JP2004115934A - ボタン・イージー掛外し機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】布帛・皮革・シート等の生地をボタン留めする際に指先一つでも簡単に行うことができ、しかもそのようにしてボタン留めした箇所を解き外すことも至極簡単に行えるボタン・イージー掛外し機構を提供する。
【解決手段】掛け合わされる生地面の何れか一方の側に、繋ぎ部で固着された少なくとも一つのボタンと;このボタンに対応して、もう一方の生地面に開設されている小さな孔径の留め孔部と;この留め孔部に対しガイドスリットを介して同生地に連通して開設されており、それ自身は前記ボタンよりも大きな口径の合せ孔部と;いった掛合手段を連関せしめた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン・イージー掛外し機構に関し、更に詳しくは、布帛・皮革・シート等の生地をボタン留めする際に指先一つでも簡単に行うことができ、しかもそのようにしてボタン留めした箇所を解き外すことも非常に簡単に行えるように改良したボタンのイージー掛外し機構に関するものであり、特に指先の不器用な幼児や手作業の困難な高齢者・障害者には大いに役立つ提案である。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、背広・学生服・コート・ズボン・シャツなど被服類では、その掛け合わせ部分の披(はだ)け止め手段として、ボタンやホック、ベルベット式面着ファスナー(ベルクロ社の商品名:マジック・テープ)、あるいはジッパー(zipper)の如き留め具が一般的に用いられているのであるが、取り分け、その中でもボタン留め方式が服飾デザイン的に外観性が良くて構造的に簡素であるところから最も頻用されている。
【0003】
ところが、ボタン留め方式は、手指の不自由な高齢者や障害者、あるいは幼児にとって、ボタンの掛外し作業に大変な苦痛が伴う。掛け合わされた生地の下側に位置して表からは見えないボタンを、一文字に切れたスリット状のボタン孔に沿うように横向きに寝かせて合わせ、そのまゝボタン孔に押し込んで表側へ繰り出して掛止する手作業が非常に難しいからである。
【0004】
従来、かゝるボタンの掛外し作業を簡単にしようとする提案としては、例えば特開平5−222602号公報に開示されるごときボタンホール(ボタン孔)を斜めに切り開けた“衣類等のボタンホール”が知られている。なるほど、斜め切り開きのボタンホールを衣服類の掛け合わせ部分に適用した場合、孔が斜めになった分だけボタン掛外しの際にボタンの捻り角度を小さくできるので、幾らかは、力が要らなくなろう。しかし、それでもボタンは掛け合わさった生地の下側に隠れて表から見えないので位置合せが難しく、しかもボタンホールにボタンを押し込む際の苦痛は殆ど解消されていない。
【0005】
また、次なる提案としては、ボタン一つ一つの表側に紐状のリングを取り付けておき、この紐状リングをボタン孔の表側に出しておき、この紐状リングを引き出すようにした“ボタン”も知られている(実用新案登録第 3083968号公報)。しかし、この提案もボタン一つ一つに紐状リングを取り付けておかねばならないことからコスト高になるし、また衣服着用時にも各ボタンの紐状リングを各々のボタン孔に紐状リングを挿通して置かねばならないため面倒で実用性に欠ける。
【0006】
さらに、他の提案としては、永久磁力を有する台盤状の雄ボタンと、この雄ボタンを受入れ磁着可能な有底筒状の雌ボタンとから成る“マグネチックボタン”(特開平7−169208号公報参照)を衣服の掛け合わせ部の生地対向面に向い合わせに取り付けるという方式のものもあった。なるほど、この提案を衣服に適用した場合には、雄ボタンと雌ボタンとを向い合わせた際に磁力で互いに吸着し合うので掛け合わせに力は要らないであろう。しかしながら、雄ボタンと雌ボタンとが正確に向き合った場合は雄ボタンはスッポリと雌ボタンの中に嵌込むけれども、正確に向い合っていない場合には雄ボタンが雌ボタンの筒口に引っ掛って斜めに磁着して外れ易い不安定な状態になり易いという難点がある。そして、この提案の最大の欠点は、雌ボタンの中に嵌り込んで磁着している雄ボタンを取り外すのが難しいことゝ、掛け合わせた生地の重なり部分に雄ボタンも雌ボタンも隠されてしまうため、ボタン自体に付加されたポイント的な装飾機能を服飾デザインの要素として活用できないことにある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、衣服などの如き布帛・皮革・シート等の生地をボタン留めする際の従来技術に前述のような問題があったことに鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、極く単純な指先操作だけで外れ難くい安定な状態にボタン留めすることができ、しかも、そのようにボタン留めした箇所を解き外す際にも何ら困難な操作を伴うことなく迅速かつ的確に取り外すことができる実用的なボタン・イージー掛外し機構を提供するにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、指先の不器用な幼児および手作業の困難な高齢者・障害者にとって好適な使い勝手の良いボタン・イージー掛外し機構を提供するにある。
【0009】
さらに、本発明の他の目的は、形態と機能とが調和して服飾デザインを大いに増進させることができる機能美に優れたボタン・イージー掛外し機構を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するために採用した手段】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0011】
即ち、本発明は、掛け合わされる生地1a・1b面の何れか一方の1aまたは1b側に繋ぎ部21で固着された少なくとも一つのボタン2と;このボタン2に対応して、もう一方の生地1bまたは1aに開設されている小さな孔径の留め孔部3と;この留め孔部3に対しガイドスリット4を介して同生地1bまたは1aに連通して開設されており、それ自身は前記ボタンよりも大きな口径の合せ孔部5という掛合手段を連関させてボタン・イージー掛外し機構を構成した点に特徴がある。
【0012】
また、本発明は、掛け合わされる生地1a・1b面の何れか一方の1aまたは1b側に繋ぎ部にて固着された少なくとも一つのボタン2と;このボタン2に対応して、もう一方の生地1bまたは1aの辺端から内域部位に向けて切込み形成されたガイドスリット4と;このガイドスリット4の終端部および/または屈曲部に開設された前記ボタンよりも小さな孔径の留め孔部3とを連関させてボタン・イージー掛外し機構を構成し前述の課題を解決した点にも特徴がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実際に適用した場合の具体的な内容を、好ましい実施の形態を添附図面に例示しながら、更に詳細に説明するものとする。
【0014】
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、本発明を幼児服に適用した場合の第1実施形態を示したものである。図1〜図6において、符号1で指示するものは幼児服であり、この幼児服1には正面に右前に掛け合わされる打合わせ部を備える。そして、この打合せ部の下側に位置する身頃生地1aの表面にはボタン1が縫着されており、このボタン1を身頃生地1aに縫い付けている縫糸部が繋ぎ部21となっている(図3参照)。
【0015】
他方、この幼児服1における打合せ部の上側に位置する身頃生地1bには、上記ボタン1の径よりも小径の留め孔部3と同ボタン1の径よりも大きな口径の合せ孔部5とが狭隘なガイドスリット4にて連通状態に開設されている。なお、この第1実施形態において、前記留め孔部3、ガイドスリット4、および合せ孔部5の孔縁はステッチング(stitching) されて縫い固められている。
【0016】
ちなみに、図4〜図6は、上側の身頃生地1bに開設する留め孔部3、ガイドスリット4、および合せ孔部5の位置関係を例示したものである。図4と図5とに図示する配列例は、留め孔部3が重力の作用方向に対し、相対的に上方に位置するように開設してあり、重力の作用によって前記身頃生地1bが下側の身頃生地1aよりも下がったとき、ボタンの繋ぎ部21が前記留め孔部3に掛止されてボタン2が留め孔部3に安定的に定置されることになる。たゞ、図4に図示される配列例のものにあっては、上方に位置する留め孔部3と下方に位置する合せ孔部5とが斜向状態に形成するので、着用者の利き手に合せて斜向方向と角度とを決定しておくと、ボタン2の掛外しが非常にし易くなる。また、図5に図示する配列例のものにあっては、留め孔部3の直下に合せ孔部5を開設されるので、上側の身頃生地1bを持って引き上げれば下側の身頃生地1aに縫着されているボタン2が合せ孔部5の所へ移動することになるので、ボタン全部を一挙に取り外すことができるのである。他方、図6に図示した配列例は、留め孔部3に対して合せ孔部5を上方に位置させたもの、横一列に並べたもの、斜め下方に位置させたものを組み合わせているが、このように留め孔部3と合せ孔部5との位置関係を取り合せた場合には、留め孔部3に嵌り込んだボタン2がガイドスリット4の形成方向との関係で移動が干渉規制されるので、ボタン2は各々別々に操作しなければ外れないのであり、激しく動き回る幼児の服には好適である。
【0017】
〔第2実施形態〕
図7は、本発明をワイシャツに適用した場合の第2実施形態を示したものである。図7において、符号1で指示するものはワイシャツである。このワイシャツ1における正面に右前に掛け合わされる打合せ部のボタンの掛外し機構については、前述の第1実施形態における図4と同じ構成を採用している。
【0018】
図7に示す第2実施形態において、特徴的な構成はカフ(cuff)の構成にある。即ち、下側のフラップ生地1aにはボタン2を固着し、上側のフラップ生地1bには留め孔部3、ガイドスリット4、および合せ孔部5を開設したという点に特徴があるのである。しかして、ワイシャツ1のカフ部を第2実施形態の如く構成しておくと、高齢者にとって掛外しの困難なワイシャツ袖口のボタンの掛外しが片手の指だけで処置できるので、連れ合いに別れた独居老人には誠に便利である。
【0019】
〔第3実施形態〕
図8は、本発明を皮革製のウェストベルトに適用した第3実施形態を示したもので、ベルト両帯端部の締留め部分を対向させた平面図として表わしている。
【0020】
第3実施形態の“ウェストベルト”は、全体的に比較的硬質の皮革材(馬革)を使用して作製する。そして、一方の帯端側生地1aにボタン2を固着する一方、反対側の帯端側生地1bには端部近傍に合せ孔部5を開設し、この合せ孔部5からベルト内域部に沿ってガイドスリット4をジグザグ屈曲形に切り込み形成して、当該ベルトのセンターラインに位置する当該ガイドスリット4の山折の屈曲部に留め孔部3を三つ穿孔し、更にガイドスリット4の終端部にも留め孔部3を穿孔することにより作製することができる。第3実施形態のように構成した“ウェストベルト”は、従来ベルトのように締留めバックルが附帯していないので、軽量かつ安価に製することができ、しかも着用時に腹部に突起物が存在しないので、着用感が頗る快適である。
【0021】
〔第4実施形態〕
図9は、第3実施形態と同様に、本発明を皮革製のウェストベルトに適用した第4実施形態を示したものであって、ベルト両帯端部の締留め部分を対向させた平面図として表わしている。
【0022】
第4実施形態の“ウェストベルト”と第3実施形態の“ウェストベルト”とはガイドスリット4がジグザグ屈曲形に切り込み形成してあるか、あるいはガイドスリット4が分岐状に切り込み形成してあるか、といった点のみに違いがあり、その他の点は全く同じである。
【0023】
即ち、第4実施形態の“ウェストベルト”は、一方の帯端側生地1aにボタン2を固着する一方、反対側の帯端側生地1bには端部近傍に合せ孔部5を開設して、この合せ孔部5からベルト内域部に向けて当該センターラインよりも少し下方に直線状のガイドスリット4を切り込み形成すると共に、一定のピッチ間隔で分岐ガイドスリット41・41・41・41を切り込み形成して、これら各分岐ガイドスリット41の終端部に留め孔部3を穿孔することによって作製することができる。
【0024】
〔第5実施形態〕
図10は、本発明を革靴に適用した第5実施形態を表わした斜視説明図である。この第5実施形態としての革靴の特徴は、足の甲部に被さるフラップ部の構成にある。
【0025】
図10に示す第5実施形態の革靴にあっては、互いに掛け合わされる生地1a・1bにおける綴じフラップ部の構成に特徴がある。即ち、第5実施形態にあっては、下側に位置するフラップ生地1aにはボタン2を固着し、上側に位置するフラップ生地1bには留め孔部3、ガイドスリット4、および合せ孔部5を連通状態に形成することによって綴じフラップ部が構成される。そして、この革靴の着用者が足を履き口に差し入れて甲部の上にフラップ生地1a・1bを被せ、上側のフラップ生地1bの合せ孔部5に指を差し込みながら下側のフラップ生地1aに固着されているボタン2を合せ孔部5に合わせれば、当該ボタン2は合せ孔部5を通じてフラップ生地1bの表面に突出することになり、後はフラップ生地1a・1bが緊張することによってボタン2の繋ぎ部21がガイドスリット4をスライドして当該ボタン2は留め孔部3に定置し、革靴の綴じフラップ部は足の甲部をピッタリと封止することができるのであり、従来の革靴のように靴紐で一々括らなくても簡単にフラップ部を綴じ締めることができ、また、従来のスリップオン靴(slip−on shoes) のように歩行中、例えば、階段を降りる際に靴が不用意に脱げるといった不都合も生ずることがない。
【0026】
本発明の具体的適用例は、概ね第1〜5の実施形態を挙げて詳解したとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の設計変更が可能である。
【0027】
例えば、前述の実施形態において図示したガイドスライド4にあっては、そのスベリ行程が比較的長く表現したが、ガイドスライド4のスベリ行程は短くてもよく、例えば、留め孔部3と合せ孔部5との間が短距離のネック形状に形成することも当然に有り得るのであり、そのような設計変更が本発明の技術的範囲に属することは明らかである。また、ガイドスリット4のスベリ行程を長く形成すると共に、この長いガイドスリット4の一方の終端部に合せ孔部と、他方の終端部と当該ガイドスライド4の中間域に少なくとも一つの留め孔部とを開設することも当然に有り得る。
【0028】
また、前述の各実施形態においては、合せ孔部5を形成する例のみを挙げていたけれども、図11および図12に図示する如く、合せ孔部5を省略して、掛け合わされる生地面1aの何れか一方側に繋ぎ部21にて固着された少なくとも一つのボタン2と;このボタン2に対応して、もう一方の生地1bの辺端から内域部位に向けて切込み形成されたガイドスリット4と;このガイドスリット4の終端部および/または屈曲部に開設された前記ボタンよりも小さな孔径の留め孔部3とから、本発明のボタン・イージー掛外し機構を構成することも可能であり、これもまた本発明の技術的範囲に属する。
【0029】
さらに、前述の第1実施形態にあっては、互いに連通する留め孔部3・ガイドスリット4および合せ孔部5の孔縁をステッチングにより縫い固めることによりボタンを滑易く、しかも外れ難い構成にしてあったが、これらの連通する孔縁にプラスチック製や金属製の鳩目(eyelet)を嵌めておくという構成に置換することも本発明の技術的範囲に属することはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上、実施形態を挙げて説明したとおり、本発明にあっては、合せ孔部からボタンを通すか、あるいは合せ孔部を省略した場合には、直接ガイドスリットからボタンを通すことだけで、つまり指先だけで簡単に、しかも外れ難い安定な状態にボタン留めすることができると共に、逆に他方、そうしてボタン留めした箇所を解き外す際にも何ら困難な操作を伴うことなく迅速かつ的確に取り外すことができるのであり、非常に実用的である。
【0031】
また、本発明のボタン・掛外し機構を被服類などに適用した場合には、指先の不器用な幼児や手作業の困難な高齢者・障害者でもボタンの掛外しが容易になるから、老幼弱者の生活改善にも役立つのであり、福祉面における効用も大きい。
【0032】
さらに、本発明のボタン・掛外機構は、ボタンの形状・デザインと留め孔部、ガイドスリット、合せ孔部の形態・デザインを樣々に変化させることによって、形態と機能とが調和した新しい様式の服飾デザインを掘り起こす可能性も大きいのであり、服飾界の発展にも寄与し得るものである。
【0033】
このように本発明によれば、ボタンの掛け外しに伴う従来技術の欠点を大幅に改善することができうえ、その構成は頗るシンプルにして直截であることから、コスト的にも有利であり、実用と経済の両面でメリットが大きく、その産業上の利用価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を幼児服に適用した第1実施形態を示したものであって、ボタンを掛ける前の状態を表わす外観説明図である。
【図2】図2は、第1実施形態の幼児服のボタンを掛け合わせた状態を表わす外観説明図である。
【図3】図3は、第1実施形態におけるボタン固着状態を表わした要部断面図である。
【図4】図4は、第1実施形態における留め孔部、ガイドスリット、および合せ孔部の位置関係を表わした配列例の正面図である。
【図5】図5は、第1実施形態における留め孔部、ガイドスリット、および合せ孔部の他の配列例を示した正面図である。
【図6】図6は、第1実施形態における留め孔部、ガイドスリット、および合せ孔部の更に別の配列例を示した正面図である。
【図7】図7は、本発明をワイシャツに適用した第2実施形態の外観説明図である。
【図8】図8は、本発明をウェストベルトに適用した第3実施形態のベルト両帯端部の締留め部分を対向させた平面図である。
【図9】図9は、本発明をウェストベルトに適用した第4実施形態のベルト両帯端部の締留め部分を対向させた平面図である。
【図10】図10は、本発明を革靴に適用した第5実施形態を表わした斜視説明図である。
【図11】図11は、合せ孔部を省略した本発明の変形的実施形態(チョッキ)を示したものであって、ボタンを掛ける前の状態を表わす外観説明図である。
【図12】図12は、上記チョッキのボタンを掛けた状態を表わす外観説明図である。
【符号の説明】
1    生地
1a    下側の生地
1b    上側の生地
2    ボタン
21    繋ぎ部
3    留め孔部
4    ガイドスリット
41    分岐ガイドスリット
5    合せ孔部

Claims (10)

  1. 掛け合わされる生地面の何れか一方側に繋ぎ部で固着された少なくとも一つのボタンと;このボタンに対応して、もう一方の生地面に開設されている小さな孔径の留め孔部と;この留め孔部に対しガイドスリットを介して同生地上に連通して開設されており、それ自身は前記ボタンよりも大きな口径の合せ孔部とから構成されることを特徴としたボタン・イージー掛外し機構。
  2. 留め孔部がガイドスリットの屈曲部位および/または端部に複数開設されていることを特徴とした請求項1のボタン・イージー掛外し機構。
  3. 掛け合わされる生地面が被服類の打合せ部を構成しており、一方の身頃側にはボタンが固着されている一方、反対側の身頃側には留め孔部、ガイドスリット、および合せ孔部が形成されていることを特徴とした請求項1又は2記載のボタン・イージー掛外し機構。
  4. 掛け合わされる生地面がシャツのカフ部を構成しており、下側のフラップ生地にはボタンが固着されている一方、上側のフラップ生地には留め孔部、ガイドスリット、および合せ孔部が形成されていることを特徴とした請求項1又は2記載のボタン・イージー掛外し機構。
  5. 掛け合わされる生地面がベルトの締留め部を構成しており、一方の帯端側の生地にはボタンが固着されている一方、
    反対側の帯端側の生地には、端部近傍に合せ孔部が開設されると共に、この合せ孔部から内域部にガイドスリットが屈曲形成され、かつ、このガイドスリットの屈曲部と終端部とに留め孔部が各々形成されていることを特徴とした請求項1又は2記載のボタン・イージー掛外し機構。
  6. 掛け合わされる生地面が靴類の綴じフラップ部を構成しており、下側のフラップ生地にはボタンが固着されている一方、上側のフラップ生地には留め孔部、ガイドスリット、および合せ孔部が形成されていることを特徴とした請求項1又は2記載のボタン・イージー掛外し機構。
  7. 留め孔部が重力の作用方向に対し、相対的に上方に位置するように構成されており、当該生地が重力で下がったとき、ボタンの繋ぎ部が前記留め孔部に掛止されてボタンが留め孔部に定置状態となることを特徴とした請求項1〜6の何れか一つに記載のボタン・イージー掛外し機構。
  8. ガイドスリットが、留め孔部と合せ孔部との間にネック形状を成すごとく短いスベリ行程に形成されていることを特徴とした請求項1〜7の何れか一つに記載のボタン・イージー掛外し機構。
  9. ガイドスリットのスベリ行程が比較的長く形成されており、この長いガイドスリットの少なくとも終端部に合せ孔部と少なくとも一つの留め孔部とが開設されていることを特徴とした請求項1〜8の何れか一つに記載のボタン・イージー掛外し機構。
  10. 掛け合わされる生地面の何れか一方側に繋ぎ部にて固着された少なくとも一つのボタンと;このボタンに対応して、もう一方の生地の辺端から内域部位に向けて切込み形成されたガイドスリットと;このガイドスリットの終端部および/または屈曲部に開設された前記ボタンよりも小さな孔径の留め孔部とから構成されることを特徴としたボタン・イージー掛外し機構。
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