JP2004135807A - 椅子 - Google Patents

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JP2004135807A
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Kiyohito Harakawa
原川 清仁
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Abstract

【課題】小スペースで、且つ、座った状態で簡易にストレッチ等が行えると共に、座連動リクライニング及び立ち上がり補助が行える椅子を提供する。
【解決手段】本発明は、少なくとも座部2を備えた椅子(マッサージ椅子1)に於て、前記座部2の左右部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセル6,7を夫々配設すると共に、該エアーセル6,7に個別に空気を給排する給排気装置を接続した椅子を提供する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、椅子に関するものであり、特に、少なくとも座部を備えた椅子であって、該座部にエアーセルを配設し、該エアーセルの膨張収縮によってストレッチ等を行えるようにした椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種エアーセルを用いた用具は既に知られており、例えば、上面及び前後両端を開放して凹状をなした施療凹部を有する施療体の該施療凹部内側面に空気袋を配設し、該空気袋に空気を給排する給排気装置を接続したエアーマッサージ機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。該エアーマッサージ機は前記空気袋の膨張収縮によって、人体の脚部や腕部をマッサージするものであり、該エアーマッサージ機は単独で用いることもできるが、該エアーマッサージ機をマッサージ椅子に取付けることにより、マッサージ椅子の機能に該エアーマッサージ機の機能を付加することも可能である。
【0003】
又、一対の左右に並ぶ空気袋、及び、左右に延びる他の空気袋を配したマットを備え、該マットの空気袋は該空気袋を個別に膨張収縮させる駆動部に接続されているストレッチマットが知られている(例えば、特許文献2参照。)。該ストレッチマットは前記空気袋を膨張収縮させることにより、身体の腰部、背中、及び、脚部等の筋肉のストレッチを行うことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−89540号公報 (第1−7頁、第1−7図)
【0005】
【特許文献2】
特開2002−248144号公報 (第1−7頁、第1−28図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のエアーマッサージ機は、施療凹部内側面に配設した空気袋の膨張収縮によって、人体の脚部や腕部をマッサージするものであり、該エアーマッサージ機をマッサージ椅子に取付けることにより、マッサージ椅子の機能に該エアーマッサージ機の機能を付加することも可能である。
【0007】
然しながら、該エアーマッサージ機は、空気袋で人体の脚部や腕部をマッサージするものであり、ストレッチ等を行うものではなく、特に、前記凹部の形状は限定されているため、人体の腰部等の筋肉のストレッチを行うことは困難である。
【0008】
又、従来例のストレッチマットは、一対の左右に並ぶ空気袋、及び、左右に延びる他の空気袋を備え、該空気袋を膨張収縮させることにより、身体の腰部、背中、脚部等の筋肉のストレッチを行うことができる。
【0009】
然しながら、該ストレッチマットは人が仰臥姿勢となって使用するものであり、仰臥姿勢になるためのスペースを必要とする。
そこで、小スペースで、且つ、座った状態で簡易にストレッチ等が行えると共に、座連動リクライニング及び立ち上がり補助が行える椅子を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の左右部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを夫々配設すると共に、該エアーセルに個別に空気を給排する給排気装置を接続した椅子、
及び、少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の前部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを配設すると共に、該エアーセルに空気を給排する給排気装置を接続した椅子、
及び、少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の後部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを配設すると共に、該エアーセルに空気を給排する給排気装置を接続した椅子、
及び、少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の左右部、前部、又は、後部の内、任意に選択された少なくとも2箇所に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを夫々配設すると共に、該エアーセルに個別に空気を給排する給排気装置を接続した椅子、
並びに、上記椅子はマッサージ椅子である椅子を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図5に従って詳述する。図1に於て、1はマッサージ椅子であり、該マッサージ椅子1は座部2と、脚部3と、背凭れ部4と、肘掛部5,5とを備え、リクライニング自在となっており、該背凭れ部4内部に施療子(図示せず)等のマッサージユニット(図示せず)が組み込まれている。
【0012】
そして、図2に示す如く、前記座部2上部の中央部左右半部には、左右一対のエアーセル6,7が配設され、且つ、該座部2上部の前後部に夫々エアーセル8,9が設けられている。該エアーセル6,7,8,9は給排気装置(図示せず)に接続され、該給排気装置による空気の給排によって個別に膨張収縮するように構成されている。
【0013】
而して、図1及び図2に於て、利用者10が前記座部2に着座し、前記背凭れ部4に背中を当てて、前記マッサージユニットを作動させると、該マッサージユニットが上下動し、該マッサージユニットの施療子が利用者10の背中をマッサージする。
【0014】
更に、前記座部2に設けられた前記右のエアーセル7に前記給排気装置から空気を圧送すると、図3(a)に示す如く、該エアーセル7が膨張し、該エアーセル7の膨張によって利用者10の左脚部11及び左臀部を含む身体の左側全部が持ち上げられ、その作用により身体の右側部近傍が伸展し、次に、前記給排気装置によって前記エアーセル7の空気を排出すると、利用者10の左脚部11は前記座部2に着座する。
【0015】
又、前記左のエアーセル6に前記給排気装置から空気を圧送すると図3(b)に示す如く、該エアーセル6が膨張し、該エアーセル6の膨張によって利用者10の右脚部12及び右臀部を含む身体の右側全部が持ち上げられ、その作用により身体の左側部近傍が伸展し、次に、該給排気装置によって前記エアーセル6の空気を排出すると、利用者10の右脚部12は前記座部2に着座する。
【0016】
そして、前記エアーセル7の膨張収縮及び前記エアーセル6の膨張収縮を順次繰り返すと、利用者10の左右の脚部11,12は交互に上下動し、これによって利用者10の脚部、臀部、腰部、及び、身体の左側部近傍並びに右側部近傍の筋肉を伸展収縮させ、ストレッチ運動を行うことができる。
【0017】
尚、前述の説明に於て、前記エアーセル7,6は交互に作動させたが、該作動手順は任意に設定することが可能であり、然る時も、設定に基づく効果的なストレッチ運動を行うことができる。
【0018】
又、前述の如く、前記エアーセル7,6の膨張収縮によって利用者10の身体が左右に持ち上げられ、倒れこんでしまう虞があるため、利用者10の身体が左右に逃げないように、例えば、前記背凭れ部4の中心部を窪ませて、該背凭れ部4に利用者10の身体がフィットするような構造にすれば、更に、効果的である。
【0019】
図4は前記前部のエアーセル8を膨張させた状態を示し、該エアーセル8が膨張することにより、利用者10の脚部11,12が上昇し、次に、該給排気装置によって前記エアーセル8の空気を排出すると、利用者10の脚部11,12は前記座部2に着座する。
【0020】
そして、前記エアーセル8が膨張収縮を繰り返すと、これによって利用者10の脚部、臀部、腰部、及び、背中の筋肉を伸展収縮させ、ストレッチ運動を行うことができる。
【0021】
又、前記マッサージ椅子1は前記座部2と共に、背凭れ部4が備えられているので、前記エアーセル8が膨張し、利用者10の脚部11,12が上昇することにより、前記座部2がリクライニングするのと同様の効果となる、所謂、座連動リクライニングが可能となり、利用者10がリクライニング効果を得ることができると共に、利用者10の背中が背凭れ部4に押し付けられ、該背凭れ部4内部に配設されたマッサージユニットの施療子が利用者10の背中に圧接されて効果的なマッサージが行える。
【0022】
更に、前記マッサージユニットの施療子が利用者10の腰の位置にある時、前記エアーセル8を作動させることなく前記背凭れ部4を倒すと腰が浮いてしまい、施療子が腰にうまく当たらない虞があり、又、該施療子の移動範囲と利用者10の背中の位置とがずれてしまい、肩の位置も変化するため、該施療子が利用者10の頭部に当たる虞があるが、該背凭れ部4のリクライニングと同時に前記座部2のエアーセル8を膨張させると、前記背凭れ部4と共に利用者10の体が倒れた時でも利用者10の腰が施療子に密着し、それによって前記施療子の移動範囲と利用者10の背中の位置とのずれを防止することができると共に、肩の位置も変化しないため、効果的なマッサージが行える。
【0023】
図5は前記後部のエアーセル9を膨張させた状態を示し、該エアーセル9が膨張することにより、利用者10の臀部13が上昇し、次に、該エアーセル9の空気を排出すると、利用者10の臀部13は前記座部2に着座する。
【0024】
そして、該エアーセル9の膨張収縮を繰り返すと、これによって利用者10の脚部、臀部、腰部、及び、背中の筋肉を伸展収縮させ、ストレッチ運動を行うことができる。
【0025】
又、前記エアーセル9が膨張することにより、利用者10の臀部13が上昇し、これによって利用者10の立ち上がり補助を行うことができる。
尚、前記エアーセル6,7,8,9の膨張収縮の作動順序を任意に設定して、利用者10の好みのストレッチ運動を行うことも可能である。
【0026】
斯くして、前記マッサージ椅子1は、座部2の前後左右部にエアーセル6,7,8,9を配設したので、該エアーセル6,7,8,9の膨張収縮によって、小スペースで、且つ、座った状態で利用者が簡単にストレッチ運動を行うことができると共に、座連動リクライニング、及び、立ち上がり補助等を行うことができる。
【0027】
尚、前述の如く、本発明はマッサージ椅子に適用した場合について説明したが、マッサージ椅子に限定されることなく、座部を備える全ての椅子に適用可能である。特に、小型の椅子を用いることにより、小さいスペースでストレッチ運動を行うことができる。
【0028】
又、前記エアーセル6,7,8,9は必要なものを選択的に取付けても良く、然る時も、配置したエアーセルによる前述の単独、又は、複合の作用効果が期待できる。
【0029】
更に、前記エアーセル6,7,8,9をマット上に配設し、該マットを前記座部2に載置して前述と同様の効果を得ることも可能である。そして、この場合に於ては、構成がより簡素になると共に、既存の椅子、マッサージ椅子等に適用できる等の利点もある。
【0030】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、座部の左右部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを夫々配設すると共に、該エアーセルに個別に空気を給排する給排気装置を接続したので、前記左右部のエアーセルの膨張収縮を繰り返すことにより利用者の左右の脚部が上下動し、これによって利用者の脚部、臀部、腰部、及び、背中等の筋肉を伸展収縮させ、ストレッチ運動を行うことができる。
【0032】
又、請求項2記載の発明は、座部の前部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを配設すると共に、該エアーセルに空気を給排する給排気装置を接続したので、該エアーセルを膨張収縮を繰り返すことにより、利用者の脚部、臀部、腰部、及び、背中の筋肉を伸展収縮させ、ストレッチ運動を行うことができる。更に、椅子に背凭れ部が備えられている場合は、前記エアーセルを膨張させることにより利用者の脚部を上昇させ、座部がリクライニングするのと同様の効果となる、所謂、座連動リクライニングが可能となり、これによって利用者がリクライニング効果を得ることができると共に、利用者の背中が背凭れ部に押し付けられ、該背凭れ部内部に配設されたマッサージユニットの施療子が利用者の背中に圧接され、効果的なマッサージが行える。
【0033】
更に、マッサージユニットの施療子が利用者の腰の位置にある時、前記エアーセルを作動させることなく前記背凭れ部を倒すと腰が浮いてしまい、施療子が腰にうまく当たらない虞があり、又、該施療子の移動範囲と利用者の背中の位置とがずれてしまい、肩の位置も変化するため、該施療子が利用者の頭部に当たる虞があるが、該背凭れ部のリクライニングと同時に前記座部のエアーセルを膨張させると、前記背凭れ部と共に利用者の体が倒れた時でも利用者の腰が施療子に密着し、それによって前記施療子の移動範囲と利用者の背中の位置とのずれを防止することができると共に、肩の位置も変化しないため、効果的なマッサージが行える。
【0034】
更に又、請求項3記載の発明は、座部の後部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを配設すると共に、該エアーセルに空気を給排する給排気装置を接続したので、該エアーセルを膨張収縮させると、これによって利用者の脚部、臀部、腰部、及び、背中の筋肉を伸展収縮させ、ストレッチ運動を行うことができる。
【0035】
又、前記エアーセルが膨張することにより、利用者の臀部が上昇し、これによって利用者の立ち上がり補助を行うことができる。
そして、請求項4記載の発明は、少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の左右部、前部、又は、後部の内、任意に選択された少なくとも2箇所に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを夫々配設すると共に、該エアーセルに個別に空気を給排する給排気装置を接続したので、該エアーセルの膨張収縮により、請求項1,2又は3記載の発明の効果が期待できる。
【0036】
又、請求項5記載の発明は、上記椅子はマッサージ椅子であるため、請求項1,2,3又は4記載の発明の効果に加え、マッサージ椅子の機能が期待できる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、マッサージ椅子の正面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、マッサージ椅子の平面図。
【図3】(a)図1に示すマッサージ椅子の右部エアーセルを膨張させた状態を示す正面図。
(b)図1に示すマッサージ椅子の左部エアーセルを膨張させた状態を示す正面図。
【図4】図1に示すマッサージ椅子の前部エアーセルを膨張させた状態を示す側面縦断面図。
【図5】(a)図1に示すマッサージ椅子に利用者が着座した状態を示す側面縦断面図。
(b)図1に示すマッサージ椅子の後部エアーセルを膨張させた状態を示す側面縦断面図。
(c)図1に示すマッサージ椅子から利用者が立ち上がる状態を示す側面縦断面図。
【符号の説明】
1        マッサージ椅子
2        座部
6,7,8,9  エアーセル

Claims (5)

  1. 少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の左右部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを夫々配設すると共に、該エアーセルに個別に空気を給排する給排気装置を接続したことを特徴とする椅子。
  2. 少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の前部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを配設すると共に、該エアーセルに空気を給排する給排気装置を接続したことを特徴とする椅子。
  3. 少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の後部に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを配設すると共に、該エアーセルに空気を給排する給排気装置を接続したことを特徴とする椅子。
  4. 少なくとも座部を備えた椅子に於て、前記座部の左右部、前部、又は、後部の内、任意に選択された少なくとも2箇所に、空気によって膨張収縮自在のエアーセルを夫々配設すると共に、該エアーセルに個別に空気を給排する給排気装置を接続したことを特徴とする椅子。
  5. 上記椅子はマッサージ椅子であることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の椅子。
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