JP2004109559A - ズームレンズ系 - Google Patents
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Abstract
【課題】大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系でありながら、十分な光学的性能を実現するズームレンズ系を提供する。
【解決手段】ズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群Gr1と、負のパワーを有する第2群Gr2と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群Gr1は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群Gr1Fと、正のパワーを有する第1群後群Gr1Rと、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群Gr2は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群Gr1Fと像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群Gr1Rが移動する。また、第1群後群Gr1Rに関する所定の条件式範囲と具体的構成を満足する。
【選択図】 図1
【解決手段】ズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群Gr1と、負のパワーを有する第2群Gr2と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群Gr1は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群Gr1Fと、正のパワーを有する第1群後群Gr1Rと、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群Gr2は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群Gr1Fと像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群Gr1Rが移動する。また、第1群後群Gr1Rに関する所定の条件式範囲と具体的構成を満足する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系に関し、特に一眼レフレックス方式のカメラシステムにおける交換レンズとして好適なズームレンズ系に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、最も物体側に配置された第1群を移動させてフォーカシングを行う一群繰り出し方式のズームレンズ系が、銀塩フィルムや固体撮像素子を記録媒体とする一眼レフレックスカメラに用いられている。しかしながら、一群繰り出し方式のズームレンズ系では、合焦に際して有効径が大きく重量の重い第1群を移動させるため、自動合焦方式のカメラシステムでは、バッテリーの消耗が早いという課題を有していた。また、合焦に伴うレンズ群の移動量も大きいため、AF駆動時間が長くなるため、迅速に合焦状態を得ることが難しいという課題も有していた。
【0003】
このような課題に対し、以下に示す特許文献1乃至3等には、実質的に、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と正のパワーを有する第1群後群とから構成される第1群を備え、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して第1郡後群を移動させることによりインナーフォーカシング方式として、フォーカシング群の重量や移動量を改善したズームレンズ系が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000―19390号公報
【特許文献2】
特開平07−294816号公報
【特許文献3】
特開平06−51202号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1乃至3に記載されたズームレンズ系は、フォーカシングに際して収差の変動が大きいという問題があった。また、像面湾曲の補正も十分ではない、という問題を有していた。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑み、大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系でありながら、十分な光学的性能を実現するズームレンズ系を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子とから構成された第1群後群と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、
以下の条件式範囲(1)を満足することを特徴とする。
【0008】
−1.5 < f1r1 / f1r < −0.1 (1)
ただし、
f1r1:第1群後群に含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離、
f1r:第1群後群の焦点距離、
である。
【0009】
また、請求項2記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記第2群は、物体側から順に、負のパワーを有する第2群第1レンズ成分と、負のパワーを有する第2群第2レンズ成分と、正のパワーを有する第2群第3レンズ成分と、負のパワーを有する第2群第4レンズ成分と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、以下の条件式範囲(2)を満足することを特徴とする。
【0010】
−5 < f23 / f2 < −0.6 (2)
ただし、
f23:第2群に含まれる第3レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群の焦点距離、
である。
【0011】
また、請求項3記載のズームレンズ系は、請求項2記載のズームレンズ系において、さらに以下の条件式範囲(3)を満足することを特徴とする。
【0012】
1 < f24 / f2 < 4.5 (3)
ただし、
f24:第2群に含まれる第4レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群の焦点距離、
である。
【0013】
また、請求項4記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記像側レンズ群は、物体側から順に、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、負のパワーを有する像側群前群第1レンズ素子と、正のパワーを有する像側群前群第2レンズ素子と、負のパワーを有する像側群前群第3レンズ素子と、から構成される像側群前群と、正のパワーを有する像側群後群と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、以下の条件式範囲(4)を満足することを特徴とする。
【0014】
−100 < fIf1 / fIf < 1 (4)
ただし、
fIf1:像側群前群に含まれる像側群前群第1レンズ素子の焦点距離、
fIf:像側群前群の焦点距離、
である。
【0015】
また、請求項5記載のズームレンズ系は、請求項4記載のズームレンズ系において、さらに以下の条件式範囲(5)を満足することを特徴とする。
【0016】
0.5 < fIf / fIf23 < 1.5 (5)
ただし、
fIf:像側群前群の焦点距離、
fIf23:像側群前群に含まれる像側群前側群第2,3レンズ素子の合成焦点距離、である。
【0017】
また、請求項6記載のズームレンズ系は、前記像側群前群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子と、像側面の曲率が物体側面の曲率より強い負レンズ素子と、からなり、前記正レンズ素子と負レンズ素子とは接合されていることを特徴とする。
【0018】
また、請求項7記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記像側レンズ群は、物体側から順に、正のパワーを有する像側群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子を含む像側群後群と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、以下の条件式範囲(6)を満足することを特徴とする。
【0019】
2.5 < fIr / fI < 1000 (6)
ただし、
fIr:像側群後群の焦点距離、
fI:像側群の焦点距離、
である。
【0020】
また、請求項8記載のズームレンズ系は、請求項7記載 さらに以下の条件式範囲(7)を満足することを特徴とする。
【0021】
−0.35 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)
ただし、
fIr2:像側群後群第2レンズ素子の焦点距離、
fIr:像側群後群の焦点距離、
である。
【0022】
また、請求項9記載のズームレンズ系は、請求項7記載のズームレンズ系は、像側群後群は、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子と正の像側後群第3レンズ素子とから構成されることを特徴とする。
【0023】
また、請求項10記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記第2群は、物体側から順に、負のパワーを有し、像側面の曲率が物体側面の曲率より強い第2群第1レンズ成分と、正のパワーを有し像側面の曲率が物体側面の曲率より強いメニスカス形状の第2群第2レンズ成分と、負のパワーを有し両凹形状の第2群第3レンズ成分と、負のパワーを有し像側面の曲率が物体側面の曲率より強い第2群第4レンズ成分と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動することを特徴とする。
【0024】
また、請求項11記載のズームレンズ系は、請求項1乃至10のいずれかに記載のズームレンズ系において、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有する第3群と、最も物体側に配置された正のパワーを有する第4群と、から構成されていることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施したズームレンズ系を、図面を参照しつつ説明する。図1〜図8は、第1〜第8の実施の形態を構成するズームレンズ系にそれぞれ対応するレンズ構成図であり、広角端(W)でのレンズ配置を光学断面で示している。各レンズ構成図中の矢印mj(j=1,2,...)は、広角端(W)から望遠端(T)へのズーミングにおける第jレンズ群(Grj)の移動(ただし破線矢印mjはズーミングにおいて位置固定であることを表す。)をそれぞれ模式的に示しており、矢印mFは無限遠から近接へのフォーカシングにおけるフォーカス群の移動方向を示している。また、各レンズ構成図中、ri(i=1,2,3,...)が付された面は物体(被写体)側から数えてi番目の面であり、riに*印が付された面は非球面である。di(i=1,2,3,...)が付された軸上面間隔は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔のうち、ズーミングにおいて変化する可変間隔である。
【0026】
各実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群Gr2と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、さらに、第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群Gr1Fと、正のパワーを有する第1群後群Gr1Rと、から構成されている。また、各実施形態のズームレンズ系は、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、第1群前群Gr1Fと像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動する構成となっている(以下、この構成を基本構成という)。
【0027】
第1の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズL7と両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、両凸の第15レンズL15と両凹の第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0028】
第2の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と、物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL1とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0029】
第3の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0030】
第4の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8と物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9とを3枚接合してなる第2接合レンズTL1と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の正メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズでる第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0031】
第5の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、両凸の第15レンズL15と両凹の第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0032】
第6の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、両凸の第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0033】
第7の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8と物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9とを3枚接合してなる第2接合レンズTL1と、両凹の第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の正メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18とから構成されている。
【0034】
第8の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0035】
上述の構成を備えた各実施形態のズームレンズ系が満足すべき条件式範囲を示す。なお、以下に示す条件式範囲はすべて満足することが望ましいが、必ずしも同時に満足することは必須ではなく、単独で満足してもそれぞれ対応する効果を達成することが可能となる。
【0036】
基本構成のズームレンズ系において、第1群後群Gr1Rを、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子とから構成し、以下の条件式範囲(1)を満足するよう設定することが望ましい。
【0037】
−1.5 < f1r1 / f1r < −0.1 (1)
ただし、
f1r1:第1群後群Gr1Rに含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離、
f1r:第1群後群Gr1Rの焦点距離、
である。
【0038】
条件式範囲(1)は、第1群後群Gr1Rの構成を具体化し、第1群後群Gr1Rに含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離と第1群後群Gr1Rの焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、負メニスカスレンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎて特に長焦点距離側での球面収差が大きくアンダーになるとともに、像面湾曲が大きくアンダーとなり光学性能が劣化してしまう。逆に、条件式範囲の下限を超えると、負メニスカスレンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎて、特に長焦点距離側での球面収差が大きくオーバーになるとともに、フォーカシングによる収差の変動が大きくなり過ぎて使用に耐えない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0039】
−1.5 < f1r1 / f1r < −1.0 (1)’
基本構成のズームレンズ系において、第2群Gr2を、物体側から順に、負のパワーを有する第2群Gr2第1レンズ成分と、負のパワーを有する第2群Gr2第2レンズ成分と、正のパワーを有する第2群Gr2第3レンズ成分と、負のパワーを有する第2群Gr2第4レンズ成分と、から構成して、以下の条件式範囲(2)を満足するように設定することが望ましい。
【0040】
−5 < f23 / f2 < −0.6 (2)
ただし、
f23:第2群Gr2に含まれる第3レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群Gr2の焦点距離、
である。
【0041】
条件式範囲(2)は、第2群Gr2の構成を具体化し、第2群Gr2に含まれる第3レンズ成分の焦点距離と第2群Gr2の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、第3レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がアンダー側に大きくなり望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、第3レンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がオーバー側に大きくなり望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0042】
−3 < f23 / f2 < −0.6 (2)’
上述の条件式範囲(2)を満足する構成において、さらに、以下の条件式範囲(3)を満足することが望ましい。
【0043】
1 < f24 / f2 < 4.5 (3)
ただし、
f24:第2群Gr2に含まれる第4レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群Gr2の焦点距離、
である。
【0044】
条件式範囲(3)は、第2群の構成を具体化し、第2群に含まれる第4レンズ成分の焦点距離と第2群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、第4レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなるとともに像面湾曲が大きくなり望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、第4レンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなるとともに像面湾曲が大きくなり望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0045】
3 < f24 / f2 < 4.5 (3)’
基本構成のズームレンズ系において、像側レンズ群を、物体側から順に、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、負のパワーを有する像側群前群第1レンズ素子と、正のパワーを有する像側群前群第2レンズ素子と、負のパワーを有する像側群前群第3レンズ素子と、から構成される像側群前群と、正のパワーを有する像側群後群と、から構成して、以下の条件式範囲(4)を満足することが望ましい。
【0046】
−100 < fIf1 / fIf < 1 (4)
ただし、
fIf1:像側群前群に含まれる像側群前群第1レンズ素子の焦点距離、
fIf:像側群前群の焦点距離、
である。
【0047】
条件式範囲(4)は、像側群の構成を具体化し、像側群前群に含まれる第1レンズ素子の焦点距離と像側群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、像側群前群第1レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群前群第1レンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0048】
−50 < fIf1 / fIf < 1 (4)’
上述の条件式範囲(4)を満足する構成において、さらに、以下の条件式範囲(5)を満足することが望ましい。
【0049】
0.5 < fIf / fIf23 < 1.5 (5)
ただし、
fIf:像側群前群の焦点距離、
fIf23:像側群前群に含まれる像側群前側群第2,3レンズ素子の合成焦点距離、である。
【0050】
条件式範囲(5)は、像側群前群の構成を具体化し、像側群前群に含まれる第2,3レンズ素子の合成焦点距離と像側群前群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、像側群前群第2,3レンズ素子の合成焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群前群第2,3レンズ素子の合成焦点距離の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0051】
0.8 < fIf / fIf23 < 1.3 (5)’
基本構成のズームレンズ系において、像側レンズ群を、物体側から順に、正のパワーを有する像側群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子を含む像側群後群とから構成して、以下の条件式範囲(6)を満足することが望ましい。
特徴とする。
【0052】
2.5 < fIr / fI < 1000 (6)
ただし、
fIr:像側群後群の焦点距離、
fI:像側群の焦点距離、
である。
【0053】
条件式範囲(6)は、像側群後群の構成を具体化し、像側群後群と像側群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、像側群後群の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなるとともに、像面湾曲がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群後群の焦点距離の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなるとともに、像面湾曲がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0054】
2.5 < fIr / fI < 100 (6)’
上述の条件式範囲(6)を満足する構成において、さらに、以下の条件式範囲(7)を満足することが望ましい。
【0055】
−0.35 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)
ただし、
fIr2:像側群後群第2レンズ素子の焦点距離、
fIr:像側群後群の焦点距離、
である。
【0056】
条件式範囲(7)は、像側群後群の構成を具体化し、像側群後群第2レンズ素子の焦点距離と像側群後群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲(7)の上限を超えると、像側群後群第2レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなるとともに、像面湾曲がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群後群第2レンズ素子の焦点距離の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなるとともに、像面湾曲がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0057】
−0.2 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)’
なお、第1〜第8の実施の形態を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ(つまり、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ)のみで構成されているが、これに限らない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ,回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ,入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ等で、各レンズ群を構成してもよい。
【0058】
【実施例】
以下、本発明を実施した撮像レンズ装置に用いられるズームレンズ系の構成等を、コンストラクションデータ,収差図等を挙げて、更に具体的に説明する。ここで例として挙げる実施例1〜8は、前述した第1〜第8の実施の形態にそれぞれ対応しており、第1〜第8の実施の形態を表すレンズ構成図(図1〜図8)は、対応する実施例1〜9のレンズ構成をそれぞれ示している。
【0059】
各実施例のコンストラクションデータにおいて、ri(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面の曲率半径(mm)、di(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の軸上面間隔(mm)を示しており、Ni(i=1,2,3,...),νi(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の光学要素のd線に対する屈折率(Nd),アッベ数(νd)を示している。また、コンストラクションデータ中、ズーミングにおいて変化する軸上面間隔は、広角端(短焦点距離端,W)〜ミドル(中間焦点距離状態,M)〜望遠端(長焦点距離端,T)での可変空気間隔である。各焦点距離状態(W),(M),(T)に対応する全系の焦点距離(f,mm)及びFナンバー(FNO)を他のデータと併せて示す。
【0060】
曲率半径riに*印が付された面は、非球面で構成された面であることを示し、非球面の面形状を表わす以下の式(AS)で定義されるものとする。各実施例の非球面データを他のデータと併せて示す。
【0061】
X(H)=(C0・H2)/{1+√(1−ε・C02・H2)}+(A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10)
(AS)
ただし、式(AS)中、
X(H):高さHの位置での光軸方向の変位量(面頂点基準)、
H:光軸に対して垂直な方向の高さ、
C0:近軸曲率(=1/曲率半径)、
ε:2次曲面パラメータ、
Ai:i次の非球面係数、である。
【0062】
図9〜図18は実施例1〜実施例9の無限遠撮影状態での収差図である。図10〜図18中、(W)は広角端,(M)はミドル,(T)は望遠端における諸収差{左から順に、球面収差等,非点収差,歪曲収差である。Y’:最大像高(mm)}を示している。球面収差図において、実線(d)はd線に対する球面収差、一点鎖線(g)はg線に対する球面収差、破線(SC)は正弦条件を表している。非点収差図において、破線(DM)はメリディオナル面でのd線に対する非点収差を表しており、実線(DS)はサジタル面でのd線に対する非点収差を表わしている。また、歪曲収差図において実線はd線に対する歪曲%を表している。
【0063】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明のズームレンズ系によれば、大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系でありながら、十分な光学的性能を実現するズームレンズ系を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。
【図4】第4の実施の形態(実施例4)のレンズ構成図。
【図5】第5の実施の形態(実施例5)のレンズ構成図。
【図6】第6の実施の形態(実施例6)のレンズ構成図。
【図7】第7の実施の形態(実施例7)のレンズ構成図。
【図8】第8の実施の形態(実施例8)のレンズ構成図。
【図9】実施例1の無限遠撮影状態での収差図。
【図10】実施例2の無限遠撮影状態での収差図。
【図11】実施例3の無限遠撮影状態での収差図。
【図12】実施例4の無限遠撮影状態での収差図。
【図13】実施例5の無限遠撮影状態での収差図。
【図14】実施例6の無限遠撮影状態での収差図。
【図15】実施例7の無限遠撮影状態での収差図。
【図16】実施例8の無限遠撮影状態での収差図。
【符号の説明】
Gr1F 第1群前群
Gr1R 第1群後群
Gr2 第2群
Gr3 第3群
Gr4 第4群
Gr4f 第4群前群
Gr4r 第4群後群
ST 絞り
【発明の属する技術分野】
本発明は、大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系に関し、特に一眼レフレックス方式のカメラシステムにおける交換レンズとして好適なズームレンズ系に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、最も物体側に配置された第1群を移動させてフォーカシングを行う一群繰り出し方式のズームレンズ系が、銀塩フィルムや固体撮像素子を記録媒体とする一眼レフレックスカメラに用いられている。しかしながら、一群繰り出し方式のズームレンズ系では、合焦に際して有効径が大きく重量の重い第1群を移動させるため、自動合焦方式のカメラシステムでは、バッテリーの消耗が早いという課題を有していた。また、合焦に伴うレンズ群の移動量も大きいため、AF駆動時間が長くなるため、迅速に合焦状態を得ることが難しいという課題も有していた。
【0003】
このような課題に対し、以下に示す特許文献1乃至3等には、実質的に、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と正のパワーを有する第1群後群とから構成される第1群を備え、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して第1郡後群を移動させることによりインナーフォーカシング方式として、フォーカシング群の重量や移動量を改善したズームレンズ系が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000―19390号公報
【特許文献2】
特開平07−294816号公報
【特許文献3】
特開平06−51202号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1乃至3に記載されたズームレンズ系は、フォーカシングに際して収差の変動が大きいという問題があった。また、像面湾曲の補正も十分ではない、という問題を有していた。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑み、大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系でありながら、十分な光学的性能を実現するズームレンズ系を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子とから構成された第1群後群と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、
以下の条件式範囲(1)を満足することを特徴とする。
【0008】
−1.5 < f1r1 / f1r < −0.1 (1)
ただし、
f1r1:第1群後群に含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離、
f1r:第1群後群の焦点距離、
である。
【0009】
また、請求項2記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記第2群は、物体側から順に、負のパワーを有する第2群第1レンズ成分と、負のパワーを有する第2群第2レンズ成分と、正のパワーを有する第2群第3レンズ成分と、負のパワーを有する第2群第4レンズ成分と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、以下の条件式範囲(2)を満足することを特徴とする。
【0010】
−5 < f23 / f2 < −0.6 (2)
ただし、
f23:第2群に含まれる第3レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群の焦点距離、
である。
【0011】
また、請求項3記載のズームレンズ系は、請求項2記載のズームレンズ系において、さらに以下の条件式範囲(3)を満足することを特徴とする。
【0012】
1 < f24 / f2 < 4.5 (3)
ただし、
f24:第2群に含まれる第4レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群の焦点距離、
である。
【0013】
また、請求項4記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記像側レンズ群は、物体側から順に、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、負のパワーを有する像側群前群第1レンズ素子と、正のパワーを有する像側群前群第2レンズ素子と、負のパワーを有する像側群前群第3レンズ素子と、から構成される像側群前群と、正のパワーを有する像側群後群と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、以下の条件式範囲(4)を満足することを特徴とする。
【0014】
−100 < fIf1 / fIf < 1 (4)
ただし、
fIf1:像側群前群に含まれる像側群前群第1レンズ素子の焦点距離、
fIf:像側群前群の焦点距離、
である。
【0015】
また、請求項5記載のズームレンズ系は、請求項4記載のズームレンズ系において、さらに以下の条件式範囲(5)を満足することを特徴とする。
【0016】
0.5 < fIf / fIf23 < 1.5 (5)
ただし、
fIf:像側群前群の焦点距離、
fIf23:像側群前群に含まれる像側群前側群第2,3レンズ素子の合成焦点距離、である。
【0017】
また、請求項6記載のズームレンズ系は、前記像側群前群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子と、像側面の曲率が物体側面の曲率より強い負レンズ素子と、からなり、前記正レンズ素子と負レンズ素子とは接合されていることを特徴とする。
【0018】
また、請求項7記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記像側レンズ群は、物体側から順に、正のパワーを有する像側群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子を含む像側群後群と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、以下の条件式範囲(6)を満足することを特徴とする。
【0019】
2.5 < fIr / fI < 1000 (6)
ただし、
fIr:像側群後群の焦点距離、
fI:像側群の焦点距離、
である。
【0020】
また、請求項8記載のズームレンズ系は、請求項7記載 さらに以下の条件式範囲(7)を満足することを特徴とする。
【0021】
−0.35 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)
ただし、
fIr2:像側群後群第2レンズ素子の焦点距離、
fIr:像側群後群の焦点距離、
である。
【0022】
また、請求項9記載のズームレンズ系は、請求項7記載のズームレンズ系は、像側群後群は、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子と正の像側後群第3レンズ素子とから構成されることを特徴とする。
【0023】
また、請求項10記載のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、前記第2群は、物体側から順に、負のパワーを有し、像側面の曲率が物体側面の曲率より強い第2群第1レンズ成分と、正のパワーを有し像側面の曲率が物体側面の曲率より強いメニスカス形状の第2群第2レンズ成分と、負のパワーを有し両凹形状の第2群第3レンズ成分と、負のパワーを有し像側面の曲率が物体側面の曲率より強い第2群第4レンズ成分と、から構成されており、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動することを特徴とする。
【0024】
また、請求項11記載のズームレンズ系は、請求項1乃至10のいずれかに記載のズームレンズ系において、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有する第3群と、最も物体側に配置された正のパワーを有する第4群と、から構成されていることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施したズームレンズ系を、図面を参照しつつ説明する。図1〜図8は、第1〜第8の実施の形態を構成するズームレンズ系にそれぞれ対応するレンズ構成図であり、広角端(W)でのレンズ配置を光学断面で示している。各レンズ構成図中の矢印mj(j=1,2,...)は、広角端(W)から望遠端(T)へのズーミングにおける第jレンズ群(Grj)の移動(ただし破線矢印mjはズーミングにおいて位置固定であることを表す。)をそれぞれ模式的に示しており、矢印mFは無限遠から近接へのフォーカシングにおけるフォーカス群の移動方向を示している。また、各レンズ構成図中、ri(i=1,2,3,...)が付された面は物体(被写体)側から数えてi番目の面であり、riに*印が付された面は非球面である。di(i=1,2,3,...)が付された軸上面間隔は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔のうち、ズーミングにおいて変化する可変間隔である。
【0026】
各実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群Gr2と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、さらに、第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群Gr1Fと、正のパワーを有する第1群後群Gr1Rと、から構成されている。また、各実施形態のズームレンズ系は、最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、第1群前群Gr1Fと像側レンズ群とは像面に対して固定されており、無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動する構成となっている(以下、この構成を基本構成という)。
【0027】
第1の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズL7と両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、両凸の第15レンズL15と両凹の第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0028】
第2の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と、物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL1とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0029】
第3の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0030】
第4の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8と物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9とを3枚接合してなる第2接合レンズTL1と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の正メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズでる第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0031】
第5の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、両凸の第15レンズL15と両凹の第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0032】
第6の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、両凸の第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0033】
第7の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、両凹の第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8と物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9とを3枚接合してなる第2接合レンズTL1と、両凹の第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の正メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18とから構成されている。
【0034】
第8の実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズL1と両凸の第2レンズL2を接合してなる第1接合レンズDL1と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第3レンズL3とからなる第1群前群Gr1Fと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第4レンズL4と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第5レンズL5とからなる第1群後群Gr1Rと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第6レンズL6と、物体側に凹の正メニスカスレンズである第7レンズと両凹の第8レンズL8とを接合してなる第2接合レンズDL2と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第9レンズL9と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第10レンズL10とからなる第2群Gr2と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と物体側に凹の負メニスカスレンズである第13レンズL13とを接合してなる第3接合レンズDL3と、からなる第3群Gr3と、絞りSTと、物体側に凸の負メニスカスレンズである第14レンズL14と、物体側に凸の正メニスカスレンズである第15レンズL15と物体側に凸の負メニスカスレンズである第16レンズL16とを接合してなる第4接合レンズDL4とから構成される第4群前群と、両凸の第17レンズL17と、物体側に凹の負メニスカスレンズである第18レンズL18と、両凸の第19レンズとからなる第4群とから構成される第4群後群と、から構成されている。
【0035】
上述の構成を備えた各実施形態のズームレンズ系が満足すべき条件式範囲を示す。なお、以下に示す条件式範囲はすべて満足することが望ましいが、必ずしも同時に満足することは必須ではなく、単独で満足してもそれぞれ対応する効果を達成することが可能となる。
【0036】
基本構成のズームレンズ系において、第1群後群Gr1Rを、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子とから構成し、以下の条件式範囲(1)を満足するよう設定することが望ましい。
【0037】
−1.5 < f1r1 / f1r < −0.1 (1)
ただし、
f1r1:第1群後群Gr1Rに含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離、
f1r:第1群後群Gr1Rの焦点距離、
である。
【0038】
条件式範囲(1)は、第1群後群Gr1Rの構成を具体化し、第1群後群Gr1Rに含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離と第1群後群Gr1Rの焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、負メニスカスレンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎて特に長焦点距離側での球面収差が大きくアンダーになるとともに、像面湾曲が大きくアンダーとなり光学性能が劣化してしまう。逆に、条件式範囲の下限を超えると、負メニスカスレンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎて、特に長焦点距離側での球面収差が大きくオーバーになるとともに、フォーカシングによる収差の変動が大きくなり過ぎて使用に耐えない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0039】
−1.5 < f1r1 / f1r < −1.0 (1)’
基本構成のズームレンズ系において、第2群Gr2を、物体側から順に、負のパワーを有する第2群Gr2第1レンズ成分と、負のパワーを有する第2群Gr2第2レンズ成分と、正のパワーを有する第2群Gr2第3レンズ成分と、負のパワーを有する第2群Gr2第4レンズ成分と、から構成して、以下の条件式範囲(2)を満足するように設定することが望ましい。
【0040】
−5 < f23 / f2 < −0.6 (2)
ただし、
f23:第2群Gr2に含まれる第3レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群Gr2の焦点距離、
である。
【0041】
条件式範囲(2)は、第2群Gr2の構成を具体化し、第2群Gr2に含まれる第3レンズ成分の焦点距離と第2群Gr2の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、第3レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がアンダー側に大きくなり望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、第3レンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がオーバー側に大きくなり望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0042】
−3 < f23 / f2 < −0.6 (2)’
上述の条件式範囲(2)を満足する構成において、さらに、以下の条件式範囲(3)を満足することが望ましい。
【0043】
1 < f24 / f2 < 4.5 (3)
ただし、
f24:第2群Gr2に含まれる第4レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群Gr2の焦点距離、
である。
【0044】
条件式範囲(3)は、第2群の構成を具体化し、第2群に含まれる第4レンズ成分の焦点距離と第2群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、第4レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなるとともに像面湾曲が大きくなり望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、第4レンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなるとともに像面湾曲が大きくなり望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0045】
3 < f24 / f2 < 4.5 (3)’
基本構成のズームレンズ系において、像側レンズ群を、物体側から順に、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、負のパワーを有する像側群前群第1レンズ素子と、正のパワーを有する像側群前群第2レンズ素子と、負のパワーを有する像側群前群第3レンズ素子と、から構成される像側群前群と、正のパワーを有する像側群後群と、から構成して、以下の条件式範囲(4)を満足することが望ましい。
【0046】
−100 < fIf1 / fIf < 1 (4)
ただし、
fIf1:像側群前群に含まれる像側群前群第1レンズ素子の焦点距離、
fIf:像側群前群の焦点距離、
である。
【0047】
条件式範囲(4)は、像側群の構成を具体化し、像側群前群に含まれる第1レンズ素子の焦点距離と像側群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、像側群前群第1レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群前群第1レンズ素子の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での像面湾曲がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0048】
−50 < fIf1 / fIf < 1 (4)’
上述の条件式範囲(4)を満足する構成において、さらに、以下の条件式範囲(5)を満足することが望ましい。
【0049】
0.5 < fIf / fIf23 < 1.5 (5)
ただし、
fIf:像側群前群の焦点距離、
fIf23:像側群前群に含まれる像側群前側群第2,3レンズ素子の合成焦点距離、である。
【0050】
条件式範囲(5)は、像側群前群の構成を具体化し、像側群前群に含まれる第2,3レンズ素子の合成焦点距離と像側群前群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、像側群前群第2,3レンズ素子の合成焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群前群第2,3レンズ素子の合成焦点距離の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0051】
0.8 < fIf / fIf23 < 1.3 (5)’
基本構成のズームレンズ系において、像側レンズ群を、物体側から順に、正のパワーを有する像側群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子を含む像側群後群とから構成して、以下の条件式範囲(6)を満足することが望ましい。
特徴とする。
【0052】
2.5 < fIr / fI < 1000 (6)
ただし、
fIr:像側群後群の焦点距離、
fI:像側群の焦点距離、
である。
【0053】
条件式範囲(6)は、像側群後群の構成を具体化し、像側群後群と像側群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲の上限を超えると、像側群後群の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなるとともに、像面湾曲がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群後群の焦点距離の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなるとともに、像面湾曲がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0054】
2.5 < fIr / fI < 100 (6)’
上述の条件式範囲(6)を満足する構成において、さらに、以下の条件式範囲(7)を満足することが望ましい。
【0055】
−0.35 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)
ただし、
fIr2:像側群後群第2レンズ素子の焦点距離、
fIr:像側群後群の焦点距離、
である。
【0056】
条件式範囲(7)は、像側群後群の構成を具体化し、像側群後群第2レンズ素子の焦点距離と像側群後群の焦点距離の比を規定したものである。条件式範囲(7)の上限を超えると、像側群後群第2レンズ素子の焦点距離が大きくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がオーバー側に大きくなるとともに、像面湾曲がアンダー側に大きくなり過ぎ望ましくない。逆に、条件式範囲の下限を超えると、像側群後群第2レンズ素子の焦点距離の焦点距離が小さくなり過ぎ、特に長焦点距離側での球面収差がアンダー側に大きくなるとともに、像面湾曲がオーバー側に大きくなり過ぎ望ましくない。さらに、以下の条件式範囲に設定することにより、より顕著な効果を達成することができる。
【0057】
−0.2 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)’
なお、第1〜第8の実施の形態を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ(つまり、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ)のみで構成されているが、これに限らない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ,回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ,入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ等で、各レンズ群を構成してもよい。
【0058】
【実施例】
以下、本発明を実施した撮像レンズ装置に用いられるズームレンズ系の構成等を、コンストラクションデータ,収差図等を挙げて、更に具体的に説明する。ここで例として挙げる実施例1〜8は、前述した第1〜第8の実施の形態にそれぞれ対応しており、第1〜第8の実施の形態を表すレンズ構成図(図1〜図8)は、対応する実施例1〜9のレンズ構成をそれぞれ示している。
【0059】
各実施例のコンストラクションデータにおいて、ri(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面の曲率半径(mm)、di(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の軸上面間隔(mm)を示しており、Ni(i=1,2,3,...),νi(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の光学要素のd線に対する屈折率(Nd),アッベ数(νd)を示している。また、コンストラクションデータ中、ズーミングにおいて変化する軸上面間隔は、広角端(短焦点距離端,W)〜ミドル(中間焦点距離状態,M)〜望遠端(長焦点距離端,T)での可変空気間隔である。各焦点距離状態(W),(M),(T)に対応する全系の焦点距離(f,mm)及びFナンバー(FNO)を他のデータと併せて示す。
【0060】
曲率半径riに*印が付された面は、非球面で構成された面であることを示し、非球面の面形状を表わす以下の式(AS)で定義されるものとする。各実施例の非球面データを他のデータと併せて示す。
【0061】
X(H)=(C0・H2)/{1+√(1−ε・C02・H2)}+(A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10)
(AS)
ただし、式(AS)中、
X(H):高さHの位置での光軸方向の変位量(面頂点基準)、
H:光軸に対して垂直な方向の高さ、
C0:近軸曲率(=1/曲率半径)、
ε:2次曲面パラメータ、
Ai:i次の非球面係数、である。
【0062】
図9〜図18は実施例1〜実施例9の無限遠撮影状態での収差図である。図10〜図18中、(W)は広角端,(M)はミドル,(T)は望遠端における諸収差{左から順に、球面収差等,非点収差,歪曲収差である。Y’:最大像高(mm)}を示している。球面収差図において、実線(d)はd線に対する球面収差、一点鎖線(g)はg線に対する球面収差、破線(SC)は正弦条件を表している。非点収差図において、破線(DM)はメリディオナル面でのd線に対する非点収差を表しており、実線(DS)はサジタル面でのd線に対する非点収差を表わしている。また、歪曲収差図において実線はd線に対する歪曲%を表している。
【0063】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明のズームレンズ系によれば、大口径でかつインナーフォーカス方式の望遠ズームレンズ系でありながら、十分な光学的性能を実現するズームレンズ系を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。
【図4】第4の実施の形態(実施例4)のレンズ構成図。
【図5】第5の実施の形態(実施例5)のレンズ構成図。
【図6】第6の実施の形態(実施例6)のレンズ構成図。
【図7】第7の実施の形態(実施例7)のレンズ構成図。
【図8】第8の実施の形態(実施例8)のレンズ構成図。
【図9】実施例1の無限遠撮影状態での収差図。
【図10】実施例2の無限遠撮影状態での収差図。
【図11】実施例3の無限遠撮影状態での収差図。
【図12】実施例4の無限遠撮影状態での収差図。
【図13】実施例5の無限遠撮影状態での収差図。
【図14】実施例6の無限遠撮影状態での収差図。
【図15】実施例7の無限遠撮影状態での収差図。
【図16】実施例8の無限遠撮影状態での収差図。
【符号の説明】
Gr1F 第1群前群
Gr1R 第1群後群
Gr2 第2群
Gr3 第3群
Gr4 第4群
Gr4f 第4群前群
Gr4r 第4群後群
ST 絞り
Claims (11)
- 物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、
前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子とから構成された第1群後群と、から構成されており、
最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、
無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、
以下の条件式範囲(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系:
−1.5 < f1r1 / f1r < −0.1 (1)
ただし、
f1r1:第1群後群に含まれる負メニスカスレンズ素子の焦点距離、
f1r:第1群後群の焦点距離、
である。 - 物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、
前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、
前記第2群は、物体側から順に、負のパワーを有する第2群第1レンズ成分と、負のパワーを有する第2群第2レンズ成分と、正のパワーを有する第2群第3レンズ成分と、負のパワーを有する第2群第4レンズ成分と、から構成されており、
最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、
無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、
以下の条件式範囲(2)を満足することを特徴とするズームレンズ系:
−5 < f23 / f2 < −0.6 (2)
ただし、
f23:第2群に含まれる第3レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群の焦点距離、
である。 - さらに以下の条件式範囲(3)を満足する請求項2記載のズームレンズ系:
1 < f24 / f2 < 4.5 (3)
ただし、
f24:第2群に含まれる第4レンズ成分の焦点距離、
f2:第2群の焦点距離、
である。 - 物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、
前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、
前記像側レンズ群は、物体側から順に、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、負のパワーを有する像側群前群第1レンズ素子と、正のパワーを有する像側群前群第2レンズ素子と、負のパワーを有する像側群前群第3レンズ素子と、から構成される像側群前群と、正のパワーを有する像側群後群と、から構成されており、
最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、
無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、
以下の条件式範囲(4)を満足することを特徴とするズームレンズ系:
−100 < fIf1 / fIf < 1 (4)
ただし、
fIf1:像側群前群に含まれる像側群前群第1レンズ素子の焦点距離、
fIf:像側群前群の焦点距離、
である。 - さらに以下の条件式範囲(5)を満足することを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ系:
0.5 < fIf / fIf23 < 1.5 (5)
ただし、
fIf:像側群前群の焦点距離、
fIf23:像側群前群に含まれる像側群前側群第2,3レンズ素子の合成焦点距離、である。 - 前記像側群前群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子と、物体側面の曲率が像側面の曲率より強い正レンズ素子と、像側面の曲率が物体側面の曲率より強い負レンズ素子と、からなり、前記正レンズ素子と負レンズ素子とは接合されていることを特徴とする請求項4記載のズームレンズ系。
- 物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、
前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、
前記像側レンズ群は、物体側から順に、正のパワーを有する像側群前群と、全体として正のパワーを有し、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子を含む像側群後群と、から構成されており、
最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、
無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動するとともに、
以下の条件式範囲(6)を満足することを特徴とするズームレンズ系:
2.5 < fIr / fI < 1000 (6)
ただし、
fIr:像側群後群の焦点距離、
fI:像側群の焦点距離、
である。 - さらに以下の条件式範囲(7)を満足することを特徴とする請求項7に記載のズームレンズ系:
−0.35 < fIr2 / fIr < −0.01 (7)
ただし、
fIr2:像側群後群第2レンズ素子の焦点距離、
fIr:像側群後群の焦点距離、
である。 - 像側群後群は、物体側から順に、正のパワーを有する像側後群第1レンズ素子と負のパワーを有する像側後群第2レンズ素子と正の像側後群第3レンズ素子とから構成されることを特徴とする請求項7記載のズームレンズ系。
- 物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、最も像側に配置され正のパワーを有する像側レンズ群を含む複数のレンズ群と、から構成され、
前記第1群は、物体側から順に、正のパワーを有する第1群前群と、全体として正のパワーを有する第1群後群と、から構成されており、
前記第2群は、物体側から順に、負のパワーを有し、像側面の曲率が物体側面の曲率より強い第2群第1レンズ成分と、正のパワーを有し像側面の曲率が物体側面の曲率より強いメニスカス形状の第2群第2レンズ成分と、負のパワーを有し両凹形状の第2群第3レンズ成分と、負のパワーを有し像側面の曲率が物体側面の曲率より強い第2群第4レンズ成分と、から構成されており、
最短焦点距離状態から最長焦点距離状態へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側に線形に移動する一方、前記第1群前群と像側レンズ群とは像面に対して固定されており、
無限遠合焦状態から有限物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1郡後群が移動することを特徴とするズームレンズ系。 - 物体側から順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有する第3群と、最も物体側に配置された正のパワーを有する第4群と、から構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のズームレンズ系。
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