JP2004140084A - 半導体チップのピックアップ方法およびそのピックアップ装置 - Google Patents

半導体チップのピックアップ方法およびそのピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チップ探査動作回数を軽減し、効率の良いピックアップ動作を可能とする。
【解決手段】ピックアップ対象チップCを撮像し、画像情報として出力する第1撮像手段(第1カメラ3)と、その画像I1により、重心座標、外観不良の認識を行う第1画像処理手段4と、ピックアップ対象チップCの周辺のチップCを撮像し、画像情報として出力する第2撮像手段(第2カメラ6)と、その画像I2により、複数のチップCのバットマークの有無、および、重心座標を認識し、良品であると判断するとピックアップ対象チップ候補Cとしてその情報のマップデータの作成を行う第2画像処理手段8と、第1画像処理手段4から入力したテーブル補正情報に基づいてテーブル1を補正移動するとともに、第2画像処理手段8から入力したマップデータに基づいてテーブル1を移動させる制御手段13とからなる構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップのピックアップ方法およびそのピックアップ装置に関し、詳しくは、電子部品の製造で使用されるピックアップ装置、および、画像認識によりチップをピックアップする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体装置を製造する際には、多数のチップがウェハ上に整列配置され、このウェハとともにテーブル上に配置された前記チップを画像認識し、良品のチップのみをピックアップしている。
【0003】
具体的には、まず、カメラにより複数のチップを1つずつ画像として取り込み、その取り込んだ撮像信号を画像処理部に出力する。そして、この画像処理装置でカメラ視野の画像認識エリア内にあるチップを画像処理する。
【0004】
ついで、画像処理して得られたチップの画像データをフレームメモリに記憶し、この画像データを画像認識してチップの良否を判定する。ここで、このチップの良否の判定は、主に欠け等の外観不良についてなされる。
【0005】
そして、前記画像認識により良品と判定されたチップは、コレットと称する専用治具で真空吸着してピックアップされる。
【0006】
次に、図20に示すように、複数のチップCがウェハテーブル(図示せず)上に配列されている場合を例に、従来のピックアップ方法でピックアップを行った場合の取込画像、ピックアップ状態、および、ウェハの移動軌跡を図21から図32を参照して説明する。
【0007】
なお、このピックアップ工程を開始する前には、予め不良品であるか否かを概略的に検査する検査工程が実行される。そして、この検査工程で不良品であると判断されたチップC2,C3には、不良品であることを示すバットマーク「●印」が付されている。
【0008】
図21は、最初のチップC1の取込画像である。まず、画像認識エリアa内のチップC1の画像認識を行って良否判定し、欠け等の外観不良がなく良品である判定すると、チップC1の重心座標がピックアップ位置Oに位置するようにウェハテーブルを補正移動した後、チップC1をコレットでピックアップする。そして、チップC1をピックアップすると、図22に示す状態になる。
【0009】
ついで、図23に示すように、ウェハテーブルを予め決められたピッチ送り量でX軸左方向へ移動し、その画像認識エリアaの画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内に位置するチップC2について良否判定する。ここで、このチップC2には、予めバットマーク「●印」が付されているため、このチップC2は不良品であると判定し、ピックアップは行わない。
【0010】
ついで、図24に示すように、ウェハテーブルを前記と同様にX軸左方向へ移動し、その画像認識エリアa内の画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内にチップCが無いと判断する。
【0011】
ついで、図25に示すように、ウェハテーブルをX軸左方向へ移動し、その画像認識エリアa内の画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内にチップCが無いと判断する。
【0012】
ついで、図26に示すように、ウェハテーブルをX軸左方向へ移動し、その画像認識エリアa内の画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内にチップCが無いと判断する。
【0013】
このように、図24から図26に示すように、3回連続してチップCが無いと判断した場合、X軸のピッチ送り方向を反転(右方向)設定する。また、図27に示すように、予め決められたピッチ送り量でY軸上方向に移動し、その画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内にチップCが無いと判断する。
【0014】
ついで、図28に示すように、ウェハテーブルを予め決められたピッチ送り量でX軸右方向へ移動し、その画像認識エリアa内の画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内にチップCが無いと判断する。
【0015】
ついで、図29に示すように、ウェハテーブルを前記と同様にX軸右方向へ移動し、その画像認識エリアa内の画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内に位置するチップC3について良否判定する。この良否判定では、このチップC3にバットマークが付されているため、このチップC3は不良品であると判定し、ピックアップは行わない。
【0016】
ついで、図30に示すように、ウェハテーブルをX軸右方向へ移動し、その画像認識エリアa内の画像を取り込む。そして、画像認識エリアa内を画像処理し、その画像認識エリアa内に位置するチップC4について良否判定する。この良否判定で良品と判定すると、チップC4の重心座標がピックアップ位置Oに位置するようにウェハテーブルを補正移動し、前記チップC4をコレットでピックアップする。そして、このチップC4をピックアップすると、図31に示す状態になる。
【0017】
なお、この種のピックアップ方法に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0018】
【特許文献1】
特開平2−155243号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ピックアップ方法では、チップCの良否にかかわりなく、全てのチップCを1つずつ画像認識エリアa内に位置させ、撮像して画像認識し、良否判定を実行した後、良品のチップCについてはピックアップ動作を実行し、不良品のチップCについてはピックアップせずに次のチップCへ移行する。そして、3回連続してチップCが無いと判断するまでウェハテーブルの移動方向を変更しないため、図32に示すように、最初からチップが存在しないウェハ端などでチップCを探査する動作が発生し、ピックアップ動作の稼働効率が低下するという問題がある。
【0020】
なお、この探査動作を軽減するため、半導体ウェハをピックアップ装置に配置する前に、ウェハ上のチップ位置データを検査装置により予め作成し、ピックアップ装置がこのデータに基づいてウェハテーブルを移動させる方法がある。しかし、この場合、ピックアップ時のニードル突上げの影響や計時変化等により、ウェハのシート形状が変化し、チップ位置が変化するため、正しくピックアップ出来ない場合がある。
【0021】
そこで、本発明では、チップ探査動作回数を軽減し、効率の良いピックアップ動作が可能な半導体チップのピックアップ方法およびその装置を提供することを課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の半導体チップのピックアップ方法は、テーブル上に配置された複数のチップのうち所定のピックアップ対象チップをピックアップ手段によって順次ピックアップする半導体チップのピックアップ方法であって、光軸を一致させた所定倍率の第1カメラおよび該第1カメラより低倍率の第2カメラを使用し、前記第1カメラにより前記ピックアップ対象チップを撮像するとともに、前記第2カメラにより前記ピックアップ対象チップの周辺の複数のチップを撮像し、前記第2カメラによって撮像した画像により、前記ピックアップ対象チップの周辺のチップの有無、その周辺チップにおけるバットマークの有無、および、重心座標を認識し、これらに基づいてバットマークが無いチップをピックアップ対象チップ候補としてその情報を記憶し、その情報に基づいて前記テーブルを移動させるとともに、前記第1カメラによって撮像した画像により、ピックアップ対象チップの有無、欠け等の外観不良の有無、および、重心座標を認識し、外観不良がないと判断すると、認識した重心座標に基づいて前記テーブルを補正移動するとともに、ピックアップする構成としている。
【0023】
このピックアップ方法によれば、ピックアップを実行するチップの重心座標、欠け等の外観不良の有無を第1カメラで高精度に認識でき、同時に第2カメラで今後ピックアップする予定の複数のチップの重心座標、バットマークの有無を認識することができる。そのため、第2カメラより得られた複数の良品チップ(ピックアップ対象チップ候補)の重心座標のうち1つのチップを次にピックアップする対象チップとして選択し、ピックアップ位置(第1カメラによる画像取込位置)にテーブルを迅速に移動させることができる。
【0024】
このピックアップ方法では、前記第1カメラは、その視野内に、前記テーブル上の複数のチップのうち1つのチップを撮像可能な画角とし、前記第2カメラは、その視野内に、前記第1カメラによる前記ピックアップ対象チップを含み、少なくとも3×3列のチップを撮像可能な画角とすることが好ましい。このようにすれば、チップ探査動作の回数を軽減できるうえ、バットマークの有無の判定精度、カメラ性能、価格などの点で好適である。
【0025】
また、前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列の移動方向に存在する複数のチップを良否判定し、良品と判定したチップの重心座標データをピックアップ実行列マップデータとし、この実行列マップデータのうち最もピックアップ位置に近いチップの座標データを次のピックアップ対象チップ候補とし、前記ピックアップ対象チップのピックアップ後に、前記ピックアップ対象チップ候補の座標データに基づいて前記テーブルを移動させることが好ましい。このようにすれば、第1カメラによる撮像は略良品チップのみとなるため、チップの探査動作回数を軽減することができる。
【0026】
また、複数の前記チップはウェハ上に配置され、該ウェハとともに前記テーブル上に配置しており、前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列と隣接する次の列に位置する複数のチップを良否判定し、良品と判定したチップの重心座標データを次列マップデータとし、この次列マップデータに基づいて前記ウェハ端での折り返し時に、次列への移動位置を決定することが好ましい。このようにすれば、従来のようにウェハ端で複数回にわたったチップの探査動作を無くすことができる。
【0027】
また、前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列の移動方向にピックアップ対象チップ候補がなく、かつ、ピックアップ実行列マップデータは存在するが、そのピックアップ対象チップ候補が第2カメラの視野X寸法からチップX間距離を減じた距離より少ない場合、前列ピックアップ時に作成した次列マップデータに基づいて前記テーブルを移動させることが好ましい。このようにすれば、チップの探査動作回数を更に軽減することができる。
【0028】
また、前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列の移動方向にピックアップ対象チップ候補がなく、ピックアップ実行列のマップデータが存在しない場合、または、ピックアップ実行列マップデータは存在するが、そのピックアップ対象チップ候補が第2カメラの視野X寸法からチップX間距離を減じた距離以上離れている場合、前記第2カメラ視野からチップ間距離を減じた移動量分、前記テーブルを移動させることが好ましい。このようにすれば、チップの探査動作回数を更に一層軽減することができる。
【0029】
また、前記チップの重心座標は、前記第1カメラおよび第2カメラのそれぞれの取込画像を画像処理手段によって画像処理することにより求めており、その情報を前記テーブルの移動動作毎に更新することが好ましい。このようにすれば、ピックアップ時のニードル突上げの影響、計時変化等によりウェハのシート形状が変化してもチップ位置を正しく認識することができる。
【0030】
また、本発明では、前記ピックアップ方法を適用したピックアップ装置として、テーブル上に配置された複数のチップをピックアップ手段によって順次ピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、前記テーブル上に配置されたピックアップ対象チップを撮像し、画像情報として出力する所定倍率のレンズを有する第1撮像手段と、前記第1撮像手段によって撮像した画像により、ピックアップ対象チップの重心座標、欠け等の外観不良の有無の認識を行う第1画像処理手段と、前記テーブル上に配置された前記ピックアップ対象チップの周辺に存在する複数のチップを撮像し、画像情報として出力する前記第1撮像手段より低倍率のレンズを有する第2撮像手段と、前記第2撮像手段によって撮像した画像により、複数のチップのバットマークの有無、および、重心座標を認識し、良品であると判断するとピックアップ対象チップ候補としてその情報のマップデータの作成を行う第2画像処理手段と、前記第1画像処理手段から入力したテーブル補正情報に基づいてピックアップ対象チップがピックアップ位置に位置するように前記テーブルを補正移動するとともに、第2画像処理手段から入力したマップデータに基づいて次のピックアップ対象チップ候補がピックアップ位置に位置するように前記テーブルを移動させ、前記ピックアップ手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置を提供するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体チップのピックアップ方法を行うためピックアップ装置を示す。このピックアップ装置は、大略、ウェハテーブル1と、第1カメラ3と、第1画像処理部4と、第2カメラ6と、第2画像処理部8と、コレット10と、これらを制御する制御部13とからなる。
【0032】
前記ウェハテーブル1は、多数のチップCを縦横に所定間隔をもって整列配置したウェハWとともに配置するものである。このウェハテーブル1は、その中心が座標原点となるようにテーブル駆動部2が固定され、また、その座標原点に前記ウェハWの中心Woが位置するように配置される。そして、前記テーブル駆動部2によって、制御部13の指示に従って縦横(X方向、Y方向)に移動されるとともに、X方向およびY方向の両方向を同時に移動させることにより、斜めに移動させることができる。
【0033】
第1撮像手段である前記第1カメラ3は高倍率のレンズを有し、その焦点が前記ウェハテーブル1の中心に位置するように配設され、その焦点に位置するチップCを高倍率に拡大して撮像し、画像情報として第1画像処理部4へ出力するものである。言い換えれば、この第1カメラ3は、その視野内に1つのチップCを拡大して撮像可能な高倍率の画角としている。そのため、精細な画素単位で撮像することができ、対象のチップCを精度良く認識することができる。
【0034】
前記第1画像処理部4は、前記第1カメラ3によって撮像した取込画像I1により、ピックアップ対象チップCの有無、欠け等の外観不良の有無、および、重心座標を認識し、テーブル補正データを含む認識結果を制御部13に出力するものである。この第1画像処理部4は第1画像モニター5に接続され、この第1画像モニター5により作業者が撮像した画像を確認できるようにされている。
【0035】
第2撮像手段である前記第2カメラ6は、前記第1カメラより低倍率のレンズを有し、前記ウェハテーブル1上に配置された複数のチップCを低倍率に拡大して撮像し、画像情報として第2画像処理部8へ出力するものである。具体的には、この第2カメラ6は、一対の反射板7A,7Bによって前記第1カメラ3と同一焦点でかつ光軸が一致するように配設されている。本実施形態の第2カメラ6は、図2に示すように、その視野内に、ウェハテーブル1上に配置された複数のチップCのうち、前記第1カメラ3の視野内の前記ピックアップ対象チップCを含み、X方向に5個、Y方向に3個のチップCを撮像可能な画角に設定されている。なお、本実施形態では、この第2カメラ6を第1カメラ3と光軸が一致するようにしているため、前記ピックアップ対象チップCは、第2カメラ6の視野内の中心(ピックアップ位置O)に位置している。
【0036】
前記第2画像処理部8は、前記第2カメラ6から入力された取込画像I2により、ピックアップ対象チップCの周辺に存在するチップCの有無、前工程の検査によって予め付された不良品であることを示すバットマーク「●印」の有無、および、重心座標を認識し、良品と判断したピックアップ対象チップ候補Cのマップデータを作成して制御部13に出力するものである。この第2画像処理部8は第2画像モニター9に接続され、この第2画像モニター9により作業者が撮像した画像を確認できるようにされている。
【0037】
前記第2画像処理部8で作成するマップデータとしては、ピックアップ実行列マップデータと次列マップデータとを有する。
【0038】
前記実行列マップデータは、現在ピックアップ動作を実行しているピックアップ対象チップCを有する列(X方向)の移動方向において、その探査エリアa1内に存在する良品と判断されたピックアップ対象チップ候補Cの重心座標データにより構成される。即ち、前記第2画像処理部8は、探査エリアa1内に存在する複数のチップCを面積判定し、許容面積範囲内に存在するチップCについてバットマークの有無により良否判定し、良品であると判定したチップCの重心座標を実行列マップデータとする。
【0039】
前記次列マップデータは、ピックアップ対象チップCを有するピックアップ実行列と隣接する次(下側)の列において、その探査エリアa2内に存在する良品であると判断されたピックアップ対象チップ候補Cの重心座標データにより構成される。即ち、前記第2画像処理部8は、探査エリアa2内に存在する複数のチップCを面積判定し、許容面積範囲内にあるチップCについてバットマークの有無により良否判定し、良品であると判定したチップCの重心座標を次列マップデータとする。
【0040】
なお、前記探査エリアa1の範囲は、ウェハテーブル1を左方向へ移動させる場合、図3に示すように、X方向がピックアップ位置Oから右側視野RXで、Y方向がピックアップ位置Oを中心としたチップCの外形Y寸法CYに上下のチップCとの距離PYを加算した範囲である。逆に、ウェハテーブル1を右方向へ移動させる場合、図4に示すように、X方向がピックアップ位置Oから左側視野LXで、Y方向がピックアップ位置Oを中心としたチップCの外形Y寸法CYに上下のチップCとの距離PYを加算した範囲である。
【0041】
また、前記探査エリアa2の範囲は、図5に示すように、X方向が取込画像I2の全範囲AXで、Y方向がチップCの外形Y寸法CYに上下のチップCとの距離PYを加算した範囲である。なお、このY方向の基端(上端)は、ピックアップ位置OよりチップCの外形寸法CYの半分下側、即ち、ピックアップ位置Oに位置するピックアップ実行列のチップCの下端である。
【0042】
ピックアップ手段である前記コレット10は、コレット駆動部11により駆動するもので、前記ウェハテーブル1のピックアップ位置Oに存在するチップCを真空吸着し、その真空吸着状態でチップ搭載部12に搬送するものである。
【0043】
前記制御部13は、前記第1画像処理部4から入力したテーブル補正データや、第2画像処理部8から入力したマップデータに基づき、前記コレット駆動部11およびテーブル駆動部2を制御するものである。具体的には、本実施形態では、ウェハテーブル1上のチップCの状況に応じて4つの制御を行う。
【0044】
第1の制御は、第1画像処理部4から入力されたテーブル補正データに基づいてウェハテーブル1の位置を補正移動し、コレット10によってピックアップ対象チップCをピックアップするものである。
【0045】
第2の制御は、第2カメラ6によって撮像した画像I2内の複数のチップCのうち、前記ピックアップ対象チップCを有するピックアップ実行列の移動方向に存在するチップCを良否判定し、良品と判定した最もピックアップ位置Oに近いチップCの座標データを次のピックアップ対象チップ候補Cとし、ウェハテーブル1を移動させて位置決めするものである。
【0046】
第3の制御は、ウェハWの端(リミット)に至ったか否かを確認し、端に至ったと判断した場合には、ウェハテーブル1をY方向に移動させてピックアップ実行列を変更するとともに、その折り返し時に、その列の最も端に近いピックアップ対象チップ候補Cがピックアップ位置Oに位置するように移動させて位置決めするものである。
【0047】
具体的には、この第3の制御を行うために、図6に示すように、ウェハWには、そのリミット半径Wrが予め設定されている。これによりウェハWの中心Woを原点とした円形状のウェハリミットWlが設定される。
【0048】
そして、ウェハテーブル1を左側に移動させている場合において、ピックアップ実行列の右側に良品チップであるピックアップ対象チップ候補Cが無くなった場合で、かつ、図7に示すように、ピックアップ実行列のリミット確認をするためのチェックポイントlp1とピックアップ位置Oとの関係による判定値がリミット半径Wrより大きくなった場合、かつ、次列のリミット確認をするためのチェックポイントlp2とピックアップ位置Oとの関係による判定値がリミット半径Wrより大きくなった場合には、ウェハWの端に至ったと判断し、折り返し動作を行う。前記lp1,lp2の座標位置は、下記の数式1で求められる。また、これらチェックポイントによるリミット判定値は下記の数式2で求められる。
【0049】
【数1】
lp1X=OX+第2カメラ6X視野/2,lp1Y=OY
lp2X=OX+第2カメラ6X視野/2,lp2Y=OY+Y移動ピッチTY
【0050】
【数2】
ウェハリミット判定値=√(lpnX+lpnY
【0051】
なお、ウェハテーブル1を右側に移動させている場合、チェックポイントlp1,lp2の代わりに、チェックポイントlp3,lp4を使用する。
【0052】
第4の制御は、主として、前列のピックアップ時に作成した次列マップデータに基づき、撮像した画像I2の視野外に次のピックアップ対象チップ候補Cが存在すると判断される場合の制御方法である。このような状況で、かつ、次のピックアップ対象チップ候補Cが第2カメラ6の視野よりチップCの間隔分減じた距離より少ない場合には、前列ピックアップ時に作成した次列マップデータに基づいて次のピックアップ対象チップ候補Cを決定し、そのピックアップ対象チップ候補Cがピックアップ位置Oに位置するようにウェハテーブル1を直接的に移動させて位置決めする。また、前記状況で、かつ、次のピックアップ対象チップ候補Cが第2カメラ6の視野よりチップCの間隔分減じた距離以上離れている場合、その第2カメラ6の視野からチップCの間隔分減じた移動量のみウェハテーブル1を移動させ、次列マップデータを作成するための予備動作を行うものである。なお、ピックアップ実行列のマップデータが存在しない場合にも同様に予備動作を行う。
【0053】
具体的には、この第4の制御では、第2カメラ6によって撮像した画像I2内においてピックアップ実行列の移動方向にピックアップ対象チップ候補Cがなくピックアップ実行列のマップデータが無い場合、または、前列のピックアップ時に作成した次列マップデータによりピックアップ実行列のマップデータは存在するが第2カメラ視野X寸法AXからチップCのX間距離TXを減じた距離以上離れている場合、有効マップデータがないと判断する。そして、第2カメラ視野X寸法AXからチップCのX間距離TXを減じた移動量分ウェハテーブル1を移動させ、第2カメラ6のみの処理を行い次列マップデータの作成するための予備動作を行う。
【0054】
例えば、ウェハテーブル1が右方向へ移動し、図8に示す状態の場合、第2カメラ6の取込画像I2内には、チップC10〜C12,C19〜C23が取り込まれている。しかし、ピックアップ対象チップC10と同列に存在するチップC11,C12はバッドマークが付されているため、不良品と判断され、この取込画像I2内にはピックアップ対象チップ候補Cが無い状態である。一方、このピックアップ実行列上に位置するピックアップ対象チップ候補C16は、前列ピックアップ時にの座標データが作成されており、これらがピックアップ実行列マップデータとして存在している。また、取込画像I2内におけるチップC19〜C23は、次列マップデータとして座標データの作成が完了しているが、チップC24以後の座標データの作成は完了していない状態となっている。
【0055】
ここで、図9に示すように、次のピックアップ対象チップ候補C16の座標位置がピックアップ位置Oになるようにウェハテーブル1を移動させて位置決めした場合、次列のチップC25〜C29の良否判定、および、座標データは認識することができる。しかし、チップC24の良否判定および座標データは認識できない。
【0056】
そのため、本実施形態では、前記図8に示すように、次のピックアップ対象チップ候補C16とOX間の距離が、第2カメラ視野X寸法AXからチップCのX間距離TXを減じた距離より長い場合、図10に示すように、第2カメラ視野X寸法AXからチップCのX間距離TXを減じた移動量分、ウェハテーブル1を移動させる。これにより、次列マップデータに欠損部分が生じることを防止している。
【0057】
また、第4の制御において、図11に示すように、第2カメラ6の取込画像I2内には、ピックアップ実行列上にピックアップ対象チップ候補Cが無いが、前列ピックアップ時にピックアップ対象チップ候補C15〜C18の座標データが実行列マップデータとして存在している場合、次のピックアップ対象チップ候補C15は、OX間の距離が、第2カメラ視野X寸法AXからチップ12のX間距離TXを減じた距離より短い。そのため、図12に示すように、前列ピックアップ時に作成した次列マップデータに基づき、直接的にウェハテーブル1の移動位置をピックアップ対象チップ候補C15の位置に決定する。
【0058】
次に、ピックアップ装置の動作について説明する。
図13に示すように、作業者の操作によりピックアップ動作が開始されると、ピックアップ装置は、まず、ステップS1からステップS6に示すピックアップ動作と、ステップS7からステップS9に示すマップデータ作成動作とを平行処理する。
【0059】
具体的には、ステップS1では、ウェハテーブル1が第2画像処理部8によるマップデータに基づいて位置決め(第2の制御または第4の制御)されたか否かを判断する。そして、マップデータに基づいて位置決めされた場合にはステップS2に進み、マップデータに基づいて位置決めされていない場合にはステップS2からステップS6をスキップしてステップS10に進む。
【0060】
ここで、ピックアップ動作を開始した当初では、第2画像処理部8によるマップデータは存在しないため、ステップS2からステップS6をスキップしてステップS10に進むことになる。また、後述するステップS12,16,17のいずれかを経た2回目以後において、第2画像処理部8によって得たマップデータにピックアップ対象チップ候補Cが存在する場合には、ステップS2に進むことになる。さらに、2回目以後において、第2画像処理部8によって得たマップデータにピックアップ対象チップ候補Cが存在しない場合には、ステップS2からステップS6をスキップしてステップS10に進むことになる。即ち、2回目以後では、ステップS12,16を経てステップS1に戻った場合にはステップS2に進み、ステップS17を経てステップS1に戻った場合にはステップS10に進むことになる。
【0061】
ステップS2では、第1カメラ3によって画像I1を取り込んだ後、ステップS3で、この画像I1を入力した第1画像処理部4がピックアップ対象チップCの画像認識処理を実行する。
【0062】
ついで、ステップS4では、第1画像処理部4で認識したピックアップ対象チップCが良品であるか否かを判断し、良品である場合にはステップS5に進み、良品でない場合にはステップS10に進む。
【0063】
ステップS5では、ステップS3での認識処理に基づいてウェハテーブル1を補正移動(第1の制御)させ、ピックアップ対象チップCの重心座標とピックアップ位置Oとを一致させる。その後、ステップS6で、コレット駆動部11を介してコレット10を動作させ、対象のチップCをピックアップしてステップS10に進む。
【0064】
一方、ステップS7では、第2カメラ6によって画像I2を取り込んだ後、ステップS8で、この画像I2を入力した第2画像処理部8がピックアップ対象チップCの周辺に位置する複数のチップCの画像認識処理を実行する。
【0065】
ついで、ステップS9では、第2画像処理部8で認識した周辺のチップCに基づいて実行列マップデータおよび次列マップデータを含むマップデータを作成してステップS10に進む。
【0066】
ステップS10では、現状で記憶されているマップデータを修正(更新記憶)する。具体的には、前記ステップS5,6を経てステップS10に至った場合には、所定のピックアップ対象チップCをピックアップしているため、そのチップCのデータをデータマップから削除する。また、ステップS4を経てステップS10に至った場合には、チップCをピックアップしていないが、不良品であると判断したため、そのチップCのデータをデータマップから同様に削除する。また、ステップS7からステップS9を経てステップS10に至り、ピックアップ対象チップCの周辺にバッドマークが付されていないピックアップ対象チップ候補Cが存在していた場合には、そのチップCの重心座標を次列マップデータに加える。その際、そのチップCの重心座標の次列マップデータが存在する場合には、その旧データと照合し、座標差がXYとも予め設定した許容範囲内に入っている場合、同一チップCと判断し、旧データを削除して更新記憶する。
【0067】
ついで、ステップS11では、ピックアップ実行列の有効マップデータがあるか否かを検出する。そして、有効マップデータがある場合にはステップS12に進み、そのマップデータに基づいてウェハテーブル1を移動(第2の制御)させて最初のステップに戻る。また、有効マップデータがない場合にはステップS13に進む。
【0068】
ステップS13では、ウェハWの端(リミット)に達したか否かを判断(第3の制御)する。そして、端に達していると判断した場合にはステップS14に進み、端に達していないと判断した場合にはステップS17に進む。
【0069】
ステップS14では、ウェハテーブル1の移動方向を折り返し(Y方向)設定した後、ステップS15で、次列マップデータが実行列マップデータになるようにマップデータ列を変更する。その後、ステップS16で、ウェハテーブル1をY方向にステップ移動させて最初のステップ(ステップS1,7)に戻る。
【0070】
また、ウェハWが端に達していない場合には、ステップS17で、ウェハテーブルをX方向にステップ移動(第4の制御)させて最初のステップに戻る。
【0071】
次に、前記図13のフローチャートに従ったウェハテーブル1の移動動作を、図20に示す従来と同一配列の場合を例にして具体的に説明する。なお、この例では、ウェハテーブル1は左に移動する設定でマップデータが無い状態からスタートする。
【0072】
まず、作業者の操作によりピックアップ動作が開始されると、現時点ではマップデータが作成されていないため、ステップS1からステップS6はスキップし、第2カメラ6で画像I2を取り込み、マップデータを作成(ステップS7からステップS9)する。
【0073】
このときの第2カメラ6の取込画像I2を図14に示す。画像I2を取り込む(ステップS7)と、第2画像処理部8は、ピックアップ実行列マップデータである探査エリアa1内に位置するチップC1,C2について面積判定を行い、両チップC1,C2とも面積許容範囲内と判断する。その後、これらチップC1,C2についてバットマーク認識を行う。これにより、チップC1については、バッドマーク無しと判定し、実行列マップデータの対象チップCであると判断し、このチップC1について重心位置認識を行い、求められた座標データを実行列マップデータとして記憶する。また、チップC2はバットマーク有りと判定し、実行列マップデータの対象チップCから除外される。
【0074】
また、同じ取込画像I2により次列マップデータの対象である探査エリアa2内に位置するチップC3〜C8について面積判定を行い、チップC3〜C7は面積許容範囲内と判断し、チップC8は許容範囲外と判断する。その後、各チップC3〜C7についてバットマーク認識を行う。これにより、チップC3にはバットマーク有りと判定し、マップデータの対象チップCから除外される。また、チップC4〜C7は、バッドマーク無しと判定し、次列の対象チップCであると判断し、これらチップC4〜C7について重心位置認識を行い、求められた座標データを次列マップデータとして記憶する。
【0075】
このようにして作成したマップデータを記憶(ステップS10)すると、ピックアップ実行列に有効マップデータがあるため、ウェハWのリミット演算処理は実施せず、ウェハテーブル1の折り返し時期ではないと判断(ステップS11)する。そして、前述のようにして作成したマップデータに基づいてウェハテーブル1を移動(ステップS12)させる。
【0076】
その後、最初のステップに戻ると、ピックアップ実行列マップデータにおいてピックアップ位置Oに最も近いピックアップ対象チップC1を、図15に示すように、ピックアップ位置Oへ位置決めする。
【0077】
そして、第1カメラ3により図16に示すようにピックアップ対象チップC1の画像I1を取り込み(ステップS2)、その画像I1により第1画像処理部4は、チップC1の有無、欠け等の外観不良の有無、重心座標を認識を行う。そして、チップC1に外観不良がなく、良品であると判断すると、ウェハテーブル1を補正移動(ステップS5)させ、ピックアップ動作(ステップS6)を行う。
【0078】
このようにしてチップC1をピックアップすると、ピックアップ実行列マップデータからこのチップC1のデータを削除(ステップS10)する。
【0079】
また、第1カメラ3で取り込んだ画像I1による処理と平行して、図15に示す第2カメラ6での取込画像I2により、第2画像処理部8は、探査エリアa1内に位置するチップC2について面積判定を行い、面積許容範囲内と判断する。そして、このチップC2についてバットマーク認識を行い、このチップC2がバットマーク有りと判定され、マップデータ対象チップから除外される。
【0080】
さらに、同じ取込画像I2により探査エリアa2内に位置するチップC3〜C8について面積判定を行い、そのうちのチップC3〜C7が面積許容範囲内と判断する。そして、これらチップC3〜C7についてバットマーク認識を行い、チップC3がバットマーク有りと判定されてマップデータ対象チップCから除外される。また、チップC4〜C7は良品であると判断し、これらの重心位置認識を行い、その座標データを次列マップデータとして記憶する。
【0081】
なお、マップデータの各チップC4〜C7の座標データは、前回作成した旧データと照合し、座標差がXYとも予め設定した許容範囲内に入っている場合、同一チップと判断し、旧データを削除(更新記憶)する。
【0082】
前述のようにチップC1のデータが削除されると、図17に示すように、ピックアップ実行列には有効マップデータが存在しない状態になる。そのため、ウェハWのリミット確認(ステップS13)を行う。
【0083】
そして、ウェハWのリミット確認でリミットであると判定すると、ウェハテーブル1を折り返し設定(ステップS14)し、次列マップデータをピックアップ実施列マップデータとする(ステップS15)。
【0084】
その後、新たに設定された実行列マップデータに基づいて、ピックアップ対象チップ候補C4〜C7のうち最もウェハテーブル1の端に位置するピックアップ対象チップ候補C4を移動位置として決定し、図18に示すように、Y方向にステップ移動(ステップS16)させる。
【0085】
このように、本発明のピックアップ装置は、第1カメラ3によってピックアップ対象チップCを高精度に良否判定するとともに、その重心座標を確実にピックアップ位置Oに位置決めしてピックアップを行う。同時に、そのピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列、および、隣接する次列に配置されたピックアップ対象チップ候補Cのマップデータを作成し、そのマップデータに基づいてウェハテーブル1を移動させる。しかも、ピックアップ実行列を次列に変更する際には、その変更する次列の最も端に位置するピックアップ対象チップ候補がピックアップ位置Oに位置するように移動させる。
【0086】
そのため、図19に示すように、ウェハWの端などで発生するチップCの探査動作回数を軽減し、効率の良いウェハテーブル1の移動を行うことができる。その結果、チップCのピックアップ動作の高速化が可能になる。
【0087】
しかも、各チップCの重心座標は、前記第1カメラ3および第2カメラ6の取込画像I1,I2をそれぞれ画像処理部4,8によって各動作毎に画像処理することにより求めるため、ピックアップ時のニードル突上げの影響、計時変化等によりウェハWのシート形状が変化してもチップ位置を正しく認識することができる。
【0088】
なお、本発明のピックアップ方法およびそのピックアップ装置は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0089】
例えば、前記実施形態では、第2カメラ6によって5×3列(X方向に5個、Y方向に3個)のチップCを撮像可能な画角に設定したが、3×3列のチップCを撮像可能な画角としてもよく、このようにしても前記と同様の作用、効果を得ることができる。また、5×3列以上の複数のチップCを撮像可能にしてもよく、このようにすれば、前記予備動作などの回数を削減できる。しかし、過剰に多くのチップCを取込可能な画角とした場合には、チップ探査動作回数の軽減効果は向上するが、バットマークの有無判定精度、カメラ性能、価格等が高くなる。そのため、これらの点を考慮して希望に応じて第2カメラ6で撮像できる範囲(数)を決定すればよい。即ち、本発明では、第2カメラ6は、少なくとも3×3列のチップCを撮像可能な画角であればよい。
【0090】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のピックアップ方法およびその装置では、光軸を一致させた第1カメラと第2カメラとを使用し、ピックアップを実行するチップの重心座標、欠け等の外観不良の有無を第1カメラで高精度に認識させ、同時に第2カメラで今後ピックアップする予定の複数のチップの重心座標、バットマークの有無を認識させるようにしている。即ち、1つのピックアップ対象チップをピックアップしながら次のピックアップ対象チップ候補を認識できるため、その探査工程の削減を図ることができる。
【0091】
また、チップの重心座標はテーブルの移動動作毎に更新されるため、ピックアップ対象チップのピックアップ時に生じるニードル突上げの影響、計時変化等によりシート形状が変化してもチップ位置を正しく認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るピックアップ装置を示す概略構成図である。
【図2】第2カメラにより取り込んだ画像を処理する探査エリアを示す平面図である。
【図3】第2画像処理部によるウェハテーブルの左移動時の探査エリアa1を示す平面図である。
【図4】第2画像処理部によるウェハテーブルの右移動時の探査エリアa1を示す平面図である。
【図5】第2画像処理部による探査エリアa2を示す平面図である。
【図6】ウェハミットの設定方法を示す平面図である。
【図7】ウェハリミット確認方法を示す平面図である。
【図8】ピックアップ実行列マップデータにおいて次のピックアップ対象チップ候補が離れているときの移動方法を説明するための工程図である。
【図9】ピックアップ実行列マップデータにおいて次のピックアップ対象チップ候補が離れているときの誤った移動方法を説明するための工程図である。
【図10】ピックアップ実行列マップデータにおいて次のピックアップ対象チップ候補が離れているときの本実施形態の移動方法を説明するための工程図である。
【図11】ピックアップ実行列マップデータにおいて次のピックアップ対象チップ候補が離れているときの他の移動方法を説明するための工程図である。
【図12】ピックアップ実行列マップデータにおいて次のピックアップ対象チップ候補が離れているときの本実施形態の他の移動方法を説明するための工程図である。
【図13】本実施形態のピックアップ装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】ピックアップ動作を開始した当初に第2カメラよって撮像した画像を示す平面図である。
【図15】図14の次の工程で第2カメラによって撮像した画像を示す平面図である。
【図16】図15の次の工程で第2カメラによって撮像した画像を示す平面図である。
【図17】図15の次の工程で第2カメラによって撮像した画像を示す平面図である。
【図18】図17の次の工程で第2カメラによって撮像した画像を示す平面図である。
【図19】本実施形態のピックアップ装置によるウェハテーブルの移動軌跡を示す概略図である。
【図20】従来のピックアップ方法を説明するためのチップの配列の一例を示す平面図である。
【図21】従来のピックアップ方法の第1工程での取込画像を示す平面図である。
【図22】図21の状態でチップをピックアップした状態を示す平面図である。
【図23】図21の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図24】図23の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図25】図24の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図26】図25の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図27】図26の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図28】図27の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図29】図28の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図30】図29の次の工程での取込画像を示す平面図である。
【図31】図30の状態でチップをピックアップした状態を示す平面図である。
【図32】従来のピックアップ方法によるウェハテーブルの移動軌跡を示す概略図である。
【符号の説明】
1…ウェハテーブル        2…テーブル駆動部
3…第1カメラ(第1撮像手段)  4…第1画像処理部
5…第1画像モニター       6…第2カメラ(第2撮像手段)
7A,7B…反射板        8…第2画像処理部
9…第2画像モニター       10…コレット
11…コレット駆動部       12…チップ搭載部
13…制御部
C…チップ            W…ウェハ
I1…第1カメラによる取込画像  I2…第2カメラによる取込画像
a1,a2…探査エリア      O…ピックアップ位置

Claims (8)

  1. テーブル上に配置された複数のチップのうち所定のピックアップ対象チップをピックアップ手段によって順次ピックアップする半導体チップのピックアップ方法であって、
    光軸を一致させた所定倍率の第1カメラおよび該第1カメラより低倍率の第2カメラを使用し、前記第1カメラにより前記ピックアップ対象チップを撮像するとともに、前記第2カメラにより前記ピックアップ対象チップの周辺の複数のチップを撮像し、
    前記第2カメラによって撮像した画像により、前記ピックアップ対象チップの周辺のチップの有無、その周辺チップにおけるバットマークの有無、および、重心座標を認識し、これらに基づいてバットマークが無いチップをピックアップ対象チップ候補としてその情報を記憶し、その情報に基づいて前記テーブルを移動させるとともに、
    前記第1カメラによって撮像した画像により、ピックアップ対象チップの有無、欠け等の外観不良の有無、および、重心座標を認識し、外観不良がないと判断すると、認識した重心座標に基づいて前記テーブルを補正移動するとともに、ピックアップすることを特徴とする半導体チップのピックアップ方法。
  2. 前記第1カメラは、その視野内に、前記テーブル上の複数のチップのうち1つのチップを撮像可能な画角とし、
    前記第2カメラは、その視野内に、前記第1カメラによる前記ピックアップ対象チップを含み、少なくとも3×3列のチップを撮像可能な画角とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップのピックアップ方法。
  3. 前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列の移動方向に存在する複数のチップを良否判定し、良品と判定したチップの重心座標データをピックアップ実行列マップデータとし、この実行列マップデータのうち最もピックアップ位置に近いチップの座標データを次のピックアップ対象チップ候補とし、前記ピックアップ対象チップのピックアップ後に、前記ピックアップ対象チップ候補の座標データに基づいて前記テーブルを移動させることを特徴とする請求項2に記載の半導体チップのピックアップ方法。
  4. 複数の前記チップはウェハ上に配置され、該ウェハとともに前記テーブル上に配置しており、
    前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列と隣接する次の列に位置する複数のチップを良否判定し、良品と判定したチップの重心座標データを次列マップデータとし、この次列マップデータに基づいて前記ウェハ端での折り返し時に、次列への移動位置を決定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体チップのピックアップ方法。
  5. 前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列の移動方向にピックアップ対象チップ候補がなく、かつ、ピックアップ実行列マップデータは存在するが、そのピックアップ対象チップ候補が第2カメラの視野X寸法からチップX間距離を減じた距離より少ない場合、前列ピックアップ時に作成した次列マップデータに基づいて前記テーブルを移動させることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の半導体チップのピックアップ方法。
  6. 前記第2カメラによって撮像した画像内のチップのうち、前記ピックアップ対象チップを有するピックアップ実行列の移動方向にピックアップ対象チップ候補がなく、ピックアップ実行列のマップデータが存在しない場合、または、ピックアップ実行列マップデータは存在するが、そのピックアップ対象チップ候補が第2カメラの視野X寸法からチップX間距離を減じた距離以上離れている場合、
    前記第2カメラ視野からチップ間距離を減じた移動量分、前記テーブルを移動させることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の半導体チップのピックアップ方法。
  7. 前記チップの重心座標は、前記第1カメラおよび第2カメラのそれぞれの取込画像を画像処理手段によって画像処理することにより求めており、その情報を前記テーブルの移動動作毎に更新することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の半導体チップのピックアップ方法。
  8. テーブル上に配置された複数のチップをピックアップ手段によって順次ピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、
    前記テーブル上に配置されたピックアップ対象チップを撮像し、画像情報として出力する所定倍率のレンズを有する第1撮像手段と、
    前記第1撮像手段によって撮像した画像により、ピックアップ対象チップの重心座標、欠け等の外観不良の有無の認識を行う第1画像処理手段と、
    前記テーブル上に配置された前記ピックアップ対象チップの周辺に存在する複数のチップを撮像し、画像情報として出力する前記第1撮像手段より低倍率のレンズを有する第2撮像手段と、
    前記第2撮像手段によって撮像した画像により、複数のチップのバットマークの有無、および、重心座標を認識し、良品であると判断するとピックアップ対象チップ候補としてその情報のマップデータの作成を行う第2画像処理手段と、
    前記第1画像処理手段から入力したテーブル補正情報に基づいてピックアップ対象チップがピックアップ位置に位置するように前記テーブルを補正移動するとともに、第2画像処理手段から入力したマップデータに基づいて次のピックアップ対象チップ候補がピックアップ位置に位置するように前記テーブルを移動させ、前記ピックアップ手段を制御する制御手段と
    を含むことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置。
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