JP2004100383A - 型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】処分に困っている型枠合板残材を有効に活用し、資源の再利用化を図り、産業廃棄物のリサイクルによる環境問題に貢献できるとともに産業廃棄物の処理費を削減することにある。
【解決手段】ボイドとなるボイド用型枠2をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、スラブ用型枠1を配置し、スラブ用型枠内に下部鉄筋3を配筋し、型枠合板残材22を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠2を、スラブ用型枠内に間隙部材21を介して設置し、スラブ用型枠内に上部鉄筋31を配筋し、コンクリートをスラブ用型枠内に打設して、ボイド用型枠2をコンクリート中に埋設する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。
【選択図】 図1
【解決手段】ボイドとなるボイド用型枠2をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、スラブ用型枠1を配置し、スラブ用型枠内に下部鉄筋3を配筋し、型枠合板残材22を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠2を、スラブ用型枠内に間隙部材21を介して設置し、スラブ用型枠内に上部鉄筋31を配筋し、コンクリートをスラブ用型枠内に打設して、ボイド用型枠2をコンクリート中に埋設する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、環境共生に適し、資材の再利用化を図るものであり、大量に排出され、処分に困る型枠合板残材を再利用してボイド用型枠を作製し、コンクリート内に埋め込んでスラブを構築するボイドスラブの構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、型枠合板残材は、大量に排出され、再利用化が試みられている。しかし、型枠合板残材を肥料とするには、接着剤の除去に問題があり、また、チップとしてボードを製造するには、製造コストが高くつくなど、良い解決方法が見つからない。また、型枠合板残材を焼却するには、温暖化ガスの発生と資源の無駄になると共に、処分に膨大な費用がかかっている。
【0003】
最近、資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効利用促進法)、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)、国等による環境物品等の調達の促進に関する法律(グリーン調達法)などが環境保護や資源の有効利用促進のための規制ができ、また、国際的に環境保護の対策が取られてきている。このような動きに対応するためにも、型枠合板残材の処理が問題となっている。
【0004】
また、鉄筋コンクリート造りのビルや集合住宅などのスラブには、中央に複数の空洞部を設けて単位容積当たりの重量を小さくしたボイドスラブが広く用いられている。例えば、図4に示すように、発泡スチロール材(発泡樹脂材)bをボイド用型枠aとして、多数の所要の個所に所定間隔で配置してボイドスラブを構築している。しかし、発泡スチロール材bは、火災の際に有害ガスの発生の恐れがあり、また、廃棄物処理に問題があり、高コストになる。また、発泡スチロール材bのボイド用型枠aは、コンクリート打設時のバイブレータ作業に於いて、型枠合板残材のボイド用型枠に比して壊れ易い。また、発泡スチロール材bを固定する際、釘や接着剤などによる取り付け保持力が弱く、ボイド用型枠aの浮力に耐えてしっかりと固定するために、ボイド固定用捨筋cをスラブ全体に張り巡らす必要があり、多大の労力と高コストの要因になっている。このボイド固定用捨筋cは、構造鉄筋でなく、発泡スチロール材bのボイド用型枠aを固定するためのものである。
【0005】
【発明の目的】
<イ>本発明は、上記したような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、処分に困っている型枠合板残材を有効に活用し、資源の再利用化を図ることにある。
<ロ>また、本発明は、産業廃棄物のリサイクルによる環境問題に貢献するとともに産業廃棄物の処理費を削減することにある。
<ハ>また、本発明は、平成14年5月から施工された建設リサイクル法の木材再利用に対応するためのものである。
<ニ>また、本発明は、型枠合板残材をボイドスラブに使用し、製造や取り扱いを容易にして、大幅にコストの低減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は、ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、スラブ用型枠を配置し、スラブ用型枠内に下部鉄筋を配筋し、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を、スラブ用型枠内に間隙部材を介して設置し、スラブ用型枠内に上部鉄筋を配筋し、コンクリートをスラブ用型枠内に打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、前記型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、間隙部材は、スラブ用型枠とボイド用型枠と釘止めで固定されることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、前記型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、コンクリートの打設時に、バイブレータを使用して、ボイド用型枠の下部に空気抜け穴を設けて、コンクリートをボイド用型枠の下部に容易に回り込ませることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、スラブ用型枠を配置し、スラブ用型枠内に下部鉄筋を配筋し、スラブ用型枠内に下部コンクリートを打設し、下部コンクリート上に、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を直接に設置し、上部鉄筋を配筋し、コンクリートを打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、前記型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、ボイド用型枠は、下部コンクリートに接着剤で固定されることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、プレキャストコンクリート板を敷き詰め、プレキャストコンクリート板上に、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を設置し、上部鉄筋を配筋し、コンクリートを打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
<イ>型枠合板残材を有効利用したボイドスラブ
型枠合板残材を有効利用したボイドスラブは、型枠合板残材で作製されたボイド(空洞部)の型枠を内部に埋め込んだ鉄筋コンクリートのスラブである。型枠合板残材を有効利用したボイドスラブは、例えば、図1(B)に示すように、下部コンクリート4と上部コンクリート41の間に型枠合板残材で作製されたボイド用型枠2が埋設されて配置された構造である。
【0009】
<ロ>ボイド用型枠
ボイド用型枠2は、型枠合板残材22を再利用して、例えば直方体状に形成したものである。ボイド用型枠2は、例えば図2〜図3に示すように、型枠合板残材22からなる複数枚の合板を底板、側板、上板に使用し、必要に応じて、内部に桟木23を当てて補強する。ボイド用型枠2の内部は空洞となっている。例えば図2に示すように、必要に応じてボイド用型枠2の下部に空気抜け穴24を設ける。空気抜け穴24を有すると、在来工法において、ボイド用型枠2の下部にコンクリートが回り込む際、コンクリートがボイド用型枠2の下部に容易に回り込むことができる。
【0010】
ボイド用型枠2の大きさは、所要のボイドスラブの厚さやスパン長に見合った適宜の大きさとする。型枠合板残材22は、軽量で加工性がよく、所要の大きさに簡単に加工することができる。
【0011】
型枠合板残材は22、使用済みのコンクリート型枠の合板や桟木などであり、また、型枠材を加工したときに生じる残材である。型枠合板残材22は、多量に排出され、今まで処分に困っていたものである。なお、残材を使用することなどでサイズが小さくなる場合は、複数個つないでボイド用型枠2を製作してもよい。
【0012】
次に、型枠合板残材を用いた在来工法によるボイドスラブの構築方法について説明する。
【0013】
<イ>ボイド用型枠の製作
型枠合板残材22を加工して、所定の大きさのボイド用型枠2を製作する。ボイド用型枠2は、側板、底板、上板を直方体状に組み立てて、ボイドに対応した大きさとする。必要に応じて内部に桟木や合板ベニヤなどの桟木23を当てて補強する。
【0014】
<ロ>在来工法によるボイド用型枠の配置
スラブ用型枠1の内部に下部鉄筋3、ボイド用型枠2、上部鉄筋31などを図1(A)に示すように配置する。ボイド用型枠2は、間隙部材21でスラブ用型枠1との間隙を調整して配置される。ボイド用型枠2やスラブ用型枠1は、発泡スチロール材と異なり、釘が使用できるので、間隙部材21と簡単に接続でき、所定の位置に固定することができる。また、必要に応じて、図1のように、トラス筋32を上部鉄筋31及び下部鉄筋3の間に配筋して、補強することができる。
【0015】
<ハ>間隙部材
間隙部材21は、ボイド用型枠2をボイドスラブの所定の位置に配置するものであり、例えば、図2に示すように、ボイド用型枠2をスラブ用型枠1と所定の間隙を隔てて設置する部材である。間隙部材21は、種々な材料を使用できるが、釘止めが可能な材料が好ましい。間隙部材21の脚部211は、スラブ用型枠1に取り付ける部分である。脚部211の少なくともスラブ用型枠1に接する部分212をプラスチックとすることが好ましい。
【0016】
<ニ>コンクリートの打設
スラブ用型枠1の内部にコンクリートを打設する。その際、バイブレータを使用して、ボイド用型枠2の下部へコンクリートの回り込みをスムーズに行うことができる。ボイド用型枠2の下部に空気抜け穴24を有すると、より簡単にボイド用型枠2の下部にコンクリートを回り込みませることができる。それに対して、発泡スチロール材のボイド用型枠の場合、強度が弱いため、バイブレータ使用時の破損が考えられるため、十分なバイブレータの使用ができない。そのため、ボイド用型枠の下方にコンクリートを回り込ませることが難かしい。そのため、ボイド用型枠を小さくし、多数使用する必要があり、設置に多大な労力を要することになる。
【0017】
コンクリート打設において間隙部材21が外れてボイド用型枠2が浮き上がる場合、ボイド用型枠2に浮き上がり防止具6を取り付け、浮き上がりを防止して所定の位置に固定する。浮き上がり防止具6は、一端をスラブ用型枠1に固定し、他端を上方に向け、止め金具などでボイド用型枠2を下方に押し付けて固定する。
【0018】
打設したコンクリートの養生を行い、十分に乾燥させ、図1(B)に示すようなボイドスラブが完成する。この際、ボイド用型枠2の脱型が不要のため、脱型の工程を省略できる。また、ボイド用型枠2の内部に残材のチップ材などを入れることにより、遮音性に優れ、また断熱効果などの性能アップが期待できる。
【0019】
<ホ>浮き上がり防止具
浮き上がり防止具6は、ボイド用型枠2の浮き上がりを防止するものである。浮き上がり防止具6は、例えば図2(B)、(C)に示すように、スライド用型枠1に取り付けられた固定具61を有する。固定具61は、スライド用型枠1に取り付けられるものであれば良く、例えばPコン、木コンなどがあり、好ましくは、プラスチックが良い。固定具61は、例えば締結具62でスライド用型枠1に固定される。浮き上がり防止具6は、ボイド用型枠2を固定する止め具63を有する。止め具63は、例えばプレートを介在させたPコン、木コンなどが使用される。固定具61と止め具63を連結材64で連結し、ボイド用型枠2をスライド用型枠1に固定する。連結材64は、例えばスラブ用型枠1を突き抜けて、固定具61に固定される。
【0020】
次に、予め下部コンクリートを打設するボイドスラブの構築方法について説明する。
【0021】
<イ>下部コンクリートの打設
スラブ用型枠1内に下部鉄筋3、トラス筋32を組み立て、下部コンクリート4を打設する。図3(A)に示すように、下部コンクリート4に型枠合板残材22で製造されたボイド型枠2を直接配置し、固定する。ボイド型枠2の固定方法は、種々の固定方法でよく、例えば、下部コンクリート4の固化前にボイド型枠2を下部コンクリート4上に配置し、コンクリートで固化してボイド型枠を固定したり、又は、接着剤を用いて固定すると有効である。しかる後、上部鉄筋を組み立てる。ボイド用型枠2が下部コンクリート4と接着した状態で設置されており、発泡スチロール材のボイド用型枠に比べて強度が高いので、作業者がボイド用型枠2を足場として使用でき、また作業中に鉄筋などがぶつかってもボイド用型枠2が欠損することがなく、作業性を向上することができる。
【0022】
<ロ>上部コンクリートの打設
上部コンクリート41を打設する。ボイド用型枠2は、下部コンクリート4と固定しているので、上部コンクリート41の打設時に浮き上がりや横ずれが生じることがなく、ボイド用型枠2を設置した位置にボイドが形成される。上部コンクリート41の養生を行い、十分に乾燥させればボイドスラブが完成する。
【0023】
次に、プレキャストコンクリート板を有効利用したボイドスラブの構築方法について説明する。
【0024】
<イ>プレキャストコンクリート板の設置
図3(B)に示すように、例えばスラブ用型枠1内に下部コンクリート4として薄肉厚のプレキャストコンクリート板(半PCa床板)5を下部に敷き詰める。この場合は、事前に工場で鉄筋やトラス筋を設けたプレキャストコンクリート板5を製作する。所要数のプレキャストコンクリート板5を現場へ搬入する。プレキャストコンクリート板5上に型枠合板残材で製造されたボイド型枠2を直接配置し、固定する。ボイド型枠2をプレキャストコンクリート板上に固定する方法は、種々の固定方法でよく、例えば、接着剤を用いる方法が有効である。また、ボイド型枠2のプレキャストコンクリート板5への接着は、工場で行ってもよい。
【0025】
次に、上部鉄筋31を配筋し、スラブ上に上部コンクリート41を打設して、ボイド用型枠2を埋設してボイドスラブを構築する。このとき、番線でボイド用型枠2をトラス筋32に結束すれば確実に固定できる。この方法によればプレキャストコンクリート板を工場で製作するので、品質が安定するとともにコンクリートは一回打ちで足り、現場での工期を短縮することができる。
【0026】
以上、上記ボイドスラブの構築方法において、在来工法と同様の工程は、省略してある。
【0027】
【本発明の効果】
本発明は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>本発明は、処分に困っている型枠合板残材を有効に活用し、資源の再利用化を図ることができる。特に、産業廃棄物のリサイクルによる環境問題に貢献できるとともに産業廃棄物の処理費を削減できる。
<ロ>また、本発明は、ボイド用型枠を型枠合板残材で構成しているので、製造や取り扱いが容易になり、大幅にコストの低減を図ることができる。
<ハ>また、本発明は、ボイド用型枠を型枠合板残材で構成しているので、ボイド用型枠を鉄筋配筋時の作業足場として使用することができ、また合板からなるので鉄筋などがぶつかってもボイド材が欠損することがなく、作業性が向上する。
<ニ>また、本発明は、ボイド用型枠を下部コンクリートの未硬化時に設置すれば、ボイド用型枠を型枠合板残材で構成しているので、作業者が上から押し付けるだけで容易に下部コンクリートに固定することができる。
<ホ>また、本発明は、火災時に有害物質が発生する可能性が少なく、危険の発生を予防することができる。
<ヘ>また、本発明は、ボイド用型枠の内部に残材のチップ材などを入れることにより、遮音性に優れ、断熱効果の大きいボイドスラブとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボイド用型枠を埋設したボイドスラブの説明図
【図2】間隙部材と浮き上がり防止具の説明図
【図3】ボイド用型枠の説明図
【図4】従来の発泡スチロールをボイド用型枠に使用したボイドスラブの説明図
【符号の説明】
1・・・スラブ用型枠
2・・・ボイド用型枠
21・・間隙部材
211・脚部
212・スラブ型枠に接する部分
22・・型枠合板残材
23・・桟木
24・・空気抜け穴
3・・・下部鉄筋
31・・上部鉄筋
32・・トラス筋
4・・・下部コンクリート
41・・上部コンクリート
5・・・プレキャストコンクリート板
6・・・浮き上がり防止具
61・・固定具
62・・締結具
63・・止め具
64・・連結材
【発明の属する技術分野】
本発明は、環境共生に適し、資材の再利用化を図るものであり、大量に排出され、処分に困る型枠合板残材を再利用してボイド用型枠を作製し、コンクリート内に埋め込んでスラブを構築するボイドスラブの構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、型枠合板残材は、大量に排出され、再利用化が試みられている。しかし、型枠合板残材を肥料とするには、接着剤の除去に問題があり、また、チップとしてボードを製造するには、製造コストが高くつくなど、良い解決方法が見つからない。また、型枠合板残材を焼却するには、温暖化ガスの発生と資源の無駄になると共に、処分に膨大な費用がかかっている。
【0003】
最近、資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効利用促進法)、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)、国等による環境物品等の調達の促進に関する法律(グリーン調達法)などが環境保護や資源の有効利用促進のための規制ができ、また、国際的に環境保護の対策が取られてきている。このような動きに対応するためにも、型枠合板残材の処理が問題となっている。
【0004】
また、鉄筋コンクリート造りのビルや集合住宅などのスラブには、中央に複数の空洞部を設けて単位容積当たりの重量を小さくしたボイドスラブが広く用いられている。例えば、図4に示すように、発泡スチロール材(発泡樹脂材)bをボイド用型枠aとして、多数の所要の個所に所定間隔で配置してボイドスラブを構築している。しかし、発泡スチロール材bは、火災の際に有害ガスの発生の恐れがあり、また、廃棄物処理に問題があり、高コストになる。また、発泡スチロール材bのボイド用型枠aは、コンクリート打設時のバイブレータ作業に於いて、型枠合板残材のボイド用型枠に比して壊れ易い。また、発泡スチロール材bを固定する際、釘や接着剤などによる取り付け保持力が弱く、ボイド用型枠aの浮力に耐えてしっかりと固定するために、ボイド固定用捨筋cをスラブ全体に張り巡らす必要があり、多大の労力と高コストの要因になっている。このボイド固定用捨筋cは、構造鉄筋でなく、発泡スチロール材bのボイド用型枠aを固定するためのものである。
【0005】
【発明の目的】
<イ>本発明は、上記したような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、処分に困っている型枠合板残材を有効に活用し、資源の再利用化を図ることにある。
<ロ>また、本発明は、産業廃棄物のリサイクルによる環境問題に貢献するとともに産業廃棄物の処理費を削減することにある。
<ハ>また、本発明は、平成14年5月から施工された建設リサイクル法の木材再利用に対応するためのものである。
<ニ>また、本発明は、型枠合板残材をボイドスラブに使用し、製造や取り扱いを容易にして、大幅にコストの低減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は、ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、スラブ用型枠を配置し、スラブ用型枠内に下部鉄筋を配筋し、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を、スラブ用型枠内に間隙部材を介して設置し、スラブ用型枠内に上部鉄筋を配筋し、コンクリートをスラブ用型枠内に打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、前記型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、間隙部材は、スラブ用型枠とボイド用型枠と釘止めで固定されることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、前記型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、コンクリートの打設時に、バイブレータを使用して、ボイド用型枠の下部に空気抜け穴を設けて、コンクリートをボイド用型枠の下部に容易に回り込ませることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、スラブ用型枠を配置し、スラブ用型枠内に下部鉄筋を配筋し、スラブ用型枠内に下部コンクリートを打設し、下部コンクリート上に、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を直接に設置し、上部鉄筋を配筋し、コンクリートを打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、前記型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、ボイド用型枠は、下部コンクリートに接着剤で固定されることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
また、本発明は、ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、プレキャストコンクリート板を敷き詰め、プレキャストコンクリート板上に、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を設置し、上部鉄筋を配筋し、コンクリートを打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
<イ>型枠合板残材を有効利用したボイドスラブ
型枠合板残材を有効利用したボイドスラブは、型枠合板残材で作製されたボイド(空洞部)の型枠を内部に埋め込んだ鉄筋コンクリートのスラブである。型枠合板残材を有効利用したボイドスラブは、例えば、図1(B)に示すように、下部コンクリート4と上部コンクリート41の間に型枠合板残材で作製されたボイド用型枠2が埋設されて配置された構造である。
【0009】
<ロ>ボイド用型枠
ボイド用型枠2は、型枠合板残材22を再利用して、例えば直方体状に形成したものである。ボイド用型枠2は、例えば図2〜図3に示すように、型枠合板残材22からなる複数枚の合板を底板、側板、上板に使用し、必要に応じて、内部に桟木23を当てて補強する。ボイド用型枠2の内部は空洞となっている。例えば図2に示すように、必要に応じてボイド用型枠2の下部に空気抜け穴24を設ける。空気抜け穴24を有すると、在来工法において、ボイド用型枠2の下部にコンクリートが回り込む際、コンクリートがボイド用型枠2の下部に容易に回り込むことができる。
【0010】
ボイド用型枠2の大きさは、所要のボイドスラブの厚さやスパン長に見合った適宜の大きさとする。型枠合板残材22は、軽量で加工性がよく、所要の大きさに簡単に加工することができる。
【0011】
型枠合板残材は22、使用済みのコンクリート型枠の合板や桟木などであり、また、型枠材を加工したときに生じる残材である。型枠合板残材22は、多量に排出され、今まで処分に困っていたものである。なお、残材を使用することなどでサイズが小さくなる場合は、複数個つないでボイド用型枠2を製作してもよい。
【0012】
次に、型枠合板残材を用いた在来工法によるボイドスラブの構築方法について説明する。
【0013】
<イ>ボイド用型枠の製作
型枠合板残材22を加工して、所定の大きさのボイド用型枠2を製作する。ボイド用型枠2は、側板、底板、上板を直方体状に組み立てて、ボイドに対応した大きさとする。必要に応じて内部に桟木や合板ベニヤなどの桟木23を当てて補強する。
【0014】
<ロ>在来工法によるボイド用型枠の配置
スラブ用型枠1の内部に下部鉄筋3、ボイド用型枠2、上部鉄筋31などを図1(A)に示すように配置する。ボイド用型枠2は、間隙部材21でスラブ用型枠1との間隙を調整して配置される。ボイド用型枠2やスラブ用型枠1は、発泡スチロール材と異なり、釘が使用できるので、間隙部材21と簡単に接続でき、所定の位置に固定することができる。また、必要に応じて、図1のように、トラス筋32を上部鉄筋31及び下部鉄筋3の間に配筋して、補強することができる。
【0015】
<ハ>間隙部材
間隙部材21は、ボイド用型枠2をボイドスラブの所定の位置に配置するものであり、例えば、図2に示すように、ボイド用型枠2をスラブ用型枠1と所定の間隙を隔てて設置する部材である。間隙部材21は、種々な材料を使用できるが、釘止めが可能な材料が好ましい。間隙部材21の脚部211は、スラブ用型枠1に取り付ける部分である。脚部211の少なくともスラブ用型枠1に接する部分212をプラスチックとすることが好ましい。
【0016】
<ニ>コンクリートの打設
スラブ用型枠1の内部にコンクリートを打設する。その際、バイブレータを使用して、ボイド用型枠2の下部へコンクリートの回り込みをスムーズに行うことができる。ボイド用型枠2の下部に空気抜け穴24を有すると、より簡単にボイド用型枠2の下部にコンクリートを回り込みませることができる。それに対して、発泡スチロール材のボイド用型枠の場合、強度が弱いため、バイブレータ使用時の破損が考えられるため、十分なバイブレータの使用ができない。そのため、ボイド用型枠の下方にコンクリートを回り込ませることが難かしい。そのため、ボイド用型枠を小さくし、多数使用する必要があり、設置に多大な労力を要することになる。
【0017】
コンクリート打設において間隙部材21が外れてボイド用型枠2が浮き上がる場合、ボイド用型枠2に浮き上がり防止具6を取り付け、浮き上がりを防止して所定の位置に固定する。浮き上がり防止具6は、一端をスラブ用型枠1に固定し、他端を上方に向け、止め金具などでボイド用型枠2を下方に押し付けて固定する。
【0018】
打設したコンクリートの養生を行い、十分に乾燥させ、図1(B)に示すようなボイドスラブが完成する。この際、ボイド用型枠2の脱型が不要のため、脱型の工程を省略できる。また、ボイド用型枠2の内部に残材のチップ材などを入れることにより、遮音性に優れ、また断熱効果などの性能アップが期待できる。
【0019】
<ホ>浮き上がり防止具
浮き上がり防止具6は、ボイド用型枠2の浮き上がりを防止するものである。浮き上がり防止具6は、例えば図2(B)、(C)に示すように、スライド用型枠1に取り付けられた固定具61を有する。固定具61は、スライド用型枠1に取り付けられるものであれば良く、例えばPコン、木コンなどがあり、好ましくは、プラスチックが良い。固定具61は、例えば締結具62でスライド用型枠1に固定される。浮き上がり防止具6は、ボイド用型枠2を固定する止め具63を有する。止め具63は、例えばプレートを介在させたPコン、木コンなどが使用される。固定具61と止め具63を連結材64で連結し、ボイド用型枠2をスライド用型枠1に固定する。連結材64は、例えばスラブ用型枠1を突き抜けて、固定具61に固定される。
【0020】
次に、予め下部コンクリートを打設するボイドスラブの構築方法について説明する。
【0021】
<イ>下部コンクリートの打設
スラブ用型枠1内に下部鉄筋3、トラス筋32を組み立て、下部コンクリート4を打設する。図3(A)に示すように、下部コンクリート4に型枠合板残材22で製造されたボイド型枠2を直接配置し、固定する。ボイド型枠2の固定方法は、種々の固定方法でよく、例えば、下部コンクリート4の固化前にボイド型枠2を下部コンクリート4上に配置し、コンクリートで固化してボイド型枠を固定したり、又は、接着剤を用いて固定すると有効である。しかる後、上部鉄筋を組み立てる。ボイド用型枠2が下部コンクリート4と接着した状態で設置されており、発泡スチロール材のボイド用型枠に比べて強度が高いので、作業者がボイド用型枠2を足場として使用でき、また作業中に鉄筋などがぶつかってもボイド用型枠2が欠損することがなく、作業性を向上することができる。
【0022】
<ロ>上部コンクリートの打設
上部コンクリート41を打設する。ボイド用型枠2は、下部コンクリート4と固定しているので、上部コンクリート41の打設時に浮き上がりや横ずれが生じることがなく、ボイド用型枠2を設置した位置にボイドが形成される。上部コンクリート41の養生を行い、十分に乾燥させればボイドスラブが完成する。
【0023】
次に、プレキャストコンクリート板を有効利用したボイドスラブの構築方法について説明する。
【0024】
<イ>プレキャストコンクリート板の設置
図3(B)に示すように、例えばスラブ用型枠1内に下部コンクリート4として薄肉厚のプレキャストコンクリート板(半PCa床板)5を下部に敷き詰める。この場合は、事前に工場で鉄筋やトラス筋を設けたプレキャストコンクリート板5を製作する。所要数のプレキャストコンクリート板5を現場へ搬入する。プレキャストコンクリート板5上に型枠合板残材で製造されたボイド型枠2を直接配置し、固定する。ボイド型枠2をプレキャストコンクリート板上に固定する方法は、種々の固定方法でよく、例えば、接着剤を用いる方法が有効である。また、ボイド型枠2のプレキャストコンクリート板5への接着は、工場で行ってもよい。
【0025】
次に、上部鉄筋31を配筋し、スラブ上に上部コンクリート41を打設して、ボイド用型枠2を埋設してボイドスラブを構築する。このとき、番線でボイド用型枠2をトラス筋32に結束すれば確実に固定できる。この方法によればプレキャストコンクリート板を工場で製作するので、品質が安定するとともにコンクリートは一回打ちで足り、現場での工期を短縮することができる。
【0026】
以上、上記ボイドスラブの構築方法において、在来工法と同様の工程は、省略してある。
【0027】
【本発明の効果】
本発明は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>本発明は、処分に困っている型枠合板残材を有効に活用し、資源の再利用化を図ることができる。特に、産業廃棄物のリサイクルによる環境問題に貢献できるとともに産業廃棄物の処理費を削減できる。
<ロ>また、本発明は、ボイド用型枠を型枠合板残材で構成しているので、製造や取り扱いが容易になり、大幅にコストの低減を図ることができる。
<ハ>また、本発明は、ボイド用型枠を型枠合板残材で構成しているので、ボイド用型枠を鉄筋配筋時の作業足場として使用することができ、また合板からなるので鉄筋などがぶつかってもボイド材が欠損することがなく、作業性が向上する。
<ニ>また、本発明は、ボイド用型枠を下部コンクリートの未硬化時に設置すれば、ボイド用型枠を型枠合板残材で構成しているので、作業者が上から押し付けるだけで容易に下部コンクリートに固定することができる。
<ホ>また、本発明は、火災時に有害物質が発生する可能性が少なく、危険の発生を予防することができる。
<ヘ>また、本発明は、ボイド用型枠の内部に残材のチップ材などを入れることにより、遮音性に優れ、断熱効果の大きいボイドスラブとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボイド用型枠を埋設したボイドスラブの説明図
【図2】間隙部材と浮き上がり防止具の説明図
【図3】ボイド用型枠の説明図
【図4】従来の発泡スチロールをボイド用型枠に使用したボイドスラブの説明図
【符号の説明】
1・・・スラブ用型枠
2・・・ボイド用型枠
21・・間隙部材
211・脚部
212・スラブ型枠に接する部分
22・・型枠合板残材
23・・桟木
24・・空気抜け穴
3・・・下部鉄筋
31・・上部鉄筋
32・・トラス筋
4・・・下部コンクリート
41・・上部コンクリート
5・・・プレキャストコンクリート板
6・・・浮き上がり防止具
61・・固定具
62・・締結具
63・・止め具
64・・連結材
Claims (6)
- ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、
スラブ用型枠を配置し、
スラブ用型枠内に下部鉄筋を配筋し、
型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を、スラブ用型枠内に間隙部材を介して設置し、
スラブ用型枠内に上部鉄筋を配筋し、
コンクリートをスラブ用型枠内に打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。 - 請求項1に記載する型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、
間隙部材は、スラブ用型枠とボイド用型枠と釘止めで固定されることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。 - 請求項1に記載する型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、
コンクリートの打設時に、バイブレータを使用して、ボイド用型枠の下部に空気抜け穴を設けて、コンクリートをボイド用型枠の下部に容易に回り込ませることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。 - ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、
スラブ用型枠を配置し、
スラブ用型枠内に下部鉄筋を配筋し、
スラブ用型枠内に下部コンクリートを打設し、
下部コンクリート上に、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を直接に設置し、
上部鉄筋を配筋し、
コンクリートを打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。 - 請求項4に記載する型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法において、
ボイド用型枠は、下部コンクリートに接着剤で固定されることを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。 - ボイドとなるボイド用型枠をコンクリート内に埋め込んでスラブを構築する、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法であって、
プレキャストコンクリート板を敷き詰め、
プレキャストコンクリート板上に、型枠合板残材を利用してボイドに対応する形状に作製されたボイド用型枠を設置し、
上部鉄筋を配筋し、
コンクリートを打設して、ボイド用型枠をコンクリート中に埋設することを特徴とする、型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法。
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| JP2002267079A JP2004100383A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法 |
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| JP2002267079A JP2004100383A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 型枠合板残材を有効利用したボイドスラブの構築方法 |
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|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008018174A1 (en) * | 2006-08-07 | 2008-02-14 | Akiko Takahashi | Method for constructing void slab |
| CN110847466A (zh) * | 2019-11-14 | 2020-02-28 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种预制叠合板拼缝与加固施工方法 |
| AT522885A4 (de) * | 2020-05-04 | 2021-03-15 | Green Code Gmbh | Akustikkörper, insbesondere für Deckenelemente, zur Reduktion einer Nachhallzeit von Schall |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002267079A patent/JP2004100383A/ja active Pending
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