JP2004120984A - 電動機 - Google Patents

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JP2004120984A
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salient pole
salient
electric motor
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JP2002285169A
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Yusuke Kikuchi
菊地 祐介
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

【課題】回転子鉄心の積層鋼板の加工が容易であり、積層された鋼板のみでバランサを構成した場合でも、回転子鉄心の側面からバランサの積層部分に向かって漏洩磁束が発生せず、効率のよい回転子を備えた電動機を提供する。
【解決手段】回転子1を、中心に配設された回転軸2と、円柱形の3つの永久磁石3と、積層された鋼板からなる4つの突極鉄心4とで構成する。突極鉄心4には、円形の鋼板の外周より放射状に突出形成した2つの突極4aが設けられており、この突極4aが回転軸2を中心として対象に配設されている。また、この突極鉄心4で永久磁石3を左右から挟持し、それぞれの突極鉄心4が回転軸2を中心として互いに電気角で180度ずれるように配設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石型電動機に係わり、より詳細には固定子の内側で回転する回転子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動機は、例えば図3の断面図に示す構造となっている。
固定子81は、固定子鉄心の継鉄部の内周に複数の歯部を備えており、この歯部の両側にスロットを形成して巻線82を巻装する。一方、回転子83は、回転子鉄心の内部に永久磁石85を備えており、回転子83の中心に回転軸84を備えている。また回転軸84に向かった歯部の先端面と、永久磁石の外周面とを隙間を隔てて相対向させ、回転子83の回転軸84を軸受87によって軸支する。この軸受87を固定したブラケット88が固定子81を両側から保持する構造となっている。
【0003】
図2(A)は従来の電動機に使用される固定子と回転子との正面の断面図であり、また、図2(B)は、固定子と回転子との側面の要部断面図である。なお、固定子鉄心81aの歯部81bには巻線82が巻装されているが、図2(A)においては図示しない。
電動機の回転子83は図2(A)に示すように、回転子鉄心83aの内部に1極当たり1つの断面バスタブ曲面形状の永久磁石83bの底部(凸部)を回転軸84に向けて配置し、さらに、この永久磁石83bを円周方向に4つ埋設し、かつ、隣接する極の永久磁石83bを異極に埋設している(例えば、特許文献1参照。)。
また、回転子83にバランサを備えた例として、図2(B)に示すように、回転子鉄心83aの片側面にアンバランス用の打ち抜き部83cを設け、積層された鋼板のみでバランサを構成したものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
しかしながら、図2(A)の構造では、隣接する永久磁石83bの漏洩磁束を減少させるためには、固定子81と対向する永久磁石83bの端部をできるだけ固定子81の歯部81bに近づける必要があるが、そのためには永久磁石83bの端部と固定子81の歯部81bとの間の回転子鉄心83aの幅を狭くしなければならない。これは回転子鉄心83aの強度を弱めることであり、最悪の場合は回転子83の遠心力により永久磁石83bが飛び出す恐れがあり、さらに、回転子鉄心83aは鋼板の打ち抜きで作成されるため、永久磁石83bが挿入される孔の高度な加工精度が必要であり、加工経費のコストアップとなっていた。
また、このような回転子83に、積層された鋼板のみでバランサを構成した場合、回転子鉄心83aの側面からバランサの積層部分に向かって漏洩磁束が発生し、電動機の効率を下げるという問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−285185号公報 (第3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平1−152935号公報 (第2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、回転子鉄心の積層鋼板の加工が容易であり、積層された鋼板のみでバランサを構成した場合でも、回転子鉄心の側面からバランサの積層部分に向かって漏洩磁束が発生せず、効率のよい回転子を備えた電動機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数の歯部の両側に形成したスロットに巻線を巻装した固定子と、円形の継鉄の外周に少なくとも一対の突極を備えて電気角で180度ずらして配設された2つの突極鉄心の間に挟持された円柱形の永久磁石と同永久磁石および前記突極鉄心との中心に固定された回転軸とからなる回転子と、同回転子の前記回転軸を軸支する軸受を備え、前記固定子の外周を覆うブラケットとを備える。
【0008】
また、前記回転軸方向に前記突極鉄心と前記永久磁石とを交互に複数配設し、隣接する前記突極鉄心を円周方向に電気角で180度ずらして配設する。
【0009】
また、前記突極鉄心で挟持された前記永久磁石の構成を1組とし、少なくとも2組以上で前記回転子を構成し、隣接する組を電磁的に遮蔽するとともに円周方向にずらして配設することにより、スキューを設ける。
【0010】
さらに、前記回転子の側面側の前記突極鉄心側面に回転のアンバランス量に相当する溝を前記鋼板を切り欠いて形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明による電動機の回転子を詳細に説明する。なお固定子や軸受、ブラケットは従来例と同じ構成のため説明を省略する。また、本願では回転子の構造に特徴があるため、固定子や軸受、ブラケットの構造を特に規定するものではない。
図1は本発明による電動機の回転子の一実施例を示す(A)は正面図、(B)は側面の断面図である。
この回転子1は、中心に配設された回転軸2と、円柱形の3つの永久磁石3と、積層された鋼板からなる4つの突極鉄心4とで構成されており、回転軸2の方向に突極鉄心4と永久磁石3とが交互に配設され、隣接する突極鉄心4が円周方向に90度ずらして配設されるとともに、突極鉄心4と永久磁石3とが回転軸2に固定されている。この構造により、必要な電動機のトルクを突極鉄心と永久磁石との組合せだけで容易に設定できる。つまり、一種類の突極鉄心4と永久磁石3とを用意しておくだけで色々なトルク仕様の電動機に対応できるため、部材の管理や製造が容易となる。
なお、この例では磁極が4極の場合を説明しているため、隣接する突極鉄心4の機械的なずれは90度であるが、本願はこれに限るものではなく、固定子と対応して他の極数で使用する場合は、突極鉄心を電気角で180度と対応する機械的な角度に配設する。
【0012】
突極鉄心4は、回転の中心となる回転軸に嵌合され、積層された円形の鋼板からなる継鉄の外周に突極4aを放射状、この例では2カ所であるため一対として対称に突出して形成されている。そして、この2つの突極鉄心4を回転軸2に同心円状に配置するとともに90度ずらして配設している。さらに、この突極鉄心4は永久磁石3を左右から挟持する構造となっている。
なお、この例では磁極を4極で構成するため、1つの突極鉄心4では2つの突極4aを配設しているが、本願はこれに限るものではなく、固定子の極数に対応して1つの突極鉄心に複数の突極を設けてもよい。
【0013】
そして、この回転子1は、突極鉄心4で挟持された永久磁石3の構成を1組として2組で構成されており、隣接する組は図1(A)で示すように同じ極性を持つ突極4aが重なるように配設されている。
この配置から、隣接する組を円周方向にずらして配設、例えば角度を5度ずらして配設し、さらに隣接する組で挟持された永久磁石3の代わりに空間を設けるなどして隣接する組の間を電磁的に遮蔽することにより、スキューの機能を持たせてコギングトルクを低減させ、振動音を低減させることができる。
【0014】
以上の構成において、つぎにその動作を説明する。
前述のように永久磁石3は円柱形をしており、回転軸2の方向に磁極のSとNが発生する。従って隣接する突極鉄心4は、この磁力を受けてそれぞれ、S極とN極とに磁化される。つまり、永久磁石3の一方の面の突極鉄心4の2つの突極4aはS極に、他方の面の突極鉄心4の2つの突極4aはN極になり、それそれの突極鉄心4が90度ずれて配置されているため、図1(A)で示すように円周方向に磁極がN,S,N,Sと配置されることになる。
この磁極の配置は従来例での図2(A)の回転子と同じ配置であり、公知の動作原理により回転子を回転させることができる。
【0015】
このような構造により、従来の構造に比べ、永久磁石を回転子鉄心の中に配置する必要がないため、回転子鉄心を構成する鋼板の打ち抜き作業が容易となり、また、回転子鉄心に永久磁石を挿入する工数も不要となる。さらに、回転子鉄心の中に永久磁石用の孔が不要となり強度が向上するため、高回転に耐える回転子を作成することが容易となる。
また、この実施例では突極鉄心が4枚、永久磁石が3枚の例を説明しているが、本願はこれに限るものではなく、突極鉄心が2枚、永久磁石が1枚以上であれば、必要に応じて追加できる。
【0016】
次にこの回転子に備えられているバランサについて説明する。
図1に示すように、回転子1の側面側の突極鉄心側面には、回転のアンバランス量に相当する溝4bを積層された鋼板を切り欠いて形成している。この溝4bは突極4aも含め突極鉄心4のほぼ半分の面積の内周部分を占めており、残り半分の鋼板を切り欠いていない部分とで重量のアンバランスを形成し、結果的にバランサとして機能する構造となっている。
このように1つの極性を持った突極鉄心4にバランサを設けることにより、従来例よりも漏洩磁束を低減させ、電動機の効率を向上させることができる。また、この実施例では溝を回転子の一方の側面側にのみ設けた例を説明しているが、本願はこれに限るものではなく、他方の側面に設けてもよいし、両側面に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による電動機によれば、請求項1に係わる発明は、円形の継鉄の外周に少なくとも一対の突極を備えて電気角で180度ずらして配設された2つの突極鉄心の間に挟持された円柱形の永久磁石と同永久磁石および突極鉄心との中心に固定された回転軸とからなる回転子を用いることにより、従来の構造に比べ、永久磁石を回転子鉄心の中に配置する必要がないため、回転子鉄心を構成する鋼板の打ち抜き作業が容易となり、また、積層された回転子鉄心に永久磁石を挿入する工数も不要となる。さらに、回転子鉄心の中に永久磁石用の孔が不要となり強度が向上するため、高回転に耐える回転子を作成することが容易となる。
【0018】
また、請求項2に係わる発明は、回転軸方向に突極鉄心と永久磁石とを交互に複数配設し、隣接する突極鉄心を円周方向に電気角で180度ずらして配設することにより、必要な電動機のトルクを突極鉄心と永久磁石との組合せだけで容易に設定できる。
【0019】
また、請求項3に係わる発明は、突極鉄心で挟持された永久磁石の構成を1組とし、少なくとも2組以上で回転子を構成し、隣接する組を電磁的に遮蔽するとともに円周方向にずらして配設することにより、スキューの機能を持たせてコギングトルクを低減させ、振動音を低減することができる。
【0020】
また、請求項4に係わる発明は、回転子の側面側の突極鉄心側面に回転のアンバランス量に相当する溝を鋼板を切り欠いて形成することにより、1つの極性を持った突極鉄心にバランサを設けることになり、従来例より漏洩磁束を低減させ、電動機の効率を向上させることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機の回転子の一実施例を示す(A)は正面図、(B)は側面の断面図である。
【図2】従来の電動機に使用される(A)は固定子と回転子との正面の断面図、(B)は固定子と回転子との側面の要部断面図である。
【図3】従来の電動機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転子
2 回転軸
3 永久磁石
4 突極鉄心
4a 突極
4b 溝

Claims (4)

  1. 固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数の歯部の両側に形成したスロットに巻線を巻装した固定子と、円形の継鉄の外周に少なくとも一対の突極を備えて電気角で180度ずらして配設された2つの突極鉄心の間に挟持された円柱形の永久磁石と同永久磁石および前記突極鉄心との中心に固定された回転軸とからなる回転子と、同回転子の前記回転軸を軸支する軸受を備え、前記固定子の外周を覆うブラケットとを備えてなることを特徴とする電動機。
  2. 前記回転軸方向に前記突極鉄心と前記永久磁石とを交互に複数配設し、隣接する前記突極鉄心を円周方向に電気角で180度ずらして配設してなることを特徴とする請求項1記載の電動機。
  3. 前記突極鉄心で挟持された前記永久磁石の構成を1組とし、少なくとも2組以上で前記回転子を構成し、隣接する組を電磁的に遮蔽するとともに円周方向にずらして配設することにより、スキューを設けてなることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  4. 前記回転子の側面側の前記突極鉄心側面に回転のアンバランス量に相当する溝を前記鋼板を切り欠いて形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電動機。
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