を行なう基地局と、基地局に接続される交換局と、交換局に接続される制御装置と、携帯電話機に基地局及び交換局を通じて接続されるユーザ端末装置とを備え、
制御装置は、外部から交換局を通じての要求に応答して、携帯電話機の暗証番号及びデータバックアップ要求を交換局及び基地局を通じて該携帯電話機に送信し、
携帯電話機は、該携帯電話機の暗証番号を予め記憶しており、制御装置からの該携帯電話機の暗証番号及びデータバックアップ要求を受信すると、この受信した暗証番号と予め記憶している暗証番号を照合し、両者の暗証番号が一致した場合に、バックアップデータを基地局及び交換局を通じてユーザ端末装置に転送し記憶させることを特徴とする携帯電話機のデータバックアップシステム。 - 携帯電話機は、バックアップデータを複数のユーザ端末装置に転送し記憶させることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
- 携帯電話機は、複数のユーザ端末装置のアドレス及び該各ユーザ端末装置の優先順位を対応させて記憶したメモリを有することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
- 携帯電話機は、各ユーザ端末装置の優先順位に従って、ユーザ端末装置のアドレスを選択して用いることにより、該ユーザ端末装置をアクセスして、バックアップデータを該ユーザ端末装置に転送し記憶させ、バックアップデータを該ユーザ端末装置に転送することができなければ、各ユーザ端末装置の優先順位に従って、次のユーザ端末装置のアドレスを選択して用いることを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
- 複数回のアクセスを繰り返しても、バックアップデータを該ユーザ端末装置に転送することができなければ、次のユーザ端末装置のアドレスを選択して用いることを特徴とする請求項4に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
- 携帯電話機は、バックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、該携帯電話機の通話機能及び表示機能の少なくとも1つを停止させることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
- 携帯電話機は、バックアップデータをユーザ端末装置に転送し記憶させた後に、該バックアップデータを暗号化して保存することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
- バックアップデータには、暗号化の対象であるか否かを示すフラッグを予め付与したことを特徴とする請求項7に記載の携帯電話機のデータバックアップシステム。
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