JP2004131902A - 紡績糸の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造された紡績糸自体が様々な色を有するので、その紡績糸を用いて織り上げられた布が豊富できめ細かい色彩を呈する紡績糸の製造方法を提供する。
【解決手段】色の異なる複数組のトップ10a、10b、10c、10dを用意し、まず各組のトップ10a、10b、10c、10dをそれぞれ梳綿機20で梳綿処理し、色の異なる複数組のカードスライバー30a、30b、30c、30dを製造し、さらに該カードスライバー30a、30b、30c、30dを練条機40に入れて練条処理し、1組の練条スライバー50を製造し、続いて該練条スライバー50を粗紡機60を利用して粗紡処理し、粗糸70を製造し、最後に該粗糸70を精紡機80で精紡処理し、紡績糸90を製造する。
【選択図】 図1
【解決手段】色の異なる複数組のトップ10a、10b、10c、10dを用意し、まず各組のトップ10a、10b、10c、10dをそれぞれ梳綿機20で梳綿処理し、色の異なる複数組のカードスライバー30a、30b、30c、30dを製造し、さらに該カードスライバー30a、30b、30c、30dを練条機40に入れて練条処理し、1組の練条スライバー50を製造し、続いて該練条スライバー50を粗紡機60を利用して粗紡処理し、粗糸70を製造し、最後に該粗糸70を精紡機80で精紡処理し、紡績糸90を製造する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紡織工程に関するものであり、特に、様々な色を有する紡績糸(yarn)の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、布に彩色を施す方法としては、布を織った後で染色を行う方法、または最初から色を有する紡績糸で布を織る方法がある。そのうち、染色した布は通常布全体が等しく単一の色であり(せいぜい段階的に色調を変えるくらいである)、比較的素朴で単調である。一方、色を有する紡績糸で布を織る技法は次の通りである。一つの技法では、数本の異なる(単一の)色の糸を特殊配列構造に形成して織り特定の色模様を有する布にし、別の一つの技法では、紡績糸自体の色が長手方向に部分ごとに変化しており、よって、織り上がった布は不規則に美しく入り交じった色彩を呈する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な目的は、製造された紡績糸自体が様々な色を有しており、よって、その紡績糸を用いて織り上げられた布が豊富できめ細かい色彩を呈し、従来のどのような彩色布とも異なる紡績糸の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するための本発明の紡績糸の製造方法では、色の異なる複数組のトップ(top)を用意し、まず各組のトップをそれぞれ梳綿(carding)処理し、色の異なる複数組のカードスライバー(card sliver)を製造し、さらに該カードスライバーを練条(drawing)処理し、1組の練条スライバー(drawn sliver)を製造し、続いて該練条スライバーを粗紡(roving)処理し、粗糸(roving yarn)を製造し、最後に該粗糸を精紡(spinning)処理し、紡績糸(yarn)を製造する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例による紡績糸の製造方法を説明するための模式図である。
図に示す通り、本発明の一実施例による紡績糸の製造方法は、以下の工程を含む。
【0006】
工程(a)原料を用意する:複数組(図中では4組)のトップ(top)10a〜10dを用意する。該トップの原料は各種天然繊維(例えば棉、亜麻、チョマ、生糸、綿羊毛、アンゴラ、モヘア(Mohair)、カシミア…等)または各種人工繊維(例えばアクリル、ポリエステル(Polyester)、ナイロン、ビスコース(Viscose)…等)である。各トップ10a、10b、10c、10dの色はそれぞれ異なり、その色は、赤色、紫色、茶褐色、黒色、だいだい色、黄色、緑色、青色、深緑色、灰色…等である(注:トップの色は、それ本体の色、または別途染色したものであるが、これは本発明の重点ではないので、詳述しない。)。
【0007】
工程(b)梳綿処理:梳綿機(carding machine)20を利用して前工程で用意した各トップ10a、10b、10cまたは10dをそれぞれ数回(通常3、4回)梳綿処理し、繊維中の夾雑物を除去し繊維を概ね平行になるように整え、それぞれ1組のカードスライバー(card sliver)30a、30b、30cまたは30dを製造する。本実施例では全部で4組の、色の異なるカードスライバー30a〜30dを製造する。
【0008】
工程(c)練条処理:前工程で得た複数のカードスライバー30a〜30dを同時に練条機(drawing frame)40に入れて練条処理し、一つにまとめて、太さが均等で繊維配列がさらに整った練条スライバー(drawn sliver)50を製造する。
【0009】
工程(d)粗紡処理:粗紡機(roving frame)60を利用して、前工程で得た練条スライバー50に牽伸(draft)、加撚(twisting)等の処理を施し粗糸(roving yarn)70を製造する。本実施例では、さらに1/38SMM(spinning metric count)、収縮率40%(20%、8%でも可)の1本の高収縮糸を同時に入れ、撚度30〜45T/M(Twist/Meter、糸1mあたりの撚り数)で撚りをかけて1/38MM(metric count for yarn、1/38MMは糸1gの長さが1/38mであることを意味する)にし、さらに1本の1/38SMMの高収縮糸を撚度75T/MでS撚に撚り合わせて粗糸を製造し、それをかせ(hank)状に成形(building)し、さらに糸に100℃のスチームセット処理を施して形状を固定し、立体感のあるループヤーン(loop yarn)を製造する(注:後半部分は、実施する上で選択する。)。
【0010】
工程(e)精紡処理:精紡機(spinning frame)80を利用して、前工程で得た粗糸60を各種の番手(1/1.5〜1/60SMM)の紡績糸(yarn)90にし、製品ができる(注:紡績工程中、後続の巻返し(winging)、合糸(doubling)、撚糸(twisting)等の工程は、本発明の主要構成ではないため、詳述しない。)。
【0011】
上述の製造方法は、従来技術の梳毛糸、紡毛糸またはファンシーヤーン(fancy yarn)等の製造方法と異なり、上述の製造方法で製造した紡績糸90は、それ自体が様々な色を有していることから、該紡績糸90で織った布は、別途顔料捺染加工をしなくても豊富できめ細かい色彩を呈し、非常に独特で従来のどのような布とも異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による紡績糸の製造方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 トップ
20 梳綿機
30 カードスライバー
40 練条機
50 練条スライバー
60 粗紡機
70 粗糸
80 精紡機
90 紡績糸
【発明の属する技術分野】
本発明は、紡織工程に関するものであり、特に、様々な色を有する紡績糸(yarn)の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、布に彩色を施す方法としては、布を織った後で染色を行う方法、または最初から色を有する紡績糸で布を織る方法がある。そのうち、染色した布は通常布全体が等しく単一の色であり(せいぜい段階的に色調を変えるくらいである)、比較的素朴で単調である。一方、色を有する紡績糸で布を織る技法は次の通りである。一つの技法では、数本の異なる(単一の)色の糸を特殊配列構造に形成して織り特定の色模様を有する布にし、別の一つの技法では、紡績糸自体の色が長手方向に部分ごとに変化しており、よって、織り上がった布は不規則に美しく入り交じった色彩を呈する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な目的は、製造された紡績糸自体が様々な色を有しており、よって、その紡績糸を用いて織り上げられた布が豊富できめ細かい色彩を呈し、従来のどのような彩色布とも異なる紡績糸の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するための本発明の紡績糸の製造方法では、色の異なる複数組のトップ(top)を用意し、まず各組のトップをそれぞれ梳綿(carding)処理し、色の異なる複数組のカードスライバー(card sliver)を製造し、さらに該カードスライバーを練条(drawing)処理し、1組の練条スライバー(drawn sliver)を製造し、続いて該練条スライバーを粗紡(roving)処理し、粗糸(roving yarn)を製造し、最後に該粗糸を精紡(spinning)処理し、紡績糸(yarn)を製造する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例による紡績糸の製造方法を説明するための模式図である。
図に示す通り、本発明の一実施例による紡績糸の製造方法は、以下の工程を含む。
【0006】
工程(a)原料を用意する:複数組(図中では4組)のトップ(top)10a〜10dを用意する。該トップの原料は各種天然繊維(例えば棉、亜麻、チョマ、生糸、綿羊毛、アンゴラ、モヘア(Mohair)、カシミア…等)または各種人工繊維(例えばアクリル、ポリエステル(Polyester)、ナイロン、ビスコース(Viscose)…等)である。各トップ10a、10b、10c、10dの色はそれぞれ異なり、その色は、赤色、紫色、茶褐色、黒色、だいだい色、黄色、緑色、青色、深緑色、灰色…等である(注:トップの色は、それ本体の色、または別途染色したものであるが、これは本発明の重点ではないので、詳述しない。)。
【0007】
工程(b)梳綿処理:梳綿機(carding machine)20を利用して前工程で用意した各トップ10a、10b、10cまたは10dをそれぞれ数回(通常3、4回)梳綿処理し、繊維中の夾雑物を除去し繊維を概ね平行になるように整え、それぞれ1組のカードスライバー(card sliver)30a、30b、30cまたは30dを製造する。本実施例では全部で4組の、色の異なるカードスライバー30a〜30dを製造する。
【0008】
工程(c)練条処理:前工程で得た複数のカードスライバー30a〜30dを同時に練条機(drawing frame)40に入れて練条処理し、一つにまとめて、太さが均等で繊維配列がさらに整った練条スライバー(drawn sliver)50を製造する。
【0009】
工程(d)粗紡処理:粗紡機(roving frame)60を利用して、前工程で得た練条スライバー50に牽伸(draft)、加撚(twisting)等の処理を施し粗糸(roving yarn)70を製造する。本実施例では、さらに1/38SMM(spinning metric count)、収縮率40%(20%、8%でも可)の1本の高収縮糸を同時に入れ、撚度30〜45T/M(Twist/Meter、糸1mあたりの撚り数)で撚りをかけて1/38MM(metric count for yarn、1/38MMは糸1gの長さが1/38mであることを意味する)にし、さらに1本の1/38SMMの高収縮糸を撚度75T/MでS撚に撚り合わせて粗糸を製造し、それをかせ(hank)状に成形(building)し、さらに糸に100℃のスチームセット処理を施して形状を固定し、立体感のあるループヤーン(loop yarn)を製造する(注:後半部分は、実施する上で選択する。)。
【0010】
工程(e)精紡処理:精紡機(spinning frame)80を利用して、前工程で得た粗糸60を各種の番手(1/1.5〜1/60SMM)の紡績糸(yarn)90にし、製品ができる(注:紡績工程中、後続の巻返し(winging)、合糸(doubling)、撚糸(twisting)等の工程は、本発明の主要構成ではないため、詳述しない。)。
【0011】
上述の製造方法は、従来技術の梳毛糸、紡毛糸またはファンシーヤーン(fancy yarn)等の製造方法と異なり、上述の製造方法で製造した紡績糸90は、それ自体が様々な色を有していることから、該紡績糸90で織った布は、別途顔料捺染加工をしなくても豊富できめ細かい色彩を呈し、非常に独特で従来のどのような布とも異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による紡績糸の製造方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 トップ
20 梳綿機
30 カードスライバー
40 練条機
50 練条スライバー
60 粗紡機
70 粗糸
80 精紡機
90 紡績糸
Claims (6)
- (a)色の異なる複数組のトップを用意する工程と、
(b)a工程の各トップをそれぞれ梳綿処理し、色の異なる複数組のカードスライバーを製造する工程と、
(c)b工程で得た複数組のカードスライバーを練条処理し、1組の練条スライバーを製造する工程と、
(d)c工程で得た練条スライバーを粗紡処理し、粗糸を製造する工程と、
(e)d工程で得た粗糸を精紡処理し、紡績糸を製造する工程と、
を含むことを特徴とする紡績糸の製造方法。 - 前記a工程で4組の前記トップを用意することを特徴とする請求項1記載の紡績糸の製造方法。
- 前記b工程で各トップはそれぞれ4回の梳綿処理が施されることを特徴とする請求項1記載の紡績糸の製造方法。
- 前記d工程では、c工程で得た前記練条スライバーと、1本の1/38SMMの高収縮糸とを同時に粗紡機に入れ、撚度30〜45T/Mで撚りをかけて1/38MMにし、さらに1本の1/38SMMの高収縮糸を撚度75T/MでS撚に撚り合わせて前記粗糸を製造し、前記粗糸をかせ状に成形し、さらに糸に100℃のスチームセット処理を施して形状を固定し、立体感のあるループヤーンを製造することを特徴とする請求項1記載の紡績糸の製造方法。
- 前記高収縮糸の収縮率は、40%、20%または8%のいずれかであることを特徴とする請求項4記載の紡績糸の製造方法。
- 前記e工程で製造された紡績糸の番手は、1/1.5〜1/60SMMであることを特徴とする請求項1記載の紡績糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002300224A JP2004131902A (ja) | 2002-10-15 | 2002-10-15 | 紡績糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002300224A JP2004131902A (ja) | 2002-10-15 | 2002-10-15 | 紡績糸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004131902A true JP2004131902A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32289130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002300224A Pending JP2004131902A (ja) | 2002-10-15 | 2002-10-15 | 紡績糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004131902A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102560781A (zh) * | 2010-12-07 | 2012-07-11 | 天津纺织工程研究院有限公司 | 一种羊毛、貂绒混纺纱的加工工艺 |
| CN105220291A (zh) * | 2015-11-16 | 2016-01-06 | 江南大学 | 一种三色段彩纱纺纱装置和纺纱方法 |
-
2002
- 2002-10-15 JP JP2002300224A patent/JP2004131902A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102560781A (zh) * | 2010-12-07 | 2012-07-11 | 天津纺织工程研究院有限公司 | 一种羊毛、貂绒混纺纱的加工工艺 |
| CN105220291A (zh) * | 2015-11-16 | 2016-01-06 | 江南大学 | 一种三色段彩纱纺纱装置和纺纱方法 |
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