JP2004100402A - 鉄筋先組ユニット及び鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法 - Google Patents

鉄筋先組ユニット及び鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業に要する手間と時間を軽減するとともに、熟練工でなくとも作業を実施することができることを目的とする。
【解決手段】隣接する先端が交互に出し入れされ、所定ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋10と、長さ方向鉄筋の中央線から両方向にそれぞれ300mm〜500mmの個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた横断方向鉄筋12とを有する第1ユニットと、隣接する先端が交互に出し入れされ、所定ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋14と、長さ方向鉄筋の中央の個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた横断方向鉄筋16とを有する第2ユニットと、隣接する先端が交互に出し入れされ、所定ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋18と、長さ方向鉄筋の中央の個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた横断方向鉄筋20とを有する第3ユニットとを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋を予め組み立てた鉄筋先組ユニット及び鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート構造物は、型枠を設置し、組み立てた鉄筋を型枠内に配置した後、コンクリートを打設することによって施工されるが、鉄筋は通常、配置しようとする構造物の設計図及び施工図に従って、当該構造物ごとに加工し組み立てられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、鉄筋を構造物ごとに加工し組み立てると、作業に手間と時間がかかるという不都合がある。また、図面に従って鉄筋を加工し組み立てるのには、作業に習熟している熟練工でなければならないため、鉄筋の加工・組み立てが施工コストを高める一因ともなっているという不都合もあった。
【0004】
本発明は、以上のような現状に鑑みて案出されたものであって、作業に要する手間と時間を軽減するとともに、熟練工でなくとも作業を実施することができる鉄筋先組ユニット及び鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載の鉄筋先組ユニットは、隣接する先端が交互に出し入れされ、所定のピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央線から両方向にそれぞれ300mm〜500mmの個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた2本の横断方向鉄筋とを有する第1ユニットを備え、前記横断方向鉄筋の各々が、それらの一端が一方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチの2倍だけ突出し、他端が他方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチだけ突出しており、隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有する第2ユニットと、隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有する第3ユニットとを備え、前記第1ユニット、前記第2ユニット及び前記第3ユニットの最大寸法が、それぞれ3000mm×7400mm、3000mm×7400mm及び2000mm〜7400mmとなるように選定されており、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されていることを特徴とするものである。
【0006】
本願請求項2に記載の鉄筋先組ユニットは、前記請求項1のユニットにおいて、前記長さ方向鉄筋の隣接する先端の出し入れ長さが、400mm〜550mmであることを特徴とするものである。
【0007】
本願請求項3に記載の鉄筋先組ユニットは、前記請求項1又は2のユニットにおいて、前記ピッチが、100mm、150mm、200mm、250mm、又は300mmのいずれかであることを特徴とするものである。
【0008】
本願請求項4に記載の鉄筋先組工法は、隣接する先端が交互に出し入れされ、所定のピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央線から両方向にそれぞれ300mm〜500mmの個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた2本の横断方向鉄筋とを有し、前記横断方向鉄筋の各々が、それらの一端が一方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチの2倍だけ突出し、他端が他方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチだけ突出し、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている最大寸法が3000mm×7400mmの第1ユニットを準備する段階と、隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有し、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている最大寸法が3000mm×7400mmの第2ユニットを準備する段階と、隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有し、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている最大寸法が2000mm×7400mmの第3ユニットを準備する段階と、所定数の第1ユニットを同一方向に並べる段階と、同一方向に並べた前記第1ユニットの上に、前記第1ユニットに対して直交するように、前記第2ユニット及び前記第3ユニットを並べる段階と、第1ユニットと第2ユニット及び第3ユニットとの交点を結束する段階とを含むことを特徴とするものである。
【0009】
本願請求項5に記載の鉄筋先組工法は、前記請求項4の工法において、前記長さ方向鉄筋の隣接する先端の出し入れ長さが、400mm〜550mmであることを特徴とするものである。
【0010】
本願請求項6に記載の鉄筋先組工法は、前記請求項4又は5の工法において、前記ピッチが、100mm、150mm、200mm、250mm、又は300mmのいずれかであることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。本発明の好ましい実施の形態に係る鉄筋先組ユニットは、3つの型式のユニット、即ち、Aユニット(第1ユニット)、Bユニット(第2ユニット)及びCユニット(第3ユニット)からなる。なお、本発明の鉄筋先組ユニットは、異形鉄筋D10、D13(鉄筋径10mm、13mmの異形鉄筋)に関するものである。
【0012】
図1(a)に示されるAユニットは、最大寸法(W ×L )が、3000mm×7400mmである。Aユニットは、隣接する先端が交互に出し入れされ、ピッチP で互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋10を有している。長さ方向鉄筋10の隣接する先端の出し入れ長さ(即ち、継手長さ)L は、400mm〜550mmである。
【0013】
Aユニットは又、長さ方向鉄筋10の中央線C から両方向にそれぞれ300mm〜500mmの個所に、長さ方向鉄筋10に対して直交方向に延びた2本の横断方向鉄筋12を有している。各横断方向鉄筋12は、一端が(図1(a)において最も左側の)端に位置する長さ方向鉄筋10から2×P だけ突出しており、他端が(図1(a)において最も左側の)端に位置する長さ方向鉄筋10からP だけ突出している。
【0014】
各横断方向鉄筋12は、各長さ方向鉄筋10との交点において、それぞれスポット溶接(図1(a)において「・」で図示)されている。
【0015】
図1(b)に示されるBユニットは、最大寸法(W ×L )が、3000mm×7400mmである。Bユニットは、隣接する先端が交互に出し入れされ、ピッチP で互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋14を有している。長さ方向鉄筋14の隣接する先端の出し入れ長さ(即ち、継手長さ)L は、400mm〜550mmである。
【0016】
Bユニットは又、長さ方向鉄筋14の中央の個所に、長さ方向鉄筋14に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋16を有している。横断方向鉄筋16は、Aユニットの横断方向鉄筋12とは異なり、両端とも端に位置する長さ方向鉄筋14から突出していない。
【0017】
横断方向鉄筋16は、各長さ方向鉄筋14との交点において、それぞれスポット溶接(図1(b)において「・」で図示)されている。
【0018】
図1(c)に示されるCユニットは、最大寸法(W ×L )が、2000mm×7400mmである。Cユニットは、隣接する先端が交互に出し入れされ、ピッチP で互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋18を有している。長さ方向鉄筋18の隣接する先端の出し入れ長さ(即ち、継手長さ)L は、400mm〜550mmである。
【0019】
Cユニットは又、長さ方向鉄筋18の中央の個所に、長さ方向鉄筋18に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋20を有している。横断方向鉄筋20は、Bユニットの横断方向鉄筋16と同様に、両端とも端に位置する長さ方向鉄筋18から突出していない。
【0020】
横断方向鉄筋20は、各長さ方向鉄筋18との交点において、それぞれスポット溶接(図1(c)において「・」で図示)されている。
【0021】
ピッチP 、P 、P は、鉄筋先組ユニットを配置しようとする構造物に応じて、100mm、150mm、200mm、250mm、300mmの5種類である。
【0022】
なお、鉄筋先組ユニットは、工場で製造されて建設現場に搬入されるが、鉄筋先組ユニットの最大寸法は、車両での輸送が可能であり、かつ、建設現場において容易に取り扱うことができる大きさを基準として選定したものである。
【0023】
次に、図2及び図3を参照して、以上のように構成された鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法について説明する。図2及び図3に示される例では、Aユニトを主筋方向に用い、Bユニット及びCユニットを配力筋方向に用いる。まず、主筋となるAユニットを同一方向に並べる(図2に示される例では、3つのAユニットが並べられている)。次いで、Aユニットの上に、Aユニットに対して直交するように、配力筋となるBユニットとCユニットを交互に並べる。しかる後、AユニットとBユニット及びCユニットとの交点をワイヤ等で結束する。なお、図示されている例では、BユニットとCユニットを交互に並べているが、例えば、Bユニットを2つ並べた後、Cユニットを1つ並べる等のように、各ユニットの並べ方は、状況に応じて変更することができる。
【0024】
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0025】
なお、本発明に係る鉄筋先組ユニット及び鉄筋先組工法は、壁用や一般スラブ用としても使用することができるが、下面が砂利や土の場合にはピッチを直接振ることが難しいため、特に、土間コンクリート用鉄筋として効果的である。
【0026】
【発明の効果】
本発明の鉄筋先組ユニット及び鉄筋先組工法によれば、現場での配筋作業の手間が大幅に軽減され、工期が短縮され、コストダウンを図ることができる。また、鉄筋先組ユニットが予め工場で製造されるので、現場作業は、熟練工でなくとも実施することができる。さらに、鉄筋先組ユニットをどのように配置するかを決めるパターン作成作業を、現場の工程とは無関係に、予め進めておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態に係る鉄筋先組ユニットの各々を示した図である。
【図2】図1の鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法を示した分解斜視図である。
【図3】図1の鉄筋先組ユニットを用いた鉄筋先組工法を示した斜視図である。

Claims (6)

  1. 直径10mm又は13mmの異形鉄筋についての鉄筋先組ユニットであって、
    隣接する先端が交互に出し入れされ、所定のピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央線から両方向にそれぞれ300mm〜500mmの個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた2本の横断方向鉄筋とを有する第1ユニットを備え、前記横断方向鉄筋の各々が、それらの一端が一方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチの2倍だけ突出し、他端が他方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチだけ突出しており、
    隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有する第2ユニットと、
    隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有する第3ユニットとを備え、
    前記第1ユニット、前記第2ユニット及び前記第3ユニットの最大寸法が、それぞれ3000mm×7400mm、3000mm×7400mm及び2000mm〜7400mmとなるように選定されており、
    前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている、ことを特徴とする鉄筋先組ユニット。
  2. 前記長さ方向鉄筋の隣接する先端の出し入れ長さが、400mm〜550mmであることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋先組ユニット。
  3. 前記ピッチが、100mm、150mm、200mm、250mm、又は300mmのいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄筋先組ユニット。
  4. 直径10mm又は13mmの異形鉄筋についての鉄筋先組工法であって、
    隣接する先端が交互に出し入れされ、所定のピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央線から両方向にそれぞれ300mm〜500mmの個所に、長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた2本の横断方向鉄筋とを有し、前記横断方向鉄筋の各々が、それらの一端が一方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチの2倍だけ突出し、他端が他方の端に位置する前記長さ方向鉄筋から前記ピッチだけ突出し、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている最大寸法が3000mm×7400mmの第1ユニットを準備する段階と、
    隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有し、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている最大寸法が3000mm×7400mmの第2ユニットを準備する段階と、
    隣接する先端が交互に出し入れされ、前記ピッチで互いに平行に配置された複数の長さ方向鉄筋と、前記長さ方向鉄筋の中央の個所に、前記長さ方向鉄筋に対して直交方向に延びた1本の横断方向鉄筋とを有し、前記長さ方向鉄筋と前記横断方向鉄筋との交点がスポット溶接されている最大寸法が2000mm×7400mmの第3ユニットを準備する段階と、
    所定数の第1ユニットを同一方向に並べる段階と、
    同一方向に並べた前記第1ユニットの上に、前記第1ユニットに対して直交するように、前記第2ユニット及び前記第3ユニットを並べる段階と、
    前記第1ユニットと前記第2ユニット及び前記第3ユニットとの交点を結束する段階と、
    を含むことを特徴とする鉄筋先組工法。
  5. 前記長さ方向鉄筋の隣接する先端の出し入れ長さが、400mm〜550mmであることを特徴とする請求項4に記載の鉄筋先組工法。
  6. 前記ピッチが、100mm、150mm、200mm、250mm、又は300mmのいずれかであることを特徴とする請求項4又は5に記載の鉄筋先組工法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101048953B1 (ko) * 2008-12-26 2011-07-12 전성기 판구조용 철근망 조립체 및 이를 이용한 배근방법
JP2013083063A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Yasuhiro Matsuzaki 鉄筋コンクリート構造物における既設の方立壁の補強方法
JP2018178540A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 育弘 松崎 鉄筋コンクリート造基礎スラブの配筋構造および鉄筋ユニットのセット

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