JP2004046902A - プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体 - Google Patents

プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 プリンタドライバによって基本となる画面を表示しつつ各種情報を設定するに際し、オペレータの作業性を高める。
【解決手段】 プリンタドライバの起動時に表示する基本画面として3種類のパターンの画像データを、HDD41に記憶しておく。本設定モードの要求があるときには、それら3種類のパターンのうちから一のパターンを選択する。詳細には、プリンタの機種名とポート名より使用レベルULを求めて(S310)、その使用レベルに応じて、基本画面のパターンを選択表示する(S330,S430,S530)。この結果、製品の機能のレベルやユーザのレベルに応じて基本設定画面を差別化することができる。
【選択図】    図10

Description

 この発明は、モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、その基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定する技術に関する。
 一般に、プリンタをコンピュータにつないで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに印刷しようとするとき、コンピュータにプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアを組み込む必要がある。プリンタドライバは、プリンタの機能やインターフェース、フォント情報、制御コードなど、プリンタについての各種情報をコンピュータに設定してプリンタをコントロールするコンピュータプログラムであり、印刷しようとするプリンタの機種ごとに用意される。
 オペレータは、コンピュータを操作して、コンピュータに組み込んだプリンタドライバを起動して、各種情報の設定を行なうことができるが、その設定は次のようにして行なう。プリンタドライバが起動されると、コンピュータは、モニタに、データ入力用の「基本設定」の画面を表示する。この画面には、上記各種情報についてのデータ入力欄が設けられており、オペレータは、キーボード、マウスを操作して、これらデータ入力欄にデータをインプットすることにより、各種情報の設定を行なうことができる。
 なお、こうした「基本設定」の画面では、基本的には、全ての情報について手動にて設定(1つ1つ順にデータをインプットしていくこと)を行なっていたが、設定の容易化を目的として、各種情報の設定を自動的に行なう(予め決めた値に設定すること)ことも選択的に可能となっているものもあった。すなわち、「基本設定」の画面では、手動で詳細に設定を行なう「詳細設定」のモードと、予め決められた設定を自動的に行なう「簡易設定(推奨設定)」のモードとが選択的に実行可能となっていた。
 ところで、前記従来の技術では、「基本設定」の画面から、「詳細設定」、「推奨設定」の両モードの入力が可能となっているが、例えば、エントリユーザにおいては、「推奨設定」のモードを専ら使用するだけで、「詳細設定」のモードを使用するようなことはなかった。しかも、エントリユーザにとっては、使用しないことはもとより、「詳細設定」のモードの表示を見せられても、何が書いてあるかもわからず、かえって混乱を来たすことがあった。この結果、オペレータにとっては、「基本設定」の画面を用いて各種情報を設定するに際し、作業性が悪いといった問題があった。
 この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためにされたものであり、基本となる画面を表示しつつ各種情報を設定するに際し、オペレータの作業性を高めることを目的としている。
 このような課題を解決するため、この発明のプリンタ制御装置は、
 モニタと入力装置とを備え、該モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、該基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定するプリンタ制御装置であって、
 前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データを記憶する記憶手段と、
 前記記憶手段に記憶されている複数の画面形成用データのうちから一を選択する画面形成用データ選択手段と、
 前記基本画面を前記モニタに表示する要求があるときに、前記画面形成用データ選択手段により選択された画面形成用データに従って前記モニタの表示を行なう表示制御手段と
 を備えることを、その要旨としている。
 上記構成のプリンタ制御装置では、入力可能な各種情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データが、記憶手段に記憶されており、基本画面をモニタに表示する要求があるときには、その記憶手段に記憶された複数の画面形成用データのうちの一の図面形成用データに従ってモニタの表示がなされる。
 このため、モニタに表示する基本画面として、複数パターンの基本画面のうちの一つが択一的に選択される。したがって、例えば、オペレータの習熟度やプリンタの使用条件の程度によって基本画面を差別化することができる。この結果、基本画面をそれぞれのケースにおいて最適なものとすることができることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏する。
 上記構成のプリンタ制御装置において、前記プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルを算出するレベル算出手段を備え、前記画面形成用データ選択手段は、前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づいて前記選択を行なう構成であるものとすることができる。
 この構成によれば、プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルに応じて基本画面を差別化することができる。したがって、基本画面を上記パラメータのレベルに応じて最適なものとすることができることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の作業性をより高めることができる。
 また、上記構成のプリンタ制御装置において、前記プリンタの機種を示す機種データを外部から受信する受信手段を備え、前記レベル算出手段は、前記受信手段より受信した機種データから前記レベルを求める構成とすることが可能である。
 この構成によれば、プリンタの機種に応じて基本画面を差別化することができる。このため、高機能、低機能といった、プリンタの機能の高さに応じた最適な基本画面を得ることができる。
 上記構成のプリンタ制御装置において、前記プリンタとは双方向にデータの授受ができるように接続され、前記受信手段は、前記プリンタから前記機種データを受ける構成とすることも可能である。
 この構成によれば、プリンタからの機種データによって、プリンタの機種を自動的に知ることができる。
 上記構成のプリンタ制御装置において、前記記憶手段は、前記基本画面から設定し得ることのできるおおよそ全ての各種情報を入力可能な詳細設定用の画面を示す第1の画像データと、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が前記詳細設定用の画面よりも少ない簡易設定用の画面を示す第2の画像データとを、前記画面形成用データとして記憶するものとしてもよい。
 この構成のプリンタ制御装置によれば、詳細設定用の画面と簡易設定用の画面との2種類によって基本画面を差別化することができる。このため、必要に応じて基本画面を適したものとすることができることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の作業性に優れている。
 上記構成のプリンタ制御装置においても、前記基本画面の内容を、前記入力可能な前記情報の数を含めて変更する基本画面変更手段を備えるとともに、前記基本画面に、前記基本画面変更手段を駆動するためのスイッチを付加した構成としてもよい。
 この構成のプリンタ制御装置によれば、基本画面に付加したスイッチにより、基本画面変更手段が駆動される。このため、上述したようにして選択してきた基本画面が、オペレータの好みに合わない場合に、オペレータは、その基本画面上のスイッチを操作するだけで、基本画面の内容を容易に変更することができる。
 この発明のプリンタ制御方法は、
 モニタと入力装置とを備え、該モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、該基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定するプリンタ制御方法であって、
(a)前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データをメモリに記憶する工程と、
(b)前記記憶工程にて記憶された複数の画面形成用データのうちから一を選択する工程と、
(c)前記基本画面を前記モニタに表示する要求があるときに、前記画面形成用データ選択工程により選択された画面形成用データに従って前記モニタの表示を行なう工程と
 を備えることを、その要旨としている。
 この構成のプリンタ制御方法によっても、上記プリンタ制御装置と同様に、基本画面をそれぞれのケースにおいて最適なものとすることができることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏する。
 上記構成のプリンタ制御方法において、(d)前記プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルを算出する工程を備え、前記工程(b)は、前記工程(d)にて算出されたレベルに基づいて前記選択を行なう構成とすることができる。
 また、上記構成のプリンタ制御方法において、(e)前記プリンタの機種を示す機種データを外部から受信する工程を備え、前記工程(d)は、前記工程(e)により受信した機種データから前記レベルを求める構成とすることもできる。
 この発明の記録媒体は、
 モニタと入力装置とを備え、該モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、該基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
(a)前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データをメモリに記憶する工程と、
(b)前記記憶工程にて記憶された複数の画面形成用データのうちから一を選択する工程と、
(c)前記基本画面を前記モニタに表示する要求があるときに、前記画面形成用データ選択工程により選択された画面形成用データに従って前記モニタの表示を行なう工程と
 をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録したことを、その要旨としている。
 上記構成の記録媒体によっても、第1のプリンタ制御装置および方法と同様に、基本画面をそれぞれのケースにおいて最適なものとすることができることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏する。
 上記構成の記録媒体において、(d)前記プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルを算出する工程を実行させるとともに、前記工程(b)は、前記工程(d)にて算出されたレベルに基づいて前記選択を行なう構成となるように、前記コンピュータプログラムを記録したものとすることができる。
 本発明は、以下のような他の態様をとることも可能である。第1の態様は、
 特許請求の範囲の請求項2に記載のプリンタ制御装置であって、
 前記基本画面に付随する付随画面を表示する付随画面表示制御手段と、
 前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づいて、前記付随画面の表示を許可または禁止する手段と
 を備える。
 第2の態様は、
 特許請求の範囲の請求項2に記載のプリンタ制御装置であって、
 前記基本画面に付随する付随画面を表示する付随画面表示制御手段と、
 前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づいて、前記付随画面の表示パターンを変更する手段と
 を備える。
 以上説明したこの発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の一実施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。このコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ14を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体16とキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、フロッピィディスク22の内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭載されている。このコンピュータ本体16とプリンタとは、双方向にデータの授受できるように双方向パラレルインタフェースにて接続されている。
 図2は、コンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。図示するように、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置としてのCPU30を中心にバスにより相互に接続されたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39およびI/Oポート40を備える。
 ROM31は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプレイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリである。マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフロッピィディスクコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)41を制御するハードディスクコントローラである。
 CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいてCRTディスプレイ12における画像の表示を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ14へのデータの入出力を制御するインタフェースである。I/Oポート40は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ10は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバー48に接続可能となっている。
 このコンピュータシステムでは、オペレーティングシステムはHDD41に記憶されており、HDD41のブートブロックに書き込まれたローダに従って、コンピュータ本体16に電源を投入すると、RAM32の所定の領域にロードされる。また、プリンタドライバは、フロッピィディスク22に予め格納されており、所定のセットアッププログラムを起動することで、フロッピィディスクドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたプリンタドライバは、HDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入したときに、オペレーティングシステムに組み込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
 なお、このプリンタドライバのソフトウェアプログラムは、前述したように、フロッピィディスク22に格納されたものであるが、これに替えて、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前述したソフトウェアプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバー48から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM32またはHDD41に転送することにより得るようにすることもできる。
 以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステムによる印刷の様子について次に説明する。図3は、コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。図示するように、コンピュータ本体16の内部で動作しているアプリケーションプログラム51により、画像の処理を行いつつビデオドライバ52を介してCRTディスプレイ12に画像を表示している。また、このアプリケーションプログラム51が、印字発令を発行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ53が、画像情報をアプリケーションプログラム51から受け取り、これをプリンタ14が印字可能な信号に変換している。
 図3に示した例では、プリンタドライバ53の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っている画像情報をドット単位の色情報に変換するラスタライザ54、ドット単位の色情報に変換された画像情報(階調データ)に対してプリンタ14の発色の特性に応じた色補正を行なう色補正モジュール55、色補正された後の画像情報からドット単位でのインクの有無によりある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画像情報を生成するハーフトーンモジュール56が備えられている。また、プリンタドライバ53の内部には、プリンタ14による印刷のための各種情報を設定する情報設定モジュール57が備えられている。印刷のための各種情報としては、印刷品質、色補正、ハーフトーンの種類等の印刷の基本設定に関するもの、用紙のサイズ、印刷方向等の用紙設定に関するもの等がある。
 なお、情報設定モジュール57で設定された色補正の情報は、色補正モジュール55に送られ、ハーフトーンの種類の情報は、ハーフトーンモジュール56に送られる。情報設定モジュール57は、ビデオドライバ52を介してCRTディスプレイ12に設定の内容を示す画像を表示している。情報設定モジュール57を除いた各モジュールの動作は、周知のものなので、説明は原則として省略し、情報設定モジュール57については、以下に説明する。
 プリンタドライバ53は、その設定を変えることにより、プリンタ14による印刷を種々コントロールすることができるが、オペレータは、そうした設定を予め行なっておく必要がある。こうした印刷のための各種情報を設定する作業を実行するのが情報設定モジュール57である。ここでは、この情報設定モジュール57の動作によりCRTディスプレイ12にどのような画面が表示されるかを先に説明する。なお、この説明に当たり、このプリンタドライバが動作するオペレーティングシステムとして、Windows95(マイクロソフト社の商標)を例にとって説明する。
 オペレータは、まずコンピュータ10を次のように操作して、印刷のための各種情報を設定するダイアログボックスをCRTディスプレイ12に表示する。すなわち、[スタート]→[設定]→[プリンタ]の操作を行なうことで、「プリンタ」ウィンドウを開く。次いで、そのウィンドウ上の目的のプリンタのアイコンをダブル・クリックして、そのプリンタについてのウィンドウを開く。その後、そのウィンドウから[プリンタ]→[プロパティ]の操作を行なって、そのプリンタについての各種情報を設定するプロパティのダイアログボックスを表示させる。
 図4は、その開いたときのダイアログボックスDB1を例示する説明図である。図示するように、ダイアログボックスDB1には、「基本設定」、「用紙設定」、「レイアウト」、「ユーティリティ」、「コンフィゲレイション」の5種類のカードCD1,CD2,CD3,CD4,CD5が用意されており、デフォルトとして「基本設定」のカードCD1が前面に表示されている。「基本設定」のカードCD1は、印刷品質に関わる基本的な情報を設定するためのものである。「用紙設定」のカードCD2は、用紙についての各種情報を設定するためのものである。「レイアウト」のカードCD3は、印刷時の割り付けのレイアウトについての各種情報を設定するためのものである。「ユーティリティ」のカードCD4はその他有用な情報を設定するためのものである。「コンフィゲレイション」のカードCD5は「基本設定」のカードCD1の表示形態を変更するための情報を設定するためのものである。
 これらカードCD1〜CD5の内のいずれかが、オペレータによって、マウス20を操作することにより選択されて、ダイアログボックスDB1に表示される。
 なお、図4に示した「基本設定」のカードCD1は、3種類のパターンのうちの1パターンである。ここでは、このパターンのものを例にあげて以下説明する。図4に示すように、この「基本設定」のカードCD1には、オペレータからのデータ入力を受け付けるデータ入力欄として、「モード設定」、「用紙種類」、「インク」の3つのデータ入力欄E1,E2,E3が設けられている。また、このカードCD1には、プリンタドライバの現在の設定の内容のうちのいくつかの情報を表示するデータ表示欄E4が設けられている。
 「モード設定」のデータ入力欄E1は、基本的な設定のモードを選択するもので、予め決められた設定を自動的に行なう「推奨設定」のモードと、手動で詳細に設定を行なう「詳細設定」のモードとがボタンE11,E12により選択可能となっている。
 まず、ボタンE12がクリックされて「詳細設定」のモードが選択されたときの動作について説明する。この「詳細設定」のモードが選択されると、データ入力欄E14およびデータ入力欄E15がアクティブな状態となる。これにより、このデータ入力欄E14から印刷目的を入力することが可能となり、また、データ入力欄E15から手動設定を行なうためのダイアログボックスを開くことが可能となる。データ入力欄E14は、印刷するデータのタイプを設定するもので、ワープロ、グラフ、写真等の選択肢が用意されている。
 図5は、データ入力欄E15から開かれる手動設定のダイアログボックスDB2を例示する説明図である。図示するように、「印刷品質」、「用紙種類」、「インク」、「ハーフトーン」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」等についてのデータ入力欄E21,E22,E23,E24,E25,E26,E27が設けられている。
 「印刷品質」のデータ入力欄E21は、印刷する解像度を設定するもので、「ドラフト」、「ファイン」、「スーパファイン」の3種類が選択肢として用意されている。ここで、「ドラフト」、「ファイン」および「スーパファイン」は、順に、360×360(dot)、720×360(dot)、720×720(dot)の解像度を示すものである。
 「用紙種類」のデータ入力欄E22は、用紙の種類を設定するもので、「普通紙」、「スーパーファイン専用紙」、「専用光沢紙」が選択肢として用意されている。「インク」のデータ入力欄E23は、プリンタ14に使用するインクの種類を設定するもので、「カラー」と「黒」とが選択肢として用意されている。なお、「基本設定」のカードCD3上には、この「用紙種類」と「インク」のデータ入力欄E22,E23と同一のデータ入力欄E2,E3が設けられており、後に入力された方が優先され、先に入力された方のデータ入力欄の表示は後に入力されたデータに従って変更される。
 「ハーフトーン」のデータ入力欄E24は、ハーフトーンの種類を設定するもので、「高速ハーフトーン」、「高画質ハーフトーン」が選択肢として用意されている。なお、このハーフトーンの種類の情報はハーフトーンモジュール56(図3)にて利用される。「マイクロウィーブ」のデータ入力欄E25は、マイクロウィーブの機能をオン/オフするものである。ここで、マイクロウィーブとは、プリンタ14に備えられる機能であり、異なるヘッドが同一のラインを走査することで1つのドットを重ね打つことにより、印刷の品質を高めることができる。「双方向印刷」のデータ入力欄E26は、双方向印刷の機能をオン/オフするものである。ここで、双方向印刷とは、プリンタ14に備えられる機能であり、異なるヘッドが左右双方向から移動することにより、印刷の速度を高めることができる。
 「カラー調整」のデータ入力欄E27は、色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライバによる色補正」、「ビデオ/デジタルテレビカメラモード」、「ICM」が選択肢として用意され、その上で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっている。
 次に、図4に戻り、「モード設定」のデータ入力欄E1のボタンE11がクリックされて「推奨設定」のモードが選択されたときの動作について説明する。この「推奨設定」のモードが選択されると、スライドレバー形のボタンE13がアクティブな状態となり、これにより、プリンタ14による印刷をどの程度の品質で行なうかが指定可能となる。
 詳細には、ボタンE13として表示されるスライドレバーの両端には、「きれい」と「速い」の文字が明示されており、スライドレバーの部分をマウス20によりドラックすることにより、「きれい」と「速い」の内のいずれかを選択することができる。なお、このボタンE13による選択肢は、上記のように「きれい」と「速い」といったパラメータ値ではあるが、これは、「用紙種類」の入力欄E2に「普通紙」が設定されているときのものである。これに対して、「用紙種類」の入力欄E2に他の用紙種類が設定されている場合には、他の複数パラメータ値、具体的には、「よりきれい」、「きれい」、「標準」、「速い」の内から選択した任意の2つのパラメータ値が表示される。なお、ここで「速い」とは、印刷速度は速いが、印刷品質がやや劣ることを意味しており、この「速い」も印刷品質の程度を定めるパラメータ値の一種である。
 上記「よりきれい」、「きれい」、「標準」、「速い」といったパラメータ値は、印刷の品質の程度を段階的に定めるものであり、この「推奨設定」のモードで、スライドレバー形のボタンE13により一のパラメータ値が選択されると、このコンピュータ10では、その選択されたパラメータ値から印刷の品質を決定する各種品質情報を求める処理を実行している。ここで、各種品質情報とは、印刷の解像度、ハーフトーンの種類およびマイクロウィーブの機能区分が該当する。これら各種品質情報は、上記手動設定のダイアログボックスDB2から入力される情報に含まれるものと同一である。
 データ表示欄E4について次に説明する。データ表示欄E4は、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」、「スタンプマーク」についての情報を表示する表示エリアE41,E42,E43,E44,E45,E46、E47を備えている。表示エリアE41,E42に表示される「用紙サイズ」および「印刷方向」の内容は、「用紙設定」のカードCD4を用いて入力設定されたデータである。なお、「用紙設定」のカードCD4については、この発明の内容には直接関係しないので説明は省略するが、要は、用紙サイズ、印刷方向、印刷部数等の用紙設定に関する情報が入力設定される。
 また、表示エリアE43,E44,E45,E46に表示される「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」の内容は、前述した「手動設定」のダイアログボックスDB2を用いて入力設定されたデータである。さらに、表示エリアE47に表示される「スタンプマーク」の内容は、「レイアウト」のカードCD5を用いて入力設定されたスタンプマーク名のデータである。
 上述したCRTディスプレイ12への画面表示は、プリンタドライバ53の情報設定モジュール57にて実現される。この情報設定モジュール57の処理ルーチンについては、後ほど説明するものとして、ここでは、まずこの発明に係わるプリンタドライバのセットアップ処理ルーチンについて説明する。
 図6は、CPU30にて実行される、プリンタドライバのセットアップの処理ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、オペレータによって、[スタート]→[設定]→[プリンタ]→[プリンタの追加]の操作が行なわれることで実行されるもので、前処理ルーチンSpとメイン処理ルーチンSmとから構成される。メイン処理ルーチンSmは、セットアップ処理についての一般的な処理を行なう周知のものである。これに対して、前処理ルーチンSpは、この発明にかかわるもので、プリンタ14の使用条件を示す情報を検出するものである。
 図6に示すように、処理が開始されると、CPU30は、まず、前処理ルーチンSpに進んで、INFファイルをHDD41またはFDD24(あるいは可搬型記録媒体)から読み込む処理を行なう(ステップS100)。このINFファイルは、この前処理における処理の内容を少なくとも含めた各種情報を規定するファイルで、例えば、このプリンタ14の使用条件としてどういった項目の入力を要求するかを規定している。次いで、CPU30は、プリンタ14から送信されてくるプリンタの機種を示す機種名データを取り込む処理を行なう(ステップS110)。プリンタ14は、前述したようにコンピュータ本体に対してデータを送信することのできる構成になっており、ここでは、CPU30は、プリンタ14から送信されてくる機種名データを取り込んでいる。
 続いて、CPU30は、その機種名データの取込みが旨くいったか否かを調べる(ステップS120)。ここで、機種名データの取込みが旨くいっていないと判別されると、ステップS110に処理を戻して、機種名データの取込みを再度行なう。一方、ステップS120で、機種名データの取込みが旨くいったと判別されると、続くステップS130に処理を進める。
 ステップS130では、CPU30は、所望のプリンタドライバを格納したフロッピィディスク22がフロッピィディスクドライブ24にセットされているか否かを調べる(ステップS130)。ここで、所望のフロッピィディスク22が適切に用意されていないと判別されると、正しいフロッピィディスク22をフロッピィディスクドライブ24にセットして(ステップS140)、ステップS130のディスク判定を再度行なう。
 一方、ステップS130で、所望のフロッピィディスク22が適切に用意されていると判別されると、CPU30は、続いて、追加条件があるか否かを判別する(ステップS150)。ここでいう追加条件とは、この前処理ルーチンSpで検出しようとしているプリンタの使用条件のことである。このステップS150では、ステップS100で読み込んだINFファイルを参照して、INFファイルに追加条件の記述があるか否かから判別を行なっている。
 ステップS150で、追加条件があると判別されると、INFファイルに記述されたその追加条件に該当するプリンタの使用条件を入力する処理を行なう(ステップS160)。具体的には、CPU30は、追加条件に該当する使用条件についてのデータ入力欄をCRTディスプレイ12に表示して、オペレータからのキーボード18,マウス20の操作によるインプットデータを取り込むことによって、ステップS160の処理を行なっている。例えば、INFファイルで追加条件としてプリンタポートの使用状態を要求してきたときには、オペレータは、使用するポートとして、例えば、Com1、Com2といった情報を入力することになる。この入力したデータをCPU30は取り込む。
 ステップS160で追加の条件の入力を終えると、CPU30は、続いて、ステップS110で取り込んだ機種名とステップS160で入力したポート名とが使用条件として決定したとして、双方をCRTディスプレイ12に表示する(ステップS170)。図7は、こうしたCRTディスプレイ12の表示の一例を示す説明図である。図7に示す例においては、プリンタの機種名が「xxx100」で、プリンタの使用ポートは、Com1、Com2である旨がCRTディスプレイ12に表示される。その後、この前処理ルーチンSpを終える。なお、前処理ルーチンSpの後には、周知のプリンタドライバセットアップについてのメイン処理が実行されることになる。その後、このセットアップ処理は終了する。
こうしてセットアップが完了したプリンタドライバ53の情報設定モジュール57にて実行される処理ルーチンについて、次に説明する。図8は、その情報設定モジュール57の処理ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、前述したように、[プリンタ]→[プロパティ]の操作を行なってプリンタドライバを起動した後、所定時間毎に繰り返し実行される。図示するように、CPU30は、処理が開始されると、まず、「基本設定」、「用紙設定」、「レイアウト」、「ユーティリティ」、「コンフィゲレイション」の5種類のカードCD1〜CD5にあってアクティブの状態にあるカードを変更する旨の指令があるか否かを判定する(ステップS200)。ここで、アクティブの状態のカードとは、データの入力状態となってCRTディスプレイ12に表示されているカードをいう。カードを変更する旨の指令とは、マウス20を用いたカードのインデックスをクリックする操作により発生する指令である。
 ステップS200で、アクティブの状態にあるカードを変更する旨の指令がないと判定されると、「リターン」に抜けて処理を一旦終了する。一方、ステップS200で、アクティブの状態にあるカードを変更する旨の指令があると判定されると、次いで、その変更後のカードは、「基本設定」、「用紙設定」、「レイアウト」、「ユーティリティ」、「コンフィゲレイション」の5種類のカードCD1〜CD5の内のいずれに該当するかを判定する(ステップS210)。続いて、その該当するカードに対応したモードの処理ルーチン、即ち、基本設定モード、用紙設定モード、レイアウトモード、ユーティリティモードまたはコンフィゲレイションモードの処理ルーチンを実行する(ステップS220ないしS260)。その後、「リターン」に抜けて処理を一旦終了する。
 なお、この処理ルーチンには特に記述はないが、プリンタドライバの起動直後においては、処理は直接、ステップS220に進み、基本設定モードの処理ルーチンを実行するものとする。
 次に、ステップS220で実行される基本設定モードの処理ルーチンについて説明する。図9は、基本設定モードの処理ルーチンを示すフローチャートである。図示するように、CPU30は、処理が開始されると、「基本設定」のカードCD1を示す画像データをCRTディスプレイ12に表示するカード表示の処理ルーチンを実行する(ステップS300)。その後、そのCRTディスプレイ12の表示画面を見たオペレータによるキーボード18およびマウス20を用いたデータ入力の操作を受けて、各種データを入力し(ステップS400)。その入力された各種データをRAM32上の所定の位置に記憶する(ステップS500)。
 例えば、ステップS300では、図4に例示する「基本設定」のカードCD1の画像データをCRTディスプレイ12に表示する。オペレータは、そのCRTディスプレイ12に表示された画像データを見て、例えば、ボタンE13を操作して「きれい」とデータ入力を行なうが、ステップS400では、CPU30はその「きれい」のデータを取り込む処理を行なう。
 こうしてデータの記憶の作業を終了すると、オペレータによる図4の表示画面中の「OK」のクリック操作を待って「リターン」に抜けて処理を終了する。
 次に、ステップS300で実行されるカード表示の処理ルーチンについて詳述する。図10はそのカード表示の処理ルーチンを示すフローチャートである。CPU30は、ステップS300に処理が移ると、図10に示すように、まず、プリンタドライバのセットアップ処理により求めた機種名とポート名とから、使用レベルULを求める処理を行なう(ステップS310)。この使用レベルULとは、プリンタ14についてどの程度の使用効率でもって使用がなされるかを1から3の数字で示すもので、レベル=1のとき最も高効率であり、レベル=3のとき最も低効率である。
 上記ステップS310では、図11に例示するレベル検索用テーブルTBLを用いることにより、機種名とポート名とからプリンタの使用効率を推定している。このレベル検索用テーブルTBLは、図示するように、縦方向にプリンタの機種名が、横方向に使用ポート名が付け当てられた格子状の数値(1から3)の配列である。図中、「XXX100」、「XXX200」、「XXX300」といった機種名の記載は、番号が大きくなるほど、高級機を示しているものとする。また、図中、「LPT1」との記載は、ごく一般的に使用される出力ポートを示すものであるとする。
 図11に示すように、レベル検索用テーブルTBLにおいては、機種名が高級機になるほど、高機能のプリンタであるとして、使用レベルULは大きな値となっている。また、ポート名が一般的でないほど、コンピュータ関連の知識が豊富なユーザが使用しているものとして、使用レベルULは大きな値となっている。ステップS310では、こうした構成のレベル検索用テーブルTBLに、プリンタドライバのセットアップ処理により求めた機種名とポート名とを照らし合わせることで、両者に応じた使用レベルULを求めている。
 ステップS310で使用レベルULが求められると、続く、ステップS320では、その使用レベルULが値1、値2,値3のうちのいずれに該当するかを判別する(ステップS320)。ここで、使用レベルULが値1であると判別されると、ステップS330に進む。
 ステップS330では、CPU30は、「基本設定」のカードCD1を表わす第1のパターンを示す第1画像データを表示画像メモリ33に送って、その第1画像データをCRTディスプレイ12に表示させる。「基本設定」のカードCD1を表わす画像データとしては、先に図4で説明したパターン(第3のパターン)を含む3種類のパターンがあり、その内の第1のパターンがこのステップS330でCRTディスプレイ12に表示される。なお、これら3種類のパターンはそれぞれ画像データとして、HDD41に予め格納されており、このステップS330では、これら3つの画像データの中から第1のパターンを示す第1画像データを呼び出して、CRTディスプレイ12に表示している。
 図12は、第1画像データで示される第1のパターンを示す説明図である。図示するように、この第1のパターンは、第3のパターン(図4のもの)と比較して、「モード設定」のデータ入力欄E101に、「推奨設定」のモードであることを示すデータ表示欄E102だけが表示されていることと、データ表示欄E104に、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」の3つの情報だけが表示されていることが相違しており、その他の構成は同じである。この第1画像データで示される第1のパターンは、コンピュータについての知識が乏しい下級者による使用を想定して、「詳細設定」のモード設定の表示を削除して、「推奨設定」のモードだけが表示されるようにしている。下級者は、複雑な設定を行なうことがないことから、「推奨設定」のモードが表示されるだけで十分であるためである。さらに、複雑な設定を行なわないことから、「現在の設定」を示すデータ表示欄E104の表示も、主要なもので十分だとして、3つの情報だけを表示する構成としている。
 なお、この第1のパターンの基本画面においては、データ表示欄E102の右隅にはボタンE102aが設けられている。このボタンE102aをマウス20によりクリックすることにより、印刷するデータのタイプを複数プルダウン形式で出現させることができる。印刷するタイプとしては、例えば、「ワープロ」、「グラフ」、「写真」等が該当し、オペレータはマウス20の操作によってこれらの選択肢の中から所望のものを選択することが可能となっている。
 こうした「基本設定」のカードCD1を表わす第1のパターンが表示されると、次いで、CPU30は、第1オプションを指定するか否かを判別する(ステップS340)。ここでいう第1オプションは、例えば、双方向通信の機能を利用してプリンタ14からインクの残量を測るものである。ステップS340では、こうした第1オプションを指定するか否かを、オペレータによるマウス20、キーボード18等の入力装置の操作から求めている。CPU30は、ステップS340で、第1オプションを指定すると判別されると、次いで、第1オプションをインストールする処理を行なう(ステップS350)。
 図13は、「消耗品情報」のカードCD11を表わす説明図である。このカードCD11も、プリンタについての各種情報を設定するプロパティのダイアログボックスのいずれかの部位から開かれるものである。ステップS350で、第1オプションがインストールされると、図13に示すように、「消耗品情報」のカードCD11上に、インク残量を示すイラストIKが表示されることになる。一方、ステップS340で、第1オプションの指定がないと判別されると、ステップS350の処理を飛ばして、インク残量を示すイラストIKが表示されることはない。
 続いて、CPU30は、第2オプションを指定するか否かを判別する(ステップS360)。ここでいう第2オプションは、例えば、印刷インクの色調整用のユーティリティである。ステップS360では、こうした第2オプションを指定するか否かを、オペレータによるマウス20、キーボード18等の入力装置の操作から求めている。CPU30は、ステップS340で、第2オプションを指定すると判別されると、次いで、第2オプションをインストールする処理を行なう(ステップS370)。なお、第2オプションがインストールされると、図示しない所定の画面がCRTディスプレイ12に表示される。その後、「リターン」に抜けて、この「カード表示」の処理を一旦終了する。
 一方、ステップS320で使用レベルULが値2であると判別されると、ステップS430に進む。ステップS430では、CPU30は、「基本設定」のカードCD1を表わす第2のパターンを示す第2画像データを表示画像メモリ33に送って、その第2画像データをCRTディスプレイ12に表示させる。
 図14は、第2画像データで示される第2のパターンを示す説明図である。図示するように、この第2のパターンは、第3のパターン(図4のもの)と比較して、「モード設定の」データ表示欄E204に、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」、「スタンプマーク」の4つの情報だけが表示されていることで相違しており、その他の構成は同じである。この第2画像データで示される第2のパターンは、コンピュータについてのある程度の経験があり多少の設定変更を行なうことができるような中級者による使用を想定しており、「モード設定の」データ入力欄E104には、「推奨設定」と「詳細設定」の両モードが表示され、データ表示欄E104のには、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」、「スタンプマーク」の4つの情報というように限定した項目だけが表示されるように構成されている。中級者は、普通には複雑な設定を行なわないが、場合によっては複雑な設定も行ないうることから、「詳細設定」および「推奨設定」の両モードの設定を可能とした上で、「現在の設定」を示すデータ表示欄E104の表示を全項目より多少減らした項目としている。
 その後、CPU30は、ステップS340およびS350と同じ、第1オプションに関するインストールの処理を行なう(ステップS440,S450)。続いて、ステップS370と同じ、第2オプションに関するインストールの処理を行なう(ステップS470)。なお、このステップS470を実行するに際して、この使用レベルULが値2の場合は、ステップS360のような第2オプション指定の要否を判定することはしていない。その後、CPU30は、「リターン」に抜けて、この「カード表示」の処理を一旦終了する。
 他方、ステップS320で使用レベルULが値3であると判別されると、ステップS530に進む。ステップS530では、CPU30は、「基本設定」のカードCD1を表わす第3のパターンを示す第3画像データを表示画像メモリ33に送って、その第3画像データをCRTディスプレイ12に表示させる。この第3のパターンは、図4を用いて先に説明したように、「モード設定の」のデータ入力欄E1には、「推奨設定」と「詳細設定」の両モードの設定が可能となっており、また、データ表示欄E4には、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」、「スタンプマーク」の7つの情報の全てが表示された場合である。すなわち、この第3画像データで示される第3のパターンは、コンピュータに精通した上級者による使用を想定しており、「モード設定」のデータ入力欄E101は、「推奨設定」および「詳細設定」の両モードによる設定を可能としており、しかも、データ表示欄E104には、最大数の項目が表示される。
 その後、CPU30は、ステップS350およびS370と同じ、第1オプションに関するインストールの処理と第2オプションに関するインストールの処理を行なう(ステップS550,S570)。なお、このステップS550、S570を実行するに際して、この使用レベルULが値3の場合は、ステップS340、S360のような各オプション指定の要否を判定することはしていない。その後、CPU30は、「リターン」に抜けて、この「カード表示」の処理を一旦終了する。
 こうしてCRTディスプレイ12に表示された「基本設定」のカードCD1を用いて、その後、前述したようにデータ入力の作業およびデータ記憶の作業がなされることになる(図9のステップS400,S500)。
 なお、こうして、「基本設定」のカードCD1が表示された基本画面上には、先に説明したように、他のカードCD2〜CD5へのスイッチであるタブが設けられている。これらタブのうちの所望のものがマウス20によりクリックされると、そのクリックされたタブに対応するカードがCRTディスプレイ12の画面に表示される。なお、こうしたカードの一つに「コンフィゲレイション」のカードCD5がある。
 図15は、「コンフィゲレイション」のカードCD5が開かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図である。図示するように、この「コンフィゲレイション」のカードCD5には、3つのボタンBT1,BT2,BT3が設けられている。上段のボタンBT1には、「下級者用設定」との表記があり、中断のボタンBT2には、「中級者用設定」との表記があり、下段のボタンBT3には、「上級者用設定」との表記がある。この「コンフィゲレイション」のカードCD5は、これまでに詳述してきた「基本設定」のカードCD1の表示を変更するためのもので、上記ボタンBT1〜BT3がオペレータによって選択されることで、それらボタンBT1〜BT3に対応した表示のパターンに、「基本設定」のカードCD1が変更される。なお、こうした「基本設定」のカードCD1を変更する一連の処理が、前述したステップS260のコンフィゲレイションモードの処理に該当する。
 上記コンフィゲレイションモードの処理ルーチンについて、次に説明する。図16は、CPU30により実行されるコンフィゲレイションモードの処理ルーチンを示すフローチャートである。図示するように、処理が開始されると、CPU30は、まず、図15に示す画像を示す画像データを表示画像メモリ33に送ることにより、図15に示す画像をCRTディスプレイ12に表示させる処理を行なう(ステップS600)。次いで、CPU30は、マウス20によるオペレータのクリック操作があるか否かを判別する(ステップS610)。ここで、クリック操作がないと判別されると、ステップS610の処理を再実行して、クリック操作がなされるのを待つ。
 ステップS610で、クリック操作があったと判別されると、次いで、そのクリック操作がカードCD5上の「OK」といったボタンBT9に対するものか否かを判別する。ここで、「OK」であると判別されると、「リターン」に処理を進めて、この処理を一旦終了する。
 一方、ステップS620で「OK」でないと判別されると、上記クリック操作が、上記「コンフィゲレイション」のカードCD5上の第1ボタンBT1に対するものか、第2ボタンBT2に対するものか、第3ボタンBT3に対するものかを判別する(ステップS630,S640,S650)。ステップS630ないしS650でいずれのボタンBT1〜BT3にも該当しないと判別されると、ステップS610に処理を戻して、再度のクリック操作の入力を促す。
 一方、CPU30は、ステップS630で、第1ボタンBT1に対するものであると判別されると、前述したカード表示の処理ルーチンのステップS330(図10参照)と同じ、「基本設定」のカードCD1を表わす第1のパターンを表示する処理を行なう(ステップS660)。
 また、ステップS640で、上記クリック操作が第2ボタンBT2に対するものであると判別されると、前述したカード表示の処理ルーチンのステップS430(図10参照)と同じ、「基本設定」のカードCD1を表わす第2のパターンを表示する処理を行なう(ステップS670)。さらに、ステップS650で、上記クリック操作が第3ボタンBT3に対するものであると判別されると、前述したカード表示の処理ルーチンのステップS530(図10参照)と同じ、「基本設定」のカードCD1を表わす第3のパターンを表示する処理を行なう(ステップS680)。ステップS660ないしS680のうちのいずれか実行後、この処理ルーチンを終えて、基本設定モードへ処理を進める。なお、このときの基本設定モードでは、上記ステップS660ないしS680のうちのいずれかで基本画面の表示がなされていることから、カード表示の作業は行なわないで、データ入力の作業およびデータ記憶の作業がなされることになる(図9のステップS400,S500)。
 即ち、上記コンフィゲレイションモードの処理によれば、下級者用設定のための第1ボタンBT1がマウスによりクリックされると、CRTディスプレイ12に表示される基本画面は、第1のパターンが表示されたものに切り替わる。中級者用設定のための第2ボタンBT2がマウスによりクリックされると、CRTディスプレイ12に表示される基本画面は、第2のパターンが表示されたものに切り替わる。また、上級者用設定のための第1ボタンBT1がマウスによりクリックされると、CRTディスプレイ12に表示される基本画面は、第3のパターンが表示されたものに切り替わる。
 以上詳述してきた、この実施例のコンピュータシステムでは、第1ないし第3のパターンの基本画面を示す第1ないし第3の画像データが、HDD41に記憶されており、基本設定モードの要求があるときには、それら記憶された第1ないし第3の画像データのうちの一の画像データに従って、CRTディスプレイ12の表示がなされている。
 このため、CRTディスプレイ12に表示する基本画面として、複数パターンの基本画面のうちの一つが択一的に選択される。したがって、「基本設定」のカードCD1が表示された基本画面を様々なケースに応じて差別化することができる。この結果、基本画面をそれぞれのケースにおいて最適なものとすることができることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏する。
 特にこの実施例では、プリンタ14の機種名やプリンタポートの使用状態から、プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベル(使用レベルUL)を求めて、その使用レベルULに応じて基本画面を差別化するようにしている。使用レベルULは、製品の機能のレベルやユーザのコンピュータに対する習熟度のレベルに対応するものとみなすことができることから、基本画面を製品の機能のレベルやユーザのレベルに応じた最適なものとすることができる。したがって、基本画面からの各種情報の設定をより容易化することができ、作業性をより高めることができる。
 またこの実施例では、「基本設定」のカードCD1が表示された基本画面上に、「コンフィゲレイション」のカードCD5を開くためのスイッチが設けられていることから、自動的に決定した基本画面が、ユーザにとって好みでないような場合に、基本画面から直ちに基本画面変更用のカードCD5に移行することができる。したがって、基本画面をユーザの好みに応じて容易に変更することができるといった効果も奏する。
 前記実施例では、カード表示の処理ルーチン(図10)において、第1オプションおよび第2オプションの指定の要否を、オペレータによる入力装置の操作から判断していたが、これに替えて、プリンタドライバのセットアップの処理ルーチンで求めた機種名とポート名によってその要否を自動的に判断する構成としてもよい。前記実施例では、第1オプションとしてインクの残量の表示が採用されていたが、このインクの残量の表示は、前述したように双方向通信の機能を利用するものである。したがって、機種名より高級機であることが判断され、ポート名よりそのポート状態をチェックして双方向通信が機能していることが判断されたときには、第1オプションを指定するものとすればよく、一方、例え高級機種においても双方向通信が機能していないと判断されたときには、第1オプションを指定しないものとする。
 同様に、第2オプションにおいても、例えば、双方向通信の機能が働いていても、低級機器においては、印刷インクの色調整用のユーティリティは組み込まれていないものとして、第2オプションの指定を行なわないというように、機種名とポート名によって自動的に求める構成としてもよい。すなわち、機種名とポート名より、プリンタドライバの基本設定の画面を差別化するだけでなく、その基本設定の画面にオプションとして付加される表示に対しても、機種名とポート名(ポート名から特定される双方向通信が可能かといったポート状態)による差別化を図ってもよい。また、機種名とポート名によるものではなく、これらから算出された使用レベルULに基づいて、基本設定の画面にオプションとして付加される表示に対しても差別化を図る構成としてもよい。なお、ここでいうオプションの差別化というのは、当該オプションを表示するか否かの差別だけに限るものではなく、オプションで表示される画像の内容を相違するものとする構成も含む。
 この実施例では、記憶手段に記憶する複数の画面形成用データとして、パターンの相違する複数の基本画面をそれぞれ表わす画像データを用意していたが、これは必ずしも画像データそのものである必要はなく、上記画像データを形成可能なデータであればどのような形態のものでもよい。例えば、基本画面を各パーツに分解して、それら複数のパーツの中で必要なものを単に指摘するだけのデータ等、何らかの処理を施した結果、上記画像データを生成しうるデータである構成とすることもできる。
 さらに、上記実施例は、プリンタ14がローカルなコンピュータ10と直接ケーブルに接続されたコンピュータシステムに適用されているが、これに替えて、LAN上のサーバに接続されたプリンタを複数のコンピュータで共有するコンピュータシステムに適用する構成としてもよい。あるいは、インターネットによりつなげられたサーバに接続されたプリンタを、インターネットを介してコンピュータでコントロールするコンピュータシステムに適用する構成としてもよい。
 以上、本発明の一実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができるのは勿論のことである。
この発明の一実施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。 コンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。 「基本設定」のカードCD1が開かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図である。 「手動設定」のカードが開かれたダイアログボックスDB2を例示する説明図である。 CPU30で実行されるプリンタドライバセットアップの処理ルーチンを示すフローチャートである。 プリンタ使用条件一覧を表示するCRTディスプレイ12の画面の一例を示す説明図である。 CPU30で実行される情報設定モジュール57の処理ルーチンを示すフローチャートである。 CPU30で実行される基本設定モードの処理ルーチンを示すフローチャートである。 CPU30で実行されるカード表示の処理ルーチンを示すフローチャートである。 レベル検索用テーブルTBLの一例を示す説明図である。 「基本設定」のカードCD1を表わす第1のパターンを説明する説明図である。 「消耗品情報」のカードCD11を表わす説明図である。 「基本設定」のカードCD1を表わす第2のパターンを説明する説明図である。 「コンフィゲレイション」のカードCD5が開かれたダイアログボックスDB5を例示する説明図である。 CPU30で実行されるコンフィゲレイションモードの処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
  10...コンピュータ
  12...CRTディスプレイ
  14...プリンタ
  16...コンピュータ本体
  18...キーボード
  20...マウス
  22...フロッピィディスク
  24...フロッピィディスクドライブ
  30...CPU
  31...ROM
  32...RAM
  33...表示画像メモリ
  34...マウスインタフェース
  35...キーボードインタフェース
  36...FDC
  37...HDC
  38...CRTC
  39...プリンタインタフェース
  40...I/Oポート
  41...HDD
  44...モデム
  46...公衆電話回線
  48...サーバー
  51...アプリケーションプログラム
  52...ビデオドライバ
  53...プリンタドライバ
  54...ラスタライザ
  55...色補正モジュール
  56...ハーフトーンモジュール
  57...情報設定モジュール
  95...Windows
  TBL...レベル検索用テーブル
  UL...使用レベル

Claims (11)

  1.  モニタと入力装置とを備え、該モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、該基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定するプリンタ制御装置であって、
     前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データを記憶する記憶手段と、
     前記記憶手段に記憶されている複数の画面形成用データのうちから一を選択する画面形成用データ選択手段と、
     前記基本画面を前記モニタに表示する要求があるときに、前記画面形成用データ選択手段により選択された画面形成用データに従って前記モニタの表示を行なう表示制御手段と
     を備えるプリンタ制御装置。
  2.  請求項1に記載のプリンタ制御装置であって、
     前記プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルを算出するレベル算出手段
     を備え、
     前記画面形成用データ選択手段は、
     前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づいて前記選択を行なう構成である、プリンタ制御装置。
  3.  請求項2に記載のプリンタ制御装置であって、
     前記プリンタの機種を示す機種データを外部から受信する受信手段
     を備え、
     前記レベル算出手段は、
     前記受信手段より受信した機種データから前記レベルを求める構成である、プリンタ制御装置。
  4.  請求項3に記載のプリンタ制御装置であって、
     前記プリンタとは双方向にデータの授受ができるように接続され、
     前記受信手段は、前記プリンタから前記機種データを受ける構成である、プリンタ制御装置。
  5.  請求項1ないし4のうちのいずれかに記載のプリンタ制御装置であって、
     前記記憶手段は、
     前記基本画面から設定し得ることのできるおおよそ全ての各種情報を入力可能な詳細設定用の画面を示す第1の画像データと、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が前記詳細設定用の画面よりも少ない簡易設定用の画面を示す第2の画像データとを、前記画面形成用データとして記憶するもの
     であるプリンタ制御装置。
  6.  請求項1ないし5のうちのいずれかに記載のプリンタ制御装置であって、
     前記基本画面の内容を、前記入力可能な前記情報の数を含めて変更する基本画面変更手段
     を備えるとともに、
     前記基本画面に、前記基本画面変更手段を駆動するためのスイッチを付加した、プリンタ制御装置。
  7.  モニタと入力装置とを備え、該モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、該基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定するプリンタ制御方法であって、
    (a)前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データをメモリに記憶する工程と、
    (b)前記記憶工程にて記憶された複数の画面形成用データのうちから一を選択する工程と、
    (c)前記基本画面を前記モニタに表示する要求があるときに、前記画面形成用データ選択工程により選択された画面形成用データに従って前記モニタの表示を行なう工程と
     を備えるプリンタ制御方法。
  8.  請求項7に記載のプリンタ制御方法であって、
    (d)前記プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルを算出する工程
    を備え、
     前記工程(b)は、
     前記工程(d)にて算出されたレベルに基づいて前記選択を行なう構成である、プリンタ制御方法。
  9.  請求項8に記載のプリンタ制御方法であって、
    (e)前記プリンタの機種を示す機種データを外部から受信する工程
     を備え、
     前記工程(d)は、
     前記工程(e)により受信した機種データから前記レベルを求める構成である、プリンタ制御方法。
  10.  モニタと入力装置とを備え、該モニタにデータ入力用の基本画面を表示しつつ、該基本画面の内容に従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリンタにおける印刷のための各種情報を設定するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
    (a)前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数パターンの基本画面をそれぞれ形成するための複数の画面形成用データをメモリに記憶する工程と、
    (b)前記記憶工程にて記憶された複数の画面形成用データのうちから一を選択する工程と、
    (c)前記基本画面を前記モニタに表示する要求があるときに、前記画面形成用データ選択工程により選択された画面形成用データに従って前記モニタの表示を行なう工程と
     をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
  11.  請求項10に記載の記録媒体であって、
    (d)前記プリンタの使用条件に関与するパラメータのレベルを算出する工程
    を実行させるとともに、
     前記工程(b)は、
     前記工程(d)にて算出されたレベルに基づいて前記選択を行なう構成となるように、前記コンピュータプログラムを記録した、記録媒体。
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