JP2004189331A - 板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材 - Google Patents

板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材 Download PDF

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Abstract

【課題】弾性伸縮拘束体が切断されにくい板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材を提供する。
【解決手段】搬送ラック10は、弾性伸縮拘束体70と支持ブロック80とを備え、弾性伸縮拘束体70は、支持ブロック80を介して、水平パネル34,35及び垂直パネル45,46の各溝付きパネルユニット50の溝51に嵌入された複層ガラス2を押圧して複層ガラス2を支持する。支持ブロック80は、溝部83を備えるチャンネル状のL字型支持部81と、支持部81の隅角部に形成された凸部82とから成る。溝部83は、複層ガラス2の隅角部を収容可能に形成されている。凸部82の頂部には、弾性伸縮拘束体70を挿入可能な貫通孔87が形成されている。貫通孔87は、一対の側部86に形成された一対の孔88と、一対の孔88を接続する内壁89とを備え、内壁89は、支持部81側において側部86に接する曲率で形成されている。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
複層ガラス等の板ガラス体を搬送する従来の板ガラス体搬送具は、ほぼ水平な床部と、床部の後端から垂直に立設された背部とを備え、床部には、板ガラス体搬送具の前後方向に複数の溝が形成されており、背部には、床部に形成された複数の溝に対応して複数の溝が形成されている。板ガラス体搬送具において、板ガラス体は、床部及び背部に形成された一対の溝に夫々支持されて、背部に対して垂直に配列される。
【0003】
また、板ガラス体搬送具は、一対の溝に支持された板ガラス体を固定するために、一端が背部上端に固定され且つ他端が底部前端に固定された、伸縮ゴムチューブ、又はゴムロープから成る弾性伸縮コード等の弾性伸縮拘束体と、三角柱状で、底部に板ガラス体の隅角部を収容し得る溝部101を備え、隅角部において一対の側面102を夫々貫通する貫通孔103が形成された従来の板ガラス体支持部材としての支持ブロック100(図8)を備え、支持ブロック100は、一対の溝に支持された板ガラス体の板ガラス搬送具前方上側隅角部に溝部102が嵌められることにより取り付けられ、弾性伸縮拘束体は、上記支持ブロック100の貫通孔103に通されて、その中央部において一対の溝に支持された板ガラス体を支持ブロック100を介して床部及び背部方向に付勢して、板ガラス体搬送具に拘束する(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3273149号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、支持ブロック100は、その貫通孔103の内周面104で弾性伸縮拘束体の付勢力を受けるため、面の圧力が過大となり、貫通孔103は楕円形に変形して弾性伸縮拘束体が板ガラス体の隅角部に接触することにより、弾性伸縮拘束体が切断されることがあり、板ガラス体が振動等すると、貫通孔103の内周面104の圧力の反力により弾性伸縮拘束体が摩耗して切断されることがあり、また、貫通孔103の内周面104の圧力の反力により弾性伸縮拘束体の張力が貫通孔103に関して不均一になることがあり、弾性伸縮拘束体の板ガラス体の拘束が緩む場合がある。
【0006】
本発明の目的は、弾性伸縮拘束体が切断されにくい板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材を提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は、弾性伸縮拘束体の張力が不均一になることを防止する板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材を提供することにある。
【0008】
さらに、本発明の目的は、耐久性の高い板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材は、板ガラス体を載置可能な水平な床部と、該床部の後端から垂直に立設された背部と、一端が前記床部に接続されると共に他端が前記背部に接続された弾性伸縮拘束体とから成る板ガラス体搬送具上で、前記板ガラス体の隅角部を保持すると共に、前記弾性伸縮拘束体と協働して前記床部及び前記背部の各々に対して垂直に前記板ガラス体を拘束する板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、前記板ガラス体支持部材は、前記板ガラス体の隅角部を収容可能に形成されたL字型の溝を有するチャンネル部と、該チャンネル部の隅角部に形成された凸部とを備え、該凸部は前記弾性伸縮拘束体が貫通可能な貫通孔を有することを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の板ガラス体支持部材によれば、板ガラス体支持部材が、板ガラス体の隅角部を収容可能に形成されたL字型の溝を備えるチャンネル部と、弾性伸縮拘束体が貫通可能な貫通孔を備えると共に、チャンネル部の隅角部に形成された凸部を備えるので、板ガラス体搬送具において、板ガラス体を拘束している際に、貫通孔を通された弾性伸縮拘束体が溝内に収容された板ガラス体の隅角部に接触することがなく、弾性伸縮拘束体が切断されにくくすることができる。
【0011】
請求項2記載の板ガラス体搬送具の板ガラス支持部材は、請求項1記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材おいて、前記貫通孔は前記溝に沿って形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の板ガラス体支持部材によれば、貫通孔が溝に沿って形成されているので、板ガラス体搬送具において、板ガラス体と平行に弾性伸縮拘束体を取り付けることができ、もって弾性伸縮拘束体の拘束力を効率良く板ガラス体に伝えることができる。
【0013】
請求項3記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材は、請求項1又は2記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、前記貫通孔はトンネル状の内壁を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の板ガラス体支持部材によれば、貫通孔がトンネル状の内壁部を備えるので、弾性伸縮拘束体が貫通孔内を滑らかに移動でき、もって弾性伸縮拘束体の張力が貫通孔に関して不均一になって板ガラス体の拘束が緩むことを防止でき、また、弾性伸縮拘束体の拘束力を内壁部で受けるので、貫通孔の変形を抑えることができ、もって板ガラス体支持部材の耐久性を高めることができる。
【0015】
請求項4記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材は、請求項3記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、前記内壁は所定の曲率を有することを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の板ガラス体支持部材によれば、内壁部が所定の曲率を有するので、弾性伸縮拘束体が貫通孔内をより滑らかに移動でき、もって弾性伸縮拘束体の張力が貫通孔に関して不均一になって板ガラス体の拘束が緩むことをより防止でき、また、弾性伸縮拘束体の拘束力を内壁部で均一に受けるので、貫通孔の変形をより抑えることができ、もって板ガラス体支持部材の耐久性をより高めることができる。
【0017】
請求項5記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材は、請求項4記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、前記内壁は前記チャンネル部側において前記所定の曲率を有することを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の板ガラス体支持部材によれば、内壁部がチャンネル部側において所定の曲率を有するので、弾性伸縮拘束体を貫通孔に通しやすくすることができる。
【0019】
請求項6記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、前記凸部の幅は前記チャンネル部の幅より狭いことを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の板ガラス体支持部材によれば、凸部の幅がチャンネル部の幅より狭いので、凸部とチャンネル部の接続部に段差が形成されて板ガラス体支持部材の強度を高めることができ、もって板ガラス体支持部材の耐久性を高めることができる。
【0021】
請求項7記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材は、請求項1乃至6のいすれか1項に記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、プラスチック製であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材を備える板ガラス体搬送具を図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材を備える板ガラス体搬送具の斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図であり、図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。
【0024】
図1において、本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材を備える板ガラス体搬送具としての搬送ラック10は、床部11と、床部11の後端から垂直に立設された背部12とから成る。
【0025】
床部12は、矩形に形成された水平なフレーム13と、フレーム13の後側隅角部に設けられた一対の脚14と、フレーム13の前側隅角部に設けられた一対の脚15とから成る。フレーム13は、一対の脚15を接続する水平な横方向メンバ16と、一対の脚14を接続する水平な横方向メンバ17と、脚14と脚15を夫々接続する一対の長手方向メンバ18とから成る。長手方向メンバ18は、水平下部と垂直部とを有し、垂直部は、その上縁が水平面に対して僅かに前方上方に傾斜しており、その上縁の高さは、長手方向メンバ18の後部から前部に向かって高くなり、横方向メンバ16の高さに至る。
【0026】
一対の長手方向メンバ18間には、その後部、中央部において、アングル31,32,33が渡されており(図2及び図3)、一対の長手方向メンバ18上には、アングル31,32の間、並びにアングル33及び横手方向メンバ16の間において、夫々、一対の水平パネル34,35が水平方向に所定間隔をあけて配されている。
【0027】
背部12は、一対の脚14各々に固定された矩形状のフレーム40を備える。このフレーム40は、一対の脚14に夫々固定された一対の垂直メンバ41と、一対の脚14間に渡された水平な横方向メンバ17と、一対の垂直方向メンバ41の上端同士を接続する横方向メンバ42とから成る。
【0028】
横方向メンバ42には、その両端において、一対の支柱43の上端が夫々固定され、支柱43の下端は、脚14に夫々固定されている。一対の支柱43は、長手方向メンバ18の垂直部の上縁に対して垂直であり、鉛直面に対して僅かに後方に傾斜している。
【0029】
一対の支柱43間には、所定の間隔でアングル44が渡され、その前側面に一対の垂直パネル45,46が垂直方向に所定間隔をあけて配されている。
【0030】
以上の構成により、水平パネル34,35は水平面より僅かに前方上方に傾斜した同一平面内にあり、垂直パネル45,46は、水平パネル34,35に対して垂直であり、鉛直面に対して僅かに後方に傾斜している。
【0031】
なお、フレーム13の前側隅角部には、脚15及び横方向メンバ16と協働してフォークリフトのフォーク部用の孔を形成すべくL字形に曲げられた板47が固定されている。
【0032】
一対の水平パネル34,35及び一対の垂直パネル45,46の各面には、後述する図4の溝付きパネルユニット50が取付けられている。
【0033】
以下、水平パネル34に取付けられた溝付きパネルユニット50に対して説明を行う。他のパネル35,45,46に取付けられた溝付きパネルユニット50も同様の構造である。
【0034】
図4は、図1のIV−IV線に沿う部分断面図である。
【0035】
図4において、溝付きパネルユニット50は、夫々接続してコルゲート状をなす、断面V字形の複数の溝51を備え、溝付きパネルユニット50は、その底部において水平パネル34に当接し、ネジ等により水平パネル34に固定されている。溝51の角度は約45度であるのが好ましい。
【0036】
溝付きパネルユニット50は、溝51の一対の法面54において、鉛直に配列された板ガラス体としての複層ガラス2をその下端の一対の縁で夫々支持する。複層ガラス2は、周囲をスペーサ6を介して接着剤によって接合された一対のガラス板4で構成され、略長方形をなす。板ガラス体は、複層ガラス2に限るものではなく、他の構造のガラスであってもよい。
【0037】
溝付きパネルユニット50の溝51は、断面がV字形であるので、複層ガラス2の下端においてスペーサ6との間に介在する接着剤が、溝51の法面54に接触することを防止できると共に、複層ガラス2の中央面55を溝51の谷部52上に一致させることができる。
【0038】
溝付きパネルユニット50の溝51の一対の法面54は、平面状であるが、左右対称の階段状であってもよい。この場合、段差は、数mm程度であるのがよい。これにより、複層ガラス2の下端の一対の縁に集中荷重がかかることを防止できる。
【0039】
また、溝51の法面54を、V字形に配列されたローラ列56で形成してもよい(図5(a)及び図5(b))。これにより、溝51に対する複層ガラス2の摩擦力を低減することができる。
【0040】
図5(b)のローラ列56に、ベルト等を掛けてもよい。これにより、ローラ列56から複層ガラス2に印加される集中荷重を低減することができる。
【0041】
図1の搬送ラック10におけるアングル32は、その前側面に前側に突出する複数のノブ60を備え、ノブ60は、溝付きパネルユニット50の溝51の谷部52に対応する位置に夫々配設されている。
【0042】
図1の搬送ラック10における横方向メンバ16は、その前側面に前側に突出する複数のノブ61を備え、ノブ61は、溝51の谷部52に対応する位置に夫々配設されている。
【0043】
また、搬送ラック10は、伸縮ゴムチューブ又はゴムロープ等の弾性伸縮コードである弾性伸縮拘束体70と、後述する図6の支持ブロック80(板ガラス体支持部材)とを備える。弾性伸縮拘束体70は、その一端が横方向メンバ42の上面に固定されており、その他端がノブ60,61のいずれかに容易に取り付け可能に形成されている。
【0044】
弾性伸縮拘束体70は、その他端がノブ60,61のいずれかに取り付けられて、その略中央部において図7で後述するように支持ブロック80を介して、水平パネル34,35及び垂直パネル45,46の各溝付きパネルユニット50の溝51に嵌入された複層ガラス2を押圧して、複層ガラス2を支持する(図2、図3)。
【0045】
以下、本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材を説明する。
【0046】
図6は、本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材の構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は線VIb−VIbに沿う断面図である。
【0047】
図6において、本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材としてのプラスチック製支持ブロック80は、溝部83を備えるチャンネル状のL字型支持部81と、支持部81の隅角部に形成された凸部82とから成る。凸部82の幅は支持部81の幅より小さく形成されている。
【0048】
支持部81は、溝部83の底面を形成する一対の側部84の両縁部に、溝部83の外側に突出して形成されたリブ85を有し、溝部83は、複層ガラス2の隅角部を収容可能に形成されていると共に、側部84の溝部83側の面において複層ガラス2の外周縁部と接するように形成されている。凸部82の頂部には、溝部83に平行に弾性伸縮拘束体70を挿入可能な貫通孔87が形成されている。貫通孔87は凸部82において、支持部81の溝部83方向に向かい合う一対の側部86に形成された一対の孔88と、一対の孔88を接続する内壁89とを備える。貫通孔87の内壁89は、支持部81側において側部86に接する曲率で形成されている。
【0049】
以下、搬送ラック10に複層ガラス2を収納する方法を説明する。
【0050】
図7は、図1における支持ブロック80近傍の部分拡大図である。
【0051】
複層ガラス2がやや小さくほぼ正方形であるときは、図2に示すように、複層ガラス2の下端縁部を水平パネル34の溝付きパネルユニット50の溝51に嵌入させ、また、その後側縁部を垂直パネル45の溝付きパネルユニット50の溝51に嵌入させる。上記水平パネル34及び垂直パネル45の各溝付きパネルユニット50の溝51に嵌入された複層ガラス2の前側上方隅角部に、支持ブロック80の溝部83を挿入し、弾性伸縮拘束体70を、垂直パネル45の後ろを通し、垂直パネル45,46の隙間を前方に通して、上記複層ガラス2の前方上方隅角部に取り付けられた支持ブロック80の貫通孔87に弾性伸縮拘束体70を通し、弾性伸縮拘束体70の下端部をノブ61に取り付ける。
【0052】
支持ブロック80は、溝部83において、複層ガラス2の前側上方隅角部を支持し、弾性伸縮拘束体70が展張されて、その中央部付近において支持ブロック80を介して複層ガラス2を弾性伸縮拘束体70に対して垂直方向(図2において矢印A方向、すなわち水平パネル34,35上の溝付きパネルユニット50における溝51の谷部52を通る仮想直線と垂直パネル45,46上の溝付きパネルユニット50における溝51の谷部52を通る仮想直線との交点方向)に所定の力で押圧する(図7)。この矢印A方向の力は、複層ガラス2を背部12に向かって水平に付勢する矢印B方向の力と、複層ガラス2を床部11に向かって付勢する矢印C方向の垂直な力とに分解することができる。これにより、搬送時に複層ガラス2が前方に飛び出したり、上下に跳ねたりすることを防止できる。
【0053】
また、複層ガラス2が縦横の長さが大きく異なる長方形のときは、図3に示すように、弾性伸縮拘束体70は、横方向メンバ42から直接前方に延びて、その下端部がノブ60に取り付けられる。
【0054】
本発明の実施の形態に係る支持ブロック80は、支持部81に複層ガラス2の隅角部を収容可能な溝部83が形成されていると共に、凸部82が側部86の頂部において溝部83に平行に貫通孔87を備え、貫通孔87が弾性伸縮拘束体70を貫通可能に形成されていると共に、その内壁89が支持部81側において側部86に接する曲率で形成されているので、搬送ラック10に固定された複層ガラス2の前側上方隅角部に取り付けられた支持ブロック80は、弾性伸縮拘束体70の付勢力を貫通孔87の曲率を有する内壁89で受けて、一対の側部86の孔88の近傍に過大な力が加わることを防止することができ、もって支持ブロック80の耐久性を高くすることができ、また、弾性伸縮拘束体70の摩耗を低減することができ、もって弾性伸縮拘束体70が切断されにくくすることができる。
【0055】
図6の支持ブロック80は、貫通孔87の内壁89が側部86に接する曲率で形成されており、搬送ラック10に固定された複層ガラス2の前側上方隅角部に取り付けられた支持ブロック80において、弾性伸縮拘束体70は貫通孔87を滑らかに移動することができ、貫通孔87に対して、弾性伸縮拘束体70の張力が不均一になることを防止でき、もって弾性伸縮拘束体70の複層ガラス2の拘束の緩みを防止することができる。
【0056】
図6の支持ブロック80は、凸部82の幅は支持部81の幅より小さく形成されており、支持部81と凸部82の接続部に段差が形成されているので、支持ブロック80の強度を高めることができ、もって支持ブロック80の耐久性を高くすることができる。
【0057】
図6の支持ブロック80は、支持部81の一対の側部84の両縁部にリブ85が形成されているので、側部84の強度を高めることができ、もって支持ブロック80の耐久性を高くすることができる。
【0058】
本発明の実施の形態に係る支持ブロック80は、貫通孔87が内壁89を備えるが、これに限るものではなく、貫通孔87は内壁89を備えていなくてもよい。また、本発明の実施の形態に係る支持ブロック80は、貫通孔87が、支持部81側において側部86に接する曲率で形成された内壁89を備えるが、内壁89の曲率は上記に限定されるものではなく、また、内壁89の形状は上記に限定されるものではなく、例えば、貫通孔87は円筒状の内壁89を備えるものであってもよい。
【0059】
図6の支持ブロック80は、プラスチック製としたが、これに限るものではなく、他の材質、例えば木製であってもよく、また2種以上の材料が複合した複合材料製等であってもよい。
【0060】
図6の支持ブロック80は、支持部81の側部84の両縁部にリブ85が形成されているものとしたが、これに限るものではなく、例えば支持部81の溝部83の全縁部にリブ85が形成されているものであってもよい。
【0061】
図1の搬送ラック10は、上記形状に限るものではなく、また、図1の搬送ラック10において、板ガラス体として複層ガラス2を例示したが、この板ガラス体は複層ガラス2に限定されるものではなく、例えば真空ガラス(例えば、スペーシア(登録商標))、熱線を反射する膜が蒸着された機能ガラス(例えば、レフシャイン(登録商標))、内部に樹脂製の膜が挟み込まれた防犯ガラス(例えば、セキュオ(登録商標))及び熱処理によって表面の圧縮応力が高められた強化ガラス(例えば、パイロクリア(登録商標))等のいずれかの板ガラス等であってもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の板ガラス体支持部材によれば、板ガラス体支持部材が、板ガラス体の隅角部を収容可能に形成されたL字型の溝を備えるチャンネル部と、弾性伸縮拘束体が貫通可能な貫通孔を備えると共に、チャンネル部の隅角部に形成された凸部を備えるので、板ガラス体搬送具において、板ガラス体を拘束している際に、貫通孔を通された弾性伸縮拘束体が溝内に収容された板ガラス体の隅角部に接触することがなく、弾性伸縮拘束体が切断されにくくすることができる。
【0063】
請求項2記載の板ガラス体支持部材によれば、貫通孔が溝に沿って形成されているので、板ガラス体搬送具において、板ガラス体と平行に弾性伸縮拘束体を取り付けることができ、もって弾性伸縮拘束体の拘束力を効率良く板ガラス体に伝えることができる。
【0064】
請求項3記載の板ガラス体支持部材によれば、貫通孔がトンネル状の内壁部を備えるので、弾性伸縮拘束体が貫通孔内を滑らかに移動でき、もって弾性伸縮拘束体の張力が貫通孔に関して不均一になって板ガラス体の拘束が緩むことを防止でき、また、弾性伸縮拘束体の拘束力を内壁部で受けるので、貫通孔の変形を抑えることができ、もって板ガラス体支持部材の耐久性を高めることができる。
【0065】
請求項4記載の板ガラス体支持部材によれば、内壁部が所定の曲率を有するので、弾性伸縮拘束体が貫通孔内をより滑らかに移動でき、もって弾性伸縮拘束体の張力が貫通孔に関して不均一になって板ガラス体の拘束が緩むことをより防止でき、また、弾性伸縮拘束体の拘束力を内壁部で均一に受けるので、貫通孔の変形をより抑えることができ、もって板ガラス体支持部材の耐久性をより高めることができる。
【0066】
請求項5記載の板ガラス体支持部材によれば、内壁部がチャンネル部側において所定の曲率を有するので、弾性伸縮拘束体を貫通孔に通しやすくすることができる。
【0067】
請求項6記載の板ガラス体支持部材によれば、凸部の幅がチャンネル部の幅より狭いので、凸部とチャンネル部の接続部に段差が形成されて板ガラス体支持部材の強度を高めることができ、もって板ガラス体支持部材の耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材を備える板ガラス体搬送具の斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う部分断面図である。
【図5】図1における溝付きパネルユニット50の変形例の構造を示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は、(a)におけるローラ列56の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る板ガラス体支持部材の構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は線VIb−VIbに沿う断面図である。
【図7】図1における支持ブロック80近傍の部分拡大図である。
【図8】従来の板ガラス体支持部材の構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は線VIIIb−VIIIbに沿う断面図である。
【符号の説明】
2 複層ガラス
10 搬送ラック
70 弾性伸縮拘束体
80,100 支持ブロック
支持部 81
凸部 82
溝部 83,101
側部 84,86,102
リブ 85
貫通孔 87,103
孔 88
内壁 89

Claims (7)

  1. 板ガラス体を載置可能な水平な床部と、該床部の後端から垂直に立設された背部と、一端が前記床部に接続されると共に他端が前記背部に接続された弾性伸縮拘束体とから成る板ガラス体搬送具上で、前記板ガラス体の隅角部を保持すると共に、前記弾性伸縮拘束体と協働して前記床部及び前記背部の各々に対して垂直に前記板ガラス体を拘束する板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材において、前記板ガラス体支持部材は、前記板ガラス体の隅角部を収容可能に形成されたL字型の溝を有するチャンネル部と、該チャンネル部の隅角部に形成された凸部とを備え、該凸部は前記弾性伸縮拘束体が貫通可能な貫通孔を有することを特徴とする板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
  2. 前記貫通孔は前記溝に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
  3. 前記貫通孔はトンネル状の内壁を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
  4. 前記内壁は所定の曲率を有することを特徴とする請求項3記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
  5. 前記内壁は前記チャンネル部側において前記所定の曲率を有することを特徴とする請求項4記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
  6. 前記凸部の幅は前記チャンネル部の幅より狭いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
  7. プラスチック製であることを特徴とする請求項1乃至6のいすれか1項に記載の板ガラス体搬送具の板ガラス体支持部材。
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