JP2004138562A - Gps測位端末及びそれを用いる位置監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティー用途に利用するのに十分な情報を外部へ送信しつつ、通信費用の抑制を図ったGPS測位端末を提供する。
【解決手段】GPS測位端末1は、GPS衛星5a〜5cから受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位部11と、移動通信制御局6を経由して通信網3に接続された無線基地局4との間で無線通信を行うことにより、無線基地局4、移動通信制御局6及び通信網3を介してセンター装置2と通信を行う無線通信部12と、GPS測位部11の求めた測位情報を無線通信部12から外部へ送信させる位置送信部13と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出部14と、測位状況検出部14の検出結果に基づいて位置送信部13により測位情報を送信させるか否かを制御する制御部10とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】GPS測位端末1は、GPS衛星5a〜5cから受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位部11と、移動通信制御局6を経由して通信網3に接続された無線基地局4との間で無線通信を行うことにより、無線基地局4、移動通信制御局6及び通信網3を介してセンター装置2と通信を行う無線通信部12と、GPS測位部11の求めた測位情報を無線通信部12から外部へ送信させる位置送信部13と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出部14と、測位状況検出部14の検出結果に基づいて位置送信部13により測位情報を送信させるか否かを制御する制御部10とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を測位するGPS測位端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のGPS測位端末としては、監視対象の人物が携行したり、車輌などの物品に取り付けられ、測位した現在位置を無線通信回線を介してセンター装置に送信することで、センター装置側で検索対象の位置を監視するといったセキュリティ用途に利用されるものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなセキュリティシステムでは、GPS測位端末が定期的にGPS衛星からの電波を受信して測位を行い、測位した結果を無線通信回線を介してセンター装置へ通知していた。また、センター装置から無線通信回線を通じてGPS測位端末を制御し、GPS測位端末によりGPS衛星からの電波を受信して測位を行わせ、測位した結果をセンター装置へ通知させることも可能であった。
【0004】
このGPS測位端末は、セキュリティサービスの利用者自身が身に付けることもあれば、貴重品を入れるアタッシュケースや車輌などの物品に取り付ける場合や、徘徊のおそれがある痴呆患者などの被介護者に装着させる場合もあり、誘拐や徘徊、あるいは盗難などの事件が発生した場合に監視対象の位置を特定するのに非常に有用である。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−186318号公報(第3頁−第4頁、及び、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のGPS測位端末では定期的に測位を行い、測位を行う度に測位情報をセンター装置へ送信しているため、通信費用がかさむという問題があった。
【0007】
また、車輌に取り付けてカーナビゲーションなどの用途に利用されるGPS測位装置では、GPS衛星からの電波の受信条件が良好な場所に設置されるから、測位感度の低いGPS測位装置でも測位が可能であったが、利用者が装着する場合やアタッシュケースなどの物品に取り付ける場合には、GPS衛星からの電波の受信条件が良好であるとは限らず、現在位置を正確に求めることが難しいという問題もあった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、セキュリティー用途に利用するのに十分な情報を外部へ送信しつつ、通信費用の抑制を図ったGPS測位端末を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段と、外部との間で無線通信を行う通信手段と、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出手段と、測位状況検出手段の検出結果に基づいて位置送信手段により測位情報を送信させるか否かを制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段が測位演算を複数回行う毎に上記位置送信手段により測位情報を1回送信させることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として前回測位情報を送信した地点からの移動量を検出し、上記制御手段は、測位状況検出手段が検出した移動量が所定の基準移動量よりも大きければ位置送信手段により測位情報を送信させることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項4の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させており、測位状況検出手段の検出した移動量をもとに測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明では、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位時の時間帯を検出しており、上記制御手段は、測位状況検出手段の検出した時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させるように位置送信手段を制御することを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明では、請求項1乃至3の何れ1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出し、上記制御手段は、危険度が高いほど測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明では、請求項1の発明において、所定の移動ルートを記憶するルート記憶手段と、GPS測位手段により検出された測位位置がルート記憶手段に記憶された移動ルートから外れているか否かを監視する監視手段とを設け、上記制御手段は、監視手段の監視結果に基づいて移動ルートから一定距離以上外れている場合は、測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明では、請求項1の発明において、上記制御手段は、GPS測位手段による前回の測位が失敗している場合、過去の所定期間内に1回でも測位に成功していれば、その内の最も新しい測位情報を位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明では、請求項1の発明において、上記通信手段は、それぞれ所定の設置位置に設置されると共に通信網に接続される複数の無線基地局との間で無線通信を行い、無線基地局と通信網とを介して外部との間で通信を行っており、通信手段が無線通信を行っている無線基地局の設置位置を求める位置検出手段を設け、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗した場合、GPS測位手段による測位情報の代わりに位置検出手段の求めた無線基地局の設置位置を位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0019】
請求項11の発明では、請求項10の発明において、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗した場合、上記制御手段は、上記位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0020】
請求項12の発明では、請求項10の発明において、上記通信手段は、無線基地局との間で通信を行う際に各々の無線基地局に個別に割り当てられた基地局IDを受信しており、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗し、且つ、通信手段が通信を行う無線基地局の基地局IDが変化した場合、上記制御手段は、最後に測位に成功した時のGPS測位手段による測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0021】
請求項13の発明では、請求項1の発明において、GPS測位手段への電源供給をオン/オフする電源制御手段を設け、電源制御手段は、測位時のみGPS測位手段に電源を供給してGPS測位手段を起動させており、GPS測位手段による測位が連続して成功している場合は起動間隔を短くすることを特徴とする。
【0022】
請求項14の発明では、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗している場合、最初に測位に失敗した時にC/N比検出手段が求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0023】
請求項15の発明では、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、C/N比検出手段の求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報と共に位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0024】
請求項16の発明では、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段、外部との間で無線通信を行う通信手段、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段、及び通信手段が受信した外部からの制御信号をもとに位置送信手段を制御する制御手段を制御する制御手段を具備したGPS測位端末と、GPS測位端末から送信された測位情報をもとにGPS測位端末の位置を監視するセンター装置とで構成される位置監視システムにおいて、センター装置に、GPS測位端末から送信された測位情報を受信する手段と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する手段と、検出した危険度をもとにGPS測位端末からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する手段と、生成した制御信号をGPS測位端末へ送信する手段とを設けて成ることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図を図1に示す。
【0026】
このシステムは、例えば監視対象の人物が携帯し、GPS衛星5a〜5cから電波信号で送信されるGPS信号を受信して現在位置を測位するとともに測位情報を後述のセンター装置2へ送信するGPS測位端末1と、GPS測位端末1から送信された測位情報を受信して、GPS測位端末1、すなわち監視対象の人物の位置を把握するセンター装置2とで構成される。
【0027】
GPS測位端末1は、GPS衛星5a〜5cからの電波を受信して現在位置を測位するGPS測位部11(GPS測位手段)と、後述の無線基地局との間で電波信号により無線通信を行う無線通信部12(通信手段)と、GPS測位部11の求めた測位情報を無線通信部12から送信させる位置送信部13(位置送信手段)と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出部14(測位状況検出手段)と、監視対象の人物が移動する移動ルートを予め記憶するルート記憶部15(ルート記憶手段)と、GPS測位部11の求めた現在位置とルート記憶部15に記憶された移動ルートとを比較して移動ルートから外れているか否かを監視するルート監視部16(監視手段)と、GPS測位部11への電源供給をオン/オフする電源制御部17(電源制御手段)と、例えばマイクロコンピュータからなり上記各部の動作を制御する制御部10(制御手段)とで構成される。
【0028】
電源制御部17は所定のタイミングでGPS測位部11への電源供給を開始して、GPS測位部11を起動させており、
GPS測位部11は、所定の時間間隔で電源制御部17から電源が供給されて起動し、上空に存在する複数のGPS衛星5a〜5cからのGPS信号をGPSアンテナ11aで受信し、GPS信号に含まれる航法メッセージをデコードして、得られた航法メッセージをもとに測位演算を行っている。尚、図1では上空に3基のGPS衛星5a〜5cが存在する状態を示しているが、GPS衛星の数を3基に限定するものではなく、3基以上のGPS衛星を捕捉していれば測位演算を行うことができる。
【0029】
無線通信部12は無線基地局4との間で無線通信を行う。複数の無線基地局4は、携帯電話のような移動体通信の通信制御を行う移動通信制御局6を経由して通信網(公衆回線網)3に接続されており、無線通信部12から送信されたデータは無線基地局4、移動通信制御局6及び通信網3を介してセンター装置2に送信されるようになっている。尚、複数の無線基地局4の設置位置は地理的に固定され、各々の無線基地局4がカバーする通信エリア(セル)が隣接するように配置されており、移動通信制御局6には、複数の無線基地局4の設置位置を登録した基地局データベース(以下、基地局DBと略称す)6aが設けられている。
【0030】
ところで、GPS測位部11は一定の時間間隔で電源制御部17により電源が供給されて測位演算を行っているのであるが、制御部10は、GPS測位部11が測位演算を行う毎に位置送信部13により測位情報を送信させるようにしても良いし、例えばGPS測位部11が測位演算を5回行う毎に1回測位情報を送信させるように送信間隔を間引いても良い。なお、測位情報を間引いて送信する場合は、測位情報の送信間隔を一定としても良いし、送信間隔を任意に変化させても良い。また、測位情報を間引いて送信する際に、直前の測位演算で求めた測位情報を送信する代わりに、これまでに送信していない測位情報を送信するようにしても良い。このように、GPS測位部11が測位演算を行う毎に測位情報を送信する必要がない場合は、測位情報の送信を間引くことで、送信回数を減らして、通信コストを削減することができる。
【0031】
また、例えばGPS測位部11が測位演算を5回行う毎に位置送信部13が測位情報を1回送信する場合に、制御部10が最小2乗法などの手法を用いて5回分の測位情報のデータを圧縮し、圧縮したデータを位置送信部13により送信させるようにしても良く、センター装置2では、圧縮されたデータをもとに補間或いは補外することで元の位置情報を復元したり、予測したりする。このように制御部10に、GPS測位部11の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を持たせることで、送信する測位情報のデータ量を圧縮して、通信コストを削減することができる。
【0032】
ここで、位置送信部13は、GPS測位部11の求めた測位情報を無線通信部12からセンター装置2へ送信しているのであるが、後述するように測位状況検出部14はGPS測位部11による測位状況を検出し、その検出結果に基づいて制御部10が位置送信部13により測位情報を送信させるか否かを判断しているので、GPS測位部11が測位を行う毎に測位情報を送信する場合に比べて、測位情報の送信回数を少なくでき、通信コストを削減できる。
【0033】
例えばGPS測位端末1を携帯した監視対象の人物が同じ場所に留まっている場合は、GPS測位端末1の現在位置が前回の送信位置と変わらないので、センター装置2へ測位情報を送信しなくても、前回の送信位置からGPS測位端末1の位置を特定することができる。そこで、測位状況検出部14は、測位状況の指標として前回測位情報を送信した地点からの移動量を用い、GPS測位部11の求めた現在地と前回の送信位置とから移動量を検出しており、制御部10は、測位状況検出部14の検出した移動量をもとに位置送信部13により測位情報を送信させるか否かを判断している。
【0034】
図2は上述の動作を説明するフローチャートであり、ステップS1でGPS測位部11が測位演算を行った後、ステップS2で測位状況検出部14が前回の送信位置とステップS1で求めた測位情報とをもとに移動量を算出し、制御部10がステップS2で求めた移動量と所定の基準移動量との大小を比較する(ステップS3)。そして、ステップS3の判定の結果、移動量が基準移動量よりも多い場合は制御部10が位置送信部13により測位情報を送信させ(ステップS4)、基準移動量よりも少ない場合は制御部10が位置送信部13による測位情報の送信を停止させている(ステップS5)。このように、測位状況検出部14は測位状況として前回の送信位置からの移動量を求めており、移動量が基準移動量よりも少ない場合は制御部10が位置送信部13による測位情報の送信を停止させているので、測位情報の送信回数を減らして、通信コストを削減できる。
【0035】
なお制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動量をもとに測位情報を送信するか否かを判断しているが、移動量に応じて測位情報を送信する頻度を変化させても良い。つまり、移動量が所定の基準移動量よりも少ない場合は測位情報を頻繁に送信しなくても位置情報の補間が容易に行えるので、制御部10では測位情報の送信間隔を長くし、測位情報を間引いて送信させることで、通信コストを抑制する。一方、移動量が所定の基準移動量よりも多い場合、制御部10は、測位情報の送信間隔を短くして、頻繁に送信させている。したがって、センター装置2側でGPS測位端末1の移動ルートを判断する際に、その移動速度が速くなると、受信した測位地点の間隔が非常に長くなって、移動ルートの判断が難しくなる事態を防止できる。
【0036】
また制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動量をもとに測位情報を補間する方法を変更しても良い。つまり、移動量が所定の基準移動量よりも多い場合、制御部10は、周辺の地理が大きく変化していると判断して、線形補間、最小2乗法、スプライン補間などの比較的複雑な補間方法で補間する。一方、移動量が基準移動量よりも少ない場合、制御部10は単純な補間方法(例えば過去の測位地点とベクトルによる補間方法)で補間して、送信するデータ量を減らしている。このように、制御部10が、測位状況検出部14の求めた移動量に基づいて補間方法を変更することで、測位情報の精度は維持しつつ、送信するデータ量を必要最小限として、通信コストの削減をよりきめ細かく行える。
【0037】
(実施形態2)
上述した実施形態1では、測位状況検出部14が測位状況の指標として前回の送信位置からの移動量を求めているが、本実施形態では測位状況の指標としてGPS測位端末1を携帯する人物の移動速度を用い、GPS測位部11の測位情報をもとに単位時間当たりの移動量(すなわち移動速度)を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動速度から測位情報を送信するか否かを判断している。尚、GPS測位端末1及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】
図3は本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、ステップS6でGPS測位部11が測位演算を行った後、測位状況検出部14がステップS6で求めた測位情報をもとに単位時間当たりの移動量(移動速度)を算出する(ステップS7)。尚、GPS測位端末1がある速度で移動していると、受信したGPS信号の周波数がドップラ効果によって変化するので、測位状況検出部14が、GPSアンテナ11aで受信したGPS信号から信号周波数のシフト量を求め、そのシフト量からGPS測位端末1の移動速度を演算するようにしても良く、GPS測位を行う必要がないので少ない計算量で短時間に移動速度を検出することができる。
【0039】
ここで、制御部10の備える内部メモリ(図示せず)に、このGPS測位端末1を携帯する人物が徒歩で移動するように登録されている場合、制御部10は、測位状況検出部14の検出した移動速度と人の歩行速度とを比較して(ステップS8)、移動速度が人の歩行する速度と同程度であれば、メモリに登録されている移動手段と一致するので、制御部10は問題なしと判断し、位置送信部13による測位情報の送信を停止させる(ステップS9)。一方、ステップS8の判定の結果、測位状況検出部14の求めた移動速度が歩行速度よりもはるかに速い速度(例えば自動車の走行速度)であれば、そのような高速で移動することはあり得ず、制御部10は何らかの異常事態が発生したものと判断して、位置送信部13により無線通信部12から測位結果を送信させる。
【0040】
このように測位状況検出部14は測位状況としてGPS測位端末1の移動速度を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動速度が予め設定された基準値よりも多い場合のみ、位置送信部13から測位情報を送信させているので、測位情報の送信回数を減らして、通信コストを削減できる。
【0041】
(実施形態3)
上述した実施形態1では、測位状況検出部14が測位状況の指標として前回の送信位置からの移動量を求めているが、本実施形態では測位状況の指標として測位時の時間帯を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた時間帯から測位情報を送信するか否かを判断している。尚、GPS測位端末1及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0042】
図4は本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、ステップS11でGPS測位部11が測位演算を行った後、測位状況検出部14が測位時の時間帯を求めており(ステップS12)、制御部10は、測位状況検出部14の求めた時間帯をもとに位置送信部13により測位情報を送信する頻度を制御している(ステップS13)。
【0043】
例えばセキュリティなどの用途であれば、制御部10は、日中はGPS測位端末1を携帯する監視対象者の危険性は低いと予想して測位結果の送信頻度を低くし、逆に深夜には危険性が高いと予想して送信頻度を高めている。また、GPS測位端末1を携帯する利用者が学童の場合は、制御部10が、登下校の時間帯に測位結果の送信頻度を高くして、測位位置の監視をより厳しくしても良い。
【0044】
このように測位状況検出部14は測位状況として測位時の時間帯を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた時間帯をもとに、位置送信部13から測位情報を送信させる頻度を制御しているので、測位情報を送信する頻度をきめ細かく制御して、通信コストを抑制することができる。
【0045】
(実施形態4)
上述した実施形態1では、測位状況検出部14が測位状況の指標として前回の送信位置からの移動量を求めているが、本実施形態では測位状況の指標として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた危険度をもとに、測位情報を送信する頻度を変化させている。尚、GPS測位端末1及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0046】
図5は本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、ステップS14でGPS測位部11が測位演算を行った後、測位状況検出部14は、GPS測位部11の求めた測位地点周辺の犯罪発生率などから測位地点の危険度を求めており(ステップS15)、制御部10は、測位状況検出部14の求めた危険度をもとに位置送信部13により測位情報を送信する頻度を制御している(ステップS16)。
【0047】
例えばセキュリティなどの用途であれば、制御部10は、現在地が自宅周辺であれば危険度は低いと判断して測位結果の送信頻度を低くし、逆に普段は行かない場所にいる場合は危険度が高いと判断して測位結果の送信頻度を高くしており、危険度の高い地域にいる場合は送信の頻度を高くすることで測位位置の監視をより厳しく行える。また現在地の地域特性を考慮して送信結果の送信頻度を変化させるようにしても良く、現在地が繁華街であれば測位結果の送信頻度を高くして監視を厳しくし、また利用者が学童の場合には現在地が学校周辺の場合は測位結果の送信頻度を低くして監視を緩めるようにしても良い。
【0048】
また、例えばGPS測位端末1を携帯する人物が学童の場合には、ルート記憶部15に自宅から小学校までの登下校ルートを記憶させておき、ルート監視部16がGPS測位部11の検出した測位結果とルート記憶部15に記憶された登下校ルートとを比較し、現在地が登下校ルートから一定距離以上外れた場合には、制御部10が測位結果の送信頻度や補間の方法を変更するようにしても良く、現在地が登下校ルートから一定距離以上外れた場合はGPS測位部11による測位頻度や測位結果の送信頻度を高くして、測位位置の監視をより厳しくし、さらにGPS測位部11の動作モードを測位精度が最も高くなるような動作モードで動作させるようにしても良い。ここで、GPS測位端末1はバッテリで駆動されるので、バッテリの消耗を少なくするために測位時以外はGPS測位部11への電源供給を停止しているのであるが、GPS測位部11への電源供給を一旦停止し、その後に電源供給を再開すると、一般的に感度が低下する。したがって、GPS測位後もGPS測位部11への電源供給を継続してトラッキングさせるような動作モードにすれば、GPS測位部11の感度(測位精度)を非常に高い状態に維持することができる。
【0049】
尚、GPS測位端末1に、現在地が予め登録されたルートから外れていることを音や光で報知する手段を設けても良い。
【0050】
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図6を参照して説明する。尚、位置監視システムの基本的な構成は実施形態4と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0051】
上述した実施形態4では、測位状況検出部14が測位状況の指標として測位地点の危険度を検出し、制御部10が、測位状況検出部14の求めた危険度をもとに、測位情報を送信する頻度を変化させているが、GPS測位端末1のメモリに地域情報を持たせた場合、地域情報のデータ量は膨大であるので、大容量のメモリを持たせる必要がある。そこで、本実施形態では図6に示すように、センター装置2に、GPS測位端末1から送信された測位情報を受信する受信部20と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する危険度検出部21と、検出した危険度をもとにGPS測位端末1からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する制御信号生成部22と、生成した制御信号をGPS測位端末1へ送信する送信部23とを設けてある。
【0052】
而して、GPS測位端末1のGPS測位部11が測位演算を行い、その即位結果を位置送信部13が無線通信部12から送信させると、無線基地局4、移動通信制御局6及び通信網3を介して送信された測位情報を受信部20が受信し、受信した測位情報をもとに危険度検出部21が測位地点周辺の危険度を検出する。そして、制御信号生成部22が、危険度検出部21の求めた危険度をもとに、測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成して、送信部23からGPS測位端末1へ送信させており、GPS測位端末1では受信した制御信号をもとに制御部10が位置送信部13による測位情報の送信間隔を変化させている。ここで、制御信号生成部22では、危険度が高いほど送信間隔を短くするような制御信号を生成しているので、危険度の高い地域ではGPS測位端末1の監視を厳しくして、監視対象者の安全を確保することができる。
【0053】
(実施形態6)
本発明の実施形態6を図1を参照して説明する。尚、GPS測位端末及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0054】
上述した実施形態1〜5では、GPS測位部11が定期的にGPS衛星5a…からの電波を受信して、測位演算を行っているのであるが、街中などで電波の受信状態が悪いために測位演算に失敗する場合があり、測位結果を送信する際に直前の測位が失敗する場合もある。
【0055】
そこで、本実施形態ではGPS測位部11の測位結果を送信させる際に直前の測位が失敗している場合、制御部10は、過去の所定期間内にGPS測位部11による測位演算が少なくとも1回成功していれば、その内の最も新しい測位結果を送信させるようにしている。
【0056】
街中などGPS衛星5a…からの電波が届きにくい場所では、GPS測位部11による測位が成功する場合と失敗する場合とが混在し、測位結果を送信する際に直前の測位がたまたま失敗していたとしても、その前の時点では測位に成功しているというような場合があり、セキュリティなどの用途では測位に失敗したとして位置情報を送信しないよりは、データが多少古くても位置情報を送信した方が望ましいので、制御部10では、その前の時点の測位が有効であると判断して、その時の測位結果を送信させている。
【0057】
例えばGPS測位端末を携帯する利用者が建物の内部に入った場合、建物内ではGPSを利用した測位が不可能になるため、その建物に入った最終地点の位置情報が重要になるが、上述のように測位結果を送信する直前の測位に失敗していたとしても、過去の所定期間内で測位に成功していれば、その内の最も新しい測位結果を送信させることで、建物内に入って測位不能になる前の位置情報をセンター装置2側で把握することができ、GPS測位端末1の位置をロストするのを防止できる。
【0058】
(実施形態7)
本発明の実施形態7を図7を参照して説明する。尚、GPS測位端末及びそれを用いる位置監視システムの基本構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0059】
上述の各実施形態ではGPSを利用して測位を行っているが、本実施形態では、無線通信部12との間で無線通信を行っている無線基地局4の設置位置を求める位置検出部18をGPS測位端末1に設けており、GPS測位部11によるGPS測位に加えて、位置検出部18を利用した基地局測位を行っている。すなわち、GPS測位端末1は無線通信部12が無線通信を行っている無線基地局4のゾーン内に存在するので、位置検出部18の求めた無線基地局4の設置位置からGPS測位端末1の大まかな現在位置を検出することができる(このような測位方法を基地局測位と言う)。
【0060】
ここで、位置検出部18を用いた基地局測位について説明する。位置検出部18が、無線通信部12との間で無線通信を行っている無線基地局4の設置位置を要求する要求信号を無線通信部12から移動通信制御局6に送信すると、移動通信制御局6は、GPS測位端末1からの要求信号に応じて、無線通信部12との間で無線通信を行っている無線基地局4の設置位置を基地局DB6aから抽出し、抽出した設置位置を要求信号を送信したGPS測位端末1に送信する。この時、GPS測位端末1の位置検出部18は、移動通信制御局6から送信された設置位置の情報を無線通信部12を介して受信することにより、無線基地局4の設置位置を求めている。尚、GPS測位端末1に、無線基地局4の設置位置が登録された基地局DBを持たせ、GPS測位端末1側で無線通信部12が無線通信を行っている無線基地局4の基地局IDをもとに基地局DBから無線基地局4の設置位置を抽出するようにしても良い。
【0061】
上述のようにGPS測位端末1にはGPS測位部11に加えて位置検出部18が設けてあり、GPS測位部11による測位に失敗した場合は、制御部10が、位置検出部18の検出した無線基地局4の設置位置から大まかな現在地を求め、GPS測位部11による測位情報の代わりにセンター装置2へ送信させており、GPSによる測位が失敗した場合でも大まかな現在地をセンター装置2側で把握することができる。
【0062】
尚、GPS測位部11による測位が連続して失敗し、位置検出部18による検出結果が連続して送信された場合は、制御部10が、位置検出部18による前回の検出位置と今回の検出位置とをもとに現在地を予測して、予測結果を送信するようにしても良く、GPS測位端末1の現在地をより絞り込むことができる。例えば、位置検出部18による前回測位時の時刻及び位置と、今回の測位時の時刻及び位置とから、両地点間の移動経路を線形補間などの方法で予測しても良い。
【0063】
また、GPS測位部11による測位が連続して失敗している状態で、無線通信部12が無線通信を行っている無線基地局4の基地局IDが変化した場合、すなわち別の無線基地局4のゾーンへ移動した場合、GPS測位部11が最後に測位に成功した位置と、位置検出部18の求めた無線基地局4の設置位置とから、現在地を予測するようにしても良い。例えば制御部10が、GPS測位部11が最後に測位に成功した位置から、変化後の基地局IDの無線基地局4が設置されている場所に向かう方向に存在する確立が高いと予測して、その予測結果を無線通信部12から送信させるようにしても良く、現在地をより絞り込むことができるので、セキュリティなどの用途では非常に有効である。
【0064】
(実施形態8)
本発明の実施形態8を図8を参照して説明する。尚、GPS測位端末及びそれを用いる位置監視システムの基本構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0065】
本実施形態ではGPS測位端末1に、捕捉しているGPS衛星からのGPS信号のC/N比を検出するC/N比検出部19(C/N比検出手段)を設けており、GPS測位部11が測位に失敗した場合には、制御部10が、最初に測位に失敗した時に捕捉していたGPS衛星のGPS信号のC/N情報を無線通信部12からセンター装置2へ送信させている。
【0066】
GPS衛星からの電波の受信状態が悪化したために測位に失敗した場合は、電波のC/N比が徐々に劣化していくが、センター装置2では、最初に測位に失敗した時にGPS測位端末1が捕捉していたGPS衛星のGPS信号のC/N情報を把握することができ、これらの情報からどのGPS衛星が可視であったか、或いはどのような状況でGPS衛星をロストしたかというような情報を得ることができ、建物に入った場合はどの方向から建物に入ったかを予測できるから、セキュリティなどの用途では非常に有効である。
【0067】
尚、測位に成功している場合にも、制御部10が、GPS測位部11の測位結果とともに捕捉しているGPS衛星のGPS信号のC/N情報を送信させても良く、センター装置2側でGPS測位端末1の現在地を予測する際に、その周囲の状況によってはマップマッチングなどの手法を用いることが可能になり、より高い精度でGPS測位端末1の現在地を予測できる。例えば、周囲に高層の建物が林立した都会の道路では、道路の延びる方向に位置するGPS衛星からの電波のCNデータが高くなると予想されるので、逆にそのようなCNデータを受信した場合は、CNデータの高いGPS衛星が見えるような方向の道路上にGPS測位端末1が存在するものと判断できる。
【0068】
ところで、上述した各実施形態のGPS測位端末1はバッテリ駆動のため、無駄な電力消費を無くすために、GPS測位部11には測位時のみ電源供給するようになっており、制御部10は、電源制御部17を用いてGPS測位部11への電源供給をオン/オフしている。ここで、制御部10は、GPS測位部11が測位に要した時間をもとに次回測位時のGPS測位部11の起動時間を制御しており、GPS測位部11による測位が失敗している場合は、測位に長い時間がかかっていると思われるので、次回の起動時間を遅らせる。逆にGPS測位部11による測位が連続して成功している場合には、制御部10は、測位に時間がかかっていないと判断して、次回の起動時間を早めており、起動間隔を短くすることで、平均的な電力消費量を一定に保つことができる。したがって、GPS測位端末1の電源としてバッテリを用いる場合には、バッテリの電力消費量を略一定に保ち、バッテリの持続時間を一定にできるという利点がある。
【0069】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段と、外部との間で無線通信を行う通信手段と、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出手段と、測位状況検出手段の検出結果に基づいて位置送信手段により測位情報を送信させるか否かを制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とし、測位状況検出手段が求めた測位状況に基づいて制御手段が測位情報を送信させるか否かを判断しているので、GPS測位手段が測位を行う毎に測位情報を送信する場合に比べて、測位情報の送信回数を少なくでき、通信コストを削減できる。
【0070】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段が測位演算を複数回行う毎に上記位置送信手段により測位情報を1回送信させることを特徴とし、測位情報の送信回数を少なくすることで、通信コストを削減できる。
【0071】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させることを特徴とし、測位演算を行うごとに測位情報を送信するのではなく、複数回の測位情報を圧縮したデータを送信しているので、測位情報を送信する際の通信量を減らして、通信コストを抑制できる。
【0072】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として前回測位結果を送信した地点からの移動量を検出し、上記制御手段は、測位状況検出手段が検出した移動量が所定の基準移動量よりも大きければ位置送信手段により測位情報を送信させることを特徴とし、測位状況検出手段の検出した移動量が基準移動量よりも大きい場合は測位情報を送信させているので、GPS測位端末が同じ地点に留まるなどして前回の送信位置からの移動量が基準移動量よりも少ない場合は、測位情報の送信を停止させることができ、測位情報の送信回数を減らして、通信コストを抑制できる。
【0073】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させており、測位状況検出手段の検出した移動量をもとに測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することを特徴とし、請求項4の発明の効果に加えて、測位状況検出手段の検出した移動量に応じて測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することで、通信コストの削減をきめ細かく行えるという効果がある。
【0074】
請求項6の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位時の時間帯を検出しており、上記制御手段は、測位状況検出手段の検出した時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させるように位置送信手段を制御することを特徴とし、時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させることができる。
【0075】
請求項7の発明は、請求項1乃至3の何れ1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出し、上記制御手段は、危険度が高いほど測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とし、制御手段は、測位位置の危険度が高いほど測位情報を送信する頻度を高くしているので、危険度の高い地域にいる場合は外部からGPS測位端末の測位位置の監視をより厳しく行えるという効果がある。
【0076】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、所定の移動ルートを記憶するルート記憶手段と、GPS測位手段により検出された測位位置がルート記憶手段に記憶された移動ルートから外れているか否かを監視する監視手段とを設け、上記制御手段は、監視手段の監視結果に基づいて移動ルートから一定距離以上外れている場合は、測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とし、所定の移動ルートから一定距離以上外れた場合には測位情報を送信する頻度を高くしているので、外部からGPS測位端末の測位位置の監視をより厳しく行えるという効果がある。
【0077】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、上記制御手段は、GPS測位手段による前回の測位が失敗している場合、過去の所定期間内に1回でも測位に成功していれば、その内の最も新しい測位結果を位置送信手段により送信させることを特徴とし、測位情報を送信する時点でたまたま測位に失敗していたとしても、それ以前で測位に成功しているときの測位情報を送信させることで、外部でGPS測位端末の位置をロストするのを防止できる。
【0078】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、上記通信手段は、それぞれ所定の設置位置に設置されると共に通信網に接続される複数の無線基地局との間で無線通信を行い、無線基地局と通信網とを介して外部との間で通信を行っており、通信手段が無線通信を行っている無線基地局の設置位置を求める位置検出手段を設け、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗した場合、GPS測位手段による測位結果の代わりに位置検出手段の求めた無線基地局の設置位置を位置送信手段により送信させることを特徴とし、GPS測位端末は、通信手段が無線通信を行っている無線基地局のゾーン内に存在するので、GPS測位手段による測位が失敗した場合はGPS測位端末による測位情報の代わりに位置検出手段が求めた無線基地局の設置位置を送信させることで、GPS測位端末の大まかな現在地を把握できるという効果がある。
【0079】
請求項11の発明は、請求項10の発明において、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗した場合、上記制御手段は、上記位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とし、請求項10の発明の効果に加えて、位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測することで、GPS測位端末の現在地をより絞り込むことができる。
【0080】
請求項12の発明は、請求項10の発明において、上記通信手段は、無線基地局との間で通信を行う際に各々の無線基地局に個別に割り当てられた基地局IDを受信しており、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗し、且つ、通信手段が通信を行う無線基地局の基地局IDが変化した場合、上記制御手段は、最後に測位に成功した時のGPS測位手段による測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とし、請求項10の発明の効果に加えて、最後に測位に成功したときの測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測することで、GPS測位端末の現在地をより絞り込むことができる。
【0081】
請求項13の発明は、請求項1の発明において、GPS測位手段への電源供給をオン/オフする電源制御手段を設け、電源制御手段は、測位時のみGPS測位手段に電源を供給してGPS測位手段を起動させており、GPS測位手段による測位が連続して成功している場合は起動間隔を短くすることを特徴とし、一般に測位に成功している場合は、測位に失敗している場合に比べて測位に要する時間が短時間で済むから、測位に成功している場合は起動間隔を短くすることで、消費電力の平均値を平均化することができる。
【0082】
請求項14の発明は、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗している場合、最初に測位に失敗した時にC/N比検出手段が求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とし、GPS衛星からの電波の受信状態が悪化したために測位に失敗する場合は、電波のC/N比が徐々に劣化していくが、最初に測位に失敗した時に捕捉しているGPS衛星のC/N情報をC/N比検出手段により検出し、その検出結果を送信しているので、どのGPS衛星が可視であったか、またどのような状況でGPS衛星をロストしたのかを外部で把握することができ、例えばGPS測位端末が建物の内部に移動した場合にはどの方向から建物に入ったかを推測できる。
【0083】
請求項15の発明は、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、C/N比検出手段の求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報と共に位置送信手段により送信させることを特徴とし、C/N比検出手段の求めたC/N情報を測位情報に付加して送信しており、C/N情報からどのGPS衛星が可視であったかを把握できるので、GPS測位端末の現在地をより詳細に把握できるという効果がある。
【0084】
請求項16の発明は、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段、外部との間で無線通信を行う通信手段、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段、及び通信手段が受信した外部からの制御信号をもとに位置送信手段を制御する制御手段を制御する制御手段を具備したGPS測位端末と、GPS測位端末から送信された測位情報をもとにGPS測位端末の位置を監視するセンター装置とで構成される位置監視システムにおいて、センター装置に、GPS測位端末から送信された測位情報を受信する手段と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する手段と、検出した危険度をもとにGPS測位端末からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する手段と、生成した制御信号をGPS測位端末へ送信する手段とを設けて成ることを特徴とし、センター装置では、GPS測位端末から送信された測位情報をもとに、周辺地域の危険度を求め、危険度に応じて測位情報の送信間隔を変化させる制御信号をGPS測位端末へ送信しているので、GPS測位端末の現在地の危険度に応じて測位情報の送信間隔を変化させることによって、外部からの測位位置の監視をより厳しく行えるという効果があり、且つ、GPS測位端末に地域毎の危険度のデータを持たせる必要がないので、GPS測位端末に大容量のメモリを設ける必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【図2】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図3】実施形態2の動作を説明するフローチャートである。
【図4】実施形態3の動作を説明するフローチャートである。
【図5】実施形態4の動作を説明するフローチャートである。
【図6】実施形態5のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【図7】実施形態7のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【図8】実施形態8のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 測位端末
2 センター装置
3 通信網
4 無線基地局
5a〜5c GPS衛星
6 移動通信制御局
10 制御部
11 GPS測位部
12 無線通信部
13 位置送信部
14 測位状況検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を測位するGPS測位端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のGPS測位端末としては、監視対象の人物が携行したり、車輌などの物品に取り付けられ、測位した現在位置を無線通信回線を介してセンター装置に送信することで、センター装置側で検索対象の位置を監視するといったセキュリティ用途に利用されるものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなセキュリティシステムでは、GPS測位端末が定期的にGPS衛星からの電波を受信して測位を行い、測位した結果を無線通信回線を介してセンター装置へ通知していた。また、センター装置から無線通信回線を通じてGPS測位端末を制御し、GPS測位端末によりGPS衛星からの電波を受信して測位を行わせ、測位した結果をセンター装置へ通知させることも可能であった。
【0004】
このGPS測位端末は、セキュリティサービスの利用者自身が身に付けることもあれば、貴重品を入れるアタッシュケースや車輌などの物品に取り付ける場合や、徘徊のおそれがある痴呆患者などの被介護者に装着させる場合もあり、誘拐や徘徊、あるいは盗難などの事件が発生した場合に監視対象の位置を特定するのに非常に有用である。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−186318号公報(第3頁−第4頁、及び、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のGPS測位端末では定期的に測位を行い、測位を行う度に測位情報をセンター装置へ送信しているため、通信費用がかさむという問題があった。
【0007】
また、車輌に取り付けてカーナビゲーションなどの用途に利用されるGPS測位装置では、GPS衛星からの電波の受信条件が良好な場所に設置されるから、測位感度の低いGPS測位装置でも測位が可能であったが、利用者が装着する場合やアタッシュケースなどの物品に取り付ける場合には、GPS衛星からの電波の受信条件が良好であるとは限らず、現在位置を正確に求めることが難しいという問題もあった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、セキュリティー用途に利用するのに十分な情報を外部へ送信しつつ、通信費用の抑制を図ったGPS測位端末を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段と、外部との間で無線通信を行う通信手段と、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出手段と、測位状況検出手段の検出結果に基づいて位置送信手段により測位情報を送信させるか否かを制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段が測位演算を複数回行う毎に上記位置送信手段により測位情報を1回送信させることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として前回測位情報を送信した地点からの移動量を検出し、上記制御手段は、測位状況検出手段が検出した移動量が所定の基準移動量よりも大きければ位置送信手段により測位情報を送信させることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項4の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させており、測位状況検出手段の検出した移動量をもとに測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明では、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位時の時間帯を検出しており、上記制御手段は、測位状況検出手段の検出した時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させるように位置送信手段を制御することを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明では、請求項1乃至3の何れ1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出し、上記制御手段は、危険度が高いほど測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明では、請求項1の発明において、所定の移動ルートを記憶するルート記憶手段と、GPS測位手段により検出された測位位置がルート記憶手段に記憶された移動ルートから外れているか否かを監視する監視手段とを設け、上記制御手段は、監視手段の監視結果に基づいて移動ルートから一定距離以上外れている場合は、測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明では、請求項1の発明において、上記制御手段は、GPS測位手段による前回の測位が失敗している場合、過去の所定期間内に1回でも測位に成功していれば、その内の最も新しい測位情報を位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明では、請求項1の発明において、上記通信手段は、それぞれ所定の設置位置に設置されると共に通信網に接続される複数の無線基地局との間で無線通信を行い、無線基地局と通信網とを介して外部との間で通信を行っており、通信手段が無線通信を行っている無線基地局の設置位置を求める位置検出手段を設け、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗した場合、GPS測位手段による測位情報の代わりに位置検出手段の求めた無線基地局の設置位置を位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0019】
請求項11の発明では、請求項10の発明において、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗した場合、上記制御手段は、上記位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0020】
請求項12の発明では、請求項10の発明において、上記通信手段は、無線基地局との間で通信を行う際に各々の無線基地局に個別に割り当てられた基地局IDを受信しており、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗し、且つ、通信手段が通信を行う無線基地局の基地局IDが変化した場合、上記制御手段は、最後に測位に成功した時のGPS測位手段による測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0021】
請求項13の発明では、請求項1の発明において、GPS測位手段への電源供給をオン/オフする電源制御手段を設け、電源制御手段は、測位時のみGPS測位手段に電源を供給してGPS測位手段を起動させており、GPS測位手段による測位が連続して成功している場合は起動間隔を短くすることを特徴とする。
【0022】
請求項14の発明では、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗している場合、最初に測位に失敗した時にC/N比検出手段が求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0023】
請求項15の発明では、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、C/N比検出手段の求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報と共に位置送信手段により送信させることを特徴とする。
【0024】
請求項16の発明では、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段、外部との間で無線通信を行う通信手段、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段、及び通信手段が受信した外部からの制御信号をもとに位置送信手段を制御する制御手段を制御する制御手段を具備したGPS測位端末と、GPS測位端末から送信された測位情報をもとにGPS測位端末の位置を監視するセンター装置とで構成される位置監視システムにおいて、センター装置に、GPS測位端末から送信された測位情報を受信する手段と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する手段と、検出した危険度をもとにGPS測位端末からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する手段と、生成した制御信号をGPS測位端末へ送信する手段とを設けて成ることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図を図1に示す。
【0026】
このシステムは、例えば監視対象の人物が携帯し、GPS衛星5a〜5cから電波信号で送信されるGPS信号を受信して現在位置を測位するとともに測位情報を後述のセンター装置2へ送信するGPS測位端末1と、GPS測位端末1から送信された測位情報を受信して、GPS測位端末1、すなわち監視対象の人物の位置を把握するセンター装置2とで構成される。
【0027】
GPS測位端末1は、GPS衛星5a〜5cからの電波を受信して現在位置を測位するGPS測位部11(GPS測位手段)と、後述の無線基地局との間で電波信号により無線通信を行う無線通信部12(通信手段)と、GPS測位部11の求めた測位情報を無線通信部12から送信させる位置送信部13(位置送信手段)と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出部14(測位状況検出手段)と、監視対象の人物が移動する移動ルートを予め記憶するルート記憶部15(ルート記憶手段)と、GPS測位部11の求めた現在位置とルート記憶部15に記憶された移動ルートとを比較して移動ルートから外れているか否かを監視するルート監視部16(監視手段)と、GPS測位部11への電源供給をオン/オフする電源制御部17(電源制御手段)と、例えばマイクロコンピュータからなり上記各部の動作を制御する制御部10(制御手段)とで構成される。
【0028】
電源制御部17は所定のタイミングでGPS測位部11への電源供給を開始して、GPS測位部11を起動させており、
GPS測位部11は、所定の時間間隔で電源制御部17から電源が供給されて起動し、上空に存在する複数のGPS衛星5a〜5cからのGPS信号をGPSアンテナ11aで受信し、GPS信号に含まれる航法メッセージをデコードして、得られた航法メッセージをもとに測位演算を行っている。尚、図1では上空に3基のGPS衛星5a〜5cが存在する状態を示しているが、GPS衛星の数を3基に限定するものではなく、3基以上のGPS衛星を捕捉していれば測位演算を行うことができる。
【0029】
無線通信部12は無線基地局4との間で無線通信を行う。複数の無線基地局4は、携帯電話のような移動体通信の通信制御を行う移動通信制御局6を経由して通信網(公衆回線網)3に接続されており、無線通信部12から送信されたデータは無線基地局4、移動通信制御局6及び通信網3を介してセンター装置2に送信されるようになっている。尚、複数の無線基地局4の設置位置は地理的に固定され、各々の無線基地局4がカバーする通信エリア(セル)が隣接するように配置されており、移動通信制御局6には、複数の無線基地局4の設置位置を登録した基地局データベース(以下、基地局DBと略称す)6aが設けられている。
【0030】
ところで、GPS測位部11は一定の時間間隔で電源制御部17により電源が供給されて測位演算を行っているのであるが、制御部10は、GPS測位部11が測位演算を行う毎に位置送信部13により測位情報を送信させるようにしても良いし、例えばGPS測位部11が測位演算を5回行う毎に1回測位情報を送信させるように送信間隔を間引いても良い。なお、測位情報を間引いて送信する場合は、測位情報の送信間隔を一定としても良いし、送信間隔を任意に変化させても良い。また、測位情報を間引いて送信する際に、直前の測位演算で求めた測位情報を送信する代わりに、これまでに送信していない測位情報を送信するようにしても良い。このように、GPS測位部11が測位演算を行う毎に測位情報を送信する必要がない場合は、測位情報の送信を間引くことで、送信回数を減らして、通信コストを削減することができる。
【0031】
また、例えばGPS測位部11が測位演算を5回行う毎に位置送信部13が測位情報を1回送信する場合に、制御部10が最小2乗法などの手法を用いて5回分の測位情報のデータを圧縮し、圧縮したデータを位置送信部13により送信させるようにしても良く、センター装置2では、圧縮されたデータをもとに補間或いは補外することで元の位置情報を復元したり、予測したりする。このように制御部10に、GPS測位部11の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を持たせることで、送信する測位情報のデータ量を圧縮して、通信コストを削減することができる。
【0032】
ここで、位置送信部13は、GPS測位部11の求めた測位情報を無線通信部12からセンター装置2へ送信しているのであるが、後述するように測位状況検出部14はGPS測位部11による測位状況を検出し、その検出結果に基づいて制御部10が位置送信部13により測位情報を送信させるか否かを判断しているので、GPS測位部11が測位を行う毎に測位情報を送信する場合に比べて、測位情報の送信回数を少なくでき、通信コストを削減できる。
【0033】
例えばGPS測位端末1を携帯した監視対象の人物が同じ場所に留まっている場合は、GPS測位端末1の現在位置が前回の送信位置と変わらないので、センター装置2へ測位情報を送信しなくても、前回の送信位置からGPS測位端末1の位置を特定することができる。そこで、測位状況検出部14は、測位状況の指標として前回測位情報を送信した地点からの移動量を用い、GPS測位部11の求めた現在地と前回の送信位置とから移動量を検出しており、制御部10は、測位状況検出部14の検出した移動量をもとに位置送信部13により測位情報を送信させるか否かを判断している。
【0034】
図2は上述の動作を説明するフローチャートであり、ステップS1でGPS測位部11が測位演算を行った後、ステップS2で測位状況検出部14が前回の送信位置とステップS1で求めた測位情報とをもとに移動量を算出し、制御部10がステップS2で求めた移動量と所定の基準移動量との大小を比較する(ステップS3)。そして、ステップS3の判定の結果、移動量が基準移動量よりも多い場合は制御部10が位置送信部13により測位情報を送信させ(ステップS4)、基準移動量よりも少ない場合は制御部10が位置送信部13による測位情報の送信を停止させている(ステップS5)。このように、測位状況検出部14は測位状況として前回の送信位置からの移動量を求めており、移動量が基準移動量よりも少ない場合は制御部10が位置送信部13による測位情報の送信を停止させているので、測位情報の送信回数を減らして、通信コストを削減できる。
【0035】
なお制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動量をもとに測位情報を送信するか否かを判断しているが、移動量に応じて測位情報を送信する頻度を変化させても良い。つまり、移動量が所定の基準移動量よりも少ない場合は測位情報を頻繁に送信しなくても位置情報の補間が容易に行えるので、制御部10では測位情報の送信間隔を長くし、測位情報を間引いて送信させることで、通信コストを抑制する。一方、移動量が所定の基準移動量よりも多い場合、制御部10は、測位情報の送信間隔を短くして、頻繁に送信させている。したがって、センター装置2側でGPS測位端末1の移動ルートを判断する際に、その移動速度が速くなると、受信した測位地点の間隔が非常に長くなって、移動ルートの判断が難しくなる事態を防止できる。
【0036】
また制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動量をもとに測位情報を補間する方法を変更しても良い。つまり、移動量が所定の基準移動量よりも多い場合、制御部10は、周辺の地理が大きく変化していると判断して、線形補間、最小2乗法、スプライン補間などの比較的複雑な補間方法で補間する。一方、移動量が基準移動量よりも少ない場合、制御部10は単純な補間方法(例えば過去の測位地点とベクトルによる補間方法)で補間して、送信するデータ量を減らしている。このように、制御部10が、測位状況検出部14の求めた移動量に基づいて補間方法を変更することで、測位情報の精度は維持しつつ、送信するデータ量を必要最小限として、通信コストの削減をよりきめ細かく行える。
【0037】
(実施形態2)
上述した実施形態1では、測位状況検出部14が測位状況の指標として前回の送信位置からの移動量を求めているが、本実施形態では測位状況の指標としてGPS測位端末1を携帯する人物の移動速度を用い、GPS測位部11の測位情報をもとに単位時間当たりの移動量(すなわち移動速度)を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動速度から測位情報を送信するか否かを判断している。尚、GPS測位端末1及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】
図3は本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、ステップS6でGPS測位部11が測位演算を行った後、測位状況検出部14がステップS6で求めた測位情報をもとに単位時間当たりの移動量(移動速度)を算出する(ステップS7)。尚、GPS測位端末1がある速度で移動していると、受信したGPS信号の周波数がドップラ効果によって変化するので、測位状況検出部14が、GPSアンテナ11aで受信したGPS信号から信号周波数のシフト量を求め、そのシフト量からGPS測位端末1の移動速度を演算するようにしても良く、GPS測位を行う必要がないので少ない計算量で短時間に移動速度を検出することができる。
【0039】
ここで、制御部10の備える内部メモリ(図示せず)に、このGPS測位端末1を携帯する人物が徒歩で移動するように登録されている場合、制御部10は、測位状況検出部14の検出した移動速度と人の歩行速度とを比較して(ステップS8)、移動速度が人の歩行する速度と同程度であれば、メモリに登録されている移動手段と一致するので、制御部10は問題なしと判断し、位置送信部13による測位情報の送信を停止させる(ステップS9)。一方、ステップS8の判定の結果、測位状況検出部14の求めた移動速度が歩行速度よりもはるかに速い速度(例えば自動車の走行速度)であれば、そのような高速で移動することはあり得ず、制御部10は何らかの異常事態が発生したものと判断して、位置送信部13により無線通信部12から測位結果を送信させる。
【0040】
このように測位状況検出部14は測位状況としてGPS測位端末1の移動速度を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた移動速度が予め設定された基準値よりも多い場合のみ、位置送信部13から測位情報を送信させているので、測位情報の送信回数を減らして、通信コストを削減できる。
【0041】
(実施形態3)
上述した実施形態1では、測位状況検出部14が測位状況の指標として前回の送信位置からの移動量を求めているが、本実施形態では測位状況の指標として測位時の時間帯を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた時間帯から測位情報を送信するか否かを判断している。尚、GPS測位端末1及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0042】
図4は本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、ステップS11でGPS測位部11が測位演算を行った後、測位状況検出部14が測位時の時間帯を求めており(ステップS12)、制御部10は、測位状況検出部14の求めた時間帯をもとに位置送信部13により測位情報を送信する頻度を制御している(ステップS13)。
【0043】
例えばセキュリティなどの用途であれば、制御部10は、日中はGPS測位端末1を携帯する監視対象者の危険性は低いと予想して測位結果の送信頻度を低くし、逆に深夜には危険性が高いと予想して送信頻度を高めている。また、GPS測位端末1を携帯する利用者が学童の場合は、制御部10が、登下校の時間帯に測位結果の送信頻度を高くして、測位位置の監視をより厳しくしても良い。
【0044】
このように測位状況検出部14は測位状況として測位時の時間帯を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた時間帯をもとに、位置送信部13から測位情報を送信させる頻度を制御しているので、測位情報を送信する頻度をきめ細かく制御して、通信コストを抑制することができる。
【0045】
(実施形態4)
上述した実施形態1では、測位状況検出部14が測位状況の指標として前回の送信位置からの移動量を求めているが、本実施形態では測位状況の指標として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出しており、制御部10では、測位状況検出部14の求めた危険度をもとに、測位情報を送信する頻度を変化させている。尚、GPS測位端末1及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0046】
図5は本実施形態の動作を説明するフローチャートであり、ステップS14でGPS測位部11が測位演算を行った後、測位状況検出部14は、GPS測位部11の求めた測位地点周辺の犯罪発生率などから測位地点の危険度を求めており(ステップS15)、制御部10は、測位状況検出部14の求めた危険度をもとに位置送信部13により測位情報を送信する頻度を制御している(ステップS16)。
【0047】
例えばセキュリティなどの用途であれば、制御部10は、現在地が自宅周辺であれば危険度は低いと判断して測位結果の送信頻度を低くし、逆に普段は行かない場所にいる場合は危険度が高いと判断して測位結果の送信頻度を高くしており、危険度の高い地域にいる場合は送信の頻度を高くすることで測位位置の監視をより厳しく行える。また現在地の地域特性を考慮して送信結果の送信頻度を変化させるようにしても良く、現在地が繁華街であれば測位結果の送信頻度を高くして監視を厳しくし、また利用者が学童の場合には現在地が学校周辺の場合は測位結果の送信頻度を低くして監視を緩めるようにしても良い。
【0048】
また、例えばGPS測位端末1を携帯する人物が学童の場合には、ルート記憶部15に自宅から小学校までの登下校ルートを記憶させておき、ルート監視部16がGPS測位部11の検出した測位結果とルート記憶部15に記憶された登下校ルートとを比較し、現在地が登下校ルートから一定距離以上外れた場合には、制御部10が測位結果の送信頻度や補間の方法を変更するようにしても良く、現在地が登下校ルートから一定距離以上外れた場合はGPS測位部11による測位頻度や測位結果の送信頻度を高くして、測位位置の監視をより厳しくし、さらにGPS測位部11の動作モードを測位精度が最も高くなるような動作モードで動作させるようにしても良い。ここで、GPS測位端末1はバッテリで駆動されるので、バッテリの消耗を少なくするために測位時以外はGPS測位部11への電源供給を停止しているのであるが、GPS測位部11への電源供給を一旦停止し、その後に電源供給を再開すると、一般的に感度が低下する。したがって、GPS測位後もGPS測位部11への電源供給を継続してトラッキングさせるような動作モードにすれば、GPS測位部11の感度(測位精度)を非常に高い状態に維持することができる。
【0049】
尚、GPS測位端末1に、現在地が予め登録されたルートから外れていることを音や光で報知する手段を設けても良い。
【0050】
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図6を参照して説明する。尚、位置監視システムの基本的な構成は実施形態4と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0051】
上述した実施形態4では、測位状況検出部14が測位状況の指標として測位地点の危険度を検出し、制御部10が、測位状況検出部14の求めた危険度をもとに、測位情報を送信する頻度を変化させているが、GPS測位端末1のメモリに地域情報を持たせた場合、地域情報のデータ量は膨大であるので、大容量のメモリを持たせる必要がある。そこで、本実施形態では図6に示すように、センター装置2に、GPS測位端末1から送信された測位情報を受信する受信部20と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する危険度検出部21と、検出した危険度をもとにGPS測位端末1からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する制御信号生成部22と、生成した制御信号をGPS測位端末1へ送信する送信部23とを設けてある。
【0052】
而して、GPS測位端末1のGPS測位部11が測位演算を行い、その即位結果を位置送信部13が無線通信部12から送信させると、無線基地局4、移動通信制御局6及び通信網3を介して送信された測位情報を受信部20が受信し、受信した測位情報をもとに危険度検出部21が測位地点周辺の危険度を検出する。そして、制御信号生成部22が、危険度検出部21の求めた危険度をもとに、測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成して、送信部23からGPS測位端末1へ送信させており、GPS測位端末1では受信した制御信号をもとに制御部10が位置送信部13による測位情報の送信間隔を変化させている。ここで、制御信号生成部22では、危険度が高いほど送信間隔を短くするような制御信号を生成しているので、危険度の高い地域ではGPS測位端末1の監視を厳しくして、監視対象者の安全を確保することができる。
【0053】
(実施形態6)
本発明の実施形態6を図1を参照して説明する。尚、GPS測位端末及びそれを用いる位置監視システムの構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0054】
上述した実施形態1〜5では、GPS測位部11が定期的にGPS衛星5a…からの電波を受信して、測位演算を行っているのであるが、街中などで電波の受信状態が悪いために測位演算に失敗する場合があり、測位結果を送信する際に直前の測位が失敗する場合もある。
【0055】
そこで、本実施形態ではGPS測位部11の測位結果を送信させる際に直前の測位が失敗している場合、制御部10は、過去の所定期間内にGPS測位部11による測位演算が少なくとも1回成功していれば、その内の最も新しい測位結果を送信させるようにしている。
【0056】
街中などGPS衛星5a…からの電波が届きにくい場所では、GPS測位部11による測位が成功する場合と失敗する場合とが混在し、測位結果を送信する際に直前の測位がたまたま失敗していたとしても、その前の時点では測位に成功しているというような場合があり、セキュリティなどの用途では測位に失敗したとして位置情報を送信しないよりは、データが多少古くても位置情報を送信した方が望ましいので、制御部10では、その前の時点の測位が有効であると判断して、その時の測位結果を送信させている。
【0057】
例えばGPS測位端末を携帯する利用者が建物の内部に入った場合、建物内ではGPSを利用した測位が不可能になるため、その建物に入った最終地点の位置情報が重要になるが、上述のように測位結果を送信する直前の測位に失敗していたとしても、過去の所定期間内で測位に成功していれば、その内の最も新しい測位結果を送信させることで、建物内に入って測位不能になる前の位置情報をセンター装置2側で把握することができ、GPS測位端末1の位置をロストするのを防止できる。
【0058】
(実施形態7)
本発明の実施形態7を図7を参照して説明する。尚、GPS測位端末及びそれを用いる位置監視システムの基本構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0059】
上述の各実施形態ではGPSを利用して測位を行っているが、本実施形態では、無線通信部12との間で無線通信を行っている無線基地局4の設置位置を求める位置検出部18をGPS測位端末1に設けており、GPS測位部11によるGPS測位に加えて、位置検出部18を利用した基地局測位を行っている。すなわち、GPS測位端末1は無線通信部12が無線通信を行っている無線基地局4のゾーン内に存在するので、位置検出部18の求めた無線基地局4の設置位置からGPS測位端末1の大まかな現在位置を検出することができる(このような測位方法を基地局測位と言う)。
【0060】
ここで、位置検出部18を用いた基地局測位について説明する。位置検出部18が、無線通信部12との間で無線通信を行っている無線基地局4の設置位置を要求する要求信号を無線通信部12から移動通信制御局6に送信すると、移動通信制御局6は、GPS測位端末1からの要求信号に応じて、無線通信部12との間で無線通信を行っている無線基地局4の設置位置を基地局DB6aから抽出し、抽出した設置位置を要求信号を送信したGPS測位端末1に送信する。この時、GPS測位端末1の位置検出部18は、移動通信制御局6から送信された設置位置の情報を無線通信部12を介して受信することにより、無線基地局4の設置位置を求めている。尚、GPS測位端末1に、無線基地局4の設置位置が登録された基地局DBを持たせ、GPS測位端末1側で無線通信部12が無線通信を行っている無線基地局4の基地局IDをもとに基地局DBから無線基地局4の設置位置を抽出するようにしても良い。
【0061】
上述のようにGPS測位端末1にはGPS測位部11に加えて位置検出部18が設けてあり、GPS測位部11による測位に失敗した場合は、制御部10が、位置検出部18の検出した無線基地局4の設置位置から大まかな現在地を求め、GPS測位部11による測位情報の代わりにセンター装置2へ送信させており、GPSによる測位が失敗した場合でも大まかな現在地をセンター装置2側で把握することができる。
【0062】
尚、GPS測位部11による測位が連続して失敗し、位置検出部18による検出結果が連続して送信された場合は、制御部10が、位置検出部18による前回の検出位置と今回の検出位置とをもとに現在地を予測して、予測結果を送信するようにしても良く、GPS測位端末1の現在地をより絞り込むことができる。例えば、位置検出部18による前回測位時の時刻及び位置と、今回の測位時の時刻及び位置とから、両地点間の移動経路を線形補間などの方法で予測しても良い。
【0063】
また、GPS測位部11による測位が連続して失敗している状態で、無線通信部12が無線通信を行っている無線基地局4の基地局IDが変化した場合、すなわち別の無線基地局4のゾーンへ移動した場合、GPS測位部11が最後に測位に成功した位置と、位置検出部18の求めた無線基地局4の設置位置とから、現在地を予測するようにしても良い。例えば制御部10が、GPS測位部11が最後に測位に成功した位置から、変化後の基地局IDの無線基地局4が設置されている場所に向かう方向に存在する確立が高いと予測して、その予測結果を無線通信部12から送信させるようにしても良く、現在地をより絞り込むことができるので、セキュリティなどの用途では非常に有効である。
【0064】
(実施形態8)
本発明の実施形態8を図8を参照して説明する。尚、GPS測位端末及びそれを用いる位置監視システムの基本構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0065】
本実施形態ではGPS測位端末1に、捕捉しているGPS衛星からのGPS信号のC/N比を検出するC/N比検出部19(C/N比検出手段)を設けており、GPS測位部11が測位に失敗した場合には、制御部10が、最初に測位に失敗した時に捕捉していたGPS衛星のGPS信号のC/N情報を無線通信部12からセンター装置2へ送信させている。
【0066】
GPS衛星からの電波の受信状態が悪化したために測位に失敗した場合は、電波のC/N比が徐々に劣化していくが、センター装置2では、最初に測位に失敗した時にGPS測位端末1が捕捉していたGPS衛星のGPS信号のC/N情報を把握することができ、これらの情報からどのGPS衛星が可視であったか、或いはどのような状況でGPS衛星をロストしたかというような情報を得ることができ、建物に入った場合はどの方向から建物に入ったかを予測できるから、セキュリティなどの用途では非常に有効である。
【0067】
尚、測位に成功している場合にも、制御部10が、GPS測位部11の測位結果とともに捕捉しているGPS衛星のGPS信号のC/N情報を送信させても良く、センター装置2側でGPS測位端末1の現在地を予測する際に、その周囲の状況によってはマップマッチングなどの手法を用いることが可能になり、より高い精度でGPS測位端末1の現在地を予測できる。例えば、周囲に高層の建物が林立した都会の道路では、道路の延びる方向に位置するGPS衛星からの電波のCNデータが高くなると予想されるので、逆にそのようなCNデータを受信した場合は、CNデータの高いGPS衛星が見えるような方向の道路上にGPS測位端末1が存在するものと判断できる。
【0068】
ところで、上述した各実施形態のGPS測位端末1はバッテリ駆動のため、無駄な電力消費を無くすために、GPS測位部11には測位時のみ電源供給するようになっており、制御部10は、電源制御部17を用いてGPS測位部11への電源供給をオン/オフしている。ここで、制御部10は、GPS測位部11が測位に要した時間をもとに次回測位時のGPS測位部11の起動時間を制御しており、GPS測位部11による測位が失敗している場合は、測位に長い時間がかかっていると思われるので、次回の起動時間を遅らせる。逆にGPS測位部11による測位が連続して成功している場合には、制御部10は、測位に時間がかかっていないと判断して、次回の起動時間を早めており、起動間隔を短くすることで、平均的な電力消費量を一定に保つことができる。したがって、GPS測位端末1の電源としてバッテリを用いる場合には、バッテリの電力消費量を略一定に保ち、バッテリの持続時間を一定にできるという利点がある。
【0069】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段と、外部との間で無線通信を行う通信手段と、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出手段と、測位状況検出手段の検出結果に基づいて位置送信手段により測位情報を送信させるか否かを制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とし、測位状況検出手段が求めた測位状況に基づいて制御手段が測位情報を送信させるか否かを判断しているので、GPS測位手段が測位を行う毎に測位情報を送信する場合に比べて、測位情報の送信回数を少なくでき、通信コストを削減できる。
【0070】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段が測位演算を複数回行う毎に上記位置送信手段により測位情報を1回送信させることを特徴とし、測位情報の送信回数を少なくすることで、通信コストを削減できる。
【0071】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させることを特徴とし、測位演算を行うごとに測位情報を送信するのではなく、複数回の測位情報を圧縮したデータを送信しているので、測位情報を送信する際の通信量を減らして、通信コストを抑制できる。
【0072】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として前回測位結果を送信した地点からの移動量を検出し、上記制御手段は、測位状況検出手段が検出した移動量が所定の基準移動量よりも大きければ位置送信手段により測位情報を送信させることを特徴とし、測位状況検出手段の検出した移動量が基準移動量よりも大きい場合は測位情報を送信させているので、GPS測位端末が同じ地点に留まるなどして前回の送信位置からの移動量が基準移動量よりも少ない場合は、測位情報の送信を停止させることができ、測位情報の送信回数を減らして、通信コストを抑制できる。
【0073】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させており、測位状況検出手段の検出した移動量をもとに測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することを特徴とし、請求項4の発明の効果に加えて、測位状況検出手段の検出した移動量に応じて測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することで、通信コストの削減をきめ細かく行えるという効果がある。
【0074】
請求項6の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位時の時間帯を検出しており、上記制御手段は、測位状況検出手段の検出した時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させるように位置送信手段を制御することを特徴とし、時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させることができる。
【0075】
請求項7の発明は、請求項1乃至3の何れ1つの発明において、上記測位状況検出手段は、測位状況として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出し、上記制御手段は、危険度が高いほど測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とし、制御手段は、測位位置の危険度が高いほど測位情報を送信する頻度を高くしているので、危険度の高い地域にいる場合は外部からGPS測位端末の測位位置の監視をより厳しく行えるという効果がある。
【0076】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、所定の移動ルートを記憶するルート記憶手段と、GPS測位手段により検出された測位位置がルート記憶手段に記憶された移動ルートから外れているか否かを監視する監視手段とを設け、上記制御手段は、監視手段の監視結果に基づいて移動ルートから一定距離以上外れている場合は、測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とし、所定の移動ルートから一定距離以上外れた場合には測位情報を送信する頻度を高くしているので、外部からGPS測位端末の測位位置の監視をより厳しく行えるという効果がある。
【0077】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、上記制御手段は、GPS測位手段による前回の測位が失敗している場合、過去の所定期間内に1回でも測位に成功していれば、その内の最も新しい測位結果を位置送信手段により送信させることを特徴とし、測位情報を送信する時点でたまたま測位に失敗していたとしても、それ以前で測位に成功しているときの測位情報を送信させることで、外部でGPS測位端末の位置をロストするのを防止できる。
【0078】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、上記通信手段は、それぞれ所定の設置位置に設置されると共に通信網に接続される複数の無線基地局との間で無線通信を行い、無線基地局と通信網とを介して外部との間で通信を行っており、通信手段が無線通信を行っている無線基地局の設置位置を求める位置検出手段を設け、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗した場合、GPS測位手段による測位結果の代わりに位置検出手段の求めた無線基地局の設置位置を位置送信手段により送信させることを特徴とし、GPS測位端末は、通信手段が無線通信を行っている無線基地局のゾーン内に存在するので、GPS測位手段による測位が失敗した場合はGPS測位端末による測位情報の代わりに位置検出手段が求めた無線基地局の設置位置を送信させることで、GPS測位端末の大まかな現在地を把握できるという効果がある。
【0079】
請求項11の発明は、請求項10の発明において、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗した場合、上記制御手段は、上記位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とし、請求項10の発明の効果に加えて、位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測することで、GPS測位端末の現在地をより絞り込むことができる。
【0080】
請求項12の発明は、請求項10の発明において、上記通信手段は、無線基地局との間で通信を行う際に各々の無線基地局に個別に割り当てられた基地局IDを受信しており、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗し、且つ、通信手段が通信を行う無線基地局の基地局IDが変化した場合、上記制御手段は、最後に測位に成功した時のGPS測位手段による測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とし、請求項10の発明の効果に加えて、最後に測位に成功したときの測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測することで、GPS測位端末の現在地をより絞り込むことができる。
【0081】
請求項13の発明は、請求項1の発明において、GPS測位手段への電源供給をオン/オフする電源制御手段を設け、電源制御手段は、測位時のみGPS測位手段に電源を供給してGPS測位手段を起動させており、GPS測位手段による測位が連続して成功している場合は起動間隔を短くすることを特徴とし、一般に測位に成功している場合は、測位に失敗している場合に比べて測位に要する時間が短時間で済むから、測位に成功している場合は起動間隔を短くすることで、消費電力の平均値を平均化することができる。
【0082】
請求項14の発明は、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗している場合、最初に測位に失敗した時にC/N比検出手段が求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とし、GPS衛星からの電波の受信状態が悪化したために測位に失敗する場合は、電波のC/N比が徐々に劣化していくが、最初に測位に失敗した時に捕捉しているGPS衛星のC/N情報をC/N比検出手段により検出し、その検出結果を送信しているので、どのGPS衛星が可視であったか、またどのような状況でGPS衛星をロストしたのかを外部で把握することができ、例えばGPS測位端末が建物の内部に移動した場合にはどの方向から建物に入ったかを推測できる。
【0083】
請求項15の発明は、請求項1の発明において、受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、C/N比検出手段の求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報と共に位置送信手段により送信させることを特徴とし、C/N比検出手段の求めたC/N情報を測位情報に付加して送信しており、C/N情報からどのGPS衛星が可視であったかを把握できるので、GPS測位端末の現在地をより詳細に把握できるという効果がある。
【0084】
請求項16の発明は、GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段、外部との間で無線通信を行う通信手段、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段、及び通信手段が受信した外部からの制御信号をもとに位置送信手段を制御する制御手段を制御する制御手段を具備したGPS測位端末と、GPS測位端末から送信された測位情報をもとにGPS測位端末の位置を監視するセンター装置とで構成される位置監視システムにおいて、センター装置に、GPS測位端末から送信された測位情報を受信する手段と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する手段と、検出した危険度をもとにGPS測位端末からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する手段と、生成した制御信号をGPS測位端末へ送信する手段とを設けて成ることを特徴とし、センター装置では、GPS測位端末から送信された測位情報をもとに、周辺地域の危険度を求め、危険度に応じて測位情報の送信間隔を変化させる制御信号をGPS測位端末へ送信しているので、GPS測位端末の現在地の危険度に応じて測位情報の送信間隔を変化させることによって、外部からの測位位置の監視をより厳しく行えるという効果があり、且つ、GPS測位端末に地域毎の危険度のデータを持たせる必要がないので、GPS測位端末に大容量のメモリを設ける必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【図2】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図3】実施形態2の動作を説明するフローチャートである。
【図4】実施形態3の動作を説明するフローチャートである。
【図5】実施形態4の動作を説明するフローチャートである。
【図6】実施形態5のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【図7】実施形態7のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【図8】実施形態8のGPS測位端末を用いる位置監視システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 測位端末
2 センター装置
3 通信網
4 無線基地局
5a〜5c GPS衛星
6 移動通信制御局
10 制御部
11 GPS測位部
12 無線通信部
13 位置送信部
14 測位状況検出部
Claims (16)
- GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段と、外部との間で無線通信を行う通信手段と、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段と、測位状況に関わる情報を検出する測位状況検出手段と、測位状況検出手段の検出結果に基づいて位置送信手段により測位情報を送信させるか否かを制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とするGPS測位端末。
- 上記制御手段は、上記GPS測位手段が測位演算を複数回行う毎に上記位置送信手段により測位情報を1回送信させることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 上記測位状況検出手段は、測位状況として前回測位情報を送信した地点からの移動量を検出し、上記制御手段は、測位状況検出手段が検出した移動量が所定の基準移動量よりも大きければ位置送信手段により測位情報を送信させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のGPS測位端末。
- 上記制御手段は、上記GPS測位手段の複数回の測位情報を外部で復元可能なデータに圧縮する機能を有し、圧縮したデータを上記位置送信手段により外部へ送信させており、測位状況検出手段の検出した移動量をもとに測位情報の送信を間引く間隔、又は、圧縮する手法の何れかを変更することを特徴とする請求項4記載のGPS測位端末。
- 上記測位状況検出手段は、測位状況として測位時の時間帯を検出しており、上記制御手段は、測位状況検出手段の検出した時間帯に応じて測位情報を送信する頻度を変化させるように位置送信手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のGPS測位端末。
- 上記測位状況検出手段は、測位状況として測位地点の周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出し、上記制御手段は、危険度が高いほど測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のGPS測位端末。
- 所定の移動ルートを記憶するルート記憶手段と、GPS測位手段により検出された測位位置がルート記憶手段に記憶された移動ルートから外れているか否かを監視する監視手段とを設け、上記制御手段は、監視手段の監視結果に基づいて移動ルートから一定距離以上外れている場合は、測位情報を送信する頻度が高くなるように位置送信手段を制御することを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 上記制御手段は、GPS測位手段による前回の測位が失敗している場合、過去の所定期間内に1回でも測位に成功していれば、その内の最も新しい測位情報を位置送信手段により送信させることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 上記通信手段は、それぞれ所定の設置位置に設置されると共に通信網に接続される複数の無線基地局との間で無線通信を行い、無線基地局と通信網とを介して外部との間で通信を行っており、通信手段が無線通信を行っている無線基地局の設置位置を求める位置検出手段を設け、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗した場合、GPS測位手段による測位情報の代わりに位置検出手段の求めた無線基地局の設置位置を位置送信手段により送信させることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗した場合、上記制御手段は、上記位置検出手段による複数回の検出結果から現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする請求項10記載のGPS測位端末。
- 上記通信手段は、無線基地局との間で通信を行う際に各々の無線基地局に個別に割り当てられた基地局IDを受信しており、上記GPS測位手段による測位が複数回連続して失敗し、且つ、通信手段が通信を行う無線基地局の基地局IDが変化した場合、上記制御手段は、最後に測位に成功した時のGPS測位手段による測位情報と、新しい基地局IDの無線基地局の設置位置とから現在地を予測し、予測した結果をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする請求項10記載のGPS測位端末。
- GPS測位手段への電源供給をオン/オフする電源制御手段を設け、電源制御手段は、測位時のみGPS測位手段に電源を供給してGPS測位手段を起動させており、GPS測位手段による測位が連続して成功している場合は起動間隔を短くすることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、上記GPS測位手段による測位が失敗している場合、最初に測位に失敗した時にC/N比検出手段が求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報の代わりに位置送信手段により送信させることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- 受信したGPS信号のC/N比を求めるC/N比検出手段を備え、上記制御手段は、C/N比検出手段の求めたC/N情報をGPS測位手段による測位情報と共に位置送信手段により送信させることを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末。
- GPS衛星から受信したGPS信号をもとに現在地の位置情報を演算するGPS測位手段、外部との間で無線通信を行う通信手段、GPS測位手段の求めた測位情報を通信手段から外部へ送信させる位置送信手段、及び通信手段が受信した外部からの制御信号をもとに位置送信手段を制御する制御手段を制御する制御手段を具備したGPS測位端末と、GPS測位端末から送信された測位情報をもとにGPS測位端末の位置を監視するセンター装置とで構成される位置監視システムにおいて、センター装置に、GPS測位端末から送信された測位情報を受信する手段と、受信した測位情報をもとに周辺地域の犯罪発生率などの危険度を検出する手段と、検出した危険度をもとにGPS測位端末からの測位情報の送信間隔を変化させる制御信号を生成する手段と、生成した制御信号をGPS測位端末へ送信する手段とを設けて成ることを特徴とする位置監視システム。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |