JP2004151992A - Fax受発注決済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリを用いて仕入れ商品の受発注を行うと、自動的に代金の決済が行われるようにして、前記サプライヤは請求書を作成したり、送付したり、入金の確認をしたりする必要がなく、前記バイヤは請求書を確認したり、代金をサプライヤの口座に振り込むための手続を行ったりする必要がなく、コストが低く、簡便で、セキュリティの高くなるようにする。
【解決手段】FAX受発注決済サービスセンタは、バイヤのファクシミリ装置から受信した発注情報に基づき、サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FAX受発注決済システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小売店等のバイヤが卸売業者等のサプライヤから商品、原材料等の仕入れ商品を購入する場合、前記バイヤは、仕入れ商品の品目、数量等の発注内容をファクシミリ(facsimile、FAX又はファックス)によってサプライヤに送付するようになっている。この場合、前記バイヤは前記発注内容が記載された用紙を自己のファクシミリ装置に読み取らせ前記発注内容を送信することによって発注を行い、前記サプライヤは、自己のファクシミリ装置が受信して用紙に印刷した前記発注内容を閲覧することによって受注を行うようになっている。
【0003】
このようなファクシミリを用いる仕入れ商品の受発注システムは、電話を用いる仕入れ商品の受発注システムと比較して、発注内容を正確に伝えることができ、かつ、受注側であるサプライヤが不在の時でも発注を行うことができる。また、前記バイヤは前記発注内容が記載された用紙を発注記録として保存することができ、前記サプライヤは自己のファクシミリ装置によって前記発注内容が印刷された用紙を受注記録として保存することができる。さらに、前記ファクシミリを用いる仕入れ商品の受発注システムは、コンピュータ等の設備投資が不要であり、コンピュータ操作のように専門知識を必要とせず、インターネットを利用する通信のようにセキュリティ上の問題が生じることもない。そのため、前記ファクシミリを用いる仕入れ商品の受発注システムは広く普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のファクシミリを用いる仕入れ商品の受発注システムにおいて、前記バイヤ及びサプライヤは前記仕入れ商品の決済を従来通り行う必要がある。そのため、前記サプライヤは前記仕入れ商品の請求書を作成して前記バイヤに送付したり、バイヤに出向いて料金を回収したりする必要があり、煩わしく感じるだけでなく、時間がかかり、通信費等のコストも嵩(かさ)んでしまう。また、前記バイヤは、銀行、信用金庫等の金融機関の営業店に出向き、前記仕入れ商品の代金をサプライヤの口座に振り込むための手続を行う必要があるので、煩わしく感じるだけでなく、時間がかかり、交通費等のコストも嵩んでしまう。
【0005】
さらに、前記サプライヤは、請求書を作成するために、受注記録として保存した用紙に印刷された発注内容を所定の期間毎にまとめて整理する必要があるので、煩わしく感じるだけでなく、時間がかかってしまう。また、前記バイヤも、請求書の内容を確認するために、発注記録として保存した用紙に記載された発注内容を所定の期間毎にまとめて整理する必要があるので、煩わしく感じるだけでなく、時間がかかってしまう。さらに、前記サプライヤは、入金されたか否かを確認する必要があり、煩わしく感じるだけでなく、時間がかかってしまう。
【0006】
本発明は、前記従来の受発注システムの問題点を解決して、ファクシミリを用いて仕入れ商品の受発注を行うと、自動的に代金の決済が行われるようにして、前記サプライヤは請求書を作成したり、送付したり、入金の確認をしたりする必要がなく、前記バイヤは請求書を確認したり、代金をサプライヤの口座に振り込むための手続を行ったりする必要がなく、コストが低く、簡便で、セキュリティの高いFAX受発注決済システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のFAX受発注決済システムにおいては、仕入れ商品又は役務を発注するバイヤのファクシミリ装置と、前記仕入れ商品又は役務を受注するサプライヤのファクシミリ装置と、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を行う決済処理機関と、前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置並びに決済処理機関と通信可能に接続されたFAX受発注決済サービスセンタとを有し、該FAX受発注決済サービスセンタは、前記バイヤのファクシミリ装置から受信した発注情報に基づき、前記サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信する。
【0008】
本発明の他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記バイヤ又はサプライヤのファクシミリ装置は、固定電話インターネットサービスに適合する。
【0009】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記FAX受発注決済サービスセンタは、受注情報、前記発注情報及び決済処理結果を格納するデータベースを備え、所定の期間内における前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ又はサプライヤのファクシミリ装置に送信する。
【0010】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記FAX受発注決済サービスセンタは、バイヤ及びサプライヤ登録管理AP部を備え、バイヤ及び該バイヤと取引を行うサプライヤの情報をあらかじめ登録して管理する。
【0011】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記FAX受発注決済サービスセンタは、FAX受信処理部及びFAX送信処理部を備え、受信した発注書のファクシミリデータをOCR機能を利用して分析し、確認のためにバイヤのファクシミリ装置に返信する。
【0012】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記FAX受発注決済サービスセンタは、送金管理部を備え、バイヤがファクシミリ装置又は電話から発注の中止又は変更の指示を送信した場合、取引の中止又は変更を行う。
【0013】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、記FAX受発注決済サービスセンタは、送金管理部を備え、サプライヤがファクシミリ装置又は電話から発注の中止又は変更の指示を送信した場合、取引の中止又は変更を行う。
【0014】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記バイヤのファクシミリ装置が固定電話インターネットサービスに適合する場合、バイヤが認証用紙のファクシミリデータをFAX受発注決済サービスセンタに送信したとき、該FAX受発注決済サービスセンタは、受信した電話番号に基づいてバイヤの電子メールアドレスを取得し、バイヤに電子メールを送信することによってバイヤの認証を行う。
【0015】
本発明の更に他のFAX受発注決済システムにおいては、さらに、前記バイヤのファクシミリ装置が固定電話インターネットサービスに適合する場合、バイヤが認証用紙のファクシミリデータをFAX受発注決済サービスセンタに送信したとき、該FAX受発注決済サービスセンタは、受信した電話番号に基づいてバイヤの電子メールアドレスを取得し、バイヤに発注元、発注商品、発注金額等を入力することができるウェブページのURLが記載された電子メールを送信し、バイヤは前記ウェブページに入力することによって発注する。
【0016】
本発明のFAX受発注決済サービスセンタにおいては、仕入れ商品又は役務の発注情報をバイヤのファクシミリ装置から受信し、分析し、データベースに格納する受信処理部と、前記仕入れ商品又は役務の発注情報をサプライヤのファクシミリ装置に送信する送信処理部と、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を行う決済処理機関と通信を行う決済処理機関通信インターフェイス部とを有し、前記発注情報に基づき、前記サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信する。
【0017】
本発明の他のFAX受発注決済サービスセンタにおいては、さらに、前記決済処理に基づく資金の移動を管理する送金管理部と、前記資金の移動の履歴を格納する送金管理データベースとを有する。
【0018】
本発明の更に他のFAX受発注決済サービスセンタにおいては、さらに、所定の期間内における前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ又はサプライヤのファクシミリ装置に送信する。
【0019】
本発明のFAX受発注決済サービスプログラムにおいては、仕入れ商品又は役務の受発注及び決済を行うために、コンピュータを、仕入れ商品又は役務の発注情報をバイヤのファクシミリ装置から受信する受信処理部、前記仕入れ商品又は役務の発注情報をサプライヤのファクシミリ装置に送信する送信処理部、及び、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を行う決済処理機関と通信を行う決済処理機関通信インターフェイス部として機能させ、前記発注情報に基づき、前記サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信するようにする。
【0020】
本発明のFAX受発注決済方法においては、仕入れ商品又は役務を発注するバイヤのファクシミリ装置から発注情報を受信すると、前記仕入れ商品又は役務を受注するサプライヤのファクシミリ装置発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの概念図である。
【0023】
図において、10はFAX受発注決済システム、11は仕入れ商品を発注するバイヤ、13は仕入れ商品を受注するサプライヤである。ここで、前記バイヤ11は、前記サプライヤ13から仕入れ商品を購入する者であり、例えば、各種の商品を販売する商店であるが、レストラン、バー等の飲食店、理容室等のサービスを提供する店舗、事務所、個人等いかなる者であってもよい。また、前記仕入れ商品は、例えば、商店において販売する商品であるが、飲食店における食材、理容室における洗剤、化粧品、鋏(はさみ)等のようにサービスを提供するために必要な物品、事務所、個人等において消費又は使用する事務用品、事務機器等の物品であってもよい。さらに、前記仕入れ商品は、運送、清掃、委託事務等のサービス(役務)であってもよい。また、前記サプライヤ13は、前記バイヤ11に仕入れ商品を販売する者であり、例えば、卸売店、小売店等の商店であるが、工場等のように物品を製造する者であってもよいし、各種のサービスを提供する者であってもよい。
【0024】
そして、前記バイヤ11及びサプライヤ13は、それぞれ、自己のファクシミリ装置としてのバイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14を有する。なお、該バイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14は、いかなる種類のものであってもよく、例えば、通常の電話機と兼用型である家庭用の装置であってもよいし、コピー機やプリンタと一体となった複合機であってもよい。なお、IVR(Interactive Voice Request)機能を使用する場合、前記バイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14は電話機能を有する装置である。そして、前記バイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14は、有線又は無線の電話回線網等から成るネットワークとしての公衆回線網15に接続されている。
【0025】
また、40は、前記仕入れ商品の代金の決済処理を行う決済処理機関としての金融機関であり、例えば、銀行、信用金庫、クレジット会社等である。そして、前記金融機関40には、前記バイヤ11の口座としてのバイヤ口座41及び前記サプライヤ12の口座としてのサプライヤ口座42が開設されているとともに、通信インターフェイス等を備える図示されない勘定系コンピュータシステムを有する。なお、該勘定系コンピュータシステムには、金融機関40における資金移動等のサービスを提供するためのANSER(アンサー:Automatic Answer Network System for ElectricalRequest)(R)に使用されるANSER(R)センタ43を介して、振込、振替等の金融処理の依頼を送信することができるようになっている。この場合、前記ANSER(R)センタ43は、一種のコンピュータシステムであり、決済処理機関の一部として機能する。
【0026】
そして、20はFAX受発注決済サービスセンタであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備えるコンピュータとしてのFAX受発注決済サービスサーバ21を有し、前記バイヤ11及びサプライヤ13が自己のバイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14を用いて仕入れ商品の受発注を行うと、自動的に代金の決済を行うFAX受発注決済サービスを提供する。なお、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、単一の装置であってもよいし、分散型サーバのように複数のサーバが有機的に結合した装置であってもよい。また、前記FAX受発注決済サービスセンタ20を運営する者は、個人、法人、営利企業、公益団体等いかなる者であってもよく、前記金融機関40を運営する者と同一の者であってもよい。
【0027】
ここで、前記FAX受発注決済サービスセンタ20を運営する者は、あらかじめ前記バイヤ11及びサプライヤ13との間にFAX受発注決済サービスに関する契約を締結し、前記バイヤ11及びサプライヤ13に対してFAX受発注決済サービスを提供する。また、前記FAX受発注決済サービスセンタ20を運営する者は、必要に応じてあらかじめ前記金融機関40とANSER(R)センタ43を介して行う決済に関する契約を締結し、FAX受発注決済サービスサーバ21から前記仕入れ商品の代金の決済処理を依頼する、すなわち、振込、振替等の金融処理の依頼を送信することができるようになっている。この場合、前記FAX受発注決済サービスセンタ20は、あらかじめ前記バイヤ11及びサプライヤ13の許諾を得ているので、バイヤ口座41からサプライヤ口座42への振込の依頼をANSER(R)センタ43を介して金融機関40の勘定系コンピュータシステムに送信することができる。
【0028】
そして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、機能の観点から、決裁処理機関通信インターフェイス部としての銀行I/F(Inter Face:インターフェイス)部22、送信処理部としてのFAX送信処理部23、受信処理部としてのFAX受信処理部24、送金情報出力部25、IVR部26、バイヤ及びサプライヤ登録管理AP(Application Program)部27、送金管理部28、及び、送金管理AP部29を有する。また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、FAX受発注決済サービスセンタ20が有するデータベースとしてのFAX蓄積データベース31、送金企業データベース32、受取企業データベース33及び送金管理データベース34に接続されている。なお、前記FAX蓄積データベース31、送金企業データベース32、受取企業データベース33及び送金管理データベース34は、FAX受発注決済サービスサーバ21から独立したものであってもよいし、FAX受発注決済サービスサーバ21の内部に配設されたものであってもよい。
【0029】
ここで、前記銀行I/F部22は、ANSER(R)センタ43を介して金融機関40の勘定系コンピュータシステムに振込の依頼を送信するためのインターフェイスであり、FAX受発注決済サービスサーバ21の内部システム用のフォーマットをANSER(R)センタ43等の外部システム用のフォーマットに変換するようになっている。また、前記FAX送信処理部23は、バイヤ11に対する報告書、サプライヤ13に対する発注書等を作成し、ファクシミリによってバイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14に送信する。さらに、前記FAX受信処理部24は、バイヤファクシミリ装置12からファクシミリによって送信された発注情報としての発注書を受信し、該発注書の記載事項を分析してデータとして保存する。
【0030】
そして、前記送金情報出力部25は、サプライヤ13に対する発注書をサプライヤファクシミリ装置14に送信した後に、発注内容と発注された仕入れ商品の決済処理結果とを含む報告としての報告書を受発注処理毎及び所定の期間毎に作成して、ファクシミリによってバイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14に送信する。なお、前記所定の期間は、例えば、一ヶ月、三ヶ月、半年等のように会計、決算等のために定められた期間であり、前記送金情報出力部25は、前記期間の末毎に前記報告書を作成して送信する。また、前記IVR部26は、バイヤ11及びサプライヤ13の電話による取引の変更や中止などに関する問い合わせに対して自動的に音声によって返答する。
【0031】
さらに、前記バイヤ及びサプライヤ登録管理AP部27は、バイヤ11及び該バイヤ11と取引を行うサプライヤ13の情報を登録して管理する。また、前記送金管理部28は、振込等の金融処理による資金移動の履歴をすべて管理する。そして、前記送金管理AP部29は、前記FAX受発注決済サービスセンタ20を運営する者又は管理する者が、操作することによって、振込等の金融処理の中止や変更を行うことができる。また、前記資金移動の履歴を検索したり参照したりすることもできるようになっている。
【0032】
そして、前記FAX蓄積データベース31は、発注情報としての前記発注書のファクシミリデータ(画像データ)及び発注内容を格納して保存する。ここで、該発注内容は、発注日時、発注した仕入れ商品の品目及び個数、金額等を含むものであり、前記FAX受信処理部24が発注書の記載事項を分析して抜き出したものである。そして、前記送金企業データベース32は、バイヤファクシミリ装置12の電話番号、金融機関40に開設されたバイヤ口座41の口座番号やパスワード等のバイヤ11の情報を格納する。また、前記受取企業データベース33は、それぞれのバイヤ11が仕入れ商品を購入する先としてあらかじめ登録したサプライヤ13の情報、すなわち、サプライヤファクシミリ装置14の電話番号、金融機関40に開設されたサプライヤ口座42の口座番号等のサプライヤ13の情報を格納する。さらに、前記送金管理データベース34は、振込等の金融処理による資金移動の履歴をすべて格納する。
【0033】
次に、前記FAX受発注決済サービスセンタ20の各機能部の関連について説明する。
【0034】
図2は本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済サービスセンタの機能ブロック図である。
【0035】
図2に示されるように、本実施の形態のFAX受発注決済サービスセンタ20においては、送金管理部28が中心的な機能を果たし、送金情報出力部25並びにバイヤ及びサプライヤ登録管理AP部27を除くすべての機能部と直接に送受信を行うようになっている。まず、銀行I/F部22は、ANSER(R)センタ43と振込等の金融取引に関する情報の送受信を行うとともに、前記送金管理部28とも前記情報の送受信を行うようになっている。そして、IVR部26は、公衆回線網15を介してバイヤ11及びサプライヤ13の電話と音声信号の送受信を行うとともに、前記送金管理部28とも各種情報の送受信を行うようになっている。また、FAX送信処理部23は、前記送金管理部28からデータを受信してバイヤ11及びサプライヤ13に対する報告書、サプライヤ13に対する発注書等を作成し、公衆回線網15を介してバイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14に送信する。さらに、FAX受信処理部24は、公衆回線網15を介してバイヤファクシミリ装置12から発注書を受信し、該発注書の記載事項を分析したデータを送金管理部28に送信する。
【0036】
そして、該送金管理部28は、FAX蓄積データベース31、送金企業データベース32、受取企業データベース33及び送金管理データベース34にアクセスして、必要な情報の取得及び格納を行う。また、前記送金情報出力部25は、送金管理データベース34にアクセスして振込等の金融処理による資金移動の履歴を取得する。さらに、前記バイヤ及びサプライヤ登録管理AP部27は、送金企業データベース32にアクセスして前記バイヤ11の情報を格納して登録し、受取企業データベース33にアクセスして前記バイヤ11と取引を行うサプライヤ13の情報を格納して登録するようになっている。
【0037】
次に、前記構成のFAX受発注決済システム10の動作について説明する。
【0038】
図3は本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示すシーケンス図である。
【0039】
まず、バイヤ11は、バイヤファクシミリ装置12の電話番号、金融機関40に開設されたバイヤ口座41の口座番号やパスワード等の情報をあらかじめFAX受発注決済サービスセンタ20に登録し、また、前記バイヤ11が仕入れ商品を購入するサプライヤ13もサプライヤファクシミリ装置14の電話番号、金融機関40に開設されたサプライヤ口座42の口座番号等の情報をあらかじめFAX受発注決済サービスセンタ20に登録する。この場合、前記バイヤ11はパンの販売店であり、前記サプライヤ13はパンの製造卸売業者であるとして説明する。
【0040】
そして、バイヤ11は、発注書16に発注する仕入れ商品の品目及び個数、発注金額等を記載し、バイヤファクシミリ装置12に読み取らせる。なお、前記発注書16は宛先としてのサプライヤ13の名称、前記仕入れ商品の品目及び個数、発注金額等を記入する記入欄等があらかじめ所定のフォーマットで印刷された定型用紙であることが望ましい。続いて、前記バイヤ11がバイヤファクシミリ装置12を操作して、FAX受発注決済サービスセンタ20の電話番号を入力して送信すると、図3において矢印1で示されるように、前記発注書16のファクシミリデータが、公衆回線網15を介して、FAX受発注決済サービスセンタ20に送信される。これにより、前記バイヤ11は仕入れ商品の発注を行う。なお、前記バイヤ11は、前記発注書16に記入することによって、代金の振込を実行する日を選択することもできる。
【0041】
続いて、前記FAX受発注決済サービスセンタ20においてFAX受発注決済サービスサーバ21が前記発注書16のファクシミリデータを受信すると、FAX受信処理部24は前記発注書16の記載事項をOCR(Optical Character Reader)を利用して読み取って分析する。そして、前記発注書16のファクシミリデータ及び発注内容は、図3において矢印2で示されるように、FAX蓄積データベース31に格納される。この場合、前記FAX受信処理部24は、OCRを利用して読み取って分析した前記発注書16の記載事項のエラーチェックを行うことが望ましい。そして、該エラーチェックの後、OCRを利用して読み取って分析した前記発注書16の記載事項を確認のためにバイヤファクシミリ装置12に返信するようにしてもよい。なお、前記バイヤ11が選択した場合、IVR部26が前記バイヤ11に前記発注書16のファクシミリデータを受信した旨を音声によって通知するようにしてもよい。
【0042】
また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注書16のファクシミリデータにバイヤ11毎の発注番号を付与する。そして、前記発注書16のファクシミリデータ及び発注内容は、発注番号、受信した日時等の情報とともにFAX蓄積データベース31に格納される。これにより、前記バイヤ11は、発注番号を指定することによって、FAX蓄積データベース31に格納されている前記発注書16を検索することができる。さらに、必要に応じて、該発注書16をバイヤファクシミリ装置12に返信させることができる。
【0043】
そして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注書16のファクシミリデータを送信したバイヤファクシミリ装置12の電話番号に基づいて、図3において矢印3で示されるように、送金企業データベース32にアクセスして前記バイヤ11を特定する。また、前記FAX受発注決済サービスセンタ20は、送金企業データベース32から、金融機関40に開設されたバイヤ口座41の口座番号やパスワード等の情報も取得する。さらに、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注書16記載されたサプライヤ13の名称に基づいて、サプライヤ13を特定し、図3において矢印4で示されるように、受取企業データベース33にアクセスして、金融機関40に開設されたサプライヤ口座42の口座番号、サプライヤファクシミリ装置14の電話番号等の情報を取得する。
【0044】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注書16のファクシミリデータを、図3において矢印5で示されるように、公衆回線網15を介して、サプライヤファクシミリ装置14に送信する。そして、該サプライヤファクシミリ装置14は 発注内容が印刷された発注書16を発行する。これにより、サプライヤ13は仕入れ商品の受注を行う。
【0045】
また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記仕入れ商品の代金を発注書16から特定し、代金に相当する金額のバイヤ口座41からサプライヤ口座42への振込の依頼を、図3において矢印6で示されるように、ANSER(R)センタ43を介して金融機関40に送信する。なお、前記振込の依頼には、バイヤ口座41の口座番号やパスワード、サプライヤ口座42の口座番号等の情報も付加される。これにより、図3において矢印7で示されるように、金融機関40において、バイヤ口座41からサプライヤ口座42へ、前記仕入れ商品の代金に相当する金額が振り込まれる。
【0046】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、図3において矢印7’で示されるように、ANSER(R)センタ43を介して資金移動の結果を取得し、図3において矢印8で示されるように、送金管理データベース34にアクセスして、バイヤ口座41からサプライヤ口座42への振込による資金移動についての情報を格納する。なお、該情報には、前記発注書16の発注番号、送金元としてのバイヤ11の名称、送金先としてのサプライヤ13の名称、取引の発生した日時(通常は、発注書16をバイヤファクシミリ装置12から受信した日時又は発注書16をサプライヤファクシミリ装置14に送信した日時)、振込金額、摘要等の事項が含まれる。 続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注書16の発注内容と発注された仕入れ商品の決済処理結果とを含む報告書を作成して、図3において矢印9で示されるように、公衆回線網15を介して、バイヤファクシミリ装置12に送信する。なお、前記報告書には、前記発注書16の送信ステータス、発注内容、サプライヤ13の名称、取引の発生した日時、振込結果、摘要等の事項が含まれる。また、前記IVR部26がバイヤ11に前記報告書の内容を音声によって通知するようにしてもよい。さらに、前記報告書と同様の報告書をサプライヤファクシミリ装置14に送信するようにしてもよい。
【0047】
そして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、発注内容と発注された仕入れ商品の決済処理結果とを含む報告書を所定の期間毎に作成して、図3において矢印10及び11で示されるように、公衆回線網15を介して、バイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14に送信する。この場合、前記報告書は、例えば、一ヶ月、三ヶ月、半年等のように会計、決算等のために定められた所定の期間の末毎に作成されて送信される。なお、前記バイヤ11への報告書には、サプライヤ13の名称、前記期間内において取引の発生した日時、振込結果、摘要等の事項が含まれる。また、前記サプライヤ13への報告書には、バイヤ11の名称、前記期間内において取引の発生した日時、振込結果、摘要等の事項が含まれる。
【0048】
ここで、何らかの事情で発注の中止や発注内容の変更、すなわち、取引の中止や変更を行う場合、前記バイヤ11は、随時、前記取引の中止や変更に関する指示を、図3において矢印12で示されるように、バイヤファクシミリ装置12からFAX受発注決済サービスサーバ21に送信することができる。この場合、前記バイヤ11は、発注番号によって前記取引を特定する必要がある。また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21の送金管理部28は、前記サプライヤ13の承諾を得た後に、前記取引の中止や変更を行うようにすることが望ましい。なお、前記バイヤ11は、前記取引の中止や変更に関する指示を音声によって前記IVR部26に通知することもできる。
【0049】
同様に、前記サプライヤ13は、随時、前記取引の中止や変更に関する指示を、図3において矢印13で示されるように、サプライヤファクシミリ装置14からFAX受発注決済サービスサーバ21に送信することができる。この場合、前記サプライヤ13は、発注番号によって前記取引を特定する必要がある。また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21の送金管理部28は、前記バイヤ11の承諾を得た後に、前記取引の中止や変更を行うようにすることが望ましい。なお、前記サプライヤ13は、前記取引の中止や変更に関する指示を音声によって前記IVR部26に通知することもできる。
【0050】
次に、図4のシーケンス図について説明する。
ステップS1 バイヤ11は発注書16をバイヤファクシミリ装置12でFAX受発注決済サービスセンタ20に送信する。
ステップS2 受信した発注書16を格納する。
ステップS3 発信元であるバイヤファクシミリ装置12の電話番号に基づいてバイヤ11を特定する。
ステップS4 バイヤ口座41の口座番号やパスワード等の情報を取得する。
ステップS5 発注書16からサプライヤ13を特定する。
ステップS6 サプライヤ口座42の口座番号等の情報を取得する。
ステップS7 サプライヤファクシミリ装置14にバイヤ11の発注書16を送信する。
ステップS8 移動する資金を発注書16から特定する。
ステップS9 バイヤ口座41から支払金額をサプライヤ口座42へ振込を依頼する。
ステップS10 金融機関40において、バイヤ口座41からサプライヤ口座42へ振込処理を行う。
ステップS10’金融機関40から資金移動についての情報を取得する。
ステップS11 資金移動についての情報を格納する。
ステップS12 取引毎に報告書を作成する。
ステップS13 発注内容と決済処理結果の内容をバイヤファクシミリ装置12及びサプライヤファクシミリ装置14に送信して報告する。
ステップS14 期間末に報告書を作成する。
ステップS15 期間毎に報告書をバイヤファクシミリ装置12に送信する。
ステップS16 期間毎に報告書をサプライヤファクシミリ装置14に送信する。
【0051】
このように、本実施の形態においては、バイヤ11が発注内容をファクシミリによってFAX受発注決済サービスセンタ20に送信することによって仕入れ商品の発注を行うと、サプライヤ13は前記発注内容をファクシミリによって前記FAX受発注決済サービスセンタ20から受信することによって仕入れ商品の受注を行うようになっている。そして、前記FAX受発注決済サービスセンタ20は、前記仕入れ商品の代金の決済処理を金融機関40に依頼し、発注内容、仕入れ商品の決済処理結果等を保存して管理するともに、発注内容、仕入れ商品の決済処理結果等を含む報告書を前記バイヤ11及びサプライヤ13にファクシミリによって送信する。
【0052】
そのため、前記サプライヤ13は、仕入れ商品の請求書を作成したり、送付したりする必要がなく、前記仕入れ商品の代金が自動的に自己の口座に振り込まれる。また、前記バイヤ11は請求書を確認したり、代金をサプライヤ13のサプライヤ口座42に振り込むための手続を行ったりする必要がなく、前記仕入れ商品の発注を行うことができる。したがって、前記バイヤ11及びサプライヤ13の受発注に要する手間とコストを低減することができる。また、発注内容をファクシミリによって送受信するので、セキュリティ上の問題が発生することもない。
【0053】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構成を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0054】
図5は本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの概念図、図6は本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済サービスセンタの機能ブロック図である。
【0055】
本実施の形態において、バイヤ11及びサプライヤ13は、それぞれ、自己のファクシミリ装置として固定電話インターネットサービス、すなわち、Lモード(R)に適合したファクシミリ装置であるバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52を有する。ここで、前記Lモード(R)は、固定電話機やファクシミリ装置を用いてインターネットの各種サービスや電子メールの送受信を行うことのできる固定電話インターネットサービスであり、株式会社NTTドコモ等の電話会社によって提供されている。この場合、前記バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52は、図5に示されるように、発注内容としての発注元(バイヤ11又はサプライヤ13)、発注商品(仕入れ商品)、発注金額等を入力又は表示することができる表示画面51a及び表示画面52aを有する。
【0056】
また、本実施の形態における公衆回線網15は、図6に示されるネットワークとしてのインターネット56を含むものである。そして、前記サプライヤ13は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェイス等を備え、インターネット56に接続可能なコンピュータとしての情報端末53を有する。該情報端末53は、例えば、パーソナルコンピュータであるが、インターネット56に接続して、電子メール等の送受信、データ通信等を行うことができるものであれば、PDA(Personal Digital Assistant)、電子手帳、携帯電話機、PHS(Personal Handy−Phone System)電話機、ゲーム機、デジタルテレビ等いかなる種類の装置であってもよい。
【0057】
そして、本実施の形態におけるFAX受発注決済サービスサーバ21は、メール送信処理部54及びウェブ(Web)サーバ55を有する。前記メール送信処理部54は、送金管理部28からデータを受信して、前記バイヤ11又はサプライヤ13に通知する事項を含む電子メールを作成して、インターネット56を介して、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52又は情報端末53に送信する。また、前記ウェブサーバ55は、送金管理部28からデータを受信して、インターネット56を介してアクセスすることができるウェブページを開設する。該ウェブページには、前記バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51の表示画面51aに表示され、発注内容として発注元、発注商品、発注金額等を入力することが可能なウェブページも含まれる。そして、前記バイヤ11及びサプライヤ13は、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52又は情報端末53を操作して、前記ウェブページを閲覧したり、該ウェブページに前記発注元、発注商品、発注金額等を入力することができる。なお、本実施の形態において、FAX受信処理部24は、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51からファクシミリによって送信された発注書を受信し、該発注書の記載事項を分析してデータとして保存するだけでなく、送金企業データベース32に格納されている前記バイヤ11の情報に含まれる電子メールアドレスを取得する。
【0058】
また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、FAX受発注決済サービスセンタ20が有する発注内容データベース35に接続されている。該発注内容データベース35は発注内容を格納して保存するものであり、送金管理部28がアクセスして、必要な情報の取得及び格納を行うようになっている。
【0059】
次に、前記構成のFAX受発注決済システム10の動作について説明する。
【0060】
図7は本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示す図、図8は本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示すシーケンス図である。
【0061】
本実施の形態において、バイヤ11及びサプライヤ13は、電子メールアドレスも情報としてあらかじめFAX受発注決済サービスセンタ20に登録しているものとする。まず、バイヤ11は、認証用紙17をバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に読み取らせ、図7において矢印1で示されるように、FAX受発注決済サービスセンタ20に送信する。ここで、前記認証用紙17には、いかなる事項が記載されていてもよい。
【0062】
続いて、前記FAX受発注決済サービスセンタ20におけるFAX受発注決済サービスサーバ21は、前記認証用紙17のファクシミリデータを受信すると、前記認証用紙17のファクシミリデータを送信したバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51の電話番号に基づいて、図7において矢印2で示されるように、送金企業データベース32にアクセスして前記バイヤ11の電子メールアドレスを取得する。なお、前記送金企業データベース32には、前記電子メールアドレスに加えて、あらかじめ、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51の電話番号、金融機関40に開設されたバイヤ口座41の口座番号やパスワード等のバイヤ11の情報が格納されている。
【0063】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、図7において矢印3で示されるように、発注元、発注商品、発注金額等を入力することができるウェブページのURL(Uniform Resource Locator)が記載されている電子メールをバイヤ11に送信する。そして、バイヤ11がバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51を操作して、図7において矢印4で示されるように、前記URLにアクセスして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21のウェブサーバ55に開設されているウェブページを取得して、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51の表示画面51aに表示させる。続いて、前記バイヤ11は、発注内容として、発注先、発注商品、発注金額等を前記ウェブページに入力する。なお、前記第1の実施の形態と同様に、発注書16に発注内容としての発注先、発注商品、発注金額等を記載し、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に読み取らせることによって入力することもできる。続いて、前記バイヤ11は、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51を操作して、発注先、発注商品、発注金額等が入力されたウェブページを前記FAX受発注決済サービスサーバ21に返信する。これにより、前記バイヤ11は仕入れ商品の発注を行う。なお、前記バイヤ11は、前記発注書16に記入することによって、代金の振込を実行する日時を選択することもできる。
【0064】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、図7において矢印5で示されるように、前記発注内容を発注内容データベース35に格納して保存する。また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、受け付けた発注毎に発注番号を付与する。そして、前記発注の発注内容は、発注番号、受信した日時、摘要等の情報とともに発注内容データベース35に格納される。これにより、前記バイヤ11は、発注番号を指定することによって、発注内容データベース35に格納されている前記発注を検索することができる。また、必要に応じて、該発注の発注内容をファクシミリ又は電子メールによってバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に返信させることができる。さらに、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注内容をウェブサーバ55に開設されているウェブページに掲載することもできる。
【0065】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注先に基づいて、サプライヤ13を特定し、図7において矢印6で示されるように、受取企業データベース33にアクセスして、金融機関40に開設されたサプライヤ口座42の口座番号、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52の電話番号、電子メールアドレス等の情報を取得する。
【0066】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注内容のファクシミリデータを、図7において矢印7で示されるように、公衆回線網15を介して、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52に送信する。そして、該サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52は 発注内容が印刷された発注書16を発行する。これにより、サプライヤ13は仕入れ商品の受注を行う。
【0067】
なお、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注内容が掲載されているウェブページのURLが記載された電子メールをサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52又は情報端末53に送信してもよい。この場合、サプライヤ13は前記サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52又は情報端末53を操作して、図7において矢印8で示されるように、前記URLにアクセスして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21のウェブサーバ55に開設されているウェブページを取得して、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52の表示画面52a又は情報端末53の表示手段に表示させる。この場合、サプライヤ13は前記サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52の表示画面52a又は情報端末53を閲覧して仕入れ商品の受注を行う。なお、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52は、表示画面52aに表示された発注内容が印刷された発注書16を発行することもできる。
【0068】
また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記仕入れ商品の代金に相当する金額のバイヤ口座41からサプライヤ口座42への振込の依頼を、図7において矢印9で示されるように、ANSER(R)センタ43を介して金融機関40に送信する。なお、前記振込の依頼には、バイヤ口座41の口座番号やパスワード、サプライヤ口座42の口座番号等の情報も付加される。これにより、図7において矢印10で示されるように、金融機関40において、バイヤ口座41からサプライヤ口座42へ、前記仕入れ商品の代金に相当する金額が振り込まれる。
【0069】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、図7において矢印10’で示されるように、ANSER(R)センタ43を介して資金移動の結果を取得し、図7において矢印11で示されるように、送金管理データベース34にアクセスして、バイヤ口座41からサプライヤ口座42への振込による資金移動についての情報を格納する。なお、該情報には、前記発注書16の発注番号、送金元としてのバイヤ11の名称、送金先としてのサプライヤ13の名称、取引の発生した日時、振込金額、摘要等の事項が含まれる。
【0070】
続いて、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記発注内容と発注された仕入れ商品の決済処理結果とを含む報告書を作成して、図7において矢印12で示されるように、公衆回線網15を介して、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に送信する。なお、前記報告書には、前記発注書16の送信ステータス、発注内容、サプライヤ13の名称、取引の発生した日時、振込結果、摘要等の事項が含まれる。また、前記報告書と同様の報告書をサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52に送信するようにしてもよい。さらに、前記IVR部26がバイヤ11に前記報告書の内容を音声によって通知するようにしてもよいし、メール送信処理部54が前記報告書が記載された電子メールをバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に送信するようにしてもよい。
【0071】
そして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、発注内容と発注された仕入れ商品の決済処理結果とを含む報告書を所定の期間毎に作成して、図7において矢印13及び14で示されるように、公衆回線網15を介して、バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52に送信する。この場合、前記報告書は、例えば、一ヶ月、三ヶ月、半年等のように会計、決算等のために定められた所定の期間の末毎に作成されて送信される。なお、前記バイヤ11への報告書には、サプライヤ13の名称、前記期間内において取引の発生した日時、振込結果、摘要等の事項が含まれる。また、前記サプライヤ13への報告書には、バイヤ11の名称、前記期間内において取引の発生した日時、振込結果、摘要等の事項が含まれる。さらに、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記報告書が記載された電子メールをバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52に送信するようにしてもよい。
【0072】
また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21は、前記報告書をウェブサーバ55に開設されているウェブページに掲載し、該ウェブページのURLをバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52又は情報端末53に送信してもよい。この場合、バイヤ11及びサプライヤ13は前記バイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52又は情報端末53を操作して、前記URLにアクセスして、前記FAX受発注決済サービスサーバ21のウェブサーバ55に開設されているウェブページを取得する。
【0073】
ここで、何らかの事情で発注の中止や発注内容の変更、すなわち、取引の中止や変更を行う場合、前記バイヤ11は、随時、前記取引の中止や変更に関する指示をバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51からFAX受発注決済サービスサーバ21に送信することができる。この場合、前記バイヤ11は、発注番号によって前記取引を特定する必要がある。また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21の送金管理部28は、前記サプライヤ13の承諾を得た後に、前記取引の中止や変更を行うようにすることが望ましい。なお、前記バイヤ11は、前記取引の中止や変更に関する指示を音声によって前記IVR部26に通知することもできる。
【0074】
同様に、前記サプライヤ13は、随時、前記取引の中止や変更に関する指示を、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52からFAX受発注決済サービスサーバ21に送信することができる。この場合、前記サプライヤ13は、発注番号によって前記取引を特定する必要がある。また、前記FAX受発注決済サービスサーバ21の送金管理部28は、前記バイヤ11の承諾を得た後に、前記取引の中止や変更を行うようにすることが望ましい。なお、前記サプライヤ13は、前記取引の中止や変更に関する指示を音声によって前記IVR部26に通知することもできる。
【0075】
次に、シーケンス図について説明する。
ステップS21 バイヤ11は認証用紙17をバイヤファクシミリ装置12でFAX受発注決済サービスセンタ20に送信する。
ステップS22 送金企業データベース32から発信元であるバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51の電話番号に基づいて電子メールアドレスを特定する。
ステップS23 発注情報入力のためのウェブページのURLが記載されている電子メールをバイヤ11に送信する。
ステップS24 バイヤ11は前記URLにアクセスして、ウェブページを表示させ、発注内容を入力する。
ステップS25 発注内容を発注内容データベース35に保存し、発注毎に発注番号を付与する。
ステップS26 受取企業データベース33からサプライヤ口座42の口座番号、サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52の電話番号、電子メールアドレス等の情報を取得する。
ステップS27 発注内容のファクシミリデータを送信する。又は発注内容が保存されているURLを格納した電子メールを送信する。
ステップS28 電子メールを受信した場合、発注情報確認のためのURLにアクセスする。
ステップS29 バイヤ口座41から支払金額をサプライヤ口座42へ振込を依頼する。
ステップS30 金融機関40において、バイヤ口座41からサプライヤ口座42へ振込処理を行う。
ステップS30’金融機関40から資金移動についての情報を取得する。
ステップS31 資金移動についての情報を格納する。
ステップS32 取引毎に報告書を作成する。
ステップS33 発注内容と決済処理結果の内容をバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に送信して報告する。
ステップS34 期間末に報告書を作成する。
ステップS35 期間毎に報告書をバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51に送信する。
ステップS36 期間毎に報告書をサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52に送信する。
【0076】
このように、本実施の形態においては、バイヤ11及びサプライヤ13は、Lモード(R)に適合したファクシミリ装置であるバイヤLモード(R)ファクシミリ装置51及びサプライヤLモード(R)ファクシミリ装置52を使用するようになっている。そのため、仕入れ商品の受発注をファクシミリによって行うこともでき、電子メールやウェブページを利用して行うこともできるので、前記バイヤ11及びサプライヤ13は、自己に都合のよい手段を選択して仕入れ商品の受発注を行うことができる。
【0077】
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、金融機関40に開設されたバイヤ口座41からサプライヤ口座42に振込を行うことによって仕入れ商品の代金の決済処理を行う場合について説明したが、前記決済処理は、クレジットカード等を利用するクレジット決済処理であってもよいし、電子マネーを利用する決済処理であってもよいし、決済サービス機関が決済処理を代行するネット決済システムを利用した決済処理であってもよいし、いかなる種類の決済処理であってもよい。
【0078】
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0079】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ファクシミリを用いて仕入れ商品の受発注を行うと自動的に代金の決済が行われるので、サプライヤは請求書を作成したり、送付したり、直接バイヤに出向いたりする必要がなく、バイヤは請求書を確認したり、代金をサプライヤの口座に振り込むための手続を行ったりする必要がなく、また、サプライヤは入金の確認をする必要がなく、仕入れ商品の受発注のコストを低減し、前記仕入れ商品の受発注を簡便に行うことができ、さらに、前記仕入れ商品の受発注のセキュリティを高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済サービスセンタの機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの概念図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済サービスセンタの機能ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるFAX受発注決済システムの動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10 FAX受発注決済システム
11 バイヤ
12 バイヤファクシミリ装置
13 サプライヤ
14 サプライヤファクシミリ装置
20 FAX受発注決済サービスセンタ
21 FAX受発注決済サービスサーバ
22 銀行I/F部
23 FAX送信処理部
24 FAX受信処理部
28 送金管理部
31 FAX蓄積データベース
34 送金管理データベース
40 金融機関
51 バイヤLモード(R)ファクシミリ装置
52 サプライヤLモード(R)ファクシミリ装置

Claims (14)

  1. (a)仕入れ商品又は役務を発注するバイヤのファクシミリ装置と、
    (b)前記仕入れ商品又は役務を受注するサプライヤのファクシミリ装置と、
    (c)前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を行う決済処理機関と、
    (d)前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置並びに決済処理機関と通信可能に接続されたFAX受発注決済サービスセンタとを有し、
    (e)該FAX受発注決済サービスセンタは、前記バイヤのファクシミリ装置から受信した発注情報に基づき、前記サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信することを特徴とするFAX受発注決済システム。
  2. 前記バイヤ又はサプライヤのファクシミリ装置は、固定電話インターネットサービスに適合する請求項1に記載のFAX受発注決済システム。
  3. 前記FAX受発注決済サービスセンタは、受注情報、前記発注情報及び決済処理結果を格納するデータベースを備え、所定の期間内における前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ又はサプライヤのファクシミリ装置に送信する請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  4. 前記FAX受発注決済サービスセンタは、バイヤ及びサプライヤ登録管理AP部を備え、バイヤ及び該バイヤと取引を行うサプライヤの情報をあらかじめ登録して管理する請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  5. 前記FAX受発注決済サービスセンタは、FAX受信処理部及びFAX送信処理部を備え、受信した発注書のファクシミリデータをOCR機能を利用して分析し、確認のためにバイヤのファクシミリ装置に返信する請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  6. 前記FAX受発注決済サービスセンタは、送金管理部を備え、バイヤがファクシミリ装置又は電話から発注の中止又は変更の指示を送信した場合、取引の中止又は変更を行う請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  7. 前記FAX受発注決済サービスセンタは、送金管理部を備え、サプライヤがファクシミリ装置又は電話から発注の中止又は変更の指示を送信した場合、取引の中止又は変更を行う請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  8. 前記バイヤのファクシミリ装置が固定電話インターネットサービスに適合する場合、バイヤが認証用紙のファクシミリデータをFAX受発注決済サービスセンタに送信したとき、該FAX受発注決済サービスセンタは、受信した電話番号に基づいてバイヤの電子メールアドレスを取得し、バイヤに電子メールを送信することによってバイヤの認証を行う請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  9. 前記バイヤのファクシミリ装置が固定電話インターネットサービスに適合する場合、バイヤが認証用紙のファクシミリデータをFAX受発注決済サービスセンタに送信したとき、該FAX受発注決済サービスセンタは、受信した電話番号に基づいてバイヤの電子メールアドレスを取得し、バイヤに発注元、発注商品、発注金額等を入力することができるウェブページのURLが記載された電子メールを送信し、バイヤは前記ウェブページに入力することによって発注する請求項1又は2に記載のFAX受発注決済システム。
  10. (a)仕入れ商品又は役務の発注情報をバイヤのファクシミリ装置から受信し、分析し、データベースに格納する受信処理部と、
    (b)前記仕入れ商品又は役務の発注情報をサプライヤのファクシミリ装置に送信する送信処理部と、
    (c)前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を行う決済処理機関と通信を行う決済処理機関通信インターフェイス部とを有し、
    (d)前記発注情報に基づき、前記サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信することを特徴とするFAX受発注決済サービスセンタ。
  11. 前記決済処理に基づく資金の移動を管理する送金管理部と、前記資金の移動の履歴を格納する送金管理データベースとを有する請求項10に記載のFAX受発注決済サービスセンタ。
  12. 所定の期間内における前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ又はサプライヤのファクシミリ装置に送信する請求項10又は11に記載のFAX受発注決済サービスセンタ。
  13. (a)仕入れ商品又は役務の受発注及び決済を行うために、コンピュータを、
    (b)仕入れ商品又は役務の発注情報をバイヤのファクシミリ装置から受信する受信処理部、
    (c)前記仕入れ商品又は役務の発注情報をサプライヤのファクシミリ装置に送信する送信処理部、及び、
    (d)前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を行う決済処理機関と通信を行う決済処理機関通信インターフェイス部として機能させ、
    (e)前記発注情報に基づき、前記サプライヤのファクシミリ装置に発注情報を送信するとともに、前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信するようにするFAX受発注決済サービスプログラム。
  14. (a)仕入れ商品又は役務を発注するバイヤのファクシミリ装置から発注情報を受信すると、
    (b)前記仕入れ商品又は役務を受注するサプライヤのファクシミリ装置発注情報を送信するとともに、
    (c)前記仕入れ商品又は役務の代金の決済処理を決済処理機関に依頼し、
    (d)前記決済処理の結果を含む報告を前記バイヤ及びサプライヤのファクシミリ装置に返信することを特徴とするFAX受発注決済方法。
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