JP2004115355A - 炭酸ガス回収再利用方法及び装置 - Google Patents
炭酸ガス回収再利用方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004115355A JP2004115355A JP2002313502A JP2002313502A JP2004115355A JP 2004115355 A JP2004115355 A JP 2004115355A JP 2002313502 A JP2002313502 A JP 2002313502A JP 2002313502 A JP2002313502 A JP 2002313502A JP 2004115355 A JP2004115355 A JP 2004115355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon dioxide
- gas
- dry ice
- cleaning
- recovering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 131
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 45
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 title claims abstract description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 235000011089 carbon dioxide Nutrition 0.000 claims abstract description 38
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 44
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 23
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 11
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 11
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 8
- 238000004064 recycling Methods 0.000 claims description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 69
- 239000012159 carrier gas Substances 0.000 abstract 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 2
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000007791 dehumidification Methods 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
【課題】ドライアイス噴射装置で排出される炭酸ガスの効率的な炭酸ガスの回収、再利用方法および装置の提供。
【解決手段】ドライアイス噴射装置から噴射される炭酸ガスGを、(イ)回収ブロアーを用いて回収し、洗浄ボックス内を常に陽圧を保つための雰囲気ガスGAと、(ロ)圧縮機で昇圧した加熱兼加速用キャリーガスGCと、(ハ)更に圧縮した後、冷凍機を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして再利用することにより、効率的に炭酸ガスを回収再利用する。
【選択図】 図1
【解決手段】ドライアイス噴射装置から噴射される炭酸ガスGを、(イ)回収ブロアーを用いて回収し、洗浄ボックス内を常に陽圧を保つための雰囲気ガスGAと、(ロ)圧縮機で昇圧した加熱兼加速用キャリーガスGCと、(ハ)更に圧縮した後、冷凍機を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして再利用することにより、効率的に炭酸ガスを回収再利用する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭酸ガスの回収方法および装置に関するもので、特にドライアイスを洗浄メディアとして使用するドライアイス噴射装置における排気ガスを効率的に再利用可能な炭酸ガスとして回収、再利用方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドライアイスを被洗浄物の表面に噴射するノズルを備え、このノズルから噴射されるドライアイスの衝突によって前記被洗浄物の表面を洗浄するドライアイス噴射装置が知られており、噴射装置における排出炭酸ガスは、炭酸ガスの原料費が安価でありかつ回収装置は高価であることから多くの場合大気放出されている。
【0003】
炭酸ガスを用いた洗浄装置において、使用した炭酸ガスを再利用とする試みは、炭酸ガスを大量に消費する亜臨界若しくは超臨界の洗浄装置で実施されており、洗浄槽から排出される炭酸ガスを、ガス状態で回収後、圧縮して冷却することにより再度液化して再利用される。
【0004】
特開平5−166783に開示されているように、液体だけの回収ではなく減圧中の洗浄槽内炭酸流体圧力が、洗浄中の圧力より低い所定の減圧圧力から減圧圧力よりさらに低い圧力の範囲内で任意に定めた圧力になつた時点で、洗浄用機器系統の外に設けたガス貯蔵容器に接続する配管系統中の切換弁を開いて、ガス貯蔵容器内の圧力が前記の任意に定めた圧力より低い貯蔵圧力になるまで炭酸流体をガス貯蔵容器に貯蔵し、貯蔵圧力より低い圧力に相当する洗浄槽内の炭酸流体は大気放出して洗浄槽内の圧力を大気圧にするガス状態での再利用が提案されている。
【0005】
一方、ドライアイスの製造工程においては、例えば特開2000−119013に開示されているように、上記方法と同様に、回収ブロワーをハウジングに連設し、更に該回収ブロワーに圧縮機、冷凍機を順次連設せしめて、成形装置のハウジング内を常に陽圧を保って過剰の気化炭酸ガスを回収再利用する方法が提案されている。
【0006】
また、洗浄装置としてのドライアイスの回収リサイクルは、特開平10−137707で開示されているように、ドライアイスによる移送流体の冷却により霧が発生することを抑制する霧発生抑制装置を設け、霧発生抑制装置は、ドライアイス粒子の噴射時に移送流体がドライアイスの露点以下となるように湿分を制御する湿分制御手段を有する技術が提案されているが、一部の炭酸ガスを再利用するのみで有効な再利用方法とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、炭酸ガスの再利用方法としては液体、気体それぞれでの回収は行われているものの、効率が悪く、装置のコストアップの原因となるため実用的ではないという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、洗浄時に排出される炭酸ガスを効率的にリサイクルできる炭酸ガスの回収、再利用方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。即ち、請求項1に記載の発明は、ドライアイスDを洗浄メディアとして用いるドライアイス噴射装置において、噴射された炭酸ガスGを、回収ブロアーを用いて回収し、(イ)洗浄ボックス内を常に陽圧を保つための雰囲気ガスGAと、(ロ)圧縮機で昇圧した加熱兼加速用キャリーガスGCと、(ハ)更に圧縮した後、冷凍機を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして回収再利用する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の回収装置において、洗浄メディアとして用いるドライアイスDは、スノウ状、フレーク状、ペレット状、粉砕ドライアイス粒状から選ばれる少なくとも一種類からなるドライアイスである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の回収、再利用装置において、洗浄ボックス内を常に陽圧に保つための圧力調整機構を備えた、ことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に系外からの混入ガスを防ぐための流入防止機構を備えた、ことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に予熱ガスGH、イオナイズガスGIの噴射機構を備えた、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明によれば、以下の作用・効果を奏する。
(イ)請求項1に記載の発明では、図1に示すように、排気される炭酸ガスGは、回収ブロアーによって回収され、雰囲気ガスGAとして再利用される。この雰囲気ガスGAは、洗浄ボックス内を常に陽圧に保つためのガスとして使用され、系内に炭酸ガス以外のガスの混入を防止し、これにより、洗浄ボックス内での結露を防止することができる。
【0015】
(ロ)バルーンタンクに貯蔵される炭酸ガスGは、上記雰囲気ガスGAとして利用する分を除き予備昇圧圧縮機にレシバー槽に貯蔵され、洗浄時にドライアイスDと同時に噴射する加熱兼加速用キャリーガスGCとして再利用される。これにより、ドライアイスによるワークの過冷却を防止するとともに、ドライアイスの噴射速度を向上させ、洗浄効果を向上させることができる。
【0016】
(ハ)さらに、レシバー槽にて貯蔵された炭酸ガスGは、再度圧縮機にて圧縮され、再度フィルターおよび除湿カラムにて不純物を除去した後に液溜槽に供給され、冷凍機を用いて液化し、洗浄メディアのドライアイスDとして回収再利用される。つまり、炭酸ガスGを各々の目的にそった最適圧力で再利用することにより、従来例のようなガス若しくは液単体のみでの回収だけではなく、効率的な再利用が可能となる。
【0017】
(ニ)請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のドライアイス回収、再利用装置において、図2に示すように洗浄ボックス内を常に雰囲気ガスGAで陽圧に保つための圧力調整機構を備えたことから洗浄ボックス内を常に陽圧に保ち、結露が発生しない雰囲気を保つことができる。
【0018】
(ホ)請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のドライアイス回収、再利用装置において、図3に示すように、洗浄ボックス出入口部に流入防止機構を配置したことから、系内に不純ガスの混入を防止することができる。これにより、炭酸ガスの回収における不純ガスの分離工程が不要になり、効率的な再利用が可能となる。
【0019】
(ヘ)請求項4に記載の発明では、請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に加熱ガスGH、イオナイズガスGIの噴射機構を備えたことから、必要に応じて、洗浄前のワークのプレヒートや除電、洗浄後のワーク加熱を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るドライアイス回収、再利用装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るドライアイス噴射装置の回収システムを示す図である。
【0021】
このドライアイス噴射装置は、図1に示すように、ドライアイス制御装置6を通してノズル7よりドライアイスDが噴射され、排気される炭酸ガスGを、回収ブロアー11を用いて回収し、バルーンタンク12に貯蔵されるように構成され、バルーンタンク12よりフィルター3および除湿カラム4を通じて、圧力調整機構8より、洗浄ボックス10内に導入され、当該ボックス内を常に陽圧に保つための雰囲気ガスGAとして再利用される。
【0022】
なお、上記雰囲気ガスGAとして使用されるガスは、回収後に加熱して系内に導入してもよい。
【0023】
バルーンタンク12に貯蔵される炭酸ガスGは、上記雰囲気ガスGAとして利用する分を除き予備昇圧圧縮機13によってレシバー槽14に0〜5kg/cm3の圧力で貯蔵され、洗浄時にドライアイスと同時に噴射する加熱兼加速用キャリーガスGCとして再利用される。
【0024】
さらに、レシバー槽14にて貯蔵された炭酸ガスGは、再度圧縮機15にて圧縮され、再度フィルター3および除湿カラム4にて不純物を除去した後に液溜槽5に供給され、冷凍機2を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして再利用が可能となるように構成されている。
【0025】
図2は、洗浄ボックス内部の圧力調整機構を示す図である。回収された炭酸ガスGは、圧力調整機構8より雰囲気ガスGAとして洗浄ボックス10内に導入される。このとき、圧力調整機構8は、洗浄ボックス10へのガス流入は可能であるが、洗浄ボックス10内部のガスは流出しない構造になっており、これにより、系内に炭酸ガス以外のガスの混入を防止し、雰囲気ガスGAとして洗浄ボックス10内を常に陽圧に保つことができる。
【0026】
図3は、洗浄ボックス10における出入口部の流入防止機構9を示す図である。図3の構造を有する洗浄ボックス10にコンベアを通じて、ワークが入る前に、流入防止機構9において、外気は洗浄ボックス内10より流出したガスと共に排気され、洗浄ボックス10に流入することはない。また、洗浄ボックス10より搬出されるときも同様の機構により、洗浄ボックス10は常に炭酸ガスの雰囲気にすることが可能となる。
【0027】
さらに、ガス供給口16より加熱ガスGH、イオナイズガスGIを噴射することにより、洗浄時には洗浄ワークの加熱や除電を行うことができる。その際に使用される加熱ガスGH,イオナイズガスGIは特に限定されず、炭酸ガス、エアー、窒素のいずれかのガスを用いることができ、上記ガスGH若しくはGIは、上記流入防止機構9を通じて排気されるため、炭酸ガスの回収には影響しない。
【0028】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において、例えば下記のように種々の設計変更を施すことが可能である。
【0029】
例えば、系内を常に陽圧に保つための手段として、制御回路によるダンパーコントロールを用いて、雰囲気ガスGAにより洗浄ボックス内を陽圧に保つように構成させてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、従来技術で大気放出されていた炭酸ガスを回収して、洗浄メディアD、雰囲気ガスGA、加熱兼加速用ガスGCとして有効利用できるので、炭酸ガス排出量を大幅に節減することができ、ランニングコストの低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライアイス噴射装置の回収システムを示す図である。
【図2】洗浄ボックスに流入するガスの圧力調整機構を例示する図である。
【図3】洗浄ボックス出入口のガス流入防止機構を例示する図である。
【図4】バルーンタンク化した洗浄ボックスを例示する図である。
【符号の説明】
1…液化炭酸ガス供給、2…冷凍器、3…フィルター、4…除湿用カラム、5…液溜槽、6…ドライアイス制御装置、7…噴射ノズル、8…圧力調整機構、9…出入口流入防止機構、10…洗浄ボックス、11…回収ブロア、12…バルーンタンク、13…予備昇圧機、14…レシバー槽、15…圧縮機、16…ガス供給口、17…調整重り、D…ドライアイス、G…炭酸ガス、GA…雰囲気ガス、GC…加熱兼加速用キャリーガス、GH…加熱用ガス、GI…イオナイズガス
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭酸ガスの回収方法および装置に関するもので、特にドライアイスを洗浄メディアとして使用するドライアイス噴射装置における排気ガスを効率的に再利用可能な炭酸ガスとして回収、再利用方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドライアイスを被洗浄物の表面に噴射するノズルを備え、このノズルから噴射されるドライアイスの衝突によって前記被洗浄物の表面を洗浄するドライアイス噴射装置が知られており、噴射装置における排出炭酸ガスは、炭酸ガスの原料費が安価でありかつ回収装置は高価であることから多くの場合大気放出されている。
【0003】
炭酸ガスを用いた洗浄装置において、使用した炭酸ガスを再利用とする試みは、炭酸ガスを大量に消費する亜臨界若しくは超臨界の洗浄装置で実施されており、洗浄槽から排出される炭酸ガスを、ガス状態で回収後、圧縮して冷却することにより再度液化して再利用される。
【0004】
特開平5−166783に開示されているように、液体だけの回収ではなく減圧中の洗浄槽内炭酸流体圧力が、洗浄中の圧力より低い所定の減圧圧力から減圧圧力よりさらに低い圧力の範囲内で任意に定めた圧力になつた時点で、洗浄用機器系統の外に設けたガス貯蔵容器に接続する配管系統中の切換弁を開いて、ガス貯蔵容器内の圧力が前記の任意に定めた圧力より低い貯蔵圧力になるまで炭酸流体をガス貯蔵容器に貯蔵し、貯蔵圧力より低い圧力に相当する洗浄槽内の炭酸流体は大気放出して洗浄槽内の圧力を大気圧にするガス状態での再利用が提案されている。
【0005】
一方、ドライアイスの製造工程においては、例えば特開2000−119013に開示されているように、上記方法と同様に、回収ブロワーをハウジングに連設し、更に該回収ブロワーに圧縮機、冷凍機を順次連設せしめて、成形装置のハウジング内を常に陽圧を保って過剰の気化炭酸ガスを回収再利用する方法が提案されている。
【0006】
また、洗浄装置としてのドライアイスの回収リサイクルは、特開平10−137707で開示されているように、ドライアイスによる移送流体の冷却により霧が発生することを抑制する霧発生抑制装置を設け、霧発生抑制装置は、ドライアイス粒子の噴射時に移送流体がドライアイスの露点以下となるように湿分を制御する湿分制御手段を有する技術が提案されているが、一部の炭酸ガスを再利用するのみで有効な再利用方法とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、炭酸ガスの再利用方法としては液体、気体それぞれでの回収は行われているものの、効率が悪く、装置のコストアップの原因となるため実用的ではないという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、洗浄時に排出される炭酸ガスを効率的にリサイクルできる炭酸ガスの回収、再利用方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。即ち、請求項1に記載の発明は、ドライアイスDを洗浄メディアとして用いるドライアイス噴射装置において、噴射された炭酸ガスGを、回収ブロアーを用いて回収し、(イ)洗浄ボックス内を常に陽圧を保つための雰囲気ガスGAと、(ロ)圧縮機で昇圧した加熱兼加速用キャリーガスGCと、(ハ)更に圧縮した後、冷凍機を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして回収再利用する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の回収装置において、洗浄メディアとして用いるドライアイスDは、スノウ状、フレーク状、ペレット状、粉砕ドライアイス粒状から選ばれる少なくとも一種類からなるドライアイスである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の回収、再利用装置において、洗浄ボックス内を常に陽圧に保つための圧力調整機構を備えた、ことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に系外からの混入ガスを防ぐための流入防止機構を備えた、ことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に予熱ガスGH、イオナイズガスGIの噴射機構を備えた、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明によれば、以下の作用・効果を奏する。
(イ)請求項1に記載の発明では、図1に示すように、排気される炭酸ガスGは、回収ブロアーによって回収され、雰囲気ガスGAとして再利用される。この雰囲気ガスGAは、洗浄ボックス内を常に陽圧に保つためのガスとして使用され、系内に炭酸ガス以外のガスの混入を防止し、これにより、洗浄ボックス内での結露を防止することができる。
【0015】
(ロ)バルーンタンクに貯蔵される炭酸ガスGは、上記雰囲気ガスGAとして利用する分を除き予備昇圧圧縮機にレシバー槽に貯蔵され、洗浄時にドライアイスDと同時に噴射する加熱兼加速用キャリーガスGCとして再利用される。これにより、ドライアイスによるワークの過冷却を防止するとともに、ドライアイスの噴射速度を向上させ、洗浄効果を向上させることができる。
【0016】
(ハ)さらに、レシバー槽にて貯蔵された炭酸ガスGは、再度圧縮機にて圧縮され、再度フィルターおよび除湿カラムにて不純物を除去した後に液溜槽に供給され、冷凍機を用いて液化し、洗浄メディアのドライアイスDとして回収再利用される。つまり、炭酸ガスGを各々の目的にそった最適圧力で再利用することにより、従来例のようなガス若しくは液単体のみでの回収だけではなく、効率的な再利用が可能となる。
【0017】
(ニ)請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のドライアイス回収、再利用装置において、図2に示すように洗浄ボックス内を常に雰囲気ガスGAで陽圧に保つための圧力調整機構を備えたことから洗浄ボックス内を常に陽圧に保ち、結露が発生しない雰囲気を保つことができる。
【0018】
(ホ)請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のドライアイス回収、再利用装置において、図3に示すように、洗浄ボックス出入口部に流入防止機構を配置したことから、系内に不純ガスの混入を防止することができる。これにより、炭酸ガスの回収における不純ガスの分離工程が不要になり、効率的な再利用が可能となる。
【0019】
(ヘ)請求項4に記載の発明では、請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に加熱ガスGH、イオナイズガスGIの噴射機構を備えたことから、必要に応じて、洗浄前のワークのプレヒートや除電、洗浄後のワーク加熱を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るドライアイス回収、再利用装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るドライアイス噴射装置の回収システムを示す図である。
【0021】
このドライアイス噴射装置は、図1に示すように、ドライアイス制御装置6を通してノズル7よりドライアイスDが噴射され、排気される炭酸ガスGを、回収ブロアー11を用いて回収し、バルーンタンク12に貯蔵されるように構成され、バルーンタンク12よりフィルター3および除湿カラム4を通じて、圧力調整機構8より、洗浄ボックス10内に導入され、当該ボックス内を常に陽圧に保つための雰囲気ガスGAとして再利用される。
【0022】
なお、上記雰囲気ガスGAとして使用されるガスは、回収後に加熱して系内に導入してもよい。
【0023】
バルーンタンク12に貯蔵される炭酸ガスGは、上記雰囲気ガスGAとして利用する分を除き予備昇圧圧縮機13によってレシバー槽14に0〜5kg/cm3の圧力で貯蔵され、洗浄時にドライアイスと同時に噴射する加熱兼加速用キャリーガスGCとして再利用される。
【0024】
さらに、レシバー槽14にて貯蔵された炭酸ガスGは、再度圧縮機15にて圧縮され、再度フィルター3および除湿カラム4にて不純物を除去した後に液溜槽5に供給され、冷凍機2を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして再利用が可能となるように構成されている。
【0025】
図2は、洗浄ボックス内部の圧力調整機構を示す図である。回収された炭酸ガスGは、圧力調整機構8より雰囲気ガスGAとして洗浄ボックス10内に導入される。このとき、圧力調整機構8は、洗浄ボックス10へのガス流入は可能であるが、洗浄ボックス10内部のガスは流出しない構造になっており、これにより、系内に炭酸ガス以外のガスの混入を防止し、雰囲気ガスGAとして洗浄ボックス10内を常に陽圧に保つことができる。
【0026】
図3は、洗浄ボックス10における出入口部の流入防止機構9を示す図である。図3の構造を有する洗浄ボックス10にコンベアを通じて、ワークが入る前に、流入防止機構9において、外気は洗浄ボックス内10より流出したガスと共に排気され、洗浄ボックス10に流入することはない。また、洗浄ボックス10より搬出されるときも同様の機構により、洗浄ボックス10は常に炭酸ガスの雰囲気にすることが可能となる。
【0027】
さらに、ガス供給口16より加熱ガスGH、イオナイズガスGIを噴射することにより、洗浄時には洗浄ワークの加熱や除電を行うことができる。その際に使用される加熱ガスGH,イオナイズガスGIは特に限定されず、炭酸ガス、エアー、窒素のいずれかのガスを用いることができ、上記ガスGH若しくはGIは、上記流入防止機構9を通じて排気されるため、炭酸ガスの回収には影響しない。
【0028】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において、例えば下記のように種々の設計変更を施すことが可能である。
【0029】
例えば、系内を常に陽圧に保つための手段として、制御回路によるダンパーコントロールを用いて、雰囲気ガスGAにより洗浄ボックス内を陽圧に保つように構成させてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、従来技術で大気放出されていた炭酸ガスを回収して、洗浄メディアD、雰囲気ガスGA、加熱兼加速用ガスGCとして有効利用できるので、炭酸ガス排出量を大幅に節減することができ、ランニングコストの低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライアイス噴射装置の回収システムを示す図である。
【図2】洗浄ボックスに流入するガスの圧力調整機構を例示する図である。
【図3】洗浄ボックス出入口のガス流入防止機構を例示する図である。
【図4】バルーンタンク化した洗浄ボックスを例示する図である。
【符号の説明】
1…液化炭酸ガス供給、2…冷凍器、3…フィルター、4…除湿用カラム、5…液溜槽、6…ドライアイス制御装置、7…噴射ノズル、8…圧力調整機構、9…出入口流入防止機構、10…洗浄ボックス、11…回収ブロア、12…バルーンタンク、13…予備昇圧機、14…レシバー槽、15…圧縮機、16…ガス供給口、17…調整重り、D…ドライアイス、G…炭酸ガス、GA…雰囲気ガス、GC…加熱兼加速用キャリーガス、GH…加熱用ガス、GI…イオナイズガス
Claims (4)
- ドライアイスを洗浄メディアとして使用するドライアイス噴射装置において、噴射された炭酸ガスGを、回収ブロアーを用いて回収し、(イ)洗浄ボックス内を常に陽圧を保つための雰囲気ガスGAと、(ロ)圧縮機で昇圧した加熱兼加速用キャリーガスGCと、(ハ)更に圧縮した後、冷凍機を用いて液化し洗浄メディアのドライアイスDとして回収再利用することを特徴とする、炭酸ガスの回収、再利用方法および装置。
- 請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックス内を常に炭酸ガス雰囲気で陽圧に保つための圧力調整機構を備えたことを特徴とする、炭酸ガスの回収、再利用方法および装置。
- 請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に系外からの混入ガスを防ぐための流入防止機構を備えたことを特徴とする、炭酸ガスの回収、再利用方法および装置。
- 請求項1記載の炭酸ガス回収、再利用装置において、洗浄ボックスの出入口に加熱ガスGH、イオナイズガスGIの噴射機構を備えたことを特徴とする、炭酸ガスの回収、再利用方法および装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002313502A JP2004115355A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 炭酸ガス回収再利用方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002313502A JP2004115355A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 炭酸ガス回収再利用方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004115355A true JP2004115355A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32289559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002313502A Withdrawn JP2004115355A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 炭酸ガス回収再利用方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004115355A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016163004A1 (ja) * | 2015-04-09 | 2016-10-13 | 株式会社ユーテック | Co2リサイクル付洗浄装置及びその稼動方法 |
| CN109332308A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-15 | 长飞光纤潜江有限公司 | 一种低温脆化清理uv固化管内壁粘附层的装置及方法 |
| CN113802340A (zh) * | 2021-09-17 | 2021-12-17 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种干冰洗衣机 |
| WO2023151461A1 (zh) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 厦门金瑞镒工贸有限公司 | 一种干冰制备装置、干冰制备装置的排气结构和排气方法 |
-
2002
- 2002-09-20 JP JP2002313502A patent/JP2004115355A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016163004A1 (ja) * | 2015-04-09 | 2016-10-13 | 株式会社ユーテック | Co2リサイクル付洗浄装置及びその稼動方法 |
| CN109332308A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-15 | 长飞光纤潜江有限公司 | 一种低温脆化清理uv固化管内壁粘附层的装置及方法 |
| CN113802340A (zh) * | 2021-09-17 | 2021-12-17 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种干冰洗衣机 |
| WO2023151461A1 (zh) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 厦门金瑞镒工贸有限公司 | 一种干冰制备装置、干冰制备装置的排气结构和排气方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1250803A (en) | Method and plant for cooling gases and removing dust from them | |
| KR101401813B1 (ko) | 화석 연료 발전 설비의 배기 가스로부터 이산화탄소를 분리하기 위한 방법 및 장치 | |
| KR101561228B1 (ko) | 장입물을 용광로에 공급하는 방법 | |
| CN101177267A (zh) | 利用电站烟气制取食品级二氧化碳的方法及其系统 | |
| EP0180670A1 (en) | Recovery of biogas | |
| KR20030097794A (ko) | 가스 회수 장치 및 방법 | |
| CN108726481B (zh) | 一种多晶硅还原尾气的处理装置 | |
| AU2013213252B2 (en) | Ammonia capturing by CO2 product liquid in water wash liquid | |
| CN101423214A (zh) | 氨法捕集电站烟气中二氧化碳的方法及其设备 | |
| JPS59206373A (ja) | ガス混合物からその成分を分離する方法および装置 | |
| JP2010540243A (ja) | ガス精製中に得られるアミン含有スクラビング溶液を再生する方法およびシステム | |
| RU2552448C2 (ru) | Способ сушки влажного газового потока, обогащенного со2, из способа кислородного горения | |
| JP2001259356A (ja) | 排ガス回収方法及びその装置 | |
| CN87108052A (zh) | 从气体回收二氧化碳的工艺 | |
| AU2019314876B2 (en) | Regenerative CO2 adsorber for a submarine comprising a heating and cooling device | |
| JP2005508748A (ja) | 冷却気体を利用した廃資源の冷凍粉砕方法 | |
| EA034961B1 (ru) | Удаление пыли при доводке карбамида | |
| RU2282485C2 (ru) | Двухстадийное мгновенное испарение для удаления углеводородов | |
| JP2004115355A (ja) | 炭酸ガス回収再利用方法及び装置 | |
| CN201138116Y (zh) | 利用电站烟气制取食品级二氧化碳的系统 | |
| KR101863967B1 (ko) | 저에너지 소비형 이산화탄소의 회수방법 | |
| CN212790392U (zh) | 一种移动床式烟气低温吸附脱硫装置 | |
| JP5572696B2 (ja) | 高炉への負荷供給方法 | |
| JP4817560B2 (ja) | 二酸化炭素ドライ洗浄装置からの二酸化炭素回収方法 | |
| KR101955782B1 (ko) | 황산화물 및/또는 질소산화물에 의해 오염된 세정제를 위한 처리 유닛 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |