JP2004128461A - アクティブ・シールド超伝導磁石アセンブリ - Google Patents
アクティブ・シールド超伝導磁石アセンブリ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004128461A JP2004128461A JP2003176754A JP2003176754A JP2004128461A JP 2004128461 A JP2004128461 A JP 2004128461A JP 2003176754 A JP2003176754 A JP 2003176754A JP 2003176754 A JP2003176754 A JP 2003176754A JP 2004128461 A JP2004128461 A JP 2004128461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet assembly
- magnet
- coil system
- magnetic field
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 15
- 230000008859 change Effects 0.000 description 9
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 9
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 5
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910001275 Niobium-titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 1
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- RJSRQTFBFAJJIL-UHFFFAOYSA-N niobium titanium Chemical compound [Ti].[Nb] RJSRQTFBFAJJIL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000004611 spectroscopical analysis Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/38—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
- G01R33/381—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
- G01R33/3815—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets with superconducting coils, e.g. power supply therefor
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/42—Screening
- G01R33/421—Screening of main or gradient magnetic field
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】コイル装置の個々のパラメータが望ましい値と異なった場合にも、その周縁磁場の境界値を維持する。
【解決手段】作業容積(AV)内にz軸方向の磁場(H)を発生させる磁石アセンブリであって、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)と、動作状態で超伝導的に閉じる少なくとも1つの電流路(P1,…,Pn)とを含み、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)は、互いに同軸的に配置された半径方向内側部分コイル系(C1)と半径方向外側部分コイル系(C2)を含み、電流路(P1,…,Pn)の電流を適当な値に設定し、コイル・パラメータの設計値からのずれによる磁石アセンブリの周縁磁場の仕様からのずれを補償することを可能にする。
【選択図】 図2
【解決手段】作業容積(AV)内にz軸方向の磁場(H)を発生させる磁石アセンブリであって、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)と、動作状態で超伝導的に閉じる少なくとも1つの電流路(P1,…,Pn)とを含み、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)は、互いに同軸的に配置された半径方向内側部分コイル系(C1)と半径方向外側部分コイル系(C2)を含み、電流路(P1,…,Pn)の電流を適当な値に設定し、コイル・パラメータの設計値からのずれによる磁石アセンブリの周縁磁場の仕様からのずれを補償することを可能にする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、z軸上でz=0を中心に配置された作業容積内にz軸方向の磁場を発生させる磁石アセンブリであって、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系と、動作状態で超伝導的に閉じる少なくとも1つの電流路とを含み、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系が互いに同軸的に配置された半径方向内側部分コイル系及び半径方向外側部分コイル系を含み、動作状態で該部分コイル系の磁気双極子モーメントは反対符号を有すると共に、大きさが量Δmだけ異なり、その絶対値|Δm|が半径方向内側部分コイル系の磁気双極子モーメントの大きさの2.5%よりも小さく、磁石アセンブリの磁場がz軸に沿ってz=0のまわりで係数Hnを有するzの多項式で展開することができ、磁石アセンブリが超伝導的に閉じる電流路を動作状態で動作電流によって充電する外部デバイスを有し、磁石アセンブリの作業容積内における動作状態での磁石アセンブリの磁場への超伝導的に閉じる電流路の全体としての寄与成分がアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の磁場寄与成分の5%よりも小さいことを特徴とする磁石アセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】
アクティブ・シールド磁石コイル系と、少なくとも1つの超伝導的に閉じる付加的電流路とを有するこのタイプの磁石アセンブリは、特許文献1に開示されている。この磁石アセンブリでは、超伝導的に閉じる付加的な電流路が超伝導シム・デバイスとして働いて磁石アセンブリの作業容積における磁場の均一性を改善する。
【0003】
特許文献2は、アクティブ・シールド磁石コイル系と、少なくとも1つの超伝導的に閉じる付加的電流路とを含む別の磁石アセンブリを開示している。この磁石アセンブリは、外部の電磁的な擾乱を補償するため、該磁石コイル系自身によって生ずる磁場のドリフトを補償するため、又は作業容積における磁場強度を微調整するために超伝導的に閉じる付加的電流路を備えている。
【0004】
超伝導磁石はいろいろな分野で応用されており、例えば、磁気共鳴法のための高磁場への応用もそれに含まれる。このような高磁場磁石は、普通大きな周縁磁場を発生する。この磁場は、磁石の周辺で危険になることがある。この問題は、磁石がアクティブ・シールド、すなわち磁石の主コイルと直列に結合されて反対の極性の磁場を発生する付加的な超伝導コイルを備えることによって解決できる。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6265960号明細書
【特許文献2】
国際公開第00/52490号パンフレット
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特に、きわめて効率的に周縁磁場を遮蔽する磁石は、磁石コイルの設計仕様にずれという問題を持ち出し、この問題により、磁石アセンブリが発生する周縁磁場に大きな変化が生じて、要求される周縁磁場の仕様が満たされなくなることがある。生産における許容誤差による設計仕様からの小さなずれは避け難い。例えば、ワイヤの直径の許容誤差は、1パーセントにまで達することがある。磁石アセンブリの外側で周縁磁場を補償するために、符号が異なる大きな磁場寄与成分が互いに重畳するので、このような小さなずれが周縁磁場の値を劇的に悪化させることがある。0.5mTという周縁磁場が生ずるべき場所で、主コイル及び周縁磁場の相互に補償する量が、例えば大きさ100mTのオーダーになっている。コイル系の製造における不正確さによる、これら2つの磁場寄与成分の一方の望ましい値からの約1%ずれは、周縁磁場の強度0.5mTの等高面という場所で望ましい値から約1mTのずれを生ずる。したがって、この場所で要求される周縁磁場のリミットを、この場合は複数の要因によって、超えてしまう可能性がある。
【0007】
本発明の根底にある目的は、従来の磁石アセンブリを改良して、製造における不正確さの結果、コイル装置の個々のパラメータが望ましい値と異なった場合にも、その周縁磁場の境界値を維持することができる磁石アセンブリを提供することにある。特に、巻線データの望ましい値からのずれ、及び個々のコイル系を担持するコイル成形部の望ましい幾何形状からの幾何的なずれによる周縁磁場への影響を補償することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明に従って、磁石アセンブリがアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系と独立に充電できる少なくとも1つの付加的電流路を備えることによって達成される。磁石アセンブリの機能にマイナスの副作用を及ぼすことなく付加的電流路によって磁石アセンブリの周縁磁場を改善可能にするためには、これらの電流路の寸法はいろいろな必要条件を満たさなければならない。磁石アセンブリの作業容積において付加的電流路が発生する磁場寄与成分がアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の磁場寄与成分の値の5%を超えてはならない。さらに、付加的電流路を流れる電流が作業容積における磁石アセンブリの磁場の均一性を実質的に低下させないことを確保するしなければならない。磁石アセンブリの該磁場の均一性は、主に中心部のまわりでの磁場の多項式展開における2次の係数によって決まるので、磁石アセンブリの全体磁場の2次の係数への付加的電流路の寄与が、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の対応する係数に比べて小さくしなければならず、且つ/又は、絶対値が最大0.25T/m2を超えてはならない。これらの条件は、引用した従来技術による超伝導的に閉じる付加的電流路によっても少なくとも部分的には満たされる。
【0009】
超伝導的に閉じる付加的電流路の本発明による実施の形態では、その巻線が囲む面積を十分大きくして、そこに流れる電流が周縁磁場に十分大きな寄与を、特に十分大きな磁気双極子モーメントを発生することを確保する。このような仕方で、本構成の個々の付加的電流路に動作状態で流れる電流を適当に選ぶことによって、超伝導的に短絡される付加的電流路を流れる電流の双極子モーメントが、アクティブ・シールド磁石コイル系の製造許容誤差によって生ずる磁気双極子モーメント望ましい値からのずれを少なくとも部分的に補償すると共に、本構成全体の磁場のその他の性質が、超伝導的に短絡される付加的電流路の磁場寄与成分によって実質的に低下することをなくすことができる。
【0010】
本発明の構成は、磁石コイル装置の設計パラメータの望ましい値からのずれに対して過剰に反応する非常に優れたアクティブ・シールド超伝導磁石系で、設計仕様からのそのようなずれを防止するための金のかかる面倒な手段を製造時に講じなくても、理論的に達成可能な周縁磁場のリミットを維持することができるという利点がある。これによって、設計仕様による巻線データの精密な製造許容誤差のための余分な手段を必要としないので、ワイヤ及びコイル成形部に精密な許容誤差が要求されず、より経済的な製造が可能になる。本発明の構成の1つの特別な利点は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系のいろいろな設計パラメータの望ましい値からのずれによって周縁磁場に過大な値が生ずるのを防止できると共に、個々のパラメータの各々について特別な構成を計算して建造する必要をなくすことができる。
【0011】
本発明の磁石アセンブリの特に有利な実施の形態では、アクティブ・シールド磁石コイル系の部分コイル系の磁気双極子モーメントは、半径方向内側部分コイル系の磁気双極子モーメントの1%未満だけ異なる。この場合、アクティブ・シールド磁石コイル系の2つの部分コイル系の双極子モーメントのずれに関連した製造許容誤差は、磁石コイル系の全体的な双極子モーメントに対して特に大きい。これにより、部分コイル系の望ましい値からの小さなずれに対しても、磁石コイル系の全体的な双極子モーメントの理論値から大きなずれを生ずる。したがって、磁石コイル系の周縁磁場の望ましい値からのずれを補償するための超伝導的に短絡される付加的電流路という形態で本発明のデバイスを提供することは、特に、このようなアクティブ・シールド磁石コイル系の場合に有利である。
【0012】
また、本発明の磁石アセンブリの実施の形態は、この磁石アセンブリが高分解能磁気共鳴分光のための装置の一部であり、特に有利である。このような磁石アセンブリの半径方向内側部分コイル系は、一般にそのような装置で必要な高い磁場強度のために非常に大きな双極子モーメントを有し、したがって、アクティブ・シールド磁石系を用いることが特に有利である。本発明の構成は、磁石コイル系の製造における設計仕様からのずれが、通常の大きな双極子モーメントのために、この場合は特に望ましくない過大な周縁磁場を引き起こさないことを保証する。
【0013】
本発明の磁石アセンブリの実施の形態は特に好ましいものであり、本実施の形態では、磁石アセンブリが磁石アセンブリの超伝導Z2シムの役目を果たす別の超伝導コイル系を含み、磁石アセンブリの磁場への別の超伝導コイル系の寄与が磁石アセンブリの動作状態における磁場の多項式展開における2次の係数をほぼゼロにしている。磁石アセンブリに付加的なZ2シムを設けることによって、超伝導的に閉じる付加的電流路からの多少不均一な磁場寄与成分によって生ずる磁石アセンブリの磁場均一性の低下を少なくとも部分的に補償することができる。このようにして、付加的電流路は、外側周縁磁場に変化を生ずるだけで、磁石アセンブリの中央部において磁場の均一性の低下を生じない。
【0014】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい実施の形態では、超伝導的に短絡される付加的電流路の少なくとも1つが磁石コイル系全体から誘導的に減結合される。磁石コイル系と超伝導的に短絡される電流路との間に誘導結合があると、充電の間にそのスイッチを規則的に開いて、その電流路の望ましくない充電を防止する必要がある。この好ましい実施の形態の構成では、付加的電流路がそれぞれの動作電流に充電される間にもアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系には何も電流変化が誘導されず、したがって作業容積内の望ましくない磁場変化も回避される。
【0015】
本発明の磁石アセンブリの別の有利な実施の形態では、超伝導的に短絡される付加的電流路の少なくとも1つが、磁石アセンブリに追加の機能を与えるデバイスの一部である。特に、その電流路は外部磁場変動を補償する役割をする。本実施の形態は、この二重の機能によって磁石アセンブリ全体がよりコンパクトになるので有利である。
【0016】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい別の実施の形態では、超伝導的に短絡される付加的電流路の少なくとも1つが、アクティブ・シールド磁石コイル系から熱的に減結合される。磁石コイル系でクエンチが起きたとき、この付加的電流路に伝達される熱の量が十分に少ないので、少なくともクエンチの初期段階の間、この付加的電流路にはクエンチが誘発されない。磁石コイル系のクエンチの初期段階における磁束の変化によって、付加的な、しかしやはり超伝導的な電流路に誘導される電流が磁石アセンブリの周縁磁場をクエンチの間小さく抑えるために必要なので、これは重要である。
【0017】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい実施の形態では、超伝導的に閉じる付加的電流路の少なくとも1つが、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の最も外側のコイル半径の少なくとも90%の半径の磁石コイルを有する。この電流路は、広い面を囲むので、大きな電流を必要とせずにかなりの磁気双極子モーメントを発生する。この電流路を流れる最大電流を、それを超えると超伝導状態が壊れる臨界電流よりも低い値に容易に抑えることができるので、これは有利である。
【0018】
本発明の磁石アセンブリのさらに有利な実施の形態は、超伝導的に閉じる付加的電流路の少なくとも1つが、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の外側部分コイル系のコイル担持体としての役割もするコイル成形部に巻かれているコイルを含むことを特徴とする。これにより、この付加的電流路は広い面を囲むので、周縁磁場に十分な影響を及ぼす磁気双極子モーメントを発生するのにほんのわずかな量の電流しか必要としない。この磁石アセンブリの生産は、付加的電流路のために余分なコイル成形部を必要としないので、安価である。
【0019】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい実施の形態は、磁石アセンブリの作業容積内における磁石アセンブリの磁場への超伝導的に閉じる電流路の動作状態での全体的な寄与が無視できるほど小さいことを特徴とする。これにより、作業容積内において所望の磁場を実現し磁石アセンブリの外側で周縁磁場を最適化する系を簡単に設置できるという利点がある。付加的電流路における電流の設定は、作業容積内の磁場の大きさの著しい変化につながらない。
【0020】
本発明の磁石アセンブリのさらに有利な別の実施の形態では、超伝導的に閉じる付加的電流路の少なくとも1つが、動作状態において、z=0でz軸と直交する平面に関して非対称な磁場を発生する。この実施の形態は、磁石アセンブリの周縁磁場の望ましい挙動からの、この平面に関して非対称なずれを補正することを可能にする。このタイプの周縁磁場の歪みは、例えば、磁石アセンブリの超伝導シム・コイルによって生じる。これは、シム・コイルがz軸に沿ってz=0のまわりで奇数次係数Hnを有するzの多項式で展開される磁場寄与成分を生ずる場合である。
【0021】
本発明のその他の利点は以下の説明と図面から明らかになる。上述した特徴及び以下で述べる特徴は、本発明に従って、単独でも、任意の組み合わせによっても利用できる。図に示され、説明される実施の形態はすべてを尽くすものではなく、発明を説明するための例示的な性格のものであると理解すべきである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳しく説明する。
【0023】
図1は、作業容積AVを中心に配置され、同軸的な半径方向内側及び半径方向外側部分コイル系C1及びC2を含むアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mと、2つの超伝導部分コイル系C3及びC4を含む別の磁石コイル系M2の形の超伝導的に閉じる付加的電流路P1とを有する本発明の磁石アセンブリを示す図である。
【0024】
図2は、本発明の磁石アセンブリの配線を示す概略図であって、特に、図2(b)は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mとは別の2つの超伝導部分コイル系C3及びC4を含む付加的コイル系M2の実施の形態で電流供給源CS2を含む超伝導的に閉じる付加的電流路P1の配線を示す。磁石コイル系M及びM2は、電流供給源CS又はCS2によって互いに独立な動作電流に充電することができる。
【0025】
本発明は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系を含む磁石アセンブリの2つの実施の形態によって以下のように説明される。各実施の形態では、作業容積AV内に9Tの強度の磁場を発生させ、超伝導材料として、ニオブ−チタンを用い、磁石アセンブリを液体ヘリウム中で4.2Kという温度で運転する。
【0026】
第1の磁石アセンブリ(以下では、実施の形態「V1」と呼ぶ)は、従来技術によるアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mを含む。半径方向内側部分コイル系C1と、半径方向外側部分コイル系C2は、この磁石コイル系を構成する部分である。C1は、2つの同心的且つ同軸的なソレノイド・コイルC1a及びC1bから成り、それらは直接互いの上に巻かれて極性が等しい。C2は、C1と同心的且つ同軸的に配置され、C1の極性と反対の極性を有する単一のソレノイド・コイルから成る。この磁石コイル系の動作電流は81.7Aである。透明な内側ボアの直径は70mmである。
【0027】
本発明によるバリアント(以下では「V2」と呼ぶ)は、バリアントV1と比較されるものであり、磁石コイル系Mと、これに加えて、互いに直列に結合された2つの超伝導部分コイル系C3及びC4を含む別のコイル系M2の形で超伝導的に閉じる付加的電流路P1を有する。本例では、磁石コイル系MはバリアントV1の磁石コイル系Mと同一である。C3は、C2の最も外側の層の上に直接巻かれたヘルムホルツ(Helmholtz)・コイルから成り、C4は、半径方向で2つの部分コイル系C1及びC2の間に配置された別のソレノイド・コイルから成る。
【0028】
表1は、部分コイル系C1(C1a及びC1b)並びにC2と、C3及びC4との最も重要な特徴を示す。
【0029】
【表1】
【0030】
表1のそれぞれは以下の通りである。
【0031】
ri コイルの内径
ra コイルの外径
L ソレノイド・コイル、又はヘルムホルツ・コイルの部分コイルの長さ
C ソレノイド・コイル、又はヘルムホルツ・コイルの部分コイルの中心部の軸方向位置
W ソレノイド・コイル、又はヘルムホルツ・コイルの部分コイルの各層の巻線数
N ソレノイド・コイル又はヘルムホルツ・コイルのワイヤ層の数、
m* 電流1アンペアあたりの磁気双極子モーメント
付加的電流路P1は、磁石コイル系Mから誘導的に減結合され、磁場寄与成分にも、磁石アセンブリの中心部における磁場の多項式展開の2次の係数H2にも変化を生じない。付加的電流路P1の電流1アンペアは、磁場にΔH0=9.2×10−6T、2次の係数ではΔH2=−1.7×10−4T/m2という無視できるほどの変化しか生じない。
【0032】
磁石アセンブリV1又はV2では、個々の磁石コイルの設計仕様からのずれが動作状態における各構成形態の周縁磁場に及ぼす影響を以下のように計算する。ここでは、設計パラメータの望ましい値からの可能なずれの一例を示し、この例では、超伝導ワイヤの直径が望ましい値よりも小さいことによる理論値と比較される部分コイル系C2の巻線の増大を示す。
【0033】
磁石コイル系Mは、例えば0.5mT等高面の最大拡がりで特徴づけられる周縁磁場を有する。磁石コイル系Mのある実施の形態では、設計仕様によれば、その拡がりが半径方向で0.63m、軸方向で1.09mである。部分コイル系C2で、直径が仕様で定められた値より4%だけ小さなワイヤが用いられると、この部分コイル系は、1層あたり698本でなく727本の巻線を有することになり、バリアントV1の場合0.5mT等高面の半径方向の拡がりがかなり増大する。本発明の磁石アセンブリV2では、付加的電流路P1を19.2Aの電流で充電することによって、実際の巻線数を考慮に入れた周縁磁場の望ましい値からのずれを理論的にほぼ補償する。電流路P1における最適電流を決定する別の可能性としては、磁石の周縁磁場を測定して必要な補償電流を実験的に決定することがある。
【0034】
表2は、2つの実施の形態V1及びV2について動作状態で得られる双極子モーメントと0.5mT等高面の寸法とを、設計仕様に従った場合、及び部分コイル系C2におけるワイヤが4%細すぎる場合に対して示す表である。
【0035】
【表2】
【0036】
表2のそれぞれは以下の通りである。
【0037】
IP1 付加的電流路P1を流れる電流
R5G 0.5mT等高面の半径方向での磁石軸から測った最大拡がり
Z5G 0.5mT等高面の軸方向での磁石中央面から測った最大拡がり
B63 半径0.63mの磁石コイル系と同軸な円筒面での磁石アセンブリの磁場強度の最大の大きさ
mC1 動作状態での部分コイル系C1の磁気双極子モーメント
mC2 動作状態での部分コイル系C2の磁気双極子モーメント
mM 動作状態での磁石コイル系Mの磁気双極子モーメント
mP1 動作状態での付加的電流路P1の磁気双極子モーメント
表2の値から分かるように、設計仕様からの巻線データのずれは、部分コイル系C2の磁気双極子モーメントにはっきりした変化を生ずる。この変化は、本発明の実施の形態V2の場合、付加的電流路P1に供給される電流が発生する磁気双極子モーメントによって大体補償されて、実際上設計と同一の周縁磁場を生ずる。表2はまた、0.5mT等高面の半径方向の最小拡がりに関して最適化された磁石コイル系Mが最小の磁気双極子モーメントにならないことを示している。部分コイル系C2における仮の巻線数のずれに対して、バリアントV1では設計仕様によるものよりも小さな磁気双極子モーメントが得られる。しかし、0.5mT等高面の半径方向の拡がりは設計仕様よりもかなり大きくなる。本発明の実施の形態V2の場合、付加的電流路P1に供給される電流によって、全双極子モーメントの大きさは増加するが、0.5mT等高面の半径方向の拡がりは最小になる。
【0038】
磁石軸から距離R5Gの内側の領域は、普通、磁性材料及び磁場に敏感な装置がないようにしておかなければならない。この距離は、設計仕様による構成では0.63mである。このため、個々のコイル・パラメータが望ましい値とは異なる値を有するときでも、磁石軸からこの距離で0.5mTという磁場強度を超えないことが必要である。この要求は実施の形態V1では満たされない。周縁磁場は磁石軸から0.63mの距離で、0.5mTという設計値の2倍にまで増加し、0.5mTという閾値は、磁石軸からの距離が0.8mを超えるところではじめて達成される。これと対照的に、本発明のバリアントV2は、設計値と比べた周縁磁場の増加を何も示さない。
【0039】
上記の例における磁石コイル系Mの周縁磁場は、0.5mT等高面の半径方向の最小拡がりに関して最適化されている。個々のコイル・パラメータの設計仕様からの製造時のずれのために、従来技術による上記の例の磁石アセンブリの実施形態は、0.5mT等高面の軸方向の拡がりが望ましい値より小さいことを示す。これには常に、0.5mT等高面の半径方向の拡がりの増加が伴う(表2の例に示される)。本発明の磁石アセンブリの実施の形態では、付加的電流路を流れる電流を適当に選択することによって、製造時の個々のコイル・パラメータの設計仕様からのずれを周縁磁場に及ぼす影響を大体排除することができる。磁石アセンブリの設計で目標とした周縁磁場の値は、いくつかのコイル・パラメータの製造許容誤差と関わりなく、常に維持することができる。本発明の磁石アセンブリでは、設計によって最適化しようと意図した周縁磁場規準が、いくつかのコイル・パラメータの製造許容誤差に関わりなく、いつでも最適化されたままにとどまる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、従来の磁石アセンブリを改良して、製造における不正確さの結果、コイル装置の個々のパラメータが望ましい値と異なった場合にも、その周縁磁場の境界値を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁石アセンブリの半径方向の半分を通る概略垂直断面図である。
【図2】本発明の磁石アセンブリの配線図であり、(a)は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mの配線を示し、(b)は、超伝導的に閉じる付加的電流路P1の配線を示す。
【符号の説明】
AV 作業容積
M アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系
C1 半径方向内側部分コイル系
C2 半径方向外側部分コイル系
C1a,b ソレノイド・コイル
M2 別の磁石コイル系(付加的コイル系)
C3 超伝導部分コイル系(ヘルムホルツ・コイル)
C4 超伝導部分コイル系(別のソレノイド・コイル)
【発明の属する技術分野】
本発明は、z軸上でz=0を中心に配置された作業容積内にz軸方向の磁場を発生させる磁石アセンブリであって、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系と、動作状態で超伝導的に閉じる少なくとも1つの電流路とを含み、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系が互いに同軸的に配置された半径方向内側部分コイル系及び半径方向外側部分コイル系を含み、動作状態で該部分コイル系の磁気双極子モーメントは反対符号を有すると共に、大きさが量Δmだけ異なり、その絶対値|Δm|が半径方向内側部分コイル系の磁気双極子モーメントの大きさの2.5%よりも小さく、磁石アセンブリの磁場がz軸に沿ってz=0のまわりで係数Hnを有するzの多項式で展開することができ、磁石アセンブリが超伝導的に閉じる電流路を動作状態で動作電流によって充電する外部デバイスを有し、磁石アセンブリの作業容積内における動作状態での磁石アセンブリの磁場への超伝導的に閉じる電流路の全体としての寄与成分がアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の磁場寄与成分の5%よりも小さいことを特徴とする磁石アセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】
アクティブ・シールド磁石コイル系と、少なくとも1つの超伝導的に閉じる付加的電流路とを有するこのタイプの磁石アセンブリは、特許文献1に開示されている。この磁石アセンブリでは、超伝導的に閉じる付加的な電流路が超伝導シム・デバイスとして働いて磁石アセンブリの作業容積における磁場の均一性を改善する。
【0003】
特許文献2は、アクティブ・シールド磁石コイル系と、少なくとも1つの超伝導的に閉じる付加的電流路とを含む別の磁石アセンブリを開示している。この磁石アセンブリは、外部の電磁的な擾乱を補償するため、該磁石コイル系自身によって生ずる磁場のドリフトを補償するため、又は作業容積における磁場強度を微調整するために超伝導的に閉じる付加的電流路を備えている。
【0004】
超伝導磁石はいろいろな分野で応用されており、例えば、磁気共鳴法のための高磁場への応用もそれに含まれる。このような高磁場磁石は、普通大きな周縁磁場を発生する。この磁場は、磁石の周辺で危険になることがある。この問題は、磁石がアクティブ・シールド、すなわち磁石の主コイルと直列に結合されて反対の極性の磁場を発生する付加的な超伝導コイルを備えることによって解決できる。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6265960号明細書
【特許文献2】
国際公開第00/52490号パンフレット
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特に、きわめて効率的に周縁磁場を遮蔽する磁石は、磁石コイルの設計仕様にずれという問題を持ち出し、この問題により、磁石アセンブリが発生する周縁磁場に大きな変化が生じて、要求される周縁磁場の仕様が満たされなくなることがある。生産における許容誤差による設計仕様からの小さなずれは避け難い。例えば、ワイヤの直径の許容誤差は、1パーセントにまで達することがある。磁石アセンブリの外側で周縁磁場を補償するために、符号が異なる大きな磁場寄与成分が互いに重畳するので、このような小さなずれが周縁磁場の値を劇的に悪化させることがある。0.5mTという周縁磁場が生ずるべき場所で、主コイル及び周縁磁場の相互に補償する量が、例えば大きさ100mTのオーダーになっている。コイル系の製造における不正確さによる、これら2つの磁場寄与成分の一方の望ましい値からの約1%ずれは、周縁磁場の強度0.5mTの等高面という場所で望ましい値から約1mTのずれを生ずる。したがって、この場所で要求される周縁磁場のリミットを、この場合は複数の要因によって、超えてしまう可能性がある。
【0007】
本発明の根底にある目的は、従来の磁石アセンブリを改良して、製造における不正確さの結果、コイル装置の個々のパラメータが望ましい値と異なった場合にも、その周縁磁場の境界値を維持することができる磁石アセンブリを提供することにある。特に、巻線データの望ましい値からのずれ、及び個々のコイル系を担持するコイル成形部の望ましい幾何形状からの幾何的なずれによる周縁磁場への影響を補償することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明に従って、磁石アセンブリがアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系と独立に充電できる少なくとも1つの付加的電流路を備えることによって達成される。磁石アセンブリの機能にマイナスの副作用を及ぼすことなく付加的電流路によって磁石アセンブリの周縁磁場を改善可能にするためには、これらの電流路の寸法はいろいろな必要条件を満たさなければならない。磁石アセンブリの作業容積において付加的電流路が発生する磁場寄与成分がアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の磁場寄与成分の値の5%を超えてはならない。さらに、付加的電流路を流れる電流が作業容積における磁石アセンブリの磁場の均一性を実質的に低下させないことを確保するしなければならない。磁石アセンブリの該磁場の均一性は、主に中心部のまわりでの磁場の多項式展開における2次の係数によって決まるので、磁石アセンブリの全体磁場の2次の係数への付加的電流路の寄与が、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の対応する係数に比べて小さくしなければならず、且つ/又は、絶対値が最大0.25T/m2を超えてはならない。これらの条件は、引用した従来技術による超伝導的に閉じる付加的電流路によっても少なくとも部分的には満たされる。
【0009】
超伝導的に閉じる付加的電流路の本発明による実施の形態では、その巻線が囲む面積を十分大きくして、そこに流れる電流が周縁磁場に十分大きな寄与を、特に十分大きな磁気双極子モーメントを発生することを確保する。このような仕方で、本構成の個々の付加的電流路に動作状態で流れる電流を適当に選ぶことによって、超伝導的に短絡される付加的電流路を流れる電流の双極子モーメントが、アクティブ・シールド磁石コイル系の製造許容誤差によって生ずる磁気双極子モーメント望ましい値からのずれを少なくとも部分的に補償すると共に、本構成全体の磁場のその他の性質が、超伝導的に短絡される付加的電流路の磁場寄与成分によって実質的に低下することをなくすことができる。
【0010】
本発明の構成は、磁石コイル装置の設計パラメータの望ましい値からのずれに対して過剰に反応する非常に優れたアクティブ・シールド超伝導磁石系で、設計仕様からのそのようなずれを防止するための金のかかる面倒な手段を製造時に講じなくても、理論的に達成可能な周縁磁場のリミットを維持することができるという利点がある。これによって、設計仕様による巻線データの精密な製造許容誤差のための余分な手段を必要としないので、ワイヤ及びコイル成形部に精密な許容誤差が要求されず、より経済的な製造が可能になる。本発明の構成の1つの特別な利点は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系のいろいろな設計パラメータの望ましい値からのずれによって周縁磁場に過大な値が生ずるのを防止できると共に、個々のパラメータの各々について特別な構成を計算して建造する必要をなくすことができる。
【0011】
本発明の磁石アセンブリの特に有利な実施の形態では、アクティブ・シールド磁石コイル系の部分コイル系の磁気双極子モーメントは、半径方向内側部分コイル系の磁気双極子モーメントの1%未満だけ異なる。この場合、アクティブ・シールド磁石コイル系の2つの部分コイル系の双極子モーメントのずれに関連した製造許容誤差は、磁石コイル系の全体的な双極子モーメントに対して特に大きい。これにより、部分コイル系の望ましい値からの小さなずれに対しても、磁石コイル系の全体的な双極子モーメントの理論値から大きなずれを生ずる。したがって、磁石コイル系の周縁磁場の望ましい値からのずれを補償するための超伝導的に短絡される付加的電流路という形態で本発明のデバイスを提供することは、特に、このようなアクティブ・シールド磁石コイル系の場合に有利である。
【0012】
また、本発明の磁石アセンブリの実施の形態は、この磁石アセンブリが高分解能磁気共鳴分光のための装置の一部であり、特に有利である。このような磁石アセンブリの半径方向内側部分コイル系は、一般にそのような装置で必要な高い磁場強度のために非常に大きな双極子モーメントを有し、したがって、アクティブ・シールド磁石系を用いることが特に有利である。本発明の構成は、磁石コイル系の製造における設計仕様からのずれが、通常の大きな双極子モーメントのために、この場合は特に望ましくない過大な周縁磁場を引き起こさないことを保証する。
【0013】
本発明の磁石アセンブリの実施の形態は特に好ましいものであり、本実施の形態では、磁石アセンブリが磁石アセンブリの超伝導Z2シムの役目を果たす別の超伝導コイル系を含み、磁石アセンブリの磁場への別の超伝導コイル系の寄与が磁石アセンブリの動作状態における磁場の多項式展開における2次の係数をほぼゼロにしている。磁石アセンブリに付加的なZ2シムを設けることによって、超伝導的に閉じる付加的電流路からの多少不均一な磁場寄与成分によって生ずる磁石アセンブリの磁場均一性の低下を少なくとも部分的に補償することができる。このようにして、付加的電流路は、外側周縁磁場に変化を生ずるだけで、磁石アセンブリの中央部において磁場の均一性の低下を生じない。
【0014】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい実施の形態では、超伝導的に短絡される付加的電流路の少なくとも1つが磁石コイル系全体から誘導的に減結合される。磁石コイル系と超伝導的に短絡される電流路との間に誘導結合があると、充電の間にそのスイッチを規則的に開いて、その電流路の望ましくない充電を防止する必要がある。この好ましい実施の形態の構成では、付加的電流路がそれぞれの動作電流に充電される間にもアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系には何も電流変化が誘導されず、したがって作業容積内の望ましくない磁場変化も回避される。
【0015】
本発明の磁石アセンブリの別の有利な実施の形態では、超伝導的に短絡される付加的電流路の少なくとも1つが、磁石アセンブリに追加の機能を与えるデバイスの一部である。特に、その電流路は外部磁場変動を補償する役割をする。本実施の形態は、この二重の機能によって磁石アセンブリ全体がよりコンパクトになるので有利である。
【0016】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい別の実施の形態では、超伝導的に短絡される付加的電流路の少なくとも1つが、アクティブ・シールド磁石コイル系から熱的に減結合される。磁石コイル系でクエンチが起きたとき、この付加的電流路に伝達される熱の量が十分に少ないので、少なくともクエンチの初期段階の間、この付加的電流路にはクエンチが誘発されない。磁石コイル系のクエンチの初期段階における磁束の変化によって、付加的な、しかしやはり超伝導的な電流路に誘導される電流が磁石アセンブリの周縁磁場をクエンチの間小さく抑えるために必要なので、これは重要である。
【0017】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい実施の形態では、超伝導的に閉じる付加的電流路の少なくとも1つが、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の最も外側のコイル半径の少なくとも90%の半径の磁石コイルを有する。この電流路は、広い面を囲むので、大きな電流を必要とせずにかなりの磁気双極子モーメントを発生する。この電流路を流れる最大電流を、それを超えると超伝導状態が壊れる臨界電流よりも低い値に容易に抑えることができるので、これは有利である。
【0018】
本発明の磁石アセンブリのさらに有利な実施の形態は、超伝導的に閉じる付加的電流路の少なくとも1つが、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系の外側部分コイル系のコイル担持体としての役割もするコイル成形部に巻かれているコイルを含むことを特徴とする。これにより、この付加的電流路は広い面を囲むので、周縁磁場に十分な影響を及ぼす磁気双極子モーメントを発生するのにほんのわずかな量の電流しか必要としない。この磁石アセンブリの生産は、付加的電流路のために余分なコイル成形部を必要としないので、安価である。
【0019】
本発明の磁石アセンブリの特に好ましい実施の形態は、磁石アセンブリの作業容積内における磁石アセンブリの磁場への超伝導的に閉じる電流路の動作状態での全体的な寄与が無視できるほど小さいことを特徴とする。これにより、作業容積内において所望の磁場を実現し磁石アセンブリの外側で周縁磁場を最適化する系を簡単に設置できるという利点がある。付加的電流路における電流の設定は、作業容積内の磁場の大きさの著しい変化につながらない。
【0020】
本発明の磁石アセンブリのさらに有利な別の実施の形態では、超伝導的に閉じる付加的電流路の少なくとも1つが、動作状態において、z=0でz軸と直交する平面に関して非対称な磁場を発生する。この実施の形態は、磁石アセンブリの周縁磁場の望ましい挙動からの、この平面に関して非対称なずれを補正することを可能にする。このタイプの周縁磁場の歪みは、例えば、磁石アセンブリの超伝導シム・コイルによって生じる。これは、シム・コイルがz軸に沿ってz=0のまわりで奇数次係数Hnを有するzの多項式で展開される磁場寄与成分を生ずる場合である。
【0021】
本発明のその他の利点は以下の説明と図面から明らかになる。上述した特徴及び以下で述べる特徴は、本発明に従って、単独でも、任意の組み合わせによっても利用できる。図に示され、説明される実施の形態はすべてを尽くすものではなく、発明を説明するための例示的な性格のものであると理解すべきである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳しく説明する。
【0023】
図1は、作業容積AVを中心に配置され、同軸的な半径方向内側及び半径方向外側部分コイル系C1及びC2を含むアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mと、2つの超伝導部分コイル系C3及びC4を含む別の磁石コイル系M2の形の超伝導的に閉じる付加的電流路P1とを有する本発明の磁石アセンブリを示す図である。
【0024】
図2は、本発明の磁石アセンブリの配線を示す概略図であって、特に、図2(b)は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mとは別の2つの超伝導部分コイル系C3及びC4を含む付加的コイル系M2の実施の形態で電流供給源CS2を含む超伝導的に閉じる付加的電流路P1の配線を示す。磁石コイル系M及びM2は、電流供給源CS又はCS2によって互いに独立な動作電流に充電することができる。
【0025】
本発明は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系を含む磁石アセンブリの2つの実施の形態によって以下のように説明される。各実施の形態では、作業容積AV内に9Tの強度の磁場を発生させ、超伝導材料として、ニオブ−チタンを用い、磁石アセンブリを液体ヘリウム中で4.2Kという温度で運転する。
【0026】
第1の磁石アセンブリ(以下では、実施の形態「V1」と呼ぶ)は、従来技術によるアクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mを含む。半径方向内側部分コイル系C1と、半径方向外側部分コイル系C2は、この磁石コイル系を構成する部分である。C1は、2つの同心的且つ同軸的なソレノイド・コイルC1a及びC1bから成り、それらは直接互いの上に巻かれて極性が等しい。C2は、C1と同心的且つ同軸的に配置され、C1の極性と反対の極性を有する単一のソレノイド・コイルから成る。この磁石コイル系の動作電流は81.7Aである。透明な内側ボアの直径は70mmである。
【0027】
本発明によるバリアント(以下では「V2」と呼ぶ)は、バリアントV1と比較されるものであり、磁石コイル系Mと、これに加えて、互いに直列に結合された2つの超伝導部分コイル系C3及びC4を含む別のコイル系M2の形で超伝導的に閉じる付加的電流路P1を有する。本例では、磁石コイル系MはバリアントV1の磁石コイル系Mと同一である。C3は、C2の最も外側の層の上に直接巻かれたヘルムホルツ(Helmholtz)・コイルから成り、C4は、半径方向で2つの部分コイル系C1及びC2の間に配置された別のソレノイド・コイルから成る。
【0028】
表1は、部分コイル系C1(C1a及びC1b)並びにC2と、C3及びC4との最も重要な特徴を示す。
【0029】
【表1】
【0030】
表1のそれぞれは以下の通りである。
【0031】
ri コイルの内径
ra コイルの外径
L ソレノイド・コイル、又はヘルムホルツ・コイルの部分コイルの長さ
C ソレノイド・コイル、又はヘルムホルツ・コイルの部分コイルの中心部の軸方向位置
W ソレノイド・コイル、又はヘルムホルツ・コイルの部分コイルの各層の巻線数
N ソレノイド・コイル又はヘルムホルツ・コイルのワイヤ層の数、
m* 電流1アンペアあたりの磁気双極子モーメント
付加的電流路P1は、磁石コイル系Mから誘導的に減結合され、磁場寄与成分にも、磁石アセンブリの中心部における磁場の多項式展開の2次の係数H2にも変化を生じない。付加的電流路P1の電流1アンペアは、磁場にΔH0=9.2×10−6T、2次の係数ではΔH2=−1.7×10−4T/m2という無視できるほどの変化しか生じない。
【0032】
磁石アセンブリV1又はV2では、個々の磁石コイルの設計仕様からのずれが動作状態における各構成形態の周縁磁場に及ぼす影響を以下のように計算する。ここでは、設計パラメータの望ましい値からの可能なずれの一例を示し、この例では、超伝導ワイヤの直径が望ましい値よりも小さいことによる理論値と比較される部分コイル系C2の巻線の増大を示す。
【0033】
磁石コイル系Mは、例えば0.5mT等高面の最大拡がりで特徴づけられる周縁磁場を有する。磁石コイル系Mのある実施の形態では、設計仕様によれば、その拡がりが半径方向で0.63m、軸方向で1.09mである。部分コイル系C2で、直径が仕様で定められた値より4%だけ小さなワイヤが用いられると、この部分コイル系は、1層あたり698本でなく727本の巻線を有することになり、バリアントV1の場合0.5mT等高面の半径方向の拡がりがかなり増大する。本発明の磁石アセンブリV2では、付加的電流路P1を19.2Aの電流で充電することによって、実際の巻線数を考慮に入れた周縁磁場の望ましい値からのずれを理論的にほぼ補償する。電流路P1における最適電流を決定する別の可能性としては、磁石の周縁磁場を測定して必要な補償電流を実験的に決定することがある。
【0034】
表2は、2つの実施の形態V1及びV2について動作状態で得られる双極子モーメントと0.5mT等高面の寸法とを、設計仕様に従った場合、及び部分コイル系C2におけるワイヤが4%細すぎる場合に対して示す表である。
【0035】
【表2】
【0036】
表2のそれぞれは以下の通りである。
【0037】
IP1 付加的電流路P1を流れる電流
R5G 0.5mT等高面の半径方向での磁石軸から測った最大拡がり
Z5G 0.5mT等高面の軸方向での磁石中央面から測った最大拡がり
B63 半径0.63mの磁石コイル系と同軸な円筒面での磁石アセンブリの磁場強度の最大の大きさ
mC1 動作状態での部分コイル系C1の磁気双極子モーメント
mC2 動作状態での部分コイル系C2の磁気双極子モーメント
mM 動作状態での磁石コイル系Mの磁気双極子モーメント
mP1 動作状態での付加的電流路P1の磁気双極子モーメント
表2の値から分かるように、設計仕様からの巻線データのずれは、部分コイル系C2の磁気双極子モーメントにはっきりした変化を生ずる。この変化は、本発明の実施の形態V2の場合、付加的電流路P1に供給される電流が発生する磁気双極子モーメントによって大体補償されて、実際上設計と同一の周縁磁場を生ずる。表2はまた、0.5mT等高面の半径方向の最小拡がりに関して最適化された磁石コイル系Mが最小の磁気双極子モーメントにならないことを示している。部分コイル系C2における仮の巻線数のずれに対して、バリアントV1では設計仕様によるものよりも小さな磁気双極子モーメントが得られる。しかし、0.5mT等高面の半径方向の拡がりは設計仕様よりもかなり大きくなる。本発明の実施の形態V2の場合、付加的電流路P1に供給される電流によって、全双極子モーメントの大きさは増加するが、0.5mT等高面の半径方向の拡がりは最小になる。
【0038】
磁石軸から距離R5Gの内側の領域は、普通、磁性材料及び磁場に敏感な装置がないようにしておかなければならない。この距離は、設計仕様による構成では0.63mである。このため、個々のコイル・パラメータが望ましい値とは異なる値を有するときでも、磁石軸からこの距離で0.5mTという磁場強度を超えないことが必要である。この要求は実施の形態V1では満たされない。周縁磁場は磁石軸から0.63mの距離で、0.5mTという設計値の2倍にまで増加し、0.5mTという閾値は、磁石軸からの距離が0.8mを超えるところではじめて達成される。これと対照的に、本発明のバリアントV2は、設計値と比べた周縁磁場の増加を何も示さない。
【0039】
上記の例における磁石コイル系Mの周縁磁場は、0.5mT等高面の半径方向の最小拡がりに関して最適化されている。個々のコイル・パラメータの設計仕様からの製造時のずれのために、従来技術による上記の例の磁石アセンブリの実施形態は、0.5mT等高面の軸方向の拡がりが望ましい値より小さいことを示す。これには常に、0.5mT等高面の半径方向の拡がりの増加が伴う(表2の例に示される)。本発明の磁石アセンブリの実施の形態では、付加的電流路を流れる電流を適当に選択することによって、製造時の個々のコイル・パラメータの設計仕様からのずれを周縁磁場に及ぼす影響を大体排除することができる。磁石アセンブリの設計で目標とした周縁磁場の値は、いくつかのコイル・パラメータの製造許容誤差と関わりなく、常に維持することができる。本発明の磁石アセンブリでは、設計によって最適化しようと意図した周縁磁場規準が、いくつかのコイル・パラメータの製造許容誤差に関わりなく、いつでも最適化されたままにとどまる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、従来の磁石アセンブリを改良して、製造における不正確さの結果、コイル装置の個々のパラメータが望ましい値と異なった場合にも、その周縁磁場の境界値を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁石アセンブリの半径方向の半分を通る概略垂直断面図である。
【図2】本発明の磁石アセンブリの配線図であり、(a)は、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系Mの配線を示し、(b)は、超伝導的に閉じる付加的電流路P1の配線を示す。
【符号の説明】
AV 作業容積
M アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系
C1 半径方向内側部分コイル系
C2 半径方向外側部分コイル系
C1a,b ソレノイド・コイル
M2 別の磁石コイル系(付加的コイル系)
C3 超伝導部分コイル系(ヘルムホルツ・コイル)
C4 超伝導部分コイル系(別のソレノイド・コイル)
Claims (9)
- z軸上でz=0を中心に配置された作業容積(AV)内にz軸方向の磁場(H)を発生させる磁石アセンブリであって、アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)と、動作状態で超伝導的に閉じる少なくとも1つの電流路(P1,…,Pn)とを含み、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)は、互いに同軸的に配置された半径方向内側部分コイル系(C1)と半径方向外側部分コイル系(C2)を含み、動作状態で該部分コイル系(C1,C2)の磁気双極子モーメントは反対符号を有すると共に、大きさが量Δmだけ異なり、その絶対値|Δm|<該半径方向内側部分コイル系(C1)の磁気双極子モーメントの大きさの2.5%であり、該磁石アセンブリの磁場(H)は、z=0のまわりでz軸に沿って係数Hnを有するzの多項式で展開することができ、該磁石アセンブリは、該電流路(P1,…,Pn)の各々が動作状態でそれぞれの電流(IP1,…,IPn)で充電されるように電流を供給するための外部デバイスを有し、該電流路(P1,…,Pn)は、該磁石アセンブリの作業容積(AV)内における動作状態での該磁石アセンブリの磁場(H)に、全体として、動作状態での該磁石コイル系(M)の磁場寄与成分の5%未満の量寄与する磁石アセンブリにおいて、
該磁石アセンブリの外側の周縁磁場挙動を最適化する間、それぞれの動作電流(IP1,…,IPn)に充電された該電流路(P1,…,Pn)の磁気双極子モーメントの全体の大きさが充電された部分コイル系(C2)の磁気双極子モーメントの大きさの少なくとも0.1%であり、該電流路(P1,…,Pn)をそれぞれの動作電流(IP1,…,IPn)に充電するときに、該磁石アセンブリの磁場(H)の多項式展開における2次の係数(H2)に生ずる変化ΔH2が、
|ΔH2| <max(0.25T/m2,0.9×|H2(M)|)
で与えられ、ここで、H2(M)は、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)の動作状態における磁場の多項式展開における2次の係数を表すことを特徴とする磁石アセンブリ。 - 該絶対値|Δm|は、該部分コイル系(C1)の磁気双極子モーメントの大きさの1%よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の磁石アセンブリ。
- 該磁石アセンブリは、該磁石アセンブリで超伝導Z2シムとしての役目をする別の超伝導コイル系を含み、該磁石アセンブリの磁場(H)への該別の超伝導コイル系の寄与が、該磁石アセンブリの動作状態における磁場(H)の多項式展開の2次の係数(H2)をほぼゼロにすることを特徴とする請求項1又は2記載の磁石アセンブリ。
- 該電流路(P1,…,Pn)は、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)から誘導的にほぼ減結合されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁石アセンブリ。
- 該超伝導的に短絡される電流路(P1,…,Pn)の少なくとも1つは、該磁石アセンブリの動作状態において外部磁場変動を補償する装置の一部でもあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁石アセンブリ。
- 該電流路(P1,…,Pn)の少なくとも1つは、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)の最も外側のコイルの半径の少なくとも90%である半径を有する磁石コイルを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の磁石アセンブリ。
- 該電流路(P1,…,Pn)の少なくとも1つは、該アクティブ・シールド超伝導磁石コイル系(M)の外側部分コイル系(C2)のコイル担持部としての役割もするコイル成形部に巻かれたコイルを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の磁石アセンブリ。
- 該磁石アセンブリの作業容積(AV)内における該磁石アセンブリの磁場(H)への該電流路(P1,…,Pn)の動作状態での全体的な寄与が無視できるほど小さいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁石アセンブリ。
- 該電流路(P1,…,Pn)の少なくとも1つは、動作状態において、z=0でz軸と直交する平面に関して非対称な磁場を発生することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の磁石アセンブリ。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE10227877A DE10227877B4 (de) | 2002-06-22 | 2002-06-22 | Aktiv abgeschirmte, supraleitende Magnetanordnung mit einer Vorrichtung zur zusätzlichen Streufeldoptimierung |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004128461A true JP2004128461A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=29716593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003176754A Pending JP2004128461A (ja) | 2002-06-22 | 2003-06-20 | アクティブ・シールド超伝導磁石アセンブリ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6781494B2 (ja) |
| EP (1) | EP1376147B1 (ja) |
| JP (1) | JP2004128461A (ja) |
| DE (2) | DE10227877B4 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7559890B2 (en) * | 2003-02-26 | 2009-07-14 | Ikona Medical Corporation | Endoscopic imaging of an organ system |
| EP1735631A2 (en) * | 2004-04-01 | 2006-12-27 | Liposcience, Inc. | Nmr clinical analyzers and related methods, systems, modules and computer program products for clinical evaluation of biosamples |
| US7135948B2 (en) * | 2004-10-05 | 2006-11-14 | Florida State University Research Foundation, Inc. | Dipole shim coil for external field adjustment of a shielded superconducting magnet |
| US6977571B1 (en) | 2004-11-08 | 2005-12-20 | General Electric Company | Secondary coil circuit for use with a multi-section protected superconductive magnet coil circuit |
| DE102005040374B4 (de) * | 2005-08-25 | 2008-10-02 | Bruker Biospin Ag | Supraleitende Magnetanordnung mit kontaktierbaren Widerstandselementen |
| US8384504B2 (en) * | 2006-01-06 | 2013-02-26 | Quantum Design International, Inc. | Superconducting quick switch |
| US8134434B2 (en) * | 2007-01-05 | 2012-03-13 | Quantum Design, Inc. | Superconducting quick switch |
| DE102007021463B4 (de) * | 2007-05-08 | 2012-05-16 | Bruker Biospin Ag | Supraleitende Magnetanordnung mit hysteresenfreier Feldspule |
| CN104730475B (zh) * | 2013-12-23 | 2020-07-07 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 一种磁场调整系统和方法以及磁共振成像系统 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9016184D0 (en) * | 1990-07-24 | 1990-09-05 | Oxford Magnet Tech | Magnet assembly |
| GB9904454D0 (en) * | 1999-02-27 | 1999-04-21 | Magnex Scient Limited | Superconducting electromagnet apparatus |
| US6489872B1 (en) * | 1999-05-06 | 2002-12-03 | New Mexico Resonance | Unilateral magnet having a remote uniform field region for nuclear magnetic resonance |
| US6369464B1 (en) * | 1999-07-02 | 2002-04-09 | Bruker Ag | Active shielded superconducting assembly with compensation of magnetic field disturbances |
| DE19940694C1 (de) * | 1999-08-27 | 2001-07-26 | Bruker Ag Faellanden | Aktiv abgeschirmte supraleitende Magnetanordnung mit Z·2·-Shim |
| DE10041683C2 (de) * | 2000-08-24 | 2002-07-11 | Bruker Ag Faellanden | Supraleitende Shimvorrichtung in einer supraleitenden Magnetanordnung und Verfahren zu deren Dimensionierung |
| DE10060284C2 (de) * | 2000-12-05 | 2003-07-17 | Bruker Biospin Ag Faellanden | Magnetanordnung mit einem aktiv abgeschirmten supraleitenden Magnetspulensytem und einem zusätzlichen Strompfad zur Streufeldunterdrückung im Quenchfall |
-
2002
- 2002-06-22 DE DE10227877A patent/DE10227877B4/de not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-05-03 DE DE50311463T patent/DE50311463D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-05-03 EP EP03010064A patent/EP1376147B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-06-09 US US10/456,775 patent/US6781494B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-06-20 JP JP2003176754A patent/JP2004128461A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6781494B2 (en) | 2004-08-24 |
| DE10227877A1 (de) | 2004-01-15 |
| DE10227877B4 (de) | 2006-11-09 |
| US20030236170A1 (en) | 2003-12-25 |
| EP1376147B1 (de) | 2009-04-29 |
| EP1376147A3 (de) | 2005-01-05 |
| EP1376147A2 (de) | 2004-01-02 |
| DE50311463D1 (de) | 2009-06-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1834682B (zh) | 有效屏蔽的超导磁体漂移补偿线圈的系统、方法和装置 | |
| CN111009374B (zh) | 一种具有紧凑线圈结构的核磁共振超导磁体 | |
| JP3350027B2 (ja) | Z2シムを備えたアクティブ・シールド超伝導磁石システム | |
| US9620273B2 (en) | Magnet system for generation of a highly stable magnetic field | |
| CN106898452B (zh) | 可容易地接近的深度冷冻的nmr匀场装置 | |
| JPH0779942A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
| US6822452B2 (en) | MRI apparatus | |
| JPH0217478A (ja) | 磁気共鳴装置 | |
| US6781494B2 (en) | Actively shielded superconducting magnet assembly with a device for additional fringe field optimization | |
| US7330031B2 (en) | Matrix shim system with grouped coils | |
| JP2004064070A (ja) | アクティブ・シールド超伝導磁石アセンブリ | |
| JP3583528B2 (ja) | 磁気共鳴結像装置に使用するための電磁石 | |
| JP2002158109A (ja) | 超伝導磁石装置の擾乱挙動を最適化する付加的電流路の寸法設定方法 | |
| US6496091B2 (en) | Dimensioning of a superconducting shim device in a superconducting magnet arrangement | |
| US7135948B2 (en) | Dipole shim coil for external field adjustment of a shielded superconducting magnet | |
| US7157912B2 (en) | Apparatus for generating homogeneous magnetic field | |
| US6617853B2 (en) | Magnet arrangement comprising a superconducting magnet coil system and a magnetic field shaping device for high-resolution magnetic resonance spectroscopy | |
| US7365540B2 (en) | Hybrid magnet configuration | |
| JP6970314B2 (ja) | シム装置、マグネットアセンブリ、及びシム装置を励磁する方法 | |
| EP0908740A1 (en) | Magnetic field homogeneity correction for superconducting magnet | |
| US6670878B2 (en) | Magnet arrangement comprising a superconducting magnet coil system and a magnetic field forming device and a dimensioning method | |
| US6972652B2 (en) | Method for homogenizing a super-conducting NMR magnet | |
| KR100572834B1 (ko) | 초전도 엠알아이 자석의 자장균일도 향상을 위한 능동보정방법 | |
| JP2003068519A (ja) | 超電導磁石装置、および、超電導磁石装置での磁場安定化方法 | |
| JP2024529280A (ja) | マグネットシステム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050324 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050621 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051108 |
