JP2004116151A - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルは、人体局部洗浄時に汚物が付着して汚れたり、人体局部の洗浄を行わない時にノズルがケーシング内に収納された状態でもケーシング内に侵入した汚物や雑菌がノズルに付着してしまう問題があり不快であった。
【解決手段】人体局部へ洗浄水を吐水するための吐水孔を備えたノズルと、
前記ノズルを収納位置と洗浄水を吐水する洗浄位置との間で進退動作させるノズル駆動手段と、前記ノズルの収納部にあって前記ノズルの外周に吐水するノズル洗浄孔を備えたノズル洗浄手段と、前記ノズル洗浄手段への給水を制御する給水制御手段とを備えた衛生洗浄装置において、前記ノズルが伸出状態において、前記給水制御手段を給水状態にしてノズル洗浄する。
【選択図】 図1
【解決手段】人体局部へ洗浄水を吐水するための吐水孔を備えたノズルと、
前記ノズルを収納位置と洗浄水を吐水する洗浄位置との間で進退動作させるノズル駆動手段と、前記ノズルの収納部にあって前記ノズルの外周に吐水するノズル洗浄孔を備えたノズル洗浄手段と、前記ノズル洗浄手段への給水を制御する給水制御手段とを備えた衛生洗浄装置において、前記ノズルが伸出状態において、前記給水制御手段を給水状態にしてノズル洗浄する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体局部の洗浄機能を備えた衛生洗浄装置に係り、特にノズルの掃除機能を備えた衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洋式便器の便鉢に、モータの駆動により進退するノズルを備え、人体局部洗浄時にノズルを伸出位置まで移動して吐水口から温水を噴出させてお尻洗浄やビデ洗浄等を行なう衛生洗浄装置が知られている。
【0003】
ところがノズルは、人体局部洗浄時に汚物が付着して汚れたり、人体局部の洗浄を行わない時にノズルがケーシング内に収納された状態でもケーシング内に侵入した汚物や雑菌がノズルに付着してしまう問題があり不快であった。
【0004】
この問題を解決するために、使用者が特定の操作スイッチ(一般に、ノズル掃除スイッチが該当する)を押すと、ノズルへの洗浄水の供給を停止させた上でノズルを伸出させる装置が考案されている。(例えば、特許文献1参照。)。かかる技術を用いれば、使用者がノズル掃除スイッチを押すと、洗浄水を吐水しない状態でノズルが伸出するので、使用者はノズルをトイレ掃除ブラシや紙を使用してノズルを掃除すればよい。そして、ノズルの掃除が終了し使用者がノズル掃除スイッチを再度押すと、ノズルをケーシング内に収納する。
【0005】
また、ノズル掃除を開始する前にノズルに洗浄水を一定時間かけたり、ノズル掃除の洗浄を終了後にノズルに洗浄水をかける装置やノズルが考案されている。(例えば、特許文献2参照。)かかる技術を用いれば、ノズル掃除において吐水口に付着した汚物が予め流れ落とされるから、トイレ掃除ブラシによるノズル掃除中に汚物がノズル吐水口へ侵入することを防止でき、また、吐水口に付着した汚れは浮いて落ちやすい状態になるため、トイレ掃除ブラシによるノズル掃除の際に容易に落とすことができる。
【特許文献1】
特開平4−209220号公報(第3−4頁、第5図)
【特許文献1】
特開平9−4019号公報(第7−10頁、第7、8、9図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の技術では、ノズルをより快適にするために、使用者がノズル掃除スイッチを押しノズルを伸出させたとしても、ノズルに付着する汚物を取り除く作業は使用者自ら行わなければならならないという煩わしさがあった。そして、使用者がノズルをトイレ洗浄ブラシやトイレットペーパで掃除してノズルに付着した汚れをこすり落としても、同時にノズルに水をかけなければ汚れが流れ落ちないため不快であった。また、人体局部の洗浄を開始する前にノズルを洗浄する時間が固定されており、使用者が更なる快適さを求めて洗浄時間を長くしたいと所望しても行うことができなかった。
【0007】
本発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、使用者の手を煩わせることなくかつ、より快適で優れたノズル掃除機能を備えた衛生洗浄を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、請求項1は、人体局部へ洗浄水を吐水するための吐水孔を備えたノズルと、前記ノズルを収納位置と洗浄水を吐水する洗浄位置との間で進退動作させるノズル駆動手段と、前記ノズルの収納部にあって前記ノズルの外周に吐水するノズル洗浄孔を備えたノズル洗浄手段と、前記ノズル洗浄手段への給水を制御する給水制御手段とを備えた衛生洗浄装置において、前記ノズルが伸出状態において、前記給水制御手段を給水状態にしてノズル洗浄することとした。これにより、ノズルが伸出した状態で洗浄水をノズルにかけるため、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除する場合にトイレ洗浄ブラシによりこすり落とた汚れをそのまま洗浄水により洗い流すことができるので、より快適になる。また、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除しながらホースなどにより水をかける煩わしさがなくなる。
【0009】
また、請求項2は、請求項1記載の衛生洗浄装置において、前記ノズルを進退動作にて洗浄位置と収納位置との間、ノズル駆動を繰り返すこととした。これにより、ノズルが快適になるまですきなだけ洗浄水を吐水しノズルを洗浄することができるので、ノズルを伸出させてノズルをトイレ洗浄ブラシやトイレットぺーパで拭く煩わしさがなくなり、使用者が人体局部のへの洗浄を行う前に行えば、汚物や雑菌を十分に落とした後に、人体局部への洗浄を行うことができるようになり、快適である。更に、ノズルの全体にくまなく洗浄水をあてることができるようになるので、ノズル全体をより快適にすることできる。
【0010】
また、請求項3は、請求項1記載の衛生洗浄装置において、ノズル洗浄手段への洗浄水の温度を設定する温度設定手段と、洗浄水を加熱する加熱手段とを備えるとともに、前記ノズル洗浄手段に設定された温度の温水でノズル洗浄を行なうこととした。これにより、ノズルを高温の洗浄水で洗浄すれば大便の脂肪酸成分汚れが溶解され落ちやすくなるとともに、80℃で10〜15秒間洗えば大腸菌群を殺菌させることができるので快適である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の内容をより理解しやすくするため、以下に実施例を用いて詳説する。
【0012】
【実施例】
本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のブロック構成図を図1に、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置の斜視図を図2に、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のリモコン正面図を図3に、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のノズルの図を図4に示す。ここで図1は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のブロック構成図である。図1において、洗浄水を供給する給水配管11には、上流側から順に、定流量弁12、電磁弁13、熱交換器14が接続されている。熱交換器14の出口部には、バキュームブレーカ15が接続されている。バキュームブレーカ15の下流は二方に分岐し、一方は余剰の水を便器内に直接捨てるための捨水配管16へ、他方は脈動発生装置17へ接続されている。脈動発生装置17の下流には、流路切替兼流量調整弁18が接続されている。流路切替兼流量調整弁18の下流は二方に分岐し、一方はノズル装置21に設けられたノズル洗浄孔からノズルに吐水するノズル洗浄流路19へ、他方は流路切替弁20へ接続されている。なおこの例では、流路切替弁20はノズル装置21内に一体的に構成されている。 また、熱交換器14内には温水ヒータ22が、また熱交換器14の入水部と出水部には、それぞれ冷水サーミスタ23及び温水サーミスタ24が設けてある。また、ノズル洗浄流路19の吐水先は、ノズル装置21の胴体を洗浄できる位置にしている。また、ノズル装置21には、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路27の3つの流路が構成されている。なお上記各部の制御は、制御器28によって行われ、制御器28には温度設定装置32より洗浄水の設定温度が指示される。本実施例では、脈動発生装置17の上流にアキュームレータ29を、熱交換器14内にはフロートスイッチ30を、また、脈動発生装置17には温度ヒューズ31を設けてある。アキュームレータ29は、脈動発生装置17で発生した脈動が上流へ伝播するのを防ぐためのものであり、フロートスイッチ30は、所定の水位を検知していない時には、温水ヒータ22への通電を行わないようにすることで空焚きを防ぐためのものであり、また、温度ヒューズ31は、脈動発生装置17の異常温度上昇時に駆動を停止し、安全を図るためのものである。上記の構成により、電磁弁13の開動作により給水配管11から供給された洗浄水は、熱交換器14により適温の湯に加熱され、バキュームブレーカ15を押し上げ、脈動発生装置17により脈動を付与され、流路切替兼流量調整弁18へと至る。ここで洗浄水は、流路切替兼流量調整弁18により流量制限され、流路切替弁20へと至り、流路切替弁20により選択された流路を通り、ノズル装置21から噴出されるのである。
【0013】
図2は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置の斜視図である。図2において、衛生洗浄装置50には、使用者が局部洗浄するために座る便座52と、未使用時に便座52に蓋をする便蓋51があり、衛生洗浄装置を制御する制御器28を備えた衛生洗浄装置の本体制御基板53が衛生洗浄装置50の後方の樹脂カバー内ある。また、衛生洗浄装置50の側面に操作スイッチ54a〜54cがあり、それぞれ、運転スイッチ54a、おしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを配している。また、衛生洗浄装置50の前面に衛生洗浄装置50の動作状態を表示する表示LED55があり、衛生洗浄装置50の運転状態を運転LED、便座暖房LED、脱臭LEDにて表示している。また、受信部56にてリモコン操作部60より送られる操作内容を受信する。また、使用者がリモコン操作部60のおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、またはおしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを操作しても便座52に座ってなければ誤って局部洗浄吐水をしないようにするため、着座センサ57にて赤外光の反射率を利用して便座52に座った人体の検知をしている。また、使用者が便座52に座り、リモコン操作部60のおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、またはおしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを操作すると、ノズル装置21内の、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路27を通って、ノズルヘッド58から吐水され使用者の局部を洗浄する。
【0014】
図3は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のリモコン正面図である。リモコン操作部60には、局部への洗浄を開始させるための操作スイッチであるおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64と、局部への乾燥温風の吐風を開始させるための操作スイッチである乾燥スイッチ65と、それたの動作を停止させるための操作スイッチである止スイッチ61がある。また、局部の洗浄中にノズルヘッド58の伸出収納動作を繰り返して局部の広い範囲を洗浄させるための操作スイッチであるムーブスイッチ68と、局部の洗浄中に洗浄水の水勢を増減してマッサージ感を与えるための操作スイッチであるマッサージスイッチ69がある。また、洗浄水の温度を設定するための温水温度調整スイッチ74と、便座52の温度を設定するための便座温度調整スイッチ75と、乾燥温風温度を調整するための乾燥温度調整スイッチ76と、脱臭動作を設定するための脱臭設定スイッチ77と、節電動作を設定するための節電設定スイッチ70と、局部への洗浄水の水勢を設定するため水勢調整スイッチと、ノズルヘッド58の局部洗浄伸出位置を設定するための洗浄位置調整スイッチ73がある。また、ノズル掃除動作を開始させるための操作スイッチであるノズル掃除スイッチ72がある。リモコン表示部67には、これらの操作や設定の状態が表示されている。また、リモコンカバー66は閉じることで、通常よく使用するスイッチだけを表に出してリモコンのデザインをすっきりさせるためにある。リモコンカバー66を閉じると、止スイッチ61、おしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、乾燥スイッチ65、リモコン表示部67、ムーブスイッチ68、マッサージスイッチ69、水勢調整スイッチ71、ノズル掃除スイッチ72、洗浄位置調整スイッチ73以外のスイッチが隠される。
【0015】
図4は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のノズルの図である。使用者が便座52に座り、リモコン操作部60のおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、またはおしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを操作すると、ノズル装置21内のノズルモータ81が回転し、駆動プーリ82と従動プーリ80間に装着されたタイミングベルト83が回転して、ノズル取付台87に取付られラッチ部85にてタイミングベルト83に固定されたノズルヘッド58が伸出する。そして、ノズルヘッド58内のおしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路27のいずれかに給水するよう流路切替モータ86により流路切替弁20が動く。そして、電磁弁13を開動作してノズル装置21に洗浄水が給水されるとノズルヘッド58先端の吐水口より局部への洗浄水が吐水される。また、ノズル洗浄流路19を通った洗浄水はノズル洗浄室給水口88からノズル洗浄室84へ導かれ、ノズルヘッド58の胴体に向けて洗浄が吐水される。使用者が、リモコン操作部60の止スイッチ61を操作すると、電磁弁13を閉動作しノズル装置21への給水を止め、ノズルモータ81がノズルヘッド58の伸出動作とは逆方向に回転し、ノズルヘッド58をノズル装置21内に収納する。
【0016】
上記の構成において、ノズルヘッド58がノズルである。また、ノズル駆動手段は、従動プーリ80、ノズルモータ81、駆動プーリ82、タイミングベルト83等により構成される。また、ノズル洗浄手段は、流路切替兼流量調整弁18、ノズル洗浄流路19、ノズル洗浄室84等により構成される。また、給水制御手段は、電磁弁13等により構成される。また、温度設定手段は、リモコン操作部60の温水温度調整スイッチ74により構成される。また、加熱手段は、熱交換器及びその周辺装置により構成される。
【0017】
図5に、本発明の一実施形態に係わるノズル収納状態でのノズル掃除のフローチャートを示す。使用者がノズルヘッド58を綺麗にしてから局部洗浄したいと考えたとき、リモコン操作部60上のノズル掃除スイッチ72を押すと(S101)、ノズルヘッド58が伸出している状態であればノズルモータ81を収納側に回転させてノズルヘッド58を収納し(S103)、ノズルヘッド58が収納状態になったら(S102)、流路切替弁20をどの流路にもつながっていない閉止状態にしてノズルヘッド58から吐水させない状態にし(S104)、流路切替兼流量調整弁18を開弁しノズル洗浄流路19へ連通させる(S105)。そして、温水ヒータを停止したまま電磁弁13を開く(S106)。次に、タイマーTをスタートさせ(S107)、T1秒が経過するまで温水ヒータ22を停止した状態でノズルヘッド58の外周に洗浄水を吐水する(S108)。これは、高温吐水する前の前洗浄である。そして、温水温度を80℃ににしてノズルの洗浄を継続する(S110)。そして、使用者がノズル掃除を終わらせるため、ノズル掃除スイッチ72を再度押す(S110)と、タイマを再スタートさせ(S111)、温水ヒータ22を停止し(S112)、内部に残留した高温水が局部洗浄側に吐水されると危険であるので、温水ヒータ22が冷めてかつ内部に残留した高温水が捨てられるまでノズル洗浄吐水を継続する(S113)。そして、電磁弁13を閉じてノズル掃除を終了する(S114)。なお、図5ではノズル掃除スイッチ72を再度押してノズル掃除の終了指示を出したが、ノズル掃除スイッチ以外72の止スイッチ61、おしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、乾燥スイッチ65を押してもノズル掃除スイッチが再度押されても同様に終了動作を行う。なお、温水温度を70〜80℃程度にして10〜15秒間洗浄すると大腸菌類を殺菌することができる。また、ノズルに付着する汚物の汚れは大便成分中の脂肪酸が付着したものであり、40℃以上の温水温度にてノズルを洗浄すると脂肪酸が溶解し落ちやすくなる。
【0018】
図6に、本発明の一実施形態に係わるノズル進退動作状態でのノズル掃除のフローチャートを示す。使用者がノズルヘッド58を綺麗にしてから局部洗浄したいと考えたとき、リモコン操作部60上のノズル掃除スイッチ72を押すと(S201)、ノズルヘッド58が伸出している状態であればノズルモータ81を収納側に回転させてノズルヘッド58を収納し(S203)、ノズルヘッド58が収納状態になったら(S202)、流路切替弁20をどの流路にもつながっていない閉止状態にしてノズルヘッド58から吐水させない状態にし(S204)、流路切替兼流量調整弁18を開弁しノズル洗浄流路19へ連通させる(S205)。そして、電磁弁13を開く(S206)。そして、ノズルモータ81を動かして、ノズルヘッド58を最大伸出側と収納側に一定周期で繰り返す(S207)。これにより、ノズル洗浄室でノズルに吐水される洗浄水は、ノズル全体を洗浄することになる。そして、使用者がノズル掃除を終わらせるため、ノズル掃除スイッチ72を再度押す(S208)と、電磁弁13を閉じて(S209)、ノズルヘッド58を収納(S210)し、ノズル掃除を終了する。なお、図5ではノズル掃除スイッチ72を再度押してノズル掃除の終了指示を出したが、ノズル掃除スイッチ以外72の止スイッチ61、おしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、乾燥スイッチ65を押してもノズル掃除スイッチが再度押されても同様に終了動作を行う。この場合においても、ノズル洗浄水を70℃〜80℃にしてノズルヘッド58全体を洗浄してもよく、これによりノズルヘッド58やノズル装置21内に付着した大腸菌類類を殺菌することができる。また、ノズルに付着する汚物の汚れは大便成分中の脂肪酸が付着したものであり40℃以上の温水温度にてノズルを洗浄してもよく、脂肪酸が溶解され汚れが落ちやすくなる。
【0019】
図7に、本発明の一実施形態に係わるノズル伸出状態でのノズル掃除のフローチャートを示す。使用者がノズルヘッド58を掃除したいと考えたとき、リモコン操作部60上のノズル掃除スイッチ72を押すと(S301)、ノズルヘッド58が収納している状態であればノズルモータ81を伸出側に回転させてノズルヘッド58を最大伸出位置まで伸出し(S303)、ノズルヘッド58が最大伸出状態になったら(S302)、流路切替弁20をどの流路にもつながっていない閉止状態にしてノズルヘッド58から吐水させない状態にし(S304)、流路切替兼流量調整弁18を開弁しノズル洗浄流路19へ連通させる(S305)。そして、電磁弁13を開く(S306)。これにより、使用者がノズルを掃除している間、ノズル洗浄室からノズルヘッド58外周に対して洗浄水が洗浄吐水された状態になるので、ノズル掃除をしやすくなる。そして、使用者が、ノズル掃除スイッチ72を再度押す(S307)と、汚れをノズルヘッド収納部に入れさせないためにノズルヘッド58外周全体を洗浄吐水しながら収納し(S308)、電磁弁13を閉じて(S309)、ノズル掃除を終了する。使用者が、ノズル掃除スイッチ72を再度押して(S307)、ノズルヘッド58をノズル収納部に入れる時に、ノズル洗浄水を70℃〜80℃にしてノズル全体を洗浄しながら収納してもよく、これによりノズルヘッド58やノズル装置21内に付着した大腸菌類類を殺菌することができる。また、ノズルヘッド58に付着する汚物の汚れは大便成分中の脂肪酸が付着したものであり、40℃以上の温水温度にてノズルヘッド58を洗浄してもよい。
【0020】
以上のようなノズル掃除スイッチ操作により、ノズル外周を洗浄する作用により、ノズルヘッド58とノズル装置21内部の快適性を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
【0022】
請求項1では、ノズルが伸出した状態で洗浄水をノズルにかけるため、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除する場合にトイレ洗浄ブラシによりこすり落とた汚れをそのまま洗浄水により洗い流すことができるので、より快適になる。また、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除しながらホースなどにより水をかける煩わしさがなくなる。
【0023】
請求項2では、ノズルが快適になるまですきなだけ洗浄水を吐水しノズルを洗浄することができるので、ノズルを伸出させてノズルをトイレ洗浄ブラシやトイレットぺーパで拭く煩わしさがなくなり、使用者が人体局部のへの洗浄を行う前に行えば、汚物や雑菌を十分に落とした後に、人体局部への洗浄を行うことができるようになり、快適である。更に、ノズルの全体にくまなく洗浄水をあてることができるようになるので、ノズル全体をより快適することできる。
【0024】
請求項3では、ノズルを高温の洗浄水で洗浄すれば大便の脂肪酸成分汚れが溶解され落ちやすくなるとともに、80℃で10〜15秒間洗えば大腸菌群を殺菌させることができるので快適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のブロック構成図
【図2】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置の斜視図
【図3】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のリモコン正面図
【図4】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のノズルの図
【図5】本発明の一実施形態に係わるノズル収納状態でのノズル掃除のフローチャート
【図6】本発明の一実施形態に係わるノズル進退動作状態でのノズル掃除のフローチャート
【図7】本発明の一実施形態に係わるノズル伸出状態でのノズル掃除のフローチャート
【符号の説明】
11…給水配管、12…定流量弁、13…電磁弁、14…熱交換器
15…バキュームブレーカ、16…捨水配管、17…脈動発生装置
18…流路切替兼流量調整弁、19…ノズル洗浄流路、20…流路切替弁
21…ノズル装置、22…温水ヒータ
23…冷水サーミスタ、24…温水サーミスタ
25…おしり流路、26…やわらか流路、27…ビデ流路
28…制御器、29…アキュームレータ、30…フロートスイッチ
31…温度ヒューズ、32…温度設定装置
50…衛生洗浄装置、51…便蓋、52…便座、53…本体制御基板
54a…運転スイッチ、54b…おしり洗浄スイッチ
54c…ビデ洗浄スイッチ
55…表示LED、56…受信部、57…着座センサ、58…ノズルヘッド
60…リモコン操作部、61…止スイッチ、62…おしり洗浄スイッチ
63…やわらか洗浄スイッチ、64…ビデ洗浄スイッチ
65…乾燥スイッチ、66…リモコンカバー、67…リモコン表示部
68…ムーブスイッチ、69…マッサージスイッチ
70…節電設定スイッチ、71…水勢調整スイッチ
72…ノズル掃除スイッチ、73…洗浄位置調整スイッチ
74…温水温度調整スイッチ、75…便座温度調整スイッチ
76…乾燥温度調整スイッチ、77…脱臭設定スイッチ
80…従動プーリ、81…ノズルモータ、82…駆動プーリ
83…タイミングベルト、84…ノズル洗浄室、85…ラッチ部
86…流路切替モータ、87…ノズル取付台、88…ノズル洗浄室給水口
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体局部の洗浄機能を備えた衛生洗浄装置に係り、特にノズルの掃除機能を備えた衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洋式便器の便鉢に、モータの駆動により進退するノズルを備え、人体局部洗浄時にノズルを伸出位置まで移動して吐水口から温水を噴出させてお尻洗浄やビデ洗浄等を行なう衛生洗浄装置が知られている。
【0003】
ところがノズルは、人体局部洗浄時に汚物が付着して汚れたり、人体局部の洗浄を行わない時にノズルがケーシング内に収納された状態でもケーシング内に侵入した汚物や雑菌がノズルに付着してしまう問題があり不快であった。
【0004】
この問題を解決するために、使用者が特定の操作スイッチ(一般に、ノズル掃除スイッチが該当する)を押すと、ノズルへの洗浄水の供給を停止させた上でノズルを伸出させる装置が考案されている。(例えば、特許文献1参照。)。かかる技術を用いれば、使用者がノズル掃除スイッチを押すと、洗浄水を吐水しない状態でノズルが伸出するので、使用者はノズルをトイレ掃除ブラシや紙を使用してノズルを掃除すればよい。そして、ノズルの掃除が終了し使用者がノズル掃除スイッチを再度押すと、ノズルをケーシング内に収納する。
【0005】
また、ノズル掃除を開始する前にノズルに洗浄水を一定時間かけたり、ノズル掃除の洗浄を終了後にノズルに洗浄水をかける装置やノズルが考案されている。(例えば、特許文献2参照。)かかる技術を用いれば、ノズル掃除において吐水口に付着した汚物が予め流れ落とされるから、トイレ掃除ブラシによるノズル掃除中に汚物がノズル吐水口へ侵入することを防止でき、また、吐水口に付着した汚れは浮いて落ちやすい状態になるため、トイレ掃除ブラシによるノズル掃除の際に容易に落とすことができる。
【特許文献1】
特開平4−209220号公報(第3−4頁、第5図)
【特許文献1】
特開平9−4019号公報(第7−10頁、第7、8、9図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の技術では、ノズルをより快適にするために、使用者がノズル掃除スイッチを押しノズルを伸出させたとしても、ノズルに付着する汚物を取り除く作業は使用者自ら行わなければならならないという煩わしさがあった。そして、使用者がノズルをトイレ洗浄ブラシやトイレットペーパで掃除してノズルに付着した汚れをこすり落としても、同時にノズルに水をかけなければ汚れが流れ落ちないため不快であった。また、人体局部の洗浄を開始する前にノズルを洗浄する時間が固定されており、使用者が更なる快適さを求めて洗浄時間を長くしたいと所望しても行うことができなかった。
【0007】
本発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、使用者の手を煩わせることなくかつ、より快適で優れたノズル掃除機能を備えた衛生洗浄を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、請求項1は、人体局部へ洗浄水を吐水するための吐水孔を備えたノズルと、前記ノズルを収納位置と洗浄水を吐水する洗浄位置との間で進退動作させるノズル駆動手段と、前記ノズルの収納部にあって前記ノズルの外周に吐水するノズル洗浄孔を備えたノズル洗浄手段と、前記ノズル洗浄手段への給水を制御する給水制御手段とを備えた衛生洗浄装置において、前記ノズルが伸出状態において、前記給水制御手段を給水状態にしてノズル洗浄することとした。これにより、ノズルが伸出した状態で洗浄水をノズルにかけるため、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除する場合にトイレ洗浄ブラシによりこすり落とた汚れをそのまま洗浄水により洗い流すことができるので、より快適になる。また、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除しながらホースなどにより水をかける煩わしさがなくなる。
【0009】
また、請求項2は、請求項1記載の衛生洗浄装置において、前記ノズルを進退動作にて洗浄位置と収納位置との間、ノズル駆動を繰り返すこととした。これにより、ノズルが快適になるまですきなだけ洗浄水を吐水しノズルを洗浄することができるので、ノズルを伸出させてノズルをトイレ洗浄ブラシやトイレットぺーパで拭く煩わしさがなくなり、使用者が人体局部のへの洗浄を行う前に行えば、汚物や雑菌を十分に落とした後に、人体局部への洗浄を行うことができるようになり、快適である。更に、ノズルの全体にくまなく洗浄水をあてることができるようになるので、ノズル全体をより快適にすることできる。
【0010】
また、請求項3は、請求項1記載の衛生洗浄装置において、ノズル洗浄手段への洗浄水の温度を設定する温度設定手段と、洗浄水を加熱する加熱手段とを備えるとともに、前記ノズル洗浄手段に設定された温度の温水でノズル洗浄を行なうこととした。これにより、ノズルを高温の洗浄水で洗浄すれば大便の脂肪酸成分汚れが溶解され落ちやすくなるとともに、80℃で10〜15秒間洗えば大腸菌群を殺菌させることができるので快適である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の内容をより理解しやすくするため、以下に実施例を用いて詳説する。
【0012】
【実施例】
本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のブロック構成図を図1に、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置の斜視図を図2に、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のリモコン正面図を図3に、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のノズルの図を図4に示す。ここで図1は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のブロック構成図である。図1において、洗浄水を供給する給水配管11には、上流側から順に、定流量弁12、電磁弁13、熱交換器14が接続されている。熱交換器14の出口部には、バキュームブレーカ15が接続されている。バキュームブレーカ15の下流は二方に分岐し、一方は余剰の水を便器内に直接捨てるための捨水配管16へ、他方は脈動発生装置17へ接続されている。脈動発生装置17の下流には、流路切替兼流量調整弁18が接続されている。流路切替兼流量調整弁18の下流は二方に分岐し、一方はノズル装置21に設けられたノズル洗浄孔からノズルに吐水するノズル洗浄流路19へ、他方は流路切替弁20へ接続されている。なおこの例では、流路切替弁20はノズル装置21内に一体的に構成されている。 また、熱交換器14内には温水ヒータ22が、また熱交換器14の入水部と出水部には、それぞれ冷水サーミスタ23及び温水サーミスタ24が設けてある。また、ノズル洗浄流路19の吐水先は、ノズル装置21の胴体を洗浄できる位置にしている。また、ノズル装置21には、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路27の3つの流路が構成されている。なお上記各部の制御は、制御器28によって行われ、制御器28には温度設定装置32より洗浄水の設定温度が指示される。本実施例では、脈動発生装置17の上流にアキュームレータ29を、熱交換器14内にはフロートスイッチ30を、また、脈動発生装置17には温度ヒューズ31を設けてある。アキュームレータ29は、脈動発生装置17で発生した脈動が上流へ伝播するのを防ぐためのものであり、フロートスイッチ30は、所定の水位を検知していない時には、温水ヒータ22への通電を行わないようにすることで空焚きを防ぐためのものであり、また、温度ヒューズ31は、脈動発生装置17の異常温度上昇時に駆動を停止し、安全を図るためのものである。上記の構成により、電磁弁13の開動作により給水配管11から供給された洗浄水は、熱交換器14により適温の湯に加熱され、バキュームブレーカ15を押し上げ、脈動発生装置17により脈動を付与され、流路切替兼流量調整弁18へと至る。ここで洗浄水は、流路切替兼流量調整弁18により流量制限され、流路切替弁20へと至り、流路切替弁20により選択された流路を通り、ノズル装置21から噴出されるのである。
【0013】
図2は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置の斜視図である。図2において、衛生洗浄装置50には、使用者が局部洗浄するために座る便座52と、未使用時に便座52に蓋をする便蓋51があり、衛生洗浄装置を制御する制御器28を備えた衛生洗浄装置の本体制御基板53が衛生洗浄装置50の後方の樹脂カバー内ある。また、衛生洗浄装置50の側面に操作スイッチ54a〜54cがあり、それぞれ、運転スイッチ54a、おしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを配している。また、衛生洗浄装置50の前面に衛生洗浄装置50の動作状態を表示する表示LED55があり、衛生洗浄装置50の運転状態を運転LED、便座暖房LED、脱臭LEDにて表示している。また、受信部56にてリモコン操作部60より送られる操作内容を受信する。また、使用者がリモコン操作部60のおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、またはおしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを操作しても便座52に座ってなければ誤って局部洗浄吐水をしないようにするため、着座センサ57にて赤外光の反射率を利用して便座52に座った人体の検知をしている。また、使用者が便座52に座り、リモコン操作部60のおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、またはおしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを操作すると、ノズル装置21内の、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路27を通って、ノズルヘッド58から吐水され使用者の局部を洗浄する。
【0014】
図3は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のリモコン正面図である。リモコン操作部60には、局部への洗浄を開始させるための操作スイッチであるおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64と、局部への乾燥温風の吐風を開始させるための操作スイッチである乾燥スイッチ65と、それたの動作を停止させるための操作スイッチである止スイッチ61がある。また、局部の洗浄中にノズルヘッド58の伸出収納動作を繰り返して局部の広い範囲を洗浄させるための操作スイッチであるムーブスイッチ68と、局部の洗浄中に洗浄水の水勢を増減してマッサージ感を与えるための操作スイッチであるマッサージスイッチ69がある。また、洗浄水の温度を設定するための温水温度調整スイッチ74と、便座52の温度を設定するための便座温度調整スイッチ75と、乾燥温風温度を調整するための乾燥温度調整スイッチ76と、脱臭動作を設定するための脱臭設定スイッチ77と、節電動作を設定するための節電設定スイッチ70と、局部への洗浄水の水勢を設定するため水勢調整スイッチと、ノズルヘッド58の局部洗浄伸出位置を設定するための洗浄位置調整スイッチ73がある。また、ノズル掃除動作を開始させるための操作スイッチであるノズル掃除スイッチ72がある。リモコン表示部67には、これらの操作や設定の状態が表示されている。また、リモコンカバー66は閉じることで、通常よく使用するスイッチだけを表に出してリモコンのデザインをすっきりさせるためにある。リモコンカバー66を閉じると、止スイッチ61、おしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、乾燥スイッチ65、リモコン表示部67、ムーブスイッチ68、マッサージスイッチ69、水勢調整スイッチ71、ノズル掃除スイッチ72、洗浄位置調整スイッチ73以外のスイッチが隠される。
【0015】
図4は、本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のノズルの図である。使用者が便座52に座り、リモコン操作部60のおしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、またはおしり洗浄スイッチ54b、ビデ洗浄スイッチ54cを操作すると、ノズル装置21内のノズルモータ81が回転し、駆動プーリ82と従動プーリ80間に装着されたタイミングベルト83が回転して、ノズル取付台87に取付られラッチ部85にてタイミングベルト83に固定されたノズルヘッド58が伸出する。そして、ノズルヘッド58内のおしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路27のいずれかに給水するよう流路切替モータ86により流路切替弁20が動く。そして、電磁弁13を開動作してノズル装置21に洗浄水が給水されるとノズルヘッド58先端の吐水口より局部への洗浄水が吐水される。また、ノズル洗浄流路19を通った洗浄水はノズル洗浄室給水口88からノズル洗浄室84へ導かれ、ノズルヘッド58の胴体に向けて洗浄が吐水される。使用者が、リモコン操作部60の止スイッチ61を操作すると、電磁弁13を閉動作しノズル装置21への給水を止め、ノズルモータ81がノズルヘッド58の伸出動作とは逆方向に回転し、ノズルヘッド58をノズル装置21内に収納する。
【0016】
上記の構成において、ノズルヘッド58がノズルである。また、ノズル駆動手段は、従動プーリ80、ノズルモータ81、駆動プーリ82、タイミングベルト83等により構成される。また、ノズル洗浄手段は、流路切替兼流量調整弁18、ノズル洗浄流路19、ノズル洗浄室84等により構成される。また、給水制御手段は、電磁弁13等により構成される。また、温度設定手段は、リモコン操作部60の温水温度調整スイッチ74により構成される。また、加熱手段は、熱交換器及びその周辺装置により構成される。
【0017】
図5に、本発明の一実施形態に係わるノズル収納状態でのノズル掃除のフローチャートを示す。使用者がノズルヘッド58を綺麗にしてから局部洗浄したいと考えたとき、リモコン操作部60上のノズル掃除スイッチ72を押すと(S101)、ノズルヘッド58が伸出している状態であればノズルモータ81を収納側に回転させてノズルヘッド58を収納し(S103)、ノズルヘッド58が収納状態になったら(S102)、流路切替弁20をどの流路にもつながっていない閉止状態にしてノズルヘッド58から吐水させない状態にし(S104)、流路切替兼流量調整弁18を開弁しノズル洗浄流路19へ連通させる(S105)。そして、温水ヒータを停止したまま電磁弁13を開く(S106)。次に、タイマーTをスタートさせ(S107)、T1秒が経過するまで温水ヒータ22を停止した状態でノズルヘッド58の外周に洗浄水を吐水する(S108)。これは、高温吐水する前の前洗浄である。そして、温水温度を80℃ににしてノズルの洗浄を継続する(S110)。そして、使用者がノズル掃除を終わらせるため、ノズル掃除スイッチ72を再度押す(S110)と、タイマを再スタートさせ(S111)、温水ヒータ22を停止し(S112)、内部に残留した高温水が局部洗浄側に吐水されると危険であるので、温水ヒータ22が冷めてかつ内部に残留した高温水が捨てられるまでノズル洗浄吐水を継続する(S113)。そして、電磁弁13を閉じてノズル掃除を終了する(S114)。なお、図5ではノズル掃除スイッチ72を再度押してノズル掃除の終了指示を出したが、ノズル掃除スイッチ以外72の止スイッチ61、おしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、乾燥スイッチ65を押してもノズル掃除スイッチが再度押されても同様に終了動作を行う。なお、温水温度を70〜80℃程度にして10〜15秒間洗浄すると大腸菌類を殺菌することができる。また、ノズルに付着する汚物の汚れは大便成分中の脂肪酸が付着したものであり、40℃以上の温水温度にてノズルを洗浄すると脂肪酸が溶解し落ちやすくなる。
【0018】
図6に、本発明の一実施形態に係わるノズル進退動作状態でのノズル掃除のフローチャートを示す。使用者がノズルヘッド58を綺麗にしてから局部洗浄したいと考えたとき、リモコン操作部60上のノズル掃除スイッチ72を押すと(S201)、ノズルヘッド58が伸出している状態であればノズルモータ81を収納側に回転させてノズルヘッド58を収納し(S203)、ノズルヘッド58が収納状態になったら(S202)、流路切替弁20をどの流路にもつながっていない閉止状態にしてノズルヘッド58から吐水させない状態にし(S204)、流路切替兼流量調整弁18を開弁しノズル洗浄流路19へ連通させる(S205)。そして、電磁弁13を開く(S206)。そして、ノズルモータ81を動かして、ノズルヘッド58を最大伸出側と収納側に一定周期で繰り返す(S207)。これにより、ノズル洗浄室でノズルに吐水される洗浄水は、ノズル全体を洗浄することになる。そして、使用者がノズル掃除を終わらせるため、ノズル掃除スイッチ72を再度押す(S208)と、電磁弁13を閉じて(S209)、ノズルヘッド58を収納(S210)し、ノズル掃除を終了する。なお、図5ではノズル掃除スイッチ72を再度押してノズル掃除の終了指示を出したが、ノズル掃除スイッチ以外72の止スイッチ61、おしり洗浄スイッチ62、やわらか洗浄スイッチ63、ビデ洗浄スイッチ64、乾燥スイッチ65を押してもノズル掃除スイッチが再度押されても同様に終了動作を行う。この場合においても、ノズル洗浄水を70℃〜80℃にしてノズルヘッド58全体を洗浄してもよく、これによりノズルヘッド58やノズル装置21内に付着した大腸菌類類を殺菌することができる。また、ノズルに付着する汚物の汚れは大便成分中の脂肪酸が付着したものであり40℃以上の温水温度にてノズルを洗浄してもよく、脂肪酸が溶解され汚れが落ちやすくなる。
【0019】
図7に、本発明の一実施形態に係わるノズル伸出状態でのノズル掃除のフローチャートを示す。使用者がノズルヘッド58を掃除したいと考えたとき、リモコン操作部60上のノズル掃除スイッチ72を押すと(S301)、ノズルヘッド58が収納している状態であればノズルモータ81を伸出側に回転させてノズルヘッド58を最大伸出位置まで伸出し(S303)、ノズルヘッド58が最大伸出状態になったら(S302)、流路切替弁20をどの流路にもつながっていない閉止状態にしてノズルヘッド58から吐水させない状態にし(S304)、流路切替兼流量調整弁18を開弁しノズル洗浄流路19へ連通させる(S305)。そして、電磁弁13を開く(S306)。これにより、使用者がノズルを掃除している間、ノズル洗浄室からノズルヘッド58外周に対して洗浄水が洗浄吐水された状態になるので、ノズル掃除をしやすくなる。そして、使用者が、ノズル掃除スイッチ72を再度押す(S307)と、汚れをノズルヘッド収納部に入れさせないためにノズルヘッド58外周全体を洗浄吐水しながら収納し(S308)、電磁弁13を閉じて(S309)、ノズル掃除を終了する。使用者が、ノズル掃除スイッチ72を再度押して(S307)、ノズルヘッド58をノズル収納部に入れる時に、ノズル洗浄水を70℃〜80℃にしてノズル全体を洗浄しながら収納してもよく、これによりノズルヘッド58やノズル装置21内に付着した大腸菌類類を殺菌することができる。また、ノズルヘッド58に付着する汚物の汚れは大便成分中の脂肪酸が付着したものであり、40℃以上の温水温度にてノズルヘッド58を洗浄してもよい。
【0020】
以上のようなノズル掃除スイッチ操作により、ノズル外周を洗浄する作用により、ノズルヘッド58とノズル装置21内部の快適性を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
【0022】
請求項1では、ノズルが伸出した状態で洗浄水をノズルにかけるため、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除する場合にトイレ洗浄ブラシによりこすり落とた汚れをそのまま洗浄水により洗い流すことができるので、より快適になる。また、使用者がトイレ洗浄ブラシでノズルを掃除しながらホースなどにより水をかける煩わしさがなくなる。
【0023】
請求項2では、ノズルが快適になるまですきなだけ洗浄水を吐水しノズルを洗浄することができるので、ノズルを伸出させてノズルをトイレ洗浄ブラシやトイレットぺーパで拭く煩わしさがなくなり、使用者が人体局部のへの洗浄を行う前に行えば、汚物や雑菌を十分に落とした後に、人体局部への洗浄を行うことができるようになり、快適である。更に、ノズルの全体にくまなく洗浄水をあてることができるようになるので、ノズル全体をより快適することできる。
【0024】
請求項3では、ノズルを高温の洗浄水で洗浄すれば大便の脂肪酸成分汚れが溶解され落ちやすくなるとともに、80℃で10〜15秒間洗えば大腸菌群を殺菌させることができるので快適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のブロック構成図
【図2】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置の斜視図
【図3】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のリモコン正面図
【図4】本発明の一実施形態に係わる衛生洗浄装置のノズルの図
【図5】本発明の一実施形態に係わるノズル収納状態でのノズル掃除のフローチャート
【図6】本発明の一実施形態に係わるノズル進退動作状態でのノズル掃除のフローチャート
【図7】本発明の一実施形態に係わるノズル伸出状態でのノズル掃除のフローチャート
【符号の説明】
11…給水配管、12…定流量弁、13…電磁弁、14…熱交換器
15…バキュームブレーカ、16…捨水配管、17…脈動発生装置
18…流路切替兼流量調整弁、19…ノズル洗浄流路、20…流路切替弁
21…ノズル装置、22…温水ヒータ
23…冷水サーミスタ、24…温水サーミスタ
25…おしり流路、26…やわらか流路、27…ビデ流路
28…制御器、29…アキュームレータ、30…フロートスイッチ
31…温度ヒューズ、32…温度設定装置
50…衛生洗浄装置、51…便蓋、52…便座、53…本体制御基板
54a…運転スイッチ、54b…おしり洗浄スイッチ
54c…ビデ洗浄スイッチ
55…表示LED、56…受信部、57…着座センサ、58…ノズルヘッド
60…リモコン操作部、61…止スイッチ、62…おしり洗浄スイッチ
63…やわらか洗浄スイッチ、64…ビデ洗浄スイッチ
65…乾燥スイッチ、66…リモコンカバー、67…リモコン表示部
68…ムーブスイッチ、69…マッサージスイッチ
70…節電設定スイッチ、71…水勢調整スイッチ
72…ノズル掃除スイッチ、73…洗浄位置調整スイッチ
74…温水温度調整スイッチ、75…便座温度調整スイッチ
76…乾燥温度調整スイッチ、77…脱臭設定スイッチ
80…従動プーリ、81…ノズルモータ、82…駆動プーリ
83…タイミングベルト、84…ノズル洗浄室、85…ラッチ部
86…流路切替モータ、87…ノズル取付台、88…ノズル洗浄室給水口
Claims (3)
- 人体局部へ洗浄水を吐水するための吐水孔を備えたノズルと、
前記ノズルを収納位置と洗浄水を吐水する洗浄位置との間で進退動作させるノズル駆動手段と、前記ノズルの収納部にあって前記ノズルの外周に吐水するノズル洗浄孔を備えたノズル洗浄手段と、前記ノズル洗浄手段への給水を制御する給水制御手段とを備えた衛生洗浄装置において、前記ノズルが伸出状態において、前記給水制御手段を給水状態にしてノズル洗浄することを特徴とする衛生洗浄装置。 - 請求項1記載の衛生洗浄装置において、前記ノズルを進退動作にて洗浄位置と収納位置との間、ノズル駆動を繰り返すことを特徴とする衛生洗浄装置。
- 請求項1記載の衛生洗浄装置において、ノズル洗浄手段への洗浄水の温度を設定する温度設定手段と、洗浄水を加熱する加熱手段とを備えるとともに、前記ノズル洗浄手段に設定された温度の温水でノズル洗浄を行なうことを特徴とする衛生洗浄装置。
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