JP2004072018A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Yoji Okada
岡田 庸二
Yuichi Ando
安藤 友一
Kazumi Hara
原 和巳
Masaya Otsuka
大塚 正也
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Abstract

【課題】層間絶縁膜の誘電率を低減する。
【解決手段】層間絶縁膜1上及び下層配線層3上に層間絶縁膜5が形成されている。層間絶縁膜5は、例えば下層側から順に第1絶縁膜7、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9、第3絶縁膜11により構成され、第1絶縁膜7のビアホール形成領域とは異なる領域に複数の開口部13が形成されている。開口部13の上部側は第2絶縁膜9により覆われており、空隙15が形成されている。第1絶縁膜7及び第2絶縁膜9にビアホール17が形成されている。第3絶縁膜の上層配線層形成領域にトレンチ19が形成されている。ビアホール17内及びトレンチ19内に上層配線層21が形成されている。空隙15上の第2絶縁膜9上にもトレンチ19及び上層配線層21が形成されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の多層配線化や高集積化にともなって、配線間に生じる寄生容量に起因する信号伝播遅延の発生を抑制すべく、配線間の層間絶縁膜を低誘電率化する必要がある。
層間絶縁膜の低誘電率化についてはいろいろな方法が検討されている。現在の主流は低誘電率材料の適用であるが、これには低誘電率化についてある程度の限界がある。
究極は比誘電率が1である真空を使うのが理想であるが、現状では層間絶縁膜中に空隙を設けて少しでも誘電率を下げようという試みがある。
【0003】
層間絶縁膜内に空隙を設けて低誘電率化を図る方法として、同一層に形成された間隔の狭い配線間に層間絶縁膜のカバレージの悪さにより空隙を形成する方法がある(例えば特開2000−31278号公報、特開2001−85519号公報、特開平10−12730号公報などを参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、間隔の狭い配線間に空隙を形成する方法では、同一層の配線間寄生容量を低減することはできても、多層配線における上層配線層と下層配線層の配線間寄生容量を低減することができない。
そこで本発明は、層間絶縁膜の誘電率を低減して、同一層の配線間寄生容量のみならず、多層配線における上層配線層と下層配線層の配線間寄生容量も低減することができる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる半導体装置は、接続孔形成領域とは異なる領域に複数の開口部をもつ第1絶縁膜と、内部に空隙をもった状態で上記開口部を覆うように上記第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜としてのシリコン窒化膜を含む層間絶縁膜を備えたものである。
【0006】
本発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1絶縁膜を形成し、接続孔形成領域とは異なる領域の上記第1絶縁膜に複数の開口部を形成する工程、及び、上記第1絶縁膜上に、内部に空隙をもった状態で上記開口部を覆うように上層絶縁膜としてのシリコン窒化膜からなる第2絶縁膜を形成する工程を含む。
【0007】
第1絶縁膜に設けられた開口部をシリコン窒化膜からなる第2絶縁膜により覆うことにより、層間絶縁膜に空隙を設けている。これにより、層間絶縁膜の材料がもつ誘電率以下に誘電率を下げることができる。さらに、接続孔形成領域とは異なる領域であれば空隙を形成することができるので、同一層の配線間寄生容量のみならず、多層配線における上層配線層と下層配線層の配線間寄生容量も低減することができる。第1絶縁膜に形成される開口部は、第1絶縁膜の厚み方向に表面から底面まで形成された貫通孔形状であってもよいし、第1絶縁膜の厚み方向に表面から途中まで形成された凹部形状であってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の半導体装置において、上記第2絶縁膜上にダマシン加工技術により形成された上層配線層が形成されていることが好ましい。その結果、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用することができるので、製造工程を増加させることなく、層間絶縁膜上にダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0009】
本発明の半導体装置において、上記第1絶縁膜には上記開口部とは異なる領域に接続孔が形成されており、上記接続孔内及び上記第2絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により形成された上層配線層が形成されていることが好ましい。その結果、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をデュアルダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用することができるので、製造工程を増加させることなく、接続孔内及び層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0010】
本発明の半導体装置の製造方法において、上記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成し、上記第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして上記第3絶縁膜に配線用溝を形成し、上記配線用溝に導電材料を埋め込んで上記第2絶縁膜上に上層配線層を形成する工程を含むことが好ましい。その結果、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして使用することにより、製造工程を増加させることなく、層間絶縁膜上にダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0011】
さらに、上記第3絶縁膜の形成後であって上記上層配線層の形成前に、上記第2絶縁膜及び上記第1絶縁膜に接続孔を形成する工程を含み、上記上層配線層の形成時に上記接続孔内にも導電材料を埋め込むことが好ましい。その結果、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして使用することにより、製造工程を増加させることなく、層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0012】
【実施例】
図1は半導体装置の一実施例を示す断面図である。
半導体基板(図示は省略)上に層間絶縁膜1が形成されている。層間絶縁膜1の表面側に例えば銅からなる下層配線層3が形成されている。層間絶縁膜1上及び下層配線層3上に層間絶縁膜5が形成されている。
【0013】
層間絶縁膜5は、例えば下層側から順に、膜厚が5000〜10000Å(オングストローム)程度の低誘電率絶縁膜からなる第1絶縁膜7、膜厚が300〜1000Å程度のシリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9、膜厚が10000〜20000Å程度の低誘電率絶縁膜からなる第3絶縁膜11により構成されている。低誘電率絶縁膜としては、例えばFSG(フッ化ケイ酸塩ガラス)、SILK(ダウ・ケミカル社(米国)の商標)、CORAL(ノベラス・システムズ社(米国)の商標)などを挙げることができる。
【0014】
第1絶縁膜7のビアホール(接続孔)形成領域とは異なる領域に複数の開口部13が形成されている。開口部13の上面側から見た形状は例えば略正方形であり、寸法は0.03×0.03〜0.08×0.08μm(マイクロメートル)程度である。開口部13の上部側は第2絶縁膜9により覆われており、空隙15が形成されている。
【0015】
第1絶縁膜7及び第2絶縁膜9に下層配線層3と上層配線層21を電気的に接続するためのビアホール17が形成されている。第3絶縁膜の上層配線層形成領域にトレンチ(配線用溝)19が形成されている。ビアホール17の上面側から見た形状は例えば略正方形であり、寸法は0.1×0.1μm程度である。
ビアホール17内及びトレンチ19内に例えば銅からなる上層配線層21が形成されている。図示はされていないが、空隙15上の第2絶縁膜9上にもトレンチ19及び上層配線層21が形成されている。
【0016】
この実施例では、層間絶縁膜5の第1絶縁膜7に空隙15が形成されているので、層間絶縁膜5の誘電率を下げることができる。空隙15はビアホール17の形成領域とは異なる領域であれば設けることができる。これにより、上層配線層21,21間の寄生容量のみならず、上層配線層21と下層配線層3の配線間寄生容量も低減することができる。
【0017】
図2及び図3は半導体装置の製造方法の一実施例を示す工程断面図である。図1から図3を参照してこの実施例を説明する。
(1)半導体基板(図示は省略)上に層間絶縁膜1を形成する。ダマシン技術により、層間絶縁膜1の表面側に例えば銅からなる下層配線層3を形成する(図2(A)参照)。
【0018】
(2)例えばスピンコート法又はCVD(化学的気相成長)法により、層間絶縁膜1上及び下層配線層3上に低誘電率絶縁膜からなる第1絶縁膜7を5000〜10000Å程度の膜厚に形成する。写真製版技術により第1絶縁膜7上に開口部13の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン23を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン23をマスクにして、第1絶縁膜7を選択的に除去して、第1絶縁膜7のビアホール形成領域とは異なる領域に開口部13を形成する(図2(B)参照)。開口部13の上面側から見た形状は例えば略正方形であり、寸法は0.03×0.03〜0.08×0.08μmである。ここで、フォトレジストパターン23を形成する写真製版工程において、開口部13は空隙を形成することを目的とするのであって特に下層配線層3等との導通は目的としていないので、多少の解像不良は問題ない。
【0019】
(3)フォトレジストパターン23を除去した後、例えば減圧CVD(化学的気相成長)法により、第1絶縁膜7上に第2絶縁膜9としてのシリコン窒化膜を300〜1000Åの膜厚に形成する。これにより、開口部13の上部側が第2絶縁膜9により覆われ、空隙15が形成される(図2(C)参照)。
【0020】
(4)例えばスピンコート法又はCVD法により、第2絶縁膜9上に低誘電率絶縁膜からなる第3絶縁膜11を10000〜20000Å程度の膜厚に形成する。写真製版技術により第3絶縁膜11上にトレンチ19の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン25を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン25をマスクにして、第3絶縁膜11を選択的に除去してトレンチ19を形成する(図3(D)参照)。この工程において、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9はエッチングストッピングレイヤーとして機能する。図示はされていないが、空隙15上の第2絶縁膜9上にもトレンチ19が形成され
る。
【0021】
(5)フォトレジストパターン25を除去した後、写真製版技術により第3絶縁膜11上及びトレンチ19内にビアホール17の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン27を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン27をマスクにして、第2絶縁膜9及び第1絶縁膜7を選択的に除去してビアホール17を形成する(図3(E)参照)。
【0022】
(6)フォトレジストパターン27を除去した後、例えばスパッタリング法により、第3絶縁膜11上、スルーホール17内及びトレンチ19内に窒化チタン膜からなるバリアメタル層(図示は省略)を形成する。メッキ法によりバリアメタル層上に例えば銅からなる配線材料膜を形成する。CMP(化学的機械的研磨)法により、配線材料膜及びバリアメタル層を研磨して、スルーホール17内及びトレンチ19内に埋め込まれた上層配線層21を形成する(図1参照)。
この実施例ではデュアルダマシン加工技術を用いており、この実施例で用いたトレンチを形成した後にビアホールを形成する方式はトレンチファースト方式とも呼ばれている。
【0023】
この実施例では、層間絶縁膜5の第1絶縁膜7に空隙15を形成することができるので、層間絶縁膜5の誘電率を下げることができ、上層配線層21,21間の寄生容量のみならず、上層配線層21と下層配線層3の配線間寄生容量も低減することができる。
さらに、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9をデュアルダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用しているので(工程(4)及び図3(D)参照)、製造工程を増加させることなく、接続孔内及び層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0024】
図4は半導体装置の製造方法の他の実施例を示す工程断面図である。この実施例の第2絶縁膜形成工程までは図2を参照して説明した製造工程と同じである。図1、図2及び図4を参照してこの実施例を説明する。
(1)半導体基板(図示は省略)上に層間絶縁膜1を形成し、層間絶縁膜1の表面側に下層配線層3を形成する(図2(A)参照)。
【0025】
(2)層間絶縁膜1上及び下層配線層3上に第1絶縁膜7を形成し、さらにその上にフォトレジストパターン23を形成し、ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン23をマスクにして、第1絶縁膜7を選択的に除去して開口部13を形成する(図2(B)参照)。
(3)フォトレジストパターン23を除去した後、第1絶縁膜7上に第2絶縁膜9を300〜1000Åの膜厚に形成し、空隙15を形成する(図2(C)参照)。
【0026】
(4)例えばスピンコート法又はCVD法により、第2絶縁膜9上に低誘電率絶縁膜からなる第3絶縁膜11を10000〜20000Å程度の膜厚に形成する。写真製版技術により第3絶縁膜11上にビアホール17の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン29を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン29をマスクにして、第3絶縁膜11、第2絶縁膜9及び第1絶縁膜7を選択的に除去してビアホール17を形成する(図4(D)参照
)。
【0027】
(5)フォトレジストパターン29を除去した後、写真製版技術により第3絶縁膜11上及びビアホール17内にトレンチ19の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン31を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン31をマスクにして、第3絶縁膜11を選択的に除去してトレンチ19を形成する(図4(E)参照)。この工程において、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9はエッチングストッピングレイヤーとして機能する。図示はされていないが、空隙15上の第2絶縁膜9上にもトレンチ19が形成される。
【0028】
(6)フォトレジストパターン31を除去した後、図1から図3を参照して説明した実施例の工程(6)と同様にして、スルーホール17内及びトレンチ19内に埋め込まれた上層配線層21を形成する(図1参照)。
この実施例ではデュアルダマシン加工技術を用いており、この実施例で用いたビアホールを形成した後にトレンチを形成する方式はビアファースト方式とも呼ばれている。
【0029】
この実施例によっても、層間絶縁膜5の第1絶縁膜7に空隙15を形成して層間絶縁膜5の誘電率を下げることができ、上層配線層21,21間の寄生容量のみならず、上層配線層21と下層配線層3の配線間寄生容量も低減することができる。
さらに、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9をデュアルダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用しているので(工程(5)及び図4(E)参照)、製造工程を増加させることなく、接続孔内及び層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0030】
図5は半導体装置の製造方法のさらに他の実施例を示す工程断面図である。この実施例の第2絶縁膜形成工程までは図2を参照して説明した製造工程と同じである。図1、図2及び図5を参照してこの実施例を説明する。
(1)半導体基板(図示は省略)上に層間絶縁膜1を形成し、層間絶縁膜1の表面側に下層配線層3を形成する(図2(A)参照)。
【0031】
(2)層間絶縁膜1上及び下層配線層3上に第1絶縁膜7を形成し、さらにその上にフォトレジストパターン23を形成し、ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン23をマスクにして、第1絶縁膜7を選択的に除去して開口部13を形成する(図2(B)参照)。
(3)フォトレジストパターン23を除去した後、第1絶縁膜7上に第2絶縁膜9を300〜1000Åの膜厚に形成し、空隙15を形成する(図2(C)参照)。
【0032】
(4)写真製版技術により第2絶縁膜9上にビアホール17の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン33を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン33をマスクにして、第2絶縁膜9を選択的に除去してビアホールの一部分を構成する開口部35を形成する(図5(D)参照)。
【0033】
(5)フォトレジストパターン33を除去した後、例えばスピンコート法又はCVD法により、第2絶縁膜9上及び開口部35内に低誘電率絶縁膜からなる第3絶縁膜11を10000〜20000Å程度の膜厚に形成する。写真製版技術により第3絶縁膜11上にトレンチ19の形成領域を画定するためのフォトレジストパターン37を形成する。ドライエッチング技術により、フォトレジストパターン37をマスクにして、第3絶縁膜11を選択的に除去してトレンチ19を形成し、同時に、開口部35の領域に対応する第1絶縁膜7を選択的に除去してビアホール17を形成する(図5(E)参照)。この工程において、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9はエッチングストッピングレイヤーとして機能する。図示はされていないが、空隙15上の第2絶縁膜9上にもトレンチ19が形成される。
【0034】
(6)フォトレジストパターン37を除去した後、図1から図3を参照して説明した実施例の工程(6)と同様にして、スルーホール17内及びトレンチ19内に埋め込まれた上層配線層21を形成する(図1参照)。
この実施例ではデュアルダマシン加工技術を用いており、この実施例で用いたトレンチとビアホールを同時に形成する方式はセルフアライン方式とも呼ばれている。
【0035】
この実施例によっても、層間絶縁膜5の第1絶縁膜7に空隙15を形成して層間絶縁膜5の誘電率を下げることができ、上層配線層21,21間の寄生容量のみならず、上層配線層21と下層配線層3の配線間寄生容量も低減することができる。
さらに、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜9をデュアルダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用しているので(工程(5)及び図5(E)参照)、製造工程を増加させることなく、接続孔内及び層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0036】
上記の実施例では、開口部13は、第1絶縁膜7の厚み方向に表面から底面まで形成された貫通孔形状であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、開口部13は第1絶縁膜7の厚み方向に表面から途中まで形成された凹部形状であってもよい。
また、上記の実施例では開口部13の上面側から見た形状は略正方形であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、空隙を形成するための開口部の形状及び寸法は第1絶縁膜上に形成される第2絶縁膜の膜厚及びカバレージに応じて設定され、例えば幅寸法が0.03〜0.08程度のスリット形状など、他の形状及び寸法であってもよい。
【0038】
また、上記の製造方法の実施例では、いずれもデュアルダマシン加工技術を用いているが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、第1絶縁膜及び第2絶縁膜を形成し、第1絶縁膜及び第2絶縁膜に接続孔を形成し、接続孔内に導電材料を充填した後、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとしてダマシン加工技術により第2絶縁膜上及び接続孔上に上層配線層を形成するようにしてもよい。また、通常の配線形成技術により、第1絶縁膜及び第2絶縁膜を含む層間絶縁膜に接続孔を形成し、接続孔内に導電材料を充填し、層間絶縁膜上に例えばアルミニウムなどからなる上層配線層を形成するようにしてもよい。通常の配線形成技術により上層配線層を形成する場合、第2絶縁膜上に絶縁膜を形成し、その絶縁膜上に上層配線層を形成するようにしてもよい。
【0040】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
【0041】
【発明の効果】
請求項1に記載された半導体装置では、接続孔形成領域とは異なる領域に複数の開口部をもつ第1絶縁膜と、内部に空隙をもった状態で開口部を覆うように第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜としてのシリコン窒化膜を含む層間絶縁膜を備えているようにしたので、接続孔形成領域とは異なる領域の層間絶縁膜に空隙を形成することができ、層間絶縁膜の材料がもつ誘電率以下に誘電率を低減して、同一層の配線間寄生容量のみならず、多層配線における上層配線層と下層配線層の配線間寄生容量も低減することができる。
【0042】
請求項2に記載された半導体装置では、第2絶縁膜上にダマシン加工技術により形成された上層配線層が形成されているようにしたので、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用することができ、製造工程を増加させることなく、層間絶縁膜上にダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0043】
請求項3に記載された半導体装置では、第1絶縁膜には開口部とは異なる領域に接続孔が形成されており、接続孔内及び第2絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により形成された上層配線層が形成されているようにしたので、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をデュアルダマシン加工技術においてエッチングストッピングレイヤーとして使用することができ、製造工程を増加させることなく、接続孔内及び層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0044】
請求項4に記載された半導体装置の製造方法では、半導体基板上に第1絶縁膜を形成し、接続孔形成領域とは異なる領域の第1絶縁膜に複数の開口部を形成する工程、及び、第1絶縁膜上に、内部に空隙をもった状態で開口部を覆うように上層絶縁膜としてのシリコン窒化膜からなる第2絶縁膜を形成する工程を含むようにしたので、接続孔形成領域とは異なる領域の層間絶縁膜に空隙を形成することができ、層間絶縁膜の材料がもつ誘電率以下に誘電率を低減して、同一層の配線間寄生容量のみならず、多層配線における上層配線層と下層配線層の配線間寄生容量も低減することができる。
【0045】
請求項5に記載された半導体装置の製造方法では、第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成し、第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして第3絶縁膜に配線用溝を形成し、配線用溝に導電材料を埋め込んで第2絶縁膜上に上層配線層を形成する工程を含むようにしたので、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして使用することにより、製造工程を増加させることなく、層間絶縁膜上にダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【0046】
請求項6に記載された半導体装置の製造方法では、請求項5に記載された半導体装置の製造方法において、第3絶縁膜の形成後であって上層配線層の形成前に、第2絶縁膜及び第1絶縁膜に接続孔を形成する工程を含み、上層配線層の形成時に接続孔内にも導電材料を埋め込むようにしたので、シリコン窒化膜からなる第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして使用することにより、製造工程を増加させることなく、層間絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により上層配線層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】製造方法の一実施例を示す工程断面図である。
【図3】同実施例の続きを示す工程断面図である。
【図4】製造方法の他の実施例の一部を示す工程断面図である。
【図5】製造方法のさらに他の実施例の一部を示す工程断面図である。
【符号の説明】
1   層間絶縁膜
3   下層配線層
5   層間絶縁膜
7   第1絶縁膜
9   第2絶縁膜(シリコン窒化膜)
11   第3絶縁膜
13   開口部
15   空隙
17   ビアホール
19   トレンチ
21   上層配線層

Claims (6)

  1. 接続孔形成領域とは異なる領域に複数の開口部をもつ第1絶縁膜と、内部に空隙をもった状態で前記開口部を覆うように前記第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜としてのシリコン窒化膜を含む層間絶縁膜を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2絶縁膜上にダマシン加工技術により形成された上層配線層が形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1絶縁膜には前記開口部とは異なる領域に接続孔が形成されており、前記接続孔内及び前記第2絶縁膜上にデュアルダマシン加工技術により形成された上層配線層が形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板上に第1絶縁膜を形成し、接続孔形成領域とは異なる領域の前記第1絶縁膜に複数の開口部を形成する工程、及び、
    前記第1絶縁膜上に、内部に空隙をもった状態で前記開口部を覆うように上層絶縁膜としてのシリコン窒化膜からなる第2絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成し、前記第2絶縁膜をエッチングストッピングレイヤーとして前記第3絶縁膜に配線用溝を形成し、前記配線用溝に導電材料を埋め込んで前記第2絶縁膜上に上層配線層を形成する工程を含む請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第3絶縁膜の形成後であって前記上層配線層の形成前に、前記第2絶縁膜及び前記第1絶縁膜に接続孔を形成する工程を含み、前記上層配線層の形成時に前記接続孔内にも導電材料を埋め込む請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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