JP2004160596A - 加工機械における工具位置補正装置及び工具位置補正方法 - Google Patents
加工機械における工具位置補正装置及び工具位置補正方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ベッドに対する工具位置のずれを実測出来ない。
【解決手段】工具3を第1径測定センサー7に当接させた後に第2測定センサー7aに当接するまでの工具装着部4のストローク量の実測値Sxを演算手段10に入力して工具径の実測値Rを算定し、基準点Pを通るベッド2に対し垂直な軸線と第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8間の距離から工具3の半径の実測値R/2を減じて、工具3が第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接した後の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する。工具3が第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に順次当接した後に工具装着部4を戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby だけ順次動かして、工具装着部4が、基準点Pを通るベッド2に対し垂直な軸線上に自動的に到達して、工具位置を自動補正する。
【選択図】 図5
【解決手段】工具3を第1径測定センサー7に当接させた後に第2測定センサー7aに当接するまでの工具装着部4のストローク量の実測値Sxを演算手段10に入力して工具径の実測値Rを算定し、基準点Pを通るベッド2に対し垂直な軸線と第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8間の距離から工具3の半径の実測値R/2を減じて、工具3が第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接した後の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する。工具3が第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に順次当接した後に工具装着部4を戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby だけ順次動かして、工具装着部4が、基準点Pを通るベッド2に対し垂直な軸線上に自動的に到達して、工具位置を自動補正する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベッドに対する工具の位置を、予め設定された基準点に自動補正する様にした加工機械における工具位置補正装置及び工具位置補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
加工機械の各部位に生じる熱変位により、ベッドに対する工具位置のずれが発生するが、従来の加工機械では、任意箇所に設置された複数個の温度センサーによる測定値を、技術者の経験則を基に作成された数式、チャート等に当て嵌めて位置ずれを算定し、該算定値を入力することで工具の位置ずれを補正してワークを加工する様にしている。
【0003】
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知りません。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術にあっては、実際にベッドに対する工具位置のずれを測定していないため、ワークを正確に加工出来ないなど、解決せねばならない課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、加工機械おけるベッドに対する工具位置のずれを実測出来ない課題に鑑み、XYZ軸方向に移動可能な工具装着部を有する加工機械のベッドに基準点を設定し、該基準点を通るベッドに対し垂直なZ軸の周囲部に、該Z軸側に当接面を向けた3個又は4個のセンサーを配置すると共に、Z軸に対し垂直なXY軸の一方の軸線上に2個のセンサーを、他方の軸線上に残るセンサーを配置し、工具装着部におけるベッドに対し上記一方の軸線の方向のストローク量を測定する手段を設け、各センサー及びストローク量測定手段を接続して、XY軸の一方の軸線上に2個のセンサーから信号が入力された時点におけるストローク量測定手段から送られてきたストローク量の実測値により工具径の実測値を算定すると共に、各センサーからZ軸への縦横方向の戻しストローク量を算定する演算手段を設け、工具をXY軸の一方の軸線上における一方のセンサーに当接させた後に他方のセンサーに当接するまでの工具装着部のストローク量をストローク量測定手段で測定すると共に、その実測値を演算手段に入力し、該演算手段によりXY軸の一方の軸線上のセンサー間の距離からストローク量の実測値を減じて工具径の実測値を算定し、次にベッドに対し垂直で基準点を通るZ軸と第2径測定センサー及び位置補正センサー間の距離から工具の半径の実測値を減じたり、工具装着部のストローク量の実測値を1/2にして、工具が第2径測定センサー及び位置補正センサーに当接した後の工具装着部の縦横方向の戻しストローク量の実測値を算定し、工具が第2径測定センサー及び位置補正センサーに順次当接した後に工具装着部を戻しストローク量の実測値だけ動かせば、工具装着部を、ベッドに対し垂直な基準点を通るZ軸線上に自動的に到達させて工具位置を補正する様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る加工ストローク量補正装置を装備した加工機械の概略図であり、図2は、加工ストローク量補正装置の概略図であり、図3は、加工ストローク量補正装置における誤差補正装置の概略拡大平面図であり、図4は、工具の有効長さ測定方法を示す概略正面図であり、図5は、工具位置の補正方法を示す概略平面図である。
図1に示す様に、例えばマシニングセンタの様な加工機械1は、ワークWを載置するベッド2と、複数種類の工具3を収容するマガジン(図示せず)と、ベッド2に対し進退自在、且つベッド2の縦横方向に往復移動自在、即ち、3次元方向に移動可能な工具装着部4により構成されている。
図3に示す様に、ベッド2上に設定した基準点Pに、ベッド2に対し垂直に設けた長さ測定センサー6を配設し、該長さ測定センサー6の先端の外周側に一対の第1、2径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8を、当接面を基準点Pを通るZ軸側に向けて配設し、一対の第1、2径測定センサー7、7aを対向配設すると共に、位置補正センサー8を径測定センサー7、7aに対し直角に配設している。つまり、長さ測定センサー6、径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8は、工具装着部4の位置補正時における各工程時の動きを停止させるためのものであって、長さ測定センサー6は工具装着部4の前進方向、即ちZ方向の動きを、径測定センサー7、7aはベッド2の横方向、即ちX方向の動きを、位置補正センサー8はベッド2の縦方向、即ちY軸方向の動きを夫々停止させる様にしている。
又、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8は、工具3の先端の平面状の当接面を超合金で形成したタッチセンサーとしている。
【0007】
そして、図2に示す様に、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a、位置補正センサー8及びZ、X方向ストローク量測定手段9、9aを演算手段10に接続して、本発明に係る工具位置補正装置の第1実施例とし、長さ測定センサー6及び第1、2径測定センサー7、7aから演算手段10に信号が入力された時点におけるZ、X方向方向ストローク量測定手段9、9aから送られてきたZ、X方向ストローク量の実測値Sz1、Sxを基に演算を行って、最終的に工具3の有効長さL1、径R、第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接後の工具装着部4の戻しストローク量Sbx 、Sby を算定する様に成っている。
【0008】
次に、本発明に係る工具位置補正装置の第1実施例の作用について、図4、5に基づき説明する。
〔1a〕図4参照に示す様に、工具3の先端を長さ測定センサー6に当接させるまで工具装着部4を下動(往動)させて、Z方向ストローク量測定手段9により測定された工具装着部4のZ方向ストローク量の実測値Sz1を演算手段10に送り工具の有効長さL1を算定する。
〔2a〕工具装着部4を若干上動(復動)させた後、工具3を逆回転させて、図5(a)に示す様に、第1径測定センサー7に当接するまでX方向に移動させ、次に第2径測定センサー7aに当接するまで移動させて、X方向ストローク量測定手段9aにより測定された工具装着部4のX方向ストローク量の実測値Sxを演算手段10に送り工具3の径の実測値Rを算定すると共に、第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接した工具3の基準軸線までのX、Y方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する。
〔3a〕図5(b)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sbx だけX方向に戻してX方向補正を行い、次に工具3が位置補正センサー8に当接するまで工具装着部4をY方向に移動させた後、図5(c)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sby だけY方向に戻してY方向補正を行って、工具3の中心を基準点Pを通るZ軸上に位置させる。
【0009】
次に、上記第1実施例による工具3の長さ、径の測定方法及び工具位置補正方法を具体的に説明する。
〔長さ測定〕(図4参照)
工具3の有効長さLは下記の計算式(1)で算定される。
L=Hー(h1+Sz)…………(1)
H:ベッド2と工具装着部4間の距離(定数)
Sz:工具装着部4が停止するまでのZ方向ストローク量(変数)
h1:測定センサー6の高さ(定数)
そして、上記工具3を装着した工具装着部4を動かして得られた工具装着部4のZ方向ストローク量の実測値Sz1を上記(1)式に代入して、工具3の有効長さの実測値L1を算定する。
L1=Hー(h1+Sz1)…………(2)
次に、工具3の有効長さの初期値L0と実測値L1の誤差αを下記の計算式(3)で算定し、予め設定されていたZ方向の加工ストローク量を補正する。
α=L0ーL1…………(3)
〔径測定〕(図3、5参照)
工具3の直径の実測値Rは下記の計算式(4)で算定される。
R=AーSx…………(4)
A:第1、2径測定センサー7、7a間の距離(定数)
Sx:第1径測定センサー7から第2径測定センサー7aに当接するまでのX方向ストローク量の実測値(変数)
〔工具位置補正方法〕(図3、5参照)
工具装着部4に装着した工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのX、Y方向への戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby は、下記の計算式(5)、(6)で算定される。
Sbx =A1ーR/2…………(5)
Sby =B1ーR/2…………(6)
A1:Z軸と第2径測定センサー7a間の距離(定数)
B1:Z軸と位置補正センサー8間の距離(定数)
そして、第2径測定センサー7aへの当接後に戻しストローク量の実測値Sbx だけ、位置補正センサー8への当接後に戻しストローク量の実測値Sby だけ工具装着部4を動かして、工具3の中心が基準点Pを通るZ軸上に到達する様にしている。
又、基準点Pが第1、2径測定センサー7、7a間の中心に設定されている場合、工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのXへの戻しストローク量の実測値Sbx は、下記の計算式(7)で算定される。
Sbx =Sx/2…………(7)
【0010】
又、他の実施例にあっては、図6に示す様に、長さ測定センサー6の先端の外周側に一対の第1、2径測定センサー7、7a及び一対の位置補正センサー8、8aを配設し、一対の第1、2径測定センサー7、7aを対向配設すると共に、位置補正センサー8、8aを径測定センサー7、7aに対し直角に配設している。
【0011】
そして、図7に示す様に、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a、第1、2位置補正センサー8、8a及びZ、X、Y方向ストローク量測定手段9、9a、9bを演算手段10に接続して、本発明に係る工具位置補正装置とし、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a及び第1、2位置補正センサー8、8aから演算手段10に信号が入力された時点におけるZ、X、Y方向方向ストローク量測定手段9、9a、9bから送られてきたZ、X、Y方向ストローク量の実測値Sz1、Sx、Syを基に演算を行って、最終的に工具3の有効長さ、径、第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接後の工具装着部4の戻しストローク量の実測値L1、R、Sbx 、Sby を算定する様に成っている。
【0012】
次に、本発明に係る工具位置補正装置の第2実施例の作用について、図7に基づき説明する。
〔1b〕第1実施例における〔1a〕工程と同じ。
〔2b〕工具装着部4を若干上動(復動)させた後、工具3を逆回転させて、図7(a)に示す様に、第1径測定センサー7に当接するまでX方向に移動させ、次に第2径測定センサー7aに当接するまで移動させて、X方向ストローク量測定手段9aにより測定された工具装着部4のX方向ストローク量の実測値Sxを演算手段10に送り工具3の径の実測値Rを算定すると共に、第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接した工具3の基準軸線までのX、Y方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する。
〔3b〕図7(b)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sbx だけX方向に戻してX方向補正を行い、次に工具3が第1位置補正センサー8に当接するまで工具装着部4をY方向に移動させると共に、図7(c)に示す様に、第2位置補正センサー8aに当接するまでY方向に移動させ、次に図7(d)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sby だけY方向に戻してY方向補正を行って、工具3の中心を基準点Pを通るZ軸上に位置させる。
【0013】
次に、上記第2実施例による工具3の長さ、径の測定方法及び工具位置補正方法を具体的に説明する。
〔長さ測定〕
第1実施例と同一のため、省略する。
〔径測定〕
第1実施例と同一のため、省略する。
〔工具位置補正方法〕(図7参照)
工具装着部4に装着した工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのX方向への戻しストローク量の実測値Sbx は上記計算式(5)と同一であるが、、Y方向への戻しストローク量の実測値Sby は、下記の計算式(6)’で算定される。
Sby =B2ーR/2…………(6)’
B2:Z軸と第2位置補正センサー8a間の距離(定数)
そして、第2径測定センサー7aへの当接後に戻しストローク量の実測値Sbx だけ、第2位置補正センサー8aへの当接後に戻しストローク量の実測値Sby だけ工具装着部4を動かして、工具3の中心が基準点Pを通るZ軸上に到達する様にしている。
又、基準点Pが第1、2径測定センサー7、7a間及び第1、2位置補正センサー8、8a間の中心に設定されている場合、工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのX方向への戻しストローク量の実測値Sbx は、上記計算式(7)と同一であるが、X方向への戻しストローク量の実測値Sby は下記の計算式(8)で算定される。
Sby =Sy/2…………(8)
【0014】
尚、上記工具位置補正操作は、基準点Pと長さ測定点が不一致か否かに拘らず、工具3の交換毎に行う様にしている。
【0015】
【発明の効果】
要するに本発明は、XYZ軸方向に移動可能な工具装着部4を有する加工機械1のベッド2に基準点Pを設定し、該基準点Pを通るベッド2に対し垂直なZ軸の周囲部に、該Z軸側に当接面を向けたセンサー7、7a、8(8a)を配置すると共に、Z軸に対し垂直なXY軸の一方の軸線上に2個の第1、2径測定センサー7、7aを、他方の軸線上に1個又は2個の位置補正センサー8(8a)を配置したので、工具装着部4をXY軸方向に動かして、2個の第1、2径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8(8a)に当接させることで、工具装着部4のストローク量の実測値Sx、Syを測定することを可能にしている。
又、工具装着部4における第1、2径測定センサー間のストローク量を測定する手段9aを設け、第1、2径測定センサー7、7a、位置補正センサー8(8a)及びストローク量測定手段9aを接続して、第1、2径測定センサー7、7aから信号が入力された時点におけるストローク量測定手段9aから送られてきたストローク量の実測値Sxにより工具径の実測値Rを算定すると共に、第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8(8a)から基準点Pへの縦横方向の戻しストローク量Sbx 、Sby を算定する演算手段10を設けたので、工具3の長さ測定位置P1が基準点P上に無い場合でも、単に工具装着部4のストローク量を測定するだけで、工具3の位置を長さ測定位置P1から基準点Pに自動的に補正することが出来るため、ワークWを正確に加工することが出来る。
【0016】
工具3を第1径測定センサー7に当接させた後に第2径測定センサー7aに当接するまでの工具装着部4のストローク量をストローク量測定手段9aで測定すると共に、その実測値Sxを演算手段10に入力し、該演算手段10により第1、2径測定センサー7、7a間の距離Aから実測値Sxを減じて工具径の実測値Rを算定し、次にベッド2に対し垂直で基準点Pを通るZ軸と第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8(8a)間の距離A1、B1(B2)から工具の半径の実測値R/2を減じて、工具3が第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接した後の工具装着部4のXY方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する様にしたので、単に定数A、A1、B1(B2)から実測値Sx、R/2を減ずる演算だけで必要なデータ、即ち実測値R、Sbx 、Sby を算定することが出来るため、非常に簡単に工具位置の補正操作を行うことが出来る。
【0017】
Z軸を第1、2径測定センサー7、7a間の中心に設定し、工具2を第1径測定センサー7に当接させた後に第2径測定センサー7aに当接するまでの工具装着部4のストローク量をストローク量測定手段9aで測定すると共に、その実測値Sxを演算手段10に入力し、該演算手段10により第1、2径測定センサー7、7a間の距離Aから上記実測値Sxを減じて工具径の実測値Rを算定し、上記ストローク量の実測値Sxの半分を、工具3が第2径測定センサー7aに当接した後の工具装着部4のXY軸の一方の戻しストローク量の実測値Sbx とし、Z軸と位置補正センサー8(8a)間の距離B1(B2)から工具の半径の実測値R/2を減じて、工具3が位置補正センサー8(8a)に当接した後の工具装着部のXY軸の他方の戻しストローク量の実測値Sby を算定する様にしたり、或いは、Z軸を第1、2径測定センサー7、7a間及び第1、2位置補正センサー8、8a間の中心に設定し、工具3を一方の第1径測定センサー7及び第1位置補正センサー8に当接させた後に他方の第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接するまでの工具装着部4のストローク量をストローク量測定手段9a、9bで測定すると共に、その実測値Sx、Syを演算手段10に入力し該演算手段10により1/2にすることで、工具3が他方の第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接した後の工具装着部4のXY軸方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する様にしたので、上記と同様に非常に簡単に工具位置の補正操作を行うことが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工具位置補正装置を装備した加工機械の概略図である。
【図2】工具位置補正装置の第1実施例の概略図である。
【図3】工具位置補正装置における各センサーの位置関係を示す概略拡大平面図である。
【図4】工具の有効長さ測定方法を示す概略正面図である。
【図5】工具位置の補正方法を示す概略平面図である。
【図6】工具位置補正装置の第2実施例の概略図である。
【図7】図6の工具位置補正装置による工具位置の補正方法を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 加工機械
2 ベッド
4 工具装着部
7、7a 第1、2径測定センサー
8、8a 第1、2位置補正センサー
9a、9b ストローク量測定手段
10 演算手段
P 基準点
R 工具径の実測値
Sx、Sy ストローク量の実測値
Sbx 、Sby 戻しストローク量の実測値
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベッドに対する工具の位置を、予め設定された基準点に自動補正する様にした加工機械における工具位置補正装置及び工具位置補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
加工機械の各部位に生じる熱変位により、ベッドに対する工具位置のずれが発生するが、従来の加工機械では、任意箇所に設置された複数個の温度センサーによる測定値を、技術者の経験則を基に作成された数式、チャート等に当て嵌めて位置ずれを算定し、該算定値を入力することで工具の位置ずれを補正してワークを加工する様にしている。
【0003】
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知りません。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術にあっては、実際にベッドに対する工具位置のずれを測定していないため、ワークを正確に加工出来ないなど、解決せねばならない課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、加工機械おけるベッドに対する工具位置のずれを実測出来ない課題に鑑み、XYZ軸方向に移動可能な工具装着部を有する加工機械のベッドに基準点を設定し、該基準点を通るベッドに対し垂直なZ軸の周囲部に、該Z軸側に当接面を向けた3個又は4個のセンサーを配置すると共に、Z軸に対し垂直なXY軸の一方の軸線上に2個のセンサーを、他方の軸線上に残るセンサーを配置し、工具装着部におけるベッドに対し上記一方の軸線の方向のストローク量を測定する手段を設け、各センサー及びストローク量測定手段を接続して、XY軸の一方の軸線上に2個のセンサーから信号が入力された時点におけるストローク量測定手段から送られてきたストローク量の実測値により工具径の実測値を算定すると共に、各センサーからZ軸への縦横方向の戻しストローク量を算定する演算手段を設け、工具をXY軸の一方の軸線上における一方のセンサーに当接させた後に他方のセンサーに当接するまでの工具装着部のストローク量をストローク量測定手段で測定すると共に、その実測値を演算手段に入力し、該演算手段によりXY軸の一方の軸線上のセンサー間の距離からストローク量の実測値を減じて工具径の実測値を算定し、次にベッドに対し垂直で基準点を通るZ軸と第2径測定センサー及び位置補正センサー間の距離から工具の半径の実測値を減じたり、工具装着部のストローク量の実測値を1/2にして、工具が第2径測定センサー及び位置補正センサーに当接した後の工具装着部の縦横方向の戻しストローク量の実測値を算定し、工具が第2径測定センサー及び位置補正センサーに順次当接した後に工具装着部を戻しストローク量の実測値だけ動かせば、工具装着部を、ベッドに対し垂直な基準点を通るZ軸線上に自動的に到達させて工具位置を補正する様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る加工ストローク量補正装置を装備した加工機械の概略図であり、図2は、加工ストローク量補正装置の概略図であり、図3は、加工ストローク量補正装置における誤差補正装置の概略拡大平面図であり、図4は、工具の有効長さ測定方法を示す概略正面図であり、図5は、工具位置の補正方法を示す概略平面図である。
図1に示す様に、例えばマシニングセンタの様な加工機械1は、ワークWを載置するベッド2と、複数種類の工具3を収容するマガジン(図示せず)と、ベッド2に対し進退自在、且つベッド2の縦横方向に往復移動自在、即ち、3次元方向に移動可能な工具装着部4により構成されている。
図3に示す様に、ベッド2上に設定した基準点Pに、ベッド2に対し垂直に設けた長さ測定センサー6を配設し、該長さ測定センサー6の先端の外周側に一対の第1、2径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8を、当接面を基準点Pを通るZ軸側に向けて配設し、一対の第1、2径測定センサー7、7aを対向配設すると共に、位置補正センサー8を径測定センサー7、7aに対し直角に配設している。つまり、長さ測定センサー6、径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8は、工具装着部4の位置補正時における各工程時の動きを停止させるためのものであって、長さ測定センサー6は工具装着部4の前進方向、即ちZ方向の動きを、径測定センサー7、7aはベッド2の横方向、即ちX方向の動きを、位置補正センサー8はベッド2の縦方向、即ちY軸方向の動きを夫々停止させる様にしている。
又、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8は、工具3の先端の平面状の当接面を超合金で形成したタッチセンサーとしている。
【0007】
そして、図2に示す様に、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a、位置補正センサー8及びZ、X方向ストローク量測定手段9、9aを演算手段10に接続して、本発明に係る工具位置補正装置の第1実施例とし、長さ測定センサー6及び第1、2径測定センサー7、7aから演算手段10に信号が入力された時点におけるZ、X方向方向ストローク量測定手段9、9aから送られてきたZ、X方向ストローク量の実測値Sz1、Sxを基に演算を行って、最終的に工具3の有効長さL1、径R、第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接後の工具装着部4の戻しストローク量Sbx 、Sby を算定する様に成っている。
【0008】
次に、本発明に係る工具位置補正装置の第1実施例の作用について、図4、5に基づき説明する。
〔1a〕図4参照に示す様に、工具3の先端を長さ測定センサー6に当接させるまで工具装着部4を下動(往動)させて、Z方向ストローク量測定手段9により測定された工具装着部4のZ方向ストローク量の実測値Sz1を演算手段10に送り工具の有効長さL1を算定する。
〔2a〕工具装着部4を若干上動(復動)させた後、工具3を逆回転させて、図5(a)に示す様に、第1径測定センサー7に当接するまでX方向に移動させ、次に第2径測定センサー7aに当接するまで移動させて、X方向ストローク量測定手段9aにより測定された工具装着部4のX方向ストローク量の実測値Sxを演算手段10に送り工具3の径の実測値Rを算定すると共に、第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接した工具3の基準軸線までのX、Y方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する。
〔3a〕図5(b)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sbx だけX方向に戻してX方向補正を行い、次に工具3が位置補正センサー8に当接するまで工具装着部4をY方向に移動させた後、図5(c)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sby だけY方向に戻してY方向補正を行って、工具3の中心を基準点Pを通るZ軸上に位置させる。
【0009】
次に、上記第1実施例による工具3の長さ、径の測定方法及び工具位置補正方法を具体的に説明する。
〔長さ測定〕(図4参照)
工具3の有効長さLは下記の計算式(1)で算定される。
L=Hー(h1+Sz)…………(1)
H:ベッド2と工具装着部4間の距離(定数)
Sz:工具装着部4が停止するまでのZ方向ストローク量(変数)
h1:測定センサー6の高さ(定数)
そして、上記工具3を装着した工具装着部4を動かして得られた工具装着部4のZ方向ストローク量の実測値Sz1を上記(1)式に代入して、工具3の有効長さの実測値L1を算定する。
L1=Hー(h1+Sz1)…………(2)
次に、工具3の有効長さの初期値L0と実測値L1の誤差αを下記の計算式(3)で算定し、予め設定されていたZ方向の加工ストローク量を補正する。
α=L0ーL1…………(3)
〔径測定〕(図3、5参照)
工具3の直径の実測値Rは下記の計算式(4)で算定される。
R=AーSx…………(4)
A:第1、2径測定センサー7、7a間の距離(定数)
Sx:第1径測定センサー7から第2径測定センサー7aに当接するまでのX方向ストローク量の実測値(変数)
〔工具位置補正方法〕(図3、5参照)
工具装着部4に装着した工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのX、Y方向への戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby は、下記の計算式(5)、(6)で算定される。
Sbx =A1ーR/2…………(5)
Sby =B1ーR/2…………(6)
A1:Z軸と第2径測定センサー7a間の距離(定数)
B1:Z軸と位置補正センサー8間の距離(定数)
そして、第2径測定センサー7aへの当接後に戻しストローク量の実測値Sbx だけ、位置補正センサー8への当接後に戻しストローク量の実測値Sby だけ工具装着部4を動かして、工具3の中心が基準点Pを通るZ軸上に到達する様にしている。
又、基準点Pが第1、2径測定センサー7、7a間の中心に設定されている場合、工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのXへの戻しストローク量の実測値Sbx は、下記の計算式(7)で算定される。
Sbx =Sx/2…………(7)
【0010】
又、他の実施例にあっては、図6に示す様に、長さ測定センサー6の先端の外周側に一対の第1、2径測定センサー7、7a及び一対の位置補正センサー8、8aを配設し、一対の第1、2径測定センサー7、7aを対向配設すると共に、位置補正センサー8、8aを径測定センサー7、7aに対し直角に配設している。
【0011】
そして、図7に示す様に、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a、第1、2位置補正センサー8、8a及びZ、X、Y方向ストローク量測定手段9、9a、9bを演算手段10に接続して、本発明に係る工具位置補正装置とし、長さ測定センサー6、第1、2径測定センサー7、7a及び第1、2位置補正センサー8、8aから演算手段10に信号が入力された時点におけるZ、X、Y方向方向ストローク量測定手段9、9a、9bから送られてきたZ、X、Y方向ストローク量の実測値Sz1、Sx、Syを基に演算を行って、最終的に工具3の有効長さ、径、第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接後の工具装着部4の戻しストローク量の実測値L1、R、Sbx 、Sby を算定する様に成っている。
【0012】
次に、本発明に係る工具位置補正装置の第2実施例の作用について、図7に基づき説明する。
〔1b〕第1実施例における〔1a〕工程と同じ。
〔2b〕工具装着部4を若干上動(復動)させた後、工具3を逆回転させて、図7(a)に示す様に、第1径測定センサー7に当接するまでX方向に移動させ、次に第2径測定センサー7aに当接するまで移動させて、X方向ストローク量測定手段9aにより測定された工具装着部4のX方向ストローク量の実測値Sxを演算手段10に送り工具3の径の実測値Rを算定すると共に、第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接した工具3の基準軸線までのX、Y方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する。
〔3b〕図7(b)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sbx だけX方向に戻してX方向補正を行い、次に工具3が第1位置補正センサー8に当接するまで工具装着部4をY方向に移動させると共に、図7(c)に示す様に、第2位置補正センサー8aに当接するまでY方向に移動させ、次に図7(d)に示す様に、工具装着部4をストローク量の実測値Sby だけY方向に戻してY方向補正を行って、工具3の中心を基準点Pを通るZ軸上に位置させる。
【0013】
次に、上記第2実施例による工具3の長さ、径の測定方法及び工具位置補正方法を具体的に説明する。
〔長さ測定〕
第1実施例と同一のため、省略する。
〔径測定〕
第1実施例と同一のため、省略する。
〔工具位置補正方法〕(図7参照)
工具装着部4に装着した工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのX方向への戻しストローク量の実測値Sbx は上記計算式(5)と同一であるが、、Y方向への戻しストローク量の実測値Sby は、下記の計算式(6)’で算定される。
Sby =B2ーR/2…………(6)’
B2:Z軸と第2位置補正センサー8a間の距離(定数)
そして、第2径測定センサー7aへの当接後に戻しストローク量の実測値Sbx だけ、第2位置補正センサー8aへの当接後に戻しストローク量の実測値Sby だけ工具装着部4を動かして、工具3の中心が基準点Pを通るZ軸上に到達する様にしている。
又、基準点Pが第1、2径測定センサー7、7a間及び第1、2位置補正センサー8、8a間の中心に設定されている場合、工具3の中心を、基準点Pを通るZ軸上に戻すためのX方向への戻しストローク量の実測値Sbx は、上記計算式(7)と同一であるが、X方向への戻しストローク量の実測値Sby は下記の計算式(8)で算定される。
Sby =Sy/2…………(8)
【0014】
尚、上記工具位置補正操作は、基準点Pと長さ測定点が不一致か否かに拘らず、工具3の交換毎に行う様にしている。
【0015】
【発明の効果】
要するに本発明は、XYZ軸方向に移動可能な工具装着部4を有する加工機械1のベッド2に基準点Pを設定し、該基準点Pを通るベッド2に対し垂直なZ軸の周囲部に、該Z軸側に当接面を向けたセンサー7、7a、8(8a)を配置すると共に、Z軸に対し垂直なXY軸の一方の軸線上に2個の第1、2径測定センサー7、7aを、他方の軸線上に1個又は2個の位置補正センサー8(8a)を配置したので、工具装着部4をXY軸方向に動かして、2個の第1、2径測定センサー7、7a及び位置補正センサー8(8a)に当接させることで、工具装着部4のストローク量の実測値Sx、Syを測定することを可能にしている。
又、工具装着部4における第1、2径測定センサー間のストローク量を測定する手段9aを設け、第1、2径測定センサー7、7a、位置補正センサー8(8a)及びストローク量測定手段9aを接続して、第1、2径測定センサー7、7aから信号が入力された時点におけるストローク量測定手段9aから送られてきたストローク量の実測値Sxにより工具径の実測値Rを算定すると共に、第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8(8a)から基準点Pへの縦横方向の戻しストローク量Sbx 、Sby を算定する演算手段10を設けたので、工具3の長さ測定位置P1が基準点P上に無い場合でも、単に工具装着部4のストローク量を測定するだけで、工具3の位置を長さ測定位置P1から基準点Pに自動的に補正することが出来るため、ワークWを正確に加工することが出来る。
【0016】
工具3を第1径測定センサー7に当接させた後に第2径測定センサー7aに当接するまでの工具装着部4のストローク量をストローク量測定手段9aで測定すると共に、その実測値Sxを演算手段10に入力し、該演算手段10により第1、2径測定センサー7、7a間の距離Aから実測値Sxを減じて工具径の実測値Rを算定し、次にベッド2に対し垂直で基準点Pを通るZ軸と第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8(8a)間の距離A1、B1(B2)から工具の半径の実測値R/2を減じて、工具3が第2径測定センサー7a及び位置補正センサー8に当接した後の工具装着部4のXY方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する様にしたので、単に定数A、A1、B1(B2)から実測値Sx、R/2を減ずる演算だけで必要なデータ、即ち実測値R、Sbx 、Sby を算定することが出来るため、非常に簡単に工具位置の補正操作を行うことが出来る。
【0017】
Z軸を第1、2径測定センサー7、7a間の中心に設定し、工具2を第1径測定センサー7に当接させた後に第2径測定センサー7aに当接するまでの工具装着部4のストローク量をストローク量測定手段9aで測定すると共に、その実測値Sxを演算手段10に入力し、該演算手段10により第1、2径測定センサー7、7a間の距離Aから上記実測値Sxを減じて工具径の実測値Rを算定し、上記ストローク量の実測値Sxの半分を、工具3が第2径測定センサー7aに当接した後の工具装着部4のXY軸の一方の戻しストローク量の実測値Sbx とし、Z軸と位置補正センサー8(8a)間の距離B1(B2)から工具の半径の実測値R/2を減じて、工具3が位置補正センサー8(8a)に当接した後の工具装着部のXY軸の他方の戻しストローク量の実測値Sby を算定する様にしたり、或いは、Z軸を第1、2径測定センサー7、7a間及び第1、2位置補正センサー8、8a間の中心に設定し、工具3を一方の第1径測定センサー7及び第1位置補正センサー8に当接させた後に他方の第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接するまでの工具装着部4のストローク量をストローク量測定手段9a、9bで測定すると共に、その実測値Sx、Syを演算手段10に入力し該演算手段10により1/2にすることで、工具3が他方の第2径測定センサー7a及び第2位置補正センサー8aに当接した後の工具装着部4のXY軸方向の戻しストローク量の実測値Sbx 、Sby を算定する様にしたので、上記と同様に非常に簡単に工具位置の補正操作を行うことが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工具位置補正装置を装備した加工機械の概略図である。
【図2】工具位置補正装置の第1実施例の概略図である。
【図3】工具位置補正装置における各センサーの位置関係を示す概略拡大平面図である。
【図4】工具の有効長さ測定方法を示す概略正面図である。
【図5】工具位置の補正方法を示す概略平面図である。
【図6】工具位置補正装置の第2実施例の概略図である。
【図7】図6の工具位置補正装置による工具位置の補正方法を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 加工機械
2 ベッド
4 工具装着部
7、7a 第1、2径測定センサー
8、8a 第1、2位置補正センサー
9a、9b ストローク量測定手段
10 演算手段
P 基準点
R 工具径の実測値
Sx、Sy ストローク量の実測値
Sbx 、Sby 戻しストローク量の実測値
Claims (5)
- XYZ軸方向に移動可能な工具装着部を有する加工機械のベッドに基準点を設定し、該基準点を通るベッドに対し垂直なZ軸の周囲部に、該Z軸側に当接面を向けた3個又は4個のセンサーを配置すると共に、Z軸に対し垂直なXY軸の一方の軸線上に2個の第1、2径測定センサーを、他方の軸線上に残る位置補正センサーを配置し、工具装着部における第1、2径測定センサー間のストローク量を測定する手段を設け、第1、2径測定センサー、位置補正センサー及びストローク量測定手段を接続して、第1、2径測定センサーから信号が入力された時点におけるストローク量測定手段から送られてきたストローク量の実測値により工具径の実測値を算定すると共に、第2径測定センサー及び位置補正センサーからZ軸へのXY方向の戻しストローク量を算定する演算手段を設けたことを特徴とする加工機械における工具位置補正装置。
- センサーを4個にして位置補正センサーを2個にし、工具装着部における第1、2位置補正センサー間のストローク量を測定する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の加工機械における工具位置補正装置。
- 請求項1記載の工具位置補正装置を使用する工具位置補正方法であって、工具を第1径測定センサーに当接させた後に第2径測定センサーに当接するまでの工具装着部のストローク量をストローク量測定手段で測定すると共に、その実測値を演算手段に入力し、該演算手段により第1、2径測定センサー間の距離から実測値を減じて工具径の実測値を算定し、次にベッドに対し垂直で基準点を通るZ軸と第2径測定センサー及び位置補正センサー間の距離から工具の半径の実測値を減じて、工具が第2径測定センサー及び位置補正センサーに当接した後の工具装着部のXY方向の戻しストローク量の実測値を算定する様にしたことを特徴とする加工機械における工具位置補正方法。
- 請求項1記載の工具位置補正装置を使用する工具位置補正方法であって、Z軸を第1、2径測定センサー間の中心に設定し、工具を第1径測定センサーに当接させた後に第2径測定センサーに当接するまでの工具装着部のストローク量をストローク量測定手段で測定すると共に、その実測値を演算手段に入力し、該演算手段により第1、2径測定センサー間の距離から実測値を減じて工具径の実測値を算定し、上記ストローク量の実測値の半分を、工具が第2径測定センサーに当接した後の工具装着部のXY軸の一方の戻しストローク量の実測値とし、Z軸と位置補正センサー間の距離から工具の半径の実測値を減じて、工具が位置補正センサーに当接した後の工具装着部のXY軸の他方の戻しストローク量の実測値を算定する様にしたことを特徴とする加工機械における工具位置補正方法。
- 請求項2記載の工具位置補正装置を使用する工具位置補正方法であって、Z軸を第1、2径測定センサー間及び第1、2位置補正センサー間の中心に設定し、工具を一方の第1径測定センサー及び第1位置補正センサーに当接させた後に他方の第2径測定センサー及び第2位置補正センサーに当接するまでの工具装着部のストローク量をストローク量測定手段で測定すると共に、その実測値を演算手段に入力し該演算手段により1/2にすることで、工具が他方の第2径測定センサー及び第2位置補正センサーに当接した後の工具装着部のXY軸方向の戻しストローク量の実測値を算定する様にしたことを特徴とする加工機械における工具位置補正方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002329331A JP2004160596A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 加工機械における工具位置補正装置及び工具位置補正方法 |
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| JP2002329331A JP2004160596A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 加工機械における工具位置補正装置及び工具位置補正方法 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008146506A1 (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-04 | Union Tool Co. | 回転切削工具及び基準位置検出方法 |
| EP2080584A1 (de) | 2008-01-17 | 2009-07-22 | VOLLMER WERKE Maschinenfabrik GmbH | Vorrichtung und Verfahren zum Bearbeiten von Werkstücken |
-
2002
- 2002-11-13 JP JP2002329331A patent/JP2004160596A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008146506A1 (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-04 | Union Tool Co. | 回転切削工具及び基準位置検出方法 |
| EP2080584A1 (de) | 2008-01-17 | 2009-07-22 | VOLLMER WERKE Maschinenfabrik GmbH | Vorrichtung und Verfahren zum Bearbeiten von Werkstücken |
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