JP2004113583A - 調理機 - Google Patents

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JP2004113583A
JP2004113583A JP2002282859A JP2002282859A JP2004113583A JP 2004113583 A JP2004113583 A JP 2004113583A JP 2002282859 A JP2002282859 A JP 2002282859A JP 2002282859 A JP2002282859 A JP 2002282859A JP 2004113583 A JP2004113583 A JP 2004113583A
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Katsumi Arai
荒居 克巳
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Abstract

【目的】焼きそば等の炒物を好適に調理することのできる使い勝手の良い新規な調理機を提供する。
【構成】調理台1と調理ヘッド15を具備して成る調理機であり、調理台1の上部にはヒートプレート3が設けられ、その裏面には加熱手段として電気ヒータ5A,5Bが配置される。一方、調理ヘッド15は、ヒートプレート3上で前後方向に往復移動する可動壁板16と、この可動壁板に装置される左右一対の揺動アーム18を含むリンク機構17、及びその駆動源を成すモータ40とを備える。又、揺動アーム18の下端には、夫れ夫れヒートプレート3上に載せられた調理材料を撹拌する掻上板19が枢着され、可動壁板16には掻上板19の位置によって該掻上板の角度を変化せしめるカム51が固定される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は調理機に係わり、詳細には焼きソバ、焼き飯、又は野菜炒めといった炒物を調理するための新規な調理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、焼きソバはガスコンロなどの加熱器上にフライパンその他の鉄板を置き、加熱された鉄板上で蒸した中華麺ほか肉や野菜などを油で炒め合わせつつ、これに適量のソースを加えて作られるが、調理中には材料に熱が一様に通るよう此れを箸や篦で万遍なく掻き混ぜなければならない。然し、その作業は煩わしく重労働であり、これが不十分であるために処理ムラを生じたり、麺などを焦がしてしまうこともある。このため、その調理中には別の調理や作業を並行して行うことが難しく、忙しい場合にも手を離せない。
【0003】
そこで、図8に示すような調理機が提案されている。図8において、Gはガスバーナ、Dはガスバーナ上に設けられる回転ドラムであり、この回転ドラムDは中央部が膨らんだ形状を成して傾斜状に支持され、その内部には撹拌用の羽根Fが形成される。又、回転ドラムDの上流端は調理材料の投入口Eとされ、下流側の外周にはスプロケットS1が固着される。一方、回転ドラムDの近傍にはモータMが置かれ、その駆動軸に取り付けたスプロケットS2と上記のスプロケットS1にエンドレスのチェーンCが掛け回される。
【0004】
そして、以上のような調理機によれば、回転ドラムDを回転させつつその外壁をガスバーナGで加熱し、その状態で予め蒸した中華麺、肉、並びに野菜などを投入口Eより回転ドラムD内に入れ、次いでソースなどの調味料を加えることにより、それらを羽根Fで掻き混ぜながら炒め合わせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記のような従来のドラム型調理機によれば、投入口が狭いために出来上がった炒物を回転ドラム内から取り出すことが難しく、使い勝手が悪いという欠点を有した。特に、回転ドラムの全体がガスバーナで加熱されるため、炒物を取り出す際に回転ドラムに触れて火傷をする危険性があった。又、回転ドラム内では投入した全ての調理材料が混合されてしまうため、一様な加熱処理を行う上で材料を途中から追加投入することができないという難点があった。
【0006】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は焼きそばなどの炒物を好適に調理することのできる使い勝手の良い新規な調理機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、加熱手段により加熱されるヒートプレートを備えた調理台と、この調理台に装置される調理ヘッドとを具備して成る調理機であって、前記調理ヘッドは左右一対の揺動アームを含むリンク機構とその駆動源とを有し、前記揺動アームの下端には夫れ夫れヒートプレート上に載せられた料理材料を撹拌するための掻上板が枢着されて成ることを特徴とする。
【0008】
又、上記調理機において、調理ヘッドを調理台の左右方向に水平移動可能にして支持するガイドレールを備えることを特徴とする。
【0009】
特に、調理ヘッドは、リンク機構とその駆動源とを装置した可動壁板ほか、この可動壁板をヒートプレート上で前後方向に往復移動せしめる送り装置を備え、しかも可動壁板には掻上板の位置によって該掻上板の角度を変化せしめるカムが固定されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の適用例を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明の好適な一例として、係る調理機を部分的に破断した正面概略図を示す。図中、1は調理台であり、この調理台1はキャスター付きの台枠2上に鉄板などから成るヒートプレート3を配置するなどして構成される。台枠2の前面には観音開き式の扉4,4が設けられ、その内部に調理材料や調味料などを収納できるようにしてある。又、ヒートプレート3の裏面には、加熱手段としてヒートプレート3を片側半分ずつ個別に加熱させ得る棒状の電気ヒータ5A,5Bが並列状に取り付けられ、その下方にはステンレス板などで成る遮熱板6が設けられる。
【0011】
7はヒートプレートの温度設定などを行う操作盤であり、この操作盤7は調理台1の片隅上部に支柱8を介して取り付けられ、その盤面には電源スイッチ9、電源ランプ10、起動ボタン11、停止ボタン12、温度調節器13A,13B、並びにタイマ14A,14Bが設けられる。
【0012】
一方、15はヒートプレート上で調理台の左右方向に水平移動可能に支持される調理ヘッドであり、この調理ヘッド15は、ヒートプレート3上でその前後方向に往復移動する可動壁板16に、リンク機構17を装置するなどして構成される。18はリンク機構を構成する左右一対の揺動アームであり、この揺動アーム18,18は偏心軸回りに揺動して互いに開閉運動を行い、夫れ夫れの下端に篦状の掻上板19,19を備える。この掻上板19,19はヒートプレート3上に載せられた調理材料を撹拌するためのものであり、寄合時には互いに交差してヒートプレート3上の調理材料を抱えるようにして掻き上げ、離間時には調理材料をヒートプレート3上に解放する。
【0013】
そして、係る調理機によれば、可動壁板16の前後方向への往復移動を繰り返しながらリンク機構17を作動させることにより、ヒートプレート3上の調理材料を好適に撹拌して一様に炒め合わせ得るようになっている。
【0014】
尚、図2に示すように、ヒートプレート3の一角には落し口20が形成され、その落し口20より調理台1内に調理残渣を排除させ得るようにしてある。
【0015】
次に、図3は調理ヘッドの上面概略図を示す。図3において、21は可動壁板に対向する後部固定板、22は可動壁板を挟んで後部固定板の上縁部に対向する前縁板、23は可動壁板と前縁板とを連結する側縁板であり、これらで形成されるコ字形の枠内には可動壁板16を前後方向に往復移動せしめる送り装置24が設けられる。
【0016】
送り装置24は、可動壁板16の上部両側に直角に固定される円筒形のスライダ25、このスライダを貫通して後部固定板と前縁板との間に架設されるガイド軸26、このガイド軸の相互間で可動壁板に直角に固定されるナット27、並びにこのナットを通じて可動壁板と前縁板との間に架設されるネジ軸28などから構成され、ネジ軸28の一端には外部から回転駆動力を得るためのプーリ29が取り付けられる。そして、係る送り装置24によれば、ネジ軸28が正逆に回転駆動されることにより、可動壁板16をガイド軸26に沿って前後に往復移動せしめることができる。
【0017】
尚、ガイド軸26やネジ軸28の外周は、調理屑の付着を防止すべく図示せぬ蛇腹管により覆われる。又、側縁板23には、可動壁板16を検出するセンサ30A,30B(本例において近接スイッチ)が前後に所定の間隔をおいて取り付けられ、そのセンサ30A,30Bにより可動壁板16が検出されたときにネジ軸28の回転が停止されるようにしてある。
【0018】
次に、図4は調理ヘッドの側面概略図を示す。この図に示されるように、調理ヘッドを構成する後部固定板21の上部にはケーシング31が取り付けられ、その内部にネジ軸28を回転駆動させるための可逆モータ32が内蔵されている。尚、本例ではネジ軸28と可逆モータ32の駆動軸とに装着したプーリ29,33に無端のベルト34が掛け回される構成とされるが、これに代えてチェーンなどによる巻掛け伝動ほか、歯車伝動方式を利用したり、又は可逆モータ32をネジ軸28に直結するなどしても良い。
【0019】
又、図4から明らかなように、調理台1の後部上縁には立て板35を介して横長の道板36が取り付けられ、その道板36に調理ヘッド1を左右方向に水平移動可能に支持するガイドレール37が二つ並列に固定されている。一方、後部固定板21には、ガイドレール37に嵌合するアリ溝形のレール受38ほか、先端を道板36の上端面に圧着させ得るロックボルト39が取り付けられ、そのロックボルト39を締結することによりガイドレール37に沿う調理ヘッド1の水平移動が規制されるようにしてある。
【0020】
因に、好適な使用態様として、調理ヘッド1をヒートプレート3の左右何れか一方側に固定し、その位置で可動壁板16を前後方向に往復移動させることが望ましく、これによりヒートプレート3の一方側で調理を行いながら、その他方側で調理済み炒物の盛り付けや保温をすることができる。
【0021】
尚、図4において、40はリンク機構を作動させるためのモータであり、これは可動壁板16の裏面に取り付けたケーシング40A内に二つ並列に内蔵されている。
【0022】
次に、図5は可動壁板の前面拡大図を示す。ここで、可動壁板に装置されるリンク機構17は、図4に示した2つのモータ40,40を駆動源として、その駆動源により互いに逆向きに回転される左右一対のクランクアーム41,41と、これに連接する上記した左右一対の揺動アーム18,18と、該揺動アームの上端部を夫れ夫れ摺動自在に支持する左右一対の案内ピン42,42とで構成される。このうち、クランクアーム41は、駆動源(モータ40)の回転軸に取り付けられる円形の回転盤43を固定ベースとし、一端に偏心軸を成すクランクピン44を備える。尚、回転盤43,43の外周面には隆起部43A,43Aが設けられ、可動壁板16には隆起部43A,43Aを検出するセンサ45,45(本例において近接スイッチ)が設けられる。そして、回転盤43が一回転する度に、センサ45による隆起部43Aの検出で駆動源(モータ40)が一時停止するようにしてある。ここに、その種のセンサ45に代えてロータリエンコーダなどを用いてモータ40の駆動制御を行うこともできる。
【0023】
一方、揺動アーム18は、クランクピン44を結節点としてクランクアーム41に結合され、その上端側には案内ピン42を填め込むための長孔状のスライド溝18Aが形成される。案内ピン42は、可動壁板16に固定されるスライド板46の一端に設けられ、スライド板46の他端には案内ピン42の位置を可変とする長孔46Aが形成される。そして、案内ピン42の位置調節により、掻上板19が正規の確定運動を行うよう揺動アーム18の動作姿勢を修正できるようにしてある。
【0024】
尚、図6から明らかなように、掻上板19は複数の爪19Aを形成するフォーク状の薄板で成り、その上面には揺動アーム18にピン47にて結合するための取付板48が固定されると共に、その取付板48には揺動アーム18の外方に延びる腕金49が取り付けられ、腕金49の先端にはガイドピン50が取り付けられる。
【0025】
又、図5で明らかなように、可動壁板16には上記のようなリンク機構17とその駆動源(モータ40)ほか、左右両側に揺動アーム18,18に対応する一対のカム51,51を備える。このカム51は、図7にも示すよう可動壁板に固定されるカム本体52と、これに取り付けられる補助板53及びガイド板54から成る。このうち、カム本体52はその下端にガイドピン50を摺接せしめる斜面状のカム輪郭面52Aを形成し、補助板53とガイド板54はその相互間にガイドピン50を誘導する通路55を形成する。
【0026】
そして、上記のようなカム51,51によれば、揺動アーム18,18の各下端に枢着される掻上板19,19の角度(姿勢)をその位置に応じて逐次変化させることができる。尚、掻上板19は揺動アーム18との結節点(ピン47)よりも内側に重心があり、これが下方に位置するときには該掻上板19と一体に設けられるガイドピン50がカム輪郭面52Aに接触し、掻上板19,19が互いに離間して上方移動するときにはガイドピン50がカム輪郭面52Aから通路55に導入するようになっている。
【0027】
ここで、以上のように構成される調理機の作用を説明する。先ず、使用に際して図1に示した電源スイッチ9を入れると、電源ランプ10が点灯し、電気ヒータ5A,5Bへの通電が行われる。電気ヒータ5A,5Bは調理台1内に設けられる図示せぬコントローラによりヒートプレート3の片側半分ずつ個別に制御され、温度調節器13A,13Bによる設定温度に自動制御される。
【0028】
斯くて、ヒートプレート3が設定温度に達したら、片側の領域を設定温度の低い保温領域として、他方側の高温領域に油を引き、その上に調理材料として例えば蒸した中華麺や細かく切り刻んだ野菜、肉などを載せ、その状態で起動ボタン11を押圧する。尚、調理ヘッド15は、ガイドレール37に沿って予めヒートプレート3の片側高温領域に寄せておく。
【0029】
ここに、起動ボタン11を押圧すると、モータ40,40が間欠的に数回回転し、これにより左右一対の揺動アーム18,18が開閉揺動し、その各下端に設けられる掻上板19,19により調理材料の撹拌が行われる。その撹拌が数回行われると可動壁板16が前進し、これが所定位置に達した直後にモータ40,40が再度間欠回転し、ヒートプレート3の高温領域前方部における調理材料の撹拌が同様にして行われ、その後可動壁板16が後退して上記のような動作が繰り返される。
【0030】
而して、調理が完了したら、仕上がった炒物(本例において焼きそば)を保温領域に移し、高温領域に別の調理材料を載せて調理を続行しながら、保温領域に移した炒物を冷まさず適宜配膳することができる。但し、調理完了後に、ヒートプレート3の設定温度を左右逆にし、調理ヘッド15を新たに設定した高温領域側に移動させるようにしてもよい。
【0031】
尚、モータ40の一時停止(動作間隔)は、調理材料の量や種類に応じてタイマ14Aで設定時間を変更することができる。又、調理ヘッド15の全工程(調理時間)はタイマ14Bにより時間設定を可変とされるが、その設定時間内でも電源スイッチ9や停止ボタン12の操作により、調理工程を中断することができる。
【0032】
以上、本発明ついて説明したが、係る調理機は必ずしも上記例に限定されるものでなく、例えば送り装置として流体圧シリンダを用いたり、加熱手段として面状発熱体やガスバーナを用いることもできる。又、係る調理機は焼きそばをはじめ、焼き飯や野菜炒めの調理にも好適に用いることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によればリンク機構を構成する左右一対の揺動アームの作動により、その各下端に枢着された掻上板でヒートプレート上に載せられた調理材料が撹拌されるようにしていることから、調理材料に一様に熱を通して焼きそば等の炒物を焦がさず好適に調理でき、しかも調理にかかる作業の大部分が自動的に行われることから人的労力を大幅に軽減できる。
【0034】
又、調理ヘッドが、ガイドレールによって調理台の左右方向に水平移動可能にして支持されることから、ヒートプレートの片側で調理ヘッドによる調理を実行しながら、他方側で仕上がった炒物の盛り付けや次回の調理の準備を整えることができる。
【0035】
更に、調理ヘッドを構成する可動壁板に掻上板の角度を変化せしめるカムが設けられることから、調理材料の良好な撹拌が可能となり、しかもリンク機構とその駆動源などを装置した可動壁板が送り装置により前後に往復移動されるようにしていることから、多量の調理材料も斑無く良好に撹拌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る調理機を示した正面概略図
【図2】調理台の平面図
【図3】送り装置をもつ調理ヘッドの上面を示した概略図
【図4】調理ヘッドの装置部分を示した側面概略図
【図5】リンク機構の作動状態を示した説明図
【図6】揺動アームと掻上板を示した斜視図
【図7】カムを示した斜視図
【図8】従来の調理機を示した側面概略図
【符号の説明】
1 調理台
3 ヒートプレート
5A,5B 電気ヒータ(加熱手段)
15 調理ヘッド
16 可動壁板
17 リンク機構
18 揺動アーム
19 掻上板
24 送り装置
37 ガイドレール
40 モータ(リンク機構の駆動源)
51 カム

Claims (4)

  1. 加熱手段によって加熱されるヒートプレートを備えた調理台と、この調理台に装置される調理ヘッドとを具備して成る調理機であって、前記調理ヘッドは左右一対の揺動アームを含むリンク機構とその駆動源とを有し、前記揺動アームの下端には夫れ夫れヒートプレート上に載せられた料理材料を撹拌するための掻上板が枢着されて成ることを特徴とする調理機。
  2. 調理ヘッドを調理台の左右方向に水平移動可能にして支持するガイドレールを備えた請求項1記載の調理機。
  3. 調理ヘッドは、リンク機構とその駆動源とを装置した可動壁板を備え、その可動壁板には掻上板の位置によって該掻上板の角度を変化せしめるカムが固定されている請求項1記載の調理機。
  4. 調理ヘッドは、可動壁板をヒートプレート上で前後方向に往復移動せしめる送り装置を有して成る請求項3記載の調理機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101959201B1 (ko) * 2017-12-12 2019-03-18 김원규 앙금 조리기

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