JP2004120694A - 光伝送装置、中継装置及びそれを用いた光伝送システム - Google Patents

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JP2004120694A JP2002284965A JP2002284965A JP2004120694A JP 2004120694 A JP2004120694 A JP 2004120694A JP 2002284965 A JP2002284965 A JP 2002284965A JP 2002284965 A JP2002284965 A JP 2002284965A JP 2004120694 A JP2004120694 A JP 2004120694A
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Abstract

【課題】スループットを向上させる光伝送装置と光伝送システムを提供する。
【解決手段】光伝送装置10に、映像信号を光信号に変換する第2光送信器1、その映像信号(光信号)を分配する光分配器3、及び複数の光混合器8を設ける。又、データ通信用のケーブルモデム終端装置4、及びその後段の第1光送信器5を複数設ける。そして、各光混合器8で、光分配器8の分配出力(映像信号)と、各第1光送信器の出力(データ信号)を光混合し、それぞれの光ファイバケーブル11を介して各光ノード20に送信する。このような光伝送システムを構築すれば、高価な映像信号用の第2光送信器を増設しなくとも、容易に光ファイバケーブル11、12を増設することができる。これにより、1光ファイバケーブル当たりの需要家数を低減し、データ通信のスループットを向上させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ファイバケーブルで映像信号とデータ信号を伝送する光伝送装置、、中継装置、及びそれらを用いた光伝送システムに関する。特に、映像信号を光信号で分配する光分配装置と、複数のケーブルモデム終端装置と複数の光混合器を備え、映像信号とデータ信号を光混合して複数の光ファイバケーブルに伝送可能とした光伝送装置、及びその中継装置、それらを用いた光伝送システムに関する。本発明は、光ファイバケーブルを用いてインタネットサービスするCATVネットワークに適用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CATVネットワークシステムを利用したワイドエリアネットワーク(以下、WANという)がある。それは、市中に配備された光ファイバケーブル及び/又は同軸ケーブルを伝送路とし、複数のケーブルモデムや端末装置によってインタネット等のデータを送受信するネットワークである。近年では利用者集中に対応するため、中央装置に高速ルータ装置とケーブルモデム終端装置(以降、CMTS)を備えている。
【0003】
従来の光伝送システムの概略を図4に示す。従来の光伝送システムは、中央装置のヘッドエンドに置かれた光伝送装置30、及び需要家側の光ノード20、両者を結ぶ光ファイバケーブル30a、30b、光ノード20の後段に延出された主線路の同軸ケーブル23、分岐線路の同軸ケーブル24、及び各需要家の端末装置25から構成されている。ヘッドエンド部の光伝送装置30は、TV信号とデータ信号を混合する混合器31、光送信器(TX)32、CMTS33、光受信器34から構成される。CMTS33はRF信号とベースバンド信号とを相互に変換する装置である。又、光ノード20は、光受信器21、光送信器22から構成される。
【0004】
上記構成において、下り方向にデータを送信する場合は、CMTS33はTV信号の下り帯域(例えば88〜870MHz)の1チャンネル分(6MHz)を用いて多値変調して混合器31に送信する。混合器31はTV信号とデータ信号を電気的に混合し光送信器32に送信する。光送信器32はその電気信号を光信号に変換して光ファイバケーブル30aに送信する。送信された光信号は、光ノード20の光受信器21によって逆に電気信号に変換され、同軸ケーブル23、24を経由して需要家の端末装置25に送信される。
【0005】
又、上り方向には、上り帯域(例えば5〜42MHz)の1チャンネル分(6MHz)を用いて需要家の端末装置25が同軸ケーブル24、23を経由して光ノード20の光送信器(TX)22に送信する。光送信器(TX)22は、電気信号を光信号に変換して光ファイバケーブル30bで光伝送装置30に送信する。そして、光伝送装置30の光受信器(RX)34は光信号を電気信号に変換してCMTS33に送信する。CMTS33は、RF信号をベースバンド信号に変換して図示しない中央装置に送信する。従来の光伝送システムは、このように双方向通信している。即ち、従来システムは、一つのCMTSに多数の需要家の端末装置が接続されることが特徴である。
【0006】
【発明が解決しようする課題】
しかしながら、CMTSを利用した従来システムは、一つのCMTSに多数の需要家の端末装置が接続され所定帯域を用いて通信するため、需要家が増大するとスループットが低下するという問題がある。即ち、必ずしも高速通信を要求する需要家の要望に応える光伝送システムではない。
【0007】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムにおいて、光伝送装置に映像信号を光分配する光分配器と、複数のケーブルモデム終端装置と複数の光混合器を備え、映像信号とデータ信号を光混合して複数の光ファイバケーブルに送信可能とすることで、1光ファイバケーブル当たりの需要家数を低減し、高価な映像用光送信器を増設することなくデータ伝送のスループットを向上させることである。又、中継装置を採用する場合は、その中継装置にも光混合器を設け、映像信号とデータ信号を光混合して下り方向に伝送することで、自由度の高い光伝送システムを構築可能とすることである。
又、映像信号とデータ信号の光混合は、両者のキャリア波長が1波長スロット内で、所定以上の波長差のキャリヤを採用することでビートを生じさせないようにして、効率よく又品質良く伝送することである。
又、光混合時には、データ信号レベルを映像信号レベルより低く設定するとこで、又はデータ信号の出力パワーとその変調度の積を映像信号の出力パワーとその変調度の積より低くすることで、映像信号のS/N比を向上させることである。
又、本発明をCATVシステムに適用することで、従来のTV信号にはほとんど影響を与えずデータ通信のスループットを向上させる利便性の良いWANを提供することである。
尚、上記目的は、個々の発明が達成する個々の目的であって、個々の発明が全ての目的を達成するものと解釈されるべきではない。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の光伝送装置は光ファイバケーブルを用いて映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムの光伝送装置であって、少なくともRF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信する複数のケーブルモデム終端装置と、その複数のケーブルモデム終端装置の下り方向への出力を光信号に変換して送信する複数の第1光送信器と、電気信号の映像信号を光信号に変換して送信する第2光送信器と、その第2光送信器の出力を分配する光分配器と、複数の第1光送信器の出力と光分配器の分配出力を光混合して、下り方向の複数の光ファイバケーブルに送出する複数の光混合器とを備えたことを特徴とする。
【0009】
光ファイバケーブルと同軸ケーブルを伝送路とするネットワークシステムは、HFC(Hybrid Fiber and Coaxial)ネットワークシステムと呼ばれ、データ通信に使用される周波数帯域は、上り方向には例えば30MHz〜42MHz、下り方向にはTV信号帯域の例えば88MHz〜870MHzの空き帯域が当てられる。従来の中央装置の光伝送装置はケーブルモデム終端装置を備え、映像信号とデータ信号を電気的に高周波混合器で混合して周波数多重化し、その周波数多重化信号を光送信器で光信号に変換して送信している。この伝送方式においては、既定の周波数帯域が拡大できないため接続する需要家が増大するとスループットが低下する。そして、スループットを増大させる為には上記ケーブルモデム終端装置と映像信号を送信する高価な光送信器がセットで必要となる。即ち、スループットは向上するがデータ通信のコスト効率が低下する。
【0010】
そこで、本発明の光伝送装置は映像信号を光信号に変換する高価な第2光送信器1つと、その光信号を分配する光分配器と複数の光混合器を備える。又、スループットを向上させるため、複数のケーブルモデム終端装置とその信号を光信号に変換する複数の第1光送信器と複数の光ファイバケーブルを備える。そして、映像信号とデータ信号を光信号に変換後、それぞれの光混合器で光分配器によって分配された映像信号とそれぞれのデータ信号を光混合し、複数の光ファイバケーブルに伝送する。このようにすれば、高価な映像用の第2光送信装置は1台でよい。又、データ通信は複数のケーブルモデム終端装置と複数の光ファイバケーブルが増設されることになるのでそのスループットが向上する。即ち、本発明の光伝送装置を用いればデータ通信のスループットとコスト効率の両者を向上させることができる。
尚、本発明は光混合して下り方向に伝送することが特徴であるので、上り方向は詳述しなかったが、複数のケーブルモデム終端装置はそれぞれ勿論、従来とおり受信器を備え、上り方向の光ファイバケーブルに接続されるものとする。これにより、上り方向のスループットも勿論向上する。
又、光分配器の前段には、光強度を調節する光増幅器、光減衰器等を設けてもよい。映像信号を光分配器で分配して、データ信号と光混合器で混合して送信する構成であれば、増幅器、減衰器等は適宜使用できるものとする。
【0011】
又、請求項2に記載の光伝送装置は請求項1に記載の光伝送装置であって、光混合器で混合される第1光送信器の出力波長と光分配器の分配出力波長は、1波長スロット内で所定値以上の差を有することを特徴とする。混合器で混合される光波長がほぼ同一であるとビートが生じ、受信側では正確に受信されない。よって、混合後にビートが生じないように1波長スロット内で所定値以上の差を持たせる。例えば、1波長スロット(20nm)で波長差を0.5nm以上とする。このように設定すれば、品質よくデータ通信される。また、端末側では、データ信号とTV信号は電気信号の周波数空間で分離されているので、1波長スロットの光を復調できる光復調器1台で光信号を電気信号に復調できるという利点がある。
【0012】
又、請求項3に記載の光伝送装置は請求項2に記載の光伝送装置であって、光混合器で混合される第1光送信器の出力レベルは光分配器の分配出力レベルより低く設定され、かつ第1光送信器の出力パワーとその変調度の積は光分配器の出力パワーとその変調度の積に等しいかより低く設定されることを特徴とする。例えば、第1光送信器の出力レベルを光分配器の分配出力レベルより8〜10dBより低く設定する。かつ、第1光送信器の出力パワーとその変調度の積を光分配器の出力パワーとその変調度の積より、10dB以上に低く設定する。このように設定すると、分配出力(映像信号)に対する第1光送信器の出力(データ信号)の影響が低減される。これにより、分配器出力(映像信号)のS/N比が向上する。よって、映像信号に何ら影響を与えずデータ通信する光伝送装置とすることができる。
【0013】
又、請求項4に記載の光伝送装置は請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光伝送装置であって、本発明の光伝送装置は光波長分割混合器を備え、その光波長分割混合器により異なる波長で映像信号とデータ信号を混合して一本の光ファイバケーブルで伝送することを特徴とする。これは、2波長スロットで映像信号とデータ信号を伝送することを意味する。キャリア波長が異なるので、互いに干渉させることなくより高品質に映像信号とデータ信号を伝送することができる。
【0014】
又、請求項5に記載の中継装置は、光ファイバケーブルを用いて映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムの中継装置であって、少なくともRF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信するケーブルモデム終端装置と、そのケーブルモデム終端装置の下り方向へのデータ信号を光信号に変換して送信する第1光送信器と、入力された映像信号と第1光送信器のデータ信号を混合して、下り方向の光ファイバケーブルに送出する光混合器と、ケーブルモデム終端装置の前段に、上り方向の光ファイバケーブルと接続する光電変換器とを備えたことを特徴とする。
【0015】
例えば、中央装置から光ファイバケーブルで送信されたデータ信号は、光電変換器で電気信号に変換されケーブルモデム終端装置でRF信号に変換される。変換されたRF信号は、ケーブルモデム終端装置の後段(下り方向)に接続された第1光送信器で光信号に変換される。そして、光混合器で、そのデータ信号(光信号)と中央装置から光ファイバケーブルで送信され映像信号(光信号)が混合され、下り方向の光ファイバケーブルに送出される。即ち、2本の光ファイバケーブルで送信された映像信号とデータ信号が1本の光ファイバケーブルで下り方向に送信される。逆に、上り方向にはケーブルモデム終端装置の後段に接続された受信器でデータが受信され、ケーブルモデム終端装置でベースバンド信号に変換される。変換されたデータ信号は、ケーブルモデム終端の前段に接続された光電変換器で光信号に変換されて光ファイバケーブルで中央装置に送信される。
光伝送路の中継装置には光混合器、ケーブルモデム終端装置は容易に組み込むことができるので、容易に柔軟性に富む光伝送システムを構築することができる。
【0016】
又、請求項6に記載の中継装置は請求項5に記載の光伝送システムの中継装置であって、光混合器で混合されるデータ信号のキャリア波長と映像信号のキャリア波長は、1波長スロット内で所定値以上の差を有することを特徴とする。混合器で混合される光波長がほぼ同一であるとビートが生じ、受信側では正確に受信されない。よって、本発明の中継装置では混合後にビートが生じないように1波長スロット内で所定値以上の差を持たせる。例えば、1波長スロット(20nm)で波長差を0.5nm以上とする。このように設定すれば、品質よく中継することができる。また、端末側では、データ信号とTV信号は電気信号の周波数空間で分離されているので、1波長スロットの光を復調できる光復調器1台で光信号を電気信号に復調できるという利点がある。
【0017】
又、請求項7に記載の中継装置は請求項6に記載の中継装置であって、光混合器で混合される第1光送信器の出力レベルは光分配器の分配出力レベルより低く設定され、かつ第1光送信器の出力パワーとその変調度の積は光分配器の出力パワーとその変調度の積に等しいかより低く設定されることを特徴とする。例えば、第1光送信器の出力レベルを光分配器の分配出力レベルより8〜10dBより低く設定する。かつ、第1光送信器の出力パワーとその変調度の積を光分配器の出力パワーとその変調度の積より、10dB以上に低く設定する。このように設定すると、分配出力(映像信号)に対する第1光送信器の出力(データ信号)の影響が低減される。これにより、分配器出力(映像信号)のS/N比が向上する。よって、映像信号に何ら影響を与えずデータ通信する中継装置とすることができる。
【0018】
又、請求項8に記載の中継装置は請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の光伝送システムの中継装置であって、上り方向に光波長分割混合器を備え、その光波長分割混合器により1波長スロット以上の異なる波長で映像信号とデータ信号が混合され、一本の光ファイバケーブルで中央装置と接続されることを特徴とする。
これは、中央装置が中継装置に対して2波長スロットで映像信号とデータ信号を伝送することを意味する。又、中継装置が映像信号と異なる波長スロットでデータを中央装置に送信することを意味する。キャリア波長が異なるので、本発明の中継装置を用いれば、互いに干渉させることなくより高品質に映像信号とデータ信号を中継することができる。
【0019】
又、請求項9に記載の光伝送システムは、光ファイバケーブルを用いて映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムであって、中央装置と中継装置及び/又は光ノード、需要家の端末装置からなる光伝送システムであって、中央装置に少なくとも、RF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信する複数のケーブルモデム終端装置と、その複数のケーブルモデム終端装置の下り方向への出力をそれぞれ光信号に変換して送信する複数の第1光送信器と、映像信号を光信号に変換して送信する第2光送信器と、その第2光送信器の出力を分配する光分配器と、複数の光混合器とを備え、複数の光混合器で光分配器の各分配出力と複数の第1光送信器の各出力とをそれぞれ混合し、複数の下り方向の光ファイバケーブルを介してそれぞれの光ノードに送出することを特徴とする。
【0020】
本発明の光伝送システムでは、中央装置(の光伝送装置)に映像信号を光信号に変換する高価な第2光送信器と、その光信号を分配する光分配器と光混合器を備える。又、スループットを向上させるため、複数のケーブルモデム終端装置とその信号を光信号に変換する複数の第1光送信器を備える。そして、光分配器で第2光送信器の出力(映像信号)をそれぞれ分配する。又、各光混合器によって第2光送信器の出力信号(映像信号)とそれぞれの第1光送信器の出力信号(データ信号)を混合し、それぞれの光ファイバケーブルに伝送する。即ち、複数の光ノードにそれぞれ伝送する。このようにシステムを形成すれば、高価な映像用の第2光送信装置は1台でよい。
【0021】
又、複数のケーブルモデム終端装置によって光ファイバケーブルが複数化されるので、1光ファイバケーブル当たりの需要家数(端末装置数)を低減することができる。即ち、スループットを向上させることができる。即ち、本発明の光伝送システムを構築すれば、データ通信のスループットを向上させることができるともに高価な映像用の第2光送信器を増設する必要がないので、コスト効率も向上させることができる。
尚、本発明の光伝送システムは光混合して複数の下り方向の光ファイバケーブルに伝送することが特徴であるので、上り方向に付いては詳述しなかった。複数のケーブルモデム終端装置はそれぞれ勿論、従来とおり受信器を備え、上り方向の光ファイバケーブルに接続されるものとする。これにより、上り方向下り方向とも光ファイバケーブルが増設されるので両方向にスループットが向上する。
【0022】
又、請求項10に記載の光伝送システムは請求項9に記載の光伝送システムであって、中継装置は少なくともRF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信するケーブルモデム終端装置と、そのケーブルモデム終端装置の下り方向へのデータ信号を光信号に変換して送信する第1光送信器と、中央装置より入力さ映像信号と第1光送信器のデータ信号を混合して、下り方向の光ファイバケーブルに送出する光混合器と、ケーブルモデム終端装置の前段に上り方向の光ファイバケーブルと接続する光電変換器とを備え、光混合器の出力を下り方向の光ノードに伝送し、光電変換器の出力を中央装置に伝送することを特徴とする。
【0023】
これは、中央装置と光ノード間に設けられ映像信号とデータ信号を中継する中継装置である。中央装置から光ファイバケーブルで送信されたデータ信号は、光電変換器で電気信号に変換されケーブルモデム終端装置でRF信号に変換される。変換されたRF信号は、ケーブルモデム終端装置の後段(下り方向)に接続された第1光送信器で光信号に変換される。そして、光混合器で、そのデータ信号(光信号)と中央装置から他の光ファイバケーブルで送信され映像信号(光信号)が混合され、下り方向の光ファイバケーブルを介して次段の光ノードに送信される。即ち、中央装置から2本の光ファイバケーブルで送信された映像信号とデータ信号が1本の光ファイバケーブルで下り方向の光ノードに送信される。
【0024】
逆に、上り方向にはケーブルモデム終端装置の後段に接続された受信器でデータ信号(RF信号)が受信され、ケーブルモデム終端装置でベースバンド信号に変換される。変換されたデータ信号は、ケーブルモデム終端の前段に設置された光電変換器で光信号に変換されて光ファイバケーブルで中央装置に送信される。このような中継装置とすれば、より柔軟に請求項7に記載の光伝送システムを構築することができる。
【0025】
又、請求項11に記載の光伝送システムは請求項9又は請求項10に記載の光伝送システムであって、光混合器で混合されるデータ信号のキャリア波長と映像信号のキャリア波長は、1波長スロット内で所定値以上の差を有することを特徴とする。混合器で混合される光波長がほぼ同一であるとビートが生じ、受信側では正確に受信されない。よって、本発明の光伝送システムでは混合後にビートが生じないように、両キャリア波長に1波長スロット内で所定値以上の差を持たせる。例えば、1波長スロット(20nm)で波長差を0.5nm以上とする。このように設定すれば、品質よく伝送することができる。
【0026】
又、請求項12に記載の光伝送システムは請求項11に記載の光伝送システムであって、光混合器で混合される第1光送信器の出力レベルは光分配器の分配出力レベルより低く、かつ第1光送信器の出力パワーとその変調度の積は、光分配器の出力パワーとその変調度の積に等しいかより低く設定されることを特徴とする。例えば、第1光送信器の出力レベルを光分配器の分配出力レベルより8〜10dBより低く設定する。かつ、第1光送信器の出力パワーとその変調度の積を光分配器の出力パワーとその変調度の積より、10dB以上に低く設定する。このように設定すると、分配出力(映像信号)に対する第1光送信器の出力(データ信号)の影響が低減される。これにより、分配器出力(映像信号)のS/N比が向上する。よって、映像信号に何ら影響を与えずデータ通信する光伝送システムとなる。
【0027】
又、請求項13に記載の光伝送システムは請求項9乃至請求項12の何れか1項に記載の光伝送システムであって、中央装置と中継装置は光波長分割混合器を備え、その光波長分割混合器により1波長スロット以上の異なる波長で映像信号とデータ信号が混合され、中央装置と中継装置は一本の光ファイバケーブルで接続されることを特徴とする。このシステムは、中央装置が中継装置に対して2波長スロットで映像信号とデータ信号を伝送することを意味する。又、中継装置が映像信号と異なる波長スロットでデータを中央装置に送信することを意味する。このようにすれば、キャリア波長が異なるので互いに干渉することがない。よって、中央装置と中継装置間での高品質伝送を保証することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(第1実施例)
図1に本発明の光伝送システムとそれに用いる光伝送装置を示す。本実施例の光伝送システムは、CATV中央装置のヘッドエンド部に設置される光伝送装置10、光伝送装置10から延出された光ファイバケーブル11、12、その光ファイバケーブル11、12に接続される光ノード20から構成される。尚、光ノード20以降は、図4に示す従来例と同等である。
上記光伝送装置10の特徴は、映像信号を光信号で送信する第2光送信器(TX)1、その出力を増幅させる光増幅器2、光増幅器2の出力を分配する光分配器3、RF信号とベースバンド信号を相互に変換する複数のケーブルモデム終端装置(以降、CMTS)4、その光送信器(TX)5、光受信器(RX)6、及び減衰器7を備えたことである。尚、上記構成において、光増幅器2は入射光を直接光増幅する例えばエルビウム添加光ファイバ増幅器、ラマン増幅器等である。又、光分配器3は例えば光導波路技術等で作成された光カプラである。
【0029】
本実施例の光伝送システムにおいて下り方向に伝送する場合は、TV入力端子から映像信号を取り込み、第2光送信器1で光信号に変換する。そして、光増幅器2で光増幅し、光分配器3で複数の経路に映像信号を分配する。又、複数のデータ入出力端子から入力したデータ信号(ベースバンド信号)はそれぞれのCMTS4でRF信号に変換され第1光送信器5で光信号に変換される。変換された光信号は減衰器(ATT)7で調整され、それぞれの光混合器8で各光分配器3の分配出力と混合される。
この時、光混合器8で混合される光波長がほぼ同一であるとビートが生じ、光ノード20の光受信器21で正確に受信されない場合がある。そこで、本実施例の光伝送装置10では混合後にビートが生じないように1波長スロット内で所定値以上の差を持たせる。例えば、1波長スロット(20nm)で波長差を0.5nm以上とする。このように設定すれば、ビートがなく品質よく伝送される。
【0030】
更に、望ましくは、例えば第1光送信器5の出力レベルを光分配器3の分配出力レベルより8〜10dBより低く設定する。又は、第1光送信器5の出力パワーとその変調度の積を光分配器3の出力パワーとその変調度の積より、10dB以上に低く設定する。このように設定すると、映像信号に対する第1光送信器の出力(データ信号)の影響が低減される。これにより、映像信号はS/N比が劣化されることなく伝送される。
【0031】
このようにして光混合器8で混合された信号は、下り方向の光ファイバケーブル11を介し、それぞれの光ノード20に送信される。即ち、光伝送装置10に光増幅器2及び光分配器3を備えることで、高価な第2光送信器を増設することなしに、光ファイバケーブル11、12、即ち光ノード20を複数増設することができる。即ち、1光ファイバケーブル当たりの需要家数(端末装置数)を低減することができる。即ち、データ通信のスループットを向上させることができる。又、高価な映像用の第2光送信器1を増設する必要がないので、コスト効率も向上させることができる。
【0032】
尚、上り方向には、図示しない需要家の端末装置からのRF信号が光ノード20の受信装置22で受信され、光ファイバケーブル12を介して光信号で光伝送装置10の光受信器6で受信される。受信されたRF信号は電気信号に変換されCMTS4でベースバンド信号に変換され図示しない中央装置に送信される。
即ち、上り方向下り方向とも光ファイバケーブルが増設されるので両方向にスループットが向上するシステムとなる。
【0033】
(第2実施例)
図2に第2実施例の光伝送システムを示す。第2実施例の光伝送システムは、光伝送装置10、中継装置50、光ノード装置20、光ファイバケーブル11、11a、12、12aから構成される。尚、光ファイバケーブル11、12で直接接続された光伝送装置10と光ノード20は、第1実施例と同等であるのでその動作の説明は省略する。この実施例は、第1実施例の光伝送装置10の複数のCMTS4の一つを一対のメディアコンバータを利用して外部に設置して中継装置とした例である。
即ち、本実施例の光伝送装置システムは、光伝送装置10に光電変換器であるメディアコンバータ9を設置し、そのメディアコンバータ9から光ファイバケーブル12aを延出して他方のメディアコンバータ51に接続し、それにCMTS52、第1光送信器53、光受信器54、減衰器57、光混合器58を設けて中継装置50を形成した形態である。勿論、この中継装置50の後段には、光ファイバケーブル11、12によって光ノード20が接続される。
【0034】
上記構成において、光伝送装置10から光ファイバケーブル12aで中継装置50に送信されたデータ信号は、中継装置50のメディアコンバータ51で電気信号に変換されCMTS52でRF信号に変換される。変換されたRF信号は、第1光送信器(TX)53で光信号に変換され、減衰器57で調整される。そして、光混合器58で光伝送装置10の光ファイバケーブル11aで送信され映像信号と光混合され、下り方向の光ファイバケーブル11を介して次段の光ノード20に送信される。即ち、光伝送装置10から2本の光ファイバケーブルで送信された映像信号とデータ信号が中継装置50で光混合されて1本の光ファイバケーブル11で下り方向の光ノード20に送信される。
【0035】
逆に、上り方向には中継装置50のCMTS52の後段に接続された光受信器(RX)54でデータ信号(RF信号)が受信され、CMTS52でベースバンド信号に変換される。変換されたデータ信号は、CMTS52の前段に設置されたメディアコンバータ51で光電変換され光ファイバケーブル12aで光伝送装置10のメディアコンバータ9に送信される。このように、CMTSは必ずしも中央装置の光伝送装置10に設けなくともよい。即ち、市中の中継装置に設けることもできる。この様な構成にしても、第1実施例と同等の効果を得ることができる。又、この様な中継装置を用いればより柔軟に光伝送システムを構築することができる。
【0036】
(変形例)
以上、本発明を表わす1実施例を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例えば、第2実施例では、映像信号とデータ信号を2本の光ファイバケーブル11a、12aで中継装置50に伝送したが、これを図3に示すように1本の光ファイバケーブル13で伝送してもよい。その場合は、図3に示すように第2実施例の光伝送装置10に波長分割混合器8aを設け、データ信号と映像信号を異なる波長スロットで混合する。そして、混合された信号を1本の光ファイバ13で中継装置60に送信する。勿論、中継装置60にも波長分割混合器58aを備え、データ信号がCMTS52側に流れ、映像信号が直接光混合器58に流れるように配置する。
【0037】
このようにすれば、所定のキャリア波長で光伝送装置10のメディアコンバータ9から送信されたデータ信号は、順に波長分割混合器8a、光ファイバケーブル13、中継装置60の波長分割混合器58a、メディアコンバータ51、CMTS52、第1光送信器53、減衰器57を経て光混合器58に入力される。又、映像信号は順に波長分割混合器8a、光ファイバケーブル13、中継装置60の波長分割混合器58a、光混合器58に入力される。そして、両者が光混合されて光ノード20に送信される。
【0038】
又、上り方向には中継装置60のCMTS52の後段に接続された光受信器(RX)54でデータ信号(RF信号)が受信され、CMTS52でベースバンド信号に変換される。変換されたデータ信号は、CMTS52の前段に設置されたメディアコンバータ51で光電変換され、所定の波長スロットで波長分割混合器58a、光ファイバケーブル13、光伝送装置10の波長分割混合器8a、メディアコンバータ9に送信される。このようにすれば、キャリア波長が異なるので1本の光ファイバケーブルでも互いに干渉することなく伝送される。従って、光伝送装置10と中継装置60間での高品質伝送が保証される。このようなシステムとしても、第2実施例と同等の効果を得ることができる。
又、光ファイバーケーブル11a、12aは、それぞれ、個別のファイバーで構成されているが、上り信号と下り信号とで波長を異ならせた波長多重方式を採用すれば、1本のファイバーケーブルで構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光伝送システム構成図。
【図2】本発明の第2実施例の光伝送システム構成図。
【図3】本発明の変形例に係る光伝送システム構成図。
【図4】従来の光伝送システム構成図。
【符号の説明】
1…第2光送信器
2…光増幅器
3…光分配器
4、52…ケーブルモデム終端装置
5、22、53…第1光送信器
6、21、54…光受信器
7、57…光減衰器
8、58…光混合器
8a、58a…波長分割混合器
9、51…メディアコンバータ(光電変換器)
10…光伝送装置
11、11a、12、12a、13…光ファイバケーブル
20…光ノード
50、60…中継装置

Claims (13)

  1. 光ファイバケーブルを用いて映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムの光伝送装置であって、
    少なくともRF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信する複数のケーブルモデム終端装置と、
    前記複数のケーブルモデム終端装置の下り方向への出力を光信号に変換して送信する複数の第1光送信器と、
    電気信号の映像信号を光信号に変換して送信する第2光送信器と、
    前記第2光送信器の出力を分配する光分配器と、
    前記複数の第1光送信器の出力と前記光分配器の分配出力を混合して、下り方向の複数の光ファイバケーブルに送出する複数の光混合器と、
    を備えたことを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記光混合器で混合される前記第1光送信器の出力波長と前記光分配器の分配出力波長は、1波長スロット内で所定値以上の差を有することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記光混合器で混合される前記第1光送信器の出力レベルは前記光分配器の分配出力レベルより低く設定され、かつ前記第1光送信器の出力パワーとその変調度の積は前記光分配器の出力パワーとその変調度の積に等しいかより低く設定されることを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記光伝送装置は光波長分割混合器を備え、該光波長分割混合器によりそれぞれ異なる波長で前記映像信号と前記データ信号を混合して一本の光ファイバケーブルで伝送することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光伝送装置。
  5. 光ファイバケーブルを用いて映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムの中継装置であって、
    少なくともRF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信するケーブルモデム終端装置と、
    前記ケーブルモデム終端装置の下り方向への前記データ信号を光信号に変換して送信する第1光送信器と、
    入力された前記映像信号と前記第1光送信器のデータ信号を混合して、下り方向の光ファイバケーブルに送出する光混合器と、
    前記ケーブルモデム終端装置の前段に、上り方向の前記光ファイバケーブルと接続する光電変換器と、
    を備えたことを特徴とする光伝送システムの中継装置。
  6. 前記光混合器で混合される前記データ信号のキャリア波長と前記映像信号のキャリア波長は、1波長スロット内で所定値以上の差を有することを特徴とする請求項5に記載の中継装置。
  7. 前記光混合器で混合される前記第1光送信器の出力レベルは前記光分配器の分配出力レベルより低く設定され、かつ前記第1光送信器の出力パワーとその変調度の積は前記光分配器の出力パワーとその変調度の積に等しいかより低く設定されることを特徴とする請求項6に記載の中継装置。
  8. 前記中継装置は上り方向前段に光波長分割混合器を備え、該光波長分割混合器により1波長スロット以上の異なる波長で前記映像信号と前記データ信号が混合され、一本の光ファイバケーブルで中央装置と接続されることを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の中継装置。
  9. 光ファイバケーブルを用いて映像信号とデータ信号を伝送する光伝送システムであって、中央装置と中継装置及び/又は光ノード、需要家の端末装置からなる光伝送システムであって、
    中央装置に少なくとも、RF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信する複数のケーブルモデム終端装置と、前記ケーブルモデム終端装置の下り方向への出力を光信号に変換して送信する複数の第1光送信器と、映像信号を光信号に変換して送信する第2光送信器と、該第2光送信器の出力を分配する光分配器、及び複数の光混合器を備え、該複数の光混合器で前記光分配器の分配出力と複数の前記第1光送信器の出力とをそれぞれ混合し、複数の下り方向の前記光ファイバケーブルを介してそれぞれの前記光ノードに送出することを特徴とする光伝送システム。
  10. 前記中継装置は、少なくともRF信号とベースバンド信号を相互に変換しデータ通信するケーブルモデム終端装置と、前記ケーブルモデム終端装置の下り方向への前記データ信号を光信号に変換して送信する第1光送信器と、前記中央装置より入力された前記映像信号と前記第1光送信器のデータ信号を混合して、下り方向の光ファイバケーブルに送出する光混合器と、前記ケーブルモデム終端装置の前段に、上り方向の前記光ファイバケーブルと接続する光電変換器とを備え、前記光混合器の出力を次段の前記光ノードに伝送し、前記光電変換器の出力を前記中央装置に伝送することを特徴とする請求項9に記載の光伝送システム。
  11. 前記光混合器で混合される前記データ信号のキャリア波長と前記映像信号のキャリア波長は、1波長スロット内で所定値以上の差を有することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の光伝送システム。
  12. 前記光混合器で混合される前記第1光送信器の出力レベルは前記光分配器の分配出力レベルより低く設定され、かつ前記第1光送信器の出力パワーとその変調度の積は前記光分配器の出力パワーとその変調度の積に等しいかより低く設定されることを特徴とする請求項11に記載の光伝送システム。
  13. 前記中央装置と前記中継装置は光波長分割混合器を備え、該光波長分割混合器により1波長スロット以上の異なる波長で前記映像信号と前記データ信号が混合され、前記中央装置と前記中継装置は一本の光ファイバケーブルで接続されることを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れか1項に記載の光伝送システム。
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