JP2004105284A - 外科用処置具の洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、チャンネルを有する外科用処置具を効率よく洗浄できるようにした外科用処置具の洗浄装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、チャンネル65,66を有した外科用超音波処置装置1に着脱自在に組み付けられる口金本体81を備え、上記口金本体81は上記外科用超音波処置装置1に組み付けたとき、上記チャンネル65,66に連通する位置に開口した送水口を具備した。
【選択図】 図7
【解決手段】本発明は、チャンネル65,66を有した外科用超音波処置装置1に着脱自在に組み付けられる口金本体81を備え、上記口金本体81は上記外科用超音波処置装置1に組み付けたとき、上記チャンネル65,66に連通する位置に開口した送水口を具備した。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチャンネルを備えた外科用処置具を洗浄するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−296135号公報(特許文献1)には外科用処置具としての超音波処置具が提案されている。一般に超音波処置具は挿入部を有するハンドルユニットと、このハンドルユニットに装着されるプローブユニットと、プローブを駆動する振動子ユニットとを備え、これらのユニットは分離可能に組み付けられる。ハンドルユニットの挿入部先端には超音波処置具の把持用開閉部材としてのジョーが取り付けられ、このジョーはハンドルユニットの挿入部に形成したチャンネルに挿通した操作ロッドに連結され、ハンドルユニットのハンドルによって操作ロッドを進退することにより回動されるようになっている。ハンドルユニットの挿入部にはプローブユニットのプローブを挿入するための別のチャンネルが設けられ、ハンドルユニットにプローブユニットを装着したとき、そのチャンネルにプローブが挿入され、プローブの先端部がジョーに向き合うようになる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−296135号公報(第5〜6頁、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の超音波処置具は医療器具であるため、使用する都度、洗浄しておく必要がある。超音波処置具を洗浄する場合、従来は流水中でのブラシ洗浄やシャワー洗浄など、簡易な洗浄方法で行なわれてきた。
【0005】
しかし、このような従来の洗浄方法では洗浄効率が悪く、特にハンドルユニットに形成されたチャンネルの洗浄には多くの手間と長い時間を要しており、洗浄作業の能率がかなり悪いものであった。
【0006】
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、外科用処置具が有するチャンネル内を効率よく洗浄できるようにした外科用処置具の洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、チャンネルを有する外科用処置具の洗浄装置において、上記外科用処置具に着脱自在に組み付けられ、上記チャンネルに送水する送水源に接続し得る口金と、上記口金を上記外科用処置具に対し着脱自在に係着する手段と、上記口金に設けられ、上記口金を上記外科用処置具に組み付けたとき、上記チャンネルに連通する位置に開口した送水口とを具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置である。
請求項2に係る発明は、上記送水口から上記外科用処置具のチャンネルへの送水の漏れを遮断するシール手段を上記口金に設けたことを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具の洗浄装置である。
請求項3に係る発明は、複数のチャンネルを有する外科用処置具の洗浄装置において、上記外科用処置具に着脱自在に組み付けられ、上記チャンネルに送水する送水源に接続し得る口金と、上記外科用処置具に対し上記口金を着脱自在に係着する手段と、上記口金に設けられ、上記外科用処置具に対し上記口金を組み付けたとき、上記各チャンネルに対し個別的に連通する複数の送水口と、上記各チャンネルに対しそれぞれ複数の送水口を個別に連通させるために上記送水口相互間の連通を遮断するシール手段とを具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置である。
請求項4に係る発明は、処置部を操作するロッドを挿通する第1のチャンネルと処置プローブを挿通する第2のチャンネルを有した第1のユニットと、この第1のユニットに対し着脱自在に係着する第2のユニットを備えた外科用処置具の洗浄装置において、上記第1のユニットに設けられた、第2のユニットを着脱自在に係着する係着部に対し着脱自在に組み付けられ、上記各チャンネルに送水するための送水源に接続し得る口金と、上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記第1のチャンネルに連通する第1の送水口と、上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記第2のチャンネルに連通する第2の送水口と、上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記チャンネル以外の上記第1のユニット内に連通する第3の送水口とを具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1乃至図7を参照して本発明の第1の実施形態に係る、外科用処置具の洗浄装置について説明する。
【0009】
本実施形態において洗浄対象とする外科用処置具は超音波処置装置1であり、この超音波処置装置1は図2に示すハンドルユニット2と、図3に示すプローブユニット3と、同じく図1及び図3に示す振動子ユニット4とを備える。各ユニット2,3,4は超音波処置装置1を使用するとき、図1に示すように組み立てられる。
【0010】
上記振動子ユニット4は図3に示すように円筒状の外装カバー5を有し、この外装カバー5内には図示しない超音波振動子とホーンを設けてある。振動子ユニット4の基端には図示しない電源装置に電気的に接続されるハンドピースコード7が接続されている。ハンドピースコード7を通じて電源装置から駆動用電力を上記超音波振動子に供給し、上記超音波振動子を駆動するようになっている。また、上記振動子ユニット4の前端周縁にはハンドルユニット2に連結する為の連結部9が形成されている。
【0011】
図3に示すように、上記プローブユニット3は棒状の振動伝達部材10を有しており、この棒状の振動伝達部材10によって振動子ユニット4の超音波振動子で発生した超音波振動を先端処置部に伝達するようになっている。振動伝達部材10は基端位置にホーンの先端に形成した雌ネジに対しねじ込まれる雄ネジ11が形成されている。さらに振動伝達部材10はホーンによって増幅された超音波振動の振幅をさらに第2の段階まで拡大する円錐状の基端側ホーン12と、この基端側ホーン12の先端側に位置した中間部13と、この中間部13の先端側に位置し、かつ基端側ホーン12によって増幅された超音波振動の振幅を最終段階まで拡大する円錐状の先端側ホーン14と、この先端側ホーン14の先端側に位置した円柱状の先端部15を形成している。超音波振動子で発生した超音波振動は振動子ユニット4のホーン、振動伝達部材10における基端側ホーン12及び先端側ホーン14によって次第に増幅され、振動伝達部材10の先端部15に伝達される。振動伝達部材10の中間部13には伝達される超音波振動の先端側から2番目以降の節に位置してフランジ状の支持体16が複数個設けられている。
【0012】
ハンドルユニット2は図2に示すように、操作部19と、この操作部19に回転可能に取り付けられた長尺な外套管20からなる挿入シース部17と、この挿入シース部17の先端に設けられた先端作用部(処置部)21とを備える。ハンドルユニット2の操作部19は操作部本体22と、この操作部本体22と一体に形成された固定ハンドル23と、ハンドル枢支軸24を介して操作部本体22に回動可能に取り付けられた可動ハンドル25とを有する。
【0013】
図5に示すように、挿入シース部17の基端部分はパイプ固定部材31を介して操作部本体22に設けた筒状の繋ぎ部材32に固定的に連結されている。繋ぎ部材32は固定リング33により操作部本体22に対して挿入部軸周りに回転可能に取り付けられている。また、図5に示すように繋ぎ部材32には回転操作ノブ34が固定され、この回転操作ノブ34を回転操作することによって挿入シース部17を回転操作することができる。
【0014】
上記繋ぎ部材32内には後述する操作ロッド60を連結する筒状の駆動力伝達中間部材38が挿入部軸方向へ移動自在に嵌め込まれている。駆動力伝達中間部材38の後端部分にはピン39が取り付けられ、このピン39は繋ぎ部材32に挿入部軸方向へ延びて切り欠き形成したガイド溝41に嵌め込み係合し、駆動力伝達中間部材38の回転を規制し、挿入部軸方向への移動のみを規制している。駆動力伝達中間部材38の先端部外周にはOリング42が嵌め込まれていて、このOリング42によって駆動力伝達中間部材38と繋ぎ部材32の間を封止している。
【0015】
また、図5に示すように、駆動力伝達中間部材38にはスライダ受け部材45の先端外周部分がねじ込まれ、両者は同軸的に固定されている。駆動力伝達中間部材38の後端側外周にはスライダ部材46がスライド自在に嵌合されている。駆動力伝達中間部材38とスライダ部材46の間におけるスライダ受け部材45の外周にはバネ47が巻装されている。
【0016】
駆動力伝達中間部材38の内面にはOリング状の第1のパッキン48が取り付けられていて、第1のパッキン48はハンドルユニット2にプローブユニット3を装着したとき、そのプローブユニット3の振動伝達部材10の外周に接合して振動伝達部材10を保持すると共に両者の隙間を塞ぐようになっている。また、スライダ受け部材45の手元側端にもOリング状の第2のパッキン49が取り付けられている。この第2のパッキン49はプローブユニット3をハンドルユニット2に装着したとき、そのプローブユニット3の振動伝達部材10の外周に接合して振動伝達部材10を保持すると共に両者の隙間を塞ぐようになっている。
【0017】
このようにパッキン48,49を設けたため、例えば、腹腔鏡下手術の際の気腹ガス等が挿入部先端から内部の隙間を通り、漏出するのを防止することができる。また、2つのパッキン48,49はゴム製で弾性があるため、超音波振動する振動伝達部材10を無理なく安定的に支持することができる。
【0018】
上記ハンドルユニット2の可動ハンドル25には操作部本体22内のスライダ部材46と係合する係合ピン51が設けられている。ハンドル枢支軸24を中心として可動ハンドル25を回動すると、可動ハンドル25の動きが係合ピン51を介してスライダ部材46に伝わる。圧縮コイルバネ47は常時圧縮付勢された状態で装着されているため、可動ハンドル25に加えられた、ある一定以上の閉方向の操作力は圧縮コイルバネ47が吸収し、スライダ受け部材45に加わる過負荷を防止し、スライダ受け部材45をスライド操作するようになっている。
【0019】
図5に示すように、上記ハンドルユニット2の操作部本体22における後端部内には振動子ユニット4を着脱自在に係着するための振動子接続部52が設けられている。振動子接続部52は筒状に形成された枠部材53と筒状の接続部材54を備え、枠部材53と接続部材54は操作部本体22の内面に対しねじ込み固定されている。枠部材53のねじ込み固定部分は接続部材54よりも前方に位置するが、枠部材53の後端部分は接続部材54の内側において同心的に配置されている。また、枠部材53と接続部材54の間には上記ハンドルユニット2に上記振動子ユニット4を装着したとき、上記振動子ユニット4の円筒状外装カバー5の前端部分が嵌め込まれ、振動子ユニット4の連結部9は枠部材53の先端係止部55に嵌り込んで係止し、上記ハンドルユニット2に振動子ユニット4を固定できるようになっている。連結部9は例えばCリングによって外方へ膨出する形に形成されている。上記枠部材53の壁部には複数の通孔56が適宜分散して設けられている。
【0020】
次に、ハンドルユニット2の挿入シース部17について説明する。図4(a)に示すように、上記挿入シース部17の外套管20は外パイプ(外套管)61と内パイプ62を備えてなり、外パイプ61の外周は絶縁チューブ63で電気的絶縁処理が施されている。上記挿入シース部17の電気的絶縁はコーティングなどの処理手段で施すものであってもよい。外パイプ61内はプローブユニット3の振動伝達部材10を挿通するための主チャンネル65と、操作ロッド60が挿通される副チャンネル66とが設けられている。また、図4(b)に示すように、主チャンネル65を形成する内パイプ62は円形な断面形状部分の一部分を平らに潰して外パイプ61の内面との間に隙間を形成し、この隙間を副チャンネル66としている。また、副チャンネル66に臨む内パイプ62の部分には適宜の1つ以上の個所に連通孔67を形成し、主チャンネル65と副チャンネル66の間を連通するようにすることもできる。
【0021】
また、図4(a)に示すように、ハンドルユニット2の先端作用部21は外パイプ61の先端部分に取り付けられた例えば金属製の先端チップ部材71と、この先端チップ部材71に対し枢支軸72を介して回動可能に取り付けられた片開き型の保持部材74を備え、この保持部材74により把持部材75を保持している。操作ロッド60の先端は枢支軸76を介して上記保持部材74の基端部に連結されている。可動ハンドル25を回動することにより操作ロッド60を前後に移動すると、保持部材74が回動し、先端作用部21の開閉操作が行われる。
【0022】
先端作用部21は上記プローブユニット3の振動伝達部材10における先端部15と向き合って両者により処置対象の生体組織を把持し、振動伝達部材10から生体組織へ振動エネルギーを伝達するようになっている。
【0023】
次に、上記超音波処置装置1を洗浄するための洗浄装置80について説明する。図6に示すように、洗浄装置80はハンドルユニット2の操作部19に対し着脱自在に組み付けられる口金本体81を有し、この口金本体81を図7に示すように、上記超音波処置装置1のプローブユニット3を取り外したハンドルユニット2に装着して使用するようになっている。尚、本明細書において、口金というとき、それは金属材料に限定することを意味しない。
【0024】
図7に示すように、洗浄装置80の口金本体81は外パイプ82と内パイプ83によって二重管状に構成される。上記口金本体81はプローブユニット3を取り外したハンドルユニット2の操作部19に対し装着したとき、先端部分が挿入シース部17の主チャンネル65に至るまで差し込まれる。口金本体81の外パイプ82において先端部分82aの外周にはOリング状のシール用パッキン87が取り付けられており、このパッキン87は、口金本体81の先端部分82aをハンドルユニット2の主チャンネル65に挿入したとき、主チャンネル65との間の間隙を遮断する第1のシール手段を構成している。上記ハンドルユニット2の操作部19内に位置する上記外パイプ82の手元側部分82bは上記先端部分82aよりも太く形成されていて、この手元側部分82bの外周は、口金本体81をハンドルユニット2に挿入したとき、ハンドルユニット2における第2のパッキン49が密に圧接してその間の隙間を遮断する第2のシール手段を構成している。上記口金本体81の外パイプ82の先端部分82aと手元側部分82bの間の領域は先端部分82aよりも太く手元側部分82bよりも細い中間部分82cとして形成されている。
【0025】
上記口金本体81の外パイプ82内には上記内パイプ83が先端部分82aから手元側部分82bにわたり直線的に配置され、そして上記内パイプ83は主チャンネル65に通じる第1の送水路85を形成している。内パイプ83の先端は主チャンネル65に通じる第1の送水口を形成している。また、太い径の手元側部分82b内において内パイプ83の外側空間は副チャンネル66に通じる第2の送水路86を形成する。第1のシール手段のパッキン87よりも後方に位置し、かつ第2のシール手段を構成する部分よりも前方に位置する部位、ここでは中間部分82cの部分には1つ以上の排水口(孔)90が形成されている。この排水口90は上記口金本体81の第2の送水路86から上記外パイプ82の外側でスライダ受け部材45の内側の間を経て副チャンネル66に送水する第2の送水口を形成している。主チャンネル65に通じる第1の送水路85と副チャンネル66に通じる第2の送水路86はそれぞれ独立して形成されており、それぞれの送水口は主チャンネル65と副チャンネル66に対し独立して個別に通じる。
【0026】
上記口金本体81の基端には供給口金部材91が取り付けられている。供給口金部材91には第1の送水路85に通じる第1の供給口金92と、第2の送水路86に通じる第2の供給口金93が設けられている。第1の供給口金92は上記口金本体81の軸方向に対し同軸後方へ向けて配置されている。第2の供給口金93は供給口金部材91の中間部位に上記口金本体81の軸方向に対し側方へ向けて突き出すように配置されている。さらに、供給口金部材91の前端枠部分91aは太い筒状に広げられ、その前端枠部分にはプローブユニット3の連結部9と同様な構造の連結部94を構成している。この連結部94は例えばCリング95を装着して外方へ膨出する形を形成している。この連結部94はハンドルユニット2の枠部材53の先端係止部55内に嵌り込んでそれに係止し、口金本体81を上記ハンドルユニット2に着脱自在に固定する。
【0027】
次に、本実施形態の洗浄装置80を用いて上記超音波処置装置1を洗浄する場合の作用について説明する。
超音波処置装置1は、ハンドルユニット2、プローブユニット3及び振動子ユニット4は図1に示す状態に組み立て使用される。そして、超音波処置装置1は使用すると、汚れるため、使用の都度、洗浄する必要がある。ここで、超音波処置装置1の外観的な表面の汚れは処置具洗浄機等によるシャワー洗浄や流水中に晒してもある程度速やかに落とすことができるが、上記プローブユニット3の振動伝達部材10を挿通する主チャンネル65内や上記先端作用部21を操作する操作ロッド60を挿通する副チャンネル66内も汚れ、このチャンネル内の汚れはシャワー洗浄や流水中に晒しても速やかに落ち難いものである。
【0028】
そこで、本実施形態の洗浄装置80を用いて主チャンネル65や副チャンネル66内の汚れを落とす。すなわち、図7(a)に示すように、プローブユニット3を取り外したハンドルユニット2の操作部19に対し口金本体81を差し込み、上記口金本体81の連結部94をハンドルユニット2の枠部材53における先端係止部55に嵌め込んで係止し、上記ハンドルユニット2に口金本体81を固定する。このとき、第1の送水路85の送水口は主チャンネル65のみに通じており、第2の送水路86の送水口は副チャンネル66のみに通じる状態になる。
【0029】
ついで、供給口金部材91の第1の供給口金92と第2の供給口金93に対し送水源に通じる送水チューブ等の供給管路手段をそれぞれ個別に接続する。送水源としては超音波処置装置等の処置具を設置してシャワー洗浄や流水洗浄を遂行する処置具用洗浄機に組み込んだ送水タンクや送水ポンプ等を利用できる。そして送水源に通じる図示しない2本の送水チューブを第1の供給口金92と第2の供給口金93に別々に接続する。
【0030】
第1の供給口金92と第2の供給口金93に対し別々に接続した各々の送水チューブを通して送水源から加圧した洗浄水が第1の送水路85を経て主チャンネル65に供給され、また、第2の送水路86を経て副チャンネル66に供給される。主チャンネル65と副チャンネル66には送水源から加圧した高圧の洗浄水を強制的に供給するため、主チャンネル65と副チャンネル66内の汚れは洗浄水と共に各チャンネルの先端側に抜け、チャンネル内部の汚れを強力に落とすことができる。また、主チャンネル65と副チャンネル66には送水源から加圧した洗浄水が独立して別々に供給されるため、その両者の流路抵抗の差によって一方に偏って洗浄水が流れたり、特に細い副チャンネル66への洗浄水の供給が弱くなったりすることを回避でき、両チャンネル65,66の洗浄をむらなく確実に行なうことができる。
【0031】
この洗浄処理は、洗浄装置80を装着した超音波処置装置1を洗浄機の洗浄槽内や洗浄器の洗浄皿内に設置し、超音波処置装置1の外観部分もシャワー洗浄や流水中に晒して同時に洗浄することが望ましい。
【0032】
(第2の実施形態)
図8を参照して本発明の第2の実施形態に係る洗浄装置について説明する。本実施形態において第1の実施形態と同様な個所には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0033】
本実施形態に係る洗浄装置100は図8(a)に示すように、供給口金部材91に対し別部材の枠部材101と筒状の送水口部材102を設けたものであり、枠部材101にはハンドルユニット2の枠部材53の先端係止部55内に嵌り込んでそれに係止する連結部94を第1の実施形態と同様に構成している。筒状の送水口部材102は枠部材101の内側に同軸的に配置されると共に、その先端側部分は枠部材101の前方に延びて口金本体81の外パイプ82の外周を包囲し、その間に第3の送水路103を形成している。枠部材101と送水口部材102の両後端部には第3の供給口金96が設けられている。第3の供給口金96は上記第3の送水路103に連通している。
【0034】
送水口部材102は図8(a)に示すように、ハンドルユニット2の枠部材53内に対し略密に嵌め込まれる状態で位置決めされる。送水口部材102の外周には第3のシール手段を構成するパッキン104が設けられている。ハンドルユニット2に対し供給口金部材91を装着したとき、そのパッキン104により、ハンドルユニット2の枠部材53と送水口部材102の間をシールするようになっている。
【0035】
パッキン104を設けた位置よりも前方に位置して送水口部材102の外周壁には上記第3の送水路103に連通する1つ以上の送水口(孔)105が設けられている。
【0036】
本実施形態に係る洗浄装置100を使用する場合、前述した第1の実施形態の場合と同様、プローブユニット3を取り外したハンドルユニット2の操作部19に対し口金本体81を差し込み、上記口金本体81の連結部94をハンドルユニット2の枠部材53における先端係止部55に嵌め込んで係止し、上記ハンドルユニット2に口金本体81を固定する。このとき、第1の送水路85の送水口は主チャンネル65に通じ、第2の送水路86の送水口は副チャンネル66に通じた状態になる。同時に、上記第3の送水路103に連通する1つ以上の送水口105はハンドルユニット2の操作部19の内部空間に直接連通した状態になる。
【0037】
第1の供給口金92と第2の供給口金93と第3の供給口金96に対し送水源に通じる送水チューブ等の供給管路手段をそれぞれ個別に接続する。第1の実施形態と同様、送水源としては超音波処置装置等の処置具を設置してシャワー洗浄や流水洗浄を遂行する処置具洗浄機に組み込んだ送水ポンプ等を利用できる。
【0038】
第1の供給口金92と第2の供給口金93に対し別々に接続した各々の送水チューブを通して送水源から加圧した洗浄水を第1の送水路85を経て主チャンネル65に供給し、第2の送水路86を経て副チャンネル66に供給する。主チャンネル65と副チャンネル66には送水源から加圧した洗浄水を強制的に供給する。このため、主チャンネル65と副チャンネル66内の汚れは洗浄水と共に各チャンネルの先端側に抜け、チャンネル内部の汚れを強力に落とすことができる。
【0039】
これと同時に第3の供給口金96に対し接続した送水チューブを通して送水源から加圧した洗浄水は第3の送水路103を通じて1つ以上の送水口105からハンドルユニット2の操作部19の内部空間に噴き出し、その洗浄水でハンドルユニット2の操作部19内を洗浄する。操作部19の内部空間に溢れた洗浄水は上記枠部材53の通孔56を通じて操作部19の外部に流出する。このため、上記枠部材53の周辺領域を内から外へ流れる洗浄水によって洗浄できる。また、操作部19の内部空間に溢れた洗浄水は可動ハンドル25の係合ピン51を移動自在に貫通させるためにハンドルユニット2の操作部19の側壁に形成した窓孔(図示しない)を通じて外へ排出でき、操作部19の内部を内から外へ流れる洗浄水で洗浄できる。
【0040】
(第3の実施形態)
図9を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態において第1の実施形態と同様な個所には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0041】
本実施形態は洗浄対象とする外科用処置具としての超音波処置装置がプローブユニット3を利用して高周波電流を処置部に供給するように構成した点で第1の実施形態の超音波処置装置とは相違する。
【0042】
すなわち、本実施形態の超音波処置装置は図9に示すように、ハンドルユニット2における電気的絶縁性の操作部本体22に高周波接続ピン111を設け、この高周波接続ピン111は図示しない電源コードが接続され、外部の高周波電源から高周波電流が供給されるようになっている。ハンドルユニット2における操作部19には筒状の接点部材112が設けられている。この接点部材112の後端部は筒状に形成された枠部材53内に嵌め込まれ、接点部材112は導電性の枠部材53を介して高周波接続ピン111に接続される。
【0043】
接点部材112の前端部分は筒状のスライダ受け部材45内に摺動自在に挿入されている。接点部材112の先端にはハンドルユニット2に装着されたプローブユニット3の振動伝達部材10の外周に接する電気的接触子を兼ねたリング状のパッキン113が取り付けられている。パッキン113は接点部材112および枠部材53を介して高周波接続ピン111に接続されている。パッキン113は本実施形態の洗浄装置130を装着したとき、その洗浄装置130の口金本体の外周に接するシール手段を構成する。
【0044】
本実施形態の洗浄装置130は一本のパイプ材131によって形成した送水口金部材132を有し、このパイプ材131は第1の実施形態の外パイプ82と同様に構成される。送水口金部材132は第1の実施形態での内パイプ83を設けない単一パイプの形態になっている。パイプ材131はその内孔で1本の送水路133を形成し、パイプ材131の先端はハンドルユニット2に洗浄装置130を装着したとき、そのハンドルユニット2の主チャンネル65に通じる送水口135を形成している。
【0045】
送水口金部材132のパイプ材131において先端部分の外周にはOリング状のシール用パッキン136が取り付けられており、このパッキン136はハンドルユニット2の主チャンネル65との間を遮断するシール手段を構成している。
【0046】
このパッキン136により、上記パッキン113に接するシール手段までの領域において送水口金部材132のパイプ材131の先端部には送水路133を外部に連通させる1つ以上の排出路(孔)137を形成することもできる。この排出路137は洗浄装置130をハンドルユニット2に装着したとき、ハンドルユニット2の副チャンネル66に通じる。送水口金部材132のパイプ材131の後端には上記送水路133に通じた1つの送水口金141が設けられている。
【0047】
そこで、本実施形態の洗浄装置130を使用する場合は、第1の実施形態の場合と同様に超音波処置装置に装着する。送水口金141に接続した図示しない供給チューブからの洗浄水を送水口金部材132の1本だけある送水路133を通じて送水口135からハンドルユニット2の主チャンネル65に供給する。
【0048】
一方、1つ以上の排出路137を設けた場合は送水路133に供給された一部の洗浄水は1つ以上の排出路137を通じて送水路133の途中から送水口金部材132の外側へ排出され、副チャンネル66にも同時に供給される。主チャンネル65と副チャンネル66を同時に洗浄することができる。
【0049】
1つ以上の排出路137を設けない場合でも上記超音波処置装置の挿入シース部17の外套管20における主チャンネル65と副チャンネル66の間でも内パイプ62に形成した連通孔67を介して互いに連通させておけば(図4(a)を参照)、主チャンネル65と副チャンネル66は互いに連通し、洗浄水の相互流れ込みが起き、主チャンネル65と副チャンネル66の洗浄を促進する。
【0050】
尚、この超音波処置装置110を洗浄する装置としては前述した第1の実施形態に係る洗浄装置80と同じものも使用できる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の洗浄装置によれば、外科用処置具の、特に汚れを落とし難いチャンネルを効率よく洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波処置装置の組み立て状態の側面図。
【図2】上記超音波処置装置のハンドルユニットの側面図。
【図3】上記超音波処置装置のプローブユニットと振動子ユニットの側面図。
【図4】(a)は上記超音波処置装置のハンドルユニットにおける挿入シース部の縦断面図、(b)は上記ハンドルユニットにおける挿入シース部の(a)図中A−A線に沿う横断面図、(c)は上記ハンドルユニットにおける挿入シース部の(a)図中A部付近の縦断面図。
【図5】上記超音波処置装置のハンドルユニットにおける操作部の縦断面図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る洗浄装置の側面図。
【図7】(a)は上記洗浄装置を上記超音波処置装置の操作部に装着した状態での縦断面図、(b)は(a)中B−B線に沿う横断面図。
【図8】(a)は本発明の第2の実施形態に係る洗浄装置を上記超音波処置装置の操作部に装着した状態での縦断面図、(b)は洗浄装置を手元側から見た背面図。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る洗浄装置を他の形式の超音波処置装置の操作部に装着した状態での縦断面図。
【符号の説明】
1…超音波処置装置
2…ハンドルユニット
3…プローブユニット
4…振動子ユニット
9…連結部
10…振動伝達部材
17…挿入シース部
48…第1のパッキン
49…第2のパッキン
52…振動子接続部
55…先端係止部
65…主チャンネル
66…副チャンネル
80…洗浄装置
81…口金本体
85…第1の送水路
86…第2の送水路
87…シール用パッキン
90…排水口
91…送水口金部材
92…第1の送水口金
93…第2の送水口金
【発明の属する技術分野】
本発明はチャンネルを備えた外科用処置具を洗浄するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−296135号公報(特許文献1)には外科用処置具としての超音波処置具が提案されている。一般に超音波処置具は挿入部を有するハンドルユニットと、このハンドルユニットに装着されるプローブユニットと、プローブを駆動する振動子ユニットとを備え、これらのユニットは分離可能に組み付けられる。ハンドルユニットの挿入部先端には超音波処置具の把持用開閉部材としてのジョーが取り付けられ、このジョーはハンドルユニットの挿入部に形成したチャンネルに挿通した操作ロッドに連結され、ハンドルユニットのハンドルによって操作ロッドを進退することにより回動されるようになっている。ハンドルユニットの挿入部にはプローブユニットのプローブを挿入するための別のチャンネルが設けられ、ハンドルユニットにプローブユニットを装着したとき、そのチャンネルにプローブが挿入され、プローブの先端部がジョーに向き合うようになる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−296135号公報(第5〜6頁、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の超音波処置具は医療器具であるため、使用する都度、洗浄しておく必要がある。超音波処置具を洗浄する場合、従来は流水中でのブラシ洗浄やシャワー洗浄など、簡易な洗浄方法で行なわれてきた。
【0005】
しかし、このような従来の洗浄方法では洗浄効率が悪く、特にハンドルユニットに形成されたチャンネルの洗浄には多くの手間と長い時間を要しており、洗浄作業の能率がかなり悪いものであった。
【0006】
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、外科用処置具が有するチャンネル内を効率よく洗浄できるようにした外科用処置具の洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、チャンネルを有する外科用処置具の洗浄装置において、上記外科用処置具に着脱自在に組み付けられ、上記チャンネルに送水する送水源に接続し得る口金と、上記口金を上記外科用処置具に対し着脱自在に係着する手段と、上記口金に設けられ、上記口金を上記外科用処置具に組み付けたとき、上記チャンネルに連通する位置に開口した送水口とを具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置である。
請求項2に係る発明は、上記送水口から上記外科用処置具のチャンネルへの送水の漏れを遮断するシール手段を上記口金に設けたことを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具の洗浄装置である。
請求項3に係る発明は、複数のチャンネルを有する外科用処置具の洗浄装置において、上記外科用処置具に着脱自在に組み付けられ、上記チャンネルに送水する送水源に接続し得る口金と、上記外科用処置具に対し上記口金を着脱自在に係着する手段と、上記口金に設けられ、上記外科用処置具に対し上記口金を組み付けたとき、上記各チャンネルに対し個別的に連通する複数の送水口と、上記各チャンネルに対しそれぞれ複数の送水口を個別に連通させるために上記送水口相互間の連通を遮断するシール手段とを具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置である。
請求項4に係る発明は、処置部を操作するロッドを挿通する第1のチャンネルと処置プローブを挿通する第2のチャンネルを有した第1のユニットと、この第1のユニットに対し着脱自在に係着する第2のユニットを備えた外科用処置具の洗浄装置において、上記第1のユニットに設けられた、第2のユニットを着脱自在に係着する係着部に対し着脱自在に組み付けられ、上記各チャンネルに送水するための送水源に接続し得る口金と、上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記第1のチャンネルに連通する第1の送水口と、上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記第2のチャンネルに連通する第2の送水口と、上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記チャンネル以外の上記第1のユニット内に連通する第3の送水口とを具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1乃至図7を参照して本発明の第1の実施形態に係る、外科用処置具の洗浄装置について説明する。
【0009】
本実施形態において洗浄対象とする外科用処置具は超音波処置装置1であり、この超音波処置装置1は図2に示すハンドルユニット2と、図3に示すプローブユニット3と、同じく図1及び図3に示す振動子ユニット4とを備える。各ユニット2,3,4は超音波処置装置1を使用するとき、図1に示すように組み立てられる。
【0010】
上記振動子ユニット4は図3に示すように円筒状の外装カバー5を有し、この外装カバー5内には図示しない超音波振動子とホーンを設けてある。振動子ユニット4の基端には図示しない電源装置に電気的に接続されるハンドピースコード7が接続されている。ハンドピースコード7を通じて電源装置から駆動用電力を上記超音波振動子に供給し、上記超音波振動子を駆動するようになっている。また、上記振動子ユニット4の前端周縁にはハンドルユニット2に連結する為の連結部9が形成されている。
【0011】
図3に示すように、上記プローブユニット3は棒状の振動伝達部材10を有しており、この棒状の振動伝達部材10によって振動子ユニット4の超音波振動子で発生した超音波振動を先端処置部に伝達するようになっている。振動伝達部材10は基端位置にホーンの先端に形成した雌ネジに対しねじ込まれる雄ネジ11が形成されている。さらに振動伝達部材10はホーンによって増幅された超音波振動の振幅をさらに第2の段階まで拡大する円錐状の基端側ホーン12と、この基端側ホーン12の先端側に位置した中間部13と、この中間部13の先端側に位置し、かつ基端側ホーン12によって増幅された超音波振動の振幅を最終段階まで拡大する円錐状の先端側ホーン14と、この先端側ホーン14の先端側に位置した円柱状の先端部15を形成している。超音波振動子で発生した超音波振動は振動子ユニット4のホーン、振動伝達部材10における基端側ホーン12及び先端側ホーン14によって次第に増幅され、振動伝達部材10の先端部15に伝達される。振動伝達部材10の中間部13には伝達される超音波振動の先端側から2番目以降の節に位置してフランジ状の支持体16が複数個設けられている。
【0012】
ハンドルユニット2は図2に示すように、操作部19と、この操作部19に回転可能に取り付けられた長尺な外套管20からなる挿入シース部17と、この挿入シース部17の先端に設けられた先端作用部(処置部)21とを備える。ハンドルユニット2の操作部19は操作部本体22と、この操作部本体22と一体に形成された固定ハンドル23と、ハンドル枢支軸24を介して操作部本体22に回動可能に取り付けられた可動ハンドル25とを有する。
【0013】
図5に示すように、挿入シース部17の基端部分はパイプ固定部材31を介して操作部本体22に設けた筒状の繋ぎ部材32に固定的に連結されている。繋ぎ部材32は固定リング33により操作部本体22に対して挿入部軸周りに回転可能に取り付けられている。また、図5に示すように繋ぎ部材32には回転操作ノブ34が固定され、この回転操作ノブ34を回転操作することによって挿入シース部17を回転操作することができる。
【0014】
上記繋ぎ部材32内には後述する操作ロッド60を連結する筒状の駆動力伝達中間部材38が挿入部軸方向へ移動自在に嵌め込まれている。駆動力伝達中間部材38の後端部分にはピン39が取り付けられ、このピン39は繋ぎ部材32に挿入部軸方向へ延びて切り欠き形成したガイド溝41に嵌め込み係合し、駆動力伝達中間部材38の回転を規制し、挿入部軸方向への移動のみを規制している。駆動力伝達中間部材38の先端部外周にはOリング42が嵌め込まれていて、このOリング42によって駆動力伝達中間部材38と繋ぎ部材32の間を封止している。
【0015】
また、図5に示すように、駆動力伝達中間部材38にはスライダ受け部材45の先端外周部分がねじ込まれ、両者は同軸的に固定されている。駆動力伝達中間部材38の後端側外周にはスライダ部材46がスライド自在に嵌合されている。駆動力伝達中間部材38とスライダ部材46の間におけるスライダ受け部材45の外周にはバネ47が巻装されている。
【0016】
駆動力伝達中間部材38の内面にはOリング状の第1のパッキン48が取り付けられていて、第1のパッキン48はハンドルユニット2にプローブユニット3を装着したとき、そのプローブユニット3の振動伝達部材10の外周に接合して振動伝達部材10を保持すると共に両者の隙間を塞ぐようになっている。また、スライダ受け部材45の手元側端にもOリング状の第2のパッキン49が取り付けられている。この第2のパッキン49はプローブユニット3をハンドルユニット2に装着したとき、そのプローブユニット3の振動伝達部材10の外周に接合して振動伝達部材10を保持すると共に両者の隙間を塞ぐようになっている。
【0017】
このようにパッキン48,49を設けたため、例えば、腹腔鏡下手術の際の気腹ガス等が挿入部先端から内部の隙間を通り、漏出するのを防止することができる。また、2つのパッキン48,49はゴム製で弾性があるため、超音波振動する振動伝達部材10を無理なく安定的に支持することができる。
【0018】
上記ハンドルユニット2の可動ハンドル25には操作部本体22内のスライダ部材46と係合する係合ピン51が設けられている。ハンドル枢支軸24を中心として可動ハンドル25を回動すると、可動ハンドル25の動きが係合ピン51を介してスライダ部材46に伝わる。圧縮コイルバネ47は常時圧縮付勢された状態で装着されているため、可動ハンドル25に加えられた、ある一定以上の閉方向の操作力は圧縮コイルバネ47が吸収し、スライダ受け部材45に加わる過負荷を防止し、スライダ受け部材45をスライド操作するようになっている。
【0019】
図5に示すように、上記ハンドルユニット2の操作部本体22における後端部内には振動子ユニット4を着脱自在に係着するための振動子接続部52が設けられている。振動子接続部52は筒状に形成された枠部材53と筒状の接続部材54を備え、枠部材53と接続部材54は操作部本体22の内面に対しねじ込み固定されている。枠部材53のねじ込み固定部分は接続部材54よりも前方に位置するが、枠部材53の後端部分は接続部材54の内側において同心的に配置されている。また、枠部材53と接続部材54の間には上記ハンドルユニット2に上記振動子ユニット4を装着したとき、上記振動子ユニット4の円筒状外装カバー5の前端部分が嵌め込まれ、振動子ユニット4の連結部9は枠部材53の先端係止部55に嵌り込んで係止し、上記ハンドルユニット2に振動子ユニット4を固定できるようになっている。連結部9は例えばCリングによって外方へ膨出する形に形成されている。上記枠部材53の壁部には複数の通孔56が適宜分散して設けられている。
【0020】
次に、ハンドルユニット2の挿入シース部17について説明する。図4(a)に示すように、上記挿入シース部17の外套管20は外パイプ(外套管)61と内パイプ62を備えてなり、外パイプ61の外周は絶縁チューブ63で電気的絶縁処理が施されている。上記挿入シース部17の電気的絶縁はコーティングなどの処理手段で施すものであってもよい。外パイプ61内はプローブユニット3の振動伝達部材10を挿通するための主チャンネル65と、操作ロッド60が挿通される副チャンネル66とが設けられている。また、図4(b)に示すように、主チャンネル65を形成する内パイプ62は円形な断面形状部分の一部分を平らに潰して外パイプ61の内面との間に隙間を形成し、この隙間を副チャンネル66としている。また、副チャンネル66に臨む内パイプ62の部分には適宜の1つ以上の個所に連通孔67を形成し、主チャンネル65と副チャンネル66の間を連通するようにすることもできる。
【0021】
また、図4(a)に示すように、ハンドルユニット2の先端作用部21は外パイプ61の先端部分に取り付けられた例えば金属製の先端チップ部材71と、この先端チップ部材71に対し枢支軸72を介して回動可能に取り付けられた片開き型の保持部材74を備え、この保持部材74により把持部材75を保持している。操作ロッド60の先端は枢支軸76を介して上記保持部材74の基端部に連結されている。可動ハンドル25を回動することにより操作ロッド60を前後に移動すると、保持部材74が回動し、先端作用部21の開閉操作が行われる。
【0022】
先端作用部21は上記プローブユニット3の振動伝達部材10における先端部15と向き合って両者により処置対象の生体組織を把持し、振動伝達部材10から生体組織へ振動エネルギーを伝達するようになっている。
【0023】
次に、上記超音波処置装置1を洗浄するための洗浄装置80について説明する。図6に示すように、洗浄装置80はハンドルユニット2の操作部19に対し着脱自在に組み付けられる口金本体81を有し、この口金本体81を図7に示すように、上記超音波処置装置1のプローブユニット3を取り外したハンドルユニット2に装着して使用するようになっている。尚、本明細書において、口金というとき、それは金属材料に限定することを意味しない。
【0024】
図7に示すように、洗浄装置80の口金本体81は外パイプ82と内パイプ83によって二重管状に構成される。上記口金本体81はプローブユニット3を取り外したハンドルユニット2の操作部19に対し装着したとき、先端部分が挿入シース部17の主チャンネル65に至るまで差し込まれる。口金本体81の外パイプ82において先端部分82aの外周にはOリング状のシール用パッキン87が取り付けられており、このパッキン87は、口金本体81の先端部分82aをハンドルユニット2の主チャンネル65に挿入したとき、主チャンネル65との間の間隙を遮断する第1のシール手段を構成している。上記ハンドルユニット2の操作部19内に位置する上記外パイプ82の手元側部分82bは上記先端部分82aよりも太く形成されていて、この手元側部分82bの外周は、口金本体81をハンドルユニット2に挿入したとき、ハンドルユニット2における第2のパッキン49が密に圧接してその間の隙間を遮断する第2のシール手段を構成している。上記口金本体81の外パイプ82の先端部分82aと手元側部分82bの間の領域は先端部分82aよりも太く手元側部分82bよりも細い中間部分82cとして形成されている。
【0025】
上記口金本体81の外パイプ82内には上記内パイプ83が先端部分82aから手元側部分82bにわたり直線的に配置され、そして上記内パイプ83は主チャンネル65に通じる第1の送水路85を形成している。内パイプ83の先端は主チャンネル65に通じる第1の送水口を形成している。また、太い径の手元側部分82b内において内パイプ83の外側空間は副チャンネル66に通じる第2の送水路86を形成する。第1のシール手段のパッキン87よりも後方に位置し、かつ第2のシール手段を構成する部分よりも前方に位置する部位、ここでは中間部分82cの部分には1つ以上の排水口(孔)90が形成されている。この排水口90は上記口金本体81の第2の送水路86から上記外パイプ82の外側でスライダ受け部材45の内側の間を経て副チャンネル66に送水する第2の送水口を形成している。主チャンネル65に通じる第1の送水路85と副チャンネル66に通じる第2の送水路86はそれぞれ独立して形成されており、それぞれの送水口は主チャンネル65と副チャンネル66に対し独立して個別に通じる。
【0026】
上記口金本体81の基端には供給口金部材91が取り付けられている。供給口金部材91には第1の送水路85に通じる第1の供給口金92と、第2の送水路86に通じる第2の供給口金93が設けられている。第1の供給口金92は上記口金本体81の軸方向に対し同軸後方へ向けて配置されている。第2の供給口金93は供給口金部材91の中間部位に上記口金本体81の軸方向に対し側方へ向けて突き出すように配置されている。さらに、供給口金部材91の前端枠部分91aは太い筒状に広げられ、その前端枠部分にはプローブユニット3の連結部9と同様な構造の連結部94を構成している。この連結部94は例えばCリング95を装着して外方へ膨出する形を形成している。この連結部94はハンドルユニット2の枠部材53の先端係止部55内に嵌り込んでそれに係止し、口金本体81を上記ハンドルユニット2に着脱自在に固定する。
【0027】
次に、本実施形態の洗浄装置80を用いて上記超音波処置装置1を洗浄する場合の作用について説明する。
超音波処置装置1は、ハンドルユニット2、プローブユニット3及び振動子ユニット4は図1に示す状態に組み立て使用される。そして、超音波処置装置1は使用すると、汚れるため、使用の都度、洗浄する必要がある。ここで、超音波処置装置1の外観的な表面の汚れは処置具洗浄機等によるシャワー洗浄や流水中に晒してもある程度速やかに落とすことができるが、上記プローブユニット3の振動伝達部材10を挿通する主チャンネル65内や上記先端作用部21を操作する操作ロッド60を挿通する副チャンネル66内も汚れ、このチャンネル内の汚れはシャワー洗浄や流水中に晒しても速やかに落ち難いものである。
【0028】
そこで、本実施形態の洗浄装置80を用いて主チャンネル65や副チャンネル66内の汚れを落とす。すなわち、図7(a)に示すように、プローブユニット3を取り外したハンドルユニット2の操作部19に対し口金本体81を差し込み、上記口金本体81の連結部94をハンドルユニット2の枠部材53における先端係止部55に嵌め込んで係止し、上記ハンドルユニット2に口金本体81を固定する。このとき、第1の送水路85の送水口は主チャンネル65のみに通じており、第2の送水路86の送水口は副チャンネル66のみに通じる状態になる。
【0029】
ついで、供給口金部材91の第1の供給口金92と第2の供給口金93に対し送水源に通じる送水チューブ等の供給管路手段をそれぞれ個別に接続する。送水源としては超音波処置装置等の処置具を設置してシャワー洗浄や流水洗浄を遂行する処置具用洗浄機に組み込んだ送水タンクや送水ポンプ等を利用できる。そして送水源に通じる図示しない2本の送水チューブを第1の供給口金92と第2の供給口金93に別々に接続する。
【0030】
第1の供給口金92と第2の供給口金93に対し別々に接続した各々の送水チューブを通して送水源から加圧した洗浄水が第1の送水路85を経て主チャンネル65に供給され、また、第2の送水路86を経て副チャンネル66に供給される。主チャンネル65と副チャンネル66には送水源から加圧した高圧の洗浄水を強制的に供給するため、主チャンネル65と副チャンネル66内の汚れは洗浄水と共に各チャンネルの先端側に抜け、チャンネル内部の汚れを強力に落とすことができる。また、主チャンネル65と副チャンネル66には送水源から加圧した洗浄水が独立して別々に供給されるため、その両者の流路抵抗の差によって一方に偏って洗浄水が流れたり、特に細い副チャンネル66への洗浄水の供給が弱くなったりすることを回避でき、両チャンネル65,66の洗浄をむらなく確実に行なうことができる。
【0031】
この洗浄処理は、洗浄装置80を装着した超音波処置装置1を洗浄機の洗浄槽内や洗浄器の洗浄皿内に設置し、超音波処置装置1の外観部分もシャワー洗浄や流水中に晒して同時に洗浄することが望ましい。
【0032】
(第2の実施形態)
図8を参照して本発明の第2の実施形態に係る洗浄装置について説明する。本実施形態において第1の実施形態と同様な個所には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0033】
本実施形態に係る洗浄装置100は図8(a)に示すように、供給口金部材91に対し別部材の枠部材101と筒状の送水口部材102を設けたものであり、枠部材101にはハンドルユニット2の枠部材53の先端係止部55内に嵌り込んでそれに係止する連結部94を第1の実施形態と同様に構成している。筒状の送水口部材102は枠部材101の内側に同軸的に配置されると共に、その先端側部分は枠部材101の前方に延びて口金本体81の外パイプ82の外周を包囲し、その間に第3の送水路103を形成している。枠部材101と送水口部材102の両後端部には第3の供給口金96が設けられている。第3の供給口金96は上記第3の送水路103に連通している。
【0034】
送水口部材102は図8(a)に示すように、ハンドルユニット2の枠部材53内に対し略密に嵌め込まれる状態で位置決めされる。送水口部材102の外周には第3のシール手段を構成するパッキン104が設けられている。ハンドルユニット2に対し供給口金部材91を装着したとき、そのパッキン104により、ハンドルユニット2の枠部材53と送水口部材102の間をシールするようになっている。
【0035】
パッキン104を設けた位置よりも前方に位置して送水口部材102の外周壁には上記第3の送水路103に連通する1つ以上の送水口(孔)105が設けられている。
【0036】
本実施形態に係る洗浄装置100を使用する場合、前述した第1の実施形態の場合と同様、プローブユニット3を取り外したハンドルユニット2の操作部19に対し口金本体81を差し込み、上記口金本体81の連結部94をハンドルユニット2の枠部材53における先端係止部55に嵌め込んで係止し、上記ハンドルユニット2に口金本体81を固定する。このとき、第1の送水路85の送水口は主チャンネル65に通じ、第2の送水路86の送水口は副チャンネル66に通じた状態になる。同時に、上記第3の送水路103に連通する1つ以上の送水口105はハンドルユニット2の操作部19の内部空間に直接連通した状態になる。
【0037】
第1の供給口金92と第2の供給口金93と第3の供給口金96に対し送水源に通じる送水チューブ等の供給管路手段をそれぞれ個別に接続する。第1の実施形態と同様、送水源としては超音波処置装置等の処置具を設置してシャワー洗浄や流水洗浄を遂行する処置具洗浄機に組み込んだ送水ポンプ等を利用できる。
【0038】
第1の供給口金92と第2の供給口金93に対し別々に接続した各々の送水チューブを通して送水源から加圧した洗浄水を第1の送水路85を経て主チャンネル65に供給し、第2の送水路86を経て副チャンネル66に供給する。主チャンネル65と副チャンネル66には送水源から加圧した洗浄水を強制的に供給する。このため、主チャンネル65と副チャンネル66内の汚れは洗浄水と共に各チャンネルの先端側に抜け、チャンネル内部の汚れを強力に落とすことができる。
【0039】
これと同時に第3の供給口金96に対し接続した送水チューブを通して送水源から加圧した洗浄水は第3の送水路103を通じて1つ以上の送水口105からハンドルユニット2の操作部19の内部空間に噴き出し、その洗浄水でハンドルユニット2の操作部19内を洗浄する。操作部19の内部空間に溢れた洗浄水は上記枠部材53の通孔56を通じて操作部19の外部に流出する。このため、上記枠部材53の周辺領域を内から外へ流れる洗浄水によって洗浄できる。また、操作部19の内部空間に溢れた洗浄水は可動ハンドル25の係合ピン51を移動自在に貫通させるためにハンドルユニット2の操作部19の側壁に形成した窓孔(図示しない)を通じて外へ排出でき、操作部19の内部を内から外へ流れる洗浄水で洗浄できる。
【0040】
(第3の実施形態)
図9を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態において第1の実施形態と同様な個所には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0041】
本実施形態は洗浄対象とする外科用処置具としての超音波処置装置がプローブユニット3を利用して高周波電流を処置部に供給するように構成した点で第1の実施形態の超音波処置装置とは相違する。
【0042】
すなわち、本実施形態の超音波処置装置は図9に示すように、ハンドルユニット2における電気的絶縁性の操作部本体22に高周波接続ピン111を設け、この高周波接続ピン111は図示しない電源コードが接続され、外部の高周波電源から高周波電流が供給されるようになっている。ハンドルユニット2における操作部19には筒状の接点部材112が設けられている。この接点部材112の後端部は筒状に形成された枠部材53内に嵌め込まれ、接点部材112は導電性の枠部材53を介して高周波接続ピン111に接続される。
【0043】
接点部材112の前端部分は筒状のスライダ受け部材45内に摺動自在に挿入されている。接点部材112の先端にはハンドルユニット2に装着されたプローブユニット3の振動伝達部材10の外周に接する電気的接触子を兼ねたリング状のパッキン113が取り付けられている。パッキン113は接点部材112および枠部材53を介して高周波接続ピン111に接続されている。パッキン113は本実施形態の洗浄装置130を装着したとき、その洗浄装置130の口金本体の外周に接するシール手段を構成する。
【0044】
本実施形態の洗浄装置130は一本のパイプ材131によって形成した送水口金部材132を有し、このパイプ材131は第1の実施形態の外パイプ82と同様に構成される。送水口金部材132は第1の実施形態での内パイプ83を設けない単一パイプの形態になっている。パイプ材131はその内孔で1本の送水路133を形成し、パイプ材131の先端はハンドルユニット2に洗浄装置130を装着したとき、そのハンドルユニット2の主チャンネル65に通じる送水口135を形成している。
【0045】
送水口金部材132のパイプ材131において先端部分の外周にはOリング状のシール用パッキン136が取り付けられており、このパッキン136はハンドルユニット2の主チャンネル65との間を遮断するシール手段を構成している。
【0046】
このパッキン136により、上記パッキン113に接するシール手段までの領域において送水口金部材132のパイプ材131の先端部には送水路133を外部に連通させる1つ以上の排出路(孔)137を形成することもできる。この排出路137は洗浄装置130をハンドルユニット2に装着したとき、ハンドルユニット2の副チャンネル66に通じる。送水口金部材132のパイプ材131の後端には上記送水路133に通じた1つの送水口金141が設けられている。
【0047】
そこで、本実施形態の洗浄装置130を使用する場合は、第1の実施形態の場合と同様に超音波処置装置に装着する。送水口金141に接続した図示しない供給チューブからの洗浄水を送水口金部材132の1本だけある送水路133を通じて送水口135からハンドルユニット2の主チャンネル65に供給する。
【0048】
一方、1つ以上の排出路137を設けた場合は送水路133に供給された一部の洗浄水は1つ以上の排出路137を通じて送水路133の途中から送水口金部材132の外側へ排出され、副チャンネル66にも同時に供給される。主チャンネル65と副チャンネル66を同時に洗浄することができる。
【0049】
1つ以上の排出路137を設けない場合でも上記超音波処置装置の挿入シース部17の外套管20における主チャンネル65と副チャンネル66の間でも内パイプ62に形成した連通孔67を介して互いに連通させておけば(図4(a)を参照)、主チャンネル65と副チャンネル66は互いに連通し、洗浄水の相互流れ込みが起き、主チャンネル65と副チャンネル66の洗浄を促進する。
【0050】
尚、この超音波処置装置110を洗浄する装置としては前述した第1の実施形態に係る洗浄装置80と同じものも使用できる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の洗浄装置によれば、外科用処置具の、特に汚れを落とし難いチャンネルを効率よく洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波処置装置の組み立て状態の側面図。
【図2】上記超音波処置装置のハンドルユニットの側面図。
【図3】上記超音波処置装置のプローブユニットと振動子ユニットの側面図。
【図4】(a)は上記超音波処置装置のハンドルユニットにおける挿入シース部の縦断面図、(b)は上記ハンドルユニットにおける挿入シース部の(a)図中A−A線に沿う横断面図、(c)は上記ハンドルユニットにおける挿入シース部の(a)図中A部付近の縦断面図。
【図5】上記超音波処置装置のハンドルユニットにおける操作部の縦断面図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る洗浄装置の側面図。
【図7】(a)は上記洗浄装置を上記超音波処置装置の操作部に装着した状態での縦断面図、(b)は(a)中B−B線に沿う横断面図。
【図8】(a)は本発明の第2の実施形態に係る洗浄装置を上記超音波処置装置の操作部に装着した状態での縦断面図、(b)は洗浄装置を手元側から見た背面図。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る洗浄装置を他の形式の超音波処置装置の操作部に装着した状態での縦断面図。
【符号の説明】
1…超音波処置装置
2…ハンドルユニット
3…プローブユニット
4…振動子ユニット
9…連結部
10…振動伝達部材
17…挿入シース部
48…第1のパッキン
49…第2のパッキン
52…振動子接続部
55…先端係止部
65…主チャンネル
66…副チャンネル
80…洗浄装置
81…口金本体
85…第1の送水路
86…第2の送水路
87…シール用パッキン
90…排水口
91…送水口金部材
92…第1の送水口金
93…第2の送水口金
Claims (4)
- チャンネルを有する外科用処置具の洗浄装置において、
上記外科用処置具に着脱自在に組み付けられ、上記チャンネルに送水する送水源に接続し得る口金と、
上記口金を上記外科用処置具に対し着脱自在に係着する手段と、
上記口金に設けられ、上記口金を上記外科用処置具に組み付けたとき、上記チャンネルに連通する位置に開口した送水口と、
を具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置。 - 上記送水口から上記外科用処置具のチャンネルへの送水の漏れを遮断するシール手段を上記口金に設けたことを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具の洗浄装置。
- 複数のチャンネルを有する外科用処置具の洗浄装置において、
上記外科用処置具に着脱自在に組み付けられ、上記チャンネルに送水する送水源に接続し得る口金と、
上記外科用処置具に対し上記口金を着脱自在に係着する手段と、
上記口金に設けられ、上記外科用処置具に対し上記口金を組み付けたとき、上記各チャンネルに対し個別的に連通する複数の送水口と、
上記各チャンネルに対しそれぞれ複数の送水口を個別に連通させるために上記送水口相互間の連通を遮断するシール手段と、
を具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置。 - 処置部を操作するロッドを挿通する第1のチャンネルと処置プローブを挿通する第2のチャンネルを有した第1のユニットと、この第1のユニットに対し着脱自在に係着する第2のユニットを備えた外科用処置具の洗浄装置において、
上記第1のユニットに設けられた、第2のユニットを着脱自在に係着する係着部に対し着脱自在に組み付けられ、上記各チャンネルに送水するための送水源に接続し得る口金と、
上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記第1のチャンネルに連通する第1の送水口と、
上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記第2のチャンネルに連通する第2の送水口と、
上記口金に設けられ、上記第1のユニットに対し上記口金を組み付けたとき、上記チャンネル以外の上記第1のユニット内に連通する第3の送水口と、
を具備したことを特徴とする外科用処置具の洗浄装置。
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