JP2004190894A - 冷凍サイクルの冷媒充填方法および冷媒充填装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒を放出することなく適正量に追加充填することのできる冷媒充填方法および冷媒充填装置を提供する。
【解決手段】冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵容器6と、その冷媒貯蔵容器6から冷凍サイクルRへ冷媒を供給する供給路Kと、その供給路Kの途中から分岐して設けられた容積可変部5とを設け、外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低い場合、冷凍サイクルRに容積可変部5内の容積V0を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力Pnlまで追加充填した後、容積可変部5内の冷媒を冷凍サイクルR内に吸引させる。
これにより、冷媒を放出することなく適正量に追加充填することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵容器6と、その冷媒貯蔵容器6から冷凍サイクルRへ冷媒を供給する供給路Kと、その供給路Kの途中から分岐して設けられた容積可変部5とを設け、外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低い場合、冷凍サイクルRに容積可変部5内の容積V0を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力Pnlまで追加充填した後、容積可変部5内の冷媒を冷凍サイクルR内に吸引させる。
これにより、冷媒を放出することなく適正量に追加充填することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置および蒸発器を環状に接続した冷凍サイクルに冷媒を追加充填する場合の冷媒充填方法および冷媒充填装置に関するものであり、特に、臨界温度の低いCO2等の冷媒の冷媒充填方法および冷媒充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、臨界温度の高いフロン冷媒等では、冷媒の気液状態をレシーバのサイトグラスから確認しながら適正量の追加充填ができる。これに対し、臨界温度の低いCO2冷媒等では冷媒がガスの単相状態となるため、目視で確認しながら適正量を追加充填するということができない。そのため、CO2冷媒等を用いた冷凍サイクルにおいて冷媒を追加充填する場合、実際には一旦冷凍サイクル内の冷媒を全て放出してから、重量を計測しながら正規の充填量だけ冷媒を充填し直している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した冷凍サイクル内の冷媒を全て放出してから充填し直す上では次のような問題点がある。
・ 冷媒放出時、コンプレッサオイルも同時に放出されるため、充填し直した後にコンプレッサオイルの不足によりコンプレッサの潤滑不良を引き起こす可能性がある。
・ 放出したコンプレッサオイルが霧状となって人体に吸入され、気管支系の障害等で悪影響を及ぼす可能性がある。
・ 正規の充填量を計測するためには、ボンベ等の冷媒容器ごと重量計測できる上、充填した量を検出できるだけの精度を持った量りが必要となる。
【0004】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、冷媒を放出することなく適正量に追加充填することのできる冷媒充填方法および冷媒充填装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、冷媒の圧縮機(10)、凝縮器(11)、減圧装置(12)、および蒸発器(13)を順に冷媒配管(14)で環状に接続した冷凍サイクル(R)と、冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵手段(6)と、冷媒貯蔵手段(6)から冷凍サイクル(R)へ冷媒を供給する供給路(K)と、供給路(K)の途中から分岐して設けられた容積可変部(5)とを設け、冷凍サイクル(R)に冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法であり、
外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低い場合、冷凍サイクル(R)に容積可変部(5)の容積(V0)を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力(Pn0)まで追加充填した後、容積可変部(5)の冷媒を冷凍サイクル(R)内に吸引させることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明では、冷媒の圧縮機(10)、凝縮器(11)、減圧装置(12)、および蒸発器(13)を順に冷媒配管(14)で環状に接続した冷凍サイクル(R)に冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法および冷媒充填装置あり、冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵手段(6)と、冷媒貯蔵手段(6)から冷凍サイクル(R)へ冷媒を供給する供給路(K)と、供給路(K)の途中から分岐して設けられた容積可変部(5)とを備え、
外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低い場合、冷凍サイクル(R)に容積可変部(5)の容積(V0)を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力(Pn0)まで追加充填した後、容積可変部(5)の冷媒を冷凍サイクル(R)内に吸引させることを特徴とする。
【0007】
これらにより、冷媒を放出することなく適正量に追加充填する(補充だけですませる)ことができる。また、冷媒を放出しなくなることより、コンプレッサオイルを放出してコンプレッサの潤滑不良を引き起こしたり、人体に悪影響を及ぼしたりする可能性がなくなるうえ、従来作業と比べて作業安全が確保でき、作業時間も短縮できる。また、従来と同様の圧力計だけで適正な充填量を量ることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明では、容積可変部(5)の容積(V0)は、外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低くても容積可変部(5)内の容積(V0)を加えることにより冷凍サイクル(R)内の冷媒がガスの単相状態になる容積(V0)としたことを特徴とする。これにより、冷媒充填作業を行なう時の環境温度(外気温度)が様々であっても、冷媒をガスの単相状態にそろえて冷媒充填作業を行なうことができる。
【0009】
請求項4に記載の発明では、容積可変部(5)をフリーピストン(5a)で構成したことを特徴とする。これにより、冷凍サイクル(R)内の残圧で容易に冷凍サイクル(R)の容積を増やすことができるうえ、冷凍サイクル(R)側で吸引することにより容易に増やした容積をゼロにすることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明では、冷媒はフロンガスよりも臨界温度(Tc)の低い冷媒であることを特徴とする。これは、本発明が従来一般的なフロンガスよりも臨界温度(Tc)が低くガスの単相状態になり易いCO2等の冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法および冷媒充填装置に好適なことによる。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づき説明する。図1の(a)は、本発明の一実施形態における冷媒充填装置100の構成を示す模式図、(b)は、冷媒を二相から単相にする時の容積可変部5の説明図、(c)は、冷媒吸引時の容積可変部5の説明図である。また、図2は、冷凍サイクルRの概略の構成を示す模式図である。
【0012】
本実施形態は、CO2冷媒を用いた車両用空調装置の冷凍サイクルRに冷媒を追加充填する際の冷媒充填装置の構成および冷媒充填方法について説明する。まず、図2に示すように、車両の冷凍サイクルRは、冷媒のコンプレッサ(圧縮機)10、コンデンサ(凝縮器)11、膨張弁(減圧装置)12、エバポレータ(蒸発器)13およびアキュムレータ15を順次冷媒配管14により接続して構成され、冷媒として臨界温度の低いCO2を使用している。
【0013】
コンプレッサ10は、共に図示しない車両走行用エンジンもしくは内蔵する電動モータによって駆動され、アキュムレータ15より吸引した冷媒を一般的使用条件において臨界圧力以上まで圧縮して吐出する。コンデンサ11は、コンプレッサ10より吐出された高圧のガス冷媒と送風機11aによって送風される外部空気(以下、外気)とを熱交換するもので、冷媒が流れる冷媒通路と、外気が流れる空気通路とを有し、冷媒の流れ方向と空気の流れ方向とが直交するように構成されている。
【0014】
しかし、コンデンサ11に流入するCO2冷媒は、コンプレッサ10で臨界圧力以上に加圧されているので、コンデンサ11で放熱しても凝縮することはない。膨張弁12は、コンデンサ11から流出する冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧装置であり、制御装置(図示せず)によって弁開度が電気的に制御される。
【0015】
エバポレータ13は、膨張弁12で減圧された冷媒を送風機13aによって送風される外気もしくは車室内空気との熱交換によって蒸発させる。アキユムレータ15は、エバポレータ13で蒸発した冷媒を気液分離して液冷媒を貯留し、気相冷媒のみコンプレッサ10に吸引させ、サイクル中の余剰冷媒を蓄えておくものである。
【0016】
次に、本発明の要部である冷媒充填装置100の構成および冷媒充填方法について説明する。冷媒充填装置100は、冷媒を貯蔵しているCO2ボンベ(冷媒貯蔵手段)6を内蔵もしくは接続できるようになっており、そのCO2ボンベ6と、そこから冷凍サイクルRへ冷媒を供給する供給路Kとからなっている。供給路Kには冷媒の供給を断続させるためのバルブ1が設けられている。
【0017】
また、供給路Kの途中から分岐して容積可変部5が設けられている。この容積可変部5は、圧力タンクとなっており、内部には容積を可変するためのフリーピストン5aが内蔵されている((b)参照)。フリーピストン5aは、Oリング5bでシールを保ちながら両側の圧力差によって自由に内部を摺動する構造となっている。
【0018】
容積可変部5の一方には冷凍サイクルRとの連通を断続させるためのバルブ2が設けられている。また、容積可変部5の他方には内部の気体を外部へ逃がす時に開閉するバルブ3と、CO2ボンベ6との連通を断続させるためのバルブ4とが設けられている。100aは冷凍サイクルR側と接続するためのジョイント部である。
【0019】
冷凍サイクルR側の接続部は、エバポレータ13とアキュムレータ15との間の冷媒配管14に低圧側サービスバルブ14aが配設されている(図2参照)。ちなみに14bは高圧側サービスバルブである。そして、ゲージマニホールド7で冷凍サイクルRと冷媒充填装置100とを接続する(図1参照)。尚、ゲージマニホールド7は冷凍サイクルの作動圧点検および真空引きや冷媒充填時に使用される器具である。
【0020】
具体的に、低圧チャージングホース7aを低圧側サービスバルブ14aに、高圧チャージングホース7bを高圧側サービスバルブ14bに、そしてセンターチャージングホース7cを冷媒充填装置100のジョイント100aに接続する。ちなみにこの時、ゲージマニホールド7の低圧バルブ7d・高圧バルブ7eおよび冷媒充填装置100のバルブ1〜4は全て閉じた状態とし、冷媒充填時にゲージマニホールド7の低圧バルブ7dを開いて冷凍サイクルRと冷媒充填装置100とを連通させる。
【0021】
次に、CO2ボンベ6から冷凍サイクルR内にCO2冷媒を追加充填させる手順について図3のフローチャートを用いて説明する。図3は本発明の冷媒充填装置100における冷媒追加充填時の作動を示すフローチャートである。まず、冷媒充填作業を行なう前の必要データとして、正規の冷媒充填量Gnと、冷凍サイクルRの内容積Vinを調べ、これらから下記の数式1で正規の冷媒充填量Gnが充填された時の冷媒密度γgを出しておく。
【0022】
【数式1】
γg=Gn/Vin
次に、ステップS1で冷媒充填作業を行なう時の環境温度として、外気温度Taを読み込む。そして、ステップS2でその外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも高いか否かの判定を行なう。この判定で外気温度Taが臨界温度Tcより高くYESの場合はステップS3に進みバルブ1を開いて冷媒を供給する。外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも高いということは、冷凍サイクルR内の冷媒はガスの単相状態のため、適正冷媒量充填時の冷媒圧力Pnが下記の数式2より導き出される。
【0023】
【数式2】
Pn=Pn(γg、Ta)
そして、ステップS4でゲージマニホールド7のゲージで検出される冷凍サイクルの圧力PがPnに到達しておらず判定結果がNOの場合は、ステップS5で冷媒の追加充填を行ない、ステップS4で冷凍サイクルの圧力PがPnに到達して判定結果がYESになったらステップS6に進みバルブ1を閉じて冷媒の追加充填を終了する。
【0024】
次に、ステップS2の判定で外気温度Taが臨界温度Tcより低くNOの場合はステップS7に進みバルブ2・3を開く。外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低いということは、冷凍サイクルR内の冷媒は気液二相状態のため、上記の手段で適正量は求められない。
【0025】
そのため、バルブ2・3を開いて容積可変部5に冷凍サイクルR内の残圧を加えてフリーピストン5aを移動させ、冷凍サイクルR内容積Vinに容積可変部5の容積V0を加えて大きくし、冷凍サイクルR内の冷媒をガスの単相状態にする。ちなみに、容積可変部5の内部は図1(b)の状態となる。
【0026】
この容積を大きくした状態で正規の冷媒充填量Gnが充填された時の冷媒密度γg0を下記の数式3より導き出す。また、ガスの単相状態のため、適正冷媒量充填時の冷媒圧力Pn0を下記の数式4で計算する。
【0027】
【数式3】
γg0=Gn/(Vin+V0)
【0028】
【数式4】
Pn0=Pn0(γg0、Ta)
そして、ステップS8で逃がしバルブ3を閉じると共に、バルブ1を開いて冷媒を供給する。ステップS9でゲージマニホールド7のゲージで検出される冷凍サイクルの圧力PがPn0に到達しておらず判定結果がNOの場合は、ステップS10で冷媒の追加充填を行ない、ステップS9で冷凍サイクルの圧力PがPn0に到達して判定結果がYESになったらステップS11に進む。
【0029】
ステップS11では、バルブ1を閉じて冷媒の供給を停止すると共に、バルブ4を開いてCO2ボンベ6の圧力をフリーピストン5aがバルブ2側へ移動するように加える。次に、ステップS12でコンプレッサ10を駆動させ、容積可変部5内の冷媒を冷凍サイクルR内に吸引させる。ちなみにこの時、容積可変部5の内部は図1(c)の状態となる。そして冷媒を吸引した後ステップS13でバルブ2・4を閉じて冷媒の追加充填を終了する。
【0030】
次に、本実施形態での特徴を説明する。まず、冷媒を貯蔵しているCO2ボンベ等の冷媒貯蔵手段6と、その冷媒貯蔵手段6から冷凍サイクルRへ冷媒を供給する供給路Kと、その供給路Kの途中から分岐して設けられた容積可変部5とを設け、外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低い場合、冷凍サイクルRに容積可変部5の容積V0を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力Pn0まで追加充填した後、容積可変部5の冷媒を冷凍サイクルR内に吸引させている。
【0031】
これにより、冷媒を放出することなく適正量に追加充填する(補充だけですませる)ことができる。また、冷媒を放出しなくなることより、コンプレッサオイルを放出してコンプレッサの潤滑不良を引き起こしたり、人体に悪影響を及ぼしたりする可能性がなくなるうえ、従来作業と比べて作業安全が確保でき、作業時間も短縮できる。また、従来と同様の圧力計だけで適正な充填量を量ることができる。
【0032】
また、容積可変部5の容積V0は、外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低くても容積可変部5内の容積V0を加えることにより冷凍サイクルR内の冷媒がガスの単相状態になる容積V0としている。これにより、冷媒充填作業を行なう時の環境温度(外気温度)が様々であっても、冷媒をガスの単相状態にそろえて冷媒充填作業を行なうことができる。
【0033】
また、容積可変部5をフリーピストン5aで構成している。これにより、冷凍サイクルR内の残圧で容易に冷凍サイクルRの容積を増やすことができるうえ、冷凍サイクルR側で吸引することにより容易に増やした容積をゼロにすることができる。
【0034】
また、冷媒はフロンガスよりも臨界温度Tcの低い例えばCO2等の冷媒である。これは、本発明が従来一般的なフロンガスよりも臨界温度Tcが低くガスの単相状態になり易いCO2等の冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法および冷媒充填装置に好適なことによる。
【0035】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、車両用空調装置に対する冷媒の追加充填に本発明の冷媒充填方法および冷媒充填装置を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、定置式の空調装置や給湯装置等冷媒を用いる冷凍サイクル全般の冷媒の追加充填に適用しても良い。また、冷媒もCO2に限らず、臨界温度の低いものであればエチレン・エタン・酸化窒素等の冷媒に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態における冷媒充填装置の構成を示す模式図、(b)は、冷媒を二相から単相にする時の容積可変部の説明図、(c)は、冷媒吸引時の容積可変部の説明図である。
【図2】冷凍サイクルの概略の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の冷媒充填装置における冷媒追加充填時の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 容積可変部
5a フリーピストン
6 CO2ボンベ(冷媒貯蔵手段)
10 コンプレッサ(圧縮機)
11 コンデンサ(凝縮器)
12 膨張弁(減圧装置)
13 エバポレータ(蒸発器)
14 冷媒配管
K 供給路
Pn0 冷媒圧力
R 冷凍サイクル
Ta 外気温度
Tc 臨界温度
V0 容積可変部内の容積
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置および蒸発器を環状に接続した冷凍サイクルに冷媒を追加充填する場合の冷媒充填方法および冷媒充填装置に関するものであり、特に、臨界温度の低いCO2等の冷媒の冷媒充填方法および冷媒充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、臨界温度の高いフロン冷媒等では、冷媒の気液状態をレシーバのサイトグラスから確認しながら適正量の追加充填ができる。これに対し、臨界温度の低いCO2冷媒等では冷媒がガスの単相状態となるため、目視で確認しながら適正量を追加充填するということができない。そのため、CO2冷媒等を用いた冷凍サイクルにおいて冷媒を追加充填する場合、実際には一旦冷凍サイクル内の冷媒を全て放出してから、重量を計測しながら正規の充填量だけ冷媒を充填し直している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した冷凍サイクル内の冷媒を全て放出してから充填し直す上では次のような問題点がある。
・ 冷媒放出時、コンプレッサオイルも同時に放出されるため、充填し直した後にコンプレッサオイルの不足によりコンプレッサの潤滑不良を引き起こす可能性がある。
・ 放出したコンプレッサオイルが霧状となって人体に吸入され、気管支系の障害等で悪影響を及ぼす可能性がある。
・ 正規の充填量を計測するためには、ボンベ等の冷媒容器ごと重量計測できる上、充填した量を検出できるだけの精度を持った量りが必要となる。
【0004】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、冷媒を放出することなく適正量に追加充填することのできる冷媒充填方法および冷媒充填装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、冷媒の圧縮機(10)、凝縮器(11)、減圧装置(12)、および蒸発器(13)を順に冷媒配管(14)で環状に接続した冷凍サイクル(R)と、冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵手段(6)と、冷媒貯蔵手段(6)から冷凍サイクル(R)へ冷媒を供給する供給路(K)と、供給路(K)の途中から分岐して設けられた容積可変部(5)とを設け、冷凍サイクル(R)に冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法であり、
外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低い場合、冷凍サイクル(R)に容積可変部(5)の容積(V0)を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力(Pn0)まで追加充填した後、容積可変部(5)の冷媒を冷凍サイクル(R)内に吸引させることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明では、冷媒の圧縮機(10)、凝縮器(11)、減圧装置(12)、および蒸発器(13)を順に冷媒配管(14)で環状に接続した冷凍サイクル(R)に冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法および冷媒充填装置あり、冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵手段(6)と、冷媒貯蔵手段(6)から冷凍サイクル(R)へ冷媒を供給する供給路(K)と、供給路(K)の途中から分岐して設けられた容積可変部(5)とを備え、
外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低い場合、冷凍サイクル(R)に容積可変部(5)の容積(V0)を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力(Pn0)まで追加充填した後、容積可変部(5)の冷媒を冷凍サイクル(R)内に吸引させることを特徴とする。
【0007】
これらにより、冷媒を放出することなく適正量に追加充填する(補充だけですませる)ことができる。また、冷媒を放出しなくなることより、コンプレッサオイルを放出してコンプレッサの潤滑不良を引き起こしたり、人体に悪影響を及ぼしたりする可能性がなくなるうえ、従来作業と比べて作業安全が確保でき、作業時間も短縮できる。また、従来と同様の圧力計だけで適正な充填量を量ることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明では、容積可変部(5)の容積(V0)は、外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低くても容積可変部(5)内の容積(V0)を加えることにより冷凍サイクル(R)内の冷媒がガスの単相状態になる容積(V0)としたことを特徴とする。これにより、冷媒充填作業を行なう時の環境温度(外気温度)が様々であっても、冷媒をガスの単相状態にそろえて冷媒充填作業を行なうことができる。
【0009】
請求項4に記載の発明では、容積可変部(5)をフリーピストン(5a)で構成したことを特徴とする。これにより、冷凍サイクル(R)内の残圧で容易に冷凍サイクル(R)の容積を増やすことができるうえ、冷凍サイクル(R)側で吸引することにより容易に増やした容積をゼロにすることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明では、冷媒はフロンガスよりも臨界温度(Tc)の低い冷媒であることを特徴とする。これは、本発明が従来一般的なフロンガスよりも臨界温度(Tc)が低くガスの単相状態になり易いCO2等の冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法および冷媒充填装置に好適なことによる。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づき説明する。図1の(a)は、本発明の一実施形態における冷媒充填装置100の構成を示す模式図、(b)は、冷媒を二相から単相にする時の容積可変部5の説明図、(c)は、冷媒吸引時の容積可変部5の説明図である。また、図2は、冷凍サイクルRの概略の構成を示す模式図である。
【0012】
本実施形態は、CO2冷媒を用いた車両用空調装置の冷凍サイクルRに冷媒を追加充填する際の冷媒充填装置の構成および冷媒充填方法について説明する。まず、図2に示すように、車両の冷凍サイクルRは、冷媒のコンプレッサ(圧縮機)10、コンデンサ(凝縮器)11、膨張弁(減圧装置)12、エバポレータ(蒸発器)13およびアキュムレータ15を順次冷媒配管14により接続して構成され、冷媒として臨界温度の低いCO2を使用している。
【0013】
コンプレッサ10は、共に図示しない車両走行用エンジンもしくは内蔵する電動モータによって駆動され、アキュムレータ15より吸引した冷媒を一般的使用条件において臨界圧力以上まで圧縮して吐出する。コンデンサ11は、コンプレッサ10より吐出された高圧のガス冷媒と送風機11aによって送風される外部空気(以下、外気)とを熱交換するもので、冷媒が流れる冷媒通路と、外気が流れる空気通路とを有し、冷媒の流れ方向と空気の流れ方向とが直交するように構成されている。
【0014】
しかし、コンデンサ11に流入するCO2冷媒は、コンプレッサ10で臨界圧力以上に加圧されているので、コンデンサ11で放熱しても凝縮することはない。膨張弁12は、コンデンサ11から流出する冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧装置であり、制御装置(図示せず)によって弁開度が電気的に制御される。
【0015】
エバポレータ13は、膨張弁12で減圧された冷媒を送風機13aによって送風される外気もしくは車室内空気との熱交換によって蒸発させる。アキユムレータ15は、エバポレータ13で蒸発した冷媒を気液分離して液冷媒を貯留し、気相冷媒のみコンプレッサ10に吸引させ、サイクル中の余剰冷媒を蓄えておくものである。
【0016】
次に、本発明の要部である冷媒充填装置100の構成および冷媒充填方法について説明する。冷媒充填装置100は、冷媒を貯蔵しているCO2ボンベ(冷媒貯蔵手段)6を内蔵もしくは接続できるようになっており、そのCO2ボンベ6と、そこから冷凍サイクルRへ冷媒を供給する供給路Kとからなっている。供給路Kには冷媒の供給を断続させるためのバルブ1が設けられている。
【0017】
また、供給路Kの途中から分岐して容積可変部5が設けられている。この容積可変部5は、圧力タンクとなっており、内部には容積を可変するためのフリーピストン5aが内蔵されている((b)参照)。フリーピストン5aは、Oリング5bでシールを保ちながら両側の圧力差によって自由に内部を摺動する構造となっている。
【0018】
容積可変部5の一方には冷凍サイクルRとの連通を断続させるためのバルブ2が設けられている。また、容積可変部5の他方には内部の気体を外部へ逃がす時に開閉するバルブ3と、CO2ボンベ6との連通を断続させるためのバルブ4とが設けられている。100aは冷凍サイクルR側と接続するためのジョイント部である。
【0019】
冷凍サイクルR側の接続部は、エバポレータ13とアキュムレータ15との間の冷媒配管14に低圧側サービスバルブ14aが配設されている(図2参照)。ちなみに14bは高圧側サービスバルブである。そして、ゲージマニホールド7で冷凍サイクルRと冷媒充填装置100とを接続する(図1参照)。尚、ゲージマニホールド7は冷凍サイクルの作動圧点検および真空引きや冷媒充填時に使用される器具である。
【0020】
具体的に、低圧チャージングホース7aを低圧側サービスバルブ14aに、高圧チャージングホース7bを高圧側サービスバルブ14bに、そしてセンターチャージングホース7cを冷媒充填装置100のジョイント100aに接続する。ちなみにこの時、ゲージマニホールド7の低圧バルブ7d・高圧バルブ7eおよび冷媒充填装置100のバルブ1〜4は全て閉じた状態とし、冷媒充填時にゲージマニホールド7の低圧バルブ7dを開いて冷凍サイクルRと冷媒充填装置100とを連通させる。
【0021】
次に、CO2ボンベ6から冷凍サイクルR内にCO2冷媒を追加充填させる手順について図3のフローチャートを用いて説明する。図3は本発明の冷媒充填装置100における冷媒追加充填時の作動を示すフローチャートである。まず、冷媒充填作業を行なう前の必要データとして、正規の冷媒充填量Gnと、冷凍サイクルRの内容積Vinを調べ、これらから下記の数式1で正規の冷媒充填量Gnが充填された時の冷媒密度γgを出しておく。
【0022】
【数式1】
γg=Gn/Vin
次に、ステップS1で冷媒充填作業を行なう時の環境温度として、外気温度Taを読み込む。そして、ステップS2でその外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも高いか否かの判定を行なう。この判定で外気温度Taが臨界温度Tcより高くYESの場合はステップS3に進みバルブ1を開いて冷媒を供給する。外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも高いということは、冷凍サイクルR内の冷媒はガスの単相状態のため、適正冷媒量充填時の冷媒圧力Pnが下記の数式2より導き出される。
【0023】
【数式2】
Pn=Pn(γg、Ta)
そして、ステップS4でゲージマニホールド7のゲージで検出される冷凍サイクルの圧力PがPnに到達しておらず判定結果がNOの場合は、ステップS5で冷媒の追加充填を行ない、ステップS4で冷凍サイクルの圧力PがPnに到達して判定結果がYESになったらステップS6に進みバルブ1を閉じて冷媒の追加充填を終了する。
【0024】
次に、ステップS2の判定で外気温度Taが臨界温度Tcより低くNOの場合はステップS7に進みバルブ2・3を開く。外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低いということは、冷凍サイクルR内の冷媒は気液二相状態のため、上記の手段で適正量は求められない。
【0025】
そのため、バルブ2・3を開いて容積可変部5に冷凍サイクルR内の残圧を加えてフリーピストン5aを移動させ、冷凍サイクルR内容積Vinに容積可変部5の容積V0を加えて大きくし、冷凍サイクルR内の冷媒をガスの単相状態にする。ちなみに、容積可変部5の内部は図1(b)の状態となる。
【0026】
この容積を大きくした状態で正規の冷媒充填量Gnが充填された時の冷媒密度γg0を下記の数式3より導き出す。また、ガスの単相状態のため、適正冷媒量充填時の冷媒圧力Pn0を下記の数式4で計算する。
【0027】
【数式3】
γg0=Gn/(Vin+V0)
【0028】
【数式4】
Pn0=Pn0(γg0、Ta)
そして、ステップS8で逃がしバルブ3を閉じると共に、バルブ1を開いて冷媒を供給する。ステップS9でゲージマニホールド7のゲージで検出される冷凍サイクルの圧力PがPn0に到達しておらず判定結果がNOの場合は、ステップS10で冷媒の追加充填を行ない、ステップS9で冷凍サイクルの圧力PがPn0に到達して判定結果がYESになったらステップS11に進む。
【0029】
ステップS11では、バルブ1を閉じて冷媒の供給を停止すると共に、バルブ4を開いてCO2ボンベ6の圧力をフリーピストン5aがバルブ2側へ移動するように加える。次に、ステップS12でコンプレッサ10を駆動させ、容積可変部5内の冷媒を冷凍サイクルR内に吸引させる。ちなみにこの時、容積可変部5の内部は図1(c)の状態となる。そして冷媒を吸引した後ステップS13でバルブ2・4を閉じて冷媒の追加充填を終了する。
【0030】
次に、本実施形態での特徴を説明する。まず、冷媒を貯蔵しているCO2ボンベ等の冷媒貯蔵手段6と、その冷媒貯蔵手段6から冷凍サイクルRへ冷媒を供給する供給路Kと、その供給路Kの途中から分岐して設けられた容積可変部5とを設け、外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低い場合、冷凍サイクルRに容積可変部5の容積V0を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力Pn0まで追加充填した後、容積可変部5の冷媒を冷凍サイクルR内に吸引させている。
【0031】
これにより、冷媒を放出することなく適正量に追加充填する(補充だけですませる)ことができる。また、冷媒を放出しなくなることより、コンプレッサオイルを放出してコンプレッサの潤滑不良を引き起こしたり、人体に悪影響を及ぼしたりする可能性がなくなるうえ、従来作業と比べて作業安全が確保でき、作業時間も短縮できる。また、従来と同様の圧力計だけで適正な充填量を量ることができる。
【0032】
また、容積可変部5の容積V0は、外気温度Taが冷媒の臨界温度Tcよりも低くても容積可変部5内の容積V0を加えることにより冷凍サイクルR内の冷媒がガスの単相状態になる容積V0としている。これにより、冷媒充填作業を行なう時の環境温度(外気温度)が様々であっても、冷媒をガスの単相状態にそろえて冷媒充填作業を行なうことができる。
【0033】
また、容積可変部5をフリーピストン5aで構成している。これにより、冷凍サイクルR内の残圧で容易に冷凍サイクルRの容積を増やすことができるうえ、冷凍サイクルR側で吸引することにより容易に増やした容積をゼロにすることができる。
【0034】
また、冷媒はフロンガスよりも臨界温度Tcの低い例えばCO2等の冷媒である。これは、本発明が従来一般的なフロンガスよりも臨界温度Tcが低くガスの単相状態になり易いCO2等の冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法および冷媒充填装置に好適なことによる。
【0035】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、車両用空調装置に対する冷媒の追加充填に本発明の冷媒充填方法および冷媒充填装置を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、定置式の空調装置や給湯装置等冷媒を用いる冷凍サイクル全般の冷媒の追加充填に適用しても良い。また、冷媒もCO2に限らず、臨界温度の低いものであればエチレン・エタン・酸化窒素等の冷媒に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態における冷媒充填装置の構成を示す模式図、(b)は、冷媒を二相から単相にする時の容積可変部の説明図、(c)は、冷媒吸引時の容積可変部の説明図である。
【図2】冷凍サイクルの概略の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の冷媒充填装置における冷媒追加充填時の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 容積可変部
5a フリーピストン
6 CO2ボンベ(冷媒貯蔵手段)
10 コンプレッサ(圧縮機)
11 コンデンサ(凝縮器)
12 膨張弁(減圧装置)
13 エバポレータ(蒸発器)
14 冷媒配管
K 供給路
Pn0 冷媒圧力
R 冷凍サイクル
Ta 外気温度
Tc 臨界温度
V0 容積可変部内の容積
Claims (5)
- 冷媒の圧縮機(10)、凝縮器(11)、減圧装置(12)、および蒸発器(13)を順に冷媒配管(14)で環状に接続した冷凍サイクル(R)と、
冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵手段(6)と、
前記冷媒貯蔵手段(6)から前記冷凍サイクル(R)へ冷媒を供給する供給路(K)と、
前記供給路(K)の途中から分岐して設けられた容積可変部(5)とを設け、前記冷凍サイクル(R)に冷媒を追加充填する際の冷媒充填方法であり、
外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低い場合、前記冷凍サイクル(R)に前記容積可変部(5)の容積(V0)を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力(Pn0)まで追加充填した後、前記容積可変部(5)の冷媒を前記冷凍サイクル(R)内に吸引させることを特徴とする冷凍サイクルの冷媒充填方法。 - 冷媒の圧縮機(10)、凝縮器(11)、減圧装置(12)、および蒸発器(13)を順に冷媒配管(14)で環状に接続した冷凍サイクル(R)に冷媒を追加充填する際の冷媒充填装置であり、
冷媒を貯蔵している冷媒貯蔵手段(6)と、
前記冷媒貯蔵手段(6)から前記冷凍サイクル(R)へ冷媒を供給する供給路(K)と、
前記供給路(K)の途中から分岐して設けられた容積可変部(5)とを備え、
外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低い場合、前記冷凍サイクル(R)に前記容積可変部(5)の容積(V0)を加えて冷媒を適正量充填した時の冷媒圧力(Pn0)まで追加充填した後、前記容積可変部(5)の冷媒を前記冷凍サイクル(R)内に吸引させることを特徴とする冷凍サイクルの冷媒充填装置。 - 前記容積可変部(5)の容積(V0)は、外気温度(Ta)が冷媒の臨界温度(Tc)よりも低くても前記容積可変部(5)の容積(V0)を加えることにより前記冷凍サイクル(R)内の冷媒がガスの単相状態になる容積(V0)としたことを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクルの冷媒充填装置。
- 前記容積可変部(5)をフリーピストン(5a)で構成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷凍サイクルの冷媒充填装置。
- 前記冷媒はフロンガスよりも前記臨界温度(Tc)の低い冷媒であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷凍サイクルの冷媒充填装置。
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| JP2002356831A JP2004190894A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 冷凍サイクルの冷媒充填方法および冷媒充填装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006113069A1 (en) * | 2005-04-19 | 2006-10-26 | Snap-On Incorporated | Refrigerant charging device and method using line having a control valve |
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| CN109737532A (zh) * | 2019-02-18 | 2019-05-10 | 哈尔滨雷士丹电气科技有限公司 | 一种高节能通信基站专用柔性空调系统 |
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2002
- 2002-12-09 JP JP2002356831A patent/JP2004190894A/ja active Pending
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