JP2004141380A - 電気炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボディユニット10に鍋11を着脱自在に収納し、鍋11を加熱ユニット12により加熱し、制御ユニット14により予め記憶したプロセスにしたがって加熱ユニット12に電力を供給し、ボディユニット10に開閉自在に取り付けた蓋ユニット17により鍋11の上方開口部を閉止する。ボディユニット10、加熱ユニット12、蓋ユニット17の少なくともいずれか1つは複数種類存在するよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ボディに着脱自在に収納される鍋を加熱して炊飯する電気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気炊飯器は図2に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図3に示すように、ボディ1は上面が開口する円筒状に形成し、このボディ1の内部に鍋3の収納部であるコイルベース2を配設し、このコイルベース2は非金属材料により有底円筒状に形成している。コイルベース2の外側に加熱手段である誘導コイル4を鍋3の底面ならびに底側面部に対向して配設している。
【0004】
上記構成において、まず、鍋3に調理物である米および水を所定量投入した後、加熱コイル4に通電し鍋3を加熱する。所定の通電パターンで通電することにより炊飯が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−10910公報(第1頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電気炊飯器では、所定の機能および仕様を持った特定の炊飯器しか構成できず、ユーザーにとって必要がない機能が付加されたものであったり、あるいはほしい機能がついていない等の不満があった。また、これに対応するため、商品数を増やすと型投資が膨大となり、かつ生産切り替えの増加、サービスパーツを過大に持つ必要が生じ、その結果、コスト高になっていた。
【0007】
また、新製品で新機能が追加された場合、ユーザーが旧製品に新機能を取り入れたいことが生じた場合であっても、製品を買い換えなければならない。結果として、まだ十分使用できるものであっても買い換えることとなり、ユーザーに過大の負担を強いるとともに、環境負荷も生ずるという問題があった。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ユーザーにとって必要な機能のみ付加し、かつコストを最小限に抑えるとともに、所定の部品(ユニット)の交換により最新の機能を備えるようにし、結果的に製品の寿命を伸ばすことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、ボディユニットに鍋を着脱自在に収納し、鍋を加熱ユニットにより加熱し、制御ユニットにより予め記憶したプロセスにしたがって加熱ユニットに電力を供給し、ボディユニットに開閉自在に取り付けた蓋ユニットにより鍋の上方開口部を閉止するよう構成し、ボディユニット、加熱ユニット、蓋ユニットの少なくともいずれか1つは複数種類存在するものである。
【0010】
これにより、ユーザーにとって必要な機能のみ付加し、かつコストを最小限に抑えるとともに、所定の部品(ユニット)の交換により最新の機能を備えるようにでき、結果的に製品の寿命を伸ばすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ボディユニットと、このボディユニットに着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに予め記憶したプロセスにしたがって電力を供給する制御ユニットと、前記ボディユニットに開閉自在に取り付け前記鍋の上方開口部を閉止する蓋ユニットとを備え、前記ボディユニット、加熱ユニット、蓋ユニットの少なくともいずれか1つは複数種類存在するものであり、1つの異なるユニットを持つことで、機能が異なる複数の炊飯器を構成することができ、ユーザーにとって必要な機能のみ付加し、かつコストを最小限に抑えるとともに、所定の部品(ユニット)の交換により最新の機能を備えるようにでき、結果的に製品の寿命を伸ばすことができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、複数種類存在するユニットは各々組み立て互換性を有するものであり、各ユニットの種類が多数になっても、ユニット相互間の組み合わせが自由にできるため、複数の機能が異なる炊飯器を構成することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、複数種存在するユニットをマトリクス状に組み合わせ構成したものであり、各ユニット数量の掛け算の組み合わせが可能となり、多数の機能を選択することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御ユニットの記憶素子の少なくとも一部に書き換え可能な不揮発性メモリーを用いたものであり、機能の異なる炊飯器があっても、各ユニットの機能に応じたプログラムを書き込むことができるため、制御ユニットの共用化を図ることができ、初期投資と在庫を削減することができ、コストを低減することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、不揮発性メモリに書き換えるデータを送る通信手段を備えたものであり、ユーザーが新機能を持った所定ユニットに変更したとき、通信手段により不揮発性メモリーのプログラムを書き換えることによって、変更したユニットの新機能を使用することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1に示すように、ボディユニット10は上面が開口する略円筒状に形成し、鍋11を着脱自在に収納している。加熱ユニット12は鍋12を加熱するするもので、加熱装置13を備えている、制御ユニット14は加熱装置13に予め設定された条件で電力を供給するもので、書き換え可能なフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)を内蔵したマイクロコンピュータ15を有している。通信手段16は、フラッシュメモリに書き換えるデータを送り込むもので、コネクタにより外部と連結している。
【0018】
蓋ユニット17は、鍋11の上方開口部を閉止するもので、ボディユニットに開閉自在に取り付けている。この蓋ユニット17に、鍋12の上面より調理物を加熱する蓋加熱ユニット18を設けている。
【0019】
ここで、ボディユニット10、鍋10、加熱ユニット12、蓋ユニット17は、(表1)に示すように、機能を付加した複数種類存在し、各ユニットはそれぞれ組み立て互換性を有する。
【0020】
【表1】
【0021】
この組み立て互換性を持たせるため、以下の共用設計をおこなっている。
(1)嵌合ユニット相互間の上部投影形状を、各ユニット同一にする。
(2)ボスの位置関係および高さ関係を同一にする。
(表1)に示すように、各ユニットに機能を付加した場合の特徴について説明する。(表1)において、その機能を簡単に説明する。
【0022】
ボディユニット10は、防汚加工なしと防汚加工ありとがあり、防汚加工ありの場合、例えばシリコン系の塗装を施し、防汚加工なしのものより手入れ性を向上したものである。
【0023】
鍋11は、板厚2.1mmのものと板厚3.3mmのものとがあり、板厚が2.1mmと3.3mmとでは、板厚が3.3mmの方がより均一加熱が実現でき、食味が向上する。
【0024】
加熱ユニット12は、単独加熱方式と複数加熱方式とがあり、単独加熱方式は、1つの加熱装置13のみを具備する標準タイプのものであり、複数加熱方式は、加熱装置13を2個設けており、複数の加熱装置13を各々独立して通電し炊飯容量や炊飯プロセスの変化で加熱装置13間の通電比率を変化させ、最適加熱を実現するためよりご飯の食味を向上させることができる。
【0025】
蓋ユニット17は、常圧式と圧力式とがあり、常圧式は、圧力をかけないで炊飯する標準タイプで、圧力式は、炊飯中所定の圧力をかけて炊飯し、沸点を上昇させ、より甘みのあるご飯を実現できる。
【0026】
これらのユニットを(表2)に示ように、マトリクス状に組み合わせ構成する。
【0027】
【表2】
【0028】
例えば、機種Aは、鍋11を板厚3.3mm、加熱ユニット12を複数加熱方式、蓋ユニット17を圧力式にし、ボディユニット10は防汚加工ありとする高級仕様である。また、機種Bは、鍋11を板厚2.1mm、加熱ユニット12を単独加熱方式、蓋ユニット17を常圧式にし、ボディユニット10は防汚加工なしとする標準仕様である。また、上記の機種で、例えば、機種Aの中で防汚加工なしを選択した場合には機種Mとなる。
【0029】
さらに、機種Aと機種Hの差は、蓋ユニット17が機種Aでは圧力式であるのに対し、機種Hでは常圧式である。蓋ユニット17が圧力式である場合と常圧式である場合とでは、ご飯を美味しく炊くためのプログラムが異なるため、マイクロコンピュータ15のフラッシュメモリに、選択された蓋ユニット17に応じて、通信手段16を介してプログラムに書き込むことにより最適の炊飯が実現できる。
【0030】
また、別例を述べると、機種Bと機種Dの差は、加熱ユニット12が機種Bでは単独加熱方式であるのに対し、機種Dでは複数加熱方式である。この場合、加熱装置13の数が違うため、制御ユニット14も加熱装置13に合わせて変える必要がある。ただし、マイクロコンピュータ15のフラッシュメモリに選択された加熱ユニット12に応じてプログラムを書き込むことにより、上述と同等に共用化できる。
【0031】
以上のように、機能1と機能2を有する実質2機種分の開発であっても、16機種分の炊飯器を構成することができる。
【0032】
さらに、例えば、蓋ユニット16を常圧式の炊飯器を購入したユーザーが、圧力式に変更したいと望んだときには、ユーザーは蓋ユニット16を交換し、通信手段16を介して、マイクロコンピュータ15のフラッシュメモリに必要なプログラムを書き換えることにより、炊飯器を買い換えず、最少の費用で仕様を変えることができる。
【0033】
すなわち、例えば、ユーザーが炊飯器を購入して、しばらくたってから新機能のユニットが出たときに、ユニットを交換し、かつ必要に応じてプログラムを書き換えることにより最新の炊飯器にすることができるため、炊飯器の実質寿命を伸ばすことができ、環境負荷を低減することができる。
【0034】
なお、本実施例に記載した機能およびユニット分けは、これに限定するものではない。例えば、本実施例では、加熱ユニット12にはIH方式を採用しているが、ヒータ方式でも同様の効果が得られる。また、操作部をユニット化し、ボタン数を変更すれば、さらに機種幅を広げることができる。この場合も必要に応じてプログラムを書き換えることにより、ユーザーニーズにより近い炊飯器を提供することができる。
【0035】
また、本実施例では、通信手段16にコネクタを用いて外部と連結しているが、赤外線および電波を利用して通信したり、あるいはメモリーカードを用いてもよく、同様の効果を得ることができる。さらに、通信手段16を利用しインターネットからプログラムをダウンロードすることも可能である。
【0036】
また、本実施例では、マイクロコンピュータ15にフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)を内蔵しているが、メモリーカード等外部メモリに保持しても同等の効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、ボディユニット、加熱ユニット、蓋ユニットの少なくともいずれか1つは複数種類存在することにより、1つの異なるユニットを持つことで、機能が異なる複数の炊飯器を構成することができ、ユーザーにとって必要な機能のみ付加し、かつコストを最小限に抑えるとともに、所定の部品(ユニット)の交換により最新の機能を備えるようにでき、結果的に製品の寿命を伸ばすことができる。
【0038】
また、請求項2に記載の発明によれば、複数種類存在するユニットは各々組み立て互換性を有することにより、各ユニットの種類が多数になっても、ユニット相互間の組み合わせが自由にできるため、複数の機能が異なる炊飯器を構成することができる。
【0039】
また、請求項3に記載の発明によれば、複数種存在するユニットをマトリクス状に組み合わせ構成することにより、各ユニット数量の掛け算の組み合わせが可能となり、多数の機能を選択することができる。
【0040】
また、請求項4に記載の発明によれば、制御ユニットの記憶素子の少なくとも一部に書き換え可能な不揮発性メモリーを用いたことにより、各ユニットの機能に応じたプログラムを書き込むことができるため、制御ユニットの共用化を図ることができ、初期投資と在庫を削減することができ、コストを低減することができる。
【0041】
また、請求項5に記載の発明によれば、不揮発性メモリに書き換えるデータを送る通信手段を備えたことにより、ユーザーが新機能を持った所定ユニットに変更したとき、通信手段により不揮発性メモリーのプログラムを書き換えることによって、変更したユニットの新機能を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気炊飯器の一部切欠した側面図
【図2】従来の電気炊飯器の一部切欠した側面図
【符号の説明】
10 ボディユニット
11 鍋
12 加熱ユニット
14 制御ユニット
17 蓋ユニット
Claims (5)
- ボディユニットと、このボディユニットに着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに予め記憶したプロセスにしたがって電力を供給する制御ユニットと、前記ボディユニットに開閉自在に取り付け前記鍋の上方開口部を閉止する蓋ユニットとを備え、前記ボディユニット、加熱ユニット、蓋ユニットの少なくともいずれか1つは複数種類存在する電気炊飯器。
- 複数種類存在するユニットは各々組み立て互換性を有する請求項1記載の電気炊飯器。
- 複数種存在するユニットをマトリクス状に組み合わせ構成した請求項1記載の電気炊飯器。
- 制御ユニットの記憶素子の少なくとも一部に書き換え可能な不揮発性メモリーを用いた請求項1記載の電気炊飯器。
- 不揮発性メモリに書き換えるデータを送る通信手段を備えた請求項4記載の電気炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002309346A JP2004141380A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 電気炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2002309346A JP2004141380A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 電気炊飯器 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2004141380A true JP2004141380A (ja) | 2004-05-20 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002309346A Pending JP2004141380A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 電気炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004141380A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008206673A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導加熱調理器及びその製造方法 |
| JP2010284190A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
| KR101113540B1 (ko) | 2011-08-05 | 2012-03-13 | 파나소닉 주식회사 | 취반기 |
| KR101123468B1 (ko) | 2005-02-11 | 2012-03-26 | 파나소닉 주식회사 | 취반기 |
| AT518712A1 (de) * | 2016-06-09 | 2017-12-15 | Fluxron Solutions Ag | Induktionsheizvorrichtung für ein Induktionskochfeld |
-
2002
- 2002-10-24 JP JP2002309346A patent/JP2004141380A/ja active Pending
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| AT518712A1 (de) * | 2016-06-09 | 2017-12-15 | Fluxron Solutions Ag | Induktionsheizvorrichtung für ein Induktionskochfeld |
| AT518712B1 (de) * | 2016-06-09 | 2018-02-15 | Fluxron Solutions Ag | Induktionsheizvorrichtung für ein Induktionskochfeld |
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