JP2004181131A - 輸液のチエックシステム及び投与方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】輸液のチエックシステムであって、患者一人毎の処方情報に応じた識別標識5を発行する手段と、処方情報に基づいて薬品集計リストを作成する手段と、処方情報を記憶する薬局サーバ2と、当該薬局サーバ2へ入力する前の処方情報又は薬局サーバ2へ入力した後の処方情報を入手し、当該処方情報と薬品から読み取った識別標識5との照合を行う携帯端末装置9とから成る。薬品の準備に際し、前記発行されたある一人の患者の処方情報の識別標識5と、薬品集計リストに基づいて準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合すると共に、混注に際し、混注する輸液の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って処方情報と照合するようにしている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に病棟において、患者へ輸液を投与する場合に、取り出した多数の薬品の中から選択した薬品が該当する患者のものであるか否かの照合を行い、また実際に輸液の中へ薬品を混注するときにおいても照合を行った上で患者に投与し、医療ミスを事前に確実に防止するようにした輸液のチエックシステム及び投与方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病棟においては、その日に点滴や注射を行う全ての患者について、輸液及び当該輸液に混注する薬品(アンプルやバイアルなど)を、点滴や注射を行う全ての患者の処方箋から、投与する前日又は当日に一括して準備している。そして、これらの準備した薬品の中から患者ごとに振り分けた後、該当する患者の輸液へ薬品を混注し、混注後の輸液を病室へ持参して患者へ投与するようにしている。
ところが、このような薬品の準備方法では、準備した薬品が正しいか否かの判断は処方箋の記載と、準備した薬品とを目視で照らし合わせるだけであり、照合ミスが起こったりすることがあった。特に、点滴や注射の場合は、薬品を直接、患者の血液中へ投与するため、薬品の混注ミス等があると患者の生命に係わる極めて危険度の高いものであった。
【0003】
そのため、従来にあっては、特許文献1に記載した技術のように、医師が診察したカルテ又は処方箋に患者を特定するための識別標識及び医薬品の種類・投与量などに対応するバーコードを貼付している。そして、薬局やナースステーションにおける第2端末装置で前記カルテ又は処方箋に貼付したバーコードを読み取ると共に、カルテ及び処方箋に記載した薬品を準備し、当該準備した薬品に貼付されたバーコードを読み込んで、両方のバーコード情報を比較し、両者が一致しているか否かを判断している。
【0004】
また携帯端末装置を薬局やナースステーションの第2端末装置に接続して携帯端末装置に、処方箋又はカルテに貼付されたバーコードの内容を記憶させている。一方、病室等において患者の身体又はベットの近傍に設けられた患者バーコードを前記携帯端末装置で読み込み、カルテ又は処方箋の患者を特定するためのバーコードと一致しているか否かを判断している。一致している場合には、準備した薬品を患者へ投与するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−357132号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記特許文献1に記載された先願技術にあっては、カルテ又は処方箋に患者を特定するための識別標識及び投与する薬品の識別標識を貼付しているため、カルテ又は処方箋が病院内の診察室、薬局又はナースステーション、病室等の所定の箇所を持ち回りでまわるようになり、汚したり、棄損したり、紛失したりする等の事故があった。
【0007】
また前記特許文献1の先願技術にあっては、薬品の種類ごとに識別標識をカルテ又は処方箋へ貼付しており、薬品の種類が多くなると識別標識を貼付する手間が増え、識別標識を紛失したりする原因となり、紛失した場合は投与する薬品が欠落する等の虞があった。しかも、識別標識を紛失すると、輸液へ複数種類の薬品を混注する薬剤師又は看護士がこれを確認できずに見逃すことがあり、薬品が欠落したままで混注することになる虞もあった。
【0008】
更に、前記特許文献1の先願技術にあっては、カルテ又は処方箋に識別標識を貼付して病院内を回していくので、入院病棟などにおいて、その日に点滴を行う患者全員の輸液とこれに混注する薬品とを前日又は当日に一括して準備する場合は、カルテ又は処方箋の入れ違い等が発生する虞が多分にあった。このカルテ又は処方箋の入れ違いは、カルテ又は処方箋の記載内容と、これに対応すべく準備した薬品とを確認した後に発生することもあり、カルテ又は処方箋と準備した輸液及び薬品とが分離しないように厳重な管理を行う必要があった。
【0009】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、入院病棟等において、その日に点滴を行う全ての患者に対する輸液及び薬品を一括して準備し、混注する場合に、薬品の取り違い等が発生することのない輸液のチエックシステム及び投与方法を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、輸液のチエックシステムであって、患者一人毎の処方情報に応じた識別標識を発行する手段と、処方情報に基づいて薬品集計リストを作成する手段と、処方情報を記憶する薬局サーバと、当該薬局サーバへ入力する前の処方情報又は薬局サーバへ入力した後の処方情報を入手し、当該処方情報と薬品から読み取った識別標識との照合を行う携帯端末装置とを有している。当該携帯端末装置は、薬品の準備に際し、前記発行されたある一人の患者の処方情報の識別標識と、薬品集計リストに基づいて準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合すると共に、混注に際し、混注する輸液に貼付した処方情報の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って照合するようにしている。
【0011】
この請求項1の輸液のチエックシステムは、請求項2に記載された輸液の投与方法で実現される。すなわち、請求項2の発明では、医者等からの処方情報を薬局サーバへ記憶させ、また処方情報に応じて患者一人毎の識別標識を発行すると共に、処方情報に基づいた薬品集計リストを作成し、当該薬品集計リストに基づいて必要な薬品を準備している。一方、携帯端末装置へ前記薬局サーバへ入力する前の処方情報又は薬局サーバへ入力した後の処方情報を入力し、当該携帯端末装置で前記処方情報の識別標識とこれに対応する準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合している。照合した結果がよければ処方情報の識別標識を取り出した薬品のうちの輸液に貼付し、混注時に輸液に貼付した処方情報の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って照合し、結果がよければ輸液の中へ薬品を混注し、該当する患者へ投与するようにしている。
【0012】
この投与方法によれば、薬品集計リストに基づいて一括して薬品を取り出し、その中から処方単位ごとに薬品をピックアップし、処方単位ごとの識別標識と薬品とを携帯端末装置で照合している。そして、照合結果がよければ、処方情報の識別標識を輸液へ貼付している。これにより、輸液と処方情報の識別標識とが分離されることはない。そして、混注に際しては、輸液に貼付された識別標識と、混注する薬品の識別標識とを携帯端末装置で照合することにより、混注ミスが発生するということもない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1は本発明の一実施の形態に係る輸液チエックシステムの全体構成を示す図面である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、上位システム1から処方情報をオンラインで入手する薬局サーバ2と、処方箋3から処方情報を入力するための薬局の端末装置4とを有している。また前記薬局サーバ2又は薬局端末装置4から処方情報を入手して所定の識別標識5を発行するラベルプリンタ6と、病院内の数カ所に設けられた無線等のアクセスポイント7と、薬局又はナースステーション、病室等に設けられたパーソナルコンピュータ端末装置(以下は、PC端末装置という)8と、前記識別標識を読み取ることのできるバーコードリーダ機能を搭載し、また薬局サーバ2から無線又はPC端末装置8を通じて処方情報を入手することのできる携帯端末装置9とを有している。携帯端末装置9は、ハンディターミナルやPDA等が可能である。
【0014】
次に、このように構成された輸液チェックシステムにおいて、輸液と薬品の照合手順を図2〜図4の場合に基づいて説明する。図2は、識別標識5が1次元バーコードラベルで、携帯端末装置9をPC端末装置8等へ接続して処方情報をダウンロードする場合の処理フローを示すものである。同図に示すように、先ず、医師が患者を診察し、患者に必要な処方箋3がカルテとは別に発行される。この処方箋3に書かれた処方情報は、病院内における統合的なコンピュータシステムであるオーダリングシステムを通じて薬局のサーバ2にデータとして蓄積されるか又は薬局の端末装置4から医療従事者によってキーボード入力された後、薬局サーバ2へ送信されデータとして蓄積される。
【0015】
そして、この処方情報に基づいて該当するその日に混注を行う病棟内の全ての患者の薬品を集計した薬品集計リストを作成する。また前記処方情報に基づいて識別標識(処方ラベル)5をラベルプリンタ6から発行する。図2に示すフローにおける処方ラベル5は、1次元バーコードであり、該当する患者を代表するコードが付されている。薬剤師又は看護士は、前記薬品集計リストに基づいて一括して全ての薬品を準備する。
【0016】
一方、薬剤師又は看護士は、携帯端末装置9のバーコードリーダによって前記1次元バーコードの処方ラベル5を読み取る。そして、携帯端末装置9を薬局の端末装置4又はナースステーション、病室等に設置されたPC端末装置8に接続し、薬局のサーバ2から当該処方ラベル5に対応する患者の処方情報をダウンロードして記憶させる。これにより、携帯端末装置9に処方ラベル5に対応した患者氏名、生年月日、輸液及びこれに混注する薬品名、投与日時、投与方法、病棟名等が表示される。
【0017】
次に、薬剤師又は看護士は、1次元バーコードの処方ラベル5に対応した輸液及び薬品を一括して準備した薬品の中から取り出し、これらの輸液及び薬品に貼付されているバーコードを携帯端末装置9のバーコードリーダで読み取る。そして、携帯端末装置9において、処方ラベル5に基づいて薬局サーバ2からダウンロードした処方情報の輸液及び薬品と、前記取り出した輸液及び薬品とが一致しているか照合する。この準備時の照合は、携帯端末装置9を薬剤師又は看護士が操作して一項目ずつ行ってもよく、プログラムソフトによって自動的に行わせてもよい。一致していなければ、警報等を発するようにすればよい。以下、同様にして全ての処方ラベル5についても薬品の準備と照合とを行う。これにより、処方情報と準備した薬品との間違いをチエックすることができ、薬品の取り違いを防止することができる。間違いがなければ、それぞれの準備した輸液に処方ラベル5を貼り付ける。
【0018】
然る後は、輸液に準備した薬品を混注する。混注は、薬局で薬剤師が行う場合と、病棟へ輸液及び薬品を配薬し、ここで看護士が行う場合とがある。薬局で薬剤師が行う混注は、前記薬品の準備時の照合に引き続いて一人の薬剤師が行う場合と、複数人の薬剤師が分担して行う場合とがあり、いずれにしても混注する直前にもう一度、1次元バーコードの処方ラベル5に基づいて薬局サーバ2からダウンロードした処方情報の輸液及び薬品と、混注するために準備した薬品とが一致しているかの照合を携帯端末装置9で行う。
【0019】
この薬局での混注時の照合は、携帯端末装置9で輸液に貼った1次元バーコードの処方ラベルを読み込み、前記ダウンロードした処方情報の輸液及び薬品のデータを当該携帯端末装置9の記憶部から読み出し、続いて輸液及び混注する薬品に貼付されたバーコードを読み取り、両者を対比させて行えばよい。対比の具体的な方法は、前記準備時の照合の場合と同じである。これにより、混注ミスを防止することが可能である。混注した後は、病棟毎に配薬し、患者さんへ投与すればよい。このとき、携帯端末装置9で輸液に貼った1次元バーコードの処方ラベル5と、患者さんのベッド又は身体に付された患者さん自身のIDとを読み取ることにより、患者の取り違いを防止することも可能である。これにより、投薬ミスを確実に無くすことが可能である。
【0020】
一方、病棟へ輸液及び薬品を配薬し、ここで看護士が混注する場合は、配薬された輸液に1次元バーコードの処方ラベル5を貼付し、これを携帯端末装置9で読み取り、前記ダウンロードした処方情報の輸液及び薬品のデータを記憶部から読み出し、続いて輸液及び混注する薬品に貼付されたバーコードを読み取り、両者を対比させて行う。混注後は、携帯端末装置9で輸液に貼った1次元バーコードの処方ラベル5と、患者さんのベッド又は身体に付された患者さん自身のIDとを読み取って照合し、間違いがなければ投薬すればよい。
【0021】
図3は、識別標識5が1次元バーコードラベルで、携帯端末装置9が無線通信方式でデータの送受信を行うものである場合の処理フローを示すものである。この図3に示す処理フローは、図2の場合とは携帯端末装置9へ処方情報を入力する方法が異なるだけである。つまり、図2に示す場合は、薬品準備時の照合を行う前に、薬局やナースステーション等の端末装置8へ携帯端末装置9を接続して薬局サーバー2から処方情報をダウンロードして携帯端末装置9の記憶部へ記憶させている。これに対して、図3に示す場合は、携帯端末装置9が無線通信方式で薬局サーバー2とデータの送受信をできるので、照合する都度、処方ラベル5の1次元バーコード情報を読み取り、無線通信方式でアクセルポイント7へアクセスして処方ラベル5に対応する処方情報を薬局サーバ2から取込むようにしている。そして、この取り込んだ情報と、輸液及び薬品のバーコードの情報とを対比して照合するようにしている。具体的な照合方法及びその他の手順は、前記図2の場合と同じである。
【0022】
図4は、識別標識5が2次元バーコードラベルの場合の処理フローを示すものである。2次元バーコードラベルは、多くの情報を書き込むことが可能であり、患者自身のIDや該患者に投与する輸液及びこれに混注する薬品名、投与日時、投与方法、病棟名等の情報が全て書き込まれている。
この図4に示す処理フローの場合は、医師が患者を診察し、患者に必要な処方箋3を発行する。この処方箋3に書かれた処方情報は、病院内における統合的なコンピュータシステムであるオーダリングシステムを通じて薬局のサーバ2にデータとして蓄積されるか又は薬局の端末装置4から医療従事者によってキーボード入力された後、薬局サーバ2へ送信されデータとして蓄積される。
【0023】
そして、この処方情報に基づいて該当するその日に混注を行う病棟内の全ての患者の薬品を集計した薬品集計リストを作成する。また前記処方情報に基づいて識別標識(2次元バーコードラベルの処方ラベル)5をラベルプリンタ6から発行する。薬剤師又は看護士は、前記薬品集計リストに基づいて一括して全ての薬品を準備する。ここまでは、図2に示す場合と同じである。
【0024】
次に、薬剤師又は看護士は、携帯端末装置9のバーコードリーダによって前記2次元バーコードの処方ラベル5を読み取る。この2次元バーコードの処方ラベル5には、患者氏名、生年月日、輸液及びこれに混注する薬品名、投与日時、投与方法、病棟名等が書き込まれているので、処方ラベル5を読み込んだだけでこれらの情報を携帯端末装置9へ表示させることができる。
【0025】
続いて、薬剤師又は看護士は、2次元バーコードの処方ラベル5に対応した輸液及び薬品を一括して準備した薬品の中から取り出し、これらの輸液及び薬品に貼付されているバーコードを携帯端末装置9のバーコードリーダで読み取る。そして、携帯端末装置9において、2次元バーコードの処方ラベル5から直接読み込んだ輸液及び薬品と、前記取り出した輸液及び薬品とが一致しているか照合する。照合の具体的な方法は、前記図2の場合と同じである。以下は、同様にして全ての2次元バーコードの処方ラベル5についても薬品の準備と照合とを行う。これにより、処方情報と準備した薬品との間違いをチエックすることができ、薬品の取り違いを防止することができる。間違いがなければ、それぞれの準備した輸液に2次元バーコードの処方ラベル5を貼り付ける。
【0026】
然る後は、輸液に準備した薬品を混注する。混注は、薬局で薬剤師が行う場合と、病棟へ輸液及び薬品を配薬し、ここで看護士が行う場合とがある。薬局で薬剤師が行う混注は、前記薬品の準備時の照合に引き続いて一人の薬剤師が行う場合と、複数人の薬剤師が分担して行う場合とがある。いずれにしても混注する直前にもう一度、携帯端末装置9で2次元バーコードの処方ラベル5と、混注するために準備した輸液及び薬品のバーコードとを読み取り、2次元バーコードに書き込まれている輸液及び薬品と、混注するために準備した薬品とが一致しているかの照合を行う。対比の具体的な方法は、前記準備時の照合の場合と同じである。これにより、混注ミスを防止することが可能である。混注した後は、病棟毎に配薬し、患者さんへ投与すればよい。このとき、携帯端末装置9で輸液に貼った2次元バーコードの処方ラベル5と、患者さんのベッド又は身体に付された患者さん自身のIDとを読み取ることにより、患者の取り違いを防止することも可能である。これにより、投薬ミスを確実に無くすことが可能である。
【0027】
一方、病棟へ輸液及び薬品を配薬し、ここで看護士が混注する場合は、配薬された輸液に2次元バーコードの処方ラベル5を貼付し、これを携帯端末装置9で読み取り、続いて輸液及び混注する薬品に貼付されたバーコードを読み取り、両者を対比させて行う。混注後は、携帯端末装置9で輸液に貼った2次元バーコードの処方ラベル5と、患者さんのベッド又は身体に付された患者さん自身のIDとを読み取って照合し、間違いがなければ投薬すればよい。
【0028】
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、処方ラベル5を2次元バーコードとした場合においても、図2に示すように、処方ラベル5の代表コードを携帯端末装置9で読み込んだ後、該携帯端末装置9をPC端末装置8に接続して薬局サーバ2から処方情報をダウンロードしたり、無線通信方式で照合の都度ダウンロードするようにすることも可能である。また本発明は、入院病棟に限らず、外来病棟においても適用可能である。また混注は、点滴以外にも注射のときにも行われるので、両方への適用が可能である。更に、処方情報及び薬品の識別標識は、1次元バーコード又は2次元バーコードの場合を説明したが、その他にもRFIDタグの使用が可能である。この場合、識別標識の発行手段は、RFIDタグに対する読み込み及び書込みが可能なリーダライタであればよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にあっては、輸液のチエックシステムであって、患者一人毎の処方情報に応じた識別標識を発行する手段と、処方情報に基づいて薬品集計リストを作成する手段と、処方情報を記憶する薬局サーバと、当該薬局サーバへ入力する前の処方情報又は薬局サーバへ入力した後の処方情報を入手し、当該処方情報と薬品から読み取った識別標識との照合を行う携帯端末装置とを有している。当該携帯端末装置は、薬品の準備に際し、前記発行されたある一人の患者の処方情報の識別標識と、薬品集計リストに基づいて準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合すると共に、混注に際し、混注する輸液の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って処方情報と照合するようにしている。
【0030】
照合の手順は、医者等からの処方情報を薬局サーバへ記憶させ、また処方情報に応じて患者一人毎の識別標識を発行すると共に、処方情報に基づいた薬品集計リストを作成し、当該薬品集計リストに基づいて必要な薬品を準備している。一方、携帯端末装置へ前記薬局サーバへ入力する前の処方情報又は薬局サーバへ入力した後の処方情報を入力し、当該携帯端末装置で前記処方情報の識別標識とこれに対応する準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合している。照合した結果がよければ処方情報の識別標識を取り出した薬品のうちの輸液に貼付し、混注時に輸液の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って処方情報と照合し、結果がよければ輸液の中へ薬品を混注し、該当する患者へ投与するようにしている。
【0031】
このシステム及び投与方法によれば、薬品集計リストに基づいて一括して薬品を取り出し、その中から処方単位ごとに薬品をピックアップし、処方単位ごとの識別標識と薬品とを携帯端末装置で照合し、照合結果がよければ、処方情報の識別標識を輸液へ貼付している。これにより、輸液と処方情報の識別標識とが分離されることはない。そして、混注に際しては、輸液に貼付された識別標識と、混注する薬品の識別標識とを携帯端末装置で照合することにより、混注ミスが発生するということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシステムの全体構成を示す図面である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るものであり、処方ラベルが1次元バーコードで、PC端末装置を通じて薬局サーバから携帯端末装置へ処方情報をダウンロードする場合の処理フローを示す図面である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るものであり、処方ラベルが1次元バーコードで、無線通信方式で薬局サーバから携帯端末装置へ処方情報を取り込む場合の処理フローを示す図面である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るものであり、処方ラベルが2次元バーコードで、この2次元バーコードから携帯端末装置へ処方情報を直接取り込む場合の処理フローを示す図面である。
【符号の説明】
1…上位システム、2…薬局サーバ、3…処方箋、4…薬局の端末装置、5…処方ラベル、6…ラベルプリンタ、7…アクセスポイント、8…PC端末装置、9…携帯端末装置
Claims (2)
- 患者一人毎の処方情報に応じた識別標識を発行する手段と、処方情報に基づいて薬品集計リストを作成する手段と、処方情報を記憶する薬局サーバと、当該薬局サーバへ入力する前の処方情報又は薬局サーバへ入力した後の処方情報を入手し、当該処方情報と薬品から読み取った識別標識との照合を行う携帯端末装置とを有し、当該携帯端末装置は、薬品の準備に際し、前記発行されたある一人の患者の処方情報の識別標識と、薬品集計リストに基づいて準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合すると共に、混注に際し、混注する輸液に貼付した処方情報の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って照合するものであることを特徴とする輸液のチエックシステム。
- 医者等からの処方情報を薬局サーバへ記憶させ、また処方情報に応じて患者一人毎の識別標識を発行すると共に、処方情報に基づいた薬品集計リストを作成し、当該薬品集計リストに基づいて必要な薬品を準備し、携帯端末装置へ前記薬局サーバへ入力する前の処方情報又は薬局サーバへ入力した後の処方情報を入力し、当該携帯端末装置で前記処方情報の識別標識とこれに対応する準備された多数の薬品の中から取り出した薬品の識別標識とを読み取って照合し、照合した結果がよければ処方情報の識別標識を取り出した薬品のうちの輸液に貼付し、混注時に輸液に貼付した処方情報の識別標識と薬品の識別標識とを読み取って照合し、結果がよければ輸液の中へ薬品を混注し、該当する患者へ投与するようにしたことを特徴とする輸液の投与方法。
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